職人起業塾 第1期生卒業おめでとう!

12月19日 曇

 

今日は朝から設計事務所として請け負っている業務で入札会場での立ち会いに向かいました。

と言っても、私は工事屋なので、(手前味噌ですが、)優秀な女性設計者の皆さんに任せっきりで、立ち会いと言うより運転手と言った方が会っている気がしましたが、、

 

帰社してからは事務所にて黙々とデスクワークと、いよいよ大詰めを迎えつつある年末恒例の怒濤の全社員との3者面談。

 

事前に配布した面談シートに沿って、会社に対する要望や改善提案、社内の問題や個人的な課題を事細かにヒアリングをしていきます。

普段殆ど社に居ない事もあり、腰を据えてゆっくりとスタッフと話す機会は年に2回のこの面談くらいのものだけに、普段の仕事の流れの確認や修正すべき点等を話し合い、結構な量の改善案が飛び出してきます。

今回も社のシステムの根幹に掛かる大きな組織構成を見直すことになったり、社内の人間関係の改善の為に取り組んでみる事など、盛りだくさんとなりました。

スタッフの皆から吸い上げた貴重な意見を来期の事業計画に反映したいと思います。

コムさん面談風景
コムさん面談風景

そんな中で少し毛色が違う面談となったのは、この年末で晴れてすみれを卒業し、新年から思いを新たに念願の起業を果たすコムさんとの面談。

 

この一年間、毎月『職人起業塾』に参加し続けてこの時に備えてきました。

夏の面談時には、「起業にあたってコミニケーション能力を伸ばしたい」という希望があり、この半年間は私と共に毎月大阪まで『理念と経営を考える経営者の会』にも通い続けました。

他にも、経営者たるものあんまり字が汚いのはどうか、と、社で開催しているすみれ書道教室にも3年近く通い続けました。

実務に備えてパソコン教室にも。

その勉強熱心さには敬意を表したいと思います。本当に良く続けられました。

 

すみれの掲げるミッション、『職人の社会的地位の向上』を叶えるのは厳しい労働法に適った正規雇用を行なう事もありますが、高い技術とやる気のある人にはやっぱり独立起業をしてもらい、職人から職人を守り育てる経営者へと進んでもらいたい、と考えています。

それも、一人親方に毛が生えたような大工社長ではなくて、しっかりとした企業経営者となってもらいたい。

そんなことを考えて毎月勉強会を開催したり、面談にて長期的な目標設定について話し合ったりして来ている訳で、今回のコムさんの卒業は私にとってもとても楽しみな、いわばフラッグシップモデルになってもらいます。

 

(何が何でも)絶対に成功してもらわないと。(笑)

そして、いつでも助け合える工務店ネットワークの同士として末永く助け合える関係になれば本当に最高です。

 

実際、コムさんの夢は実は私の夢でもあったりする訳ですから、、

今後は周りのブレーンにもご協力頂きながら、渾身のサポートで応援したいと思います。

 

とにかく!コムさん卒業おめでとう&気張っていこう!

 

 

余談ですが、受験生の娘も今日は進路を固める3者面談を行なうとの事でした、

またパパは蚊帳の外にいる感じになってしまってます。。。(苦笑)

オイオイ、、

経営の神様がくれた商いの心得十ケ条

12月18日 曇

師走らしく毎晩、ハードな日が続いております。。

今週に入ってから社内研修会、職人起業塾、ゴルフコンペ後の打ち上げ忘年会と夜は連チャンで出掛けており、ただでさえあれこれと期限が迫る忙しい時期に拍手をかける様な事になっておりますが、人との繋がりで仕事をさせて頂いている訳ですから、これはこれで大事な事。

そんなこんなで、今日も夕方から大阪に今年最後となる『理念と経営』を考える経営者の会に参加してきました。

夢が叶う!経営者の会
夢が叶う!経営者の会

 

今年は何でも、経営の神様、松下幸之助翁の生誕120年にあたる年との事で、松下哲学とも言われる経営に対する考え方について学ばせて頂きました。

 

