それぞれの学び。〜状態管理とインサイドアウト〜

平成31年4月25日 晴れ

諫早にて。

夜明け前に自宅を出た時はどんよりと厚い雲に覆われて今にも泣き出しそうな天気でしたが、伊丹空港から長崎に飛んでみると九州地方はいい天気、少し暑いくらいの爽やかな晴天に恵まれたいい一日になりました。今日は長崎、諫早市での第12期職人起業塾の第13講の研修講師として一日中、怒号コーチングとまではいきませんが、暑苦しいテンションで気を吐き続けました。初めての開催となった長崎での塾も今日を終えると私が来るのは残すところは卒塾検定の1回のみ。なんだか少し寂しい気もしますが、塾生たちの今後の活躍に期待しつつ、最後まで皆さんの期待に応えて厳しい態度で接しようと思います。(^ ^)

それぞれの研修。

長崎塾もいよいよ終盤を迎えたということで、今日は塾生全員に半年間かけて一体何を学んだのか?との問いを投げかけ、それぞれが時間と費用をかけて得た価値を明らかにしてもらいました。全国で開催している職人起業塾の15回コースは基本的に建築現場実務者を対象とした実務研修ですが、講座の内容は汎用性の高い原理原則に沿ったマーケティング理論を切り口にしており、神戸で開催している元祖職人起業塾では異業種の方にも広く門戸を開けていることもあり、あらゆる業種、業態の方が集い学ばれています。長崎の塾では大工や施工管理等の工務店の従業員だけではなく、クライアントが工務店になる建材やサッシの販社のBtoCの営業マンも一緒に受講されており、いろんな立場の人達が共に、それぞれの立場で学ぶ面白い場となっています。

人を変えるのがミッション。

今日の研修はカリキュラムも残り僅かと言う事でこれまでの学びの振り返りと、座学で学んだマーケティングコンセプトを実践に落とし込んだアクションプランの進捗発表、その検証に多くの時間を割きました。発表を聞いてみると順調に取り組みを習慣に定着させつつある者、思う様に取り組めななかった者と結果は様々で、同じカリキュラムを学んでも成果に結びつける事が出来るとは限らないのを今回も目の当たりにして、まだまだ私の力が足らないことを実感させられました。私がどんなに熱く語っても、所詮は本人のやる気次第、過去と他人は変えられないとは言うものの、研修で時間と費用をかけて従業員さんを預かっている以上、しょうがないでは済まされず、私としては重い責任を感じています。変えられるのは自分と未来、もっとブラッシュアップしなければならんと反省仕切りです。

未来の成果を生み出す練習。

研修の中で私が最も重点を置いて伝えているのは、「状態管理」の概念です。成果は状態に由来して状態は習慣が支える。そして習慣を身につけるのは気合いや根性ではなく(それも必要か、笑)時間の使い方の管理です。煩雑な日常を過ごしていると、緊急性が低いことは全て後回しにしてしまいがち。しかし、少しの時間を割いて、抱えている問題点の根本的解決や知識やスキルの成長、健康の促進、信頼関係構築への取り組みを続ければ、当然ですが少しずつ状態が良くなっていきます。何かしらの行動を起こせば必ず変化が起こります、少し状態が整うと、少し時間に余裕が出来て、更に第二領域と言われる緊急性の低い重要なことへ取り組む時間が持てる様になり、それを繰り返す事で加速度的に状態が良くなっていき、成果を手にできる状態が整える事が出来る様になります。職人起業塾の研修では半年間かけてこの変化を体験してもらう様にしています。

状態管理への取っ掛かりはコーチング。

私たちが業務で求められる成果は全て状態に由来します。工事の品質、工期を守る事、クレームの撲滅、若手の育成、利益確保、集客、等々、人や現場の状態が悪ければ悪い結果になるに決まっていて、その場合、常に緊急性の高い対処に走り回ることになります。20年前の私も問題発生、対処に奔走して手を取られているうちに違うところで問題が発生、またそこの火消しに躍起になり、、と言う忙しいばかりで一体何をやってるかさえわからない様な毎日を送っていました。そんな時、ひょんなご縁でコーチングと出会い、四辻コーチとセッションを重ねる様になってから、少しずつ、目の前の事ばかりではなく、未来に対するアプローチをする時間を確保する様になりました。緊急性の低い重要な社員の教育や採用、社員に現場を任せられる様にするマニュアルや仕組み作りに取り組むきっかけを得た事で少しずつ、状態管理の概念が理解、実践できる様になり、仕事だけではなく、健康への配慮も出来る様になって、壊れていた肝臓を治すことにも成功しました。

インサイドアウト。

その様な自分自身が変わってきた経験を踏まえて、職人起業塾の研修は単なるセミナーではなく、グループコーチングのスタイルを取っています。目標や問題を訊き、その問題解決のために行うべきタスクを挙げてもらい、いつ、どれだけそれを行うのかを質します。塾生は自分の口から出た言葉にコミットメントして、期間内に決めた行動に取り組むことになります。当然、短期間では解決困難な問題もあったりしますが、状況を変えるには自分が変わるしかない。そして、人は変われる。自分が変わり、その姿を見せることで周りが影響を受けて徐々に行動が変わりだした、と言う報告が今日もありました。インサイドアウトの原則どおり、まず自分の内面のあり方を見直し、行動を変えることで周囲の人に影響を与え、状況を変え、根本的な問題解決を果たして三方良しの社会の構築に歩みを進める方が増えるのを心から願っています。山内課長、気張って参りましょう!


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