株式会社タカギ会社訪問記

2月17日 曇り

今日は九州、小倉にて。

水栓、散水用品メーカーの株式会社タカギの本社工場の訪問に来ています。

タカギ社water Desing事業部
タカギ社water Desing事業部

タカギ社と言えば言わずと知れた散水用品(ホースリールと切り替え蛇口のセット)のメーカーで、私も社屋の掃除や、現場でその商品を使っている有名メーカーです。

なんと国内シェアは60%にも登り、その分野では世界第三位の実積を誇るとのこと。

なんですが、今回の工場見学のメインは同社の基幹事業となっている浄水器一体型の水栓です。

みず工房 水栓
みず工房 水栓

商品の開発、発売からあっという間に画期的な商品と強力な営業力を武器にみるみる内にシェアを伸ばし、今では新築住宅の30%に採用される様になったという驚きの会社で、しかも、社員が働きやすい会社として話題に上ったり、生きる伝説の経営者、稲盛和夫氏の主宰する盛和塾世界大会で第一位を受賞するなど以前から会社自体に興味があった事もあり、担当営業マンのFさんに誘われて、二つ返事で来させて頂きました。

本社工場では、高城社長自らお時間を作って頂き、直接ご挨拶までさせて頂きました。

驚くと共に、有り難いことと深く感謝する次第です。

おまけに、上梓された著書まで頂き、

53歳にして夢は実現する
53歳にして夢は実現する

しかも、自筆のサインまで、、

高城社長自筆サイン
高城社長自筆サイン

53歳で立教大学に入学され70歳半ばを過ぎた今も若者と机を並べて学び続ける『学生』と1000名の従業員を抱える大企業の『経営者』の二足のわらじを履きながら、右肩上がりに成長を続けられているという凄腕社長に間近でお話を聴かせて頂けて、一代で178億円の売り上げを誇る事業を作り上げられた創業者の凄みのようなものを感じさせて頂きました。

貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

 

会社訪問では工場見学から品質管理、開発、コールセンター、顧客管理システム、メンテナンスネットワーク体制まで社内をくまなく見学&丁寧にご説明を頂いて、なるほどなー、と何度も唸ることになりました。

 

 

製造業は品質が命。

そこを重点的に注力するのはアタリマエですが、その製品が売れなければ、いくら良い商品を作ったところで何にもなりません。

そこで必要なのは営業力、となるのですがタカギ社で驚いたことは、コールセンターと顧客管理の体制の徹底、というより卓越していること。

販売を根底で支えているのは、顧客からの信頼を得る体制からだという原理原則をこれでもか、と言うくらいに整えておられました。

『アタリマエの事を当たり前に行なう事ほど難しい事はない。』

多くの経営者が口にされる言葉ですが、やるべき事を確実に、しかも高い精度で行なうという経営者の強い意志を垣間みた気がします。

 

非常に勉強になると共に、(比べる事もおこがましいですが、)自らの至らなさが痛い程身に沁みて、姿勢を正す一日となりました。

四つのテスト
四つのテスト

食堂にフィロソフィーと共に掲げられていた、ロータリークラブの基本理念の『四つのテスト』も胸に突き刺さりました。

 

本日は非常にいい勉強をさせて頂きました。

高城社長、高城専務、H課長、Fくん、心から御礼申し上げると共に、今日の時間を糧に事業に反映出来る様に精進致します。

ありがとうございました。

心謝。

商品力は人間力。

2月16日 沖縄は雨のち神戸は晴れ

うるまのそら
うるまのそら

天気予想に反して雨となった沖縄を後にして神戸に帰ってきました。

関空に着いてみるといい天気。ですが、やっぱり寒い、南国の素晴らしさを改めて感じてしまいました。

私たちが那覇空港からフライトをするのとほぼ同時に、プロ野球の選手が続々と到着口へと歩いてられました。
毎年のシーズン前の風物詩ではありますが、この時期に沖縄にキャンプを張りに行く事の意味をなるほどなー、と実感。
今年程沖縄キャンプがいかにシーズン前の調整に効果がありそうなのか、よく理解出来たました。

あったかいって素晴らしい事です。

少し前にTV番組か何かで、女性の幸せ度ランキングが発表されていました。

一位はやっぱり沖縄。

県民の所得ランキングとは関係なく幸せだと感じる人が多いと言うのは素晴らしい、と思ったのを覚えておりますが、久しぶりに沖縄に渡ってみて、暖かな気候が人をみな、やさしくしているのかもしれないな、なんて思いました。

やさしい人ばかりが集まれば、そこはきっと幸せな場ができる、と今年の年頭に定めたテーマを今一度噛みしめました。

 

さて、お題目は2年連続となる中国からの実習生の受賞の事。

実習生の受け入れ事業を行っている協同組合である関西技術協力センター及び情報企画センターでは来日している自習生に感謝をテーマにありがとう作文というコンクールを行なわれています。

昨年は張くんが優秀賞に選ばれ、表彰されたのですが、今年はなんともう一人の実習生の王君が500名以上の応募の中で受賞、なんと2年連続の授賞式を行なう事になりました。

image

事務局の宋さんによると、2年も連続で受賞する事業所は殆ど無いとのことでかなりの快挙、との事で非常に嬉しい出来事でした。

また、少し前に発表されて無事日本語検定1級の合格者となった張くんにもお祝いの品が送られ、Wでおめでたい事に。
image

 

「外国からの実習生事業で最も重要なのは、実習生の『人間力』を高め、磨く事である。」

と、協同組合の創始者である故嶋田社長は耳にタコができる位言われ続けておられました。

今回も、その理念がカタチになる瞬間にまたもや立会う事が出来ました。

『人間力』=『商品力』だ!

