リブランディングはインナーから変わることから。

令和元年6月18日晴れ

朝焼け。

火曜日は朝活の日。梅雨前線なんて何処へやら、今朝も神戸は晴れわたり、目を覚ますときれいな朝焼けが東の空を彩っていました。朝に綺麗な空をを見るだけで今日の1日が良き日になりそうな予感がするのは不思議なものです。まぁ、いくつになっても私が子供っぽく単純なだけかもしれませんが、、とにかく気持ちをアゲて今朝も神戸市倫理法人会での朝活へと行ってきました。

リブランディング、キックオフ!

昨日の夕方からは全社挙げてのリブランディングミーティングを行いました。来年迎える創立20周年記念に合わせ、これまでの20年を糧にして、これからの20年をより良い会社にして、持続継続できるビジネスモデルを構築すべく、設計部と工務部の両方に問題意識や課題の共通認識を持ってもらうところからスタートすべく、全員に集まってもらい改めて趣旨説明をするところからキックオフしました。

大事な事は5回言え。

この度の取り組みについては、第一四半期を終えた際のチーム面談で個別にある程度の説明をしておりましたが、改めて趣旨説明をしたところ、初めて聞いたような顔をしている、もしくは何のためにこんなことをやってるのかよくわからないといった顔をしているスタッフもおり、改めてコミニケーションの難しさというか、伝えるべき事は何度も繰り返し言わないとあかんのやと気付かされました。

ブランディングはインナーから。

リブランディングとは、外から見た我々の事業を新しく魅力的なものに刷新して、認知を広げ、イメージを上げる事と、同時に社内の業務改革を行って内実共に充実させるのを狙った取り組みです。ただ、メディアやマス媒体を使っていくらいい感じのプロモーションをしても、実際のサービスの対応、商品の品質が悪ければ話になりません。社内で繰り返し説明やミーティングを行うのはとても大切で、インナーブランディングと呼ばれるまず足元を固める作業になります。

あらゆる問題解決の鍵。

ブランディングができれば、売上利益から人材の採用まで企業が抱えるあらゆる問題が解決できると言われます。昨日のミーティングではまず社内が抱える課題や問題を抽出して、それを解決し、スタッフの皆が働きやすい良い会社にすることをブランディングの目的として掲げました。要するに、「この機会に、自分たちの働き方が理想に近づくように変わろうぜ!」と言う私からの前向きな提案です。

inside outは簡単じゃない。

「自分が変わらなければ取り巻く環境は変わらない。」というInside Outの原則は誰しも理解する当たり前なことではありますが、「変化が好きなのは子供」と言われるように、例えば席替え1つとっても、子供は喜びますが、大人は面倒だと嫌がります。年齢を重ねるほど人は変化にネガティブな印象を持つ様になるもので、「変わる」ことについて頭で理解しても行動に反映されないことが少なからずあります。変化を好む私はいつまでも子供っぽいと言う事でもありますが、、

現状維持は破滅への道。

「できれば今のまま、ずっと同じ環境を保ちたい。」と思えるような理想的な状況であれば確かに変わる必要はないと思いますが、改善したいと思う問題や課題があるならば、現状に甘んじているわけにはいきません。そもそも、情報革命が起こって、ものすごいスピードであらゆる価値観が変わりつつある現在、外部環境は刻一刻と大きな変化を遂げており、「今のまま」に甘んじてしまう現状維持は緩やかな破滅への道なのも今や自明です。

強制終了と再起動。

このたびのリブランディングの取り組みは、変わろうと意識した位ではなかなか変われない人間の特性を正面から見据えて、社名及び事業ドメイン、会社の内外装、制服、実際の業務内容まですべて外部から見た印象を変えることによって、旧態依然にしがみつきたくなるスタッフの意識と行動を強制終了と再起動を実行する取り組みといっても過言ではありません。以前から付き合いがあるほとに改めて名刺を切って、建築工房の名前が消えていたら、「どうしたの?」と訊かれますし、「実は、私たちは建築会社という枠組みから脱皮したんです。」と説明せざるありません。(笑)

会議に答えは無い。

本日のミーティングではリブランディングの目的の確認、課題の抽出と解決方法のアウトラインの共有までを行い、問題解決の中枢を担う顧客からの圧倒的な信頼(ブランディングとも言う)を得るために、われわれは何をすべきか?どんなサービスを新たに始めみるべきか?との大命題についてメンバー全員に質問を投げかけました。その答えは…全く出てきません。
というか、この場には答えどころかヒントさえありませんでした。(笑)

本当に欲しいものは何?

