リバイバル!オンリーワンの歌と箱の本。

1月30日 曇天

空を厚く覆った雲のお陰か、少し暖かな一日となりました。
今日は久しぶりに、というか3週間振りくらいに一日社内にてデスクワークに勤しむ事が出来ました。このところ講演、セミナー、賀詞交歓会、そしてたまに現場と出ずっぱりの毎日で、そりゃ仕事もたまるわな、と一人納得、少しだけたまっていたタスクの整理が出来ました。(苦笑)

 

世界に1つだけの花現象。

今朝のTVの情報番組でSMAPのむかーしに発売した曲がヒットチャートを急上昇しているとの話題を耳にしました。
『世界に1つだけの花』でしたっけ、彼らの代表曲とも言える超有名な曲で、「No1にはなれなくてもいい、君だけに特別なオンリーワン」という歌詞は曲を聴いた全ての人に勇気を与える名曲だと私も思っています。
その作詞・作曲はマッキーこと槇原敬之で「ナンバーワンではなくオンリーワン」という主題は、なんと「天上天下唯我独尊」という仏教の教えが念頭にあったらしく、以下はWikipediaからの引用。

仏説阿弥陀経』の「青色青光、黄色黄光、赤色赤光、白色白光」という一節が元になったとも語っている。これは浄土には様々な色の蓮華が咲き乱れているが、そこではそれぞれがそれぞれの個性に無上の尊厳性を認め合い存在しているという内容である。
また、いくら他に沢山のバラがあろうとも自分が美しいと思い精一杯の世話をしたバラはやはりいとおしく、自分にとって1番のバラなのだと悟るという『星の王子さま』の話も基になっている。

なるほど、老若男女問わず受け入れられる国民的人気を得る源泉はやっぱり古典に有るということでしょうか、、

SMAP
出典:yahoo!の画像検索

 

強みはセグメントとセットって歌が好き。(笑)

そんなことはどうでもいいんですが。笑
それにしてもこの度のSMAPの解散騒動をきっかけにファンが勝手に?昔大ヒットした代表曲の購買運動に乗り出した事、そしてヒットチャートの上位に食い込むくらいになったのは非常に驚くべき現象です。「これってもう社会現象やん!」と改めて彼らの人気の偉大さを見せつけられた気がしました。そして、その人気の秘密があまり表面には出てきませんが、SMAPのメンバーは慈善活動、募金活動に熱心だと言う声も有ったりとかで、陰徳を積んでいるお陰かーと思ってみたり。
芸能界の事は(興味が無いし)真偽の程はあまり良く分かりませんが、とにかく彼らが恐ろしい程の影響力を持っている事はよくわかりました。私としては、自分自身が主宰する塾で、USP(独自のユニークなウリ)を見つけ、育てるには、No.1を目指すのではなく地域、市場を絞った中でオンリーワンになれる強みを見つけ、そこから広げていくべき、という話しを良くするので、同じ様な事を歌ってくれているこの曲が再び注目されたのが少し嬉しかっただけです。(笑)

 

 

五郎丸歩現象。

五郎丸選手
五郎丸選手

もう1つ、昔の名前で出ています的な(古っ)リバイバルでの大ヒットのニュースがありました。
それは今をときめくラグビーの日本代表の五郎丸選手がご自身の思い出す本・忘れない本、の取材を受け、ブックアサヒコムというサイトで、このブログでも昔から繰り返しご紹介して来た『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャー・インスティチュート〈著〉を紹介されてから、その本が在庫切れになるくらい爆発的に売れているというニュースです。
記事はこちら→五郎丸歩さん「自分の『最悪』なんか、大したことない」

 

 

本日のおススメ本。

私がこのブログで以前に(しつこく)おススメ記事を書いているのはこちらです。なんと、2007年と2014年のふるーい記事ですが、そう言えば昨年末に久しぶりにお会いした姫路の同業の経営者、O社長は、私のブログを見て最近この本をご購入されていたく感動された!と言われてましたよ。

自己欺瞞との戦いはつづく。〜日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則〜

読書の秋

本って。

この書籍を紹介している私の過去のブログを3点セットで見て頂くと如何に私がこの本を熱心に人に進めていたかがよくお分かり頂けると思いますが、私なんかが何度もブログで紹介するよりも、(あたりまえですが、)五郎丸選手がちょいとコメントを出す方がその効果は絶大です。
とにかく、自分が良い影響を受けた良書が広く人の目に留まってくれる事は私としては嬉しい限り、まだ手に取っておられない方は是非ご一読をお勧めします。

箱1

 

 

おススメ本ではありませんが、是非、紹介してもらいたい本。(汗、)

それにしても、五郎丸選手の人気とその影響力、凄いです。(絶対ムリやけど、)もうすぐ発売になる私の本も紹介してくれないかしら、、なんて思ってしまいました。(笑)
モチロン、そこはすっかり諦めておりますので、ここはなんとか、このブログの読者の皆さんに御協力頂きまして、もうすぐ発売になる書籍『職人起業塾』を周りの方に紹介して頂けないでしょうか。
正式な発売日は2月10日となっております。週明けの月初めから発送の準備に取りかかるとの事ですので、既にお申し込みを頂いた方はもう暫しお待ち下さい。

尚、送料、代引き手数料無料の先行予約キャンペーン絶賛開催中です!
建築業界関係者、職人はモチロンですが職人じゃなくてもマーケティングに興味がある方には参考にして頂けると思うんですよ。
ご予約はこちら→ http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171

結局、今日も売り込みになっちゃいましたが、、なんとか宜しくお願い致します!(笑)

書籍 職人起業塾
書籍 職人起業塾

薔薇が憂鬱、といった困難に立ち向かうABS

1月29日 雨

寒波が過ぎ去り、寒さも少し緩んだと思ったら、今度は天気が崩れて雨。週末にかけてぐずついた空模様が続く様です。寒いのも苦手ですが、冬の雨もあまり得意ではありません。と言いつつも、これも無くてはならないもの、天恵だと思って感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います。

 

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会と喜多川泰ファンの集い

今日は終日研修へ参加。すみれ本社で毎月行なっている勉強会から派生した京阪神木造住宅協議会を事業主体としての職人起業塾でいつもは講師ですが、今日は受講生に混じってABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)を受講しました。私自身はかれこれ5年程前にナカジュンという勉強会仲間の誘いを受けて受講しており、今回は再受講です。久しぶりに脳を高速で使いまくってクタクタになりましたが、160個のランダムな単語を覚える等、自分自身の脳の健在振りを再確認、非常にいい時間を過ごす事が出来ました。

研修が終わった後、夜は(不定期の様で実は、)定期的なこじんまりとした集まり、『喜多川泰さんファンの集い』にて心易くも刺激的なメンバーと美味しい食事とお酒を頂きながら読書談義、人生論に花を咲かせました。メンバーの皆様、ステキな時間をありがとうございました。
次回は喜多川先生の講演会の懇親会でご一緒出来ればと思います。宜しくお願い致します。
これね→http://www.event-search.info/events/KGZ8VzdVzEn5sB/

ABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)がカリキュラムに組み込まれている理由

実は、今も少し頭がというよりも脳に痛みを感じています。本日再受講したABS(アクティブ・ブレイン・セミナー)の影響なのですが、右脳と左脳を同時に使って記憶するワークは非常に疲れます。個人差があると思いますが。(私の場合)セミナーが終わったらもうクタクタです。
そんな所謂記憶術と言われるこのセミナーを工務店の実務者向け研修事業のカリキュラムに組み込んでいるのにはいくつかの理由があります。
一般的には、建築の実務と記憶術では関係が無い様に思われがちですが、全くそんなことはなくて、むしろ絶対に必要不可欠だと思っています。その理由は大きく分けて3つ。

 

