幸せになる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教えII〜

3月19日 雨

 

昨日は『職人起業塾』の第7講

朝から大阪へ、京阪神木造住宅協議会主宰の工務店の従業員向け研修事業、『職人起業塾』の第7講の講師として一日中、大阪のTOTOショールームセミナールームに缶詰め。
今日も7時間半にも及ぶ長時間に渡り、みっちりとマーケティング理論のレクチャーと参画各社のスタッフさんが作成されたアクションプランのチェック&バックを繰返し、いつもながら、なかなかの重労働でした。(苦笑)

 

 

1:30のグループコーチング

ひょんな流れで自社内で行なっていたマーケティングの勉強会のコンテンツを事業化して同業他社さんの従業員さんをお預かりして研修をする様になり、このところ頻繁に慣れない講師業(というより、グループコーチング)に取り組んでおります。
昨年末からスタートした第一期は今回の講座で私からレクチャーする内容については一旦終了。
後は塾生の皆さんが自ら作ったアクションプランの実効性を高める問題解決と建築業が抱える最大の問題と言われるコミュニケーション・スキルを高めて実践力をつけてもらい、各社の現場で結果を出してもらう事にコミットしていきます。

塾生の皆様、学びの100倍リターンを目指して気張って行きましょう!(笑)

 

 

建築業界の最も大きな問題。

(すみれの社内でもですが、)建築業で起こる問題の殆どはコミュニケーション不足、コミュニケーションスキルの低さに起因していると思っています。
品質、技術、保証、サービス等、様々な重要なファクターがありますが、その根本を辿ると、
顧客と設計者とのコミュニケーション不足、設計者と現場監理者とのコミュニケーション不足、
現場監理者と職人とのコミュニケーション不足、そして、現場で実際にモノづくりに従事する職人と顧客とのコミュニケーションの欠落が高いレベルで解消すれば一切の問題は解決するのではないかと思っています。

 

 

マインドもシクミもあってもコミュニケーション力は無いとダメ。

私がその問題をどのくらい重要視しているかというと、京阪神木造住宅協議会主催の職人起業塾では、元キャビンアテンダントで接遇のスペシャリストであるY講師に3日間に渡る本格的(というか、日本最高峰の)接遇マナーの研修をカリキュラムの中に組み込んで、職人、現場監理者等の実務者に接遇マナーの基本から叩き込んで頂いているくらいです。

とにかく、いくらマーケティングの構築をしても、シクミを作っても、うまく行かない問題の殆どは人と人との人間関係にあり、コミュニケーションの問題ではないかと思っています。

 

 

全ての問題は人間関係にある。

ユング、フロイトに並び、心理学の第3の巨人と言われるアドラーは人間が抱える悩みの全ては人間関係に集約されると断じました。その理論を分かりやすく解説し、大ベストセラーとなった『嫌われる勇気』の中でその根本的な対処法を自分自身の課題と自分にはどうする事も出来ない他者の課題を切り分けるところからその問題に対する対処法を解説されており、私も著書を読んで非常に共感する部分がありました。

以前に書いた書評はこちら→嫌われる勇気

「過去と他人は変えられない、変えられるのは自分自身と未来だけ。」と私も新入社員に対するオリエンテーションの際でも必ず言いますし、毎年2回のスタッフとの面談でも何度も繰返し伝えています。「とにかく、自分が変わろう。」と。

先日、たまたま大阪駅の紀伊国屋書店で、

新刊コーナーに平積みになってあったアドラー本の続編を見つけて購入しました。前作、『嫌われる勇気』の続編、『幸せになる勇気』です。

前作に引き続き、哲人と青年の会話を通してアドラー理論を分かりやすく解説してくれる良書で、「なるほど、確かに、そうだよなー、」と会話形式のストーリーで展開される心理学というよりも自己啓発の原則論が違和感無く入って来る感覚を覚えました。

共感する部分も、(それよりも戒めを受けるくだりも)多く有り、是非広く多くの方に手に取って頂きたい一冊だと思いました。
そんな訳で、少し久しぶりとなる書籍の紹介をしておきたいと思います。

幸せになる勇気
幸せになる勇気

『幸せになる勇気』

あまり内容を紹介し過ぎてネタバレもどうかと思いますので、私が個人的に気になった言葉を羅列して、大まかな私の気付きと共に備忘録として書き留めておきたいと思います。

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『神よ願わくば私に、変える事の出来ない物事を受け入れる落ち着きと、変える事の出来る物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵を授けたまえ」

今一度、自分の課題と他者の課題を切り分けることを常に胸に刻みたいと思いました。

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「教育をする立場にある人間、そして組織の運営を任されたリーダーは、常に『自立』という目標を掲げておかねばならないのです」

職人起業塾の趣旨の背中を押してくれるような言葉です。

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他者を救うことによって、自らが救われようとする。自らを一種の救世主に仕立てることによって、自らの価値を実感ししようとする。
これを「メイサイヤ・コンプレックス」と呼ぶ。

自己実現を欲求として肯定して来た私にとっては、ずしりと響く厳しい一文でした。

____________________________________________________________

信用とは相手のことを条件付きで信じること。
信頼とは他者を信じるにあたって、 一切の条件をつけないこと。
すなわち、自己信頼あっての他者信頼。
人間はなぜ働くのか?生産するためである。
この厳しい自然を、生き抜くためである。
人間はなぜ社会を形成するのか?働くためである。分業するためである。
生きることと働くこと、そして社会を築く事は不可分である。

常日頃、マーケティングとは信頼ベースのシステムだと言っている私の持論にがっちりと合致します。

____________________________________________________________

分業社会においては、「利己」を極めると、結果としての「利他」につながっていく。
利己心を追求した先に「他者貢献」がある。

二宮尊徳翁が言われた、理念なき経済は罪であり、経済なき理念は寝言である。という言葉の答えがここにあるのかもしれません。

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自立とは「自己中心性からの脱却」

何のために?と言う人生の大命題に向き合うことと真の自立とは密接な関係があると感じました。

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世界はシンプルであり、人生もまた同じである。
しかし、「シンプルであり続ける事は難しい」
本当に試されるのは、歩み続けることの勇気。

目先のことにとらわれず、『本質』を目指し第二領域への取り組みを推奨している言葉のようにも取れます。そして、歩み続けるとは、結局、習慣を身に付けることに他なりません。

____________________________________________________________

われわれは他者を愛することによってのみ、自己中心性から解放されます。
他者を愛することによってのみ、自立をなし得るます。
そして他者を愛することによってのみ、共同体感覚にたどり着くのです。

少し毛色が違いますが、日本で言うところの『三方よし』の考え方に近いように感じました。

____________________________________________________________

現実としてわれわれは、別れるために出会うのです。すべての出会いとすべての対人関係において、ただひたすら最良のお別れに向けた普段の努力を傾けるだけ。

これはもう、私の座右の銘としている一期一会とほぼ同じ意味をさし示しています。

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以上、断片的に言葉の羅列をしたところで何の理解もできないと思いますが、アドラーの理論は全て正論かどうかはさておき、この書籍を読了する事で深く自分を見つめ直すまたとない機会になると思います。

とにかく難しいと思われがちなアドラー心理学を非常に読みやすく、分かりやすく解説した良書ですので、一度手に取って見られることを強くお勧めします!

 

おまけ、

 

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3月25日(金)第31回職人起業塾

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自己信頼からはじめよう!

