ノリと勢いの危険性。

12月9日 晴

晴天
晴天

どんどん『ドツボ』にハマっていく・・・

年末の慌ただしい季節に降って湧いたPCトラブルはMacの優秀なサポートセンターの陰でなんとか収拾をつけることが出来た、と思いきや、メモリーはスッキリと整理されたなー、とデスクトップ上に置いていた目先で作業する為のフォルダを開いてみると、にゃんと!pptの資料と画像の一切合切が全て無くなっているというとんでもないことになっていました。

おいおいおいおいおい、

と、PCに向って、一人ツッコミを入れながら、バックアップを取り出そうと外付けハードディスクの中を見てみると、にゃんと!そこも空っぽ。(涙、)
慌てて、Apple社のカスタマーセンターに連絡すると、「そんなことはしない筈ですから」とやたら強気なオペレーターのおねいさん。「いやいやいやいや、無くなってますって!」と半べそをかきながら復旧のお願いをしました。

きっかけは、iPhoneの画面を割ってしまったこと、修理に出す為にPCにバックアップを取ろうとして、メモリーがいっぱいになっていることに気付き、整理に乗り出して失敗、Macサポートセンターにメモリを空ける作業を依頼したら、メールアドレス、画像、pptが全て消失、完全に負のスパイラル、というか関西で言うところの『どつぼ』にはまり込んでいってます。。

最終的になんとかなるのでしょうか。。

 

 

ノリと勢いの功罪。

人生は(大小に拘らず)常に選択の連続です。
毎日、一瞬一瞬小さな選択を繰り返すのですが、瞬時に判断がつかないことも結構あり、その時人はどうするかを大まかに分けると、

1.選択するのをやめて熟考。と言うか、とりあえず問題を先送りする。

2.ノリと勢いで選択する。 

の2つに分かれると思っています。

先送りしても良いモノもあれば、出来ないものもあり、セールスノウハウに長けた営業系の会社、またはセールスマンは先送りすることによって利益を失う仕掛けを作ることによって、ノリと勢いで、「えいやっ」と顧客に選択することを強要します。推奨します。(笑)

そのことの全てが悪いとはモチロン言いませんが、ノリと勢いで選択した場合は後悔することが多いのは私自身の経験則からいうと、圧倒的に多いのが正直なところで、今回勃発したPCデーターが吹っ飛んだ事件も、時間に追われ、確認を怠り、バックアップを取っているから大丈夫だろう、という願望にも似た思い込みがその端を発していることは明白です。(涙)

日本一のメルマガ発行人のFさんは、ご自身の(自称高額)セミナーやコンサルティングへの募集告知の際に、よくノリと勢いが大事です。と書かれてあり、確かに思い切らないと申し込めない様な金額のサービスを提供するにはそうゆう煽りが必要なのかも知れません。

しかし、その高額サービスに申し込んだ人の感想をどっさり公開して、それだけの価値があることの証明を同時に行なうことで、単なる煽りではなく、迷っている人の背中を押して、良い方向に導くのだという固い決意が垣間みれ、「ノリと勢いが大事ですよ。」という言葉がうさんくさく無くなってしまっています。

 

 

ノリと勢いが未来を食いつぶす。

翻って建築業界に目を向けてみると、時代の潮流にうまく乗った会社は勢いづいて、どんどん集客して、ジャンジャン受注を重ねます。
少し前ではローコスト住宅で九州から全国展開して地場の工務店からすっかり住宅メーカーになったT社がありましたし、最近では地域ビルダー出身の工務店だったI社が高断熱高気密をウリにして大手住宅メーカーのトップに踊りでようとしています。
元々は注文建築で一戸ずつ丁寧なものづくりをしていた筈の会社も規模を大きくしていくと、販売棟数、利益重視の営業色の強い会社になっていくのはどうやら世の常で、この会社では今、設計申し込み契約をしないとプランも作らないし、見積りもしない、と言うスタンスになっています。

購入者としては、一体いくらかかるか分からないうちに設計契約とはいえ、100万円もの大金を支払うには、躊躇もするでしょうし、おいそれと判断するのは難しい様な気がします。
しかし、「住宅の取得なんてノリと勢いが必要ですよ」と勢いづいている会社の営業マンに言われると、背中を押されたように契約する人は結構いるようで、他の住宅メーカーの追随を許さないくらい、性能を高めた住宅商品を武器に爆発的に受注を増やしている様です。

その結果、吉と出るのか凶と出るのかは分かりませんが、1つ言えることは、『ノリと勢いで判断すると、後悔することは圧倒的に増える』ということ。
本来、住宅事業は建物を作るまでが仕事では無くて、そこで長年住まう人の満足出来る暮らしのお手伝いがどれくらい出来るかだと思います。

ノリと勢いで申し込み→高額な見積り提示→なんとか資金調達→建物の完成

一生で一度かもしれない高額な家という購買行動がこれでは、非常に危なっかしい様に思えてなりません。

 

なんの為に?という問い。

私たちすみれでは、見積りやプラン等の前にまずは将来設計から鑑みて、毎月支払える住宅費用の算出、確認をまず行ないます。子育てや家族の楽しみ、老後までの大まかな予定を見て、絶対に安心出来ると思えるランニングコストの枠の中で、資金計画を立てて、それに見合った大きさ、カタチ、仕様の家づくりをしませんか?という提案です。
なんの為に家を建てるのかと言う問いがそこにはあります。

