工務店の無価値化、進行中!

8月10日 晴れ

盆休み前日。

あまりの暑さにやられたのか、短い一緒を終えた蝉の亡骸をやたら見かけるようになりました。人間の一生も地球の歴史からすると蝉よりも短いほんの一瞬なんだろうな、などと栄枯盛衰の理りを考えてしまう夏らしい1日でした。世間様はあらかた明日からお盆休みに入られるのでしょうか、私といえばこの3連休はDIYワークショップの講師として超久しぶりに建築現場にどっぷりと浸かり、汗をかく予定です。今回は杉のフローリング貼りの講習を行う予定で、参加者には今時あまり見かけない、フロアーネイルという手打ちの釘での施工を行ってもらう予定です。

 

フローリング貼りのDIY講座

DIY流行りの昨今、自分たちで結構本格的かつ大掛かりにリフォームやリノベーション工事をやりたい!という人が非常に増えているようです。リフォームの鉄板ネタ、床をリニューアルすれば部屋は見違えるように変わりますが、フローリングを貼るのは素人的にはなかなかハードルが高いもの。自分たちでやって見たいけど、そこはプロに任せて、DIYでやるのは壁の漆喰塗りや塗装、壁紙の張り替えなど、内装工事程度に落ち着くのはよくあることです。大工仕事の部類に入るからなのかもですが、床貼り施工のハードルが高い理由の一つに、道具の問題があります。イマドキはコンプレッサーを回してフロアータッカーと言われるエアー工具で又釘をフローリングのサネに向かって打つのがすっかり主流になっており、こんなマニアックな道具を揃える訳には行かないと諦めることが多いようです。しかし、10数年昔は釘を玄能で延々と打ち続けておりましたので、決してエア工具が無ければ施工出来ない訳ではありません。フローリングが貼れるコツを掴めば、天井や壁に貼る羽目板などの木製化粧板の施工も出来るようになる訳で、貴重なDIYerになれると思うのです。(笑)

 

手技ではなく道具と考え方

傍目に見ていたら難しそうに見えることもやってみたら意外と簡単!というのはよくあることです。思い返せば25年前、全く関係ない運送業から建築の世界に飛び込んで、「ぼんさん」と言われる見習いから大工になる修行を始めた頃はやることなすこと全てが初めてで、先輩や親方の仕事を見ながら「こんな難しそうなこと出来るかなー」と常に不安に思いながら初めてだらけのチャレンジを積み重ねてきたような覚えがあります。一応、大工として職人の端くれだったので、作業をなんども繰り返して身体に技術を覚えさせたところも、もちろんありますが、当時、私が感じていたのは身体ではなく頭でしっかりと理解をすることで技術の習得は8割方出来ているのではないかということです。和室の造作等、鋸の切り口がそのまま化粧になり、鑿で刻んだ穴に髪の毛一本の隙間が出来てもならないような熟練の手技が必要な作業はともかく、洋室の造作などは便利な道具がたくさんあり、道具の使い方さえ理解できればそんなに難しい仕事はなかったりするのが今の工事現場の現状です。DIYイベントに参加される方々にはそんな道具の使い方と「考え方」をお伝えできればと考えています。

ちなみに、来週末には夏休みの木工教室も控えており、来月もひょうご木づかい王国学校でDIYのイベントを開催する予定をしておりまして、元職人として木工技術を教えることが立て続け。世間とは逆の意味ですっかりDIYづいております。(笑)

フロア釘の打ち方
出典:自分リフォームで新生活!業販価格で買えるDIYショップ – RESTA

 

プラットフォームと無価値化

昨日のベンチマーキング塾での林哲平さんの講演の中でも、プラットフォームビジネスが世界を席巻しているということが話題に上りました。Amazon、Google、Airbnb、Uberと世界の経済を根本から変えてしまう企業はインターネットにポータルを持つだけで何のものづくりをしなくても巨額の売り上げ利益をあげ続けています。そして、そのポータルに人が集まる理由に「無価値化」があります。Googleはあらゆる情報を探すことが出来る検索が無料を提供したのからはじまって、地図、カーナナビゲーションシステム、航空写真、交通機関の乗り換え案内とそれまで課金されて、商売として成り立っていたサービスをことごとく無料にし、無価値化を行ってきました。無価値化はプラットフォームを成り立たす最強のツールなのです。

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工事業の無価値化、50%

そんな時代の流れを鑑みて、私たちはこれからどうすれば良いのかを考える時、自分たちが行なっている仕事が無価値にならないかを考えねばなりません。アメリカNO1のタクシー会社がUberによって駆逐されてしまったように、他者による無価値化は自社の破綻を意味します。あらゆる情報がインターネットで検索され公開されている今、これまで一般のユーザーが入手困難だった建築資材や設備機器商品などもふつーに販売されていますし、値段も公開されています。その中には私たちが商社から仕入れる価格よりも安く提供されているものも少なくなく、施主支給という名前でお客様が購入された商品を取り付けて施工することも今や珍しくも何ともありません。商品を仕入れて取り付ける工事業が既に半分無価値化してしまっていると行っても過言ではありません。

 

 

自社のサービスを無価値化する。

建築を行う中で商品を仕入れて取り付けるには商品の的確な選択が出来るような知識が必要です。そこに価値があったからこそ、工務店が機器の注文の窓口をしていたのですが、IT革命はその部分については完全に無価値化にしてしまいました。次は取り付け工事を含む商品ではなく作業全般についても無価値化が進んでもおかしくありません。その流れの一つがDIYであるのは間違いなく、私の明日からのワークショップは自分自身で自社のサービスを無価値化にしてしまう取り組みです。(苦笑)

自分で自分の首を絞めているようにも見えますが、私はそんな風には思っておりません。頑なにDIYを否定して工事はプロが行い、適正な金額を受け取るべきとの姿勢を崩さない工務店はこれからの時代、ユーザーにそっぽを向かれるでしょうし、逆に無価値化を自ら進める私たちの取り組みにDIY志向の強い人たちが集まって、どうしてもプロに任せなければならない仕事のみになりますが、設計や工事の依頼がたくさん集まるようになる可能性もあると思うのです。私たちはより専門性を高めて、プロならではの仕事が出来るように切磋琢磨しつつ、DIYをしてみたい!というユーザーさんの支援をし続ける取り組みを進めて行きたいと思います。

それにしても、大変な時代になったものです。。

 

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JOINT MARKETING@経営ベンチマーキング塾

8月9日 晴れ

 

大安吉日の地鎮祭

快晴の空の下、大安吉日の絶好の祭り事日和だった今日の午前中は明石の太寺にて地鎮祭を執り行いました。昭和の時代に建てられた店舗付き集合住宅の老朽化による取り壊しに伴う店舗移転の新築工事で、この度長年続けられたご商売が新たな建物になるのをきっかけに業態も拡張されるとのこと。益々のご商売の繁盛と皆様のご健康とご健勝、そして工事の無事を記念して私も玉串を奉奠させて頂きました。

 

 

