Xデザイン学校大阪分校2019 マスターコース#3 カスタマープロブレムの確認

令和元年6月10日 曇りのち晴れ

梅雨はまだか?

薄暗い明け方、空を覆っていた雲は出勤前の散歩に行く頃には既にどこかに散っており、神戸もいよいよ今週から梅雨なのかと思いきやどうやらもう少し先延ばしになったようです。

今日は京阪神木造住宅協議会の役員会と研修会があり、夜は京都で全国各地の同業者さんとの会合のダブルヘッダーで朝から夜中まで出っぱなし。忙しいと言うより激しい1週間のスタートとなりました。

Xデザイン学校大阪分校マスターコース#3

先の週末は月に1度の学校通い、Xデザイン学校大阪分校マスターコースの講座に参加してきました。今期で4年目となるUXデザインを学ぶこの講座、そろそろ実務に落とし込むべく、自社のリブランディングの取り組みとシンクロさせながら学ばせて貰っています。社内での取り組みを端的に言い表すと20周年を機に建築請負業から脱皮して「幸せな暮らし」を提供するデザイン思考の会社へと脱皮を図っている。となりますが、なかなか思うように進んでいないのが実情で、課題の進捗と合わせて若干の焦りが隠せません。(^ ^;)

カスタマープロブレムの確認

Xデザイン学校のマスターコースでは実在の企業からテーマ・課題を貰い新規事業の立案をしておりまして、講座なので一応のプログラムはありますが、進め方は各チームに任せられています。

今回の講座のテーマは「カスタマープロブレムの確認」となっておりましたが、私が所属するBチームでは(失敗を想定して)早回しをしており、次回のテーマ「ビジネスモデルの設計」に手を掛けて、BMC(ビジネスモデルキャンバス)とCVCA(お金の流れの可視化)まで準備して臨みました。我々が考えたのは「食のハンドメイドのプラットホームサービス」です。

佐藤講師の設計通りガードバンカーに。

グループディスカッションの冒頭、立案したモデルを更に深掘りし、精度を高める前に、本当にこの路線で良いかの良否を確認すべくこれまで3年間の学びの蓄積を元にチェックリストを引っ張り出して確認、メンバー全員で「良いんじゃないか」と結論づけて進めようとした矢先、講師の浅野先生と佐藤先生がやってきて一刀両断にダメ出しをされてしまいました。

「ハンドメイドのアクセサリー市場はあるが、手作り料理を買いたい人はそんなにいない、スケールしないよ」との一言に全員絶句してしまいました。佐藤講師の設計通り、カスタマープロブレムの確認をさせられた訳です。(苦笑)

ブラックボックスを認識すべし。

ビジネスモデルを考案する際にブラックボックスを使わない。という不文律があります。それは私も重々承知しておりましたし気をつけていたつもりでした。実は、両先生に指摘された内容についても、絶対的な大前提なので、一番最初に検討したつもりになっていました。ハンドメイドマーケットの盛り上がりを調べるにつけ、食に置き換えても大丈夫だと確信めいた思いがありましたが、これこそがブラックボックスであり、バイアスがかかった状態なのだと思い知らされた次第です。

アウトサイドイン!

UX(User experience)とはユーザーの観察、調査からインサイトを見つけて、サービスやデザインに反映させる手法であるにも拘わらず、浅い調査で抽出した軽い概念を守るかのように、データーや自分の体験を盛り込んで肉付けしてしまう私の悪習がまた出た形になり、反省することしきりでした。結局、メンバー全員で再度、食にまつわる行動観察とデプスインタビューまで遡ってやり直すことに、、

救いは失敗を想定して早回しをしていたので取り返しのつかないダメージにはならなかった事でしょうか。(苦笑)

複雑な問いへの対処法

講座の冒頭で佐藤講師が事例紹介と共にサービスデザインの概念を「幸せの総量を増やすこと」と紐解いて下さいました。幸せとは何か?という問いへの解は人の数だけあり、決して単純でシンプルな答えに集約される事はありません。しかし、複雑な問いを複雑に受け止めて複雑なサービスデザインを考えて世の中に受け入れられるならUXデザインを学ぶ必要は無いわけで、インサイトを見つけて複雑な問題を集約する必要があります。その為に圧倒的なサンプル数を集める事に取り組んでみます。

その選球眼を鍛えに通っている訳ですが、感覚的に体得するまでもう少し時間がかかりそうです。とにかく、ブラックボックスを持たない事を今回の学びの糧に来月に向けて再度調査に励みます。私と一緒に食事をされる方は質問責めきなる可能性が有りますので、覚悟していてください!(笑)

 


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
場所:栗東ウィングプラザ 〒520-3031 栗東市綣2丁目4-5
申し込み先:~ひこねの金物や~株式会社ニシダ
FAX 0749-26-0297   mail  takedream0277@yahoo.co.jp   TEL 090-4192-9833
担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

第5回 四方よしの家づくりセミナー ~職人起業塾in滋賀 オープンセミナー~

第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
一般社団法人 職人起業塾 理事長 高橋 剛志 氏

第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
一般社団法人 職人起業塾 事務局 川島 三佳 氏

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2063920807246663/


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建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
□ 第15期生  【 東京会場   2019年8月~ 2月 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングの勉強会です。

次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

69回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com


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原作「空母いぶき」を読むべき理由。

令和元年6月8日曇りのち晴れ

空母いぶき

朝、目を覚ますと分厚い雲が空を覆っていて、昨日の雨で本格的に梅雨入りしたのかと思いきや、昼前になると気持ちの良い青空が広がってきて気温も一気に上昇。神戸の梅雨入りはもう少しだけ先延ばしになったようです。

昨夜は深夜3時半までかかって「空母いずも」の原作の漫画を12巻までを一気に読了し、気持ちよく眠りにつこうと思いきや、なんとまだ連載中で物語が完結してないことを今更!気づかされ、不完全燃焼でしかも興奮冷めやらぬまま眠りにつきました。

漫画の大人買いは完結した作品だけにしようと決めていたのに、何の勘違いをしたのか完結したと思い込んだ理由もさっぱりわからず、モヤモヤは募るばかりです。(苦笑)

実写版との大きすぎる乖離。

それにしても、空母いぶきの実写版映画と原作の大きな乖離には本当に驚きました。今回、いつもと逆のパターンで、先に映画を見てから原作の漫画を読みました。映画を見た際に少し引っかかってはおりましたが、実写版の映画がこれほどまで、かわぐちかいじ先生の世界観から離れ、遠い作品になっているとはよもや思っていませんでした。

(ネット上でも随分と叩かれている)映画を観た後に原作を読んでみるとその素晴らしさが、さらに際立つ結果になりました。原作は名作「沈黙の艦隊」で軍隊物の漫画の新たな境地を開かれたかわぐちかいじ先生、私は若かりし頃、その圧倒的なリアリズムに打ちのめされた覚えがあります。

今回の「空母いぶき」は実際の目の前の脅威となっている中国による尖閣諸島侵略と言う現実に日本社会の抱える問題に真っ向からメスを入れた問題作であり、逆に映画では全くと言っても過言でないくらいその厳しい視点が消しされていました。

https://ddv192.jp/weaponcommentary/ibuki/ https://ddv192.jp/weaponcommentary/ibuki/

意図はなんだ?