こんな手順を踏んでいてはたくさんの受注は獲得出来ませんし、売上げも大して上がりません。
しかし、少なくとも一生に一度の買い物をして、後悔した!と思われる様なことにはなりませんし、情報革命の真っ最中と言われる今の世の中は悪評が立つ事は会社の存続に関わる重大な問題だと考えると、将来は決して暗くはありません。
むしろ、ノリと勢いで販売を伸ばしている大手住宅メーカーの方がヤバい様な気がします。

 

 

逆説は所詮逆説。

世の中には色んな意見がありますし、それぞれに正しいのかも知れませんが、心に留めておきたい事は、『逆説は所詮逆説』であり、正論、定説をよく理解していて初めて耳を傾ける価値があるのだと思います。「ノリと勢いでいけ!」なんて危なっかしいに決まってますし、十分にリスクを理解して納得した上で最終的な判断としてノリで行っちゃう事は良いのかも知れませんが、そこをよく考えずに判断したら、ろくな事にならないのなんてアタリマエではないでしょうか。

自戒を込めて。(苦笑)

 

おまけ、

夜は今年最後の書道教室でしたが、PCトラブルの余波でボロボロ。。。

来年からまた心機一転、(普段から慎重に状態を整えて、)精進しようと誓う夜となりましたとさ。

今年最後の書道教室
今年最後の書道教室

 

 

 

Appleかそれ以外か、に思ふ卓越の戦略。

12月8日 快晴

昨日に引き続き気持ちいい青空が広がりました。

伊川の朝
伊川の朝

が、私の心の中はどんよりと曇り模様、、

というのも、昨日突然降って湧いたパソコントラブルに見舞われて、Eメールや写真のすべてを失ってしまったまま普及の目処も立たないまま朝を迎えたのでした。
かれこれ4年ぐらい前にノートパソコンをMac Airに変えてから、全くなんのメンテナンスもしないまま、テキトーに使い続けて来た私が悪いというか、PCに関する基礎知識、スキルの無さに我ながらホトホト呆れるというか、、長年のツケが一気に爆発してしまった感じです。しかもこの忙しい年末に。。

それにしても、バックアップを取っているから、と油断して、一杯になってしまったメモリーを空ける為にざくざくとPC内の断捨離を行なった、一瞬のあまーい判断がこんなに大事になってしまうとは、夢にも思いませんでした。
『割り切りは心を弱くする』とよく良いますが、忙しく時間に追われる等して、心に隙が出来る、もしくは心が弱い時に丁寧な姿勢を忘れて割り切った行動に出てしまうのだと、反省と共に改めて気付かされることになりました。

トホホ、、

 

 

Macのサポートセンターの実力

そんなタフな状況の中、救いはMacのサポートセンターが夜中遅くまでやっていて、アドバイスや復旧作業を手伝ってくれること。(モチロン有料です。苦笑)
コールセンターに電話してみると、(多分アメリカの)オペレーターに繋がって、(バカがつく程)丁寧な若干カタコトな言葉遣いで親切に対応をしてくれます。

そして!夜中にも拘らず、インターネットに接続して暗証番号のやり取りをすると、(多分アメリカから)パソコンの遠隔操作を行ないながら問題の究明をしたり、復旧の作業をしてくれたりします。

朝の時点では全く改善出来ていなかった不必要なバックアップデーターの削除も夜にはなんとか片付けてくれており、自分でいくら考えても出来なかったことが、事務所のデスクにPCを置いていただけでサッパリと済ましてもらえることが出来ました。

頼りになるサポート体制が整っていると言うのは、なんて素晴らしいんだろう!と感動すら覚えましたし、流石株式時価総額世界一の企業はレベルが違う。なんて思いましたが、一番の問題のEメールアドレスのデーターの復旧は結局出来ていないまま、これといって報告も無く、そこはほったらかしになってしまっているギャップに文化の違いと言うかなんというか、、若干の違和感を抱えたまま、再度の連絡をするかどうか迷っています。。

 

 

 

競争優位の条件

そもそも、モバイルパソコンは5年くらいが寿命だと考えると、そろそろモノ自体の買い替えも考えなければならない時期に来ています。
機械自体を新品に買い替えて、この機に根本的な解決を図りたいとも思うのですが、今回の出来事を鑑みて、どうもすぐに判断が出来ません。
世界一の企業の卓越のサポートサービスを受けてなお、正直悩んでいます。

Macに別れを告げて、Windowsに戻ろうか、と思う理由は、

  1. IT用心棒をお願いしている高橋君にはやっぱりWindowsに戻るべきだと言われた。
  2. Macの扱いは実は難しいという事が分かった。
  3. Apple社製以外でも洗練されたデザインのPCが多く発売されている。
  4. やっぱり、Macは重たい
  5. 身近に詳しくアドバイスをくれる人がいない。
  6. Appleストアが神戸に無い!
  7. そもそも、会社の中は全部Windowsを使っている。

 

以上の問題点に対して、再度Macを買い直そうか、と考える理由は、

  1. Macのサポートはしっかりしている。
  2. 私の使い方さえもう少し丁寧にすれば問題なく使える気もする。
  3. 見た目は絶対Mac Airが一番
  4. 価値観が似ているな、と思う人はみんな(言い過ぎか、)Macユーザー
  5. iPhoneをこれからも使い続ける予定なので相性は抜群
  6. 立ち上がりが早いことでずいぶんと助かった、ストレスが少ないのは間違いない。
  7. スティーブ・ジョブズを尊敬している

と、こんなところ。

 

 

Macか、それ以外か。

以上の理由で非常に迷っている訳ですが、自分で諸条件を書き出してみて、おや、と気付いたことがあります。

というのは、Apple社は世界一の企業であり、Macはその主力商品の1つです。
Windowsはマイクロソフト社の商品ですが、パソコン自体の選択は他社製品であり、私の場合、多分日本製のモノを購入します。要するに、Macかそれ以外の全てか、という選択肢になっている訳で、その卓越性はもの凄いことになっています。(あくまで個人的感想です)

