付け焼き刃のススメ。(笑)

2月25日 曇り時々晴れ

今日は水曜日、sumire事務所は定休日です。

私はというと、朝から夕方かまでギッシリと打ち合せで神戸中を走り回る一日でした。

神戸テクノ・ロジスティックパーク
神戸テクノ・ロジスティックパーク

朝は大手企業の国内生産回帰に沸く神戸テクノ・ロジスティックパークから、

神戸市が企業誘致に躍起になってもなかなか進まなかった産業団地の分譲がここに来て急ピッチで進んでいる様子です。

円安による国内企業の海外拠点の撤退、国内生産への切り替えもアベノミクスの成果と言えば、そうなのでしょう、この団地内だけは景気回復の兆しを感じてしまう状態です。

消費税増税もそろそろ定着し始めて来た頃でもありますし、ここを拠点に神戸の景気が良くなればいいのですが、、

円安に諸手を上げて賛成する機はありませんが、現在の国内回帰への流れが一層盛り上がることは悪いことではありません、今後に期待したいと思います。

伊川の二毛作
伊川の二毛作

西区をスタートして兵庫区、中央区、垂水区、また西区、最後は明石市と走り回り、帰社した頃はすっかり真っ暗。

皆様、たくさんのお仕事のお声掛け、ありがとうございました。

おかげさまで昼食を食べる時間も無く、野菜ジュースとパンをかじる、ダイエットに取り組んでいる身としては最高の一日でした。(笑)

 

 

珍しくダイエットに取り組んでいるのは、この週末に迫ったフルマラソンに備えてのこと。

2月は怒濤の出張月間だった(まだ続いてますが、、)事もあり、毎日決めて行なっている運動によるカロリー消費よりも暴飲暴食による摂取の方が勝っていた様で、先週気付くと体重は70kg目前、体脂肪も久しぶりに11%台まで上昇してしまっており、びっくり!慌てて、ダイエットに取り組んでいる次第です。(笑)

1週間でなんとか65kgくらいまで戻そうと鋭意努力を重ねているのですが、(ラーメン断ってます、笑)摂取を少し控えるとあっという間に体重は落ちるものですね、あと目標まで1.5kgと順調に付け焼き刃的減量に成功しています。

普段から計画性に乏しい私は、何かにつけて付け焼き刃を多用しておりまして、(恥ずかしながら)これが結構使えたりします。

昨年、初めてのフルマラソンに挑戦したときは膝に故障を抱え、形成外科に行って膝にヒアルロン酸を直接注射で入れてもらいましたし、スポーツデポでテーピングを買いまくって膝も足首もグルグル巻き、おまけにミズノのバイオギアタイツなるサポートタイツも購入、ランニングシューズもasicsストアでフィッティングしてもらいランニング用ソックスと一緒に新調、レースの1週間前になってランニングフォームを教えてもらって走り方を変えたりと出来る限りの手を尽くして何とか完走まで漕ぎ着けました。(笑)

それらは全ていわゆる付け焼き刃でしたが、その後も継続して利用することで、ランニングについては一皮剥けて成長出来たと思っています。

で、今回もまた直前に減量したりと相変わらずなことをやってる訳ですが、今回の目玉はこれ、

ランニング3軸理論
ランニング3軸理論

協力業者のKさんにおススメ頂いて、素直に取り組んでいます。(笑)

 

人は誰しも、(私は特にかも知れませんが、)喉元過ぎれば熱さ忘れるもの。

そして、ケツに火がつかないとなかなか本気になれないもの。

 

だから直前になって『付け焼き刃』をつけようと足掻く訳ですが、そんなシュチエーションにならないと行動出来ない自分を嘆くよりも、そんな自分を受け入れて、(やらねばならなくなった時に)やれることを全てヤル!と開き直ることも悪くないと思います。

その中で、発見したことや気付いたことが身に付いて力になることも少なく無い。とも、

付け焼き刃も叩き続けるとそのまま定着して鋼になるかも知れませんし、、

そんなこんなで、持病発症した余韻に浸って出場どうしようかなー、と弱気になってるきよちゃんに捧げるブログの様になってしまいましたが、(笑)今回も付け焼き刃つけまくって頑張ってみようと思っています。

 

キヨちゃん、(あと3日しか無いけど、)これ読んどきゃ大丈夫!(だと思う)

フルマラソン完走後の打ち上げ、楽しみにしています!

人生を100倍楽しく生きる方法

2月24日 曇り時々晴れ

2.24の空
2.24の空

 

『人生を100倍楽しく生きる方法』

 

その一、新幹線にただで乗れる方法

解答:新幹線の運転手になる。

 

その二、マラソンで1位になる方法

解答:1人でマラソンを走る。

 

その三、絶対に交通事故に合わない方法

解答:家から出ない。

 

その四、絶対に死なない方法

解答:この世に生まれてこない。

夕方、公私に渡りお世話になっているお客様でもある方の訃報を聞いてご焼香だけでもさせてください、とお通夜に参列させて頂きました。

上記の「人生を100倍楽しく生きる方法」というのは通夜勤行を執り行われたご住職が読経後の説教の中で引用されたもので、ご住職のお子さんが持っていた本の内容にあった文章とのことです。