3月18日  晴れ
春分の日を間近に控えてさすがに春らしくなって来ました。

去り行く冬の心残り

春本番になり、暖かい事は非常に嬉しい事ですが、唯一の心残りというか、暖かくなって残念なのは、今シーズン、オッさんスキー部の活動が出来なかった事。

ま、その気になればGWまで営業しているスキー場はありますが、暖かくなったらロードバイクにも乗らんとあかんし、ゴルフのお誘いも頻繁になるし、季節なりの楽しみも多く、春スキーに行くほどのテンションを保てそうにありません。

残念ながら、また来年までさようなら。ですね。(^_^;)

 

 

新たなステージへ

今日は大阪のTOTOショールームにて職人起業塾の講師を務めました。
いよいよ塾生の皆さんのアクションプランの発表とその内容の検証のステージに進んでいます。

マーケティングの基本的な理論を参加者の実務に落とし込んで結果を出す、出なければその原因を取り除く、そして再度検証を行なう、最終的にはそのアクションを塾生の習慣、もしくは参加企業のシクミにまで落とし込んで継続的に結果を出せるところに焦点を合わせ始めました。

行動に結びつかない知識なんか、犬の糞よりも意味が無い。

そして、行動に移したとしても一回こっきり、3日坊主は単なる暇つぶし。と研修にこられた方には繰返し伝えております。とは言え、すっかりやる気になられている皆さまなので、なんとかモチベーションを結果に結びつけてもらいたいと思いますし、出来る限りのサポートをさせて頂きたいと思います。

 

 

質問しか無い研修。

(昨日も散々塾生さん達に喋くりましたが、)職人起業塾で行なっているマーケティングの研修は技術的な事、売るテクニック等全くお教えする事はありません。

ドラッカー博士が定義した「マーケティングの目標は全てのセリング(売り込み)を無くすること」という言葉を体現すべく、とにかく顧客に信頼を得るにはどうしたらいいか、どうあるべきかを塾生さん達に繰返し問い続けています。はっきりと言ってしまうと、唯それだけです。(笑)

とにかく、質問しか無く、答えは参加者がご自分で、もしくは会社に持ち帰って出されます。
そして、その質問を突き詰めて絞り出される答えは個人も事業所も顧客からの信頼を得る事、その一点に集中しています。

  

信用と信頼。

つい先日読み終えた、アドラーの『幸せになる勇気』という書籍の中にも、信用と信頼についての言及がありました。

私の持論、「マーケティングは在り方から始まる。」という考え方から鑑みると、人のすべての問題は人間関係であり、その人間関係の悩みを解消する指針を示すアドラーの理論はマーケティングの書といえると思っています。(あくまで私見です)

その中に、

信用とは、条件を満たした人に与えるもの。

信頼とは無条件で人に寄せるもの。

というくだりがありました。

なるほどなー、と唸ったのですが、この考え方は非常に奥が深く、そしてじっくりと考えてみるべきだと思いましたので、昨日に引き続きアドラーネタを書き残しておきます。

アドラーの言うところの信頼の根本は、『まず自らはじめよ。』です。自分から信頼せずして、人からの信頼を得る事等ない。と、なるほどそれはその通りと納得ですし、わざわざ口に出して言わずともがな、な気も若干します。

その理論をもう少し掘り下げて、信頼して、信頼されるという理論(原理)から考えると、自分を信頼出来無い人間は他人を信頼出来ない。=他人から信頼されないとなってしまいます。

 

 

自分を信頼する。

これがなかなか難しい。(苦笑)
アドラーは無条件で寄せる、と言っておりますが、得られるとは言っておらず、自分が他者に信頼を寄せるのは、何でも受け入れる決意があれば出来るかも知れません。しかし、他者から信頼を得られるのは全く話が変わります。そのひとつの側面として、信頼は約束を守る事で得られるという事があります。約束さえ守れない人間をどうして信頼しろと言うのか?と。

コーチングを行なっていて思うのは他人との約束、会社との約束はなんとか守れても、自分との約束を守れる人は非常に少ないのが現実だと感じています。

 

 

単純な三段論法の説得力

仕事でやるべき事は出来る、結果も出す。しかし、自分との約束を蔑ろにして本当に重要な事を守り切れない人が(私を含めて、)この世の中に如何に多くいる事か!
アドラー心理学が絶対の解だとは思ってはいませんが、単純な三段論法は(どちらかというと)好きな方なので、信頼の重要性を正面から捉えたとき、

自分自身への信頼→他人への信頼→他人からの信頼

という構図は素直に受け入れてしまいます。(笑)

 

信頼が成功の入口。

とにかく、非常に分かりやすいアドラーの考え方(=原則論)に基づくと、自分への信頼を持てる様になる事が、信頼ベースのマーケティングを構築するには不可欠という事になります。
簡単な様で非常に難しい、自分との約束を守る『習慣』を職人起業塾に御参加頂いている塾生さん達にはなんとか手に入れてもらいたいと思いますし、出来る限りそのサポートをさせて頂きたいと思っています。

『信頼』、気軽に使う何気ない言葉ではありますが、実はそれを得る事ができればもの凄い影響力を持てて、未来の自分が発揮できる価値を確信出来たり、その事自体に幸せを感じる事が出来たりと、アドターの言うところの人生に於ける幸せ、成功の扉を叩く事が出来るのでは無いのかと。

 

 

信頼の4つの核

私が敬愛してやまないスティーブン・R・コヴィー博士の提唱された理論を日本に広める為に設立されたフランクリン・コヴィー・ジャパンが公開されている資料に、信頼を構築する4つの核という考え方があります。

職人起業塾の塾生さん達にはセルフチェックをして頂くその4つのファクターとは、『誠実さ』『意図』『力量』『結果』でそれぞれについて満足出来る回答を持ててこそ、信頼に値すると厳しく伝えています。
今日の講座では、塾生の皆様にその信頼の核についてセルフチェックをして貰って最も改善するべき所を発表して頂きました。

 

 

信頼から生涯顧客の創造へ!

多かったのは力量と結果が欠けていると言う意見。弱い部分を炙り出されたところで自分自身に対する信頼性の問題点を細分化して、その一つずつに取り組む事で、信頼の核を作り上げ、まずは自分自身を信頼できる様になる事から、会社からの信頼、取引先からの信頼、ひいては顧客からの絶対的な信頼を得られる様になってもらいたいと思います。

それが出来れば、ドラッカー博士が言われた『事業の目的は(生涯)顧客の創造である』を次々と叶える力を手に入れてもらえると思うのです。

塾生の皆様、取り組むべきは明らかになったことやし、後はやるだけ!
気張って参りましょー!

セルフイメージギャップの解消法。

3月17日 晴れ

本来、神戸にいないはずの3日間の最終日、2日間は空白のスケジュールを有効活用して、今年に入ってから、未だかつてないくらい事務所に籠り切ってあれこれと整理する事が出来ました。  

 

時代は鉄骨から木骨へ。

さすがに今日は予定を入れて、製造業の工場の敷地内の事務所建て替えの新築工事のご契約に伺いました。元々は鉄骨造で計画されておりその建物の見積り依頼を頂きました。
で、(頼まれもしないのに)この規模の建物なら、非住宅と言えども木造で十分です。と、木造の提案見積りをしたところ、今回ご採用頂けた、という嬉しい流れ。

 

 

地域型グリーン化事業にも採択

モチロン、断熱、気密のスペック、施工はすみれ標準仕様のsumika zero(ゼロエネルギーハウス)に準じておりますので、非住宅ではありますが、国土交通省の地域型グリーン化事業の非住宅向け助成金も活用させて頂く事となり、更にコスト的なメリットを上積みする事が出来ました。

夏は涼しく、冬は少しの暖房で暖かな省エネ&快適な事務所、しかも温熱環境が改善されると気管支系の疾患の発生率が低下するというデーターもありますので、健康を守り、実際の業務にも寄与出来ると自負しておりますので、F社長、K社の皆様、是非ご期待下さい。

 

 

定着したイメージの怖さ

この度はめでたくご採用頂きましたが、そんな、押し掛け?の木造提案をした時、「えっ木造なんかでやるの?」と正直いうと、訝しがられました。「そもそも木造なんかで大丈夫かいな、」と。

私の説明は、構造強度の事ならご心配なく、

  • 鉄骨と同じ様に許容応力度計算で構造計算する。
  • 強度が確実に現場で発現できる様に品質が安定している兵庫県産の杉を使った集成材を使用。
  • 接合部に金物を使って断面欠損を少なくしたNK工法なる工法を採用。