それほどの実力、信頼、デザイン、アフターサポート、シェアを誇りながら、私が他社に乗り換えようか、と思う最も大きな点は、『信頼する人が他社製品を進めてくれるから』の一点であり、実はその他の問題なんか、今までもあったことで既にそれを乗り越えてMacユーザーになって来たわけですから、実際問題としては大した問題ではないのです。

 

卓越の戦略の本質

Macが世界で認められた絶対的優位性は高砂の片田舎でひっそりと営業している(失礼、笑)若い個人事業主の意見に負けそうになっていると言う事実は、(自分ごとながら、笑)非常に重要な事を示唆してくれていると思います。

ジェイ・エイブラハムが提唱した『卓越の戦略』は事業規模の大きさに関係なく、と言うよりもむしろ、小規模事業の方が活用しやすく、また効果性を発揮しやすいという事。
ジェイは「恋人に接するように顧客に接しろ」と言いました。まずは顧客の利に貢献することを考え、行動することで、信頼を得て、将来の売上げ利益を手に入れることが出来ると。

Appleサポートセンターのカタコトの親切なオペレーターの女性も(意志の疎通が出来ているか疑問も残りつつも)決して悪くは無いのですが、どんなに丁寧に話しても、毎月来社してくれて全てのソフト面、ハードのチェックをしてくれて、半年に一度PCの分解清掃のサービスまでしてくれる人には適い様がありません。

小さな会社程、大きな可能性を秘めているのだと、(もちろん自社も含めて)小さな勇気を与えられた、そんな出来事になりました。

結局、PCは何に買い替えるかは来年のお楽しみです。(笑)

不断の努力は普段の努力。

12月7日

今年最後の月もあっという間に1週間が過ぎ、毎日バタバタと走り回るうちに今年も終わってしまいそうです。
別に年が明けるからと言って世界が終わる訳でなし、いつもと同じ日常を粛々と過ごせば良さそうなものですが、やっぱり何となく区切りには片付けることは片付けてサッパリとしたいもの。

ここに来て慌ててしまうのはやっぱり普段の暮らしに『整える』と言う観点が足りないのかしら、と反省してしまいます。。

 

晴天の伊川河川敷
晴天の伊川河川敷

仕事がてらのサイクリング

神戸の週明けの月曜日は最高の天気からスタート。朝、アイドル犬チャックと散歩に行くと、これ以上無いというくらいの青空が広がり、なんだか身体がウズウズしてしまいました。

本日の予定を見ると、お引き渡しを控えた大屋根のsumikaのお施主様検査を中心に神戸〜三宮界隈をあちこちと廻ることになっており、(あまりのいい天気に)車で出掛けるのをやめてトレーニングを兼ねて自転車で出掛けることにしてみました。

 

大屋根のsumika
大屋根のsumika

お施主様立会の検査も滞り無く終えて、現場周り。

すみれの担当者も各職方さんも良い汗かいてくれてました。

生田新道店舗工事
生田新道店舗工事

現場や役所を廻って帰りには須磨海岸の海沿いで一服。(笑)

『猫の額』と言われる海と山に挟まれてた狭い街、神戸で暮らしていることの素晴らしさを噛みしめて、帰途に着きました。

須磨海岸
須磨海岸

 

仕事でも自転車に乗る理由

毎年少しずつ早くなって来ている感のある忘年会ラッシュ、11月の半ば頃から続いている暴飲暴食週間(月間?)のツケが溜まって来て、現在体重は2kg増、体脂肪も6%!も増えているということで、カロリー摂取と消費のバランスを考え直さないといけないなー、と思っていたところだったので、丁度良かったかも知れません。

4年程前、40歳半ばに差しかかり、急激な体力の衰えを感じることがあり、そもそも肝臓に疾患を抱えていたのもあって、最後のチャンスと思い肉体改造に取り掛かりました。
とは言え、煩雑な毎日を過ごしている中で、定期的にトレーニングジムに通ったり、スイミングに通ったりするのは至難の業で、実際、それまで何度も挫折して来たこともあり、無理なく出来る範囲で取り組んでみることにしました。

始めたのは、毎朝5分間だけの筋トレと、日曜日の午前中を使っての毎週一回の有酸素運動、初めはウオーキングからでした。

当たり前ではありますが、たったそれだけで大きな変化が見られる訳はありません。
しかし、なんにもしていなかった今までと比べると確実に運動量は増えているのだから、そのうちきっと何らかの成果が現れると思い、続けてみたところ、1年程して身体に大きな変化が見られるようになりました。毎日コツコツとした地味ーな肉体改造に取り組み始めて2年後には体重は15kg落ちて、体脂肪は一桁、3年後にはフルマラソンを完走出来るようになり、おまけに若いときから悪かった肝臓はすっかり良くなって、なんと700以上あったγGDP値は健康体の基準値の60台に下がりました。

そんな小さな成功体験を持っている訳ですが、今日、(天気が良かったのはありますが、)仕事であちこちを廻るのに60km近く(笑)自転車で出掛けようと思ったのは、チャンスがあればいつも身体を動かそうと意識を変えたからに他なりません。

 

 

出来ないことは心が止めているだけ。

セミナーや勉強会の講師を勤める際にいつも最後にお伝えるのは、意識を変えることから全ては始まる、まずは意識を変えませんか?ということであり、それは社内で現在行なっているスタッフとの個人面談でも同じです。

