バルヴェニー、カバランを売る。@台中

2月6日 台北は雨、台中は晴れ

今日は一年以上通っている台湾ですが、初めて台北を離れ台中へ。

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新幹線で約1時間移動して台中駅についてみると、なんと晴れていました。

生まれて初めての台中は天気に歓迎されて、何となくいい印象を持つことになりました、

 

さて、お題目は一仕事終えてからブラブラと市街地を散策していた時に偶然見かけて入ってみたウイスキーメーカーの大々的なキャンペーンイベントで感じた事。

キャンペーンテント
キャンペーンテント

中では、ウイスキーメーカーが如何に原材料の生産、管理から蒸留所の設備、樽を作る木材まで拘っているかをスタンプラリー形式で説明を聞き、体験して最後にほんの一口試飲をするというキャンペーンイベントが行なわれていました。

THE BALVEVIEのイベントブース
THE BALVEVIEのイベントブース

バルヴェニーのサイト=http://jp.thebalvenie.com

こんな事までやりました、(笑)

小麦を撹拌するアクティビティ?
小麦を撹拌するアクティビティ?
ふと思い出したのは、つい先日送られて来ていたジェイエイブラハムジャパンからのメルマガの記事。
「最良のマーケティングは教育だ。」というジョブズの言葉と共に以下の文章が書かれてありました。以下、拝借して転載させて頂きます。
1920年代初頭、
10社ほどのビール会社がしのぎを削っていました。
業界8位だったシュルツビールは
あることをすることによって、
わずか半年で業界首位になったのです。
彼らがしたこととは、一体何か?
それは、
「ビールの製造工程を事細かく消費者に伝えた。」だけです。
当初、シュルツビールの経営陣は、
「こんな製造工程はどのビール会社もやってることだから、
 教えても価値がないはず。」
と思っていました。
でも、お分かりのように業界では当たり前のことでも、
素人である消費者にとっては当たり前ではありません。
だから、その製造工程を伝えるだけで、
消費者は価値を感じてくれるのです。
半年で業界首位になったことが何よりの証拠です。

と、今日、台中の広場で大々的なキャンペーンイベントを行なっておられた意図を分かりやすく全くそのままの事例。

この文章も確かハイパワーマーケティングに書いてあったと思うのですが、それを実際に体験してみて私の中でその商品に対する印象の変化はというと、

(残念ながら)全く無し。

 

実は、最近オッサンの中でプチウイスキーブームが起こっており、(ミーハーな私は)長い間飲み付けなかったウイスキーをBARに行く機会がある際には飲み始めました。

正直、(流行に弱いので、、)ウイスキーに興味はあるのです。(笑)

が、しかし、工程の丁寧さや原材料への企業の姿勢を体験まで交えて説明されたのに、よし、一本帰って帰ろ、とならずに、逆に話題に上った台湾の有名なウイスキー『カバラン』が日本で買うととても高いので空港の免税店で買って帰ろ、となってしまいました。

カバランのサイト=http://www.emanak.co.jp/kavalan/

せっかく大々的に費用をかけてマーケティング理論通りにキャンペーンを行なって、(たまたまですが、)私のようなドンピシャ、ターゲット層を会場の中に引き込んだ(サインのデザインや雰囲気はとても良かった)にも拘らず、全く結果に結びつかず、しかも他社製品を買う事を決意させるなんて、気の毒でなりません。

というか、マーケティング理論には留意すべきいくつかの重要な条件があり、それを無視して消費者の購買には繋がらないと改めて感じて、自分も気をつけよ、と改めて思った次第です。

今回の、一消費者として私が響かなかった理由は、いくつかあります。

大まかにまとめてみると、

  • この土地との結びつきが全くないこと
  • 真っ昼間にストレートのシングルモルトウイスキーを一口だけ飲んでうまいと感じにくかったこと
  • 技法への説明はあったが、『想い』の説明が欠落していた事。

 

要は、、

  • 今はグローバル展開しているものへの興味は薄れ、ローカリゼーションに価値観はシフトしている。だから台湾ウイスキーを買って帰る事になった。
  • 商品をこれは凄い!美味しい!と思えるにはもう一歩が足らなかった。ひと欠片のチーズかサラミでもついていたらそう思ったかも知れません。
  • そして、想いが語られなかったこと。やっぱり人は物語=ストーリーに心を動かされるという事。

土地との結びつき、商品の本質、そして、『心』、気持の部分をすっ飛ばした上っ面のマーケティングは費用を無駄にしてしまいますね。

自戒を込めて、、

非常に良い勉強になりました。

ご縁に心から感謝します。

心謝。

 

おまけ、

夜は念願の故宮博物館にお勉強に行きました。

故宮博物館
故宮博物館

なんと、週末は夜の9時まで営業。

空いててとても良かったです。

筆有千年業
筆有千年業

 

 

 

 

