『理念と経営』経営者の会@蔵王にて。

3月19日 雨 蔵王にて

一年に一度だけのスキー合宿、今年は少しゆっくり目の開催となり、暖かな春スキーとなりました。

蔵王にて
蔵王にて

 

昨日は天気も良く最高!のコンディションでしたが、世の中はすべからず表裏一体、今日は朝から小雨がぱらつき、タフなスキーになりました。

 

スノーモンスター(樹氷)
スノーモンスター(樹氷)

スキー合宿、と銘打つだけのことはあり、今年も日中は2日間とも殆ど休憩無しの滑りっぱなし。完全に体育会のそれとなっており、大人のスキーリゾートとは全く無縁の2日間となりました。

ご参加頂いた方々は皆さん脚をパンパンに張って帰られた様子、いいトレーニングになったと思いますし、Y野司法書士は今日年に引き続きずいぶん上達されました。(笑)

私も、やっとカービングスキーの板の使い方が分かって来て、長い間すっかり忘れていたスキーの楽しさを思い出せた気がします。

蔵王の雲海
蔵王の雲海

夜は身体だけではなく、心を鍛えるトレーニングもモチロン行ないました。

3年前、結局最後の開催となってしまった関西ジェイ復習会で鳥内さんに来て頂いて、「ハーバード白熱教室』風のセミナーを行なって頂いた時のテーマ、利益を上げることが先か、理念を掲げることが先か、という経営者にとって永遠の大命題?について再度議論をたたかわしました。

総論、極論、各論と切り口によって入れ替わるその二つは、結局双子の兄弟であり、表裏一体のモノだと私は結論づけていますが、(私見です)結局ビジネスのステージによってプライオリティが入れ替わるという事なのかも知れません。

久しぶりに根源的な問題に思考を巡らすいい時間となりました。

 

『理念と経営』経営者の会@蔵王
『理念と経営』経営者の会@蔵王

もう一つは雑誌『理念と経営』の中の特集で取り上げられていた『ライフネット生命』のビジネスモデルについての議論。

「人と違う理念で戦う以外に、新参者は勝てない」

と題された、保険業界を変えようと奮闘されている出口社長の理念についてのディスカッション。

奇しくも生命保険業界から参加されている田中さんの、業界の悪い部分を革新する為にライフネット生命が取り組んで来られたことは素晴らしい、しかし、日本では住宅の次に高い買い物と言われる保険はやはりface to faceでしっかりと顧客のニーズを汲み取り、ライフプランに有った保険をしっかりとコーディネートするべきだ。と言う意見には、最近ネットでの買い物に失敗した経験を持つ私としては、大いに共感する部分が有りました。

それはそれで、「人と違う理念」であり、人を介して販売することが業界としての問題となった生命保険業界においても、ネット販売のその又先に新たなモデルとして認知されて行くのかも知れないと思いました。

少し前にオックスフォード大学から出されたレポートで、インターネット、技術革新が進み、無くなってしまう職種が半数近くにのぼると衝撃的な発表が有り話題になりました。IT化が大きく社会を変えると言われる昨今ですが、世の中はそんなに単純には出来ていないし、全ての作用には反作用がつきものであることを考えると、スパッと割り切って悲観することも、喜ぶことも慎重になった方がいいのかもしれません。

そんなことが今回の合宿の私の学び、本当にいい時間を持つことが出来ました。

ツアーのコーディネートをしてくださった池田女史には心から感謝致します。来年も宜しくお願い致します。(笑)

皆様、お疲れさまでした、素晴らしい学びの時間をありがとうございました。

 

おまけ、

見かけるとつい、ね。(笑)

玉こんにゃくブラザーズ
玉こんにゃくブラザーズ

 

心と身体を鍛える山ごもり。

3月18日 快晴

朝早く、夜明け前に飛び出して始発の電車、大阪空港から飛び立って、仙台空港へ。

大阪空港
大阪空港

大好評につき、昨年に引き続き継続開催が決まった『理念と経営を考えるスキー合宿』にて毎月一緒に学びを続けているメンバーさん達と6名で蔵王温泉に来ています。

 

スキーと理念と経営ってなんの関係もないやろ、ってツッコミが聞こえそうですが、、

その通りです。

仙台空港
仙台空港

 

ってことはなくて、大自然に囲まれ、美しい風景を見ながら普段することない運動をガンガンにしして、活性化した脳で深く思考を巡らすことってことのほか多くの気付きが得られたりします。

ちなみに、昨年のスキー合宿の模様はこちら、

https://shokuninshinkaron.com/?p=2425

真面目に勉強に勤しんでいます。(笑)

 

昨年のブログにも書いておりますが、この合宿、元々の発案は生前大変御世話になり、私がメンターとして慕っていたこの勉強会の主催者でもあった故・嶋田社長でして、、

 

「事業には学びが不可欠であり、学びは楽しみながら行なうべきだ」

 

という一種の哲学?から「スキー場に行って勉強しようよ」言い出されたことでした。

同じ流れで、夏は毎年富士山に登ることになり、今年で6年目を迎える訳ですが、、

結局、故・嶋田社長と富士山には2度ご一緒しましたが、一緒に雪山に登ることはなく、企画だけを立てられてあっけなくあの世に旅立たれてしまいました。

その遺志を引き継いで、理念と経営を学ぶ経営者の会のメンバーさん達と共に昨年からその計画を実行に移すことになった次第です。

 

それにしても、、

私は故人に対して、メンターと慕っていた程ですから、生前にはずいぶんと影響を受けていた訳ですが、影響力の大きな人って、この世からいなくなっても大きな影響を残すものですね。。