ヒンズー教の教え

『心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる』

意識、考え方を変えるだけで、不可能だと思うことを可能に変えることも多くあります。
そして、それと同時に重要なことは、意識を変えるとは普段から、ということ。

普段の意識が、習慣化に繋がり、継続する力を身につけることにとなり、不断の努力を可能とする。自分自身の体験から、それを懸命に伝えるようにしています。

大ちゃん、分かったか、たのむで。(笑)

須磨の夕日
須磨の夕日

 

 

 

現場の力@経営方針発表会

12月5日 晴れ

忘年会ラッシュは続く。

昨夜は建設職人甲子園の今年最後となる集まり、忘年会にスタッフのイッペーと大ちゃんと一緒に参加。私は連日の飲み会でひきかけた風邪がイマイチ良くならず、若干テンション低めでしたが、熱い志を持つ経営者や職人と触れ合える機会ということで行ってきました。一緒に行ったメンバーは色んな職種の同年代の職人さんと意気投合、仕事について熱く語り合う場を堪能してくれていた様でした。

経営方針発表会
経営方針発表会

 

他社さんの経営方針発表会に初参加

今日は昼から、近所にある飲料水のベンディングサービスを行なっておられる株式会社タイガー社の経営方針発表会に参加させて頂きました。
ゼロベースに立ち戻って学び直すキャンペーン継続中という事もありますが、他社さんのこのような、いわば社内行事に参加したのは初めてで、非常に新鮮で、かつ大変勉強になりました。

冒頭の社長の来期の経営方針発表に続き、各セクションの責任者がそれぞれに前期の分析と来期の目標、所信表明を行なわれるのを聞き、それぞれが責任感と主体性を持って計画を立てられているのを目の当たりにして組織として成長していくロジックを垣間みさせて頂いた気がします。

次長の総括の後は第二部として小グループに分かれてのディスカッション。
お題目は『幸せについて』過去、現在、未来の仕事とプライベートについて考えるという非常に深い内容で、私たち来賓(と呼んで頂いてた、笑)もそのグループに混ぜてもらって、一緒に幸せについて考えてみました。

 

 

「よおけ稼いで、みんなで幸せになろ」

タイガー社の東社長は社員の皆さんに事あるごとにそう呼びかけられるとのことですが、ふとしたきっかけで、「幸せってしょっちゅう口にしてるけど、自分の思っている幸せと、社員が思っていることと違うんじゃないか?」と思ったとのことで、それが問いかけとなり、今日のディスカッションになったとのことでした。
経営者と社員の思考や意識は全く違うとは言いませんが、やはり少なからずギャップがあるもので、そのギャップを埋めれたら最高ですし、埋めれないとしてもそれを認識することは非常に重要だと思っています。

タイガー社の経営理念は、

『喜びを分け合い、幸せを共有しありがとうで溢れる会社を築こう』

であり、その経営理念の根底にある『幸せ』の定義を皆で考え直すことは、全員で事業の目的に向って邁進する方向性を示すものだと感じた次第です。

 

 

現場の力こそ企業の未来

タイガー社はサービス業であり、私たちのようなモノづくりの会社ではありませんが、実際はルートマンが朝早くからトラックに乗り込んで市中を走り回ります。その意味においては私たち工務店と同じ労働集約型企業であり、労働者が顧客接点であると言う点も非常に似ていると思います。

そのハードな業務をこなすメンバーを中心にしてこのような経営方針、そして理念の共有、理解を深めるディスカッションを通じて、顧客へのサービスの重要性やそこから生まれる付加価値が自分達の幸せに直結しているロジックを浸透されている皆さんの姿を見て、なるほど、兵庫県下No1を目指せる企業なのだといたく納得させられました。
そして、その考え方は私たちが長年取り組んで来た職人の意識改革が顧客接点強化に繋がり、将来の売上げを作り出すと言う考え方と全く同じです。

ちなみに、すみれが理念として掲げているのは、

『建築業を通して地域社会に貢献する』

であり、地域社会とは、まずはスタッフのことを指しています。
要するに、事業の目的はスタッフの幸せから。こんな風に書いてしまうと、顧客に叱られそうですが、顧客に貢献するには、スタッフがいてくれて、良い仕事をしてくれてこそ、と考えるとまずはスタッフが安心して気持ち良く働ける職場を作ることが第一義になると考えています。
創業時から掲げて来たすみれのミッション、『職人の社会的地位の向上を図る』というのもその考え方に由来しており、「ずいぶん身内びいきの顧客を見ていない会社やな、」と批判されることも多いのですが、スタッフの犠牲の上に、安くていい仕事を提供してもなんの意味も無いと思っています。(またバッシングされるけど。。)
本日学ばせて頂いたことを糧に、そんなことも改めて再度スタッフに伝える時間を持ってみることにします。

東社長、本日は本当にありがとうございました。

大変勉強させて頂きましたし、必ずや自社に取り入れて成果に結びつけてみたいと思います。

心から感謝致します。

心謝。

神仙閣
神仙閣

 

神戸ラーメン紀行Vol.133

12月4日 晴れのち曇り

香里園の里山モデル
香里園の里山モデル

 

今年最後の新住協研修会の後、、

昨日は高断熱高気密工法を研究するマニアックな団体、新住協関西支部の今年最後の研修会&忘年会でした。

増えに増えた参加者は70名にも膨れ上がり、TOTO梅田ショールームの研修会場は超満員、少し遅れた私は、テーブル無しの立ち見(ではありませんが再後方の壁際)の席。
時代の要請を感じさせる凄い熱気でした。

