Xデザイン学校大阪分校2019 マスターコース#3 カスタマープロブレムの確認

令和元年6月10日 曇りのち晴れ

梅雨はまだか?

薄暗い明け方、空を覆っていた雲は出勤前の散歩に行く頃には既にどこかに散っており、神戸もいよいよ今週から梅雨なのかと思いきやどうやらもう少し先延ばしになったようです。

今日は京阪神木造住宅協議会の役員会と研修会があり、夜は京都で全国各地の同業者さんとの会合のダブルヘッダーで朝から夜中まで出っぱなし。忙しいと言うより激しい1週間のスタートとなりました。

Xデザイン学校大阪分校マスターコース#3

先の週末は月に1度の学校通い、Xデザイン学校大阪分校マスターコースの講座に参加してきました。今期で4年目となるUXデザインを学ぶこの講座、そろそろ実務に落とし込むべく、自社のリブランディングの取り組みとシンクロさせながら学ばせて貰っています。社内での取り組みを端的に言い表すと20周年を機に建築請負業から脱皮して「幸せな暮らし」を提供するデザイン思考の会社へと脱皮を図っている。となりますが、なかなか思うように進んでいないのが実情で、課題の進捗と合わせて若干の焦りが隠せません。(^ ^;)

カスタマープロブレムの確認

Xデザイン学校のマスターコースでは実在の企業からテーマ・課題を貰い新規事業の立案をしておりまして、講座なので一応のプログラムはありますが、進め方は各チームに任せられています。

今回の講座のテーマは「カスタマープロブレムの確認」となっておりましたが、私が所属するBチームでは(失敗を想定して)早回しをしており、次回のテーマ「ビジネスモデルの設計」に手を掛けて、BMC(ビジネスモデルキャンバス)とCVCA(お金の流れの可視化)まで準備して臨みました。我々が考えたのは「食のハンドメイドのプラットホームサービス」です。

佐藤講師の設計通りガードバンカーに。

グループディスカッションの冒頭、立案したモデルを更に深掘りし、精度を高める前に、本当にこの路線で良いかの良否を確認すべくこれまで3年間の学びの蓄積を元にチェックリストを引っ張り出して確認、メンバー全員で「良いんじゃないか」と結論づけて進めようとした矢先、講師の浅野先生と佐藤先生がやってきて一刀両断にダメ出しをされてしまいました。

「ハンドメイドのアクセサリー市場はあるが、手作り料理を買いたい人はそんなにいない、スケールしないよ」との一言に全員絶句してしまいました。佐藤講師の設計通り、カスタマープロブレムの確認をさせられた訳です。(苦笑)

ブラックボックスを認識すべし。

ビジネスモデルを考案する際にブラックボックスを使わない。という不文律があります。それは私も重々承知しておりましたし気をつけていたつもりでした。実は、両先生に指摘された内容についても、絶対的な大前提なので、一番最初に検討したつもりになっていました。ハンドメイドマーケットの盛り上がりを調べるにつけ、食に置き換えても大丈夫だと確信めいた思いがありましたが、これこそがブラックボックスであり、バイアスがかかった状態なのだと思い知らされた次第です。

アウトサイドイン!

UX(User experience)とはユーザーの観察、調査からインサイトを見つけて、サービスやデザインに反映させる手法であるにも拘わらず、浅い調査で抽出した軽い概念を守るかのように、データーや自分の体験を盛り込んで肉付けしてしまう私の悪習がまた出た形になり、反省することしきりでした。結局、メンバー全員で再度、食にまつわる行動観察とデプスインタビューまで遡ってやり直すことに、、

救いは失敗を想定して早回しをしていたので取り返しのつかないダメージにはならなかった事でしょうか。(苦笑)

複雑な問いへの対処法

講座の冒頭で佐藤講師が事例紹介と共にサービスデザインの概念を「幸せの総量を増やすこと」と紐解いて下さいました。幸せとは何か?という問いへの解は人の数だけあり、決して単純でシンプルな答えに集約される事はありません。しかし、複雑な問いを複雑に受け止めて複雑なサービスデザインを考えて世の中に受け入れられるならUXデザインを学ぶ必要は無いわけで、インサイトを見つけて複雑な問題を集約する必要があります。その為に圧倒的なサンプル数を集める事に取り組んでみます。

その選球眼を鍛えに通っている訳ですが、感覚的に体得するまでもう少し時間がかかりそうです。とにかく、ブラックボックスを持たない事を今回の学びの糧に来月に向けて再度調査に励みます。私と一緒に食事をされる方は質問責めきなる可能性が有りますので、覚悟していてください!(笑)

 


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担当 西田、岩川、西村

☆☆内容☆☆

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『IT導入補助金を活用した引き渡し後も満足度120%のプレゼンテーション方法』
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