MISSIONの時代。

今日は久しぶりの名古屋へ、

名駅

全国から150社ものリフォーム事業者、その関係事業社が集まり、『共に学び、共に成長する』をスローガンに活動するJackというグループの一年に一度の全国大会が名古屋で開催されました。

2年前まで私が理事を務めさせて頂いていた頃から考えるとメンバーは倍増、今期は社団法人化して名実共に業界の一翼を担う、というより次のリフォーム業界の時代を作るような団体に成長した様に思いました。

しかも、皆さん元気な会社ばかり!

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今回は元スターバックスコーヒージャパン(株)最高経営責任者をされていた岩田松雄氏を迎えてご講演を頂いたり、リフォーム業界を塗り替える可能性を秘めているといわれるローコストリフォームへの取り組みの経過発表が有ったりと、いつにも増して大きな刺激と学びを頂きました。

これまでのこの会の活動は、販促や集客、マーケティングの情報共有が主なコンテンツとなっておりましたが、年数を重ね、メンバーが増え、社団法人となったことでもっと社会的な責任を担う方向になって来たと感じました。

その意味で、岩田松雄氏の講演はテーマが『MISSION』ということで、非常にタイムリーな内容だったと思います。

非常にいい講演でした。

お題目はその講演のテーマ。

松田氏のオフィシャルサイトから抜粋させていただきました。

*****ここから転載*****

MISSION

世界を変えてきた人たちは、何かに「突き動かされるように」生きています。

単なる自己の満足のためではなく、ミッションをもって闘っている。

その使命感こそが、人々の期待を大きく超え、感動をよび 社会を好転させる源泉になると私は信じています。

日本企業は窮地に追いやられていて働き手たちは望む目的を叶えられないことが多い。

だから「何のために」ではなく、「どうやって働くか」という働き方やスタイルを重視する人たちが増えてきました。

しかし、私は今こそ踏ん張りどころだと思うのです。

自らの働き方ばかりにスポットを当てている限り、人々を感動させることはできない。

重視すべきは「働くスタイル」ではなく、「いかに人々を喜ばせるか」だと信じます。

ミッションを掲げ、社会をかえる一翼を担うことだと信じます。

*****ここまで*****

なんの為に。

マーケティングを組み立てる前に、大前提としてその大命題に対する答えを問う時代がいよいよ来たという事なのだと思います。

Jackのメンバーの皆様、本日はとてもいい時間を有り難うございました、これからも皆様と一緒に一層、会を盛り上げていきたいと思います。

心謝。

ちゃんちゃらおかしいわ。

7月22日 3連休明けの火曜日、晴れ。

忙しい1週間の始まり、ということで勢いをつけようかと思い、今朝は少し早めにおきてアイドル犬チャックの散歩がてら近所のゴルフ練習場まで走っていって150発程ゴルフボールをひっぱたいてきました。

すると、本格的な夏の到来らしく、グングン上がる気温にいつまでたっても汗が引かず、結局一日汗臭いままデスクに向かう事に、、

テラスのゴーヤ

 

汗が少し収まるまでデスクをテラスに移しました。

ま、良い季節です。(笑)

 

夕方からは月に一度の勉強会、毎月欠かさずに大阪まで通い続ける『理念と経営』を考える経営者の会、独立起業を視野に入れて日々勉強中のコムさんを帯同しての珍しいスタッフと一緒に参加となりました。

経営者になるにはそれなりの知識と見識を持っていた方がいいよ、と常日頃口にする私の意図が少しは分かってもらえたような気がします。

さて、お題目はその会の中で出て来た設問です。

「子曰く、其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず」

という論語の一節を引用して、『其の身を正しく』という言葉についての解釈を求められました。

 

8年程前、何かの折りに『社長は何がしたいのですか?』と訊かれて、

『正しい事がしたいんです。』

と答えた事が有ります。

素直にそう思って答えたのですが、その時の私のキャラはそんなに真面目に正しい事だけを選択する、と言うタイプでは無かったようで、その場に居合わせた人に鼻で笑われた覚えが有ります。

ちゃんちゃらおかしいわ、と。

それは、その時の私にとってはなかなか屈辱的というか、衝撃的というか、ショッキングな出来事でして、自分が大きく変わらなければならない事を厳しく認めざるを得ないこととなりました。

