理想と現実のギャップを埋める『もったいない』

6月18日 曇天時折小雨

今日から少し久しぶりの台湾に出張。

の予定でしたが、現地で行なう変更登記手続きの準備が思うように整わず、「無駄足になるかも知れませんよ、」と知人からの忠告を受けて急遽訪台の予定をキャンセル。再来週に延期としました。

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中華民国の法律に則って現地法人の定款変更の手続きを進めているのですが、なかなか思うように行きません、私が法律も慣習も良く分かっていないのがそもそもうまく行かない原因ですが。。。

台湾で御世話になっている会計士さんに準備を進めてもらっていますので、あと1週間程で準備が整う模様、整い次第行ってきたいと思います。(というわけで、当面国内におりますので、笑)

 

第22回職人起業塾
第22回職人起業塾

昨日の夕方からは、毎月自社のセミナールームで行なっている、マーケティング理論についてのグループコーチング、『職人起業塾』を主宰しました。

参加者は(たぶん)29名!過去最多というか、完全に(私のスキルでは)グループコーチングが出来る人数ではなくなってしまい、事前課題やテーマについて皆さんの意見をアウトプットしてもらう、単なるシェアの場となってしまいました。。(苦笑)

ま、それでも普段あまりじっくり考える事の無いマーケティングの根本的な部分に想いを巡らす時間を持たれるのは悪い事では有りませんし、何かしら気付きや発見のきっかけになればと思っています。

 

第22回職人起業塾
第22回職人起業塾

テーマは、『経営資産を活用する』

アメリカのシュルツビールが、消費者に対してビールの製造過程の細かな情報を公開した事によって大きくシェアを伸ばして、低迷していた業績を建てなおして全米ナンバーワンのビールメーカーに成長した事例を例にとって、自社が持っている、しかし今活用しきれていない経営資産に目を向けてもらいました。

世の中の殆どの事業は理想と現実のギャップに常に晒されています。もしかすると、広い世界には既に理想を叶えている、という企業も存在するのかも知れませんが、私の知る限り、そんな完璧な会社は見た事も聞いた事も有りませんし、特に起業したての若い会社にそれはあり得ないと思います。

理想を叶える為には山のように積み上がっていく問題を一つずつ解決していかなければならない訳ですが、問題を解決する為には、それ相応の戦力が必要です。

例えば資金。

潤沢な資金力が有れば、目先の問題は結構片付ける事が出来るかも知れませんが、起業家で資産家と言うのはあまり聞きません。。

 

自社の経営資源って何だ?

そこで、資金ではない資産を活用して問題解決に取り組んで行かなければならないのですが、今回のテーマは「それって一体何だ?」ってことです。

技術力、提案力、人脈、設備、経験知、イメージ、キャラ、施工力、機動力、土地、農園、ネットワーク、性格、企画力、オリジナルメソッド、情報、知識、スキル、バランス感覚、プロ意識、姿勢、歴史、フットワークの軽さ、、、

塾生の皆さんからは様々な自社の持つ資産を発表頂きました。

現状の受注、売上げはモチロンその資産を活用して上げているわけですので、胸を張って言われるのは当然ですが、ここで考えてもらいたいのは、

自社が持つ資産を余す事無くフル活用しているか?

そして、

せっかく良い資産を持っているにも拘らず、使えていないものが有るんじゃないですか?

ってことです。

世の中の全てのモノは陳腐化する、とドラッガー博士は言われましたが、今うまく使えている強みや方法論がいつまでも同じ状態で使い続ける事が出来ると考えるのは非常に危険だと思います。

ビジネスは成長し続けて、やっと維持出来る。維持しようとした時点で衰退する。とは、よく聞く言葉ですが、まさにその通りだと思います。
この、自社の持つ資産を見直し、その活用を考える事こそ、マーケティング・アクションとなり、売上げ利益の安定や拡大の元になる種になります。

 

