神戸ラーメン紀行Vol.145&発表!ラーメンアワード2016!

12月29日 曇り

MacBook ProとMicrosoftOfficeの相性の悪さ。

昨日、最後のMKTMTGがてらのIT顧問のゾロアスタ高橋氏に来てもらい、やっと新しく購入したMacBook ProのMicrosoftOfficeの再インストールとライセンス認証が出来ました。これで気持ちよく、年末年始、仕事に励めます。(笑)

Microsoft社のクラウドシステム、Office365をお使いの方で、クラウド上でOfficeのライセンスを購入されている方は、MacBook Proのキーチェーンとの相性の問題でライセンス認証がされない不具合が起こっているようです。解消のコツは、一旦、キーチェーンにあるOfficeのアカウントを全てdeleteすることです。私はすっかり理解しましたので、最近MacBook Proを買い換えた方で同じ症状に悩まれている方はお気軽にご相談くださいね!

 

 

毎年恒例のアレ、発表します!

さて、今年もいよいよ明日と明後日でおしまい。昨日は一般社団法人の、明日もまだNPO法人の打ち合わせが入っているし、ドタバタしています。そんな中、どーしても今年中に片付けておかなければならないものはなんじゃろか、と考えた時、ハッと思い出したのが、毎年恒例、私、高橋剛志が選ぶラーメンアワード2016の発表です。(笑)

今年も一年を振り返って、これはうまかった!というラーメンベストテン!を発表いたしますが、その前に、今月のラーメン振り返り、『神戸ラーメン紀行Vol.145』のレポートをお届けします。(笑)
前回から、ラーメンデータがInstagramに移行したこともあり、ハッシュタグ等、投稿時のまま転載することにしてみました。食べた時のリアルな反応を残しておいた方が、いいですもんね。(笑)

 

 

神戸ラーメン紀行Vol.145

新規オープン早速チェック!牛肉麺 780円!
#本番の味 #辣油で調整 #日本風にアレンジ #コスパ高い #誠実な接客 #Poole#明石#全メニュー制覇狙う

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四川担々麺 880円
そんなに辛くないけど、汗。
それにしても、何食っても美味い。

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中洲の夜のアミューズメント(^_^;)
激辛25倍 韓国麺 980円
#ニンニク入り #汗がとまらん #いがいにさっぱり #次はスーパー #中洲 #夜のシメ

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ざぼんラーメン 800円
#マイルドとんこつ味 #ボリューミー#チャーシューうまし #鹿児島空港側

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新木町の締め。
醤油とんこつ 690円
#家系 #ほうれん草 #太麺 #クソ夜中

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全メニュー制覇に向けて!(^ ^)
坦仔麺 580円
#本場の味 #肉味噌 #からすぎない #でも汗は出る #明石パピオス #b級グルメ

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醤油豚骨ラーメンプチソースカツ丼セット。
#ゴルフめし #チャーシュー硬め #毎年恒例忘年会 #totoリモデルクラブ #関西横串会

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(多分)今年の最後の一杯は神戸発、世界に羽ばたく人気店の一押し。
鶏ガラ赤湯 ちじれ麺 780円
#オネーチャンのおすすめ #神戸 #三宮 #夜の締め #人気店 #餃子もうまい

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今月も、出張が多かったせいで、地元のラーメンが少なくなってしまい、神戸ラーメン紀行の名がすたりますが、、ご容赦ください。(苦笑)

 

 

神戸ラーメン紀行presents ラーメンアワード2016!

それでは、今年一年で私が食したラーメン約180食の中から厳選して今年のベストオブベストを発表したいと思います!例年は10位から発表しているのですが、今年は思い入れのあるラーメンが多すぎて、絞り込めなかったので、特別に15位から発表とします。(笑)

 

第15位 らーめん七福神

三木リフォーム界のプリンスO林社長のご紹介。
味玉塩ラーメン 780円
確かにさっぱり、丁寧に作られておりました。

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第14位 麺や 一福

いつも閉まっているうおん棚の幻(きまぐれ?)の店。
醤油ラーメン 700円
こってり目の一杯ですが、魚介出汁も効いていて美味でした。

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第13位 味千ラーメン

ご存知世界の味千ラーメンですが、中国、台湾で食べるのと本場では一味違いました。
味千ラーメン 600円
焦がしニンニク風味、なるほど、世界に打って出る実力。平田社長、ありがとうございました。

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第12位 麺屋 和人

天王寺駅前。
無化調・自家製麺の看板に偽りなし!と思える爽やかな一杯。
極み煮干し醤油ラーメン 900円

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第11位 丸和前ラーメン

小倉グルメ。獣系と言われる動物の匂いプンプンの一杯、記憶に残る味と香り。
飯田前社長、ありがとうございました。
ラーメン 650円

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第10位 いのたに 本店

念願の本場徳島ラーメン。大満足の一杯、徳島に行った際は是非立ち寄ってみてください。
中肉玉 750円
山田 文夫社長、ありがとうございました。

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心斎橋の界隈。
スープを凍らせるこだわり、大阪のラーメンの進化には目を見張ります。
限定SOBA 冷やし梅しそ担々麺 850円

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第8位 辛麺屋桝元中洲本店

中洲の夜はこれ!と村田社長肝いりの一杯。
ラーメンという食べ物を超えて、すでにアミューズメント。(笑)
激辛25倍 韓国麺 980円

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第7位  銀座6丁目麦とオリーブ

銀座にて、ミシュランガイド掲載店
鶏と煮干しと蛤のトリプルソバ 980円
高級食材をふんだんに使い、その素材の味を遺憾なく発揮。なるほどー、煮干しはこうな、な一杯。

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第6位  麺屋 桜蘭

大阪、第二ビルの地下のレストラン街の行列が出来る人気店。
焦がし味噌ラーメン 750円
ニンニクの香りが食欲をそそる、素直にうまい!と言える一杯。

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第5位 まずめ

富山のラーメンはブラックだけじゃ無い!を証明頂いた一杯。
ラーメン 800円(たぶん)
小川社長、オリバーの皆さま、お世話になりました。マジ美味かったっす。

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第4位 ちょぼいち 鶏鶏

神戸発、これから全国、いや世界に飛び出していく売り出し中の人気店。
白湯 780円
高級柚子胡椒との相性、最高でした。
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第3位  のぼる屋

豚骨と思いきや、そうでもない鹿児島にて。
なんと、後継者不足で閉店した店をファンが復活させたという人気店での幻の一杯。
ラーメン大盛り 1000円
米粉麺かと思える柔らか麺と独特の澄み切ったスープ。大庭社長、ありがとうございました。

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第2位 神戸牛らーめん 八坐和

飽くなき改善を繰り返し、進化し続ける神戸牛ラーメン。
季間限定 神戸牛×赤 肉増し 1300円
最高級食材と丁寧な自家製麺はラーメンというジャンルを飛び越える美味さ!神戸名物になると思います。

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そして、映えあるラーメンアワード2016に輝くのは!

