地場産木材活用とてんこ盛りのお得情報。

平成31年4月16日快晴

地元産木材活用の日

春らしい良い天気が続きます。今日は午前中に兵庫県の地元の木材を用いた家づくりを推進する工務店の集まり、兵庫木の匠の会の理事会とさらにもう1歩踏み込んで、林産地である山と街をつなぐ活動を推し進めるひようご木づかい王国学校の研修会&定例会のダブルヘッダーで、両方の団体とも役員を仰せつかっている関係で忙しい一日になりました。どちらの団体も目的は地元の木の活用と山の循環を保全するという、スケールの大きな理念を掲げており、私達、地域工務店からすると少しピントがずれた様なざっくりした感じですが、大手ハウスメーカーやビルダーはコスト重視で地域材を全く使わないのが殆どで、私達の様な地域密着の工務店が見捨てると地元の山で育った杉や桧は全く建築資材として使われなくなってしまいます。そう考えると地道に過ぎる活動ですが、地域材活用の普及、啓蒙活動をやらねばならないと思うのです。

工務店は地場産業。

とは言え、家を建てるのは個人オーナーさんが殆どで外国産の木材に比べて(若干)割高な地域材を使いたいと言われる方は滅多におられません。「見た目も強度も同じならわざわざ高い木を使う意味ある?無駄じゃね?」と思われるのも無理ないと思うのですが、家は土地に建てるもの、長年住む地域が寂れ、荒れると家に住み続けるのも難しくなったりするわけで、その土地にに住まい続けるのなら地域が盛り上がる方がいいに決まっています。また、年々花粉症に苦しまされる人が増えていますが、杉や桧は樹齢50年〜60年くらいから花をつけ始め花粉を飛ばし始めます。60年で伐採して苗木を植える循環が整っていれば花粉の飛散量は今の様な酷い事にならず、アレルギーで苦しむ人も今ほどでは無かったはずです。コスト重視で安い外材を使い続けた結果、国民病とも言える花粉症を引き起こしてしまったとも言えると思っていて、このまま放置していると花粉の飛散量は加速度的に増え続ける訳で、次世代に受け継いでもらう環境はもう少しマシにしておかなければと思うのです。

木を使うメリット拡大中。

すみれでは新築はもちろんの事、リフォームでも地元産の杉や桧を使う事を推奨しておりまして、外国産木材に比べて割高な分を補うメリットとして自治体と金融機関がタイアップして作った超低金利固定型住宅ローンの利用をオススメしています。行き着くところまで行った金融緩和政策のおかげ?で無金利状態になって久しい住宅ローンですが、これから上がるしかない金利を考えると固定型を選択するのは難しい選択ではありません。原則、フラット35より1%低めの設定とされている兵庫県産木材利用特別融資は十分メリットを感じてもらえると自信を持ってお勧めしています。その他にも、今期は構造材の60%以上を地域材を使い、なおかつ木質の仕上げが見えるような設計にすると30万円の補助金の交付があったり、外構工事で合法木材の塀や柵を作る場合は1メーターあたり3万円の補助が出たり、非住宅型の建物には別の補助金があったりと地域型グリーン化事業以外にも併用して利用できる木材利用にまつわる補助事業があれこれと予定されています。半世紀前に植林された木々は国の宝でもあります。循環型社会への移行には国土の半分以上を占める森林の再生と保全は欠かすことができない重要なタスクだと思っていて、補助金の内容の是非はさて置いて、地域材活用の必要性を知ってもらえるのは良いことだと思っています。

ハーネスとやくいた。

ひょうご木づかい王国学校では、2ヶ月に1度定例会を開催しており、運営にまつわる会議の他にもメンバーさんが持つアセットを生かしてもらう研修会を開催しています。今回は安全帯や現場用腰袋のメーカーである基陽さんに来ていただき、高所作業のハーネス着用義務化の法改正に対する勉強会をしていただきました。すみれの協力業者の屋根工事や外壁工事に従事する職人さんにも参加してもらい、改めて安全意識の喚起と万が一転落しても絶対に重大事故にならず、命を守れるようにと、命綱の重要性を再度見直してもらいました。もう一つは、MPパウダーと言う珪藻土のメーカー兼販売店として有名な山本太郎さんにお越しいただき、屋久島での森林再生の取り組みと屋久杉由来の杉と言われる屋久島で採れる杉を加工した驚きの性能を持つフローリング材を紹介してもらいました。私たちの自立循環型社会への取り組みに幅広いジャンルの方が賛同してお手伝いいただけることに感謝するばかりです。