といった感じで、キッパリ、「メンテナンスだけしっかりとしていれば100年持ちますので」と申し上げた事で、「そうなん、笑」と、検討の余地を頂けて、結局、見た目も大して変わらないし、柱型のデコボコはないし、圧倒的に低コストで建てれるし、と今回の採用となった次第です。
ちなみにNK工法とはこんな工法です。→http://www.nakamura-forest.co.jp
全国対応で、幼稚園や公共の施設等を木造で構造計算まで責任もってガンガン建てておられます。

 

 

外から見た自分のイメージ。

そのようなことを振り返りながら、思ったのは、「イメージって本当に大事やなー」ってこと。
昨日のブログでも、セルフイメージ、自分で持つ自分のイメージについて重要だと書きましたが、実際のビジネスの現場では他人様から見えているイメージ、植え付けられているイメージの方がずっと重要となります。「人の印象は30秒で決まる。」そして一番印象づけるのは視覚である。と、よく耳にしますし、自分自身の経験からもあながち間違っているとは思いません。

そんな理論を受けて、京阪神木造住宅協議会主宰の職人起業塾ではJALアカデミー出身の接遇のプロの講師に3回にも渡ってコミュニケーション研修を行なって頂いておりまして、営業職だけではなく職人や現場監督、設計者に向けても人との接し方と共に見た目の印象を良くする事で、周りとの関係が大きく変わると念入りな研修を行なっています。

 

 

根本はイメージギャップ

私もその理論をあながち間違っているとは思いませんし非常に大事だと思っております。
しかし、その重要度を理解した上で尚、まずはやっぱり根本的な部分を改善する「自分が自分の事をどのように思っているか?」の確認という事ですが、それと共に実際に周りの人が受け取っている印象とセルフイメージにギャップが無いかも確認、是正する必要があると思っています。

来週に迫ったすみれ本社開催の職人起業塾の事前課題でもありますので、メルマガで配信した参考文から抜粋して昨日に引き続き、ここにももう少し書き加えておきたいと思います。

 

 

やるべきなのに、出来ない理由

常日頃、行動を起す事、そして継続することが出来なければ、マーケティングの構築は出来ない。と申し上げています。皆さん、「そんなことはアタリマエ、」と言われますが、残念ながら、現実は頭で理解出来ても、行動に移せない。もしくは行動に移すけれども、長続きしない人が殆どです。

その原因を探ってみると、それぞれに個人的な理由が浮かび上がって来るのですが、多いなーと私が思うのは、『セルフイメージが出来ていない人』もしくは、『ゴールイメージが薄い人』

違う見方をすると、無意識の内に自己限定をしてしまっているからとも言えるかもしれません。
こんな人生を生きたい。こんな風になりたい。と、強く思い、且つ、その強い意志を持った自分のイメージが印象として外観に現れている人は、自己限定をせずにチャレンジを楽しみ、粛々とアタリマエの事をやると思うのです。

 

 

モチベーションの源泉。

遊びたい、楽したい、金持ちになりたい、等々の周りの共感も支持も得られない願望をそのモチベーションの根源とした場合、短期間で強い行動を起す事が出来るかも知れません。

しかし、孤独のうちに独りよがりなテンションを上げ続けることは出来ても、長い期間に渡ってのモチベーションの維持は難しい様に思います。

「なんの為に?」と、自分自身、自分の人生、自分の習慣、自分の行動に対してその質問を問い続け、明確な答えを見つけて持つ事が、緊急性は無い重要な事である【第二領域】に働きかけ続けるモチベーションの根源になるのではないでしょうか。

 

 

セルフチェックの衝撃。(苦笑)

そんな事を鑑みながら、自分の在るべき姿、そしてどの様に人の目に映っているかを考えてみて頂きたいと思います。そして、実際の姿を検証をしてみる気持ちがあるなら、自分の普段の姿を動画に撮ってみて見るのが良いと思います。

もし、ギャップがあるならばその是正に取り組む事でセルフイメージを上げて、『出来る自分』のイメージを見にいく事でモチベーションを上げ続ける事が出来るかも知れませんし、自分が思っているよりずっといい感じ、いい雰囲気を醸している事もあると思います。

ちなみに、私事になりますが、(笑)つい最近職人起業塾のマナー研修の中で撮影された自分の動画には、ずいぶん衝撃を受けました。「セルフイメージと全然ちゃうやん!」と、(笑)

ちなみに、こんなのも公開されてます。(苦笑)

 

本当の自分を見る事は出来ない厄介。

私の場合、(色んな意味で!)ギャップがどっさりあったので、只今、絶賛擦り合わせ中ですが、実際には自分の姿を自分で見る事は出来なくて、鏡に映った自分か、レンズを通して録られた自分しか見れません。その雰囲気やイメージ、空気感が実際の私と同じかどうかも知る由もないのですが、動画を録ったものを周りの人に見て頂くと、いつもの私とはどうやら少し違う様です。

「結局、どうすんねん、」と答えが出ないパラドックスに陥ってしまいましたが、セルフイメージは心の中、意識の中の自己限定を外す事と同時に、外見、見た目のイメージの擦り合わせをしてみられるのがどうやら良さそうです。

私の様に大きな衝撃を受ける可能性もありますし、、

宜しければ、是非一度、試してみて下さい。(笑)

 

おまけ、

 

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セルフイメージの解除@証拠写真にて検証(笑)

3月16日 晴れ


朝夕は若干肌寒さが残りますが、天気のいい日中はポカポカと春爛漫。
今週が終わると日曜日は春分の日、暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものです。

 

 

いつになく忙しい定休日

予定していた台湾出張が来週に順延となり、全く予定のない日が3日間出来て喜んでいます。
(その分、来週にしわ寄せが行くのですが、、苦笑)
今日は水曜日ですみれ事務所は定休日でもあり、しずかーな事務所でパチパチとデスクワークに励むつもり満々。これで少しずつ、溜まり切っていたタスクを片付けることが出来るはず。
と思いきや、何故か電話がジャンジャン鳴って、思いの外忙しく過ごすことになってしまいましたが、、

 

 

スタッフ頼みの実体。

それでも麗らかな陽射しが差し込む暖かで静かな事務所で、いい調子で仕事をしてましたが、私ひとりで完結出来る仕事って意外に少なく、スタッフに聞いてみないと、確認しないと進まない事が思いの外多くあり、(建築の実務は特に)私が如何にスタッフ頼りの経営者なのかを改めて実感。(苦笑)
「スタッフの皆さんに支えられてなんとかやってるんやなー、」と今更ながら感謝する事しきりです。(笑)

 

 

崩れ去ったセルフイメージ(苦笑)

20年弱前に起業した当初は、お客様との打ち合せから、図面の作成から、積算、見積りそして施工まで全て自分で行なっており、「自分が(やる気になって)出て行けば、何でもあっというまに片付く」なんて、自分自身に『仕事が出来るオトコ』なイメージを長年持ち続けておりました。

今日改めて自覚したのは、そんな事はとうの昔に無くなっており、すみれ社内の実務をキチンとこなせるスキルさえも今は持ち合わせていない?ということ。
シクミは私が作ったはずなのですが、、とんだ勘違い野郎です。

 

 

そもそも、セルフイメージが高すぎる。(汗、)

これって、セルフイメージと実際のギャップ、となる訳ですが、私の場合、高すぎるセルフイメージを持って、実際の自分にガッカリする事が少なくありません。恥ずかしい話ですが、、

しかし、(現実をあまり気にせず、笑)自分があるべきセルフイメージを持ち続けると、自ずとそれに近づく行動をとったり、その行動を習慣化するのに抵抗やストレスを感じる事が無かったりするいい面があったりもします。

 

 

他人様からは見た目が全て。(涙)

数年前に、洋服屋さんでジャケットを購入する際、店長が私の体系に合わせて、B体と言われるおなかがでっぷりと出ている人用のウエストが絞ってない(というか広がっている、笑)カタチの商品を奨めてくれたのを、「いやいや、これからきっと痩せるから、こんなカタチは嫌です。」と、なんの根拠も(痩せる為の行動も全くしていなかった)無いのに、断った事があり、その店長が「おかしな事いうオッサンやなー」と言う顔をされていたのを覚えています。(笑)