経営ベンチマーキング塾

昼からは神戸元町に移動、建築業界誌大手の新建ハウジング社主催の新世代工務店4社を次々に招いて最先端の工務店経営についてのレクチャーを受ける経営ベンチマーキング塾に参加しました。最終回となる今回はゼロキューブという企画住宅のフランチャイザーとして有名な九州大分のベツダイ社の林哲平取締役が登壇されました。前回の長野のサンプロ社の青柳社長の講演も非常に学ぶべきことが多い素晴らしい内容でしたが、今回も前回に負けず劣らず、衝撃的とも言えるくらいの良いセミナーでした。近年、この手のセミナーは前で話すことが増えたこともあり、オーディエンスとして参加することがめっきり減っていたのですが、全国から業界の情報が集約される新聞社が厳選した工務店を集めたこの4回シリーズの経営ベンチマーキング塾はさすが!と思えるレベルの高さでした。参加して本当に良かったと思います。以下に今日聞かせて頂いた林氏のレクチャーの要点を自分なりにまとめておきたいと思います。

 

 

JOINT MARKETING

今回のセミナーのテーマはずばり「JOINT MARKETING」ということで、いわゆるマーケティングの世界で自社の実力の数倍の大きな効果性を発揮するジョイントベンチャーの概念を自社の事例の紹介や参考とする他業種の成功例を紐解きながら丁寧に説明されました。大分のいち工務店の企画型住宅が全国に広くフランチャイズ展開され今や300社を超える巨大ネットワークとなり、未だに進化と拡大を続けている秘訣の最大の理由が様々な人や企業とのJOINTにあるとのこと。聞けば聞くほどその破壊力には驚くばかりでした。私自身もこれまで一社だけでは出来ない取り組みを同業、異業種の両方で様々なジョイントベンチャーをしながら行ってきましたし、心がけてきたつもりでしたが、林氏が行われてきたそれとは全くレベルが違っておりました。もう一度、今後の戦略を見直してジョイントベンチャーの先を探ってみなければと強く思わされました。

 

 

プロディースの力

もちろん、手当たり次第、闇雲にジョイントすればいいというものではないのは当然で、マーケティング戦略を立案し、それに沿ってコラボ先を選定、オファーをかけるべきです。林氏はセミナーの冒頭ではそこで必要となるのが「プロディース力」だと断言されておられており、セルフプロディースを強く推奨している私としては、なるほどと大きく頷いてしまいました。また、マーケティングのコンセプトを立案するにあたり、ユーザーと業界とのギャップ、業界が抱える問題点の解消を目指すべきという基本通りに「矛盾に気づくこと」と、その矛盾に気づくアンテナを常に高く立てることを強く進められておりました。工務店経営者でこれほどしっかりとマーケティング理論を理解され、その理論に基づいた事業経営を明確に行われている人を私はこれまでみたことがないのでは、と思えるほど、その論調は理路整然としており、建築とは全く関係のない異業種から参入されたからかも知れませんが、まさに新世代工務店経営者だと脱帽しました。

 

  

セグメントとターゲティグとプロファイリング

2時間に及ぶ林氏の講演は工務店経営者を集めてのセミナーとは思えないほど、マーケティング用語のオンパレードで、私としては非常に楽しませて頂きましたが、半分以上の参加者は何のことかさっぱりわからなかったのではないかと思います。ざっくりとまとめてみるとこんな感じ、、(笑)

JOINT MARKETINGの実践に重要なのはまずセグメントであり、しっかりとプロファイリングしたターゲティグにヒットするコンセプトを作り込み、魅力的なタグラインとクリエティブでコンテンツをユーザーに対していかにリーチを伸ばすかが肝である。また拡散の方法論では、既存のTVや新聞、チラシといったメディアは衰退の一途を辿っており、それはレコメンションデーションが一般化したことが大きな原因で、これからはネット主流の流れには逆らえない。オウンドメディアをコアにしてSNSを駆使することしか道はないし、そこには大きな可能性が秘められている。

セミナー後の懇親会の席の挨拶でこの研修会の発起人でもあるヤマヒロ社の三渡会長が「何を言っているか全くチンプンカンプンで、実務から引退していてよかった」と語られておりましたがこれが理解出来なければ、これからの時代は生き残れないと私も思っています。(笑)

 

 

不易流行

林氏の講演の後は、例によって新建ハウジング社の三浦社長の切れ味鋭いまとめと講評がありました。相変わらず端的にそしてとても分かりやすく林氏の話は一体何を意味するのか、我々は何を学び取り、どのような行動を取らねばならないかを示唆と共に覚悟を持て、勇気を出せと励まして頂いているような気持ちで聴いておりました。その三浦社長の話の中で印象的だったのは「不易流行」という言葉。まさに時流を読み、変化を続けることで驚異的に業績を伸ばされているベツダイ社が長い社歴の中で培ってきた協力業社会との強い結びつきを持ち、工務店としての地力を保っているという林氏の話とバッチリリンクしてマーケティングだけではなく、モノづくりの企業として守らなければならないものへ積極的に向き合うべきだということ。そして会社だけが次の時代に生き残ることができるのだろうと感じた次第です。

林哲平取締役、本当に素晴らしいご講演をありがとうございました。ほんに勉強になりました!

 

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パラダイムが人生を作る@2017富士登山。

8月7日 晴れのち雨

夏の恒例、富士登山。

昨日からすっかり毎年の恒例行事となった富士登山に来ています。昨日、始発の新幹線に乗り込んで昼には富士山5号目に到着、1時間ほどの高度順応の時間を持ってから登山スタート。夕方18時には8号目の常宿、池田館に到着してカレーライスと缶ビールの夕食を摂って仮眠。今日の夜中1時過ぎからご来光拝観を目指して山頂にアタックと、毎年(昨年は違うルートでしたが、)同じパターンの夏の富士山登山を楽しみました。以下は今回の富士登山のポートレートと共にお送りします。(笑)

 

台風が迫る中、最高のコンディション!

山登りは天候次第。とよく言われますが、まさにその通りだと思います。日本最高峰にして強力なパワースポット、霊場でもあり世界遺産に認定されるほど世界的にも有名な富士山に一生に一度は登ってみたい!と登頂を試みて、荒天のために途中下山を余儀なくされた方をたくさん知っておりますし、私自身は今年で8年連続の登頂となりましたが、何度かは雨に見舞われ、(中止したら良かった、と後悔するほど)厳しいコンディションでの登頂もありました。そんな観点から見ると今回の富士登山は最高!の天気に恵まれて本当にいい経験になりました。

 

最多人数での全員登頂!

もう一つ最高だったのは、過去最大の人数での登頂を試みたにも関わらず、誰一人として落伍者を出さずに、全員無事に最高の笑顔での登頂と下山が叶ったことです。その数なんと26人!
毎年夏の富士山登山はすみれの恒例行事になっているということで、スタッフ、元祖職人起業塾で共に学ぶメンバー、職人起業塾の研修にご参画頂いている企業の新人研修としての参加は例年通りではありますが、私が生徒として学びに通っているUXデザインのコミュニティー、UX KANSAIで知り合ったメンバーの方が同僚を誘って参加してくださったり、たまたま出張で静岡に滞在していたエンジニアの小田さんが飛び込み的に参加くださったりと、例年とは少し(女子率が高かったり!笑)雰囲気の違う華やかな登山行となりました。

 

コラボの力。

しかし、この程度では例年通りの10名強の人数だったのですが、それが一気に倍増したのは、 会社ぐるみであれこれとお付き合いをしているN-style社の企画とコラボ(というか丸乗り、笑)させてもらったからで、いつもは私が行っている山小屋の手配などもN社のスタッフさんに丸投げしてお願いしました。(笑)
お陰様で、非常に楽しい充実感と達成感の得られた2日間となりました。那須社長、菅くんはじめN-styleの皆様、本当にありがとうございました。人数が多いだけ、(大変な面もあるにしても)笑顔も多く、価値も大きくなることを実感させて頂きました。来年からも引き続き、合同での開催、宜しくお願いします!(笑)