実写版映画では尖閣諸島(それも架空の島に置き換えられていら)を侵攻してきたのが架空の新興国家との設定で、現実からかけ離れたメルヘンの世界になってしまっており、また、原作には全く描かれていない中井貴一さん演じる東京のコンビニ店長とアルバイトの女の子のほのぼのしたエピソードが本当に必要なのか?というのはずいぶん疑問に思いました。

原作では自衛隊は中国から侵犯、住民もろ共占領された尖閣諸島と周辺の島を武力奪還する作戦を遂行するにあたり、中国籍の潜水艦を沈没させ、戦闘機を次々と撃ち落とし、砲撃で戦艦を無力化すると言う激しい局地戦闘を繰り広げます。

いつ宣戦布告を告げられ本格的な戦争に発展くるかもしれない緊迫した内容の原作とは似て非なるものと言っても過言ではない実写映画化だったのを改めて知り、その映画製作の意図は一体何だったんだろう?と考えてしまうとともにかわぐちかいじ先生の日本の現状の国土保全の危うさに対する警鐘が全く反映されていないことには若干の憤りさえ感じる程でした。

https://ddv192.jp/weaponcommentary/ibuki/ https://ddv192.jp/weaponcommentary/ibuki/

全国民に問う。ボーーっと生きてんじゃねーよ。

とにもかくにも、映画空母いぶき、及び同名小説はさておき、原作の漫画はご一読されることを強く勧めます。敗戦後GHQの支配下で永遠に戦争を放棄することを高らかに宣言した日本の憲法は主体性の有無にかかわらずやっぱり素晴らしいし、守らねばならない崇高な理念だと思います。

しかし、先の世界大戦終結後も世界中で常に紛争や戦争は絶えることなく続いており、世界がカップリングしている現代において、我々日本人もその事実から目をそらして平和ボケしてしまうのは避けなければなりません。

実際に韓国は竹島を実効支配していますし、近年になって中国は尖閣諸島近海への領海侵犯を繰り返しています。我々も今日までの平和が永遠に続くと思うのは幻想で、かわぐちかいじ先生が描かれたようにいつ外国からの侵略に遭う事態に陥るとも限らない事を認識し、自国の領土保全について考えるべきで、チコちゃんに「ボーーっと生きてんじゃねーと」言われないようにしなければなりません。とにかく、空母いぶきはそのきっかけになる良書でした。(まだ完結してませんが)超オススメです!


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古民家再生における耐震性能の必要性と現実。

令和元年6月7日雨のち曇り

梅雨入り。

今朝は西粟倉のゲストハウスで少しゆっくり目の朝を迎えました。目覚めてみると窓の外は土砂降り。早ければ週末から関西地方も梅雨入りするとの予想でしたが、このまま当分雨が降り続くのかと思う位の勢いで、昨日までのまるで真夏の暑さから、暦通りの天候に戻ったような印象を受けました。建築屋としてはピーカンの青空が大好きですが、過ぎたるは及ばざるがごとし、関西では毎年、熱帯夜が増え続けているとのことですし、人の営みに恵みの雨が必要なのは自明の理、夏を迎える前の紫陽花の季節を歓迎したいと思います。

古民家から再生プロジェクトの第二ステージ

非常に深い学びを得ることができた西粟倉村を後にして、昼からは丹波に移動。昨年に引き続き、古民家再生プロジェクトの第二ステージとして今期は耐震改修と断熱改修を行い、長い間使われずに朽ちかけていた古民家をゲストハウスと地域交流の場として再生させる取り組みを進めます。(昨年もでしたが、)今期も補助金を活用しますが、それでも限られた資金の中で古民家の安全性と快適性を向上させる非常に厳しい内容となっており、普通に建築会社として請負で工事を行うのは到底無理なレベルです。結局、どうしても専門業種が行わなければならない施工箇所以外は地域の人たちの手によるDIYで施工してもらうことで何とか費用を賄えるようにと、DIY方式で工事を進めていくことになりました。子供たちに未来を残したいとの熱い思いに賛同くださる方が多く現れることを祈るばかりです。

安全で快適な古民家。

今回の古民家再生工事のメインは耐震改修で、現行の建築基準法に適合するレベルまで古民家の耐震強度を上げる工事を行います。古民家と呼ばれる築50年以上経過した建物はほとんどが基礎がなく、石場建てと言われる石の上に柱が乗って軸組を組み上げています。一般的に現行の建築基準法に適合するように耐震強度を上げるには一度建物を持ち上げてコンクリート基礎を作りその上に再度建物を乗せて緊結する手法をとります。口で言うのは簡単ですが建物を持ち上げるとなると非常に多額のコストがかかりますし、工事も大変です。今回はそんな手法を使わず、限界耐力計算を行い基礎を作らずに建物の揺れを吸収するダンパーを用いて耐震強度を増す施工方法を採択することにしました。古民家再生のプロフェッショナル、鶴谷さんにご尽力いただいたおかげです。

学びの場を提供します!(笑)

基礎を新しく作るのを取りやめたことで、工事費を大幅に縮める事ができ、空き家活用として県から交付される助成金を耐震補強以外にも回すことができるようになり、断熱工事やシロアリに食われている床組の交換等建物を維持管理する上で必要な工事を幅広くカバーすることができそうです。それでもまだ全然資金が足らないので、DIYを手伝ってくれるボランティアスタッフを広く募ることになりました。数年前からちょっとしたトレンド?になっている古民家再生のリノベーションで常に問題になるのは耐震性能の担保です。いくら見た目をきれいにしたところで、地震が来たら倒壊する建物では安心して使用することができません。しかし、上述した通り建築基準法に適合させるには多額の費用が必要です。古民家を利活用している案件でも、構造強度には目を伏せたままリノベーションをして使用しているケースは多くあり、費用と安全性の間で思い悩まれている方も少なくありません。そんな観点から、今期の丹波での古民家リノベーションのDIYワークショップはプロの方がこられてもずいぶん学んでいただけることが多くあると思います。興味があるぞ、と言う方はお気軽に私(高橋)までご連絡ください。次世代を担う子供たちに安心で安全な伝統工法の建築物を残す取り組みは7月下旬からスタートです!


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◆6月の第70回【元祖】職人起業塾はすみれテラスにて開催、BBQ懇親会付きです!

