インバウンド・マーケティングのススメ

1月19日 曇りのち晴れ


今日は終日大阪。

社内整備の為の労務コンサル

午前中は朝一番から顧問社会労務士の川西先生のオフィスに社内環境整備の為のコンサルティングを受けに向いました。川西先生からの提案で受ける事になった助成金の受給要件を満たすためでもありますが、タイミング良く以前からスタッフに公言して今期取り組む予定だった社内整備の内容と合致しています。
その社内整備の内容は、

  1. 幹部社員に人間ドックに入ってもらい、健康診断より一歩踏み込んだ健康チェックを行なう
  2. 社内評価制度、評価基準、人事考課制度を見直して役割等級制の導入
  3. 裁量労働制の促進、短時間(時間限定)正社員制の導入。

以上の3点です。元々必要な事だと思っていたことで、助成金をもらって行なう様な事でもないのですが、せっかくある制度ですし、取り掛かるきっかけにも、締め切りができてゴール設定もできるので昨年申請する事にしました。まあ、助成金の為に行なうのではなく、行なうべき取り組みに助成金ってあるべきだと考えると自然なカタチなのかもしれません。てか、こうじゃないとね。(笑)

 

昼からはセミナー講師。

昼からは難波に移動、FPの会(ファイナンシャルプランナーではない、笑)という全国規模の工務店の団体の関西支部の勉強会にお招き頂き、基調講演をさせて頂きました。

2時間半にも渡る長時間、休憩も取らずに延々と話し続けました。ご静聴頂きました皆様、ありがとうございました。立派な業績を挙げられている皆様の前で僭越至極ではございましたが、分かっている様でキッチリと理解、認識出来ていない事の整理のお手伝いは出来たかと思います。

講演のお題目は、『インバウンド・マーケティングのススメ』です。事務局のTさんからブログランキングNo1.ブロガーとしてブログの活用について話して欲しいと依頼を受けて、たしか、社を挙げてブログに取り組み始めた際に作ったブログマーケティングと名付けた資料が有ったよな、と思い出して、それを焼き直すつもりで引き受けました。
ところが、いざその当時の資料を探してみると、昨年末のPCトラブルのせいでその資料は無くなってしまっており、いくら探しても見つかりません、しょうがないので一から資料を作り始めたのですが、その段になって改めて気付いた事がいくつかありました。

 

激動のブログを取り巻く環境

それは、ブログの役割と在り方の大きな変化です。
私がこのブログの毎日更新を始めたのは2007年と約9年前、今年で10年に突入する訳ですからそりゃ世の中も大きく様変わりしたし、ダラダラと惰性でおなじ事を続けていて良い訳がありません。

特に大きな事は、ブログは単独のモノではなく、SNSと組み合わさる事によって、人に見られ、知られる機会が非常に多くなったという事です。そしてそれを裏返してみると、情報としてシェア出来ない様なブログは非常に書きにくくなった、という事でもあります。

ブログの捉え方、利用の仕方は人それぞれだと思いますが、仕事でブログを活用しようと考えているなら、少なくとも記事自体をコンテンツと捉える意識が必要になって来ていると考えます。
ブログで集客や販売を行なう手法をコンテンツマーケティングという言い方をされる方もおられますが、まさにこれからの時代、その意識を抜きにしてはブログのビジネス活用はムリだと思います。

ベンジャミン・フランクリンの言葉
ベンジャミン・フランクリンの言葉

 

アウトバウンドからインバウンドへ、

この事は、これまでのマーケティングを根本から見直さなければならない実は非常に大きな変化に直面している事を示しています。それは、『伝える』『売り込む』から『見つけられる』『依頼される』への商売の形態が180度変ること、アウトバウンドからインバウンドへの転換です。

ちなみに、アウトバウンドマーケティングとは、旧来のマーケティングテクニックであり、例えば、展示会販売テレアポダイレクトメールマス広告訪問販売と言った外に向って打って出て商品やサービスを販売しようという手法です。今はまだこのやり方でビジネスを行なっているのが圧倒的に多い訳ですが、実はこれって『消費者の生活への強制介入』に他なりません。
上述の販売方法はそろそろ消費者に飽きられ、避けられ、反響が無くなるのも時代の流れだと思うのです。

翻ってインバウンドマーケティングとは、新しい時代のマーケティングテクニックであり、ブログやTwitter、fbなどのweb上のツールやSNSを活用して自社の持つ価値情報を消費者に見つけられることにより信頼関係の構築が容易な集客を叶えるモノです。

 

 

searchの時代、ここに極まる。

その根拠の1つがこちら、(出典は忘れてしまいました、スミマセン、、)年収別、年代別に見るPCの普及率です。完全にインターネットが普及し尽くされたことを示している上に、年を追うごとに何でもネットで検索、確認出来る、いや行なう世代の台頭は激しさを増していく一方です。また、この傾向に輪をかけてスマフォの契約率が70%を越える勢いとか、まさにsearchの時代、ここに極まる。です。

スライド20

 

 

嘘が通らないホンモノの時代

世界を近代に変革させた18世紀の産業革命を超えると言われる、今起こっている情報革命に対応するには口先だけ、チラシや雑誌の紙面だけ、ホームページにきれいごとを並べるだけでは誰も信じて買ってくれない時代だとしっかりと認識する事が重要です。

その為に必要なのがインバウンドマーケティングと言う考え方であり、ブログ、fb、Twitter等のキッチリとした活用です。まず、その為には全体像を俯瞰して把握する必要が有ります。そして、目的、目標、プロセスを明確にして取り掛かることで、これから始まる、というよりもう既に始まっている大きな時代の変化に対応出来る様になると思います。

インバウンド・マーケティングのマインドマップ
インバウンド・マーケティングのマインドマップ

続きはまた、今度!

