日別アーカイブ: 2019年6月15日

50歳になれば哲学を持て。〜史上最強の哲学入門 東洋の鉄人達〜

令和元年6月15日晴れのち強風一時雨

茶の湯の世界は夏。

先日、妻に「娘の成人式の晴れ着の前撮りをやるから来る?」と誘われて、まぁ一生に一度のことやし、娘が成人すると言うのは、名実ともに子育てを卒業するタイミングでもあるので記念に行ってみようかと思い、行くよ、と返事をしました。

ただ、今日は月に1度の茶の湯の稽古と予定が被っており、先生に無理をお願いして午前中にお稽古をつけてもらい、昼から晴れ着屋さんに駆けつけると言う忙しい1日となりました。

図らずして茶の湯の稽古は私1人だけの個人レッスンとなり、花所望、風炉の設えに移って2度目の勘が戻ってないままではありましたが薄茶とお濃茶のお点前をつけて頂き、夏の風情と雨の季節を感じられる非常に充実したお稽古となりました。先生のお心遣いに感謝するばかりです。

前撮り。

晴れ着の前撮りのほうは、ちょっとしたコスプレ撮影会の風情で、振袖を着て、髪の毛を決めて和傘や紙風船を持ってポーズを決める娘を女性カメラマンが「いいですね、かわいい!」とうまく乗せてくれながらバシャバシャ写真を撮るのを傍目から見ていると言う珍しい体験をしました。

世の中のお父さん達は皆さんこんなことをしているのかしら?と疑問に思いながら、大人になったような、子供のままのような微妙な娘を見ながら、(父親らしいことが何もしておりませんが、)なんとか成人まで無事に育てることができたのだと、少しばかり肩の荷が軽くなったような気がした次第です。

最後はいつから振かわからない家族写真を撮り、娘からサプライズの感謝状を貰うなど、稀有な経験も出来て、無理に時間を作った甲斐があったと喜んだ次第です。

50歳になるまでに哲学を持て。

娘が生まれたのは私が32歳の時で、その彼女が20歳になったと言う事は当然私は50歳を過ぎて今年で52歳になります。50歳を過ぎた時からずっと気になっているのは、今は亡きメンターに昔言われた一言で、それは「50歳になるまでに哲学を持て。」と言うことでした。

起業してから20年が経ち、様々な失敗や小さな成功も数多く経験しながら何とかこれまで事業を継続し、曲がりなりにも3つの法人の代表を50歳で勤めるようになりました。また、現在、その内容も創業時に掲げた大げさに過ぎたミッション「職人の社会的地位の向上図る」の達成に向けで地道ではありますが取り組めているのは奇跡的にツイテいたとしか思えないほどうれしく、ありがたいことだと思っています。

哲学の作り方。

小説「海賊と呼ばれた男」で一躍メジャーになった大好きな出光興産の創業者の出光佐三氏が残された言葉を綴った書籍「反骨の言霊」の中に、「観念を実践で裏打ちすれば、知恵や哲学が生まれる」との一節があります。哲学を持たねばと40歳半ばから意識していた私はその言葉を得て、大きな勇気をもらい、実践するしかなかったこれまでの20年間を振り返り、そろそろ哲学が生まれても良いのではないか、なんて思っておりました。

自分の哲学を持つ。というのは、先達の名言や至言の受け売りではなく、自分独自の言葉で信念を語らねばなりませんが、それが明確にできたかと言うと、残念ながら未だその域には達しておらず、もちろん仕事や生き方に対する理念や信念がないわけではありませんが、「これが俺の哲学だ。」と言い切れるものにはなっていないのが現状です。

さてどうしたものか、と思い悩んだあげく、行動に移したのは、結局、いつもと同じように書籍に頼って学んでみると言うことでした。そんなわけで、このところすっかり小説ばかりに傾倒していた読書を少し修正して哲学者が書かれた本、哲学にまつわる書籍を新旧洋邦問わずこつこつと読んでいます。

史上最強の哲学入門 東洋の鉄人達

哲学と言うと哲学者が長い年月をかけてじっくりと考え込んで導き出すと言うイメージがあり、なかなかとっつきにくい響きなのは否めません。それを非常に分かりやすく解説し、身近に引き寄せてくれる秀逸な本があります。「史上最強の哲学入門」飲茶(著者の名前)著で、以前、「西洋の鉄人たち」の感想をこのブログで書いておりますが、今回はその続編、「西洋の鉄人たち」を読了しました。前回以上の良書だったので以下にご紹介しておきます。

内容紹介

最高の真理を求める男たちの闘い第二ラウンド!古代インド哲学から釈迦、孔子、孟子、老子、荘子、そして日本の禅まで東洋の“知”がここに集結。真理(結論)は体験によってのみ得られる!

著者について

飲茶(やむちゃ)
北国生まれ。東北大学大学院卒業。元は普通のブロガーであったが、突然スカウトされて作家デビュー。哲学や科学など、とっつきにくい学問を楽しくわかりやすく解説した本が大好評となる。しかし、二冊目の執筆依頼はないだろうとたかをくくって適当な著者名にしてしまい、「もっと
強そうな名前にすれば良かった」としきりに後悔しているとのこと。著書に『哲学的な何か、あと科学とか』『哲学的な何か、あと数学とか』。
また現在、『哲学ガールズ(PHP研究所)』をプロデュース中。さらなる飛躍を目指している。口癖は「消えろ、ぶっ飛ばされんうちにな」。著者ブログ:http://blog.yamcha.jp/激烈なバキファン。

哲学と悟りの境地

西洋の哲学、哲人を時系列に体系立てて解説した前作よりも、この作品の方が明らかに面白く、興味深く読めたのは、間違いなく私が東洋人で仏教や儒教、そして神道に長年慣れ親しんできたからに他ならないからだと思います。

それにしても西洋哲学をロジックの積み重ね、東洋哲学を倫理ではなく体験によって得るものだとバッサリと区別されているのは素晴らしく、作品紹介にあるように古代インドのヤージュニャヴァルキヤの「梵我一如」から釈迦、釈迦、孔子、老子へと脈々と受け継がれ、流れていく自我と世界は同一で全てのものは「無い」との悟りの境地を親鸞、道元という今の日本に根付いている大衆宗教までわかりやすく結びつけ、その成り立ちを整合させているのは新鮮な驚きをもって面白く読み進めることができました。

最強の自分を見出す。

最終的に、東洋哲学を突き詰めると、悟りを持つ、それはただあるものをあるように見る、起きた事をそのまま観て、今を味わうのみ、とのまとめには、この飲茶という変わった名前の著者が得た悟りの境地の定義をわかりやすく書かれており、天上天下唯我独尊という世界と関係のない自己の中のみの世界に埋没する深い考察には共感するところが多くありました。

これまで仏教、儒教、禅宗とそれぞれバラバラに、単発的に学びの機会を持ち、どれにも興味を持ちながら、どの宗教にも傾倒する事なく過ごしてきた私ですが、根底に流れる一筋の源流を見出せたことで、今後、学ぶべき方向が少し見えたような気がします。

予定よりは随分遅れておりますが、そろそろ、自分なりの哲学を取りまとめ、最強の自分へと脱皮したいと思います。哲学を得るとは自己に向き合うこと。良書をご紹介くださった共に哲学を学ぶ同志に心から感謝します。ありがとうございました!


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場所:栗東市ウイングプラザ4F研修室D

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※第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編 残席若干数ですお急ぎください。