そもそも、そもそもが好き。(笑)

12月6日 晴時々霰

寒い週末となりました。

強い寒波の到来で、昨日は四国や日本海側では大雪が降り、交通麻痺を引き起こし大変な事になっていた模様。

山道で立ち往生のトラックの映像をみて、信州で働いていた頃、大雪に見舞われて中央道が閉鎖され神戸から24時間かけて白馬まで車を運転して廃人になりかけた事を思い出しました。

トラッカーの皆様、心からお見舞い申し上げます。。

寒いけどいい天気の神戸
寒いけどいい天気の神戸

今日は神戸でも霰が降り、強い風と相俟って骨身に沁みる寒さでした。体脂肪が一桁になると寒さを感じるのが一気に敏感になる、とfb上で画伯が教えてくれていましたが、まさにその通りだと納得しています。

身体を絞るのも善し悪し、(来年にはまたフルマラソンのエントリーが決まっていますが、)冬の間は5kg位太ろうかと悩んでいます、、(笑)

ポートタワー
ポートタワー

先日、新潟に大建建設の高橋社長の結婚式に出席した際、全国から集まったジャックのメンバーさん達と久しぶりにお会いして何かと盛り上がりました。

その中で、面白かったのは地方によって(人によって、かも)言葉の使い方が違うと言う話が出て、八尾の人は『ぶっちゃけ』という言葉を頻繁に口にするという事実を知りました。

別にぶっちゃけてなくても『ぶっちゃけ』という単語を枕詞、もしくは接続詞のように使われるので、試しに違う言葉に置き換えて会話をしてみたら別にぶっちゃけてなくても全然話が通じるということがわかりました。

「ぶっちゃけ、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「まじで、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「ほんまに、八尾の街はアツいよねー」

でも、

「そもそも、八尾の街はアツいよねー」

でも、ニュアンスは違うのですが、会話の内容は同じ。(ようなもの、笑)

そこで敢えて『ぶっちゃけ』を連発するのはなかなか凄い、というか面白い特徴だと改めて気付かされました。

とにかく、『ぶっちゃけ』で会話を繋いでいく星野社長の話しは面白く、つい引き込まれてしまいます。(笑)

「皆さん、結構あるんですよね口癖って」と言う話になり高橋さんの場合は、と私にも水を向けられました。

私の場合は『そもそも』と言うらしいです。

もう一つは『要する』に。(笑)

自分ではあまり意識していませんでしたが、確かに会話の中で人の話をまとめにかかることが非常にたくさんあるような気がします。「てか、すぐにまとめにかかりますよね、」と指摘されることがチョイチョイ、、(汗、、)

物事は見方によっていろいろですが1つの切り口として、『程度の問題』or『本質は何か』という切り口があると思っています。

何かしらの問題が起こった時、その対処、対応を考える訳ですが、その際、

『本質は間違っていないが、程度の問題で悪い結果を生んでいる』

場合と、

『程度の問題ではなく、根本的に本質が間違っていて悪い結果を出している』

場合があると思うのです。

たとえば、険しい山に道を付けるとします。

木を切り倒して切り株を起こして道にしていくのですが、一本ずつ丁寧に抜いていくのに、根をきれいにさらえる為に深くまで掘り過ぎると、いつまでたっても道になりません。

『過ぎたるは及ばざるがごとし』

と言う、徳川家康が家訓にした有名な格言がありますが、足りないのは少しまずい、やりすぎると非常にまずいと言うのは大前提として、方向性が間違っていない場合の見方であり、木を見て森を見ずに局所に拘り過ぎているのが問題の場合は「過ぎるも過ぎないも無いわっ」という事だと思うのです。

こんなバカバカしい誤ちを起したくないものですが、その為に大事なのは、いつも『本質』や『根本』または『方向性』に対して注意を払い、意識する事だと思います。

程度の問題なのか、そもそも本質的な問題なのか。

『目的と手段』についての考察もアプローチは同じだと思っているのですが、その見極めをする為にはいつも、『そもそも』という原点に返る問いや、『要するに』という大きな方向性を見直す意識を持つべきだと思っています。

そんなこんなで、口癖になるくらい『そもそも』が思考に染み付いているのは個人的に大歓迎ですが、他人様の話しまでまとめにかかる(と、指摘される)性格は少し問題ですね。(苦笑)

いい加減、えー大人になってもいい歳ですし、これからは失礼が無い程度にオブラートに包める様になれる様に努力したいと思います。

そもそもね。(笑)

神戸ラーメン紀行Vol.117

12月5日晴天

昨日の雨模様とはうってかわって、爽やかな青空が広がりました。

が、しかし、昨日の雨と放射冷却のダブルパンチの影響で今年1番の厳しい冷え込み、朝から晩まで寒いこと。。

秋田ではもう既に雪が10センチ程も積もっているとの事でしたが神戸でもやっと本格的な冬の到来です。

こんな寒い日はあったかいものでも食べて日本酒でも飲んで、と、冬の楽しみに思いを馳せてしまいます(笑)

スマスイもライティング
スマスイもライティング

そんなこんなで最近溜まりがちな例のあったかいアレ、いってみたいと思います。

 

まずは、コツコツと新店が出される三宮にて生田新道の新店舗チェック

金の鶏白湯ラーメン 650円— 場所: 麺屋越鶏生田新道の新店舗チェック(^_^)
金の鶏白湯ラーメン 650円

あっさりの中にもコクがあり、なかなか手間ひまをかけた印象でした。イケます。

 

お次は、来年はJapan openが行なわれるという、神戸のゴルフ場のまーまー名門のランチ

たっぷりチャーシューの中華そばガーリック炒飯付き、1680円!— 場所: 六甲国際ゴルフ倶楽部一応、ね。(^_^;)
たっぷりチャーシューの中華そば
ガーリック炒飯付き、1680円!