その言葉を初めて聞いた時は人をモノの様に言う、なんちゅうおっさんや、と思いましたが、漸くその本当の意味を理解出来てきた気がします。

自分自身、そしてスタッフの『人間力』こそすみれの一押しの商品です。

そんな風に胸を張って言える様に精進しようと思います。

『夢は叶う、叶うから夢なんだ』

という嶋田一夫氏の言葉を胸に。

 

とにかく、王君、張くんおめでとう!

おまけ、ヨーヘー今回もお疲れ様でした。

image

はりがね屋と職人魂。

2月14日 バレンタインデー 快晴

 

気持よく晴れ渡ったいい天気の神戸でした。

防犯工事施工中!
防犯工事施工中!

 

今朝も朝から電気工事士の平山プロと一緒に防犯工事の現場へ。

先週の防犯ガラスへの取り替えと高強度面格子の取り付けに引き続き、録画付きインターフォンとセンサーライトと防犯カメラの防犯三種の神器の取り付けに向かいました。

これで留守にされても安心して頂けると思います。

 

雲海
雲海

 

昼からは、完工のチェックと現場のお引き渡しに沖縄へ、

サムライ大工ヨーヘーが今回も頑張ってくれました。

http://sa1109.jugem.jp

今日から明日にかけての天気では、最低気温16度、最高気温20度になる予定、『あったかいんだからあ〜』とつい口走ってしまいそうです。(笑)

 

沖縄の天気予想
沖縄の天気予想

さて、お題目、

実はワタクシ、年が離れた弟がおりまして、沖縄県立芸術大学を卒業して(一応、)アーティストとして活躍しております。

何年か前には私も首里にある学校まで卒業展を見に行きました。

その時の日記はこんな、https://shokuninshinkaron.com/?p=1161

アレからそろそろ5年が経とうとしているようですが、アタリマエですが、アーティストってそんなに簡単に職業として成り立つものでは無い様でして、えー歳になってきたし、と一応、アニキとして若干の心配をしております。

 

彼は子供の頃、(私もですが、苦笑、)学校になじめず、不登校になってしまいました。

友達もおらず、家に閉じこもって一人っきりででハリガネ細工を作って遊んでいたようです。

その頃は彼も神戸に住んでおり、そもそも学校の勉強で人生が決まると思っていない私は「学校なんか行かなくてもいいよ、」というスタンスで、行きたくない学校なんかに行かずに早く修行に入って立派な大工になれよ、と、既に自分で職人会社としての事業を始めていたこともあり、我が家に住み込みで働く事を強く進めました。たしか、彼は中学生にもなっていませんでしたが、(笑)

学校に行くか、(怖い)お兄ちゃんのところに行くか、、

幼い彼には究極に難しい選択、というか、両方とも受け入れ難い選択肢だった様です。

結局、「お兄ちゃんとだけは絶対働きたくない、」(涙)という言葉を残して彼はオヤジと二人で四国の離島のフリースクールに通う為に神戸を離れ、引っ越して行きました。

その当時から、一人遊びの中で見つけたハリガネ工作を続けていたのが高じて精密かつ大きな造形をハリガネを曲げて表現出来る様になって行き、現在に至る訳ですが、何とか高校を卒業、沖縄県立芸術大学に進学、と私とは全く無関係の接点のない人生を歩む様になりました。

最近はアーティストとして飯を食うにはやっぱり東京じゃないと、と、沖縄から東京に移り住み、コツコツと制作活動を行っているようですが、2〜3年に一回位のペースで顔を合わせて一緒に酒を飲む程度のあさーい付き合いになっています。

会う度に、「一応、芸術家なんやし、なかなか芽は出んと思うけどま、頑張れな」と、軽くエールを送ってはおりますが、少し心配してしまうのも正直なところ。

ま、とどのつまりは、身体だけ丈夫ならなんとでもなるんでしょうが、やっぱりね、、

 

昨夜、たまたまネットのニュースの記事で見た事があるような画像をふと見つけました。

なんと、弟くんがハリガネを曲げて作品を作って行く過程がTwitterで話題になっているではありませんか!