勉強会の中で、松下幸之助翁の「経営のコツとは人の話を良く聞く事だ」と言われた言葉についての設問がありました。

含蓄のある言い回しに、解釈は様々にも取れますが、私が思ったのは、やっぱり幸之助翁は原理原則を実践され続けて来た経営者だったってことです。

理念と経営を考える経営者の会
理念と経営を考える経営者の会

『聞く事』

とは、スティーヴン・コヴィー博士の言うところの、『まず理解してから、理解される』に通じますし、

バーナード・ショーの『我々の人類に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。それは非人間性の真髄だ。』という人の根源的な在り方を見直す言葉や、

「マーケティングとは販売を不要にする事である」といったドラッガーの理論には顧客の声に耳を傾けるというマーケットインの考え方、調整が必要だと思っています。

また、長年お世話になっていて、自分の考え方の練り直し、軌道修正、本質のあぶり出しを定期的に行なえる『コーチング』のスキルはまさに『聞く技術』です。

 

 

拡大解釈かも、もしくは本意を理解出来ていないかも知れませんが、幸之助翁が『経営のコツ』と言われた事には大いに同意し、今まで以上に意識するべきなのだと感じました。

 

商いの心得十ケ条
商いの心得十ケ条

ちなみに、私のデスクの前には、『商いの心得十ケ条』という巻物が今の本社社屋に移転した頃からずっと飾ってありまして、、

 

経営虎の巻
経営虎の巻

 

中に書いてあるあたりまえすぎる位アタリマエの事を確実に守る様に心がけたいと常日頃から思っております。

完璧か、と言われればなかなかですが、、(汗、)

その内容とは、

第一条 商いは公事である。

第二条 お客様に愛される

第三条 商品は我が娘と考える

第四条 商いは真剣勝負

第五条 堂々と儲ける

第六条 お客様に手を合わす

第七条 商品はお金と同じ

第八条 商人に好不況はない

第九条 集金と支払いを確実にする

第十条 反省なくして繁盛無し

 

経営虎の巻本文
経営虎の巻本文

との事です。

経営の神様の言葉を私がどれくらい深く理解しているか、という疑問は残りますが、この原理原則を貫き通した経営の神様の生誕120年を機に、来年はこの十ケ条をもう一度スタッフと共有して少しでも社会の為になる企業を目指して歩みを進めたいと思います。

 

おまけ、久しぶりの焼き肉忘年会、とても美味しく、楽しかったです。

皆様ありがとうございました!

 

焼き肉万両にて
焼き肉万両にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸ラーメン紀行Vol.118

2月17日曇り強風

今日はすみれ事務所は定休日。
現場のほうはやっぱりまだバタバタしておりますが私は久しぶりに休みをいただいて給湯器&水回りメーカーのノーリツ社と商社のD松社が主催してくれたゴルフコンペに参加してきました。
気温1度の上、強風にさらされて体感温度は氷点下。
楽しいはずのゴルフもなかなか厳しい修行な感じになってしまいました。(笑)
冷え切った身体を引きずって昼食を摂りにレストランに行くと、メニューにカレー色でないカレーラーメンが載ってあり、もしや!と思って注文してみました。
やっぱり!予想通りの緑色のラーメンが出てきました。
初めて食べるナンプラーがしっかり効いた本格的なタイ式グリーンカレーのラーメンは非常に美味しくて、辛さに冷えた身体もすっかり温められました。
これは是非自宅でもやってみようと思うくらい。
そんなこんなで、今夜もラーメン紀行行ってみたいと思います。
まずは、それ、

本格タイグリーンカレーラーメン 1500円

マスターズゴルフ倶楽部

本格タイグリーンカレーラーメン 1500円
超さっむいけどあったまりました。(^ ^)
すみれママ☆におねだりして自宅でも作ってもらいたいと思います。
お次は、fbで画伯が名前がたいそうすぎる、と言ってたこちら、

赤天降 塩 740円

— 場所: 麺屋 天孫降臨

諸事情あり、、
赤天降 塩 740円
店主の思い入れとこだわりが分かる一杯です。
3つ目はすこし西の北、福崎の人気店です。

味噌ラーメン 750円

 — 場所: 八角ラーメン 福崎店

いまはこれが出てます。
との事。
味噌ラーメン 750円
コスパのアップに真剣に取り組んでおられる感じがグッド。^^
お次は三宮で女性中心にブレイクしているパクチーのお店