新メニューに変わっておりまして、パワーアップしておりました。

 

もう一丁ゴルフ場ラーメン、

担々麺、ー三木ゴルフ倶楽部担々麺、諸事情により6000円(T_T)

記念すべき浦久社長が94のナイススコアで廻られた日、いろいろあって値段は忘れました。。(涙)

 

4杯目はすみれの近所に出来たフードバー?にて、想定外のオススメとのことで試してみました。

CafeBarの醤油ラーメン、700円— Plus One書道教室の後は、反省会(^_^)
CafeBarの醤油ラーメン、700円

ま、夜中にはちょうどいい感じ、、かな。笑

 

5杯目は伊川谷地区で最近人気を盛り返して来ている昔は辛いだけ、と不評だったお店。

アカスジラーメン 700円— らーめん からやアカスジラーメン 700円
あったまったー。(^_^)

 スープ自体が以前と全然変わって、とても美味しくなりました。もう胸を張ってオススメします。(笑)

 

ここから出張シリーズ、まずは南へ、

ソーキそば 799円— 場所: ANA 沖縄(那覇)空港 – Okinawa(Naha) Airport最後はやっぱり、ソーキそば 799円

 最後の最後に空港で食べましたが、本格派の美味しいソーキでした!

 

次は北、日本海のラーメン王国へ、

生姜醤油焼豚麺 760円— 場所: 越後秘蔵麺 無尽蔵日本海のラーメン王国は意外にあったかい。(^ ^)
生姜醤油焼豚麺 760円

新潟には生姜ラーメンがあるお店が結構ありました、斬新かつサッパリ美味しいです。

 

次は古町の人気店(とのこと)

マーボー担々麺 980円— ことぶき屋新潟はやっぱり古町。
マーボー担々麺 980円

 完全にラーメンと麻婆豆腐の二品を一杯のどんぶりに入れただけでした。
凄いボリュームで、、なかなかイケました。

 

新潟シリーズ最後は、王道の一杯。

こってり背脂ラーメン 690円— 麺や麺五郎まさかの連日の〆、(^_^;)
こってり背脂ラーメン 690円

こってこて、久しぶりに食べた気がしました。。美味しかったです。

 

今日の〆は最近足繁く通い、完全制覇を目指しているラーメン戦国時代の西宮の有名店。

夢ラーメン 760円— 場所: らーめん夢屋台西宮店やっとありつけた。。
夢ラーメン 760円
ネーミング通り熱い一杯でした。(^ ^)

なるほど、熱い想いのこもった一杯でした。

 

気付ばもう12月、もうそろそろ今年のラーメン紀行のMVPを決めるラーメンアワードの時期が近づいてきました。

ここだけは、行っといた方がええで、と言うお店があれば早めに教えて下さいね〜。

 

今日はここまで、ごちそうさまでした。(笑)

手紙のセミナー

12月4日 雨

今日は今年最後となる新住協関西支部の研修会。

クリスマスツリー
クリスマスツリー

グランフロント大阪のダイキン社のショールームにて空調と換気の勉強を基礎からおさらい。

というよりも、あまり知らなかった最新のエアコン、空調機器の情報を実際の機器や体感ルーム等で見学をさせて頂きました。

プラス、広島からカオル建設さんにお越し頂いて床下エアコンの採用事例の検証結果を後悔して頂く、いつものマニアックな研修で、今回も非常に勉強になりました。

新住協@フーハ
新住協@フーハ

さて、お題目は昨日参加して来たセミナーのこと。

10年前の事です。

当時リフォームをしていただいたお客様に、

「高橋さん、一生懸命事業に取り組んでいる様子だけど、どこかで熱心に勉強してるの?」

と、聞かれた事があります。そして、

「よかったら私が参加している勉強会に行ってみない?」

と誘われました。

その中小企業の経営者が集まる勉強会にはいまひとつなじむことができなくて、入会することはありませんでしたが、その時に知り合った方とのご縁でその後コーチングを受けることになりました。

コーチングを受け続けてきたことで私の事業は、というより私自身が大きく変わるきっかけを頂いて、そのお陰でなんとか今までやって来れたと思っており、今でもとても感謝しております。

そして、また今日、10年ぶりにその同じ方にお誘いを受けセミナーに参加して来ました。

『手紙社長塾』

今日の一番の学びは、『大事だとわかっていることを行動に移さないのは愚の骨頂』てこと。

心理学者のアドラーは人の抱える悩みはすべて人間関係によるものと断言しました。
その解消に重要な役割を果たすのは自分自身の在り方を見つめなおす事なのですが、実際の社会で暮らしていく中で重要なのは間違いなくコミュニケーションです。