吉田松陰の言葉に学ぶ。

2月5日 台北にて、曇り時々雨

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日本では寒波がやって来て、東京でも今日は雪との予報の中、運良く寒さを逃れて南国へ。

と、喜びながら機上の人となりましたが、桃園空港についてみるとまさかの雨。。。

あったかいんだからあ♬と鼻歌が出る事はありませんでした。(涙)

しかも、どうやら滞在中はずっとぐずついた空模様が続く様で、別に運良くでもなかった事を知る事に、、

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とほほ、、

 

といっても、日本に比べるとずっとマシと気を取り直すことにしましたが、考えたら去年の今頃も何回台湾に来てもずっと雨で、常にカッパを着てたのを今頃思い出しました。

こんなもんなんですよね、

そう言えば、沖縄で孤軍奮闘中のヨーヘーもこのところ曇りが多いとぼやいていました。(笑)

http://sa1109.jugem.jp/?day=20150131

 

行天宮
行天宮

台北に着いたら路線バスに乗り込み、まずは事務所の正面にあるパワースポットで商売の神様でもある『行天宮』にお参り。

とにかく感謝、そして引き続き宜しくおたのもうします、と、とにかくお願いをしておきました。

さて、お題目はフライトの間に読了した書籍のご紹介。

吉田松陰の言葉に学ぶ本気の生き様
吉田松陰の言葉に学ぶ本気の生き様

建築業界では有名なカリスマ社長、株式会社都田建設の蓬台浩明社長がつい最近上梓された最新書籍です。

吉田松陰の言葉を紐解きながら、どのように実務に落とし込むべきか、という建築会社の建築会社による建築会社の為の非常に分かりやすい本で、一章ずつにワーク形式の質問がついているという親切さ。

社内の勉強会の教科書にしましょ、と言う感じの一冊です。

『軍師官兵衛』ですっかり大河ドラマの面白さにハマった流れで『花燃ゆ』も慣性の法則(笑)に従って見始めて、盛り上がって来ているのを機に吉田松陰の関連本を今年は何冊か読もうと決めたのが購入のきっかけでしたが、まさか教科書だったとは。(笑)

著書の中で引用されている吉田松陰の言葉の中で私が一番心に留ったのは、

『士の道は義より大なるはなし。義は勇に因りて行なわれ、勇は義に因りて長ず。』

の一文。

幕末の激動期に一刻も早く日本を変えなければと生き急いだ印象の吉田松陰ですが、信義を守るという日本的価値観が義と勇という相互依存の関係性の中で永続して行くという事に着目されていたのに、感銘を受けました。

結局、今も昔もその辺りの根本はなんら変わらないという事だと。

読み物としては成り立っていない感も否めませんが、社内向けの教科書として採用させて頂きたいと思います。

また、誰がどこでこの書籍を奨めてくださったのか分かりませんが、とにかく、ありがとうございました。(笑)

明日は義と勇で新天地に向かってみます。

行天宮
行天宮

心謝。

職人進化論。

2月2日 曇り時々晴れ

メリケンにカモメ
メリケンにカモメ

2月が始まりました。

明日は節分、明後日は立春。

まだ寒い日は続きますが、暦はもうすぐ春。

そして、二十四節気の節切りでは立春を新しい年の始まり、根拠はありませんが、何となく、良い事が起こりそうな予感がします。(笑)

 

そんなことを思いながら週の立ち上がりを迎えていたら、午前中に来社頂いた顧問の川西社会労務士が、『高橋社長の気の回りが2月から一気に良くなりますよ。』と断言してくださいました。

川西先生とのジョイントベンチャーで立ち上げる新規事業の打ち合せということで、これ以上無いいいタイミングだったのではないかと思います。(笑)

 

新規事業と言っても、別段特別に新しい商売を始める、と言う類いのものでは無く、以前からずっと継続して来た職人向けの支援事業を「整理して使いやすいコンテンツにまとめましょう、」という事で、昨年行なった『職人の為のマーケティング基礎講座』を社内研修で行なってみたい、というオファーもいくつか頂いていることもあり、そろそろリリースする準備を整える事に成りました。

 

すみれの事業の目的を叶える為のミッションに、『職人の社会的地位の向上』というものがあります。私の悲願でもある訳ですが、それを実現する為に現在もコツコツと小さな取り組みを続けている取り組みの一つに、『職人の知的労働者への転換』があります。

簡単にいうと、今まで職人として求められてきた専門的な技術力だけではなく、職業人として価値を作れる力、平たくいうと、稼げる技術を身につけるべきだと言うことです。

 

良い仕事をしても、誰にも気付かれず評価されなかったり、

抜群の仕事をしても顧客の要望に沿えてなかったり、

手間をかけて良い仕事をすると費用が掛かる事が説明出来なかったり、

そもそも取っ付きにくいという理由で敬遠されたり、

 

