人生を変容させた3つの出来事。〜その1〜

11月20日 曇天

冬の到来。

24節季で言うところの小雪を明日に控えて、今朝は神戸もめっきり冷え込みました。お天道様も分厚い雲に閉ざされて日中になっても気温が上がることもなく、北の友人からは降雪の便りもちらほら、とうとう冬の到来です。夕方からUXデザインの研修の課外ミーティングに大阪へと出かけると街はすっかり年の瀬の様相を呈しており、道ゆく人もマフラーにコートと完全に冬のいでたちになっておりました。体脂肪が減ってから冬の寒さが骨身に沁みる様になり苦手な季節がまたやってきたのを実感することになりました。

毎週出張の日は続く。

11月も下旬となり、師走にもあと十日あまり、忘年会を中心?にイベントごとも多く、なんとなく忙しない気分になってきておりますが、私といえば相も変わらず毎週のように出張の予定が年末までぎっしり。建築実務の方も随分と忙しくなっておりこんなスケジュールで大丈夫かしらとドキドキしながらも、行くと約束したら行く。の精神でなんとか年末を乗り切りたいと思います。(笑)
大体、研修事業を行なっている一般社団法人職人起業塾の仕事で講演やセミナー、プロモーションを行うのが多いのもありますが、それ以外にも「来てください。」と頼まれるとハイかイエスか喜んで、ホイホイと日本全国飛んで行く私の体質?が飛び回る生活に拍車をかけているようです。私のような者の話を聞いてみたいと言ってもらえるならどこでも行きますよ。と。(笑)

ファイヤー塾に登壇します。

そんな調子で12月は九州熊本の100年の歴史を刻む名門工務店である村田工務店を率いるファイヤー村田社長から、ファイヤー塾なる勉強会でのスピーカーを頼まれました。Facebookでのやり取りの流れで、来てくださいよ、いいですよ!的な軽いタッチで引き受けたのですが、毎月開催されているファイヤー塾のSNSへの投稿を拝見すると非常に盛り上がっており、また、参加されるメンバーさんも建築業界のみに止まらず、広い職種の方が大勢集られる様子。私のいつもの建築業界ネタが通じないことに気づいて、はてどうしたものかと悩んでしまいました。で、出した答えは学校もロクに通っていないただの不良少年だった私がなんとか真人間になって、人様に喜んでもらえるようにと商売を続けさせてもらえている今に至るきっかけをお話ししようと思いつき、いい機会やし、と、これまでの50年の人生を振り返って見ることにしました。

ノリと勢いだけの人生を振り返る。

講演のタイトルは私がこの十数年、コミットし続けて来た「選択と習慣と状態管理」としてそのメタファーを生み出したストーリーとして人生を変容させた3つの出来事を考えてみました。この3つ以外にも人生を大きく変えた契機というか転機はありますが、敢えて3つに絞ってみました。アウトプットは最大の学びとはよく耳にする言葉ですが、冷静に自分のこれまでの人生を時系列と共に、大きく変容させた出来事をピックアップして見るのは大きな気づきというか改めて考えさせられることが非常に多くありました。「そういえば、俺の人生ってこんなノリと勢いだけの無茶苦茶な上に、単に運がツイテいただけやったんや」と、今一度自分の実力の脆弱さと共に、感謝すべきことのあまりの多さ、大きさに愕然とした次第。ただ、良し悪しは別として、これから人生の選択を重ねる私よりも若い方にとって少しでもヒントになればという想いで、今日から3回シリーズで私の生き方というか、人生を決めて来た大きな出来事をご紹介します!(笑)

第一話:親友の死

若い頃から私は、何かの行動を選択する際にいつも、ドラマティックな方を選ぶというおかしな判断基準で選択を繰り返して来たように思います。なぜか?と自分で考えて見ると、子供の頃に読んだ本からの影響が非常に大きいように思います。それは私が書店の経営者の息子として生まれて来たからで、物心ついた時から、いやその前から常に本に囲まれた生活をして来たことに起因のだと思います。とにかく、父親の書斎(というか本ばかりに四方を囲まれた部屋)に入り浸り、手当たり次第に面白い本を読みふけったもので、中学生の時に読んだ本で今も鮮明に脳裏に焼きついている小説がたくさんあります。強烈だったのは「人間の条件」や「青春の門」などで、子供が読むにはあまりにも刺激的すぎました。そんな中でも司馬遼太郎の歴史小説にはどハマりして、「播磨灘物語」「国取り物語」そしてその流れで山岡荘八の「徳川家康」「織田信長」などの戦国武将の生き様に震え、感情移入ハンパない思春期の子供だった私はそんな烈火のような人生を送りたいと心から願ったのでした。

不良へまっしぐら。

そんな私が中学生になり学校の勉強と部活動だけで満足できるはずもなく、面白いこと、刺激的なことにどんどんと突き進むようになりました。それらは大まか、所謂いい子供がすることではなく悪い子がすることばかり。本当に馬鹿でどうしょうもないですが、隣の学校と抗争や!となるとやめときゃいいのに率先して突っ込んでいく始末で、喧嘩や揉め事は日常茶飯事、無免許で単車を乗り回したりその他ここに書くのも憚れる悪行の数々を繰り返しその度に警察のご厄介になり、こっぴどく叱られては性懲りも無くまた悪さをするどうしようもない少年時代を過ごしました。親や親族、世間様には本当にご迷惑ばかりお掛けして申し訳ないことをしたと、今更ながら甚く反省しております。。

人生という物語を生きる。

歴史小説、特に織田信長にすっかり感化されていた私は、自分の人生をどこかで物語だと思う様になっており、自分は物語の登場人物だという感覚があった様に思います。友達が喧嘩に行くのを見て見ぬ振りして、家でじっとしている方が、人生を後から振り返った時、最終的には自分を情けなく思い、辛くなる。という判断は目先のことだけにとらわれない利点と共に、目先のことをまともな判断をできず、取り返しのつかないことになるリスクを背負っておりますがそれはストーリー展開の一つの場面として捉えているから選択していた様に思います。そんな私が自分の人生を余計に俯瞰する様になった事件が17歳の時に起こりました。その事件を境にして、私は自分の人生を人の人生の様に客観視して、それでいいのか?そんな生き方がしたかったのか?と自問自答する様になります。

人の人生を生きる。

その事件とは、小学4年生で転校した際、新しい学校に通い始める前の不安な春休みに友達になりそれから中学校の卒業まで一番の親友と言っていい友達の突然の死です。中学校を卒業して私は(一応)高校に進学、彼は就職して一緒にいる時間は少なくなっていましたが、それでも事あるごとに一緒につるんでいた頃、些細な喧嘩に巻き込まれ、サクッと刺されて数日後、帰らぬ人となりました。その時の怒りとこんなにあっさりと人は死ぬのだというやるせなさは今でも思い出すと胸が締め付けられる様な感覚を覚えますが、とにかく、それまでの人生で最大の衝撃だったことは間違いありません。その時は子供心に絶対に許さん。と復讐を誓ったりもしましたが、悲しいかな人の心は時間と共に怒りや悲しみが緩められる様で、毎年墓参りに行くたびに、彼の生きたかった人生ってどんな人生だったかを考える様になり、私がその人生を生きようと決意する様になりました。
この決意が、その後の私の人生に大きな影響を与えることになったのは間違いなく、手始めに通っていた高校を中途退学するなど、平穏無事な人生と真反対に突き進む様になります。

今日はここまで、明日は人生を変容させた3つの出来事の2つ目を書いてみます、良かったら覗いてください。(笑)

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遺される志。

11月18日 雨のち晴れ

京都へ

なむあみだぶ〜、なむあみだぶ〜と、お昼夜の会場に静かに響いていたご住職の念仏が耳の奥にこびりついたまま夕暮れの京都を後にしました。JBN京阪神木造住宅協議会で一緒に理事を勤めており、京都での工事でも何かとお世話になり助けていただいていた、また、職人起業塾に参画頂いて社員さんを参加させて下さっていた株式会社徳永建設の徳永光昭社長の急逝を受けて、お通夜の席に参列して来ました。享年49歳。私と同じ年の社長の突然の訃報は衝撃すぎるくらい衝撃で、明日は我が身、人は必ず死ぬし、日々死に近づいているし、それがいつやってくるのかは誰にも分からないという頑然たる事実を改めて目の前に突きつけられた気がしました。