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

と言いますが、死んでもなお関わった人の心に残り、そしてその人の行動に影響を与え、良い結果を渡せるような生き方をしてみたいものです。

そんな死に様に少しでも近づける様に、故・嶋田社長に頂いたご恩や学びを少しでも多くの人に送り、良い影響力を持つ人間になりたいと思います。

 

とにかく、今日と明日、そんなことを考えながら雪上をかっ飛ばしてみます。

嶋田社長を偲びながら。

蔵王温泉
蔵王温泉

他山のハンバーガー。

3月17日 快晴

やっと、待ちに待った春がやってきたという感じの朝でした。

春を喜ぶチャック
春を喜ぶチャック

いつものように(アイドル犬)チャックと散歩に行ったら、心なしかチャックもうれしそうにしていました。

みんな、あったかいのが嬉しいんですね。(笑)

 

今日は一日、とっぷりと(たまにはね、)実務の日。

神戸牛 高倉改装工事中!
神戸牛 高倉改装工事中!

朝からクライアント先に現場の精算に行ったり、店舗の改装工事の現場を見に行ったり、中央卸売市場の着工前の打ち合わせに行ったり、神戸市の管理局に工事申請に行ったり、新築工事のご契約を頂いて来たり、事務所に帰ってきて会計事務所の月次決算の報告を受けたり、(DIY支援)のプチリフォーム現場の完了と掃除に行ったり、最後に集金に伺ったり、、、

皆様、ありがとうございました。

とにかく、工務店のオヤジのあるべき姿を実践。(笑)

充実した一日でした。

神戸市中央卸売り場から兵庫港
神戸市中央卸売り場から兵庫港

さて、お題目はニュースで少し話題になったマクドナルドのホームページに掲載されたニュースリリースのこと。

 

実は私、数年前までは週に4回はドライブスルーする程の●クドナルドのヘビーユーザーでした。

それが今では別人になった様に、全く口にしないようになっております。

明確な理由があるか、というとそういうことでもなく、離れてしまった理由は、何となく違和感があり、気持ち悪いから。

 

私がまだ子供の頃、●クドナルドのハンバーガーは決して安いものではなくビックマックなどはどちらかと言うと高級な食べ物でした。

それが今では値下がりが常態化しており、しかもキャンペーンと称しては安売りを繰り返します。

そしてそれを支えているのは、グローバルなマーケットから常に世界で1番安い食材を調達するというシステム。

大企業だから安心安全だと思い込む盲目さから目が覚めたからなのか、2年程前から違和感を覚えずには居られなくなりました。

消費者が離れていくってこんなことじゃないのかなぁ、なんて思います。

そして、この傾向はどうやら私だけでは無いらしく、この数年のマクドナルドの売上高は右肩下がりに益々拍車がかかっている状態です。

ちなみに、直近の売上げの推移はこんな感じ。


月次セールスレポート(2013年から3ヵ年記載)

月次レポート:売上高ほか 前年同月比

2015年3月9日更新(毎月10日前後)
(単位:%)

2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
全店売上高 -38.6 -28.9
既存店売上高 -38.6 -28.7
客数 -28.5 -19.1
客単価 -14.1 -11.8

2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
全店売上高 3.3 -8.8 -3.0 -4.0 -3.0 -8.6 -18.0 -25.7 -17.0 -17.5 -12.4 -21.3
既存店売上高 3.4 -8.7 -2.6 -3.4 -2.4 -8.0 -17.4 -25.1 -16.6 -17.3 -12.3 -21.2
客数 -5.3 -13.1 -8.3 -6.4 -5.5 -10.7 -9.6 -16.9 -15.6 -16.5 -12.0 -14.2
客単価 9.2 5.0 6.3 3.2 3.3 3.0 -8.6 -9.8 -1.2 -1.0 -0.4 -8.2

2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
全店売上高 -15.2 -10.4 -1.7 -1.9 2.1 2.6 -0.8 -0.1 -2.3 -8.8 -9.5 -8.8
既存店売上高 -17.0 -12.1 -3.6 -3.7 0.5 1.0 -2.7 -1.9 -3.4 -9.7 -10.4 -9.0
客数 -8.1 -10.9 5.8 2.7 -3.1 -2.7 -9.5 -9.3 -6.5 -13.9 -14.4 -12.1
客単価 -9.7 -1.4 -8.9 -6.2 3.7 3.8 7.5 8.1 3.3 4.9 4.7 3.5
* 既存店売上高は、少なくとも13ヶ月以上開店している店舗を対象店舗として、その店舗の売上高を当年と前年それぞれ合計して比較したものです。

まさに、予断を許さない状況です。。

しかし、少し前まで外食産業の雄と言われた同社は全くその原因をイマイチ把握されていないように思います。

新商品投入、キャンペーン、安売りを繰り返し、挙げ句サクラの行列の演出をしてみたりと、本質的に消費者が離れている問題から目を背けているようにしか見えません。

ネットの上で頻繁に叫ばれている食品添加物の多さや、原材料の調達の危なさについて一切のフォローをすることなく、旧態然の方法論で売り上げを戻すことに注力しているように思えてなりません。

と、そんなことを思っていた折りに見かけたのがこちら、

「お客様対応プロセス・タスクフォース」の
中間フィードバックを受け、新たな活動を決定

http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2015/release-150309a.html