日時:2019年6月19日水曜日 19:00〜21:30
場所:有限会社すみれ建築工房
テーマ:USP
参加費:無料
テラス懇親会参加費:2000円
申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/2920122678029592/


◆九州地方卒塾生向けフォローアップ研修を開催します!
(現場改革・現場ブランディングのオープンセミナーも同時開催)

〜工務店が抱えるあらゆる問題を解決するブランド構築の糸口は現場にあり〜

売り上げの低下、職人不足、広告反響、集客の低迷、競争の激化、事業継承、採用難等々、工務店を取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。全ての問題の解決の鍵はブランディングにあり、今回のセミナーはブランド構築の基礎の部分を担う建築現場でのインナーブランディングに焦点を絞って、激動の令和の時代を地域工務店が勝ち残る方法論と具体的な取り組み事例を公開します。
また、研修終了後、現場マネジメント改革に取り組む職人起業塾卒塾生向けの更なるブラッシュアップを目的としたフォローアップ研修を同時開催。現場実務者による現場改革の実践の輪が全国に広がっているのを体感頂けます。申し込みは↓ ↓ ↓ ↓ ↓


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建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
□ 第15期生  【 東京会場   2019年9月~ 3月 】

職人起業塾14期、15期募集

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次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

69回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


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意思ある所に道は開ける。@西粟倉村フィールドワーク

令和元年6月6日 晴れのち曇り

憧れの西粟倉村へ。

今日は岡山県の北の端っこ、鳥取県との県境近くの山間の村落、西粟倉村にきています。朝会メンバーの堀口さんの紹介で、知り合った方がここ粟倉でゲストハウスを営んでおられ、ひょんな話の流れからその建物が冬になるとやたら寒い、なんとかしたいとの要望をお聞きしたので、断熱改修のアドバイスに現地調査に伺いましょうか?と私が申し出たことから今回、泊まりがけで現地調査に来ることになりました。というのも、初対面でお互いの自己紹介がてらこんなビジネスや考え方で活動をしています。と言ったような話をする中で、丹波での古民家改修を行っているのが話題に上り、無断熱の住宅の寒さの酷いこと、それをなんとかすべきだと現在思案中だと申し上げたのがきっかけになりました。類は類を呼ぶというか、意思ある所に道は開けるものです。(笑)

理想と現実をつなぐ提案。

ゲストハウスの現場調査は事前に築年数や外観写真を見せて頂いて予測していた通りの建物で、窓はアルミサッシ、床下と天井はほぼ無断熱で真夏や真冬の厳しさは想像に難くなく、宿泊施設として稼働されるには性能向上を考えるべき建物で、本来なら全面的な改修をお勧めしたい所ですが、既に営業されていることもあり、工期及びコストのことを鑑みるとあまり張り切った提案をしたところで現実的で無いと判断して、段階を踏んで出来るだけ簡易で費用対効果の高い断熱改修をしませんか?と提案することにして、神戸から離れていることもあり、施工指導を行うので、簡単な作業については自分たちでされてはいかがでしょう?と今回もDIY改修をお勧めした次第です。

断熱改修のセオリーと現実の優先順位。

建物の断熱性能(断熱と機密の性能)を高めるのに最も効果が大きいのは何と言っても開口部の改修です。サーモグラフィーで計測してみるとシングルガラスのアルミサッシは外気温と同じ温度になっていました。サッシ枠ごと交換してペアガラス、もしくはトリプルガラスに交換すると室内環境は大きく改善しますが、費用的な負担が大きくなるし、インナーサッシを取り付けるのは意匠的に少し問題があるので今回は見送り、その代わり無断熱の床下と天井裏への断熱材の重点と、土のままになっている床下の土間への防湿シートの敷き込みに焦点を絞ってDIYで出来る事と専門技術を持った職人による施工を組み合わせた断熱改修プランを提案することにしました。ゲストハウスという業態ではきっとその方が合っていると思うのです。西粟倉に宿泊に来られる方の体験が快適なものになるお手伝いができれば幸いです。

西粟倉村でのフィールドワーク。

今回、神戸から1時間半程度の距離にある西粟倉に泊まりがけで来たのには理由があり、ここが自治体と住民、IUターン者、移住者が一体になって地域活性化の取り組みをされている先進的な村で、ローカルベンチャーと言われる地域創業の先駆けとなった地域で、以前から一度来てみたいと思っていたからです。今回、ひょんな流れから訪問するご縁を頂けた事に機に、ローカルベンチャー、地域活性化、そして地産元木材の利活用について学ぶ機会になればと思い、断熱改修の建物調査と打ち合わせと別に時間を取るようにしました。もちろん、ローカルベンチャーのメッカの人気のゲストハウスに泊まりたかったこともあります。(笑)
以下に短い時間でしたが大いに感動し、勉強になった西粟倉村でのフィールドワークのまとめを書きこのしておきたいと思います。

バイオマスのあるべき姿。

ここ、西粟倉村は面積の約95%が山林、その内の約85%を杉や檜などの人工林が占め豪雪地帯で、すぐ近くにスキー場がいくつもあります。その潤沢な森林資源を活かして地域を活性化するべく、自治体とベンチャー起業、そして地元の住民が手を携えて様々な試みにチャレンジされて結果を残されています。詳しくはこちら→http://throughme.jp/region/nishiawakura/
今回、宿泊させてもらったあわくら温泉元湯でも温泉をの湯を沸かす熱源は薪ボイラーを使っており、地元の間伐材の有効利用をされていました。兵庫県で建てられた巨大バイオマス発電所等の地域の循環と別の視点になってしまっている環境事業とは一線を画す、バイオマスのあるべき姿がここにはあります。

YOUBIでの奇跡。

「フィールドワークに行ってきます!」と、ゲストハウスを出発して、真っ先に向かったのは建築に携わる者なら必見の「YOUBI」さん、圧倒的な迫力の木組みの建物は木造建築の持つ可能性を無限に広げてくれると共に、この建物を全国のボランティアの人たちと一緒にワークショップで作り上げたとの事実を前に建物の前に立つと胸が震えます。残念ながら予約制なのでショップは閉店しており、外から食い入るように中をのぞいていると、隣の工房で作業していた職人さんが声をかけてくれて、「よかったら中もみて行かれませんか?」と言ってくれました。おまけに、地元の檜の間伐材を材料に作り続けている家具製作のこだわりや堅木では無い檜を使うことの難しさ、逆に良いところなどを話してくださいました。ちょっとした奇跡です。HPはこちら→https://youbi.me
YOUBIさんの工房全焼から再建への物語はこちら→https://greenz.jp/2018/06/26/youbi-2/

良い木は育てるもの。

YOUBIで家具職人さんに地元檜の間伐材のみを使って家具を作っていると聞いて、ふと疑問に思ったのは、建築業界で無地と言われる節がない檜は非常に高級で、しかも中々無いことから、いくら家具なので小さな材で良いと言っても間伐材でそんなに綺麗な木ばかりが取れる訳がないということです。その職人さんに聞くと、森と一緒にものづくりをしているからこそ出来ていると、当然といえば当然の答えが返ってきました。森の手入れをする人がいてそこで生産される綺麗な木材に命を吹き込んで価値を形成し、その認められた価値が森へと返って、次の森を育て、守る資源となる。私たちが思い描く一つの理想の形を実現されていて、それがしっかりとビジネスになっているのだと実感させられました。