インターネットの普及によりクラウドの利用等コミニュケーションツールは多様化し、選択肢が大幅に増えました。

直接顔を合わして話さなくても、情報の共有も、要件のやり取りも出来るし、同時に何を言ったか、何を書いたかの記録まで残る。

恐ろしい程便利な世の中になりました。

にもかかわらず人と人との心の繋がりはその分薄くなっている様な不安を抱いてしまいます。

今日のセミナーの中で、講師の村山会長は言われました。

「世の中はすべからず振り子の法則に則って作用と反作用が常に働きます。そう考えるとデジタル化が進んだ今こそアナログなコミニケーションが求められる時代になっているのではないでしょうか。」

そもそも、コミュニケーションの本質は、要件を伝える事ではなく、心を通わし、信頼関係を築く事。

大事に思っている人、

感謝している人、

気になっている人、

心配している人、

応援したい人、

考えてみると伝えたい人も伝えたい事もたくさん胸の中に持っていて、でも実際は全く自分の思いを伝えていないような気がします。

今日を機にこれからは1人ずつダイレクトに心を込めて伝えたいことを伝える努力をしてみるようにします。

講師の村山会長はメールは用件は伝わるけれども心までは伝わらない。
思いやる優しい心を伝えるには手紙を書くのが1番だと言われました。

セミナーの中のワークで、大事な人に手紙を書きなさい、と言われ書いた文章は、いつも言いたい、でも全く口にして伝える事が出来ていない事で溢れていました。

柄じゃないとか、気恥ずかしいとか、時間がかかるとか、越えないといけないハードルはいろいろありますが、ここは何とか踏ん張って届けたい人に、心を届ける努力をしてみることにします。

そもそも筆無精で、先日もはなちゃんという女の子から手紙をもらったにも拘らず、未だに返事を書けていなかったりして、このところ、胸の中にもやもやしたものが溜まっておりました、

心を込めて書いてくれた手紙にちゃんと返事を返したら、(アタリマエですが、)きっと喜んでくれるに決まっているのに、そんなこと十二分に分かっているのに日常の慌ただしさにかまけておざなりにしてしまっている自分を恥ずかしく、また情けなく、大いに反省した次第です。

手紙を書く、心を届ける。

自分の中でもかなり大きな挑戦ですが、来年に向けて目指すべき大きな目標が出来ました。

今後、(というか来年、)突然、私から手紙が届くかも知れませんが、気味悪がったり、驚かないで頂ければ幸いです。(笑)

素晴らしいセミナーにお招きいただいたことに心から感謝申し上げます。
村山会長、10年前に引き続き今回も私にとっての大きな転換になるきっかけをいただきかったかもしれません。

本当に有り難うございました。

それにしても、お客様にこんなに育てていただけるなんて本当に幸せです。

心謝

どーせむり、では無く、だったらこうしてみれば。

12月3日 快晴

朝から抜けるような青空、と言うより雲がない蒼い空に地上の熱が吸いあげられたような寒い朝になりました。

朝から寒さ対策にニット帽かぶって神戸の北、三田市まで打ち合わせに向かいましたが、寒くても天気の良い日のドライブは気持ちの良いもので、とても良い一日のスタートとなりました。

今日は種子島からはやぶさの2号機が宇宙に向けて飛び立ちました。
朝のテレビで発射の準備をするH2Aの画像を見て北海道のロケット開発をされている会社の社長のことを思い出しました。

TEDという卓越した業績や技術、思想などを持った人がプレゼンテーションをするアメリカの番組がありまして、実は密かに大ファンなんです。
その試みは日本でも行われており、札幌の開催の際のプレゼンテーションにその会社の社長が登壇をされております。

男の子なら誰しもいちどは子供の頃に宇宙に行ってみたいと思うもの。
それを中小企業の社長が子供の頃の夢を叶えるべく真剣に取り組んでいる姿を見て、『思えば招く』、それを信じて挑戦をするという思考を子供たちに持ってもらえたら嬉しい、との事でした。

民間の1企業が自社で宇宙開発のロケットの制作や無重力状態を体験できる装置を作って宇宙に飛び立つ訓練をしている、という決して国家ぐるみのプロジェクトではなくても宇宙に手が届くという、まさに夢の様な事を実践されておられます。

作業服姿で身振り手振りもなく直立不動のまま朴訥に話されるその社長の話の中で私の心にとまったものが2つありました。

1つ目は、「どーせむり」と言う言葉をやめよう。

2つ目は、「だったらこうして見れば」を口にしよう。

チャレンジさえもしてないことに対して諦めてしまう風潮が世の中に蔓延していることを憂い、そしてチャレンジする人を応援する人が増える世の中になってほしいと熱く語られておりました。

彼にとって宇宙開発は夢などではなく単なる手段だと言っておられましたかその目的とは、上の2つの思考を世の中に広めたいとのです。

植松努社長のブログを引用させて頂くと、その目的は、

僕は、児童虐待をなくしたいのです。
人の可能性を奪う人や、人の自信を奪う人がいない社会を作りたいのです。
でも、そのためには、
児童虐待をする人や、人の可能性を奪う人、人の自信を奪う人を、
皆殺しにすれば良い、というものではありません。
児童虐待をする人や、人の可能性を奪う人、人の自信を奪う人が、
なぜそうなるのかを考えました。
そして、僕は、
自信を奪われた人が、他者の自信を奪う。
可能性を奪われた人が、他者の可能性を奪う。
そしてそれは、必ず、自分より弱いものに向かうので、
その結果、最も弱い、子ども達が犠牲になる。
という連鎖に考え至ったのです。

とのこと、詳しくは彼のブログを覗いてみてください。

http://tsutomu-uematsu.hatenablog.com/entry/2014/09/09/090255

取り急ぎ、私は彼の仲間となります。(笑)

