起こってしまったことへの対応、二度と起さない為の対策。

7月15日 快晴

水曜日ですみれ事務所は定休日。

有馬カンツリー倶楽部
有馬カンツリー倶楽部

私はすっかり常連となってしまっている朝活BNIのゴルフコンペにお招きいただき、例によって参加させて頂きました。

私自身、朝活に参加してるわけではないので、完全に部外者ではありますが、何かと密接な関係を沢山のメンバーさんといただいており、まるで関係者のような顔をして楽しくラウンドさせていただきました。(笑)

ここ最近、少し良くなってきたと思っていた腰の調子もいざラウンドしてみるとあまり芳しくなく、その影響もあってか無かってか、スコアはやっぱりいつもの通りグダグダ、、

ではありますが、心やすいメンバーと晴れ渡る青空の下、夏ゴルフを楽しみました。

 

 

クレーム報告と改善策

コンペが終わった後、夕方からは出社して工務部のミーティングに参加。

いつものようにネチネチと工務スタッフの現場精算書にツッコミを入れたり、問題究明をしたり。(笑)

そんないつものミーティングを行ったのですが、今日は時間も大幅に延長して皆で議論した重要な課題がお題目。

実は、先月深刻な施工不良が発覚し、お客様に大変なご迷惑をおかけしてしまいました。

しかも、長期間にわたって家を守らなければならないはずの外装リフォームでの不手際。

お客様には、善後策として、長年にわたり出来る限りのフォローをお約束するとともに、深く反省し、お詫びを申し上げた次第ですが、それだけで事を済ますわけにはいきません。

 

工務部MTG
工務部MTG

 

 

紹介者の顔に泥を塗る行為

このたびご迷惑をおかけしたお客様は、すみれで以前からお付き合いいただいていた方からのご紹介でありまして、そこで不具合を生じさせたと言うのは紹介者の顔に泥を塗ってしまう行為です。

地域密着の工務店であり、お客様のご紹介、リピートでほとんどの仕事をさせていただくのが営業スタイルの弊社にとっては致命的な出来事です。

二度とあってはならない、という事をスタッフ全員の胸に深く刻みつけ、そして気持ちだけではなく、仕組みとして今後絶対に施工不良を阻止する対策をスタッフとともに考えました。

長い時間をかけて改善策をスタッフ全員に聞いて、それぞれの立場から意見を言ってもらいました。

その結果、いくつかのルールが決まったのですが、実はそれらは数年前にも同じように取り決めをしたことばかりでした。

まさに、認知行動不一致。

頭では十分にわかっているけれども、行動に表せない。これではいくら取り決めをしたところで効果性を発揮することはできません。

その原因は、気持ちの甘えや緩みであったり、キャパオーバーであったり、と様々ではありますが、結局、とどのつまりは我々経営陣の管理不足の一言につきることになります。

仕組みとして機能しているはずのルールがおざなりになっているから、ありえないようなクレームに発展する。

結局、私たち経営陣のチェックの甘さが巻き起こってることだと強く認識するとともに、情けない思いでいっぱいになりました。

 

工務部MTG
工務部MTG

 

今出来る事に集中する。

ご迷惑をおかけしたお客様には本当に申し訳ないのですが、私たちにできることは、起こってしまったことに対しての精一杯のフォローをさせていただくことと、今回のことを糧として二度と同じ過ちを起こさないように改善策を講じる事しかありません。

人生を生きていく上の「真理」の1つに振り子の法則があると確信している私としては、今回の情けなく、恥ずかしく、申し訳ない出来事を経験の1つとしてさらなる顧客満足を勝ち取るためのシステム作りに邁進したいと思います。

そして、私が行ったからどうなるものでもありませんが、今日のミーティングで、クレームの全容をようやく把握できたこともあり、改めて直接、お客様宅に足を運びお詫びに参りたいと思います。

M様、そしてご紹介者のN様、このたびは本当に申し訳ございませんでした。心からお詫び申しあげます。

そして、すみれスタッフの皆には、我々の存在意義、われわれの事業の目的、「何のためにここにあり、何のために働くのか」をもう一度よく咀嚼して心に刻み込んでもらいたいと思います。

よろしくおねがいします。

相互依存という高く険しい山。

7月14日 快晴

夏の河川敷
夏の河川敷

台風の影響なのか、昨日に引き続き風が強かったですが、朝から雲一つない夏空が広がりました。

『夏色』ってこんな色やなー、なんて思いながら、2週間後に迫った毎年恒例の富士登山に想いを馳せてしまいました。娘が夏休みモードに入るのも仕方ないですね。(笑)

 

今日は朝から緊急依頼を受けての現場調査。

建物の持ち主はなんと、兵庫県警で、しかも被害者とのこと。

珍しいこともあるものですね。(笑)

 

ま、いつも御世話になっているお客様でもあり、前職の師匠からの緊急のお問い合せに応えることが出来て良かったです。

現場調査
現場調査

 

 

月に一度のコーチングセッションにて

昼からは怒濤の社内個人面談週間の続きでしたが、その前の一瞬の時間を縫ってコーチングのセッションを受けました。

先月のセッションで浮き彫りとなった現状で考えられる限りのリスクを叩き潰す、その対策の進捗と、取り組みの中における自分自身の役割を見直す時間とさせて頂きました。
最近の嬉しかったことの報告と共に。(笑)

 

今回もサクサクとスムースなコーチングセッションとなり、苦しみながら自分の胸の奥にある隠れた扉を探してこじ開けるような厳しい深堀をしていた頃を懐かしく思ったりしてしまいました。

 

 

コーチングを受け始めた10年前、

10年前、私がコーチングを受け始めた頃というと、それは酷いものでして、、

毎日、休みも無く必死になって走り回らなければならない程忙しく、

目の前の片付けなければならない問題は山積みで、

一つに集中して解決すればまた次の問題が勃発、

少し放っておくと火の手はあちこちに延焼して、火消しに走り回らなければならず、、

 

そんな現状をなんとかしたい。

根本的に建てなおしたい。

と、思いながらも、目先が忙しいからそんな時間を取ることは出来ない。

 

中小企業は走りながら整える、という誰かが仰っていた(忘れました、スミマセン、)言葉を胸に、ひょっとしたら整えても整えても抜け出すことが出来ない蟻地獄に迷い込んだんじゃないか、なんて思っていました。

 

そんなときです。今も御世話になっている四辻コーチに出会って、コーチングのセッションを受ける様になったのは。

 

忙しい→目が届かない→トラブル発生→火消しに回る→忙しいのがもっと忙しくなる→クレーム発生・・・・。

 

負のスパイラルが延々と続く無限地獄の真っ只中でした。(涙、)

