気分サッパリ、です。(笑)
(逆説)ノリと勢いが未来を開く!
気分サッパリ、です。(笑)
神戸と台湾で建築会社を営みながら、私塾「職人起業塾」の活動を通してモノづくりの担い手を子供の憧れの職業にすることを目指す高橋剛志の挑戦。
1月6日 水曜日 曇り時々晴れ
今日はいきなりすみれ事務所は定休日、にゃろ部長と2人で事務所で電話番です。
昨日の仕事始めは全体会議、今期の経営方針説明の後、(忌中の者以外、)皆で総社に一年の無事を祈願、昼からはWEB、IT顧問であるゾロアスター高橋氏をブログ講師に招いての社員研修会開催をしながら私はお客様先に打ち合せやお年賀のご挨拶に廻ったりとドタバタとした一日となりました。一瞬にしてお正月気分がすっ飛んで、全力疾走のモードに切り替えることが出来て良かったです。(笑)
すっかり陽が落ちて真っ暗になってしまい、自宅で妻に二人きりでのタコパ(たこ焼きパーリーと言う名の関西特有の晩ご飯、)に誘われていたんや、しまった、遅くなっちゃったー、と思いつつ帰社してみると、初日にも拘らず、熱心かつ真面目な設計のメンバーは早速の残業をしてくれておりまして、、「しょっぱなからぶっ飛ばさんと早く帰ろうね、」とお願いして会社を後にしました。ホント、よく働いてくれるスタッフには頭が下がります。。
予定よりは少し遅く帰宅して、たこ焼き器を箸でつついてたこ焼きをひっくり返しながら、見るとはなしについていたTVは明石家さんまのお正月用の特集?番組で、さんまさんがMCを務める色んな番組を1つにまとめ、過去の名場面等も含めて(どーでもいいような)トークを繰り広げられておりました。
(あまりTVは見ませんが、)年末年始になると毎年さんまさんをよく見るよなー、なんて思いながら見ていたところ、後輩芸人?(だったかゲストのタレントだったか)が面白いさんま評を話しているのが耳に入ってきました。
その芸人(タレントかも)は新幹線などでの移動中、握手を求められたりしたら応えるけど、イマドキの時代、写真に一緒に移ったりするとどんな使われ方をするのか分かったもんじゃないし、怖いので一緒に写真を撮って下さい、とファンの人に頼まれても断るとのことで、ある日、新幹線の喫煙ルームで一般の人とその様なやり取りをした後、座席に戻るとそこにたまたま乗っていた明石家さんまが周りの乗客とイエーイ、と言いながらハイテンションで一緒に写真に納まっている姿に遭遇したとのことです。
人気度、知名度共に日本を代表するくらい抜群の明石家さんまさんが、フランクに写真に納まり、もっというと乗客の子供を抱き上げるくらいのサービスをしている姿を見て自分が恥ずかしくなったと告白するかの様に言ってました。
さんまさんに言わすと、「断るのが面倒やから誰にでもいいですよ、と言う様にしてるだけや、」とのことですが、これってなかなか凄いことだと思うのです。
また、「オレらがこうしてTVに出て稼がせてもらってるんはファンの皆様のお陰やないかい!」と、半分冗談まじりながらも口にされた言葉はけだし名言。
人気商売をしている芸人にとっての真理を鋭くついている上に、それを常に実践されていると言うことが、図ってか図らずかは分かりませんが、垣間見ることが出来ました。
何十年にも渡ってトップクラスに君臨し続けるさんまさんのプロ意識、プロ根性が自然なカタチとして日常生活全般に現れているとしたら、毎年正月明けの特番で延々とTVの画面を占領するのもなるほど納得です。
1回の移動で新幹線で触れ合うほんの数名の一般人が愛想のいいさんまさんに好感を持ってファンになる。
その後、その人が友達や周りの人にさんまさんと一緒に撮った写真を見せて、「ほんまにフランクで良い人やったで、」と自慢しながら吹聴してくれることによって広がる影響は決して小さく無いと思います。公開しているSNSで拡散されれば凄まじい威力を発揮するでしょうし、公開されなくても身内同士でやり取りするLINE等で画像やいい印象のコメントが流されるだけでも何十人に広がる可能性は多分に有ります。そしてそれを毎日の様に何年も、何十年も繰り返すことで得られるさんま人気は絶大なものになるのではないでしょうか。
