俺たちのがちょうってなんだ?

1月5日曇りのち雨

2016年仕事始め
  

    今日がすみれでは仕事始め。
    朝から会社のセミナールームに社員全員が集合して昨年1年間の業績の振り返りと、今年の経営方針の説明、共有を行いました。


    まずは2015年の振り返り、そして感謝。

    昨年の業績はまずまず目標設定通り、毎年の事ですが、別段大きく売り上げを伸ばすわけではなく、同じ規模の売り上げをキープしながら無理無駄を削減して適正なコスト圧縮で利益を最大化していくという目標は中期計画の伸び率通り達成することができました。

    それもこれもご贔屓にしてくださるお客様のお陰様、お客様と工事に携わってくれる協力業者様、取引先に感謝しながら、さらなる進化、変容を今季目指そうと昨年のデータを示しながら話しました。


    2016年経営方針はやっぱりがちょうを育てること。

    去年に引き続き、経営方針説明の冒頭に皆に問いかけるのは、イソップ物語の寓話から、金の卵を産むがちょうの話。

    我々にとって重要なのは金の卵ではなく、あくまでも金の卵を産むがちょうであるという話です。
    日常の業務において、規模の大小はあるにしても、銀の卵とがちょうのどちらを選択するかという選択肢は常に存在しています。

    意識しなければ、そんな事を考える事はあまりないかもしれませんが、1年間の冒頭に皆で常にそこに意識をおくことを繰り返し訴え続けるようにしています。

    金の卵とは目先の利益。

    がちょうは目先の利益ではないかもしれないが将来において利益をもたらしてくれる存在。

    目先の利益を捨ててでも、お客様や取引先、協力業者さんとの信頼関係をがっちりと守ればいつかきっとそこから利益をもたらしてくれるようになるという考え方です。


    経営者感覚を全員が共有する意味。

    経営者にとっては当たり前の選択となる、がちょうを大切にするという意識は、目先の利益を捨てられる決裁権を持つ者のみができる選択であり、なかなか一般のスタッフにとってはそれを自分1人で判断するのは難しかったりします。

    もちろん、利益を残すことは重要です。利益を生まない事業はすぐに破綻してしまいますし、存続できなければ未来の売り上げも利益も何の意味もなくなるわけですから利益確保の意識とともにそのバランス感覚をなくしてしまうと全て成り立たなくなってしまいます。

    それでも、基本的な判断基準をおくべきは、われわれは目先の金儲けのために仕事をしているのではなく、建築と言う仕事を通して関わる全ての人からの信頼を築きあげ、「これからもずっとあなたの会社にお願いするわ」と言われるようになること。


    信頼はそんなに簡単に手に入らない。

    そして、信頼とはどのようにして築きあげるべきなのかを毎年繰り返し説明するようにしています。

    まず誠実であること、意図をしっかりと思っている事、そしてお客様の要望に応えられる実力を兼ね備えており、結果を出せること。その全てを兼ね備えて初めて信頼は得られるのだと。


    我々にとっての『がちょう』ってなんだ?

    我々が大事に育てるべき「がちょう」とはお客様であり、取引先であり、協力業者さんであり、そしてスタッフ全員である。

    そのことをまずは年頭にあたって頭にたたきこんでから業務に取りかかってほしいと熱く語っておきました。

    何といっても『企業は人なり』全員が目先のことに囚われず、本質に目を向けて誠実な判断できるようになることが我々が社会に必要だと認められる企業になる為には最も重要であり、それができて初めて信頼を積み重ね、未来を作っていけるのです。みんな、頼んまっせ!


    2016年もよろしくお願い申し上げます。

    とにかく、今年も1年、すみれスタッフ一同、一致団結して誠心誠意、納得、安心していただける物づくりに励んでまいります。

    皆皆様よろしくお願いいたします。

      

    不都合かつ冷厳な人生の事実に目を向ける。

    1月4日 快晴

    昨日に引き続きポカポカと暖かな小春日和。
    お正月休みの最終日は、いつもの同級生3人と少し先輩の仲良し同業経営者4人組のメンバーで打ち初めにABCゴルフ倶楽部へ。

    ABCゴルフ倶楽部
    ABCゴルフ倶楽部

     五十歳を実感。。

    一昨日の(走り初め)12キロラン、昨日の(チャリンコ初め)65キロサイクリングに続き3日連続でアクティブに体を動かすお正月になりました。
    ただ、どうも2日間の運動のダメージが溜まってきているようで、いつも通りにカートに乗らずに歩いてラウンドすると最後はバテ気味、体のメンテナンスをしっかりしないといけないなー、と反省しきりです。

    オッサン4人でラウンドをしていてミスショットが出ると、  もう数え年で50歳、若くないんやしバテてくるよね、言う話が何度も出ました。情けないですが。(苦笑)

    ABCゴルフ倶楽部
    ABCゴルフ倶楽部

    本来、人生最後の一年。

    九州の経営者仲間の中村社長も同い年ということで年頭のFacebookに40代ラストイヤー!と言う書き込みをされていました。

    それを見てはっと気付いたのですが、そもそも私、寿命が50歳で終わるはずでした。
    40代ラストイヤーどころか、人生最期の一年になるはずやったんや、と。
    若い時に肝臓をつぶして医師に長生きはできないと勧告されていたせいもありますが、若い頃、織田信長に心酔していた影響も有り、ずいぶん生き急いでいたようで、40歳の誕生日を過ぎた後、若かりし頃付き合っていた彼女が(私が)「40歳で死ぬと言ってたけど、どうなったかと思って、」とネットで私のことを探してくれて、「生きてたのね、」とこのブログにコメントをくれたこともあったぐらいですから、その当時は50歳を超えて生き延びるとは微塵にも考えていなかった様に思います。

    40半ばを越えてから最後のあがきだと運動を始めて、医師が絶対に治らないと言っていた肝臓が奇跡的に良くなってからそんなことはすっかり忘れちゃっておりましたが、本来なら今年が人生最後の歳です。といっても、何が起こるかわからないのが人生、来年まで必ず生きる保証はどこにもありませんが。。

     

    スティーブ・ジョブズの死生観

    スティーブ・ジョブズが伝説のスピーチと言われるスタンフォード大学で学生に語りかけた言葉の中に、毎日、鏡を見て今日、死んでも後悔をしないか?と自分に問い続けたというくだりが有りました。
    生前、禅に傾倒していたとも言われる彼は一日いちにちを精一杯生き切ることを自らに課すことによって素晴らしい製品を生み出すイノベーションを起すことが出来たと、所謂、死生観を持つことの重要さを説いています。