 

過去の富士山のおもひで。

今年で8年連続9回目となる富士登山、これまでも様々なドラマがありましたし、主催者として運営して来た私としても、学ばせてもらうことが非常に多く有った様に思います。この機会に、と思い立ち過去のブログを見返して見ると、胸が熱くなる様な(良いも悪いも含めて)出来事、ドラマが色々とありました。過去のブログはこんな感じです。

7年連続8回目富士登山。八合目までのポートレート。
今年2回目の富士登山。
富士登山振り返り2015
富士登山考 ~確認という目的~
今年もやっぱり富士登山。
日本一の峰で思う、やっぱり何処に登るかよりも誰と登るか。
夏といえば富士登山。
2011 富士登山道@理念と経営 経営者の会 無事帰還しました、
2011 富士登山
憧れの富士登山行。
富士山登山2日目

日本の頂上で人生観が変わる。

毎年、日本の一番高い場所、日本最高峰の霊場にお参りを続けることはただ楽しい夏のイベントというだけではなかった様に思います。これまで何十人という人たちと一緒に山頂へのアタックを繰り返して来ましたが、富士登山をきっかけに単なる山登りの域を遥かに超えて大きく人生を変えられた方が確実におられます。

ちなみに、その一人が私であり、2010年の初登頂をきっかけに劇的に人生も経営する事業も変わりました。自分自身のそんな経験から、自分を誘って下さり、人生の転機を与えてもらえたご恩をなんとか少しでも返したい、という想いがずっと心の中にあります。しかし、残念ながら恩返しすべき相手である私がメンターとして尊敬して慕っていた先輩経営者は2011年に急逝され、3回目の富士登山にはご一緒することが出来ませんでした。その代わりにという訳ではありませんが、その年は家族を誘い、親しい友人と一緒にメンターを偲びながら富士登山にチャレンジしたのが現在の毎年恒例のイベントのそもそもの成り立ちです。メンターに対する恩返しはもう出来ませんが、ご恩送りの意味合いを込めて私が頂いた人生観の転換のきっかけを提供できればと思いスタッフを中心に毎年富士山に登って見たい人を募っています。

(大げさにいうと)死からの生還。

私は、2010年に初めて富士山に登頂した時、高山病と体力の無さから「二度とこんなところに来たくない」と思いましたし、そのつもりでした。その当時の私といえば、内臓疾患を抱えていたことと、運動など全くせずにぶくぶくと太っており、先行き長くない、と予感を持ちながら毎日を過ごしており、50歳までに死ぬと医師に言われた通りの人生を送るつもりでした。

しかし、初めて見た日本最高峰の景色はあまりに素晴らしく、いつまでも脳裏に鮮明に焼き付いており、富士山から帰って来て辛かった記憶が薄れる頃にはもう一度登って見たいと思う様になっていました。(それだけではなく他にも体力の衰えを実感する事件があったのですが、)翌年の富士登山に備えてウオーキングを始めたのが今のフルマラソンやロードバイク、山登りなどのアクティブティーに積極的に取り組む様になったきっかけであり、壊れていた肝臓を自力で直し、健康な身体を取り戻した始まりでもあります。まさに、状態管理を思考から現実に転換する方法論を体得した人生を変える経験となった訳です。

パラダイムが人生を形作る。

今回、26名もの大人数での登頂は非常に楽しかったですし、私としては得るものが多かったですが、ふと思ったのは参加される方の向き合い方、意味付け、考え方によって、富士山に登るという誰もが同じ体験をするにも関わらずその価値は様々だということ。ある若者は「今回素晴らしいご来光を見れたのでもう登ることはない。」と言いますし、違う若者は「自分の限界を突破できた、人生観が変わった」と言いました。同じ体験をして、その体験に対して振り返り、自省し、意味付けをして経験に昇華して違う場面で人生経験として生かすのか、いい思い出(体験)を持っています、というだけに終わるのかではこれからの彼らの人生に大きな差が開くのは火を見るよりも明らかだと思うのです。今回も多くの若者が参加されておりました。楽しむことは素晴らしいことではありますが、ただ山に登り、綺麗な景色を見て感動するだけではなく、自分の限界を突破して、行動できる領域を増やして周りの人を気遣い、思いやり、そして助けることができる精神と肉体を整える状態管理に目を向けてもらいたいと思った次第です。
おっさんの説教みたいな物言いになってしまいましたが、皆様の成長を心から祈念しています!

2017富士登山隊の皆様、本当にお疲れ様でした!最高の2日間でした!


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ミッション×ポジション×アクション@くらしの庭 Huhn Fub

8月5日 晴れのち曇り

 

夕立。

昨日の夕方は絵に描いたような夕立が降り、日中のキツイ日差しにカンカンに焼けた屋根やアスファルトを一気に冷やしてくれました。おかげで夜も少し眠りやすかった様に思います。一雨を恵んでくれた雨雲が切れて夕焼けが現れる夏らしい夕方でなんだか懐かしい感じがしたのは子供の頃は夕立が多かったからなのか、それとも毎日外を走り回っていたから夕立に見舞われることが多かったからなのか、はっきりとはしませんが涼しくなったのと併せてなんとなく心が緩んでリラックスできた気がします。

 

ミッションとポジショニング

今日は朝から大阪へ。このブログが発端で2年前に大阪で開催した職人起業塾の開講前のセミナーにご参加くださったご縁で、すみれ本社で行なっている勉強会に社長が継続的にご参加される様になり、そして半年コースの研修講座の第1期に社員さん2名が参加してくださった箕面の工務店、ホクト住建さんの新しい事務所と地域に解放されるコミュニティースペースの新規オープンのお披露目会に駆けつけました。藤原社長がスタッフの2名と共に職人起業塾で共にマーケティングを学ぶ中で明らかにされたのは、「地域に安心な暮らしを提供する工務店となり、地域と共に歩み続ける」というミッションとポジショニングでした。具体的には「暮らし安心クラブ」なる、おつきあい頂いたお客様に建築だけに限らず、普段の暮らしの困りごとをなんでも相談してもらい、電球一個の交換から、不用品の処分、地域で採れる野菜の販売まで便利屋さんの様な幅広いサービスを定額制で行われておられます。今回はその想いをさらに具現化し、地域と生きることを鮮明にする第一歩として古民家を再利用したオープンスペースを持つ事務所に移転され、今日のお披露目会となりました。

 

コンセプトの具現化

地域と共に生きる。というのは私たちスモールビジネスの代表格の様な工務店にとっては非常に重要なコンセプトです。マーケティング理論を学ぶとその特性が一層明確に理解できる様になりますが、実際にそのコンセプトを行動に移し、見える様に打ち出して、地域の住民に理解と認知を広げるのは決して簡単なことではありません。私たちすみれも毎年1200件以上のお宅に大工による無料メンテナンス訪問を5年前から行っており、「暮らしの学校」と称して工事を終えたお客様の暮らしが楽しくなる様に様々なイベントを毎月行なっておりますが、それでもなかなか、というより未だに全く地域で唯一無二の存在と認知されている訳ではありません。この度のホクト住建社の取り組みはそのコンセプトを更にわかりやすく、親しみやすいものにすべく、地域の古民家を借りて修復し地域に解放することで完全に地域に溶け込もうとする試みであり、コンセプトの具現化という意味において、張り切ったピカピカの社屋を建てるのとは全く違う素晴らしい取り組みだと感じました。

