本を読む、もしくは人と出逢う。@遠い世界から学ぶ。

平成30年3月28日快晴

水曜日も朝活の日。

今朝も朝起きして、来たる4月18日(水)にめでたく発足イベントの開催を迎えることになったBNIドリームチャプターのミーティングに参加。発足イベントは100名規模の大々的な異業種交流会になる予定で、多くの人に良いご縁が繋げられるようにと、今日はメンバー全員で招待状を用意しました。きっとご参加いただいた方には良いご縁とともに多くのビジネスチャンスを提供できると思います。ちなみに、私は早速今日50,000,000円規模の工事の見積もり依頼をいただきました。ビジネスの応援をし合う仲間が何十人もいるって本当に素晴らしいことです。

伊川河川敷桜五分咲き

朝活を終えて一旦事務所に帰り、アイドル犬チャックと一気に蕾を開かせた桜並木が続く伊川の河川敷を散歩した後、サスティナブルライフを創ると言う理念を掲げ、自然農法にこだわって無農薬野菜とイノシシや鹿などジビエ素材の食事を提供されるだけではなく、波動セラピーや電磁波対策などにも熱心に取り組まれている丹波の自然食レストラン三心五観さんに向かいました。実はオーナーの藤本さんは化学調味料無添加ラーメンの草分けの神戸の超有名ラーメン店の創業者であり、いつもすみれで職人起業塾のメンバーやすみれスタッフへの波動セラピーをお願いしている仲間?です。そのオーナーの藤本さんが用意してくれた野趣あふれるジビエテイストの鹿肉ラーメンをご馳走になり(仕事の打ち合わせをする前から)すっかり満足してしまいました。(笑)

古民家DIYリノベーションプロジェクト

おいしい鹿肉ラーメンをご馳走になっておなかいっぱいになった後は、藤本さんのご紹介で新たに丹波で地域活性化のプロジェクトを立ち上げる為に購入する古民家のリノベーションのご相談を受けて現場の調査に向かいました。なかなか立派な古民家で結構なボリュームの工事が必要ですが、我々工務店が工事を全て請け負って施工するのではなく、出来る限り自分たちでDIYをしてリノベーションをしたいとのことで、専門職でなければ施工できない部分だけを私たちがサポートすると言う新しい工事のやり方を一緒に模索させていただきました。そうすれば工事費用を抑えることができる上に、メンテナンスも自分たちでできるようになるし、何より完成した家への愛着が湧くと言うことで非常に良いことだと思っており、プロによるDIY支援はある側面から見れば、工務店の無価値化といっても過言ではありませんが、これも時代の流れだと正面から受け止めて前向きに取り組みたいと思います。とにかく、様々な方から次々とご紹介、ご縁をいただけることに感謝するばかりです。

innovation it’s new combinations

昨日の元祖職人起業塾では、ドラッカーの有名な言葉を引用して、顧客の創造、すなわちイノベーションをどのようにして生み出すかについてディスカッションをしてもらいました。‘innovation is new combinations’と言うシュンペーターの言葉がありますが、それは今更、我々が世の中にこれまでなかった全く新しいものを生み出すなどと言う事はおいそれとできることではなく、しかもあらゆるアイディアは既に(大まか)出尽くしており、これからは既存のアイディアや商品、サービスを掛け合わせることでイノベーションを起こすべきだ。と言う考え方です。

情報収集力がものを言う

既存のものを掛け合わせてイノベーションを起こそうと思うと、世に出ているより多くの素晴らしいアイデアや商品を知ることが肝要になってきます。そして普段通りの日常の中には新しいものはなく、常にアンテナを高く立てて非日常にある最新の情報を収集することが必要になります。また、その情報のソースはインターネット上に転がっている真偽のほども明らかでない薄っぺらい知識等ではなく自分の体験としてリアルに実体を感じて本質的な理解を得ることが必要だと思っています。

本との出会い、人との出会い。

ではどうするか?その問いの答えの1つが読書であり、古の偉人たちが考えたこと、経験したことを感情移入して読み解くことで間接経験として自分の体の中に取り込めると思っています。もう一つは、何といっても外に出かけて見知らぬ世界の人と出会うこと。人との出会いは人生を変えると多くの先達が言われました。また、環境とは付き合う人との関係性である。と言われることもある位、誰と出会い、どのような人と付き合うかは学びを得るとか、成長の機会を与えられる以外にも情報収集という意味合いでも非常に重要なファクターだと思うのです。

遠い世界からの学び。

そんなふうに考えるとイノベーションを起こすヒントは自分で勉強会の主催をして参加者を募ったり、異業種交流会に出かけて行き、狭い業界内でなく、普段何気なく過ごしている日常生活では出会うことがないような人たちと出会い、仲間になって共に活動をする事は非常に意義の深いマーケティング活動の一環と言えると思います。入会してそろそろ1年になる元祖朝会、倫理法人会やリファラルマーケティング(紹介ビジネス)に特化したBNI ドリームチャプター、また毎月すみれ本社で開催している元祖職人起業塾も実は様々な業種の方がたくさん来られる異業種交流の場でもあります。(特に懇親会は、笑)。私の周りにはそんなイノベーションのヒントを得る遠い世界からの学びに繋がるチャンネルがたくさん転がってあります。(笑)
ご興味がある方はどれでも紹介しますのでお気軽にお声掛けください。

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学業で成果を上げる、況んや事業、人生でもと知るべし。

平成30年3月27日晴れ

火曜日は朝活の日。

今日も朝早くから張り切ってポートピアホテルで行われる倫理法人会のモーニングセミナーに出かけました。ホテルにつくといつになく早朝から人が多く、何やらいつもと雰囲気が違います。いつもモーニングセミナーを行っている会場に着いてみると、若い女の子でいっぱい!何事か?と思いましたが、いつもの会場は着付けの部屋が変わっており、女子学生さんが長蛇の列をなしていました。ロビーは晴れ姿の女学生でいっぱい、どうやら神戸大学の卒業式があったようで、夜が明けるのが早くなったのと同時に春の訪れを感じる朝となりました。

灘高の凄さ。

モーニングセミナーの登壇者は日本屈指の進学校である灘高校の教諭であり、阪神大震災以来、仏門に帰依されているという土井先生で、非常に面白くためになるお話を朝から伺うことができました。その灘高校は毎年東大と東大の医学部にそれぞれ20人程度の合格者を排出しており、全国でも最も難関とされる狭き門にずば抜けた成果を出されているとの事。改めてその凄さを知らされることになりました。

在り方を正すと成績が上がる。

その紛れもなく全国でトップレベルの進学校では各クラスの生徒の成績が大まか横並びの均一になるようにクラス編成をしているとの事ですが、毎週朝起きして倫理法人会で学びを続けておられる土井先生は、原理原則、自然の摂理とも言われる倫理法人会での学びをクラスのホームルームや授業に落とし込まれており、事あるごとに自らの姿勢を正す倫理観を生徒たちに植え付けられているとのことです。すると、明らかに土井先生のクラスだけ他のクラスに比べて生徒の成績が10点程度良くなるとの事で、日本トップレベルの進学校で、更にこの差がつくのには驚きです。

第55回【元祖】職人起業塾

夕方からはすみれ本社で毎月開催している無料のマーケティングに特化したグループコーチングである【元祖】職人起業塾の勉強会を行いました。今回も前回に続いて(と言うよりも積み残していた)株式会社デンツの青山さんのビジネスモデルを刷新、再考するホットシートのまとめを行ってからメインテーマ「遠い世界に学ぶ」と題して、異業種から自分が受けたサービスや商品に対して感動したベストプラクティスに学び、自社に取り入れることでイノベーションを起こすには何が必要か?についてのグループコーチングを行いました。

Appleの卓越性。

ちなみに、私がベンチマークするベストプラクティスはApple社でして、iPhoneがすっかり生活に欠かせないものになっただけではなく、PCもMacを使うようになりすっかりかけがえのない存在になっています。それは製品の素晴らしさらしさだけではなく、トラブルがあったときの電話窓口のオペレーターの親切さと丁寧さ、そしてApple Storeに商品を購入に行った際の「楽しい」と言っても過言ではないほど、私自身がかつて経験したことのない素晴らしさを感じた事に他なりません。しかも、最近のニュースでApple社が日本のApple Storeを全部改装してユーザが集い楽しめる場所にリニューアルすると言うニュースを見た時にジェイ・エイブラハムの卓越の戦略をまさに体現しようとしていると感じたからです。

