モノで見ていた省エネから数値で見る省エネへ。

 

JUGEMテーマ:日記・一般
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秋晴れ。
神戸は今日も雲一つない晴天が広がりました。
やっぱり今が一年で一番いい季節なんやろなー、なんて河川敷を(アイドル犬)チャックとお散歩しながら思っておりました。
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今日は昼からお勉強の会合に出席が2本、学びの一日となりました。
まずは京阪神木造住宅協議会の定期研修会で、現在日本中で引っ張りだこと言われている、『すまいと環境社』の野池氏を講師に招き、

『平成25年省エネ基準&認定炭素住宅』

モノで見ていた省エネから数値で見る省エネへ

というテーマでご講演をして頂きました。
2020年には義務化となる予定の省エネ住宅の数値の出し方や熱移動の基本的なレクチャーなどもして頂きました。
協議会の会員のお会社はいち早く長期優良住宅や地域型ブランド化事業などに取り組まれている会社が多いので省エネ性能を満たした住宅自体は既に建てられているのですが、今までは国交省がガイドラインとして出した仕様規定でその性能が認められることになっていました。
それがこの度の改正省エネ基準に移行すると、モノではなく数値に置き換えてその性能を示さなければならなくなるということです。
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すみれでは既に熱貫流率の計算ソフトを導入して、国交省からゼロエネルギー住宅の認定を受けたりしていますので、どうってことは無いのですが、これから全ての中小工務店がコレが出来なければ建物が建てれなくなるというのは凄いことです。
まさにふるいにかけて、まともな(高性能な)住宅が建てれる工務店だけを残して出来ないところを排除するという施策です。
コレぐらい出来ないとまずいよな、
という気持ちと、コレから建築業界で起業を目指す人たちにとって、ずいぶん高いハードルになってしまいそうな気がするのと半々の微妙な感じ。。
ただ、現在の環境問題、エネルギー問題を考えた時、住宅でエネルギー消費を抑えることは不可欠だと思いますし、自立循環型の社会は、自立循環型の住宅で意識を持って暮らすことから始まるとも思います。
厳しい時代ですが、乗り切っていこうと思います。

すみれ建築工房 ミッションステートメント

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。



設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。


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思いやりマネジメント。

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今日は昼から大阪へ。

ひょんな?ご縁を頂いて私たちが苦手としているというか、弱い部分を補えるかも、という事で、業務提携の可能性を探る為にご紹介を頂いた方にお話を聞かせてもらいに行きました。

ニッチでコアな専門家というか、経験、知識を積まれている方っているもので、非常に面白いお話を聞かせて頂きました。

これを機に、私たちのサービスの幅が広がる事になれば幸いです。

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夕方からは月に一度の勉強会、『理念と経営の勉強会』へ、

すっかり通い慣れた庄内の街は相変わらず飛行機が低空で飛び回っていました。

今回も新メンバーの加入もあり、久しぶりのメンバーの登場もありと、いつもにも増して(10名もの大人数で、)盛り上がりました。

企業事例を読んで、その感想や自社での取り組みを発表してディスカッションを繰り返すこの会、幅広い業種、年代の方とご一緒できるという事で、自分と違う視点で『理念と経営』についての考え方や想いを聞けて毎回ずいぶん気付きを頂いて帰ります。

お題目はそんな勉強会での今日イチの学びです。

私たち経営者にとって、事業の目的とは理念の実現です。

あくまでもそこを目指して事業に取り組んでいるのですが、スタッフ全員が働く目的を

理念の実現です、と定義しているかと言うと、それは甚だ疑問だと思っています。

会社の方針は良く理解出来ていても、自分が働く意義は他にももっとある、と思う事は多々あるでしょうし、私はそれを悪い事だとは思いません。

しかし、企業は人なり、と言われるように顧客との接点を持つスタッフ一人一人が、会社の代表である事には変わりはなく、事業の目的や方向性についての理解は不可欠ですね。

今回のテキストには『理念は思いやりを持てば持つ程浸透する。』という理論というか、事例が紹介されてありました。

『思いやり、』というのは配慮型と説明され、言い方を変えると共感する気持ちともいえると思います。

そして、その対局に位置づけされていたのは課題型。

ここで言う課題型と配慮型というのは言い方をあると、(私の最近のテーマである、)解決脳と感情脳の理解にあたると思うのです。

理念とは企業の目的ともいえるのでそれに対するアプローチとして問題、課題を解決して行くことは非常に重要です。

ロジカルに問題を解決する理論の組み立てを行ない、計画して行動する事は企業が存続する為には不可欠だと思います。

しかし、最近の私の考え方は、その前に、個々の現在の状態に目を配り、『状態』を改善すること。

実は問題解決の前に、ここが全てのスタートとなるということです。

いくらロジカルに解決へのマイルストーンを刻んであったとしても、今の状態が悪ければ進みだすモチベーションが生まれません。

そして、理解してから理解されるという原則に則するならまず自分が共感を持たねば何も前に進まない。

それが、『思いやり』という聞き慣れた、しかしあまり意識する事の無い言葉で表現されていた事に少しばかり驚いたと共に、結局、人としてアタリマエの感覚が小難しい理屈よりも重要だということに改めて気付かされました。