 

ドラッカー博士曰く、、

マーケティングという言葉はこの10年ほどで非常に広範に使われる様になり、世の中には様々な定義や解釈があります。日本マーケティング協会の定義を見ると、ビジネス全般の全てがマーケティングだと言っても過言でないくらいで非常にわかりにくくなっています。そんな中、ドラッカー博士が言った「マーケティングの究極の目的はセリングを不要にすること」をその定義として考えれば、同じドラッカー博士が「事業の目的は顧客の創造である」と言った様に、一生のお付き合いをしてくれる生涯顧客を創造し、LTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を享受することがマーケティングの中心となる主たる活動になります。しかし、生涯顧客とは単なる取引先から一歩踏み込んだ深い信頼関係で結ばれた顧客であり、よっぽど印象に残るくらい喜んでもらわないと、少々まともな工事や誠実な対応をしたから、一度や二度の接触をしたからと言ってそんなに固い関係構築が出来たりはしません。

 

未来へのアプローチ

職人起業塾のコミュニケーション研修で横山桂子先生がいつも口にされるのは、「コミュニケーションの基本はストロークの数」ということです。接触回数が顧客との良好な関係構築の大きなファクターであると考えるとホクト住建さんのこの度のチャレンジはマーケティング理論にしっかりと根ざしたマーケティングアクションだと言えると思いますし、マーケティングとは自社独自のマーケットを作ることと考えれば、それはほぼ同じ意味合いで、地域のコミュニティを作ることでもあり、地域の住民に安心してもらえるサービスを提供し、気軽に立ち寄れる場を作られたのは非常に有効な未来へのアプローチだと感じました。ミッションとポジショニングを明確にして、未来に向けて一歩を踏み出されたホクト住建さんのこれからの事業のご発展を心から祈念したします。

頑張ってください!


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「謙のみ福を受く」先輩経営者からの贈り物。

8月4日 晴れ

 

整える日。

八月に入って初めての明日からの週末はUXデザインの研修会からの富士登山。ハードなスケジュールを前に今日はなんとか一日事務所でデスクワークに勤しむ時間が取れて、ついでに高山病対策の酸素カプセルに潜るのと久しぶりの整体を受けて体調を整えておきました。たっぷりの酸素を吸い込んでストレッチとともに骨格を整えてもらった後は随分と気分が良くて、怒涛の出張とイベントごとの連続の毎日ですが、少しは落ち着いて整える時間が必要だと改めて実感。
状態管理は意識して時間を取らねばなりませんね。。

 

 

先輩経営者からの贈り物。

来る日も来る日もあちこちと出歩き続けるノマド生活を送っていると、たまに事務所に腰を落ち着けた際には郵便物がごっそりと溜まっていたりします。今日もまとめてチェックをしてみたら、知り合いの先輩経営者から郵送で手紙とともに小冊子が届いておりました。早速封を開けて中身を拝見すると、先日私がのこのブログに書いた内容を読んで頂いて、そこで取り上げていた稲盛和夫氏の引用文から参考にと盛和塾の塾長講演を書き起こした小冊子を送ってくださいました。以前、大阪で盛和塾の特別塾長例会の市民フォーラムに参加した際、同じような内容の講演を聞いたことがあり、大変感銘を受けたのは今でもよく記憶しておりますが、改めて書き起こした文章を読み返してみると、現代の日本で生ける伝説とも言われるカリスマ経営者、稲盛和夫氏が人生で得た知見を垣間見せて頂けたようなありがたい気持ちになりました。岩田社長、この度はお気遣い頂きまして本当にありがとうございます。魂を少しでも磨けるように、今後とも精進致します。

 

 

謙のみ福を受く

岩田社長からお送り頂いた盛和塾の小冊子に書き起こされていた稲盛塾長が講演で話された言葉をを読んでみると、胸に突き刺さる文章がそこ此処に散りばめられてありまして、ページをめくる度になるほど!やっぱり!その通り!と得心することの連続でした。その中でも最も心に響いたのは、「謙のみ福を受く」という中国の諺を引用して謙虚さの重要性を説かれている部分でした。京セラ、KDDIと日本を代表する大企業を創業し、JALの再生を担うなど現存の経済人としては押しも押されぬ日本のトップに座に君臨するような私にとってはまさに神様のような存在の経営者が76歳(2009年当時)になってまだ、謙虚の大事さを熱く説かれることは驚きを通り越して衝撃的でさえあります。「自省無くして成長なし」というのは今は亡きメンターが私に遺してくださった言葉ですが、言い換えれば、謙虚な姿勢を持ち続けることこそが、事業を継続させる最も重要なファクターだと教えて下さっていたのかも知れません。そんなことを思い返しながら塾長講話を噛みしめるように読ませて頂きました。

 

 

叱咤激励に感謝。

昨日も大阪で私自身が主宰する研修会で講師を務めておりました。50歳にもなって、いつまでも小僧ぶっていてもダメだと、自分が学び、実践し、結果を得たことで、後進に伝えることが出来ることがあるならばと建築業界ではまだまだ珍しいマーケティング理論に基づいた現場マネジメントを実際に建築現場でモノづくりを行う実務者に向けて慣れない講師として教えております。しかし、実のところ、自分が「先生」と言ってもらえる程大した存在ではないことも重々承知していますし、研修事業を行なっていると言いながらもまだまだ自分自身も学び続けなければならない立場だとも理解しています。先だってお客様からお誘い頂いたご縁で毎週通っている倫理法人会のモーニングセミナーしかり、今回の岩田社長のお心遣いしかり、多くの諸先輩から知らないこと、分っていないこと、頭では分かっていても出来ていないことだらけの自分自身を今一度見つめ直し、謙虚な心で学び直せと叱咤激励を頂いている様に感じている次第です。応援してくれる諸先輩に恵まれていることに心から感謝しつつ、改めてこれからももっと魂を磨き、少しでもより良い世界にしてからこの世を去れる様にしたいと思った次第です。

 

 

我以外皆我師。

それにしても、、こんなご縁を頂けるのも10年に渡りブログを書き続け、fbで情報発信をしているからに間違いはありません。ブログを書くきっかけを頂いたことも含めて全てはご縁の賜物であり、貪欲に学び続ける気持ちを持続させてきたからなんとか今があると心から素直に思えます。
我以外皆我師。ご縁に感謝しつつ、謙虚に学び続ける姿勢を保とうと、決意を新たにさせてもらえた出来事でした。岩田社長、本当にありがとうございます。

 

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慢心と屈辱と負けず嫌いの才能。

8月2日 快晴

 

負けられない戦い。

今日は徳島。スタッフが参加してお世話になっている異業種交流会BNIのメンバーによるゴルフコンペに(すっかり常連として)参加させて頂いておりまして、今回は鳴門海峡を望みながら灼熱の太陽の下、ラウンドを楽しみました。今回で第6回目となるこのゴルフコンペ、実は非常に厳しい特別ルールがあります。それは、ダブルペリア方式(隠しホールでのハンデ戦)での順位とは別に、グロス(ハンデなしのスコア)で最下位になった者が次回のコンペを取り仕切って主催をしなければならないという、屈辱と面倒臭さをいっぺんに引き受けなければならないというなんとも非情な取り決めで、ゴルフ自体は心易い仲間と楽しくプレイしつつも、絶対に負けられない(というか負けたくない)熱い戦いが毎回繰り広げられています。(笑)

 

 