と、今日の基調講演ではそのようなお話をさせて頂きました。
長くなるので今日はここまで。(笑)

そのうちまた、ここにブログセミナーとしてアップしたいと思います。
もし、続きが気になる方がおられましたら、お気軽にご連絡下さい。またどこかでこの内容をお話しする機会があると思いますので、ご案内しますし、何なら呼んで頂いたら話に伺いますよ。(笑)

21年。

1月18日 雨のち曇りのち雨のち晴れ 

雨から一週間がスタート。

朝は冷たい雨が降り、かなり冷え込みましたが、その雨も夕方には上がり、お天道様を拝む事が出来ました。関東では都心でも積雪が記録されたようですが、こちらはあまり寒さが厳しくならない様に祈りたいと思います。

昨日の日曜日はいつも通り午前中は海岸沿いを走り、寒いながらも気持ちよく汗をかいてリフレッシュ、昼から出社して今週の会合や研修、講演の準備等デスクワークに勤しみ、夕方からは工務スタッフいっぺー君と連れ立って『建設職人甲子園』にてセミナーを受講、懇親会を終えて最終電車で帰宅と、アクティブな1日でした。

 

昨日は言わずもがなの1.17

阪神淡路大震災から、21年の月日が経ちました。
昨日、朝、目を覚まして思ったのは、「今朝も何事も無かった。今日もいつも通りの日常が送れる事に感謝しよう」って事です。
21年前、何の前触れもなく突然牙をむいた大自然の脅威は神戸に住む者に、多大な犠牲をもたらしました。大勢の人が亡くなり、たくさんの建物や道路が倒壊し、それに伴って深い傷を人々の心の奥に残しました。
早いような長かったような、21年の歳月が過ぎて今思うのは私たちは震災に奪われたものばかりではなく、悲しみを乗り越え過酷ながれきの処理や復興を乗り越えてきたことによって、得られたものもあるのではないかということです。

 

震災を通して身につけたもの。

私の中で、1番大きいと思えるのは、日々流れていく時間に対する心がけのような気がします。
それは、ある日突然、当然のように繰り返す日常がなくなってしまうことがあるという体験から染み付いたものです。
またいつ何時、全てがひっくり返るようなことが起こるかもしれないし、そうなったときに後悔がないように毎日を生きなければいけないと心の奥底で常に考えているような気がします。仕事もプライベートも共にできる限り先送りにするのはやめて、今できる事は全てやる、そんな風に考えるようになりました。
スティーブ・ジョブズは毎朝鏡を見て「自分に今日死んでも後悔は無いか?」と問うたとの事ですが、私も「この一瞬を生き切らねば、明日は無い。」と常に意識しているわけではありませんが、何かに追われるようにそんな思考が身についてしまっていたように思います。

 

一期一会の定義。

最近、研修講師等を務める事も多くなり、自己紹介の際に、座右の銘は?と聞かれることが増えました。そんな時、いつも「一期一会です」と答えます。
その定義を『一瞬の出会いが一生に一度のものだと思い精一杯に向き合う』というふうに解釈されることが多いこの言葉、私の解釈は少し違います。

茶の湯を習いに通いはじめて間もない頃、先生に教えてもらったことがきっかけで、「なるほどなぁ」と深く感銘を受けた事があり、それから一期一会を座右の銘として常に意識するようになりました。
茶の湯を教えて頂いている先生に教わったのは、いつもお稽古に行くとさりげなく生けてある床の間の茶花のことです。花はつぼみが開きすぎてもいけないし、季節ごとの花が決まっておりタイミングがずれると活けることができない。その上、茶花は日本の在来種の和花であり、今時、花屋さんに行っても売っておらず、先生はご自分で年間通して自分で花を育てておられるとのことでした。

 

日々の精進が有ってこその一期一会。

先生曰く、茶の湯の世界でよく使われる「一期一会」とは、その一瞬を大事にするということと同時にいつその一瞬が来てもいいように常日頃から精進を怠らない、一年間通して花畑の手入れをして、毎日、絶妙のタイミングで花を摘めて活ける状態を作る様に、習慣にまで昇華される日々の取り組みがあってこそ、とのことでした。

21年前の震災で当たり前の日常が一瞬にして崩れ去り、全てが変わってしまうことがあることを身をもって体験した私にとっては深く胸につき刺さる言葉でした。明日がフツーにやって来るとは限らない以上、一瞬を精一杯生きる事を繋ぎ合わせるしか無いのだと心の奥で感じていたのだと思います。

その教えを頂いてから「あなたの座右の銘は?」と聞かれると「一期一会です。」と答えるようになった次第です。
震災から21年もの年月が経って、あの時の恐怖や悲しみ驚きが薄れてきたとは思いませんが、ここにきてそのおかげで自分自身が成長できたこともあると冷静に思えるようになってきました。

 

人生は振り子。

21年前のあの震災でお亡くなりになった多くの方々へ哀悼の意を込めて、ご冥福を心よりお祈りいたします。
決して震災に感謝することはありませんが、あの悲しい出来事が自分の中でパラダイムシフトを起こすきっかけをくれたことに変わりはありません。

そして、人生は振り子の様に振れ続けます。厳しい、キツい事を乗り越えれば乗り越える程、力を蓄え、次の山を登りきる事が出来る筈。震災から奇跡の復興と言われ、3年程で表面的には復興を遂げた神戸は実はその後の景気の低迷の方がずっと大変だった様に思います。
震災後の3年間、ほぼ休日無しで働き続けたあと、それが落ち着いたと思ったら神戸で建築の仕事は一気になくなりました。そこに消費税増税の追い打ちが有り、奈良、京都まで仕事を探してかけずり回った事は今でもちょっとしたトラウマとなっておりますが、そんな体験が有ってこそ今があるのかも知れません。

 

波に乗り、成すことが出来ます様に。

1.17の翌日の今日、この21年の間に有った様々な事を思い出しながら、そろそろ良い方に大きく振り子が振れます様に、と通りがかりに須磨の綱敷天満宮にお参りに立ち寄りました。

波に乗り!

成す!

 宜しくお願いします!