 

そんなとき、いつもコーチに聞かれるのは、

「今、一番何が気になりますか?」で、

私の答えはいつも、「目の前の一人のお客さんの信用」でした。

 

いつも、同じ、『目の前の人』

目の前のうまく行かない現場を力ずくでも何とか満足してもらえる様にする事に一生懸命になればなるほど、次の仕事も、その次の仕事も問題が発生しやすくなる状態へと陥って行きました。

 

そんなんじゃ、コーチングなんか要らんでしょ、

ある日、コーチに聞かれたのは、「いつまでも今のままで良いですか?」ってことでした。

私)「良いわけないですやん!」

コーチ)「現状を変える為に何かします?」

私)「やりたいけど今は忙しいから、落ち着いたら取り組みます」

コーチ)「それはいつですか?」

私)「どこの現場もスムースに流れ出したらやります」

コーチ)「今のままで、待っていればそんな風になるんですか?」

私)「・・・・・・。」

コーチ)「根本的な問題はどこにあるんですか?」

私)「そんなこと言ってても目先の売上げがなかったら、会社つぶれますやん、」

コーチ)「もう、コーチング要りませんね、やめますか?」

私)「そんな冷たいこといわんと、、」

こんな不毛な堂々巡りを軽く2年は続けていたような気がします。(苦笑)

 

 

 

堂々巡りから弁証法の螺旋へ

人間誰しも、同じ事を繰り返し続けていると、飽きて来るものです。

 

「ある日歯車がポンっと横にスライドして、全てが前向きに(上向きに?)回り始めてから、事業のやり方も結果も大きく変わったんです。」

と昔を振り返ってよく話すのですが、まさに堂々巡りから螺旋状の発展のスパイラルに変わったのが上記の出口の無い問答を延々と(2年間くらい)繰り返した後のことです。

 

もしも、10年前にコーチに出会ってなかったらひょっとすると今もあの無限地獄の中にいたかと思うとぞっとします。

 

そんなこんなで、コーチのお陰で今の私があるわけですが、私が体験したコーチングの威力を経営者仲間に話す機会が結構良くあります。

皆さん、大体同じような悩みを抱えて居るもので、一度コーチングを経験してみたいと言われる方は少なくありません、というか非常に多くて、その度に四辻コーチを紹介させてもらっています。

今では、建設業専門と言っても良いくらい、四辻コーチのクライアントは同業の経営者が増えているようで、全国的に見ても稀に見る人気コーチになられています。

 

 

 

相互依存という遥かなる高み

私が、座右の書として何度も読み返してはその中に書かれていることの実践を続けて来たスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』の中に、『相互依存』という人間関係の状態が書かれています。

 

7つの習慣をことごとく実践し、それを元にビジネスモデルを作り上げることを目指して来た私にとってはいわばバイブル、全て理解出来ていなければならないのですが、唯一、この『相互依存』の状態だけは、頭で理解はしていても、実感としては持てなかったのが正直なところです。

7つの習慣モデル
7つの習慣モデル

依存から自立へ、自立から相互依存へ、

Win-Winの関係性を作り上げ、コミュニケーション原則を全うし、シナジー効果を遺憾無く発揮した状態って一体どんなやねん、、と。

 

今日のコーチングセッションを終えて、電話を切った時に、ふと、相互依存ってこう言うことか、四辻コーチと私との関係性をあちらこちらで再現することが出来ればコヴィー博士の提唱しておられた境地が垣間見えるのではないか、とストンと腹に落ちた気がしました。

とはいえ、まだまだ道半ば、小さなサイクルを何度も繰り返しながら、ヘーゲルの弁証法の様に同じところをグルグル回っている様で実は少しずつ高みに近づいて行く、在るべき姿に近づいて行ければいいなと。

相互依存、難しいテーマですが、いつかきっと辿り着きたいと思います。

 

 

 

 

 

弁証法的すみれサイクル。

7月13日 晴風強し

さっぱり散髪のシマトネリコ
さっぱり散髪のシマトネリコ

風の強い一日でしたが、昨日の引き続き良い天気となりました。

昨日は絶好の晴天の下、工務部のスタッフと取引業者さん、その家族が集まってのバーベキュー大会に参加してきました。

BBQ!
BBQ!

3週間前に腰を故障してから休んでいたランニングもそろそろ再開しようと思っていた矢先でもあり、いい機会だと思って三宮からHat神戸の海岸を経て、深江の東部卸売市場横のBBQ会場まで走ってみたら、思いのほか時間がかかり大きく遅刻。

走っている途中、「まだですか?」と何度も電話がかかってきて、先に始めといて、と伝えたのですが、「待ってますから早く来てください」と、いつになくしつこくせかされたこともあり、余計にペースが狂って遅くなってしまいました。(苦笑)

BBQ!
BBQ!

到着してみると、私の誕生日の2日後だったと言うことで、シャンパンを用意してくれたりサプライズでプレゼントをもらったり。

プレゼント!
プレゼント!

全く期待していなかっただけに、嬉しさもひとしお。

正直、年甲斐もなく少しうるっときてしまいました。(笑)

 

皆さん、ありがとうございました。

BBQ!
BBQ!

久しぶりに夕方前まで子供たちと幸せいっぱいの時間を過ごすことができました。

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事業の目的=共有する方向性

そんな楽しかった昨日の余韻を若干引きずりつつ、今日は毎年夏と冬に行う恒例のスタッフとの個人面談を朝から夕方までがっつり。

なかなかスタッフと向き合い、改まって話をきくことができない、というかそもそもあまり会社にいない(笑)こともあり、欠かさないようにしている大事な行事です。

毎年2回、提携のヒアリングシートに今の現状、目標、改善点等を書き込んでもらいながら、以前に残っているカルテと見比べてその成長を確認する場でもあります。

そのシートの中に、

「仕事を通してすみれの事業の目的を果たした事はなんですか?」

というものがあります。

事業の目的とはもちろん理念の実現のことです。
すべての仕事はこの大きな方向性にそって行っているべきで、これができていないと会社が掲げている「理念」は単なるお題目と化してしまいます。

それを各スタッフが日常業務を通してどのように実現したかという質問は、会社全体の方向性を確認する非常に重要な問いです。

ちなみに、すみれの理念は「建築の仕事を通して地域社会に貢献する」です。

地域社会に貢献と言う大きな枠組みで目指す方向性を謳っているのですが、もちろんボランティア活動ばかりをするというわけではありません。

通勤中に落ちているゴミを拾う事でも、掃除の残り水を道路に打ち水するだけでも方向性はあっていますし、できれば設計や施工と言う建築の実務で地域の客様に快適な住空間、そして安心や安全を提供することができればなお良し。