屈辱と面倒、押し寄せる。

この度は一年に一回の神戸を離れての遠征ゴルフということで、昨夜から前のりして前夜祭つき、夜中遅くまでお酒を飲みながら話し込み、寝不足気味の上、朝から太陽がギラギラと照りつけるなかなかタフなコンディションでのラウンドとなりましたが、メンバーに恵まれてそれなりに楽しい1日を過ごすことができました。ただ、残念なのは私が前述の負けられない戦いに敗れて、屈辱と面倒を引き受けて帰ってきてしまったこと。
ま、そもそも下手くそゴルファーなのでいつかこんなことになるとは思っていましたが、前回のラウンドはあわや悲願の80台となるか!(結局、最終ホール大叩きして90台になった、涙)と思ったくらいにスコアをまとめることが出来ていただけに期待と結果の落差が大きく、ショック倍増の悲しすぎる結果となってしまいました。

 

 

慢心と準備不足。

ラウンドを終えて、表彰式で屈辱の最下位トロフィーを受け取って失意の中帰途につきながら、今回の不甲斐ない結果に終わった自分に対して憤りを感じつつ、(一回くらいは良いけど、笑)こんなことを何度も繰り返すわけにはいかないと深く反省、原因と対策を考えてみました。

冷静に考えてみなくても、分かりきっている原因は単なる準備不足です。春のゴルフシーズンが終わって最後のラウンドから2ヶ月近く経ち、すっかりシーズンオフモードになっている私は殆ど練習をすることもなく、最後のラウンドが自己ベストに近いスコアだったことにすっかり慢心して全く根拠などないのに今日もそこそこの成績でラウンドできるような気になっておりました。で、実際スタートしてみるとクラブにボールがまともに当たらず、ガタガタ。。。ゴルフコンペが続くシーズン中ならともかく、大して上手くもないのに練習もせずに1ヶ月以上もクラブを触らなければ、こうなるのは当然の結果です。

 

 

同じ様な失敗例。

考えても見れば、この同じような経験を昨年の冬にもしています。夏の間のあまりの暑さに、毎週のランニングの習慣を涼しくなるまで自転車に変えて同じ時間ぐらいのトレーニングにしたところ、マラソンシーズンになっていざフルマラソンに参戦する段になると、全くもって走れなくなっており、苦しさから逃れたので当然といえば当然ですが、自転車とランニングでは使う筋肉も、体力も大きく違うことを思い知りました。結果、昨年の神戸マラソンは準備が間に合わず、目標にしていた4時間30分切りどころか、何とか完走するのが精一杯の情けない結果になってしまいました。付け焼き刃ではどうにもならないことを身に沁みて体験して良いこと考えた!と安易に楽な方に流されるとろくな結果にならないことを思い知った次第でした。。

 

 

屈辱は人を成長させる。

もう一つ気がついたとても重大なことは、このゴルフコンペが会を重ねる度にレベルが高くなっているということ。開催当初は120点台がワーストスコアだったのに、これまでのワーストホルダーたちがせっせと練習を重ね、上達していった結果、今では100点を切れないと最下位の可能性が高くなるハイレベルのコンペになってしまっております。うすうす感じては降りましたが、一向に練習をしたい私はまるで湯が沸いているのに気がつかない茹で蛙のようなものです。敗者にしかわからない悔しさがワーストホルダーだった皆さんを短期間で大きく成長させたのだと今頃になってやっと気がつきました。(苦笑)

  

 

「悔しい」の力。

そういえば、昨日のブログでもご紹介した林成之氏の著書「脳に悪い7つの習慣」にも脳のパフォーマンス全体に深く関わっている海馬回のすぐ近くにあって、海馬回をリードする役目を持っている扁桃核は悔しさや危機感を感じる機能を持っている部位であるとのことで、悔しさが海馬回を本気で働かせ、人間の脳のポテンシャルを最大限に引き上げるトリガーになると書いてありました。「窮鼠猫を噛む」や「火事場の馬鹿力」は危機感から普段以上の実力を発揮する例えですが、日常生活においては悔しさを感じることが脳の力を引き出す強力なファクターになるとのこと。

たかがゴルフ、たかが遊びではありますが、50歳を過ぎたおっさんになって、普段そんなに頻繁に感じることが無くなった「悔しい気持ち」を味わえたことは悪くない希な体験になったやも知れません。若干、前向きに過ぎる思考の様な気もしますが、この機会に元々子供の頃から負けず嫌いだった自分自身にもう一度立ち返り、ゴルフに限らず、脳力のパフォーマンスを上げて様々な物事に当たるきっかけにしたいと思います。「負けず嫌いは立派な才能」だと同著にも書いてありましたし。(笑)

本日ご一緒いただきました皆様、暑い中お疲れ様でございました、ありがとうございました。第7回のゴルフコンペの日程は早々に調整いたしますので楽しみにしておいてください。

「くそー、次は絶対に勝ってみせるぞー!」

 

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理念と経済、罪と寝言。

7月31日晴れ

朝からクマゼミのうるさい位の大合唱で目を覚ましました。7月も今日でおしまい、明日から8月。いよいよ夏も本番、今年も残り3分の1を残すのみになりました。

 

 

ものづくり、褒める種まき。

昨日、一昨日の二日間、神戸駅南の広場で開催したひょうご木づかい王国学校の出張イベントは満員御礼、売り切れ続出の大盛況でした。私は木材の破片から小刀でバターナイフを削り出す木工ワークショップの担当として二日間詰めておりまして、ご参加頂いた方は子供も大人も自分の手で削り出すオリジナルのバターナイフを完成させて皆さんご満悦、非常に喜んでくれていました。簡単なものではありますが、ものづくりの楽しさを多くの人に実感いただけたのではないかと思っています。そして、講師として小刀の使い方を教えつつ、相変わらず子供たちには「君上手やなぁ、才能があるで」と将来ものづくりの仕事につかないかと強く勧誘というか種植えをしておきました。(笑)

 

 

手刻み、伝統技術の継承。

また今回のイベントでは、いつもとは少し趣向を変えて大工の手刻み仕事のデモンストレーションを行いました。釘や金物を一切使わない軸組の組み立てや墨付け、刻みの実演など、兵庫県伝統技能士倶楽部の皆様にご指導いただき、すみれの若衆をはじめとする伝統工法や数奇屋建築の刻みなどしたことがない大工たちが磨丸太の柱に根がらみの角材を釘を使わずにコミセンで組み込む仕口を勉強させていただいたり、イベント会場で蟻継tや鎌継といった仕口を作る練習をしたりして、若衆たちには随分と勉強になったとともに、通りがかりの人たちに対しても日本古来の伝統技術の継承の大事さを感じてもらえたのでは無いかと思います。

 

 

志に感謝。

この二日間を通して来場者の多くの笑顔に接し、非常に意義のある良いイベントをすることができたと感じると同時に、このような木と触れ合い、ものづくりの面白さや、伝統技能を残す大事さを感じてもらえるイベントをこれからも継続していきたい、続けなければならぬとつくづく思いました。今回は住宅相談コーナーにリフォームの相談などもあり、メンバーさんの受注に結びつく(可能性もある)案件も少しはありましたが、それでも(想定通りではありますが、)企画から準備、運営を通してけっこうな時間とお金を皆さんにかけていただいているにも関わらず、ほとんど実際の売り上げ、利益につながる事はありませんでした。それをわかった上でお手伝い頂いている運営メンバーの高い志に感謝することしきりです。本当にありがとうございました。
しかし、一方で気になったのはこのような取り組みを持続する為に必要な資金面のことです。私たちのような中小零細企業が集まった任意団体が利益度外視のボランティア活動をいつまでも続けていけるものではありません。継続するために新たなアクションを起こすべきだと強く感じた次第です。