少し乱暴目に要点だけかい摘んでみると、

*****以下転載*****

<タスクフォースの中間フィードバックを受けて決定した活動>

(1) お客様とのコミュニケーションに関わるマクドナルド自主行動計画の策定

コミュニケーションのあり方についてお客様視点から見直し、4月までに「お客様とのコミュニケーションに関わるマクドナルド自主行動計画」(仮称)を策定いたします。

(2) お客様の声をダイレクトに、より多くお伺いしサービス向上につなげる、新モバイルツールの導入

お客様からのご感想・ご意見・ご要望を、その場で簡単に投稿いただけるスマートフォンの新アプリを導入いたします。

<お客様対応を改善する新しい活動>

■きめ細かいお客様コミュニケーションのため、店舗と本社から直接ご連絡します

お客様には店舗を通じてのご連絡が主でしたが、調査の状況を把握している本社からもお客様にコンタクトさせていただき、きめ細かい対応を目指すものです。

■より厳しい基準で、お客様サービス室の技能を常に向上していきます

スタッフの技能を伸ばすため、お客様サービス室以外の社員が匿名で電話をかけ、その際の対応を評価してフィードバックするチェックを組織的に開始しました。

<安全なお食事と、より良い店舗体験のご提供に向けた活動>

商品への異物混入の撲滅を目指し、全国のマクドナルド店舗で実施した一斉清掃が完了したことを受け、第三者機関による抜き打ち訪問、チェックが始まっています。2月から5月にかけ全店舗に訪問しますが、3月5日(木)現在、約3,100店舗中、795店舗のチェックが完了しました。

一斉清掃後のマクドナルド全店を訪問し、キッチンの中の異物混入防止策や保守管理が適切か、第三者の専門的な視点で確認していただくことで、安心・安全な商品をご提供できる環境を整えます。

日本マクドナルド株式会社

******転載ここまで*****

売り上げが下がり続けるだけでニュースに取り上げてもらえる今が、食の安心、安全をしっかり担保して離れていったに顧客に向き合う最後のチャンスだと思うのですが、どうも対処に追われている感が否めない、と言うのが私の個人的な感想です。

どれも、(手法の違いはあれ、)元々出来ててアタリマエのことばかりなので、日本のトップレベルとも評されたしっかりとしたマニュアルを持っていると評判だった大企業のニュースリリースとしては、モノ足らないというか、根本的に何にも変わる気がないのかな、と。

顧客が離れているのは、異物混入のニュースが発端ではなく、もっとその前からその予兆があり、昨年の相次ぐ混入騒ぎで一気に顕在化した、とは、どうも思ってはおられない様に感じました。

というか、異物混入が顧客離れの原因であると主張したのかな?って印象ですね。

本当の問題は、『コミニュケーション』や『きめ細かいコンタクト』や『窓口の変更』や『投稿のしやすさ』や『電話対応』や『清掃』では無く、

企業としての『在り方』では無いのかな、なんて思いました。

天下の大企業に片田舎の工務店のオヤジが偉そうに言う事ではないのは重々承知しておりますが、子供の頃から長年お世話になっていただけに、マクドがもう一度本質に立ち返ったマーケティング手法を取り入れ、顧客の信頼を取り返えされることを切に願うと共に、これを他山の石として自らを戒めたいと思います。

頑張ってください。

既に若年層の大工はいないも同然。

3月17日 曇り

昨日の一雨もあってか、暖かい週の初めとなりました。

月曜日は着工の日。

朝から着工現場に説明に行って来ました。

2日間の短い期間のリフォームでは有りますが、盛りだくさんのお客さんのご要望を現場担当のサトリーヌに説明、「全て把握しました!」と、心強い声を聞いて現場をあとにしました。(笑)

昼からは京阪神木造住宅協議会の総会と研修会に出席。

理事の末席に名を連ねさせて頂いているという事で、早めに会場に入り、講師を勤めて頂くJBN青木会長と一緒に昼食を摂る稀な機会を頂き、あれこれと質問攻め。(笑)

JBN青木会長ご講演
JBN青木会長ご講演

 

総会を終えて、研修会ではまず、(私たち工務店の星、)JBN青木会長のご講演。

唯一無二と言っていい、2700社もの全国の工務店が加盟する、まさに工務店の工務店による工務店の為の団体である、一般社団法人JBNを立ち上げから長年先頭に立って引っ張って来られた青木会長の言葉はひとつ一つに重みが有り、これからの工務店が向かうべき方向性と目の前に立ちはだかる大きな危機を感じさせて頂くことになりました。

 

2時間はゆうにかかる内容をぎゅっと濃縮して簡潔にJBNの取り組み、これからの住宅産業の大きな流れ、そして工務店が取り組むべき具体的な事柄を示唆頂きました。

 

近藤典子さんセミナー
近藤典子さんセミナー

第二部では、TVでおなじみの『住まい方アドバイザー』の近藤典子さんに御登壇頂いて、ハード面(デザイン、最新の設備機器、構造)と同じ様にソフト面(住まい方!)の提案が出来なきゃダメ、と叱咤激励を頂きました。(笑)

 

心地よい住まいには『3つの間』が重要である。という独自の理論を展開されて、「私は住宅のプロでは有りません。」と言われながらも、モノではなくコト、とよくわかっているはずなのに、本当に細部まで気を配って住宅の提案を出来ているか?と聞かれると胸を張れない工務店の経営者に対して、住まい方の本質の部分を軽快な、そしてパワフルなトークでご説明頂きました。

 