 

 

証拠写真発掘。

つい最近、仲良し同業者のN社長が「昔の写真がポロッと出て来て、そこに写っているメンバーが分からんので、」とクイズ形式でメールを下さったのがこちら、(笑)

  ビフォー。さて、私は何処でしょう?(^_^;)

 

洋服屋さんでB体のジャケットが嫌だ、と言っていたのも多分この頃だと思うのです。
こうして見ると、確かにおかしな事を言ってたと自分でも思いますが、それから数年で、結局セルフイメージ通りの体型になっていることを考えると、あながち、(現実を直視する事無く、笑)高すぎるセルフイメージを持ち続ける事も悪く無いのかな、なんて思う次第です。(笑)

  アフター。(^_^;)

 

 

今の自分を受け入れ過ぎない。

体型だけのことに限らず、良くも悪くも今ある現実は全て過去の自分が作って来たモノであり、それはそれで認めるべきではありますが、大事な事は、それが全てだと受け入れる必要は全くなく、未来はもう一度自らの手で作り出す事が出来るってこと。

過去の自分を引き受ける事は大事ですが、自分が本来在るべき姿を明確にイメージする事で、出来る事は格段に増えるかも知れませんし、今の自分を認め過ぎて、「オレってこんなもの」と自己限定をしてしまうとそこで成長も変化も止まってしまうと思うのです。
真摯に受け止めすぎるとまるでハコの中に入れられた蚤の様になってしまうかもしれません。

 

 

 

在るべき姿を目指す情熱を持つ!

出来ないと思い込んでいる自分。

オレの人生なんてこんなもんや、と思っている自分。

ひょっとしたら、この蚤の様に見えないハコを自分で作って、そのハコに囚われて、「こんなもん』というセルフイメージに固執して飛べなくなっているだけかも知れません。

えー歳のオッサンになって今更、子供の頃の様に自分に無限の可能性を見いだす、というのはチト厳しいかも知れませんが、せめてあるべき自分の姿を追い求める情熱は持ち続けたいものです。

 

あてがいブチをぶっ飛ばせ。

とは、小学校の卒業式の寄せ書きに、(たしか)担任じゃない先生が書いてくれた言葉。
子供心に大人や世間からあてがいブチを押し付けられるのかと思っていましたが、当時のその先生よりも歳を取って思うのは、自分自身であてがいブチを作るんだってこと。

人間誰しも、一度限りの人生。しょーもない自己限定をやめて、理想を追いつづけて見たいものです。

な、サトーくん。(^ ^)

おまけ、

 

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求人!店舗設計、デザイナー、建築士、CADオペレーター緊急募集!@神戸市西区 すみれ建築工房

3月15日 快晴

うってかわって春っぽい穏やかな火曜日

日本列島のあちらこちらで降雪が観測された昨日の大荒れの空模様とはうってかわってポカポカと暖かな陽射しの降り注ぐ春っぽい一日になりました。

一体、昨日の厳しい雨風はなんやったんや、、と今シーズン初めてのゴルフが最悪のコンディションだった事に若干の悔しさも滲ませながらも、イイ天気はそれだけで気分が上がるもの。
(スコアの事も含め、)昨日の事はサッパリ忘れて気分を変えてデスクワークに勤しみました。

 

台湾出張延期の理由

本来ならば、今日から台湾へ出張の予定でして、今頃は「やっぱりあったかいって良いなー」なんて言いながらサムライと言われるエース大工のヨーヘーと台中への路線バスに揺られているはずでしたが、諸事情、というよりもすみれの社内での設計作業の遅れが原因で、現地の業者さんとの折り合いの関係で着工を遅らせて頂く事になりました。このところ、設計部の人員不足であちこちのクライアントにご迷惑をおかけしてしまっております。。

設計スタッフも残業はモチロン、休日出勤までしてそれぞれの案件を間に合う様にすべく、頑張ってくれているのですが、それでも追いつき切れていないのが現状です。

特に、店舗改装の案件では、工事完成後、オープンしたらその日からお客様は売上げが作れる訳ですから、設計図書、見積り、工事の遅れはそのまま営業機会、営業利益の損失に直結します。
自社でも飲食店を経営しており、その辺りの事情はよく理解出来るだけに申し訳ない気持ちで一杯です。お待たせしてしまっているお客様につきましては心からお詫び申し上げます。

 

設計スタッフ緊急大募集!

今日はとうとう、今春からの入社予定の大工見習い希望の学生さんを図面作成の手伝いにインターンシップに呼び寄せました。そんな事情もあり、(元々人手不足が解消されていない状態ではありましたが、)設計、デザイナー、CADオペレーターを大募集しております。

特に、店舗デザイン、設計が得意な方に来て頂きたいと思っておりまして、正社員の募集(当社賃金規程に基づく)はモチロンですが、アシスタントとして短時間勤務(時給1000〜1500円)でも構いません。

 

働く時間はあなたが決めて下さい。

今回の募集に限らず、なのですが、すみれが事務所メンバーを募集するにあたって基本的な考え方を申し上げると、

「働く時間はあなたが決めて下さい。たとえ、月に1回だけの出勤でも、残業一切出来なくても全くOK!」

ということで、無理なく、今の生活とのバランスを取って働いて頂ける環境とさせて頂いています。ただ、若干の条件があり、

  1. 一級、もしくは二級建築士の資格を取得されている方(インテリアコーディネーターも可)
  2. 木造一戸建て住宅の平面図のトレースを1時間程度で完成出来るCADスキル(JWCAD)があること。
  3. 社内ルール(就業規則)を守れる方
  4. 自分から同僚、顧客に対してコミュニケーションを積極的に取ろうとする意志のある方。

以上の条件に合致する方はとにかく一度、おきがるーに、問い合わせを頂ければ幸いです。

 

すみれ事務所の雰囲気を御紹介、

ちなみに、すみれ事務所内は全員女性の設計者のみで運営されておりまして、メンテナンス担当者のデスクは一応、片隅にありますが、殆どお客様先に出掛けっぱなしで不在にしております。

男女雇用機会均等法の定めがあり、女性設計者限定の募集は出来ませんししませんが、事務所の雰囲気は私の様なオッサンにはなかなか息苦しい事実だけはをけ加えておきたいと思います。(笑)

事業所で働いているのはこんな感じの人達。

スタッフ紹介。http://sumireco.co.jp/staff.php

その中でも今回のメイン、すみれ事務所の設計メンバーの人となりが見える、スタッフブログはこんな感じ、

すみれ日記(スタッフブログ)

その他にも、様々なイベントの開催や、情報発信もしておりますので、HPもよかったらチェックしてみて下さい。

すみれ建築工房

 

ちなみに、私達の事業の目的はこちら、

http://sumireco.co.jp/philosophy.php

 

同じ目的を共有しつつ、一緒に楽しく働ける仲間を大募集しております、

また、自薦他薦を問いませんので、笑。良い方がおられましたら、ご紹介下さいませ。
宜しくお願い致します。

 

おまけ、

 

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春はイベントの季節!ご都合が合えば、是非ご参加下さい!

3月23日(水)究極の一歩手前味噌作り教室

3月25日(金)【第三回】 7つの習慣ボードゲームで成功の鍵を学ぶイベントNEW!

3月25日(金)第31回職人起業塾

4月23日(土)【すみれ暮らしの学校】愛犬家座談会NEW!

 

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『爪楊枝のくびれ』になってねーか?