 

ZETHのもたらす『コト』

1月16日晴れ

今日は一日事務所にてアドバイザー。

これから台湾でバーを出店される方の店舗作りに対するご相談や、以前中古一戸建てを購入されたお客様からリフォームにするか、建て替えにするかのご相談などお客様との接点を持った実務に勤しみました。
私は一応、住宅ローンアドバイザーの資格を取得しており、資金計画に関するアドバイスは社内では私の役割です。そして、お店作りや家づくりは多額の費用がかかることもあり、資金計画は1番初めに押えておくべき非常に重要なファクターです。本日来社されたお二方共に対しても、目先の金勘定の損得だけではない長期的な視点に立ったアドバイスをできたと思います。
特に、住宅については「建築費用はイニシャルコストではなくて、ランニングコストです。」と言う持論を丁寧に説明するようにしています。

 

資金計画とZETH(ネットゼロエネルギーハウス)

長い年月に渡り生活して行く上で無理のない範囲に住宅費用を抑えるというのが基本中の基本ですが、住宅は生活と密接な関係、というよりも生活の場そのものですので、冷暖房にかかる光熱費や駐車場代、保険にかける金額までトータルで考えるべきです。そして、昨今の住宅性能についての技術革新は目覚ましく、コストを抑えつつも、性能を高めゼロエネルギー住宅と呼ばれるエネルギーコストを一切かからない住宅にすることが簡単に出来る様になりました。

すみれでは新築住宅でのゼロエネルギー住宅がすっかり当たり前になっておりますが、住宅業界全体を見てみると未だ普及しているとは言える状態ではありません。お陰で?そろそろ終了する筈だった国土交通省の省エネ、長期優良住宅普及の助成事業が残り、ゼロエネルギー住宅助成金も『地域グリーン化事業』の中に来期も残る予定です。
とにかく、自然の力を利用して光熱費が一切かからないくらいの性能にすると、住宅ローンの費用負担を大幅に軽減することができます。
こんなモデルプランのシュミレーションもすみれHPに公開してますよ。
http://sumireco.co.jp/sumika-zero.php

 

住宅性能と健康の親密な関係。

毎日の暮らしに対する住宅が果たす役割は非常に大きい訳ですが、住宅性能の向上はコストだけではなく健康にも大きな影響を与えます。
イギリス、ドイツ等ヨーロッパ諸国では住宅の断熱性能と循環器系、呼吸器系の疾患との関係性が臨床実験の結果明らかとなり、建物内の温度設定を法律で規制される動きが進んでいます。

それを受けて、日本でもスマートウエルネス住宅という考え方で高断熱高気密のモデル住宅を建ててそこに住まう人のデーターを集めた論文の発表も行なわれました。私も昨年聴きに行ったその研究に参画されている岩前教授の講演内容は非常に感銘を受けました。
国交省のこんな資料も公開されていますよ。http://www.mlit.go.jp/common/001057598.pdf#search=’住宅の断熱性能と呼吸器系の疾患との関係性’

その中にあるショッキングなデーター、
にゃんと!自宅浴室でヒートショック減少で亡くなる人は交通事故の3倍!

住宅性能と健康の関係
住宅性能と健康の関係

 

イギリスの住宅環境への指針は冬でも21℃とのことで、この室温自体はそんなに難しい値ではありませんが、断熱性能が悪ければとにかく暖房を焚きまくる必要が有りますね。

住宅性能と健康の関係
住宅性能と健康の関係

そのような理論を受けて、日本でもモデル住宅での臨床実験を行なってみられたとのことで、特にアレルギー、アトピー、呼吸器系で目覚ましい改善が見られたようです。

住宅性能と健康の関係
住宅性能と健康の関係

まさに、住宅は一番身近な環境ですね。

 

 

健康住宅とは高性能住宅×自然素材×電磁波対策

すみれでは、高断熱高気密の高性能に加えて、自然素材の内装仕上げ、そして宅内の電磁波負荷の低減まで含めた健康住宅のご提案をしております。しかも、コストの圧縮にも積極的に取り組んでおりますので、決して手が届かないような特別な住宅ではなく、誰もが健康に住める環境を広げたいと鋭意努力をしておりますので、まずは資金計画から気軽に御相談頂ければと思います。

自然エネルギーを最大限利用したゼロエネルギー住宅は環境負荷の面でも大きな利点があります。子供達に豊かな自然を残せる様に、との想いも込めておススメしておりますよ。

いつになく、売り込みみたいになってしまいましたが、(苦笑)自立循環型のライフスタイル、ビジネスモデルを追求して、次世代を担う子供達にこの素晴らしい日本、そして地球を今より良くして渡したい、というのもすみれのミッションでして、、
売り込みはともかく、考え方だけでもご理解頂ければ幸いです。(笑)

イメージ力が未来を作る。@職人起業塾

1月15日 晴れ

  
寒いながらもキラキラの陽射しが射す清々しい朝になりました。

今日は、朝から大阪へ、昨年末からスタートした厚生労働大臣認定事業、『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会』の第二講の開催日でした。

   

今日はアクティブ・ブレインセミナー再受講

私は今日は講師役ではなく、受講生と一緒にセミナーを受ける側として参加しました。講師担当は川西唯道先生、小田全宏氏が構築された記憶法、アクティブ・ブレインセミナーです。

私は以前、このセミナーをナカジュンというキラキラ主婦講師から受講して、自分の脳の可能性を感じさせて頂きました。絶対出来ないと思っていた事がやり方を覚え、やる気になれば達成出来るのを体感して、これは素晴らしい!と(興奮して)妻や娘にも受講してもらったのはかれこれ4年くらい前でしょうか。

その当時からスタッフにも受講してもらいたいとずっと思っていたのですが、なかなかタイミングが掴めず、現在に至ってしまっておりましたが、昨年、私が自社で開催して来たマーケティングの私塾、『職人起業塾』が京阪神木造住宅協議会で事業化され、それと同時にセットでこのセミナーもカリキュラムとして厚生労働大臣の認定事業となりました。今回もですが、これから順次すみれのスタッフも受講出来るスキームが出来上がった事を非常に嬉しく思っています。  