事例→パターン化→概念化→実践

参加者全員のそのような「素晴らしい経験」を発表してもらい、その多くの事例から共通点を見出して(パターン化)概念化し、自社にいかに取り組めばいいかと言うまさにベストプラクティス、ベンチマーキングについて話し合い発表をしてもらいました。そんなディスカッションを経ての回答の1つに、「理念を共有する」と言うものがありました。マーケティング的な思考で言うともう少し踏み込んで理念を共有するためにどのようなアクションプランを立てて、仕組みにし、取り入れて習慣化するかを具体的にしてもらいたい。と言うことで、その案に対して私が提案したのは「職場の教養」を社内で共有することです。

朝起きは成功法則。

ちょうど手元にあった「職場の教養」の一文を読み上げてみると、なるほど確かにと参加者の皆さんも納得されたようで、勉強会終了後には多くの方が余っていた職場の教養を我先にと手に取られ持って帰られました。理念、原理原則、自然の摂理を取り込む習慣が腹に落ちたと言うことだと思います。
奇しくも、朝活のモーニングセミナーの講和の中で、学生たちに挨拶や清掃や整理整頓、人の気持ちになってものを考えるといった原理原則に基づいた倫理観を教えると学業が伸びたと言う話と、事業所であり方を正し、行うべき方向性を定めた経営理念を共有することでイノベーションを起こし、新たな顧客を創造でき、社業の発展につながると言う同じ所に論理が帰結したのは私の中では随分と嬉しくて、まさに「朝起きは繁栄の第一歩」と言う倫理法人会の掲げるスローガンが成功法則なのだと改めて納得した次第です。
ちなみに、その職場の教養は毎月10冊ほど余分がありますので購読したいと言う方はお声掛けいただければ無料で差し上げます。ご希望の方はお気軽に私(高橋)まで。

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感情を焼き付けるプロセス。@一陽来復

平成30年3月26日快晴

インプット、アウトプット、実務

先週は鹿児島での講義、東京でのオープンセミナーのスピーカー、大阪でのUXデザイン概論の受講、昨日は神戸での封切り映画の上映イベントでの舞台挨拶の後、滋賀にて茶の湯のお稽古とアウトプット、インプットてんこ盛りの毎日でした。頭の中はパンパンですが、振り返り、記憶に焼きつけ反芻しながら今日は工場の改修工事の打ち合わせや、耐震補強リフォームのご相談に伺ったり、夕方からはNPO法人兵庫安心リフォーム推進協議会の会議と昼食もとらずに建築実務にどっぷりと浸りきりバランスをとりました。(笑)

反芻して焼き付ける。

インプットは何のためにするかと言うと、もちろん絶対的にアウトプット(発信、行動、変化)のためでしかありません。いくら知識や概念を学んだところでそのまま頭の中に溜め込んだままで外化せず、実際の業務に活用できなければ学びに全く価値はなくなり、結局インプットに使った時間と費用が無駄になるだと思っています。週末に参加したUX概論のセミナーでは、講義終了後に参加者同士が同じテーマのグループに分かれて議論をするアンカンファレンスのワークショップが行われましたが、浅野先生によると、この議論が概論の学びを焼き付ける効果になりセミナーを受けた価値が一気に高まるとの事でした。確かに、、と、実際に参加してみて全くその通りだと実感した次第です。

自分の言葉に置き換えて語る。

10年以上にわたり毎日ブログでアウトプットを繰り返してきた私個人の経験則からすると、インプットとアウトプットの間には自分の中で咀嚼する時間が必要であり、見たり聞いたりしたことをそのまま即、猿真似のように外化したところで大した効果も意味もないと思っています。その観点からすると、ブログを書くのは実はアウトプットではなく自問自答をして自分の事業に照らし合わせる咀嚼する時間を内包しているし(するべきだと)と思っています。そのプロセスを経る事で(猿真似ではなく)自分の言葉で語れる様になるのではないかと。

記憶は感情がセット。

外部から受けた刺激を自分自身の中で噛み砕き、照らし合わせ、焼き付けるのはセミナーや研修や読書などで得られる知識だけではなく、感情が非常に大きなファクターだと思っていて、理解した、覚えた、使い方がわかっただけではなく嬉しかったり悲しかったり、このように思っただとか、モチベーションを上げた、などと言う感情の起伏も同時に焼き付きることで記憶の収納庫に整理しやすくなり、当然、関連した事案に出くわした際に引き出すのも容易になり、学んだ事の再現性、実効性を高めることができるのではないかと思っていて、これは職人起業塾でも導入している記憶術、アクティブブレインセミナーの基本的な技能の一つでもあります。

灰色の感情の記憶。

昨日、ひょんなご縁から映画「一陽来復」の封切り上映イベントで舞台挨拶に登壇させてもらうことになりました。壇上で私が映画の感想を聞かれて語ったのは、映像と出演者の語りを観たり聴いたりして思い出した重苦しく切ない感情とその時のエピソードで、映画プロデューサーの益田さんには「思いのこもったコメントありがとう」と後からfbでコメントをいただきました。それは東日本大震災の際、着工中だった北関東の現場でスタッフと交代して自分が現地に赴いて計画停電と余震の警報が夜ごと鳴り響く中、工事を進めたエピソードで、原発がメルトダウンしていると噂の中での出発(その当時はメルトダウンの発表はされておらず、噂だけだった)はクライアントに義理を果たし、スタッフの代わりに死ぬのなら致し方ないとの覚悟でした。その時の感情を焼き付けているからこそ震災復興の映画を観て記憶の引き出しからすんなりと出てきたような気がします。

表面では分からないことの方が多い

舞台挨拶終えた後、私の紹介の流れで映画のスポンサーになってくれたTOTO社の担当社員さんTさんと「いい映画でしたね」と話していたところに割り込んでこられたおばさんは「何が復興か分からへんし、この映画が何を伝えたかったのかもわからへん」と皮肉な笑いを含めながら捨て台詞の様に言われておりました。映像やナレーションや出演者の言葉といった表面的な部分だけに目を向けると確かにそんな感想になるのかもしれないと思いましたが、しかし、この映画作品で映画監督やプロデューサーが伝えたかった事は直接的に表されているものばかりではなくその奥に隠された感情であり復興に向けて歩んでいる人々の心の強さや悲しみを乗り越えようとする姿勢や、人災だと電力会社を責めるばかりではない捉え方の変化などのリアルな感情であり、それは感情を受け取るのと同時に自分の経験とそれに伴った感情をかき立てて重ね合わせることでしか見えてこないのではないか?と思いました。

それぞれのパラダイムに触れて。

「国からの指示で殺処分に応じたり、避難して牛を餓死させたり、地元を捨てて遠くに行ってしまった人たちもみんな正しい」といった双葉町の牛飼いの人の言葉。

東京電力の人と話す自治会長が「彼らが原因者でわれわれは被害者と言うだけではなく、実は共謀共犯でありパートナーだ。」と穏やかな口調で語った言葉。

「先祖代々わしらは農家だから米を作るしかない。」と販売できない米を作って収穫した米をまた田んぼに敷き詰めた農家の人。

「震災から6年が経ち海は50年若返ってきれいになった、津波も大きな自然のリサイクルシステムの一環だ。」と言われた漁業関係者。

それらの言葉が本当の復興が終わったのを示した訳では無いのは自明の理ですが、どうしようもない現実に向き合いリアルな心情の吐露を映し出しながらも、同時に東北に現在暮らす人たちの笑顔と美しい景色を映し出した映像を見て本当の復興への息遣い、胎動を感じないほうがおかしいのではないかと私自身は感じた次第です。(いちいち反論しませんが、、)

メタファーは探索するもの。

おばさまの「分からなかったわー」という言葉で表面的に見えるモノだけではなくその奥に潜んでいるメタファーを求める、もしくは探索する習慣を持つことでインサイトを見出す事が可能になってくるのではないか、そんな視点を普段から持たないと表面的な言語や映像しか受け取れなくなるのでは?と思った次第で、受け取り方や感じ方は人それぞれではありますし、この映画は「東日本大地震から東北はスッカリ復興しましたよー」という報告でも、根本的な解決が困難で二度と元に戻らない村や街の悲壮感を訴える映画でもありません。しかし、人が悲しみを乗り越えて力強く歩みを進める希望を見せてくれます。おかげで私が6年間抱えて来た灰色の感情の記憶に少し春の緑色が射した気がします。とにかく、私は一見に値する素晴らしい映画だと思いました。只今全国で絶賛公開しています、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

