信長自刃の歳。

2月17日 晴れのち一時小雨

 

滋賀〜京都〜大阪

いつもより少し早めに起きて(私の仕事であるゴミ出しに)外に出てみたら今日もいい天気。
暖かい一日になるのかと勝手に思い込んでしまい、朝一番から滋賀県の石山に新しい店舗出店の計画の御相談に飛び出したら思いの外風が冷たく(天気予報の確認もせず)いきなり薄着で飛び出した事を後悔する事になりました。(苦笑)

昼一番は京都四条新町にてこれもまた新規店舗の出店にまつわるテナントビル事業主主宰の設計、仕様説明会に参加、その後は大阪で京阪神木造住宅協議会の理事会に参加とハードな一日になりました。

 

2日連続職人起業塾

そして明日はJBN主宰の研修会にてワンデーセミナー講師の大役。遠くは九州、四国、広島、岡山等々広域から私の講座に興味を持って大勢の方に御参加頂く事になっており、明後日は職人起業塾の第五講の講座と毎日ギュウギュウ詰めの毎日を送っています。(笑)
しかもそれぞれにしっかりと期待に応えなければならず、いつまでも素人講師と言って誤魔化す訳にもいきません。(^_^;)

気合いを入れて臨みたいと思います。  

 

締め切りに追われまくる。

毎日、締め切りに追われる様な日々になってしまって、毎日ギリギリセーフ?な感じも否めません。今日は滋賀に向かう電車の中で、月末に発送するニュースレターの中の私が担当するコラムが締め切りを過ぎていると指摘され、あちこち移動しながら慌てて書き上げました。(^_^;)
(すっかり恒例になりましたが)ニュースレターの発送に先立ってここにもアップしておきたいと思います。

*****ここから転載です******

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織田信長自刃の歳。

暦の上ではすっかり春。二月の半ばからとても寒暖の激しい日が続き、やっぱり東大寺の水取りまでは本格的に暖かくならないものだと、改めて認識し直した冬の終わりでした。皆様お変わり無くお過ごしでしょうか。

お水取りといえば奈良では春を告げる風物詩として『お松明』と言う名でも親しまれておりまして、そもそも、行者がみずからの過去の罪障を懺悔し、その功徳により興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事との事です。

先輩経営者に教えられて、私が常に戒めにしている言葉に『自省の中にしか成長無し』という言葉があります。仏教とは全く関係がないように思っておりましたが、人の持つ本質は遠い昔からあまり変わっていないのかも、と思った次第です。

三十代半ばで起業した私も気付けば今年で四十九歳、数え年では五十歳となり、子供の頃に歴史小説を読み漁り、血沸き肉踊るその活躍ぶりに心酔していた織田信長が本能寺の変で追いつめられ自害したのと同じ年になります。

今年になってからそんな事を考えて「オレって結構ゆっくり生きているな」とか、「意外と人生って長いんだ」等と思ったりしましたが、一番強く感じたのは、「しっかりした大人にならねば」という事です。いつまでも反省ばかりしている歳ではないのだと。(苦笑)

周りを見渡せば、立派な先輩諸氏がたくさんおられますし、私の1.5倍の人生を生きられた方からはまだまだ若造扱いされる事も正直ありますし、それも当然だと思っています。ただ、至らぬ点、自省すべき事は山の様にありますが、信長が天下布武をあらかた成し遂げた歳になり今更、若造ぶっていてもしょうがないのも事実です。後進を育てる歳に差しかかったと自覚して、反省すべき事は反省をし、学ぶところは学び、そして胸を張って教える事は教えようと思います。

私たちすみれは建築会社ではありますが「工事をすることが目的でない。」とスタッフに口を酸っぱくして繰返し伝えております。

ご縁を頂いたお客様の工事の後の『暮らし』や『ご商売』を良いものにして、気持よく毎日を過ごして頂く事を目的としており、工事はあくまで手段に過ぎません。そのような考えに沿って本当の意味でお客様の事を想い、本質に基づいたご提案や工事をしようといつも話し合い、その為に私たちに何が出来るか?という問いを繰返し行なっています。

その答えの1つが『すみれ暮らしの学校』です。小規模ながら、毎月、皆様に楽しんで頂ける様なイベントを企画しておりますのでホームページを参照の上、多くの方に御参加頂きたいと思っています。

昨年末にその様な取り組み、また根本的な考え方の源泉など、私たちが創業以来培って来た価値を冊子にまとめてみました。

『すみれ知的資産経営報告書2015』という少し大げさな名前がついておりますが、すみれの事業の中身を全て見える様にた取り組みです。(ご興味を持って頂きましたらお声掛け下さい、届けに上がります。)この取り組みは社外の方に私たちの事を知って頂く為でもありますが、実は社内のスタッフ向けをメインに作成をしました。

信長が亡くなった歳になるにあたり私自身、後継者を育成する時期に差しかかっている事を認めて、今一度スタッフ全員に私達が目指して来た方向性、価値を再認識してもらい、次のすみれを担い、お客様への責任を全うしてくれる人材に育ってもらいたいという想いを込めて私が学んで来た事、そこから生まれた考え方や事業の変遷も含めて見える様にまとめてみました。

少し前までは、『教える』『育てる』と言えば子育ての事と思いがちでしたが、娘も高校生になりましたし、そろそろ自分の年齢にまっすぐに向き合い、大人が大人を教え、育てて、世代を繋ぎ、事業を継承する体制を整えて、ご縁を頂いた皆様への恩返し、建築でのお手伝いをいつまでも続ける事が出来る、安心して頂ける建築会社になりたいと思います。

皆様に末永いお付き合いをお願いすると共に、私達すみれも持続継続出来る企業へと歩みを進めて参りたいと考えております。

これからも引き続き、すみれを宜しくお願い致します。

___________________________________________

******転載ここまで******

絶対に50歳で死ぬと思っていた私ですが、今のところ思いの外長生きが出来そうです。
そこだけは英雄信長に勝った?と言えるかも。(笑)
命がある事自体に感謝しつつ、今年が、人生の最後の一年だと思い、精一杯駆け抜けたいと思います。(笑)

 

おまけ

こんなコラムをお送りする事はありませんが、職人起業塾で塾生の皆さんと共に学んでいるマーケティングについての解説や実践するためのヒントをメールマガジンでも配信しています。決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。

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ギアを上げる 〜ルフィに学ぶ問題解決〜

2月16日晴れ

雨上がりの澄んだ空気と抜けるような青空。少し寒かったですが、気持ちの良い朝となりました。

   

 

クレーム根絶は「絶対無くす!」という意識から。

昨夜は給料日。工務部ミーティングの日でした。各現場担当の収支報告の後、全体の工程調整。
すでに始まっている消費税増税のあおりによる先食い需要により一昨年の増税時と同じ様な忙しさになりつつあります。ご依頼いただいた工事を工期通りに終えてお渡しできるようにと全員に改めて気を引き締めるように伝えました。

そして、忙しくなってくると出てくるのがクレーム。つい先日、連絡の不行き届きでお客様にお叱りを受けたこともあり二度とクレームを出さないようにと厳しく上で皆に申し伝えました。

要は技術なんか二の次で、その前にやるべきことあるべき姿にしっかりと立ち戻れということ。計画、期限の設定、そしてその連絡を絶対に怠るなと。
当分タフな状況が続きそうですが何とか皆の力で乗り切ってもらいたいと思います。

 

書籍『職人起業塾』のレビューご紹介。

話は変わって、このところ続々と書籍についての感想をブログやSNS等でいただいており非常に喜んでいるとともに感謝をしています。
少しずつこのブログでもレビューをご紹介したいと思います。
まずは、すみれ本社で毎月開催している職人起業塾に参加頂いている塾生の秋田 真沙美さんの感想文。正直、レビューを読んで泣いてしまいました。自分が書いた書籍がこんなに想いを同じくした人に読んで頂けて、少しばかりでも勇気や光を感じて頂けるなんて想いもしていませんでした。
秋田さん本当にありがとうございました。

職人起業塾、読書感想

by秋田真沙美様

 

 

メールマガジンの不備?についてのお詫び。

書籍が出版社から発送された書籍が先行予約頂いた方へお手元に届き始めたのと同時にメールマガジンの登録も毎日のように頂いています。残念ながら低頻度の配信なので、登録頂いてからなんにも届かない現象が起こったり、バックナンバーを見れるシステムを利用していないので、登録いただいた前に配信したメルマガは読んでいただくことができません。(ただいまIT用心棒に相談中です、笑)

昨日配信したメールマガジンは次回の職人起業塾@すみれ本社開催のメインテーマの参考文でしたので、未登録の方のためにここでもアップしておきたいと思います。
▼まだの方は良ければ、こちらから登録してみて下さいね。
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~ルフィーに学ぶ問題解決~

※以下はメルマガより転載(一部抜粋)

■この週末は北九州マラソンに出場します。

マラソンの季節ももう少しで終わりです。神戸、姫路、京都、大阪、東京と今シーズンののマラソンエントリーは全て外れて唯一のフルマラソン参戦は九州への遠征となりました。
目標タイムは4時間30分。大したことないタイムですが、走りきる事が目標だった二年前の初マラソンの時から考えると、自分自身の中では凄い進化と言えます。
ここに来て、お試しチャレンジランナーから、市民ランナーへの仲間入りを果たした?的な新たなステージに立った様に思えます。(笑)

■人生というゲームに遊ぶステージ感。

何かしら新しい事に取り組む時、まずは継続して続ける事から確実に達成できる道筋をつけて目標を設定します。
計画通りなんとか継続が叶い、習慣となって定着したとき、1つステージを登った感覚を覚えます。
そして新たなステージで更に習慣をブラッシュアップすると、また新たなステージに上がることになり、(私の経験則では)その繰り返しを続ける事で、いつの間にか初めに設定した目標自体をブラッシュアップ出来て思わぬ大きな成果を手にする事が珍しくありません。
勉強会を繰返しているとコンテンツが磨かれていつしか書籍になって出版されたりとか。(笑)