そのネットのニュースはこちら、

http://irorio.jp/aimiyayuichi/20150212/203921/

本人のツイート、

https://twitter.com/zdnn9md4o4qw3vu

なんか、嬉しくてついfb(フェイスブックね、)でその記事をシェアして友達の皆さんに見て頂いたら、皆さんもどんどんとシェアをしてくださいまして。。

本当にありがとうございます。(涙)

https://twitter.com/zdnn9md4o4qw3vu
なんだこれは!すべて針金で作った人体が凄すぎる。

これが足掛かりになって(そんなに甘い世界ではないと思いますが、)彼がアーティストとして少しでも芽が出ればこんなに嬉しい事はありません。

 

私の申し出をキッパリと断って、全く違う道を選び、歩んで行く弟の作品を見て思ったのは、芸術と認められるレベルまで細部に拘ってモノを作るという姿勢って、建築の世界の私とどこか、少しだけの共通点があるんじゃないかなー、ってこと。

学歴社会にあって、学校になじみ切れずはみ出してしまった者同士という事もあるのかも知れませんが、長い時間をかけてハンパない拘りで一つのモノを作り続ける彼の姿勢はまるで職人のようです。

彼には失礼かも知れませんが、『職人魂』を感じてしまいました。

小学生の頃から孤独の中でハリガネを曲げ続けて来た彼の魂を多くの人に感じてもらえる様になればいいな、と思います。

手前味噌で恐縮ですが、応援頂けると幸いです。

髪、皮膚つくってくよー
髪、皮膚つくってくよー

 

おまけ、

例によってドタバタと出立してしまったので、すみれママからのチョコをもらい損ねてしまいました、が、今年は例年になくたくさんの心が込もったチョコレートを頂けました。

お心遣い、ありがとうございます。

感謝します。

 

那覇空港
那覇空港

 

 

 

 

 

百度石に御百度参り。

2月13日  晴れのち曇り時々雪

午前中はいい天気で、そんなに寒くはなかったのですが昼からは西の方から雪雲が流れて来て、神戸でも雪がちらほらと舞いました。

基礎工事中
基礎工事中

今日も朝から現場へ、基礎立ち上がりの天端付け、レベリングの作業でした。

これで基礎工事は1段落、しばしコンクリートの養生期間に入ります。

 

コンクリート基礎天端レベリング作業
コンクリート基礎天端レベリング作業

昼からはマンションにお住まいのお客様宅での漏水の調査や火事の後片付けの現場、三宮のど真ん中や南京町の入り口等繁華街にて絶賛工事中の店舗改装の現場回り。

 

塗装工事中の川上プロ
塗装工事中の川上プロ

時間の制限と体力の限界と緊急性の低いしかし重要な仕事のせめぎ合いの中で、各現場共、スタッフは汗を流してくれてました。

クロス下地パテ処理作業中
クロス下地パテ処理作業中

その大変さは現場作業をやってみなければわからない、というか昔やってても、現場を長く離れると忘れてしまうのですが、心身ともにずいぶんと消耗します。

三宮神戸牛専門店施工中
三宮神戸牛専門店施工中

それでも精神力で支えてなんとか工事を進めていくわけですが、クライアントの要望に応えつつ、必死になって工期通りの施工を目指して頑張ってくれているのには本当に頭が下がります。

ヒメーくん、ゴールは見えてる、頑張って!(笑)

デザインクロスによる内装工事中
デザインクロスによる内装工事中

 

さて、お題目は工事現場の近くの雑木林でひょんな事から見つけた、小さな祠にあったこんなもの、

百度石
百度石

 

昔から、願掛けのためにお百度参りをする風習が日本にはありますが、そのお参りのための石のようです。

お百度参りと言うと金比羅山が有名ですが、このあたりでは百度石はあまり見かけることがない気がします。神社、仏閣のどちらにもあるそうですが。。

とにかく、住宅地の真ん中の木陰にひっそりと佇むその百度石はなんとなく神秘的な雰囲気さえあり、何かすごいものを見つけたような気がしました。

少し調べてみると、お百度参りとは宗教の教義にあまり関係のない庶民信仰のようで、願掛けに一つの神社等に百回参ることを指しているようですが、単純に100回参ればいいという意味だけではなく、繰り返し何度も何度も続けるという意味としても使われるようです。

100回をワンセットとしてそれを何度も繰り返す事もある(あった)との事です、ここまで来るとほぼ修行ですね。(笑)

お稲荷さん
お稲荷さん

繰り返し、繰り返し何度も祈り想い続け、祈り続ける事はいつか叶うということを昔の人は信じていて、またそのような行動をされていたのだと思います。

私は、祈るだけで思いが叶うほど、世の中は簡単に出来ているとは思ってはいませんが、願い祈ることさえもなければ、行動を起こす事もなく、一切何にも始まらないとも思っています。

 

やはり、はじめにあるのはこうあるべき、こうあって欲しいと理想を念う事。

そんなことを考えながら、これからの工事の安全、そして出来上がったお住まいでのお施主様の幸せな暮らしを祈っておきました。

 