なるほどなー、と長年衰えることの無いさんま人気の根源が、私たちが取り組んでいるマーケティング・アクションと原理を同じくしていることに妙に納得してしまいました。
世界一のマーケターとも言われる、ジェイ・エイブラハムは顧客にとって唯一無二の存在と成ることで持続出来るビジネスモデルを構築することが出来ると提唱されました。有名な『卓越の戦略』です。それは、顧客に対して恋人の様に接すること、顧客目線の本質的な価値に目を向けた提案をすることであるとその著書、『ハイパワー・マーケティング』に書き著しています。
明石家さんまの長年にも渡る不動の人気は彼独自の『卓越の戦略』を構築しているんやなーと、感じた次第です。彼に子供を抱いてもらって写真を撮ったらTVタレントの中では唯一無二の存在になっちゃうんやろな、と。
しかし、さんまさんがジェイの理論を学んだとはどうも思えないのも正直なところで、要は、理論なんかではなく一人の人間として真摯で誠実な思考が生み出す行動は自然と卓越した存在への道を開くのではないかと思うのです。
(至ってしょーもないTVでは有りましたが、)大変勉強になりました。(笑)
ついでに私もちょっとさんまファンになっちゃいました。
1月5日曇りのち雨
今日がすみれでは仕事始め。
朝から会社のセミナールームに社員全員が集合して昨年1年間の業績の振り返りと、今年の経営方針の説明、共有を行いました。
まずは2015年の振り返り、そして感謝。
昨年の業績はまずまず目標設定通り、毎年の事ですが、別段大きく売り上げを伸ばすわけではなく、同じ規模の売り上げをキープしながら無理無駄を削減して適正なコスト圧縮で利益を最大化していくという目標は中期計画の伸び率通り達成することができました。
それもこれもご贔屓にしてくださるお客様のお陰様、お客様と工事に携わってくれる協力業者様、取引先に感謝しながら、さらなる進化、変容を今季目指そうと昨年のデータを示しながら話しました。
2016年経営方針はやっぱりがちょうを育てること。
去年に引き続き、経営方針説明の冒頭に皆に問いかけるのは、イソップ物語の寓話から、金の卵を産むがちょうの話。
我々にとって重要なのは金の卵ではなく、あくまでも金の卵を産むがちょうであるという話です。
日常の業務において、規模の大小はあるにしても、銀の卵とがちょうのどちらを選択するかという選択肢は常に存在しています。
意識しなければ、そんな事を考える事はあまりないかもしれませんが、1年間の冒頭に皆で常にそこに意識をおくことを繰り返し訴え続けるようにしています。
金の卵とは目先の利益。
がちょうは目先の利益ではないかもしれないが将来において利益をもたらしてくれる存在。
目先の利益を捨ててでも、お客様や取引先、協力業者さんとの信頼関係をがっちりと守ればいつかきっとそこから利益をもたらしてくれるようになるという考え方です。
経営者感覚を全員が共有する意味。
経営者にとっては当たり前の選択となる、がちょうを大切にするという意識は、目先の利益を捨てられる決裁権を持つ者のみができる選択であり、なかなか一般のスタッフにとってはそれを自分1人で判断するのは難しかったりします。
もちろん、利益を残すことは重要です。利益を生まない事業はすぐに破綻してしまいますし、存続できなければ未来の売り上げも利益も何の意味もなくなるわけですから利益確保の意識とともにそのバランス感覚をなくしてしまうと全て成り立たなくなってしまいます。
それでも、基本的な判断基準をおくべきは、われわれは目先の金儲けのために仕事をしているのではなく、建築と言う仕事を通して関わる全ての人からの信頼を築きあげ、「これからもずっとあなたの会社にお願いするわ」と言われるようになること。
信頼はそんなに簡単に手に入らない。
そして、信頼とはどのようにして築きあげるべきなのかを毎年繰り返し説明するようにしています。
まず誠実であること、意図をしっかりと思っている事、そしてお客様の要望に応えられる実力を兼ね備えており、結果を出せること。その全てを兼ね備えて初めて信頼は得られるのだと。
我々にとっての『がちょう』ってなんだ?