命のバトン

たまたまではありますが、先週の日曜日にも京都に出かけ、「生死いきたひ」という死者を看取る映画の鑑賞と長谷川ひろ子監督による実体験に基づいた講演を聴いて、生と死は繋がっており、逝くのはその人の定めでありそのことによって遺された人に命のバトンを渡し、遺されたものが先に逝った人の意思を引き継ぐことによって大きな意味を残す。決して死は忌み嫌うものではなく、未来を見つめて受け入れるものだと学ばせてもらいました。私自身も若い頃親友を突然亡くし、その彼が生きたかったであろう人生を自分が生きる決意を持ったことが今の人生に大きな影響を与えていると自認していることもあり、非常に納得できる話ではありました。が、しかし、身近な友人の死はやはり悲しく、思い出すのは楽しかった思い出ばかり。頭での理解と感情はなかなか簡単に整合できないものです。

喜びと悲しみは表裏一体

この度の葬儀で喪主を務められたのは【第三期】職人起業塾の卒塾生でもあるご子息の健くんで、少し前に明るい声で「いい報告がある」と電話をもらっており、非常に嬉しい気持ちになっていたのにも関わらず、こんなことでの再会になるとは夢にも思わず、人生の皮肉さを感じずにはいられませんでした。「息子が会社に入ってくれることになった、高橋さんに預けるからよろしくお願いします」と嬉しそうな笑顔で息子を研修に参加させると言ってくれた徳永社長の顔が今も瞼の裏に蘇って来ます。バトンを渡す相手が願った通りに帰って来てくれたこと、それから一緒に働けたことは彼の中で先代から引き継いだ会社を自分の代から次の代へと渡せる確信をもたらしたでしょうし、その部分については心残りを消して逝かれたのかも知れません。上述の長谷川ひろ子監督の言説から考えると、少し早すぎはしますが、ご子息に試練と共に大きく成長する機会を授けて社業を盛り上げる為に逝かれたのかも知れません。

生き続ける。

逝ってしまった人のメッセージは生きている人の言葉の何百倍、何千倍の重みがあります。私が若くして亡くなった友に恥ずかしくない生き方をしなければならないと思い込んだように、急逝したメンターに生前教わった教訓を頑なに守り続けて自分を省み、律する心を忘れないように戒めとしているように、入社して数年しか経っていないにも突然会社の舵取りをしなければならなくなった健くんの心の中に徳永社長は生き続け、彼を生涯にわたって励まし、応援し続けるのだと思います。「乗り越えられない困難を神は与えない。」「苦難こそが人を成長させる糧である。」だから頑張れ。と言葉で言うのは簡単ですが、実際に苦しい思い、大変な思いは本人にしか分かりませんし、気軽に「大丈夫!」とは言い切れません。しかし、とにかく健くんには今回の突然の悲しみを乗り越えて大きく成長してもらいたいと思います。

徳永光昭社長のご冥福を祈りつつ、その命のバトンを余すことなく健くんが引き継がれることを心から願います。徳永社長、安らかにお眠りください。合掌。

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激動の時代に向けて 〜パクリで起こす建築現場イノべーション 〜

11月17日 晴れのち曇り

職人起業塾のフォローアップ研修&第31回JBN京阪神木造住宅協議会研修会

昨日の大阪での【第五期】職人起業塾、最終講と感動的だった打ち上げの余韻を引きずりながら今日は朝から神戸三ノ宮にて職人起業塾のフォローアップ研修&JBN京阪神木造住宅協議会の第31回研修会の合同開催で一日講師とワークショップのファシリテーターを勤めました。最近になって気がついたのですが、どうやら私はあまり喉が強い方ではないらしく、2日間連続で朝から夕方までの研修講師を勤め、その後の懇親会でも熱く語ると最後の方は声が枯れて全く出なくなってしまいました。また、声だけの問題でもなく、1:20のグループコーチングと基調講演の連チャンはなかなか体力を消耗するもので、普段鍛えている筋力、体力とは違う部分の強さを身につけねば、と以外に軟弱?な自分に反省を余儀なくさせられました。。。ご参加頂きました皆様には今日の講演、グループワークでは随分とお聞き苦しかった点をお詫びいたします。

卒塾生たちの事例の共有

今日の研修は現在第七期を福岡で行なっている職人起業塾の卒塾生もしくは現役で学ばれている方向けへのフォローアップ研修という位置付けで、午前中は研修を受講し終えた塾生さんたちに「その後」の活動や成果について発表を頂きました。参加者は年齢も職種も立場も様々、またはるばる関東からご参加頂いた方もおられた中で同じマーケティング理論、マネジメント思考を学ばれた仲間がどのような活躍をされているかをリアルに共有できたのは非常に良かったと思います。職人的マーケティング論の構築には入り口から出口までの顧客接点の全てにおいて満足してもらえるように状態を整える必要があり、それは現場のマネジメント(品質、工期、コミュニケーション)を改革し続けることに他なりません。心がけ(あり方)と技術とコミュニケーションの3つのファクターの研鑽を積み重ねることで「あなたに頼んで良かった、これからもお願いします」と言ってもらえる生涯顧客を創出できると言い続けています。

良い仕事ではなく、魂がこもった仕事。ひと昔前の大工さんはいい仕事をしていたら自ずとお客さんが集まると言っておりましたが、私は今も基本的にはその考え方は間違っていないと思っています。ただ、いい仕事の定義やレベルが時代の流れと共に大きく変わっており、今は品質や見た目のかっこよさだけではなく、「体験」としての顧客満足が必要とされていると思っています。その体験とは家が出来上がるまでのプロセスであり、出来上がってからの住み心地であり、長いおつきあいができる安心感で、家をつくるだけではなく、お客様の暮らしを支える気概と決意が伝わらなければならないと考えています。その体験の提供を時代の流れに沿った様々なツールや手法を取り入れながらブラッシュアップし続けることで集客が出来ずに廃れて行った旧来型の大工工務店とは一線を画すビジネスモデルの構築ができると考えており、あらゆるモノのスピードが圧倒的に早くなった今、サービスもビジネスモデルも一瞬で陳腐化してしまうことを考えれば、常に最新の情報に注意を払い、バージョンアップを繰り返すことも怠ってはなりません。

斜陽産業の中で生き残る術

今日の研修会の基調講演では「激動の時代に向けて」〜パクリで起こす建築現場イノべーション〜と題して現場を始めとする業務マネジメントを改革、革新し続けるために私が行なっていること、その考え方を紹介し、参加企業の皆さんに自社独自の強みを磨きつつ、自社に適したサービス、システムの見出し方、ブラッシュアップの為の方法論を提案させて頂きました。「聴きたかったけど、仕事の都合で参加できないんです」という声も数社頂きましたので、以下にその要点を簡単にご紹介しておきたいと思います。

まずは住宅業界を取り巻く環境について、国土交通省の資料を元に少子高齢化、人口減少の局面を本格的に迎えた今、住宅産業は斜陽産業である、全体的には衰退していく業界であるという事実に目を向けるところから、フツーに過ごせばフツーに破綻する、今まで通りではその流れを止めることはできない。「現状維持は緩やかな破滅への道」であることから、絶え間ない改革を行う必要性を訴えました。

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パタン化の思考

その上で、この厳しい問題を解決する糸口はマーケティングの構築(自社独自のマーケットを作ること)にあるとして、まずは現在自社が持っている成功パターンを見出す作業が重要だと述べました。建築業界は一件あたりの金額が大きく、またその分リピートまでに長い期間を用する為、偶発的に発生した案件の積み重ねで営業が成り立っているように感じ、3年先、5年先、10年先の売り上げ見込みが見えにくい業態です。刹那のチャンスをモノにすることを繰り返しているように考えてしまいがちですが実はそうではなく、これまで事業を続けてきた成功パターンを抽出し、それを社内で共有することで同じパターンの受注が取れる可能性を高めることが出来ると思いますし、顧客との接点で原理原則に基づいたマーケティング理論に沿ったマネジメントを行うことが出来れば顧客や市場からの信頼を集めて未来を標榜することができると思うのです。要するに建築業界ではあまり馴染みのないパタン化の思考を持つことを推奨しました。