せっかく珍しい百度石を見つけたので今日から現場に行く度にお参りをして、竣工までに百度参って、私たちの想いを現実のものにしたいと思います。

宜しくお願いします。

実践7つの習慣。〜何を学び、いかに生きるか〜

2月12日 晴れ時々雨

寒さも少し緩み、暖かな一日となりました。

午前中は月に1度の幼なじみとのゴルフ会、シーズンオフということで腰が引け気味のゴルフですが、今日は春先と同じような格好でラウンドするぐらい暖かくて良かったです。

暖かくて良かったのはゴルフだけではなく、昼から立ち会いに行った基礎の立ち上がりコンクリート打設の現場も。

真冬の基礎工事ではありますが、春先のような気温となり一安心です。。

基礎立ち上がりコンクリート打設
基礎立ち上がりコンクリート打設

(多分、全国的に見ても)今回で2棟目となる国交省のゼロエネルギー認定住宅でしかも、電磁波対策がなされたオールアース住宅でもある、『海の見えるsumika 』の建前へと着々と進んでおります。

お天道様に感謝ですね。

2月の夕日
2月の夕日

 

さて、お題目はもう20年近く付き合いがある、今では独立して立派な(体格の)若手経営者となられたゴルフ会のメンバー、U社長が飲みながらぼそぼそと言ってた一言から、それは、

「僕ももう一回7つの習慣を読み直そうかな。」

彼とは付き合いが長いだけあり、すみれの創業間もない頃からの私と事業所の変遷を知っています。

最も大きなきっかけは、20年近く前に「7つの習慣で会社を作りなおす」と決めた時であり、その頃の経緯も彼は懇意にしていた取引先担当者として身近におられた事もあり、リアルタイムでずっと見られておられたのでした。

今になって、改めて原理原則の力を使うことのパワー、効果性を感じておられるようで、その手引書である7つの習慣を再度読んでみようかなと言われてました。

とは言え、やっぱり分厚くで読みにくい本という印象は拭えないと思いますので、こちらの方をご紹介。(笑)

 

実践 7つの習慣
実践 7つの習慣

7つの習慣の中の原理原則を使った事例をより実践的に、元東レにあって自閉症の息子さんと大病を患った奥様の看病、ケアという大変な家庭事情と大企業の舵取りというハードな仕事の両立をしながら成果を上げ続けた事で知られるカリスマ社長、佐々木常夫氏が分かりやすい言葉に置き換えて説明してくれている参考書のような解説書。

少しやる気を出せば1日もあれば十分読むこともできますし、手元に置いておいて振り返りに使うにも非常に読みやすい1冊となっています。

4月からの新入社員内定者の斉藤君にも入社までの課題図書として分厚い『7つの習慣』を貸し出してしまいましたが、実は、後でこっちのほうがよかったかな〜と思っている位です。(笑)

「7つの習慣をもう一度読み返すそうか、でもなー、」

と躊躇されている方はぜひどうぞ、お勧めします。

人生という道を行くお稽古。

2月11日 晴れ

祭日の水曜日。すみれ事務所は定休日。

私も午前中はクライアント先に打ち合せに行ったり、現場を覗いたりと走り回りましたが、昼からはお休みを頂いて、月に一度の茶の湯のお稽古へ琵琶湖の北、和邇へと行ってきました。

湖西線
湖西線

2月と言えば、利休忌(千利休の忌日。陰暦2月28日。)がある月という事で、毎年お茶湯(おちゃとう)と言われる、仏前にお茶をお供えする作法のお稽古をつけて頂きます。

床の間には茶花は利休さんが愛したと言われる菜の花と蠟梅が生けられ、滅多に触る事のない天目茶碗の扱いを一年ぶりにご指導頂いたあと、薄茶とお濃茶の二席もお点前のお稽古をつけて頂くなど、非常に内容の濃い時間を過ごさせて頂く事になりました。

ありがとうございました。

 

みっちりと3時間半のお稽古を終えた後、夕方からはなんと書道のお稽古。

非常に珍しい、お稽古のダブルヘッダーとなりました。(笑)

すみれ書道教室
すみれ書道教室

結局、昼から夜遅くまで、忙しない日常を暫し離れ、心を落ち着かせ、神経を集中させる贅沢な時間を持つ事になりました。

 

茶の湯も書道も何年にも渡って毎月続けている割には一向に上達しない、という悲しい事実は確かに有るのですが、それでも習い始めた頃と比べるとそこはやっぱり雲泥の差が出来ています。

先月から非常に難しい難しい王羲之の運筆を習っており、全然うまくいかん、と嘆いておりましたが、今日の最後に、「あら、少しカタチになってきたやん」と(いつになく)先生に褒められて、不真面目ながらも何とか続けて来たのはそれなりに身に付いているのだと、全く無駄な時間を過ごしている訳ではないと、少しだけホッとすることが出来ました。

ありがとうございました。

 

50歳も近くなって今更、茶の湯のお点前がスムーズに出来る様になって、もしくは毛筆できれいな字をかける様になって、一体なんになる?という疑問が実はずっと心の奥底に残っています。