     

    一年の計を立てるにあたり、考えるべきこと。

    奇しくも明日は今年の仕事始め、毎朝目を覚まして鏡を見て、その問いを続ける習慣を持つのはそんなに簡単に出来ることではないかも知れませんが、この一年の始まりにあたり、一年単位で今年一年で人生が終わるかも知れ無いと考えて、計画すること、行動することを考えるのはは日々の習慣を持つのに比べればそんなに難しくない様にも思えます。

    本当は今年で最期となったかもしれないこの命。
    今年はその使い道を真摯に考え、年末に「死んでもいい」と思える様に一年と言う時間を使ってみたいと思います。

     

    とうとう、織田信長と同い年。

    子供の頃から歴史小説を読んでは心酔していた日本の英雄中の英雄、織田信長が好んで舞った幸若舞の『敦盛』の一節に有った『人生五十年』は本当は人の寿命を指しているものではないらしいですが、私としては長い間信長が人生を五十年と決めて生き急ぎ、天下統一、天下布武というミッションを成したと思い込んでいました。
    その敦盛の一節、

    敦盛

    思へばこの世は常の住み家にあらず。
    草葉に置く白露、水に宿る月よりなほあやし。
    きんこくに花を詠じ、栄花は先つて無常の風に誘はるる。
    南楼の月を弄ぶ輩も月に先つて有為の雲にかくれり。
    人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢幻の如くなり。
    一度生を享け、滅せぬもののあるべきか。

    ちなみに、織田信長享年49歳。いまの私と同じ年齢です。
    誰もが平等に与えられている不都合にして冷厳な唯一無二の真実、「人は死に向かって確実に時を重ねており、そしていつ死ぬかは誰にも分からない」ということを決して忘れること無く、(今はもう、決して生き急ぐつもりは有りませんが、)毎日を精一杯生き切ることを胸に刻んでおきたいと思います。

    さ、明日からガンバロ。

    優勝劣敗から誠心有道へ。

    1月2日 晴れ

    元旦に引き続き、暖かな一日となりました。

    何でも、神戸の気温は3月上旬並みとのことで、こんな穏やかな日が続くお正月がかつて有ったっけ?と思う程、いい天気。俄然テンションを上げて、ゆっくりと朝寝坊をしようと決めていましたが、つい、いつも通りの時間に起きてしまいました。

     

    まずは走り初め。

    まずは今年の走り初め。
    2月の北九州マラソンに向けてそろそろトレーニング量を戻さないとヤバいし、と張り切っていつも御世話になっている太山寺とその周辺の神社にお参りがてらの10kmラン、暖かな陽射しの下、気持よく走りました。

     

    太山寺
    太山寺

    いつもは山門の外からお参りして折り返すのですが、お正月ということで、久しぶりに入山料も支払って薬師さんにもご挨拶。

    薬師如来像
    薬師如来像

     

    続いて書き初め。

    帰って来てからは毎年恒例となっている書き初めと賀状書き、今年の私のお題は、『誠心有道』としました。
    吉田松陰が、自らの在り方を正せば必ず人も世間も理解してくれる筈だと松下村塾に集った若者達を鼓舞した『至誠しせいにしてうごかざるものは、いまらざるなり』という言葉で有名な『孟子』離婁上から引用しました。

    孟子曰、居下位而不獲於上、民不可得而治也。獲於上有道。不信於友、弗獲於上矣。信於友有道。事親弗悅、弗信於友矣。悅親有道。反身不誠、不悅於親矣。誠身有道。不明乎善、不誠其身矣。

    出典:『孟子』離婁上

    かえりみてまことならざれば、おやよろこばれず。まことにするにみちり。
    『自省』すること、自ら在り方を正すことで道が開けて来ると信じて一年間を過ごしたいと思います。

     

    優しく在る為に強くなる。

    ちなみに、昨年のテーマは『優勝劣敗』でした。優しくあること、優しくなることを目指しましたが、優しく有るには強く無ければならない、より強くあるには成長することが避けられず、成長は自省することから。という持論にもう一度立ち返ることにします。

    今年は長年の悲願、ミッション遂行の入口に立つ年と位置付けて、まずは身の回りから、足元をしっかりと固めつつ、私たちが事業を通して提供する意義と価値を見つめ直しながら走り抜けたいと思います。

     

    とうとう天命を知る年。

    奇しくも、年男を終えた今年は数え年で50歳。
    孔子曰く、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、その天命を知る年となりました。この世に生を受けて、何を為すべきか、何を遺すかを深く考え、その答えを模索する一年とすると決意を新たにしました。

    とは言え、まだまだそんな大それたことが出来る程の実力を蓄えた訳でもなんでもなく、当然、周りの多くの方々のご理解と御協力を頂きながらと言うのが大前提です。
    すみれスタッフをはじめ、関わる全ての皆様の助けを頂きながら気張って一年を過ごせればと思います。

    皆様、宜しくお願い致します!

    書き初め2016
    書き初め2016

    新春のご挨拶。『叶うから夢』

    1月1日 元旦 日本晴

    2016年、新しい年が明けました。

    全ての方に素晴らしい一年になることを心から祈念致します。

    大神神社 申
    大神神社 申

    いつもと違う年越し。

    今年の年越しはいつもと少し勝手が違いました。
    娘は念願の、いや悲願とも言うべきジャニーズの年越しカウントダウンライブに参戦する為に単身東京に出掛け、私と妻もそれに対抗?した訳では有りませんが、ビルボードライブ大阪のカウントダウンライブにてスタイルカウンシル?のシブーい音楽とシャンパンとクラッカーで新年を祝いました。

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    ビルボードライブ大阪
    ビルボードライブ大阪

    夜中から、毎年恒例の初詣に奈良の大神神社にいつもより早く向い、昨年の無事に対する感謝と、今年一年の家内安全、商売繁盛を少しばかりの賽銭でお願いして来ました。
    夜中に参拝したお陰で、いつもの森正さんでの煮麺にはありつけませんでしたが、松明の神事を見ることが出来て大満足。

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    大神神社 松明の神事
    大神神社 松明の神事