これって、人生をゲーム感覚、もしくは小説の中の主人公であるかの様に人生を俯瞰しているからそんな風に思うのではないか、なんて思っています

■習慣の階段を上るのは陳腐化からの脱却。

今月の職人起業塾@すみれ本社開催では、メインテーマを『習慣の階段』としています。
ドラッカー博士が言われた「全てのものは陳腐化する」の言葉を真摯に受け止めると、行動から習慣へと繋げた問題解決への弛まぬ取り組みも、(非常に残念で厳しい話ですが、)ブラッシュアップを繰返さないと直ぐに色褪せて特別なものでも、強みを磨くものでも無くなることを示唆しています。つねに、これで良いか?大丈夫か?顧客のニーズと合っているか?がっかりされていないか?を繰り返し問い続ける必要を感じます。

 

■楽しまないと損、は人生も同じ。

常に上に、更に上にと習慣への取り組みをブラッシュアップを行い続けるのは「たいへんやなー」とも思いますが、自分の取り組みを俯瞰してみて見ると陳腐化もステージを次々にクリアして上がって行くのも実はそんなに特異なことでは無く、むしろ、せっかくゲームに参加しているのだから次々とアクションを起してチャレンジしないともったいない!となりますね。(笑)

■チャレンジすることで地味な習慣を楽しむ。

根本的な問題解決、その先の大きな目標達成の為には日々の習慣に落とし込んだ第二領域(緊急ではない重要なこと)への取り組みが不可欠です。これって地道で、地味な取り組みの様に思ってしまいがちですが、ステップアップを繰返し、ルフィー(ワンピースの主人公)の様にギアを上げる感覚を身につけると、その影響の輪の拡大のスピードを実感して、とんでもなくワクワクするエキサイティングな世界に突入して行きます。
ワンピースを良くご存知無いと言う方はこちらを参照して下さい。(笑)
https://one-piece.com
http://tweet-manga.seesaa.net/upload/detail/image/936_mini.jpg.html

ルフィーギア2
出典:yahoo画像検索

■次回の職人起業塾@すみれ本社は2月25日(木)テーマ:『習慣の階段』

お越しになられる方は以上の事に留意しながら、テーマについて想いを巡らせつつ御参加下さい。
単に、次の習慣をどうやる?と言う問いに対して考えるだけでは無く、全体を俯瞰することでワクワク感をもちながら、楽しみながら勉強会に臨んで頂ければと思います。
当日参加されない方も、自分自身の胸に手を当てて説く考えてみて頂ければと思います。(笑)

♪人生は~ゲーム~♪という歌が昔流行りましたが(古っ)当時から私は
「つい、口ずさんでしまう、なんだかしっくりくるフレーズやな~、」
と思っておりました。価値観というか、パラダイムが合っていたんですね。(笑)

■とにかく、人生を、習慣を楽しみながら大きな目的に向って突き進んで参りましょう!

 

******転載ここまで(加筆修正有)*********

まとめ

人生万事塞翁が馬といいますが、生きているうちに起こる良い事、悪い事は全て捉え方、見方次第です。塞翁の物語の様に人生を俯瞰してみれば、どんな大変な事も苦しい事もドラマティックなストーリーのファクターだと考える事も出来ると思います。
ゲーム感覚というとふざけた印象になってしまいますが、人は誰しも自分自身が主人公のドラマを生きています。

コヴィー博士が第1の習慣と言った様にやっぱり、まずは主体性をもって自分の人生をコントロールする事が重要だと言うことではないでしょうか。

ギア上げていきましょ!

 

おまけ

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ご縁、志、出逢い、在り方から『ホンモノ』へ。

2月15日 曇りのち雨のち晴れ
昨日の暖かさはどこへやら、まるで春やー、と喜んだのも束の間、神戸はいきなり冬らしい寒い朝に戻ってしまいました。

ご縁を紡ぐプロジェクト

週の立ち上がり、月曜日。
今朝は朝礼を終えてすぐ、今年に入って最近新しく取引を始めた自動販売機のベンダーさんのご紹介で同じ神戸市西区に本社を構えるお会社に訪問させて頂きました。
そのベンダー会社は『タイガーのWa』なるクライアント同士を繋いでそれぞれのビジネスが良くなる様に、というプロジェクトを立ち上げておられ、この度お取り引きをさせて頂くのをきっかけに早速ご紹介を頂いたという次第です。

実業とは関係ない部分でもクライアントに対する貢献をしたいと思われるその姿勢は素晴らしく、クライアントとのご縁を付加価値として無報酬で熱心に提供されているのには驚くと共に、非常に勉強をさせて頂きました。公私に渡り、なにかとお世話になる事が多そうです。
A社長、引き続き宜しくお願い致します。

 

志ありき。

そのご縁を紡ぐプロジェクトで神戸発信で全国にビジネスを展開され、しかも業界の発展の為に協会まで立ち上げられているという凄腕の社長さんをご紹介頂きました。私と同じ創業者であり、しかも年も私と変わらない(というか少し若い!)とのこと。非常に良い刺激を頂く事が出来ました。
運送業界の非常にニッチな、そして潜在的なニーズの大きいビジネスを展開されており、私も前職でその業界に関わっていた事もあって非常に興味を持ってお話を伺ってきました。

私たちの建築業界とも共通する部分として、実務者に対する教育が出来ていない、教育のスキームが確立していない、また、教育を受ける側も肉体労働者と言うマインドセットをもって、学ぶ事に非常に消極的な人が多いという事があります。その社長もまずは社員の正規雇用、労働法の適法の遵守から事業を始めたと言っておられましたが、業界を牽引して変えて行くにはそのような『志』がやっぱり重要なのだと改めて感じさせられました。

K社長、お忙しいなか長時間お時間を頂きましてありがとうございました。
このご縁を大切にしたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願い致します。

 

 

寝言じゃない、罪でもない。

志があるかないかというのは、事業に対する明確な『目的』のあるなしに関わってくると思います。事業の目的は理念の体現です。と淀みなく答えられる経営者が私の身の回りにはたくさんおられます。二宮尊徳翁の有名な言葉に、

「理念なき経済は罪悪であり、経済なき理念は寝言である」

というものがありましたが、志のないビジネスは表面的な売り上げ、利益は上がったとしても長続きすることはないと思っています。

 

あんた、ホンモノか?

理念と言う言葉は少し大仰なイメージがあり、なかなか使いにくいこともあり、研修や講演の際に最近はよく「本物かどうか?」という問いかけをするようにしています。

インターネット革命、またスマートフォンの爆発的な普及で検索の時代と言われる情報革命もここにきて一段と加速度を増しています。なんでもすぐに調べられ、しかもあらゆる情報がインターネットから得られる現代において、本物か偽物かはすぐに調べが付いてしまいます。
ベッキー問題?で誰もが感じた通り、イマドキ何も隠し通す事等出来ない時代になったのではないでしょうか?

 

 

ホンモノの条件

先週の匠工房社の安全大会でも協力業社会の皆さんにもしつこく(笑)問いかけてきましたが、「本物か?」という問いかけは何も技術力のあるなしを聞いているのではありません。

「本当に顧客の為を思っているのか」

「本当に社員の幸せを願っているのか」

「本当に取引先とwin winの関係を築くつもりがあるのか」

日本的には三方よしを考えているかという問いになりますか、、
まずはここがクリアになっていてこそ初めて本物であるなしの入り口に立てると思うのです。

技術力やサービスの質等はまず『本物の心』があってからのこと。

逆に言うと、志や理念、本物の思いがあれば後の事は全ておのずとついてくると思うのです。

 

人生は人との出逢いで変わる。

そして、最近とみに思うのは、志しの高い経営者さんが私の周りにはたくさんおられる、またそこから連鎖してご縁が広がり続けていると言うことです。
ホンモノに囲まれている環境というのは、恵まれている、ついていると言ってしまえばそれまでですが、本当に心地よく、気分よく毎日を過ごす事が出来ます。そしてその環境に引き込まれる様に自分自身の在り方を見直さずにはいられません。
過去にはずいぶんとたくさんの過ちを犯してきましたが、今は、そしてこれからはもっとそんな皆様とのご縁を大切にしながら自分自身も本物になるための努力を忘れずに精進したいと思う次第です。

「もうすぐ本物の時代が来る」と言い出してもう10年以上、随分経ちますが、今度こそいよいよ新しい時代が到来していると実感する今日この頃です。

本物だけが生き残る時代、自分自身の在り方を見つめ、正しながら頑張っていきましょう。

 

 

おまけ

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匠工房 安全大会に乱入?の巻。

2月13日 曇りのち雨

 

天気はイマイチ冴えませんでしたが暖かい良い朝やなー、なんて思っていましたが、昼過ぎにはパラパラと雨が降り始め、出掛ける頃には本降り。
畑にとっては天恵なのにも拘らず、タイミングの悪さに「チッ雨かよ、」とつい悪態をついてしまいました。50歳にもなろうかと言うのにまだまだ人間が出来ておりません、、(苦笑)

 

 

職人起業塾【第二期 姫路】締め切りの後・・・

お陰さまで、6ヶ月コースの『職人起業塾@京阪神木造住宅協議会』の二期生の募集は昨日をもって締め切りをさせて頂きましたが、今日はなんと九州の(ライフスタイルマーケティングの実践で)超有名工務店の方からお申し込みを頂いた様です。
秋口からスタートする第3期研修事業へのご案内をさせて頂いた様ですが、人数がまとまって来ると私が九州に行った方が良いかもしれません、来週のJBNの研修で職人起業塾の総論を半日かけてお話しするのも、遠く広島、岡山、四国からお申し込みを頂いている様ですし、(←残席まだある様ですよー)第4期の開催地はは広島か九州も視野に入れて考えてみたいと思います。(笑)