そんなことが有って、『正しい事』について考える様になり、何か物事の判断を下す時に、刺激と反応の間の一瞬の時間を意識して、果たしてそれはお天道様に顔を向けれることなのか?と問う様になったのです。

もう一つ、その出来事がきっかけで自分はそんなに正しくない、という認識を持つ事になったという事が有ります。

人は確信を持ち、自分が正義だと思った瞬間に他人に対して厳しく当たってしまいがちです。ってか、お山の大将的な経営をしていた私は特にその傾向が強かった様に思います。

しかし、自分は正しいと思っていても実はそれほど正しくないし、本当の真理は果たして自分が今思っている事と完全一致することなどあり得ない、という事に気付いた時に、人を責める、詰めるといった行動をしなくなった(と言うより出来なくなった)のです。

『悪人正機』

自らの悪行に気付き、悩む悪人こそが極楽浄土に行くべきであり、そもそも、完全なる善人などこの世の中に存在するのか。

という親鸞上人の教えを深く噛み締めつつ、段々とおかしなことをせず、正しい選択を積み重ねる様になりたいものです。

『其の身正しければ、令せずして行なわれ、其の身正しからざれば令すといえども従わず』

目指したいと思います。

 

おまけ、7月は誕生日ラッシュです。

 

ゆきさん誕生日
ゆきさん誕生日おめでとう!

 

 

 

 

 

 

 

心を保つ。

7月21日 海の日、快晴。

近畿地方は梅雨明けとなりました。

ゴーヤのグリーンカーテン
ゴーヤのグリーンカーテン

確か先週の天気予報では週末に一雨来て、そのあとに梅雨明け、という事だったと思いましたが、いい感じで予想を裏切られ、3連休とも絶好の行楽日和。

海へ!山へ!と楽しまれた方も多かったようです。

 

私はというと、相変わらず、、、

そもそも建設業界に旗日無し、と昔から言われており、日曜日はお休みですが祭日はふつーに現場も進めるのが慣習となっています。

今年もゴーヤできました!
今年もゴーヤできました!

そんなこんなで仕事するにはもったいなさすぎる好天の中、残念ながら今日もお仕事に勤しんでおりました。(涙)

 

お題目は、今夜も遅くまでかかってしまった、残り3人を残すのみと、大詰めを迎えている個人面談でのコト。

昨日のブログでも状態をまず整える事の重要性を書き留めましたが、最近なにかにつけそこに着目する様になってきました。

その個人面談の中で個人的な課題、改善点は?という質問に対して、

「ミスをする事がまだ有るので無くしたい」

と言う答えが返ってきました。

で、改善点は、「気をつけます」とのこと。

じゃあ、普段から気をつけていないのか?

というとそんなことはなくて、大概の現場ではイージーなミスをする事はなくて、たまにやっちゃう、と。

それって、気を付ける事を忘れる、もしくは正確な仕事をする事より、時間内に作業を終わらせる事の方に優先順位が逆転してしまう時に起こるのでは?と聞いてみると、「そうかも知れません」と言ってました。

で、ミスをすると結局余計に時間もコストもかかってしまい、反省する事になる。

要するに、ミスの原因はうっかりする、という事ではなくて、本来の優先順位を見失う『状態』になってしまう事に有るようでした。

改善点は『気を付ける、』ではなくて、タフな条件が重なった時に、平常心を保つ、もしくはパニクりそうになる自分に気付き、自制する、自分を俯瞰してみる事を意識する事ではないの?という結論に至りました。

心を保つ。

最高のパフォーマンスは自分の力を最大限に発揮出来る状態を維持することで生み出せる。

というのはなかば常識のようなアタリマエの事では有りますが、個人でも組織でもその部分に焦点を合わし続けるのは出来そうでなかなか難しいことです。
しかし、継続的に意識する事によって徐々に無意識レベルまで身に付いて来る事だと最近思う様になりました。

ちなみに、私の場合は『グランディング』という簡単に言うと短時間の(地球、大地と繋がる)瞑想を毎日の習慣にする事によって少しずつ出来る様になって来ているのではないか、と思っています。