白玉ラーメン 750円

 劉家厨房

パクチーラーメンのお店にて、白玉ラーメン 750円
5杯目は彩華ラーメンとして一時行列店として有名になったお店の後継店、

やまとラーメン 680円

 — 場所: やまとラーメン

暖簾が変わっても健在。(^ ^)
やまとラーメン 680円
ニンニク、健在でした。^^
6杯目は西宮の人気店、ラーメンってジャンクフードやって、再認識させられました。

油そば 650円

 — 場所: ラーメンたんろん

看板メニュー、油そば 650円
身体にいいかどうかは分かりませんが、くせになる味です。
今日のオオトリは念願かなっていく事が出来た名店、

神戸牛×塩ラーメン 830円

 — 場所: 神戸牛ラーメン 八坐和

やっと来れました\(^o^)/
牛骨スープ完成形の一杯。
神戸牛×塩ラーメン 830円
牛骨スープ、神戸牛のチャーシューは独自の世界を切り開いておられました。
神戸に来られた際は是非食して頂きたいオススメの一杯です。^^
今日はここまで。

年末押迫って来て、今年のラーメンアワードの選考もそろそろ始める時期に来ました。
ラーメンファンの皆様、今年も年末の発表をお楽しみに!(笑)
ごちそうさまでした。

ミッション×デッドライン=死生観。

12月16日雨

image

天の恵みのおかげで朝の間は少し気温は高めに感じましたが、雨が上がった後はどんどん冷え込んでいき、夕方になると外に出るのが嫌な位の寒さとなりました。

リノベーション現場完工前検査。
リノベーション現場完工前検査。

そんな厳しい寒さの中、夜からは今年最後の「職人起業塾」を開催しました。

外の寒さと裏腹に勉強会は熱気ムンムン。

今回は遠く京都からも私が大好きなブロガーの杉浦さんにもお越しいただくなど、初参加の方も数名見えて相変わらずの盛り上がりを見せました。

1年間を通してマーケティングの基本を学び直すこの勉強会の今回のテーマは「ミッション」を考える。

事前の課題として皆様には死ぬまでにしたい10のことを考えてきていただきました。

その中にやりたい事とやるべき事があり、そのやるべき事こそ「ミッション」となります。

ミッションを日本語に直すと『使命』と訳されます。

生きている間にやらなければならない事を洗い出し、それに期限をつけて実現への道筋を探ることは即ち事業計画の根本を考え直すことに直結すると思っています。

若干、(というかかなり、笑)ヘヴィなテーマとなりましたが、普段あまり考える事のない自分の死に向き合う事で、いつかやろう、そのうちやろう、出来たらいいな、と漠然と思っていた事が、絶対にやり遂げなければいけない事に変化します。

仕事を着実に進めて行くには、デットラインを設定し、守る事が重要だ。と、誰かのメルマガに書いてありましたが、誰もが必ず迎える死に向き合う=死生観を持つことはまさにミッションにデットラインを設ける事に他なりません。

事業の仕組み作りに代表される、緊急ではないが重要な事を着実に取り組むという事はそんなことなのかもしれません。

青山さんのfbから拝借
青山さんのfbから拝借

皆さんの発表を聞きながら、マーケティングの原動力はやっぱりミッションなのだと私自身も再確認した次第です。

ご参加された皆様、決して生き急ぐ必要はありませんがしっかりとデッドラインを決めて頑張っていきましょう!

年明けの開催は1月の17日、1年間お疲れ様でございました。
来年もよろしくお願いいたします。

オレだけ、今だけ、金だけよさらば!

12月15日 曇り時々晴

気付けば12月も半ば、もう来週と再来週で今年もおしまい。

何となく気忙しい一週間の立ち上がりとなりました。

福崎平野?
福崎平野?