劇場公開情報はこちら→http://lifegoeson-movie.com/screenings

藤原紀香さんのコメントはこちら→https://www.facebook.com/tohoku.movie/videos/1298134203621361/

藤原紀香さんのブログはこちら→https://ameblo.jp/norika-fujiwara628/entry-12355276218.html

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UX概論2018

3月24日晴れ

3年連続3回目のUX概論セミナー

刺激的で実のあった鹿児島から東京への出張を終えて朝早くから新幹線に飛び乗って帰阪。神戸には戻らずにそのまま大阪駅前のグランフロントのYahoo!大阪本社のセミナールームに直行して一昨年、昨年に続き今年もUXデザインの第一人者、浅野智先生によるUX概論のセミナーに参加しました。今年はただオーディエンスとして参加するだけではなく、ひょんな流れで運営のお手伝いをすることになり、開演1時間前に会場に到着して当日の流れの確認や、会場設営を若者たちに混じって行いました。

一言一句、聞き漏らせない。

今回で3年連続3回目となるこの講義、流石にそんなに気合い入れて聴かなくても大まか分かっている事の復習としてリラックスして聴きながら運営側として全体に気を配っていればいいや、と思いながらセミナーのスタートを迎えましたが、いざ始まってみると一瞬たりとも聞き逃せない、目が離せない内容にすぐさま甘い考えを改め運営側としての立場を忘れてしまいそうになるほど聴き入ってしまいました。UX概論というテーマは同じですが前に聴いた同じ話などとは絶対に口にしてはならないレベルのブラッシュアップされた内容に驚いたというのが正直な感想です。

革命は急激に進んでいる。

UX概論、その定義と思想、またそれを学ぶ事の必要性と重要性については以前にもこのブログで繰り返し書き綴っているので、今回は省きますが、3年目にしてこれまでよりも更にUXデザインを学ぶ必要性を感じたのは、「世界はこの1年間で激変した」という浅野先生が自らの足を運び、写真を撮り、感じたリアルな個々の事例から社会全体の流れを抽出して示唆されていたところが大きく、これからの世界はこれまでの延長線上にない。と私自身十分理解しているし、革命とも言われる大きな変化に備えようとあれこれと新たな取り組みも手掛けているつもりですが、世界の変化のスピードはもっと早くこのままではヤバイと更に危機感を募らせたからに他なりません。

以前のブログ→https://shokuninshinkaron.com/?p=8001

取り残される建築業界。

社会の変化に取り残されることは即ち、市場からの退場を意味します。あらゆる業態の中で最も変化に鈍感で、旧態依然のおよそ世間の日々新しくなっていく常識とかけ離れた、悪習とまでは言わないにしても狭く独自の常識を頑なに守り続けている建設業界はこのままでは業界自体が市場からそっぽをむかれてしまい、まったく異業種からの参入業者が業界の地図を書き換える事になるのではないかと冷や汗を書いた次第です。実際、ビジネスの根幹となる集客はアマゾンが本気になると我々は全く歯が立たず、フィーを支払って見込み客を紹介して貰わなければならなくなります。また人の手に頼らなければなければならないと思われている職人仕事についてもAIがその役割を担い、実際にロボットが天井を貼ったり、宮大工でなければできなかった高等技術を駆使して伝統工法による木組みを作れるようになっています。

コモディティー化と文脈の多様化

様々な示唆に富んだ刺激的な浅野先生の講義の中で、私がやはりUXデザインを学ばなければなるまい。と改めて感じたのは、「あらゆる企業のコモディティー化とユーザのニーズの文脈の多様化」です。数年前までゼロエネルギーの認定住宅を毎年神戸で建てているのは私たちだけです!と自慢げに言っていたのが、今ではどこの工務店でもハウスメーカーでもそんなものは当たり前、強みでも何でもありません。また、近年、国の積極的な省エネ、CO2削減の政策もあり一種のトレンドになったと言っても過言でない「高断熱高気密住宅」をうたい文句にして住宅の性能をひけらかし、顧客に暖かさや冷暖房効率の良さを訴えたところで、何の興味も持ってもらえないことなどざらにあります。しかも、これから住宅を取得する層の人たちは私たちとはレベルが違うデジタル化の中で育ってきた人たちばかりです。その新たなユーザ層のニーズ、暮らしに焦点を当てた文脈を汲み取った商品やサービスの開発ができなければ生き残っていけません。今までの建築業界の常識をいくら学んだところでこの大きな変化には対応出来ないと改めて感じた次第です。

不易流行

浅野先生の凄いのは最新の情報のソースがネットに転がってあるニュースなどではなく、ご自身が世界各国に出向き、実際に経験された中で見出した最新の事象を繋ぎ合わせ、文脈を読み取り、リアルな知見にした上で未来へどの様なアプローチをするべきかを炙り出されるところだと思っていて、しかもそれは単に目新しいモノだけではなく、何十年も前に大成功を収めて現代に定着した優れたビジネスモデルの守り続けるべき本質もその文脈と掛け合わせる事で先進性を増す、正に古より変わらないモノと最先端のモノは表裏一体であり、どちらも突き詰めると同じところにたどり着くと言った松尾芭蕉の不易流行の概念に通じるものがあり、UXが思想であり哲学だと言われる言葉のリアリティに満ちた凄みにあります。

アンカンファレンス式ワークショップ

概論のセミナーでは今回も非常に刺激的で濃密な学びの時間を持たせて頂きましたが、もう一つ昨年までと少し違う新しい体験をさせてもらえて喜んだのは、アンカンファレンス方式の参加型ワークショップでした。3時間にも渡って浅野先生から頭がパンパンになる程の講義を受けた後、参加者が全員、セミナーの内容を受けてもっと深く議論したいと思った事を付箋に書き、それを運営をお手伝いしている研究生が6つぐらいのグループにグルーピングして同じテーマを志向した参加者同士でグループディスカッション、その後代表者に発表をしてもらうという流れで、初対面の人同士が活発な議論をたたかわせて、学びの質を深めました。1時間弱のほんの短い時間のworkshopではありましたが、セミナーの本質に迫る様な深い問いを立てられたグループもあり、大きな効果があるのを実感させられました。

チャンス君と龍の前髪

そんなこんなで、私は今年もう一年間、浅野先生に弟子入りして、UXデザイン、サービスデザインを学ぶと共に、今年こそはその思想や哲学を建築実務に落とし込み、建築設計のシーンで実践に役立てる事が出来る様に取り組みを進めたいと思います。まずは今月末の設計部会での社内研修での体験型ワークショップから。現在のところ、全くもって建築とは関係が無いように思われているUXが実は密接な関連があるどころか、建築にこそ顧客の体験を元に、新しい住宅でのまだ見ぬ素晴らしい体験をデザインする思想と技法が必要だという事をなんとか形にして証明したいと思っています。そして、今年は研究生として年間通してセミナーで学びながら、微力ながら運営のお手伝いもさせて頂く予定です。本講座の申し込みも始まりましたので、これからのビジネスモデルに危機感があるぞ、また新しい概念を学ぶことに興味があるぞ。と言う方は一緒に学びませんか?30名限定の募集ですので、すぐに定員になると思いますので、気になった方はお早めにお申し込みされるのをオススメします。チャンス君には前髪しかありませんよ!【募集開始】X デザイン学校大阪分校2018 年度ベーシックコース

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皇居桜レポートと集客の量質転換。

平成30年3月24日 曇りのち晴れのち雨

春のオープンセミナー@東京

東京に来ています。7月からスタート予定の東京では2回目の開催となる【第11期】職人起業塾@東京の入塾説明会を兼ねたオープンセミナーの第一回目の開催日ということで、昨夜鹿児島での講座を終えて前乗りで上京して来ました。せっかくなので、ジョキングシューズを持って来て午前中は久しぶりの皇居ラン。楽しみにしていた桜は3分咲きでした、、(写真は現場からのレポートです、笑)
今日のセミナーは年度末近くということで流石に参加者は少なかったですが、それカバーしてあまりある感じで熱心に私の話に耳を傾けてくださいました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。ご縁に感謝します。
ちなみに、次回の東京開催は4月13日です、ブログの読者の方は特典として無料ご招待しますので是非ご参加ください!→https://www.facebook.com/events/592473491105940/