愛情をかけられた美しい森。

「じゃあ、森を見に行こう!」となるのはごく自然な流れで、YOUBIさんを後にして私が向かったのは、ほぼ鳥取県との県境、西粟倉村の北の端に位置する若杉天然林です。深い森に車を進めると確かに綺麗に枝打ちされて、地面にまで陽が届く整備された森は大切に育てられているのがヒシヒシ伝わってくる愛を感じられる森になっていました。伐採された日当たりの良さそうなところにはプラ板で保護されて大事に植えられている苗木が等間隔で並び、価値の高い木材を産出する取り組みと同時に、50年後の次世代に向けて森を循環させているのが顕著に表れていました。元ゆ、YOUBI、若杉の森、旧影石小学校とそこでお店を営まれている人たち、西粟倉村で出会うものや人のすべてに「意思あるところに道は開ける」とのアメリカの奴隷制度を撤廃したリンカーンの言葉が自然に脳裏に浮かんでくる、そんな大きな勇気を頂ける体験となりました。ご縁に心から感謝いたします。ありがとうございました。深謝。


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7つのジェイ。

電話元年6月5日快晴

水曜日は朝活の日。

昨日は大阪で新住協関西支部の研修会に参加、いつものように懇親会、二次会と研修会での学びをさらに深めて夜中遅くに神戸に戻ってきました。とてもいいご縁を頂けましたし、清水理事の武勇伝、最高でした。(笑)
結局、睡眠時間確保のため昨夜は定宿の神戸サウナに泊まり、朝からフィンランド式サウナで汗を流し、ショート筋トレを行って完全に体を目覚めさせてから朝のビジネスミーティングに参加しました。朝活の後は私が幹事を務めるゴルフコンペを開催、すっかり真夏の様な日差しの下、和気藹々といい感じのグリーンコミュニケーションが出来ました。それも含めていつもよりハイテンション、モチベーション高めの良い1日を過ごせた様に思います。朝起きは発展への第一歩ですね。(笑)

ダイエット新理論。

朝活BNIの定例会では、メンバー全員が1分間のプレゼンテーションを行った後、メンバーの中で1人をピックアップして10分間のメインプレゼンを行う時間が与えられます。今回はパーソナルトレーナーをされている館崎さんがその役を務められ、「ダイエットの新理論」と題して最新の情報をシェアしてくださいました。「男はダイエットみたいな軟弱なこと言わずに、肉体改造に取り組むべし。」というのが私の持論ですが、年齢を重ねるたびにどうしても代謝が落ちて増えがちな体重、体脂肪のセーブはどう考えても摂取量とカロリー消費量のバランスであり、効果的に脂肪を燃やす方法を知っておくのは非常に重要で、随分と為になりました。館崎さん、すばらしい情報提供をありがとうございました。興味がある方は舘崎さんをご紹介しますので私までお声がけ下さい。

ポジティブな締めの言葉。

そんな朝活の最後は、次週のメインプレゼンを行う人がポジティブな一言で締める事になっており、実は私に来週のメインプレゼンの当番が回ってきておりまして、本日の締めの挨拶をさせて頂きました。なにが良いかなーと考えて、ふと頭に思い浮かんだのは先日の平成建設さんへのベンチマークツアーの際に、私も書籍の出版の際にお世話になった広島の出版社メディアジョンの山近代表が人材採用の観点で講演をされていた内容でした。私は講演内容の要点を20項目くらいは聞いたその場で覚える様にしており、長期記憶に貼り付けていたビジネスにおける重点項目「7つのジェイ」を思い出したのです。記憶術アクティブブレインセミナーを受講していて本当に良かったと思います。(笑)

7つのジェイ

山近社長は講演の中で「経営の教科書」等の書籍を多数上梓され、経営のプロフェッショナルとして著名な、私も以前に講演会に参加したこともある新将命氏の言葉を引用してビジネス成功に導くために必要な「7つのジェイ」を頭に叩き込んでおくべきだと語られ、ご自身も長年、企業経営をするにあたりこのタスクを常に右に置き取り組んでこられたとの事でした。その7つのジェイとは、1、人材 2、人脈 3、情熱 4.情報 5、時間 6、地道 7、柔軟性とのことで、当たり前のことばかりですが、卓越した成果をあげられる経営者は基本や原則に忠実なのだと改めて感じ入り、山近社長の講演を聞きながら確かにどれも非常に重要なことだと大いに共感した次第です。

朝活という習慣化と実践の仕組み

今日の朝会の締めでこの「7つのジェイ」を紹介した理由は、「リファラルマーケティングで世界のビジネスのやり方を変える」と言うビジョンを立てて活動しているBNIの朝活にこれら全ての要素が含まれており、習慣化に落とし込む仕組みになっていると思ったからです。忙しい毎日を送りながらも毎週、朝の時間を確保して、メンバーとの信頼関係を深め、切磋琢磨しながらお互いのビジネスを良くなる様に情報提供し合い、貢献し合うコミュニティーであるBNI、そんな素晴らしい概念を共有する仲間と共にビジネスをできる事を誇りに思いながら1週間がんばりましょう!と締めくくっておきました。私たちが所属するドリームチャプターは毎週水曜日am 6時45分から三宮コンベンションセンターの2階にあるコワーキングスペース ウエイアウトで開催しています。誰でもビジターとして見学に来て頂きますのでご興味がある方はお気軽にお声掛けください。ちなみに、来週は私がメインプレゼンを行います(笑)


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
場所:栗東ウィングプラザ 〒520-3031 栗東市綣2丁目4-5
申し込み先:~ひこねの金物や~株式会社ニシダ
FAX 0749-26-0297   mail  takedream0277@yahoo.co.jp   TEL 090-4192-9833
担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

第5回 四方よしの家づくりセミナー ~職人起業塾in滋賀 オープンセミナー~

第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
一般社団法人 職人起業塾 理事長 高橋 剛志 氏

第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
一般社団法人 職人起業塾 事務局 川島 三佳 氏

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2063920807246663/


◆塾生絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
□ 第15期生  【 東京会場   2019年8月~ 2月 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングの勉強会です。

次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

69回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com


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インナーブランディングの糸口。

令和元年6月4日快晴

厳夏の予感。

「すっかり夏になったのね。」と思ってしまうような暑い日が続きます。今日の神戸は午前中から気温27度、真夏日必至の天気となり、朝のショート筋トレとアイドル犬チャックとの散歩で出勤前から汗だくになりました、今年は昨年にも増して厳しい夏になりそうです。すみれでは10年ほど前まで中学校を卒業したての子供を大工見習いでよく受け入れていました。「職人業界のスーパーエリートを目指せ!」と厳しくも温かい目で育てておりましたが、夏になると周りの友達が一生懸命遊ぶのに引っ張られて夏を越せない若者が数多くおりました。「遊びたい盛りやし、しようがないか、」なんて諦めておりましたが、社会経験の無い彼らにとって夏を越せなかったのは真夏の厳しい現場作業の辛さのせいもあったのかもしれないと今更ながら思います。

講演オファーラッシュ。

話は変わって、なぜかこのところ立て続けに講演依頼を頂いておりまして、6月13日のJACKグループのDNAセミナーを皮切りに6月28日は三方よしの本場、滋賀で「四方よしの会」なる工務店向けの研修会、7月は名古屋のニシヤマ社の協力業者総会、新建ハウジング主催の工務店カンファレンス、リフォーム産業フェア、博多と鹿児島でのオープンセミナー、と私主宰の勉強会を含めて2ヶ月で8本も人前で話す機会に恵まれています。アウトプットこそ、最高の学びと言いますが、この講演ラッシュを機に、今までのセミナーで語ってきた職人的マーケティング論をもう少し切り口を変えて、ブランディング論と併せて組み立て直す様にしています。ご縁を頂いた方に少しでも役に立てたら幸いです。