今日は姫路の北、福崎まで現場打ち合わせに行きました。

昨夜の総選挙では接戦で盛り上がった兵庫11区、工事の話しよりもそっちの方が若干盛り上がりましたが、、

ま、ひょんなきっかけで来年には仲良くして頂いている同業の友達と一緒に仕事ができる事になりそうなので、楽しみです。

すっかり早くなった夕暮れ
すっかり早くなった夕暮れ

夕方帰社してからは工務部のメンバーと月次の報告会とミーティングと社内勉強会。

珍しく、社員限定でマーケティングの基礎講座を行ないました。

マーケティングの理論に基づいてのセミナーは受講者の属性を絞るとより具体的な事例を元に話しが出来て、とても分かりやすいものになると、今更ながら気付いたり。

いつもは門戸を解放していろんな方に参加して頂いて様々な視点からの意見を聞く場を作っていますが、少し枠組みを変えてみるのも悪くないと思いました。

来年の課題にしたいと思います。

ミーティング終了後はいつもの焼き鳥で食事会。

勉強会の流れもあっていつになく真面目な話題で盛り上がりました。

いつものにわ・とりのすけ伊川谷本店
いつものにわ・とりのすけ伊川谷本店にて、

勉強会のテーマの一つに、大きな方向性を見定める。というのがあり、散々ビールを飲んだ後に、スタッフから、

「ところで、すみれの方向性ってどこに向かっているんですか?」

という質問が有りました。

常日頃から発信しているつもりですが、改まって面と向かって聞かれるって、あまり機会も無いもので、(散々ビールを飲んだ後ですが、)真面目にちゃんと答えておきました。

私は、無一文でしかも全くの無学で起業する事になりました。

とにかく、目先の売上げを確保する事に必死で、闇雲に働く毎日を過ごしてきました。

『問題』なんてとめども無く湧き出て来るし、そもそもなんの戦略も戦術も持た無いままのスタートは運を天に任せて目の前の事を一生懸命やる!だけしかありませんでした。

ライフワークバランスなんて思いもよらないし、そもそも家庭さえも省みず、、

そんな自分の30代の頃の事を振り返って、後悔をしている訳ではありませんが、もったいない事をした、とは思っています。

で、職人ももっとまともな暮らしをしながら、将来に希望を持ってもらいたい、と思い、『職人の社会的地位の向上』を私の事業のミッションとして掲げる様になりました。

その為にマーケティングの理論を学び、実践に落とし込み、検証を重ねて来た訳ですが、モチロンうまく行った事もそうではない事もたくさん有りました。

その同じ轍を踏まない様に、職人にマーケティングの基礎知識を身につけてもらう勉強会を開催している訳です。

だからといって、全員に独立起業してもらいたい訳ではなくて、社に残ってキャリアを積んで経営に携わってもらう選択肢もあるわけですが、とにかく『自分だけが良ければいい』『今利益が上がればいい』『目先の問題が片付けばいい』というような持続・継続性の無い仕事に対する考え方を捨てなければ、経営者としても、経営幹部としても、社員としても先は無いと言う事を理解してもらわなければならないと思っています。

職人が生き生きとやりがいと将来に対する夢を持って働けるビジネスモデルを作り上げる。

その事によって喜んでくださる顧客が圧倒的に増えて、近江商人の提唱した『三方よし』の永続性の商売になっていく。

売り手よし、買い手良し、世間よしのスタイルが私たちの目指す地域社会への貢献の道筋だと、(若干熱い目に)語っておきました。

ついでに、3つの会社の次期社長を絶賛募集中と言う告知と共に。(笑)

珍しく、すみれの社内の風景でした、

続・続・続・続・続・ 3匹の羊の物語

12月13日 晴れのち曇り

 

連日の忘年会の疲れを引きづりつつ、、今日は一日中事務所に籠って来年の事業計画書の策定と、怒濤の社員面談5連発、年末らしい一日となりました。

蒼天
蒼天

さて、今年も年末恒例のお願いをこの場を借りて皆様に致します。

 

今年の国連で、子供達への教育を第一に!と感動的なスピーチをされたノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さん(17)が世界中で大きな話題となりました。

原文をさわりだけご紹介すると、

One child, one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education First.