奇しくも植松社長は私と同じ年、いつまでも見果てぬ夢を追い続けるすばらしい人生、私も目指してみたいと思いますので、「どーせむり」と言う言葉は自分に対しても、他人に対しても絶対に口にしない事を改めて誓いたいと思います。

宜しければ、皆様も。

三方よ〜し。のケーススタディ

12月2日 晴

須磨
須磨

今朝は(私の中の印象では)1番星☆菅原文太さんの死去のニュース一色となり、テレビの報道番組は総選挙の公示そっちのけ。

先日お亡くなりになった高倉健さんに続き往年のスターが次々とこの世を後にするのは何か少し寂しい気がしますが、日本は平和やねんなー、となんか気が抜けたような、、

メディアって国民が選挙に行かない方が良いのでしょうか。。

リノベーション現場に抜き打ち検査
リノベーション現場に抜き打ち検査

高倉健さんと言えば、毎日散髪に行くということで有名だったりしたのですが、実は私もけっこうな散髪好きです。

先週末も忙しい合間を縫って近所の行きつけのマスターのところに散髪に行ってきました。

その散髪屋さんはいわゆる理容業組合に入っている散髪屋さんで、昔ながらの営業スタイルを守って月曜日はお休み、価格は組合統一価格を守っておられます。

最近は男性も美容室に行ったり、低価格の非組合の散髪屋さんができたりと理容業界も随分と多様化している中で、昔からの営業スタイルを守られているのはなかなか厳しかったりするようです。

すみれの事務所のすぐ近くにも最近、また新しく低価格理容室が新しくオープンしておりまして、年中無休で営業中。
価格は組合価格の半分ぐらいでしょうか。

リノベーション現場断熱改修中
リノベーション現場断熱改修中

それでも私は行きつけの昔ながらのスタイルのお店に行くにはそれなりに理由があります。

その店のマスターは以上に勉強熱心でしかも努力家。

理容技術は全国大会に何度も出場する、日本トップレベルの卓越した技術を持たれています。

また、ただ髪を切る、シャンプー、ひげ剃りという今までの散髪屋さんのサービスだけではなく頭皮のチェックなどを行って髪の毛にまつわる様々な問題を解決する提案をしてくれます。

ちなみに、私は冬になると頭皮が乾燥して昔からフケが出やすくなります、それもそのマスターにお世話になりだしてからヘッドスパやクレンジングの施術を受けてすっかり解消するようになりました。

おまけに、シャンプーやトリートメントの商品の選択までアドバイスをしてくれて自宅でもそれを使ってています。

もちろん、ただ単に散髪だけをするに比べると+ αの費用がかかりますが、これだけ付加価値がたくさんあってしかも基本料金は組合の統一と言うのは全く高いとは思えません。

むしろ、日本トップレベルの技術なら安い!と感じる程で、同じ散髪屋さんなのかも知れませんが、低価格のお店とは完全にカテゴリーが違っており、同じレベルで比べる事はありません。

三宮東門入口 吉ららなんとか完工
三宮東門入口 吉ららなんとか完工

マスターにしてみると、利用料金は組合で決められていてどうすることもできませんし、競合も多く次々と新しい店ができる中、新規の顧客を増やす事は非常に難しい環境にある訳ですが、自分の努力したいで顧客の来店頻度をあげたり、付加サービスの提案で一人当たりの単価を押し上げたりすることでしっかりと利益を上げるようにされております。

また、店で使う分だけではなく顧客に天然の成分にこだわった高品質の商品を販売することで仕入れ業者、メーカーからもきっと随分喜ばれているのではないでしょうか。

win-winとか三方よしとかという関係構築はこんなことから構築されていくんだなーなんて、顔パックとヘッドスパで癒されながら考えておりました。(笑)

残念ですが、湊川のラーメン閉店、次のお店に変わります。
残念ですが、湊川のラーメン閉店、次のお店に変わります。

低価格のお店が周りにたくさん進出して来る中、定価でサービスを提供するのも、散髪に来たお客に散髪以外のサービスをプラスするのも、サービスだけではなく商品販売をするのも、すべては1番初めに信頼を勝ちとっているからできること。

そのための不断の努力と学習を繰り返す姿勢がそんな誰もが喜べるビジネスモデルを作っていくのだと思います。

結局、マーケティングってこういう積み重ねなんですね。

そう言えば、今は亡き、私がメンターと慕っていた故嶋田社長は大阪からわざわざこの神戸の西の果てまで散髪に来られておりました。

その当時から、私を含めマーケティングについてが散髪中の主な話題でしたが、そのマスターは最近同業者向けにマーケティングの講師として活躍しているとの事、納得です。(笑)

身近で頑張っておられる方に学ばせて頂くのはこれ以上にないリアルさで勉強になります。

WIN-WIN、三方よ〜し、のビジネスモデルを目指す!とお考えの経営者の方は是非この散髪屋さんに行ってみてください。

きっと何か掴めるはずですよ。(笑)

hair’s Fukase(ヘアーズ フカセ)
http://townguide.ypr.co.jp/c281509120700/

座右の銘に従うからこそ座右の銘。

12月1日 雨

お朔日は少し早めに起床します。

近所の総社に愛犬チャックと一緒にお参りとそのすぐ側にあるゴルフ練習場に行くのが毎月の日課。

ですが、生憎の天気に行くか、行くまいか迷っているうちに時間が過ぎていき、雨が途切れた隙をついてチャックと走り出しましたが、すぐにまた降り始めた強い雨脚に撃沈、すぐにUターンしてしまいました。。。