この人数が集まる理由の一つは関西の断熱のトップランナーであり、カリスマと言われるダイシンビルドの社長でもある清水支部長の人気のようで、名古屋や静岡、遠くは会津からと遠方からも多くの参加者がみえました。久しぶりにお会いする方もおられ、忘年会の後の二次会でも痛飲、とうとう清水さんの自邸兼モデルハウスに宿泊させて頂くことになってしまいました。(苦笑)

新住協関西支部研修会
新住協関西支部研修会

清水社長、ありがとうございました。桑名社長、久しぶりにお会いできて楽しかったです。
とにかく、年末って感じです。。

image

 

久しぶりとなる、神戸ラーメン紀行Vol.133

さて、毎日色んなことがあり、ブログに書くことに事欠かず、ついつい先延ばしにしておりましたラーメンブログ、久しぶりにアップしておきたいと思います。
ラーメンファンの皆様、お待たせ致しました。(笑)

 

串!!かいせい!! 単なる醤油ラーメン 2/3 450円
高橋 剛志さんの写真
 まずは昨夜の香里園での〆、なぜか串カツ屋さんでラーメン、裏メニューの様でしたが、別に無くても良いのでは?他に美味しい、希少な(笑)メニューがイロイロとありましたし。
 つけ麺 上方屋 五郎ヱ門 豚骨つけ麺300g 930円
高橋 剛志さんの写真
 梅田のグルメ横町の人気店、昼時はいつも行列ができています。
濃厚なつけ汁は満足感ありますが、喉が渇きます。200gでもいいかも知れません。(笑)
極とん 駅前店 備後 極とんラーメン 650円
高橋 剛志さんの写真
 お次は広島で店舗展開を急激に広げている模様の地元ローカルチェーン店。
学生さんで一杯でした。
スタンダードなトンコツはよく煮込んで臭みをいい塩梅に取り除いていました。
劉家厨房 ニラもやし辛ラーメン 850円
高橋 剛志さんの写真
 最近、夜の三宮の〆で大活躍のお店はラーメンだけでなくサイド?メニューも秀逸。
ちょうどいい辛さのスープは全体通して出汁の取り方が上手なのでしょう。
汁そば処 ちょぼいち 鶏がら白湯 750円 細麺
高橋 剛志さんの写真
神戸市役所に行った際はつい立ち寄ってしまうサンチカ神戸麺ロードのNO1店、
スープもですが、とにかく、高級柚胡椒に並々ならぬ拘りを感じます。
抜群の相性です。
 劉家厨房 あっさり蒸し鶏塩ラーメンパクチーラーメン
高橋 剛志さんの写真
先ほどに続いて2杯目の登場。三宮で〆ることが頻繁にあったってことですね。笑
やっぱり、名物はパクチーラーメンですが、バリエーションも何種類かあるのです。
東神麺 ポタージュラーメン こってり 750円
高橋 剛志さんの写真
独自の世界を切り開き続けるお店の以前から気になっていた一杯。
確かにポタージュ味ではありましたが、、トンコツスープの風味が結構強く、ポタージュ風と言う方が適切な感じ、まろやかさは女性におススメです。
 麺家 アツアツトンコツつけ麺 580円
高橋 剛志さんの写真
ご存知、明石駅構内の立ち食いそばの新メニュー、
期待通りというか、思っていた通りというか、良くも悪くも裏切らない一杯でした。笑
横浜家系ラーメン 壱角家 油そば全部のせ(^_^;) 1000円
高橋 剛志さんの写真
東京駅八重洲口で最も遅くまで開店していたお店。
夜中に全部のせ、単なる勢いですが、スープが無い分そんなに重たく無かったような、、
正直、あまり覚えていまてん。(苦笑)
ラーメンたろう 三宮店 上ラーメン800円
高橋 剛志さんの写真

神戸人に根強い人気を誇るたろちゃん、既に全メニュー制覇していると思いますが、残っているならこれか、と思って注文した一杯。
安定の品質です。

 以上、今日のラーメン紀行はここまで。
ごちそうさまでした。

職人不足問題、根本的解決の糸口。

12月3日 雨のち曇り

今朝は寝坊した娘を学校まで送り届けるバカ親ぶりを発揮した結果、朝のルーティーンを崩してしまい、何となくドタバタとしたスタートとなりました。

「もうえー歳やねんから、自分の責任で好きなだけ遅刻したらええやん、自分の人生やろ」

と、喉まで出掛かった言葉をぐっと飲み込んで、校門前でいってらっしゃい。と笑顔無く見送りました。
ま、こんなことで愚痴れるのもあと数年、滅多に無い娘との接点ということで、バカ親を続けようと思います。本人の為になるかどうかは微妙ですが、、

 

 

日本初の大臣認定取得!

さて、Facebookでは昨日紹介して、非常に多くのお祝いの言葉や励ましのコメントを頂きましたが、念願のアレ、とうとう手元にやってきました。

厚生労働大臣認定書
厚生労働大臣認定書

『職人起業塾』が厚生労働省大臣の認定を受けて、ものづくり人材育成助成金を利用して受講出来る認定書です。

もともとはと言えば、スタッフのよーへーが独立するにあたり、経営の勉強をしたいと言い出したのがきっかけで、それまで社内研修で単発ながらも延々と続けてきた原理原則論を順序立てて伝えるべく始めた勉強会が「職人起業塾」です。

それが、少しずつ口コミで広がって取引先や、近所の同業者の社長、それらの知り合いを介して異業種の経営者が集まるようになり、日本最大の工務店業界団体であるJBNの下部組織「京阪神木造住宅協議会」から「研修事業としてやってもらいたい」というオファーをいただき、今回、厚生労働大臣認定事業としての申請を行いました。

この度、晴れて国が職人を始めとした現場実務者向けに技術的なことではなく、意識改革、マーケティングの基礎知識を学ばすことに国費を使う認定を下ろしてくれたという事です。
今回の様な大工を始めとした職人、もしくは現場監督といった現場実務者向けに技術ではなく意識改革、マーケティングマインドの浸透を目的とした研修事業は今まで一切認められて来ませんでしたが、ようやくここにきて絶滅しかける職人の育成事業に国が本腰を入れなったのだと思います。

大工は絶滅の危機!?

