希望は心の太陽であり、人は人でしか磨かれない。

令和2年2月4日 快晴

希望は心の太陽である。

火曜日は朝活の日。今日も夜明け前に起き出して、神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加してきました。今日は旧知でもある、姫路市倫理法人会から高砂、荒井駅前にある本家串焼忠助の加納大将が講話者として登壇されると言うことで、とても楽しみにしておりました。「希望は心の太陽である」と言うお題の講話はこれまでご縁があった加納さんが恩義を感じている人の名前が次々と出てくるアットホームな雰囲気から始まり、本人曰く、「地獄を見た」と言われるつらく悲しい出来事、そこから立ち直り前向きに人生に向き直り、太陽のような笑顔で笑えるようになれるまでの人生を赤裸々に語られ、思わず目から心の汗が流れ落ちるほど感動的でした。朝から学べる機会と、このような時間が持てることを心から感謝するばかりです。

人を拒む居酒屋店主。

神戸から随分離れた山陽電車の荒井駅前で串焼きと日本酒の居酒屋を営んでおられる忠助さんには、私が尊敬して止まない同い年の工務店経営者、林社長に誘われて8年ほど前に伺ったことがあります。その時の印象はお酒も食事もとても美味しく、お店の作りも林社長が手掛けられただけあり、とても味のある内装で、非常に満足できるものでした。その時、唯一心に引っかかったのは店主である加納さんがあまりにも無愛想で、人嫌いのオーラを放っていたことでした。その当時、私も飲食店を経営していたこともあり、接客業にあるまじき大将の雰囲気に少なからず違和感を感じたのを今もはっきりと覚えています。

人は変わる、変われる。

それから時が経ち、昨年姫路市倫理法人会のモーニングセミナーに講話者として招かれて登壇した際に久しぶりに加納さんと再会し、彼のあまりの大きな変化に驚きました。本人もご自身でおっしゃっておられましたが、人と目を合わすことさえ疎んでいた人嫌いの人が、その時は早朝からはじける笑顔で挨拶をしてくれたのでした。一体何が起こってこんな大きな変化があったのだろうかとその時は不思議に思いながらも、これが倫理法人会の力なのかしら、などと思いながら、その時は詳しく聞く時間もなく、そのままになってしまいました。しかし、加納さんのその大きな変わり様は非常に強く心に残っており、今日の神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに登壇される事を知って、ひょっとしたらその変化の理由を聞かせてもらえるのではないかと思って非常に楽しみにしていた次第です。

人は人でしか磨かれない。

約40分間の加納さんの講話は、ご自身の人生を振り返りながら、人との出会い、その人からかけられた言葉、それによって突き動かされたご自身の経験をいいことも悪いことも、口にするのも辛いような心に残った深い傷、情けないご自身の姿までも粛々と語られ、その淡々とした口調故に余計に心に迫るものがありました。講話の中で語られた、人とのご縁の大切さ、自分から逃げない勇気、学び続けることで人は変われると言う事実、そして希望を持つことで人生はこんなにも素晴らしいものになるのだとの言葉の数々に深い学びをいただくことができました。加納さん、本当に素晴らしい講話でした。心から御礼申し上げるとともに、いただいた学びを自分自身のものにできるように精進いたします。

100人モーニングセミナー開催します。

ちなみに、神戸市倫理法人会は無料見学者を募っています。早朝の時間を有効活用して、学ぶ機会を得たいと思われる方はお気軽に私(高橋)までお声掛けください。2月25日にはあの暴言で有名な(笑)卓越した行政手腕を発揮している明石市の泉市長にご登壇いただいて御講話を聞かせてもらいます。もちろん、これも無料でご参加いただきますのでぜひ火曜日の朝6時半に神戸ポートピアホテルにお運びください。共に学び、人生をより良きものにしてまいりましょう。(^ ^)

 

AI崩壊と前田建設工業ファンタジー営業部

令和2年2月3日晴れ

個人的二本立て映画鑑賞。

昨日は久しぶりに夕方定時で退社して1人で映画鑑賞を楽しみました。子供の頃から基本的に映画好きで、定期的に無性に映画が見たくなるのですが、先日東京出張の際に立ち寄った「未来と芸術展」を見て、ちょうどタイムリーに公開が始まっていた映画「AI崩壊」はシンギュラリティーを考える上で見ておく映画だなと思ったこともあり、前から行きたいと思っていた実在の建設会社の広報部の活動を映画化した前田建設工業ファンタジー営業部と無理矢理二本立てにして見に行くことにしました。