とは言いつつ、習慣に対する執着が人一倍強い、『納豆の日』(7月10日)生まれの私は出直せずにはおられませんでしたが、、(笑)

12月 総社
12月 総社

雨だから、という事ではありませんが今日はほぼ一日事務所に籠り、緊急性が無いが為にズルズルと先延ばしにして来た事をいくつか片付けることが出来ました。

しなくちゃ、しなくちゃ、と思いつつ出来なかった事を片付けるのは思いの外気持がすっきりするもので、今年最後のおついたちにふさわしい一日になった気がします。

さて、お題目はそんな中、とある経営者紹介サイトのインタビューを受けた時に閃いたこと。

仲良くして頂いている会長からの紹介で、と来られた初対面の方に改めて

「座右の銘は何ですか?」

と言う質問を受けました。

対して私は、

「ありきたりかも知れませんが、『一期一会』です。」

と答えました。

「良く耳にする言葉ですよね、」

とその担当者が言われたので、その意味を聞いてみると、

「人との一度の出逢いを一生の出逢いの如く大切にし、また感謝をすることだと思います。」

とのこと。

もちろん間違ってはいないのですが、私が座右の銘として常に意識し続けているのは少しばかり違った意味があります。

茶の湯の世界で一期一会のおもてなしをするには平素から茶室のしつらえを万全にしておかなければ、急な客人に満足なおもてなしは出来ないと言われます。

「野にある様に、」と言われる、床の間にごく自然に季節の茶花を毎日活けるには、一年間通して花畑の手入れをしてこそ出来る。

言い換えると日々の精進なくして、一期一会のおもてなしなどあり得ないのです。

起業した頃、なんの取り柄も無い自分に出来る事を考え抜いた挙げ句、地道にコツコツと小さな歩みを進める事しか出来ないと悟り、自分との約束を守る事、成長の為の毎日の習慣を持つ事に執着して来た私にとって、『一期一会』はまさしく常に席の右側に置いて自らの言行を戒める言葉です。

そのようなことを改めてその担当者に説明する事で、ふと閃いた気付きがありました。

それは、このところ一生懸命に考え続けていた来年の経営方針、指針の内容です。

今期は、海外での法人設立や施工、キャルファームさんにご指導頂きながら農業=食への取り組みを始めたり、主宰する勉強会の規模を広げてみたりとずいぶん新しい事にチャレンジをしました。

来年をどうするべきか、と考えていたところに、今日のインタビューで自分の口から出た『座右の銘』を自分で聞いて、現在の自社に必要な事は、毎年新しい事にチャレンジするばかりではなく、自らの座右の銘に従って、今まで行なって来た取り組みを今一度見直し、琢磨と継続をする事が重要ではないか、と思ったのです。

小さな倉庫兼事務所から現在の本社ビルに移転してちょうど十年。

この機会に来年は足元を固める一年としたいと思います。

おかげさまで、お朔日にふさわしい非常に良い気付きを頂く事が出来ました。

他人様に自分の事を聞いてもらうものですね。

伊達さん、ありがとね。(笑)

おまけ、

最近、寝室でずっと右横にいるのは悪さがエスカレートして止まらないこヤツ、(笑)

ニャロと
ニャロと

名声を博する人は20年かかるが、それをダメにするには5分とかからない。

1月29日雨のち曇り時々晴れ

曇り空
曇り空

雨のおかげ?厚く立ち込めた雲が地面の温度を保ってくれているのか、暖かい週末となりました。

久ぶりに地元神戸で迎えた週末は残念ながら朝からクレーム対応に走り回りました。

メーカー施工のシステムバスのトラップからの水漏れ、あってはならない施工ミスがいまだに完全に無くならずに再々起こるのは情けない限りです。

担当者に確認してみると施工後に水を流す検査は行ったとのことで、チェック漏れではなくチェックをしたのに施工不良に気付かなかったことに対して問題の根の深さに余計に気持ちを暗くしてしまいました。

問題に対してその場限りの場当たり的対処を繰り返しているつもりはないのですが、根本的な解決をやりきれてないという結果に今日の天気同様、重たい気分のままいちにちを過ごす事となりました。

「名声を博する人は20年かかるが、それをダメにするには5分とかからない。それを考えたら、人は違った行動をとるに違いない」

と言ったのは、アメリカの有名な投資家ウォーレンバフェット氏。

今一度スタッフ全員と信頼信用を積み重ねることの重要性とそれぞれの立場が担っている大きな責任について考え直してみたいと思います。

そんな自戒を込めつつ、夕方からは3回シリーズの最終回となる「職人のためのマーケティング基礎講座」を開催しました。

今回は、リスクリバーサルの本質について、と日本的価値観、「三方よし」を元にして『あり方』を見直すことで信頼関係を構築していく考え方、最後に目的と手段の考察を繰り返す「刃を研ぐ」習慣を身につけるという3つのテーマに沿ってセミナーとワークを行いました。

職人の為のマーケティング基礎講座3回目
職人の為のマーケティング基礎講座3回目

11月の月末ということでさすがに皆さん忙しかったようで、すみれのメンバーも現場に追われ参加できなかった者が多くいつもに比べると少し少人数での開催となりましたがその分落ち着いたリズムで進めることができたのではないかと思います。