はっ!と気付くことも有りましたし、なるほどねー、と関心することも多々有る濃密な講演をして頂き、非常に勉強になりました。

あちこちのTV番組で引っ張りだこの人気になるのも良く分かった気がします。

青木会長、近藤典子先生、本日は誠にありがとうございました。

おかげさまで非常にいい研修会になりました。心から感謝申し上げます。

 

この夏開講となる近藤典子さん主宰の『住まい方アドバイザー養成講座』を設計スタッフ向けの研修事業の一環として検討させて頂こうと思います。引き続き宜しくお願い致します。

近藤典子さんと、
近藤典子さんと、

 

さて、お題目は青木会長の講演の中でもピックアップされており、また、講演の中でも名指しですみれを褒めて頂いたこと。

 

このブログでも今まで繰り返し書き続けておりますが、建築業界は今大変なステージに差しかかっています。

 

それは、職人不足の問題。

大工就業者の推移
大工就業者の推移

本日の講演の中で青木会長が示された最新の資料には衝撃的な数字が列挙されておりました。

1980年代に84万人いた現役世代の大工が現在27万人、そして2020年には18万人になるとの予測が!

なんと、半世紀も経たないうちに、1/5に激減してしまう計算になっています。

その最大の理由は若年層の大工がいないこと。

1980年代に3.3万人いた未成年の大工見習いが現在2千人、もう既に殆どいなくなっています。

これは古くから業界を支えて来た徒弟制度の崩壊や、長引くデフレにより、職人の単価が下がって魅力が無くなった、とか様々な要因が有りますが、根本的な原因は、

「職人を守り、育てる強い意志を持った工務店がいなかったこと。」だと青木会長は言われました。

新卒の若者を受け入れるには一般的な社会保障くらいは整備されていてアタリマエですが、そんなことさえも出来ずに誤魔化しながら採用をしているところばかりだから、若者にもその親にも背を向けられたのだと。

「全くその通り!」

と、そのお話に多いに共感すると共に、

「弊社では就業規則、賃金規程は全て労働基準法に適法で運営しています。」と、申し上げました。

すると、全国津々浦々の工務店を知り尽くしている工務店業界の重鎮は、

「いままで散々社員大工を雇っている、と言う会社はあったが、就業規則までキッチリ整備している工務店は、君のところ唯一つだ!素晴らしい。」

と、全く予期していなかったお褒めの言葉を下さいました。

何でも、国交省もこの問題には非常に危機感を覚えている様で、JBNでもこの職人の正規雇用の実現に向けて就業規則のひな形を準備しているところだそうです。

「一度君のところのモノと照らし合わして見なさい」と、(発表前の)書類を送ってくださることになりました。

 

 

工務店は現場で作るモノが全て。

いいモノ作りはいい職人作りから、そして現場で勝ち取った顧客満足を積み重ねることで循環して受注が取れるシクミを作り上げることが出来るはず。

そんなことを信じて、私たちが10年間もがき、苦しみながら取り組んで来たミッション、『職人の社会的地位の向上』に向けて、やっと世の中が動き出してくれるようです。

『本物の時代がやって来る』

楽しみになってきました。(笑)

 

青木会長、大きな勇気を頂きました。

ご縁に心から感謝致します。ありがとうございました。

『正しい情報』で失敗したこと。(涙)

3月14日 雨のち曇り

今日、明日と春のイベント。

TOTOリモデルクラブ西神店会10周年イベント
TOTOリモデルクラブ西神店会10周年イベント

TOTO西神ショールームにてお客様大感謝祭と銘打って、日頃のご愛顧に感謝して、趣向を凝らした催しを開催しております。

生憎の天気では有りましたが、大勢の方にご来場頂きまして多いに盛り上がりました。

TOTOリモデルクラブ西神店会のメンバーさんと合同でのイベント開催でして、すみれの担当は、やっぱり『餅つき』(笑)

親子でお餅つき。
親子でお餅つき。

西神ショールームが出来て、合同イベントを行い出してから10周年というめでたい節目ということで、紅白の餅を搗いて、ご来場頂いた皆様に召し上がって頂いております。

その他にも楽しいイベントをたくさんご用意致しておりますので、お時間が許す方は是非遊びに覗いて頂ければと思います。

感謝イベント会場風景
感謝イベント会場風景

さて、お題目は最近失敗したなー、と反省していること。

ひと月程前のことです。

RUNNETというマラソンランナー向けのサイトからのメルマガ(というか売り込み?)で、

「いよいよマラソンシーズン突入!本番で失敗しない為にランニング用のGPSウオッチのご購入をお考えの方はお早めに!」

と、書かれてありました。

あ、オレのことやん、と思ってしまい、淀川マラソンまで2週間に迫っていることもあり、急いで買わないと!とつい、思ってしまいました。

で、そのサイトに載っているレビューを見て、性能の比較やデザインを確認して、2機種程に絞り込んでから、最後にお客様であり、ランニングの御指南を頂いている方に意見を聞いて間違った判断をしていないか、確認。

「ずっと前からGPSウオッチを使っているので、最近の事情は良く分かりませんが、」と、前置きの上、私の選んでいる2機種ならどちらも大丈夫でしょう、と言って頂きました。

その結果、デザイン的に優れていると思ったフィンランド製のSUUNTO社のAMBIT3 SPORTというGPS時計を購入しました。

機能が多すぎて、使いこなしている、とは言いにくいですが、思っていた通りトレーニング中のペース配分や心拍数のチェックも出来て、満足しています。

 

が、しかし、、

 

つい先日、またもやRUNNETからメールがやって来て、そのSUUNT社の時計が新機種発売!