観ておくべき映画。

2本合わせて合計5時間、どっぷりと映画鑑賞につかるのはなかなか幸せな時間で、テイクアウトで持ち込んだケバブとタンドリーチキンにかぶりつきながら暫し現実と離れた時間を堪能しました。定期的に仕事を早く上がって時間を作るのは悪くないと改めて感じた次第で、今後、日曜日はノー残業デーにするのがいいかもしれません。(笑) 映画の内容をあまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、いつも利用している映画.comなる映画紹介サイトの解説文を以下に転載しておきたいと思います。どちらもなかなかいい映画だったので時間がある方は観に行かれることをおすすめします。特に、建設業界に従事する方は見ておくべきではないでしょうか。(^ ^)

AI崩壊の解説

「22年目の告白 私が殺人犯です」の入江悠監督が自身のオリジナル脚本で、AIを題材に描いた近未来サスペンス。2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが……。大沢たかおが主人公・桐生を演じるほか、賀来賢人、広瀬アリス、岩田剛典、松嶋菜々子、三浦友和らが共演する。

2020年製作/131分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画

前田建設ファンタジー営業部の解説

ダム、トンネルなど数々の大プロジェクトに携わってきた前田建設工業株式会社が、「アニメやゲームに登場する建造物を実際に作ったらどうなるか?」を本格的に検証するWEBコンテンツ「前田建設ファンタジー営業部」を実写映画化。2003年、バブル崩壊後の建設業界。前田建設の広報グループ長は、「アニメ『マジンガーZ』の出撃シーンに登場する地下格納庫を現状の技術と材料で建設したらどうなるのか?」を検証するWEB連載を提案する。広報グループの若手社員・土井は嫌々ながらもプロジェクトに携わるうち、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う社内外の技術者たちの姿を目の当たりにし、意味のないことだと思っていた業務に本気で取り組むようになっていく。高杉真宙が主演を務め、上地雄輔、岸井ゆきのが共演。「サマータイムマシン・ブルース」などで知られる劇団ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手がけ、「あさひなぐ」「賭ケグルイ」の英勉監督がメガホンをとった。

2020年製作/115分/G/日本
配給:バンダイナムコアーツ、東京テアトル

世の中はすべからず表裏一体。

この2本の映画に共通するのは、一昔前までバーチャルと言われていたインターネット上の世界が今では完全にリアル世界と一体化している、もしくはリアルな世界よりも大きな影響力を持った事実に立脚してストーリーが組み立てれている事でした。AI崩壊の中ではAIが暴走し出した際に「スマートウオッチなどのデバイス機器を全て身体から遠ざけろ!」と悲痛な声で言う姿と、ファンタジー営業部では「漫画の世界の建造物を見積もり積算する事でブルーオーシャンを見つけたー!」と嬉々として叫んでいる姿は全く対照的な様で実は根底にあるのは同じ認識というか価値観で、薄ら寒い恐怖感と、新たな可能性が広がる期待感はインターネットの普及、テクノロジーの進化は人類にとって幸か不幸かわからない表裏一体のものだということです。その不安定で不透明、複雑で曖昧なこれからの世界への向き合い方をそれぞれが考える時が来たと言うことでしょうか。悲観的に考えて楽観的に行動しようと思った映画二本立てでした。


【社名変更のお知らせ】

有限会社すみれ建築工房は「建築、暮らしだけじゃない、その先へ」をコンセプトに社名と業務内容を変更し「株式会社四方継」として再出発しました。
新会社「株式会社四方継」は「人、街、暮らし、文化を継ぎ「四方良し」を実現する」を理念に、
建築事業部「つむぎ建築舎」で「受け継がれる価値のある丁寧なものづくり。」
地域コミュニティー事業部「つない堂」では「人を繋ぎ、ご縁を紡ぎ、いい街を継ぐ」
二つの事業部で二つのビジョンの達成を目指します!
http://sihoutugi.com/index_teaser_test.html?fbclid=IwAR09vyCFomwoqGJkHnW07xj8IwORUgXLZAJXNwRYvhdRIeGRBndeNT0hLV0


【アシスタント大募集】

新会社への事業移行に伴い、業務の精度を高めるべく建築設計業務のアシスタントを2名募集しております。業務内容はjwCAD、Walk in homeを使っての建築設計補助、データ入力作業、プレゼンテーションの作成などです。