第1位 台湾牛肉麺 群ちゃん

牛肉麺 780円!

日本の台湾ラーメンは完全に独自進化を続けてしまい、台湾ラーメンというのもおこがましい状態の中、まさに本場の味を忠実に再現しつつ、日本人の舌に合わせたアレンジは素晴らしいの一言。今年は垂水の本店の他に明石駅前のパピオスに新店舗をオープン、人気を博しているようです。
こちら→https://www.facebook.com/pages/台湾牛肉麺-群ちゃん/125649405437351
垂水、明石方面に行かれた際は本場の味を是非堪能してみてください!

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以上、今年も全国各地でよーくラーメンを食した一年でした。
お付き合い頂きました皆さま、ありがとうございました。
来年も宜しくお願いいたします!(笑)

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質量転化を起こすマインド。

12月28日 晴れのち曇り


水曜日、すみれ事務所は定休日ということで、例年よりも少し早めで本日からお休みとさせて頂いております。新年は5日より平常営業とさせて頂きます。

とはいえ、現場はまだ動いておりますし、私は例のごとくまだまだ残務処理や来年の計画策定に追われており、相変わらず年中無休の様相を呈したまま、、
なかなかさっぱりと休んでバケーションを楽しむとはいきません。ま、いいんですけどね。(笑)

 

 

職人起業塾の急展開。

年末近くなると、今年最後の!というセリフをついつい口にしがちで、大した意味もないのに張り切ってみたりします。今日は、事務所で電話番をしながら、今年最後の(低頻度かつ不定期な)メルマガ「職人起業塾通信」の執筆をしてみました。(笑)

すみれの社内研修からスタートした職人起業塾は口コミで広がり、外部向けに公開して異業種の方を交えたマーケティングのグループコーチングとして人気を博したことから、全国に広がる工務店ネットワーク一般社団法人JBNの下部団体、京阪神木造住宅協議会から請われてメンバーの工務店に勤める社員研修として事業化されました。それがちょうど、一年前のこと。

すみれが創業時に掲げたミッション、「職人の社会的地位の向上」が元になっているこの活動はこの一年で大きな広がり、展開を見せることになり、今年の11月には一般社団法人として独立した組織として新たなスタートを切ることとなりました。この急な展開に私自身も少し驚いています。(笑)

有償での研修は全15回、半年にも及ぶにも拘らず、大阪、姫路での第三期までの研修は定員いっぱいとなり、第四期は遠く鹿児島での開催が決まりました。来年は大阪のみならず、東京、広島でも開講のオファーを頂き、現在受講生の募集を行なっています。

 

 

男子の志は塩のように溶けやすい。

すみれ本社で行なっている無料の勉強会も、事業化した全15回の研修も根本的な内容自体は同じで、職人に限らず、どのような業態でも、どんな職種でも当てはまる原理原則に基づいたマーケティング理論をもとに、己を磨き、在り方を正し、信頼されるべき人になることで、アタリマエのように人からの信頼を勝ち取り、その信頼をベースにビジネスを組み立てようというシンプルかつ珍しくもなんともない何処にでもある理論です。ただ、頭でわかっていても行動に移せないとなんの成果も得ることはないし、行動を起こしたとしても、継続できなければ、結局、意味はありません。

継続する、習慣に落とし込むには非常に強いマインドセットが必要となるのですが、(私も含め)世の中に意志の強い人などそうそうおらず、「男子の志は塩のように溶けやすい」と言われた方がおられましたが、一度決めたことを最後までやり通すなんて、できれば大まか偉人になれます。(笑)

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数稽古しかない。

ではどうするか、の解が(私の場合、)結局、繰り返し叩き込むしかない。という結論に達して、自分自身ではビジネスコーチに頼み、14年間に渡って毎月自分にリマインダーをかけてきましたし、スタッフや塾生さんに対しては毎月定期的に行う勉強会であり、半年もかけて実践と検証を繰り返す研修を行うようになった次第です。

それは、繰り返し叩き込むことで、理論や思考は徐々に心に染み込んでいき、そのうち、マーケティングマインドと呼ばれる、コンピューターで言う所のOSのように脳にインストールされるのを10年以上も同じマーケティング理論の実践に取り組んできて、体験として知っているからで、一度、そのマインドを身につけると、すべての思考が原理原則に向き合い、本質をみる、根本的なアプローチに向き合うのが癖のようになります。

ここまでくれば、あとはアンテナを張って情報収集をするくらいで次々とマーケティング理論に基づいたアクションプランが閃くようになり、実践も難しく無くなります。一言でいうと、『質量転化』の法則に当てはめる。となりますが、この数稽古をこなすのが、なかなかの難関ではあります。

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続けれるマインド。

質の低い行動、情報発信は自分でも、「こんなことしてても意味あるんかな?」と不安になりますし、実際成果にも表れません。しかし、そんなことは当然で、一見、意味があるかないか分からなくなるようなことでも、目的意識だけしっかり持って続けていれば、そのうち自ずと質は上がってくるもので、結局、そこを信じるか信じないかによって、マーケティングアクションを成果に結びつけることができるか、できないかが別れると思っています。

要するに、マインドです。

 

 

まずは走る!

来年も、毎月のすみれ本社で開催している勉強会、全国各地に広がった研修事業、一月に数回のメルマガ、そしてこの毎日のブログを通して、学ぶ意志のある人に、気づきと、アクションを起こすきっかけを提供できればと思います。

それらを続けることによって、カネもコネも学もない者にとっては継続だけが力になると、行動を起こした人を勇気づけることができれば幸いです。

下手な鉄砲数打ちゃ当たる、というわけではありませんが、質を気にして固まっているよりも、アクションを起こし続けることで、質は必ずついてくるし、下手でもベースがなけりゃブラッシュアップもギアチェンジもできません。

まずは走りながら。そして継続できるマインドを身につけてから整える!ですね。

 

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(やっぱ、)主体性から始めようぜ。

12月27日 曇り時々雨

すみれ事務所の平常営業は本日まで。
明日は水曜日で定休日と重なったこともあり、今年は少し早めでの納会となりました。

明日も現場はまだ動いているし、会社自体は完全には休みにはなりませんが、一応新年の5日まで事務所の営業はお休みとさせていただきます。

 

 

納会と改善提案。

夕方からは納会と称して、事務所のメンバーは工程会議と共に来年の業務効率を改善するための新しいツールの導入説明会にリフィード社のM氏に来社頂きました。来期から大きく組織変更を行い、広く裁量労働制を取り入れるなど給与体制も変えて新たなスタートを切るにあたって、具体的な方法論を提示できたと思います。この機に長年改善への取り組みを続けてきたにも拘らず、大きな成果を生み出せなかった残業問題の根本にメスを入れて、業務効率の改善を図り、より働きやすい環境、ワークライフバランスが取れる職場を目指したいと思っています。
今、絶妙なタイミングですみれに必要だったツールをご紹介頂けたご縁に心から感謝します。

 

 

問いを立てろ!