もっと基本的なところを言えば、雇用を守ることが最も重要な社会貢献だと思っています。

 

 

創業時に目指した私たちの在り方

今日の面談の中で、それぞれ自分たちの考える事業の目的の達成を語ってくれました。

その中で、「すみれの喜びサイクルができました」と言う非常に嬉しい回答を聞かせてもらうことができて、これには正直感動してしまいました。

すみれのサイクルとはちなみにこれ、

すみれよろこびサイクル
すみれよろこびサイクル

設立から15年、毎年様々な問題が浮かんでは改善解決を繰り返し、また新たな問題に直面し必死で良くなる方法を探り続けてきた堂々巡りの中で、設立当時に掲げた理想のあり方がスタッフの口から体現できたと聞けたのは、これ以上嬉しいことはありません。(涙)

 

これからの十年、よりいっそう、精進してみんなの喜びのサイクルを最大限に大きくしていきたいと心に誓うことになりました。

まさしく、ヘーゲルの弁証法の通り、同じサイクルをぐるぐる回っているようで少しずつ螺旋状に上に伸びていく、成熟のスパイラルにすみれのサイクルが変化し始めたのを実感させてもらえる出来事。

この嬉しさを糧に引き続き気張っていきたいと思います。

と言いつつも、怒濤の面談週間は始まったばかり、これから沢山の問題と改善を浮き彫りにして成長のスパイラルを加速させたいと思います。

 

あ、そう言えば兵庫県立大学の学生さんが作ってくれたこんなPVもあります。良かったら見てください。

 

孫社長への提言。

7月11日 台北は曇り 神戸は晴れ

桃園空港
桃園空港

今回の台湾でのミッションは予定通りに昨日で完了。

今回もたくさんの方に様々なご協力を頂き、気持ち良く帰国の日を迎える事が出来ました。

また、新しいご縁も頂き、感謝する事しきりです。

皆様、ありがとうございました。

昨日は出張中に誕生日を迎える事となり、異国で一人で過ごしたのは、今までに無い印象に残る一日となりました。

今朝は朝いちばんのフライトで帰国。

自転車という大きな荷物を抱えていた事もあり、いつもより少し早めに空港に行った方がいいかも、と思い立ち、まだ暗い4時にホテルをチェックアウト、タクシーの後部座席に自転車、私は助手席に乗せてもらい桃園飛行場へと向かいました。

到着してみると、夜明けまえにも拘らず空港は人でごった返しておりました。

朝早くから出掛ける人って多いもんなんですね、、

ま、日本人は皆無のようでしたが。(^_^;)

最近は、jetstarの達人、Mさんに教えてもらった通りに、必ずウェブチェクインを済ませてから空港に行くようにしているので、長蛇の列を脇目にチェクインカウンターの横のがら空きのカウンターにて素早く荷物の預け入れとチケットを貰いました。

長~い列に並んでいる人の冷たい視線を感じながら。(笑)

毎回思うというか、以前の私もそうですがウェブチェックインメリットがよくわからずに普通に並んでいました。

長い時は1時間位。

今考えると非常にもったいない時間でした。

経験者の助言は素直に聞くのが正解やなー、と感謝しつつ、経験に勝る知恵はないっていうか、体験を重ねることで得た生の情報は本当に貴重やな、と改めて。

自転車持ち帰り。
自転車持ち帰り。

ケータイショップに行かねばならないタスク

話は変わってお題目、

いつになく早めの時間に帰国したと言うことで、帰ってからも一仕事。

すみれママ☆がとうとう長年使ったガラケーをスマホに機種変更するとのことで、一緒にソフトバンクのショップに行きました。

諸事情あり、彼女がどうしてもiPhone 5にしたいとのことで、私がiPhone 6にすみれママが私のiPhone 5を使うということになり、データーの移行を帰ってからMacで行なわなければならないというおまけもありましたが、今回、機種変更ともう一つ行うべきは、料金設定のプランの見直しです。

新規加入や記事変更のたびに一1ヶ月だけサービスで無料ですが、その後は課金されますのでご自分で解約してくださいね。と言うちょっとした罠?に引っかかって全く意味のないお金を毎月コツコツと支払っておりました。

それが積もり積もって、なんと、私と娘で月4,000円位、2年間の間に結構な金額を支払ってしまっておりました。

 

 

くすぶり続けるケータイショップへの不信

我が家以外でもこんな無駄なお金を支払い続けている方はたくさんいると思います。
月額にするとたかが知れていると言うことと、手続きが良く分からなかったり、面倒だと言うのが先に立ってわかっちゃいるけど放置してしまっているのではないでしょうか。

他社から乗り換えってもらったらお得になりますという大きな宣伝で集客しておいて、契約者にはこれは必須ですという軽い脅し文句とともに、目先は無料で角が立たない面倒なタスクを預けて、出来なければあなたの責任ですよと「自己責任」の言う名のもとにじわじわと課金するというシステムはマーケティングでも何でもなく、軽い詐欺のようなものです。

まぁ、某 Wi-Fiサービスの会社で通信制限しませんと言った舌の根の乾かないうちにガンガン容量制限をかけるという本当の詐欺の会社よりもまだマシですが。(苦笑)

ソフトバンクの孫社長の事は日本を代表する経営者の一人だと尊敬しているし、その方の会社のサービスを受けたいとも思っておりましたが、正直今回のことを冷静に振り返った時、いっそ他社に変わろうかと思ってしまいました。

別にカウンターでクレームを申し立てるわけでもないのですが、やっぱり少し騙されているという感が否めず、潜在的にな不信感を抱かずには居られません。

煩雑な日常の中、やらなければならないでも重要度は低いので後回しにしがち、という絶妙なところに目をつけた儲かるモデルではあったのでしょうが、間違いなくそれは露見して、ゆっくりとしかし確実に、時限爆弾のように会社の信頼を失っているということに孫社長は気づいているのでしょうか。

 

孫社長への提言

ソフトバンクはがちょうである。

期首に孫社長は株主向けのプレゼンでそんな風にソフトバンクという会社を例えました。

P/PCバランス(成果と成果を生み出す力)が重要である。という、私も大好きなスティーブン・R・コヴィー博士が提唱された原理原則論です。

しかし、競合他社との厳しいせめぎ合いの中で、目先は安く、実はそんな事無い、という上っ面の競争優位性と、顧客の不満を燻らせながら高い収益性を保つ今のソフトバンクが行なっているケータイ事業のやり方は、長い目で見るとガチョウの羽をむしりとりながら金の卵を産ませるようなもの。

 