お得情報てんこ盛り。

本日1番のニュースというか、嬉しかったのは国交省が毎年行っている長期優良住宅の新築オーナーへの助成金、地域型グリーン化事業の制度が変わり、事務局の掛け持ちが仁間しかできなくなったのを受けて、以前から外部委託している事務方に今年度の申請の窓口も受けてもらえるかどうかが微妙なことになっておりました。代表者の本橋さんに電話で確認してみたところ、「数あるグリーン化事業の団体の中でも、熱心な取り組みをしている私たちひょうご木づかい王国学校は是非引き続き引き受けたい。」と言っていただけたことです。自社で新築の相談をいただいている案件ももちろんありますが、メンバーさんの期待に応えることができるようになり、ほっと胸を撫で下ろしました。そんなこんなで、今年度も新築もリノベーションもお得な制度がてんこ盛りに活用できますのでご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。内装木質仕上げの補助金や合法木材活用の外構木質化補助金等の情報提供をいたします。ただし、ひょうご木づかい王国学校のグリーン化グループには当初からご賛同いただいた企業様しか参加いただけませんのであしからず。(笑)


◆超久しぶりに地元神戸でセミナーします!

日時は4.23 場所は三ノ宮のオサレコワーキング「WAY OUT」です!

https://www.facebook.com/events/584553515377458/?ti=ia

絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 東京会場   2019年6月24日~ 12月6日 】
□ 第15期生  【 大阪会場   2019年7月19日~ 1月16日 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングに特化した勉強会です。

次回の開催は4月17日(水) テーマは「タイムマネジメント」です。
時間(=人生)のマネジメントについて改めて考えを巡らす時間を持ちませんか?「今の時間の使い方で未来に手に入る成果は大きく変わるのは分かっている、でも、忙しいし、、」と私も長年悩み続けておりましたが、少しずつですがマネージ出来る様になって来ましたよ。(笑)

68回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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無料登録はこちらから→https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

 

理念と実践@第四回 建設職人甲子園 全国決勝大会。

平成31年4月15日 快晴。

未来への種植え。

先週末は52歳ににしてまたもや入学したXデザイン学校大阪分校の初回の研修からの懇親会、そのまま大阪に泊まって昨日は始発の新幹線に飛び乗って栃木県宇都宮市で開催された第4回建設職人甲子園全国決勝大会に参加、オーディエンスとしてお気楽に観させてもらうつもりでしたが、会場に入ったらすぐに呼び止められて、「高橋さんって大工さんですよね、ちょっと手伝ってください!」と子供向けの職業体験コーナーの木工ブースに引き込まれ、結局、小さな子供たちに金槌の使い方をレクチャーしながら、(いつものことですが)「キミ、飲み込みが早いねー、才能あるんじゃない?大きくなったら大工さんになってみない?」と人材不足に喘ぐ建築業界の未来への種まきをコツコツと行いました。「うん!大工さんになる!」と素直に言ってくれるちびっ子や、「ものを作るのが好きなので良いかもねー」と援護射撃をしてくれるお母さんまで現れて、我ながらえー仕事をしたと思います。(笑)

未来へのビジョン。

肝心の建設職人甲子園決勝大会は未来へのビジョンを語るプレゼンテーションの地区大会を勝ち上がって来た2社による全国No.1を決定する決勝戦が行われ、1週間前の壇上企業の支援会で私が目に涙を溜めながら熱くアドバイスをした松倉設工が見事優勝となりました。私は職人支援の事業を行なっていることもあり、第一回大会の前のリフォーム甲子園の開催の時から毎年参加し続けていますが、今年は初めて決勝大会を客席から観るだけではなく、プレゼンテーションを作り上げる過程から参加して、壇上に立つ企業の熱い思いを聴いたり、本気のフィードバックを送ったりと、プロセスから参加する機会に恵まれたお陰て、今までとは少し違う立ち位置で観れたような気がします。プレゼンテーションの完成度とか、伝わった想いとか、そんな事を評価するのではなく、無口で口下手な若い職人が苦手でやりたくも無かったであろう自己表現に必死に取り組んでいる姿はそれだけで胸が震えましたし、チームプレゼンなので3人で登壇するルールにもかかわらず、結局一人で壇上に立った工務店経営者の苦悩とプレッシャーと、なんとかせねば、との決意は痛いほど共感しました。いつもではありますが、今回も魂が震えるような感動と気づきと学びを頂けました。運営の皆様、ありがとうございました。