事務所メンバーとの納会のあとは工務部との社内勉強会、元祖職人起業塾のそのまた元祖といったところでしょうか。今年最後のコーチング形式のファシリテーターを務めました。今年の締めに皆に考えてもらったのは、自分の中にある根本的な問題とそれを解決するために必要な影響力について。自分では薄々気づいている、しかし、手をつけることなく先送りにしている面倒な部分に向き合ってもらいました。

言い古された言葉ですが、「企業は人なり」企業の強さとはそこに集うスタッフの強さに他なりません。代表者が掲げる経営理念が立派でも、仕組みやシステムがいかに整っていようと、改善の余地がある現状の状態を理想に近づけていくには根本的な問題解決を繰り返して小さな目標達成を繰り返さなければなりません。そこに最も必要なのは、スタッフの主体性であり、うまくいかない、出来ていない事柄について問いを立てること、それぞれが問題意識を持って、解決に取り組む姿勢です。

http://seikou-road.comさんから拝借しました。
http://seikou-road.comさんから拝借しました。

 

自助の精神。

すみれでは事業の目的を経営理念として「ものづくりの本質、つくり手を守り育て、地域社会に貢献する」と示しています。私たちの生業である建築を通して社会に貢献するにはまず、自分たち、スタッフや協力してくれる職人さんや業者さんが安心して働ける環境を整える状態の管理がその理念の一丁目一番地であり、そんなことも出来ずにどんな大層な目的や目標を掲げたところで意味はないし、そもそもできないと思っています。

そして、自分たちの状態を良くすることというのは、良くしたいというモチベーションとそこから生まれる行動ありきです。要するに主体性を持って取り組む気持ちがあるかどうかに全てはかかっていて、いくら経営側がお膳立てをしたところで、本人達にその気がなければ大した変化を起こすことは出来ず、できない理由を並べ立て、潜在的な不満を抱き続けることになってしまいます。
自助の精神を持たない者は周りがどんなに願っても無理やり良くすることも出来ないと思うのです。

 

 

主体性から始めよう。

来年からの新たな期に先駆けて、今年の終盤は社内的に大きな改革を行いました。スタッフから上がってきた「自分たちでやります!」という声に耳を傾け、(本人達も)本当にできるかどうかもわからない不安を持っているようでしたが、私たちの組織に最も必要なのは、主体性である。という私の持論をより具現化できるように、社内の体制を大きく変えてスタッフによる自主運営の色合いを強く打ち出すことにしたのです。社歴が10年を越すスタッフが7名もいれば、いつまでも管理してコントロールするのではなく、それぞれが自ら考え、行動し、成果を出せる体制にしてもいいだろう、と。

大きな変化には当然軋轢も生まれるし、リスクも伴います。しかし、そこでスタッフそれぞれが問題意識を持って、解決するための問いを立て、主体的に行動する機運が高まるならば、大きな変容を生み出す地力が熟成される可能性も高まります。あとは、スタッフがそれぞれに自分の持つ影響力の大きさを認識し、それを広げて問題を解決し、目標を達成するための地道な、そして面倒な取り組みを継続できるかどうかのみ。

7つの習慣
7つの習慣

 

7つの習慣を今一度。

私は経営者として、スタッフとその家族の人生を預かっておりますが、残念ながら私の力だけで彼ら、彼女らの人生をコントロールすることはできません。所詮、人生は人それぞれのものですし、自分でコントロールし、切り開いていくしかありません。私に出来るのはあくまでサポートすることくらいです。

スティーブン・R・コヴィー博士が提唱した人生を幸福に導く7つの習慣、その一番初めは主体性を持って始めること。新たな年を迎えるにあたり、もう一度、社をあげて7つの習慣への取り組みを新たにしたいと思います。

第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を砥ぐ

その全ての根本は、インサイドアウトの概念であり、問題は外部(他人)にあるのではなく、自分自身の中にある。自らを変えることでしか、何も変わらない。再度、スタッフ全員とその原理原則を共有して、皆が幸せになれるように私も精一杯の努力をしたいと思います。

すみれスタッフの皆さん、1年間ご苦労様でした。来年も宜しくお願い致します!

 

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コント 下町のバカ親子に見るダイバーシティー考。

12月26日曇り時々雨

昨日はクリスマス。一応家族3人+ワンコとニャンコで勢ぞろいして、頂き物のブランド豚の鍋をつつきながら、これも頂き物のヴィンテージシャンパンを開けて、久しぶりの一家団欒気分を味わいました。お気遣い頂いた方々のおかげ様で、いい時間を過ごせました、心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

ご縁を紡ぐ。

クリスマスも終わり、いよいよ年末の風情も本格的になって来ました。何かとバタバタする時期と言うことで、例のごとく予定にない行動に追われることになりました。良いこともよくないこともありますが、良かったのは今リフォームの施工中の客様に呼ばれて、息子の会社の今後の事業展開で業者を探しているので。とご紹介頂けたこと。

昔からこのようなお客様からのご縁を紡いで事業を続けてきておりますが、何年経ってもこの様なお声掛けをいただけるのは本当にありがたいこと。ご期待に添えるよう精一杯の努力をしたいと思いますし、一度ご縁を頂いたお客様には全員に、一生、あなた達にお願いするね。と言って頂けるようにスタッフと共に精進を重ねたいと思います。

 

 

仲間はずれ。

話は変わって、先日家で見る事はなしにテレビを見ていると、昔懐かしい『エンタの神様』をやっておりました。その中で、仲間はずれはどれか?というコントがあり、笑って見ながらも何か引っかかるものがありました。

宿題をする子供にお父さんが子供に勉強を教えると言う設定で、その問題が「次の中で仲間はずれは何か?」という質問でした。

ライオン、犬、猫、セミ、の中で子供は「答えは蝉だと思う」とパパに言うと、パパはライオンが答えだと教えます。なぜならライオンだけ街中で見かけないから。(笑)
しかし、そのあとでパパは本当の答えは仲間外れなんかダメだと言うべきだ。と強い口調で言い切り、「仲間外れがある社会なんてダメだ、みんな仲良し!が正解だ!」と子供に説教っぽく言い放ちます。
本来はここではちゃめちゃな理論のパパに笑うところなのでしょうが、確かに正論だな。なんて思った次第です。これ、

 

多様性を認めることの難しさ。

ダイバシティーと言う言葉もずいぶんと一般的になり、多様性を認める社会への移行が叫ばれて始めてからずいぶん時が経ちます。しかし、人は常に価値観の合わないもの、全体の空気になじまないもの、協調性がないものに対して排除しようと言う意識が働くもの。それはおいそれとそれを無くせるものでは無いのではないか、なんて思いました。