3月14日 雨

荒れ模様の月曜日

昨日までの晴天続きから一転、大荒れの空模様の週明けとなりました。
朝から降り続いた雨はまーまー本降り、しかも気温までドンっと下がって六甲山の山頂付近では降雪が見られたとか見れなかったとか。。昨日のサンデーランニングでは満開になった梅の花を見て、春の訪れを喜んでいたのに、今日とのあまりに大きなギャップに戸惑ってしまいました。

   

 

シーズン緒戦は土砂降りから、、

そんな、暖かな事務所に引き蘢ってデスクワークに勤しみたい様な一日でしたが、こんな日に限って、3ヶ月近く冬の間休んでいたゴルフを再開、毎年恒例となっている取引先商社の大松社のゴルフコンペに招かれて参加してきました。

久しぶりにクラブを握ってみたものの、今回も例によって例の如く、天候に負けず劣らずスコアも土砂降り。。(涙、)

継続無くして上達無し。とは良く言ったものです。
ま、ラウンドの最後には雨もやみ、日本一美しいと、ジャンボ尾崎氏が言ったとされる最終ホールでは薄日も差してくれたし、恨み言ばかり言うのはやめておきます。(笑)

  

話は変わって、、

以前から、ずっと疑問に思っていた事がありました。

それは、爪楊枝の根っこの方についているくびれは一体なんの為にあるのか?ということ。

最近、念願だった歯の治療を再開して、詰め物が取れていた歯の治療や抜歯した部分の入歯を作ってもらう過程で咬み合わせの調整をして頂き、口腔内の環境がいかに大事かを大いに実感することとなり、このところ熱心に爪楊枝を使います。

爪楊枝で歯間を一生懸命掃除をしていると、その根っこのくびれがポキっと折れる事が頻繁に有り、その度にゴミは出るは、爪楊枝本体は短くなるわで、なぜこんな加工を施してあるのだろうか?と不思議に思っておりました。(せいぜい)耳かき代わりに使えるように、という風にも考えてみましたがどうもしっくり来ませんし、、

   

 

意味が分からん。。

私はもともと職人上がりだけに、モノの形状を見るとそれがなんの為のカタチをしているのかが分かるという特技?の様な鑑定眼的な視点を持っており、故障してバラバラになった機械等も(簡単なものは)元通りに組み立て直せる事が自分の強みの1つだとずっと思ってきました。

その私を以て爪楊枝のくびれは全く意味が見いだせず、このところ毎日の様に爪楊枝を使う度に、『ポキっ』そして『イラっ』を繰返してきました。

 

 

O社長のベストアンサー

今日のゴルフコンペの会食の最後にオッサン3人で爪楊枝を咥えるタイミングでふとその事を話題に出したところ、(意外に博学の)O社長が直ぐにベストアンサーを披露してくれました。

「このくびれはぽきっと折って、箸置きの様に爪楊枝置きとして使うねん」

との事。同席していたK社長と共に「へーーーっ」と感心してしまいました。(笑)

しかし、食事後に爪楊枝を使い、それを一度テーブルに置いて、また咥える事ってそうそうあるシチュエーションでもないよなー、と思い直し、(決して疑う訳ではありませんが、)帰ってからGoogleさんを通してYahoo知恵袋さんに聞いてみたところ、、

どーでもいいような事が気になって質問した人が既におられまして、(笑)

爪楊枝の製造過程で焦げて黒くなってしまう事から、「こけし」に似せてごまかすために入れられたものだそうです。 出典:Yahoo!知恵袋

がベストアンサーとなっておりました。  

  

やっぱ、意味ないじゃん。

真偽の程は分かりませんし、これ以上調べを続ける程の興味はありませんが、(こんなくだらない事を)調べてみた私的な結論は、「やっぱ、あんまり意味ないじゃん」って事です。
いつも爪楊枝をぽきっと折って爪楊枝置きを利用する方には叱られるかも知れませんが、私はそんな事はしませんし、製造過程で端部が黒くなるからと言ってこけしに似せるというのも、ユーモアがあって悪いとは思いませんが、使いにくい、余分なゴミが出る事を考えるとやめた方がずっとましだと思います。

この世の中に私と同じ意見を持つ人がどれだけいるか調べてみて、そのような意味の無い加工をやめる様に爪楊枝メーカーに進言してみたいくらいです。

 

 

自分達は大丈夫か?という疑問

と、そんなどーでも良い事を考えていて「はっ!」と気付いたのは、自分達の仕事、サービス、商品でも、良かれと思い手をかけて、時間を使い顧客に提供したり提案したりしている中で、顧客にとって全く価値を感じないものが果たして全くないと言い切れるのか?という疑問です。
「時間かけている意味無いじゃん、」と顧客に思われる様な事は無いか?と。

 

実際に、ご迷惑をおかけしてしまっている現状。

来年に増税する予定となっている消費税の煽りも有り、今年になって工事のご依頼のお声掛けが急激に増えて、現場もですが、設計部は特にてんやわんやの状態が続いています。
工務も設計も残業だけでは足らず、皆が休み返上で頑張ってくれているのですが、それでも追いついておらず、一部の顧客にご迷惑をおかけしたりもしてしまっております。

「お待たせしてしまっている皆様、誠に申し訳ございません。」

このところ、図面作成や見積りの提出の遅延で顧客にお叱りの言葉を受ける事が多く、体制を整えるべくあれこれ手を尽くしてはいるのですが、元々少人数で運営している私達のこなせるキャパは知れており、スケジュールだけをお伝えして、少々お待ち下さいと平謝りすることもしばしばです。

 

例えば、建築工事の見積書。

そんな状態で皆が必死になって作業している中で、最近私が良く口にするのは、「何十ページにも及ぶ詳細な見積書を作るのは悪く無いが、まずは少々の振れ幅があっても概算の費用を早い段階でさっさと示す様に、」ということ。

顧客にとって細かな内容も重要ですが、まずは大まかな費用を把握して全体的な資金の計画を立てる事の方がずっと重要であり、その為に見積りの依頼をされている、という事です。

顧客に長い時間お待たせするだけ待たせて、やっと出して来た分厚い見積書の提示金額が顧客が予定していた予算と大きくかけ離れていたら、表紙をめくって総額を見ただけで即、商談は打ち切りとなります。

まさに、爪楊枝のくびれです。(涙)

 

 

爪楊枝のくびれを他山の石とする。

我々が勝手に重要な事、価値があることだと思い込んでいて、顧客にとってはなんの意味もないこと、価値を感じて頂いていない事って、良く気を配って探せばもっと沢山あるのではないか、とゾッとしました。

スタッフとは今一度、しっかりと顧客の視点に立って自分達の仕事を考えなおしてみることに(まずは概算見積りの作成手順から)取り組んでみたいと思います。

みんな、宜しく頼むよー。

 

 

おまけ、

 

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『強み』から『卓越の法則』へ。

3月12日 晴

○×クイズ!
○×クイズ!

今日は春のTDYフェア

TOTOリモデルクラブ西神店会のメンバーさん達と一緒にTOTO西神ショールームにて合同イベントを開催しています。今回もイベント委員さんが趣向を凝らした企画を考えてくれて、東大一直線!(東大=TOTOリモデル大学、笑)と銘打ってクイズやセミナー等、楽しみながらリフォームの事が丸々全て分かる為になるイベント盛りだくさん。
お近くにお住まいのお時間がある方は是非立ち寄って頂きたいと思います。

NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会安田副理事長によるセミナー
NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会安田副理事長によるセミナー

セミナー開催しております!