遠方からのお申し込み、ありがとうございました。急に締め切ってしまいまして申し訳ありませんでした。  

 

夕方からは滋賀県草津へ。

以前から何かと仲良くして頂いている同業の(滋賀県ナンバーワンリフォーム会社の)株式会社匠工房さんの安全大会にお招き頂いて、基調講演をさせて頂きました。
協力会社、出入りの職人さん、そして社員さんの計160名程にもなる大所帯での講演はずいぶんと重責ではありますが、聴いて頂く対象が職人さんメインという事で張り切ってきました。(笑)

   

とにかく、考えてもらいたい。

講演の内容はと言うと、いつもの通りのワンパターン。とにかく、忙しい中時間を取ってせっかく聴いてくれるのなら、何か1つだけでもモノにして欲しいという話を枕に、聴いて知識をつけても行動を起さなければ単なる時間の無駄。そして、行動を起こしたところで、一回こっきり、もしくは三日坊主では余計に時間の浪費だと強く訴えた後、意識を変えませんか?と言う職人起業塾からの提言です。

 

やらなあかんこと。

経営者だろうと、社員だろうと、職人だろうと、やらねばならない事があるのはハッキリしています。規模の大小はあるにせよ、まずは生活の糧をしっかりと確保するのが最低限やらねばならない事ですが、人口減少に伴う需要減少がハッキリしている景気後退の今の時代、(大企業でも倒産するし、公務員でもリストラされる様な時代)に建築業界で働く人が先行きの暮らしを見通すのは困難極まりないのが現状です。今、安心して幸せな暮らしを送るには将来の不安を払拭すべきだと思いますが、人が誰しもいつ死ぬか分からない様に、「将来の事などわからんわい」と考えるのをやめて諦めてしまいがち。しかし、それでは守るべき人への責任が果たせません。

 

 

職人起業塾からの提言

私からの提言は、とにかく「将来に明るい見通しを持てる様になろうぜ」っとことです。
「1年先の仕事さえ決まっていないのに、何をいうんや、」と、よく言われますが、困難なことだからといって、目を背けなければならない訳ではなく、守るべき人がいるなら、(最小単位は自分自身となりますが、)やらねばならない、やって然るべきコトな筈です。誰もが、将来への不安を消し去って毎日を楽しく幸せに過ごす権利があるし、出来ると思っています。

   

とにかく、千里の道も一歩から

どうやって将来の売上げをつくるのか、という問いに対する答えは非常にシンプルかつ明確です。
それは、原理原則、自然の摂理にに則って田んぼを作れば毎年米が収穫出来る様に、木を育てれば毎年リンゴが食べられる様に、足元から順番にやるべき事をキッチリと積み重ねて行けばそれなりの成果が手に入る筈、というものです。『7つの習慣』のスティーヴン・R・コヴィー博士が言われた『人の在り方』を守り、ジェイ・エイブラハムの『卓越の戦略』を軸にマーケティング理論を愚直に行動に移せたら(時間の問題はさておき)困難な問題も必ず達成できると思っています。

 

 

世界一の理論を職人に

それは、人一倍学の無い、学歴社会からドロップアウトした私なんかが考えたものではなく、世界一読まれたビジネス書や全米No.1マーケターが提唱しているものですから、日本中の企業はおろか、世界中で実証されています。ちなみに、匠工房の関社長と室田専務とは一時、一緒にジェイのマーケティング理論を学んでいた時がありましたが、今でもコツコツと学びを深め、実践に落とし込んでおられる様です。未来を作る土壌を持った会社だけに、職人さん達の反応も、(私に対しては怪訝な雰囲気も否めませんでしたが、笑)皆さん前向きだった様に思います。

 

 

人生は選択が作り上げる。

要するに、「やるか、やらんか。」やれば結果はついて来るし、やらなければ現状維持と言う名の泥沼にはまり込んでそのうち泥舟が水に溶けるが如く沈んでしまうかもしれません。
浮くか、沈むか、その境目は、今この瞬間に将来の為の努力をするか、何もせずに未来を食いつぶす時間を過ごし続けるのかのどちらの選択をするかにかかっています。

 

影響力の問題。

出来たらいいなー、と思っているのに出来ない事はたくさん有りますが、それは単に自分の影響力が小さくて、その願望が影響の輪の中に入っていないだけのこと。意識を変えろ、まずは自分の影響の輪の大きさを意識して出来る事からそれを大きくする事を考えろ、まずは何に取り組みますか?と、いつもの様に畳掛けてきました。(笑)

 

とにかく、一歩!

しかし、職人の世界はとにかく、将来のビジョンが見えにくいもの。達成出来るイメージを持てないまま、努力を積み重ねるのは誰にとっても非常に苦しく面白く無いものです。
それでも、一歩を踏み出さなければ、今のまま、成り行きに流される主体性の無い人生になってしまうかもしれません。一時間程度の私の話でしたが、ほんの少しでも、意識を変えて、行動を帰る事が未来を大きく変えられるかも、とイメージして頂けていれば嬉しい限りです。
関社長、匠工房の皆さん、いい機会を頂きましてありがとうございました!

   

おまけ

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職人は道具じゃねーよ。

2月12日 晴れのち曇

職人起業塾【第二期】定員に達しました!募集締め切ります。

今日も朝からオッサン3人で車に乗り込んで職人起業塾【第二期】の参画の手を上げて下さった企業への訪問へ、姫路、宍粟。加古川と兵庫県の西地区をぐるっと一回り、4件廻って経営者さんに研修の詳細や厚生労働省認定の助成金の受給資格等のご説明を行なって、研修講座の申し込みを約15名も頂いてきました。企業訪問をする度に参加者の人数を増やされる企業が多く、移動の道すがら受講希望者を計算してみると、なんともう既に定員をオーバーしてしまっている事が発覚。(笑)
正式な受付を集計して、本日付けで今回の募集を締め切る事になりそうです。

高い志を持つ、同業の経営者さんのご理解とご賛同に厚く御礼申し上げると共に、現場で働く、もしくは建築業界でモノづくりに関わる人達の意識改革への大きな期待に応えれる様に私も気張っていきたいと思います。皆様、精一杯頑張りますので、皆様宜しくお願い致します。

ちなみに、秋口から開講予定の第三期はまだまだ絶賛募集中ですので、ご興味がある方は早めのお問い合せをお願いします!

 

ご縁と輪に感謝します。

朝から晩まで企業訪問を繰り替えしていろんな経営者さんと、様々な話をして来て、私自身もハッと気付かされる事や、「なるほどなー、」と勉強させて頂く事も少なからずあります。
意識の高い経営者さんとのご縁を頂き、輪が広がる事がひょっとしたら今回の研修事業の最も大きなメリットではないか、なんて思ったり。

これから講座が始まるとそんな企業の社員さん、経営者さんと毎月二回以上と頻繁に接触させて頂く訳ですから、(我ながら)なんていい環境が出来ているんだと喜んでしまいました。

 

職人は機械やないねんから・・・

そんな中、とある経営者さんが口にされた言葉が胸にぐさっと刺さりました。それは、

大工や現場監督も機械やないねんから、教育の場を与えて、育てんとアカンと前から思っていたんです。でも、なかなか自分ではやりきれんし、高橋さんの話を聞いてこれや!と思いまして。」

という言葉、姫路を中心に高い人気を博しているすばらしい企業の有名な経営者の言葉に、胸が熱くなりました。『機械やない』というのは、大工を始めとする職人に対する雇用をせずに外注先として必要な時にだけ使い、要らなくなれば使い捨てる単なる道具の様な扱いが定着してしまっている今の建築業界を如実に表した言葉です。

本来、モノづくりをするべき会社がその担い手を守り、育てる事無しにどうやって未来をイメージするのか、強い経営体質という見せかけのかけ声のもと、工務店は目先の売上げ、利益にのみ血道をあげてきた結果、今の職人不足が起こっているのではないか、と10年前から職人の社会的地位の向上を訴え続けて来た私たちと完全に方向性を同じくする発言に小躍りしてしまう位、喜ぶと共に志を同じくする同志の言葉に心強い想いを胸に抱く事が出来ました。

 

認めて頂いた『職人起業塾』の特異性と希少性

兵庫県の西地区でカリスマと呼ばれる程、卓越した経営手腕を発揮して、地元の木材を活用する地域密着と、木の家の佇まいを大事にした丁寧なデザインで好評を博されており、素晴らしい業績を上げられておられるそのM社長曰く、

「営業スキルも設計スキルも研修を行なって社員をブラッシュアップする事が出来るし、実際なんとかして来た。しかし、大工の意識改革はやっぱり大工の気持ちを良く分かった現場叩き上げの人しかできへん。それが以前からずっと気になっていました。」

とのことで、『職人起業塾』の特異性と希少性について大いに認めて頂けました。
期待を裏切る事が無い様に精一杯の努力をしなければ、と思ったのはモチロンですが、もう1つは結局、研修事業を通して結果を出すのは私ではなく、参加して頂く従業員さんです。このような理解を示されている経営者の元から送り出されたら、その結果も出やすいのはアタリマエやな、と思ったのです。

 

 

利益が上がる状態を整える。

私たちが研修事業を通して受講生に伝えるのは、意識を変えることです。
技術的な事や営業スキルと言われる様な事は一切カリキュラムに入っていません。いわば、目に見えない部分ばかりで、これが一体いつ、どんな成果を生み出すのか?と言われると、その答えは「わかりません」としかいえません。しかし、イソップ物語のガチョウの寓話にある通り、金の卵(利益)を生み出す為には元気なガチョウを育てるべきで、それは取りも直さず状態を整える事に他なりません。要は、社内整備と従業員教育に集約されると思っています。