このブログで何度も書いてきましたが、日本のモノづくりを支えて来た建築職人は減少の一途を辿っています。関東地方を筆頭に各地で職人不足問題が噴出し始めて、婦人服のしまむらでは、職人不足による工期の遅れが影響して事業計画の出店の40%が出来なかったと言う報道もありました。
国土交通省をはじめとする各省庁も漸くこの問題の解決に本腰を入れざるを得なくなったのが、今回の認定に繋がったと思っています。

とは言え、国として今まで全くなんの対策も講じて来なかった訳ではありません。多額の国費を投じて『大工育成塾』なる若者を入職させる為の国家プロジェクトも13期も続けてきました。しかし、それらの施策は全く奏功しなかったのが残念ながら現状で、今では若年層(未成年)の大工見習いの人口は2000人を切っていると言われています。
単純計算で各都道府県に割り振ってみるとひと県あたり、なんと40人程度です。型枠大工を除いた造作大工の平均年齢は50歳後半から60歳と言われていることと合わせて考えると、10年後の建築業界は悲惨どころか、破綻してしまう数字です。

 

どっかりと横たわる根本的問題。

この様な深刻な問題は目先の対処ではなく、根本的な解決へのアプローチが必須なのですが、国はその施策を打ち出すことが出来ませんでした。その理由は、最も重要な一つの視点が抜け落ちていた、もしくは分かっていてもどうすることも出来なかったのです。

その視点とは、若者が大工になりたい!と思える様な魅力ある職業にする為に、そして若年層の大工を受け入れても育てる間の費用を賄える『稼げる大工を育てる』シクミづくりです。

そして、この問題をさらにややこしくしているのは大工を育成する担い手がいないこと。
まとめると、

  1. 大工育成を大工が出来なくなった。大工の賃金の低下で掃除しか出来ない見習いの給与をろくに払えない。
  2. 大工に代わり大工育成を担うべき工務店は大工を下請け外注にしている会社が殆どで、大工の年収を上げること、稼げる大工に育てることは利益に相反する。
  3. そもそも、建築業界に将来的な売上げを稼ぐ方法論、手法が共有されていない。

 

 

問題解決の根本的アプローチ

これらの問題を根本的に解決しなければ、若者は大工になりたいと思わないし、その親も良しとは思いません。現状は、学生を卒業して大工になりたい、と子供が言たとしても、そんな不安定な仕事は辞めておけ、と止められるのがオチ。
近い将来大工は絶滅してしまいます。
これを、まとめて解決するのがすみれ本社で行なってきた『職人起業塾』の取り組みです。

  1. 大工を正規雇用、社員働くことでとしてキャリアアップの一貫として若手の人材育成が業務になっている。(若手が育てば自分の仕事は楽になり、売上げも増える構造)
  2. 大工がマーケティング理論を学び、経営者感覚を持って現場に従事することで、現場顧客満足を得て、次の受注を穫って来るシクミ。
  3. モノづくりの本質を守る『職人を守り、育てる』理念のもと、社員大工の独立起業を支援することで、お互いに協力し合えるグループの形成をめざす。
  4. 世界一の呼び声も高いマーケターの理論体系を元にした原理原則に基づいた持続出来る職人向けのマーケティング理論を公開、共有し将来の売上げを作るシクミづくりを毎月の勉強会として開催。

 

 

職人不足問題解決の糸口

この度、京阪神木造住宅協議会を事業主体として、この『職人起業塾』が大臣認定の研修事業となったことで、職人を正規雇用して、安心して働ける環境を整備し、国の助成金を活用して稼げる大工になる為のカリキュラムを受講出来るシクミが完成したのは、これまで解決の糸口が見えなかった職人不足問題の根本的解決へ一石を投じることになったと思います。

この、国の後押しをもらい、職人を育てる流れが全国に波及して、各地で同じ様なシクミを利用して根本的な解決への取り組みが進む工務店が増えていけば、日本の大工人口の絶望的な減少に歯止めをかけることができる可能性があると思っています。

同じ志を持つ同志を絶賛募集しておりますので、研修事業にご興味がある方お気軽にお問い合せを頂ければと思います。

研修事業HPはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

京阪神木造住宅協議会HPはこちら→http://keihanshin-mokuzou.jp

すみれ開催の無料勉強会へのお問い合せはこちら→http://sumireco.co.jp/question.php

 

おまけ、

今日は昼から高断熱高気密住宅のマニアックな技術系の研修会に参加してきました。
省エネ志向がすっかり世の中に定着したこと、建築基準法が改正されて住宅性能が法的に高くしなければ建てられなくなる時代の要請でしょうか、どんどん会員が増えて今回も超満員の満員御礼状態でした。

高性能の住宅は設計と施工の両方の技術力の結晶という事もあって、意識の高い工務店経営者が多く見えます。
ちなみに、関西の断熱のカリスマと呼ばれているダイシンビルド清水社長をはじめ多くの会員工務店が職人起業塾に賛同、参加してくれています。

切磋琢磨!工務店の新時代への幕開け、気張って行きましょう!