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観念を十分な実行力と経験とで裏打ちする

過去の大小様々な成功事例を元にしたパターンを概念として持った上で、その思考に沿った行動を顧客接点で実践することが出来れば、単に経験を積み重ねるのとは一味違う、思考を現実化するという意図を持った経験となり、思考がブラッシュアップされ、個別の案件ごとに違う住宅事業においても広範なケースに対応して、目指す結果に導くことができるようになり、ただ「頑張れ」を繰り返す観念なき経験主義者から脱皮できるのではないかと思うのです。しかし、パターン思考はこれまでの流れを踏襲する枠内の考え方であり、激動の時代に対応するにはそのパターンの中の本質的な部分を守りながら、さらに最新の情報を取り入れてより高次のサービスやマネジメントへとブラッシュアップしなければなりません。その為に必要なのが身近な同じ業態からではなく、遠い世界からヒントを得て、建築業界に今はないけれども、潜在的な顧客ニーズとして存在するモノに対するアプローチだと思います。

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太閤秀吉のパターンを踏襲。

今回の基調講演の最後では遠い世界からの模倣で実際に建築会社が実務として明日から即使えるもの、そうでなく時間をかけて構築するものをいくつか紹介させてもらいました。諸事情あり、ここで全ての紹介は控えさせてもらいますが、その中の一つに第一期職人起業塾の開催時に塾生さんからの相談を受けて私がレクチャーし、大きな成果をもたらして大変喜ばれたものがありました。その相談は「建築工事の見積もり時に、他社との相見積もりに苦戦している」というもので、私が見習うべきだと伝えたのは豊臣秀吉の人心掌握術です。その当時、大河ドラマ「軍師官兵衛」がオンエアされていた時期で、その中であった初めて秀吉が徳川家康を大阪に呼び寄せ、謁見して天下に家康を傘下に収め、名実ともに天下統一を成し遂げた際のエピソードを「百戦百勝のパターン」として伝えたのです。秀吉は天下をまとめる為に絶対に謁見の場で家康にひれ伏してもらい、忠誠を誓ってもらう必要があり、それを確実にする為に前夜お忍びで家康の宿所を訪ねて、「頼むから明日、わしに忠誠を誓ってくれ」と頼み込んだのでした。相見積もりで悩んでいた彼には、見積もり提出までに、内容や金額がお客様の要望に叶っているか、間違いなく期待通りの見積もりになっているかを提出の期限までに何度でも秀吉のようにお客様に聞けばいいと伝えたところ、それ以後相談してきた彼は100戦100勝で全ての工事を受注出来たとのことでした。

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アンテナとアウトプットの関係性。

遠い世界からの模倣、ヒントを得て自分の仕事をブラッシュアップするには大河ドラマを見て、コミュニケーションの取り方を学び、実務に落とし込む思考が必要です。ただ、面白おかしくTVドラマを見ているだけでは何の教訓も得ることは出来ませんが、事例を概念化しパターンを抽出するという習慣があれば、TVドラマだけではなく、読書をしても旅行に行っても日々学ぶことは際限なくある訳で、遠い世界からの模倣は決して難しいことではありません。ただ、その為には毎日アンテナを高く広く張り巡らすことが必要で、その習慣を持つのに最も有効なのは毎日のアウトプットだと思っています。私のようなにブログを書くもよし、メルマガを配信するのでも、個人的に日記をつけるだけでも良いかも知れません。とにかく毎日起こる様々な出来事を書き留め、振り返り、自分の中で咀嚼してその事例に学ぶべきこと、隠されているメタファーに意識を向けてみること(概念化)で見えてくるものが大きく変わると思うのです。深呼吸は大きく息を吸い込むのではなく、全ての息を吐き切ることで深い息ができると言いますが、日々のアウトプットこそが、情報収集の要だと強くオススメをして、昨日の講演の結びとさせて頂きました。

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3つのお願い【第五期】職人起業塾@大阪

11月16日 晴れ

【第五期】職人起業塾ファイナル!

今日は朝から大阪。半年間の長きに渡って開催してきた【第五期】職人起業塾@大阪の最終講、ファイナルの打ち上げでの卒塾式と朝から夜までどっぷりと研修講師、主宰者としての立場に浸かりきりました。塾生の皆さんとは半年もの間、定期的に会い続けマーケティング理論、マネジメント思考についてレクチャーをするのははもとより、コーチング形式でのやり取りも個別で行ってきたこともあり、随分と親しい関係になっており、今日を限りに当分の間会えなくなると思うと若干寂しい気持ちも芽生えます。ただ、研修の為の研修などあり得ず、研修を修了してから皆さんに社に戻って活躍してもらうことが私の事業の目的でもあり、皆さんの今後の活躍を願いつつ、卒塾をお祝いしました。

それぞれのアクションプラン決定!

最終講では、半年間にも及ぶ研修の内容を踏まえて、塾生さん自らが策定し、既にトライしてもらっている業務改善のアクションプランの進捗についての実践報告と共に、卒塾した後、その計画をどのようにブラッシュアップしていくかについてのアドバイスを織り交ぜながら一人ずつ発表をしてもらいました。職種も大工、現場監督、営業、設備職人と様々、年齢も50代から20代までの広い範囲に渡っての同じ研修の場に集ったメンバーにそれぞれの役割や立場にあった行動計画から習慣化、社内の仕組みへと昇華させるアクションプランは千差万別ですが、皆さんモチベーションを高め、やる気を全面に滾らせた雰囲気を醸しながら、楽しそうに発表を行ってくれました。

3つのお願い

私が最終講の日に塾生諸氏に繰り返し申し上げることは大まか3つ、これだけは忘れないでと最後にお願いしています。それは「新たな世界を意識する」「未来を選択すること」「概念は行動とセット」の3つで簡単な言葉に置き直してお伝えしてはおりますが、長きに渡った職人起業塾の研修の総括と言っても過言ではありません。マーケティング、現場マネジメント、問題解決、可能思考、コミュニケーションや接遇と盛りだくさんの内容を学んでもらったのは、彼らのこれからの人生において、それらの知識や経験を糧にして未来を切り開いていく力を身につけてもらうことが目的であり、それらを包括して日々の業務の改善に役立ててもらうことです。研修の終了時に盛り上がった気持ちを維持し、何年にも渡って取り組みを続けることで圧倒的な成果に結びつくというのは既に多くの卒塾生が実証してくれているのですが、私が興味があるのは全体ではなく、各個人であり、塾生さん一人ひとりの人生です。

「新たな世界を意識する」

新たな世界というのは少々大げさかもしれませんが、原理原則に基づいたマーケティングを学ぶというのは、これまで慣れ親しんできた欧米式資本主義経済の社会での活動とは少し違う世界に足を踏み入れることだと思っています。在り方を正すことがマーケティングの入り口だと繰り返し言い続けている職人起業塾の講座では、極端な言い方をすると「信じるものは救われる」とか、「思えば招く」と言った見方によっては非科学的、宗教じみた概念を教え込まれているように思われます。しかし、その正しい在り方で生きるという精神性を持って身近な人から順番に信頼を集め、その結果として商売がうまくいくという理論を具体的な事例を元に科学的根拠を持って学んでもらうのですが、それは「先義後利」という非常に日本的な価値観の世界であり、その世界の住人になることこそ、マーケティングに取り組む一員になるということなのです。

「未来を選択すること」

人は日々刻々と選択を繰り返しながら生きています。電話がなった時に即時に出るか、今行なっている作業のキリがいいとことまで済ましてから電話を取るか、道端に落ちているゴミを目にした時、拾ってゴミ箱に入れるかそのままやり過ごすか、お客様に提案する際にヒアリングした内容のままの提案なのか、プロとしての知見を総動員して複数のプランを持って選択してもらえるようにするのか、工事を終えて帰る際に、工事箇所をお客さんに見てもらって細かく説明をするか、そのまま挨拶だけで帰るのか、日々繰り返す一挙手一投足の全てが選択の結果の行動です。しかし、その大半が息を吸ったり吐いたりするのに選択をしないように無意識のうちに、もしくは惰性のうちに選択してしまうことが少なくなく、選択の余地があること自体を意識することで自分自身のあり方を変えていくことができると思っています。信頼を集めることが仕事においても人生においても価値があることだとしたら、いい選択が未来を作ると思うのです。

概念(理念)は行動とセット

職人起業塾の研修講座では座学で概念、思考を学んで頂きますが、このこと自体に全く意味はありません。実務に落とし込んで実践できて、成果に結びつけてこそ学びとしての価値が認められるのは誰しもが納得するところだと思います。多分もう一生ないであろう、半年間にも渡る長期の研修で叩き込まれた概念それぞれの会社の理念に繋がっており、今後、その思考を元にした経験を積み重ね、裏打ちしていくことで更に深化し、自分自身の知恵や哲学となって浸透していきます。建築、特に職人の世界では技術は見て盗めと言われてきたように、体験を積み重ねることによって自分の体に覚えこますという考え方が今も根強く残っていますが、どう考えてもまず初めに知識(概念)を学び、その考え方に沿った行動を行う方が早く、深く理解できるに決まっています。とにかく頑張れ!という経験バカではなく、理論と実践を両立することで成長のスピードは圧倒的に変わると思っています。

俺の人生とは関係ない。

いつも研修講座の最後に私が塾生さんたちに言い放つのは、上述の3項目の大切さと共に、「それでも研修前と何にも変わらず今まで通り、研修を受けたのが単なる時間の無駄になってしまうとしても、別に構わない。俺の人生と君たちの人生は別物で、どっちでもいいぜ」ってこと。
モチロン逆説ではありますが、最終的には人生の責任を引き受けるのは自分自身だと事実をさらけ出して気を引き締めてもらいます。マーケティングに取り組むこと、自分の在り方を見直し、正し、絶え間ない努力を積み重ねることは簡単ではありませんし、面倒です。だから、世の中一般の人全員がそのようなことをした方が良いと思っていても取り組めない訳で、せっかくご縁をもらった塾生の皆さんには是非ともその殻を破って成功して欲しいと思ってのことです。

力一杯応援します!