  • やること成すことえーかげんに見えても、売り上げだけは作ってくる人。
  • 会社のルールは守らないが、お客様との約束はきっちりとお守り顧客からの評価は高い人。
  • 社内でのコミニケーションはしっかり取れて評価は高くても実際に仕事の結果を出せない人。
  • 知識があり、理論もよくわかっているが実践ができない人。
  • やる気もあるし、実践もするが、技術力を身につけていない人。

世の中のあらゆる人が、程度の差はあれども、何かしらの欠陥を持っているし、完璧な人などまずおりません。そして、大まか自分でそれに気付こうとしないのが(私を含めて)ほとんどだと思っています。で、ついつい他人の不足しているところに着目し排除や仲間外れとまでは言いませんが、違和感を口にすることが少なくないのではないでしょうか。

 

 

目くじらを立てる社会。

建築業界は職人不足だけではなく、実は設計も施工管理も人材不足が表面化しており、人に欠陥があることに目くじらを立てて排除して次々に新たな人材を求めても即戦力の人の雇用は非常に難しくなっているのが現状です。全国の同業の経営者さんと話すにつけ、これからは地道に人材を育成するしかない時代になったのだと、ひしひしと感じております。そんな中、ネットのニュースや話題を見ると、「目くじらを立てすぎているのではないか、」と思う記事が少なくありません。それくらい、どーでもえーやん。と思う様な些細なことも、正論を振りかざすと、「それって人としてどーなん?」ぐらいの大騒動となってしまいます。批判する方もそんなに立派なことばかりをしているわけではないし、人は皆、自己欺瞞と戦いながら(本当はやったほうがいいと思うことをしない、自分の良心に従わずに行動をすること)生きていると思うのです。要するに程度の差なのですが、ほとんどの人は自分の欠点に目を向けることから無意識に逃げ出してしまいます。

数年前に「法令遵守」が日本を滅ぼすという本が話題になりましたが、自らを振り返ることなく正論を振りかざす輩が多すぎる様に思います。以下抜粋。

多くの賢明な組織人達は、法令遵守という意味のコンプライアンスが、多くの弊害をもたらしていることに気づき始めています。抽象的に法令遵守を宣言し、社員に厳命するだけの経営者の動機が、命令に反して社員が行なった違法行為が発覚した場合の「言い訳」を用意しておくことに過ぎないこと、法令遵守によって組織内には違法リスクを恐れて新たな試みを敬遠する「事なかれ主義」が蔓延し、モチベーションを低下させ、組織内に閉塞感を漂わせる結果になっていることを感じています。
しかし、そのことを表立って口にする者はほとんどいません。法治国家においては法令遵守は当然のことであり、それを意味するコンプライアンスに異を唱えることは、法治国家の国民にあるまじき言動と軽蔑されるのが怖いからです。

出展:「法令遵守」が日本を滅ぼす

 

仲間外れというものが仲間外れ。

もちろん、法律を守るなんて社会人としてアタリマエですし、職業人として必要なスキルは身につけるべきですし、大人として行うべきことは果たすべきです。出来なくていいじゃん、とはいきませんが、実際、全ての人には何かしら欠けているところがあるもので、欠点に着目し、排除しだしたらキリがありません。多様性を認め、欠けているところを補い合うことをしながら、双方もしくは全体の最適化を目指すのがこれからの組織に求められることではないかと思うのです。

前述のドランクドラゴンのコントの最後に、仲間はずれは誰だ?という設問を作った奴こそ仲間外れにするべきだ。と塚地パパが締めておりますが、人の態度や行動に違和感を覚えた時ほど、相手を責めるのでも、拒絶するでもなく、自分自身を振り返り、多様性と言うか、相手の良いところに着目する様に心掛けたいものです。自戒を込めて。

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鬼よ、笑え!

12月24日 クリスマスイブ 曇り

 

施設に住まう子供達への寄付への御礼。

昨夜は遅くまで峰山温泉の山間の宿で、大いに盛り上がりまたよく飲みました。(笑)
今朝は若干の余韻を引きずりながらも、自然薯の麦とろご飯を食べて、朝風呂に浸かってさっぱりして帰ってきました。

毎年恒例の泊りがけの忘年会の最後の締めは、皆さんに年末の施設に住まう子供達への助け合い運動にご協力の寄付を募って、募金を預かって帰ってきます。宿代の精算時に財布を開けたタイミングでのお願いは半ば強制の様な(笑)印象も拭えませんが、そこは流石に皆様非常に意識の高い経営者の方ばかり、全員から気持ちよく寄付を頂きました。本当にありがとうございました。

年末に私に会うとロクなことがない、と言われない様に気をつけなければなりませんが、(苦笑)お会いしなくても、自らご連絡をくださり、遠方から銀行振込で寄付をくださる方が毎年、確実に増えておりまして、素晴らしいご縁を頂いておるものだと、本当に有り難く感じております。

この場を借りて、心から御礼を申し上げますと共に、年末までまだまだ寄付は受け付けておりますので、「よし、少しでも子供達に希望の光を見せたろか」と思われる方は私までご連絡をいただけましたら幸いです。宜しくお願い致します。

詳しいことはこちらのブログでご確認ください。→続・続・続・続・続・続・ 3匹の羊の物語

 

 

全国行脚スタートします。

昼からは遅めの出社、年内に片付けてしまわなければならないタスクを一つずつ消していく、地味ーな仕事に勤しみました。その一つが、来年から本格的な活動を開始する一般社団法人職人起業塾の来年早々から始まるセミナー活動の告知です。

年始一発目は広島から、1月26日(木)
職人起業塾 オープンセミナー in Hiroshima

続いて、大阪は1月30日(月)
職人起業塾 オープンセミナー in Osaka 「現場のマネジメント意識が業界を変える!」

二月に入って早々には東京で、2月6日(月)
職人起業塾×SHIP 未来フォーラム

と、3週連続で職人育成の根本的問題にアプローチする現場マネジメントと顧客接点強化を軸としたマーケティング理論を具体的な事例を交えながらご紹介します。職人起業塾ってなんやろな、と疑問に思われておられる方は是非お運びください。もちろん、職人起業塾で行なっている研修の内容もご紹介しますが、別に社員さんを研修に出さなくても自社で取り組める内容となっておりますので、新しい年を迎えて、何か新たな取り組みを、と模索されている方は是非覗きに来てください。

 

 

鬼よ、笑え。

これから年末にかけての1週間は、来年に向けた事業計画のまとめと具体的なアクションプランの策定にほぼほぼ時間を費やします。「来年のことを言うと鬼が笑う」と昔の人は言いましたが、今年も残すところ1週間となり、さすがに足元のことばかり気にしていても始まりません。達成できるかできないかはさておいて、目標を掲げ、それに対する努力を続けること、目標達成能力を磨き、成果をあげる体力を身につけることは非常に重要で、諺が示す通り、未来にはどんなことが待っているか誰にもわかりませんが、出来うる限りの準備と予防をすることが、私たちの責任ではないかと思うのです。