半年振り?にドーナツを食べた理由

話は全く変わりますが、今日久しぶりにドーナツを食べました。
二週間後に控えた北九州マラソン参戦の準備として、なんとかあと3kg痩せる事を(なんの努力も節制もしておりませんが、笑)目標にしているので、出来るだけ間食を口にするのは控えているのですが、すこし気が変わって。

それは、一日中車で移動しながら、あちこちの企業を廻るという慣れないコトをやりながら、コンビニエンスストアのありがたさ、というかトイレを気持ちよく貸してくれる事に本当に感謝をしていた事に端を発します。

 

 

申し合わせた様にドーナツを買うオッサン達(笑)

あるコンビニでいつもの様にトイレを借りて便座に座ると、正面の壁にドーナツのセールをやってます!という告知のチラシが張ってありました。その後に訪問した先は、先日すみれの若衆が墨付けと刻みの研修にお邪魔してお世話になった先ということで、手みやげにそのチラシをきっかけにお店に売ってあるドーナツを在庫全て大人買い。洋菓子屋さんに行くのをやめました。(笑)
その後、またまたトイレ休憩に立ち寄ったコンビニでは示し合わした訳ではないのに川西先生がドーナツを差し入れに買って下さって、それを私も珍しく頂いた。と、こんな流れです。

 

コンビニはオッサンの救世主

何が言いたいかというと、すっかりアタリマエの様になっていますが、お店のトイレをきれいに掃除して、無料で貸し出すコンビニエンスストアは、感謝され、(売り込まなくても)売上げを上げることが出来る状態を作っているという事です。
多分、というか絶対、トイレを開放する事によって毎日の売上げがいくら変わるか、などと試算したりしていないと思うし、したところで計算は立ちません。しかし、数年前からきれいに整備されたトイレを提供するコンビニが増えて来て、(ウオッシュレット完備やし!)私たち外回りをするオッサンにとっては、それはある意味救世主。(笑)
はっきり言って、(あくまで私見ですが、)コンビニに対する意識が好意的になっています。

 

顧客の潜在的なニーズに向き合うこと。

これって、マーケティング的に見ると、顧客の潜在的なニーズを汲み取り、目先の利益に囚われずに対応することで、信頼を得て売れるインフラを整える取り組みではないかと思うのです。意図的にか、無意識の下の意識かは分かりませんが、人の為になる事を真摯に向き合うと、いつかきっとその振り子は自分にプラスになる様に振れて来る。

そして、その取り組みもやれば良いってもんではなく、マメなチェックをして、きれいに掃除をしているという細部への姿勢が見れてこそ。要は、見せかけだけか、おざなりか、そうではなく本気だと感じる事が出来てこそ、好感を持って、財布の紐を緩めるのだと思います。

目先に振り回されず、状態を整える事の重要性を改めて感じる出来事でした。(笑)

コンビニ各店様、いつも御世話になり、ありがとうございます。これからも快適なトイレ宜しくお願い致します!(笑)

 

おまけ

ドーナツ話の様な日常の暮らしの中で気付いたマーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。
決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

その他の告知です。

平成28年2月18 日(木) 神戸市農業共済会館にてJBN主宰のセミナー講師を務めます。
職人起業塾の全体像、総論をお話しします。
広島、岡山、徳島、京都、大阪と他府県からも多くの申し込みを頂いておりますよ。【残席有り】
http://keihanshin-mokuzou.jp/pdf/JBN160218.pdf

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)残数若干名、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生定員になり締め切りました】【三期生絶賛募集しています!】
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19日前後から書店、Amazonで発売予定の書籍『職人起業塾』のの先行販売はこちら、
【送料、手数料無料キャンペーン中!】
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京都、町家での一期一会。

2月11日 建国記念日 快晴

  
昨日の書籍の発売を受けて、早速先行予約を頂いて読了された方からのレビューをポロポロと頂いています。研修のテキスト本なので、本という程のものでもありませんが、それでも少しは参考にして頂く部分もある様で、好意的な感想を頂いてひとまずはホッと胸を撫でおろしています。(笑)
Facebookに投稿頂いたり、ご連絡を頂きました皆様、ありがとうございました。
一般の書店、Amazonでの販売は2月19日前後になるとのことですので、引き続き宜しくお願い致します。

  

建国記念日、祭日の今日はお休みを頂いて京都へ、

(いつもで経っても上達しない)不出来な生徒である私をご指導下さっている茶の湯の先生の傘寿のお祝いを、と社中のメンバーさんと共に先生をお招きして祇園の町家で懐石と、老舗のお茶屋さんで食後のお濃茶を頂いてきました。

寒さもやわらいで、暦の上での春らしい暖かな陽射しの中、暫しゆっくりした時間を楽しむことが出来て、先生をお祝いする会の筈が逆に自分のリフレッシュと勉強をさせた頂くことになってしまいました。なんか、申し訳ない様な、、(苦笑)

とにかく、H先生、この度はおめでとうございます。これからもお身体をくれぐれもご自愛頂き、不出来な生徒ではございますが、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。

  

 

先生へのカミングアウト

町家をリノベーションしたとてもいい雰囲気の料理屋さんでの食事と冷酒を楽しみながら、アレやこれやとおしゃべりをしましたが、その中で(お酒の勢いもあり?)私が座右の銘にしている言葉は先生に教えられてから、文字通り常に忘れること無く日々の仕事に生かしています。と初カミングアウトをしました。

   

一期一会の心

それは、茶の湯の心を言い表すのに良く用いられる、『一期一会』という言葉です。
一度の出逢いを、二度と無いものと心得て真摯に向き合う。という様に良く言われますが、茶の湯を習い出してから、先生に直に教わった私の体験からすると少し意味合いが違います。

実は、昨日発売日を迎えた書籍にもその事を引用しておりまして、私が提唱するマーケティング理論と切っても切れない重要な教えとなっています。
(書籍の紹介を兼ねて、笑)以下にそのコラムを転載します。

__________________________________________

*******ここから転載********

コラム5 一期一会

(私見ですが)現在、あらゆるビジネスは既に第三次産業(分かりやすくいうとサービス業) の要素を含んでおり、もしくは含まざるを得なくなってきていると思うのです。

一昔前までサービス業とは無縁と思われた建設業。しかし、工業製品(第2次)の販売と共に、地場で伐採された木材(第1次)を使う仕組みを必要としています。また、ソフト面では接客、設計はもとより(第3次)お客様のライフスタイルに合わせた資金計画の提案が出来なければ市場から必要とされなくなってきています。

職人集団を標榜して創業した私達もここ数年来、社内の1番の課題は「コミュニケーション」と言うことになっています。

そんなことを思うと、あらゆるビジネスは第3次産業以上となるのではないかと思うのです。
その根本として最も重要な概念とは、日本人特有の「おもてなしの心」だと思っていま す。 そして、月に一度だけでも「その心、かたちに触れて、己の日々を振り返る時間を持 つ習慣をつけるように」と私は茶の湯のお稽古に通い続けています。

茶の湯の世界ではそれらを簡潔にまとめて『一期一会の心』と表します。

ちなみに、一般的に解釈されているのは、
「一期一会」の意味… 一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回 しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一 生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。出典:goo辞典

私もお稽古に通い始める前はそんな風に思っていました。

しかし、その一瞬を大切にするという概念を突き詰めて いくと言うことは、とんでもないぐらい奥が深いことだっ たのです。
何度か通う内に、アタマをハンマーで殴られたような強 い衝撃を受けて、文字通り目からうろこの体験を未だに毎月のように繰り返しております。

どうゆうことかといいますと、

たとえばこちらの花の写真

小さな茶花の一輪なのですが、一期一会のその席に座ると、その床の間にまるで野に咲いてあるがままの風情で活けられてあります。

何の主張もせずにただ、一服の茶の湯を客人に気持ちよく召し上がっていただく為の風景の一部となって。

しかし、その花がそこに活けられてある背景に目をやると、実は花屋さんには置いてな い和花だったりするわけで、ただその一服の茶の湯のために一年かけて自宅の庭の片隅で大事に育てられているのです。

その一瞬の刹那を大切にして全身全霊でおもてなしを全うするのは、何年もかかって季節ごとの花が毎日生けられるように花を育てることが出来て初めてできると言うことなので す。

それはモチロン花だけではなく、茶器、釜、軸、茶室、抹茶、そしておもてなしをする 人の一挙手一投足、足の運びから、茶筅を置く場所、その他のありとあらゆるものを磨き上 げ、全てを常に最高の状態に高めて客人をもてなせる状態を作れることを指すわけです。

それを、まるで野にある花のように、自然な立ち居振る舞いでアタリマエに提供できる ことを、じつは一期一会と言うのです。

あまりにも厳しく、深いそのおもてなしの心という概念ですが、振り返ると私達の日常の業務にもぴったりと当てはまってしまいます。

「 家を建てたいのですが」「リフォームを考えているのですが」と言ってお越しになるお客様に、そのおもてなしを出来ているか、常に最高の状態でご要望を伺っているか、一分の 隙も無いものを作っているか…。

道半ばというにはあまりにも出来ていないことが多すぎる私達ですが、せめてその心を 知り、高いところを目指しながら日々の精進を積み重ねて行きたいと思っています。

この、習慣と言うにはあまりにも厳しい、常に自分自身の襟を正し続ける姿勢を共に事業を行なう全員で共有することが、たった一度のご縁を紡ぎ合わせ、未来の売上げを作る事に繋がるのだと思っています。

*****転載ここまで******

__________________________________________

 

感謝と願い

年中を通してろくに休日も無い慌ただしい毎日を送りながらも毎月時間をやりくりして滋賀まで茶の湯をお稽古に通い続ける事が出来ているのはこのような普段の暮らしでは学ぶ事の出来ない価値観、というよりも世界観を学べるからで、いつまで経っても茶の湯のお点前は上達しませんが、それなりに学び取った事は自分自身の血肉になっておるのではないか、なんて思っています。

先生、そしてお稽古をご一緒頂ける諸先輩や仲間に感謝する事しきり、そして先生にはいつまでもお元気でお稽古をつけて頂けますように、お願いしたいと思います。

本日は本当におめでとうございました。そして、ありがとうございました。

 深謝。

 

おまけ

冒頭にも書きましたが、書籍『職人起業塾』は書店、Amazonでは2月19日頃から店頭に並ぶ予定らしいです。代引手数料、送料無料でサクッとお届けするキャンペーン継続中ですので、こちらからご注文頂ければ幸いです。【送料、手数料無料キャンペーン中!】
http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171

マーケティングについての解説や実践するためのヒントを(不定期&低頻度ですが、、)メールマガジンでも配信しています。決して建築業界だけに当てはまる理論ではありませんので、良ければ登録してみて下さい。モチロン、登録は無料です。
【職人起業塾通信】https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTbGxqzg

その他の告知です。

平成28年2月18 日(木) 神戸市農業共済会館にてJBN主宰のセミナー講師を務めます。
広島、岡山、徳島、京都、大阪と他府県からも多くの申し込みを頂いておりますよ。【残席有り】
http://keihanshin-mokuzou.jp/pdf/JBN160218.pdf

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会 二期生(姫路)残数若干名、三期生(神戸、大阪)の募集も開始しておりますよ。【二期生残席少々のみ】
http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

書籍『職人起業塾』本日発売!(早速)要約とレビュー頂きました!