『思いやりマネジメント』

新しいようで、アタリマエのこと、気をつけたいと思います。

今日も素晴らしい学びの時間を頂けた事に感謝します。

ありがとうございました。

心謝。

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アホの岩戸開き

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お盆休みが終わって平常営業に戻ったかと思いきやいきなりの週末。

まぁ私はお盆休みあまり関係なかったですがそれでも世の中の雰囲気についついつられてしまいます。

今日は朝から海までランニング。

週に1度の習慣ということで本当は明日の午前中に走るのですが、仕事がぎっしり詰まっているということで今日と振替させていただきました。

海岸の夏は短いです。

7月になってやっとにぎわったと思いきやもう砂浜には人影はまばら。

お盆を過ぎて海にはいると足を引っ張られると子供の頃、よく言われましたが、確かにくらげがいっぱいでした。

引っ張られなくてもさされまくりますね、(笑)
海水浴を楽しむシーズンは確かに終わっているようです。

午前中はいっぱい汗をかいで体を鍛えたので、昼からは心の汗をかきながら魂を鍛えるトレーニングにということで神戸でのイベントに参加です。

『祭りや祭りやアホ祭』

というわかりにくいタイトルのイベントではありますが、内容はすこぶるすばらしいものでした。

豪華な出演者の顔ぶれはこちら

アニキ(筒井 正浩)メンタルコーチ
人の応援をすることを使命に『ゆめさぽーと』を設立。プロ野球選手や履正社高校のメンタルもサポート、速読の講師でもある。
知ってることはすべて伝えるために全国でアニキ塾を開催中!
メールマガジン「アニキの出会いと感動日記」も配信中。
http://www.yumesupport.com/

入江 富美子映画監督
映画「1/4の奇跡~本当のことだから~」制作。海外15か国、日本あわせて1500回上映、15万人を動員。その後、「光彩~ひかり~の奇跡」「天から見れば」を発表し、国連イベントでも上映。
「ミッションを生きること」を、映画や講演、ワークショップ、本など、いろんな形で創作、表現し続け世界中に発信したいと活動中。
http://www.iriefumiko.com/

尾崎 里美(有)G-nius5代表
23歳で3店舗の美容室を経営、27歳で年商5億の会社に成長するも、病気がきっかけで、魂が望む使命に気づき、全ての会社を手放しセラピストへの道へ。
想像力、心や精神、潜在能力、人間行動学、ヒーリング、セラピー、エネルギーフィールドなどを学び、現在は、スクール、講演、会社顧問として活躍。
自分の創りたい未来を創造するイメージングや人間の無限の可能性、希望、夢、無限の愛を伝えている。
http://www.g-nius5.com/

おのころ心平自然治癒力学校代表理事
小学校時代、難病にかかるも九死に一生を得たことで、「自然治癒力」を自ら体験。今の自然治癒力学校の展開の原点となる。
ココロとカラダをつなぐボディサイコロジストとして19年間2000件以上のカウンセリングを行い、独自の健康論を発信している。
http://naturalhealing-school.org/

てんつくマンNPO法人MAKE THE HEAVEN 理事長
お笑いコンビ ” TEAM 0(相方:山崎邦正)” を結成し活動後、映画監督を目指し吉本興業を退社する。その後、路上に座り筆と墨を使いインスピレーションで言葉を書く”路上詩人”となり、映画「107+1~天国はつくるもの~」を製作する。
また、名前を軌保博光からてんつくマンに改め、NGO「MAKE THE HEAVEN」(現在はNPO法人MAKE THE HEAVEN)を設立し、カンボジア支援、植林間伐活動、東日本大震災の復興支援活動などを行っている一方、講演活動、未来を拓くワークショップ、コーチング個人セッションなども行い、笑い楽しみながらめでたい世界を創るために活動している。
http://tentsuku.com/