  

研修の入口は自分の能力を信じる事から。

飲食業や建設業を中心に研修会社として人気の日本創造研究所では一番入口の研修は可能思考研修という、『できない』から『やってみる』への思考の転換、不可能と思う観念を取払う事から始められています。毛色も、アプローチも違いますが、自分の中の可能性に目覚め、「やればできるんや!」という可能性にチャレンジする思考を持つ事無しに、問題解決を繰り返して自分自身も会社もそして顧客もよくして行こうというこの『職人起業塾』の研修は成り立ちません。

今日のセミナーでも、受講生の皆さんがそれぞれ自分の知らなかった能力を目の当たりにして、目を丸くして喜ぶ姿が非常に印象的でした。これからの研修に対する取り組みの姿勢が一気に前のめりになった様な、、(笑)

川西先生と一緒にカリキュラムを作った際にイメージした通りの結果に非常に満足できた一日となりました。

 

 

記憶とイメージの親密な関係。

アクティブ・ブレインセミナーは脈絡の無い単語100個を一気に覚える等、脳の使い方を学び実践するのですが、私はもう1つ大きな学びがあると思っています。

それはイメージする力を身につける事ができること。

行動とイメージは密接な関係があるのは誰もが認める自明の理ですが、記憶とイメージも同じ様に密接な関係があります。スポーツや書道、茶道等のお稽古ごとでイメージトレーニングをしてから実際に取り掛かる、と言った事はよく耳にしますが、毎日の生活、日々の業務においてイメージを作り込んでから取り掛かるといった事をする人はそんなに多く無いと思います。

 

絶大なイメージの力。

私は、元々大工です。未だ駆け出しの頃、現場を早く、きれいに(早い大工は大体仕事がきれい)納めようと必死でした。寝ても覚めても現場の事を考え続け、毎晩就寝時に明日の現場の段取り、作業のひとつ一つ、一挙手一投足まで事細かにイメージすることが癖になりました。
そんなことを毎日繰り返しているとそのうち就寝中に夢の中で現場の作業を行う様になり、朝目覚めると一日の仕事を一度済ました感覚を持つ様になりました。

現場に到着したら、イメージした、夢の中の行動をなぞるだけなので、作業を非常にスムースに行なう事が出来る様になったことがきっかけで頼りない駆け出し大工から一皮剥けることが出来た気がします。
その事はその後の私の人生に大きな糧となっており、今でも打ち合せの前には相手先とのやり取りをイメージして話す内容から、提出する資料、先方のニーズを前もって考え、打ち合せの席に臨む様にしています。

 

 

イメージ力と人間関係の関連性

昨日も、初めてお会いする不動産業者の方との打ち合せがあり、前日に用意していた正直で真摯な見積り、資料を提示する事で、「これを見せてもらえればあなたのことを信用できます」と言って頂けましたが、じつはそれもイメージ力の賜物です。
未だ見ぬ方との打ち合せをイメージして、シュミレーションをする事で必要なエビデンス、相手の想いやニーズを創造することで打ち合せの場が圧倒的に変わります。
そんな力をアクティブ・ブレインセミナーを通して受講生の皆さんに体得してもらえると、この先の人生の大きな糧になると思うのです。

再来週開催される研修も、もう一度アクティブ・ブレインセミナー、皆さんの脳が汗をかきながらパックリと開く事を心から祈ります。
受講生の皆様、と参画頂いた企業の経営者の皆様、脳を使うのは大変ですが、とにかくガンバっていきましょー(笑)

  

よっ!一番星!理論。

1月14日晴れ
昨日の夕方から降り出した雨のせいなのか昨夜そして今朝と神戸は随分と冷え込みました。

これまでが暖かすぎた冬だったのでしょうが、どちらかと言うとワタクシ、寒さにはめっぽう弱い方でして、、あまり冷え込むと少し気持ちが滅入ります。

  
そんな中、今日は朝からスタッフと連れ立って畑へ。
岩岡町のキャルファームさんにて今年第一回目の農業研修です。

農場に着いた頃には明け方に冷たくそして分厚く空を覆っていた冬雲はどこかに消え去り、寒いながらも清々しい日差しの差す良い天気となりました。

いつものようににんじんやごぼう、トマトやアイスペールなどの収穫をしたりと農作業に勤しんできたのですが、今日の研修の目玉はトラクターを運転しての耕耘でした。
私たち世代にとって、トラクターと言えば、「俺の赤いトラクター」です。(笑)

  
我らの永遠の1番星である菅原文太さんと同時期に二大スターとして活躍していた小林旭さんが♪燃える男の赤いトラクター♪と歌っていたテレビコマーシャルは今も脳裏に焼きついており、子供心にいつかは赤いトラクターを運転してみたいと男の子は誰しも思ったもの。(笑)
年始1発目の農業研修から、ちょっとした子供の頃からの夢が叶いました。

大西さん、いつもありがとうございます。

  
ちなみに、菅原文太さんが永遠の1番星と言うのは、映画「トラック野郎」の役柄から来ておりまして、私たち世代ではキラキラにデコレーションされたトラックとともに、快活な男らしいキャラクターに少なからず憧れを持ったものです。
そんな流れで、1番星と言う称号を与えられたいと思った若者も少なくないのではないでしょうか。ちなみに私もその1人。(笑)
結婚した当時、妻方の親戚一同が集まった席で、親戚のおっちゃんに(その頃、イキのいい職人だった私の将来を嘱望してくれていたのだと思いますが、) よっ一番星!とよく言ってもらっていた時もまんざらではなかった覚えがあります。(笑)

私が言ってもらっていた、もしくは私たちが使う「1番星」の定義は非常に曖昧ではっきりはしませんが、間違いなく日本一とか世界一のレベルのことを指しているのではありません。

