リスクリバーサルの本質、結局やるかやらんか。#第81回継塾

令和2520日 晴れ

問題は常にコミニケーションにあり。

今日も好天に恵まれ、着工中の新築中学校の基礎現場では予定通りベースコンクリートの打設を行いました。天候に左右される基礎工事の工程もこれで一段落、工期短縮をミッションに課せられている現場代理人の代理人の私としては、ホッと胸を撫で下ろしました。しかし、計画段階から懸念していた土間一発仕上げの部分では、左官職人による刷毛引きに問題があるとアメリカ人のお施主様から指摘を受けたりして、対応に追われました。出来上がりのイメージの共有が建築では最も重要なのは十二分に承知しておりますが、言葉の壁は思いの外大きくて、自分の英語力の無さを今更ながら悔やみました。これからコミニケーションの改善方法を考えなければなりません。

ひっくり返った世界。

夕方、帰社してからは、月に一度開催している勉強会「継塾」の開催日でした。今回もコロナシフトでzoomを使ったオンライン併用開催だったのですが、20数名の参加者のうち、四方継の事務所に集まったのはほぼ身内の3名のみで、あとは全員がインターネット越しでの参加となりました。こうなるとリアル参加の方が圧倒的に少数派で、オンラインmtgの一般化というか、スタンダード、2ヶ月前では考えられなかった状況で、まさに常識がひっくり返ったのを強く実感した次第です。そんなコロナで世の中が逆転の価値観で回り始めているのを汲んで、今日の勉強会のテーマはそんな時代のリスクを洗い出し、大きな変化に取り残されないように備えようと、リスクリバーサルをテーマに掲げておりました。

ピンチをチャンスに変えるリスクリバーサル。

リスクリバーサルとは文字通り、危険をひっくり返す概念ですが、よくマーケティングを学んだ人が返金保証などを付けて顧客の不安を取り除いて購買を促させる方法論を指すのだと言われるのと、私が定義しているのとは少し違います。私が今回、提唱したのは、自分自身が不安に思っていること(=リスク)を全て吐き出して、顕在化しているリスクだけでなく、潜在的な未来に対する不安要素も認識して、それに対する対応を考えてみる。と言うもので、自分自身の弱みを認識し、それを意識的に補強することでリスクをリバース、ピンチをチャンスに変換しようと言うものです。

結局、やるかやらんか。

あらゆる価値観が逆転した今の時代に浮き彫りになったリスクをひっくり返すと言う事は、逆転の逆転思考であり、陰極まって陽となる。の言葉のように、360度回って元に戻ってくると言う考え方も当てはまると思います。要するに、混迷を極めるこんな時こそ、原理原則に立ち返るべきであり、環境を変えたければまず自分自身に向き合って変化させるしかないのではないか、なんて思っています。結局、リスクの波に飲まれないように状態管理をいかに行うか、自分の身をストイックに修め、人としての効果性を高めることに注力するしかないのではないかと思っています。今日の勉強会でも、この不安定、不透明、複雑、曖昧なわかりにくい世界に対峙するには、自分がやったほうがいいとわかっていて、でも、できていない事とのギャップを埋めるモチベーションを高めるしかない、要するにやるかやらんかそれだけだと(自戒を込めて)熱く語っておきました。(笑)第81回継塾にご参加いただきました皆様、リスクを強みに、ピンチをチャンスにひっくり返せるように頑張ってまいりましょう。(^ ^)


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