中村 文昭有限会社クロフネカンパニー代表取締役
年間講演本数300回以上。
全国を講演会で回る中で、離農が進んだ北海道で都会の引きこもりやニートと呼ばれる若者と農業を行ったり(耕せ にっぽん活動)、学校を元気にしようという思いのもと、あこがれ先生プロジェクトを立ち上げるなど、様々な分野で活動中。
http://www.kurofunet.com/

船越 康弘自然食料理人
20歳のころ食養を世界に広めた桜沢如一氏の思想に出会い、食養料理の大家、小川法慶氏のもとで修行。岡山県吉備高原で自然食料理を提供する宿「百姓屋敷わら」を開業。その後、ニュージーランドに移住し、「オーベルジュわらNZ」を開業。
2010年に「WaRa倶楽無」を開業し各地でセミナー、講演会、料理教室を行う。
http://wara.jp/

やましたひでこ「断捨離」提唱者
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落としこみ応用提唱。
年齢・性別・職業を問わず誰もが実践可能な自己探求メソッドを構築。全国各地でセミナー・講演をする他、新聞雑誌TV・ラジオ等多様なメディアを通しても、精力的な活動を展開している。早稲田大学卒。
著作は、べストセラー『断捨離』・『俯瞰力』をはじめとし、 多数の断捨離関連書籍は250万部を超えるミリオンセラー。
http://www.yamashitahidek.com/

講演 (17日のみ出演)
田中 優環境活動家
1957年東京都生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済 、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる。
現在「未来バンク事業組合」「天然住宅バンク」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「apbank」監事、「一般社団法人天然住宅」共同代表。立教大学大学院、横浜市立大学の非常勤講師。
http://www.tanakayu.com/
講演 (18日のみ出演)
大嶋 啓介株式会社てっぺん 代表取締役
1974年1月、三重県桑名市生まれ。今、飲食業界で最も注目を集めている居酒屋「てっぺん」の創業者。てっぺん独自の「公開朝礼」がテレビや雑誌で数多く取り上げられ、年間約1万人もの人々が「てっぺん」の朝礼を見学に訪れる。
2006年には居酒屋業界全体の活性化を目的にNPO法人「居酒屋甲子園」を立ち上げ、初代理事長に就任。さらには、「日本中に夢を広めたい」という熱い想いで全国の講演活動にも励んでいる。10歳の時、警察官だった父親を亡くし、そのとき初めて父の生きざまを知り、父のような生き方をしようと心に決める。店名には、天国の父親に一番近い「てっぺん」で自分の成長した姿を見てもらいたいという思いが込められている。

循環型の社会を目指すという私たちの取り組みに大きなヒント与えてくださっている船越さんが出演されるというかけてお誘いをいただいたのがそもそものきっかけではありますが、昨年自主上映会を行った『4分の1の奇跡』の監督である入江監督や(ことしも『天から見れば』の自主上映会やりますよ!)リフォーム業界での講演も数多くよく噂を耳にする中村文昭さん、元気が出る朝礼のてっぺんの大島さん、等々、結局どこかで私たちが学んでることはみんなつながっているのかと思えるようなメンバーでした。

食のこと、医療のこと、環境のこと、コミニケーションのこと、そして生き方やあり方のこと、すべてをに共通するキーワードは感謝の心ではなかったかと思います。

この10年間ほどの様々な学びが段々とつながってきて、点が線になってそして面になっていくような流れを感じる時間となりました。

そしてなにより良かったことは『何を学ぶかではなく誰と学ぶか』という事。

夫婦でこのようなイベントに参加できて想いを共有できたことは非常に大きなことだと思いました。

ちなみに出演者からの抽選でのプレゼントコーナーがあり、なんとすみれママが尾崎里美さんからのプレゼントをゲット!きっとこれをきっかけにお笑いセラピーに通うことになりそうな気がします。(笑)