その中でも特に時間をかけて説明したのは「三方よし」について。

スティーブンコヴィー博士は「7つの習慣」の中でその考え方をWINーWINと言う表現をしています。
今ではすっかり世界中でビジネスにおける人間関係の目指すべき姿として認知されているようですが、日本式の考え方はもう少し関係構築をする対象を広範囲に向けています。

三方よし
三方よし

「売り手よし、買い手よし、世間よし」

と言う有名な言葉で近江商人の商売に対する考え方と言うよりもあり方を表しています。

その「世間よし」と言う第三者の利益を守る意識を持つ事は、実はそんなに簡単なものではなく、大きな覚悟が必要です。

そして、その理念を支えるのは『強み』や『高い付加価値』等、信頼を得て商いを行なう実力があるという前提です。

信頼とは、誠実さ×意図×力量×結果の4つのファクターが揃って初めて得られるものであり、ただ、真面目に頑張る、だけでは本当の信頼を勝ち取る事は出来ません。

厳しい条件を一つずつクリアしていった先に誰ともと気持よく商いを通して関係を築く事が出来る様になれるのかも知れません。

事業は常に問題だらけ。

しっかりと方向性を見定めながら、問題解決を繰り返して、徐々に理想とするビジネスモデルの完成に近づいていくのだと思います。

私もまだまだ完成には程遠い、道半ばの起業家の一員、精進して歩みを進めて行きたいと思います。

同じイメージを繰り返しながら 変わっていく。

11月28日 晴れ

晴天
晴天

今日は今年最後の京阪神木造住宅協議会の研修会と理事会。

我ながら、よくぞまぁこれだけ毎日毎日行事があるものだな、と思いますが、定期的に学ぶ事の重要さと、曲がりなりにも理事という立場をお引き受けしている以上、事務所にこもって実務に向かい会いたい気持ちをぐっとこらえて出かけました。

京阪神木造住宅協議会研修会
京阪神木造住宅協議会研修会

今回の研修会議は建築家の伊礼智先生をお招きして、設計の標準化、設計コードについてのお話をしていただきました。

私たち工務店経営者にしてみると伊礼智先生の設計作法をお手本とする会社も非常に多い有名建築家であり、現在の住宅設計業界の第一人者と言っても過言ではないと思います。

私もずいぶん以前に「伊礼智の設計作法」という本などを一生懸命読みふけっていた覚えがあります。

ディティールに神が宿るとよく言われる言葉ではありますが、伊礼智先生の設計の標準化と言うのは1つずつのパートのディティールを突き詰める事の積み重ねなのだと感じました。

ちょうど、すみれでも今設計コードをまとめるという作業をしていることもあり非常にタイムリーで良いお話を伺うことができました。

伊礼智氏講演
伊礼智氏講演

もう1人のスピーカーは伊礼智氏ともよくコラボレーションをされて、彼の設計でモデルハウスを建てられている北播磨、山崎の地域no1工務店のやまひろの三渡社長。

会社の沿革とともに今まで苦労をしてきたマーケティング戦略や仕組み作りについて熱く語ってくださいました。

工務店と言うのは結局、いろんなことを1つずつ積み重ねで行かなければならない、問題が1つ解決するとまた次と、新たな問題を解決する繰り返しなのだと言われておりました。

最後の締めくくりは今まで問題解決を繰り返してきてやっと一息つける様になったと思いきや、ここに来てまだ、とてつもない大きな問題が待ち構えていた、という話でした。

それは私が日ごろ良く口にしている近い将来に起こる職人不足の時代の到来のこと。

工務店としては本当はやるべきだとみんながわかっていて、しかし手をつけることができなかった『禁断の果実』である大工の内製化と育成にこれから取りかかると決意を新たにされておられました。

職人の正規雇用そしてその教育と育成は非常に高いハードルではあると思いますが、そう遠くなくやって来ることが分かっている、大きなリスクに立ち向かえる様に頑張っていただきたいと心から思います。

本当に今日は素晴らしい研修会でした。

最後に、伊礼さんの講演の締めくくりの言葉、

人生と言うものは
同じイメージを繰り返しながら
変わっていくものではないか?

アンディー・ウオーホール

繰り返しながら変わっていく。含蓄に溢れた言葉でした、

ありがとうございました。

心謝。

懇親会
懇親会

人生は至ってシンプル。

1月27日 晴

image

今日は朝から神戸駅近くの神戸産業振興会館に終日缶詰。

理事の末席に参加させて頂いている、『NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会』の認定事業講習にて受講生と講師を兼ねて参加してきました。

まっとうな建設業者として必要な一定の基準を担保したリフォーム業者のネットワークを構築することによって地域に安心安全のマーケットを作り需要の活性化を図る!という目的で立ち上げられたNPO法人は何とかまずまずのスタートを切ることができました。

記念すべき日だったわけですが、なんと今日は発起人でもある盛理事長のお誕生日とのこと。

盛理事長にとっては人生の中でも深く記憶に刻まれる良い日だったのではないでしょうか、重ね重ねおめでとうございました。(笑)

NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会 第一回研修会
NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会 第一回研修会