TOTOリモデルクラブとは全く別の団体ですが、私達すみれも参加しているNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会からも今回はコラボ企画として、一向に減少の兆しが見えない、というよりも最近になってまた増加傾向にある、訪問販売系の悪徳業者への対策についてのセミナーを開催しました。いつもは私が話す事が多いのですが、今回は安田副理事長に来て頂いて出張セミナーを行って頂きました。
相変わらずじみちーなコツコツと啓蒙活動を続けています。(笑)

 

 

昨日は京阪神木造住宅協議会総会・第26回研修会

昨日は全国最大、唯一とも言える工務店団体、JBNの地方団体である京阪神木造住宅協議会の総会と研修会でした。
総会の後は一般社団法人JBNの青木会長をお招きして講演を頂いたり、今期のスローガンを『強い工務店づくり』と掲げ、積極的な参加型の研修事業を展開する事になり研修講師として(またまた、笑)私に白羽の矢が立ちました。(笑)

このところ、工務店団体やリフォーム団体、施工代理店団体の方から講演の依頼が相次いでおり、もう少し、(というよりどんどん、笑)研修事業に係る時間の割合が増えて行きそうです。。

JBN青木会長講演
JBN青木会長講演

 

 

経営者の為の職人起業塾

京阪神木造住宅協議会の展開する事業の一環として、絶賛開始中の工務店実務者に為の研修会、『職人起業塾』では従業員さん向けの研修を行なっており、そこで行なっているのは実は、従業員さんに経営者感覚を叩き込む意識改革のグループコーチングです。

その中で私が投げかける質問は往々にして経営者でなければ答えられないようなモノもあり、「社に持ち帰って答えを聞くなり、話し合うなりして来て下さい。」と宿題にする事もしばしばあります。そんな流れもあり、経営者向けにも職人起業塾のカリキュラムをアレンジして1年間通して研修を行なってくれないかと打診を頂きました。

結局、年間通しての研修事業で『経営者の為の職人起業塾』を開催する運びとなりましたので、ご興味がある方はご連絡頂けましたらオブザーバー参加をして頂けます。

 

経営者の為の職人起業塾
経営者の為の職人起業塾

 

USPとコア・コンピタンス

昨日のテーマは『強みを生かす』経営。

マーケティングの構築には絶対に必要と言われるUSP、コア・コンピタンスを明らかにしてゼロからイチを生み出す『売上げ』を作れる様にする下地の再確認の作業を皆さんと共に行ないました。

ちなみに、

USPとは、

自社(自製品)のみが持つ独特の強みのこと。
ユニークで顧客に対して売り込みが効く主張、提案がUSPであり、他社との差別化が主張できる強みのこと。

競合他社に勝てる独自の強みであり、

コア・コンピタンスとは、

企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指す。

誰にも真似る事が出来ない程の突き抜けた強み。

 

 

御社オリジナルの突き抜けた強みありますか?

私達の様な工務店は誰にも真似が出来ない様なオリジナルの突き抜けた強みを持つのは非常に難しいのが現実で有り、「御社のコア・コンピタンスはなんですか?」と聞かれると、一応、答える事は出来ますが、「本当に誰にも真似出来ない強みですか?」と突っ込まれると口ごもってしまう方も少なくありません。それでも、参加者の皆さんにワークシートに書き出して頂き、グループごとに発表もして頂きました。

職人起業塾の中で私がいつもお伝えしているのは、強みは関係性の中に存在するのだという事です。コア・コンピタンスと言っても世界一の強みである必要は無く、顧客との二者間の関係性において他の誰にも真似出来ない強みであればそれでイイと。

全米ナンバーワンマーケターと言われるジェイ・エイブラハム氏は「恋人の様に顧客に接しなさい」と言いますが、私が娘に無償の愛を降り注ぐ様に顧客の幸せを願い、本当に価値のある提案を行ない続ければ、娘にとってのパパは私だけの様に、顧客にとっても唯一無二の卓越した存在になれる筈。それが『卓越の戦略』と呼ばれるジェイのマーケティング理論の根幹を成す考え方です。

経営者の為の職人起業塾
経営者の為の職人起業塾

 

 

それぞれの卓越の戦略

本当に顧客の為を想い、側に寄り添い、顧客に喜ばれる価値のあるサービスや商品を提供し続けることが出来れば、顧客にとって唯一無二の存在になり、その顧客は真の顧客=生涯顧客となり、長年に渡り売上げや利益を与えてくれる様になります。後はそのような顧客をどれだけ増やす事が出来るか、に未来の売上げが作れるか否かがかかっているという理論です。

顧客に関わる全ての人が同じ想い(=顧客に恋人の様に接する)を共有しなければ、誰かひとりの心ない言動で全ての信頼は崩れさってしまます。

まずは顧客に関わる全員の意識改革ありき、となりますが、残念ながら想いがあれば出来るかと言うとそんなに簡単なものでもありません。そして人間の意志は非常に弱く、脆いもの。
それをサポートすべく、想いをカタチにするシクミが必要であり、(私個人の見解としては)このシクミの構築こそがマーケティングアクションであり、卓越の戦略なのだと思っています。

昨日の研修の補足の様になりましたが、自戒を込めるべき事でもあり、私達すみれも今一度『卓越の戦略』の見直しをスタッフ全員と取り組みたいと思います。

ご参加頂きました皆様、大先輩を前にしての研修講師、誠に僭越至極ではございましたが、積極的且つ主体的に活発なご意見を頂きまして誠にありがとうございました。

引き続き宜しくお願い致します。

※写真はまたfbのお友達の投稿から無断拝借致しました、スミマセン。笑

IMG_5566

 

おまけ、

 

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5年目の3.11、慣れない、忘れない。

3月11日 晴れ

 

あれから5年。

悪夢の様な東日本大震災の発生から5年、津波に建物が流されていく衝撃の映像を見て、どうしようもない無力感に苛まされてからずいぶん時間が経った様な気がします。

当時、工務スタッフのヨーヘーが東京の国分寺で工事を行なっており、メルトダウンの報を聞いてあわてて工事を中止させて神戸に引き上げさせました。
クライアントにもご理解を頂いての工事の中断でしたが、震災から一ヶ月が過ぎても原発の悲惨な状況はなんの進展も無く、時折余震もあったり、計画停電は続いていましたが、真っ暗だった関東の街も少しずつ灯りが戻り始めました。

 

さて、どうしたものか。

国分寺駅周辺のお店も商売を再開し始めたころ、クライアントからの電話は、「中断したままの店舗工事はこの先どうなるのか?」とのことでした。
私としてもヨーヘーを引き上げさせてからずっと、どうしたものか悩んでおりました。原発事故での放射能漏れの改善?復旧を待っていたところで目処がつく気配もないし、しかし、原子炉がメルトダウンしたままの状態の関東の現場にスタッフを戻す訳にもいかんし、、どうしたものか、と。

 

最後の選択は自分。

結局、私が出した結論は、自分が職人として工事の続きをしに、計画停電中で余震が残る国分寺に行く事でした。今振り返ると、笑っちゃいますが、「ひょっとしたら、もう二度と神戸の地に戻れないかもしれない。」と真剣に思い、決死の覚悟?で新幹線に乗り込みました。
その時の何とも言えない感情を今もはっきりと覚えています。

工事を終える頃には、余震も納まって夜中にテレビやiPhoneの地震警報が突然なり出すことも無くなり、計画停電も終わりました。国分寺の街が何事も無かったかの様に動き出したのを見てほっとしたのと同時に根本的になんの解決もされていないままの放射能の問題に慣れてしまった自分に違和感を覚えつつ、決死の覚悟で悲壮感に包まれていたであろう自分の姿を思い返し、苦笑いをしてしまいました。

当時のブログ→有線放送が知らせるのは明日の計画停電。

関東へ。若干固めの表情で妻に別れを告げるワタクシ(苦笑)

 

慣れない、忘れない。

そして、今も福島の原発は5年前のままの状態で放射能をまき散らし続けています。
それがどの程度環境に影響を与えるのか、周辺地域に住む、もしくは日本全体で人体にどれくらいの害があるのか、様々な(憶測も含めた)警鐘がならされ、データーも発表されていますが、政府は立ち入り禁止地域外は全く問題が無いかの様な態度を決め込んでいます。

今すぐは問題ではない。しかし、将来に問題が発生した時には誰も責任を取れない様なリスク。

慣れてしまうのでも、忘れてしまうのでもなく、私達ひとり一人がそれぞれが責任を持った判断を出来る様に向き合って行かなければならないのだと、震災から5年の今日、改めて考えさせられた次第です。

 

東日本大震災で被害に遭い、尊い命を失われた皆様に心からご冥福をお祈りします。

合掌。

 

おまけ、

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金の卵を産むガチョウの腹をかっ捌く、そんなバカいる?