卓越した技術を持っていても、思う様に仕事が無いという職人は世の中にゴマンといて、その人達は若い世代に「こんなに儲からん仕事はやめておけ、」と言われます。

建築業界だけに限らずですが時代は刻々と変化しており、その変化に適応出来るものだけが生き残れる。ダーウィンが進化論が示した理論は旧態然とした慣習が多く残る建築業界にも当てはまると思います。

 

深刻な職人不足に陥る寸前の建築業界において、これからの職人に求められるのは、(技術力はモチロン必要ですが、)職業人として他業種の人達がアタリマエの様に習得している常識的なスキルです。

その中で特に重要なのは『伝える力』と『聞く力』、要は『コミニケーションスキル』だと考えていますが、その基本スキルの次に身につけるべきは『マーケティング力』だと思っています。

一般的にはアタリマエ、でも長い間、ガラパゴス島の様に閉ざされた環境にあった建築業界ではこんなスキルを身につける為に勉強をするなんて非常識極まりなかったのです。

現在、現役バリバリで活躍している職人さんの殆どは50代〜60代、あと10余年で続々と引退されます。これは需要と供給のバランスだけの話ではなく、大きな問題がいろいろと派生して起こる事が予想される中、これから大きな転換期が来る事は間違いありません。

今から職人は進化しておかなければならないと思うのです。

そんなこんなで、職人上がりの私が咀嚼した世界ナンバーワンのマーケターの理論を、『職人の職人による職人の為の飯が食えるシクミ作り』で基礎知識として広げて行ける取り組みをしていきたいと思っています。

今日の打ち合せでアウトラインが固まりましたので、もうすぐです。

お待ち頂いている方は楽しみにしておいてくださいね〜。(笑)

光る海が見える現場
光る海が見える現場

 

おまけ、昨日は娘と久しぶりの映画デート、

『亀ちゃんの亀ちゃんによる亀ちゃん(ファン)のための映画』を見て来たついでに話題の、

壁ドン!

壁ドンされるおっさん^^;
壁ドンされるおっさん^^;

アホですね。(^^;

 

 

『日本一幸せな従業員を作る』自主上映会。

1月31日 晴れ

基礎着工現場
基礎着工現場

気持よく晴れ渡った空の下、朝は現場へ。

 

一月は行く、あっという間に今年の12分の1が過ぎ去りました。

振り返れば早い様ですが、いろんなイベントも多くあり、忙しく充実した1ヶ月だった様に思います。お正月気分を味わったのは遥か遠い昔のような。。(笑)

 

世界で一番幸せな従業員を作る 上映会風景
日本一幸せな従業員を作る 上映会風景

昼からは一年に一度くらいのペースで行なっている自主上映会の開催日でした。

TOTOリモデルクラブ西神店会という地域の同業者が集まってイベントを開催したり、勉強をして切磋琢磨する会の主催。

とはいえ、発案者も上映会事務局も私なので、会場の手配から参加者の整理等、一日忙しくしておりました。(笑)

 

今回上映した映画はこれ、

世界で一番幸せな従業員を作る
日本一幸せな従業員を作る

http://shiyuukan.com/活動紹介/日本一幸せな従業員をつくる/

【映画あらすじ】

名古屋駅前の老舗ホテルは、4期連続の赤字にあえいでいた。経営陣の退陣、新たな総支配人に選ばれたのは、柴田秋雄。長らく労働組合の役員を務めた柴田氏 は、柴田流の再建策に乗り出す。それは、リストラでも、成果主義導入でもなかった。従業員が参加して、経営理念をつくり、みんなで合宿して夜を徹して夢を 語り合い…。そう、夢は「日本一幸せな従業員をつくる」こと。従業員のお誕生日会、従業員食堂のリニューアル、続々はじまる試み。いざ、結果はいかに?

 

映画に対する感じ方は人それぞれですが、私は終始、心の汗が止まらず、大変でした。

他の参加者の方々も、涙を流してみておられる方が数多くおられたようですが、特に経営者は号泣クラスの人も数名。(笑)

とにかく素晴らしい映画でした。

少ない人数でも少ない費用で気軽に『自主上映会』を開催出来ますので、興味がある方はこちらのNPO法人ハートオブミラクルさんのホームページをチェックしてみてくださいね。

http://www.heartofmiracle.net/four-walling/index.html

自主上映会前説
自主上映会前説

上映会の冒頭に参加者の皆さんに少しだけお話をさせて頂きました。

 

それは、リフォーム会社が集まっての勉強会の一環として上映会を開催する意味であり、この映画を通して考えて頂きたいテーマについて。

地域に密着して営業を続けるリフォーム会社、工務店はローカリゼーションの考え方に基づきます。

グローバリゼーションとの対比で語られるローカリゼーションとは、地域を絞って、深く掘り下げるビジネスであり、極端に突き詰めていくと人と人の繋がりから売上げ、利益を生み出すモデルだと思います。