との事。

しかも、新たな機能が付加されてさらに使いやすくなり、そして新発売記念で大幅値引きセール中!と!(涙)

 

これって、ネットでなく、実店舗の時計売り場に行って、店員さんと相談しながら買ってたら絶対に新商品の情報を教えてもらってるよな、と、ネットでサクッと購入したことを(少しだけ)悔やみました。

 

あれこれと小賢しくネットの上で情報収集をして、「最近の事情を知らない」と言われる方の意見を聞いて判断するよりも自分で足を運んで、生の声を聞いていればこんなことにはならないと、改めて情報に対する判断の基本的なことを学ばせてもらった気がします。(涙)

要するに、「正しい情報」と「親切な情報」は全く違うし、将来を見越しての判断はネットの上でのレビューには無いということかも知れません。

 

そんなこんなで、すみれでは、人生最大の買い物とも言われる、住宅の取得について、『親切な情報』の提供をする場を設けています。

以下はすみれのホームページからの転載ですが、私のような失敗を超高額商品である住宅で行なうようなことが無い様に、直近ではなくて、将来マイホームを持ちたいな〜と思っておられる方にも御相談を承っています。『親切な情報』提供を心がけながら。(笑)

*****以下転載*****

【聞きたいけど聞きにくい家づくりの話】

住宅は、人生で最も大きな買い物の一つです。
それだけにできれば事前に知っておきたいことが多くあるものですが、同時に「質問をすることで売り込まれるのではないか?」
といった不安もあるものです。
こういった板挟みの中で十分な情報も得られないまま家を建ててしまい、結果、思い描いていた生活とのギャップやトラブルに悩まされるといった話をよく耳にします。

たとえば・・・

□ いつ建てるのがお得?
□ 土地の選び方、探し方。
□ 健康になる住まい、病気になる住まい
□ 安心な住宅ローンの選び方
□ 自己資金ってどのぐらい必要?
□ 省エネ住宅の光熱費はどれぐらい?
□ 暖かい家と寒い家、疾患の関係ってなに?
□ 使いやすい間取りにしたい
□ 建築の法律が変わったみたいだけど・・・
□ お金をかけずにおしゃれにする方法

等々。

設計・施工の専門会社であるすみれ建築工房では営業マンがおらず、しつこい売り込みは一切行ないません。また、「建築を通して地域社会に貢献する」理念のもと、『今すぐ』ではなく、「将来自分好みの家を建ててみたいなー」といった漠然とした希望をお持ちの方への無料相談会も定期的に行なっております。

家を建てるにあたって知りたいことや気になることなど、建築士の女性スタッフやローンアドバイザーが親身にお話を伺いますので、安心してお問い合わせくださいませ。

3月の無料相談会開催日(※先着順、事前にご予約下さい。)
3月21日(土)終日 すみれ事務所
3月22日(日)午後 すみれ事務所
3月29日(日)午後 すみれ事務所

➿0120-528-430 までお気軽にどうぞ!

*****転載ここまで*****

建築業界は大きな法改正もあり、転換期に差しかかっています、私の時計の購入の様に家を建てたあとにすぐ、法律に適合しない住宅になるリスクを抱えて居る時期でもありますので、お気軽にご相談下さいね〜

 

おまけ、

工務部の月次報告のミーティングのあと、皆でいつもの『にわ・とりのすけ伊川谷本店』へ、

飛び込みアルバイトの工務スタッフヨーヘーのサービス品(ささみわさび焼き)に全員涙しました。悪いなー、(笑)

にわ・とりのすけ伊川谷本店にて懇親会
にわ・とりのすけ伊川谷本店にて懇親会

あなたの志は何ですか?

3月13日 快晴

昨日、高校受験を終えた娘は、開放感をいっぱいに漂わせ、合否発表の不安も若干有るのかも知れませんが、(今時は公立高校併願制度なるモノがあるらしく、たぶんそんなに心配していない、笑)ご機嫌で過ごしている様子。
目標を定め、それを達成するための努力は辛いことも我慢しなければならないことも多く、苦しい時間かも知れませんが、やり切ったあとの開放感、そして達成感は何とも言えずいい時間です。
受験制度自体が素晴らしいとは思いませんが、人生を左右するかもしれないチャレンジの機会を成人前に何度か味わうのは悪くないかも知れません。
結果が成功しても失敗だとしても別にいいと思っています。
努力すること自体、そのプロセスは必ず地力となって身に付くでしょうし、挫折を味わうことは人生にとって大きな成長への糧となる。自分の人生が挫折が多かったかも知れませんが、そんな風に思っています。
北御堂
北御堂
今日は昼から絶賛施工中の鉄板焼き神戸牛専門のレストランの現場に向かい、担当のイッペーくんと細部の打ち合せ等をした後、大阪へ向かいました。
3ヶ月に一度開催される全国のリフォーム業、その関連業者さんとの勉強会、「Jack」の関西ブロック研修会でした。
今回もいい学びを頂きました。(笑)
Jack関西
Jack関西
さて、お題目は溜まっていた『花燃ゆ』のVideoをやっと見ることができたので、そのご報告。(笑)
今まであまり興味が無かったNHKの大河ドラマですが、前回の『軍師官兵衛』に続き、幕末の志士を輩出して、明治維新の原動力となった長州藩、松下村塾が舞台という事で、非常に楽しみにしております。