2月10日 晴れ

職人起業塾@京阪神木造住宅協議会【第二期】締め切り間近。

  
今日は朝から京阪神木造住宅協議会の事務局中村氏とすみれ顧問社会労務士であり、研修講師の川西先生と連れ立って、五月から開講予定の職人起業塾【第二期】の参画希望企業へのご説明の旅へ。

高砂市、たつの市、加東市、西脇市と兵庫県の西エリアをぐるっと4件、丸一日かけて廻らせて頂きました。皆さんすばらしい企業、経営者さんばかりで、職人起業塾の取り組みに諸手を上げて賛同して下さりました。
お陰さまで明後日もう一度、姫路から宍粟周辺の企業を廻ると、今回の募集人員はほぼ満員御礼、募集からひと月も経たずに締めきりになりそうです。(笑)
お申し込みはこちら、http://keihanshin-mokuzou.jp/shokunin/index.html

早々にお申し込みを頂きました皆様、ご理解、ご賛同を頂きまして本当にありがとうございます。
研修では結果を叩き出せる様に精一杯張り切りますので、宜しくお願い致します。

職人起業塾パンフレット
職人起業塾パンフレット

職人起業塾とは、

職人起業塾の講座への申し込みを検討されているお会社にまず質問されるのは、「この研修は職人向けですよね、」もしくは、「受講させるのは良いんだけど、起業されるのはちょっと、、」ってコトです。
講座のタイトルがそんな風になっておるのでそのように取られるもしょうがない事だとは思いますが、私の回答は、

「この講座は顧客接点にある実務者の意識改革のプログラムなので、職人に限ったものではありません、実際、職人以外にも現場監理や設計、営業の方もおられます。」
そして、
「もちろん、安易な起業を奨めるものでもなく、起業するくらいの意気込みで経営者感覚を身につけて、顧客接点で活躍してもらう講座です。」
「要はマーケティング(=売り込まなくても自然と売上げ、利益が上がるしくみ)の構築を社員さん自らに行なって頂くプログラムで、社長はオブザーバーとして参加して頂き、社に帰って研修内容を実践する社員さんのバックアップをしてもらいたいのです。」
と、お答えしています。

それを聞いて、「なんや、それなら、」と、受講させる社員さんの人数を増やされる企業が今日も相次いで、ネーミングの難しさと共に、説明の重要さを改めて実感しました。(苦笑)

 

書籍『職人起業塾』本日発売開始!

本日、正式に発売となった書籍『職人起業塾』もその意味では同じで、タイトルを見ると独立志向の建築職人向けの本にしか見えませんが、実は7つの習慣のスティーブン・R・コヴィー博士とハイパワー・マーケティングのジェイ・エイブラハム氏のマーケティング理論を分かりやすく実例を交えて解説したテキスト本です。
なので、すみれで毎月開催している勉強会の様に、どの様な業種、業態の方に読んで頂いてもそれなりに使える様になっています。

全国の書店にも並びますし、またはAmazonでもそろそろ買える様になりますので、是非手に取ってみて頂ければと思います。ちなみに、送料、手数料無料キャンペーンも継続中です!
http://www.mediasion.co.jp/?cn=100171

あ、事前予約の申し込みを頂いた皆様にはお手元に届きましたでしょうか?
既にずいぶんとたくさんの方からご購入を頂いたようです。本当にありがとうございました!
読み終えた感想等をコメント欄に頂ければ幸いです!

書籍『職人起業塾』
書籍『職人起業塾』

中身検索!的、書籍の要約、頂きました!

タイトルを見てピンと来ない、というのは当初から問題だと思っておりましたが、なんと!発売に先駆けて読んで頂いた方から、本の要約とレビューを頂きました!
そのあたりの問題を解消しご理解頂けるかと思い、転載をさせて頂きたいと思います。

___________________________________________

*****ここから書籍の要約の転載 S様、ありがとうございます!*****

職人起業塾 〜企業の未来は現場で作る〜 著者:高橋剛志

序章 新時代で生き抜くために 〜地盤づくり〜

【職人にこそマーケティングが必要】
お客様にとって一番身近である職人の言葉遣い、行動、対応、モノの質が未来の売上げを左右するから。

【マーケティングとは?】
《ドラッガー》マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすること。
《職人起業塾》自然と売上げ・利益が上がるシクミ(ビジネスモデル)。

【なぜマーケティングが必要?】
未来に対する不安を払拭して、明るい希望を持ちながら日々過ごすため。
分かっていても何もしない人がほとんど。
自分の力で何とかしなければ、未来は誰も変えてくれない。
自分の人生においては誰もが『人生の経営者』。
まずは個人的なシクミづくりから取り掛かってみてはどうか。

【マーケティングを学ぶ前にコミットすべきこと】
・知識として得たことを行動に移すこと。
・行動が定着するまで持続継続すること。

【工務店が抱える問題】
①集客
②収益
③人材育成
④職人不足
⑤事業継承
※ ①集客を根本的に解決すれば、その他も連鎖的に解決する。
では、集客の問題を解決するいい方法とは?

【工務店の本業はモノづくり】
販促活動が「モノづくり=人づくり」の妨げになっている。
販促活動をなくし、「モノづくり」と「人づくり」に時間とお金とエネルギーを集中させる。
「マーケティングの構築」を目指すべき。

【マーケティングの構築は全員で!】
工務店の全員で『何のためにこの工事をしているのか?』を深く理解し、自分のやるべき行動を決める。全員が経営者意識を持たないと構築はできない。

第1部 在り方がマーケティングの出発点 〜基礎づくり〜

マーケティングは「人としての在り方」を見つけることからスタートする。

第1章 意識を変えること

【自分の人生をマネジメントする】
自分という会社の経営者となり「自分の人生をマネジメントする」。
決して簡単ではないが、「できない」では何も始まらない。「何度失敗しても、できるまで挑戦し続ける」

【「できること」と「できないこと」を知る】
『7つの習慣』著者:フランクリン・コヴィー
・自分が変えられないこと、できないこと「関心の輪」
・自分が変えれること、できること「影響の輪」
「できること」に集中・実践すれば「影響の輪」が広がり、「できないこと」が「できること」に変わる。

※自分の「影響の輪」を紙に書いてみる

【「影響の輪」を広げる】
必ず「できること」にしないといけないものがたくさんある。
・家族を幸せにすること
・子どもを大学に進学させること
・死ぬまでご飯が食べれること
これらを確固たるものにするには「影響の輪」を広げる必要がある。

どうすればいいのか?

「影響の輪」のファクター(要素)をグレードアップさせる。

人望・人脈・スキル・経験・知識・発想力・直感力・企画力・行動力・責任感・印象・理解力・説明力・判断力・解決力・情熱

重要なことは「影響の輪」を広げる活動を繰り返し実行し、定着させていくこと。

《コラム1》「憤の力」
憤慨すること、すなわち「憤の力」は時として、素晴らしい原動力になる。

 

第2章 人生の目的とは

【死ぬまでにしたい10のこと】
人生の目的をはっきりさせましょう。
はっきりさせるにはどうすればいいか?
「死ぬまでにしたい10のこと」を書き出す。

次に締め切りを設定する。

「やりたいこと」「やるべきこと」の2つに分けてみる。
「やるべきこと」は、それを成し遂げるために人生がある(使命=ミッション)。

4つの役割でミッションを考える。
「①経営者として、②夫として、③父親として、④子どもとして」などなど。

《コラム2》一年の計、十年の計、百年の計
一年の計(短期)ーーー穀物を植えるーーー日々の行動、在り方
十年の計(中期)ーーー木を植えるーーーシクミづくり
百年の計(長期)ーーー人を育てるーーー人生をかけて為すべきこと
長期から逆算する。
メモをとり、普段から目につく場所に張り付ける。

とはいえ、誰しも理解できることを的確にできるのは神の領域。
私たちは困難だと知りながらも、それでも、当たり前のことに取り組み続け、遥か雲の彼方にある、神の領域を目指さなければならない。

 

第3章 緊急性の低い重要なことへのアプローチ

【かけた時間と成果は比例する】
目的地に辿り着くように「時間をかければいい」だけのこと。

【緊急ではないけど重要なこと】
コヴィー博士の『7つの習慣』
人の活動は4つに分類される。
①緊急で重要
②緊急ではないけど重要
③重要ではないけど緊急
④重要でも緊急でもない
多くの人は①と③に1日のほとんどの時間を費やす。
それは人生の目的に対してではなく、手段に直結しているにすぎない。

②が重要。②にしっかり時間を費やせば10年後に大きな変化と成長が手に入る。

例えば『読書』。
「知識」が豊富になれば、話す内容や考え方、立ち居振る舞いも変わる。

例えば『ブログ』
継続すれば、周りから一目置かれる。
印象、説明力、責任感、行動力、発想力、スキルが向上する。

※第1部のまとめ※
3つの在り方がマーケティングの出発点
①「想い」は叶うことを信じて、行動を起こす勇気を持つ。
②時間がかかってもやりたいこと、やるべきことを見定める。
③「継続こそが力なり」未来をつくる習慣を身に付ける。

《コラム3》アマゾン赤字の裏側
あなたは自分の大切な時間を何に投資しますか?