ま、ちょっとスピチュアル系では有りますが、、(^^;

ご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さいね、ご紹介します。

けっこーいいんですよ。(笑)

3連休の終わりの夕日
3連休の終わりの夕日

ちちんぷいぷい。

7月17日晴れ。

うっかりとゆうかすっかりと忘れてしまっておりましたが、昨日の毎日放送のちちんぷいぷいで先日取材に来られていた外国人実習生受け入れ事業の私たちの取り組みが放映されました。

爽やかな実習生、王くん

ブイを見せてもらうと人材不足に悩む工務店が外国人を受け入れている現場と言うことで結構しっかりと放映されておりました。

私のインタビューも。(笑)

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少し残念なのは私が伝えたかった部分が編集でカットされていて質問に答えた部分だけが放映されたこと。

安倍政権が推し進める建設業に限って3年間だった実習生制度を5年間に延長するという制度改革について質問を受けて、

「確かに3年間技術を習得してバリバリと働けるようになった人材を見送るのは正直、残念なことです」

と答えました。

放送に使っていただいたのはここまででその後に、

「しかし、愛する家族を祖国に残して異国の地に働きに来ると言うのはそんなに簡単なことではなく、特に子供を持つ親にとって5年間の長きに渡って全く会えないと言うのは非常に厳しいものです。人材不足の解消と言う手前勝手な問題解決だけではなく、その辺の手当てをしっかりすることができなければ、制度としては難しいと思います。」

と言ったのがさっくり省略されていました。

ご飯いこか、ってよそ行きないっペー
ご飯いこか、ってよそ行きないっペー、笑

受け入れ側の企業も、国も彼らが親であり、夫であり、人であるということをしっかりと認識して真摯に向き合うべきだと思う、と言うことが本当は言いたかったんですが、、
安倍政権の政策を諸手を挙げて歓迎してるような印象を与えていたとしたら残念です。

建築業において、外国人実習生の受け入れを継続的に行うのはそんなに簡単にできることではありません。

考え方も生活習慣も意識も違う彼らを単に安価な労働力の確保のためだけを目的に受け入れたところで成果を上げるよりも問題を多く抱えることになりかねないと思います。

彼らの人生に深く関わると言う事をよく認識して、win winの関係性を構築することを大前提に成り立つ制度だと私たちが考えて受け入れていることが、(映像では流れませんでしたが)言外に伝わっていれば幸いです。

頑張る張くん

まあ、全体的にほのぼのとした良い感じの放送だったので良かったとます。

小林さんありがとうございました。

深謝。

ライフスタイルマーケティング。

7月16日 快晴。

今日は、いつもお世話になっているO社長に連れられて、朝会のゴルフコンペへ、

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梅雨中なのに、いい天気で良かったです。

ま、相変わらずスコアは土砂降りですが、朝一に機転が利いていいラウンドになりました。(笑)

ご一緒頂いた皆さん、ありがとうございました。

 

昨夜は(朝のゴルフに遅刻しそうになるくらい、)結構遅くまでリスペクトしている先輩経営者の会社のゲストハウスにて勉強会に参加して来ておりました。

念願だった会社訪問ということで集中してガッツリと学ばせていただきました。

岸野社長、またひょうご新民家21の皆様、ありがとうございました。

 

私たち中小企業の経営者の仕事は多岐に渡ります。
その中で最も大事ことは安定した売り上げを上げる仕組み作りだと思っています。

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西洋式に言うと、要はマーケティングとなりますが、いまどきのそれは商品を開発して広く告知すればいいというものではなく、顧客のライフスタイルに働きかけるものでなければならないと言われています。

一般的な考え方として、既に『モノ』から『コト』へと焦点は移っています。

しかし、一般的にどこの会社でも出来る程、顧客により良いライフスタイルを提案するというのはそんなに簡単なことではありません。

原理原則に照らしてみると提案する側の我々がそのライフスタイルを本当に理解して、本来実践出来ていなければそこに真実はありません。

世間一般に言われるほどライフスタイル提案というのは簡単ではないのです。

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豊かな暮らしを提案する側は豊かな暮らしと言う定義をしっかりと理解し、なおかつ実践できているべきなのです。

ライフスタイルマーケティングで有名なハーレーダビッドソンジャパンは、
ハーレーに乗るアメリカンなかっこいい暮らしと、そのスタイルで単車に乗る事の楽しさを販売店が提案し毎年、全国的な大きなイベントを繰り返し行っています。

自転車のトレックは、販売した顧客を集めてショップの店員露一緒に毎週ツーリングの会を開催しています。

売ることではなく、売った後の暮らしをいかに楽しく幸せに過ごしてもらえるか、私たちの住宅業界も同じように、そこの仕組み作りに注力しなければならない時代だと思っています。

ゲストハウス
ゲストハウス

何のために?