草の根運動と言うと少し聞こえはどんくさいですが、当たり前でなかった当たり前の価値観がすこしずつ広がっていっていることを実感することになりました。

お誘いいただいた青山さん、藤本さんご縁に心から感謝します。

ありがとうございました。


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熱の基礎知識と断熱。

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立秋。
ですね、
空を仰げば夏真っ盛りの青空が広がっていましたが、暦の上では(一応、)季節は秋。
二十四節気を細かく分けた七十二候では、立秋の初候は、
涼風至 : 涼しいが立ち始める(日本・中国)
ということで、そう言えば朝の散歩に出掛けたら心無しか風が涼しかった様な気がします。
とはいえ、まだまだ残暑厳しいということで、現場で汗を流しているスタッフには熱中症に気をつけてあとひと月程頑張って、夏を乗り切ってもらいたいと思います。
今日は昼からNPO法人新住協関西支部の研修会に参加して来ました。
題して、「熱の基礎知識と断熱」ということで、分かっている様であやふやな部分をソフトに頼って計算してしまっている住宅性能の数値化についてもう一度、おさらいをして頂きました。
熱の伝わり方を大きく分けると、
◇対流・・・流体の循環による伝熱
◇伝導・・・個体中での伝熱
◇輻射・・・電磁波による伝熱
が有り、それぞれについて数値に置き換えて検証する事によって住宅の性能をコントロールすることが出来る、という基礎の基礎です。
熱伝導率の定義:(材料の両面に温度差が1℃ある場合に1mの厚さの当該材料を時間当たりに流れる熱量)が、測定する温度によってその数値が変わるという、分かっているようで分かっていなかった細かな部分を実際のグラフで解説を頂いたり、
熱抵抗値:(熱伝導率の逆数)や熱貫流率:(通過する熱量)の手計算による例題に取り組んだりと、数字の世界にどっぷりと入り込みました。(笑)
『数字の罠』
住宅の性能を数字で表す事によって、どれくらいのエネルギーを消費して室内温度を保つ事が出来るか、ということは確かにわかるようになりました。
このような数式を駆使する事によって、断熱材の選択や、施工方法の検討もいわゆる現場任せの勘ではなく、論理的に行なえるようになった事は非常に素晴らしい事だと思います。
しかし、数字は所詮数字であり、住み心地までを表現するものではありません。
大手住宅メーカーのように複雑な計算を駆使して大臣認定の型式をとっても現場での施工が計算通りに行かないのは建築現場を知っているものとしてはごくアタリマエのことです。
自立循環型の住宅を目指す以上、自然エネルギーの利用と並んで断熱性能は非常に重要です。
数値を検証して性能をコントロールする事で、出来上がる住宅の住み心地をある程度、お客様にも説明し易くなるのも事実です。
しかし、数字は所詮数字、という考え方を根底に持って、現場でのモノづくりに真摯に向き合う事がやっぱり一番大事なこと。
と、(苦手な)数式に脳みそをパンパンにしながら思った次第です。
決して負け惜しみではなくね、(苦笑)
講師の大槻さん、非常に分かりやすいいい研修会でした、ありがとうございました。
っていうか、すみれの社内勉強会でも宜しくお願いします!
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モノづくりと、作り手と、経営。

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夏真っ盛り!な気持ちいいくらいの暑い日が続きます。

今日は夕方から地域の同業者が集まって、切磋琢磨する集まり、TOTOリモデルクラブがメンバー向けに行なっている研修会、『リモデル大学』に参加しました。

前回に引き続き今回も、現場で働く職人向けの研修ということで、工務スタッフと一緒に受講、

と思いきや、盆前の慌ただしい時期とあって、夜間工事の現場や京都での店舗工事など、結局今回は7S活動委員長のイッペーくんと二人だけの受講となってしまいました。

参加出来なかった工務スタッフへの報告を兼ねて、内容を少しご紹介しておきたいと思います。

今回はビデオでの事例を見ての感想を述べあうカタチでした。

ストーリー1 家づくりの主役はやっぱり現場の職人

工事中の現場にお施主様のお父さんが現場にやって来て将来一緒に住みたいと話す。

その後娘さんが来て、音楽学校に入学したい、ピアノをおきたい、と話す。

それを聞いた(下請け大工工務店の)担当大工は帰って、社長にそれを話して、バリアフリーとピアノ補強を実は望まれているので、元請けに設計変更の提案をした方がいいのでは、と提案。

社長は、工期が伸びると、集金が遅れるのでそんな話とんでもない、黙っとけ、と一蹴。

担当大工はどうしても黙っておけず、元請けの監督に相談する。

元請けの監督はすぐさま設計、営業に連絡を取りすぐに追加工事をお施主さんに提案。

お施主さんも、せっかくの事なので、とその提案を採用。

追加工事が決定して、設計変更が終わるまで一旦工事はストップ、工期は延長、下請け工務店の親方は苦々しい顔をしていたが、

お施主さんが喜んでいる様子を見た元請けの監督は出来高で支払いを早めにするのと、次の仕事を多めに回すから、と担当の大工に感謝していると言い、親方も胸を撫で下ろす。

現場での大工のお施主様の声に耳を傾けての最終判断がいい家をつくる。

やっぱり、現場で作業する者が主役である。

ストーリー2 立場が変われば見方が変わる。

大工の兄と建築条件付きの土地を買った妹

妹の不満、

大工さんが無愛想、若いひとが挨拶をしない、現場の雰囲気が暗い、現場でケータイでしゃべりまくっている、あまりにも夜遅くまで作業をしている、近所迷惑、床に図面が落ちていて汚れていた、