今回の取り組みを通して私たちは「建築会社」と言う枠組みを飛び越して、これまで掲げてきたコンセプト「家は立ててからがスタート」「モノではなくコトを提供する」をさらに進化させ、顧客にとっての素晴らしい体験や、豊かな暮らしを提供する企業へと成長することを目指しており、それを実行に移すには「お客様は本当は何を求めているのか?」を知る必要があります。今日のミューティングの最後でメンバー全員に明日からお客様との接点でそれを観察調査してくるようにと宿題を渡しました。

学びに価値なし。

この度の取り組みは、実は、この3年間以上、私1人が学校に通い学び続けてきたUXD(ユーザエクスペリエンスデザイン)の考え方と哲学をスタッフ全員巻き込んで実際の業務に落とし込む実践をスタートさせたと言う事でして私としては俄然張り切っている次第です。
学びに価値なし、実践して定着させて初めて学びは意味を為す。人生やるかやらんか、やってなんぼ!です。机上の空論では無い「建築×UXD」のビジネススキームを何としても確立して、3年前にXデザイン学校の浅野先生の講演を拝聴して際に必要を感じた直感を裏打ちしたいと思います。

目指せ、三方良しデザイン。

とは言いながらもリブランディングの取り組みは始まったばかりで、これから踏むべきステップは山のようにありますし、現状ではまだスタッフの理解を完全に得られたとは言えません。しかし、本当にお客様が求める事を社内の誰が対応しても提供、提案できるような会社に生まれ変われるように、根気よく精進して参りたいと思います。すみれスタッフの皆さん、ただでさえ忙しい時に大変ですが、三方良しの世界の実現へ歩みを進めてまいりましょう、よろしくお願いします。(笑)


【緊急提言!職人不足根治に今すぐ取り組むべきこと。】

全国一斉、建築現場改革・ブランディングセミナー & 実践フォローアップ研修を6月末〜7月に開催します。

〜工務店が抱えるあらゆる問題を解決するブランド構築の糸口は現場にあり〜

売り上げの低下、職人不足、広告反響、集客の低迷、競争の激化、事業継承、採用難等々、工務店を取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。全ての問題の解決の鍵は「ブランディング」にあり、今回のセミナーはブランド構築の基礎の部分を担う建築現場でのインナーブランディングに焦点を絞って、激動の令和の時代を地域工務店が勝ち残る方法論と職人不足問題の根治的アプローチの具体的な取り組み事例を公開します。また、オープンセミナー終了後、現場マネジメント改革に取り組む職人起業塾卒塾生向けの更なるブラッシュアップを目的としたフォローアップ研修を同時開催。現場実務者による現場改革の実践の輪が全国に広がっているのを体感頂けます。公式HPはこちら→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

全国一斉、建築現場改革・ブランディングセミナー & 実践フォローアップ研修へのお申し込みはそれぞれの地域のイベントページからどうぞ。割引特典については個別にお問い合わせください。

【東京開催】

□日程:7月5日(水)14時~18時30分

□場所:株式会社 Ship セミナールーム

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【福岡開催】

□日程:7月10日(水)14時~18時30分

□場所:パナソニック リビング ショールーム 福岡 2階会議室 福岡市中央区薬院3-1-24

https://www.facebook.com/events/2549830991717642/

【鹿児島開催】

□日時:7月11日(木)14時~18時30分

場所: NCサンプラザ天文館 鹿児島市東千石町2-30 2階E-3会議室

https://www.facebook.com/events/3276643095694608/

【滋賀開催】

□6月28日(金)13時〜16時

場所:栗東市ウイングプラザ4F研修室D

https://www.facebook.com/events/2063920807246663/

※第5回 四方よしの家作りセミナー 職人起業塾特別編 残席若干数ですお急ぎください。