外へ外へ、では無く、内へ内へ。

その輪は身近なところから信頼という糸を紡ぎ、徐々に広げて行くことで徐々にビジネスモデルとして成り立って行く様になると思っています。

そこで最も重要になって来るのは、人としての『在り方』だと思っていて、ハートオブミラクルさんの配給する映画はその『在り方』を見つめる絶好の機会だと考えています。

今回は営業不振に喘ぐホテルの再生のドキュメンタリーでしたが、今まで自主上映を開催して来た他の作品も根底に共通したテーマとしてあるのは、その『在り方』です。

前回の自主上映会

僕のあとに道はできる。

 

前々回の自主上映会

映画『1/4の奇跡』~本当の事だから~ 観客の声。

 

それぞれ素晴らしい映画でした。

世界で一番幸せな従業員を作る上映風景
世界で一番幸せな従業員を作る上映風景

身近な人との固い信頼関係を結び、それを広げて行くのにはまず自分自身の『在り方』を見つめ直し、一人ずつに向き合う事から始める。

そうして想いを共有した人との輪を広げる事で影響力が広がっていく。

ローカリゼーションとは狭い範囲を深く掘り下げると言う意味あいからするとその影響の輪こそが事業の成果を生み出す母体と成るのだと思うのです。

私が主宰する勉強会、『職人起業塾』で以前、上杉鷹山の藩の財政を建てなおした経営手法について議論した事があります。

「彼は、自分の経営改革は、決して藩政府を富ませるためにおこなうのではなく、むしろ、藩民を富ませるためにおこなうものでなければならない、と思うようになった。そう思うと、彼の胸は膨らんだ。
つまり、経営改革が、陰気で勤倹節約だけを主目標にした、じめじめした暗いものではない、
むしろ全藩民が藩主と一緒になって、厳しいけれども前途に希望をもっておこなう楽しい事業である、とさえ思うようになったのである」
出典:『上杉鷹山の経営学』童門冬二 著
「木によく肥料をほどこすならば、労せずして確実に結果は実ります。
「民を愛する」ならば、富は当然もたらされるでしょう。
「ゆえに賢者は木を考えて実をえる。小人は実を考えて実をえない」。
このような儒教の教えを、鷹山は、尊師細井から授かりました。」
出典:『代表的日本人』内村鑑三 著

 

身近な人の幸せを考え真剣に取り組む事は最終的に奇跡的と言われるような経済効果を生み出すと日本で は昔から実証され、また受け継がれて来た考え方であり、これこそが日本式のマーケティング理論の根幹だと思っています。

 

事業を通して幸せの循環、笑顔の循環が作れるように頑張ろうと、肩肘張らずに思えるいい一日と成りました。

この映画の主人公である柴田さんの理念を理解して実践する事業所が増えて行けば日本は大きく変わるかも知れない、そんな勇気も一緒に頂きました。

ご縁に心から感謝致します。

ありがとうございました。

岡田武史氏的引き寄せの法則。

1月30日 雨

朝から追加工事の立会い&ロールスクリーンの取付工事の為に雨の中飛び出しました。

が、雨脚が強かったからなのか、あちこちで事故を起こしてて、高速道路は渋滞につぐ渋滞。

京橋インターパーキング
京橋インターパーキング

オシオシのなか、なんとか現場作業、火事現場の復旧の調査、古くなった文化アパートの再利用についてのご相談と精力的に走り回り、最後に三宮のど真ん中で着工した現場にも立ち寄って帰社しました。

今日もまた、忙しい一日に感謝です。

兵庫の大仏さん
兵庫の大仏さん

いつになく、車で一日走り回った訳ですが、最近、とても嫌いだった車の運転がそうでも無くなりました。

車の運転が嫌いだった理由はというと、

  •  渋滞等のトラブルが多く時間通りに移動が出来ない
  • 運転中にPCなどで仕事が出来ない
  • 本が読めない
  • 駐車場を探すのが面倒
  • 化石燃料の消費が良くない

と言ったところで、主には移動中の時間の有効利用が出来ない事がストレスで、ついバスや電車で出掛ける事が多かったのです。

それが最近少し変わりました。

主な理由だった移動時間の有効利用が出来ない、というのが解消されたのです。

一つ目はSiriというiPhoneの音声認識機能をつけいこなす様になり、このブログを始め、様々な書類や企画書、コンテンツ制作を車の運転中にしゃべって書き上げる事が出来る様になった事。

これは本当に素晴らしいです、ドラえもんの世界に住んでいる気分が味わえます。(笑)

2つ目はポットキャストと呼ばれるネット上で配信される音声を聞く事。

なかなか聴きに行けない講演などが数多く配信されていて、非常に勉強になります。

車の運転時間に合わせて選択をすると結構長い、聞き応えがあるものを聞けたりして、車の運転が終わると同時に凄い満足感を得られたりします。(笑)

 