ちなみに、鬼が笑う諺の由来には諸説あり、分からない未来について語ってもしょうがない、という一般的な意味だけではなく、来年があるさ!と希望を示すことによって鬼が笑うという超前向きな説もあります。これから厳しさを増すであろう建築業界で生業を為すものとしては希望いっぱいの新年を迎える訳ではありませんが、わずかながらの知見を総動員してでもリスクに備え、光を見いだせるように計画を練りたいと思っています。

ずいぶん前から言い続けている、本物の時代もうすぐやってくる。という言葉がそろそろ真実味を帯びて来ましたし、我々の時代が来ることを信じながら、スタッフと共に来年も地道な努力を積み重ねて行きたいと思います。

いかつい顔の、無愛想な鬼さえ笑えるような来年に出来ますように。(笑)

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定点観測とPerformance Capability(目標達成能力)

12月23日 曇り時々晴れ

 

関西TOTOリモデル店会ゴルフコンペ

今朝は早くから起き出して、今年の打ち納め、最後となるゴルフコンペに参加しました。
毎年、春と冬の年に2回行われるこのコンペ、神戸だけでなく、関西一円から広くTOTOショールームを中心に地域に根付いて活動を行われるリモデルクラブの加盟店が参加され、近況報告や情報交換などもしながら、懇親を深めつつ、ゴルフを楽しみます。

今年でもう8年目になるとのことで、随分と回数を重ねたこともあり、参加者の今までの実績を鑑みて、最近は固定ハンデ戦となっておりまして、長い間ど下手くそだった私は、今までの酷い実績のおかげ様で、大量のハンデを頂くことが出来てまして、(全然大したことないスコアだったのに、笑)今回初優勝させて頂くことが出来ました。こんなスコアで優勝したところで、、という気もしましたが、(賞金もいただけましたし、笑)素直に喜んでおきたいと思います。

ご一緒頂きました皆さま、ありがとうございました。次回はディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしく無いように、もう少し練習しておくように致します!

 

峰山温泉豊楽。

ゴルフコンペを終えた後は、表彰式もそこそこに、メンバーさん達と連れ立って、これもすっかり毎年恒例となった、『横串会』なる忘年会に、兵庫県のちょうど真ん中あたり、神河町にある温泉宿へと向かいました。

私たちがまだ子供の頃、♫峰山温泉ほーーらく♪ というキダタロー氏の作詞作曲の歌が、 TVやラジオで流れておりました。若い方は全然知らんと思いますが、、笑。
とにかくすぐ側を渓流が流れる自然豊かな山の宿で温泉に浸かってゆっくりとくつろぎ、心安いメンバーと新鮮な猪肉を食しながら、お酒を酌み交わすのは非常にいい時間で、忙しい年末ではありますが、毎年決まったメンバーを中心に来るようにしています。しかも、今年は新たに加られた新メンバーが3名もおられ、新たな刺激もありました。

 

 

横串会の軌跡。

ちなみに、これまでのこの会の振り返りブログはこちら、懐かしい!(笑)

2009年→猪をかけた囲炉裏を囲んで得るものは、、

2010年→期待値を上回るサービス考。

2011年→毎年決まって刻むこと。~TOTOリモデルクラブ関西横串会~

2012年→この一年を振り返りつつ、今年もやっぱりシシを食う。

2013年→今年もやっぱりシシを喰らう。

2014年→土砂降りゴルフとシシ鍋と影響力。

2015年→

 

 

幸せな記憶が蘇る特別な場所。

先日、このブログで街中でクリスマスソングを聞くと、私の場合は震災の後のハードな暮らしを思い出して、あまり楽しい気分になれない、と言う様なことを書きましたが、自分自身の経験から感情が張り付いてしまいコトあるごとに思い出すのは別に音楽だけでに限ったことではなく、場所や色や匂い、味覚など五感全てに当てはまります。実はこの神河町の土地、この温泉宿、ここで食べる料理には家族で訪れた際の楽しかった記憶が埋め込まれており、(家族と一緒でなくても、笑)来るだけで幸せな気分になることが出来ます。
初めて豊楽さんに訪れた時のブログはこちら→腕時計を外したままの2日間♪しかもずっとビーサン。今年もたっぷりと(おっさんばっかりではありましたが、笑)幸せな時間を過ごすことが出来ました。

 

 

継続することで見えて来る。

皆で猪鍋を突きながら、いい感じに酒もまわってき始めてから毎回必ず行うのは、一人ずつ立って、今年一年の振り返りと、来年の抱負や方向性、取り組みに対しての目標設定などをアウトプットすること。(大まか)同じメンバーと8年も繰り返していると、その会社の成長の度合い、売り上げを伸ばすと言う様なことだけではない、成熟度なども見えてきて、非常に勉強させられることが多くあります。

開始当初から参加されているメンバーさんであれば、8年間もの長きに渡り、変遷を毎年の年末に定点観測させてもらっている訳で、それは同時に自分自身も見てもらっていることに他なりません。

人は、見られていることによって継続できる。とある方が断言されておられましたが、習慣化と見える化はセットだと私も長年言い続けており、自分自身の経験則でも大いに実感しています。そんな観点から見ると、毎年年末に過去と未来にコミットする定点観測とアウトプットを行うことは、非常に意義の深いことであり、近年私が行ってきた新たなチャレンジやしつこいほどの継続も、この会と無関係ではない様に思います。

今回、私はその場で「やっとスタートラインに立ちました。後10年で形にします。」と口にしました。聞いておられた方が覚えている、いないに拘らず、口にした言葉は言霊となり力をきっと発揮してくれると思います。継続こそが目標達成能力を高めてくれると言う私の信条に則って。

そんなこんなで、年末のコミット大会、これからもできるだけ長く続けていきたいと思っています。幹事を引き受けてくださっている、キヨちゃん、とO社長に心から感謝しつつ、メンバーの皆様とのご縁をこれからも大切にしていきたいし、続けていきたいと持っています。

今年も皆様、ありがとうございました!

また来年、会いましょう!

