大転換の時代 〜岐路に立つ〜

平成31年3月9日 晴れ

新潟酒の陣参戦。

今日は新潟へ。週末に遠方に出張は珍しいのですが、1年前に新潟の大建建設さんの協力業社会の基調講演に呼んで頂いた際に高橋社長に誘われて「必ず来ます!」と約束していた新潟の一大イベント「新潟酒の陣」への参戦の為に朝一番の飛行機に乗り込みました。日本酒好きのおっさんなら一度は体験しておくべき祭り?戦い?と聞いており、とても楽しみにしておりました。毎週の様に全国各地に出張で出掛けておりますが、純粋に仕事抜きで楽しみに行くことはまず無いどころか、出張は殆どが弾丸で仕事を終えるとサッサと帰るのが常なだけに、たまには気持ちを緩めてうまい上越の米どころの日本酒に浸かりきり、また、全国から酒好きの経営者仲間も集まるとのこと、ドランクコミニケーションを楽しみたいと思います。(笑)

学びの共有。

今朝も相変わらず、夜明け前に起き出しましたが、昨夜は昨夜で遅い時間まで盛り上がっておりました。夕方から神戸市倫理法人会の経営講演会があり、とても勉強になる講演を2本聴いたのち、懇親会、二次会と大阪からわざわざ参加してくれた、関西高断熱高気密住宅のリーダー、清水社長と(殆ど仕事の話はせず)盛り上がりました。私も少しだけ関わっている、住宅プロデューサー協会を立ち上げて、正しい知識をユーザーに伝えることができる工務店従業員の教育に乗り出されたコンサルタントの水田さんにも繋ぐことが出来て良かったです。決して、一緒に飲む為に清水社長を講演会にお誘いした訳ではなく、2年前から取り組んでいる朝活、倫理法人会の学びの素晴らしさを伝えて、出来ることなら同じ歳、同じ創業者、同じニオイのする清水社長率いるダイシンビルド社にも入会して同じ学びを共有出来たら良いな、と考えたからで、それは今日の講演を聴いてもらってご理解頂けたのではないかと思います。ありゃ、多分入会するな。(笑)

大転換の時代 〜岐路に立つ〜

今回の講演会のテーマは「大転換の時代ー岐路に立つー」となっており、文字通り、あと51日で平成が終わり、新しい元号に変わります。ただ、元号が変わるだけではなく、世界はこれまで経験した事のない激しい3つの変化の渦中にあり、世界経済が相互依存してしまうグローバリゼーション、IT,AIをはじめとするテクノロジーの進化、そして温暖化、砂漠化、種の絶滅が大きな問題になっている気候変動のトリプルパンチに見舞われています。その急激な変化に対応出来なければ人類はこれまでの繁栄を持続出来なくなり、自らが蒔いた種によって大きな痛手を追うことになるとも言われており、確かに岐路に立っているのだと思います。今日の倫理研究所中西理事の講演では、そんな世界的な問題だけではなく、我々は個人的な毎日の営みで常に岐路に立っているのだとマクロ的視点とミクロ的視点の両方を持つべきだと訴えられました。

選択の自由。

私も研修や講演を依頼された際には、常々、金の卵を産むガチョウの話を引き合いに出して、人生は選択の連続だ、ビジネスを、人生を良くしたいのなら、常に目先に囚われて「今だけ、金だけ、自分だけ」という人からの信頼を損なう選択をするのではなく、「未来につながる、本質的な価値がある、利他の心を持った」選択をすべきだと言い続けています。その選択が出来るか否かは、「今、俺は岐路に立っている」という意識があってこそで、選択は選択肢を意識してはじめて出来るもの。この意識が無いと、身の回りに起こる全ての問題に選択ではなく成り行きまかせの対処を繰り返すばかりで、根本的な問題解決に向き合うことはありません。住宅業界の深刻な職人不足に悩みながら、少しずつ支払う日当を上げて職人を集めると言った、惰性に流された問題解決になりがちで、他社が日当を釣り上げるとまた職人不足に逆戻りという堂々巡りを繰り返してしまいます。人には刺激と反応の間に選択の自由があることを意識すべきです。

正しく受け止める。

中西理事の講演の中に大小様々な人生の岐路で正しい選択を行うのに必要な3つの正があります。というくだりがありました。その一つが「正受」と言って正しく受け止めることが重要である、と説かれており、スティーブン・R・コヴィー博士の言い方を借りると「インサイドアウト」となりますが、問題が起こった時に真正面から受け止めることで自分では変えられない「他者の問題」ではなく自分の内面に向き合うことで根本的な問題解決へと進むことが出来る。上述の職人不足を例にとって考えてみると、職人不足は職人になりたい若者がいない=若者に魅力がない職場であることが根本的原因であり、その是正から他人任せではなく職人の育成に踏み込むべき。となります。対処で目先は誤魔化せても、まるでモグラ叩きのように問題は次々と持ち上がってくるようになり、自らの内面から変えないと取り巻く環境が勝手に良くなることはありません。

一次情報の重み。

もう一人講演に立たれた高知の久万田さんは、父親から引き継いだ会社の社長を務めている時に、知らない間に株式の過半数を取得した弟に突然、代表取締役を解任されて全くの未経験から社労士になって、恨みと負けん気をバネに高知県一の社会労務士事務所に育て上げたというご自身の赤裸々なエピソードの中で、母親が体調を崩されたのをきっかけに16年ぶりにその弟と再会して、詰めよるどころか、社長時代の自分の至らなさを謝った、と言われました。そのような状況になったのは弟が悪いのではなく、自分自身に原因があったと問題の根本を受け止め、根本的な問題解決に取り組んだからこそ、今の成功があるのだと振り返られておられました。倫理法人会での学びは原理原則の概念を知るだけではなく、それを実際に行動に移し、実践の結果を示される諸先輩が全国各地に数多くおられ、その経験談を聴かせてもらえることが本当に素晴らしく、胸が震える時間を持つことができました。さあ、オレもいっちょやるで、というモチベーションをもらえたし、更なる実践に取り組みたいと思います。人生、やるか、やらんか。です。ね、清水社長!(^ ^)

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