 インナーブランディングの重要性。

ここ最近、すみれでも創業20周年を機にリブランディング(業態革新)を目指して社内でのヒアリングを重ねておりまして、同時に外に出てブランド構築をされている成功事例の企業に学ばせて頂く機会も持つ様にしています。「信州を代表するブランド企業になる」というビジョンを掲げられてアグレッシブな広報活動を行われているサンプロ社や職人育成というマニアックなプロモーションで日本で屈指の超有名な建設会社となった平成建設社にお邪魔して建築業界を牽引するブランド企業の経営者さんと直に話させて頂き感じたのは、広報活動や広告戦略、メディア対応等のプロモーションを丁寧に、かつ戦略的に行うことの大事さはもちろんですが、それ以前に取り組むべき、インナーブランディングの重要性です。

 インサイドアウト

インナーブランディングとは文字通り内向きのブランディングであり、社内での意識の統一、方向性の一致、理念やビジョンの共有です。また、建築会社は技術系のものづくり企業ですから、技術や知識、ものづくりに対する思想が社内のメンバー全員が同じレベルで認識していることも欠かせません、私がベンチマーク企業に訪問させてもらって痛烈に感じたのは、上述のサンプロ社や平成建設社の様なブランド構築ができている事業所はこれらのインナーブランディングが出来ていることが前提となって、外向きのブランディングが効果を発揮する状態になっているということです。有名な企業を外から眺めて、見た目のプロモーションや広告のクリエイティブに目を囚われがちですが、企業が抱えるあらゆる問題を解決すると言われるブランディングはまず足元に目を向けて内部統制から着手すべきだと学ばせてもらいました。

 ブランディングの糸口。

私自身も現在取り組みを進めておりますが、この夏以降のセミナーなどで工務店経営者向けにお伝えして行こうと思っているのは、インナーブランディングの中でも私が最も重要だと思っている顧客接点を担う現場実務者向けへの意識改革の取り組みです。ブランドとは本質的な価値に根ざし、その価値を長く認めてもらえてこそ、と定義すれば、設計や営業等の受注、契約までに携わる者よりも、顧客からの評価の対象である「現場」「出来上がった建物での暮らし」を担う現場実務者こそが顧客のイメージ通りの意識を持って評価に直結するものづくりのプロセスと成果物への責任を担うべきで、逆に考えれば、外向けのプロモーションをあれこれ考える前に現場力を強化することこそ工務店のブランディングの糸口になるのではないかと思うのです。

 マーケティングとはブランディング。

私たちが長年取り組んできた、原理原則系のマーケティング理論は端的に言えば「(売り込みをせずに)自然と売り上げが持続し続ける仕組みづくり」です。それは自社独自のマーケットの構築でありセグメントされたブランディングといっても過言ではありません。ユーザーニーズの多様化が加速する今の世界ではブランドとは世界に通用する認知ではなく、地方や局所での小さくても強い企業や商品でも成り立つ様になったと思いますし、むしろその方が激しい変化に晒される現代においては柔軟に変化に対応出来る良さもあるのではないかと思うのです。その様に考えれば、マーケティングとはブランディングの為の手法と言っても過言ではありません。

建築業のブランディングは現場から。

世の中が産業革命を超える大きな変化を迎えている今、あらゆる業態で先行きが見えなくなっています。変化に対応出来なければ淘汰される自然の摂理、原理原則を鑑みて日本を代表する大手企業でさえ「ゲームチェンジ」を声高らかに宣言されています。当然我々建築業界も変わらねばならないのですが、最も難しいのは建築現場の意識改革だと思っています。その部分に着手する具体的な手法を示すことが、私が自らに課した「職人の社会的地位の向上を図る」に直結する取り組みではないかと思っています。来週からスタートするセミナーや講演ではその部分に焦点を当ててご参加いただく方々と一緒に改めて現場改革について考えを進めてみたいと思います。以下に直近の案内を貼り付けておりますのでタイミングがありましたらぜひご参加下さい。(^ ^)


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
場所:栗東ウィングプラザ 〒520-3031 栗東市綣2丁目4-5
申し込み先:~ひこねの金物や~株式会社ニシダ
FAX 0749-26-0297   mail  takedream0277@yahoo.co.jp   TEL 090-4192-9833
担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

第5回 四方よしの家づくりセミナー ~職人起業塾in滋賀 オープンセミナー~

第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
一般社団法人 職人起業塾 理事長 高橋 剛志 氏

第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
一般社団法人 職人起業塾 事務局 川島 三佳 氏

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2063920807246663/


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□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
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職人起業塾14期、15期募集

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次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

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衝撃!リフォームミステリーショッパーからのフィードバック。

令和元年6月3日快晴

西へ東へ。

何かと忙しい月曜日、今朝も朝一番からお客様の工場に改修工事のヒアリングと、マンションのリフォームのご相談に飛び出して、昼前に帰ってきてすぐに設計メンバーとのミーティング、昼食を5分でかき込んで塾生のコンサルタントさんからのよろず?相談を受けた後は高砂に商業ビルの計画の現地調査。夕方は三宮でサロンに生まれ変わるお店に不要になった備品の引き取りとリニューアル工事のご相談と分刻みのスケジュールをこなしました。忙しくさせていただけることに感謝するばかりです。

突撃訪問。

そんなドタバタと走り回る途中で、職人起業塾の卒塾生を多く輩出いただいている高砂のリフォーム事業者さんの店舗に立ち寄りました。突然の突撃訪問なので期待しておりませんでしたが、経営者さんにもご挨拶できたし、卒業塾生3名と顔を合わせることができ、「その後がんばっとるか?」と声をかけれたのはよかったです。近くに行った通りがかりに立ち寄っただけではありますが、実は近いうちに報告しようと思うことがあり、ちょうどいいタイミングだったので、ほんの少しの時間だけでしたがお邪魔した次第です。

リフォームミステリーショッパー。

その事業所に報告しようと思っていたのは、ミステリーショッパーならぬ、こっそり紹介していたお客様からのフィードバックの声を伝えたかったからで、経営者さんにお伝えするのはもちろんですが、担当した塾生本人に直接伝えたほうがいいと思っていたからです。実は、昔からの知り合いがちょっとした工事を頼むのに、以前私が勧めていた同社に工事を依頼したところ、ちょうどアクションプランに取り組んでいる真っ最中の職人起業塾の塾生が担当としてやってきて、工事を依頼したとのことで、私が全く第三者の立場でフィードバックをヒアリングし、その結果を報告したかったのです。

未来の売り上げはライフタイムバリューから。

職人起業塾の研修ではマーケティングの基本であるライフタイムバリューを引き受けるところに焦点を当てて、付き合いをいただいたお客様に「一生あんたにお願いしたい」と言ってもらえるような対応をすることで、未来の売り上げを作れと指導しています。今回のケースは外壁のちょっとした修繕を依頼したそうですが、あと数年のうちにまた外壁と屋根の塗装を行う予定にされており、良い印象を与えていたなら数年後のその売り上げも確定することになります。研修で学んだ理論を実践できているかどうか検証する格好の機会となったわけです。(笑)