お題目は、今日の帰途にそんなネット配信の講演を聴いて思ったこと。

田坂広志さんの講義で、元サッカー日本代表の監督を務められていた岡田監督の語録を紹介されておられました。

審判の明らかなミスジャッジで試合を落とした後のインタビューで、その事に水を向けられて答えたのが、

「審判も人間です。間違いもあるでしょう、そんなことを含めて私たちは勝たなければ成らなかっただけです。」

と、一切の言い訳をせずに、自分の責任を認めたとのこと。

素晴らしい指揮官の覚悟です。

 

運がいい、とか、ツイている星の下に生まれて来ている、とか、守護神が7人憑いているとか、偶然、何か物事が起こった時に前向きに捉えるように思う根拠を人はいろいろと考えるものですが、悪い事が起こった時はつい、外部環境や人のせいにしてしまいがちです。

岡田監督の様に不運を自己責任だと受け止めてそれを乗り越える力を蓄える様に切り替えて考える事はなかなか困難な気がします。

しかし、難しいと同時にその強さ、思考回路を身につければ、どんな厳しい事が起こったとしてもくじけたり、心を折る事無く目的、目標に向かって進み続ける事が出来るようにも思います。

ツイテナイ!などと思う事は無い訳ですから。。

強い心で推し進めるとおのずと結果は出て来る様になり目標を達成する。

ある意味、引き寄せの法則ですね。

 

私としては昨日のプロジェクト会議の余韻を引きずっていた事もあり、岡田氏の『自責』というのは思考というより『在り方』に近いのではないかしら、と思ったり。。

そんなこんなで、今日もドライブ中に素晴らしい学びを頂けました。(笑)

車で移動が多い方にはオススメです。(笑)

三宮店舗改装現場着工!
三宮店舗改装現場着工!

 

おまけ、昨日のプロジェクト会議、動画にしていました(笑)

 

脱反響営業!影響営業へのシフト。

1月29日  晴れのち曇り

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久々に霜が降りる寒い朝でした。

 

今日は半年に1度のいつも工事でご協力いただいている職人さんや仕入れ商品のメーカーさん、商社さん、設計事務所の先生などご縁をいただいた皆様とすみれのスタッフ全員が参加してのプロジェクト会議でした。

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今日も大勢の方に集まっていただいて非常に良い会議ができたと思います。

今回のテーマは、

「ローカリゼーションにおけるマーケティングとは『あり方』を見直すところから」

以前から、私がこの会議で訴え続けてきた事は関係する皆様と手を取り合って真摯に物づくりに向き合い、現場で結果を出して行くしか私たちが勝ち残る道はない、そのためには厳しいことを言い合いながらも絶対の信頼関係を構築したチームを作っていく必要があるということです。

そして、一件ずつのお客様先で結果を出すことで顧客満足を勝ちとって、リピートと紹介を繰り返す持続継続性ビジネスモデルをつくりあげる。

 

人と人、人から人、まさにローカリゼーションです。

 

今回はそんな取り組みを実際にやり切っている、モデルとなる会社のドキュメンタリー映画を皆さんに見ていただきました。

http://www.heartofmiracle.net

総支配人の『あり方』を見直す姿勢が赤字にあえぐホテルを名古屋ナンバーワンの稼働率を誇るホテルへと生まれ変わらせた物語です。

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ものではなく人。

一人ひとりの従業員と向き合って、その人達を幸せにすることに必死になって取り組んだ結果、顧客からの支持を得て古ぼけた何の特徴もないホテルが大人気のホテルと生まれ変わっていく、感動のドキュメンタリー映画。

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ちなみにこの映画、明後日もリモデル大学と言う勉強会で自主上映会をする予定にしております。

ご興味がある方はまだ若干席に余裕がありますので今からでも間に合います。
ご連絡をいただければと思います。

詳しくはこちら、

自主上映会『日本一幸せな従業員を作る』
この映画を通して私たちが目指す『あり方』を皆さんにもご理解いただけたのではないかと思っています。

マス媒体を使った集客による反響営業ではなく、「あり方」を見つめ直し、自らを正すことから影響の輪を少しずつ広げていく「影響営業」へ。

私たちが長年取り組んできたこのシフトを皆さんのご協力を得ながらしっかりと形にしてしまいたいと思っています。

本日は忙しい中、大勢の方にお運びいただきまして本当にありがとうございました。

いつもお願いするばかりでなく、我々が皆様にできることも考えて皆様の事業に少しでも貢献できるように実践していきたいとも思っておりますので今後ともよろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。

 

おまけ、空気が乾燥していますので、くれぐれご用心下さい!