職人が現場でけんかしている、若い人が怒鳴られていじめられている、外に材料がシートかけておいたまま、長い角材を捨てている、玄関がドロで汚れている、

大工の兄、

現場なんてそんなもんや、

とは言ったものの、自らを振り返って、確かにこれではダメなのかも、と気付く。

積もり積もった小さな不満はやがて爆発してトラブルになるか、悪い噂としてひろまる。

お施主さんの声に耳を傾けなければ結局、自分の首を締める事になる事を現場の職人は良く理解するべき。

お施主様の立場に立った仕事これが理解出来ない建築会社に未来は無い。

何の為にこの現場の作業をしているか、

それを良く考えて毎日の作業に取り組みべきでは無いだろうか。

というような示唆がありました。

以上のビデオ研修を受けて、高橋的には、これは現場の大工の個人的なスキル、良心、資質に頼るものではなく、建築業界の構造自体を正す必要がある問題だと思いました。

お施主様の満足がストレートに作り手の評価に繋がるように、顧客満足と職人会社の利益が相反するような構造自体を正さないといけないと根本的な解決にはならないと、

元請け会社は、メインとなる大工職人を直接雇用して、現場の声に耳を傾け、それをしっかりと反映させる事が職人の利益になるようなシクミを構築するべきなのだと思います。

このような研修を通じて職人の意識を向上させる事は非常に有意義な事だと思います、

しかし、顧客の本当に求めているモノを現場で具現化するには職人の良心や資質に頼っていてはいつまでたっても堂々巡りの繰り返しでは無いでしょうか。

教育とは、社会保障の一環であり、その保障を放棄したまま、教育を押し付けるようなやり方は長続きすることはない、と思っています。

モノづくりが本分とするならば、その作り手を守り、育てる覚悟を持たねばならないのではないかと。

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天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず。

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朝から今にも雨が降りそうな空模様でしたが、結局神戸では雨は降りませんでした。
とはいえ、やはり太陽の陽が差していない分涼しいように思いましたが、その分蒸し暑いと言われる方も多かったようで、、
よくわかりません。(笑)
今日は昼から淡路島のリフォーム現場へ、
完工間近ということで、進捗具合の確認と、(頼まれた訳ではありませんが、)電磁波の数値測定を行なっておきました。
測ってみると、建物が鉄骨造ということで、余分な電気はアースされやすいこともあり、非常に良い環境でした。
後は、パソコンを接続するコンセントにアース端子を取り付けておくだけでバッチリです。
S様、新しくなったお部屋で安心して気持よくお仕事に励んで頂けるようにしておきます、ご安心を!
夕方からは大阪で打ち合わせ1件をこなして、月に一度の習慣である、「理念と経営を考える勉強会」に参加です。
今回も新しいメンバーさんが増えて、賑やかにそして粛々と私が抱える経営についての問題に向き合って来ました。
雑誌に掲載されている成功事例を読みながら成功要因の非常に深いところに踏み込んで自分自身、自社について振り返って考えてみました。
そんな記事の中で一番印象に残ったのは、今では押しもおされぬ業界NO1となったヤマト運輸の成功の秘訣について。
その昔、私は運送業界に身を置いていたことがあり、その時に感じてたのは、クロネコさんはセールスドライバーと呼ばれる集配業務をになう運転手を大事にしている会社だな、という事でした。
私が勤めていた会社は給料は良い変わりに非常に過酷な労働を強いることで有名な会社で、長年勤めると必ず身体を壊して会社から去らなければなりませんでした。
そこで働く先輩や同僚は、身体を使い減らしながらも、貯金を貯めて将来の独立を夢見る人が殆どで、使い捨てにされることを前提としながらも夢を持って働く人ばかりだったのです。
それに比べてヤマト運輸は少し給料は低くても人間らしい扱いをされているように私の目には映っていました。
それは、顧客接点である末端の働き手の地位を認め、大事にすることによってきめ細やかなサービスで顧客満足を得る、原理原則に則った経営方針ではなかったか、と、今思いかえすと非常に納得できたりします。
モチロン、私が勤めていた古巣の会社にも愛着はありますし、そこで学ばせて頂いた仕事のやり方は今の私の中に脈々と残っており、そこには非常に感謝もしています。
しかし、その当時、面倒で大きな売り上げに繋がり難い個人間の荷物の配送に取り組んで新しいマーケットを生み出した中興の祖と言われる小倉社長の功績と、その理念には心を打たれずにはいられません。
私たちすみれが掲げる、モノづくりの作り手の地位向上とそこから生み出される安定したサービス、そして実際の答えをだす現場でのモノづくりの本質を守るという考え方は、ヤマト運輸が利益を出す前に取り組んで来たことに通じると思っています。
「サービスが先、利益は後」
まず、顧客満足有り、会社としての利益はその後おのずとついてくる。
小倉社長が掲げた理念を私も信じて、職人会社による地域密着のビジネスモデルの構築に邁進していこう、と気持ちを新たにした次第です。
いつもながら素晴らしい学びの時間を持てることに心から感謝します。
メンバーの皆様、今夜もありがとうございました。
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「中途半端ですねー、」「そう、いいでしょ」と言える深さ。