後に奇兵隊を組織して倒幕、尊王攘夷の機運を高めた幕末のキーマン、高杉晋作が松下村塾への入塾のきっかけとなった、松蔭のことば、

「あなたの志はなんですか?」

は非常に胸に刺さりました。

『激動の時代』と言えば、戦国時代、幕末、明治維新、大東亜戦争の敗戦、戦後の復興と中世から近代まで様々思い浮かべることが出来ますが、そこには必ず強烈な『志』を持ったリーダーの存在があったと思います。
そして、『激動の時代』の定義は非常に曖昧であり、時代に合わせて移り変わって行きます。
古代世界史では、馬を使った戦車、騎馬隊の出現で文明社会が滅ぼされ、蛮族と言われていた民族が世界を制覇して世界地図が大きく塗り変わったと言われます。
今考えたら、馬を使うだけで世界が変わった!なんて驚くばかりですが、激動の原因も激動の状態も時代によって様々、と考えると機械技術、情報革命が極められつつ有る現代も、ひょっとしたら、激動の時代なのかもしれないな、なんて思います。
今も昔も、リーダーの『志』が時代を作る。吉田松陰が高杉晋作に発した言葉は天下布武を掲げた織田信長、乱世を終わらせると言った豊臣秀吉、太平の世を作った徳川家康等の日本の国を作って来た英雄だけではなく、私たちのような現代の小さな企業のリーダーにも同じ様に深く考え、行動の指針に持つべきではないかと、『花燃ゆ』を見ながら改めて思いました。
後に日本初の内閣総理大臣になる伊藤利助(初めての兵庫県知事でもある!)も登場してきましたし、これから益々盛り上がりそう、NHKの宣伝をしたい訳では有りませんが、(賛否両論、好き嫌い有るとは思いますが、)吉田松陰を尊敬している私としては非常に楽しみにしています。(笑)

断熱、気密の次は、IAQ(Indoor Air Quality)

3月12日 晴れ

今日は娘の高校受験の日ですが、私は名古屋。

オールドレイクゴルフクラブ
オールドレイクゴルフクラブ

残念ながら、出張で不在にしており、相変わらずなんにもしてやれない、というか朝の出掛けに「頑張って!」と声もかけることも出来ないダメダメオヤジですが、せめてと思い、LINEでメッセージだけは送っておきました。

夕方、「ありがと、頑張った」との返信があり、とりあえずは一安心、健闘を祈りたいと思います。

昨日からの名古屋、春日井市のPanasonic エコシステムズ株式会社への出張は最近になって建築業界内で非常に注目を集めている、『IAQソリューション』についての研修です。

panasonic 換気環境ショールーム
panasonic 換気環境ショールーム

『IAQ』とは、Indoor Air Qualityの頭文字を約したもので、平たく直訳すると「室内の空気環境の質」となります。

要するに住宅における室内の空気環境を快適にする技術や商品を勉強させて頂きに行きました。

パナソニックエコシステムズ社は世界シェアの12%を占有、国内でも三菱社に続きNo2の規模を誇ります。流石、世界に名だたる日本を代表するグローバル企業だけのこと有って、研修設備、工場、ショールームそれぞれ、素晴らしい設備を整えておられました。

経営の神様が作った会社だけのことはある、としきりに納得してしまいました。(笑)

全てはご紹介出来ませんが、要点だけかい摘んでみると、

まずは、人間が吐き出す2酸化炭素と水分が室内環境に及ぼす影響、

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一般的な住宅の寝室でも、就寝中に換気をしなければ、厚生労働省で定められている基準より大幅に二酸化炭素の濃度が高くなってしまうという実験データーです。

次に、二つの部屋にそれぞれ給気と排気を取り付けて、住宅の換気システムの違いによってどのような差が生まれるか、というのを見れる様にした実験室。

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第一種換気(吸排気共機械による強制)の場合は窓を開けても変わらずに空気が流れるが、第三種換気(排気のみ強制、給気は自然に外気が入る開口のみ)は排気側の室の窓を開けると(アタリマエですが)給気側の換気が全く出来なくなる空気の流れを見ることが出来ました。

面白かったのは、子供室のシュミレーションルームに有った換気の度合いで、子供の集中力の高まりが統計で出ていたという表。

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換気の際に室内の温度に外気の影響受けない様にする全熱交換器のシクミや実際の性能を確認出来る、住宅の高断熱、高気密化で注目が集まっている商品についてもマニアックなご説明を頂きました。

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換気と言えば、住宅だけではなく、すみれで多く設計・施工を手がける店舗にとっても非常に重要です。新しい天井埋め込み型の換気扇ではダクトの負荷を自動的に計算して排気量を調節して、計画通りの換気を担保する商品の展示も有りました。(知らなかった!)

 

その他、昼から夕方までみっちりと工場見学なども含めて研修をさせて頂きました。

換気とは関係ないですが、工場見学で一番関心したのは、金型の成形する技術。

金属の塊を削り出して作っているものだとばかり思っていたら、3Dプリンターと同じ技術(金属光造形)で中の冷却用の水が通る穴を直線ではなく3次元に自在に水管を設置出来るとのこと!

3Dプリンターという夢の造形技術がこんなにも実際の現場で実用されているとはびっくりです。

大きな3Dプリンターの装置が勝手に家をつくる様になる日ももうそんなに遠くないのかも知れません。

驚きました、、

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とにかく、断熱、気密性能がある程度進んだ現在の住宅建築に於いて、今後私たち実務家の研究のメインとなるのは空気になるのは間違いないと確信した次第、お客様に最善のご提案を出来る様にスタッフ共々勉強を重ねて生きたいと思います。

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おまけ、

研修のついで?に開催されたP社とD松社、同業の経営者の皆さんとのゴルフコンペではなんと(ハンデに恵まれて)優勝!