 

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今年最後の職人起業塾。

12月22日 曇り後雨

12月も終盤、事務所にいると続々と取引先の担当者さんが年末のご挨拶に訪れられて、「よい新年をお迎え下さい」と言う挨拶を頻繁に口にするようになりました。年末ですね。

 

 

第40回職人起業塾。

夜からは今年最後の元祖職人起業塾をすみれ本社にて開催しました。さすがにこの時期になると、皆さん忙しいのかいつもより少し参加者も少なめでしたが、それでも忙しいのをおして勉強熱心な方々が20名ほど集まられ、今年の振り返りと、来年への意気込みを熱心に考え、それぞれ発表されました。

いつも同じパターンで繰り返しているグループコーチングの勉強会、今日は少しだけ趣旨を変えて、ビデオタイム!と称して、皆さんでにお勧めの動画を見ていただきました。

これはぜひ見ていただきたい!と思いチョイスしたのは大好きなTEDxに登壇された田坂広志氏の字幕だけの斬新すぎるプレゼンテーション。世界に誇る日本に古くからあるあり方、価値観、商売観を寓話になぞらえて紹介されており、日本人としての大事な再認識させられるものです。
こちら↓

 

理論構築は問いを立てるところから。

職人起業塾で学び続けていただいているのは、具体的なノウハウ、やり方ではなく、あり方を見直すことから始める影響の輪の拡大であり、顧客からの信頼を勝ちとることによって持続継続できるビジネスモデルを作り上げる理論構築です。

理想や目標を掲げた時点で、常に発生するのは現実のギャップであり、そのギャップを埋めるべく、解決しなければならない問題です。

今回、事前課題として皆さんに考えていただいたのは、問いを立てることの重要性の説明から、「問題は何処にある」と題して理想と現実のギャップとは何か?根本的な問題は何か?それを解消するアプローチは何か?の3点をお聞きしました。

1年の最後に、根本的かつ本質的な問いを自分自身に投げかけることによって、取り組むべき目標が問題解決の方向性をに見出して頂こうと言うもの。

 

 

影響の輪の範囲を確認する。

メインのテーマは、今年1年を振り返って今年一年でどのような影響の輪を広げたか、来年はどの部分について影響力を強めるかを考えていただきました。これも思考(理想)は現実化する、但しそれは自分の影響力の範囲内に限るという原則に立ち戻り、自分が持つ影響の輪の大きさを確認して、根本的な問題解決のアプローチである表面的な問題を1つずつ潰すのではなく、その問題が起こる根本に向き合い、二度と同じ問題が発生する事のない様に、根元から問題の原因を叩き潰すアプローチについて考え、発表をいただきました。
非常にコーチングらしい質問で、私も高めのテンションでファシリテーターを務めましたし、塾生の皆さんも改めてリーダーシップやコミニケーション、リソースの補完、ビジネスモデルの欠陥、仕事に対する姿勢、自分の哲学など、ぼんやりとわかっている。でもなかなか改めて向き合うことのない問題に対して目を向けることで来年取り組むことへの方向性が少しでも明らかになったならば幸いです。

 

スタートライン。

ちょうど一年くらい前に、この勉強会から派生した厚生労働省認定の半年間の研修事業がスタートし、今年はすみれ本社で毎月開催している無料勉強会の他にも、有償の15回研修講座を三期、全国の同業の工務店、団体、リフォーム会社で開催された協力業者会での講演、先日は東京での新建ハウジング社主催のフォーラムに登壇させて頂くなど、よく人前で話した一年でした。

17年前の大工3人が集まっての創業時に掲げた「職人の社会的地位の向上」という身の程知らずにも程があるミッションは、ここに来て漸くスタートラインに辿り着いた様に思っています。

職人の地位向上は職人自身の意識改革から、安定、安心出来る暮らし、働き方にシフトするにはそこに掛かるコストを自ら稼ぎ出す事が必要で、じゃあ、具体的にどうやって?という問いに対する答えこそがすみれがこの十数年に渡って取り組んできた原理原則に基づいたマーケティングの構築です。

今日もご参加頂いた方からこの一年間での自分自身の変化とそれに伴ってもたらされた成果について感謝の言葉を頂きました。

新たな職人時代の幕開けを予感出来る(手前味噌ですが)私に取っても非常に良い勉強会となりました。 

ご縁をいただきました皆様、来年もよろしくお願いいたします。

来年も、いっちょう気張ります!(笑)

 

MacBook Airに見る弱小企業のブランド構築。

12月21日 晴れ

今日は大阪、心斎橋から。

使い始めて5年になる愛用のパソコン、MacBook Airがいよいよ寿命を迎えるようで、動作が遅くなるだけではなく、充電池の消耗が激しくなり、ずっと出歩いて、移動時間を繋ぎ合わせて仕事をしている私にとっては致命的になって来ておりました。このところ、いつクラッシュするかわからない不安を抱えたまま、騙し騙し使ってきましたが、そろそろさすがに限界に近づいてきたようで、『ギリギリの美学』を持っている私でも、この辺にしとかんとヤバイと決心しました。
大体、こんなトラブルって年末年始に起こりがちやしね。(笑)

Appleタイマー発動と(一定の時間で壊れる様に設定されている)揶揄される事もありますが、機械は所詮消耗品、ノートパソコンで5年も使えたのは上出来だと思って、納得の交換でした。

 

 

イノベーションではないが、ブラッシュアップ。

5年振りにノートPCを変えようとMacストアに行ってみると、ノートパソコンに新しい機能が付加され、一部はインターフェイスも変わっておりました。そもそもラインナップ自体も少し変わっている様子だったので、こりゃしっかり説明を訊かんと判断が出来ん、と思い、珍しく開店の少し前に時間を合わせて行ってみたところ、なんとまあ、長蛇の列が出来ているではありませんか!

「大したもんやなー、」なんて呟きながら、私もその列に並んでみたところ、Appleストアの赤いTシャツのスタッフさんが寄って来て、「修理と購入で列が違うんですよ」とのこと、そして購入の列の人達は殆ど個数限定で発売されるAirPodsなる新発売のコードレスのイヤホンを買う為に並んでいると教えてくれました。

「そのAirPods、本日の入荷は12個限定ですがお客様もご購入されますか?」と聞かれて、新もの好きの私としては「あ、はい」と反射的に答えてしまいましたが、よく考えるとイアホン自体使うことが殆どないし、充電式のAirPodsなど、どーせろくに使わないと考え直し、そもそも無線イヤホンは好きじゃないし、と単なるミーハーから脱出しておきました。(笑)

 

ブランド力を再認識。

今回の予定ではお気に入りだったMacBookAIRをそのまま同じものを買い替えるつもりでしたが、説明を聞いてみると、MacBookもMacBook Proも新しくリニューアルされており、以前は分厚く、重たいイメージだったProは同じディスプレイでも全体の大きさはコンパクトになっており、Airとほぼ同じ重量になっていました。また、MacBookはAirよりもさらに軽くなり、値段も高くなっているとのこと、コツコツとした技術革新はとどまるところがありませんね。。

色々と驚かされましたし、結局、私には不必要なスペックだと思っていたMacBookProを選ぶ羽目になったのは、Apple Storeの兄さんの丁寧かつ的確な接客もありますが、ブラッシュアップを絶やさないAppleの物作りにかける情熱のようなものを感じたからかもしれません。

使うか、使わないかわからない、便利かどうかもわからない(Storeの店員さんも言ってました、笑)タッチバーがついているのが気になってしょうがなくなるのはやっぱりAppleのブランドの強さと言うことなのだと思うのです。

 

あらゆる人がブランド?!