「そんなもんあたりまえのことばっかりやないか!」

と、ツッコミを入れながらも、結局それはお釈迦様が言われていたことも同じことだと、人はこの世に生を与えられた時から人は必ず死に、土に帰ることが決まっている。と、聞く人を和ますテンポをとり、やさしくもながらも厳粛な口調で説かれました。

そして、残されたものは大事な人の死に直面して今自分が何をなすべきか、残された人生をどう生きるべきかを考えるべきだ。と、十分に頭ではわかっているはずが、しかし一向に腹には落ちていないこの世の摂理を改めてご教示いただきました。

 

考えてもみれば、ここ数年は毎年数回、葬儀に参列するようになりました。

いつの間にかそんな年齢になってきたと言うことなのでしょうが、、

あの世に旅立たれる方をお見送りするたびに人の命の儚さと自分もいつ逝くかわからないという逃げ様の無い現実を目の当たりにします。

いつ終わるかもしれない自分の人生、真摯に懸命に、今を精一杯生きよと、忙しい日常にかまけてつい忘れてしまいがちな真実に向き合わさせていただく機会を頂いているような気もしています。

F様、あまりにも早すぎる幕引きにお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福を心よりお祈りいたします。

お世話になりましてありがとうございました。安らかにお眠り下さい。

 

「最後に」とご住職が読み上げられた蓮如上人が書かれた「白骨の御文章」を備忘録として書き留めておきたいと思います。

結局、私たちが出来る事は念仏を唱えることくらいということ、だと。

株式会社 チューリップ企画さんのHPから拝借しました。

影響力の武器

2月23日  曇り

昨日は神戸でも春一番が吹きました。

春一番の翌日、曇天
春一番の翌日、曇天

今日はお天道様こそ出ていませんでしたが、朝から暖かな一日となり、待ちに待った春の足音がそこまで近づいて来た感じ。

このまま寒くならなければいいのですが。。

 

あと、昨日は2.22(にゃんにゃんにゃん)のネコの日だったとのこと。

そうか!と気付いて夕食時にニャロの大好きな高級キャットフードをいつもより多めにお皿に入れてあげました。

猫の日のにゃろ
猫の日のにゃろ

「にゃんの日でよかったにゃ〜」と猫なで声でニャロに話しかけてながら、

「あっ!これって平賀源内が土用の丑でうなぎを売った流れの、業界団体が制定した販促の為の記念日やな!」

と気付きました。(笑)

ググっててみるとやっぱり、、

猫の日

英文学者の柳瀬尚紀氏らによる「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定。ペットフード工業会が主催。

「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合せ。全国の愛猫家からの公募でこの日に決まった。

ワタクシ、まんまと、すっかり、ペットフフード工業会の思うつぼにハマってしまっておりました。。
世の中は本当に『マーケティングノイズ』と言われる四六時中売り込まれる仕掛けに満ちあふれていますね、気をつけないと。。

デスクワーク中のニャロ
デスクワーク中のニャロ

 

売り込む仕掛け、というと著者のロバート・B・チャルディーニ氏が昨日まで開催されていたセミナーズフェスタ2015 Springの中でネット中継で登壇されたということで、少し前からネットの上で話題、(というかキャンペーンか、笑)に上っており、ミーハーな私も少し前にアメリカのセールスマンのバイブルと言われる『影響力の武器』を取り寄せて読んでみました。

影響力の武器[第三版]
影響力の武器[第三版]

心理学者であるチャルディーニ博士は人が承諾する行動、心の変化を解き明かす自ら研究のために様々な『売り込む』業態に潜入調査を行なって、その結果をこの本にまとめたとの事です。

博士の研究結果によると、人間には進化の過程で6つの原理が備わっているとされており、また莫大な量の情報が飛び交う現代においては全ての情報を収集し、検討する事が困難である事から、人は考える事をやめてしまい、一つの信頼出来る情報に短絡的に飛びついてしまう傾向があると言われています。

博士が説かれる6つの原理とは、

  • 返報性
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意
  • 権威
  • 希少性

で、確かに細かな説明を聞くまでもなく影響されるよな、と思ってしまいます。

これらの影響を受けると人は買うつもりが無いものでも買ってしまうことがある、とのことで、逆にこれらの原理は表面的な影響を与える武器として利用する事が出来るとのことでした。

確かに私たちの身の回りでも実際にあらゆる集客やセールスの場面で使われています。

そして、「手っ取り早くうまく売る方法」として○○マーケティングなどと、もっともらしい名前を付けてそのノウハウを販売している事も少なくありません。(特に建築業界、、)

また、その使い方も段々と手が込む様になり、買い手側にとって表面的には販売の為の影響を受けていると分かりづらくなっている、もしくはあまりに身近にこれらの『影響力の武器』が氾濫している為、その存在に慣れて麻痺してしまっていることもあるかと思います。

昨日私が引っ掛かった『マーケティングノイズ』ですね、、

ちなみに、私がハマったのは社会的証明の原理。

世間のネコを飼っている人達はきっと特別な事をしているだろう、なんせネコの日なんだから、と、短絡的に考えてしまったわけで、まんまとペットフフード工業会の思惑通りに売上げに貢献したのです。