さて、お題目は少し前にネットにあった記事を見て感じた事です。

元ネタとなる書籍はずいぶん以前にも話題になりその時も非常に感動した覚えがあるのですが、今回は違った意味で心に深く突き刺さりました。

それは、ある会社の面接の話、

*****少し長いですが、ここから転載です。*****

ある会社の入社試験のお話しです。

その会社の社長は
次のようなことに気づかれたそうです。

ノウハウや制度ばかりを追求しても
社員の心が豊かにならないと
組織は活性化しない。

「本当の感謝とは何か?」

を社員に実体験させてこそ
お客様に心から感謝できる社員が育つ。

このことに気づいた社長は
毎年の入社試験の最後に
学生に次の二つの質問を
するようになったそうです。

まず

「あなたはお母さんの
 肩たたきをしたことがありますか?」

ほとんどの学生は
「はい」と答えるそうです。

次に

「あなたは、お母さんの足を
 洗ってあげたことはありますか?」

これには、ほとんどの学生が
「いいえ」と答えるそうです。

「では、三日間差し上げますので
 その間に、お母さんの足を
 洗って報告に来てください。

 それで入社試験は終わりです」

学生達はそんなことで入社できるのならと
ほくそ笑みながら会社を後にするそうです。

ところが、母親に言い出すことが
なかなかできないのです。

ある学生は
二日間母親の後をついてまわり

母親から

「おまえ、気が狂ったのか?」

と聞かれました。

息子
「いや、あのー
 お母さんの足を洗いたいんだけど。」

母親
「なんだい?気持ち悪いねー」

こうしてその学生は
ようやく母親を縁側に連れて行き
たらいに水を汲み入れました。

そして、お母さんの足を洗おうとして
お母さんの足を持ち上げた瞬間・・・・

母親の足の裏が
あまりにも荒れ放題に荒れて
ひび割れているのを掌で感じて、
絶句してしまいました。

その学生は心の中で

「うちはお父さんが早く死んでしまって
 お母さんが死に物ぐるいで働いて
 自分と兄貴を養ってくれた。

 この荒れた足は
 自分達のために働き続けてくれた足だ」

と悟り、胸が一杯になりました。

そして

「お母さん、長生きしてくれよな」と
ひとこと言うのが精一杯でした。

それまで、息子の「柄にもない親孝行」を
ひやかしていた母親は「ありがとう」と
言ったまま黙り込んでしまいました。

そして、息子の手に
落ちてくるものがありました。

母親の涙でした。

学生は、母親の顔を
見上げることができなくなって
「お母さん、ありがとう」と言って
自分の部屋に引きこもったそうです。

そして翌日、会社に報告に行きました。

学生
「社長、私はこんなに素晴らしい教育を
 受けたのは初めてです。

 ありがとうございました」

社長
「君は一人で大人になったんじゃない。

 お父さんやお母さんや
 いろいろな人に支えられて大人になったんだ。

 そして、これからはな
 自分一人の力で一人前になるのではないんだ。

 私も、お客様や従業員や
 いろいろな人達との出会いの中で
 一人前の社会人にならせていただいたんだよ」

———————————–
出典元:木下晴弘「できる子にする賢母の力」

*****転載ここまで*****

この話を読んで、「自分も経営者の端くれならこのようなことを社員に示唆してみたい、」

そんな思いが頭をもたげましたが、実際に自分がおなじ事を言えるかどうかと考えてみて、どうも自信がない、、

これって自分が率先垂範して行っていてこそ人に偉そうな顔をして言えるのではないかと言う疑問が同時に浮かびました。

照れくさいのか、恥ずかしのか、勇気がないのか、、

自分が行動にうつせないことを人に指示をしてやらせるのはどうかなと。

そんなふうに考えてみると、いいと思う事を人に勧めるには全て自分が経験しやらねばできないことになってしまいます、それって、経営者のちっちゃな器の中でしたなんにも出来ない事になってしまう訳で、、それもそれでまずい話であり、、

しかし、、自分ができないとしても若い人にはこのような体験をして気づきを得てもらいたいと言うのも正直な気持ちです。

ちょっとしたジレンマですね。(笑)

この場合の自分が取るべき行動の指針を考えたとき、思い出したのはアドラーの理論です。

心理学者のアドラーは『すべての人間関係は横のつながり』であるべきとと言われています。

『叱るでもない、褒めるでもない横の関係』

それと同時に『自分の問題と他人の問題はきれいに切り離すべき』だとも。

自分ができる、できないにかかわらず、他者にとって良いと思われるものは進めるべきだし、悪いと思うものは進めるべきではない。

当たり前と言えば当たり前、アドラーが人生はいたってシンプルだと言ってたのが少しずつ理解できで見た気がします。

悩み、ジレンマ、矛盾。

この世は面倒でややこしい事で一杯のようで、実はそれ程でも無いのかもしれません。

ま、シンプルにいこ。(^ ^)

『天上天下唯我独尊』への誤解。

11月26日  曇のち雨

六甲山系紅葉
六甲山系紅葉

すみれ事務所は定休日ですが私は朝からガッツリと仕事三昧。

年末に向けてまだまだ店舗改装の問い合わせをいただいており、希望通りの引き渡しができるか、できないかの難しい判断を含めてあちこちと打ち合わせに走りまわりました。

塗装職人川上さん
塗装職人川上さん

店舗工事のお客様はほとんどが事業主もしくは経営幹部の方達です。
ああしたい、こうしたいと言う要望の言葉はそれぞれ皆さん独自の戦略や戦術の具現化に他ならず、仕事をさせていただきながら、同じ経営者として学ばせていただくことが非常にたくさんあります。