マーケティングの大家と評されるフィリップ・コトラー博士は「あらゆるものがブランドであり、あらゆる人がブランドである」という言葉を残されております。ブランドは歴史に裏付けられた信用力という言い方をされることも多い中、その言葉は少しの違和感を感じずにはおられませんが、今日のApple Storeで感じたことは、顧客に提供する商品、もしくはサービスをより良くする意欲に溢れ、顧客の期待値を少し超える価値を提供することが、ブランドとしての認知を助けるのではないかということです。

例えば、工務店で一度工事をしたお客様が、再度、工事を頼もうと再度その会社を訪れた時、以前の経験からどの程度のコストで、どんな品質なのかを大体予想をして訪れます。その際、同じ工事でも商品やサービスが新しくブラッシュアップされており、新たな価値を見出すことができれば、「やっぱりここに来てよかった!」とその会社の存在価値を認識することになると思うのです。
Appleやルイヴィトンの様な有名ブランドとは少し意味合いもレヴェルが違いますが、信頼が付加される、向上することは確かにブランド化へのアプローチになると思うのです。

 

 

当たり前を再度見直す。

Appleがもうすっかり出尽くしたと思っていた(私見です)ノートパソコンをマニアックに、しかし斬新に改良を続けているように、私たちも決まりきっていると思いがちな施工方法、商品提案、サービスの改善を積み重ね続けることによって、少しずつではありますが、ブランドを作り上げていけるのでは無いかと思います。

結局は、現状に満足しない姿勢を持っての情報収集を怠らないこと。コツコツ地道な努力を続けて行くしかないのでしょう。現状維持は緩やかな破滅への道。危機感を持って日々過ごせってことですね。(苦笑)

 

 

 

 

クリスマスソングと死生観と習慣の力。

12月20日 曇

 

山の民とのコラボ

今朝は早くから事務所を飛び出し、神戸ハーバーランドへ。
地元産の木材の良さを伝え、地産地消の価値を啓蒙する活動の拠点、ひょうご木づかい王国学校の運営委員会でした。兵庫県、兵庫県木材連合会、そして私達地場工務店の有志が集まって、なんとか地元産の木材利用を増やしつつ、安全で快適、コストバランスに優れた高性能の住宅の普及を促進しようという地味な活動です。(笑)

今回は森林再生、活性化のスペシャリストの能口さん、仏師の桂野さんをはじめとする伝統技能者クラブの方や、多可町の加美林業研究クラブと言った山の民の方々にもお越し頂き、また、少し毛色が違いますが、リフォーム事業関連のクラウドサービスを行なわれている右田さんにもご賛同を頂き、同じ志しのもと、協力し合いながらお互いに盛り上げて行く道を模索しました。
心強い仲間が続々と増えて来て、明るい未来が見えて来たというか、新しいムーブメントになる予感がしてきました。私達すみれが長年掲げて来て取り組んで来た自立循環型社会、ビジネスモデル構築への足掛かりが見つかった気がします。

今日の運営委員会では早速、年明けの1月には多可町での木材の伐採ツアーをひょうご木づかい王国学校の主催で企画することになりました。詳細はまた告知しますのでご期待下さい。

 

 

 

19年前のクリスマス。

さて、年末もずいぶんとおし迫って来て、街に出るとクリスマスソングがかかっており、至る所にイルミネーションがピカピカと光っています。その光景は一般的にはウキウキ楽しい雰囲気に映ると思いますが、私の場合は少し違っておりまして、阪神大震災の後、休みも無く働き続け、走り続けた時の何とも言えない切ない気持ちが胸の奥から込み上げてきます。

今もクリスマスソングを耳にする度に、もう20年近く昔の事になりますがとっぷりと日が暮れて真っ暗になった高速道路でトラックを走らせながら、KISS-FMのDJの女性がリスナーのコメントを読み上げているのを聞いて、涙したのを思い出してしまいます。

「街はクリスマスで浮かれているかもしれへんけど、オレら神戸の建築屋にはクリスマスも正月もあらへんし、浮かれとう場合やない、まだまだがんばんでー」

という様な空元気っぽいコメントだったと思いますが、当時の神戸では同じ気持ちで震災の復旧に走り回っていた人はゴマンとおり、(一応、)新婚だった私もその中の一人でした。妻に申し訳ない様な、しょうがない様な、行き場の無い憤りに戸惑う様な、ほろ苦く、切ない複雑な心境でラジオを聞いていた時の感情は胸の奥の方に今もなおべったりと張り付いたままで、街中がクリスマスの喧噪に包まれているのを見ると無意識にその時の記憶が甦ってきます。

 

 

明日が来るとは限らない。

今の神戸はその当時の事などすっかり忘れたかの様に平和で楽しそうな雰囲気に包まれています。それはそれでいいし、いつまでもキツかった時の事を引きずっていてもしょうがないとは思います。
しかし、なんてこと無いアタリマエの日常はある日突然音を立てて崩れ去り無くなってしまう事を私達は知っているし、それはなんの前触れも無く急にやってくることもしっかりと記憶しています。

そして、人は必ず死ぬし、それもいつなのかは誰にも分かりません。震災を経験した私達はそんなアタリマエだけどなかなか向き合えない真実をあまり意識をすること無く、リアリティーを持って受け入れることが出来ている様な気がします。

未来は今日作られますが、その未来はいつまであるのかは誰にも分からない。今を生きるしか無いですが、今の為だけに生きるのはナンセンスに過ぎる訳で、そんなパラドックスの中、人は皆生きているんだよな、なんて事をこの時期になると考えてしまいます。

 

 

だから、今だろっ

現在、すみれ社内で絶賛取り組んでいるスタッフとの個人面談では、私がスタッフに対して行動に起こす事の大切さ、継続、習慣の破壊力について切々と訴える場面が少なくありません。
ほんの少しの行動。緊急性がなく、今取り組んでも取り組まなくても来年からの給料には関係がないし、来月の暮らしにはなんの影響も無いことでも、人生を俯瞰した時に重要だと思える事、学ぶ事や習い事、体力づくり、読書など、自己の内面を磨く事にほんの少しの時間を割き、習慣として継続する事で数年経ったあとで圧倒的な成果を生み出すと声を枯らして訴えています。(笑)

そんな積み重ねこそが、ある日突然やって来る激しい環境の変化にも対応出来る強さを身につける事になるのだと思うのです。今、アタリマエにある日常は、ある日突然無くなるのですから。

「今日を、今を精一杯生きる。」言葉にすると陳腐ですが、未来に悲観する必要も無いし、それでも何が起こるか分からないのが人生と考えると、そんな風に考えるしか無い様に思います。

しかし、「分かってます、やります!」と言って続かないのが人の常、残念ですが(私も含めて)人の意志なんて塩が溶ける様にすぐにフニャフニャになってしまいます。それを乗り越えるのは、明日が来るとは限らない、人生何があるか分からない、一日過ごすごとに死に近づいている、死生観といってもいいようなパラダイムを持つしかないのかも知れません。

震災を知らない若者達にそれを持てというのはいささか酷なのかも、なんて思いつつ、これからの人生を圧倒的、劇的に変える、どんな変化にも対応出来る力を蓄える、習慣の力を身につけてもらいたいと心から思います。