ガチョウの羽がじわじわとなくなり、丸裸になった時に一気に顧客離れが進むような気がします。

スマートフォンの普及により、掌の上で世界の情報が一瞬にして手に入る今の時代、見せかけだけのビジネスは通用しなくなって来ています。

そのインフラを協力に推し進めた側の会社がそんなことを分かっていないはずが無いですが、やっぱり人は認知したことを全て行動に現せるものではないということなのでしょう。

でも、もうすぐホンモノの時代はやって来る、というかもうすぐそこまで来ていると思うのです。

私の声が孫社長に届くことは無いと思いますが、大好きだったマクドナルドの二の舞にならない様に密かに祈っておくことにします。

嵐と納豆と志。

7月10日 大豪雨警報発令中  台北にて。

土砂降りの林森北路
土砂降りの林森北路

 

自然の大いなる過ぎる力

私の訪台と共に引き連れて来た3つの台風は、なんとか直撃を避けれて良かったー、と思いきや、朝目覚めるとさっくり暴風圏内でした。

台湾の北をかすっていく昌鴻台風と名付けられた大型で歩みの遅い台風の進路を見て、台湾市政府は早々に休業を決めたらしく、銀行に行こうと思っていたのに、台北市内の全ての銀行が臨時休業。

「なんてこったい。」

なんて、悪態の一つもついて、途方に暮れかけましたが、ま、何とかなるさと、自分の影響の範囲の外にあるどうしようもない事に対してつべこべ言っても始まらないのですぐに頭を切り替えました。

それにしても、自然の力、恐るべし。。
帰国の前日に全ての銀行が閉鎖って、、(苦笑、)まったく予想だにしていないことをいとも簡単にやっちゃってくれます。

自分の無力を良く自覚して、大いなる自然に逆らわない生き方、目指したいと思います。

 

嵐と納豆のカルマ

さて、今日は7月10日、納豆の日。

諦めが悪い粘りだけが身上の、私の48回目の誕生日です。

昨日の夜中から続々とfbのタイムラインやメッセージ、EメールにLINE、そして(国際電話での)直電で沢山の方々からお祝いの言葉をかけて頂きました。

圧倒的な数のメッセージに「オレってなんて幸せなんだ、」と心から感激しました。

全くもって頂いたメッセージに返信出来ずにおりますが、この場を借りて皆様に心から御礼申し上げます。

ありがとうございます。

娘からのメッセージ
娘からのメッセージ

 

アベノミクスの功罪と台風の恩恵

諸事情あり、このタイミングで海外出張となってしまった今回は、いつにない異国でお一人様での誕生日となり、それはそれで悪くないっていうか、50歳も見えて来たこの年になって今更誕生日でもないっていうか、落ち着いた淡々とした一日になりました。

 

叩き付けるような雨の音を聞きながら、午前中はホテルに籠って仕事をしてましたが、昼からは(皆様のお陰でお誕生日だという事を思い出して、)自由行動としてみました。(笑)

まずは、すみれママ☆に承諾をもらえます?の電話をして、(苦笑)なんとか渋々許しを得ることに成功!したので、日本で買うつもりだったメイドイン台湾のフルカーボンの自転車を買いに本場、GIANTのショップに行って見ることに、(結局、娘と全く同じ思考と行動。。。笑)

残念ながらお目当てのGIANTの直営店は台風の影響でしまっておりましたが、近くに暴風雨をおして開けているお店を見つけることが出来て行ってみました。

思惑通り、購入予定のモデルも有り、よしよし、とほくそ笑みながら値段を聞いてみると、まずまず、予定通り、しかし、(アベノミクスの悪影響で、)日本円換算すると、思っていた程価格の違いが無く、非常に判断に迷う価格差でした。

ちなみに、昨年まではNT$で30,000元のものは、日本円で約90,000円。今はというと、同じ金額のものが約120,000円です。

円安誘導は明らかに日本を貧しくすることだと実感しました。。

 

そんなこんなで、後々のアフターフォローを考えると日本に帰ってから購入した方が良いのかな、、なんて思っていた矢先、店員さんのようなショップオーナーの陳さんが、

台風の中買いに来てくれたので、本当はダメだけど、大幅ディスカウントします!

と、太っ腹な提案をしてくれました。

計算してみると、コレならまあ、(どうせ同じモノなので)買って帰ってもメリットがあると判断、購入に踏み切りました。

 

結果、台風が来てなければ、直営店に行って値切ることも侭ならず、購入を諦めてすごすごと帰ることになったと思いますが、暴風雨に見舞われたお陰で、欲しかった自転車を自分への誕生日プレゼントとして購入することが出来たということになります。

人間万事塞翁が馬とは本当に良く言ったものです。

台中 鮨 すず氣
台中 鮨 すず氣

 

 

嵐と納豆のカルマ

そもそも、確か、私がこの世に生を受けた48年前の今日も神戸は酷い嵐に見舞われたとのことで、床上浸水のバタバタで母親が産気づいて私を納豆の日に産んでくれたということを(うろ覚えですが、)聞いたことがあるような気がします。

嵐に翻弄される星の下に産まれて来たのかも知れん。なんて思ったり。(笑)

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夕方からは穏やかな夕焼けが見れた台中に出掛けたので、夜になってどれくらい台北周辺の暴風雨が酷くなったのか知らないのですが、私が連れて来た台風が台湾の皆様に被害を与えていないことを祈っております。

台中 こすず
台中 こすず

嵐の申し子にして、納豆の日生まれ。

で、剛い志を持って生きろ、とこの世に生を受けた時に貰い受けたカルマを全て真摯に受け止めて、障壁と矛盾に満ちたこの世界を楽しみながら泳ぎ切りたいと思います。

もう一度、私のような今更年を重ねてもさほどめでたくもないオッサンに、勇気を与えてくれる心温まるメッセージをお送り下さった皆様、本当にありがとうございます。

心から感謝申し上げます。

謝謝你!

看板娘。
看板娘。

 

 

福に憑かれた男

7月9日 雨時々晴れ

台風来週前の台北にて。

民權東路
民權東路

 

ご縁こそが人生の宝

何とか直撃は避けれたと言いつつも、台風の影響を受けて強風、強い雨、そして思い出したかの様に晴れ間が覗くおかしな天気の一日でした。

今回の訪台のミッション、法人登記の変更手続きに伴って、銀行口座の書き換え等の為に朝から会計事務所にて打ち合せ、そして国税局へのサインアップ等、忙しい一日でした。

会計士さんが周到に準備をしていてくれたお陰で国税局で手続きはとてもスムースに終えることが出来ましたが、問題は銀行。

なんと、カウンターの前に居座って3時間もあーでもないこーでもない、と。

正直、疲れてしまいました。。

 

しかし、多くの方のご協力のお陰で、何とか全てのミッションを終えることが出来て、安心して日本に帰国することが出来そうです。

夜は、台湾に来る度に付き合ってくれるMaiさんと合流して、台湾の伝統料理を堪能。

台湾料理 茂園にて
台湾料理 茂園にて

堀江さん、許さんそしてMaiさん、ありがとうございました!