ポスト平成の歩き方

オープンセミナーということで、職人起業塾の研修事業の内容説明だけではなく、平成の終焉と機を合わしたかの様な消費税増税、人口、世帯数減少と激しい時代、環境の変化に見舞われる建築業界において、「ポスト平成時代」を生き抜くことができる方法論を、こんな時こそ原理原則に回帰して本質的なマネジメントに取り組むべきではありませんか?と、原理原則に沿ったマーケティング理論と日本人が古くから大切にして来た価値観や商売感、在り方を見直すところから顧客との信頼関係の構築が叶う様に実務に取り入れ、現場に落とし込んで見ませんか。という提言を3つのkey wordを軸にして行なっています。

集客の質と量

企業の倒産の原因の95%は売り上げの低下だと言われます。どの様な商売であれ、売り上げとは、顧客数×販売単価×購入頻度の方程式で表されますが、まずはとにかく顧客がいなければ始まりません。「集客」の問題解決はあらゆるビジネスで一番初めに解決すべき重要課題であり、逆に圧倒的な集客力があれば、あとの問題の解決はなんとかなってしまうものだったりします。しかし、これからの日本は世界が未だ嘗て経験した事がない「人口減少」局面に入り、これから圧倒的に世帯数が減り続ける事が決定していると言われています。事業を持続して行くために考えねばならないのは、「集客の量は見込めない」という事です。また、AmazonやGoogle、facebookといった巨大ポータルサイトを所有する企業があらゆるユーザー情報を持ち、集客を自在に操れる様になった今、全ての業態でそれらの(圧倒的な集客力を持つ)グローバル企業に収益を吸い取られる構図が出来上がりつつあります。私達は、ネット上の空中戦ではなく、リアルな人と人のご縁を紡いで質の高い集客を行える状態作りにシフトするべきではないでしょうか?

ネット集客でAmazonに勝てることはない。

そんな「ポスト平成時代」を生き残るために集客の質を変えることで、圧倒的な資本力でプロモーション、販促活動を展開する大手企業と血みどろの戦いをせずに持続継続的に売り上げ、利益を上げる仕組みを構築する事が出来ると思っています。当たり前に過ぎますが、我々中小零細企業が大手企業と同じ土俵で戦っては勝つ見込みはありません。いくら私達が毎日ブログを更新したところでネット集客でAmazonに勝つことはないのです。ならば、私達が目指すべきは大手企業と逆張りの方向性であり、大手企業とは全く違う自社独自のマーケットを作り上げなければならないと思うのです。この春のオープンセミナーではそんな「ポスト平成」に我々スモールビジネスに取り組む建築会社が基本的な概念として持つべき3つのキーワードをご紹介して、その概念を現場実務に落とし込む方法論を職人起業塾の研修内容と共にご紹介させてもらっています。

世界に誇る日本の原則論

そして、世界で最も企業の寿命が長い国は日本であり、世界で最も歴史が古い企業も日本にあります。そんな事実に目を向けると、激しい外部環境にさらされながらも生き残っていく方法論、その要諦は日本古来の商売感にあると思いますし、ドラッカー、スティーブン・R・コヴィー博士、ジェイ・エイブラハムと言った原理原則に基づいたマーケティング、マネジメント論を展開される世界的権威の方々は例外なく日本の文化を研究されておられます。ドラッカー博士はその著書の中で日本人が培って来た価値観、判断基準、原則を世界の規範として通用するものだと書き残されておられます。

日本人がその意思決定過程に活用している原則(the principles)は,一般 に適用できる(generally applicable)ものである。それらの原則こそ効果的な意思決定の核心である」

ピーター・F・ドラッカー

3つのキーワード

私達が置かれているそんな外部環境やこれからの流れを見据えながら、私が生き残りをかけて重要な概念として持つべき3つのkey wordとして挙げているのはどれも古くから日本で大切にされて来た考え方、世界観です。この様な概念を実際の現場に落とし込む方法論、理論構築をわかりやすく説明することで、小難しく思われがちなマーケティング理論が誰にでも取り組めて、仮設と検証ではない、実践した分だけ確実に成果に繋がるアクションプランにつなげる事ができます。春のオープンセミナーはあと2回で終了です。よかったら遊びに来てください!

【不易流行】
情報、IT技術革新と原理原則の融合
現場実務者によるリアルな価値の情報発信

【一期一会】
顧客接点、現場主義、習慣で未来を作る
現場実務者によるコミュニケーション、マネジメント

【三方良し】
在り方で影響力を拡大し集客の質を変える
職人、協力業者との理念の共有と実践

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概念と実践と習慣。NGワードは「高い意識を持ってやります」

平成30年3月22日 神戸雨のち鹿児島晴れ

今日は鹿児島。

【第九期】職人起業塾@鹿児島の第4講の講師として夜明け前、AM4:00に起き出して始発の電車に飛び乗って伊丹空港からの1番便で今話題沸騰?の霧島連山新燃岳近くの鹿児島空港に飛びました。前回の鹿児島(霧島)での講座は新燃岳が噴火した当日で、研修会場のある霧島市牧園集落では火山灰で一面灰色になったとのことでした。(歴史的な瞬間でしたが、私の担当ではありませんでした、、)今回もあまり激しく噴火すると飛行機の発着陸を取り止める可能性があるとのことで、若干の心配をしましたが、今日の新燃岳は何とか大人しくしてくれて無事に講座を終えて明日の東京でのオープンセミナーに備えて飛行機に乗り込むことができました。

立入禁止区域縮小

ま、活火山の爆発など、人智を遥かに超えて我々には到底予測も出来ない大自然の気まぐれのクシャミの様なものなのでしょうが、桜島が身近にある鹿児島の人と違って火山の噴火に慣れていない私にとっては結構ドキドキの体験でした。新燃岳はこのところ小康状態を保っているらしく、今年の夏には新燃岳のすぐ隣に位置する高千穂峰に天の逆鉾を見に行くべく登山の予定をしていることもあり、不安半分、興味半分で鹿児島に向かいました。いざ到着してみると遠くに少し水蒸気が立ち上っているのが見える程度でいつもと変わらぬ風景に少し拍子抜けしてしまいました。夏の登山は大丈夫そうです。笑

LTV

今日の鹿児島でも一日中、グループコーチングのコーチ役で熱く語り、問いかけ続けました。第1講に続き2回目となる今日の私の講義ではマーケティングの最も基本、顧客のLTV(ライフタイムバリュー;顧客生涯価値)を引き受けることで未来の売り上げを創ることができる。と非常に簡単な、しかし、実際に(建築業界では特に)事業で実現している事業者は稀な理論を1日かけて何をやるか?ではなく、実際にどの様にやるか?に焦点を当てて、塾生の皆さんに考えてもらいました。
常日頃からマーケティングとは理論構築だと私は言い続けており、前回の「在り方」を正すことから始めるという入り口からこの講座の目的であり、一見非常に難しそうに思える「未来の売り上げを創る」ところまでの基本的なロジックを丁寧に説明しました。今回の鹿児島講座では20代前半、もしくは未だ未成年の社会経験の浅い若手実務者が多く見られ、彼らの腹に落ちているかをマメに確認しながらの講座となりました。

5つのステップ

ちなみに、LTVに焦点を合わせて未来の売り上げを創る考え方とは、

  1. 在り方を正し、信頼されるべき人物になれる様に欠けてるところは補い、良いところは伸ばす習慣を持つ。
  2. 知識や経験、技術面はもちろん、それ以前に人として認められる様な行動を自らに課す。
  3. ご縁が合った人と良縁になれる様に自社及び自分の強みを磨き、それを顧客接点で発揮する。
  4. ご縁を頂いた顧客に最終的に評価され認められるのは現場での成果とプロセス。施工の精度とコミュニケーションで高い品質を保つ。
  5. 工事終了後も顧客から現場で得た信頼、評価を保つべく接点を持ちニーズを汲み取りご縁を紡ぐ。