いつも和ませてくれる、というか癒してもらっているにゃろに対して機会があれば何かお返しをしなければ、と思っていた返報性の原理にも引っ掛かっているかも、ですし、

ネコの日は一年で今日だけしかない、という希少性にも手伝われたかも知れません。。

とにかく、誰がなんの為に作った記念日かを把握していたら、ニャロに高いキャットフードをいつもより多く与えるような事は無く、きっと冷蔵庫の中から魚の干物を探すとか、マタタビを買って帰るとか(売ってないか、笑)していたと思います。

恐るべし、『影響力の武器』、、

この調子で世界中の高額な商品を販売する人や企業(や詐欺師)がその力を手を変え品を変えながら利用しているのですが、マーケティング的観点からいうと、こんな事に固執して目先の販売実積を延ばすのはあまりオススメは出来ません。

人は、承諾した事について後悔も反省もする生き物であり、表面的な影響力を行使して承諾を引き出したとしてもクレームにならなくても、リピーターとして絶対の信頼を寄せてもらっての付き合いが始まる事はないと思います。

きっと私は来年の猫の日には特別なキャットフードではなく魚の干物をニャロに与えるでしょう。(笑)

この本のことをネットの上で絶賛されている方も多いですが、チャルディーニ博士の研究された題材はあまりに表面的な、薄っぺらい影響力であり、長い歴史と伝統の中で育んで来た精神的な価値感を重んずる日本では、もっと潜在的な影響力を高める事の方が長い目で見るとビジネスを成功に導くのだと思います。

なんせ、世界で一番長く存続する会社は日本にあり、100年以上続く企業も日本が一番多いのですから。

欧米式の表面的なノウハウやトリックまがいの販売で瞬間に大きな利益を上げる事よりも、企業はなんの為に存在するのか、という本質に立ち返り、顧客に長く愛されて継続出来る日本的ビジネスモデルを目指すべきでは無いでしょうか。

そんなわけで、『影響力の武器』強くおススメはしませんが、一般教養としては読んでおくべきなのかな、と思います。

世界で活躍する高名な博士の著書をつかまえて、えらそうなこと言ってスミマセン、、。(汗、)

以上はあくまで私見なので、異論のある方も居られると思いますが、大らかな目で流しておいて頂ければ助かります。(笑)

 

影響の輪とマーケティング。

2月21日 晴れ

2.21 青空
2.21 青空

今朝の神戸は気持いい青空が広がりました。

今日は久しぶりに事務所に籠った一日。午前中はデスクワーク、昼からはいよいよ来週に上棟が迫った『海が見えるsumika』の新築工事の図面読み合わせということでお施主様と一緒に関連の職人さんに集まって頂いて細かな打ち合せに参加したりと終日、建築実務に勤しみました。

 

昨日は月に一度、私が主宰している勉強会、『職人起業塾』を開催してまして、今回も20名を越す多くの方にご参加頂きまして、大いに盛り上がったグループコーチングとなりました。

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

昨日のテーマは『影響力の輪』ということで、マーケティングとは影響の輪を広げて行くことだという私の持論の根本的な部分を参加者のこれまでの体験談を通して説明させて頂きました。

ドラッガー博士は「マーケティングとは販売を不要にすることである」と言われましたが、その意味は、マーケットに対して待っているだけで勝手に買いに来てくれる信頼を得る事だと思います。

それは、スティーブン・R・コヴィー博士が提唱された、『人格主義』から始まり、原理原則に則った選択を繰り返すことで『影響の輪』を広げて行く事に他なりません。

それがある一定のレベルを超えると『影響の輪』は身近な人、知り合いの人からの信頼を得るという枠を飛び越して地域社会や市場からの信頼を勝ち得る様になり、販売行為を不要にするのだと思っていて、それが近江商人の三方良しに代表される日本的なマーケティング理論だと考えています。

そして結局は、自らの『在り方』を正す。そこに尽きるのでは、と。

 

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

ただ、自分の中で『在り方』や『生き方』を問い直し、姿勢を正すだけでは全くビジネスに結びつかないのもまた事実であり、それを実務に落とし込み、外から見える様にして、実際の結果でキッチリと成果を上げて価値を顧客にお渡しするまでのオペレーションを整えなければなりません。

簡単ではないのはモチロンの事、やるべき事は山ほどあり、しかも全てやり切らねばならないという高い山を一歩ずつ登って行くような気の遠くなるような方法論かも知れません。

しかし、日本一高い富士山も一歩ずつ登って行けば確実に頂きに立つ事が出来る様に、地道な努力を重ねて行けばきっと辿り着けると思っています。

『職人起業塾』ではその遠い道程を9つのステップに分けてマイルストーンとして一つずつワークとして深堀しながらブラッシュアップしています。

私たちのような、モノ作りの担い手として建築業界で必要不可欠な存在であるにも拘らず、売る商品を見せる事が出来ない、自らを売り込む事が苦手な職人こそ、(最近、士業の方の参加が増えているのも同じ理由ですね、笑)現場で結果を出しながら、将来の不安を払拭出来るようなシクミを持てる様に努力を重ねなければならないと思います。

ご参加頂いている皆さん、今回も(遠方からのご参加も含め)大勢ご参加頂きましてありがとうございました!(懇親会も盛り上がりました!)

やる事はいっぱい、道程ははるか遠く大変ですが、とにかく頑張っていきましょうか。(笑)

第十八回職人起業塾
第十八回職人起業塾

技術立国から営業立国へ?!