もっとやるべき事があるやろ、と思うシュチエーションがしょっちゅうやって来るのも事実。

そんな揺れ動く気持を抱きながらも、『それでも続ける。』という選択を何度も繰り返してきた結果が少しだけ芽を出してきた様な気がします。

 

趣味、と言ってしまってもおかしくない、このようなお稽古ごとを続けている理由は、ぼんやりですが、そのうちこの経験が私の人生にとって非常に重要になる時が来ると思っているからです。

人生って何?という人にとって永遠の問いに対する答えに、『魂を磨くこと』という価値観があると思っています。

魂を磨くとは、人生と言う『道』を極めることであるならば、茶道や書道などの精神文化の様々な『道』に触れ、極める道筋を知っておく事は後々大きな手がかりをもらえることになるのかもしれないな、なんて漠然と感じています。

 

ま、もう少し真面目に精進しないと、全くモノになりませんが。。。(苦笑)

とにかく、こんな幸せな一日を送らせて頂けた事に感謝します。

ありがとうございます。

心謝。

住まいの電磁波測定、スプリングキャンペーンスタート!

2月10日 晴れ

 

2.10の空
2.10の空

気持よく晴れ渡りましたが、その分冷え込んだ寒い朝となりました。

 

午前中は現在売り出し中のプランナーカナちゃんに同行してリフォームをご検討されているお客様宅へ、

資料の上では11年前、かなり昔からお付き合い頂いている方で、久しぶりに私の顔を見たい、とのご指名を頂いて伺うことになりました。(笑)

行ってみると、「10年前と全然変わっていない、元気そうね~」と満面の笑みでお迎え頂きました。

初めてお会いしてから今までに起こったいろいろな出来事を雑談の中で話しておりましたが、とても印象に残ったのは、「無くなった主人が、あの人は信用出来る、」と社長のことを言ってたから、なにかあったときはいつもすみれさんにしかお願いしないのよ、とのお言葉。

ご主人が急逝されてからもずいぶん経ち、その当時は私も衝撃を受けた大変な出来事でした。

お客様の人生の転機や岐路に立会いながら商売を続けさせて頂いている事を改めて思い、なにかあるごとに頼って頂ける事に感謝の気持で一杯になりました。

 

そして、事あるごとに連絡するとすみれのスタッフが迅速に対応してくれていつも助かっている、とのこと、

嬉しいというか、有り難いというか、、

結局、スタッフのお陰で自分の株を上げてもらっているという事を再認識、本当に有り難い限りです。

U様、本日ありがとうございました。この度のリフォームもスタッフと共に誠心誠意の施工をさせて頂きますので宜しくお願い致します

 

昼からは三田へ。

 

コタニ住研さんの薪ストーブ
コタニ住研さんの薪ストーブ

京阪神木造住宅協議会の理事仲間でもあるコタニ住研さんにて電磁波対策を施した住宅を供給する事業者が集まってのオールアースパートナー会議でした。(小谷社長、ありがとうございました!)

土田社長をはじめ、今工事中の沖縄の現場でお世話になった加藤社長やそのスタッフなど、たくさんの方とも久しぶりにお会い出来る事も出来て良かったです。

 

久しぶりとなる関西エリアでのミーティングでは電磁波測定士協会という名称が一般社団法人日本電磁波協会に変更があったり、国内に於ける建築物の電磁波被爆の安全基準を今までの数千件の測定結果を分析して世界で初めて定めたり、と協会自体の大きな変化の説明等を受けたり、同業の皆さんと電磁波負荷の少ない住宅の普及を推し進める方策を議論したりと非常に有意義な会議となりました。

住まいの電磁波セミナー
住まいの電磁波セミナー

ミーティングの後は社団法人日本電磁波協会 専務理事でもある株式会社レジナの土田社長による一般の参加者に対しての住まいの電磁波対策セミナー、満員御礼の上に、参加者から活発な質問が続く熱気溢れるセミナーとなりました。

パソコンからの電場で人体を通してLED電球が点灯
パソコンからの電場で人体を通してLED電球が点灯

高周波の電磁波に対する対応や、明日からでも出来る低周波の電磁波に対する対策等もずいぶんご理解頂けた様です。

私も良い復習になりましたし、一般の方の電磁波に対する意識の高まりを身を以て感じる事が出来ました。

そんな訳で、実はすみれでは花粉が飛び交い、アレルギー症状が酷くなりがちな春に向けて電磁波測定のキャンペーンを行なっております。

こちら、

 

住まいの電磁波測定 スプリングキャンペーン
住まいの電磁波測定 スプリングキャンペーン

http://sumireco.co.jp/emw-counsel-campaign.php

日本の家は実は世界中で最も電磁波の負荷が大きな住宅です。

電磁波と健康被害の関係は臨床試験による学術的な論証はまだはっきりと証明された訳ではありませんが、私たちは自分が体験した分かりやすい低周波の電磁波の影響を出来るだけ多くの人に伝え、出来る限り改善して頂ける様にしたいと考えています。

私たちが提供したいのは『住まい』では無く、『健康で楽しい暮らし』ですから。

すみれには4名の電磁波測定士が在籍しておりますので、お気軽にお声掛け頂ければと思います。

 