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大工育成塾。

1月28日 晴れ

昨日までの小雨模様の曇天とうってかわって爽やかな青空が広がりました。

御堂筋
御堂筋

今日はすみれ事務所は定休日ですが、私は朝一番から店舗工事の打ち合せへと飛び出しました。

デザイナーさんが入られた高級レストランの改装工事で私どもではじき出した工事費用がご予算に合わず、コスト圧縮の見直しをしての仕切り直しの打ち合せ。

デザインを守りつつ、ご希望までのコスト調整に取り組んで来たのですが、残念ながら目標値には届かず、代替案をお持ちするという不甲斐ない結果にも拘らず、気持よく受け入れて頂いたクライアントに(またまた)心から感謝する事となりました。

ご恩は現場でお返し出来る様に、スタッフ共々精一杯の努力をしたいと思います。

ありがとうございました。
その後現場を覗いてから面接のため大阪へ。

南京町現場
南京町現場

面接といっても、いつもは面接をする側ですが、今日はなんと、面接を受ける側でした。

工務店面接会場
工務店面接会場

というか、結局は私が質問する事の方が多かった気もしますが、、(笑)

 

この春から、(一応、)2名の新入社員を受け入れる予定にしておりまして、その中に初めての試みとなる、『大工育成塾』の塾生の受け入れがあります。
新規の工務店は事務局、講師陣から面接を受ける事となっているようです。

常日頃、大工を含め職人の人口減を対して警鐘を鳴らして、職人を守り、育てる会社にならなければ工務店は存続が出来なくなる、と声を大にして持論を展開しているだけに、次世代を担う(かもしれない)若者をなんとか育てて行きたいと思っていたところに渡りに船のような今回のご縁。

大工人口の予測【国土交通省】
大工人口の予測【国土交通省】

こんな状況ですので、深刻です。。

 

現場の仕事は厳しいですが、今年のテーマでもある『やさしさ』を思う存分発揮して大事に育てて行きたいと思います。(っていうか、工務部の皆さん、宜しくね!)
大工育成塾と言うのは国を挙げてのプロジェクトであり、若年層の大工離れに少しでも歯止めをかけようと、始まった事業で、現場での実地と月に一度の座学を3年間続け、戦力となる大工を育成しようという取り組みです。

こんな事業です。

大工育成塾 国家プロジェクトで職人養成

長く続いたデフレ経済で建築業界は単価が大きく崩れ、その影響で長く続いて来た職人の徒弟制度のようなものは現在完全に崩壊してしまいました。

いわゆる『ボンさん』と言うろくに仕事もできない若年層を受け入れて、親方が連れませるほど職人に余裕がなくなっているのがその主な原因だと思っています。
『大工育成塾』とは、その解消を図るために!と設けられたプロジェクトのようなのですが、気になったのはコストの面であまりに働き手にやさしくないということです。

どちらかと言うと工務店や棟梁の立ち位置で制度が進められているような印象を持ちました。
ま、どの様な待遇にするかは、受け入れる企業次第なのかもしれませんが、「基本型として、」と説明されたのは、ずいぶん私たち受け入れ側に気を遣ってくれているなあ、というのが正直な感想です。

ただでさえ体力的にも厳しい負荷がかかる若者には、正直『しんどい』業界だけに、他業種に比べあからさまに待遇や保証が劣っていると働き手に思われると結局長続きしない残念な結果を招きかねません。

私としては、その辺のバランスをしっかりと見ながら丁寧に、そしてやさしく次世代を担う職人を育てていきたいと思います。

とにかく、頑張ってくれたらいいなぁ。

青空
青空

 

お伊勢さん参り。

1月27日 曇り時々雨

雨が降りそうで降らず、空気はしっとりと水分を含んであったかい一日。

青空が見えないのは残念ではありますが、それはそれで良い一日でした。

曇天の松坂駅
曇天の松坂駅

今日はお休みを頂いて夫婦で夜明け前に起き出してお伊勢さん参り。

昨年から伊勢参りに行きたい!と言っていた妻の要望もあり、ひょんなご縁で松坂でリフォーム会社を営んでおられる同業の社長のアテンドでお伊勢さん参りに毎年のように行ってるという話を小耳に挟み、夫婦揃って便乗させて頂く事になりました。

内宮参道
内宮参道

この忙しい時期に一日まるっとお付き合い頂きました上月社長には心から感謝致します。

今回の参拝のきっかけを頂きました、(なにかと、)ご縁が深い大澤社長、清川社長にも深く御礼を申し上げます。

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たしか、十数年前に社員旅行で伊勢神宮にお参りした事がありましたが、神戸から近くて遠いお伊勢さんには毎年の様に行きたいと言いつつもなかなかタイミングが見つけられず、行きそびれていただけに、今回の参拝は非常に嬉しく、大変良い経験をさせて頂きました。

というのも、伊勢神宮というと、外宮、内宮のお参りをするのが一般的ですが、別宮と言われる周辺のお社が数多くあり、それらを一日で廻るのは非常に難しいのです。

内宮
内宮

今回は、松坂人の方にアテンドを頂いたという事で、お参りすべき別宮もキッチリ廻る事が出来ました。

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おかげさまで、本当になかなか無い希有な体験をさせて頂きました。