【勤務地】  神戸市西区池上3丁目6ー7 つむぎ建築舎オフィス
【勤務時間】 出勤日数と共に自由。あなたが決めてください。自宅等でのテレワークも可。
【給与・待遇】時給1000円〜1500円、経験スキル等勘案の上優遇します。
【応募資格】 1級、2級建築士もしくはインテリアコーディネーターの資格要。
【その他】  社員登用制度あり、木の香りに包まれたオフィスです。


【※満員御礼につき受付終了しました。】
現場戦力化 職人キャリアプラン構築ワークショップ  インナーブランディング#2

実際の帳票や運用のファイル等を共有しながら、現場実務者に特化した人事制度の構築の足掛かりを掴んで頂けるワークショップです。職人育成に取り組まれている、もしくは今後、職人の採用、育成に注力したいと思われている経営者の方は是非ご参加下さい。

日時:2月6日(火)14時〜17時 終了後懇親会あり
参加費用:5000円 懇親会は別途5000円

まいピア高田
〒839-0215 みやま市高田町北新開

定員:10名

https://www.facebook.com/events/485712082084391/


2020年1月東京塾締め切り間近、お急ぎ下さい!
2月福岡塾6ヶ月コース開講予定、塾生若干名募集中!
助成金活用等、お気軽にお問い合わせください!

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「未来と芸術展」と火の鳥

令和2年2月1日 快晴

てんこ盛り東京出張。

引き続き東京にて。昨日はLIXILでのセミナーの後、リフォーム産業新聞社の記者さんと待ち合わせ、この度の社名変更を伴うリブランディングについての話を聞かせてもらいたいとの事で、取材を受けた後、古くからの知り合いと大好きな荒木町で痛飲、充実した東京ライフを過ごしました。(笑) このところ東京に出張に来ても弾丸で帰ることが重なっており、いつも悔しい思いをしていたので今日は(無理矢理)時間をとってどうしても見ておきたかった六本木ヒルズの森美術館で開催されている「未来と芸術展」に行ってきました。

世界は変わった。

AI .Iotの普及で一気に世界は大きな変化を遂げる中、あらゆる企業がゲームチェンジを迫られています。盤石の経営体質を誇っていると思われていた日本ナンバーワン企業のトヨタでさえ車の製造業からモビリティー企業に変わると宣言し、テクノロジーと暮らしを融合させる実証実験を行う都市計画を発表されたのに衝撃を受けた方も多いと思います。今回の展覧会では都市計画や建築もテーマの1つとして取り上げられており、建築業界も例にもれず変化に対応する必要があることを痛感させられました。

未来が現実になる瞬間。

3Dプリンターの進化やドローンによる建築、サスティナブルな社会を目指す上で避けることができない再生エネルギーの活用、Maasによるスムーズでストレスのない移動サービス、Iotが組み込まれた簡便で快適な暮らし等々、近年新しいサービス、製品の情報として入ってきていたものが次々と現実のプロジェクトとして進んでいる様はまさに私たちが昭和時代の子供の頃、21世紀の未来都市としてイメージしていた通りの世界がもうすぐ実現するのを肌で感じることができました。まさに未来が現実になる瞬間に私たちが立ち会っているのだと思います。

情報収集の重要性。

圧倒的な速度で進化を続ける今の世界。何も考えないまま便利だからといって多くの人がアマゾンで書籍を買うようになった結果、次々に地域で営業していた書店が閉鎖に追い込まれているのと同じように、我々建築業界もぼーっとしていると圧倒的な資金力を誇るプラットホーム企業に利益のすべてを吸い取られねばならない状態になるかもしれず、時代の変化に取り残されてしまうわけにはいかない、最先端の情報収集を怠るわけにはいかないと痛感させられました。

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預言者としての火の鳥

この「未来と芸術展」は冒頭に建築やまちづくり、それと密接した関係にある環境と人々の暮らしに焦点が当てられておりました。その後はシンギュラリティー、AIやバイオ化学、遺伝子組み換えなどの最先端技術とモラルとの調和についての問題提起がなされており、闇雲に新しい技術を盲信することの危険性も示唆していて深く考えさせられる部分も多くありました。1番最後の展示には、マザーコンピューターによる暴走で人類が破滅してしまうことを予言した手塚治虫先生の火の鳥未来編のひとこまが紹介されており、子供心に恐怖したSFの世界が現実に近づいていることを改めて認識させられました。とりあえず、今一度火の鳥を読み直し、現在封切りされているAI崩壊の映画を見てこれからの私たちのあり方、テクノロジーとの付き合い方について考えてみたいと思います。東京にいかれる機会がある方は是非見にいかれることをおすすめします。(^ ^)

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