そんなこんなで、敢えて言い続ける事にします、「今やろ、いま!」
そして、人生はやるか、やらんか。ハッキリせい!結局、決めるか、決めんかだけでっせ。(笑)

 

一文無しの大工の挑戦。@陳腐化、形骸化との戦い。

12月19日 晴れ

 

リモデルエキスプレスの取材。

年末らしくドタバタした感じになってきました。そんな中?週の初めの月曜日は朝から昼までみっちりと『リモデルエキスプレス』という全国の5000社にも及ぶリフォーム事業者が加盟するTOTOリモデルクラブの広報誌の雑誌の取材を受けました。

経営者インタビューと言う事で、起業してから今までの変遷や苦労話?、一介の下請け職人だった所から元請工務店として事業展開するに至った転機など、震災後の復興があらかた終わって、消費増税のタイミングで手間請けで勤めていた工務店が倒産して、押し出される様に起業した時から今までを振り返る稀な機会になりました。なかなか振り返る事も無い、軽トラックと道具しか持っていなかった一文無しの大工からスタートした私自身のこの20年の歩み、話してみると以外に面白かったです。(笑)

以下に本日取材頂いたすみれのこれまでの変遷について簡単に書いてみたいと思います(笑)

 

 

下請け工務店からの脱出。

大手住宅メーカーの下請けとして新築工事をメインに行なっていた創業当初から、元請工事を始める様になったきっかけは、言わずと知れた単価の下落です。10年かかると言われた震災復興が3年で落ち着いたあとは、神戸は本当に仕事が無く、下請け工事はどんどん単価が下がって行きました。
職人として働くならなんとか食える、生かさず殺さず程度まで下がった単価では多くの職人を抱えながら会社として成り立てるのは到底ムリな話で、違う道を探さねばと、エンドユーザーから直接受注する方法を模索したのが元請転換のきっかけです。

 

 

酒屋のおっちゃんの教え。

一番始めは近所の酒屋のおっちゃんに「これやってみたら」と奨められ、地域のミニコミ紙に小さな広告を出してみました。確か、一回30,000円くらいだったと思います。どーみても人の目に留りそうも無いその広告では強烈なインパクトが無いとダメだと思い、自分達の強みを生かす記事を必死に考えました。その結果、出した答えは大工集団の強みを生かし、フローリング貼りのリフォームに特化して、3,000円/m2(材工共)というなんとか赤字にならない程度の激安工事の広告を打ってみたのです。

 

 

徹底したフロントエンド(笑)

多分、全国でも類を見ない程安かった(笑)その広告の反響は上々で、地域の方から多くのお声掛けを頂き、大工の直接施工の安さと品質の良さはお客様の信頼を得て、次々にリピートの仕事の依頼を頂く事になりました。マーケティング用語で言う所の所謂、フロントエンドとバックエンドですが、その当時の私は、一度ご縁を頂いたお客様は一生私達から離れられないくらい真面目に品質とコストパフォーマンスの高い仕事をしている自負がありました。きっかけは何でも良いので、とにかくご縁を頂ければ先々に繋がる関係性を作る事が出来るはずだと。

 

 

多額の負債を背負ってでも勝負!

フローリングキャンペーンのスマッシュヒットで元請工事のリフォーム受注が取れ始めましたが、それでも安定した経営になるには程遠く、先行きの不安は消えませんでした。それまで営業していた1階が倉庫、2階が事務所という長屋の様な場所では、事務所にお客様に来てもらうのも気が引ける位で、いつまでもゲリラ的な営業から抜け出せないと、12年程前一気に増え始めた来店型ショールーム併設の事務所に憧れて、(多額の借金をして、涙)今の自社ビルを建てました。それを機にチラシ等のマス媒体を使った反響営業にシフトして完全元請化、下請け工務店からの脱出を図ったのです。

 

 

反響営業の光と影

毎月の様に自社社屋で集客イベントを行い、チラシを頻繁に撒く手法はなかなか初めのうちはうまく行きました。しかし、同じチラシはすぐに陳腐化し、大ヒットして開店前から行列が出来ていたイベントも一年も立たないうちに閑古鳥が鳴き始め、また違う施策を考えて悩まねばなりませんでした。
いつの間にか、(そもそも得意でもないのに)チラシ、イベントを考えるのが私の仕事となり、結局、将来の不安は拭う事は出来ません、何かが違う、と違和感を感じながら悩む日が続きました。

 

 

原点回帰。

その頃には社員も増え、私の負う責任も大きくなっており、なんとか将来を見通せる、行き当たりばったり、仮説と検証の繰り返しの経営からの脱出を図りたいと思い、考え直したのはやっぱり自社の強みについてです。社員全員とずいぶんと議論を尽くし、自分達に工事の依頼をしてもらう理由を必死になって考えた挙げ句、まとまったのは、自社の社員大工がいること、その大工達が会社の想いを共有し、顧客目線での丁寧な仕事をすることしかないってこと。その強みを最大限に活かし、これまでご縁を頂いたお客様からの信頼をしっかりと得ることで、リピート、紹介の受注を頂ける様にしよう、モノづくりの会社の原点に戻ろうと決意を固めたのでした。

 

 

アタリマエのコトが未来を創る。

結局、行なった事は社員大工に対してコミュニケーションやマナー等の研修へ参加させて学んでもらう事であり、顧客からの信頼がどれくらい重要かを社内ミーティング等で繰返し言い続ける事、新しいアクションとしてはそれまでお付き合い頂いた全てのOB顧客に対して社員大工による無料メンテナンス訪問を繰り返し、繋がりを持ち続ける事と、工事を終えた後も責任を負い続ける意志を明確に示す事でした。
そんな地道な事ではありますが、何年も繰返しているうちに、チラシや雑誌などに広告を出さなくても、多くのお客様からお声掛けを頂ける様になり現在に至ります。ちなみに、昨年は全売上の内、95%がリピートと紹介のお客様から工事を頂く事が出来ました。
未来が少し、見える様になって来たのです。

 

 

陳腐化、形骸化との戦い。

このスキームも長く続けていると陳腐化、もしくは形骸化してしまうのかも分かりませんし、これから建築業界を席巻するであろう外部環境の激流に流されないとは限りません。しかし、仮説ではなく、原理原則に基づいて、お客様から信頼を得れる工事、アフターサービスをしっかりと行なう事しか、私達に出来る事はありません。その意識をスタッフ全員で共有し、ブラッシュアップを繰り返し続け、地域から必要とされる存在になるしかないと思っています。

結局、全ては『意識』であり、心の持ちよう次第。只今絶賛開催中のスタッフとの個人面談の中でも全員に散々その事を言い続けましたし、分かってくれていると思います。

まだまだ未来を創る自分自身との戦いは続きますが、前を向いて、楽しみながらスタッフと共に気張っていきたいと思います。

みんな、宜しくお願いします!^ ^

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる

ですね。