その根源的な問いを自らにもスタッフにもそしてお客さんにもしっかりと投げかけて、本当の目的=幸せとか豊かさを一緒に作り上げて行くことに今一度しっかりと取り組みたいと思いました。

岸野社長、昨日はほんとにありがとうござました。
『影響の輪』を意識しながら私ももう一度初心に戻って頑張ってみます。

心から感謝します。

深謝。

同じライフスタイルの人のための分譲地
同じライフスタイルの人のための分譲地

むやくたの法則。

7月15日 快晴。

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今日は朝から但馬へ、

以前からずっと行ってみたいと熱望していた『但馬に住むからこそできる豊かな暮らし』を提案するというライフスタイルマーケティングを自ら実践されている同業の先輩経営者の会社の訪問です。

マーケティング理論の大家コトラーが、モノではなくコト。『何を』ではなく『どのように』に焦点を当てるライフスタイルを提案することが重要だと提唱されてからずいぶんなります。

私が知りうる限り、建築業界でそれを最も実践されている最先端の社長で、私が勝手に兄貴のようにリスペクトしている方のところです。
学びと言うよりも確信を頂きに行きました。

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気合いを入れて、というか、嬉しくて、というか、張り切りすぎというか、、、

集合時間1時間前に着くというギリギリが好きなだ私には珍しい行動に出てしまいました。(笑)

おかげさまで以前から一度行ってみたかった植村直己冒険館に立ち寄ることができたので結果オーライということです。(笑)

 

冒険館に入ってみると、あの衝撃の遭難事故から30年との事でした。

その当時、子供心に冒険家と言う職業の人は冒険の内に人生の幕をおろすのか、と思った覚えがあります。

その凄い足跡を見返してみて、確かに昭和を代表する英雄だったのだと改めて、、

ご冥福をお祈り致します。

今日のメインである企業訪問のことについては書き残しておきたいことが山ほどありますが、少しまとめてまたの機会に。

 

植村直己が残した言葉『夢』
植村直己が残した言葉『夢』

さて、お題目はこのところ事務所にいる時間の殆ど?を使っているといっても過言ではない半年に一度の社員との個人面談での話の続き。

一人あたり1時間(以上か、)の時間をとって個人的な課題、社内にある問題点を聞いてその全てに改善、解決の道筋をつける作業でも有るのですが、その中で私が思いもよらない素晴らしい提案をしてくれたりもあります。

昨日の夜の部では、主体性を持って自ら提案して周りのスタッフを巻き込んで行動に移したい。という意見を聞いてびっくり。

職人の意識改革なくして工務店の安定経営無し、と言うのが私の持論ですが、それを社員に逆に示されたような素晴らしい意見が次々に出て来て正直すこしうるっとしてしまいました。

しかし、じゃあ、具体的にどのように進めて行く?

と掘り下げて行くと、難しいですねー、とけっこうすぐに(笑)壁にぶち当たってしまいます。

あまりにすぐに考え込んでいるので、問題解決のための法則を伝授しておきました。

 

「あいさつと言う字がかけるか?」

と聞くと、大体の人は惜しいところまで書けますが、最後まで正確にかける人って結構少なかったりします。

「でもね、オレはかけるんだぜ。」

と、半分自慢げに言ったのですが、それは物覚えが良い訳でも、頭がカシコイ訳でもなく、

『分解して覚えているから、それだけ。』

と言う風に説明をしました。

要するに、『むやくた』やと。

あいさつと言う字は両方とも手へんくらいは知ってるとおもうし、その横はム、矢、く、タ、が立て並びになってるだけや、むやくたと覚えればいつでも挨拶って漢字は書ける様になる。