十数年ぶりに伊勢神宮に参って思ったのは、素直に『美しい』ということ。

瀧原宮
瀧原宮

20年ごとに遷宮を繰り返し再新、再生を繰り返すお社は、一昨年に遷宮を迎えたところという事もあり、清涼な空気の森の中に佇み、桧の香りがあたりに漂いそれは見事な美しさでした。

外宮、内宮、伊雑宮、瀧原宮とそれぞれに少しずつ違う空気感を味わう事が出来たのは素晴らしく、いつもお参りする神社とは少し違う感動のようなものがありました。

ゼロ磁場の瀧原宮
ゼロ磁場の瀧原宮

風雨に叩かれ、日に焼けて風合いを増すのも決して悪くはありませんが、鉋で仕上げられた木肌の光沢が残る間にお参りする機会を持てた事を本当に嬉しく思いました。

日本って素晴らしい。

その一言に尽きる気がします。

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パワースポットという良い方はあまりに陳腐に重いますが、実際に力を頂き、心身共に浄化されたような気がします。

おかげ横町
おかげ横町

参道の賑わいに少し旅行気分も味わえたりもしましたし、古の人々がお伊勢さん参りを熱心にされた気持が少し分かった気がします。

日本人としてのアイデンティティーというと大げさかも知れませんが、そんな風に感じてしまう魅力がこの地にはあると改めて思った次第です。

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上月社長、本日は本当にお世話になりました、心から御礼申し上げると共に、来年もまた宜しくお願い致します。(笑)

ご縁に心から感謝致します。

心謝。

断る決断。〜クロネコメール便に思う〜

1月26日 雨

天気予報がドンピシャにあたり、今日の神戸はよく雨が降りました。

雨だから、と言う訳ではありませんが、一日事務所に籠って事務作業を片付ける日にしようと決めて(アイドル犬チャックの散歩以外、)事務所から一歩たりとも外に出ない一日。

やらねば、と思いつつ、手を付けれてなかったタスクにずいぶんと手を付ける事が出来た充実した一日となりました。

雨に感謝、といったところでしょうか。

昨日に引き続き、暖かかったのもよかったです。(^^)

梅の蕾
梅の蕾

 

さて、お題目は普段から御世話になっており、私が運送会社に勤めていたときの師匠が現在も在籍されている『クロネコヤマト』さんが発表されたニュースから。

事業の柱として長年売上げに大きく寄与し、また20数年前の当時、今までに無かった運送商品として業界を変えたと言っても過言でないメインの商品の廃止を決められたとの事です。

ヤマト運輸H.P
ヤマト運輸H.P

ニュースリリースはこちら、

http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/h26_73_01news.html

 

思い切った、というか凄い決断をされたものだ、と驚いた次第です。

内容を簡単に要約すると、

2003年、総務省より「信書に該当する文書に関する指針」が告示された。

「信書」の定義は極めて曖昧であり、総務省の窓口に問い合わせても「信書か否か」即答いただけないケースが多発している。

信書をメール便で送ると、運送事業者だけでなく、送り主も罰せられる。

2009年7月以降、クロネコメール便を利用して郵便法違反容疑で書類送検、もしくは警察から事情聴取されたケースは計8件にのぼった。

総務省 に誰もが見た目で判断できる「『外形基準』の導入による信書規制の改革」を提案し、信書を送ってしまっても、受け付けた運送事業者のみが罪に問われる基準にすべきであると訴えてきたが認められず。

以上の経緯を踏まえ、法違反の認識がないお客さまが容疑者になるリスクをこれ以上放置することは、当社の企業姿勢と社会的責任に反するものであり、このままの状況では、お客さまにとっての『安全で安心なサービスの利用環境』と『利便性』を当社の努力だけで持続的に両立することは困難であると判断し、クロネコメール便のサービスを廃止する決断をした。

ヤマト運輸社がメール便という『書類』を格安で確実に翌日に届けるという画期的なサービスを始めた当時からリアルタイムで見て来た私にとっては衝撃的なニュースリリースでした。

郵便局では出来ない事を宅急便の会社が行なうことで、業界全体が揺れたのですが、サービス開始当時はそんなことをして収支が合う訳が無い、と業界の誰もが思ったものです。

しかし、顧客のニーズを捉え、あっという間にメール便という新しいマーケットを運送業界に作り上げたのは、まさに業界に革命を起こしたと言っても過言でないと思います。

さすが!と思えたのは、メール便を廃止して信書(要するに手紙のこと!)を送る場合は他社に切り替えて下さい。と胸を張って明言されている事と、新商品で法に触れない確実なもののみを扱う事にしながらも、業務委託先の雇用は守ると宣言されている部分。