我々が大事に育てるべき「がちょう」とはお客様であり、取引先であり、協力業者さんであり、そしてスタッフ全員である。
そのことをまずは年頭にあたって頭にたたきこんでから業務に取りかかってほしいと熱く語っておきました。
何といっても『企業は人なり』全員が目先のことに囚われず、本質に目を向けて誠実な判断できるようになることが我々が社会に必要だと認められる企業になる為には最も重要であり、それができて初めて信頼を積み重ね、未来を作っていけるのです。みんな、頼んまっせ!
2016年もよろしくお願い申し上げます。
とにかく、今年も1年、すみれスタッフ一同、一致団結して誠心誠意、納得、安心していただける物づくりに励んでまいります。
皆皆様よろしくお願いいたします。
1月4日 快晴
昨日に引き続きポカポカと暖かな小春日和。
お正月休みの最終日は、いつもの同級生3人と少し先輩の仲良し同業経営者4人組のメンバーで打ち初めにABCゴルフ倶楽部へ。
一昨日の(走り初め)12キロラン、昨日の(チャリンコ初め)65キロサイクリングに続き3日連続でアクティブに体を動かすお正月になりました。
ただ、どうも2日間の運動のダメージが溜まってきているようで、いつも通りにカートに乗らずに歩いてラウンドすると最後はバテ気味、体のメンテナンスをしっかりしないといけないなー、と反省しきりです。
オッサン4人でラウンドをしていてミスショットが出ると、 もう数え年で50歳、若くないんやしバテてくるよね、言う話が何度も出ました。情けないですが。(苦笑)
九州の経営者仲間の中村社長も同い年ということで年頭のFacebookに40代ラストイヤー!と言う書き込みをされていました。
それを見てはっと気付いたのですが、そもそも私、寿命が50歳で終わるはずでした。
40代ラストイヤーどころか、人生最期の一年になるはずやったんや、と。
若い時に肝臓をつぶして医師に長生きはできないと勧告されていたせいもありますが、若い頃、織田信長に心酔していた影響も有り、ずいぶん生き急いでいたようで、40歳の誕生日を過ぎた後、若かりし頃付き合っていた彼女が(私が)「40歳で死ぬと言ってたけど、どうなったかと思って、」とネットで私のことを探してくれて、「生きてたのね、」とこのブログにコメントをくれたこともあったぐらいですから、その当時は50歳を超えて生き延びるとは微塵にも考えていなかった様に思います。
40半ばを越えてから最後のあがきだと運動を始めて、医師が絶対に治らないと言っていた肝臓が奇跡的に良くなってからそんなことはすっかり忘れちゃっておりましたが、本来なら今年が人生最後の歳です。といっても、何が起こるかわからないのが人生、来年まで必ず生きる保証はどこにもありませんが。。
スティーブ・ジョブズが伝説のスピーチと言われるスタンフォード大学で学生に語りかけた言葉の中に、毎日、鏡を見て今日、死んでも後悔をしないか?と自分に問い続けたというくだりが有りました。
生前、禅に傾倒していたとも言われる彼は一日いちにちを精一杯生き切ることを自らに課すことによって素晴らしい製品を生み出すイノベーションを起すことが出来たと、所謂、死生観を持つことの重要さを説いています。
奇しくも明日は今年の仕事始め、毎朝目を覚まして鏡を見て、その問いを続ける習慣を持つのはそんなに簡単に出来ることではないかも知れませんが、この一年の始まりにあたり、一年単位で今年一年で人生が終わるかも知れ無いと考えて、計画すること、行動することを考えるのはは日々の習慣を持つのに比べればそんなに難しくない様にも思えます。
本当は今年で最期となったかもしれないこの命。
今年はその使い道を真摯に考え、年末に「死んでもいい」と思える様に一年と言う時間を使ってみたいと思います。