1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。

出典マララさんの国連演説スピーチ英語全文。日本語の対照対訳付。2014年ノーベル平和賞受賞スピーチ動画付

自分自身がテロの標的とされ、銃撃されて生死の境を彷徨ってなおかつ毅然とした態度でこのようなスピーチを行なった映像を見て、私も胸に込み上げるモノがありました。

未来は子供達に託されている。

アタリマエの事ではありますが、その事を直視、そして理解出来ていないのが今の日本の社会だと言うことなのだと思うのです。

未来の為に私たちがほんの少しでも出来る事はないか、と思い毎年この時期になると、このブログやfbを通して皆様にご協力をお願いしているのは、災害、その他の事情で施設で暮らしている子供達に笑顔になってもらいたい。という取り組みです。

今年で6回目。

神戸は震災後20年の月日が流れ、震災孤児は全員社会に出る年になりました、当初は神戸の震災孤児への年末助け合いプレゼントとして始まったこの取り組みですが、東日本大震災が起こった後は、神戸と東北の孤児院の施設に大量のカニを送って、『かにすき』で楽しい年越し、そして明るい気持で新年を迎えてもらえる様に私たちが運送会社さんにもご協力頂いて直接施設に配送しております。

少しでも多くの子供達に笑顔になってもらえる様に、皆様のご協力をお願い出来ないでしょうか。

金額は(一応、一口1000円からとさせて頂いていますが、)いくらでも結構です。

恵まれない環境にあり、施設で暮らす事になった子供達の応援をする大人が世の中にこんなにたくさんいるのだという事を、子供達に伝えたいと思っています。

皆さんにお願いです。
今年も神戸、宮城、福島の児童施設の全てに年末のプレゼントを行いたいと思います。
今年も無理をしないで『一口千円〜、お一人様一口限り』だけに限定させて頂いて、ご協力をお願いしたいと思います。
厳しい環境にある子供達に温かなお正月を迎えさせてあげたいと思われた方は、コメント欄、もしくはタカハシまでメール、電話などで御連絡くだされば幸いです。
なお、寄付金の向かい先、購入した代金明細などは全て公開いたしますし、ご参加頂いた方には皆さん送り主として連名に入って頂きます。
また、事務手数料などは一切計上することなく全てを子供たちに渡すことをお約束いたします。

未来は子供達が作る。何卒宜しくお願い致します!

なんでまた、私が毎年このような事をしているかといいますと、、

少し長くなりますが、以前に経緯を説明したブログを転載させて頂きます。

 少し長い『3匹の羊の物語』

 

“続・続・続・続・続・ 3匹の羊の物語” の続きを読む

感謝の手紙の効果。

12月12日 曇り

冬の御堂筋
冬の御堂筋
年末近くなって来るとやっぱり毎日のようにイベントというか、行事というか、予定がてんこ盛り。
今日は今年最後のJack(全国の若手?経営者が集まるリフォーム事業者の勉強会)でした。
年末という事で、当然忘年会付きで。(笑)
もうかなり前のから参加しておりますが、元々すみれのビジネスモデルの根幹となるスキームのヒントを頂いた非常に為になる勉強会で、今回もまさに学びの宝庫でした。
特に、スピーカー初挑戦だった魚橋さんの話はなかなかのもので、今後の続編に大きな期待を抱いてしまいました。(笑)
イノベーションセミナー
イノベーションセミナー
メインは、クモデ理事長のイノベーションセミナー。
私たちのような建築業者は近年になって大きく業態の変化がありました、
近所の需要の受け皿として成り立っていた工務店事業も次々に公共事業が湧き出していた地場のゼネコン事業も、建てて売れば売れた分譲業もすべて成り立たなくなり、新たな潜在需要を掘り起こす、もしくは顕在化している需要を集める努力をしなければならなくなりました。
そんな背景を元に、この10年から15年くらいの間に起業、もしくは新たな事業として取り組まれた会社は皆さんそれなりにトライ&エラーを繰り返されて来たと思います。
そんな中で再現性のあるモデル、もしくは検証後の成果がはっきりと見えているスキームを公開して頂く事は本当に勉強になりますし、実際、使えます。(笑)
今日も仮説と検証の結果を盛りだくさんでお話し頂きましたが、その中で一番私の心に残ったのは、『サンキューレター』という、昔ながらの営業手法についての話。
あるマネージャーが、新入社員にとにかくたくさんのお客様にサンキューレターを書く様に、と指導したところ、その営業さんの失注率が大幅に減った、という検証結果を示されました。
取り組みによる反応
取り組みによる反応
改まって手紙を書くのは少しハードルが高く、ベテランになればなるほど、レターを書くタイミングをあれこれ考えて一番違和感が無いタイミングでお客様に手紙を書きます。
それを、新人さんに限ってはとにかく毎日サンキューレターを大量に書く様にと指導して、お客様と接点があるたびにせっせと書き続けたら、気付いたら大きな成果を上げていた。とのこと。