「出来ない、」を「出来るじゃん!」に

可能思考、という言葉があります。人は出来ない、と思った時点でチャレンジをやめて自分自身を出来ない人間に追いやろうとしてしまいます。何か問題に向った時、「やってみる」とか「出来る様になんとかする」とか、チャレンジをする思考を持って立ち向かい、1つずつのハードルを越えていくことを繰り返せる様になると人が変わった様に大きく成長出来るのは教育、研修事業に携わる人達に取ってはいわば常識となっています。なので、多くの研修でははじめに「やるか、やらないかと聞かれたら、ヤル!と答える!」と可能思考を叩き込まれる事が多いのですが、無理やりテンションを上げられて、「やります!」とコミットしたところで、そんなテンションは長続きする筈も無く、研修を終えて普段の生活に戻ると元の木阿弥になる事は珍しくありません。
しかし、このABSだけは、「ランダムに書かれた脈絡のない100個の単語を覚えなさい」と、普通なら絶対ムリなコトを、脳の使い方を教わる事で1日で可能にしてくれます。それが実生活に役立つかどうかはさておき、「絶対に出来っこ無い」が「え、オレにも出来た!」に変わる体験は人の心にじんわりと可能思考を浸透させます。まず、この思考を受講生に持ってもらう事が研修事業のスタートには欠かせない最も大きな理由です。

 

「ややこしい、難しい、」を「簡単じゃん!」に

次に、研修を通して実現すべき事に『問題解決』があります。職人起業塾の研修カリキュラムは座学だけではなく、OJTもふんだんに組み込んでおり、研修で学んだ事を現場で実践して結果を出す事に目標を置いています。それは実は問題解決の繰り返しであり、マーケティング(=自然に顧客が集まってくれて売り込みをしなくても売上げが上がり続けるシクミ)の構築は多くの問題を解決した先にあるのです。受講生の皆さんにはその問題を解決してもらう役割を担って頂かねばなりません。
これまで、経営者でも解決出来なかった難しい問題をこれから従業員さんに解決してもらうのですから、生半可な事ではありませんが、それもコツさえ覚えれば実はそんなに難しい事ではありません。
非常に覚えにくい薔薇の薔という漢字を覚えるには、草冠、土、人×2、口×2に分解して1つずつ覚える事によって簡単に覚える事が出来る等のABSのワークを通して、絶対ムリ、と思う様なややこしい事も分解して小割りにする事によって簡単に出来る様になる事を脳に理解してもらうコトが出来るのです。その上でマーケティング構築の為に小割りにしたステップに1つずつ取り組んでもらい、結果を出してもらおうという魂胆です。(笑)

 

脳にOSをインストールする効果。

3つ目は長期に渡り覚え続ける技法を身につける事によって、絶対に忘れてはならない重要な事を常に思い浮かべてもらえる様に出来るコト。
絶対に忘れてはならない事とは、「人としての在り方」「技術者としての矜持」「許認可業者としての法律の遵守」「従業員としての会社のルール」等々、業務の中で判断基準になるOSとでも言うべき『理念』や『行動基準』です。
顧客接点において、社員は企業の代表であり、そこで下す判断は経営者と同じモノで無ければなりません。担当者によって対応がバラバラでは顧客の信頼を得る事は難しい事を考えると、会社としての判断基準は何か?を常に頭に叩き込んでおき、些細な出来事でも判断を迫られるときは常にそのOSが起動して自社の事業の目的の方向性に沿った判断をするべき。
覚えている、決して忘れない、が必要な以上、ここでも記憶術のメリットが最大限発揮されるという事です。

 

 

行動が人生を変えるかも、

今日、受講生の皆さんが2日間のABSの講座を終えられて、ほっとした様な、そして晴れやかな面持ちになられておりました。今回の研修を通して、「自分はまだまだ出来る」「難しい事も分解したら簡単や」と早速日々の業務においてバリバリと問題解決に取り組んで頂きたいと思います。
私が研修や勉強会の終わりにいつも話すのは、いくら良い勉強をしても、気付きを得ても、行動に移せなければなんにも変わる事が無い、今までの時間は単に無駄になってしまう。という事。
そして、よしやるぞ!と気合いを入れて行動に移したとしても3日坊主、継続する事が出来なければ、せっかく行動に移したとしても、なんにもしないのと五十歩百歩、大した違いはありません。
それでも、まずは行動に移さなければなんにも始まらないのも事実なので、とにかく自分が潜在的に持っていた能力に気付いた今、早速行動に移して頂きたいと思います。

受講生の皆さん、(宿題も含めて、)がんばっていきましょー!(笑)

ABSの公式ホームページはこちら、http://www.oda-abs.com 

 

 

おまけ、

職人起業塾のテキスト本が発売になり、第一期生には特別に一人一冊ずつ進呈させて頂きました。川西先生の悪ノリで、慣れないグダグダのサイン書き、失礼しました。(笑)
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あなたが職人を続けている以上、私の言葉は絶対だ。

1月28日晴れ

 

書籍『職人起業塾』発売記念講演スタート!

先日までの寒さはどこへやら、暖かな日差しの1日となりました。外気温を見るとなんと10度、一昨日、クローゼットの奥からロングコートを引っ張り出したのが嘘のようです。(笑)
今日は上梓した書籍の出版記念講演の第1弾、TOTOリモデルクラブ主催で書籍の販売目的の講演をさせていただきました。(笑)
業界的に最近の寒波の影響で水道管の破裂など多くの方がトラブルに見舞われており、その後の処理に追われる会社も多く、残念ながらこじんまりした人数となりましたが、それはそれでご愛嬌。人数が少なかった分、胸に突き刺さる内容の濃い話ができたと思います。
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書籍 職人起業塾
書籍 職人起業塾

 

 

胸に突き刺さる言葉。

胸に突き刺さると言うと、昨夜見る事なしに見ていたテレビドラマでジャニーズの長瀬くんが決めゼリフで言っていた台詞が耳にとまりました。

「あなたが医者である以上、私の言葉は絶対だ」

患者の担当の臨床医に向かって裏方で病理分析をする長瀬くんが言い放った言葉です。突き刺さるを通り越して心をえぐり取るぐらいの厳しい言葉でした。
その台詞を聞いて、「長瀬くん、言うよね〜かっこいい!」といつになく真剣にテレビドラマを見てしまいました。(笑)
長瀬くんが言い放った言葉は、(はっきり覚えてませんが)「医者は1%の可能性も見逃してはならず、常に100%の診断をしなければならない」ということでした。(多分)
冷静に考えてもみれば、人の命を左右するかもしれないような判断を、医者が「ひょっとしたら違うかもなぁ」と思いながら病名を断言するとか、診断結果を出しちゃうとかありえない話で、そんな事は自明の理。当たり前のことであり、そりゃ長瀬くんでなくともその言葉は絶対です。

フラジャイル長瀬智也
フラジャイル長瀬智也 出典;yahooの画像検索

 

原理原則中心の考え方

自分自身に置き換えてみると、当たり前のこと=自然の摂理や、故スティーヴン・R・コヴィー博士が唱えられた原理原則を価値判断の基準に据えれば、長瀬くんと同じテンションで「俺の言葉を絶対だ。」と言えるということになりますし、もう少し踏み込むと言わねばなりません。
私たち住宅に携わる工務店、職人も実は人の命を左右するぐらい大きな責任を背負っています。その施工、計画において、法律を守り、確かな技術を現場に落とし込んで安全を確保するべきはは絶対であり、そこに住まう人が長きにわたり安心して健康に暮らせる住宅を作らなければならないのも絶対です。「あなたが職人を続けるならば、私の言葉は絶対です。」となりますね。

 

 