第2部 スモールビジネスの鉄則 〜骨組みを組み立てる〜

第4章 自分の強みを明らかにする

自分の強みが見つけられなかったときは「人との違い」を考えることから始める。

《コラム4》ハーレーに学ぶポジショニングとコア
ライバル不在のポジショニングを築くにはコアにフォーカスすることが大事であり、さらに、コアに惚れている顧客に、コアにもっと惚れてもらえるように不純物ゼロのビジネスをしなければならない。

第5章 ご縁を紡ぐ

【売上げはご縁から生まれる】
ご縁は、信用まで持っていかないと「売上げ」にはならない。
「恋人に接するように顧客に接する」。

《コラム5》一期一会の心
生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念し誠意を尽くす。
あらゆるものをその一瞬のために何年もかけて準備し、全身全霊でおもてなしをする。

第6章 大福帳こそ未来の鍵

お金よりも信頼関係の方が大事ということ。
売上げはご縁を紡ぐことで生まれる。
既存顧客と交流できているかが重要。
自社の強みを発揮して、お客様にとってかけがえのない存在になっていくようなシクミを考える。
顧客名簿は、ご縁を紡いできた顧客との綿密なやり取りや、顧客のライフスタイルなど全てが備わっているべきである。

《コラム6》すみれ建築工房の無料メンテナンス巡回サービス
「人とは忘れやすいもの」「人とは新しいものが好き」
ご縁を紡ぎ続けるアイデアが自社の強みになり、将来の売上げが自然と発生するシクミとなる。
※第2部のまとめ※
①特定の相手に対する誰にも負けない強みを持つ。⇨信頼を勝ち取る。
あなたの強みをどのように磨きますか?

②一期一会。出会いから繋がる一生の売上げを考える。⇨目先の利益ではなく将来の売上げを信じる。
ご縁を繋げ、広げるためにまず必要なことはどんなことですか?

③一度得た信頼関係を持続させる。⇨繋がり続ける努力とシクミを持つ。
今までの顧客に信頼され、繋がり続けるためのシクミとは?

第3部 信用と信頼で将来をつくる 〜屋根工事〜

第7章 弱みこそ胸を張って伝える

【本当に知りたいのは弱み】
お客様が気になるのは強みではなく弱み。
人は楽しさや嬉しさよりも、まずは痛みを回避する方を優先する生き物。
弱み(デメリット)をきちんと理解して、大丈夫だと確信が持てた上で購入する。

【デメリットをメリットが凌駕するには】
小さな会社がおこなうべきは「人としての信頼を勝ち取る」こと。

【人としての信頼を勝ち取るには】
真摯さが最も重要(=嘘をつかない、誠実な人)。
自社の弱みも全部さらけ出すことから始まる。
失敗を正直に公表し、そのフォローの方法も伝えることで、信用を保持する。

《コラム7》隆祥館書店に学ぶ弱者の戦略
15坪という小さな店舗で、全国的に有名なほど売れている書店。
2000人近くの常連客の顔を覚えていて、その人の好みも記憶した上で、心のこもったコミュニケーションをとっている。
小さな店舗なりの強みを発揮している。

第8章 win・winと三方よし

【三方よし】
「売り手よし、買い手よし、世間よし(協力業者も含む)」

win・win 止まりではいつか何かの形となってツケが回ってくる。

「赤字工事をさせない最低金額保証」

マーケティングの根本にあるものは『人としての在り方』。

釘一本、ゴミ1つ、心ない一言など、たった一人の意識の薄い些細な言動が、会社全体の将来の売上げを大きく左右すると自覚する。

《コラム8》信頼税と信頼配当
信頼がないことを「低信頼」。
低信頼がもたらす損失を「信頼税」。
高信頼がもたらす利益を「信頼配当」。

無駄な時間や経費は、信頼関係を認め合うことで、大きく削減できる。

今まで自分が払った信頼税と、受け取った信頼配当に思いを巡らせる。

どうすれば無駄な信頼税を支払わず、大きな信頼配当を得れるか考える。

第9章 なんのために、を考える

【売上げは最大の問題】
安定したビジネスを実現するために『売上げ』を確保する。

売上げ=顧客数単価購入頻度
売上げ=大福帳三方よしの適正価格ご縁を紡ぐ

【導きの星】
海に出たら北極星を目指すように、問題解決をするために「導きの星」を定める。
「なんのために働くのか?」
「なんのために会社はあるのか?」
個人や会社の定義づけをする。

※第3部のまとめ※
①弱みこそ胸を張って伝える⇨自らの弱みに立ち向かい、消し去る努力を惜しまない。

②三方よし。⇨「先義後利」の日本的価値観を守ることが信頼を築く。

③なんのために、を考える。⇨事業の方向性と日々の行動の整合性を見直す機会、習慣を持つことで、信頼を高めていく。

※信頼を得るための『信頼性の4つの核』※
①誠実
②意図
③力量
④結果
この4つを磨き続ける。
備えていても、その精度をさらに向上させる意識がなければ、すぐに陳腐化する。

※まとめのワーク※

私は
( )なビジネスモデルの構築を目指して、
( )の習慣を持って、
( )における影響力を強め、
( )することによって消費者の不安を解消し、
( )をもって市場から選ばれ、
( )を行うことで顧客との繋がりを深め、
顧客、ステークホルダーとの間で( )を行って、
三方よしの関係を構築し( )のために存在する。

大事なことは「学びを実践できるか否か」。

【さいごに】

職人は、技術+αの高い付加価値を提供する意識を。
設計者は、暮らし始めてから感謝される提案を。
事業者は、顧客への価値の最大化と作り手を守り育てる意識を。
顧客は質の高い工事に適正なコストを負担する意識を。
意識を変えれば必ず結果は変わる。

心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。
人格が変われば、運命が変わる。
運命が変われば、人生が変わる。

*****転載ここまで、Sさん、長文の要約、ありがとうございました!*****

長くなりますが、レビューも頂きましたので、続いて紹介をさせて頂きます。

________________________________________

*****ここから転載*****

感想。

まずは、本の内容以前に、高橋社長の職人さんや顧客との関わりの歴史に感銘を受けました。
最初は果てしないところからのスタートだっただろうなぁと。

内容として、
まずは、影響の輪のファクターをグレードアップさせるですが、個々の単語を見ると、意識できているのと意識できていないのが明確になりました。

次に、死ぬまでにしたい10のことですが、書き出してはなかったので書いて締め切りを設定しようと思います。
いい機会をありがとうございました。

次に、緊急ではないけど重要なこと。
一週間の中に、自分が思う所定の時間をしっかり費やして、将来の成長を手に入れたいです。

そして何より
私が出来ていなくて衝撃を受けたのは、ご縁を紡ぐです。
既存顧客との交流できているか?
お客様にとってかけがえのない存在になるシクミはあるか?
ご縁を紡いできた綿密なやり取りがあるか?

どれも答えはNOでした。
これを機に、シクミを考え、しっかり紡いでいきたいと思います。

まだまだ、気付き、学び、反省はたくさんありますが、まずは一つひとつ実践に移していきたいです。

本当にありがとうございました。

*****転載ここまで、Sさん、レビューまでありがとうございました!*****

以上は書籍の要約ですが、この本はテキスト本ですので、このような内容を研修では1つずつ順を追ってワークを交えながら従業員さん向けに(経営者はオブザーバー参加で)グループコーチング形式で行なっています。

そんなこんなで、宜しくお願いします。(笑)

長文にお付き合い頂きまして、誠にありがとうございました!

 

おまけ

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問題も答えも全て現場にある。の大嘘。

2月9日 曇り後晴れ

魂の声を聞く時間

午前中は月に一度のビジネスコーチ四辻氏によるコーチングセッション。
元々(10年前)は山の様に抱えていた問題解決のためのセッションを受けていましたが、さすがに10年も続けて受けていると問題が無くなった訳ではありませんが、普段から継続して行なうアクションに解決の為の行動が転化されてきて、「あとはひたすらやるだけ!」となっており、最近はビジネスコーチというよりも魂の声を聞く時間?の様な抽象的な 話ばかり。
未来を見つめるいい時間になりました。

 

クレームが撲滅出来ない理由ってなんだ?