今までご指導頂きました先輩ゴルファーの皆様と、キャディーさんの的確なアドバイスに心から感謝致します!

ありがとうございました。

心謝!

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疑わしきは、用心すること。

3.11 晴れ

 

水曜日という事ですみれ事務所は定休日。

私はというと愛知県の春日井市までパナソニックエコソリューション社の工場に旬真っ只中と言っても過言でない住宅の空気環境に関する研修に換気システムを勉強させて頂きに来ています。

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あれこれと学んだことを書き残しておきたいとも思いますが、今日は3.11。あの日から4年が過ぎた日という事で、被害に遭われ、亡くなられた方の鎮魂を祈りつつ、神戸で震災を体験した者として今日感じたことを綴っておきたいと思います。

 

朝のTV番組では、4年の年月を経て、東日本大震災後の復興が進んだところ、未だ叶わぬところの映像を映し出しておりました。

改めて感じたことは4年も経ったにも拘らず未だ23万人近くが避難生活を送っていると言う事実の異常さ、過酷さ、というか難しさです。

阪神大震災の時、元の都市機能が戻るまでに10年かかると言われた神戸はわずか3年で表面的では有りますが、大まかな復興(復旧?)が進み、殆どの仮設住宅の撤収が行なわれました。

それから考えると、今の福島やその周辺の地域が抱える問題は、とんでもないくらい根が深いもので、しかも、この異常事態を解消する目処も計画も立っていないことにもっと真摯に向かい合わなければならないのではないかと思いました。

誰もが分かっていることでは有りますが、神戸と福島の違いは、津波が襲って来たことと原発のメルトダウンです。

津波によって大勢の方の尊い命が失われてしまったことは非常に残念なことですが、自然界の内包する強大な力が牙を剥いたとき、人間では太刀打ち出来ないというある意味真理なのかも、と一種の諦めを感じずにはいられません。

しかし、原発のメルトダウンの件は全く話しが変わります。

自然が凶暴さを鎮めても何時まで経っても故郷に帰ることが出来ない人々、その故郷に対して、しょうがないな、なんて到底思えません。

昨日も「福島第一原発の汚染水が漏れて地中に染み込んだ、海に流れ込む心配は有りません」とフツーにTV番組でニュースが流れていましたが、これって完全に神経が麻痺してしまっていると思いました。

国と東電をはじめとする電力会社は今起こっている取り返しのつかない現状をもっと真摯に受け止めるべきだと思いますし、このことを棚上げにしたまま原発の再稼働を進めるなんて、どんな論理を持ってしても説明することなんて出来ないと思います。

隠しても隠し切れないと言われる福島の現状はあちこちで目にする機会がありますし、東京以北で危険が叫ばれる放射能によるリスクはどれが本当でどれが嘘なのかもはっきり言って良く分かりません。

しかし、、

疑わしきは、無視すべし。

では無く、

疑わしくは、用心すべき。

と言う姿勢がアタリマエの議論になっていないのが本当に不思議ですが、「ふーん、汚染水がまた漏れたんやー、」「海まで流れんかったんや、よかったね、」といった、麻痺、もしくは無関心だけには当事者でなくても日本国民全体でならない様にしなければ、と思った次第です。

 

福島で絶対に有ってはならないと言われていたメルトダウンが起こったとき、実は私たちも関東で店舗の工事をしていました。

関東全域まで放射能汚染が広がってくる、という噂をいち早く教えてくれた友人の言葉に絶句しましたが、聞いたその場で関東に出張に行っていたスタッフよーへーに現場をそのままにして即刻帰神する様に指示をしました。

クライアントには、事実は分からないとしても、もし、万が一のことが有ったら、社員にもその家族にも私は償い様が有りませんので、福島が落ち着くまでとにかく工事をストップさせてください。とお願いして。

その後、2ヶ月が過ぎても福島は一向に収束の気配が見えないまま、計画停電をしながら関東の街は普段の暮らしに戻って行きました。

3ヶ月が過ぎた頃、その関東のクライアントから、「周りの店舗はみんな営業を始めている、工事を再開して早くお店をオープンさせてくれないか、」と連絡が入りました。

しかし、福島原発は以前なんの進展もしておらず、スタッフにもう一度現場に戻れと言える状況ではありませんでした。

もしものことが有る可能性が残っている以上、自分で責任を負える範囲の選択をするべきだと考え、私が単身関東に赴き、工事を進める選択をしました。

「大丈夫やと思う」

と言いながら特大のスーツケースに大工道具を詰め込んで新幹線に乗り込む時は、今では考えられないですが、ひょっとしたら、神戸に帰って来れないかもしれないな、という想いが脳裏をよぎりましたし、度重なる余震と夜中に大音量で急に鳴り出す地震警報にはずいぶんと肝を冷やしたことを今も鮮明に覚えています。

 

たった4年前のこと。

忘れること無く、目を背ける事無く、憶えておきたいと思います。

疑わしきは、用心すること。

道。

3月10日 晴れのち曇り

校庭
校庭

今日は中学校に通う娘の卒業式でした。

娘にとっても、ですが私にとっても一生に一度しかないことですので、午前中は仕事を抜けさせてもらって「卒業証書授与式」に出席させてもらいました。

小学校卒業して中学校に入学したのがつい先日のように思えますが、あっという間に3年間が過ぎて娘もこの春からもう高校生。

まさに、光陰矢のごとし、学成り難し。ですね、(笑)

卒業証書授与式
卒業証書授与式

 

この3年間、娘は思春期ど真ん中という事でイロイロありましたし、私自身もPTA役員を務めさせて頂いたりと、様々な経験をさせてもらいましたし、学ばせて貰った事も多かった様に思います。

卒業式を終えて友達と談笑する娘を見て、改めて大きくなったもんだと感じたり、今日で義務教育を修了したことで、親としての責任の一端を果たしたような気持になったり、、

とにかく、3年間ご指導頂き、面倒を見て頂いた学年主任の小野先生をはじめ、先生方には心より御礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。本当にお世話になりました。

4月からはそれぞれの道に進むことになりますが、中学校での学びを糧にゆくゆくはいい社会人となってもらいたいと思います。

卒業!
卒業!