未来は当たり前の積み重ねの延長にある。

随分前のことですが、楽天の三木谷(当時)社長が記者会見で「当たり前の事をアタリマエにすることが最も難しい」と言っておられましたが、確かにその通り!当たり前のことを当たり前に積み重ねる事はそんなに簡単ではありません。しかし、そこに意識を集中して継続、習慣化することによって絶対の自信と絶対の信頼を得られるようになる事を改めて長瀬くんに教えられた気がします。
先日、すみれスタッフと取引先、協力業者さんと一緒に開催したすみれプロジェクト会議でも将来の安定を生み出すための行動として、今なすべき事は、「当たり前のことを当たり前にする」でした。私たちの事業は実はここに全てが集約されているのかもしれません。

娘に引きずられてついつい見ちゃうくだらないと思っているテレビドラマもそんなに悪いものじゃないですね。(笑)学びはどこにでもあるものです。

心謝。

切れ味の有る人生をもたらす『7つ目の習慣』

1月27日 水曜日 快晴

寒波の襲来で改めて認識した事。

日本中を震え上がらせた最強寒波は各地に甚大な被害をもたらしたとのことで、沖縄にも数十年振りに雪が降ったとのニュースもありましたが、日本国内よりも大変だったのは台湾の様で、65名もの死者が出たとの報道に驚きを隠せませんでした。心臓や血管の疾患によるものが多いとの事でしたが、温暖な気候の建物の方が寒さに弱い、危険が高いという事実を如実に語っているのだと思います。台湾でお亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りすると共に、瀬戸内という温暖な気候に恵まれた神戸でも、断熱性能をしっかりと担保した住宅を提供しなければと改めて考えてしまいました。

 

性能リフォーム元年

すみれでは、年頭の社内ミーティングで今年度を性能リフォーム元年と位置付けて、これまで新築で培って来た住宅性能の数値化、断熱、気密施工をリフォームの案件に広げて、より安全な安心して暮らせる住宅を地域に広げて行けるようにと、設計スタッフで準備を進めています。ご好評頂いているインスペクション(住宅診断)と共に積極的に提案する体制を整えておりますので、「我が家は寒いけどなんとかならんのか、」と思われている方はお気軽にお声掛け頂ければと思います。

 

セルフメンテナンスな一日。

今日は水曜日、すみれ事務所は定休日です。
私もセルフメンテナンスの日として『刃を研ぐ一日』とさせてもらいました。
先日、電磁波測定士の師匠、青山さんのお誘いを受けて夫婦で丹波の三心五観さんにて波動セラピーを受けて周波数を計測する機械で私の身体の中であるべき周波数が狂っているところを計測してもらうと、2つの問題が鮮明に明らかになりました。
その2つとは、『歯』と『腰』。
その2つは以前からずーーーっと気になっていたのですが、改めてまざまざと数値で見せられると、向き合わずにはおれないもので、早速、三心五観の藤本さんに(電磁波測定士仲間でもある)集中治療をしてくれる歯医者さんを紹介してもらい先週から通い始めました。お陰で、親知らずが悪さをしてガタガタだった歯がずいぶんスッキリとなり、この調子で噛み合わせまでキッチリと直してしまう計画です。

 

根本的な問題解決へのアプローチ

もう1つの腰の方も、スポーツ整体、カイロプラクティックをされている整骨院を紹介してもらい今日はじめて行ってきました。これが今までに経験が無いぐらい痛い施術で驚きましたが、(笑)腰の関節の調整と肩の歪みの修正をしてもらい、帰る頃には驚く程、腰の痛みがとれてスッキリ。
院長先生曰く、腰の歪みの元の原因は足にあり、そこを根本的に修正する事で、腰の関節の痛みも無くなり、身体のパフォーマンスが一気に上がる筈です。との事。いやー、心強い味方を見つけました。というか紹介してもらいました。(笑)Hさん、ありがとうございます。
これで北九州マラソンは申告通りのタイム5時間を大幅に切ってゴールに飛び込める事が出来そうです。(笑)

 

ついでに心もメンテナンス。

整骨院の帰りには、少しゆっくりして、以前から一度行こうと思いつつ立ち寄れなかったカフェにて一服。薪ストーブの炎を見ながら、マスターおススメの酸味が程よく利いた美味しいコーヒーを飲んでリラックスタイム。暫し休日的な楽しみを味わいました。
帰って来て夕方からは書道のお稽古、コーヒーで緩めた心を先生の厳しい指導で締めて頂いてセルフメンテナンスの一日をキリッと締めて頂きました(笑)

 

7つ目の習慣

創業以来、すみれの事業の根幹となっているスティーヴン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』に書かれてある7つ目、最期の習慣は『刃を研ぐ』です。
創業間もない頃、その本を読んで、事業所のシクミを原理原則に沿ったものにしようと試行錯誤しながら、自分自身も7つの習慣を身につけようと長きに渡り悪戦苦闘を繰り返してきましたが、最も習慣として身につけるのに苦労した、難しかったのがこの『刃を研ぐ習慣』です。

ちなみに、今更ではありますが、一応引用しておきますと世界中で有名すぎる『7つの習慣』とは、

第一の習慣・主体性である(Habit 1 Be Proactive)

第二の習慣・終わりを思い描くことから始める(Habit 2 Begin with the End in Mind)

第三の習慣・最優先事項を優先する (Habit 3 Put First Things First)

第四の習慣・Win-Winを考える (Habit 4 Think Win/Win)

第五の習慣・まず理解に徹し、そして理解される(Habit 5 Seek First to Understand, Then to Be Understood)

第六の習慣・シナジーを創り出す(Habit 6 Synergize)

第七の習慣・刃を研ぐ (Habit 7 Sharpen the Saw)

出典:Wikipedia

となっておりまして、七番目の『刃を研ぐ』習慣とは、人の持つ4つの資源(肉体精神知性社会情緒)を維持、再新再生するという習慣。例として、運動(肉体)、価値観に対する決意(精神)、読書(知性)、公的成功(社会・情緒)などが紹介される。となっています。

 

刃を研ぐ重要性。

創業間もない頃、休日どころか昼も夜もなく働き詰めて居た頃、意識して第一から第六の習慣まではなんとか取り組む事が出来ましたが、とにかく時間が無いと駆けずり回り、どうしてもその第七の習慣だけは手が付けられませんでした。

その当時、大工として現場で働いていた私は切れない刃物でいくら力を入れて木を彫っても時間がかかるし、仕上がりは汚いと頭では良く分かっていましたが、自分自身を刃物に見立てて研ぐ時間を取ることが出来ず、「忙しいからそんなのんびりした時間なんか取ってる暇はない!」と心の師として崇めていた筈のコヴィー博士の理論をそこだけすっ飛ばしておりました。今考えると、完全にアホです。(笑)
しかし、切れない刃のままで作業進めていると、次からへと問題が生じます。その対処に追われ余計に時間がなくなり、どんどん刃がこぼれてきれなくなっていく 悪循環に陥ります。その当時の私はまさに負のスパイラルに落ち込んでいきました。

対処に追われると、無駄な費用がかかり、無理な計画を立ててしまいがち、その当時の私は忙しいばかりでちっとも良くなって行かない会社と自分自身に焦るばかりの毎日でした。冷静に考えると問題が起こる種を残したまま、表面的な対処にばかりに時間を割いていた様に思います。

 

人生のポテンシャルは7つ目の習慣にあり

それから15年以上経って今更ながら思うのは、やっぱり、刃を研ぐ時間を持つ事の重要性です。
分かりやすく言い換えると、『状態を整える』べき。集中して物事に向き合えない状態ではやる気、根性、勢い、元気がいくら有っても空回りするばかり、時間がかかる上にいつまで経っても根本的な問題解決に取り組めないのをやっと50歳を目前にして理解出来、目先の忙しいタスクはさておいて、『整える時間』を必要な時間として無理やりにでも確保する様になり、仕事も、プライベートも自分自身の健康も大きく変える事が出来ました。
『習慣』の本当の重要さはこの7つ目の習慣に隠されてあったのだと、改めて感じている今日この頃です。
長い様で短い人生という時間、そろそろ勢いではなく切れ味勝負で成すべき事に向き合っていきたいものです。(笑)