    初めて見る夜中の大神神社も荘厳で非常に良かったです。

    大神神社 
    大神神社

    ご来光。

    電車に乗り込んでうつらうつらと居眠りしながらJR明石駅に帰って来たのは朝の7時前、雲一つない晴天にはっと閃いて、そのまま大蔵海岸に初日の出を見に行くことに。
    なんと、結婚して初めて見る初日の出となりました。(笑)

    2016年初日の出
    2016年初日の出

    いつもの行動パターンを変えてみるって良いことがたくさん有るものです。(笑)

     

    穏やかな元旦。

    爽やかに初日の出を拝んで帰宅した後はいつものルーティーンをこなして、暖かい、というより麗らかと言った方が良いくらい暖かな陽射しの下、義父さんの入所している介護施設にご挨拶にいったりとゆっくりした一日を過ごしました。

    獅子舞に噛まれて無病息災
    獅子舞に噛まれて無病息災

    年頭に当たり、とお客様や取引先様には年賀状の代わりにニュースレターをお送りしました。
    毎年、年越しの度に思うことを年頭のご挨拶としてコラムに書きましたので、賀状をお送り出来ていない方にもお届け出来ればと思い、以下に転載しておきたいと思います。

     

    ******ここから転載******

    叶うから夢なんだ。

    新年あけましておめでとうございます。

    旧年中は大変お世話になりありがとうございました。4名の大工職人の集団から始まったすみれもおかげさまで今年で16期目を迎えられることが出来ました。
    皆様からご縁と温かなご支援をいただき、今年も新しい年を迎えられたことを心より感謝申し上げます。本年も引き続きすみれを宜しくお願い致します。

    新年を迎える度に頭をよぎる出来事があります。それは2012年の1月3日に突然聞かされた訃報です。三箇日、親戚一同集まってお屠蘇気分で食事をしていところ、突如かかってきた勉強会仲間からの電話で知らされました。
    亡くなられたのは私がずいぶんとお世話になっていた先輩経営者で、当時駆け出しの経営者と言うより、職人に近い状態で右も左も分からずに闇雲に突っ走っていた私に、経営の要諦を教えてくれ、一条の光が射す方向に気付かせてくれた師匠の様な方でした。

    その年の正月は非常に重苦しい気持ちで過ごしましたし、毎年元旦を迎える度に思い出しては暗い気分になることもありましたが、今年4年目を迎え、漸く自然体で事実として受け入れる様になった気がします。

    そしてそれと同時に、その先輩経営者から過去に頂いた恩恵が、種から芽を出し、茎を伸ばして花が咲き、この4年間で多くの実を結びました。
    ここに来て急逝されたことの悲しみよりも、いただいたご恩に対する感謝の気持ちが勝ってきたのかも知れません。

    その先輩経営者から亡くなる直前の2011年の最後に送られてきた葉書には、「あえてシンプルに締めくくりたい、『夢は叶う』『叶うから夢なんだ』全ての人の夢が叶いますように・・・」と記されてありました。今も私のデスクの前にその葉書は飾ってあり、この4年間ずいぶんとその言葉に励まされて来ました。

    そして、昨年ついに、私の目指して来た夢は2つ叶いました。いずれも、大工職人から起業した際に集まってくれたスタッフに「なんとか安定した暮らしを実現してもらいたい!」と取り組んで来たことが認められ、創業以来掲げて来たすみれのミッション『職人の社会的地位の向上を果たす』を全うするスタートラインに立てる出来事です。

    1つ目は、すみれ本社で毎月開催しているマーケティングの勉強会の内容が厚生労働大臣に日本初の現場実務者に対する認定研修事業として認められたこと。

    2つ目は、これまですみれが行なって来た大工の正規雇用と教育を行なうことで、お客様に満足頂ける工事をして、ご紹介やリピートの注文を頂けるシクミを作る取り組みが書籍となり、商業出版として発売されたこと。

    この2つは日本中の大工の働き方が、やりがいと将来への希望を持てる様に変わり、若者が全く入職してこない現在の職人不足問題の根本的解決に一石を投じられる事になったかも知れません。

    どちらも4年前には想像もしていなかった成果を昨年手に入れることが出来たのは、私にとっては小さな夢が叶った出来事でした。

    そして、この新年を迎えるにあたって、まず脳裏に浮かんだことは、先輩経営者が残してくれた、『叶うから夢なんだ。』という言葉です。

    新年早々、湿っぽい話で恐縮ですが、新たな年を迎えるにあたって気持ちを新たに今年の目標を立てられた方、おめでたい初夢を見られた方もいらっしゃるかと存じます。今年、皆様の全ての夢が叶いますように心から祈念して新年のご挨拶とさせて頂きます。

    本年もすみれをどうぞ宜しくお願い致します。

    叶うから夢なんだ。

    高橋剛志拝

    ******転載ここまで******

    すこし湿っぽい文章にも拘らず、長文にお付き合い頂きましてありがとうございます。

    今年もコツコツとブログを更新して参りますので。お付き合いの程宜しくお願い致します。

    どなた様も幸せなお正月をお送り下さい。

    人生で起こることすべて良きこと。@大晦日

    12月31日大晦日晴れ

     

    本年度中はお世話になりました。

    長かったような短かったような2015年、未年の日でも今日でおしまい。年男や!と張り切った年頭から1年間、忙しく無事に過ごせたことにまずは感謝したいと思います。

    理解あるスタッフ、お客様、協力業者の皆様、同行の経営者の皆様や、私の主催する塾に集まってくださった皆様、習い事でお世話になった先生方、そして家族に心より感謝申し上げます。

    来年も宜しくお願い致します。

     

    大晦日の初体験。

    毎年、年末年始の行動は同じパターンに落ち着いているのですが、今日はいつもと少し違いまして、初めてアイドル犬チャックと猫部長のニャロの二匹と連れ立って動物病院に行きました。

    チャックは条例で決められている狂犬病の予防接種の為の検診、ニャロはこのところ少し調子が悪そうで、血尿が出ているので診察を受けに連れて行きました。

    待合室のチャックとニャロ
    待合室のチャックとニャロ

    ニャロはデビュー戦、チャックも久しぶりの病院ということで非常に緊張した面持ちでしたが、周りのワンコ、ニャンコは皆おとなしくいい子にしているのに引きずられてか、思いの外いい子にしてました。(笑)