別段これと言って新しい取り組みではありませんが、昔から言われ続けて来ているコト過ぎてどこの会社も慣れ親しんでしまい、徹底が出来ていない、気が向いたときしかやってない、すっかりやめてしまった、というお会社も多いと思います。

 

凡事徹底が如何に大事か、という事例ではありますが、もう一つは、やっぱり、ここに来て手紙がアツいという噂は本当のようです。(笑)

先月、女性リフォーム経営者の主森社長にすみれ事務所の女子メンバー向けのセミナーをして頂いた際も、
「とにかくサンキューレターはしっかりと出してください。」
と、言われていましたしね。
「人間の悩みは全て人間関係に拠るものである」byアドラー
と言われた心理学の大家がおられましたが、結局、ビジネスって人との関係性の中で如何に信頼してもらえる様になるか?という1点に尽きるのかも知れません。
手紙で心を届ける。
年末年始のきっかけでもあるし、『感謝手紙』私も取り組んでみたいと思います。
御堂筋イルミネーション
御堂筋イルミネーション

少し早めの2014年振り返り〜。

12月11日 雨のち曇

連日の忘年会ラッシュの合間、今日は中休みということで、事務所でしっぽりとデスクワークに励みました。

ここに来て、急ぎの案件というか、超切羽詰まった感じのオーダーを頂けるのは、きっと信頼を頂けている証なんだろう、と前向きに喜んでおります。。

 

昼前には今年最後のコーチングセッション、例年の如く今年の振り返りと来年の抱負を語りました。

12月も10日を過ぎると『今年最後の』ことがたくさん、いよいよ年末風情もクライマックスに差しかかって来た感じですね。

例年、同じ様な話題で締めくくる年末のコーチングですが、おなじ事を毎年繰り返すことで少しずつですが前に進んでいる事を確認出来たりします。

四辻コーチ、本年中は大変お世話になりました、来年も変わらず宜しくお願い致します。

 

そんなこんなで、お題目です。

今年は、チャレンジの年でした。

そして、チャレンジした数が多い分、達成した事も多かった気がします。

 

仕事の分野では、

■台湾に現地法人の立ち上げ&国外での現場施工

■食への取り組み、直栽培の為の農業研修スタート

■職人支援事業、職人向け勉強会の本格的スタート

の3つが大きな柱で、事業の目的=理念の実現へと確実な一歩を踏み出す事が出来たと思います。

 

プライベートでは、

■なんと言ってもフルマラソン完走!

■5年連続5回目の富士登山、オッサン10名無事下山。(無事登頂は9名でした、、)

■やっとこさ、ゴルフ六甲国際東コースにて100切!

と、肉体改造を終えた後の健康な肉体を満喫してよく運動した年になりました。(笑)

 

仕事も、プライベートも充実したとても良い一年となった、と言うのが今年を振り返っての素直な感想です。

幸せですね。(笑)

富士山5合目集合写真

 

備忘録として仕事の振り返りだけもう少し、

まず、台湾では法人立ち上げと同時に2件の施工を行なえた事で、現地の人達とのネットワークや現地でお手伝いしてもらえるスタッフにも恵まれ、来年に向けての足がかりをしっかりとつける事が出来たと思います。

とにかく、言葉も通じない、今まで縁もゆかりも、行った事も無い土地で一体どうなる事かと思っていましたが、やってみると何とかなりました。(笑)

台湾でお世話になった皆さん、ありがとうございました、李経理、来年も宜しくお願いします!