エイジングインプレイスとCSRとオレたちの進む道。

  2月26日 晴れ

   

 

今日は朝から名古屋へ。

全国の若手?(もう若手でもないか、)リフォーム事業者、建築事業者が集う勉強会、一般社団法人JACKの新春賀詞交換会に出席です。
最近は分科会の勉強会に私ではなくスタッフに参加してもらっていた事もあり、全国のメンバーさんとはめっきり顔を合わす事が少なくなってしまい、不肖、私めがプチ講演をさせて頂いた昨年夏の全国大会以来お会いしていない方がてんこ盛り。久しぶりにお会いしてメンバーの皆さんの近況を伺ったり、新しいメンバーさんにご挨拶したりと楽しくも非常に学びのある時間となりました。

  

 

2020年に向けて時代を読む

基調講演の一本目はリフォーム産業新聞社、加覧社長の今の時代を俯瞰したお話。
日本国民のエンゲル係数が上がっている。要するに生活に余裕が無い所帯が増加している、というグラフを皮切りに、現状の業界を分析していただきました。設備機器交換、メンテナンスのリフォーム(リプレイスメント)が伸びて大型リフォームが減っている傾向にある。昨年は大型リフォームの住友林業がメンテナンス中心のセキスイにトップの座を譲った。その流れを受けてか、ネット事業者が大きく売上げを伸ばしている。

リプレイスメントへの流れはインターネットの普及と相俟って流通事業者の変容を誘発し、エンドユーザー向けの販売に乗り出すきっかけとなり、フランチャイズ展開する事業者が続出、等々業界の向っている流れがとても良く分かりました。
さすがにリフォーム業界の情報収集で日本のトップを誇る業界紙の社長の言葉は現状分析にリアリティーがあると共に、これからの業界の動向を占う上で非常に参考になりました。

    

 

目指すはエイジングインプレイス対応のビジネスモデル。

その中で、特に印象に残ったのは、エイジングインプレイス(=住み慣れた土地で元気に最期まで暮らす)という考え方。地域密着の私たちの様な事業者はその土地に住まう方々のライフスタイル、ライフプランをしっかりと理解して、ムリの無い費用の範囲で出来る限り暮らしやすい、心地いい暮らしを提供出来なければならないということです。
これまでも故水口健二先生にご教授頂いたライフスタイルマーケティングを常に意識して来たつもりでしたが、今一度その必要性、重要性と共に時代の要請を感じる非常に良い気付きを頂けた素晴らしい講演でした。

 

2016年を見通して。

基調講演の第二弾はJACKグループの代表理事の蜘手社長による『2016年を見通して。』
消費税増税前夜、駆け込みと反動、中国から始まったリスクと世界同時株安の影響は、とこちらも今年そして来年以降の大きな、そして厳しい業界の変化に対する見方を非常に分かりやすく、鋭い視点でフォーカスされておられました。
蜘手社長の講演の中で学生相手に講演をして気付いた事として、CSR(企業の社会的責任)についての言及がありました。少し前に『モチベーション3.0』という書籍が話題になりましたが、今の若者の意識は、成功、右肩上がり、少々ムリをしてでも利益を叩き出す!、良い服が着たい、良い車に乗りたいといった私たちが若かりし頃必死で欲していた価値観とは大きく変わり、社会との関わりの中で自分に何が出来るのか?とか、世のため、人の為になっているのか?という価値観が優先される様になって来ているとの事。確かにアルバイトの募集に学生が集まらないが、地域のイベントやボランティア活動といった社会的なアクションには大勢の学生が集まるようです。

   
    

 

若者の世のため、人のため志向

損得だけではない、自分の行動にもっと社会的な価値のある意味を持たせたい。と考える若者が増えているのは(アルバイトの人手不足に悩んでいる)私も日頃から実感しているところです。
これからの日本を担っていく人材にそのような若者が増えていく事は非常に喜ばしい事だと思いますし、この傾向が事業の業績に繋がれば言う事無し。となりますが、私達が必死になって働いて、結果を出してきたモチベーションとは明らかに違う訳で、その事に違和感、いや危機感を覚えられる経営者も少なくないような話しをよく耳にします。

 

会社の方向性とモチベーション3.0

しかし、そもそも事業の目的は理念の体現であり、昨今、メディアを騒がしているなんとかフーズの様にその理念が社会的価値と相反している様な事業者は自ずとマーケットから退場を迫られることになると思っています。そのように考えると経営者がしっかりとCSRを考え、理念との擦り合わせを行い、実際の業務がその理念と方向性を一致した時には、イマドキの若者の価値観に合致して、モチベーション3.0が発動するのではないでしょうか。
要するに、、私たちオッサンが若かりし頃のイケイケドンドンな価値観を捨て、真摯に誠実に社会との関わりに向き合いながら事業に取り組む事こそ、これからの時代、価値観に沿った経営となるのではないかと思います。

   

足元の検証と未来の展望と自分達の歩むべき道。

今日の基調講演を行なわれた加覧社長、蜘手理事長共、今後の時代の流れについては大まか共通の視点を持たれていた様に感じました。お二人の話しを聞いて見ると、時代は確実に大きな変化を遂げようとしているようです。だからといって、私たちはあたふたと時代に対応して、こに迎合することばかりではなく、自分達に合ったちょうどいいビジネスモデルをしっかりと地道に構築していく必要性を感じた次第です。

そんな意味から考えると、エイジングインプレイス、CSRと言ったテーマは地域循環型のビジネスモデルを標榜する私たちにとって非常に重要な視点です。
もともと入っていた予定をこじ開けて参加した無理やり日帰りの弾丸出張ではありましたが、非常に良い学びを頂く事が出来ました。やっぱり、外に出て行かなければいかん、と、出掛け、刺激を受ける事の重要さを改めて確認した次第です。

蜘手理事長を始めJACKのメンバーの皆様、本日はありがとうございました!

今年はもう少し精力的に全国に学びを深めに参りたいと思っておりますので、一年間、宜しくお願い致します。

心謝。

  

そうそう、蜘手代表理事が講演の中で協賛会社の宣伝をされたのですが、その中で「特筆すべきは!」と私の著書を紹介して下さいました。(^ ^)

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犬も歩けば棒にあたる的な、ご縁に感謝。

1月25日 晴れ

伊川に氷張るも陽射しあり。

何十年に一度の最強寒波襲来のニュースは沖縄から北海道までの全国津々浦々まで雪を降らせ、日本中が寒さに震え上がっているとのこと。神戸も寒いのは寒く今朝は伊川に氷が張っていましたが、別段雪が降る訳でも無く、お天道様が登って来たらやはり暖かく、瀬戸内の温暖な気候に感謝する事しきりです。

昨日、いつもの様に海岸線をランニングしていたら、にゃんと、林崎海岸ではサーフィンを楽しむ人が結構な数、海に浸かっておりましたし、、
平和ですね。(笑)

講師業、本格化。(笑)

このところ、研修事業に本格的に参入したこともあり、今までの工務店としての実務だけではなく、セミナー講師や講演で呼ばれて出掛ける事が急激に増えました。今週も人前で話すのが、今日のNPO法人ひょうご安心推進員会、TOTOリモデルクラブ、そして京阪神木造住宅協議会の研修と週の半分。2月は建築会社の業者会での講師や、行政書士会での講演、京阪神木造住宅協議会の研修講師等と計8回、そろそろプロ意識を持ってあたらなければ、とプレッシャーも感じつつも、アウトプットこそ一番の学びという考え方もありますので、ありがたく呼ばれるまま出向いて行きたいと思っております。
3月以降はまだ予定が空いておりますので、職人の育成、現場管理者、設計者の育成をしての循環型ビジネスモデルの構築にご興味がある方はお気軽に呼んで下さいね〜。(笑)