一貫性の法則の使い方。

2月9日 曇り時々雪

神戸は雪雲に覆われて、小雪がちらつく寒い一日でした。

寒いって堪えるなー、というか、暖かいってそれだけで素晴らしい事なんだと、台湾との気温のギャップを身体で感じて、暖かい=幸せって事もあるよね、と改めて感じて、あたたかな家作りのご提案をもっとしなければ、と(このところ店舗専門で走り回っておりますが、)もっと住宅事業に力を入れて特に断熱リフォームを推し進めようと思い返しました。

てか、リフォーム担当スタッフに頑張ってもらう様にします。(笑)

とにかく、あまりに寒いので今日は事務所に籠もりっきりで(溜まり切った)デスクワークに励みました。

デスクワークはニャロと。
デスクワークはニャロと。

 

 

昨日は台湾滞在最終日という事で、朝から事務所の片付け、トイレ掃除、ゴミ出しなどチャチャチャと済まして少し早めに空港へ。

春節の準備
春節の準備

空港でも春節を迎える準備に入っていました。

あっという間だった今回の訪台、なんか忙しく、暖かいところで走っときましょ、と思ってスニーカーを持って来ていたにも拘らず、結局ランニングの時間が取れなかったり、想定外のイレギュラーもあったり、思う様に行かない事もいろいろありしましたが、全ては必然、人生に無駄な時間など一切無い。振り返ってみればどれもが結果オーライだった気がします。(笑)

一番良かったのは最終日の夕食にいつも付き合ってくれるMAIさんと李経理の家族とご一緒して頂けた事かな、いやー、ご挨拶出来て良かったです。

皆様、これからも宜しくお願い致します〜。

しかも、ごちそうさまでした。

北京ダックと小籠包
北京ダックと小籠包

帰りの空港では一昨日のブログに「買うと決めました」と書いた台湾で有名なシングルモルトウイスキーの『KAVARAN』を見つけて『一貫性の法則』に従って、やっぱり買ってしまいました。(笑)

KAVARAN
KAVARAN

何でも、そのシングルモルトウイスキーの熟成方法にはバーボンの樽に寝かしたものと、シェリーの樽と、ワインの樽がある様で、それぞれの香りが違うとの事。これって、そう言えば一昨日、バルヴェニーの説明を聞いたときも同じようなはなしを聞きました。

うっかり調子に乗って3種類を買うところでしたが、荷物になるし、安いものではないので、テイスティング用のサンプルがサービス?でついているというシェリーケースをチョイス。

後は、アルコール度数60度近いウイスキーをいつ、どのタイミングで飲むのか、と言う問題が残りますが、、

日曜日に撮り溜めた『花燃ゆ』でも見ながら寝酒にチビチビやりたいと思います。(笑)

 

 

さて、お題目は、しょっちゅう海外に出張に行くにも拘らず、今まで一度もウイスキーを買った事が無かった私の購買行動を大きく変えた『一貫性の法則』について。(単にウイスキーブームに乗りたいミーハーなだけ、という噂もチラホラ、、笑)

 

一貫性の法則とは、一度起こした自分の行動を肯定したいという人間の根源的欲求であり、また、一度判断をして選んだ道はやすやすと変更をせず、当初の選択を守りたたがる人の習性の事です。

そして、それを美しい、正しい、と感じる価値観を持っていること。

一貫性のある行動。

一貫性のある人。

一貫性のある人生。

どれも手本とされるがごとく、素晴らしいと!賞賛を集めます。

しかし、一貫性を守り、招いた結果が良い事ばかりとは限りませんし、ダーウィンの進化論では変化に適応せず一貫性を持続する種は滅びる事になってしまいます。

また、結果によっては一貫性よりも、変化して後に大きな功績を上げる方がモチロン大きく評価される事も珍しくありません。

『軍師官兵衛』では主君へ誓いを貫き通した石田三成はかわいそうなくらいに悪者にされていました。一貫性など全く評価されていなかったようです。(T T)

 

要するに、人は意識する、しないに拘らず、一貫しようとする習性を持っているということ。そしてそれはいつも正しいとは限らないという事です。

この事を理解して一貫性の法則を意識するといろんな事に使えるようになります。

前向きな使い方としては、何かの目標を設定したら、口に出すとか、紙に書くとか、人に聞いてもらうとかする事。誰かに対してコミットすることによって、実現しようという一貫性の法則が働き目標達成の可能性が高まります。

KAVALANの件だけではなく、このブログは一貫性の法則の塊のようなもので、毎日書くといった以上毎日書く!(笑)と言う様にセルフコントロールには絶大な効果をもたらします。

逆に、一つ間違うと、誤った選択をダラダラと一貫性の法則の惰性に任せて継続してしまう危うさを内包しているなー、と(円安のせいもあり)思いの外高かった(苦笑)ウイスキーのお会計をしながら思った次第です。

 