「おいおい、OJTかっ、」

と言う感じですが、(笑)日々の業務の中で頂く学びをしっかりと蓄積して次々とオファーを頂く新しい案件に生かせるようにしたいものです。

今日も『強みを活かす』『弱みを消し去る』ことについてたくさんのお勉強をさせて頂きました。

サムライ大工@三宮
サムライ大工@三宮

さてお題目はこのところニュースで話題になっているこの像のこと。

誕生仏
誕生仏

昨日の天上寺でお聞きした法話の中にも登場しておりました、例の韓国が窃盗団を組んで来て、と言う話です。

お釈迦様が生まれたときの姿を現した『誕生仏』と言うらしいですが、この像が示すのはお釈迦様が生まれたときに口にした

「天上天下唯我独尊」

と言う言葉を表現しているとのことです。

なるほど、右手は天を指し、左手は地面を指しています。

昨日の和尚様のお話によると、

「改めてその言葉の意味をひもとくと、人間誰しもただ1人しか同じ人はいなくそれはすべからく尊ぶべきものである」

という意味だそうです。

私は、恥ずかしながら長い間、大きな勘違いをしておりました。

お釈迦様が生まれたときに

「我こそが天上天下にただ1人卓越した存在である」

といったと思っておりました、何人たりとも私を越えられない超越した存在である、といったのだったと、、

ちなみに、ネットで調べてみると、辞書と言われるサイトでも私と同じ解釈を堂々と書いているものも散見されます。

Wikipediaではこんな解釈、

意義
元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではない。釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばし)が誕生した際に言った[5]とされる。
しかしそれが、釈迦が生まれた際に、他の人々がそのように讃嘆したという説が生じて、のちに釈迦自身が誕生直後に自ら言ったと信じられるようになったものである[6]。
『大唐西域記』(646年成立)の中に記載されている、釈迦の誕生当時を伝える誕生偈と呼ばれる偈文には、
天上天下唯我独尊

今茲而往生分已尽

という一節が記されている。現代語に訳すと「全世界で私が一番尊い」という意味である。
「天上天下唯我独尊」の意味を「全世界で私たち一人一人の人間が一番尊い」と解釈する説もあるが、経典上の根拠が全く無い説である。釈迦の誕生を伝える仏典には、『佛本行集経』卷八・樹下誕生品下、『佛説太子瑞應本起経』卷上などがあるが、代表的な『修行本起経』卷上・菩薩降身品第二には、
天上天下唯我為尊 三界皆苦吾当安之

とあり、欲界・色界・無色界の三界の迷界にある衆生はすべて苦に悩んでいる。私はこの苦の衆生を安んずるために誕生したのだから、尊いのであると言う。ところが残存するパーリ仏典はやはり大乗仏教の影響を受けており、『大唐西域記』と同じように、釈迦自身の解脱という点で尊いとしている。この利他の面で尊いとするのか、解脱という利自の面で尊いとするのかに、時代による釈迦観の違いが現れている。
さらに、「天上天下」という言葉で、仏教の立場を説いているという解釈もある[要出典]。「天上」とは、世界の一切の事象をすべて神の意思であるとする、当時の「尊有論」の立場とし、「天下」を、一切の事象は偶然によって支配されていると考える「偶然論」の立場と説明する[要出典]。この両極端を否定して、釈迦は真実の姿は縁起によって現象するのであると自覚したから尊いのであると説明する。

故事ことわざ辞典ではこちら、

天上天下唯我独尊
【読み】 てんじょうてんげゆいがどくそん
【意味】 天上天下唯我独尊とは、この世に個として存在する「我」より尊い存在はないということ。人間の尊厳をあらわしている言葉だが、「唯我独尊」はこの世に自分より優れたものなどないという思い上がりの意味でも使う。

浄土真宗の親鸞会のサイトではこのように書かれています。

「唯我独尊」の「我」というのは、釈尊だけのことをおっしゃったのではなく、我々、人間ということなのです。人間なら誰しも、釈尊と同じように「天上天下 唯我独尊」なのであり、そういえるのです。

 では、「独尊」とは、どういうことかといいますと、たった一つの尊い使命ということで、自分一人が尊いということではありません。

 ゆえに、「天上天下 唯我独尊」ということは、天上・天下広しといえども、我々人間にしか果たせない、たった一つの聖なる目的があって、生まれてきたのであるということです。

世の中の事象は全てそれを見る人のパラダイムによって世界観が変わるものなので、様々な解釈があるのは致し方ないと思いますが、少なくとも私はこれから、

『天は人の下に人を作らず、人の上に人を作らず』

という福沢諭吉の『学問のすすめ』の冒頭にある言葉と通じて、人の多様性を認め、尊び、重んじる戒めの言葉として覚えておきたいと思います。

皆がみな、天上天下唯我独尊、って素晴らしい!

ちねみに、お釈迦様は摩耶夫人の右脇から生まれたとされておりまして、神戸の摩耶山天上寺は日本で唯一その摩耶夫人を祀っているお寺だとのことでした。

ご住職の説法も楽しいし、神戸の街を一望出来る眺望は見応え十分、そして安産祈願には抜群の効果効能、いや、ご利益があるとの事ですので、これから出産を迎えられると言う方が身近におられたら、是非お参りしてみてくださいね。

知られざる、神戸の名所です。