    診察室のチャックとニャロ
    診察室のチャックとニャロ

    何も年末おし迫った大晦日に行くことも無い様な気もしましたが、ま、やるべき事を1つ済ますことが出来た、というか、家のことに今年も全く協力出来なかったことを考えるとこれくらいはしておけて良かったと思います。

     

    一年の区切りは墓前にて。

    慣れない一仕事を終えて、例年通りの流れに戻り、妻と二人きりでお墓参りへ、娘は友達とジャニーズのカウントダウンコンサートに行くとかで、一人東京に出掛けてしまいました。

    大晦日恒例の墓参り
    大晦日恒例の墓参り

    いつもの通り、今年一年の報告の後、無事に感謝と御礼を述べて、来年に向っての決意と意気込みを墓前に(心の中で)語って来ました。
    いつから定着したのかは定かではありませんが、毎年の区切りをこの様に持てるようになって、自分の中で、やるべき事、やらなければならないことが徐々にはっきりとして来た様に思います。
    自ずと、行動にも反映されて来たのではないかと。

    今年を振り返ると、良い事、大きな成果を生み出したことも数多くありましたが、非常に悲しい出来事もありました。起きてしまったことはしょうがない、未来に目を向けて歩むしか無い、と、おいそれとは言えない様なショッキングな出来事に言葉を失ったりもしましたが、墓前に立ってその当時のことを思い出すと、決して癒えることの無いと思っていた怒りと悲しみも長い年月の中で中和され、結局は私の人生の糧になっていると断言出来ます。
    その怒りや悲しみが有ったからこそ今の私が有ると言っても過言ではないと。

     

     

    『人生で起こることすべて良きこと』

    ある程度の時間がかかるとは思いますが、やっぱり、人生において起こることは、全て必然であり、それ自体は良いことでも悪いことでもない1つの事実が有るだけ、後は自分がどのように捉まえるかにかかっていると思うのです。

    そんなことを思いながら、尊敬してやまない田坂広志氏が今年の夏に上梓された書籍『人生で起こることすべて良きこと』を読みました。

    タイトルになっているその言葉は決して楽観的、所謂ポジティブ思考を奨めるだけの薄っぺらいものではなく、人生に於ける冷厳な真実、『人生において成功は約束されていない』何もかもがうまく行くとは限らない、というどうしようもない事実に向き合うことを余儀なくされる大前提に立っての非常に重い意味を持った言葉です。

    メンターとして慕っていた先輩経営者は『自省』のみが人を成長させると言い残して急逝されました。田坂広志先生も、『人生で起こることをすべて良きこと』と考えるには自らの内面に正対して、自省を繰り返すことが必須だと書かれています。うまく行かない、思い通りにいかない事が山の様に立ちはだかる人生において、それらを全て良きことと捉えるのは簡単なことでは有りませんが、私たちが何か出来るとしたら、それは過去でも未来でもなく今しかないという事実に目を向けた時、自らの内面を省みながら、より良い選択を『今』繰り返すしかなのかも知れません。

    その書籍の中に非常に心に残る言葉が有りました。

    今年の振り返りと来年への意気込みを込めて、今年最後に書き残しておきたいと思います。

    過去は無い、
    未来も無い、
    有るのは永遠に続くいまだけだ

    いまを生きろ
    いまを生き切れ!

    『人生で起こることすべて良きこと』
    『人生で起こることすべて良きこと』

    心謝。

    今年もなんとか日曜日以外全てこのブログを更新することが出来ました。

    それも、いつもご訪問頂く皆様のお陰様、皆様から頂く声を励みにして来ました。

    一年間、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

    来年も宜しくお願い致します。

    皆様が良き新年を迎えられることを心より祈念致します。

    ラーメンアワード2015@神戸ラーメン紀行

    12月30日 晴れ 晦日

    すみれ事務所は今日から1月4日までお休みを頂いています。今日は残務処理やらなんやかんやで私は事務所に詰めていましたが、明日の昼からは閉めさせて頂いております。

    すみれは本年も多くの方にご愛顧頂き、非常にいい年となりました。
    一年の感謝を申し上げると共に、来年も変わらぬご愛顧を宜しくお願い致します。
    ありがとうございました。

    とうとう今年も残すは明日の一日のみ、12年に一度の未年、年男のあたり年が終わりを告げてしまいます。
    なんだか少し残念な気もしますが、人生の12分の1しかないから価値があるわけやし、次の年男にまた大きな変容を遂げれる様にコツコツと精進を積み重ねたいと思います。

    次の年男は60歳、人生はともかく、仕事人としてはラストのワンクールとなるわけで、しっかりと計画を立てて臨みたいと思います。

     

    そんなんこんなで、今年も一年間を振り返り、総括をする時期となりました。
    まずは、毎年恒例でもあり、私のライフワークでもある今年のラーメンアワードを発表したいと思います。(笑)

    ラーメンアワード2015発表します!

    今年は神戸ラーメン紀行と言う冠にちなんで、神戸エリアと大阪エリアを分けて今年一年間でこれはうまかった!というラーメンをチョイスしてみました。

     

    ラーメンアワード2015@大阪編

    まずは、大阪から。
    3位は美食の街、福島で並んでまで食した一杯。
    喜多川泰の本を読む読書会をご一緒させて頂いている杉田さんのお知り合いというのも縁を感じました。インスタントラーメンになって発売される程の人気店とのこと、ドロドロ且つ上品な一杯。

    極濃拉麺らーめん小僧 極濃豚骨ラーメン 750円
    高橋 剛志さんの写真

    続いて2位は大阪北新地の和食店での〆メニュー。
    透き通った本格カツオだしはラーメンという名前で括ってしまうのはなんだか申し訳ない様な至極の一杯でした。

    福の根 塩ラーメン 780円
    高橋 剛志さんの写真

     

    よく足を運ぶ大阪エリアでの今年のNO1はこれ、
    長年探し求めたタイグリーンカレーのスープで頂くラーメン。
    麺が米粉なので、ラーメンと呼べるかどうか微妙な部分も残しつつも、イチオシとさせて頂きます。

    タイ食堂みうら屋 タイグリーンカレーラーメン 750円
    高橋 剛志さんの写真

     

    ラーメンアワード2015@神戸ラーメン紀行

    それでは、今年一年の総決算、いってみます!