 

 

二宮尊徳の言葉。

イベント終了時の〆で参加メンバーの皆さんのイベントを振り返っての感想を伺い、最後に総括的に挨拶をした際に思い出したのは、「理念なき経済は罪であり、経済なき理念は寝言である」と言う二宮尊徳翁の言葉です。また、無一文から起業して長い間脆弱な財務基盤での事業を続けることに悩まされ続けてきた私としては、目先の売り上げを度外視したイベントを行うことなど夢のまた夢で、高い理想を掲げようともどうしても足元を固めることに躍起になり、未来に繋がる事に取り組みたい、でも出来ない。というジレンマに(今もですが、汗)苛まされて来ました。そんなことを考えれば、兵庫県や県木連と合同で今回の様な大々的な啓蒙活動のイベントが出来る環境が整った事には感謝する事しきりですし、理念と経済の両立を自社の事業もしかり、木づかい王国学校の活動も果たすべくビジネスモデルの構築を急がねばと焦る気持ちがむくむくと湧いて来ました。

 

 

家づくりのプラットフォームを作る!

盛況だったイベントを振り返り、感謝すると同時に考えなければならないのはこのような環境に身を置かせてもらっている御恩に報いることであり、未来に向けての啓蒙活動を継続するためにひょうご木づかい王国学校を収益事業として成り立たすための方法論を編み出し、実践し、成果を上げる事です。イベント来場者に問いかけて見ると全くと言って認知されていなかったのですが、ひょうご木づかい王国学校内に設置された木の家相談窓口は失敗をしない家づくりのための資金計画や健康な暮らしを支える住宅性能、暮らしやすいプランニングの考え方や土地の探し方など住まい手が安心して暮らせる住宅を取得できるように学んで頂く情報提供の場として新築やリフォームを考えている方のプラットフォームになることを目指して活動しています。

Googleやアマゾンとは規模感も立ち位置も全く違いますが、時代の流れは明らかに信頼できる、バリューが明快で便利なサービスが提供されるポータルに人が集まり、そこにビジネスチャンスが生まれることを示唆しており、それはスモールビジネスに携わる私たちにも既に無関係ではなくなっています。我々も兵庫県という限られた地域の中で家づくりに興味がある人たちに信頼されて、安心して相談ができると人が集まってくる場づくりを成し遂げたいたいと思っています。

 

 

理念と経済の両立。

真摯に、誠実に徹底した消費者目線に立ってサービスを行うこと、そして私たちが提供するサービスに合致するニーズを持っている人にしっかりと私たちの存在を伝えることで地域から広く信頼を得ることこそが、二宮尊徳翁が言われた理念と経済、寝言と罪を全て包括して整合させる鍵だと思いますし、我々のそんな思いをこれから家づくりを考えられている消費者に伝えるアクションを考え直すことによって理念と経済の両立を図れるのではないか、なんて考えています。この2日間はひょうご木づかい王国学校の活動にご参画いただいている多くの志高いメンバーさんと共にいっそうの努力を積み重ねる覚悟を固めたイベントとなりました。
神戸駅と多可町、2日間同時開催の木づかい王国学校のイベントにご参加頂きました大勢の皆様、本当にありがとうございました。そして、引き続きよろしくお願いいたします。

 

※秋田さん、中務さん、写真無断で拝借しました、スミマセン。(^_^;)

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未来へのタネ植え@出張!ひょうご木づかい王国学校イベント。

7月29日 曇りのち晴れ

 

皮切りが大事!^ ^

今日と明日はこの夏の毎週末続くイベントの皮切りとも言えるひょうご木づかい王国学校での山と街との同時多発的イベントを開催しています。今年の2月に続き2回目となる山と街と人を多可町のヒノキ伐採ツアーはBBQの後、テントでキャンプの一泊二日で明日はチェーンソーアートの実演あり、木工ワークショップありと山の楽しさ、気持ちよさを満喫してもらう盛りだくさんの企画にパワーアップ。私も参加する予定でとても楽しみにしておりましたが、神戸駅の南の広場でも同日に出張イベントを行うことが県木連の事業で決まっており、兵庫県伝統技能者倶楽部の指導の下、すみれの若衆が大工の手刻み実演のデモンストレーションをすることになったのと、バターナイフワークショップの講師を私がすることになり、山での飲み会勉強は断念。子供たちに熱い指導をしながら神戸駅前に二日間詰めています。よかったら遊びに来てください。(^ ^)

 

 

神戸駅前 出張!木づかい王国イベントリポート

神戸駅前の人通りの多い広場での出張イベントと言うことで朝から大盛況、私の担当するバターナイフのワークショップももちろんですが、小さな板に行くよって作るミニコリント版も、無料で小さい子供が遊べる積み木コーナーも、そして伝統工法で組み上げる大工によるデモンストレーションも、全てが大賑わいで注目を集めるイベントとなりました。イベントレポートを書こうかと思いましたが、ご参加頂いた秋田大工の奥様、sone beseの秋田真沙美さんが(私も登場させてくれて、笑)素晴らしいブログを書いてくれたので(勝手に)転載させて頂きます。(笑)

________________以下転載_________________

 

木づかい王国出張イベント

今日は神戸駅の南にある広場で出張イベントでした。神戸ハーバーランドに「木づかい王国」という木育施設であり、木をつかった住まいの相談ができる場所があります。今日はハーバーランドから神戸駅前へ飛び出し、夏休みにぴったりな工作ができる上に、大工さん達の手仕事実演ライブ見学など楽しい内容盛りだくさんの内容になっています。ずっと大盛況でした。今日逃した方は明日もあります♪

以下、イベントの様子です♡

バターナイフ作り

朴(ほお)の木を小刀を使って削り、バターナイフを仕上げます。

すみれ建築工房の高橋社長は終日バターナイフ作りを教えてました。朝から終わりまで私もいたのですが、ずっと大盛況でした。

私も作らせていただきました。20分ほどでmyバターナイフ作りができちゃいます。昔の鉛筆削りのような要領で削ります。我が家バターナイフ今日作ったのをあわすと4本ある?

ミニコリント板、迷路板作り

釘を打ち付けてコリント板をつくる、木を貼って迷路板を作るという内容のワークショップもありました。

板に絵やイラストを描いて、釘を打っていきます。迷路板も作れます。夏休みの工作にピッタリですね。大志は作り出すととまりません。

積み木コーナー

 

積み木コーナーには靴を脱いであがるように杉板のパネルがありました。即席床ですね。これが絶妙に雰囲気出てるな~って思った私☆自然と靴をぬいであがって、ヒノキの積み木はとてもいい香りがしてました。木に自然と触れる遊びです。

積み上げて背比べしてました。

大工さんの手仕事実演

あらかじめ刻んだ軸組みを組み立てる実演がありました。

高橋社長、笑顔がちょっとやんちゃな少年のようで素敵です!

秋田大工はここが出番でした。

お父ちゃん、お疲れ様です。

隣で「大志もやるーーー!!!」って聞かない我が子にてんやわんや。邪魔した上に参加させていただき本当にありがとうございました。

柱と根がらみをあわせてこみせんを打つ作業。練習できるように、分解したのを見られるように見本が置いてありました。

これで親子で遊ばせていただきました。

その上・・・大工さん達が刻み練習している横で私も蟻継ぎ・・・のこぎり、のみを使ってあそばせていただきました。つい夢中になりました?