2月20日晴れ

 

南京町の春節
南京町の春節

今日も日中は打ち合わせと現場回りで神戸の街中を走り回りました。

神戸の中心地にある中華街、南京町では昨日から春節祭が華やかに催されておりすごい人混み。

南京町春節祭
南京町春節祭

その南京街のど真ん中で、なんとか春節祭会期中のオープンに間に合わせようとようと毎晩の様に夜を徹して店舗工事に奮闘中の姫井君、さすがに少し顔に疲れが滲んでました。(笑)

まぁ、ゴールが見えたということであと一踏ん張り頑張ってもらいたいと思います。

南京町店舗内装工事現場
南京町店舗内装工事現場

三宮で工事中の店舗の方も、仕上の工程に差しかかっており、

三宮店舗内装工事中
三宮店舗内装工事中

担当のいっぺーくんを始め、各職方皆さん頑張ってくれておりました。

外壁タイル張り
外壁タイル張り

 

昨夜は、久しぶりに自宅で食事をとりながら滅多に見ないテレビを見てみました。

いつも決まってみるのは、「時論公論」と「クローズアップ現代」と「プロフェッショナル 仕事の流儀」のNHK夜の三部作。

「仕事の流儀」は日本を代表するホテルのコンシェルジュのドキュメンタリーでした。

相変わらずの良い内容で、密着取材を受けたそのコンシェルジュの締めの言葉、

「あなたにとってコンシェルジュとは?」という質問に対する答え、

「趣味ですね。」

という言葉が印象的でした、極めている人は仕事だ、プライベートだという分け方をせずにボーダレスなんだな、と改めて。

その方が部下に叩き込んでおられた『攻めのおもてなし』というコンセプトにも非常に考えさせられるものがありました。

 

クローズアップ現代は増え続ける振込み詐欺の被害者にスポットを当てると言う今まで日の目を見なかった難しい問題に切り込んだ、これもなかなかの内容。

「騙されるものがバカ」と思ってた人が騙されたときの精神的な苦痛はなるほど深いものだとこれも改めて考えさせられる内容でした。

 

問題は、いつもの「時論公論」(笑)

基本的にポジティブブログを標榜しているので、悪口は言いたくないですが、この後の二つの番組は十分見るに耐える内容なのに、なぜこの番組だけが上っ面を滑るような論調で時事問題を論ずるのかがホントよくわかりません。(苦笑)

テーマは水素エネルギーを使った社会への移行という題材でしたが、燃料電池を使うメリットデメリットや問題点を(簡単すぎるくらい簡単に)わかりやすく説明するところまでは悪くありませんでした。

しかし、最後の総括で「日本は技術立国から営業立国への転換を図るべき」と締めくくられたのには少し驚きました。

要するに、技術革新はほどほどで、そんなことよりも売り込むスキルを身につけて、外国に勝て!と。

さすがにこれにはビックリしました。(笑)

時論公論2.19
時論公論2.19

 

エネルギー問題の解決は、循環型社会への移行を目指すべきと言うのが基本的な考え方だと思っています。そして、地球の資源は有限であり、その底がそろそろ見え始めていると言うのは今どき世界的な常識です。

それは、成長戦略ありきで海外に打って出て利益を勝ち取るという方向とは基本的に真逆です。

日本に求められるのは欧米型の営業スキルを身につけて経済戦争に勝ち、外貨を稼ぐことではなく、世界中がどこも成し得ていない先進国に於ける循環型社会を作り上げる、その理念とあり方を示す事だと思います。

それは元来欧米型のフロンティアスピリッツに代表される、未開の地を開拓し、そこから資源と富をを都市に供給するという地球が無限に広がっているという思想、価値観からの大きな転換であるはずです。

TV番組で改まって論ずるのであれば、あまりに短期的な対処ではなくその辺りの遠い未来まで見据えた見解を示して頂きたいものです。

そもそも、水素を作るのに電極による水の分解が必要なのに循環型エネルギーと言えるかどうかも疑問ですが。。。

Facebook上でいつもお世話になっている石井吉徳教授の説では単なる幻想だと一刀両断です。(^^;

石井教授の投稿から拝借。

 勘違いしては駄目、FCV、燃料電池=FC、水素ステーションなどと、石油文明後は水素社会は幻想、水素ガス資源というものが自然にはないからです。図は資源エネルギー庁だそうですが、よくよくご覧を、
再生可能エネルギーから水素を作る、という話もあるが、それは無駄、もったいない、そうではなく地方分散、地産地消が自然エネルギー社会の基本理念です。

' 勘違いしては駄目、FCV、燃料電池=FC、水素ステーションなどと、石油文明後は水素社会は幻想、水素ガス資源というものが自然にはないからです。図は資源エネルギー庁だそうですが、よくよくご覧を、  再生可能エネルギーから水素を作る、という話もあるが、それは無駄、もったいない、そうではなく地方分散、地産地消が自然エネルギー社会の基本理念です。'

 私の今年の理念、モットーは「地球は有限、資源は質が全て」です。それは以前からの私のHPご参照、
http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/
最新のそれは脚本家:倉本聡さんとの対談録「愚者の質問」をご覧ください、互いに本音を語り合ってます、
http://furano-shizenjuku.com/sub8.php 、http://www1.kamakuranet.ne.jp/oi…/pdf_files/kamuimintara.pdf …

以上、転載させて頂きました。
久しぶりに毒を吐いてしまいましたが、『営業立国へ』という論調の事はさておき、石井教授の説を根底からひっくり返すような技術革新が行われるコトを切に願います。

小倉で見た二十一回猛士。

2月19日 晴れ

台湾では旧暦の正月、春節を迎えてお祝いモードの様子。

一応、すみれでも福を呼び込める様にエントランスを春節っぽくしてみました。(笑)

すみれエントランス春節バージョン
すみれエントランス春節バージョン

台湾の皆さん!