昨日のクレーム問題からずっと頭の中にこびりついて離れないことがあります。
それは、クレームを完全に撲滅するという『意識』について。
アタリマエの事ができないというのは、結局、意識が低いということにしかならないのではないか、10年以上も意識を高く持て、と言い続けてきて、スタッフは大まか理解してくれているし、普段はクレーム等皆無なのにも拘らず、なぜ完全に問題が解消されないのか?「なんでやねん。」とずっと考えていました。

フト、思ったのは、クレームが発生するのは大概現場が忙しく詰まり出したときで、「あれもこれもせなあかん」と現場や顧客への対応が複数重なった時に問題が起こり、お客様にお叱りを受けるよな、ってことです。普段ではそんなこと起こらないのに、忙しくなるとクレームになる。なんでや?と。

 

現場最優先の功罪

辿り着いたのは、現場、もしくは事務所での実務とそれ以外の業務のバランスが崩れるからでは無いか、という答えです。良く耳にする、『問題は現場で起こっているんだ!』というアレです。
すこし忙しくなると、とにかく現場で実務を進める事を最優先にして、それに付随する報告、連絡等のコミュニケーションが疎かになる。というより、優先順位が下がるのではないかという事。
「現場で忙しく働いてるから、一生懸命モノを作っているから少々のことはええやん、」と。

 

現場に全て答えがある。

現場に答えが・・という事については全くもって異議はありません。私たちが提供する価値は顧客接点が全てだと思いますし、顧客に提供する商品や成果物、私たちなら建物を作る現場、そしてそこでの暮らしこそ、顧客の価値感との答え合わせの場であり、そこで生じる齟齬を解消するべきであるという見地から見ると間違いなく答えは現場にあると思います。

 

問題は現場にある?は?なにそれ、

しかし、「問題は現場で起こっているんだ!」と、昔トレンディードラマで顔が日焼けで真っ黒な爽やかな青年が叫ぶシーンが話題になってから、いつの間にか「問題も現場にある。」というのが定説というか、信じられている風潮がどーもあるような気がしてしょうがないのです。
私としては、そんなことを言われたら「問題は現場にある?は?なにそれ、」と返してしまうやろって感じです。

 

問題はおまえの頭の中やろ

問題にもいろいろな種類がありますし、十把一絡げにする事は出来ませんが、多くの問題は、現場で自然発生的に起こった事ではなく、そこに携わる人の思考の中に潜んでおり、ふとしたきっかけでそれが表面化して問題が起こる事が大半だと思うのです。
モチロン地震や台風など自然災害も問題になることはありますが、そこは人智の及ばぬところと、出来るだけの予防をしてもどうしようもない事もありますが、どちらかというと、事前の対策が万全ではなくて問題が起こる事の方がこれも大半です。

 

現場最優先が引き起こすジレンマ

そんな風に考えると、問題は(現場にだけに拘らず、事業に携わる全ての)人の思考の中に有り、問題解決をした後の答えこそが現場、そして顧客接点、顧客満足にあると思うのです。
何が言いたいかというと、答えを現場で出そうと思うあまり、現場の外の手配や段取り、諸連絡、コミュニケーション等、目先の作業と関係のない事に対する意識が低くなりがちなのを危惧しているのです。
現場での作業は常に緊急を要します。早く済ます事が出来ればそれだけ利益が上がりますし、必要な時間をかけて丁寧な仕事で完璧な仕上がりを目指す事も非常に重要で且つ緊急なコト。そして、モノづくりの世界では集中力が出来映え、スピードの鍵を握ります。集中力を切らさない為にもそれ以外の余計なコトをシャットアウトして没頭する時間も必要かも知れません。

レンガ職人

3人のレンガ職人の寓話

しかし、3人のレンガ職人の寓話にあった様に、なんの為に仕事をしているのか?という大きな目的を忘れてしまった時点で、いくらいいモノづくりをしていても、その成果物は一切の価値を失ってしまいます。単なる独りよがりのマスターベーションです。お客様を含め、関係各所とのコミュニケーションを断ってしまうなんてコトは以ての外です。

ちなみに、3人のレンガ職人の話とは、

世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。

旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」

旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。

しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。

そこで,また旅人はたずねました。
「ここでいったい何をしているのですか?」

すると,男はこう答えました。
「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると,意外な言葉が返ってきました。

「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」

旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。

さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでい
ました。

旅人は興味深くたずねました。
「ここで,いったい何をしているのですか?」

すると,男は目を輝かせてこう答えました。
「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」

旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
すると男は,楽しそうにこう返してきました。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」

旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。

【引用元:福山市教育委員会PDF(福山市立城北中学校の生徒指導だより)】

 

レンガ積みの現場で考えてみる。

例えば、このレンガを積んでいる現場で起こる問題とは、あまりの寒さ、暑さで職人が働けなくなる。または、効率が悪くなり家族を養う稼ぎが出来なくなる、もしくはそんな問題が昂じて職人がいなくなり予定の工期に間に合わないとか、少ない人数で突貫工事をして間に合わしたので品質に悪くなった等々、様々な事が考えられますが、それらは現場で問題が起こったのではなく、全て工事に対する計画や思考の中に問題がある筈です。

気候が厳しい地域ならば工事期間を見直すべきだし、職人が家族を養う稼ぎさえ得れない様な予算を組む事が問題であったり、品質を担保する為の基本的なスキルや思考の欠如だったりするのです。要するに、問題は全て人の中、思考や意識の中に有ると思うのです。

煉瓦造りの大聖堂
煉瓦造りの大聖堂

問題は意識の中に住んでいる。

ちなみに、『問題』をググってみると、Wikipediaでは、

問題(もんだい、problem)は、(問題解決の分野では)現状と目標との間にある障害(差、ギャップ)。

となっています。(なんでもWikipediaに訊くのが正解かどうかの話はおいといて、)目標、目的があってこその問題は常に現場にあるのではなく、『人』にその発生源があると考えておかしく無いと思います。というかそのままですね。(笑)
問題解決は、自分自身の意識、思考を根底から正す事からであり、その結果を現場で答え合わせをするのが正解。という事になります。

 

結論はやっぱり意識改革。

そんな訳で、やっぱり、ですが意識改革に対する取り組みをまず最優先で進めなければならないと今一度、改めて自分自身の中でスッキリ納得した次第です。
しかし、意識改革って言うのは簡単、するのは非常に難しい。考えて意識が変わるものではなくアクションに転化してそのチェックを繰返すしか無いと思っています。

すみれのスタッフにはこれまでも現場作業、建築の実務になんら関係がない、と思える様な事を散々押し付けてやってもらってきました。「こんなややこしいことできへん」と去っていった大工さんも少なくなく、職人を守る会社と言っておきながら、実際は高いハードルを作って振り落とす様なことをして来た事にずいぶんとジレンマを抱えました。

しかし、この度の結論としては、それがまだ足らん。と言う事になりますので、もうワンランク上を目指して踏ん張ってもらいたいと思います。
スタッフの皆さん、宜しくお願いします(笑)

 

おまけ

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山の様に埋もれているクレーム。

2月8日 快晴


凛とした寒さと雲一つない青空。伊川の河川敷では陰ったところは久しぶりに霜が降りて真っ白。

気持ちの良い一週間の立ち上がり、月曜日の朝となりました。

 

悲しみに包まれた春節祭。

今日は旧正月、すみれの店舗内装専門の子会社がある台湾では例年、盛大に新年を祝われます。
しかし、今年は春節直前に起こった震災の影響で、震源地近くの台南だけではなく台湾全体が少し静かに、新しい年を迎えられている様です。

3.11の際にはずいぶんと多額の支援を台湾の人々から日本の被災地に頂いた事が大きく取り上げられましたが、今度は私たち一人ずつが台湾の人のお力になれるなれることを考える番です。私も微力ではありますが、何か支援出来る事を考えたいと思います。

台南の被害に遭われた方々へのお見舞いを申し上げると共に、災害でお亡くなりになった方へ心から哀悼の意を表します。

 

 

いつまで経っても根絶出来ないクレーム。

月曜日の今日は事務所にて、取引先の担当者さんの来客の対応と、全体の工程、着工予定の整理、お客様へのアクションチェックのミーティング。リスケジュールをしっかりとする時間をとり、お待たせしているお客様への連絡を差し上げました。
そんな中、大変お世話になっているお客様に厳しい苦言を呈された、というかクレームを頂きました。お客様曰く、ひとつ一つは大した問題じゃない、しかし、小さな不満が重なって全体に見ると、

「一体、御社は顧客の事をどう思っとんや、結局、工事後引き渡した後はおざなりか」

と思ってしまう、とのこと。私としては弁明のしようもなく「申し訳ありません」と只々、平謝りするばかりとなってしまいました。

 

 

当たり前の事ができていない。

要するに、手直し工事や追加提案依頼をしているにも拘らず、「日程の連絡が無い、いつまでほったらかしにするんや、」というご指摘であり、担当者に聞いてみると、それぞれ準備を進めているが、全て段取りが出来てから連絡するつもりだった、との事。

スケジュールをマメにお伝えしてコミュニケーションを取っておれば、クレームになったりしない様な事の積み重ねです。そんな当たり前の事が出来ない自社のスタッフに厳しく注意をするのはモチロンですが、結局、全ては当たり前の事をアタリマエにする、社内の意識をまだ全てのお客様に満足してもらえるレベルに精度を上げれない私の責任であり、自らの不甲斐なさを悔やむばかりです。
T様、とにかく申し訳ありませんでした。

 

 

アタリマエにコミットした会議の後、、

今年の年頭に全社員はモチロン、協力業者、取引先商社、メーカーとそれぞれの担当者さんまで集まって頂いて開催した半年に一度のプロジェクト会議では、顧客の満足無くして私たちに未来は無い、皆の明るい未来を創る為に、当たり前の事をアタリマエにキッチリ出来る事をこの場に集った全員で目指し、叶えようという結論が導かれました。
率先して実践して然るべきのすみれの社員が、今回の様なルーズな対応でお客様の怒りを買うなどもってのほか、というか、会議に参加頂いた皆さんに顔向けが出来ません。
私自身、もう一度気を引き締めて業務にあたらないと、と深く反省させられました。
失いかけた信用をなんとか回復出来る様に、スタッフと共に出来る限りの努力を尽くしたいと思います。

 

 

山の様に埋もれているクレームの火種。

今回、お客様からクレームを頂いて、思い出したのはハインリッヒの法則です。
以下はWikipediaより抜粋。

法則名はこの法則を導き出したハーバート・ウィリアム・ハインリッヒに由来している。
彼は、ある工場で発生した労働災害5000件余を統計学的に調べ、計算し、以下のような法則を導いた。「災害」について現れた数値は「1:29:300」であった。その内訳として、「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には、29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が起きていたことになる。