十分わかってくれているとは存じますが、私としては講座が終了した後も塾生さん、その企業の皆さんとは長いお付き合いをしたいと思っておりますし、いつでもご相談に応じたり、復習してもらう機会も提供しています。皆様の成功こそが私の事業の大きな目的の一つですし、その目的を達するためにできる限りのサポートをする所存。末長いおつきあいをお願いしたいと思っています。

第五期職人起業塾の皆さん、半年間本当にご苦労様でした。そして、これからが本当のスタートです。気合い入れて気張って参りましょう!

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概念×経験=知恵の法則 @反骨の言霊

平成29年11月15日 晴れ

朝活から姫路へ

水曜日は朝活の日。今日も夜明けと同時に活動開始、7時からのビジネスミーティングをこなした後は明石にて所用を済まし、昼からは姫路駅前の店舗工事の現場打ち合わせや関係機関への確認の訪問と西へ西へと走り回りました。早起きは三文のなんとやら、1日の時間が長いというのはいいものです。儲かったなー。(笑)
昨日、東京で開催されたJBN(全国工務店協会)全国大会では久しぶりにお会いする方にたくさんご挨拶させて頂きました。久しぶりと言っても前回の大会から一年ぶりの方が多かったのですが、今時は大まかfacebookで繋がっており、お互いの動向はなんとなく知っているという状態になっており、特に私の場合は相変わらずラーメンばっかり食べてますね、みたいな印象になっておるようで、親近感を持って皆様親しげに話しかけてくださいます。(笑)
旧知の皆様も、新しくご縁を頂いた方も、昨日はありがとうございました。また来年、宜しくお願い致します。(笑)

 

ライフワーク

昨日お会いした方にも「ずっと飛び回ってますよねー」と何人にも言われましたが、このところ、毎月10〜15日くらい出張やセミナー講師をしており、本業である工務店経営者としての建築実務とは少し違う仕事をしています。全国各地に出張に行った先で頻繁に食すラーメンのことはさておき、別に遊びや旅行で出歩いているわけではなくて、もちろん全て仕事というか、(プライベートと仕事の境がなくなって、ボーダレス状態(ワーカホリックとも言う。笑)になって久しいですが、)ライフワークの様なものです。とにかく、望まれた所にホイホイ出向く事の連鎖が今の状態を作っており、それは基本的に私如きを呼んでいただく方へなんらかの価値を提供したいと思うと共に、創業時に立てた志やミッションの実現に向けて遅いながらも一歩ずつ歩みを進めている活動だと思っています。

 

 

 マーケティングという概念

それは自分自身が職人として働いていた、先の見えない不安に怯えながら目の前のことだけに必死になって刹那に生きるような時期を過ごしていた起業したての頃、結婚し、娘が生まれてこのままではヤバイとさらに家庭を顧みずに仕事に没頭して、どんどんと本末転倒のジレンマに陥っていった時の経験からなんとか若い世代の職人には将来に不安を抱えることなく、安心してやりがいを持ってものづくりの仕事に向き合える環境を提供したいと思った事に端を発しています。どうしたらそんな会社になるのか?どうしたらそんな業界に変革することができるのか?を必死になって考え、10数年に渡り様々なことを学び続けました。個人事業主での起業から20年近く経った今、自分の中で見出した仮説を実践し続け、検証、改善、ブラッシュアップを繰り返して、販促や売り込み、セールスを一切しなくても設計と職人という技術者だけの会社で安定的な受注を重ねることができるビジネスモデルを目指してきたのが漸く出口が見えるようになりました。それが全国の研修やセミナーで私がお伝えしている職人的マーケティング理論、実践的現場マネジメント理論という概念です。

 

 

 概念×経験=知恵の法則

少し話は変わって、、先日読んだ書籍の中にこんな一節がありました。非常に感銘を受けた、というよりも魂が震えるくらいに感動した本の中でも非常に印象に残っているおり以下に引用します。

概念は経験に裏打ちされて初めて知恵になる。哲学ともなる。〜中略〜「観念的」という言葉がある。理屈ばかりが先行して、現実離れしているという意味に用いられるケースが多い。頭でっかち同義語で、否定的な響きのある言葉だ。だが、観念が十分な実行力と経験とに裏打ちされたら、どうか。ただ「頑張れ」を繰り返す観念なき経験主義者よりも、はるかに強い説得力を獲得する。

これは海賊と呼ばれた男で一躍(一般的にも)有名になった出光興産の創業者出光佐三氏の生涯を綴った水木楊氏の著書、「出光佐三 反骨の言霊」にある一節で、経営者には必読の書と称される良書です。つい先日改めて読了したのですが、この一文には本当に心が震えました。

 

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出光佐三 反骨の言霊

超絶オススメの一冊ですので以下にamazonの商品説明を転載させていただきます。近所の書店にも置いてあると思いますので、ご購入は通りがかりの街の本屋さんでお願いします。(笑)

内容紹介

大正の初め、関門海峡で、「海賊」と呼ばれる男がいた。「海に下関とか門司とかの線でも引いてあるのか」と言い放ち、燃料油を売りまくった。数年後、男は満州に乗り込み、メジャー石油会社と闘い、潤滑油納入を勝ち取る。そして英国がイランと国交断絶し、ペルシャ湾に英国海軍が待ち受ける中、大海へと乗り出した。
戦後日本人が意気消沈する中、米英を欺き、国家官僚に逆らい日章丸をイランに派遣した出光。海賊といわれた男の半生を活写し、その熱き言葉を披瀝する。
「イラン石油に輸入は堂々天下の公道を闊歩するもので、天下に何ひとつはばかることもない。ただ敗戦の傷の癒えぬ日本は正義の主張さえ遠慮がちであるが、いま言った理由から、日本国民として俯仰天地に愧じざることを誓うものである」。出光は乗組員に堂々と胸を張れと励ました。
財務諸表よりも社員を大切にした勝負師の半生を活写し、その熱き言葉を披瀝する。

内容(「BOOK」データベースより)

英米を欺き、官僚に楯突き、戦後の日本人に希望を与えた男。出光は一途なほど日本という国を愛しながら、国家官僚を徹底して嫌った。戦時中は軍部にも堂々と楯突いた。その行動は奇想天外。つねに人の意表をつき、非常識と罵倒される。だが、時が移ると、世は出光の決断にいつの間にかなびいていた。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

水木/楊
1937(昭和12)年、中国上海生まれ。本名は市岡揚一郎。自由学園最高学部卒業後、日本経済新聞社入社。ロンドン特派員、ワシントン支局長などを経て、取締役論説主幹を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

海賊と呼ばれた・・・の読者にこそお奨めします!