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土曜丑の日、鰻の日。
平賀源内が夏の最中売り上げが落ち込んだ知り合いのうなぎ屋に頼まれて発案した販促イベント?のキャッチコピーとして有名ですが、今では夏の風物詩ということですっかり定着。
季節を楽しむ習慣だと、前向きに捉えて食べておきました。
何となく精がついたような気がするから不思議です。(笑)
うなぎを食べて元気もりもりということで、休み明けの月曜日、週の立ち上がりという事で今日も一日実務に走り廻りました。
さて、お題目は昨日の夕方から参加したナチュラルハーモニーの河名代表の講演を聴いて感じたこと。
マーケティングのセオリーから言うと、私たちのような小さな会社は自社の強みを磨き上げ、一点突破で提供する価値に共感を得ることが必要だと言われています。
弱者の戦略と言われるランチェスター理論がその代表ですね。
そんな価値観の中にあって、言われてはならないタブーとしてあるのは、
「中途半端ですね、」
と言われること。
ニッチなマーケットを狙うなら、徹底的な拘りを持つべきだ、と言う風に言われています。
しかし、その理論は良く分かっていてもなんだか良く分からない違和感があり、徹底的に、という事が売り手側の押し付けにならないか?という疑問が常に胸の奥の方に燻っておりました。
河名代表のお話はそんなモヤモヤした気持ちをスッキリと払拭させて下さいました。

昨日の河名代表の講演を聴いての学びは大きく2つ、
一つ目は目先小手先の対処的な方法論ではなく根本的な問題解決に向かわないといけない。
そのためには人間のエゴいっぱいの視点ではなく自然界の視点に立ってみることが重要であるという事でした。
地球ができてからの悠久の歴史からすると人間の歴史なんてほんの一瞬のことで、それは自然の法則の前には人間の力なんて無力であるということを思い返させて下さいました。
自然の摂理に沿って生きることが本来の意味での幸せな暮らしぶりを実現する方法論であるというように河名氏は言われました。
しかし私たちは人間です。
今の社会生活の中に身を置いている以上、全ての行動を自然からの目線で全ての行動を起こすことはもちろんできません 。
本来あるべき自然の摂理を理解したとしても、調和を取るしかないのです
調和取ることと言えば聞こえは良いですが、それは厳しい言い方をすれば、本来の価値観を部分的に裏切る事でもあります。
しかし、『何のために』という目的を考えればその答えは常に自分自身という1人称から発生している訳で、私たちは決して自然の価値観を守るためだけに生きているわけではありません。
人間には人間の都合があり、
虫には虫の都合があり、
植物も植物の都合があり、
地球にも地球の都合がある。
それを理解した上でそれぞれがそれぞれの生き方を生きて、それが自然の摂理から外れていたとしても最終的に大いなる力が働いてゼロに戻してくれる。
河名氏のお話を聴いていてそんな理解をしました。
ただ自分都合をすべて肯定して受け入れることが好ましいわけではないのは明白で、自分自身の価値観と、自然の摂理とのバランスを考え続けることが非常に重要だということでした。
「中途半端ですよね」
と言われて
「でしょう、素敵なバランスでしょ、」
と答えることができるまで深く考え続けていきたいと思った次第です。
『何のために』という永遠の自分への問いとともに。
概論ばかりでスミマセン、細かなことはまたの機会に。(笑)
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すみれ建築工房 ミッションステートメント

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献すること。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。


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昨日告知した富士登山の募集、現在11名となりました。

このチャンスに行ってみようかなー、と迷われている方はお早めにご連絡を御願いします。

心配は要りません、私がフルサポートしますので。笑

低金利時代の住宅ローン(アリ)地獄

JUGEMテーマ:日記・一般

今日は家づくりの基礎講座セミナーの日でした。

私が提唱している家づくりで気をつけたいことの4つのうちの1つ、資金計画についてです。

安心な借入額の設定とか金利プランの選択とかをシュミレーター使ってわかりやすく解説するのですが、じつは私がしっかりと伝えておきたいことはシュミレーションで一番お得なローンを探すことではできません。