顧客を守る。と言う企業姿勢をはっきりと打ち出されているのはさすがです。

また、国の郵政事業の既存権益を守る事に対する批判を理路整然とした意見として顧客目線、生活者目線の不在と、取りまとめている事にも大きく共感しました。

本当に素晴らしいと思います。

詳しくはこちら、

平成26年3月13日「総務省 情報通信審議会 郵政政策部会の中間答申に対する当社の見解」(PDF.30KB)

http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/pdf/h26_73_01news_02.pdf?1

 

長年顧客からの支持を集めて来たサービスを廃止する事は顧客満足の面から見ると、マイナスに働く様に思います。

また、業界の中に新しいマーケットを確立したのに失ってしまう事、はずいぶんと悔しい決断だとも。

しかし、今回毅然とした態度で郵政法、信書規制に一石を投じたことで、却って顧客からの信頼は増すのではないか、と思った次第です。

信頼とは4つの核(誠実、意図、力量、結果)からなると言われますが、企業の姿勢として大きな決断をする時にこの4つのファクターが計られる気がします。

「まさに4拍子揃っているな、」と思えた今回のヤマト運輸のニュースリリース、クロネコメール便の次の新商品に期待したいと思います。

火を熾したければ、濡れ灰を入れる。

1月24日 晴天

晴天
晴天

今日もいい天気になりました。

三寒四温の温に向いたか、近ごろになく、小春日和になりそうな、朝でもあった。

と、あったのは川端康成の舞姫でしたっけ。

 

とにかく暖かな良い一日になりました。

チャックとニャロ
チャックとニャロ

一昨日の理念と経営を考える勉強会でアメリカの心理学者のダグラス・マクレガーが提唱したX理論、Y理論について、という話題が出ました。

その理論を踏まえて、経営者として人間観をどのように変革させますか?と言う設問でした。

思いっきり簡単にまとめると、

X理論とは、性悪説。人は怠け者で、負荷をかけないと自発的には働かない。

Y理論とは、性善説、人は誰も成長志向を持っていて、能力を引き出せば大きな可能性が開く。

私が思ったのは、そんなことをどちらが正しいか、どちらかを選択すること自体がナンセンスってこと。

人の心は複雑で、論理的にスパッと簡単に割り切れるものではありません。

そして、この世はすべからず表裏一体であり、表裏、多面性を統合して考えることが出来ないと説明がつかないことがいくらでもあります。

西欧式価値観はロジカルシンキングを是とする傾向がありますが、元来日本人の価値観とは曖昧なものに対して否定しない、受け入れる文化なのだと思っています。

 

先日、初釜といわれる年明け初めての茶の湯のお稽古に行ってきました。

先生にずいぶんと丁寧に茶事のご用意を頂き、炭点前という炉に炭をくべて、火が熾り湯が沸く時間に合わせて懐石料理を頂き、最後にお濃茶を頂く頃に程よく湯が沸いて美味しい茶の湯が頂ける。という至って贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

茶事の初めに種火が入っている炉に炭をくべるのですが、その際濡れ灰という湿った灰を炭の周りに撒く作法があります。

種火の周りに湿った灰を入れるとそれが暖まって発生する水蒸気の気流で火がおこりやすくなるという事なのですが、乾いて燃えやすそうなものだけを入れれば良いというものではない、と言うのは非常に深い示唆に富んでいると思いました。

これこそが陰陽取り混ぜるとこで大きな効果を生み出す日本の伝統的な文化であり、価値観だと思うのです。

そして、人の心も、関係性も同じ様に両面を認め、それぞれの良さを引き出すことで新たな価値を作り出すことが出来るのではないかと思います。

 

 

また、すみれ事務所のトイレには、『悪人正機』という札が貼ってあります。

親鸞上人が引用された言葉として有名ですが、そもそも一点の曇りも無い完全なる善人がこの世にいるのか、おらぬならば、悪人こそ最期には極楽浄土にいくべきである。と大きな寛容性を根本的な価値観として人との関わり合いを説いています。

私を含め、建築業界の工事現場で職人として働く人の殆どは高学歴ではありません。

子供の頃、学校制度になじめないだけで社会からドロップアウトした、といわれる人も少なくありません。

アメリカではブルーカラーという名の差別用語がそれを階級として認知させていますね。

善人、悪人という分け方とは少し違いますが、それらの人が決して今の学歴社会から高い評価を受けることはない、と言うのは頑然たる事実です。

しかし、『悪人正機』という考えかた、価値観、在り方に照らして考えると、そんな人こそ、安心して暮らせる社会になるべきだと思い、事務所に札を張って、自らを戒めています。

美しく、高性能な建築物を作り上げるには、塗れ灰が必要だから。

 

そんな想いで、毎月20名程の職人や異業種の方達と一緒に勉強会を開いています。

完全無料の学びの場ですのでご興味がある方はお気軽にご連絡を頂ければ幸いです。

詳しくはこちら。

https://www.facebook.com/sumire430

もしくはこちら、

http://sumireco.co.jp/craftsman-seminar.php

 

建築業界にすこしでも塗れ灰を撒ければいいな、と思います。