 

犬も歩けば棒に当たる。

講演やセミナー講師を依頼されるて出掛けると一気にたくさんの方とご縁を頂くきっかけになります。人との出逢いは、新たな気付きと共に、自分を振り返る機会にもなり、忘れかけていた原点に気付かされることもしばしばです。研修事業として立ち上げたのもあり、メディアやSNSで私が主宰している職人起業塾が取り上げられる事が増えて、そんな影響もあってか、先週開催した職人起業塾では初めての参加の方が5名程おられました。
その中には、大工さんが2名!大工出身の私としてはバリバリ現場で活躍されている大工さんと一緒に学びの時間を持てるのは非常に嬉しいことで、若干テンションが上がってしまいました。(笑)
これも誘われるままどこにでも出掛けていく賜物かと、密かに喜んでいます。

 

真摯な宮大工の熱き想い。

懇親会の席で、その大工さんが、自分の考えや想いを熱く語っておられたのに耳を傾けてみると、阪神淡路大震災の当時の事を話されてました。乱暴に要約してしまうと、『あの地震であれだけの犠牲者が出たのは、人災だった!」という事です。
震災後、瓦礫の山に立ち尽くして、私も全く同じ様に感じて、その後起業する際にそんな人災を出す様な事だけは絶対にするまいと心に誓ったのでした。
その憤りを今も熱く語られる大工さんがおられる事には非常に心強く、嬉しく思った次第です。

 

創業時の想いを今一度。

その大工さんの言葉を聞いて、自分自身の原点をもう一度思い出させてもらった気がします。
ちなみに、その時の想いは創業時からホームページに掲載しており、初めて訪問頂いた方に読んで下さい、とバナーを張っています。
こちら→http://sumireco.co.jp/greeting.php
初心に返る想いを込めて、ここにも転載しておきたいと思います。

******ここから転載******

すみれ建築工房とご縁をいただいたあなた様との約束

幼少の高橋剛志

はじめまして、すみれ建築工房の代表取締役 高橋剛志と申します。初めてのご挨拶として自己紹介がてら、少しだけお話をさせて頂いてもよろしいでしょうか。
私は生まれも育ちも、今までの人生のほとんどをこの地で過ごして来た、根っからの神戸っ子です。
その性分と言いますか、特徴はと言いますと、片田舎の小都市であるにも拘らず、古くから港町として栄えて新しいもの、珍しいものを早くから取り入れてきたことの名残りが街の随所に見られるように、異文化を柔軟に受け入れることだと思っております。

目新しいものにはなんでも興味を持って、すぐに飛びつく、と言ったあまり良くないような風にも言われますが、本当に価値があるものか?使えるものなのか?広く受け入れられて定着するものなのか?と言った、本質に目を向けて判断するバランス感覚は知らず知らずのうちに養われてきた様に思います。

関西に在って、大阪のような経済の中心でもなく、京都のような歴史の中心、表舞台だったような風格もなく、港が栄えたことによって幾ばくかの産業をもたらされただけの小さな町はとても窮屈な感じがして、若い頃はあまり魅力的には感じずにこの地から離れて暮らすことを選んだこともありました。しかし、離れてみると、住んでいた時には感じなかった良さが見えてくるもので、神戸の小さい町特有の仲間意識や、海と山がいつもそばにあり気軽に自然に親しめるロケーションが実は好きでたまらないということに気付き、何年も経たずにこの神戸の地に舞い戻ってくることになりました。

神戸

神戸に帰ってきてからの私は様々な仕事につきました。
そして、学歴も、資金も、コネクションも持たない自分が将来を切り開いていく方法を懸命に考えました。
そして、たどり着いたのは、ありきたりですがやはり手に職をつけるということでした。
それからは大工の見習いとして小さな工務店に働きながら、将来の独立を夢みて独学で建築の勉強をする日々が続き、数年後には建築士の資格を取得することができました。
そして、奇しくもその翌年に、あの大震災が起こったのです。

その時、私も被災者の中の一人でした。水道もガスも一月以上復旧せずに、神戸市外の親戚の家までお風呂を使わせてもらいに通いました。
母親が住んでいた団地は玄関ドアの開閉が出来ないほどの損傷を受けて、全壊の判定を受けましたし、震災の当日に見舞いに行った長田地区の友達や知り合いの家や事務所は瓦礫の山と化していました。
あの地震でたくさんの方が尊い命を亡くされ、神戸の経済が壊滅的な打撃を受けたのはご存知の通りです。

実は、震災前の神戸の建築業界は構造不況とも言える大不況の真っ只中にありました、小さな工務店などは息も絶え絶えな状態のところが本当に沢山ありました。
それがあの震災を期に、捌き切れないほどの仕事が突然舞い込んできて、神戸の建築に携わる者全員が息を吹き返したのもまた事実なのです。

まずは仮設住宅の建設、次には膨大な数の倒壊した家屋の解体撤去、そして街が少し落ち着くと資金がある人は我先にと新しい家を建てたり被害にあった部分を直したりしました。
私はその頃はまだ大工職人として工務店に勤めておりましたので、休みも無くがむしゃらに働くだけだったのですが、今考えると、そんな中でより忙しくしている会社に転職をしたりもして、独立への基礎を固めた時期でもあったようです。
私の人生もあの地震で大きく変わったのは否定することは出来ません。

『すみれ建築工房は、阪神・淡路大震災がきっかけで出来た工務店である。』というのもまた事実なのです。

私たちはとても小さな会社ではありますが、その誕生のきっかけの底辺に神戸の人たちの大きな悲しみがある以上、ほんのちっぽけなことでも、何かお返しをしなければならないと考えます。
そして、その悲しみの原因は天災だけではなかったのです。
震災後、私たちは瓦礫の山になった住宅を押し分けるようにして家を建てていきましたが、倒壊しなかった家というのは特別な構造の住宅では決してありませんでした。

現在では震災の教訓を生かして建築基準法は改正され、検査での技術的な水準は大きな進歩をしましたが、その当時でも、昭和56年に制定された新耐震基準と言うものがありました。
実際、倒壊した建物のほとんどがその基準を満たしていなかったのですが、それはただ、築年数が古かったというだけの理由ではなく、構造的な根拠を持たない建築業者や大工が安易にリフォーム・増改築を行ったことに起因して壊れてしまった建物も沢山あったのです。
それは完全に旧態依然の悪しき慣習にどっぷりと浸かった建築業者による人災だったのです。

震災の復興事業は誰が想像したよりも早く進みました。
しかし、それは表面上だけで、被害が大きかった地域に少し入ると基礎だけが残されて、更地にもならずに放置されたままになっている土地が未だ随所に見られます。
それと同じように日本全国から建築業者が集まってドサクサの中で行われていた建築の震災復旧では、実は表面上だけの繕いに終始して、本質的な問題解決をなされないままになっている建物もいまだに多くあるようです。
震災前までの長年の間、神戸の産業の中心だった港湾関係の活気は震災前の面影には戻りません。
真の震災復興と言うのはありえない、と言っていいほどあの地震は取り返しのつかないほどの深い爪あとを神戸に残して行きました。

そんな表面的な震災復興が終ったタイミングで創業した私たちは自分たちの存在意義を考えます。
建物の作り手として、設計者として、建設業者として、人として、何のために存在しているのか、何のために存在を許されているのか、その答えを探すことが、神戸で震災後に生まれた建築業者としての事業そのものであると考えております。

  • 私たちは、お客様の命をお預かりしていることを、認識しています。
  • 私たちは、お客様の生活の基盤を作るお手伝いをしていることを理解しています。
  • 私たちは、お客様の楽しく、明るい、幸せな家庭を築くために神戸の地で建築の仕事を続けていきます。