これからも宜しくお願い致します。

茂園にて
茂園にて

難しいからこそチャレンジ

食事をしながら様々な話をしましたが、その中で出たのが、お題目、本の話。

またまたですが、このところすっかりハマって読みあさっている喜多川泰さんの本です。(笑)

私が、右も左も分からないまま、台湾に来始めてから、もう1年半になります。
初めてとなる海外での法人登記も済ませて、この度、コレから行なっていく業務内容に合わせた登記を変更したことで、将来のビジネスモデル構築に対しての準備が整って来たと思っています。

台湾の法律、税務もやっと少し理解出来る様になって来たような、、

海外での事業展開は不慣れな上に、いわばアウェーであり、アタリマエですが全てが思い通りに順調に進むなんてあり得ない訳ですが、様々な難問、課題を一つずつクリアしていきながら少しずつその国にあった、そして必要とされる事業内容に整えていくのだと思います。

悪戦苦闘しながらも、すこしずつ人とのご縁が広がっていき、協力してくれる人が一人、二人と現れて自分では無理だ、と思えることが出来てしまったりします。諦めてしまわない限り。

振り返って考えてみれば、十数年前の私、起業した頃もそんなことばかりでした。

 

『福』を呼びこむ3つの在り方

考え方一つ。

人は何かを為そうと思う時、それに対する障壁が大きければ大きい程、厳しい状況に陥れば陥る程、なんとかしようと考え、行動する生き物で有り、火事場のバカ力と言われる自分でも意識出来ていなかった高いパフォーマンスを出せるもの。

そして、その必死に、真摯に苦境を打開しようとする姿は周りの協力者を得ることが出来たりします。

何事も無く、平穏に暮らす人生よりも多くの行動を生み出し、多くのご縁を頂けるのは、法則と言って良いと思います。

少し前にこのブログにも書いた『振り子の法則』がそれ。

 

その法則を切り口を変えて、読みやすく、面白いストーリーに落とし込んでくれているのが、喜多川泰さんのこの本です。

福に憑かれた男
福に憑かれた男

主人公に憑いた『福の神』は彼に次々に大きな難題を降りかけます。

売上げの低迷、大型競合店の誘致と次々に仕掛けられて本屋の経営者となった主人公は店を畳むことを決意する程。

それだけを見ると、一見まるで貧乏神のようですが、貧乏神は逆に目先に簡単に小銭を稼がせてくれる様で、「もうダメだ、」と思うくらいの難関を打破する決意をすることで、人生の成功に向けての本質的な行動を喚起してくれます。

厳しく、辛い状況が大きい程、成功へのきっかけを掴むステップになる。まさに「振り子の法則」です。

 

そして、福の神に憑いてもらえる人には条件があり、それは、

人知れず良いことをすること。

他人の成功を心から祝福する。

どんな人に対しても愛を持って接する。

の3つとの事。

この3つを人生を通して貫くことが出来る人には、福の神が憑いて、無理難題を山の様に持って来てくれるのです。

少し見方を変えると、『在り方』を正し、誠実に、真摯な生き方を選択から始めて、少しずつ、しかし確実に人からの信頼を得ていく、という私が塾でいつも提唱している原理原則に沿ったマーケティング理論と全く同じことを書いています。

『人生』が自分の魂を磨くことを目的とするならば、いかなる難問も喜んで受け入れる姿勢を持っても良いのかも知れません。

 

福の神、きっといると思います。

バッチ来ーい(笑)

伝説になる前に。

7月8日曇り

昼から少し久しぶりとなる台湾へ。

台湾上空
台湾上空

予定よりずいぶん伸びてしまいましたが、法人登記の変更の手続きの準備がようやく整い、週末まで会計士事務所と国税局と銀行を回っての手続きにきています。

大体、訪台する時は雨が多いのですが今回もやっぱり、というか絶妙なタイミングで台風を引き連れて一緒に海を渡って来てしまいました。(苦笑)

到着した時はなんとか青空が見えていましたが、強く吹く風は完全に台風のそれ。うっとうしい梅雨時期の日本から逃げ出せると思いきや、、さらに鬱陶しいことになりそうです。。

世の中なかなか思い通りにいきませんね。

桃園國際空港
桃園國際空港

さて、お題目は久しぶりに東京まで勉強しに行く申し込みをしたので、誰か一緒に行かんかなーと言うことでご紹介。(笑)

2年ほど前までは毎月のように東京を始めとして全国のあちこちにセミナーや講演、勉強会等に行きまくっておりました。

最近はそれもめっきり少なくなってしまって、東京まで仕事を絡めず講演を聴きに行くなんてずいぶんと久しぶりです。

学ぶことにに飽きたわけでも、学び尽くして学ぶことが無くなった訳でもありませんが、インプットとアウトプットのバランスを考えると、学んだことを社内で実践することに集中する期間も必要なのかな、と思い、建築会社としての実務と自分が主宰してのアウトプットの場としてマーケティングの塾を開講したりとすっかり引き蘢っておりました。

アウトプットこそ最高の学び、という事もありそれはそれでいいタイミングで良い選択だったと思っています。

今回、久しぶりにその禁を破って(おおげさか、笑)これはいきたいなー、と思ったのはこちら、

小川三夫棟梁講演会2015
小川三夫棟梁講演会2015

http://directlink.jp/tracking/af/927992/NFwN8hAd/

 