ごくごく狭い範囲、小さなコミュニティーの中できらりと光るものがある人のことを指すことが多いように思います。

たとえちっちゃな所でもいちど一番星の期待をかけられたり、自分自身1番星になりたいと思ったら、つい、そのきらりと光るものに磨きをかけたくなるのが人の性。

私自身、そんなふうにおだてられて、頑張って良い職人になろうとかそのうち独立して会社を起こそうとかのモチベーションをもらっていたような気がします。(笑)
これって、マーケティング理論のセグメント(範囲を絞る)とUSP(自分独自の売り)の関係に当てはまるわかりやすい表現の仕方ではないでしょうか。
そういう意味で考えると、身の回りにいる若者に「よっ!一番星!期待してるで!」と声をかけまくるのは彼らの意識を高め、モチベーションを上げるのに結構悪くない、効果的なことかもしれません。

寒いながらも気持ちの良い青空の、畑を耕しながらそんなことを考えました。

ただ、「俺の赤いトラクター」も「トラック野郎」も全く知らない世代にこの「1番星理論」が通用するかどうかは分かりません。(笑)

解散説が取り沙汰されて、世間を賑わしているSMAPの代表曲のように、ナンバーワンではなくオンリーワンの1番星に皆がなってくれますように、まぁ、将来有望な若衆が周りにたくさんいるので、コツコツ試してみることにします。

  

練習、練習、また練習。

1月13日晴れのち曇り時々雨
水曜日、すみれ事務所は定休日。

   

ゴルフがうまくならない理由。

私はと言うとクライアントの若社長に誘われてビジネスコーチの四辻さんと一緒にゴルフに。若干の打ち合わせなどもしながら楽しくラウンドさせていただきました。
ご一緒頂きました皆様、ありがとうございました。

ま、相変わらずスコアは土砂降りでしたが、、(涙)

それにしても、けっこう頻繁にゴルフにお誘い頂き、のこのこ行く割にはいつまでたっても上手くならないものです。その原因は、やっぱり練習不足!につきるような気がします。

たいしてキャリアは長いわけでも、しっかりとレッスンコーチについて教わった訳でもないのにただ誘われるままゴルフ場に行って馬鹿話をしながら、ラウンドして上達するわけがありません。ゴルフの師匠であるO社長なんか、毎日30分のパター練習は未だに欠かせないといますし、少しの時間を見つけてはせっせと練習場に足を運んでいるようです。そんなたゆまぬ努力を長年続けている人に追いつけるわけがありません。

  

書道が上達しない理由。

今日もあかんかったなぁ、などと1人ぼやきながら帰ってきた後は夕方から書道教室に参加です。

昨年末に引き続き九成宮という唐の時代の歐陽詢という書家が書き残した不朽の名作の臨書(特徴を真似して書き写す)です。

これが難しいってもんじゃ無いくらい難しい。あまりの自分のへたくそさに嫌気をさしながらも黙々と2時間筆を走らせました。
ゴルフに引き続き、うまくいかない理由は明白です。単に練習不足。
お手本を横に並べるだけですらすらとその通りにかける位なら、すぐに名人とまではいかないにしても、書道の先生ぐらいには時間を置かずになれるでしょう。そんな簡単なもんじゃない、と分かっていても思い通りに描けないことになぜか自分に憤りを感じたりしてしまいます。

 

イチローも未だに練習する事実。

そんな中ふと思い出したのが、先日誰かのメルマガで見たイチロー選手のエピソードです。

日本を飛び出して。世界でも卓越した功績を残されている文字通りトップクラスの選手でさえ、毎日の練習を欠かさないどころか、シーズンオフも新人の頃と変わらないメニュー料で練習をこなし続けると言います。

昨年、参加した小田全宏氏の富士山麓で行なわれた研修で聞いた話も、「私は人前で話すのが上手な訳ではない、講演する時間の何倍も一人で練習をして、出来る自身がついてから人前で話す様にしている」とのことでした。

 

練習、練習、練習!

ゴルフしかり、書道しかり、何か1つ、自分の中でモノにしたいと思うと、果てしない、膨大な時間がかかり、おいそれと人から抜きん出る事が出来ないもの、公私ともに、あれこれと興味がある私にとっては暗澹たる事実、ではありますが、裏を返せば、努力、練習を繰り返し続ける事でその高みに少しずつ確実に近づいて行けるという事でもあります。

練習、練習、練習!

時間はかかるかも知れませんが、とにかく練習をする習慣を身につけていこうと思います。

いつかきっと、モノになるさ。(笑)

 

思考の現実化と不都合な3つの真実。

1月12日晴れ

3連休明けの火曜日

朝からドタバタと忙しい一日になりました。朝一番は、年末に鉄骨造で事務所の建て替え工事のお声掛けをいただき、コスト面や、断熱性能、環境への負荷等を鑑みて木造建築でご提案をしてご採用いただいた案件の打ち合わせ。
すっきりとプランが固まり、良い打ち合わせとなりました。
F社長、理解ある対応を有り難うございました。

 

 

今年一発目のコーチングセッションにて、

急いで帰社した後は、今年初めてのビジネスコーチによるセッションでした。
毎年恒例、年の初めのセッションは今年1年の計画と長期的な目標について、後はそのためにクリアすべき問題点についての話をします。
年末年始に事業計画書を更新したこともあり、すらすらとスムーズなやりとりで、足元の問題についても10年来毎月コーチとのセッションを重ねているだけに、今更目新しいものもなく、後は計画を粛々と実行に移すのみ。と気持ちの良いセッションとなりました。(笑)

今日コーチにコミットした具体的な数値目標は、実は6、7年前にいつかそんな風になったらいいなぁと漠然と願望として語っていたものです。

その当時は、今のような売り上げの基盤もまだ確立しておらず、毎日必死に走りまわりながらも、どのようにしたらいいかもさっぱりとわからないまま、ただ、経営者として、安定した経営への指標は絶対に達成しなければならないと感じていたように思います。
ただひたすら、星に導かれるように目的を明確にして問題解決を重ね続けてきたことが、今になって当時は夢の又夢だったような目標に対して具体的なイメージができあがるようになりました。

 