まとめてみると難しそうなことも分解して考えれば一つずつは簡単な事が多く、頭を抱え込まなくても大丈夫。

「出来る事を積み重ねたら、大きな目標もクリア出来るんとちゃう?」

と具体的な方法論を話してみると、「ほんまですね!」とすっかり自信を持った様子でした。

あとは行動に移せるか、どうかだけ。

頭の中のイメージとして問題解決が図れたら行動を起こすのも簡単ちんだと思います。

自ら主体性を持って目的を共有する職人が集まる施工集団へ、そろそろ新しいステージに登りそうな気がします。

ひめーくん、大ちゃん、よろしくな!

古典に真実あり。

7月14日  1週間の立ち上がりは曇り空から。
昼過ぎに出かけたときには晴れ間も覗いていたりして、梅雨明けも近いな、なんて勝手に思ったり、

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現場では杭工事が順調に進んでおりました。

 

今日は晴れましたが、昨日の午前中は天気予報見る限り雨が上がる様子がなく、諦めて降りしきる雨の中、いつものように10キロ強のRunningに出かけました。

どうせ汗でびしょびしょになるからと言うこともありますが、何よりも涼しいので(夏の間は)雨の中を走るのはそんなに嫌いではありません。

しかし、走り終えた後、着替えもせずにそのまま娘を駅まで送って行ったり、ゴルフの練習に行ったりしてすっかりお腹を冷やしてしまい、おかげで朝まで腹痛に悩まされ悶絶することになりました。

子供かっ

て感じですが、昔から子供におなかを出して寝ちゃだめ、とか、腹巻きをしておなかを冷やさない様にとか言われていた事を思い出して、古人の言ってた事は守るべきだと改めて。(苦笑)

 

古典に真実があり。

 

少しまえにニーチェの超訳本で話題を振りまき、若き思想家、哲学者として一躍有名になった適菜さんも結論として答えは全て古典にある。(そこかい!とツッコミも有りましたが、笑)と結論づけておられましたし、彼が真実だと言ったニーチェやゲーテ等ではなくても論語や般若心経、正眼法蔵等、仏教、儒教に真理が有ると言われる経営者は非常に多くおられます。

そして、実は私もその一人です。

マーケティングもマネジメントもイノベーションも全ては古人、先達が積み上げた膨大な経験則から抽出されて残されていると思っていて、未だにコツコツと中庸や正眼法蔵の現代訳を繰り返し読んでいます。

それらは全て自然の摂理と原理原則に基づいた理論であり、洋の東西を問わず、普遍の価値観として原理原則論を説かれている書物は枚挙に暇がありません。

情報化社会と言われ、膨大な情報に何が本当の事か分からなくなってしまいそうな現代にこそ、そのような古典がアタリマエの指針として必要とされていると感じますし、古典の文章を引っ張り出して理論構築をされるコンサルタントやセミナー講師、勉強会の主宰者が多い事にも頷けます。

で、お題目はfb上で友達が紹介してくれていた、古人が残した学びについて。

いにしえの人たちが残してくれた文化、その最たるモノは、文字だと思います。

お笑い芸人のゴルゴさんが少年院に行って授業を行った動画では漢字を紐解いてドロップアウトしてこれから更生して社会に復帰しようとしている若者に『夢』を持つ事について語っておられました。

 

『夢は有るか』

その夢に向かって行動する時、頑張ろうというプラスの言葉と、難しい、出来ないと言うマイナスの言葉の両方が出てしまう。

それはそれでいいんだ、『吐』と言う言葉は口からプラスとマイナスと書く、そんなもんだ。

でも、少しずつ、マイナス言葉を減らして行く様に努力をしよう、段々と口から出るのはプラスの言葉ばかりになってくる、そうすると、

『叶』と言う字にかわるんだっ!