今回の講演会を知るきっかけとなったのは、いつものメルマガコレクションからで、案内文を抜粋してみると、

****ここから転載****

巨匠、北野武監督が絶賛した小川三夫棟梁の魂の講演会が開催されます!
あなたは知っていますか?
日本文化の神髄を生きている男達がいる。
技を伝え、人を育てる、昔ながらの男。
何故、1000年以上も受け継がれた棟梁の世界で、
この男に多くの成功者が惚れ込むのか?
本物と本質を知りつくし、日本の伝統を守り続け、
次の時代に引き継ぐその男こそ、世界一の棟梁、小川三夫なのです。
世界の巨匠、北野武も絶賛する、小川三夫棟梁としての生き方には、
これからの時代、生きていくヒントになると思います。
そんな小川三夫棟梁の講演会がこの秋に企画されています。
9月27日(日)四谷区民ホール 19:00~21:00
この講演会であなたと小川棟梁が出会えるチャンスです。
私達ができることは、お客様にとっての価値との提供です。
夢が現実に変わる貴重な一日となるに違いありません。
今回、500名以上の参加者が参加されますが、その中で、経営者やリーダー、VIP、
出版社、メディア会社、新聞社、TV関係者などが参加します。
あの巨匠、北野武監督が絶賛した、小川三夫棟梁とは、他の人と違い、
人を魅了する方だとも言われている様に、伝統を頑なに守り続ける方です。
その意味で、 1000年以上も受け継がれた伝統と匠の技。
時代を超え、上質、品格、雄壮、卓越した存在なのかも知れません。
これからの日本の将来や自分自身の人生を真剣に、本気で考えてみませんか?
次世代にあなたは何を残すのか?
次はあなたが、次世代の人々を育てる番です。
あなたの未来はここで変わることをお祈り申し上げます。
****転載ここまで、****
そんなこんなで、(三佳先生は早速参加の表明をされておりましたが、笑)このブログを覗いて頂いている数名の建築関係の皆さん、一緒に『伝説になる前の日本の頂点を極めた棟梁の魂』に触れにいきませんか?
きっと、これからの建築業界で私たちが伝えていかないとならないモノを感じられると思うのです。
詳しくはこちら、
台湾に来てのまさかの日本ネタとなりましたが、是非9月は東京で会いましょう!
いつも通りの賑わいの林森北路
いつも通りの賑わいの林森北路

3つのOne.

7月7日  七夕  雨

統計によると、七夕の日は意外と雨が多いらしく、彦星と織姫が会うところをなかなか見れないようです。

七夕の前日は織姫に会うのに張り切った彦星が牛舎をジャブジャブ洗うから雨が降るとのこと。

牛車雨なんですと。

当日は、当日で別れを惜しんで泣きじゃくるので雨。

洒涙雨って言うらしいです。

そら、雨が多いはずや、と妙に納得。(笑)

丹波篠山の田園風景
丹波篠山の田園風景

今日は朝から丹波篠山へ。

雨に煙る山道を往復2時間強のロングドライブとなりました。

ロングドライブと言いながらも、たった1時間でこんなに豊かな自然の山間の街に来ることができると言うのは、恵まれた環境、やっぱり神戸ってニヤ田舎暮しやなーと改めて。

今日は昼からリモデル大学の教育委員として講習のファシリテーターを務めなければならないので、残念ながらゆっくりする時間が無く、とんぼ返りで帰ってきましたが、近いうちに丹波と言えば、三心五観さんでランチを摂って、陶の郷と陶芸美術館を回りに訪れたいと思います。

京阪神木造住宅協議会事務局があるナカムラ社のプレカット工場
京阪神木造住宅協議会事務局があるナカムラ社のプレカット工場

3つのOne

最近の、ロングドライブの友と言うとYouTubeです。

今日も最近ハマりまくっている田坂広志先生の講演を聴きながら行きました。

ちなみに、こちらです。
※1時間たっぷりあるので時間がある時に見てくださいね(笑)

今回もいつもと同じ様に、「なるほど!」、「その通り!」、「やっぱり!」。と繰り返し相槌を打ってしまう素晴らしい内容でした。

その中で、New middle manと言われる私たちのような顧客接点を持つ会社についてのお話がありました。

現在、19世紀の産業革命をしのぐと言われる凄まじい情報革命が起こり、すべての業種、すべての事業がそのあり方を見直さなければならない。
田坂塾長曰く、今の時代に私たちのような会社が生き残る為には、3つのOneがつくサービスを考える、もしくは持たなければならない、とのことです。

One table(ありとあらゆる選択肢を一つのテーブルの上に集める)

One stop(はじめから終わりまで一貫して責任を持つ)

One to One(一人ずつの価値に向き合う)

コレが今、既に顧客に求められている新たな常識であると。(カッコ内は私の解釈です。)

 

 

セミナーじゃなんにも解決出来ない。

朝から丹波篠山まで向かったのは、今年の秋からいよいよ始まる建築会社で働く現場実務者向けの研修事業、

『職人起業塾  一般社団法人JBN 京阪神木造住宅協会バージョン』

のリリース前の最終的な内容の打ち合わせを事務局のNさん、社会労務士の川西先生と行なうためでした。

企業は人なり、の大原則から考えると顧客接点である現場従事者のスキルアップを図る事は、現場で結果を出さなければならない工務店には非常に重要であるにもかかわらず、彼らに対する技術系以外の経営者意識やコミニケーションについての研修事業はこれまでほとんどなされて来ませんでした。

この度、そのような人たち向けに、私がこの2年間こつこつと社内で行ってきた自社の職人や工務店経営者へのマーケティング理論を落とし込むグループコーチングを(多分、全国で初めて)研修事業化してリリースすることになりました。

その研修事業を、田坂先生の提唱される理論に照らし合わせてみると、単にセミナーをするだけではダメで、新しい時代にふさわしい、結果を導ける複合的な付加価値が必要となります。

要するに、One table ,One stop , One to One 的思考ですね。

ヘーゲルやマルクスが提唱した弁証法のように、スパイラル状に成長して本質に近づいていく時代の流れに合わせて鑑みると、研修を受けて得るべきは、知識だけではなく根本的な解決を伴った結果です。

主宰者側としてそんな参加者のニーズに正面から向き合うと、必要なコンテンツは多岐に渡りますが、それを全てカバーしてこそ今の時代に沿ったサービスといえると言う事なんだと思います。

そんな観点から研修事業の内容をチェックしてみると、受講生に受け取ってもらうべきは、

  • セミナーではなくコーチングの体裁での個々の意識の高揚
  • 確実に行動を積み重ね成果を出す原理原則に沿った思考法。
  • 顧客接点である現場従事者への経営者感覚。
  • 様々な問題を解決する能力を高める問題解決の思考法と実践力。
  • 顧客もしくはステークホルダーとの円滑なコミニケーションがとれるスキル。
  • 参加者それぞれが自分の才能に気づき、自信を深める記憶術を通してイメージ力を身に付ける脳の使い方の知識。

以上の研修を通して現場従事者が自分の仕事に誇りを持ち、現場作業以外の将来のキャリアプランを立てることができるようになることで、次世代を担う若者の業界への入職を促す。

そして、事業主向けには人材育成(未来への投資)が負担にならないように助成金の申請サポートを行う。

と、ずいぶん欲張った内容を盛り込みましたが、それらは実際に10年という長い年月をかけて私たちすみれのメンバーが学び、取り組んできた事でも有り、結果にコミットして考えると必要な事ばかりだと考えました。

 

 

田坂塾長の後押し(笑)