のみの休めのポーズ、置き方あかんと秋田大工に怒られました。

横で大志ものこぎりで切る作業?遊びですね?

組み終わり、少し展示した後は明日にももう一度組むのでばらして片付けます。

伝統工法。無駄がない。知の結集。経験と技術・・・自然との会話。いろんな要素が集結していることを想います。

明日も同じく開催で秋田大工実演します。私は子どもたちのお昼寝状況によりますが?

子ども達とめいっぱい楽しませていただきました。ありがとうございました!!!

帰りは家具のお届けもあって遅くに帰宅となったのに熱が冷めない大志でした。

当分コンコンにぎやかになりそうです。

*********************************

___________転載ここまで、真沙美さんありがとうござました!_________

 

 

イベントの意味と意義

私たちが実業を離れ、今回の様なイベントを始め、毎月ひょうご木づかい王国学校の事業に(金儲けにもならんのに、)入れ込み、人と金と時間を投入し続けている理由はいくつかあります。もちろん、建築会社を経営している立場で参加しているのですから、(今すぐではないにしても、将来的に)仕事に繋がらなければならないのは大前提ではありますが、自社の売り上げ利益のみを追いかけるのであればこんなに非効率なやり方はあり得ない訳で、それ以外の価値、意味と意義を感じるからに他なりません。それは、10数年前から目指し続けている自立循環型の社会への移行への貢献であり、私たちが自社で職人を守り育て、ものづくりの本質を守るという理念の延長線上に地域社会でもタネをまき、それをせっせと育てて成果を得て、またタネを蒔く循環を地域に根を張り、この神戸の地に住み続ける者として少しでも広めたいと思うところが大きいです。そんなことから、兵庫県に豊富に育った森林資源の活用を地場産木材を使った建築の普及、そしてそれを受け入れてくれる様に消費者への啓蒙活動を熱心に行なっているという次第です。

 

 

未来へのタネ植え。

特に嬉しかったのは、すみれの若い大工たちが追っかけ蟻や鎌の仕口を刻んでいるところに、高校生のカップルがやってきて、熱心に手刻みの様子を見ているのを見つけ、話しかけてみると兵庫県立工業高校の男子生徒が「将来大工になりたいんです。」と言ってくれたこと。「ちょっとやって見いへんか?」と誘うとまんざらでもなかったので宮大工の広島さんにお願いして刻みの指導をしてもらいました。街中に出てイベントを行うことで、大工の様な地味な仕事についても、この様な大勢の人に喜んでもらえる場で活躍できることをその学生に感じてもらえることで、現在、皆無に等しい若者の建築業、特に職人への入職を増やすことに繋がれば、私たちの活動はまさに未来へのタネ植えになる訳で、私が担当しているバターナイフ作りのワークショップでも木に触れて、モノを作る楽しさを多くの子供達に知ってもらえる機会もひょっとしたらそんなことに繋がるかもしれないと思いながら、子供達に「君はセンスがあるねー」「将来ものづくりの仕事に向いてるかもねー」と連発しておきました。(笑)
明日、7月30日も一日中詰めておりますので、神戸近郊の方はよかったら遊びに来てください!

 

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タフな建築実務への向き合い方。

7月28日 曇り

 

驚愕のビジネスモデルに触れる。

今日は岡山へ。つい先日、拙書「職人起業塾」を読んで頂いた方から「一度会ってみたい」と出版社のメディアジョン社を通して御縁を頂きました。その方の会社のHPを拝見したところ、「家づくり学校」なる、ひょうご木づかい王国学校で取り組みを始めた消費者へのフラットな情報提供のスキームを作り上げられ、中四国を中心に5拠点で展開されているという驚愕の事実を知る事となり、その事業内容の詳細に強く興味を持ったことから急いで訪問してお話を聞かせて頂いた次第です。今日お聞かせ頂いた衝撃的な内容については、また改めて整理をしてみたいと思いますが、出版業界のgoogle!と言っても過言ではないそのビジネスモデルの卓越性に度肝を完全に抜かれました。衝撃的すぎて、このブログに書かないかも知れませんので、ご興味がある方は個別にご連絡ください。(笑)

とにかく、U様、本日は長時間に渡りお時間を頂戴致しましてありがとうございました。今後何かとご相談させて頂くことも多いかと存じますので、引き続き宜しくお願い致します。
それにしても、、世の中は広く、凄い人や会社はまだまだたくさんあるものです。今月50歳になったばかりですが、どうやら初心に戻って学び直さねばならないようです。。

 

 

限定突破を目撃!

話は変わって、、昨日は終日東京、水道橋のship社のセミナールームをお借りして、【第六期】職人起業塾の第2講の開催日で、アクティブ・ブレイン・セミナーの初日ということで仙台から移動、私の講義はありませんでしたが、オブザーバー的に参加して塾生さんたちのブレイクスルーとも呼ぶべき劇的な変化を目撃すべく終日詰めました。皆さん夕方には(序の口にもかかわらず)早くも自分自身の大きな変化に驚かれておられ、私としてはシナリオ通りの皆さんの笑顔に立ち会うことができました。(笑)

厚生労働大臣認定の職人起業塾 6ヶ月(全15回)コースは毎月すみれ本社で開催している無料の勉強会をベースにはしておりますが、その内容は大きく違っておりまして、私が担当する原理原則に基づいたマーケティング理論のレクチャー&アクションプランのコーチングの他に、理論を実務に落とし込む為に必要な研修をマインドとテクニックの両面で付加しています。コミュニケーションスキルや問題解決能力など現場実務に欠かせない知識の習得が中心となっておりますが、その中でも最も重要なのがモチベーションの持続であり、いわゆる「やる気」を燃やし、持ち続けてもらうことです。

 

 

無限の可能性に目覚める日。

私が研修を通して常に言い続けているのは、「学び自体に一切の価値はない」ということで、実務に落とし込んでこその研修だということ。難しい研修課題に取り組んで現場で成果を上げてもらうためにはまず、心の状態を整える必要があり、「やる気」なくして実務研修は成り立ちません。その部分を研修の始めに片付けて、研修を終えるまで、そして研修終了後も実務に取り組み続けてもらえるように第2講、第3講といわゆる記憶術と言われているアクティブ・ブレイン・セミナーを導入しています。この研修の内容を超簡単、かつ乱暴に説明すると、昨日と今日の2日間でなんの脈絡もない単語の160個〜200個を塾生さんに憶えてもらいます。今回も本日2日目を迎え、全員が無事に200個の単語を憶え、1番から200番までを暗唱し、また200番から逆に言えるようになったとのことで、普通なら絶対に出来ない様な事ですが、正しいやり方を教わり、反復練習を行う事でできるはずがない様なことを成し遂げることが出来る成功体験を塾生さん全員に経験してもらいます。自分自身が気付いていない能力に目覚め、不可能を可能にする実力を元から兼ね備えていることを実体験を通して理解してもらうのです。

 

 

心技体。

また、この研修は記憶の技法を学ぶのみにあらず、困難に立ち向かい人生を切り開く力を持ってもらうことも同時に学び取ってもらいます。大量の言葉を長期記憶に埋め込むメソッドを体得するために「3つの心の習慣」を持つことを推奨されます。まさに心技体の連動となる習慣はこちら、