子供の頃から歴史小説を読んでは心酔していた日本の英雄中の英雄、織田信長が好んで舞った幸若舞の『敦盛』の一節に有った『人生五十年』は本当は人の寿命を指しているものではないらしいですが、私としては長い間信長が人生を五十年と決めて生き急ぎ、天下統一、天下布武というミッションを成したと思い込んでいました。
その敦盛の一節、
敦盛
思へばこの世は常の住み家にあらず。
草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし。
きんこくに花を詠じ、栄花は先つて無常の風に誘はるる。
南楼の月を弄ぶ輩も月に先つて有為の雲にかくれり。
人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。
ちなみに、織田信長享年49歳。いまの私と同じ年齢です。
誰もが平等に与えられている不都合にして冷厳な唯一無二の真実、「人は死に向かって確実に時を重ねており、そしていつ死ぬかは誰にも分からない」ということを決して忘れること無く、(今はもう、決して生き急ぐつもりは有りませんが、)毎日を精一杯生き切ることを胸に刻んでおきたいと思います。
さ、明日からガンバロ。
1月2日 晴れ
元旦に引き続き、暖かな一日となりました。
何でも、神戸の気温は3月上旬並みとのことで、こんな穏やかな日が続くお正月がかつて有ったっけ?と思う程、いい天気。俄然テンションを上げて、ゆっくりと朝寝坊をしようと決めていましたが、つい、いつも通りの時間に起きてしまいました。
まずは今年の走り初め。
2月の北九州マラソンに向けてそろそろトレーニング量を戻さないとヤバいし、と張り切っていつも御世話になっている太山寺とその周辺の神社にお参りがてらの10kmラン、暖かな陽射しの下、気持よく走りました。
いつもは山門の外からお参りして折り返すのですが、お正月ということで、久しぶりに入山料も支払って薬師さんにもご挨拶。
帰って来てからは毎年恒例となっている書き初めと賀状書き、今年の私のお題は、『誠心有道』としました。
吉田松陰が、自らの在り方を正せば必ず人も世間も理解してくれる筈だと松下村塾に集った若者達を鼓舞した『至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり』という言葉で有名な『孟子』離婁上から引用しました。
孟子曰、居下位而不獲於上、民不可得而治也。獲於上有道。不信於友、弗獲於上矣。信於友有道。事親弗悅、弗信於友矣。悅親有道。反身不誠、不悅於親矣。誠身有道。不明乎善、不誠其身矣。
出典:『孟子』離婁上
身に反みて誠ならざれば、親に悦ばれず。身を誠にするに道有り。
『自省』すること、自ら在り方を正すことで道が開けて来ると信じて一年間を過ごしたいと思います。
ちなみに、昨年のテーマは『優勝劣敗』でした。優しくあること、優しくなることを目指しましたが、優しく有るには強く無ければならない、より強くあるには成長することが避けられず、成長は自省することから。という持論にもう一度立ち返ることにします。
今年は長年の悲願、ミッション遂行の入口に立つ年と位置付けて、まずは身の回りから、足元をしっかりと固めつつ、私たちが事業を通して提供する意義と価値を見つめ直しながら走り抜けたいと思います。
奇しくも、年男を終えた今年は数え年で50歳。
孔子曰く、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、その天命を知る年となりました。この世に生を受けて、何を為すべきか、何を遺すかを深く考え、その答えを模索する一年とすると決意を新たにしました。
とは言え、まだまだそんな大それたことが出来る程の実力を蓄えた訳でもなんでもなく、当然、周りの多くの方々のご理解と御協力を頂きながらと言うのが大前提です。
すみれスタッフをはじめ、関わる全ての皆様の助けを頂きながら気張って一年を過ごせればと思います。
皆様、宜しくお願い致します!