丹波篠山への道すがら、田坂塾長の『3つのOne』が必要だという講話を聞いて、ここ最近、必死になって練り上げて来た研修のカリキュラムにあれこれとマーケティング以外の研修を盛り込んで来たことも、やっぱりそれで正解だったのだと大きな勇気を頂けた次第です。

(勝手に、笑)田坂塾長の後押しもいただけたということで職人、現場従事者働き方を根本から改革する研修事業、張り切って取り組んでみたいと思います。

 

ちなみに、リリースを前ではありますが、今日既に申し込みを頂きました。(笑)

すみれの社内で毎月開催している職人起業塾に現場管理の社員さんと参加されているM社長は、塾に通い出してから現場管理の社員さんが顧客とコミュニケーションをとる様になり、勝手に現場が進んでいく様になった、とのことで、「自分の出番が少なくなって少し寂しい、」と言いつつも「そうあるべきなんですよねー」と、ずいぶん喜ばれているようでした。

私にとっても(予定度通りではありますが、笑)ずいぶん嬉しいご報告を頂きました。

引き続き、研修に来て頂いたらガッツリ鍛えますので、楽しみにしていてください。

 

ホンモノの時代が近づいて来たのを、ヒシヒシと感じる今日この頃、すみれの事業のミッション、『職人の社会的地位向上』を達成する糸口が漸く見えて来た気がします。

益々張り切って進めたいと思いますので、関係者の皆様、引き続き宜しくお願いします!

 

 

おまけ、

昨夜は第二回目となる喜多川泰さんファンの集い。

同年代?(笑)の価値観を共にする方々との人生の真理について話し合う時間は最高に濃密でした。

人生は、人とのご縁で大きく変わる、よく言われることでありますが、しみじみ噛みしめる夜になりました。

オイスターバーにて。
オイスターバーにて。

喜多川泰ファンの会の皆様、素晴らしい時間をありがとうございました!

習慣の絶大な効果性。

7月6日 曇り時々雨

一週間の立ち上がり、月曜日。

曇天に鴨の親子
曇天に鴨の親子

ぱっとしない天気でしたが、土砂降りのコトを思うと、ずっとマシ。

やっぱツイテルなーなんて思いながら朝から着工現場に向かいました。

ひょんなご縁で再会した昔の知り合いの親族の会社の改修工事を請け負うことになり、朝は着工の確認を兼ねて現場担当の大ちゃんと一緒にご挨拶に伺いました。
後は彼らに任せておけば、しっかりと進めてくれると思います。(笑)

作業はまず養生から!
作業はまず養生から!

それにしても、ご縁って本当に不思議です。

それも結局、今まで生きてきた人生の総和な訳で、過去を振り返ってもなにも変えることが出来ないことを考えると、(今まではともかくとして、)コレからの人生は、良いご縁を頂ける様に襟を正して歩んでいかなければ、なんて思います。

内作チェック
内作チェック

話は変わって、、

今日から久しぶりに、朝の筋トレを再会しました。

先週の週末に腰を故障して背筋が炎症をおこしてしまい、少し身体を緩めるべきだと思い、この1週間、ランニングはおろか、毎朝5分だけの筋トレも全て控えておりました。

鍼灸院に行って鍼を打ってもらったのも功を奏して、痛みはだいぶ収まり、痛くて曲がらなかった身体もなんとか戻ったので、そろそろ良いかと判断していつもの習慣を戻してみました。

習慣【しゅうかん】とは、

経験によって後天的に獲得され,反復によって固定された個人の行動様式のこと。英語habitドイツ語Gewohnheitなどに相当。〈第二の天性〉ともいわれ,身体的なくせ等のほか,考え方や感じ方等,精神的な傾向をもさす。
出典:百科事典マイペディア

とのこと。

第二の天性と言うだけのことはあって、習慣として身に付いてしまったものを、止めるとなんとなく気持悪いというか、落ち着かないというか、どうも居心地が悪くていけません。

1週間ぶりに筋トレを再開してみたちころ、やっぱり身体の中から力がみなぎって来る(様な気がする)から不思議です。

そもそも、たった5分しか行なわない筋トレで(毎晩食べ放題飲み放題の暮らしの)体重や体脂肪の維持をしていたのですから、それなりの効果があるとは思っていましたが、何年かぶりに朝に運動をしない日を過ごしてみて、その大きな効果性を再確認した次第、1週間で11%に増えた体脂肪率が何日で元の9%台に戻るか楽しみです。

『習慣が人格を作り、人生を作る。』

とよく耳にしますが、まさにその通りだと思います。

 

コヴィー博士が発見した成功者の共通点

昼に帰社して、メールチェックをしていたら、たまたまジェームス事務所(ジェームス・スキナーさんの事務所ね、)からのメルマガに動画がついてあり、つい見てしまいました。

そこでジェームが話していたことは、大体、こんな感じ。

世界で最も読まれている(←現在進行形ですね、)自己啓発の書として有名な『7つの習慣』を著したスティーブン・R・コヴィー博士は、アメリカ建国から200年の間に成功した人達の哲学を全て洗い出したと言います。

その中で、見えて来たのは、アメリカ合衆国の創世記を担ったはじめの150年と、近年の50年とで、全く考え方が違うことに着目されました。

コヴィー博士は、最近50年の成功者と言われる人達の執筆されたものを薄っぺらい、と一刀両断。

その脆弱性を嘆き、その前のアメリカが急成長を遂げた時代の考え方に回帰するべきだと述べられました。

はじめの150年で重要視され、共通の価値観として持たれていたのは、『在り方』を正すということ。

  • 事業で成功したかったら、勤勉に働かなければならない。
  • 知識を必要とするなら、一生懸命に学ばなければならない。
  • 信頼を得ようと思うなら、誠実でなければならない。
  • 理解されたかったら先に理解することに務めなければならない。
  • 大きな目的を達成するには目先のことだけに振り回されていてはならない。

と言った様に、原理原則に則った『在り方』を正して、そこに結果がついて来る。という思考を成功者と呼ばれる人達は全員が共通して持っていたとのことです。

コヴィー博士は、それを『人格主義』と名付けられています。

と、このような話でした。

そして、『在り方』を正す、もしくは『結果』につなげるには『行動』しかなく、その継続した行動こそが、『習慣』であり、習慣が人生を変える具体的な理論、手法を『7つの習慣』にまとめあげて上梓されたということで、ジェームス・スキナー氏はそのコンテンツをセミナーとして伝えておられます。

 

私が今朝感じた、

ご縁の積み重ねがビジネスとなる。

習慣の絶大な効果性を知る。

ということがそのまま全てコヴィー博士の言われた通りであり、この思考こそが、人生をより良いものにしてくれるんだと、今さらながら改めて納得、そして確信を持ちました。

完訳版『7つの習慣』もう一度じっくりと読み返してみたいと思います。

完訳 7つの習慣
完訳 7つの習慣

それにしても凄いタイミング、メルマガっていいもんですね。(笑)

桃太郎的、目標達成思考法。

7月4日 曇り後雨

半夏生過ぎて一日置いてなお降り続く雨はやっぱり半夏雨なのでしょうか?