     

    まずは、コスパ、ボリューム部門賞。(笑)

    すみれのほん近所に在る、今にも崩れ落ちそうなバラックな外観とあまり愛想の良く無い大将が有名な名物店。強い台風が来たらなくなるやろなー、って感じですので、未だ行ったことが無いと言う方は、(入りにくいとは思いますが、笑)今の内に是非覗いておられることをおススメします。

    長崎ちゃんぽん 淀川 カツカレーラーメン750円。
    高橋 剛志さんの写真

    続いて独自進化系部門賞。(笑)

    アボガドだけではなく、ポタージュ、キャラメル、カンフー?と多彩と言うにはゲテモノに近い様なバリエーションを独自に開発、進化させる期待のお店、とにかく、トンコツのベースがしっかりしているので、「え、まじで?」と思えるようなスープも結構違和感無く頂けます。

    東神麺 アボガドとんこつ 700円
    高橋 剛志さんの写真

     

    特別賞の最後は功労賞。(笑)

    (一応、ラーメンブロガーとして)たくさんの方におススメのラーメンを聞かれるのですが、では案内しましょう、とお連れするのが一番多かった店がこちら、無化調で夜中まで営業してくれている貴重なお店です。神戸ラーメンアワードの10位も合わせて進呈します。(笑)

    つけ麺 奥 汁なし麻辣麺 780円
    高橋 剛志さんの写真

    それでは!今年のラーメンアワード、発表します!

    第9位

    175沿いの支店しか行ったことが無かったので、本店に行ってみるとワンランク上のスープになっていました。トンコツスープの要諦はこってりであっさり、だと認識している私には十二分に合格点を差し上げれる出来となっております。やっぱり、本家に行ってみるべきですね。^ ^

    ホッポ屋本店 コテ麺上 820円
    高橋 剛志さんの写真

     

    第8位

    兵庫県庁前に今年出来た新店は完全に本場の味を再現していました。
    オープン当初は満席だったのが、サービスも本場のままだったのが仇となったのか、味が本場過ぎたのか分かりませんが、今ではすっかり落ち着いてしまいました。が、私は全メニュー制覇する程入れ込みました。(笑)

    西安刀削麺 麻辣麺 780円
    高橋 剛志さんの写真

     

    第7位

    密かにラーメン激戦区でもある元町高架下の小さなお店。
    オリジナルニンニク醤油を編み出す等、あくなき味への挑戦を繰り返されています。
    カレースープ、秀逸でした。大将の益々のご活躍を祈念致します!

    来来亭 カレーチャンポン 650円
    高橋 剛志さんの写真
    第6位

    兵庫の中央市場の向かいに出来た新店。
    障がい者支援のお店とのことですが、味は本格派、チャーシューや肉味噌もよく研究されておられます。毎日行って応援したいと思えるお店でした。

    まいにちラーメン 味噌ラーメン 500円
    高橋 剛志さんの写真

     

    第5位

    奥と並んで夜の三宮の〆で大活躍したお店の看板メニュー。
    ラーメン以外のメニューも何を食べても美味との噂は間違いありませんでした。
    女性のパクチー人気も相俟って、ブレークしましたし、女性を案内したら鉄板ということで、よく利用させて頂きました。(笑)

     劉家厨房 あっさり蒸し鶏塩ラーメンパクチーラーメン 900円
    高橋 剛志さんの写真
    第4位

     すっかりラーメンアワードの常連になっている無化調ラーメンのパイオニアの新作。
    まぜそばって、ジャンクフード感がつきまといますが、この一杯だけは爽やかさMAX。
    流石です。

    高橋 剛志さんの写真
    第3位

    神戸の食の中心として栄えてきた元町は中華料理の神戸のメッカ。老舗の名店が今もあちこちで元気に営業されております。その中にはラーメンの専門店を凌駕するお店も少なくありません。そんな名店の中の一つ、長い歴史を感じさせられる一杯です。

    春陽軒 スタミナチャンポン(ピリ辛) 880円
    高橋 剛志さんの写真

     

    第2位

    日本中の大都市に出来ているラーメンストリートの中でも一番ショボいとの噂もありますが、その中で気を吐き続ける鶏がら独自路線のお店。高級柚子胡椒を使うあたりのこだわりは泣かせます。新作発表で昨年に続き連続の受賞となりました。

    汁そば処 ちょぼいち 鶏がら黒湯 750円
    高橋 剛志さんの写真

     

    2015年度グランプリ決定!

    神戸の中華料理の名店と言えば、と誰もがその名を口にする牡丹園は先代がお亡くなりになって、3人の兄弟がそれぞれ同じ看板で全く違う店にされました。

    本館、別館、そしてココ。兄弟の中では末っ子との事ですが、大将が今も自ら調理されており、名店と謳われた先代の味を最も忠実に再現されているとの事。ラーメンという枠を超える至極の一杯でした。

    牡丹園 五目汁そば 690円
    高橋 剛志さんの写真

     

    以上で2015年のラーメン紀行はおしまい。

    今年もお付き合いありがとうございました。

    来年も美味いラーメンを探して回りますので、よろしくお願い申し上げます。\(^o^)/

    800人分のカニ、無事、子供達へ発送しました!(心謝)

    12月29日 晴れ

    『御用納め』もふつーに師走

    世間様は今日で御用納め、仕事納めのお会社も多いと思います。
    すみれ事務所も一応、今日で年内の業務は終了とさせて頂いて明日からお休みに入ります。
    今日は掃除や片付けをして社員全員で終礼をしてチャンチャン、と終えたいところですが、、
    私はまだまだ年内にやり残したタスクを抱えていたり、スタッフの親族に突然の不幸があったり、夕方になってマンションにお住まいのお客さんが水漏れSOSの連絡をして来られたり、とまだまだドタバタとしています。(笑)
    今も、漏水調査、応急処置に向ったメンテナンス担当、和田さんの帰社を待ってます。

    名駅
    名駅

     

    やれる時があることの幸せ

    そもそも、今日は朝早くから来年着工の工事の打ち合せに名古屋への弾丸出張に行ってきました。(毎年のことですが、)29日では全くもって年末の風情を感じることのないままとなっております。。
    ま、年末一杯まで来年の仕込みの行動をとれること自体、非常にありがたいことですし、世間がお休みに入るとか、そもそも私には別に関係のないことで、明日もガンガンと予定が入っております。
    やれる時にやる!のスタンスで今年も最後まで走り抜ける所存です。(笑)
    クライアントの皆様には感謝するばかりです。
    ありがとうございます!