以上の概念、ステップをそれぞれの役割に応じてブラッシュアップして各人が実践にて裏打ちしていくことのみです。非常にシンプルですが、これを社内の仕組み、ルールとして具体化し、全員が同じ方向を目指して取り組むのはそんなに容易いことではありません。鹿児島での職人起業塾では経営者からベテラン大工、屋根職人、新卒ほやほやの若手大工見習いや施工管理見習いまで幅広い職種、年齢層の塾生が集まっており、全員に自分の立場、役割に合わせて上述のステップについてどの様に行うかを問い、発表してもらいながらあやふやな部分を研ぎ直していきました。

概念と実践

そんな研修を進めていく上で冒頭に大好きな出光佐三氏が残された2つの言葉を紹介しました。それは、

概念なくして動き回るのは「行動バカ」

概念を実践で裏打ちしてこそ知恵、哲学が生まれる

By 出光佐三

という至言で、学ぶことに価値はなく、行動、実践してこそ学びに価値が生まれる。「まずは行動に移してなんぼやで」と私が繰り返し言い続けているのと同時に、実践の前に概念を座学で学ぶ意味を非常に分かり易く言い表してくれていると思っていて、意味も意図も無く、ただ単に闇雲に行動することの馬鹿らしさ、方向性を持たずに、行き当たりばったりにまずはやってみる、という価値を生み出さない無駄な動きを制して、研修に参加してじっくりと概念を理解し、腹に落として行く先、戦略を定めた上で理論、概念に沿って戦略立てて実践を積み重ねる重要さを繰り返し熱く説きました。

役割を広げる。

入社間もない大工見習いの若者や屋根職人さんの意見をざっくりまとめてみるとこんな感じ、

  1. お客様や職人さん、近隣の方にに対して元気よく気持ちのこもった挨拶をする習慣から始めます。
  2. 現場で教わった新しい知識はノートにとり復習、また同じ工程になったら前回の工程を予習して作業のシュミレーションを念入りに行ってから現場に出向く。
  3. 施行中にお客さんのイメージ通りに進んでいるか問いかけ、棟梁に工程の確認を自ら行なって清掃や養生などの準備を行う。
  4. 1日も早く仕事を覚えられる様に予習、復習を絶やさない。
  5. 雨の仕事の手が空いた時に以前の顧客を訪問してその後の様子を聞いてみる

上述の概念を自分ができる範囲、もしくはそれを自ら広げて実践に結びつけ、事業の目的の達成に向けて成長することに皆さん積極的にコミットされていたのが非常に印象的でした。この高い意識を維持して毎日の業務に取り組めばそれは目覚しい成長をされると思います。そして、この研修では「意識を持って」という言葉は禁句になっており、長い期間に渡って意識を持ち続けることなど出来る者はまずおらん、意識を持ってやるのはいつ、何を、どの様にやるかが肝心で、習慣に落とし込みなさいと厳しく問い詰めます。(笑)
19歳、施工管理見習いの若者は毎朝6時に出社して施工管理の資格試験の勉強をこの1ヶ月欠かさずに行なってきたとのことでしたが、明日から更に30分早く出社して勉強のスピードを上げると言ってましたが、この習慣が定着すれば「高い意識を持って」なんていうあやふやな言葉など使う必要は無くなります。第2回目となる鹿児島での職人起業塾、まだ始まったばかりですが行く末が非常に楽しみです。第九期生の皆さん、第2領域への時間の投資、頑張ってください!

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一陽来復

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職人よ、必ずやってくる未来に目を向けろ。

平成30年3月21日 春分 雨のち曇り

荒天の春分

季節はすっかり春になったはずなのに、神戸では冷たい雨と風が続きます。なんと、関東以北では大雪が降る可能性があるとのことで、春到来とはなかなか言えないような春分の日になりました。水曜日と言うことですみれ事務所は定休日。祭日も重なりめっきりと静かな事務所で午前中はデスクワークにしっぽりと集中して、このブログとどのように両立するかで悩み続けているメールマガジンの設定に時間を割いてみました。昨年まで1年間、建築業界専門誌の新建ハウジングプラスワンで連載していた「実践型マーケティングマネジメント」の連載をリライトして12回に渡って配信する設定を組みました。メルマガに登録頂いている方は楽しみにして頂ければと思います。情報が氾濫する今の世の中では、私たちの配信した情報など一瞬にして流れ去ってしまいます。伝えたいことはしつこい位に発信を積み重ね、熱く語り続けることが重要だと思っていて、やったつもり、言ったつもりの自己満足に陥らないようにオウンドメディアのブラッシュアップを重ねたいと思っています。その無料メルマガの登録はこちら→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

若手経営者の脳梗塞。

昼からはご近所の飲食店経営者さんのご自宅のリフォーム相談に少し立ち寄ってから、しあわせの村の神戸リハビリテーション病院へ、私より10歳も年下なのに脳梗塞で倒れて入院中の後輩経営者Hくんのお見舞いに行きました。来月には待望の第一子が誕生する予定にもかかわらず、大病を患ってしまったその心中は如何ほどか、と察しつつ、なかなか厳しい状況なのかと思いながら面会に行きましたが、発症してから病院に担ぎ込まれるのが早かったのが功を奏したしたのか思っていたよりも後遺症は見られず、元気そうにしていたのが何よりでした。早ければ今月末にも退院して現場復帰されるとの事、このまま順調にリハビリを続けられ、1日も早い回復をされるのを祈りたいと思います。
昨年も同級生が脳梗塞で倒れたという便りがありましたが、私もそんな年齢になってきたのだと、自分自身がいつ同じような状態になるか分からないのを改めて認識した次第です。ま、とにかく元気そうで何よりでした。

彼岸の報告と決意と問い

病院を後にして、向かったのはお彼岸と言うことでそのまま鵯越墓苑でのお墓参り。いつも通り、お義母さんと若くして逝った幼なじみの友の墓前に手を合わせ、近況の報告とこれからの決意、そして「俺の進んでいる道はこれでいいのか、間違っていないのか?」といつものように問いかけました。問いに対する答えはおいおいと天から返してくれるのだと思います。今日は特に、お義母さんに、この春から娘が大学に進学することになり、最低限の親としての責任は果たせたように思います。と報告し、心配しながらもいつも応援してくれていたことへの感謝を胸の中でつぶやきました。親らしいことは何一つした覚えはありませんし、(センター試験受験のことを知らなかった事件などもあり、涙)大学に進学が決まったからといって大したこともしてないし、盛り上がっている訳でもありませんが、それでも親として感慨深いものはやっぱりあるものです。(苦笑)

焦燥感に駆られた思い出

正直に言うと、18年前に娘が生まれたとき、私は起業したてで10年後どころか半年先の行く末も見えていないまま、暗中模索の真っ只中で不安に駆られながら、ただ闇雲に昼も夜も休みもなく働き続けていました。娘を立派に大学進学まで育てれる自信などカケラもなく、焦る気持ちを抱えながら、どうしたらいいものかと悩み苦しんでいた時期でもあります。それから20年近く事業を続けて来れて、なんとか娘を大学に入学させるところまで来れたのは当時、全くの徒手空拳、何も持っていなかった私からすると、ある意味奇跡的に凄いことで、スタッフやお客様、そして進んでいく道を示してくれた数多くの先輩方に感謝するばかりです。到底自分の力でここまで来れたとは思えません。

とにかく体が資本。

そんな自分自身の昔のことを思い出しながら、お見舞いに行ったH君の(元気そうに笑いを振りまいてはおりましたが)これから待望の新しい家族が増えることに伴う人生に対するプレッシャーの大きさを鑑みてしまいました。本人は「楽天主義ですから。」と笑い飛ばしておりましたし、幅広いスキルと豊富な経験を持っておられるので、現場でバリバリ作業が出来なくても何の問題も無いし、家族を立派に守っていかれると思いますが、それでも建築業界の実務者、特に一人親方や中小零細企業の経営者は何と言っても身体が資本。何をさて置いても最重要事項は健康管理です。私は若くして肝臓を壊して医師に50歳までに肝硬変か肝臓癌で死ぬと勧告されていたこともあり、子供が出来たと聞いた時、それを思い出して大いに焦り、限られた時間内で何とかせなあかん、と家庭を顧みずに働き詰ることになってしまい家族との時間を持てなくなってしまいましたが、そんなことにはなってもらいたく無いと思い、手伝えることがあれば最大限のサポートをすると申し上げてきました。