梅雨らしい空模様が続きます。

雨の御堂筋
雨の御堂筋

今日は朝から大阪へ。

この秋からスタートする新規事業の打ち合せにすみれの顧問社労士でもあり、研修事業の講師としてコラボもして頂く川西先生と待ち合わせた堂島のANAクラウンプラザの最上階の面談室へ。

職人向けの研修カリキュラムにどうしても織り込んでおきたかった『接遇』の研修講師さんとの打ち合せでした。

ANAクラウンプラザ最上階
ANAクラウンプラザ最上階

今日もまた、(暑苦しく、)今回の事業についての想いを語りました。(笑)

 

工務店にとって大切なこと。

工務店にとって、重要なことは数々ありますが、最も重要なのは結局『モノづくり』です。

どんなに素晴らしいデザイン、設計をしても、いくらコストパフォーマンスに優れた見積りをしても、それが現場で反映されなければ、一切の努力が水泡に帰してしまいます。

モノづくりの企業として、最低限出来なければならないことであり、最も重要なこと。

そして、もう一つの問題は、『出来りゃ良いってもんでもない』ってことです。
要するに、出来映えはモチロン重要ですが、そのプロセスも同じくらいに重要ってこと。

一つの建物に多くの職方が携わり、文字通り建設的に前行程の上に次の職人が仕事を重ねていく。そんな中、出来映えとそのプロセスの両方をキッチリと担保するのは非常に難しいことでして、現場監督が優秀だからと言って簡単に出来るものではありません。1mmも無い釘の浮を感じ取って、玄能で叩いて最後まで締める、そんな意識が現場全体に必要です。

その意識とは、なんの為にこの工事を行なっているか?という問いと、答えを常に持っているかどうかにかかっており、まずはそのようなことを考える習慣を身につけなければ叶いません。

非常に、難しい。

 

必要ない、と思われていたスキル

その難しさの一つに、職人の持つスキルの問題があります。
職人としてプロである以上、技術者としてはスキルを持っていてアタリマエなのですが、その他のことについてのスキルは今まであまり求められてきませんでした。
「大工なんて口べたでいいよ、」的な。

特に、私が問題だと思って来たのは、『コミュニケーション能力』です。

建築現場は多種多様で、詳細までしっかりと設計図書に書き込まれた新築工事の場合は、図面が見れれば設計者の意図通りの建物が出来上がります。しかし、リフォームやリノベーションの現場の場合、既存の建物を利用しながら新しく創り変えるのですから、現場での計画の修正が必要になることも珍しくありません。

現場での確認と修正を繰り返しながら、お施主様の想いをカタチに反映する作業は、その想いを共有することが出来なければ侭なりません。そして、常時現場にいるのは設計者ではなく、職人です。

その職人が、設計者がお施主様にヒアリングするのと同じレベルでコミニケーションを取れるスキルがあれば、現場はずいぶんスムースに進んで行きますし、元々、現場でのイレギュラーへの対応は設計よりも職人の方が得意分野です。

技術力に長けた職人がお施主様の想いを汲み取って現場に反映させるコミュニケーション能力と、顧客満足を優先に考えることが出来る経営者感覚を持ち合わせていれば、どんなに安心して工事を進めていくことが出来るだろう。
そんな風にずっと思い続けてきて、すみれではコーチング研修をはじめとするコミュニケーションスキルの向上に長年取り組んできました。

その成果は、、お客様の声を聞いてみるしかありませんが、やっただけのことはある。やり切れていない部分は届いていない、という事だと思っていて、まだまだブラッシュアップの余地はてんこ盛りです。(苦笑)

 

 自分には出来ない、どうしよう。

この度、JBNの下部団体である京阪神木造住宅協議会が事業主体となり、職人、現場管理者向けにマーケティング理論を基礎から学ぶ『職人起業塾』を研修事業として立ち上げることになりました。当然の流れで、私がメイン講師として拝命頂いたのですが、上述の通り、非常に重要である、と言うより絶対必要なコミュニケーションスキルを飛躍的に向上させる研修を、残念ながら私には行なうことが出来ません。

だからといって、

出来ない→しょうがない。

で、済む訳も無く、何とかしなければと解決策を探りました。

結論は、

出来ない→相談する→出来る方を紹介してもらう→お願いする→出来る。

と、簡単に解決。(笑)

ま、今回の場合は相談するまでもなく、川西先生が必要性を感じて(先回りして)接遇のスペシャリストのプロ講師にオファーを出してくれていました、、流石です。

いちいち言わなくても同じ認識を持っている同志がいるって本当にステキです。川西先生、ありがとうございます!

 

そんな訳で、今日の打ち合せの際にご紹介頂いた接遇コンサルタントの先生にも私たちの取り組み、「職人の社会的地位の向上」と「建築業界の土台を担う地域工務店の底上げ」という趣旨をご理解頂けて、研修のカリキュラムの足らなかった部分も補完して頂けることになりました。

 

まさに、他力本願。(笑)

親鸞聖人が説かれたその教えの意味あいとは違いますが、自分の力が小さく限定されている以上、出来ないことは出来る方にお願いすることで、自分が目指すことの可能性は無限大に広がると思いますし、これこそ問題解決に向き合う根本的な考え方の一つだと改めて。

 

 

まとめ:桃太郎的人生って素晴らしい。

それにしても、、人生って、旅をしながらご縁にふれて、仲間や協力者を増やして、自分一人の力では到底叶うはずの無い大きな夢を叶える力を蓄えていく、まるで桃太郎のおとぎ話の様です。

今日の出逢いなんか、自分をおとぎ話の中の主人公と錯覚してしまいそうです。(笑)

 

そんあんこんなで、今日もまた、そして今まで沢山の良きご縁を頂いたおかげさまで、私にとっての、『鬼が島』少しずつ見えてきました。(笑)

ご理解、ご協力を頂いております皆様には心から御礼申し上げると共に、コレからも引き続き益々のご支援、ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。

心謝。

 

おまけ、

すみれのシンボルツリー、シマトネリコは満開のピークを迎えています。

満開のシマトネリコ
満開のシマトネリコ

 

お陰で、季節外れの雪が積もった風情を感じさせてもらってますよ、、

シマトネリコ被害
シマトネリコ被害

トホホ、、