この本には上述の文章の他にも「反骨の言霊」と言われる程、烈火のごとく生きられ、苛烈な言葉を叫ばれた出光佐三氏が残された語録が余すことなく紹介されており、百田尚樹氏が上梓された「海賊と呼ばれた男」を読まれて感銘を受けた方は、被った内容だからと思って手に取るのを躊躇するかもしれませんが、それは絶対にいけません。海賊と・・・を読まれた方こそ是非とも手にとって頂きたい一冊です。と、熱くなってしまったのは、私はロクに学校に通わないまま、若くして社会に飛び出して学のないことでこれまで随分と苦労をした経験があり、それをなんとかリカバリーすべく、社会に出てから意識的、積極的に学ぶ時間を持つようにしました。それは自分に欠けていた経験ではなく概念や観念が必要だと思ったからで、今は亡きメンターと慕っていた先輩経営者に「50歳には自分なりの哲学を持て」と言われて焦った事もありもう少し実務に向き合うべきだと批判を浴びながらも必死で学び続けました。

 

 

 机上の空論を哲学に変える。

50歳になった今でも私の学びの習慣は続いていますが、そんな中で私が得た、今も得ようとしているのは私に足らない理論であり概念です。多くの時間と費用をかけて来た机上の空論ともなりかねない学びは実務に落とし込む、実践する事で経験と結びつき私の血となり肉となってきた様に思いますし、それがあったからこそなんの強みもない、吹けば飛ぶような大工上がりの三流経営者の私でもなんとか今まで事業を続けて来れたのではないかと思います。その一つの答えがこの本に書かれていた観念、概念と経験の関係性であり、知恵や哲学を生み出すプロセスなのだと書籍を読みながらハッと気づいた次第です。とにかく、(特におっさんには)超絶オススメの一冊ですし、感情移入して読み込めば仕事や人生に対して真正面から対峙し、困難を乗り越え厳しくも充実した人生を送ろうと決意を新たにする稀有な機会になるのではないかと思います。是非是非ご一読ください!

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JBN10周年記念大会とサスティナブル志向。

2017年11月14日 雨のち曇り

ラーメンのメッカ東京にて。

今日は朝一番から東京へ。行列のできる人気のつけ麺屋さんにラーメンを食しに。ではなく、JBN(全国工務店協会)の10周年記念全国大会に参加の為、京阪神木造住宅協議会の理事仲間、事務局メンバーと共に、(珍しく)大勢で大人の遠足よろしく和気藹々と新幹線に乗り込みました。東京駅に到着したのが11時半くらいだったので東京駅周辺で少し早めに昼食を摂ってから会場に向かおうということになり、ここはラーメンのメッカである(と思っている)東京ということで、神戸ラーメン紀行の編集者として、ラーメンアプリの人気店にアテンドさせてもらいました。(笑)
お目当ての「つじ田」という八重洲の人気つけ麺店では昼前から既に長蛇の列が出来ており、私たちが食べ終えて店を後にする時には行列が折り返しているほどの人気ぶり。確かにこだわって丁寧に作っているのは伝わりましたが、感動して記憶に残る、というほどではなく、繁盛店とそうでない店の圧倒的な差を生む「味だけではない何か」って何だろうと考えさせられました。

 

 

小泉進次郎氏の人気の秘訣。

13時からは日本橋の近くのホテルの広間で全国から大勢の工務店経営者が集まり、盛大に10周年の記念式典及び国土交通省の住宅局局長による基調講演、その後会場を転回させて懇親パーティーと夜までみっちりと工務店のオヤジになりきって会場に詰めました。(笑)
全国津々浦々から工務店経営者が一堂に会す数少ないイベントであり、私としては大会プログラムよりも全国の経営者仲間や大先輩の方々と交流を持てることを楽しみにして毎年参加しております。(段取りを頂いた東京JBNの皆様、すみません、、)

今回は団体発足10周年の記念式典ということで、来賓も多く随分ときらびやかな式典となっており、その中でもひときわ輝きを放っていたのはやはり、いまどきの若手ナンバーワン政治家というか、次世代では安倍一強政治と言われる今よりももっと顕著にカリスマとして日本のトップに君臨するであろうと目されている小泉進次郎氏です。来賓挨拶では深い眠りに陥ってしまうおっさん達もさすがに興味をもって聞いておりましたし、何よりも広い会場の端から端までくまなく視線を配り、一言ずつを丁寧に話される姿はさすがの一言。人気が出るのも納得ですし、話される内容もご自身が地域に足を運んで得た経験を元に地に足をつけた上っ面を滑らない話でした。

 

 

 

工務店が必要な理由

10周年ということで気合が入った(長い)式典を終えたあと、メインイベントである基調講演は国土交通省の住宅局局長の伊藤氏の講演。切れ味鋭いマシンガントークと演台に肘をついてリラックス?しながら江戸っ子弁で話される姿には百戦錬磨の工務店経営者もタジタジ、、こちらもいつになく夢の中に逃げられる人が少なかった様に思います。内容としては住宅政策のここまでの流れと現在の市場環境のおさらい、そして今後目指すべき方針について盛りだくさんで、それぞれの項目については「復習ですからサクサク行きますよ」の一言を添えながら高速でパワーポイントを繰りながらあまり深掘りはせず、サラサラ〜と流されておられた印象でした。
ただ、さすが!と思ったのは最後のまとめの段になって、少子高齢化、市場の縮小、空き家問題、ストック住宅の活用と流通等々、住宅業界が抱える様々な問題を包括して工務店、もしくはJBNに対して期待すること、目指してもらいたいと思う姿については的確で本質的な提言をされておられたことで、「住宅政策と未来に向けて工務店が必要な理由」という演目通りではありますが、私たちが普段、現場でリアルに感じている肌感覚を持たれているのには驚いたと共に、感心させられました。

 

 

サスティナブルな産業になる

伊藤局長が最後に口にされたのは、工務店業界が「サスティナブルな産業になる」べし、と言うこと。これは私たちすみれが長年目指してきている地域密着の自立循環型ビジネスモデルであり、循環型社会への移行です。私たちすみれが若手職人を育成してキャリアプランを構築しながら顧客との信頼関係、絆を深めることで自社のマーケットを創っているのと同じ様に、会社も地域社会も新陳代謝を繰り返し、ぐるぐると回りながら、時代の流れに沿った技術革新やイノベーション、ブラッシュアップを繰り返して少しずつ良い方向へと変容していくヘーゲルの弁証法的成長のことを指しておられると理解しました。私たちの様に地方で根を張ってリアルにビジネスに取り組んでいるものだけでなく、中央官僚、住宅政策のトップに位置する方が同じ価値観を持っておられたことは非常に心強く、また嬉しく思った次第です。

地域に根を張って地元の木を使って建てる私たちの住宅の供給は単なる箱を作るのではなく、エネルギーも食も建築資材も地域と共に循環することを目指しており、(フラッグシップとなるのはこんな住宅→WEB内覧会~エネルギーを生み出す家~)今の路線を守りながら更に高く、深くそして広く活動を進めていこうと思った次第。いい全国大会になりました。

 

 

おまけ、

来年3月の京阪神木造住宅協議会の総会&研修会に熊本の星、ファイヤー村田氏を招聘したいとお願いしたところ快諾をいただきました!楽しみにしていて下さい。(笑)

 

もいっちょおまけ、

東京駅コインロッカーがあるすぐ横に手荷物預かり処なるカウンターが出来てました、どうやら運営は佐川急便の様子で、運送会社の新サービスとしては非常に秀逸。外国人がコインロッカーに脇目も振らず次々に吸い込まれていってました。東京は何かと勉強させてもらえます。(笑)

 

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生死【いきたひ】自主上映会決定!

11月13日 快晴

来年1月自主上映会開催決定!

気持ちのいい秋らしい日が続きます。月曜日、一週間の立ち上がりがこんなにいい天気だと「今週もイイ事が起こるんだろうなー」なんて、なんの根拠もなく思ってしまいます。そんなことを思いながら、お客さまから預かった図面を見て増改築のプランを検討しつつ、メールや電話、SNSのチャットであれこれとやりとりをしていると、次々に朗報が飛び込んできました。お天道様のパワー(かどうかはわかりませんが、)すごいものです。笑
その中でも今日一番良かった出来事はすっかり恒例となった毎年1月に私が事務局として音頭をとって開催している自主上映会の来年の上映タイトルと映画監督に来神してもらってご講演をしてもらうイベントの内容がビシッと決まったこと。昨日、京都の伏見まで映画の下見に行き、(イメージ通りに、笑)映画監督の長谷川ひろ子さんにご挨拶をさせて頂き、来年一月の自主上映会での映像の配給と講演のオファーをさせて頂きました。長谷川監督には「是非上映会をやってください!」と二つ返事で快諾を頂きましたが、いつも苦労するのは日程調整で、それが長谷川監督と主催団体であるTOTOリモデルクラブ西神店会の小林委員長のおかげで、サクサクと日程も当日のスケジュールも固まりました。こんなにスムースにイベントの内容が固まったのは初めてのことです。(笑)

イベント詳細はこちら→神戸芸術センター「いきたひ」自主上映会&長谷川ひろ子監督講演会

 