小さな町神戸で、私をはじめ、すみれ建築工房のスタッフ一同は、生涯をかけて、私たちに関わって頂く、すべての方々の楽しく心地よい暮らしと、安心と安全の住まい、そして明るい未来に向かえる生活の基盤つくりのお手伝いに情熱を傾けることを決意すると共に、固く約束致します。

この約束を守ること、この約束を継続し続けることが私たちの存在意義となって行くのだと思います。そして、この約束を守るために、私たちは考えうること全てに取り組んでいきます。

まずは、はじめの接客窓口からご希望を真摯に伺うヒアリング。
そして設計、プランニング、積算、見積りを一貫して行える設計部門の内製化と、スキルの向上への絶え間ない努力。
次に、思いをカタチに具体化する、建築現場での作業を自社の社員で行う内製化と、技術基準の平準化、そして厳正な社内検査による品質の確保。
工事が終わってからも、普段からお住まいに関するあらゆる問題点をいち早く解消出来る様に、常時専任の担当者が半年に一度以上の頻度で定期的に無料メンテナンスに巡回する仕組みも構築してきました。

私たちはとてもちっぽけな会社ではありますが、ものづくりを自らの手で行うことにより、私たちと関わり合いを頂く皆様に安心・安全・ココチよい、を確実にお渡しすべく、固い志をもってこの神戸の地にゆっくりと、そしてじっくりと根を張ってきました。
あなたさまが私の思いを聞いて下さったこと、そして、このような出会いがあったことに心から感謝致します。

ありがとうございます、そして今度は私たちにあなたさまの思いを是非お聞かせください。
ホンモノの時代がもうすぐきっとやって来ます!

******転載ここまで******

 

 原点回帰。

10年以上前に書いた文章ですので、メンテナンスの担当が大工ではなく専任担当と書いてある等、現状に合致していない部分もありますが、想いはここに書いてある想いは今も変わらず胸に刻んでいますし、それをすみれの会社としての判断基準の根本としています。

まさか、自分の主宰する塾での新たな出会いが自分自身の創業の想いに再度向き合える機会になるとは思っておりませんでした。改めて目を覚まされた様な感じです。
広島さん、ありがとうございます。

これからも共に学び、共に業界を良くしていく取り組みが出来れば幸甚です。
ご縁に感謝します。

心謝。

 

クレームと初釜と職人起業塾。

1月22日 曇り時々晴れ  

 

クレーム対応からの週末スタート。

朝一番は工務スタッフイッペー君の軽トラに乗り込んで、一緒にクレーム対応の手直し工事の現場へ。お客様に指定された使い慣れない初めて使う塗り壁仕上材を使って、結局、仕上に問題が生じてしまい、お客様に大変なご迷惑をかけてしまいました。

結局、その材料を使い慣れた左官職人さんを遠方から招聘しての今回の手直し工事となりました。この材料に対しての第一人者の左官職人さんとのことなので、大丈夫だとは思いますが、、

とにかく、お施主にご納得頂ける様に仕上げるしかありません。スムーズに手直し工事が進むことを祈りつつ、職人さんに後をお任せして、現場を離れました。

 

今年初のお稽古は初釜の茶事

その後はJRを乗り継いで毎月通っている滋賀県の和邇へ、今年初の茶の湯のお稽古は毎年恒例の『初釜』という茶事で、先生が何日もかけてご準備下さった茶懐石、そしてお濃茶、薄茶を頂くお稽古の一環です。

炭を熾し、松風と言われる茶釜の湯が沸く音を聞きながら、薄暗い茶室に障子から差し込む柔らかな光の中頂く食事とお酒、茶の湯は稽古とは言いながらも日常を離れた空間と時間を楽しむ素晴らしいひと時でした。主客を務められたH先生が、「これがあるからお茶はやめられませんね。」と、言われておりましたが、まさにその通り。今年も一年間、精進しようと心に誓う恒例のお稽古でした。  

 

今年初の職人起業塾@すみれ本社

昨夜はというと、これもまた今年初めてのすみれ本社で開催の職人起業塾。
工務店の従業員研修として事業化された研修事業の元になるこの勉強会は、実は大半が経営者で、しかも業種も建設業に拘らず、農家さんや行政書士や会計士等の士業の方、ライフプランナーに電磁波測定士まで非常に多岐に渡ります。また、南は和歌山から北は丹南市、京都や姫路の遠方からも大勢お越しになられます。
今回は年頭にあたり、気合いが入っている方が多かったのか、30名越えの満員御礼の白熱した開催となりました。

   

先送りして来た問題に再度直面。

グループコーチング形式の勉強会でファシリテーターを私が務めるのですが、さすがに30名を越えると会の運営自体を考えないといけなくなってきます。私の拙いコーチとしての能力ではとっくに限界を超していることもありますが、すみれ本社のセミナールームのキャパシティーも30名でこれも既に限界、、
増え続ける参加者に対してどのように対処するか、と、昨年考えていた問題はイロイロと考えた結果、良い案を出せず先送りしたのですが、それもそろそろ真剣に考える時期が来た様です。(苦笑)

 

救世主、現る。

そんな中、非常に助かったというか大きな救いだったのは、今年から議事録の記録を私の電磁波測定士の師匠でもあり、日本全国で唯一、専業電磁波測定士として活躍されている青山さんが自らかって出てくれた事です。これまでの長きに渡り自分でファシリテーターをしながらタイピングするのとは全然違い、グループコーチングに専念出来た事で、参加者の皆さんにお渡しするバリューは確実に増やせたと思います。
利他の心の実践、『人の為になる行動をとること』に積極的に取り組む事を決意した一環とのことですが、その信念と行動力が素晴らしすぎて、なんて良いご縁を頂いているのかとしみじみと感謝してしまいました。
青山さん、本当にありがとうございました、引き続き、一年間宜しくお願い致します。

   

マーケティングの定義をもう一度。

この職人起業塾で皆さと共に学んでいるのはマーケティングです。
そしてこの塾のマーケティングの定義とは、ドラッガー博士が提唱された、セリング(売り込み)を不要にするシクミづくりを指しています。それは究極、事業に携わる一人ずつの影響の輪を広げる事だと思っており、私はこの塾で皆さんの影響の輪を広げるお手伝いをしていると言っても過言ではありません。

 

ベンジャミン・フランクリンの辛辣な言葉。

13の徳目で有名なベンジャミン・フランクリンはその語録の中で、「読むに値するものを書くか、書くに値する事を行ないなさい。」と言い残していますが、人生を生きる上で13の徳目を常に意識して、実践し続けて、世界的に大きな影響力を発揮した彼の言葉は影響力の輪を広げる方法論を如実に表していると思うのです。

 

結局は自然の摂理。

この言葉は、書くに値する事とは、自らが良心に従い、正しいと思う行動を積み重ねる事。そしてその行動を言葉として発信する事の重要性を明確に指し示しています。それを弛まぬ努力を重ねて習慣化することで、確実に影響力の輪は広がっていきます。
毎月、この勉強会に参加し続けることで、この書くに値する行動を考え続け、それを自分に合った方法で発信して人に伝えることで、興味を示してくれる人、理解してくれる人、信頼関係を構築出来る先が増えることは、耕した土に種を植え、水をやり、手入れをし続ける事で穀物を収穫できる自然の摂理と同じ、原理原則に則った理論です。

   
  

『目的』に向って突き進む学びの場。

会を重ねるに従って、皆さんがその理論に対する理解を深め、本当に手に入れたい成果=事業の目的=理念に向って行動を起こし、継続される姿は、不肖、塾長としてファシリテートする私にとっても大きな学びであり、また喜びでもあります。謙遜でもなんでもなく、この毎月の学びの場を通して塾生の皆様と一緒に学び、自然の摂理、原理原則についてより理解を深め、実践へと繋げているのを日々実感している次第です。

 

今年も一年間、宜しくお願い致します!