青田七六の玄関前で記念撮影

 

2つ目、食への取り組みはまだまだプロの農家さんにご指導頂きながら手探りで勉強させて頂いている感じですが、秋には念願の収穫祭を開催する事が出来て、ご参加頂いたお客様、ちびっ子達には大変喜んでいただけました。

子供達の笑顔を見て、「やってみて、良かった。」とつくづく思い、来年はもっと頑張ろうと俄然やる気を燃やしてしまいました。

キャルファーム大西さん、気張っていきますので今後ともご指導ご鞭撻の程宜しくお願い致します。

子供達みんなで昼食

 

 

3つ目、『職人起業塾』と言う名前で開催している毎月の勉強会はマーケティングの基礎を原理原則論、心の在り方と整合させていくグループコーチング形式の勉強会です。

昨年、社内研修の一環としてスタートしたときは確か受講者3名だったのが、1年を越していつの間にか毎回20名を越える大所帯の勉強会になりました。近隣だけではなく、遠方からも来られる同業の経営者や、協力会社の社長や幹部、その他異業種の知り合いの方等、参加者のバリエーションは幅広く、非常に面白い会になりました。
そして、一年間学んだ事を早速実践に落とし込んで結果、成果を出されている方が既におられるのを本当に嬉しく思っています。

ご参加頂きました皆さん、来年も地道な学びを続けて大きな飛躍を手にしましょ〜!(笑)

秋口からは1年間のカリキュラムをギュっとまとめた3回シリーズの基礎講座も開催し、こちらも近隣の同業者の社員さんがたくさん参加されてずいぶん盛り上がりました。

地域社会に少しは貢献出来たのではないかと思っています。。(笑)

職人の為のマーケティング基礎講座

 

このように冷静に一年間を振り返ってみると、数年前までは絶対にできっこない!と思っていたやりたかったことが着々と実現出来て来ており、実は自分の内面の変化に驚いています。

最近になって、『目標設定〜挑戦〜目標達成』の一連の流れがどのようにアプローチすればすんなりと進んでいくのか何となく分かって来た気がしています。

きっとこの感覚をコントロール出来る様にしっかり掴めば、いろんな事が大きく変わるのでしょう。

 

とにかく、公私ともに非常に充実した幸せな1年間を過ごさせて頂きました。

好きなよーにさせてくださいました、妻と娘、そしてすみれスタッフの皆さんに心から感謝致します、ありがとうございました!

心謝。

 

『寒い』は優しさからきた言葉。

2月10日 晴 愛する義弟の誕生日。(くまちゃんおめでとう)

連日の忘年会ラッシュもありますが、年末らしくなんだか気忙しい感じになってきました。

先週に急な打ち合わせが入り、やむなくドタキャンしたマーケティング部のミーティングを今日に変更するも、お客様宅での打ち合わせがおして、またもや大きく遅刻してしまいました。

あたりまえすぎるコトですが、約束の時間を守る事は確かに非常に重要です。

しかし、様々な関係性の中で私たちは生きており、突発的な事もあれば、思い通りにいかない事も多々あります。

また、約束は絶対に守る、と杓子定規に考えなくても融通を利かせて約束の変更をする事も出来るし、少しくらいなら許してもらえる関係もある。逆に絶対に約束を破れない関係性の人もいたりもしますが、、

ただ、親しい中にも礼儀あり、と言う言葉が示す通り、まあこれくらいは許してもらえるやろ、という不誠実な態度を取り続けると人として軽蔑される事になりかねないので、そこは注意したいと思います。

と、いいつつも、今日も社内のミーティングに遅刻してしまいました。。

「時間のマネジメントをちゃんとしたら会議に遅れるなんて事は無いはずや!」

と、これからは絶対にスタッフに対して厳しく言ったりせんとこ、と反省しながら帰社しました。(涙)

失敗を知る人は優しくなれる、と言いますが本当ですね。(苦笑)

優しさ、と言えば先日、娘に引っ張られてすっかり毎週見てしまっている関ジャニ∞の錦戸くん主演のドラマでこんな台詞がありました。

『寒い』は優しさからきた言葉。

寒いと言うのは冬の気温が低くて、という事ではなくって、面白くない、笑えない、くだらない時に比喩の表現として使う『さむ〜』というアレ。

全国的に使うのかどうかは分かりませんが、関西では日常会話の中で結構よく使います。

あまり、というか全く意識はしておりませんでしたが、ストレートに「くだらない」と言ってしまうのに比べて「さむ〜、」と言うのは優しい思いやりを少し含んだ言い回しです。とのことでした。