    新築テナント現場確認中!
    新築テナント現場確認中!

    今年も800人前のカニ、無事発送出来ました!

    名古屋までの新幹線の移動中に、三宮の人気海鮮居酒屋『魚匠 隆明』の社長から、「今年も800人前の年越しかに鍋用の『カニ』を施設の子供達に無事発送したよー」と連絡がありました。
    毎年すっかり恒例となっているこの年末助け合い運動が私の中では1つの区切りの様になっており、楽しみにしてくれている子供達の笑顔を想像しながら「今年もなんとか出来た。」と、少しだけホッとする瞬間です。

    それもこれも、御協力頂く皆様のお陰です。
    このブログでも毎年皆様に募金のお願いをして、今年も多くの方にご賛同頂き、多額の募金を頂きました。
    毎年、毎年、無理なお願いを致しまして申し訳ありません。本当に心から御礼申し上げます。
    子供達から帰ってきた便りは必ず皆様のお手元に転送する様に致しますので、施設に住まう子供達が幸せな年末、年始を送った喜びの声をお待ち頂ければと存じます。

    子供達へのカニ発送!
    子供達へのカニ発送!

    子供達への年末助け合い運動の発端は、

    元々、一人のおっさんが、コンビニの募金箱に入れたお金が寄付に行かずにちょろまかされていることに気付き、許せん!と憤りを感じ、それなら直接支援をする!と勢いずいたのがきっかけで始まったのがこの子供達への年末助け合い運動です。
    私はそのおっさんに「手伝ってくれへん?」と誘われて、毎年参画して、このブログを覗いて下さる皆さんにも御協力をお願いをしている次第ですが、私がこの取り組みに賛同しているには、他にも少し訳があります。
    それは、施設に住まう子供達への思い入れ、というか、何らかの理由があって家族と一緒に住めなくなっている子供達に、味方の大人がいることを知ってもらいたいという想いです。

     

    不良少年の後悔と反省

    (あまり胸を張って言うことではありませんが、)わたくし、子供の頃、ロクでもないことばかりしておりました。所謂、不良少年の部類と言っても過言ではない、というか多分そのまんま(汗)もう少し、あと一歩足を踏み外すと、家族と一緒に住めなくなってもおかしく無い様な状態で、世間様にご迷惑ばかりかけていました。

    今、思い返すのも恥ずかしいというか、申し訳ないというか、後悔と反省には事欠かない少年時代を送ったのですが、自分自身がそんな状態ということは、仲間もやっぱり同じ様なもので、ロクでもないヤツばっかりでして、、
    今では立派な経営者となってガンバっている友人もおりますが、ロクでもないまま人生を終えた親友もおります、当然の様に施設に住んでいる友達も、施設に住む様になった友達もおりました。

     

    味方の大人の存在

    私は運良く?施設系にはあまりお世話になりませんでしたが、それでもずいぶん若くして親元を離れ社会に飛び出して、なんの取り柄も無かった当然の流れで身体を張った仕事を転々として今に至ります。
    そのスタートは社会と切り離された自己重要感の欠片もない暮らしで、まさに、『今だけ、金だけ、自分だけ』を追い求める毎日でした。
    そんな中、仕事が出来ないどころか社会的な常識さえ持っていなかった、なんにも出来ない私を優しく包み込んで仕事を教えてくれた大人達と出会うことが出来て私の人生は大きく変わります。「一生懸命に働いたら、喜んでくれる人がいる。」その気付きを頂けて、働く意味を考え直すきっかけを得て、私は真っ当な道に戻って来ることが出来たのだと思っています。

     

    誰もが重要な役割を担う

    子供に毛が生えた程度の時から働き始め、優しい大人、先輩方とのふれあいを通して、私はどんな人でも、絶対に社会に必要であり、重要な役目を担うという事を自分自身の身体を通して胸に刻み込みました。職人という厳しい仕事はバカみたいに丈夫な身体を持っていたからこそ出来た訳ですし。
    そして、私たちが生業としている職人の世界は学生生活に適合出来ない、家庭の事情が複雑、勉強が苦手、等々、私と同じ様に学歴社会からドロップアウトしてしまう若者達が選択する訳でも無く、しょうがなく働き始める職業でもあります。(モチロン、全員がそんな訳ではありませんが、、)
    とにかく、どんな事情にせよ、施設に住まう様になった子供達に、(私がそうしてもらった様に)応援している大人がいるんだ!という事を伝えたいのです。

     

    未来はとにかく子供達にかかっている!

    甚だ個人的な、私情を挟みまくった上での私の呼びかけに賛同して下さり、貴重な寄付金を送って下さる皆様には全くもって関係ない話で誠に恐縮ではありますが、ひょっとするとそんな子供達が若者の入職率が激減し、絶滅危惧種とまで言われる日本のモノづくりの担い手となり、建築業界の将来を背負うかもしれないと大らかな目で見守って頂けるとありがたく存じます。

    今年も多くの方の暖かなご支援、本当にありがとうございました。

    出来れば、来年もまた、宜しくお願い致します。

    心謝。

    モヤモヤからやっぱり!へ@蕎麦屋のプロフェッショナル考。

    12月28日 曇りのち晴れ

     

    すっかり年末行事として定着した工務部スタッフと強力業者さんとのバスツアーの帰り、今年も北陸芦原温泉へ一年間の慰労を兼ねて行ってきました。

    すみれ懇親旅行2015
    すみれ懇親旅行2015

    温泉につかって、卓球をして、景勝地を巡って、蕎麦打ちをしてと、毎年同じパターンにすっかり落ち着いておりますが、発案から企画運営まで全てスタッフに任せきりで、私としてはバスに乗り込むだけでお気楽に連れて行ってもらえる良い旅行です。(笑)

    すみれ懇親旅行2015

     

    人知れず、密かな悩み

    実は、昨年の年末の旅行から密かにずーーーっと悩んでいたことがありまして、それは初めて蕎麦打ち体験をして思いの外ハマって帰ったからなのですが、やってみたら面白いし、打ってみたそばはうまいし、オッサンの趣味としてはシブい蕎麦打ちを自宅でやろうかどうしようかと考え続けておりました。