世の中はすべからず表裏一体、私自身一貫性を保ち、『習慣』に落とし込むのが人一倍好きな分、凝り固まった『一貫性』への価値観、冷静に見直す事を心がけようと思います。(笑)

松山空港に思う。

2月7日 台北は曇り、台中は晴れ。

 

台中の桜
台中の桜

今日は会計士さんとのミーティングの予定が台北市政府からの書類が届かずキャンセル。

1月中に終えなければならないはずの登記変更の手続きのはずが、のびのびになってしまいました。

台湾では、今の時期は春節前の慌ただしい時期で日本で言う12月末、年明けて落ち着いてからやりゃええか、っていう雰囲気が街中のそこここで見受けられますが、(苦笑)お役所もやっぱりそうなのでしょうか。。。

と言うよりも、普段の自分達のアタリマエを外国に持ち込むのがそもそも間違いで、何度も繰り返し事前確認、念には念を入れる、と言う行動が大事なのだと改めて。

台湾に来始めた頃にも、約束していたはずなのに、守られない事が(非常に)多く、出来なかったものはしょうがない、と胸を張って主張される人が多くてずいぶん気をつけて繰り返し確認をしていた事を思い出しました。

喉元過ぎれば熱さ忘れる。

これじゃー、なかなか進歩しません、、

大いに反省する事となりました。

しかし、人間万事塞翁が馬、スパっと時間が空いたお陰で、昨日に引き続き台中に行く事が出来ました。

台中車站
台中車站

 

念願だった、ジャパンプレミアムを発揮して大人気となっており、なかなか予約が取れない状態の『鮓すず氣』さんにて、神楽坂仕込みの本場の江戸前寿司を堪能させて頂きました。

最高級の鮨を頂きながら、台中で精力的な活動を展開されているデザイナーのM様には、楽しいそして為になるお話を頂いて、至福の時間を過ごす事が出来ました。

鮨すず氣
鮨すず氣

M様、本日はお忙しい中お時間を頂き、本当にありがとうございました。

次回また、お会い出来る事を楽しみにしております、今後とも宜しくお願い致します。

宮原眼科
宮原眼科

昨日は人通りも少なく、何となくゆっくりした感じに思えた台中も春節前の週末とあって市街はどこも賑わっており、休日を楽しむ家族連れで一杯。

まるで春のような暖かさと相俟って、ずいぶん和み、癒されてきました。

帰りには一番人気との呼び声も高い『宮原眼科』という日本統治時代の建物を利用したアイスクリーム屋さんに立ち寄ってみたり、、

宮原眼下内装
宮原眼下内装

やっぱりミーハーです。(苦笑)

 

さて、お題目は私が台湾に渡る前日の飛行機墜落事故に思ったこと。アタリマエですがこちらのメディアでは、事故して4日目となる松山空港での墜落事故の報道で持ち切りです。

遺族の悲痛な声に呼応するかの様に、ブラックボックスの解析結果をはじめとして、事故原因の追及が紙面や画面を埋め尽くしています。

image

実はこの松山空港、すみれ台北事務所のすぐ近所です。

滑走路の周りは川が流れ、きれいな公園が整備されていて普段は私の絶好のランニングコースとなっているのですが、今はそれどころではありません。というか、私が走っている上に墜落して来てもおかしくないような場所での大きな事故ということで、さすがにゾッとしました。

 

災害時につきものなのかも知れませんが、結局、事故を突き詰めて行くと出て来るのは人的な原因、今回も当該航空機による訓練時間が通常より短かったとか、以前にも事故を起こしたメーカーの機種だったとか、色々出て来ているようです。

 

冷静になって良く考えてみると、すっかり日常の中に溶け込んでアタリマエの様に利用している飛行機ですが、あんなに大きな鉄の塊を空中に浮かせて目的地で無事に着陸させるなんて、本来はもの凄く大変な事なのではないか、と思います。

そう言えば、初めて飛行機に乗った時は、「落ちたら落ちた時、死んだら死んだで諦めよう、」と思いながら搭乗した覚えがあります。

image

徒手空拳、一文無しの上に学歴もコネも無かった私は、なんとか事業を継続する為に、地道にコツコツと努力を重ねるしかありませんでした。

その努力を無意識に出来るレベルまで落とし込む『習慣』こそが自分の人生を変える唯一無二の自分の武器だと信じてやってきました。

しかし、今回、ごく身近で起こった飛行機事故で、アタリマエの様に『作業』を繰り返す習慣は時間が経っていくに従って少しずつ劣化して、知らないうちに大きな落とし穴を作る事もあるのだと気付きました。

それを防ぐには、『システム』『マニュアル』『規則』と、習慣に落とし込んで業務品質を維持する類いの考え方とは、相反する様に見えますが、そこには必ず『魂』がこもっていなければならないという事。

 

「マニュアル、そんなものはありませんし、必要だとも思っていません。」

と、5S活動を徹底する事を通して卓越した業績をあげられていたTOTO小倉第二工場のしんさんの言葉が痛いほど思い起こされます。

 

魂を燃やし、そして磨く。

所詮、全ての根本は人のする仕事。良くする事も維持する事も結局はそこに尽きるのかもしれません。

 