獻上誠摯的祝福
新的一年到來 滿心喜悅與期待
祝您新年快樂!

在此祝福~
羊年行大運
洋洋得意一整年!!

いい正月を送ってください〜。

 

なんか久しぶりに神戸で一日過ごした感じの一日はいい天気で暖かく、気分よく溜まりきったタスクの整理をしつつ、相変わらず現場を走り回りました。

先行配管工事
先行配管工事

 

昨夜、出張から帰って久しぶりに自宅でゆっくりと過ごし、どれどれと体重計に載ってみたらあっと驚く4kg増!

このところの暴飲暴食で摂取と消費のバランスが崩れていた様で、出張先のホテルでいつも通りの5分間筋トレをこなしていた位では追いつかなかったようです。。

おまけに、こんなものが届いており、

 

淀川寛平マラソン参加証
淀川寛平マラソン参加証

よく考えたら(考えなくても)2回目となるフルマラソンの出場まで2週間を切っており、予定していた30kmランも出来ていないまま、、

まずい事になった、と今になって気がつきました。

せめて、1週間程摂取を抑えて、脚への負担を軽く出来る様に減量したいと思います。(苦笑)

今回も完走目標になっちゃいました。

 

さて、お題目は録画で撮り溜めていたのを追いかけて観て昨夜漸く追いついた大河ドラマ『花燃ゆ』から、

前回では、吉田松陰が号として使っていた「二十一回猛士」の由来となった夢の中での天からの啓示を受ける重要なエピソードが登場しておりました。

「二十一回猛士」の由来とは、

吉田松陰が自分の人生の中で二十一回全力で物事にあたるという決意を表した号で、二十一回という数字に関しては、吉田松陰の姓である「吉田」から来ている。

「吉」の字を分解すると「十一」と「口」になり、「田」の字を分解すると「口」と「十」になる。 これらを強引に組み立て直すと、「十一」と「十」、あわせて「二十一」、 「口」と「口」をあわせて「回」になる。また、松陰の実家の姓である「杉」の字を分解し「十」「八」「彡(三)」の三つの数字に見立て、 合算すると、これもまた「二十一」になる。吉田松陰.comより拝借

 

脱藩、藩主への上申、密航と大義があったとはいえ、当時では獄に繋がれる、死罪でもおかしくない大罪を犯したのち、獄から出る事を許された後、自身の行いを『猛々しい行い』と全面的に肯定し、あと18回、同じ勢いで思うがままの行動をとると言い放つ松蔭が明るいタッチの映像になっておりました。

『やるべき事を全て、あらゆる事をやり切る。』という強い意志が二十一回猛士という号を名乗り始めた松蔭の想いではなかったか、と感じ、ふと、思ったのは一昨日小倉にて会社訪問をさせて頂いたタカギ社の取り組みです。

  • 創業当時は金型製作の北九州の草分けだったとのことで、その技術は今でも世界のトップクラスを維持しており、
  • 市場の変化に対応して下請け工場からメーカーへと転身されて、
  • 独自の強みを持つ為に発明、開発に注力して特許を織り交ぜた商品をリリースし、
  • 量産出来る体制をとる為に全国の量販店へのルートを構築し、
  • さらに利益率をあげる為に代理店による販売網を広げ、
  • エンドユーザーからの顧客満足を得る為にコールセンターを整備し、
  • 24時間受付、48時間以内に訪問修理できるメンテナンス体制を整え、
  • 莫大な費用をかけて作った顧客管理のシステムを活用してリピートの受注から発送まで一貫した体制を整え、
  • 水栓のメーカーにも拘らず全国の主要都市にショールームを出店して、
  • 全国ネットのTVコマーシャルで自社ブランドの認知を広げ、
  • 私たちのような地方の小さな販売店と膝を突き合わせて事業に対する想いを共有する場を持つ。

 

とにかく、凄い!と圧倒されて帰ってきました。

会社訪問を通して感じたのは、やるべき事は全てやる。という経営者の強い意志であり、吉田松陰が生きた長州とはすぐ近くの小倉の会社でまざまざと見せられたその姿勢は、『花燃ゆ』を見ながら二十一回猛士と自らを名乗った松蔭の『命を賭してでもやるべき事をどこまでもやる』という思想に通じるものがあるような気がしたのです。

 

「やらんといかんけど、今はまだできん。」

という事が山ほどありすぎる私には厳しいというか、身につまされるというか、、

それでもやって行かねばならないからには、腹を据えてかからないと、と発破をかけられることになりました。

『花燃ゆ』これからも楽しみです。

明石の夕焼け
明石の夕焼け

神戸ラーメン紀行Vol.122

2月18日 曇り時々雨

昨日のタカギ社の会社訪問の流れで小倉にいます。

image

会社訪問のついでに、大いに懇親を深めましょう、と高城専務を交えて早朝からグリーンミーティングにお招き頂きましたが、生憎の雨にたたられ、寒い中の厳しいラウンドとなりました。