 

今日はずいぶん冷え込みましたが、春爛漫となる本格的な春はもうすぐそこ。

春と言えば、出逢いと別れの季節という事で、すみれでも4月から新卒の新入社員がやってきます。

また、夕方から出席したTOTOリモデルクラブの定例会では人事移動の発表があり、お世話になった担当者さんが違う支店、部署に配属されると耳にしました。

 

今まで近くにいた人と離れるのは寂しい気持も有りますが、新しい環境に身をおいて、新たな季節をスタートさせることへの期待も有るでしょうし、環境が変わるのはステップアップに他なりません。

 

新天地に向かわれる、そしてやって来る全ての人のご多幸とご活躍を心から祈りつつ、エールを込めて大好きな相田みつをさんの詩を送りたいと思います。

 

長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道-
てものがあるんだな

そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな

黙って歩くんだよ
ただ黙って-
涙なんか見せちゃダメだぜ!!

そしてなあ その時なんだよ
人間としての いのちの根が
ふかくなるのは・・・・・

 

 

現場の力。

3月9日 雨のち曇り

春雨の伊川
春雨の伊川

3月になって1週間が過ぎました。

月初に顧客や協力業者の皆様にお送りしたニューズレターがお手元に届いた様で、早速、紙面を割いていたキャンペーンについてのお問い合せを頂きました。

【住まいの電磁波相談会(スプリングキャンペーン)】

午前中は雨の中、1週間のスタートとなりましたが、ご依頼頂いたお客様先に電磁波測定器を携えて電磁波測定士でもあるスタッフミマッチと一緒に測定に向かいました。

一番気になっていたのは『ホットカーペット』とのことで、

「大手F社の電磁波カットと書いている製品を購入してみたが、何となく体調が良くならない。」との事でした。

早速計測してみると、、

思った通りの結果です。電磁波とは書いた字のとおり、電場と磁場から成り立っており、一般的な家電メーカーが販売している『電磁波カット』と銘打った商品は磁場のみの対策をされており、実は電場については野放しになっているものが殆どです。

電気カーペットの電磁波測定
電気カーペットの電磁波測定

やっぱり。でした。

交流の電流が流れると発生する電場についての対策はアースを取るしかありません。

導電性のシートで発生している電場を集めてアースすると、

アース処理後のホットカーペット
アース処理後のホットカーペット

400v/mだった電場が5v/mになりました。

数値で見れば一目瞭然、お客様にもアースを取ることで電場の対策が出来るんですよ、ということが一目でご理解頂けた様でした。

その他にもダイニングやパソコン、キッチン等、気になっておられた部位の測定を行なって、身体に負荷の無いレベルまでの対策のご提案をさせて頂き、なるほどね、とご納得、そして安心して頂いた様子。

喜んで頂ける仕事って、本当にいいモノです。(笑)

 

パソコンの電磁波測定
パソコンの電磁波測定

さて、お題目は今回電磁波測定に伺ったお客様先でのはじめのご挨拶でのことです。

何度かリフォームをさせて頂いているお客様のW様は、元々、お客様のご紹介ですみれに問い合わせを頂いた方。

私は初対面ということで、「はじめまして」と名刺をお渡ししてのご挨拶からでした。

W様「高橋さん、、あ、もしかして社長さんですか!」

私「あ、ハイそうです、いつもお世話になっております。」

W様「はじめまして、こちらこそいつも良くしてもらって、、ニュースレターとても楽しみに読ませてもらってます、お友達にも回して読んでもらっているのよ、」

私「ハハハ、ありがとうございます、恐縮です。。」

W様「御社の経営理念に感動して、本当に紹介してもらって、出会うことが出来て良かったと思っているの、今回も電磁波のことが気になっていたからすぐに相談させてもらいました、いつもありがとうございます。」

 

と、『涙もの』のやり取りとなりました。

これは決して自慢なんかではなく(笑)、私が全くタッチしていないところで、すみれのことをこんなに良く思ってくれる、好意的なお客様(ファン)になるまでの関係性を構築してくれているスタッフに心から有り難いと思いました。

会ったことの無いお客様先で「経営理念に共感、感動して、」と言って頂けるなんて、経営者としてこれくらい嬉しいことは有りません。

設計、見積りから現場作業、アフターメンテナンスまで全て社員で行なっていることの『自社の強み』を改めて再確認出来た気がします。

セールス(売り込む方法)ではなくマーケティング(信頼を得るシクミ)

販売力ではなく、現場力。

地域に根ざす私たちのような事業所の守るべき強みを再確認させて頂きました。

W様、本日はありがとうございました。

心から感謝致します。

心謝。

 

おまけ、

夕方からは新住協関西のマニアックな研修会でした。

清水支部長のご指名で、何故かスピーカーとなったついでに、大工、職人の内製化のススメをしておきました。(笑)

ご静聴、ありがとうございました。

新住協関西 研修会
新住協関西 研修会