被害に遭われた方、ご遺族に心から哀悼の意を表します。

少しでも生存者が見つかります様に、お祈り致します。

image

バルヴェニー、カバランを売る。@台中

2月6日 台北は雨、台中は晴れ

今日は一年以上通っている台湾ですが、初めて台北を離れ台中へ。

image

新幹線で約1時間移動して台中駅についてみると、なんと晴れていました。

生まれて初めての台中は天気に歓迎されて、何となくいい印象を持つことになりました、

 

さて、お題目は一仕事終えてからブラブラと市街地を散策していた時に偶然見かけて入ってみたウイスキーメーカーの大々的なキャンペーンイベントで感じた事。

キャンペーンテント
キャンペーンテント

中では、ウイスキーメーカーが如何に原材料の生産、管理から蒸留所の設備、樽を作る木材まで拘っているかをスタンプラリー形式で説明を聞き、体験して最後にほんの一口試飲をするというキャンペーンイベントが行なわれていました。

THE BALVEVIEのイベントブース
THE BALVEVIEのイベントブース

バルヴェニーのサイト=http://jp.thebalvenie.com

こんな事までやりました、(笑)

小麦を撹拌するアクティビティ?
小麦を撹拌するアクティビティ?
ふと思い出したのは、つい先日送られて来ていたジェイエイブラハムジャパンからのメルマガの記事。
「最良のマーケティングは教育だ。」というジョブズの言葉と共に以下の文章が書かれてありました。以下、拝借して転載させて頂きます。
1920年代初頭、
10社ほどのビール会社がしのぎを削っていました。
業界8位だったシュルツビールは
あることをすることによって、
わずか半年で業界首位になったのです。
彼らがしたこととは、一体何か?
それは、
「ビールの製造工程を事細かく消費者に伝えた。」だけです。
当初、シュルツビールの経営陣は、
「こんな製造工程はどのビール会社もやってることだから、
 教えても価値がないはず。」
と思っていました。
でも、お分かりのように業界では当たり前のことでも、
素人である消費者にとっては当たり前ではありません。
だから、その製造工程を伝えるだけで、
消費者は価値を感じてくれるのです。
半年で業界首位になったことが何よりの証拠です。

と、今日、台中の広場で大々的なキャンペーンイベントを行なっておられた意図を分かりやすく全くそのままの事例。

この文章も確かハイパワーマーケティングに書いてあったと思うのですが、それを実際に体験してみて私の中でその商品に対する印象の変化はというと、

(残念ながら)全く無し。

 

実は、最近オッサンの中でプチウイスキーブームが起こっており、(ミーハーな私は)長い間飲み付けなかったウイスキーをBARに行く機会がある際には飲み始めました。

正直、(流行に弱いので、、)ウイスキーに興味はあるのです。(笑)

が、しかし、工程の丁寧さや原材料への企業の姿勢を体験まで交えて説明されたのに、よし、一本帰って帰ろ、とならずに、逆に話題に上った台湾の有名なウイスキー『カバラン』が日本で買うととても高いので空港の免税店で買って帰ろ、となってしまいました。

カバランのサイト=http://www.emanak.co.jp/kavalan/

せっかく大々的に費用をかけてマーケティング理論通りにキャンペーンを行なって、(たまたまですが、)私のようなドンピシャ、ターゲット層を会場の中に引き込んだ(サインのデザインや雰囲気はとても良かった)にも拘らず、全く結果に結びつかず、しかも他社製品を買う事を決意させるなんて、気の毒でなりません。

というか、マーケティング理論には留意すべきいくつかの重要な条件があり、それを無視して消費者の購買には繋がらないと改めて感じて、自分も気をつけよ、と改めて思った次第です。

今回の、一消費者として私が響かなかった理由は、いくつかあります。

大まかにまとめてみると、

  • この土地との結びつきが全くないこと
  • 真っ昼間にストレートのシングルモルトウイスキーを一口だけ飲んでうまいと感じにくかったこと
  • 技法への説明はあったが、『想い』の説明が欠落していた事。

 

要は、、

  • 今はグローバル展開しているものへの興味は薄れ、ローカリゼーションに価値観はシフトしている。だから台湾ウイスキーを買って帰る事になった。
  • 商品をこれは凄い!美味しい!と思えるにはもう一歩が足らなかった。ひと欠片のチーズかサラミでもついていたらそう思ったかも知れません。
  • そして、想いが語られなかったこと。やっぱり人は物語=ストーリーに心を動かされるという事。

土地との結びつき、商品の本質、そして、『心』、気持の部分をすっ飛ばした上っ面のマーケティングは費用を無駄にしてしまいますね。

自戒を込めて、、

非常に良い勉強になりました。

ご縁に心から感謝します。

心謝。

 

おまけ、

夜は念願の故宮博物館にお勉強に行きました。

故宮博物館
故宮博物館

なんと、週末は夜の9時まで営業。

空いててとても良かったです。

筆有千年業
筆有千年業