目の悪い大工は使い物にならない。

「失って初めてわかる健康の大事さ、有り難さ」と昔からよく言われますが、特に建築業界の現場で働く者にとってはその言葉は重く、様々な重責を背負っている以上、決して目を背けてはならない事だと思っています。不摂生、暴飲暴食、飲酒や喫煙などから病気になることを防ぐ様に気を配らねばならないのももちろんですが、同時に加齢と共に生産性が落ちたり、作業の精度を維持できなくなることも確実にやってくることにも留意すべきです。私も50歳になる前から一気に老眼が進み、今では文庫本を読む際にはメガネが欠かせなくなっており、今でも現場に出るのは嫌いではないのですが大工として細かな造作はもう出来ないと腹を括りました。それは、目が悪くなり、集中力が途切れていい加減な仕事をする様になった腕のいい立派だった大工さんをたくさん見てきたからで、職人は身体が衰える事を念頭に置いて、現場作業以外でも稼げるスキルを身につけておかねばならないと思っています。

職人は作業+@のスキルを身につけるべき。

そんな思いから始めたのが社内研修として始めた職人起業塾であり、私が現在全国で研修事業を行なっているスタートのきっかけです。職人や現場施工管理者は現場の収まりを把握できるスキルを持った上でコミュニケーション力や人間力を身につけて、現場全体の監理や顧客の窓口をできる様になれば、たとえ現場で作業をしなくても(できなくなっても)活躍できる場はいくらでもあると思いますし、だからこそ身体が動き、現場でバリバリ働けるうちに勉強に励み、現場作業以外の実力をつけてもらいたいと思うのです。

そんなこんなで、職人などの実務者が未来に希望を持ち、将来を標榜できる業界になる事を願ってこれからも職人起業塾の研修事業を通して現場実務者のサポートをしたいと思っています。

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一陽来復

一陽来復

「天を衝く」高橋克彦の世界への憧憬。

平成30年3月20日雨

 

東北とのご縁。

昨日に引き続き神戸は今日も朝から雨、寒い日が続いています。今朝は火曜日と言うことで、朝活の日、朝早くから起き出してモーニングセミナーに参加して姿勢を正して気合を入れてから出社しました。明日は春分の日というのに、本格的に暖かくなってもらいたいものです。。
話は変わって、、現在、縁あって職人起業塾6ヶ月研修を仙台での開講のオファーをいただいて受講生を募集しています。私も今月、来月はオープンセミナーと受講説明会のスピーカーとして仙台に通っているのですが、偶然、私がこのところ熱心に読んでいる小説は東北地方が舞台の時代小説になっておりまして、高橋克彦さんの作品にどっぷりと浸かり込んでおります。現在読んでいるのは、同氏の陸奥三部作の最も長編小説である「炎立つ」で、全5巻の文庫本に毎夜、ドキドキワクワクしながら波乱万丈の古に生きた武士の人生を間接体験とすべく取り組んでいます。

 

東北のヒーロー

少し前に読書家のO社長が「号泣した。」と書評を述べられていた「火怨」なる作品を読んで、私も甚く感動すると共に男泣きに泣いたこともあり、東北三部作すべての読了に取り組み始め、先日2作目となる「天を衝く」を読み終えました。これも非常におっさん向きの、男心をくすぐる素晴らしい作品で、興奮冷めやらぬうちにここで作品の紹介をしておきたいと思います。これまで司馬遼太郎や山岡荘八などの歴史小説は数多く読んできましたが、東北を主な舞台とした物語は1つも読んでおらず、「北の鬼」と言われ、豊臣秀吉に喧嘩を売った男として東北地方では非常に有名な九戸政実の事は全く知りませんでした。ちなみに、先日仙台でこの話題を振ってみると青森の経営者のY社長は東北の英雄として当然の様にご存知でした。やはり、陸奥のヒーローなんですね。ちなみに、以前、仙台のTOTOショールームに講演に行った際、「火怨」の主人公、阿弖流為の話題を振ったところ誰も知らなかったのですが、九戸政実の方が時代も近いからか知る人は多い様です。

 

「天を衝く」

日本の歴史で最もドラマティックな戦国時代、織田信長、豊臣秀吉が天下統一を成した時代の物語はこれまでなんども読んだり観たりしていますが、天下統一は北条氏を小田原城で降伏させて終結したものだとばかり思っておりました。この「天を衝く」を読んで初めてその後、10万もの大軍で奥羽仕置が行われ、これにより天下統一が成し遂げられたと言う史実があったと知り、豊臣秀吉に最後まで堂々と戦いを挑んだ九戸党の叛乱は(聞いたことがあったのかもしれませんが、)日本の歴史の表舞台には出て来ていない、しかしとても大きな出来事だと思いました。ちなみに、百科事典には史実としてこんな記事になっています。

九戸政実の乱 平凡社世界大百科事典より

16世紀末陸奥国に起きた争乱。1591年(天正19)3月、三戸城主南部信直の一族九戸政実が櫛引清長らとともに反した。上洛した信直の報告に接した豊臣秀吉は、豊臣秀次・徳川家康を総大将、浅野長政を軍監として蒲生氏郷・伊達政宗・石田三成以下を派遣した。奥羽諸軍を加え6万ともいう大軍に包囲された政実は、誘降の謀計にかかり9月4日降伏したが、城兵5000はなで斬りにされ、政実らは護送の途中斬罪とされた。これより先1580年南部晴政の跡を信直が継いで以来,信直と政実は緊張関係にあった。前年の〈奥羽仕置〉の秀吉朱印状に記された、信直の宗主権公認、検地と領内諸城破却、家中妻子の三戸集住のことが推進されるなかで、政実は挙兵に踏みきったが、信直はこれを天下秀吉への反乱として中央軍の手で鎮圧する道をとったのである。この乱を最後に〈奥羽仕置〉反対の一揆・反乱の動きは鎮静させられた。                     小林 清治

天を衝く
天を衝く

商品の説明

内容紹介

天下人に喧嘩を売る男たちの最期の戦場。目前に迫る10万の豊臣秀吉軍。日本中がひれ伏した敵に、わずか5000の兵で九戸政実(くのへまさざね)は喧嘩を売った。策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは――。『炎立つ』『火怨』からつづく、陸奥(みちのく)の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「3部作」が、万感の最終幕を迎える。(講談社文庫)

内容(「BOOK」データベースより)

目前に迫る十万の豊臣秀吉軍。日本中がひれ伏した敵に、わずか五千の兵で九戸政実は喧嘩を売った。策を尽くし、鍛えた武力で敵を翻弄する九戸党。誇りをかけた最期の戦いを待ち受けていたのは―。『炎立つ』『火怨』からつづく、陸奥の男たちの熱き魂を描いた歴史巨編「三部作」が、万感の最終幕を迎える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高橋/克彦
1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒。’83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、’86年『総門谷』で吉川英治文学新人賞、’87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、’92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出典:Amazon

 

武家の棟梁と蝦夷の深い関係

徳川家康が天下を取って江戸に幕府を置くまでは、飛鳥時代から豊臣秀吉の時代まで殆どが京都、奈良、大阪、兵庫と近畿圏が日本の政治の中心であり、武家政治の始まりである鎌倉幕府を開いた源頼朝が朝廷から任じられたのは征夷大将軍と言う名の通り元々蝦夷を征伐する武士の長のことでした。源頼朝は「火怨」の主人公、阿弖流為を降して勇名を馳せた坂上田村麻呂が武家の棟梁の吉例と言う事で朝廷から征夷大将軍と言う官名を任じられたとのことです。今でこそ新幹線や飛行機があり便利に行き来が出来る様になりましたが、その当時はまさに辺境の地であり、日本であって日本でない独立した国として認識されていた蝦夷と言う地域性が生み出した中央の権力者から繰り返された侵攻と最終的には飲み込まれ、統治に組み込まれてしまうと言う抗えない運命を辿るこの「天を衝く」の物語は、室町時代の阿弖流為が主役となった「火焔」と同じパターンであり、阿弖流為が自分の首を田村麻呂に差し出して蝦夷を救った様に安土桃山時代の九戸政実も己を殺し、大局を見据えて南部藩を残しながら非業の最期を遂げる物語は、人の一生の価値とは何か、命の価値をどう見出すのかと言う大命題を与えられた様で、胸を強く揺さぶられるものがありました。

 