御参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。会の運営上、不備な点、至らない点が多々あった事をお詫びすると共に、これに懲りずに継続してご参加頂き、これからもずっと皆様と一緒に学ばせて頂ければと思っております。何卒、宜しくお願い致します。

心謝。

※写真は塾生の皆様のfbから勝手に拝借、スミマセン。(^_^;)

鳥貴族とライフスタイルマーケティング。

1月22日 晴れ 

 

最強寒波襲来の余波

週末に最強の寒波が襲来するとのことで、楽しみにしていた日曜日のツーリングイベントが中止されるとの一報がありました。
寒いのは得意じゃないけど、寒い中でのスポーツは好きな方な私としては、非常に微妙なところ、寒いのは嫌やなー、と思いつつも逆に燃えてたりなんかして。(笑)
残念なようなほっとしたような。。。
ま、来月には今シーズン唯一のフルマラソン出場の北九州マラソンが近づいていることもあり、日曜日の自転車は諦めてコツコツと自分の足で走ってトレーニングを積みたいと思います。

 

鳥貴族の快進撃のニュース

話は変わって、、昨日、ネットのニュースで株式公開後、破竹の勢いで出店を重ねられている鳥貴族の大倉社長のインタビュー記事を見かけました。
飲食店の工事を非常に多く手がけている上に、自社でも飲食店を経営している私としては飲食店業界の動向にも非常に興味があります。
全品280円、客単価3,000円以下という低価格帯で営業をされているにもかかわらず、業績を伸ばし続ける同社には以前から興味があり、知り合いの成内さんの結婚式で大倉社長とお会いしたときには直接、挨拶をさせていただきました。焼き鳥屋の社長と言うよりは、学者のような佇まいの上場企業の社長というのがその時の印象です。

 

 

鳥貴族のライバルはコンビニエンスストア

上場されているのですから当然だと思いますが、しっかりした経営戦略や将来の展望をお持ちなんだろうと思いましたが、ご挨拶をさせて頂いた際はもちろんそんなお話を聞く時間もなく、娘が関ジャニの大ファンなんです、と言った程度でした。(笑)
いつか機会があれば伺ってみたいと思っていたところ、偶然そんな記事を見つけて喜んで読みこんでしまいました。
大倉社長曰く、単価が低ければ低いほど顧客層は大きくなる、そのボトムのマーケットでの勝負に勝てば成長戦略が見えてくるとのことです。国内1000店舗の展開を標榜する同社が、社内競合する事無く成り立つ筈と例としてあげられたのは、飽和状態になったと言われてから久しいにもかかわらず、まだ増殖を続けているコンビニエンスストアです。一般的に考えられているよりもずっと大きなマーケットがそこ(ボトム)にあるとの論拠でした。
売上=顧客数×単価×購買頻度の方程式から鑑みると、顧客数と購買頻度に焦点を当て、そこに注力するという非常にわかりやすくシンプルな経営計画、展望だと思いました。
また、ボトムでの争いは飲食店との競合ではなく、コンビニエンスストアや持ち帰り弁当との勝負であるとして、低価格ながらも満足感を感じられるようなサービスや商品の開発に現在も余念がないとのことでした。

 

 

必要なのはライフスタイルマーケティング

ライフスタイルマーケティングの考え方からすると、ハーレーダビッドソンの競合相手はスズキやホンダなどのバイクメーカーではなく、ブランド品の服であったり、高級腕時計であったり、ミシュランの星を取ったレストランであったり、注文住宅であったりする。と聞いたことがありますが、まさにその逆バリのボトムラインでのライフスタイルマーケティングなのだと理解した次第です。なるほどなぁと妙に納得して自らのビジネスを振り返ってみて、私たちの競合相手はいったい何か?と考えを巡らしてみました。

果たして同じ住宅業界の中の小さな枠の中での争いに巻き込まれていないか、顧客のライフスタイルに焦点を合わせたの価値を提供できているか、を考えて見たところ、例えば新築住宅の商談の際に、私が比べてくださいとクライアントに行っているのは、銀行の金利であったり、光熱費であったり、医療にかかる費用であったりと競合として認知しているのは確かに暮らしの中のコストです。

 

 

提供すべきは、モノからコトへ。

10年前に富士山麓の研修所で故水口健二先生に叩き込まれた「モノからコトへ」「プロダクツからソリューションへ」とライフスタイルに焦点を合わせたマーケティングを構築しなさいという理論が10年という長い年月を経て血となり肉となり徐々に私たちのビジネスにも身に付いてきているのかな、なんて思いました。鳥貴族の大倉社長の記事を読んでライフスタイルマーケティングの考え方を再考する機会を頂けました。
それは付加価値の高い、高額な商品を扱う業態だけではなく、あらゆる業態、商圏でも顧客へ渡すバリューをしっかりと見つめる事で価値を認めてもらうコトが出来る可能性を示唆してくれるものだと。

良い機会を頂けましたし、すみれ飲食部の店長と一緒によーく考えてみたいと思います。(笑)

他山のベッキー考。〜インバウンドの不都合な真実〜

1月21日 曇り時々晴れ

 

鍛錬がまだまだ足らん。。

一昨日の2時間半講演、昨日の半日に及ぶプロジェクト会議と連続の懇親会×2次会での飲みでさすがに疲れが溜まっている感じが否めません。

このところ、人前で話す機会が急激に増えて来たのですが、一向に慣れず思いの外、話し終わった後のダメージが大きくて、自分の不甲斐無さに若干ガッカリしております。(苦笑)
しかし、茶の湯も書道もランニングもロードバイクも先生や師匠にお教え頂いた通り、練習に練習を重ねて慣れる事こそが上達への道と心得ておりますので、とにかく走り続けて鍛えることとします。
今日の鮒谷さんのメルマガにありましたが、このブログも今日で2995回目の更新となりもうすぐ3000回の大台にのりますし、「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」という宮本武蔵の言葉を胸に、私も習慣の力を借りながらより高みを目指して歩みを進めたいと思います。(笑)
ちなみに、明日はすみれ本社で開催の『職人起業塾』でファシリテーター、来週の月曜日はNPO法人ひょうご安心リフォーム推進員会でセミナー講師、木曜日はTOTOリモデルクラブで出版記念講演と人前で話すハードな日々が続きます。。
セミナーや講演に御参加頂く方は、走りながら成長する私の姿を温かな目で見守って頂ければと思います。(笑)

【案内文】1月28日(木)職人起業塾 出版記念
【案内文】1月28日(木)職人起業塾 出版記念

 

 

人間としてあかん、ベッキー

今朝、歯を磨きながらいつもの筋トレ、腹筋をしながら聞くでも無しに聞いていたTVで、タレントのベッキーさんのLINEのやり取りが報じられておりました。
(真偽の程は確かではありませんが、)先日の一方的な記者会見でついた嘘が全て露見した上に「友達で押し切る!」等とふざけ半分の書き込みもあり、好感度タレントの名を欲しいままにしていたCM女王が奈落の底に落ちていった瞬間を見た気持ちになりました。

キャスター?の小倉さんが、「人間としてあかんでしょう」と決定的なダメ出しをしていたのも印象的、ねつ造された情報でした!と週間文春の謝罪が無い限り、ベッキーさんは当分お茶の間に帰って来るのは難しそうです。

 

 

ベッキーとインバウンドマーケティングとの関係

実は、ワタクシ、タレントのゴシップには全くもって興味がありません。
ベッキー嬢が不倫だろうと、彼の実家に行っただろうと、LINEがねつ造されたものであろうと、オサレホテルで何もしていなかろうと、そんなことはどーでもいいのが本音です。
ただ、ここで朝のTV番組のくだらないニュースを引用したのは、一昨日のFPの会で『インバウンド・マーケティングのススメ』というお題目で講演をさせて頂いた中で、お話しした内容で(ウケ狙いで)アカン事例としてベッキー嬢の事を引き合いに出していたからです。
※インバウンド・マーケティングとは、一昨日のブログをご参照下さい。(笑)
インバウンド・マーケティングのススメhttps://shokuninshinkaron.com/?p=7285