1.思考しただけでは現実化しないという不都合な真実。

「思考は現実化する」とはナポレオンヒルの言葉。成功哲学として有名ですが、私は思考したことが全て現実になるなんてとてもじゃないけどありえないと思っています。
むしろ、10年続く企業が3%しかないと言われる今の時代、誰しも夢や希望を持って起業するのでしょうが、願望だけでは成功しないのが当たり前、と言うのが厳しく悲しい事実です。
社員を始め、私塾に集って下さる塾生さんや研修事業の受講生には、まず目的をしっかりと持って目標を明確にして行動すれば必ず達成できる。とよく話すのですが、思えば叶うほど世の中は甘くないし、そんなことなら10年企業の生存率は3%みたいな事にはならない、ふつーにやってたらふつーに潰れるぜ。とよく話します。

 

2.もう1つの冷厳で不都合な真実。

こうなりたい!と思ったことを叶えるには不断の努力を重ねたものだけが辿り着ける。ということもセットで話すようにしていますが、それには『不断』の努力を何年にも渡って継続して続けられる固い意志が必要です。そして、行動を起こさなければ何も始まらない、いくら学んだところで時間の無駄、という事も伝えるのですが、しかし、残念な事に、今日行動に移したからと言って、明日何かが大きく変わる事はありません。今日と明日は対して変わらないという不都合な真実の前に、遠い遥かな目標に対する、今の努力を中断してしまう人の如何に多い事か。
思いつき、行き渡りばったりで行動した位で何一つ叶わないという厄介な事実を乗り越えて、遠く遥かな人生の目的を目指して日々の精進を積み重ねる事が出来るものだけが思考を現実に出来るのですが・・・、

 

3.固い意志なんか、持ってねーよ。(涙)

最期にもう1つ。残念ながら、(私をはじめ、)鉄の様な固い意志を持っている人なんか、100人に一人もいないという事実があります。
自分自身の力で決めた事を守り通す、しかもあまり成果が見えなくても継続し続ける事が出来る人って、本当に少ないし、身の回りを見渡しても、いや、今まで生きて来た人生で出会った人全てを思い起こしても、完璧や!と思える様な人はゴクゴク僅かな本当に特別な人です。
そんな強い意志を持った人なんかそうそういないのが(認めるのは悲しいですが、)頑然たる真実です。
私はとうの昔に、自分がそんな特別な存在で自分自身の力で決めた事をやり通し、人生を切り開いて成功出来る、なんて人間ではないと自覚しましたし諦めました。

 

でも!助けてもらえればなんとかなる。

今日のコーチングセッションで、数年前に夢見ていたような目標を実際に手が届くところまで来たと実感出来たのは、私の中である意味、『思考が現実化した』出来事です。
それが出来たのは、言うまでもなく自分自身の力でも意志の強さでも無く、人の助けを得たからに他なりません。
共に頑張って来てくれたスタッフ、長年変わらぬお付き合いをしてくれる協力業者さん、そしてお客様のお陰なのは自明の理ですが、その中でも大きかったのはビジネスコーチに毎月欠かさず、コーチングを受け続けて来たからだと思っています。

目指すべき星を確認しながら、足元の問題に真摯に向き合い、1つずつ潰す事を繰り返して来れたのはコーチのサポート無くしてはあり得なかったと思います。
そんな自分自身の体験を鑑みて、出来るだけ多くの人と定期的、継続した交流の場を持つ事で、その人達の『思考の現実化』のお手伝いをしたいと思っています。

そして、本当に強い人は負けない人ではなく、何度負けても、何度くじけても立ち上がって再びチャレンジが出来る人。(と、ゼロワンの大谷選手が言ってました。)

ふじもっさん、復活楽しみにしています。
今年一年、気張っていきましょう!

厄介なのは何も知らない事ではない。 実際は知らないのに知っていると思い込んでいることだ。

マークトウェインはかつてこういました。
「厄介なのは何も知らない事ではない。実際は知らないのに知っていると思い込んでいることだ。」

  

3連休の最終日

午前中は休みをとって海岸線を15キロラン。来月の北九州マラソン出場に向けて少しずつランニングの距離を伸ばしています。

夏の間、ランニングの代わりにサイクリングに切り替えてみたら、あっという間に走る体力が落ちていることに最近やっと気づき、改めて決めたことをコツコツと積み重ねることの重要性を体感している次第です。(苦笑)

昼からは出社して、飲食事業部のミーティングと月に2回の工程会議。2本のミーティングを済ましてから夕方はお客様先へ店舗改装の打ち合わせに出かけたりとあまり休日を感じることのない1日となりました。

 

今日は成人の日。

SNSを覗いてみると、晴れ着を着た娘さんと一緒に満面の笑みで写真におさまるお父さんの投稿が数多く見られ、幸せな気分をおすそ分けしていただきました。

これからの日本の未来を背負って立つ新成人には、自分たちが社会を作っていくんだと言う自覚と意気込みを持って主体性を発揮して人生に取り組んでもらいたいと思います。

ブロガーとしての講演依頼。

そんなドタバタとした合間を縫って片付けたのは、再来週に迫った建築会社の団体、FPの会なる団体の経営者向けにお話をさせていただく講演で使うパワーポイントデータです。
いつも、自社で実践してきたマーケティング理論を切り口に話をさせていただくのですが、今回は工務店ランキングナンバーワンブロガーとしてブログに特化した講演してもらいたい、との依頼をいただきました。
このブログの更新を始めた9年前と違って、今はブログもすっかり一般化して工務店やリフォーム会社でブログに取り組んでない会社の方が少ない位になりました。しかしその効果を実感できていない方も多いようで、やり始めてはみたけれど、こんなことを続けている意味があるのか?と悩まれている経営者やスタッフの方は少なくないとよく耳にします。
そんな中、今更ブログのビジネス活用の話をするのも聞くのも何となく気が進まないのが正直なところですが、すみれでは自社のマーケティングの構築にあたりブログの更新は非常に重要な位置づけとなっています。

 