 イベントを継続できる環境に感謝。

今年で6年目、6回目となるこの自主上映会はすみれが所属しているTOTO西神店会という地域密着のリフォーム事業者が集まったコミュニティーで毎月行っている勉強会、「リモデル大学」の取り組みの一環として開催しており、私はその担当者として毎年、メンバーやその従業員さん、またそれぞれの会社の顧客に楽しんで頂きながら、何かしらの学びや気付きを得てもらえる様なタイトルを探してきて上映会と共に映画監督に講演をお願いしています。このコミュニティーでは一社では出来ないイベントなどを行うことで小さな事業者でも大きな企業に負けない様な価値を顧客に提供することを大きな目的の一つとしており、ホールを借り切っての映画の自主上映会&講演会もその考え方の中でメンバーさんのご協力を得ながら毎年継続して開催しています。これまで開催してきた自主上映会の模様を以下にご紹介しておきます。

未来力@平成職人の挑戦自主上映会。

大地の花咲き 自主上映会

『日本一幸せな従業員を作る』自主上映会。

僕のあとに道はできる。

映画『1/4の奇跡』~本当の事だから~ 観客の声。

遠い世界に触れる数少ない機会。

(手前味噌になりますが、)これまでの5年間、毎回非常に素晴らしいご縁を頂き大好評のうちに上映会と講演会を積み重ねてくることができました。それは私が企画したからとかではなく、一般的にはあまり多くの人に知られることがないドキュメンタリー映画には製作者、映画監督の熱い想いが込められたものが本当に多く、世に広まっていない素晴らしい作品が数多くあるということであり、私たちが普段触れない世界に足を踏み入れる貴重な機会になっています。今回も知り合いがこの映画「生死いきたひ」の上映会を行なっているのを知って(結局参加できませんでしたが、)興味を持ったのがきっかけで、たまたまfacebookのイベント告知で京都で開催される上映会の情報を知り(行ってみたら終活セミナーの一環でしたが、笑)ご縁を頂くことが出来ました。現地の会場に行ってみるとイメージして、期待していた通りの内容で、死に向き合うことによって生を見つめ直す、生と死は常に隣り合わせで繋がっており、今の人生は先祖の死の積み重ねの上であり、また私たちの身体を作っている食物は全て命を頂いて作られていることを改めて再認識させられました。

いきたひホームページ→ikitahi.com

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 生と死は表裏一体。

特に私の場合は若い頃に肝臓を壊し、医師に40歳代で肝臓ガンか肝硬変で死ぬと死亡宣告をされて、最近まで常に死を意識して生き急いできたこともあり、生と死が繋がっていて一体であるという考え方は非常に共感できるものでした。また、子供の頃に亡くなった親友の生きたかったであろう人生を生きようと思ってどんなキツイ事でも踏ん張って乗り越え、前に進める様にと大きな転換を繰り返してきましたし、近年は8年程前に急逝した今は亡きメンターとして尊敬していた先輩経営者の教えを守ることで事業の足固めをしてきました。それらは皆、見方によっては私が人の死に支えられてきたと言っても過言ではありません。生きている時よりも逝ってしまってからの方が人の意志は伝わるし、心に深く刻み込まれ、力になり魂を強く励まされるのだと思うのです。昨日の長谷川ひろ子監督の講演で人はその生涯を終える瞬間に25mプール138個分の水を蒸発させるくらいのパワーを放出するという瀬戸内寂聴さんの説を引用されていましたが、私自身も(その容量のことはともかく、)人は死を迎えて命のバトンをつなぎ遺さた者に大きな何かを残すというのは間違いないと思っています。私自身、見送った人たちに実際に大きな力を頂き、今があると思っています。

映画 「生死 いきたひ」

この度決まった来年1月27日の自主上映会で上映する「生死 いきたひ」は監督でもある長谷川ひろ子さんがご主人を癌で亡くした時に四人の子供たちと自宅で看取った際の生々しい画像を中心に、最愛の人を看取った人たちのインタビューで構成されており、ほんの30年ほど前までは自宅の畳の上で生まれ、畳の上で死んでいた日本人が、今やほとんどが病院のベッドで生まれ、病院のベッドで死んでいく現在の医療制度と言うか慣習に疑問を呈するとともに、自宅で看取る事で得られる大きな価値について静かに、しかし固い決意を持って語られています。これから日本がむかえる朝高齢化社会に対する1つの提言としても受け取れますし、私たち住宅を供給する者にとっても考えるべきことのように感じました。とにかく、終わりを思い描くところから人生の目的を探ると言ったスティーブンコヴィー博士の言葉や、日本人が大事にしてきた死生観について見直すには最適の映画です。ドキュメンタリー映画はもちろんですが、その後の長谷川ひろ子監督による臨終ワークや講演も非常に素晴らしいものになると確信し、太鼓判を押しますので是非自主上映会にご参加いただければと思います。楽しみにしていてください。

イベント詳細はこちら→神戸芸術センター「いきたひ」自主上映会&長谷川ひろ子監督講演会

 

 

作品紹介

”看取り直し” が出来る究極のヒーリングムービー

名も無き四児の母が、夫の生き様・死に様をホームビデオで撮ったドキュメンタリー

「死」がタブー視される中、終末期の在宅医療や在宅介護の関係者に注目されているドキュメンタリー映画「いきたひ」。

47歳で他界した夫を4人の子どもたちと共に自宅で看取った長谷川ひろ子さんは、その後「死とは胎内に戻ること」という死生観に出会う。「死」は決してタブー視するものではなく、「生の肯定」に導くための尊い体験につながることを実感し、そのことを多くの人に伝えたいと、まったくの素人ながら映画制作へ取り組む。

企画から構成、脚本、取材インタビュー、ナレーション、テーマ音楽の作詞・作曲、演奏、歌まで自分自身でやりぬき、ついに2015年に映画は完成した。

地上で映画制作に協力してくれた人びとだけでなく、看取られて先立たれた方々あっての「天地合同制作」の奇跡の映画と言える。

映画プロローグを見てみてください!

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坐禅とヨガとロードバイクと状態管理。

11月11日 曇りのち晴れ

 

整える日。

何を間違えたのか昨日に引き続き、スケジュール帳の記載間違いで昼からの予定を勘違いしており、NPO法人のセミナーを手伝いに行く予定だったのを違うセミナーの日程を間違って書いており、違う日程の間違いだと思い込み、昼からポコンと時間が空いてしまいました。ま、このところ全然事業所に落ち着いていることがなかったので、天が授けてくれた恵みだとありがたく、溜まりきっているタスクを片付ける時間に充てさせて頂いて少しばかり整った気がします。(笑)
NPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の皆さまどうもすみませんでした、、

午前中は最近始めた新たな習慣、座禅とヨガで心と体を整えようと朝から久しぶりの自転車に空気を入れて向かいました。おらが街の国宝、太山寺の塔頭寺院の一つ、龍象院で定期的に行われる座禅とヨガのセットのイベントは住職が座禅の際にいつも説明される「身・息・心」の言葉通り、姿勢を整え、呼吸を整え、心を整えるのにもってこいの時間で、慌ただしい毎日をしばし離れ、一月に1回は必ず参加しています。

 

 

坐禅

すっかりお気に入りになった龍象院の座禅会は素朴ながらも厳かな雰囲気が漂う茅葺屋根の薄暗い屋根裏部屋に上がり、結跏趺坐(私の場合は半跏趺坐)を組んで住職の導きに従って「左右揺振」と言われる前後左右に体を揺らして姿勢を整えて鐘の音と共に半眼になり「数息観」へと入ります。数息観とは、座禅を組んでいる間、ひたすら自分の呼吸した数を数えるというもので、それに没頭することで無になる(のは簡単ではありませんが)もしくは余計なことに気を散らさない様にする作法で、(奥はものすごく深いですが)簡単に言ってしまうとじっと座って、息を数えることに集中するのが座禅の入り口ということになります。言葉にすると簡単すぎるくらい簡単なことですが、これがそうそう満足にできることがありません。途中で住職に禅杖で背中を打ってもらったりで途中で数がわからなくなったりもしますし、また息を全て吐き切り、鼻からできる限り深く息を吸い込むのに集中すると数を数え忘れたりもしてしまいます。ま、修行が足らんって事でしょうが、人間なら誰しも出来るであろう、こんなに当たり前の簡単なことさえ修練を積まないと満足にできないものです。

 