 

 

言い出しにくいですが、、と伝えた事。

その中で、インバウンド=自らの内なる価値の発信によって見つけられ、認知され、依頼されるマーケティング手法に取り組むにあたって気を付けるべきことをお伝えしました。
また、残念ながら、、と前置きをおいて、不都合な真実も一緒に。

インバウンド・マーケティングの不都合な真実
インバウンド・マーケティングの不都合な真実

 

 

バレない、誤魔化せる!と思っているのがアウト。

ppt資料の最期に、「嘘はいかん、嘘は。」と急激な変化を遂げようとしている現在の情報革命の時代、どんなに上手に嘘をついてもバレちゃいますよ、と、ベッキー嬢の記者会見の様子を引き合いに出しました。(あまり一生懸命見ていた訳ではありませんが、)先日の記者会見で、記者からの質問には一切答えず、自分の勝手な言い分だけを一方的に言うだけ言って、「逃げ回っていませんのよ」という事だけをアピール、しかも、事実関係に言及する事無くお騒がせした事の謝罪と、「友達関係です!」だけ言い残して逃げ去ったのはあまり事情に詳しく無い私にしても、「ベッキー、やるなー、むちゃくちゃやなー」と呆れてしまう内容でした。

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むちゃくちゃ
やなー

期せずして、予告ホームラン。(笑)

で、「あんな嘘を塗り固めた会見なんかしたところで、今の時代、全てがバレるのですから、あれはまずかったですよねー、」と講演の中で言ったのですが、そのたった2日後に私が予言した通り今朝の報道があった事で、私のマーケティング理論に信憑性がグッと増したと思います。(笑)

ベッキーさんには申し訳ないですが、文春さんありがとう。(笑)

 

 

他山のベッキー。

とにかく、時代は急激にアウトバウンドからインバウンドへ移行している様です。
流出する筈の無いものが流出し、バレる筈の無い嘘がバレる、いくら周到に用心深く準備して隠そとしても悪巧みは白日の下に晒される様になる時代。
それは、正直者が損をする時代の終焉であり、ホンモノの価値を磨き上げた者に脚光が浴びる時代の到来とも言えるのでは無いでしょうか。
そして、(私は特にですが、汗)今のこの世に聖人君主など存在しないと思っています。誰しもが心の中に(程度の差はあれども)悪人の側面を持っている、と親鸞上人が言われた様に、ベッキー嬢のこっぱずかしいゴシップを見て嘲笑するのではなく、他山の石として誰しもが自らを戒める出来事だと思うのです。

自戒を込めて。

未来を作るプロジェクト。

1月20日 水曜日 雪のち晴れ

朝、目を覚まして窓の外を見ると一面の銀世界。 

 

またまた乗り過ごし、でもラッキー☆

「えっ、一体ここはどこ?私は誰?」という感じのちょっとしたパニックに陥りました。(笑)

ああそうや、と思い出したのは昨夜大阪からの帰りにJRに乗り込んで(いつものように)ぐっすりと寝込んでしまい、気づけば姫路と言うパターンだったコト。(^_^;)
ま、一面真っ白な銀世界の中に聳える真っ白な姫路城を見ることができたのはちょっとしたラッキーだと喜びながら帰宅しました。(^_^;)

 

 

10年後の売上げを作る会議

今日は水曜日ということですみれ事務所は定休日ですが、半年に1度の協力業者さんに集まっていただいてのプロジェクト会議の開催日で、すみれスタッフ全員揃って会議に臨みました。

今年から運営はプロジェクト会議の運営委員会が主体となり、私は一部のパートを担当させてもらいますが、基本的に参加者の立場となりました。左官の大西委員長を筆頭に開催された今回のテーマは『10年後の売上げを作る会議』です。

 

 

まずは今の利益の最大化

冒頭は見えない利益を炙り出し、協力業者の皆さんに享受してもらう効率化の取り組み、ダンドリワークなるクラウド利用の情報共有アプリの導入について。
皆さん熱心に聞いて頂き、感想も上々、スムースな導入となりそうです。
未来の売上げを作る事は重要ですが、足元がおぼつかない様では話になりません、今ある売上げの中で顧客価値を高めながら、無駄を省き利益を最大化出来る様に皆さんと効率化についての取り組みをスタートさせました。

 

金の卵に囚われず、卵を産むガチョウを毎日選択すべし。

その後、私の担当となり、労務リスクの話と、日々の業務においての選択についての判断基準について話させて頂きました。
社内でも何度もしている金の卵とガチョウの話、とにかく、目先の利益や時間の短縮に囚われて本質を見誤ってはならない、と自分達への戒めを込めて話させてもらいました。
これは単にお金だけの話ではなく、例えば現場で高所作業をするのに、足元を固めるべく周りを整理整頓してから脚立や足場板を組み立てるのか、その時間を惜しんで不安定な足場の上で作業をしてしまうのか、という選択でもあります。少しの時間を惜しんで足場から落下、怪我をしては文字通り元も子もない訳ですが、現場では常にそのような選択肢が溢れています。
常に、ガチョウを育てる意識を持って作業に当たって欲しいとお願いをしました。

 

 

次世代を担う若者を育てる為の大きな課題。

休憩の後、メインテーマである10年後の売上げを作り上げる具体的な取り組みについてのディスカッションです。それは、ある時のいつも忙しい忙しいと言っている大西左官と私の会話をきっかけに始まりました。

私「そんなに忙しいって、仕事がいっぱいあるなら、若衆を育てなあかんやん、」

大西「そやねんけど、いつ暇になるかもわからんしなー」

私「そんなこと言いつつ、もう何年も忙しいままやろ、仕事切らした事無いやんか」

大西「そやねんけど、若い子雇ったら、責任重大やしなー」

私「10年くらい先まで売上げが見通せる様にしたらええんか?」

大西「そやね、それやったら責任もって若衆育てられるけど、そんなん無理やん」

私「ムリなことないやろ、皆で力を合わせて取り組んだら出来るんちゃう?」

建築業界にどっかりと横たわる根本的且つ、巨大な問題は、将来の展望が見えにくいこと。偶然の積み重ねで毎年、毎月の売上げが上がっている訳ではないのでしょうが、一件ずつの単価が大きく、しかもリピート注文までには長い年月がかかることから、先の売上げの確定は非常に難しく感じられます。国全体として大きな問題となっている少子高齢化、また、住宅ストックの供給過多の問題は市場の縮小を避けられず、しかも単価の大きなビジネスほど消費増税等の外部環境に大きく左右される事もあり、先行きに不透明感を感じずにはいられません。

 

答えは当たり前(原理原則)にあり。

しかし、実は先の売上げが確定していないなんて、どんな業態でも変わらずある問題で、街の行列が絶えないラーメン店でも明日来店される人の名前が分かっている訳ではありません。しかし、提供するサービスの本質を守り、当たり前の事をアタリマエに真摯にやり切れば、人気は衰えるどころか、徐々にファンを増やしていくことが出来る筈で、売上げ=顧客数×単価×購買頻度の方程式になぞらえて考えた時、将来に渡っての安定が手に入ると思っています。

今日の会議で大勢の協力業者さんとのディスカッションから導かれた答えも結局、そんなこと、当たり前の事を真摯にやり切る!というところに一致団結したコミットメントを出来たのは大きな成果だと思います。

大西委員長、委員の皆様、お疲れさまでした。
非常に良い会になったと思いますし、何より参加された皆様が楽しかった、勉強になったと嬉しそうな顔で言って下さったことは、すみれの顧客接点が強化されたと実感を持てました。
ありがとうございました。

皆様、10年先は私は多分引退しておりますが、その先までの長いお付き合いを宜しくお願い致します!

心謝!