先行き不安定な、現在の日本の経済状況を直視して見えにくくなっている(というか金融機関では説明を受けることが無い)リスクを知っていてもらいたい、という事です。

それは返済の逆ざやについて。

住宅ローンの仕組みをよくご理解いただいた方には簡単なことなのですが、一般的にはほとんど認知されていない問題です。

具体的に説明してみると、、

たとえば月8万円返済変動金利で住宅ローンを組んだとします。

まもなく金利が上がりだして1年間で2%程度上がったとします。

ローンシュミレーションソフトで計算すると月々の支払いは12万を超えるようになります。

しかし家計を考えて返済計画を立て、月8万円で住宅ローンを組み立てている家庭が5割増の金額を簡単に払えるわけかがありません。

実際はどうなるかというと、

銀行による半年に1回の支払い金額の見直しにより20%ずつ増額しての支払いとなってきます。

こうなると金利の上昇分に住宅ローンの支払いの上積みが追いついていかないことになり、差額が発生します。

そして、支払われるべきローン返済分の元金からそれが差し引かれることになります。

いわゆる、支払っても支払っても返済が進まないという蟻地獄状態となるわけです。

バブル時代にローン地獄という言葉がありましたが、そのリスクは金額の規模が小さくなっても金利上昇する場面では確実に発現して来ます。

たしかに、ありえない超低金利のこの時代のメリットを十分に受けられるのはいいと思います。

しかし自分の人生を大きく狂わすかもしれないようなこんなリスクを知らずして銀行や不動産屋さんに勧められるままに住宅ローンの契約をしてしまっていいのでしょうか。

メリットを享受するからにはデメリットも良く理解して、いざという時に備えておかねばならないと思うのです。

すみれで開催しているセミナーではそんなことを細かくご説明しています。
これから家づくりに取り組まれる方はモチロンですが、細かな説明を受けないまま住宅を購入して、ドン、と変動金利で全てのローンを組まれた方も今からでも少し勉強していただいた方がいいと思います。
借り換えのご相談にもお応えしていますし、実際、銀行を変えないまま簡単な手続きで支払いが300万円程減った方も居られます。
来月も住宅ローン、資金計画の講座は開催しますのでご興味のある方は是非気軽にご参加くださいね。
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自らを省みる習慣。

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今日も朝からドタバタ。
このところ研修や会合が続いたこともあり、机にじっと座って落ち着いてPCに向かう時間もなかなかとれなかったので、たまには事務所で集中してデスクワークに耽ろう、と思っていましたが、やっぱり完工現場の確認や、着工前の調査、お客様先での打ち合わせなど、夕方前まで外を走り廻ってしまいました。
まあ、お客様先を廻っていろいろお話をさせてただくのはとても楽しく、(忙しくしている割には)腰を落ち着けて話し込んでしまいましたが、、
そんなこんなで時間はどんどんおして行き、気がつけば夕方に。
夜は大阪での月に一度の勉強会の日だったのですが、大きく遅刻となってしまいました。

 

通いだしてかれこれ3年にもなるこの会。
月に一度、全く異業種の経営者さん達と理念と経営についての気付きのシェアーとディスカッションを重ねるという会でして、建築業というカテゴリーを飛び越えて、会社の在り方と言った大きな枠組みで自分の考えや取り組みを省みるという貴重な機会です。
大先輩の経営者が行なわれている素晴らしい取り組みを見て聞いて、自社はどうか、自分自身はどのように考えて行動しているか、というようなことの自問自答を繰り返しています。
今回で一番心に残ったのは、叱る、という事についての経営者の捉え方。
松下幸之助翁はどんな幹部でも人前で叱ったと言います。
翻って、感情に任せて叱るのは良くないので、1日おいて冷静になってから叱るのではなく正すべきだと言われる経営者の方も多くいます。
どちらがいい、という事ではなくどちらも正解なのかも知れませんが、その場で厳しい言葉で叱りつける方が後腐れ無く叱る方も叱られる方もスッキリするのかも知れません。
私の場合はどうか、、
最近はその場で厳しく叱る、というようなことはすっかりしなくなって、叱るというよりもその問題が発生したことの原因を追及したり、二度とおなじ事が繰り返されない様にその情報を他のメンバーと共有する様にしたりしています。
よかれ、と思ってそうしてきましたが、こんな風に改めて考えてみると、失敗を後腐れさせてあとに引きずってしまう手法なのかもしれない、とはたと気付いたのです。
そう言えば、創業時は良く大声で怒鳴ってましたが、それはそれで叱る方も叱られる方もすっきりしていたような気がします。
勉強会を終えての帰り道、どっちがいいか?とずいぶん考えましたが結局答えは見つかりませんでした。
やっぱり世の中は結構複雑で、単純にスパッと割り切れることなどそうそう無く、
迷いながら、悩みながらも少しでも良くなる様に、努力を続けるしか無い。
そして、シンプルに答えを導くことをせずに煮え切らないことが考えることをやめないことなのかも、なんて思ったり。
省みる時間を持つ習慣。
そんな機会を頂けることに心から感謝しています。
皆様、今夜もありがとうございました。