スコアも相変わらず厳しい、、シーズンオフの間はもうおとなしくしておく事にします。(涙)

帰りはキャプテン・ハーロックに見送られ、

キャプテンハーロック
キャプテンハーロック

メーテルに馴れ馴れしくしておきました。(笑)

メーテル
メーテル

小倉と言えば九州の入口、ラーメンの本場という事で、これもついでということで、今回も精力的にラーメン店のチェックをしておきました。(笑)

そんなこんなで、122回目となるラーメン紀行、いっときます。

 

まずは、不可抗力?で行く事が全く予定になかった姫路から、(汗、)

味玉ラーメン 680円— 場所: 餃子屋七星Nanatsuboshiなんでやねん!的締め(^_^;)<br />
味玉ラーメン 680円

夜中にあっさり透明のスープ、(電車を乗り過ごした後悔と共に)とても心にしみました。(苦笑)

 

お次は三宮で話題となってるパクチーラーメン屋さん。何を食べても美味しい、という噂は本当でした、特に麻婆豆腐。

赤玉ラーメン 780円— 劉家厨房話題のパクチーラーメンの店にて、<br />
赤玉ラーメン 780円

一味唐辛子で真っ赤ですが、スープの旨味が辛さを中和してくれて、それほど辛くなく食べれました、流石です。

 

3杯目は神戸麺ロードにあって、唯一行列が絶えない人気店。

鶏がら赤湯 中太卵麺 750円— 場所: 麺ロード ちょぼいち神戸麺ロードでここだけ行列が出来てます。(^ ^)<br />
鶏がら赤湯 中太卵麺 750円

流石は鶏料理屋さんが研究を重ねて作り出した鶏ガラスープ、ラーメン的な発想だけではない、ひと味違う一杯でした。
黒湯なる新メニューが追加されるようなので次回またチェックにいっときたいと思います。

 

番外編、は沖縄の名物料理

山羊そば 1000円— やぎ料理店南山シビエ、や。(^_^;)<br />
山羊そば 1000円

なかなかの独特の匂いが沖縄の人でも食べれない方も多いとのこと。獣っぽい匂いが店中に漂って、シビエと言って良いと思います。

もういっちょは定番の一杯。うるま市中野町の地元の人オススメのお店です。

ソーキそば 750円— 沖縄そば屋ソーキそば 750円

ナチュラルな感じがとてもいい印象の一杯でした。

 

6杯目は『あるときー、ないときー』のCMで有名なあの豚まんのおみせ。

551麺 780円 — 場所: 551蓬莱関空店ただいま〜。(^_^;)<br />
551麺 780円

そんなにおなかが減ってない時もつい豚まんを頼んでしまうのが玉に傷です。(笑)

 

 

珍しくつけ麺はクライアントでもある伊川谷の人気焼き肉店の締めメニュー。

韓国風冷しつけ麺。— 牛や とみた高橋 剛志さんの写真

和風出汁でサッパリと締めれました。(笑)

 

さて漸く、本場九州の登場。

ラーメン 660円—力ラーメン流石本場!獣の香り(^_^;)<br />
ラーメン 660円

関西圏ではない、本場ならではの獣系のこってりとんこつスープ、堪能させて頂きました。。

 

今回の〆は小倉駅のステーションビルにある3軒のうちで、小倉にしか出店されてないというネーミングもユニークな地元密着のお店。

煮卵ラーメン 690円— 桜吹雪が風に舞うま、一応、ね。(^_^;)<br />
煮卵ラーメン 690円

 なんでも北九州ラーメン大賞のトンコツ部門第一位に輝いた!との事です。
昨夜の路面店のようなパンチは効いていませんでしたが、本場のトンコツラーメンという感じでした。美味しく頂きました。
今回の神戸ラーメン紀行はここまで。
実は再来週に迫った大阪寛平マラソンに出場を予定しておりまして、減量のため少しの間夜中のラーメンを控える事にします、なので次回は少し先の更新となる予定です。
以上、皆様、ごちそうさまでした。(笑)

株式会社タカギ会社訪問記

2月17日 曇り

今日は九州、小倉にて。

水栓、散水用品メーカーの株式会社タカギの本社工場の訪問に来ています。

タカギ社water Desing事業部
タカギ社water Desing事業部

タカギ社と言えば言わずと知れた散水用品(ホースリールと切り替え蛇口のセット)のメーカーで、私も社屋の掃除や、現場でその商品を使っている有名メーカーです。

なんと国内シェアは60%にも登り、その分野では世界第三位の実積を誇るとのこと。

なんですが、今回の工場見学のメインは同社の基幹事業となっている浄水器一体型の水栓です。

みず工房 水栓
みず工房 水栓

商品の開発、発売からあっという間に画期的な商品と強力な営業力を武器にみるみる内にシェアを伸ばし、今では新築住宅の30%に採用される様になったという驚きの会社で、しかも、社員が働きやすい会社として話題に上ったり、生きる伝説の経営者、稲盛和夫氏の主宰する盛和塾世界大会で第一位を受賞するなど以前から会社自体に興味があった事もあり、担当営業マンのFさんに誘われて、二つ返事で来させて頂きました。