新住協関西支部研修会
新住協関西支部研修会

芳村思風とOne World

12月2日 快晴

大屋根のsumika
大屋根のsumika

今日も晴天、何か良い予感のする朝でした。

今日はすみれ事務所は定休日でしたが、私は引き渡し前の大屋根のsumikaの設計事務所検査と外構の打ち合せ、店舗工事の完了後確認に、次に着工する新築工事の現場確認と昨日に引き続き建築屋らしく実務に励みました。

いい天気にも恵まれて、快調に走り回りました。(笑)

大屋根のsumika
大屋根のsumika

喜多川泰シリーズ。

さて、今日は少し久しぶりとなる書籍のご紹介、ひょんなきっかけでご紹介いただき、こつこつと読み進めている喜多川泰さんのずいぶん前に出版された1冊です。
私の読み終えた感想は、私が長年学び続けて来た世の中の真理、原理原則、人生を良きモノにするヒントが非常に読みやすい爽やかなストーリーの中にちりばめられてある、喜多川泰ワールドの入門編としては非常に入りやすい良い一冊だと感じました。

この本の紹介をしようと思ったきっかけは先日の知的資産経営ウィーク2015のイベントで行政書士会に呼ばれた際の斉藤社長のワークを受けて。
建設職人甲子園OSAKAの理事長も勤められている測建の斉藤社長は、人間力を高める価値観教育を社内で行っておられ、それが自社の知的資産と言う説明をされました。
その実例として自社で行われているワークを参加者の皆さん相手に行われて、私も参加させていただきました。
そのワークとは、感情論哲学者の芳村思風の「生きるとは」を読んで感想を述べあうと言うもの。

題材はこちら、

芳村思風 生きるとは。

『生きるとは』

人間において生きるとは、
ただ単に生き永らえる事ではない。
人間において生きるとは、
何のためにこの命を使うか、

この命をどう生かすかということである。

命を生かすとは、
何かに命をかけるということである。

だから生きるとは命をかけるという事だ。
命の最高のよろこびは、
命をかけても惜しくない程の対象と
出会うことにある。
その時こそ、
命は最も充実した生のよろこびを味わい、
激しくも美しく燃え上がるのである。

君は何に命をかけるか。
君は何のためになら死ぬことができるか。

この問いに答えることが、
生きるということであり、
この問いに答えることが、人生である


芳村思風

突然にして究極の問い。

そのワークは芳村思風の詩を読んで「何のために死ねるか?」と言う真っ昼間から突然の重た過ぎる衝撃の問いを投げ合うというものでした。(笑)

ワークのパートナーを務めてくださった司会者の坪内さんは若干の戸惑いを隠せない様子でありました。そんなこと、あんまり考えた事無いですし、と。(笑)
確かに、、何のために死ねるかという問いを常日頃自らに問いかけることなど普通はまずないと思います。

翻って私の場合、若い時から肝臓を患っていたこともあり自分の寿命が50歳までと覚悟しておりました。なので、肝臓疾患を治した最近まで、いつも死ぬことを前提に物事に向き合ってきた気がします。
この、突然の問いに対して、私が思い出したのは自分の命より大事なものがこの世にできたと思えた瞬間のことでした。

それはやっぱり娘の誕生です。

その娘も今は高校生になり、憎まれ口を叩くことも多く、こっぱずかしくて今更面と向かってはそんなこと言えませんが、子供が生まれた瞬間から、この子を何とか何不自由なく成人させるようにしてあげないと、と必死になって仕事に打ち込んだ覚えがあります。

自分の命よりも大事な者にしていること。

ワークの中で、坪内さんにその命より大事な娘さんに今どんなことをしていますか?と(畳込むように、笑)聞かれて、何にもできてない自分に後ろめたさを感じながらも、唯一、今年行なった事は、彼女に『自分で人生を切り開き生きていく力』を身に付けてもらいたいのと想いを込めて手紙を添えて本を送った事でした。

その本は、喜多川泰さんのこれ、

手紙屋〜蛍雪編〜

私のその話を聞いて、坪内さんに同じ高校生の子供を持つ親としてぜひその本を教えてほしいと言われたのが脳裏に残っており、今日のブログとなった次第です。

One World.

斉藤社長のワークをきっかけに、他人様にあまり話すこともない私の心の中の心情を吐露し、それに共感された方が本を読み、それを子供に伝える。

ひょっとしたら、その本がきっかけでその子の人生が大きく変わることもあるかもしれないし、その本人に響かなかったとしてもそこから誰かに本が渡り、何かしらの変化が発生する可能性もあるわけで、

この世は鎖のように不思議な縁でつながっていて、たった1人の小さなアクションが他人の人生に大きな影響を与える事は少なくないと思っています。

この喜多川泰さんの本は、短編集のような構成で何人かの人の人生の一瞬にスポットを当てています。そしてそこから影響を受けた人は人生を変えてまた人に影響を与えて行く。

少しの勇気を出して「良いこと」をすることでそこから無限にそれは増幅されていき、世の中が少しずつ良くなっていく。そんな連鎖を分かりやすく読みやすいストーリーに乗せて示してくれています。

まさにOne World

One World
One World

http://www.amazon.co.jp/One-World-喜多川-泰/dp/4763134175

この本に描かれている世界はリアルに今、現実に起こっているのだと実感しつつ、様々なところでいただくご縁に心から感謝する次第です。

すべては、心の持ち様ですねー。

坪内さん、是非手に取ってみて下さい。
斉藤社長、良いきっかけをありがとうございました。

心謝。

NHKと厚生労働大臣認定と噓も方便なお朔日。

12月1日 晴れのち曇り 福山にて

今年最後のお朔日。

総社
総社

朝はいつもの様に総社までアイドル犬チャックとお参りに行きました。

今年もあとひと月、ここまで無事に過ごさせて頂けたことの感謝と、また新しい年を迎えることが出来ます様に、と(ちょろっとだけのお賽銭で)お願いしました。(笑)