勝てない敵に向かっていく生き様への憧れ

天下を手中に収めた豊臣秀吉に勝てない事を前提にしつつも一撃を食らわし、南部武士の尊厳を守ろうとして叛乱を起こした九戸党、九戸政実の生き様、死に様を読み終えて、私が考えたのは、その当時と全く違う平和ボケしてしまう様な時代に生きる私が絶対に勝てない相手に向かって戦いを挑み、飲み込まれる事を承知で人生を賭ける様な(男の子としては)憧れるを通り越して痺れる生き方って出来るのか?って事です。一度きりの人生、そして誰もが必ず死を迎えるのを考えると九戸政実の様に出来るだけ価値のある生き様=死に様を迎えたいものですし、巨大な敵に向き合い、後世のために種を植えることに自分の命を惜しみなく使うことに対して私達昭和生まれのオッサンは敏感に胸を震わせて感動する訳で、出来れば自分もそんな風に生きたいし、死にたいと本気で思ってしまします。今からでも遅くは無いんじゃないか?なんて。笑

 

現代の九戸党を目指すも腰砕け、、

そんな訳で、どう抗っても飲み込まれる程の巨大な敵ってのは何か?と考えてすぐに思い浮かんだのはGoogleとAmazonです。情報革命が本格的に進む現代、巨大資本、グロバリゼーション、ポータルを兼ね備えて持つ企業への産業、資本の寡占化はこれから急激に、しかもどこまでも進むのではないかと思っていて、このままでは町の本屋さんが全て無くなるどころか私達建築業を含めた全ての事業所が行う集客、販売、サービスは巨大ネット企業にフィーを払って商売しなければいけなくなりますのではないかと思ってしまいます。。ちなみに、私は戦いという程ではありませんが「焼け石に水やし、あんまり意味ないやろなー、」なんて思いながらも本は近所の地元書店で購入しよう!と脱Amazon運動を推奨してコツコツとミクロな抵抗をやってます。しかし、Googleの便利さには全く抗う事ができず、自社のクラウド活用もMicrosoftの365をやめて全てGoogleの無料サービスに乗り換えようとしてしまっているのが現状で、立ち向かうどころかゴキブリホイホイに入っていくゴキブリの如く、Googleの無料サービスの虜になってしまいつつあります。。
このままではやっぱりどうかと思うので、陸奥三部作の最後、「炎立つ」を読みながら考えてみたいと思います。読了したらまた、まとめた考えをここに書くことにします。

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◆東京、大阪、福岡、鹿児島と全国で開催している厚生労働大臣認定の現場実務者向け実践型研修「職人起業塾」の15回コースの総論のオープンセミナーと入塾説明会を東京と仙台で開催します。(助成金を活用しての職人、施工管理等の戦力化、現場品質向上を図るサポートの説明も有り。)

◆オープンセミナーでは書籍『職人起業塾』の増刷記念として最新のマーケティング情報、職人的マーケティング総論と共に『ポスト平成の歩き方』と題した消費税増税後の荒波を乗り越える力を身につける原理原則に沿ったマネジメントへの提言を行います。

◆入塾説明会では「企業は人なり、建築は現場なり」を合言葉に現場実務者にマーケティングの基礎理論を理解してもらいコミュニケーション力、人間力、問題解決力の向上で顧客接点である『現場』で圧倒的な信頼を得ることによって自社独自のマーケットを作り上げ、競合他社と血みどろの戦いをせずに持続的な受注を重ねられる様に「信頼関係に基づいた集客チャンネル」を作り上げるプランを立案、実践、検証を繰り返して、それぞれの会社に応じたマーケティングプランの仕組を作り上げる具体的な研修内容の説明をします。

◆IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。
詳細、申し込みはこちら→https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/

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職人的マーケティングへの入り口:一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイト

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定義と置換と比喩。

平成30年3月19日 雨

ケツの穴を締めたら早速成果が出た。

月曜日には珍しく、今日はいつもお世話になっている商社さん主催の関西一円の工務店、リフォーム会社、住宅機器メーカーを巻き込んでの大々的なゴルフコンペに参加。あいにくの雨に降られはしましたが、ケツの穴を締める新打法にも少しずつ慣れてきて、シーズン二戦目で90台のスコアで上がるべく昼まではいい調子だったのが、昼からガタガタ。なかなか思い通りになりませんが、課題(パター!)も明確になったということで確かな手応えはありました。ゴルフ(の様な所詮遊び)であってもあれこれと思考を巡らし、思索を深める事で成果に結びついたり、違うステージに進めたりするものだと、「考える事」の重要さを改めて感じたラウンドになりました。とにかく、一日、心易い同業の経営者さん達と仕事の情報交換などもしながら楽しくラウンドさせて頂き楽しい時間を過ごすことが出来ました。D松さん、いつもありがとうございます。

マーケティングとは理論構築。

「人間は考える葦である」と古の偉人、パスカルは言われました。上述のゴルフの話ではないですが、考える事の重要さは今更、言及に及びませんが、考え方(方法論)はその入り口としてとても重要だと思っていて、ロジックツリーをイメージしながらのロジカルシンキングや、パターンを決めて思考を巡らすフレームワーク的な思考方法を学ぶ事で「考える」ことへのハードルが下がると言うか、考えを行動に転換しやすくなると思っています。私が主催する塾ではマーケティングとはすなわち理論構築であると繰り返し言い続けています。そこでのカリキュラムはある意味、その理論を組み立てるフレームを提供していると言っても過言ではありません。そして、まず1番初めにとても大事だと思っているのは、概念や観念を表す言葉の定義を明らかにすることであり、一般的な定義とともに自分の体験を下にした自分独自の定義付けの両方を行うことを毎回お勧めしています。

事業所の定義付け=企業ドメインの明確化

マーケティング=売り込みをしなくても顧客が次々とやって来て自然に利益が上がる仕組み=自社独自のマーケットの構築の方法論=顧客からの信頼獲得と囲い込みの理論構築。と言った様に「マーケティング」と言う誰でも知っているありきたりのよく聞く言葉でも本来の定義を再度見直す、それが自分もしくは自社にとってどのような意味を持っているのかを考える事で行うべきことが明確になります。これがあらゆる事業の最も根本に位置する基本ではないかと思うのです。上記の様にマーケティングを理論構築とするならば、まず初めに定義すべきは「自社」についてであり、企業ドメインを明確にするところから全ては始まると思っています。わかりやすく言うと、事業の目的=「理念を体現すること」を事業所が存在する理由、もしくは定義として確立することからあらゆる商品やサービスの開発や取り組みが始まるのではないかと思うのです。

企業理念のNGワード

実は、この週末に開催されるXデザイン学校大阪分校の説明会を兼ねた公開講座、UX概論セミナーの運営のお手伝いをすることになっておりまして、主催される浅野先生からのご紹介でご縁をいただいた近畿大学の山縣先生が少し前にFacebookでシェアされていた記事が非常に気になって何度も読み返しました。そこに書いてあったのは以前からモヤモヤと感じていながら、私が長年見逃していたことだったのです。その記事はこちら→企業理念で使ってはいけない5つの言葉
以下、そのNGワードを一部抜粋させて頂きます。

1.倫理的(または誠実)

どんな企業も、倫理と誠実さを持って運営すべきである。この概念を基本理念の1つに掲げると、なぜそれにわざわざ言及しなければならないのか、という疑問を招くことになる。

2.チームワーク(または協働)

社員に協力を促す必要があってはならない。力を合わせることは常識だからだ。協働がなされていないのだとすれば、基本理念にそれを含めることは解決策ではない(解決策は、組織設計、研修、プロセスの改善、新たな共通の指標や業績基準などである)。

3.オーセンティック(自己の信念に忠実であること)

オーセンティックであろうとする意志は、主張すべきことではなく、ただオーセンティックであらねばならない。また、リーダーが自己の信念に忠実な言動を実際にしていれば、組織もそのようになるはずだ。

4.楽しさ

楽しさを重んじる企業だと標榜したら、むしろ頑張りすぎているように映ってしまう。まるで自分はクールだと主張する10代の若者のようで、実際にはそうでないがゆえに、口で言わなくてはならないのだろう。

5.顧客本位(または顧客中心)

これも同様で、どんな企業であれ顧客およびその欲求とニーズに沿っていなくてはならない。顧客とのユニークな関わり方を説明する基本理念を掲げるほうが、はるかに差別化を図れて意義深い。

