Xデザイン学校 マスターコース#1 課題の抽出

平成31年4月13日 晴れ

春うらら。

春らしい穏やかな晴天の日が続きます。そろそろ4月も中旬、今週は冬に戻ったかと思う寒さでしたが、ここまでくると流石にもう寒さが戻ってくる事はないのでしょうか。あと2週間もすれば一年で一番気持ちのいい風薫る季節となります。寒さに強くない私としては本格的な春の訪れは嬉しい限り、と言うか、意味もなく気持ちがアガリ気味で、自然にあれこれとモチベーションが高くなります。相変わらずの単純さですが上向きの方向なのでよしとしましょう。(笑)

52歳で入学。

先週、近隣の小中学校では満開の桜の下で一斉に入学式が行われ、初々しい姿の子供や若者の姿を多く目にしました。SNSをのぞいてみると新入社員を迎え入れられた企業の入社式の模様が数多く投稿されており、大人も子供も大きな期待と少しの不安を抱きながら、新しい環境に飛び込んでいく季節なんだなー、なんて思いながらそれらを眺めておりました。実は私にとっても決して他人事ではなく、この度、入学願書を提出していたのが認められ、私自身も本日、めでたくX デザイン学校大阪分校のマスターコースに入学いたしました。

4年目の挑戦。

実在する企業に課題を出してもらい実際に事業としてリリース出来るようなサービスデザインの新規企画を考案することを目標にしてチームメンバーと1年間通してワークショップを行い、UXデザイン、サービスデザインを実務レベルで学ばせてもらえるこのXデザイン学校、私は今回のマスターコースでなんと4年目になります。そろそろデザイン思考、UXの哲学が理解出来て実業にも落とし込めないといけない時期に来ていると思うのですが、起業してからこれまでの、成功体験とまでは言わないですが、それなりに事業を立ち上げ、ビジネスモデルを構築してきた経験から染み付いている思考、バイアスに囚われたままで、なかなか新しい感覚への切り替えが出来ずにいるのが実際のところで、今度こそ、この一年で一皮剥けてみせるぞと気合を入れて今期のスタートの研修を迎えました。

 

課題。

この度、課題を出してくださったのは大手食品メーカーのH社で、新規事業開発部の担当者さんにお越し頂いてビジネスインタビューをするのが第一回目のテーマでした。私たちに課せられたのは、5年後に売り上げ10億円、営業利益20%の新規事業の考案で、第一回目の今日はその企業の担当者さんの説明を受けて「良い問いを立ててユーザーと会社の課題を解決する」ための課題抽出でした。業界トップの新規事業企画部の方が考え付かない切り口を持ってサービスデザインを考えねばなりませんが、普通に考えると、その業界に精通したプロが思いつかない様な課題を見つけ、唸られるようなサービスデザインを私たちのような畑違いの者がおいそれと思いつくなんて事は簡単なわけがありません。あえてその難問に取り組む訳で、ビジネスモデルキャンバスをメモがわりにして閃いた程度でいいアイデアが生まれるはずもなく、気合いを入れて臨んだはずの初日をまたもや悶々とした感情を腹の底に溜めたまま終えることとなりました。

イノベーションで文化を作る。

奇しくも、その企業の海外事業を切り開いた方の特集を少し前にTVで見ており、中国の上海で日式のカレー店を出店してそれまで中国には全くなかった日本式のカレーライスを広めて日本独自の進化を遂げたカレーの食文化を定着させることで、本業であるカレールウの販路を切り開いたり、アメリカに渡り豆腐をサラダと一緒に食べるヘルシー食品として定着させたりと食品会社でありながら食文化を作ることから事業を始めると言うすごい業績を叩き出しており、創業時の成り立ちもスパイスを混ぜ合わせて家庭向けのカレー粉を発売したと言うのも、ラーメンと並んで国民食といっても過言でないカレーライスを世に広めた立役者のすごい会社です。

靴屋モデル。

その特集番組を見て、アフリカの奥地で誰も靴を履いていない裸足の文化の地域に靴を売りに行く靴屋の話を思い出してました。誰一人靴を履いていない、靴を履く価値が分かっていない人々に対してただ単に「靴を買いませんか?」と言ったところで誰も見向きもしませんが、怪我の予防や快適さなど、問題解決や価値を伝える切り口を見つけることが出来れば靴を履く文化が広まり、靴屋にとっては巨大なマーケットが出現する事になります。H社は食品メーカーであり、日本最大量のスパイスを扱う商社であり、フランチャイズの本部を抱える外食産業でもあり、と全てが「食」に関するビジネスを展開されていますが、講師の佐藤氏はあえて、「H社のリソース、アセットを鑑みると同社は一体何屋さんですか?」と問われました。私はその本質はサバンナに靴を売りに行く靴屋的な思考が今も息づいているのではないか?新たな文化を広めるのが事業なのでは?とぼんやりとしてはいますが、今回の課題を考えるにあたっての私が持った解と言うかヒントです。

準備が全て。

今回のビジネスインタビューでの最も大きな気づきと言うか、反省点は「準備不足」に尽きます。事前にご協力いただく企業の社名を聞いていたにも関わらず、HPをさら〜と見た程度でろくに下調べもしていないままでビジネスインタビューに臨んだことを心底後悔すると共に、協力企業の担当者の方には申し訳ないことをしたと反省することしきりです。講師の佐藤氏にそのことを話すと、IR情報をはじめ、その企業がリリースしている情報は一通りチェックするのなど当たり前以前のことで、それじゃヒントを得ることなどできないよね、とやんわりした言葉で厳しく諫められました。こんなことだから、UXデザインを3年も学んでいるにも関わらず、上っ面の理解しかできていない状態なのだと、ハタと気付いた次第です。「準備とは「言い訳を排除する」こと」とは状態管理の教祖的存在のイチロー選手の言葉ですが、今年は言い訳をしなくていいように、勉強に励みたいと思います。Bチームの皆様、よろしくお願いいたします!


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