衝撃のフィードバック。

職人起業塾第12期生のUくんはリフォーム営業から施工管理まで一貫して行うスタイルのリフォーム会社の社員さんで、研修の受講を通して彼がアクションプランに策定したのは「小さな工事のお客様ほど丁寧に、こまめな連絡を取り合うようにする」となっており、まさにマーケティングの基礎理論を守った素晴らしいプランでした。今回のミステリーショッパーの報告によれば、「非常に丁寧な対応をしてくれて、応急処置まで施してくれてとても好感が持てた。」と合格点のフィードバックではありました。しかし、こまめに連絡があったか?という質問に対しては「そうでもないんだよね、連絡が遅いから他の会社に頼んだほうがいいかと思った。」と、衝撃の報告が上がってきました。

業界の常識は一般の非常識。

半年間もかけて研修を受けてもらった成果が全く現れていないのかと大いに落胆しながら詳しく聞いてみると、問い合わせをしてから現地確認にはすぐ来てくれて、その後、見積もりを提出してくれるまでが遅かった、とのことで、どれぐらい待たされたのかを聞いてみると「現地調査から5日間だった」との回答。これには私もいささか驚きました。初回訪問から5日目で見積もりを提出するのが遅いと言う感覚が我々にはなく、ユーザとの感覚の乖離を目の当たりにして、建築業界の常識は世間での非常識と言う言葉を改めて見に染みて感じた次第です。

自らを省みる機会成長への第一歩。

そんなミステリーショッパーのフィードバックを本人に告げると、本人も5日間が遅すぎたと言う自覚は全くなかったので、改めて、見積もり提出の日時を決めるとか、進捗の連絡をこまめに入れる等のお客様とのコミニケーションを考え直すと言っておられました。自省なくして成長なし。ドア今は亡き私のメンターが残してくださった言葉ですが、顧客の真の声を聞いて行動を改善するほど効果的なものはないと思います。U君にはさらに精進を重ねて顧客から卓越した存在だと思われるように使ってもらいたいと思います。忌憚のないフィードバックを下さったFさんにも心から感謝いたします。ありがとうございました。


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
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第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
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第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
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職人起業塾14期、15期募集

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次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

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職人を取り巻く現実とミッションと蹉跌。

令和元年6月1日晴れ

6月の御朔日。

2019年度半期最後の月もいつものように近所の氏神さん、総社のお朔日参りからスタート。毎日目まぐるしくスケジュールに追われて予定をこなすだけの日々になりがちなのを、ひと月の初めにお参りすることでリマインダー効果というか、少しだけ全体を俯瞰する視点を持つことができます。今月で今期も半分が終わると言うことで、先月の感謝とともに来年以降への布石を含めて今年度の計画を着々と進めなければと決意を固めました。

懐かしい顔。

今日は週末と言うことで新築やリフォームのお客様の来店が多く、私も打ち合わせに同席したりしてバタバタと忙しく過ごしました。一通りの対応を終えて夕方からmtgに出かけようとすると、会社の玄関先に見覚えがある姿を見つけました。それは20年近く前の創業時のまだその前、私たちがすみれ建築工房ではなく「高橋組」と言う屋号で大工集団として活動していた頃から一緒に働いていた元社員大工のK君で、忘れかけた頃にいつもぽろっと顔出しにやってきます。

老婆心。

「久しぶりやなぁ、元気にやってるか」と私が声をかけると「まぁ、ボチボチやってます」といつもの返事をしながらも人懐こい笑顔を見せてくれておりました。知り合いの大工さんの紹介で彼が当時の高橋組に来たのは20年以上も前の話で、その当時は若者でしたがよく考えるとずいぶん歳を重ねているはずで、年齢を質してみると40歳も半ばになったとのこと。何とか元気そうな姿を見て安心すると同時に、現役の大工として活躍できる期間がそう長くないのを感じ、少しだけ心配になりました。ただ、「暇になったらいつでも来いよ」と声をかけることしか出来ませんでしたが。

コストカットの波。

私の「仕事は順調か?」と言う問いに対して彼は、「忙しかったのも最近は少し落ち着いてきた」と微妙なニュアンスの答えを返してきて、よくよく聞くと最近は大手リフォームチェーンのニッカホームの下請け大工として同じ現場監督から声がかかる仕事を日当でしているとのことで、単価の安い大工さんが見つかるたびに仕事はそっちに流れていき、その大工さんがクレームを起こしてはまた仕事が戻ってくるといった繰り返しのようでした。とは言っても彼も大して高い単価で日当の設定がされているわけではなく、車や保険やガソリン代や駐車場等経費を差し引くと大した稼ぎにならないとのことでした。

お日さん西西の幸せ。

とは言え、彼が将来を悲観したり、現状が辛そうかというと決してそんなわけでもなく、気楽に9時から5時で大工仕事を毎日していることにそれなりに満足しているように見受けられました。価値観なんてものは人によって様々ですし、何が正解かはその人がどう思うかによるだけで、事実は1つでも解釈は無限にある。と言われるようにいわゆる「お日さん西西」と言われる気楽に暮らせること自体が幸せだと思う人もいるわけで、私がとやかく言う筋合いはありません。しかし、必ず来る未来に目を向けることなく今だけにとらわれてしまうのはやっぱり問題がある気がします。

流れの応援大工。

大工と言う職業柄、自由に働きたい、自分が親方になりたい。と思うのは自然な流れで私も(自分もそうでしたし)それを悪いことだとは思いません。しかし、自由とは大きな責任を伴うもので、稼げる実力がなければ結局見せかけの自由で、人様にしがみ付き、様々なしがらみに縛りつけられる事になってしまいます。手に職をつけて自由に働ける大工になりたい。と思ってこの業界に飛び込んできたときに私も嫌と言うことをそのことを突きつけられました。すみれでもこれまで20数年間の間に多くの大工が独立すると言って辞めていきましたが、結局下請けや応援の大工としてなんの保証もなく日当で働いている者が少なからずおり、そんなことなら社員大工としてすみれに居てもらったほうがよっぽどよかったのに、と思わずにはいられません。

職人を取り巻く現実。

神戸では一人前の大工の日当は2万円程度が相場です。日曜日と祭日以外25日働いて50万円、正月や盆休みが噛めば20日を切ることもざらで平均は45万円/月くらいの収入になるのが一般的です。街中の現場に行くのに高速道路料金に1000円、駐車場に1000円、毎月の車の任意保険と車検代、ガソリン代、道具の消耗品等を考えると最低でも10万円、下手すると15万円程度の経費を使います。そこからまだ保険や所得税を払うので結局、一人前の大工が手取りで30万円を切るのが現実です。これでは貯蓄など出来ないのは火を見るより明らかで、しかも年金は国民年金のみとなり、(現状で)6万5千円程度しか支給されません。一人親方と言われる職人の置かれる環境は本当に厳しいものです。