そう、『夢は叶うんだっ!』

と、遠い昔の人が編み上げた真実の上に言葉が出来ていると力強く若者に訴えられておりました。

その熱いメッセージには心に訴えられるものがあり、不覚にも私のようなオッサンも目に涙を浮かべてしまいました。(笑)

(fbではシェアもしましたが、)その秀逸な動画はこちら。

熱い。胸に響く。ゴルゴ松本が少年院で行った『漢字の授業』

そう言えば、マイナス言葉を使わないって人生を成功に導く20の法則の2番目にありましたね。

古人、先達の残された言葉、大事にしたいものです。

 

ゴルゴの命のギャグも大好きになりました。

夏になれば富士登山。

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7月11日 台風一過、晴れ。

昨日までの激しい風雨が嘘の様に気持ちいい青空が広がりました。

台風が過ぎ去るのと同時に梅雨空も連れ去って行ってくれたかの様です。

新しい新築現場も着工した事ですし、このままいい天気が続いてくれればいいのですが、、

青空に伸びる楠の枝
晴天に楠

そんなこんなで、今朝の天気は完全に夏。

夏といえば、、

そう、海!ではなくて、すっかり毎年恒例となった富士登山です!

今年もやっぱり登ります。

と言う訳で、私と一緒に富士山に登ってみよう!という方を募集しています。

ツアーではないので何から何までお任せ下さい!とはいきませんが、山登りはしっかりとサポートさせて頂きますので始めての方もご安心下さい。

 

スケジュールは、

8月6日朝、始発の新幹線にて新神戸駅を出発、新富士から五合目までバスで移動。

五合目で昼食を摂って、少し高さに身体を慣らしてから8合目まで登ります。

8合目で夕食と仮眠、深夜1時に出発して4時半過ぎに山頂へ、ご来光を拝んで奥宮に参拝。

8月7日昼前には下山して温泉につかって、ビールを飲んで帰途につきます。

神戸着は17時くらい。

費用は実費、往復の新幹線代、山小屋での宿泊費(1泊2食、7500円)帰りの温泉とビール代程度です。

 

今年の年頭になぜか、一念発起した?K村建設のK村社長が今年は富士山に登りますよ!と言い出されて、少し驚きながらもここは私の役割かと思い、五年連続となる富士登山に行く事を決めました。

富士山に登ってみたい!けどきっかけが無くって、、と言う方は私のフルサポートで気楽に登れる絶好の機会ですので、お気軽にお声掛け下さい。(笑)

山小屋は余裕を持って人数を押えてもらっておりますので、親子、ご夫婦、友達と一緒の参加でも十分大丈夫です。(特にオススメは親子、家族での登頂です。)

ちなみに、昨年、キヨちゃん家の感動の富士登山の記録はこちら、

今年もやっぱり富士登山。

https://shokuninshinkaron.com/?p=2255

富士登山考 ~確認という目的~

https://shokuninshinkaron.com/?p=2256

親子の絆って最高やな、って思いました。

 

 

日本で一番高いところ。

強烈なパワースポットで迎える夜明けはたった1泊2日の登山とは思えない非日常的な感動と気付きがある事間違い無しです。(雨が降らなければ、笑)

よし、登ってみよう!と思われた方はお早めに高橋まで!

 

人を人としてみる。

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今日は48回での誕生日。

EmailやFacebookまたリアルに対面、または電話を下さって「おめでとう」と言ってくださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

天命を知る年と言われる50歳まであと3年、いろんなことがわかってきたような、まだまだ全然のような。

50歳で死んじゃうものと長い間思い込んでいたことを考えれば、とにかく今は体が健康体になり、自分にはまだ未来がある、と軽やかな気持ちで誕生日を迎えました。

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今日は朝からテレビのニュース番組の取材を受けるために朝から現場へ。

外国人研修生事業の受け入れを実施している企業の現場を取材したいとの事でした。

建築業界全体は深刻な人手不足に陥っています。
特に東京周辺がひどいようですが、次世代を担う若い職人は神戸でも全く育つ気配がありません。

その問題解決のために外国人労働者を受け入れよと言う考えは需要と供給のバランス、お互いのニーズが合致しておればとても良い結果を導き出すと思っています。

ただ、最も重要な事は労働力は物として語られますが、労働者は人であるということです。もう一つはこれは実習制度であり実習を受ける若者が技術を身に付けて、帰国してからそのスキルを発揮して人生を成功に導けなければなりません。

