知的資産経営と事例の概念化。

平成31年3月19日雨のち曇り

すごい影響力。

火曜日は朝活の日。今朝もやっぱり夜が明ける前に朝起きして、神戸市倫理法人会のモーニングセミナーに参加。今日は鴨頭さんのYouTubeの動画を見て倫理法人会に入会された、宝塚で和食料理店を営む川上さんの講話でした。親御さんとの確執など赤裸々な体験談を語られる中で、「倫理法人会に入会して1年もたたないうちに圧倒的に人生が変わった。」と話されているのを聞いて、原理原則と習慣の威力の凄まじさを改めて感じさせられました。自らを世界を変える男と称する炎の講演家、鴨頭さん、確かにすごい影響力です。

行政書士会で講演。

昼からは久しぶりに建築業界以外での講演の依頼を頂き、兵庫県行政書士会の知的資産経営専門部会の研修会で登壇させてもらいました。2015年にすみれの知的資産経営報告書をまとめた時に、ご尽力いただいた上辻先生と、知的資産経営専門部会の委員長を務めておられる川島先生と私との3人の講演で、あまり下打ち合わせを細かく行っていなかったので、正直、どんな話をしたらいいかよくわかっておらず、知的資産経営を意識し始めてからの私たちの変化について話そうかとぼんやりと準備をしておりました。

知的資産初級講座

いざ研修会が始まってみると、上辻先生はマーケティング・ドリブンの基本的な話で、ビジネスモデルキャンバスを使って個人事業主や零細企業の知的資産及び事業価値を明らかにして、事業継承や事業譲渡のサポート時の考え方を示され、川島先生は長寿命企業がひしめく日本の老舗企業の老舗たる所以をひもときながら「知的資産経営とは」と基本の基本から改めてレクチャーされており、受講されている行政書士の先生方がほとんど知的資産経営のコンサルティングや報告書の作成ににまだほとんど携わっていない人ばかりで意外と初級者向けの研修会だということに気づかされました。

臨機応変が人間の強み。

「テクノロジーの進化が圧倒的なスピードで加速を続ける中、AIや機械になくて人間にあるものは心であり魂だ!それを鍛えずしてどうするか」と私は常日頃から言っておりますが、もう一つの人間が持つ非常に重要な特性は空気を読んで臨機大変に対応できることだと思っています。前段で講演されているお2人の先生の話を聞いて、急遽内容を変更して、行政書士の先生方がクライアントに知的資産経営報告書を作ってみませんか?」と提案する際に、クライアントにフューチャーペーシングと言われる「未来の姿を見せる」ことができるように知的資産経営報告書を作成した経験談を中心に得られるバリューについて1時間たっぷり説明することにしました。

事例の概念化

知的資産経営報告書とは実際の事業で行っているサービスや提供している商品を水面下で支えている考え方や理念、ノウハウや企業文化など見えない価値を明らかにするもので、私の言い方で言うと実際の業務の事例を概念化する取り組みと言うことになります。個別の事例は外に展開するのが難しいですが、一度概念化することで自社が持つリソースが明らかになり、違う商品やサービスを生み出しやすい環境作ります。例えば、スタッフが毎日、ブログの更新をして情報発信ができている強みは、会社の仕組みを習慣化できる強み、力が働いており、ブログ以外でも定期的なOB顧客のメンテナンスのお声掛けや、資格取得や商品知識の勉強会でスキルを積み重ねることができる。どういった風に強みの違う使い方を考えるごとにできたりします。

概念化で見つけた強み。

私たちすみれが知的資産経営報告書を取りまとめ、実際に起こなっている業務の概念化を並べて気づいた事は、それまで自社の強みだと思っていた、自社大工及び自社設計による設計施工の内製化と一元化が強みとかではなく、スタッフ全員でマーケティング理論に基づいたアクションプランを愚直に継続して行う習慣化が強みを発揮しており、マーケティング思考が実践されているという点でした。そこからの気づきで、現在すみれではマーケティング思考を強め、「家は立ててからがスタート」と言うコンセプトを明確に打ち出して、お客様の講習後の暮らしがいかに快適になるか、健康的で楽しい暮らしを手に入れてもらえるかに焦点を絞った設計施工を進めており、4年前に知的資産経営報告書をまとめた成果だと思っています。

地域経済は中小企業が支えている。

そもそも、工務店と言う業態は、同業他社との圧倒的な差別化や独自の強みは非常に持ちにくく、デザインや広報、使用する素材等で特徴を出したところで、簡単に模倣されますし、特許を取れるほどの商品開発も簡単ではありません。私たちのような小さな工務店知的資産などあるのかと思いがちですが、長年地道な取り組みを続けることで、誰にでもできることを誰にでもできないレベルに引き上げる事が可能で、それは企業文化が持つ知的資産といっても過言ではありません。そのように考えると、どんな会社でもなんだかの強みがあるでしょうし、その事例をまとめて概念化してみることで強みが鮮明に見えることがあると思うんです。今日私の話を聞いていただいた行政書士の先生方がそんな中小零細企業をサポートして、企業自体が自覚していない強みを抽出することで持続できるビジネスモデルの構築は大きく変わると思うのです。地域経済活性化のためにも、皆様のご活躍を心からお祈りしています。本日はありがとうございました。

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