    ちなみに、Amazonのカートの中には蕎麦打ち道具一式のセットが入っていて、何度も買いかけてはチョットまてよ、と現在も崖っぷちで踏みとどまっている状態です。
    私はそもそも大工出身だけに道具好きという厄介な嗜好があり、中途半端な安物の道具を買うと使っているうちに満足出来ずに買い直すのは火を見るより明らか、しかし、ロクに蕎麦打ちを習った訳でも無いのに、高額な道具を買うのもどうかと思うし、、

    妻に相談してみたら、「どうせそんな時間ないやろ、絶対あかんて、やめとき」と一蹴されるしで、諦めかけておりましたが、知り合いの経営者の方の中にも趣味が蕎麦打ちで、蕎麦の栽培までやってるというカッコいい強者がおられたり、年末が近づいてくると、自宅で蕎麦打ちをしてこの時期活躍してるという人のことをチラホラ耳にしたりでして、やっぱりやりたいなー、としつこく思い悩んでおりました。(笑)

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    もう一度、プロに聞いてみたい

    今回の旅行ではホテルを後にして東尋坊に言った後のプランがはっきりと決まっていなかったこともあり、私のリクエストで昨年に引き続き蕎麦打ち道場に立ち寄ってもらいました。
    大工、左官、水道設備、電気設備、と全員が職人の団体だけに私の「昼メシがてら、蕎麦打ちにいこうよー」との提案に皆さんまんざらでもなく、素直に2年連続となる蕎麦打ちに快く付き合ってくれました。(笑)

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    ふるさと道場へ

    今回お邪魔した蕎麦道場は、観光客向けでは無く、本気でそば屋を開業する人が通う、ずいぶんと本格的な道場で、私としてはここぞとばかり質問攻め、質問達磨となって気にかかっていたことを聞きまくり。(笑)
    やっぱり、餅は餅屋、いや、蕎麦はそば屋と言うのでしょうか、もやもや不安に思い、判断がつかなかったことが全てスッキリと解消させてもらうことができました。

    蕎麦道場にて蕎麦打ち体験

     

    蕎麦打ちを(趣味に)しようかなーと思われているおっさんへ

    結論。まずはテキトーな道具を買わない。で、本当にやりたいのならば時間を取って蕎麦道場に通い教えを乞う、その上で続ける事ができそうなら、まずは麺棒を買うところから(プロにアドバイスをもらいながら)適切な道具を1つずつ買いそろえていく。このプロセスが踏めないのなら、蕎麦打ちを趣味の1つに加えるのはキッパリと諦める。と、なりました。

    来年は永平寺に座禅修行に行く予定もあることですし、仲良くして下さる先輩経営者も多いこともあり、何かと福井県には縁もあるので、来年以降取り組むタスクの1つに加えたいと思います。

    あー、スッキリした。(笑)

     

    悩んだときはやっぱりプロに聞く、

    それにしても、情報化革命が起こり、インターネットの検索エンジンをたたけばどんな情報でも直ぐに手に入ると言われる今の時代、私の様に逆に情報があり過ぎて、判断がつかなくなることって少なく無いと思います。情報が多すぎることによって一層、『本物』は何かが問われる時代です。そんなときはやっぱり、プロフェッショナルに直接会って教えを乞うに限る訳で。
    私たちも建築の道を歩むものとして、これからやって来る『本物の時代』に対応して、そんなプロになることを目指さなければならんのだという事を改めて考えさせられる出来事でした。

    そんなこんなで、今回も非常に良い旅行となりました。幹事のスタッフ、毎年バスの運転をかってでてくれる江見さん、そして忙しい年末に参加してくれる協力業者の皆様に心から感謝したいと思います。

    ありがとうございました。

    心謝。

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    奥義の中の奥義。@マーケティング

    12月27日 曇り

    昨夜はすっかり毎年恒例、年末の風物詩となった、TOTOリモデルクラブの関西のメンバーさんとエリアを越えての交流と情報交換の場、『横串会』なるゴルフコンペと泊まり込みでの飲み。
    安藤忠雄大先生がバブル最盛期に設計された淡路シーウインドウにて連日の暴飲暴食で疲れた胃腸にとどめを刺す様に(笑)夜中遅くまで痛飲しました。

     

    安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ
    安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ

     

    横串会とは、

    今回で7回目となるこの会、毎年参加メンバーさんの一年間の振り返りと新しく迎える年に対しての取り組みに対するコミットを聞き続けていると、業績を大きく伸ばされる会社、毎年堅調に実績を積み重ねておられる会社、ご自身の夢の実現に邁進されている経営者、暗中模索から抜け出して、なんとかなりました、と自信をつけられる方と皆さんそれぞれ素晴らしく、その変遷、変容を年末の一年を検証する時期に定点観測をして、自社を振り返ることはリフォーム業界の大きな流れを体感出来る非常に意義の深い時間です。

    実際、すみれでも来年から本格的に取り組もうとしている、長期優良化リフォーム、性能向上リフォームで結果を出されている方の営業手法が全くマスメディアの告知を使わず、現場で顧客満足を高め、アフターフォローで生涯顧客を作っておられるのを聞いて、私たちのリフォーム事業の方向性を明確に出来た様に思います。キヨちゃん、また色々教えて下さいなー。

     

    安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ
    安藤忠雄建築 淡路シーウィンドウ

     

    人づくり企業の管理職の言葉

    毎度のことながら、参加者が一人ずつ順番に、それぞれ深イイ話を発表されるわけですが、今回のトリを務められたのはこの会の元締めとも言えるTOTO社のリモデル推進化のM課長でした。
    流石、日本を代表するグローバル企業であり、人を作る会社としてトップランキングの常連にして元会長の木瀬氏が説かれた『根本思想』=本質に目を向けるマーケティングに長けた企業の管理職だけあって、企業理念を実際の業務に落とし込もうとされている素晴らしい内容でした。

     

    マーケティングの奥義

    以前にもこのブログで紹介したことがありますが、長きに渡ってマーケティングの勉強会で一緒に学ばせて頂いていた青貝社長が、昔から言い続けられ、実践して大きな成果の元になる考え方をすみれで開催している『職人起業塾』に参加された際、懇親会の場で『奥義』の1つとして紹介されました。

    『競合他社のキャッシュポイントを自社のフロントエンドにすること』

    私も事業の組み立ての際に常々意識していることですし、すみれもこの考え方を実践して、多くのお客様の支持を得ることが出来る様になりました。

     

     