教育の現場ではよく『厳しい中にも思いやりのある』指導と言う言葉が聞かれますが、こんな日常のたわいない言葉の中にもちょっとした優しさを持つ事が大事なんだと改めて思ったり。

錦戸君演じる教師の言葉に、「なるほどね。」と、妙に納得、若者向けのTV番組も見てみるモノです。

貴重な娘との共通の話題も出来るしね。(笑)

くだらない、と思う様な事も少しの優しさで、学びや気付きになったりするのかもしれません。

心に刻む日章丸事件。

12月9日晴れ

今朝も明け方は冷え込みは厳しかったですが、いい天気。お天道様が昇ると一気に暖かくなりました。

昼から今日も北へ北へとちょっとしたドライブ。

漆喰仕上の接骨院
漆喰仕上の接骨院

大恩あり、ベンチマーク企業としてリスペクトしている先輩、岸野社長にお声がけをいただいて工事の現場打ち合わせに向かいました。

いつもは全国の同業者さんにご協力やお願いをすることばかりなので、めったにない「手伝って〜」と言っていただける機会は俄然張り切ってしまいます。(笑)

恩返しがしっかりできるように現場で結果を出したいと思いつつ現地に行きましたが、結局大スパン高気密高断熱自然素材の実際の事例を見ながらディティールについてのご説明をいただくせながら勉強会になってしまいましたが、、(笑)

岸野社長、いつもありがとうございます。

漆喰作りの接骨院
漆喰作りの接骨院

さてお題目は今更ながらとゆうかベストセラーとして大ヒットしてから随分経ちますが最近読了した小説のご紹介。

海賊とよばれた男(上)
海賊とよばれた男(上)

『士魂商才』と言う言葉は今の日本の企業の多くに当てはまるかと言うと非常に疑問ではありますが、私は大好きな言葉であり、古き良き日本人の商売に対する考え方こそがこれからのマーケティング理論の根幹になると思っています。

『大家族経営』 『人間尊重』 『黄金の奴隷にたるなかれ』『事業は金儲けの為ではない』との精神論を頑なに守り続けた全くゼロからスタートした企業が日本を代表する大企業に成長した顛末を綴った小説は、大きな感動と勇気を与えてくれました。

特に、私たちの世代では風化しつつある、世界をあっと驚かせた日章丸事件の細やかな描写は胸を踊らしながらのめり込むように読みました。

目先の利益に囚われず、大局を見てなすべきことを命をとしてでもやり遂げる。

曲がりなりにも経営者として、と言うよりも日本男児としてかくありたいと心底思いました。

史実に基づいて書かれてあるとは言え、そこは一応小説。脚色が全くないことはないとは思いますが、読み物としては最高に面白かったです。

まだ生まれてない方はぜひご一読を強くお勧めします。

海賊とよばれた男(下)
海賊とよばれた男(下)

参考までに、、

メジャー支配に挑戦した「日章丸事件」

1953(昭28)年3月、出光は、石油を国有化し英国と抗争中のイランへ、日章丸二世を極秘裏に差し向けました。同船は、ガソリン、軽油約2万2千キロℓを満載し、5月、大勢の人の歓迎を受けて川崎港に帰港しました。
これに対し、英国アングロ・イラニアン社(BPの前身)は積荷の所有権を主張し、出光を東京地裁に提訴。この「日章丸事件」は、法廷で争われることになりました。裁判の経過は連日、新聞でも大きく取り上げられ、結局、アングロ・イラニアン社が提訴を取り下げたため、出光側の勝利となりました。 イラン石油の輸入は、その後、イランにおいてメジャー(国際石油資本)の結束が再び強化され、1956(昭31)年に終了しました。
しかし、この「事件」は、産油国との直接取引の先駆けを成すものであり、日本人の目を中東に向けるきっかけになりました。また、敗戦で自信を喪失していた当時の日本で、国際社会に一矢報いた「快挙」として受け止められたことも歴史的事実です。
出光興産会社沿革より抜粋