同じ理念。

建設職人甲子園の理念は「共に学び、共に実践、共に輝く」と定められています。これは言葉のニュアンスが少し違うだけで、私が主宰している一般社団法人職人起業塾が掲げているミッション「職人の社会的地位の向上を叶える」と目指している目的は、ほぼ同じです。甲子園はチームでプレゼンテーションをする機会を持つことで、チームビルドや理念の再考と共有、本質的な内容を話し合うコミュニケーションを通して行動へのモチベーションを燃え立たせます。私たちの活動の内容はグループコーチングを中心とした研修で職人等の現場実務者に学ぶ場と実践する場を提供しており、その成果として現場品質、顧客満足の向上や効率化、効果性のアップによる利益への寄与等々、今までよりももっと具体的に大きな価値を創造し、やり甲斐と共に当然還元されるべき所得をあげて、もっと豊かな暮らしをして貰うこと。職人が学び、実践を繰り返すことで現場での仕事を「喜ばれ、尊敬され、儲かり、楽しく、安心して」働ける環境にしていく事を目指しており、甲子園の活動と同じ線上ににあると言っても過言ではないと思っています。そしてこれらが建設業界の最も深刻な問題である人材不足、技術の断絶を根本的に解決する唯一無二の方法だと思っています。一般社団法人職人起業塾の目的はこちら↓

コンセプト・目的

理念の体現を目の当たりにする。

今回の建設職人甲子園の全国大会、支援会、懇親会等々で様々な職人会社の経営者さんと話す機会があり、すごいなーと感心させられる取り組みをされているお会社も多く、その中での共通項を考えると、やっぱり明確な理念とその共有が何よりも重要なのだと感じる事がたくさんありました。
中でも、職人甲子園が今の形式になった4年前の第一回大会で私が涙を拭くのも忘れるくらい感動した、自分のことを「ぽんこつ」と言い切ったプレゼンテーションをした、見るからに学歴社会から弾かれそうな若者が今も元気にイキイキと鳶職の仕事をバリバリこなしていると林社長から聞かせてもらったのにはまさに「共に学び、共に実践、共に輝く」を体現されているのだと再び胸が熱くなりました。その当時のブログはこちら、

第一回建築職人甲子園Tokyo 〜職人の魂の叫び〜

 

理念の再考から。

今日は宇都宮を後にして滋賀県彦根市にて以前から参加したかった「構造塾」にスタッフみまっちと一緒に学びに行きます。毎日のように学びの時間を持てることに心から感謝しつつ、「学びに価値なし、行動に移し、習慣、仕組みに定着させて初めて価値。」を胸に刻み、とにかく早い行動を心がけます。まずは、おざなりにしていた訳ではありませんが、ミッションのみしか明記していない一般社団法人職人起業塾のHPを修正すべく、今一度、理念の見直し、明文化に取り組む事とします。もちろん、来年の20周年に向けてリブランディングを目指しているすみれ建築工房もスタッフの意見に耳を傾けて理念の再考を進めます。とにかく、事業の目的は理念の実現。何を始めるにもまずは理念から。良い刺激と学びを頂けた週末となりました。ご縁に心から感謝します。


◆超久しぶりに地元神戸でセミナーします!

日時は4.23 場所は三ノ宮のオサレコワーキング「WAY OUT」です!

https://www.facebook.com/events/584553515377458/?ti=ia

絶賛募集中!ご興味がある方はお気軽にお声がけください!

建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 東京会場   2019年6月24日~ 12月6日 】
□ 第15期生  【 大阪会場   2019年7月19日~ 1月16日 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングに特化した勉強会です。

次回の開催は4月17日(水) テーマは「タイムマネジメント」です。
時間(=人生)のマネジメントについて改めて考えを巡らす時間を持ちませんか?「今の時間の使い方で未来に手に入る成果は大きく変わるのは分かっている、でも、忙しいし、、」と私も長年悩み続けておりましたが、少しずつですがマネージ出来る様になって来ましたよ。(笑)

68回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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