本社工場では、高城社長自らお時間を作って頂き、直接ご挨拶までさせて頂きました。

驚くと共に、有り難いことと深く感謝する次第です。

おまけに、上梓された著書まで頂き、

53歳にして夢は実現する
53歳にして夢は実現する

しかも、自筆のサインまで、、

高城社長自筆サイン
高城社長自筆サイン

53歳で立教大学に入学され70歳半ばを過ぎた今も若者と机を並べて学び続ける『学生』と1000名の従業員を抱える大企業の『経営者』の二足のわらじを履きながら、右肩上がりに成長を続けられているという凄腕社長に間近でお話を聴かせて頂けて、一代で178億円の売り上げを誇る事業を作り上げられた創業者の凄みのようなものを感じさせて頂きました。

貴重なお時間を頂きましてありがとうございました。

 

会社訪問では工場見学から品質管理、開発、コールセンター、顧客管理システム、メンテナンスネットワーク体制まで社内をくまなく見学&丁寧にご説明を頂いて、なるほどなー、と何度も唸ることになりました。

 

 

製造業は品質が命。

そこを重点的に注力するのはアタリマエですが、その製品が売れなければ、いくら良い商品を作ったところで何にもなりません。

そこで必要なのは営業力、となるのですがタカギ社で驚いたことは、コールセンターと顧客管理の体制の徹底、というより卓越していること。

販売を根底で支えているのは、顧客からの信頼を得る体制からだという原理原則をこれでもか、と言うくらいに整えておられました。

『アタリマエの事を当たり前に行なう事ほど難しい事はない。』

多くの経営者が口にされる言葉ですが、やるべき事を確実に、しかも高い精度で行なうという経営者の強い意志を垣間みた気がします。

 

非常に勉強になると共に、(比べる事もおこがましいですが、)自らの至らなさが痛い程身に沁みて、姿勢を正す一日となりました。

四つのテスト
四つのテスト

食堂にフィロソフィーと共に掲げられていた、ロータリークラブの基本理念の『四つのテスト』も胸に突き刺さりました。

 

本日は非常にいい勉強をさせて頂きました。

高城社長、高城専務、H課長、Fくん、心から御礼申し上げると共に、今日の時間を糧に事業に反映出来る様に精進致します。

ありがとうございました。

心謝。

商品力は人間力。

2月16日 沖縄は雨のち神戸は晴れ

うるまのそら
うるまのそら

天気予想に反して雨となった沖縄を後にして神戸に帰ってきました。

関空に着いてみるといい天気。ですが、やっぱり寒い、南国の素晴らしさを改めて感じてしまいました。

私たちが那覇空港からフライトをするのとほぼ同時に、プロ野球の選手が続々と到着口へと歩いてられました。
毎年のシーズン前の風物詩ではありますが、この時期に沖縄にキャンプを張りに行く事の意味をなるほどなー、と実感。
今年程沖縄キャンプがいかにシーズン前の調整に効果がありそうなのか、よく理解出来たました。

あったかいって素晴らしい事です。

少し前にTV番組か何かで、女性の幸せ度ランキングが発表されていました。

一位はやっぱり沖縄。

県民の所得ランキングとは関係なく幸せだと感じる人が多いと言うのは素晴らしい、と思ったのを覚えておりますが、久しぶりに沖縄に渡ってみて、暖かな気候が人をみな、やさしくしているのかもしれないな、なんて思いました。

やさしい人ばかりが集まれば、そこはきっと幸せな場ができる、と今年の年頭に定めたテーマを今一度噛みしめました。

 

さて、お題目は2年連続となる中国からの実習生の受賞の事。

実習生の受け入れ事業を行っている協同組合である関西技術協力センター及び情報企画センターでは来日している自習生に感謝をテーマにありがとう作文というコンクールを行なわれています。

昨年は張くんが優秀賞に選ばれ、表彰されたのですが、今年はなんともう一人の実習生の王君が500名以上の応募の中で受賞、なんと2年連続の授賞式を行なう事になりました。

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事務局の宋さんによると、2年も連続で受賞する事業所は殆ど無いとのことでかなりの快挙、との事で非常に嬉しい出来事でした。

また、少し前に発表されて無事日本語検定1級の合格者となった張くんにもお祝いの品が送られ、Wでおめでたい事に。
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「外国からの実習生事業で最も重要なのは、実習生の『人間力』を高め、磨く事である。」

と、協同組合の創始者である故嶋田社長は耳にタコができる位言われ続けておられました。

今回も、その理念がカタチになる瞬間にまたもや立会う事が出来ました。

『人間力』=『商品力』だ!

その言葉を初めて聞いた時は人をモノの様に言う、なんちゅうおっさんや、と思いましたが、漸くその本当の意味を理解出来てきた気がします。

自分自身、そしてスタッフの『人間力』こそすみれの一押しの商品です。

そんな風に胸を張って言える様に精進しようと思います。

『夢は叶う、叶うから夢なんだ』

という嶋田一夫氏の言葉を胸に。

 

とにかく、王君、張くんおめでとう!

おまけ、ヨーヘー今回もお疲れ様でした。

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はりがね屋と職人魂。

2月14日 バレンタインデー 快晴

 

気持よく晴れ渡ったいい天気の神戸でした。

防犯工事施工中!
防犯工事施工中!