伝統的なヨガ

座禅の後は、囲炉裏を囲んでお茶を振舞っていただき、しばし談笑した後、いちえさんが主催するイチヨガなる教室です。龍象院の広間の畳の上にヨガマットを敷いて普段絶対にすることのない姿勢(笑)を呼吸を整え体の隅々までリラックスさせながら行います。主宰のいちえさん曰く、ヨガはストレッチでもエクササイズでもない大切な自分自身に向き合う時間とのことで、「自分のペースで結構ですから」と何度も繰り返し言ってくれます。決して体が柔らかい方ではない(もしろカチカチ)の私は一つ一つのポーズに四苦八苦しながらもなんとかヨガの真似事をさせてもらっており、もう少し参加する頻度を高くしたら狭すぎる私の身体の可動域も少しはマシになるとのことなので果敢に続けたいと思っています。(笑)
とにかく、座禅とヨガを終えた後は身体と心のスッキリ感がハンパなく、たまにはあれこれと思いを巡らせることをやめる時間を持つことって大事なのだと実感しています。

 

 

整える習慣

座禅とヨガを終えて、昼からの出勤に間に合う様にと急いで自転車で帰途につきました。伊川の河川敷の道でペダルを踏みながら考えたのはこの様な時間が持てることへの感謝で、心と身体を整える時間を持てるってなんて贅沢で、有難いことだろうということ。年がら年中、プライベートの時間など全くなく走り回っていた一昔前(10年前)では考えられない幸せな環境に自分がいることを思い知らされた気がしました。もちろん、この大きな変化はただ単に時間を重ねてきたから現在があるのではなく、自分の周りを少しでも良くしたいと思いあれこれと新しいことに挑戦したり、また失敗して撤退したりと走り続けながらも整えれるコトから取り組んできたからに他ならないと思っています。元を質せば(今もですが、)必死に走り続けながらも整える行動を継続する(=習慣を持つ)という思考を身につけたことが大きかった様に思います。

 

 

未来を創る状態管理思考

整える習慣とは即ち、状態管理の思考、というか概念であり、それは目先の今だけのことに囚われず、長い時間軸の中での“今”に行うべき重要なことは何か?という質問を自らに持ち、目的を明確にしてその方向に向かって生きることであり、緊急性の低い、しかし重要なことに時間を割くことであり、学ぶ場に足を運び知識を身につけたり、ただ安穏と日々を過ごすだけではなく経験を備えたり、とにかく実の力をつけることに執着心を持って日々向き合うことなのだと思っています。
肝臓が壊れ、医者に見放され50歳であの世に行く筈だったのが今や(一般的なおっさんより)健康になったのも、中学校にもロクに行ってない無一文の大工上がりの経営者が(個人事業主時代を含めると)起業から20年も商売をさせてもらっているのも、職人時代の先が見えない暮らしの辛さを若い職人に味わせることが無いようにと世間では儲からないから絶対にするべきではないと言われる職人を正規雇用する会社を作れたのも、職人、現場実務者が未来に光を見れる様にと始めた私塾が全国展開できる様になったのも、全ては状態管理の思考のお陰と言っても過言ではありません。

7つの習慣
7つの習慣

 

 

返せないご恩は渡せる若者に送る

そんな風に自分自身の20年を振り返ってみて改めて大きな転機だったと思える、「金なし、学なし、コネなし」で体力しか取り柄がなかった私の人生をなんとか真っ当な世界に引き戻してくれた有り難すぎる「状態管理思考」ですが、私の心の中にそれを浸透させたキッカケというか、入り口がいくつかあって、それらは自ら探して見つけたものもありますが、大部分は人とのご縁を頂いてそれが繋がって徐々に大きくなっていった様に感じます。それはスティーブン・R・コヴィー博士の書籍「7つの習慣」であり、それを起点としてお客様からご縁を頂いたコーチングであり、理念経営を標榜するキッカケになった先輩経営者との出会いであり、その方にお誘い頂いた勉強会であり、そこで深く知ることになったジェイ・エイブラハムのマーケティング体系であり、それらの体験を経験へと転換させるのに大きな役割を担ったブログを毎日更新しようと思う様になったのもある人との出会いです。

50歳になり、自分の人生を大きく変えたそれらの思考や概念を体系化し直して未来を背負って行く若者たちが少しでもいい人生になってもらえればとの想いで伝えているのが職人起業塾であり、スタートから5年目に入り今ではすっかり私のライフワークとなりました。これまでに頂いた多くのご縁に心から感謝するばかりですが、頂いたご恩の多くは既に返せない様になっており、ご恩送りに心を砕き、精進して参りたいと思います。

心謝。

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マーケティングに取り組むとは?

11月10日 快晴

 

人生を託すノート。

私の時間管理の全て、大げさに言うと人生の過ごし方を託しているスケジュール帳には、今日は朝からリフォームプランナーかなちゃんとリフォームをご依頼頂いたお客様宅への現場確認に同行する予定だったのですが、なんと!日程を書き間違えていた様で、期せずして午前中の予定がポカンと空いてしまいました。考えたら、(自分で書き込みますが、)私の人生はこのスケジュール帳に支配されているのだと改めて気づかさせられ、気軽になんでもスケジュールに書き込むのは随分とヤバイことなんだと思いました。一瞬、昨日の福岡弾丸出張から帰ってきたところやし、これ幸いにと少しゆっくりとデスクワークに勤しみますかね、、と思ったのですが、よく考えると単にスケジュールの先送りな訳で、結局先の予定を前倒しすることにしてドタバタと走り回りました。ま、こんな思考のことをを貧乏暇なしって言うのでしょう。(苦笑)

 

 

ネット強化業績アップセミナー

昼からは新大阪に移動、東京で開催している職人起業塾でセミナールームをお借りしている株式会社ship社の小松社長が来阪され、セミナーを開催されると聞きつけて参加してきました。S社とはすみれの本社ビル竣工、グランドオープンの際の目玉サービスとしてお客様からヒアリングをしながらリフォームプランを書き込むとリアルタイムで3Dに立ち上がるソフトの提供を受けてからのお付き合いで、当時行列が出来るほど人気を博して大成功のオープンイベントになりました。かれこれ14年も前のことになります。その他にも小松社長には日本マーケティング協会の元理事長の故水口健二先生のマーケティング戦略塾と言う合宿に誘ってもらったり、セミナーで業界の最新情報を聞かせて頂いたりとそれ以後も何かとお世話になっており、その広い人脈と共に卓越した情報収集力と分析力から生み出されるソリューションは常にリフォーム業界の最先端をリードしてこられたと言っても過言ではないと思っており、私が(いろんな面で)とても尊敬している経営者の一人です。

 

 

淘汰と統合の時代

今日の新大阪でのセミナーはWeb戦略を中心にこれから激しい変化に晒される建築業界でいかに生き残れるかを自社が提供しているサービスの内幕まで太っ腹にお話しされておられました。私達すみれは新規集客に重きを置いておらず、お付き合いを頂いているお客様、そのご紹介で殆どの売り上げを作っておりますが、別段、新しいご縁を頂くことを拒絶している訳ではなく、できればHP等ですみれの取り組みをしっかり見て頂いた理解ある新規のお客様からの問い合わせを頂きたいと考えています。そのためにはWebの戦略は欠かせないのは自明の理、久しぶりにこの手のセミナーに参加しましたが、非常に素晴らしい内容で刻々と変わりつつあるWebマーケティングの現在の状況が垣間見れて、理解を深めることができた様に思います。そんな小松社長が今朝、Facebookでシェアされていた写真がこちら、リフォーム業界も淘汰と統合の時代がすぐそこまできている様です。

 

 

マーケティングマインドが組み込まれたサービス。

S社が提供されるコンテンツ、サービスが他社と少し違うのは常に手法の奥に明確なマーケティング理論が裏付けされているところで、単に多くの人に見られるネット広告や、人の注意を引きつけるソフト、登録を促せるウェブサイトの制作を提供されているだけではなく、マネタイズと共に建築業界や住まい手が抱えている潜在的な問題の解決を提供されています。マーケティングの大家として有名なフィリップ・コトラー氏はマーケティングの視点を「商品をどう売るか」から、顧客の問題を解決することに変えることを提言されましたし、世界一のマーケターと称されるジェイ・エイブラハム氏はビジネスで卓越した人物・企業になるための9ステップの中の一丁目一番に「顧客の問題を解決し市場の信頼を勝ち取る。」と書かれています。目先の売り上げを上げるだけのツールではなく、しっかりとした価値を創造し、提供し、問題を解決することで私達が職人起業塾の研修の目的に掲げている「生涯顧客の創造」を果たすための方法論を明示されています。まさにマーケティングマインドが染み込んだ商品、サービスを提供されていると感じています。