深謝。

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目指すべきは競合他社に勝つことなんかじゃない。(涙)

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近畿地方もとうとう入梅。
当分すっきりしない天気が続きそうですが、植物、作物の生長には欠かすことが出来ない、また、私たち人間にとっても無くてはならない水をたっぷりと天から恵んでもらえるということですので感謝しながら過ごしたいと思います。
そんな今にも雨が降りそうな中、いつもの様に(アイドル犬)チャックと朝のお散歩に行くと、チャックがやたら草むらに向かってファイティングポーズをとってワンワンと吠えて動きません。
何かしら、と思ってのぞいてみると、草むらから小さな黒い動物がぴゅーと走り出しました。
必死で追いかけるちゃっく。(笑)
よく見ると、なぜか土から出てきたモグラでした。
なぜモグラが土の上を走っているのか分かりませんが、まあ、命あるもの全てが活発に動きだす季節なのでしょう。(笑)
その後は午前中から業界の団体である京阪神木造住宅協議会の理事会とそれに続いての研修会ということで、一日ずっぽりとそこにはまり込んでおりました。

お題目は今日の会合で思ったこと。

セミナー形式の研修では今回、私の紹介でオールアース住宅の株式会社レジナの土田社長に講師としてお越しいただきました。

私たちが昨年から取り組んでいる電磁波対策の理論とスキームを同業者の皆さんにご紹介ということで案内をさせていただいてたのですが、研修会の参加人数は思いの外低調。

やっぱり「何のことかよくわからない」とか「何かおかしなものを呼んできた」、みたいな印象持たれていたのだと思います。

それでも40名位の人にはお集まりいただいてご参加いただいた方は随分熱心に土田社長の話を聞かれていました。

セミナーを終えて最後に事務局のNさんが皆さんにした質問は

「今のセミナーを聞いて、電磁波測定士の資格を取得、もしくは電磁波対策の技術を今の住宅に取り入れたいとお考えの方は?」

と言うもので、なんとそこにいた半数以上の工務店の経営者さん達が一斉に挙手。(笑)

本日は時間も限られていたこともあり細かな部分の説明はされなかったということで日を改めてもう少し詳しい話を聞く会を持つことになりました。

多くの工務店経営者さん達にご理解頂けて良かったです。

差別化戦略という言葉があります

競合に勝ち続けるために他社と違う特徴を打ち出して自社を選んでいただけるようにする、と言う戦略です。

オールアース住宅、そして電磁波対策というのはまだまだ取り組まれておられる会社も少なくて特徴として打ち出して差別化を図るには絶好のものです。

それを地域の同業者が集まるこのような場所で紹介するというのはある意味、自分の首を絞めるようなもの。(^_^;)

「こんなにいいもの、黙っとけば地域で1人勝ちできるものを」

と言ってくださった経営者の方もおられました。

確かに、、(笑)

そんな見方もあるとは思いますが私たちが行う事業の目的は、

建築業を通して地域社会に貢献するということです。

その理念を鑑みた時に人体に対する電磁波の家を取り除く技術を競争に勝ちたいがために同業者さんに紹介しないで一人勝ち、というのはありえない選択です。

私たちが目指すのはあくまでも顧客対して価値あるモノや時間を提供すること、それを通して地域社会に貢献するという理念の実現であり、決して狭いエリアで同業他社さんに勝つことではないのです。

何のためにという問いに対する答えをいつも考えてそれに対して誠実に向き合っていきたいと思います。

昨日の工務店事例発表でお話しいただいたおの建築設計の小野社長も言われてましたが、

「私たちには建築しかできることがありません、その建築という仕事を通して少しでも地域社会に貢献したいんです。」

そんな風に考えられている経営者さんがこの会にはたくさんおられます。
そんな素晴らしい方々と一緒に活動できることが本当にありがたいと思いました。

ご縁に感謝。

皆様、本日はありがとうございました。

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