毎月、ひと月の初めにお参りする様になって、どれくらいになるかはっきりとしませんが、毎月区切りをつけながら感謝の気持ちを持つことで、なんとなく、物事が良い風に向いて来た様に思います。

そんなお朔日、良い事やそうでも無いことが色々とありました。(苦笑)

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すみれの農業研修がNHKで紹介されました。

まず、朝一番、目覚めてiPhoneを見てみたら、NHKの北郷さんからメールが来ており、朝のニュースと夕方のニュースで先日キャルファームさんの取材をされた放送をされるとの連絡を頂いてました。ついでに?すみれが年間通して行なっている農業研修の様子も紹介してくれるとのことで、公共の電波に乗ってみるのは悪い気がしないし、と見てみると、

 

 

 

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私の(というか大方の)予想通り、(苦笑)私の受けたまーまー長廻しのインタビューはカット、建築女子の大工見習いリカちゃんの溢れる笑顔が画面一杯に映し出されておりました。

ま、いーんですけど。。

とにかく、いつもお世話になっているキャルファームの大西さんの先進的な取り組みが紹介されて、その熱い想いが広まれ私としてはなんの文句もございません。
が、もうこれからはTVのインタビューには出て行かず、リカちゃんに任せようと固く決意した次第です。(笑)
それにしても、流石のNHK、放送の反響はかなり大きかったみたいなので、大西さんの事業が飛躍的に進むことを期待したいと思います。

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『職人起業塾』が厚生労働大臣の認定研修事業に!

二つ目の良かったこと。
顧問社労士の川西先生から連絡があり、兵庫、大阪、京都で正式に『職人起業塾』の研修カリキュラムが厚生労働大臣の認可事業として認められたとの連絡があったこと。
認可されるべく申請しているので、認められて当たり前ではありますが、職人や現場管理者の意識改革、マーケティング理論を落とし込む研修が大臣認定の事業となったことはモチロン初めてのことですし、(技術的な研修しか今までは認められていなかったのです。)国費を使ってそのような教育が出来るのは職人等の現場従事者の働き方を根本から変える大きな出来事です。
俄然テンション上がりました。(笑)

(受講生は大変かも知れませんが、笑)結果にコミットして、必ずや成果をあげて、『守り、育てるべき職人』を『守られて当然と思える売上げ、利益を上げられる生産性を持つ職人』へと劇的な変容を遂げてもらいたいと思います。

多くの方々のご理解と御協力のお陰で、すみれの創業からのミッション、『職人の社会的地位の向上をはかる』のスタートラインに立つことが出来ました。
心から感謝申し上げると共に、そのご期待に添える様、心血を注いで結果を出す所存ですので、引き続きのご支援を宜しくお願い致します。

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嘘も方便の実践。(苦笑)

3つ目。お朔日参りの後は広島県福山市までの弾丸出張。
新規出店の現地確認及び打ち合せに向いました。三原行きのローカル線に乗って尾道の手前の街と、初めて訪れた土地なので分からないこともありましたが、出来るだけ綿密な調査をして、開店するにあたってのリスクをあぶり出すことに注力してみたところ、どーも気になる点がいくつかあり、関係省庁に確認してみるとあまり芳しく無い解答が帰ってきました。

厄介といえば厄介、目を逸らして知らんぷりを決め込んで進めてしまう手もありますが、店舗設計のプロとしてはそんな訳にも行かず、オーナーさんに言いにくいことを口にする結果となりました。
とはいえ、解決出来ない程決定的な問題ではないので、なんとかクリアして計画を進めることが出来る様に祈りつつ帰神しましたが、変える間際まで各方面とやり取りをした中で、ワタクシ、嘘をついてしまいました。

近年、あまり意識して嘘をついた覚えは無いのですが、今日はハッキリと嘘をつこうと決めて嘘をつきました。

それが良かったのか、悪かったのかは結果次第となる訳ですが、改めて気付いたのは、真実を知らせる為に嘘をついた方が良いこともあるんだということ。

『嘘も方便』という古人の残された言葉もありますが、今までそれを否定的に受け取っていたのが、50歳を前にして今更、これが大人のいう、嘘の必要性か、と理解して、即実践しちゃた次第です。(笑)

普段からよく口にして、物事に向き合う時に心がけている、『この世はすべからく表裏一体』という真理に照らすと、『嘘も方便』はまさにそのまんま。とうに受け入れていても良さそうですが、今まで何故か許容することがありませんでした。他人の嘘に対して憤りを感じたり、許さなかったりしたことも少なくないと思います。
子供の頃にしょっちゅう嘘をついていただけに、罪悪感を引きずっていたのかも知れませんが。。。
今考えてみると、ずいぶん器の小さい対応だったのかも知れません。(汗、)

今日のお朔日に私がついた嘘が吉と出るか、凶と出るか、近いうちに結果が明らかになるのでまたこの場でご報告したいと思います。(多分ハッピーエンド)

とにかく、色んなことがあったお朔日、新年を迎えるためのラストスパートをかける日としては申し分無かったと思います。

あちこちに同行頂いたKさま本日はありがとうございました。
新しい事業がうまくスタートを切れる様に精一杯の努力を致しますので、引き続き宜しくお願い致します。

色々あり過ぎて、とりとめの無いブログになってしまいました。。
本来はまたサボっているラーメン紀行をアップしなければいけなかったのですが、それは近日中にまとめたいと思います。

ラーメンファンの皆様、最近サボり気味でスミマセン。(^ 人^)