 

 

Web4.0時代に向けて

5時間もの長時間に渡って5つのコンテンツにまとめられた小松社長のお話はそれぞれ非常によく出来ていて、とてもわかりやすく、業界が置かれている背景や時流の流れについての鋭い分析、最新の成功事例の紹介を聴いて、今のまま何も新しいことに手をつけずに安穏に過ごしていくと確実に縮小と競合激化が進む市場から退場を余儀なくされると言う危機感を覚えました。よく耳にするフレーズですが、「現状維持は緩やかな破滅への道」と言うのはその通りだとはっきりとイメージ出来ました。そんな学び、気付きを得てそれでは何をするか?と言うと私の中では答えは明確で、「より一層、マーケティングを強化する」この一点に尽きます。そして情報化革命が本格化している現代、HPだけではなく、facebookやLINE、Instagram、Twitterと言ったSNSを含めたウェブ戦略の強化=情報発信とコミュニティー作りは絶対に外せません。

 

 

マーケティングに取り組むと言うこと。

しかし、新しくウェブサイトを制作して新規事業を立ち上げればいいか、と言うとそれだけで上手くいくはずもなく、小松社長も繰り返し口にされておられましたが、マーケティングとは生涯顧客の創造であり、一時的な集客の手法だけで成り立つものではありません。集客から計画、設計、施工、そして工事を終えて引き渡しを済ませた後のアフターサービスまでを全て顧客に満足頂けるレベルでやりきって初めて顧客から「これからも一生あなたの会社にお願いするわ」と言ってもらえる訳で、結局、答えは現場にあり、入り口もだいじですが、出口までのマネジメントも同時に一貫して強化出来なければマーケティングに取り組むとは言えません。私は職人起業塾というマーケティングの勉強会を主宰しており、全国で講座を行ったり、すみれ本社で毎月無料の勉強会を開催しておりまして多くの方にマーケティングの基礎理論を伝えています。マーケティングとは顧客の信頼を得る=ファンの様に応援してくれる人を創る=自分のマーケットを創るという全体像を指し示しているのですが、人はつい、集客、受注率、設計力、施工力、等々問題を切り分けて考えてしまいがちです。私自身、一度解決したと思った問題が数年後には全く効果を発揮しなくなったりすることも珍しくなく、何度も繰り返し同じコンテンツについてブラッシュアップを繰り返しています。結局、マーケティングに取り組むというのは、すべての業務について精度を上げるべくブラッシュアップを繰り返すことに他ならず、自社の強みを磨き、弱みを叩き潰し続ける覚悟と決意を固めることなのだと改めて。出掛けて、人の話を聞いて見るのは本当に大事です。

小松社長、本日はとても勉強させて頂きました、本当にありがとうございました。

 

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ペッラペラのUSPと上っ面の目標設定。

11月9日 晴

博多弾丸出張。

今日は博多。職人起業塾@福岡の第7講の研修講師として丸一日、博多駅前のバスターミナルビルの貸し会議室に詰めました。朝はいつも通り、夜明け前に飛び起きて、いつもの筋トレとまだ真っ暗な中、アイドル犬チャックの散歩を済ませて朝一番の電車に飛び乗って一路博多へ。そもそも朝10時から夕方18時30分までの長時間の研修ですが、少し熱くなりすぎて予定を大幅に越えて時間の延長をしてしまうほど気合を込めて語ってしまいました。塾生の皆さんには、私のタイムマネジメントのえー加減さを「すみませんでした」と素直に謝罪しましたが、余談とは言いながらも実務にすぐに使える最新の情報も多く織り交ぜたので、お得感はあったのではないかと思っています。←反省の色ないし。笑

 

 学びに価値なし。

今日の第7講ではマーケティング理論の基礎講座の4限目のコンテンツとこれまでの学びを取り入れた上でのアクションプランの策定を行ってもらいました。研修講座も中盤に差し掛かったということで、「学び自体に価値なし、実践し、検証出来てこそ学び」という職人起業塾の基本姿勢を貫いてまずは何をするのか、そこでどの様な成果を目指すのかを中間地点で一度整理する機会を持ちました。
私が提唱するマーケティング理論は非常にシンプルで、現場実務者で無くとも、どの様な立場でも自社独自のマーケットを作るアクションプランを立てることができます。それは目指す先を「一生あんたんとこにお願いするわ」と顧客に言ってもらうことの一点に集約しており、例えば大工見習いが常に棟梁より30分早く現場に来て近隣を含めて現場を綺麗に掃除をして、明るく元気に挨拶をするだけでもアクションプランとして成り立ちます。ただ、そんな当たり前のことをして、顧客に「すごいね」と言わしめるには他の誰もができないレベルまで突き抜ける必要がある訳で、幼稚園児じゃあるまいしただ単に「綺麗に掃除をするのと、元気に挨拶します。」じゃあ少し寒すぎます。(笑)

 

 

 やり過ごしは後悔を残す。

今日のアクションプランの策定に入る前に、塾生さん達に繰り返し申し上げたのは「上っ面を滑る、その場をやり過ごし、面倒な行動を起こすことから目を背ける様なことだけはやめておいた方がいい」ということ。この研修はグループコーチング形式をとっているため、アクションプランの発表は全員の前に立って行います。そんな場面で私が「そんな上っ面だけの計画なんかいらんねん」と厳しく詰め寄ったりすることはありません。(笑)
ただ、私が言わなくても本人は分かっているはずで、そんな「研修の時間をとにかくやり過ごせたらいいや、」的な誤魔化しをしたら最終的に損をするのは自分自身で、そんな心構えではマーケティング理論を身に付けて自分の人生をコントロールするどころか、上司に指示命令を受けたことしか出来ない人任せの人生を送ることになるだけです。冷たい様ですが、事前に上っ面を滑らんようにと厳しく伝えている以上、(私の人生じゃないし、)自分で考えて研修を受けたことが無駄にならない様にしてもらうべきだと思うのです。そんな厳しい言葉が響いたのか、塾生さん達が今日策定され、提出されたプランはなかなか実践的でキッチリと一か月実践すれば次回の検証研修以降につながる内容だったと思います。

 

 

 日本式マーケティング論とUSP

アクションプランの策定の前に行ったワークでは日本式マーケティング論の講義の中で紹介した上杉鷹山公が「伝国の辞」で掲げたあり方を正して経済を立て直した、世界に類を見ない原理原則に則って経済を立て直した事例を元に、日本古来の三方よしの概念こそが持続可能なビジネスモデルを支える根幹として、自社の事業で三方よしを叶えるのに必要な条件を書き並べてもらいました。同時に、二宮尊徳翁が残された「理念なき経済は罪悪であり、経済なき理念は寝言である」との言葉を引用し、売り上げ利益を上げるために必要な強みについて繰り返し考えてもらいました。「御社のUSPはなんですか?」という質問はマーケティングを学ぶとよく耳にする質問ですが、工務店が他社と違う“売りが効く強み”を持つのはそんなに簡単なことではなく、住宅性能やデザイン、施工力、金融対策等々、最新の情報や技術を集め熱心に取り組んだ業界特有の専門的な事柄は残念ながらあっという間に陳腐化してしまいます。なので、そのような強みはかなり特化して突き抜けねば強みになり得ません。そもそもUSPといったものはそんなに簡単にできるものではなく、自社が持つ他社との違いを掘り起こせば掘り起こす程、属人的になりがちですが、それでもすぐに真似されるようなものではないほうがずっとマシ。塾生の皆さんには社に持ち帰ってもう一度じっくりと自社特有の強みについて考えてもらうようにお願いした次第です。

 

マーケティングを取り入れる。

とにもかくにも、マーケティングに取り組むと言うのは決して一時的なものではなく、自社の強みを見いだす=そこで働く人のスキルアップや 情報共有、自社が抱えるリスクを叩き潰す努力を重ねることや情報発信、顧客やステークホルダーとの信頼関係の構築等々、包括的な仕組みづくりに取り組む事であり、その一連の流れの積み重ねによって会社も個人も信頼性を増してそれに共感してくれる人たちの集まり(=自社独自のマーケット)を作り上げること。今日の講座ではつい熱くなりずいぶんと時間を延長してしまいましたが、その辺の全体を俯瞰する視点を提供できたのではないかと思います。まずは、1ヵ月後のアクションプランの検証発表を楽しみにしたいと思います。第7期の塾生の皆さん、いっちょう気張ってみてください。(笑)

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