すみれのブログへの取り組み。

私だけでなく、毎日更新の設計スタッフブログや、

すみれ日記

メンテナンスブログ、

すみれメンテナンスブログ

工事の施工内容が分かるブログ、

sumire works 工事日誌

今年からリニューアルした工務部によるこれも毎日更新の工事ブログ、

すみれ施工ブログ

おまけに歴史マニアの和田さんの歴史ブログ、

歴史浪漫

などなど、毎日ホームページ上でたくさんのブログの更新を行っています。

 

時代はインバウンド

「思考は現実化する」とナポレオンヒルはいいましたが、理想とする現実を手に入れるにはまず思考、理論構築をする必要があるという意味でもあると思っています。
ブログが効果を発揮するとかしないとかよりもまず初めに、何のために、誰に対して、どのようなことを書くのかということを整理しなければならないと思っていて、そのためには、インバウンドマーケティングの全体像をしっかりと把握して、自分たちが必要なこと、取り組んでいくことにしっかりとフォーカスするべきです。

ちなみに、インバウンドマーケティングとは、スティーブン・コヴィー博士が推奨した、インサイドアウトの考え方に沿った、自ら内面を磨き価値のある情報発信することで、顧客に見つけてもらうことによって信頼関係を構築しビジネスに繋げようと言う考え方です。インバウンドマーケティングの理論から見るとブログの使い方、その硬化性は非常に多岐に渡ります。1つだけを目的にする必要もなく、広い範囲でその効果を求められるものです。

インバウンド・マーケティングのマインドマップ
インバウンド・マーケティングのマインドマップ

自省録としてのブログ

ただ、8年半の長きにわたりほぼ毎日のようにブログを更新し続けた私の感想としては、「ブログは自省録となる」という一面が自分自身の成長を促す意味で最も大きな役割を果たしてきたように思います。

「自らを省みるしか成長は無い。」
とはメンターとして慕っていた先輩経営者が遺してくれた言葉です。

尊敬してやまない田坂広志先生もその著書の中で言葉は違いますが同じようなことを繰り返し書かれていて、自省録を書き綴ることを強く推奨されておりました。

毎日ブログを更新することで、1日の行動や思考を振り返り反省するべき点を反省し、改善することをコミットし続けることで自分自身の内面をずいぶんと鍛えられたような気がします。

 

厄介なのは何も知らない事ではない。  実際は知らないのに知っていると思い込んでいることだ。

身に余る重責をいただいたこのたびのFPの会の研修会での基調講演では、ブログをインバウンドマーケティングの要と位置づけて、その全体像と理論構築の整理をして、受講者が取り組まれているブログをコンテンツマーケティングのレベルに引き上げるお手伝いをできればと思っています。

マークトゥエインが言っていた厄介な事が少しでも解決れば幸いです。(笑)

FPの会の皆様、一生懸命務めさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。

餅つき、書き初め、温故知新。

1月9日 今日も晴天。

朝の間は放射冷却の影響か、キラキラの朝日にひんやりとした空気感で清々しい気分で愛犬チャックとのお散歩が出来ました。

毎年、餅つき大会を続ける理由。

お出掛け日和でよかった。
というのも今日と明日は毎年恒例の新春餅つき&書き初め大会をTOTO西神ショールームで開催しているからです。創業時から毎年、綿綿と続けている餅つき大会はスタッフをはじめ、お付き合い頂いている皆さんの一年間の無病息災を願う事を目的としておりますが、もう1つ大事にしている事は、日本の年末年始の風情を遺したい、子供達に伝えたいと言う想いです。

私たちが子供の頃は、年末になると近所の自治会のおっさん達が集まって餅つきをする光景をどこでも見れる事が出来ました。モチロン、今でも行なわれている地域や街は有りますが、ニュータウンと言われる新興住宅地の開発が活発になり、段々とそのような近所付き合いが希薄になると共に杵と臼でぺったんぺったんと餅つきする事も少なくなった様に思います。
そして、その流れは今後加速度的に進んでいくと思うのです。

私自身、社会に出てからは滅多にそんな機会に遭遇しなかった事もあり、(子供の頃の楽しかった思い出を引きずっている訳では有りませんが、)子供達に餅つきのやり方を知っておいてもらいたい、日本に昔から引き継がれて来た庶民の文化を守りたいという想いで、創業時以来、社員とその家族、子供達に集まってもらい餅つきをしてきました。

当初は年末に倉庫の片付けをしながら餅を搗いておりましたが、10年程前からお付き合い頂いているお客様や近所の子供達も一緒に参加してもらう様になり、近年はTOTOのショールームをお借りして会社としてのイベントとして開催を続けています。

  
 

書き初め大会も同時開催!

年始の風情を楽しむイベントという事で、(第二、第四水曜日、19時からすみれ3階セミナールームで開催している)すみれ書道教室の大山真理先生にお越し頂いて、ご指南を受けながら書き初めも出来るブースも準備しております。

年頭に心を落ち着かせ、今年一年に対する所感を筆で半紙に認めてみる。これも、昔からこの国に伝わる非常に良い風習だと思っています。小学校に通っていれば書き初めはするのかも知れませんが、書道とすっかり縁が無くなってしまった大人も子供と一緒に一年に一度くらい筆を持ってみるのは悪く無いと思いますし、PCの普及で字を書く機会が少なくなった今こそ、『字を書く事』を見直すべきだとも思っています。日本の文化には無くてはならないものの筈ですし。

  
 

今こそ、温故知新。

今年の新年はのっけから大きなニュースが立て続けに有りました。
イランとサウジアラビアの国交断絶、中国、日本、そして世界の同時株価全面安、北朝鮮の水爆実験、ウクライナ軍によるクラスター爆弾の使用、着々と進み始めたTPPの批准、そして来年に迫る消費税増税と世界情勢も国内も非常に先行きの見えにくい不安定な時代に突入している様に感じます。