3月10日 曇り

いやー、朝から晩まで忙しい一日でした。

朝から顧問社労士の川西先生にお越し頂いて、昨年の新入社員のキャリア形成助成金の支給申請の書類の最終チェック、次々と申請する次の段取りの打ち合せ等をみっちり。(苦笑)
助成金が好き!という訳ではありませんが、とにかく企業は人なり、スタッフの成長がそのまま、すみれの成長です。

私達の様な小さな会社が若いスタッフに技術研修や人間力向上の研修等(富士山山頂に連れて行ったりと、笑)盛りだくさんの社内研修を通じてスタッフを育てる時間と費用を捻出するには国のサポートを頂かなければなかなか難しいのが現状でして。。
『社員教育』に対する助成を頂けるのは有り難い限り、という事で毎年欠かさずフルに活用させて頂いてますし、これからも続ける予定です。

川西先生、宜しくお願い致します。(笑)

 

 

プチ衝撃なニュース

昼からは新たな鉄骨の耐震補強の案件の資料をお持ち頂いたり、メーカーさんの引き継ぎの挨拶に来られたりと次々と来られる来客に対応しつつ、明日講師を務める研修の資料の見直しをしたりと昼食もカミカミでPCに向いました。

そんな忙しいなかでも、どーしても行なわなければいけないのが、メールチェックです。
毎日100通くらい来る(ほぼゴミ箱に直行の)メール達を一応、チェックしなければなりません。ざーっと流し読みをしていてたまたま目に留まったのは日経新聞電子版から来るニュースメールです。
こちら→東芝メディカル売却先、キヤノンが優勢 9日取締役会

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2つの道

私が主宰する勉強会、『職人起業塾』では良く『2つの道』という話をします。
イソップ童話の金の卵を生むガチョウの話を引き合いに出して、

『未来を作る道』と『未来を食いつぶす道』のどちらを選びますか?

という質問と共に。
以前にも何度かこのブログに登場している金の卵を生むガチョウの話とは、

__________________________________________

以前にアップしているガチョウの話のまとめはこちら。

https://shokuninshinkaron.com/?s=金の卵を生むガチョウ

ちなみに、そのストーリーは、

昔々、毎日一つずつ金の卵を生むガチョウがおり、飼っていた農夫は大金持ちになったそうな。

image

調子に乗った農夫は、もっとたくさんの金の卵を手に入れたくて、ガチョウの腹を切り裂いて見たが、中には金の卵が入っているはずも無く、農夫はそれ以来、金の卵を手に入れる事は無くなった。

という、目先の利益に惑わされて利益を生む本体を潰してしまったと言うバカな話。

___________________________________________

 

 

この農夫の様なバカ、います?

と、勉強会に参加される皆さんに訊くと「そんなやつおらんでしょ、」と誰もが言います。

ですよね、と、私も流しますが、リアルなこの世の数多くの企業(しかも大企業でも!)を見ていると、全くもってこの農夫と同じ選択をして、信頼を無くし、業績をガタガタにして消えてなくなったり、企業再生機構の支援を受けたり、買収されて吸収合併されるニュースが後を断ちません、というか枚挙に暇がありません。

そして、それをあざ笑っている人も、普段の小さな選択で目先の利益や簡単さ、楽さを選んで顧客の信頼を失う事が決して無いかというと、実はそんな事はありませんし、すみれでも未だに根絶し切れないクレームの根本的な原因は程度の差は有れ、やっぱり目先に囚われて本質を見失っているからなのです。

 

東芝メディカル売却のニュースも然り。

東芝メディカルは2015年3月期の連結売上高が約4000億円。コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)など画像診断機器の分野では国内で3割近いトップシェアを持つ。

キヤノンは眼科領域の検査装置などを手掛けるが、CTやMRIは持たず、事業規模はまだ小さい。東芝メディカルの技術を取り込んで医療分野を拡大し、事務機やカメラに次ぐ柱に育てる。

東芝は会計不祥事後の業績悪化が深刻で、東芝メディカル売却はリストラの目玉。連結収益は目減りするが、7000億円規模の現金を手に入れるのに加え、会計上も多額の売却益を計上でき、再建が一歩前進する。

出典:日経新聞電子版

まさに、あの農夫。目先を誤魔化す為に不正会計を働き、それがバレて業績の更なる悪化を招いたのをなんとかする為に業界トップのシェアを誇るガチョウを売り飛ばして現金を手にしようとしています。

 

 

徳よりも得を取ったシャープ

そう言えば、少し前にもこんなニュースがありましたね→シャープ追い詰めた「社徳」のなさ

■信頼より目先の利益優先

旧シャープ堺工場(堺市)

旧シャープ堺工場(堺市)

2010年春ごろからソニーと東芝の幹部は「客をなんだと思っているんだ。あの会社(シャープ)だけは絶対許さない」と怒りの声を上げ始めたという。

両社はシャープの堺工場(当時)から液晶パネルを購入する契約を結んでいたが、前年に導入された家電エコポイント制度の追い風で液晶テレビが飛ぶように売れ始めると、シャープは自社製テレビへの供給を優先し、ソニーと東芝への供給を制限したのだ。

他社との信義や業界内での評判より、目先の売り上げやシェアを優先する。こんな振る舞いの結果、堺工場は有力な顧客を失い、エコポイント特需が終わると業績が悪化、最後は台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業グループの出資を仰ぐことになった。

出典:日経新聞電子版

完全に金の卵を生むガチョウの寓話と同じ話です。

 

 

日本の再生の鍵は「中小企業ぉぉぉぉぉーーっ」

「そんなヤツおらんやろー」と思う様な事件?を日本を代表する大企業が次々と起すのを見て、本当に心配になります。

その原因は?と考えた時、思い当たるのは企業が掲げる事業の目的です。
なんの為に?誰の為に?という事業の目的が株主利益のため、自社の時価総額の膨張の為になってしまっているのではないかと。欧米式の短期決算方式で株主に逐一業績を報告することを繰返すうちに目先の金の卵しか見えなくなって来るのではないでしょうか。

そんな風に考えると、構造的に私達の様な地域にへばりつく様に密着した中小零細企業の方がその目的を見失いにくい様に思います。そして、倫理観を持つ経営こそが超寿命経営の要諦である事を世界一企業の寿命が長いこの国の昔の経営者達は教えてくれています。

日本の企業の97%が中小企業だと言う事実を見れば、我々が矜持を正す事がひょっとして日本の将来に大きな影響があるのじゃないか、なんてコトも。

ただ、一社では存在が小さすぎるのもまた事実。いくらまともな事を言って、まともな経営をしたところでなんの影響力も無いコトを考えると、これからは同じ志を持つ仲間を募り、持続継続可能な経営、そして社会を目指すことが大事なのだと思うのです。
中小企業!の皆様、ニッポンの明るい未来の為に、ガチョウを育てる経営、是非とも一緒にやっていきましょう!

景気付けに、(お時間があれば、)モンスターエンジン、西森さんの名曲をどうぞ!(笑)

 

仲間になってもらえませんか!(告知です。笑)

 

■工務店経営者の為の職人起業塾ワークショップ

明日はいよいよ京阪神木造住宅協議会にてJBNの青木会長とご一緒させて頂き、経営者の為の職人起業塾のワークショップを行ないます。(もうさすがに無理かも知れませんが、笑)JBNの会員以外の方のオブザーバー参加も受け付けてくれると思いますので、ご興味があれば問い合わせを頂ければ幸いです。

お問い合せはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp/news/2015.html#n160311

■春はイベント盛りだくさん!『すみれ住まいの学校』イベント情報続々!

春はイベントの季節!ご都合が合えば、是非ご参加下さい!

3月12、13日TDY春のリフォームフェア 住まいの予備

3月23日(水)究極の一歩手前味噌作り教室

3月25日(金)【第三回】 7つの習慣ボードゲームで成功の鍵を学ぶイベントNEW!

3月25日(金)第31回職人起業塾

4月23日(土)【すみれ暮らしの学校】愛犬家座談会NEW!