実習生を受け入れる企業は彼らの人生の非常に重要な部分を担っているという意識を持って接することが何よりも重要なことだと思います。

それができれば小さな民間の国際交流の積み重ねがそのうち大きな実をつけると思うのです。

逆にそれができなければ人身売買に毛が生えた程度の最低の仕組みとなり将来に禍根を残すことにもなりかねません。

人はものではなく人。

アタリマエの事ではありますが、東京オリンピックを前にした人手不足の危機的状況をなんとかしたい、という手前勝手な理論だけではどこの国の人も日本に働きに来たい等とは思わないし、日本の技術、言葉、価値観を学びたい、学べる環境が整っていると思われなければならないと思うのです。

国と国、企業と企業、人と人、規模の大きさに関係なくその関係性は常にwin winを目指すべきだと思います。

今回の法改正を機に、多くの人に日本に来てもらい、感謝されて、日本の事を好きになって帰ってもらいたいと切に願います。

自己欺瞞との戦いはつづく。〜日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則〜

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台風の上陸が濃厚となった7月9日曇り。

雨よ、降るな、と祈りながら朝から現場に向かいました。

週末から着工する現場の地盤改良工事の準備として建物の縄張りと杭位置の墨出し、汗をかきながら一心に草抜きをしていたら、高橋さーん、とどこからか声が。

顔を上げてみると、大阪で大活躍されているおしゃれ工務店のイクラくんが車の窓から顔を出してにっこりしながら、「何をやってるんですか?」

私の担当は草抜きだったんですが、何となく照れて建築屋っぽく「墨出しです。」と答えておきました。(笑)

イクラ君、何となく意外そうな顔でしたが、こんな感じでいつも地道に職人として働いてますよ。(笑)

オッサンが草抜いてます。
草抜き作業中。

そのすぐ後にNPO法人ひょうご新民家21でいつもお世話になっている鈴森パパとバッタリ会ったりもして、街中の現場の威力を知りました。早く足場にイメージシートを張りたいものです。(笑)

 

さて、お題目はずいぶん前に読んで大きな影響を受けた本の続編が出ていたので久しぶりに書籍のご紹介。

こちら、

日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則
日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則

前に読んで大きな影響を受けたと言うのは、

こちら、

自分の小さな「箱」から脱出する方法
自分の小さな「箱」から脱出する方法

本書を読み進めるうちに家庭や職場での人間関係を深め十分な成果を出せる環境を作る方法を学べる。全米ビジネス書ベストセラー

という素晴らしい本でした。その時の私のレビューは2007年ですから、ずいぶん前のことです。

https://shokuninshinkaron.com/?p=40

『箱』という概念を使って自己欺瞞に陥る心理的な状況を非常に分かりやすく論理的に説明してくれて、自分の在り方が如何に周りに影響を及ぼすかを理解させてもらった貴重な一冊です。

自己欺瞞とは、デジタル大辞泉の解説によると、

じこ‐ぎまん 【自己欺×瞞】
 
自分で自分の心をあざむくこと。自分の良心本心に反しているのを知りながら、それを自分に対して無理正当化すること。自欺(じき)

自己を欺き正当化する過程で必ず、相手や周りの環境を悪者に仕立て上げるという作業がセットで付いており、これが人間関係を悪くする大きな原因になっているということでした。

今回、続編という事で日本に舞台を移し、以前より身近なエピソードで綴られたストーリーは、ワークとして考える様になっており、前ほどの衝撃は無かったにしても、自分自身を振り返るとてもいい機会になりました。

この著者であるアービンジャー・インスティチュートという研究所はこの箱の理論を実際に世の中に広めれる様に世界中でセミナーを精力的に行なっております。その日本支部発行のメルマガを長年に渡って購読してきた私はこの7年間、ずっと自分の『箱』について、『自己欺瞞』について意識して来たつもりでした。

しかし、続編を読んでいる最中にまだまだそこから完全には抜け出せていない自分を発見、もっと意識して自分の心と行動の整合性を持つ様に心がけようと決意を新たにした次第です。

自己欺瞞との戦い。永遠に続くのでしょうが、以前に比べて格段に良くなったことにも気付きましたので穏やかな気持ちで続けていきたいと思います。

とにかく、オススメの良書ですので(特に人間関係でお悩みの方は)是非ご一読を。