ミッションと蹉跌。

私は創業時から「職人の社会的地位の向上」をミッションに掲げ、職人の正規雇用化を15年前から取り組んできました。経費を会社で負担して社会保険、厚生年金に加入することで、職人でも将来に不安を抱えずに働ける環境を目指してきました。事業所での負担が大きい分、年金の支給額は国民年金の倍以上になるのは当然で、日当で働く職人とは全く違う待遇にすることで、若者にも安心して入職してもらえる様にしました。しかし、その代わりに建築士や施工管理技術者といった資格取得や、顧客の対応、現場管理等々、いわゆる現場作業以外の業務をこなしてもらう様にしています。そして、このハードルを越えられなかった多くの職人が私と袂を分かち去って行きました。職人を守ると言いながら振り落としできたのが実際で、本当にそれで良かったのか?他にもっといい方法はなかったのか?と今でも自問自答を繰り返すことがあります。ただ、過去と他人は変えられない。と言われる様に終わったことをクヨクヨしても始まらず、これからミッションに対して出来ることを考え、行動するしかない。と思った6月のお朔日でした。


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第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
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令和最初!第69回【元祖】職人起業塾@三木市 〜ホットシート〜

令和元年5月31日曇りのち雨

令和最初の【元祖】職人起業塾

新元号に変わった5月もあっという間で今日でおしまい。日本の国を挙げてのお祭り騒ぎだったこの1月、令和最初のと言うフレーズをずいぶん頻繁に耳にしましたがそれもそろそろ聞くことが少なくなって、イベント好きな日本人も漸く落ち着きを取り戻してきたように感じます。そんな5月の終わりに、昨日は令和最初となる元祖職人起業塾を神戸の隣街、金物の街として有名な三木市にある大林設備工業さんのショールームにて出張開催してきました。アクセスの悪いすみれ本社よりももう1段ハードルが高い三木市での開催なので少人数になるかと思いきや、予想に反して満員御礼の大盛況で、大いに盛り上がりました。遠路はるばる来ていただいた皆様ありがとうございました。

特別に熱い席、ホットシート。

職人起業塾での勉強会や研修は基本的にグループコーチング形式をとっておりますが、昨年からすみれ本社で開催している【元祖】・・の勉強会では3ヶ月に1度ホットシートなるワークショップ形式で開催するように変更しておりまして、昨日も大林設備工業の大林社長に特別熱い席(ホットシート)に座ってもらい参加者全員で同社が持つ強みや問題点、業務内容についての簡単なプレゼンテーションを聴き、質疑応答を行った後、3つのグループに分かれて同社の新しいビジネスモデルをBMC(ビジネスモデルキャンバス)のフレームワークを使って考案するワークショップを行いました。

使いきれていない経営資源の活用。

同社は設備工事業の企業として三木市内で圧倒的な知名度を誇っており、リフォーム事業は2代目となる現社長に代替わりしてから7年ほど前に第二創業として新たにチャレンジされた後、順調に業績を伸ばされて、1年前に今回のワークショップの会場でもあったショールームをオープンされました。地域の生活者の方々とコミニケーションを図る場にしたいと言う大林社長の想いのこもった施設になっており、スイーツ店やレンタルできる多目的ルーム等を併設されています。今回は新たにショールームをオープンされたのを機に強みを増したアセットをもっと有効活用して効果性の高い集客、受注を得られる新たなサービスを考えるのがワークショップの目標となりました。

リアルビジネスに転用するワークショップ。

実はこの大林設備工業社には職人起業塾の卒塾メンバーが4名おり、今日のワークショップにも参加してもらいました。現在、消費税増税の煽りもあり非常に忙しくされており、新たなアクションプランを考えれば、当然、自分たちが取り組むことになるので保守的な意見に寄るかと思いましたがそうでもなく、この勉強会のメンバーでのホットシートのワークショップはもう6回目を重ね、少しずつメンバーもコツを掴みつつあるのか、今日の3チームはそれぞれ地に足をつけた具体的な案を考えてくれていました。各チームの発表の後、大林社長の講評を頂いたところ、「新しいサービスとして実際の事業に取り入れる事を考えてみる。」との嬉しい評価を頂きました。社員さんも参加しておられただけに新サービスをリリースするのは思いの外早いかも知れません。

モノではなくコト(体験)

ワークショップのディスカッションで私がメンバーに繰り返しアドバイスというか説明しているのはBMC(ビジネスモデルキャンバス)のフレームワークを使う際の考える順番です。①顧客セグメント、②顧客に与える価値、③チャネル、④顧客との関係、⑤収入、⑥リソース、⑦キーアクティビティー、⑧キーパートナー、⑨コストとフレームワークの取説通りの順番を守りながら進める事を繰り返し言い続けています。つい、リソースやアセットと言った自社の持つ経営資源に注目し、それを活用して行うサービスを考えてしまいがちですが、そうではなく、まず顧客を決めて、その人に与える価値から考えるべきで、モノの提供ではなくコト(体験)の提供を考える事で今まで考えつかなかった新しいサービスやプロモーションを発想してもらう様にしています。

提供する価値。

今回のワークショップでの各チームの発表で、それぞれがどの様な体験に着目したかというと、リフォーム世代をお孫さんがいる年代にセグメントして、「孫の笑顔を見る幸せ、それを提供する幸せ」や、定年後の人に絞り込んで「近所の同世代の人達と共通の趣味を持つ充実感」、主婦層に特化して「友人と気兼ねなくパーティーを楽しめる」等、リフォーム工事の受注に直結することは無いが、将来的に大きく事業に寄与しそうなプランがそれぞれ導かれておりました。限られた時間内でのワークショップなのでキーアクティビティーと呼ばれるアクションプランは荒削りで、詰めなければならない所やツッコミどころは満載ですが、どのプランも意外と現実的で実現可能なものばかりでした。結果的にショールームの活用に結びついたのも良かったと思います。

理念と事業の一体化。

最後に発表したグループは「孫を喜ばせたい」をキラーコンテンツに選び、サービスを交換していました。確かに、大林設備さんが地域に住まれているおじいさんの家に孫が行きたくなる動機づけを行うコトが出来れば、おじいさん達に絶大な人気を博するでしょうし、頻繁に孫たちが里帰りしてくれるようになれば、快適に過ごしてもらおうとリフォームする動機になるでしょうし、ひょっとしたらおじいさんがもっと長生きしたいと健康に気を使い、断熱リフォームなどの建物の性能向上に意識が行くかも知れません。何より、お孫さんが地元を好きになり、大人になっておじいさんの家に帰ってきてくれたら地元の業者としてはこんなに嬉しいことはありません。会社方針に大きく掲げてある地域への貢献ともバッチリ合致します。大林社長、是非とも理念の実現、やっちゃってください!今回の新サービスの提案が実践されるのを楽しみにしています。(笑)


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
場所:栗東ウィングプラザ 〒520-3031 栗東市綣2丁目4-5
申し込み先:~ひこねの金物や~株式会社ニシダ
FAX 0749-26-0297   mail  takedream0277@yahoo.co.jp   TEL 090-4192-9833
担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