そんな中、私たちに出来る事は大それた事ではなく、コツコツと『今』を真摯に真面目に生き切る事しか無い訳ですが、人は誰しも先が見えないとき程、目先、足元にばかりに気を囚われてしまいがち。
しかし、多くの人が、『今だけ、金だけ、自分だけ』の思考に陥ってしまうと、この国の未来は無くなってしまいます。
こんなときだからこそ、世界で最も古く、長い歴史を誇る日本と言う国が今まで脈々と守り受け継いで来た伝統、文化、風習、そして考え方に目を向けて新しい時代に対応するべきだと思います。
そしてそれを次世代を担う若者達、子供達に伝えるのが私たちの最も重要な務めでもあると思っています。
餅つきや書き初めがそれに直結するとは言いませんが、そんな風情を大事にして子供達に伝える事を続けるのは決して無駄な事ではないと思うのです。

そんなこんなで、明日も10時からイベント開催しております。
私もすみれスタッフと共にご来場をお待ちしておりますので、えべっさんへのお参りの行き帰りにでも新春風情を楽しみに立ち寄って頂ければ幸いです。

  

行動×行動=さらなる行動(笑)

1月8日曇り時々晴れ
今日は朝の朝礼と掃除を終えた後妻と連れ立って  神戸からたった1時間半で行ける自然豊かな里山、丹波へと向かいました。

 

 

ひょんなお誘いを受けての訪丹。

去年最期の『職人起業塾』を終えた後の忘年会での塾生さん同士の話の流れから、電磁波測定士仲間でもある自然栽培の食材を使った体験型レストランであり、田舎暮らし&起業のプロデュースや食の安全、健康的な暮らし全般に渡る幅広い取り組みと、精力的な情報発信をされている『三心五観』さんに訪問しよう!と成った様で、何かと関わりを持たして頂いている私も当然の様に参加メンバーに入れられておりました。(笑)
職人起業塾の課外授業の様な位置付けといったところでしょうか。

 

丹波に行った3つの理由。

今回の三心五観さんへの訪問の目的は主に3つ。
そして、(いつもですが、)思わぬ収穫をして帰る事が出来て、大満足の訪丹となりました。

訪問の目的その1

以前からオーナーの藤本さんのメルマガを読んでいて、非常に興味が有った波動セラピーの体験。
そもそも波動好きという事もあり、その波動セラピーをいつか受けてみたいと以前から思っておりました。
波動と聞いて、スピリチュアル系とか、怪しげ、とか思われる方もおられるかも知れませんが、物質には全て固有の周波数が有るのはゴクゴク当たり前のことで、それを否定される方はおられないと思います。その物体固有の周波数(=身体の中の全てのパーツにも固有の周波数が有る)を測定して、本来有るべき数値との差異を計測する事によって身体の調子を計ったり、また波動(高周波)をその部位に送る事によって調子を整えると言うセラピーです。

医師が診療に使われているという話も以前から聞き及んでおりましたし、人間ドックよりもずっとよく体調を調べる事が出来るとの噂も聞いていましたが、実際に受けてみるとこれが思っていたよりスゴい事に!私の身体の中の弱点を明確に表してくれました。

ま、全て自覚していた部分ばかりだったので、衝撃を受ける様な事は有りませんでしたが、改めて自分の弱点を直視して、改善する決意を固める事が出来ました。

波動セラピー中
波動セラピー中

訪問の目的2

毎月開催しているすみれのお客様向けに暮らしを楽しんで頂く為の取り組み、『すみれ暮らしの学校』は私たちの仕事は住むハコを作るのではなく、住み始めてからの暮らしを心地よく、楽しいものにしてもらうコト、という考え方を元にお付き合い頂いてたお客様に様々な暮らしの提案をするもので、その新しいコンテンツとして三心五観の藤本オーナーにも御協力頂いて、今年は天然麹の味噌づくりにチャレンジする事になっておりまして、その御相談。
実際に手作りした味噌で作ったみそ汁を食べさせて頂き、その美味しさを実感、非常にいいワークショップになりそうです。来月は毎年恒例となった自主上映会の開催が決まっていますので、味噌づくりワークショップは3月頃になる予定です。乞うご期待!です。

 

訪問の目的3

楽しみにしていたメインは無農薬、自然栽培の野菜をふんだんに使ったランチ!
新鮮な丹波の鹿肉のタタキ付き、しかも、オプションとして念願の鹿肉ラーメン付き!を頂きました。
野生の丹波の鹿の骨だけでとった出汁は野趣溢れる味でまさにシビエラーメン!
初体験の味、最高でした。画像はまた、ラーメン紀行でご紹介します。(笑)
ちなみに、オーナーの藤本さんは六甲道にある神戸の無化調ラーメンの草分け、しゅはりの元オーナー店主でして、後進の方に店を譲って丹波に移住した経歴の持ち主でして、これだけでも丹波まで行く価値あり有りです。

 

 

お誘いに感謝します!

そんなこんなで、非常に充実した今回の丹波行、以前からいってみたいと思いつつ、なかなか行動に移せなかったのが不思議に思える自然な流れで行く事が出来たし、目的は思った通りの成果、いや、それ以上の収穫を頂けました。
目から鱗の波動セラピーとおいしい食事をお用意頂いた三心五観の藤本さん、そしてお誘い頂いた電磁波測定の師匠でもある日本で唯一人、いや、ひょっとしたら世界で唯一かもしれない専業電磁波測定士の青山さん、新米電磁波測定士になられたナチュラルライフオーガナイザーの秋田さんご夫妻にもいいきっかけを頂いた御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
皆さんのお陰で、今回も自分自身の『在り方』を見直す機会を頂けました。

 

弱点の克服も決定。

あ、おまけは今年の年頭に密かに心に決めていた事、私が自分の身体の中の唯一の弱点を今年こそ克服すると言う想いが、セラピーの結果を踏まえて藤本さんに医師をご紹介頂き、具体的な予定となり、早速来週から通院する事になりました。一年以上悩み、行動に移せなかったのが嘘の様です。(笑)

行動は行動を生み、次の行動に誘われる。面白いスパイラルの中に入れている様な気がします。

ご縁に心から感謝します!

心謝。