1月1日 元旦 日本晴
全ての方に素晴らしい一年になることを心から祈念致します。
今年の年越しはいつもと少し勝手が違いました。
娘は念願の、いや悲願とも言うべきジャニーズの年越しカウントダウンライブに参戦する為に単身東京に出掛け、私と妻もそれに対抗?した訳では有りませんが、ビルボードライブ大阪のカウントダウンライブにてスタイルカウンシル?のシブーい音楽とシャンパンとクラッカーで新年を祝いました。
夜中から、毎年恒例の初詣に奈良の大神神社にいつもより早く向い、昨年の無事に対する感謝と、今年一年の家内安全、商売繁盛を少しばかりの賽銭でお願いして来ました。
夜中に参拝したお陰で、いつもの森正さんでの煮麺にはありつけませんでしたが、松明の神事を見ることが出来て大満足。
初めて見る夜中の大神神社も荘厳で非常に良かったです。
電車に乗り込んでうつらうつらと居眠りしながらJR明石駅に帰って来たのは朝の7時前、雲一つない晴天にはっと閃いて、そのまま大蔵海岸に初日の出を見に行くことに。
なんと、結婚して初めて見る初日の出となりました。(笑)
いつもの行動パターンを変えてみるって良いことがたくさん有るものです。(笑)
爽やかに初日の出を拝んで帰宅した後はいつものルーティーンをこなして、暖かい、というより麗らかと言った方が良いくらい暖かな陽射しの下、義父さんの入所している介護施設にご挨拶にいったりとゆっくりした一日を過ごしました。
年頭に当たり、とお客様や取引先様には年賀状の代わりにニュースレターをお送りしました。
毎年、年越しの度に思うことを年頭のご挨拶としてコラムに書きましたので、賀状をお送り出来ていない方にもお届け出来ればと思い、以下に転載しておきたいと思います。
******ここから転載******
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。4名の大工職人の集団から始まったすみれもおかげさまで今年で16期目を迎えられることが出来ました。
皆様からご縁と温かなご支援をいただき、今年も新しい年を迎えられたことを心より感謝申し上げます。本年も引き続きすみれを宜しくお願い致します。
新年を迎える度に頭をよぎる出来事があります。それは2012年の1月3日に突然聞かされた訃報です。三箇日、親戚一同集まってお屠蘇気分で食事をしていところ、突如かかってきた勉強会仲間からの電話で知らされました。
亡くなられたのは私がずいぶんとお世話になっていた先輩経営者で、当時駆け出しの経営者と言うより、職人に近い状態で右も左も分からずに闇雲に突っ走っていた私に、経営の要諦を教えてくれ、一条の光が射す方向に気付かせてくれた師匠の様な方でした。
その年の正月は非常に重苦しい気持ちで過ごしましたし、毎年元旦を迎える度に思い出しては暗い気分になることもありましたが、今年4年目を迎え、漸く自然体で事実として受け入れる様になった気がします。
そしてそれと同時に、その先輩経営者から過去に頂いた恩恵が、種から芽を出し、茎を伸ばして花が咲き、この4年間で多くの実を結びました。
ここに来て急逝されたことの悲しみよりも、いただいたご恩に対する感謝の気持ちが勝ってきたのかも知れません。
その先輩経営者から亡くなる直前の2011年の最後に送られてきた葉書には、「あえてシンプルに締めくくりたい、『夢は叶う』『叶うから夢なんだ』全ての人の夢が叶いますように・・・」と記されてありました。今も私のデスクの前にその葉書は飾ってあり、この4年間ずいぶんとその言葉に励まされて来ました。
そして、昨年ついに、私の目指して来た夢は2つ叶いました。いずれも、大工職人から起業した際に集まってくれたスタッフに「なんとか安定した暮らしを実現してもらいたい!」と取り組んで来たことが認められ、創業以来掲げて来たすみれのミッション『職人の社会的地位の向上を果たす』を全うするスタートラインに立てる出来事です。
1つ目は、すみれ本社で毎月開催しているマーケティングの勉強会の内容が厚生労働大臣に日本初の現場実務者に対する認定研修事業として認められたこと。
2つ目は、これまですみれが行なって来た大工の正規雇用と教育を行なうことで、お客様に満足頂ける工事をして、ご紹介やリピートの注文を頂けるシクミを作る取り組みが書籍となり、商業出版として発売されたこと。
この2つは日本中の大工の働き方が、やりがいと将来への希望を持てる様に変わり、若者が全く入職してこない現在の職人不足問題の根本的解決に一石を投じられる事になったかも知れません。
どちらも4年前には想像もしていなかった成果を昨年手に入れることが出来たのは、私にとっては小さな夢が叶った出来事でした。
そして、この新年を迎えるにあたって、まず脳裏に浮かんだことは、先輩経営者が残してくれた、『叶うから夢なんだ。』という言葉です。
新年早々、湿っぽい話で恐縮ですが、新たな年を迎えるにあたって気持ちを新たに今年の目標を立てられた方、おめでたい初夢を見られた方もいらっしゃるかと存じます。今年、皆様の全ての夢が叶いますように心から祈念して新年のご挨拶とさせて頂きます。
本年もすみれをどうぞ宜しくお願い致します。
叶うから夢なんだ。
高橋剛志拝
******転載ここまで******
すこし湿っぽい文章にも拘らず、長文にお付き合い頂きましてありがとうございます。
今年もコツコツとブログを更新して参りますので。お付き合いの程宜しくお願い致します。
どなた様も幸せなお正月をお送り下さい。