第5回 四方よしの家づくりセミナー ~職人起業塾in滋賀 オープンセミナー~

第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
一般社団法人 職人起業塾 理事長 高橋 剛志 氏

第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
一般社団法人 職人起業塾 事務局 川島 三佳 氏

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2063920807246663/


◆塾生絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
□ 第15期生  【 東京会場   2019年8月~ 2月 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングの勉強会です。

次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

69回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com


◆最新の情報と共に学び続ける場の提供としてメールマガジンを配信しています。

無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

職人プランティング。@平成建設視察ツアー

令和元年5月30日 曇りのち快晴

充実の朝活。

静岡県三島市で迎えた朝はぶ厚い雲に覆われており、残念ながら楽しみにしていた富士山の美しい姿を見る事は叶いませんでしたが、朝起きして富士倫理法人会のモーニングセミナーに参加して強矢社長の講話を聞かせていただき、晴れやかな気分で1日のスタートを切ることができました。アテンドくださった岩田社長、本当にありがとうございました。モーニングセミナーの後の朝食会を終えた後は、岩田社長が率いるあずま工業、リフォームあずまのモデルルームに同社から参加してもらっていた職人起業塾の卒塾生に檄を飛ばしに向かいました。朝活が少しゆっくりしすぎて結局、田代くんしか会えなかったのは少し残念でしたが、元気そうな姿をみれて良かったです。非常に有意義な朝の時間となりました。

平成建設訪問。

昨日から沼津市の平成建設さんの視察ツアーに参加しており、職人ブランディングの第一人者である秋元社長に東大や京大を始めとする超一流大学の学生がこぞって大工としての入社を希望すると言う圧倒的な「大工」をキーワードにしてブランド構築された秘訣を伺いに行ってきました。秋元社長への一問一答コーナーや懇親会の席でのくだけた感じで話させていただいた内容は、簡単に平成建設さんの真似事ができるわけではないと言う厳しい現実とともに、大工店や職人と言うキーワードでもブランディングが叶うと言う、私たちにとって明るい希望が持てる事実を見せていただきました。

大工の育成には金がかかる。

秋元社長に伺った話の中で最も印象に残ったのは「大工の育成に莫大な費用を投資している」との一言。自社の社員大工での施工だけに絞って損益を見ると大きく採算を割っており、他の事業でその損失を補填しているとのことでした。「大工育成をするには莫大な金がかかり、それはマンション建設や住宅など受注金額に上乗せできなければならない。それがどこにも真似ができない理由だ。」と厳しい口調で語られておられました。180人もの大工を抱える平成建設さんとすみれでは全く規模感が違うので、比較するのもおこがましいですが私たちも日給月給の外注職人扱いだった大工を正規雇用に転換し、社会保険や厚生年金等の福利厚生を整えたときは、長い間、経常利益が全て吹っ飛んだのを経験しています。

プロモーションとブランディング。

秋元社長が語られた大工育成の厳しさは我々がこの15年経験してきた事と全く同じで、それでも職人なくして建築業は成り立たないことを考えれば絶対にやり通さねばならないのも事実です。平成建設さんは大工育成にかかる費用を圧倒的なプロモーションとブランディングで受注単価を上げる事で賄い、建築業界屈指の成長を遂げてこられました。そんな有名な企業と自社を比べるのもおこがましいですが、それでも本質を追求する姿勢は共通する部分があると思っていますし、我々は平成建設さんとは違う、身の丈に合わせた独自のプロモーションとブランディングで大工育成を事業として成り立つビジネスモデルを構築し続けるしかないと改めて再認識した次第です。

大卒大工の声。

今回の視察ツアーで思いがけず良かったのは、喫煙所で平成建設の若い大工さん達と話し込めた事です。ブランディングにはアウターとインナーがあり、同社の外向けのプロモーションは私たちも散々目にしておりますが、優秀な若者が30年間入社し続けていると言う背景には働く社員が満足し会社に対してリスペクトするインナーブランディングができていることが大前提にあるはずで、普段表に出てこない内側の生の声を聞けるという非常に希少な機会に恵まれました。若い大工さん達と話していて感じたのは、「誇り」と「未来」です。誇りは建築業界内で唯一無二のブランディングをしている会社への帰属意識とそれを自分達が支えているという自信で、未来は将来に不安を抱くことなく大工と言う職業を楽しみながら行えている雰囲気醸し出されていたことです。

大工という生き方。

私はよく、「自分は特に経営者になりたかったわけではなく、大工として職人人生を全うできるのであればそれでもよかった。」と言っており、将来に何の不安もなければ現場で物づくりに没頭していたかったのが正直な気持ちです。先日、安曇野センチュリーライドでご一緒した大分のカリスマ経営者、坂井建設の坂井社長が事業継承を済まされて次の期から大工に戻ると言われてました。本当に心から羨ましく思います。そんな自分自身の経験を鑑みて考えれば、若者が有名大学を出て大工として生きると言う選択を行うのは決して悪いものではなく、むしろ大工と言う生き方が若者に憧れられてもいいと思います。所得が低いとか、保証がないとか、怪我や病気をしたらどうするのかとか、年齢を重ねてから稼げるのかなどの不安要素を我々が消し去ることさえできれば加速の一途を辿る若者の職人離れを止めることができると思いますし、微力ではありますが我々はできる限りそれをやらねばなりません。職人育成のための資金を稼げるようにならねばと改めて決意させられるこのたびの平成建設視察となりました。アテンドくださったメディアジョンの皆様、貴重な機会を作っていただきありがとうございました。そして秋元社長、私たちの拙い質問に丁寧にそして気さくにお答えいただきましてまことにありがとうございました。深く御礼申し上げます。


◆第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編に登壇します!

日時:2019年6月28日金曜日 13:00〜16:00
場所:栗東ウィングプラザ 〒520-3031 栗東市綣2丁目4-5
申し込み先:~ひこねの金物や~株式会社ニシダ
FAX 0749-26-0297   mail  takedream0277@yahoo.co.jp   TEL 090-4192-9833
担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

第5回 四方よしの家づくりセミナー ~職人起業塾in滋賀 オープンセミナー~

第1部 『職人起業塾 実践編』
集客の質を圧倒的に変えるマーケティング理論と現場マネジメント
一般社団法人 職人起業塾 理事長 高橋 剛志 氏

第2部 『ITをフル活用したプレゼンの極意 実践編』
『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
㈱CPU 大阪支店長 田中 健 氏

第3部 『職人起業塾 導入編』
『厚生労働大臣認定事業 職人起業塾とは、、、』
一般社団法人 職人起業塾 事務局 川島 三佳 氏

イベントページ:https://www.facebook.com/events/2063920807246663/


◆塾生絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 大阪会場   2019年7月~ 1月 】
□ 第15期生  【 東京会場   2019年8月~ 2月 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングの勉強会です。

次回の開催は5月30日(木)です。テーマはビジネスモデルキャンバスのフレームワークを使って「リフォーム工房おおばやし」のビジネスモデルを考案するホットシートのワークショップです。年間にのをスケジュールから変更になっており、場所も三木市での開催ですのでお間違いなく。

69回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com


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