  1. プラスの言葉で生きる。(マイナス言葉を使わない)
  2. 感動して生きる。(感情語を使う)なんでもない様な日常の些細な出来事に感動する。自ら主体的に感動する。
  3. イメージして生きる。(明確にイメージしきる)

この他にも示唆に富んだ講義が多数なされ、単なる意識改革ではなく資格取得への意欲を湧かせる等、実務面で大きな影響が期待できます。昨日も塾生の一人が一級建築士の資格取得にチャレンジすると宣言されておられましたし、これまでに終了した第三期までの卒塾生の中には講座中に目標設定した資格を取得され、社内業務の役割を大きく変えられた方も実際におられます。

 

 

セルフイメージの書き換えこそ目標達成の入り口。

これまで、一般的には建築実務者向けの研修に意識改革と言われる様な実務と離れた研修の必要性は認めて来られませんでした。しかし、建築現場のマネジメントは非常にタフで難しく、様々な問題が積み重なっていることが往々にしてあります。そんな中、組織を改革して現場品質を向上させ、真の顧客満足を達成するには難しい課題に果敢にチャレンジし続けるモチベーションが必要であり、それは「自分には出来ない」というネガティブな思考を持った時点で絶対に達成できることはありません。

逆にいうと「自分にはできる」という強いセルフイメージが絶対条件として必要となる訳で、この可能思考と言われる考え方を持ち続けることで、一つずつ粘り強く問題の本質を解き明かし、解決を繰り返すことができる様になります。建築実務については私の担当講座で取り組んでもらいますが、まずはアクティブ・ブレイン・セミナーを通して「自分には絶対に出来ないと思っていたことが出来た!」という体験を持ってもらうことでモチベーションを高めて前向きに、主体的に取り組んでもらえる状態を整えてもらっている次第です。

本日の講座終了時に達成感に包まれた満面の笑みを湛えた塾生さんの写真を見て、明日からの現場での実務のパフォーマンスが大きく変化することを確信しました。
東京講座の皆様、2日間お疲れ様でした。限界突破の経験を早速、明日から実務に生かしてください!大きな成果を上げられることを大きく期待しています!(笑)

 

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(我武者羅に)応援される人の3つの共通点。

7月27日 曇り

 

可能思考のインストールの日

今日は東京。【第六期】職人起業塾@東京の第2講、建設業のためのアクティブ・ブレインセミナーの1日目の開催でした。私の講座ではありませんでしたが、塾生の皆さんが「絶対に出来ない!」とハナから諦めてしまうような難題をクリアして、セルフイメージを書き換えながら、正しいやり方を知り、反復して練習する事で少々難しいことなど簡単にクリア出来る様になる。「やれば出来る思考」をインストールされるドラマティックな場面に立ち会いました。早速、「一級建築士の資格取得へのチャレンジを再開します!」という超前向きな宣言も飛び出して、建築実務に直結するカリキュラムの本領発揮といったところ、いつもの通り非常にいい感じになりました。この調子で各社の未来を作る現場でのマーケティングスキームを作り上げてもらいます。(笑)

 

応援の素晴らしさ。

話は変わって、、昨日は仙台にて一般社団法人JACKグループの全国大会に出席して来ました。なかなかお会いできない全国の仲間と顔を合わせて近況報告をしあったり、新たに知らなかった助成金活用の情報を聞かせてもらえたり、蜘手理事長の切れ味鋭い講演に気づきを得たりと大変実りの多い出張となりました。その中でも一番印象に残ったのは、記念講演に登壇された我武者羅應援團の私たちへの応援と送られたエール。私は以前から何度か彼らの動画を見たりして知っておりましたが、本物に実際に触れる機会を持てたことで、当たり前ではありますが、PCやスマフォの画面で見るのと、実際に自分の目で見る、体験することとのあまりの違いの大きさに驚きを隠せませんでした。暑苦しい応援って笑けてくるのかと思いきや、ど真剣に応援してくれる姿に涙が止まらず困ってしまうくらい。(苦笑)
ハンカチを用意してから見てください!

 

 

応援される人の条件。

素直にいいなー。と思えたのは応援って素晴らしいってこと。私も人を応援したいと思いますし、また、応援してもらいたいって改めて思いました。我武者羅應援團の皆さんはこれまで1050回も様々な場所で、いろんな人を応援して来たらしくその数多くの経験の中で応援される人の共通点が見えてきたとのことでした。そこで得た知見を元に応援してもらいたいと思っている私たちJACKのメンバーや関係者達ににその共通点をレクチャーしてくれました。その共通点を知り、実行すれば応援してもらえる人になれるという非常にありがたい教えを頂けたので備忘録を兼ねてここにも書き記しておきたいと思います。我武者羅應援團総監督の武藤正幸さんが教えてくれた応援される人の3つの共通点とは、

 

その1、応援する人が応援される。

応援とは相手を信じることであり、闇雲にがんばれ!と言ってももう既に出来る限りの努力をして頑張っている人も世の中にはたくさんいる訳で、そんなことも関係なく「がんばれ」連呼しても苦しい思いをさせるだけになることもある。多くの人を応援し続けてきた武藤さんは、がんばれ、ではなく、「がんばれる」と相手のことを信じているという想いを伝えること自体が応援になるとのことでした。ちなみに、懇親会の席で使って見ると、信じているという関係性をすっ飛ばして、「あなたはがんばれる」と言ってしまうと全く応援にならないってこともわかりました。(笑)

 

その2、(未来の)自分が喜ぶように生きる

今だけ、の思考ではなく、一年後、五年後、十年後の自分が喜ぶように今を生きることを考えれば、そこにはきっと大きな価値が見出せるはずで、その姿は人から応援されずにいられない様になるとのこと。確かに、志を高く持って生きている人を見たとき、自分に協力出来ることはないか、手伝ってあげたい、応援したいと思ってしまいます。自分自身を振り返って考えても、職人起業塾の取り組みにしても、ひょうご木づかい王国学校の事業にしても、今だけ、金だけ、自分だけと真逆の思考で行動を起こしたとき、多くの人が応援してくれてきたのは実感としてありますし、改めてありがたいことだと思いました。

 

その3、辛く、厳しい環境にある人ほど応援される

泣き言を言えばいいってことでは決してありませんが、辛くキツイことが有ったとき、我慢して口を閉ざしているのではなく、泣いたっていいし、泣き言を口にしたっていい。人は決して一人ではないし、大変な時ほど誰かがきっと応援してくれる。「辛い時は泣いたっていいんだ」という武藤さんの言葉は自分自身の昔のキツかった時のことを思い出されてつい泣けてきてしまいました。(苦笑)

 

自分が自分の応援団。

武藤さんの最後の結びの言葉は、応援される人の共通点を知り、応援してもらいたいと思っている自分がいる。そして、夢や希望、理想と現実のギャップ、思い通りに行かないことやキツイこと、自分のことを誰よりも知っているのは自分自身であるのならば、まずは自分で自分を応援しようということです。スクリーンに大写しにされた「さあ!これからでこれまでを変えてやれ」そして、「過去の事実は変えられないが過去の意味は変えられる」という言葉と共に自分自身を俯瞰してみて、「お前を信じている、お前はがんばれる」とハッパをかけて応援する意識を持つことで、これまでも、そしてこれからもキツイことの意味を成長を続けるための克服すべき試練だと捉え直し、未来の自分が喜べる生き方を選択して生きていこうと思えました。応援団の効果、絶大です。

 

最後に、読者の皆さんへの応援歌です!俺たちはまだまだがんばれるぜっ。(笑)

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