今日のビジネス環境で競争力を持ちたい企業にとって、上記5つの概念は最低条件にすぎず、自社の特徴や独自の価値を示せてもいない。
出典:ハーバード ビジネスレビュー

上っ面の経営理念は上っ面を滑る事業を作る。

随分と耳の痛い辛辣なNGワードが並びましたが、必要最低条件の概念を理念に掲げるのは確かにどうかと思いますし、上っ面を滑っていると指摘されては反論に苦しみます。とにかくマーケティングの理論構築の根幹とも言える企業理念が上っ面を滑るものであっては事業自体が本質から外れて上滑りしかねません。経営理念で使ってはいけないNGワードの縛りは私がまさにずっと引っかかっていた部分であり、改善すべきだと思っていたピンポイントをつかれた気分になりました。すみれの経営理念にこれらのワードは入っておりませんが、この記事を読んでから自社の経営理念にある「地域社会への貢献」と言う文言を再定義、もしくは置き換える必要があるのでは、と考えてしまいました。

すみれ建築工房経営理念『モノづくりの本質、作り手を守り育て、地域社会に貢献する。』

すみれ建築工房経営理念
すみれ建築工房経営理念

置換から比喩へ。

実は、「地域社会に貢献する」の「地域」と言う文言の定義は社内では繰り返し毎回共有しています。地域社会と言うぼんやりした文言は身近なからところから順番にその輪を広げていく。と社内では定義をしており、社員、取引業者、お客様、それらへ建築業を通して貢献を積み重ねていく事で集大成として地域に貢献することが叶うと言い続けてきました。しかし、経営理念と言うフレームを見たときに口頭での補足が必要なものは形として不完全極まりないということで、その部分の定義の見直しと置換えをこの所ずっと考えています。しかし、なかなかこれ!と思えるスッキリとした言葉が見つかっておりません。「ご縁を頂いた全ての人」あたりが良さそうな気がしますが、残念ながらこれもありきたりと言えばありきたり。理論を踏まえた比喩が最も人の心に届きやすいことを考えて、そもそもそんなに長い経営理念ではありませんが、ザッポスの理念「サービスを通じて、WOW(驚嘆)を届けよう」やGoogleの信念「“素晴らしい”では足りない」のような一言で表せて、メタファーを感じられるような言葉に置き換えられるようにスタッフの意見も聞きながらもう少し根気よく探ってみたいと思います。とにかく、このような考えをめぐらせるきっかけをいただけるありがたいご縁に心から感謝します。

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一陽来復

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ベストプラクティス&ベンチマーク

平成30年3月17日快晴

春が来た。

冷たい雨が降り風が吹き荒んだ昨日から一転、今日は暖かい春の日和に戻りました。昼から店舗の改装工事の契約にお客様先に出かけるときの車の窓はフルオープン。麗らかな春の香りを嗅ぎながら自然と気分も明るくなりました。このまま暖かい日が続いてくれれば、と思います。

螺旋的成長。

建築屋としての実務を行いながら、毎週の出張と頻繁に催される各団体の会合に顔を出す毎日を送る中で、なかなかゆっくりとデスクに座ってPCに向かう時間がありませんが、移動時間をフル活用、すきま時間をつなぎ合わせながらコツコツと毎日のブログを書いたり、毎月すみれ本社で開催している無料のマーケティング勉強会【元祖】職人起業塾のコンテンツを作っています。もう6年目を迎えているこの勉強会、1年間通してのカリキュラムは同じですが、ヘーゲルの弁証法よろしく同じところを回っているようでも毎年切り口を変えたり、視点を新たにしたりとブラッシュアップを積み重ねておりまして、実はそれが自分自身にとっても非常に効果的な学びになっていると実感しています。

共に学ぶ仲間がいてこそ。

その内容を毎月数回に渡ってFacebookの非公開グループのページやメールマガジンで配信して全国300人以上の人たちと共有している事は、研修事業を行っている者として陳腐化を防ぐ唯一無二の方法論ではないかと思っており、自分自身で研修会のスライドを作りながら新たな気付きを得たり、アイデアが閃いたりすることが少なくありません。2年前と同じセミナーを受けても「以前と全く変わっている、時代と共に進化してますね」と言って頂ける元でもあり、共に学んでいる多くの仲間がいることに心から感謝するばかりです。
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問いを立てる習慣。

3月度の【元祖】職人起業塾の勉強会のテーマは「遠い世界に学ぶ」と言うお題目で、ベストプラクティスとベンチマークをもう一度見直し、そこから得られる概念に基づきながら、自分自身がサービスを受けた側としての体験で感動したこと、素晴らしいと感じた事を参考にまったくの異業種から自社に取り入れるべきもの何かを考えてもらうようにしました。そして、勉強会に参加する塾生さん達に、考えてみてください。と問い掛けるには、当然のごとく自分に対しても同じ問いをを立てる訳で、私も久しぶりに(もちろん、自分自身の体験を元にして)ベストプラクティスとベンチマークについて思いを馳せてみました。この様に勉強会の設問を考えることで自分自身に対する問いを立てる良い習慣になっています。(笑)

https://images.apple.com/media/jp/iphone-x/2017/01df5b43-28e4-4848-bf20-490c34a926a7/films/feature/iphone-x-feature-jp-20170912_1920x1080h.mp4
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ベストプラクティス&ベンチマーク

私がまず頭に思い浮かんだのは、今の生活に片時たりとも欠かすことができなくなってしまったiPhoneです。初めて手にした時にはその斬新さに随分と感動したものですが、今なお新たな使い方やコンテンツが付加され続け、昨日のブログに書いた楽天マガジンのアプリなど驚きと未だに感動は止まることがありません。私がベンチマークしたいと思ったのは、商品開発の素晴らしさはさておき、ユーザーに対するアフターフォローの素晴らしさです。Apple Storeでのフレンドリーなスタッフによる親切心に溢れた応対は、店舗がいつも混み合って時間がかかる事のリスクを凌駕してあまりありますし、リアル店舗に足を運ばなくても電話での対応や、オンライン上のサポートサービスも驚くばかりの高い品質を保たれており非常に充実しています。

卓越の戦略の具現化。

私は以前から研修会などで登壇した際、ジェイエイブラハムが提唱した卓越の戦略を具現化した企業、商品としてApple社のiPhoneをよく紹介しますが、その理由は商品の素晴らしさだけではなく、iPhoneを使うユーザの体験を詳細にイメージ、シュミレーションして万全のサポート体制を整え、絶対的な顧客満足、かけがえのない存在になることに注力しているからに他なりません。私自身、困ったときに完璧な対応をしてもらう事で、かけがえのない存在になっていくのだと自分自身がユーザーとしての体験から常日頃から感じている次第で、私たち建築業者が学ぶべき非常に重要な取り組みであり、あり方だと思うのです。

自社の問題解決に取り入れる。

そんなことを思いながら、昨日の社員大工を集めた工務部のミーティングで、全顧客向けの無料巡回メンテナンスサービスの精度を上げてお客様に感謝されるような訪問を行えるようにとスキームの刷新と全員がメンテナンス提案のレベルを上げれるように研修を受ける計画を立ててもらいました。何をやるかではなくどうやるか。常にもう一段高いクオリティーを求め続けることで陳腐化を防ぐとともに顧客にとって本当にかけがえのない存在に自分たちがなれるように努力を積み重ねばならないと言い続けています。施工会社として工事品質は非常に重要ですが、あくまでも建築工事は手段であり、暮らしてからの心地よい顧客体験を作ることが私たちの目的なのです。

卓越が持続可能な自立循環型モデルを作る。

「卓越の戦略」とは、顧客にとってかけがえのない存在になること。そのためにはあり方を正し、相手の立場に立って物事を考え、大きな価値を認めてもらえるように精度を上げることが欠かせません。そして、我々は住宅や店舗を作るだけではなくて、そこでの生活、ご商売、暮らしを通した素晴らしい体験を提供しなければなりません。おこがましくも世界ナンバーワン企業であるApple社をベンチマークしてみましたが、同社に追いつくには途方もなく遠く果てしない道のりです。ただ、マーケティングはセグメントとセットとの原則に基づいて、まずは狭い神戸の中で卓越性を発揮できる建築会社にスタッフと共に成長したいと思っています。そして、その先にこそ地域に必要とされ、持続可能な企業として存続を許される事業所になる道があると考えています。理想を追わずして成長なし。すみれスタッフのみんな、気張っていこうぜ!

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