    目指すべきはマーケティングアクションの汎用化

    TOTO社のM課長が言われたのは、

    「リモデル推進化(自分自身が管理職を勤めるリモデルクラブというリフォーム事業者を集めた会をサポートする部署)が無くなれば良いと思います。」

    との事でした。
    その真意はというと、リフォーム業者向けのサポートを部署として行なうのではなく、その役割、スキルをエリアの担当セールスに移譲することでより肌理細かな、顧客に密着してかゆいところに手が届くサービスを行なえる筈、セールスにすると大変かも知れませんが、そうあるべきだと思います。と熱い本質論を語られていました。

    他社のキャッシュポイントをフロントエンドに持って来るどころか、一般化して通常の業務の中に落とし込むほど、強力なマーケティングアクションは無いと思います。
    最強の卓越の戦略をなんとか実際のカタチにしてもらえれば、取引先である私たちにも大きく貢献して頂ける訳ですし、素晴らしい想い、理論をなんとか実現して頂きたいと思います。

    ま、この横串会でコミットした想いは皆さん実現されて来たという今までの歴史と実績がありますので、きっと大丈夫だと思います。(笑)

    M課長、今年もお付き合いありがとうございました。
    来年も宜しくお願い致します。期待しています(笑)

    心謝。

    神戸ラーメン紀行Vol.134

    12月26日 晴れ

    今年最後の週末は(やけくそではないですが、)レクリエーション三昧となりました。

    第七回TOTO横串会
    第七回TOTO横串会

    今日は今年最後のゴルフコンペ、毎年恒例のTOTOリモデルクラブの関西のメンバーさんとの横串会という名前で毎年、年の瀬に集まってたわいもない話をしながら(笑)ラウンドしたあと、それぞれの方の一年間の振り返りと来年の展望を聞きながら酒を延々と酌み交わすというコアでヘヴィーな会。

    これが済まんと新しい年を迎えれません!と断言する金井社長はわざわざ夜の飲み会だけ参加されるご執心ぶり、楽しい一日になりそうです。(笑)

    泊まり込みで飲み明かしたあと、明日の朝からはスタッフと協力業者の皆さんと恒例の温泉ツアーに出発という何とも言えないハードなというかぬるいスケジュールとなっております。。

     

    さて、いよいよ、年末も押迫って来たという事で、私としては大仕事が1つ残っておりまして、ソレが年末恒例、『神戸ラーメンアワード』の決定です。

    その前に、最近、杯を重ねたラーメンのご紹介をしておかねばなりませんので、今年のベストオブ・・・の前に今月の振り返り、行ってみたいと思います。

    シーウインド淡路
    シーウインド淡路

     

    それでは、神戸ラーメン紀行Vol.134スタート!

    金穂 西安刀削麺 トマト麺 780円
    高橋 剛志さんの写真
    兵庫県庁前の今年オープンして非常に人気を博した店でしたが、最近はあまり満席になっていない様子です。本場を凌駕する程の本格派の八角【】やパクチーの香りが県庁役人さん達のお口に合わなかったのか、、
    私個人的にはおススメですし、ちなみに全メニュー制覇致しました。(笑)

     

    劉家厨房 辣湯拉麺 780円
    高橋 剛志さんの写真

    続いてここも三宮の新星☆パクチーラーメンが一気にブレイクして話題となりましたが、ラーメン屋の枠を越えてどんなサイド?メニューも美味しいと大人気、水晶餃子もおススメです。笑
    あ、この辛そうな一杯もそんなに辛く無いし、美味しかったっす。

     

    伊川谷塩元帥 塩つけ麺 820円

    高橋 剛志さんの写真
    最もご近所のラーメン店が無化調であることの幸せをかみしめる一杯。
    とにかく、いつもランチタイムは満員御礼の繁盛振り、勉強になります。
    つけ麺、にゃかにゃかイケました。

     

    長浜ラーメン 天真 赤ラーメン 780円
    高橋 剛志さんの写真
    大阪は本町の新店、スナックのカウンターをそのままラーメン屋にしてみた感じのてきとーな印象を受ける内装は却って味への拘りの証か、なんて思える雰囲気がありました。
    臭み無く、秀逸なトンコツスープを出されていました。

     

    東神麺 火山トンコツ 700円
    高橋 剛志さんの写真
    このところ、日曜日のランニング、サイクリングの際に立ち寄る定番となってしまったガラパゴス系のお店、辛さは火山と言う程でもなかったので、次回はカンフー火山というワンランク上の一杯を試してみます。とにかく、ポタージュやキャラメルやと邪道とも思えるレパートリーが多いので当分通い詰めることになりそうです。
    ベースのトンコツは安定の味。

     

    ローズウッドGC カレーラーメン 1550円
    高橋 剛志さんの写真
    ま、一応食っといた、と言う感じで注文しましたが、これがなかなかのモノでして、ABCの名物カレーラーメンにひけを取らない濃厚さ、満足感のある一杯でした。

     

    神戸ラーメン第一旭 Aラーメン 550円
    高橋 剛志さんの写真
    神戸ラーメンとも言われる老舗、Aラーメンは肉無し、Bラーメンはチャーシュー麺となっており、その中間でいいんやけど、、といつも頭を悩ませる一杯。
    夜中はこれくらいでいいっすね。(苦笑)

     

    まる九 〆ラーメン。300円
    高橋 剛志さんの写真
    毎年この時期になると登場する様な気がする、元阪神、オリックスの野田選手のお店の黒豚鍋の出汁での〆らーめん。定期的に食べたくなる一杯ですね。

     

    味華 白菜ラーメン 650円
    高橋 剛志さんの写真

    最後はご近所NO1の人気店の新メニュー。柔らかいチャーシュー(豚肉)と白菜を一緒に食べると非常に食感が良くて美味しかったのですが、あれ、これはどっかで食べた味やぞ、と思ったら、昨夜の夕食の小栗旬鍋と同じパターンだと気付きました。狙ってるな、笑
    てか、偶然隣の席に座られていたnobianiのマスターに図らずもゴチになってしまいました。
    マスター、ありがとうございました、ゴチになりました。(笑)

    以上、今日はここまで。

    この勢いに乗って、今年のアワードを発表しちゃおうか、と思いましたが、思いの外ラーメン画像でお腹いっぱいになっちゃったのでまたにします。

    年内には必ず発表しますので、しょうちゃん、もうちょっと待っててね、(笑)