 

今朝も朝から電気工事士の平山プロと一緒に防犯工事の現場へ。

先週の防犯ガラスへの取り替えと高強度面格子の取り付けに引き続き、録画付きインターフォンとセンサーライトと防犯カメラの防犯三種の神器の取り付けに向かいました。

これで留守にされても安心して頂けると思います。

 

雲海
雲海

 

昼からは、完工のチェックと現場のお引き渡しに沖縄へ、

サムライ大工ヨーヘーが今回も頑張ってくれました。

http://sa1109.jugem.jp

今日から明日にかけての天気では、最低気温16度、最高気温20度になる予定、『あったかいんだからあ〜』とつい口走ってしまいそうです。(笑)

 

沖縄の天気予想
沖縄の天気予想

さて、お題目、

実はワタクシ、年が離れた弟がおりまして、沖縄県立芸術大学を卒業して(一応、)アーティストとして活躍しております。

何年か前には私も首里にある学校まで卒業展を見に行きました。

その時の日記はこんな、https://shokuninshinkaron.com/?p=1161

アレからそろそろ5年が経とうとしているようですが、アタリマエですが、アーティストってそんなに簡単に職業として成り立つものでは無い様でして、えー歳になってきたし、と一応、アニキとして若干の心配をしております。

 

彼は子供の頃、(私もですが、苦笑、)学校になじめず、不登校になってしまいました。

友達もおらず、家に閉じこもって一人っきりででハリガネ細工を作って遊んでいたようです。

その頃は彼も神戸に住んでおり、そもそも学校の勉強で人生が決まると思っていない私は「学校なんか行かなくてもいいよ、」というスタンスで、行きたくない学校なんかに行かずに早く修行に入って立派な大工になれよ、と、既に自分で職人会社としての事業を始めていたこともあり、我が家に住み込みで働く事を強く進めました。たしか、彼は中学生にもなっていませんでしたが、(笑)

学校に行くか、(怖い)お兄ちゃんのところに行くか、、

幼い彼には究極に難しい選択、というか、両方とも受け入れ難い選択肢だった様です。

結局、「お兄ちゃんとだけは絶対働きたくない、」(涙)という言葉を残して彼はオヤジと二人で四国の離島のフリースクールに通う為に神戸を離れ、引っ越して行きました。

その当時から、一人遊びの中で見つけたハリガネ工作を続けていたのが高じて精密かつ大きな造形をハリガネを曲げて表現出来る様になって行き、現在に至る訳ですが、何とか高校を卒業、沖縄県立芸術大学に進学、と私とは全く無関係の接点のない人生を歩む様になりました。

最近はアーティストとして飯を食うにはやっぱり東京じゃないと、と、沖縄から東京に移り住み、コツコツと制作活動を行っているようですが、2〜3年に一回位のペースで顔を合わせて一緒に酒を飲む程度のあさーい付き合いになっています。

会う度に、「一応、芸術家なんやし、なかなか芽は出んと思うけどま、頑張れな」と、軽くエールを送ってはおりますが、少し心配してしまうのも正直なところ。

ま、とどのつまりは、身体だけ丈夫ならなんとでもなるんでしょうが、やっぱりね、、

 

昨夜、たまたまネットのニュースの記事で見た事があるような画像をふと見つけました。

なんと、弟くんがハリガネを曲げて作品を作って行く過程がTwitterで話題になっているではありませんか!

そのネットのニュースはこちら、

http://irorio.jp/aimiyayuichi/20150212/203921/

本人のツイート、

https://twitter.com/zdnn9md4o4qw3vu

なんか、嬉しくてついfb(フェイスブックね、)でその記事をシェアして友達の皆さんに見て頂いたら、皆さんもどんどんとシェアをしてくださいまして。。

本当にありがとうございます。(涙)

https://twitter.com/zdnn9md4o4qw3vu
なんだこれは!すべて針金で作った人体が凄すぎる。

これが足掛かりになって(そんなに甘い世界ではないと思いますが、)彼がアーティストとして少しでも芽が出ればこんなに嬉しい事はありません。

 

私の申し出をキッパリと断って、全く違う道を選び、歩んで行く弟の作品を見て思ったのは、芸術と認められるレベルまで細部に拘ってモノを作るという姿勢って、建築の世界の私とどこか、少しだけの共通点があるんじゃないかなー、ってこと。

学歴社会にあって、学校になじみ切れずはみ出してしまった者同士という事もあるのかも知れませんが、長い時間をかけてハンパない拘りで一つのモノを作り続ける彼の姿勢はまるで職人のようです。

彼には失礼かも知れませんが、『職人魂』を感じてしまいました。

小学生の頃から孤独の中でハリガネを曲げ続けて来た彼の魂を多くの人に感じてもらえる様になればいいな、と思います。

手前味噌で恐縮ですが、応援頂けると幸いです。

髪、皮膚つくってくよー
髪、皮膚つくってくよー

 

おまけ、

例によってドタバタと出立してしまったので、すみれママからのチョコをもらい損ねてしまいました、が、今年は例年になくたくさんの心が込もったチョコレートを頂けました。

お心遣い、ありがとうございます。

感謝します。

 

那覇空港
那覇空港