災害防止のバイブルと言われたこの理論は労働災害だけではなく、様々な場面で同じ傾向の統計が見れると言います。この度のクレームが(ギリギリまだ)お付き合いを許されて、再度信頼回復の為のチャレンジの機会を頂けた事を考えると、同じ様な事例が29件起こると、どうしようもない様なあってはならない大クレームが起こるという事になり、逆に、顕在化していないだけで今現在も10倍程度は今回と同じ様な不満を持たれているお客様がいる可能性があると言う事になります。

ハインリッヒの法則
ハインリッヒの法則

 

 

状態を整える事こそ最も重要な事。

また、ハインリッヒの統計学によると、

更に、幾千件もの「不安全行動」と「不安全状態」が存在しており、そのうち予防可能であるものは「労働災害全体の98%を占める」こと、「不安全行動は不安全状態の約9倍の頻度で出現している」ことを約75,000例の分析で明らかにしている(詳細はドミノ理論参照)。なお、ハインリッヒは「災害」を事故と事故を起こさせ得る可能性のある予想外で抑制されない事象と定義している。上記の法則から、

  • 事故(アクシデント)を防げば災害はなくせる。
  • 不安全行動と不安全状態をなくせば、事故も災害もなくせる(職場の環境面の安全点検整備、特に、労働者の適正な採用、研修、監督、それらの経営者の責任をも言及している)。

という教訓を導き出した。

この様に続いており、顧客の声に真摯に対応する事で、大きなクレームを頂く様な不手際は無くせるし、スタッフ、現場関係者の状態を整えることと、行動を起こす際の思考を共有するすることで顕在化しない様な小さな不満も潰す事が出来る事を示唆してくれています。

 

 

 

経営者の仕事の大半は意識改革。

クレームへの対応としては経営者である私が謝罪に行く事は当然ですし、対応への陣頭指揮をする事も重要ですが、経営者の役割として本当に重要なのは緊急で重要な対応に追いかけ回されながら対応、対処を繰返す事ではなく、会社全体を通して業務に従事する人の状態を整え、なんの為に私たちは作業を、仕事を、事業を行っているのかという事を全員に深く理解してもらえる様に理念や想いを伝え続ける事だという事なのだと思います。
自問自答を繰り返しつつ、スタッフにも繰り返し顧客視点での高い意識を持ってもらえる様に言い続け、伝え続けるしかないのだと。
(自分自身を含め、)とにかく意識改革を進めていきたいと思います。

苦言を呈されながらもチャンスを下さったお客様に心から感謝をしつつ、この度頂いたクレームを工事に関わる全てのメンバーの意識を引き締める機会として広く周知し、お客様に頂いたご恩をお返し出来る様にしたいと思います。

ありがとうございました。
そして皆さん、宜しくお願い致します。

 

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仮説と検証よ、さらば。

2月6日 曇り

カタチが出来ないのは心が未熟。(涙)

今日は茶の湯のお稽古に滋賀県、和邇へと向いました。1月の初釜の流れ?で長板のお稽古を付けて頂きました。詳細は割愛しますが、とにかく茶の湯の設えは私ごときでは底が見えない程、幾多のバリエーションがあり、それぞれに合わせたお点前をするのが当たり前なのですが、これがなかなかうまく行きません。道具が少し変わるだけでお点前の順番が混乱して、いつも出来ている事さえもサッパリ出来なくなってしまうのは、単に私の精進が足らないだけではありますが、道を学ぶというのは本当に難しいというか、なんと言うか、、
ま、いつまで経ってもなかなか上達しませんが、めげずに頑張ろうと思います。(苦笑)

 

 

町家リノベーションの御相談。

茶の湯のお稽古を終えて、帰りは京都へ、あまり乗る事のない嵯峨野線に乗り換えて学生の街?円町へと向いました。昔の取引先に在職されていた若者が独立起業されて、この度ビジネスの拡張をめざして、町家のリノベーションでコミュニティーの拠点を作る計画を立ち上げ、その建築についての相談を頂いた次第です。将来有望な若者に、むかしーのお付き合いを思い出してお声掛けを頂いた事は私にとって非常に嬉しいことで、喜び勇んで現地の確認と計画のヒアリングに伺いました。

 

インバウンドとは本質的な価値から

京都の古い町家のリノベーションは最近非常に脚光を浴びており、昭和の風情を遺ししつつ、建物を再生、再利用するリノベーションは私たちが推し進めるインバウンドマーケティングの見地から見ても、非常に素晴らしい方法論だと思います。
が、しかし、、昭和初期の建物の構造的な剛性や強度、そして断熱性能の低さによる省エネ性能、室内の温度ムラによる気管支系の疾患へのリスクについては大きな問題を抱えており、快適な空間を提案するとどうしてもイニシャルコストが嵩みがちです。その辺りの問題を棚上げしたまま、表面だけ取り繕うのは建築のプロとしておススメ出来ませんし、住宅ではなくビジネスユースとなればなおさら償却期間と共にキッチリと試算しなければならず、バランスを取るのが非常に難しいところ。とにかく、リスクと選択肢をしっかりと提示する事にまずは注力したいと思います。

 

社会起業家のビジネスプラン

現地での打ち合せを終えて、久しぶりの再会を祝して?(笑)食事に行き、昔話に花を咲かせつつ、彼のこれからのビジネスプランの展望や、今抱えて居る問題点について悩みなども聞かせてもらいました。聞けば田坂広志先生が主催する『社会起業家コンテスト』に応募したとの事で、昔からそのうち起業するであろう、と思っていた優秀な若者でしたが、彼の話は聞けば聞く程素晴らしいプランで素直に私も応援したいと思ってしまいました。
それでも、起業してまだ1年も経っておらず、全てが思い通りになる訳でもなく、起業して誰もが陥る理想と現実の間でのジレンマというか、不安に思う事も少なく無い様で、絶対にイケル!と思っていたプランに対してもすこし懐疑的になってしまったりもしてしまう様でした。

 

 

 仮説と検証よサラバ!

私も起業してまだ18年、ひよっこと言えばひよっこですが、彼に比べると社会経験だけは数倍ありますし、何より昔は一緒にマーケティングの勉強をしていた関係もあり、偉そうに少しだけのアドバイスをさせて頂きました。それは、やっぱり原理原則に立ち戻ったビジネスを目指したらどうか?という事で、仮説と検証を繰り返すトライ&エラーではなく、入口から出口までを細分化して、1つずつ丁寧に積み重ねて見てはどうでしょうか、と進言してみました。

 

 

当たり前の積み重ね。

ビジネスは仮説と検証だ!と、さも当たり前の様に言われる人は少なくありませんし、私も昔はそんな風に思っていました。「やってみないと分からない」のがビジネスだと。
しかし、マーケティング理論を深く学ぶにつれ、それを実践に落とし込み始めて大きく意識は変わりました。うまく行くかどうか分からないが、とにかくやってみる。ではなく、絶対に喜ばれる、とか、絶対に正しい事を繰り返していくと、当たり前の結果がついて来る様になるのです。

 

 

集客ありき、ですが。

どんな商売でもまず始めには集客ありき。どんなにすばらしいサービスも顧客がいなければ意味がありませんし、知られないと始まりません。まず多くの人に知られる事に誰もが集客に心を砕きます。そしてありがちなのは、マス広告を使ったり、多くの人が集まるウェブサイトに登録したりと業界で定番といわれる競合他社と同じ販売促進を使って仮説と検証を繰り返す血みどろの戦場に参戦して、コピーライティングなどの小手先のアイデアで違いを出してはトライ&エラーを繰返すのです。

 

 

逆先制のマーケティング

私たち起業家は先行している、実績も資本力もある同業者と同じ土俵で戦うのではなく、出来れば違うところで戦うべきです。それは集客のチャンネルを根本的に変えることで可能だと思っています。難しそうに聞こえますが、難しい事は分解すると実はそうでも無かったりします。多くの集客が必要なのは、結局一人ずつの集合体である事を認識して一人ずつ丁寧に自社の持つ価値や強みを伝える事をキッチリと繰り返す事でリピーターが生まれ、紹介者が生まれ、コミュニティーの形成へと進んで行きます。マス広告等を使って外へ外へと認知を広げる従来の集客方法=アウトバウンドから、自分自身、自社の強みや価値を見つめ、情報発信、情報開示をする事で価値観が合う興味がある人に見つけてもらう=インバウンドマーケティングにシフトするべきだと思うのです。

 

 

もう一度、原理原則に!

今日話を聞かせてもらった『社会起業家』の若者のビジネスプランはそれが出来る価値があるし、人が集まるだけの社会的要請も十二分に認められると思います。「絶対にイケルはず、絶対に良いと思う事を繰り返す努力をもう一回してみては?」との私の進言に対して優秀な彼の事ですので、本来ならば私がこんな事をわざわざ言わなくても知っていた理論だったと思いますが、「もう一度、原理原則に立ち戻ってガンバって見ます!」と言ってくれました。
次の日本を背負って立つ若者の前途に多くの幸があります様に!と祈りながら京都を後にしました。

 

 

将来の不安を消し去るのはやっぱり、神の領域か。

残念ながら、インバウンド・マーケティングは不特定多数の人達に一斉に告知して反響を狙う一攫千金的な集客は臨めませんが、勝った、負けた、当たった、外れたといういつまで経ってもどこまで行っても不安定なままの状態から確実に抜け出す事が出来る様になるります。時間はかかりますがその事を心に刻み込んで地道に、コツコツと取り組みを進めて行けばそれなりの結果は必ずついて来ると思います。
それにしても、、当たり前の事を当たり前に行ない切るのが、如何に難しい事か、、
それって、やっぱり管子が言う様に神の領域なのかも知れません。でも、やるしか無いね(笑)

 

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