弱点だらけの人生。

3月9日 雨

今日は一粒万倍日で皆既日食が4年振りに見れる日。との事でしたが、残念ながら神戸は朝から雨。お天道様の姿を見かける事はありませんでした。

 

久しぶりの本格的な雨の中

今日も朝から現場へ、営業中の店舗の上階の既存建物の床版の入れ替えという未だかつて行なった事の無い施工の打ち合せへと向いました。
専門職の方と一緒に施工手順の詳細な確認と、リスクについて話し合い理論的には可能な事を再度確認、工期と概算の費用を割り出してクライアントに報告させて頂きました。

私からすると、以前からテナントが入れ替わる度に改装を繰返して来た建物で、あってはならない間違った施工の負の遺産が今になって露見して来たというのが見解ですが、ありがちというか、いつもの如く、その施工を行なった会社の所在が分からない、今はもう連絡が取れないと、責任の所在は曖昧に、、

またしても当事者は誰も悪く無い、しかしそのまま看過は出来ない大きな問題に直面する事になってしまいました。
私達に出来る事は誠意を持って、前向きな計画を提案するコトに尽きると思いますので、出来る限りの努力をしたいと思います。

 

またまた歯科医院ネタ

昼からは定休日のすみれ事務所でデスクワークをこなしましたが、夕方少し抜けて、すっかり毎週の予定に組み込まれている歯医者さんに治療に行きました。
毎週、確実に治療が進み、先生がついでに行なってくれている噛み合わせの調整の効果も有り、非常に調子が良くなってきました。あまり表面的には見えませんし、ずっと気になる訳ではありませんが、口の中のコンディションが悪いのは結構なストレスを抱えていたのだと、今になってやっと分かってきました。
歯医者さんに通う事が、自分の弱点を克服する行動だという事に改めて気付いたのです。

 

 

刃を研ぐ習慣

敬愛するスティーブン・R・コヴィー博士は、習慣を通して人生を成功に導く為の習慣をその著書で示されましたが、私的成功から公的成功へとステージを進めた最後に、刃を研ぐ習慣が必要であり、再新再生を繰返す事で、一度身に付けた習慣をブラッシュアップしてより高みを目指す事が出来ると言っています。その中では健康、知性、情緒、精神の4つのファクターに目を向けるべき、と書かれており、私もそれに習って、毎日の筋トレをしたり、毎日読書をしたり、毎日ブログで一日の自分の行動や考えを振り返ったり、毎月、茶の湯や書道のお稽古に通ったりしています。
それらの習慣を持つ事により、(それなりに、ですが、、)自分自身が以前よりも成長したと感じる事は数多くあります。

 

弱点の克服。

今日、歯医者さんからの帰り道、すっきりした口の中の感触に喜びながら、昨年末に波動セラピーを受けて、指摘を受けた自分の『弱点』を着実に克服しつつあることに何とも言えない充実感というか、幸福感を味わいました。
考えても見れば、私が今までの人生で味わった小さな成功体験って全て弱点の克服だった様に思います。『再新再生』とコヴィー博士言われた刃を研ぐ習慣の様な更に高みを目指し、ブラッシュアップを繰返す前向きで高尚なモノではなく、足元を見ておぼつかないところを繕う事に必死になって来ただけ。
要するに、未だに土台づくりに心血を注いでいるだけだと気がついた次第です。(苦笑)

 

 

弱点だらけの人生。

ノリと勢いでなんとかやって来た、私のこれまでの人生を振り返ると、まあ見事に弱点だらけ。世間様に対して胸を張って訴える事が出来る『強み』等皆無であり、何をとっても足りない事ばかりです。
それでもなんとかここまでやって来れたのは、自分の弱点に対して目を向け、認め、「なんとかせなあかん」という意識を持ってきたからではないかと思っています。
自分が弱い事を認め、反省し、それを態度や言葉に出して人に伝えることで、周りの人が手を差し伸べてくれて、私の様な欠陥だらけの人間をいつもギリギリのところで助けてもらえた様に思います。

 

 

虫けらの歩み。

子供の頃は、勉強よりももっと楽しい事に夢中になり、

親や学校の先生よりも友達に流され、

世間様に迷惑をかける様な事を繰返し、

なんの明確な目的も目標も持たないまま、ふらふらと社会に飛び出し、

社会人の自覚も無いまま責任感無く働き始めては、転職を繰返し、

やっと真面目に働き始めても、将来の事も考えず、目先の楽しみに没頭し、

毎日、この瞬間だけが楽しければそれでイイ、という完全な刹那主義に陥っていました。

そんなところから、もう一度人生をリセットしようと建築業界に飛び込んで、『ぼーず』と言われる見習い職人からゼロベースで再スタートを切った訳ですが、その当時25歳、やっと将来に目を向けたとき、自分の弱点の多さ、虫けらの様なちっちゃさに愕然としたのを今も覚えています。

 

せめて、マイナスからゼロへ。

それから、給料等関係無しにとにかく仕事を覚えたいと必死に現場作業に打ち込んだり、すこしでも知識を身につけようと建築士の資格を取得したり、仕事を貰える様にと、誰とでも仲良く出来る様に気をつけたり、少しでも経営者としての知識を身につけようと業界の内外を問わず勉強会に参加しまくったり、身体のコンディションを整える為に運動を始めたり、と、年齢を重ねるに従って様々な習慣に取り組んできましたが、それらは全てマイナスをゼロに戻す取り組みだったんだな、と今更ながら気がつきました。

そんな風に考えると自分のちっぽけさに拍車がかかりますが、(笑)言ってしまうと、不良少年くずれの建築会社の経営者なんてちっぽけでアタリマエです。マイナスを消す事に寄って、私の様な者が人様に迷惑をかけずに生きて行けるならこんなに素晴らしいことはない、とも同時に思うのです。(笑)

 

強みより、弱みやろ。

これまでの数年間、コヴィー博士が提唱された人生を成功に導く7つ目の習慣である『刃を研ぐ』習慣に自分自身、少しは取り組んで来たつもりでいましたが、「それって大いなる勘違いやったんや、」と改めて気付いてしまいました。

最近になって私も研修事業に取り組んでおり、人様にマーケティングの理論をレクチャーしたりもするのですが、最近ネット上で見かけるコンサルティング会社(や個人)で頻繁に耳にするのはUSP(自分独自のユニークなウリ)を研ぎ澄まして一点突破でビジネスを成功させよう!強みを見つけ、磨くんだ!といった論調です。
それはそれで大事な事だとは思いますが、中小零細企業、もしくは個人事業主は強み以前に、まず自分自身の抱える欠点、弱点、かけている部分をどう手当てするか、顧客にそのリスクををどのように説明して理解を得るのかを考えるべきではないかと思うのです。

「強みを磨く以前に、弱点克服でしょ。」と。

今は亡き、私のメンターだったS社長が残してくれた、「自省のなかにしか成長無し」という言葉の重みを今更ながら噛みしめつつ、大きな自戒を込めて。(苦笑)

 

ここからは告知です。(笑)

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春はイベントの季節!ご都合が合えば、是非ご参加下さい!

3月12、13日TDY春のリフォームフェア 住まいの予備

3月23日(水)究極の一歩手前味噌作り教室

3月25日(金)【第三回】 7つの習慣ボードゲームで成功の鍵を学ぶイベントNEW!

3月25日(金)第31回職人起業塾

4月23日(土)【すみれ暮らしの学校】愛犬家座談会NEW!

 

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■厚生労働大臣認定事業『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 第3期生募集中!

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)募集終了、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生定員になり締め切りました】【三期生残席若干数募集しています!】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

 

■工務店経営者の為の職人起業塾ワークショップ

いよいよ今週開催!3月11日は京阪神木造住宅協議会にてJBNの青木会長とご一緒させて頂き、経営者の為の職人起業塾のワークショップを行ないます。JBNの会員以外の方のオブザーバー参加も受け付けてくれると思いますので、ご興味があれば問い合わせを頂ければ幸いです。

お問い合せはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp/news/2015.html#n160311