隠れている経営資産の活用例

例えば、、

自社で大工を雇用して、現場管理を大工がする工務店なら、内装仕上げの工程など、大工の手が空く時間が必ず有り、その時間を利用してOB顧客のメンテナンスを回ってもらうことで顧客の信頼を得てリピート受注を増やすとか。

社内で研修や勉強会のノウハウを持っている会社がそれを外部に公開する事よって収益を上げる事が出来るとか、

または、勉強会というコミュニティを形成する事によって、多くの人からの信頼を得て、2次的に顧客を紹介してくれるようになるとか、

見逃してしまいそうな自社の強みや使えるところは実は誰もが沢山持っているものだったりします。

それに、気付くか、気付かないか。

探すか、探さないか。

活用するか、埋もらせ朽ちさせてしまうか。

今回のテーマとなった問いはマーケティング(=自然に売上げ、利益が生み出されるシクミ)に取り組むか取り組まないかという根源的な設問だったりします。

 

気付いていないコトを知る方法

しかし、使えていない資産ってなんですか?と言う問いは、「それがわかっとったら、とうに使っとるわ」と言うツッコミを内包しています。(笑)

マーケティングの大家、ジェイ・エイブラハムは「顧客は知らない事さえ知らない」と言って、提供する側が商品やサービスによって得られるメリット、デメリットを伝える事、教える事の重要さを説かれましたが、これって裏を返せば、「事業者も気付いてない事さえ気付かない」とも言えるのかも知れません。

じゃあ、どうすればいいのか。

一般的に自社の魅力や強みを見直すために行なうべきだと言われるのは、「市場に聞け」「顧客に訊け」ですね。

自社を選んでもらえた理由は自分で予想している内容と違う部分だった、と言うのは非常に良く有る話で、丁寧に顧客に対してアンケートやインタビューを行なう事によって、自分の気付いていない強みや良さ=経営資産を教えられたりする事は往々にして有ります。

その他の方法論では、(あくまで私見ですが、)マーケティングマインドを持って、PDCAサイクルを繰り返すことだと思っています。

そして、螺旋状に繋がり成長を続けるPDCAサイクルの一番最初に来るのは、『在り方』です。

トライ&エラーを繰り返しながら一つの問題を解決したら、次のステップに進む前に再度在り方を考え直す、リセットもしくはリフレーミングの時間を持つ事で、自分の中に新たな一面を発見し、それを力にして新たな行動を起す事が出来ると思っています。

 

合い言葉は『もったいない』

とにかく、無い物ねだりをしてもしょうがないわけで(笑)、今自分が持っているモノをフル活用することに集中して、使い切れていないものを探し出し、どうしたらそれが使えるようになるかを考え続けるしか無いと思います。

ずいぶん前の事ですが、接遇のセミナーに参加した際、講師の先生が、挨拶やお辞儀、立居振る舞いがイマイチちゃんと出来ない受講生に対して、「もったいない!」を連発していたのを今でもよく覚えています。

お辞儀や挨拶など、やろうと思えば誰にでもちゃんと出来るもの。それが出来ないのは出来る自分に本人が気付いていないからで、「もったいないと言わずにいられない。」との事でした。

そこに気付くだけで、顧客をはじめとする他人が受け取る印象は大きく変わり、それは当然、成果に現れ、それが加速すると人に好印象を与えれるという事は、人生が変わるくらいに大きなスキルを身につける事かもしれないのです。

飽食の時代と言われて久しいこの国ではあまり聞かなくなった『もったいない』
日本人が守って来たとても素晴らしい価値観だと思いますし、美徳だと思います。その価値観をモノに対してだけではなく自分自身についてもそう思えるかどうかが事業に限らず、人として問題解決や成長する上でも大きな鍵なのかも知れません。

職人起業塾へご参加の皆さんは、サンマの骨、大根の葉まで食べ尽くす気概で、自分の資質、強み等、自身が持つ資産をこれでもかって言うくらい使い倒してくださいね☆

 

 

おまけ、

最近懇親会の方が盛り上がってね?

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懇親会のみ参加、の方が2名もいましたもんね。。。(^^;

第22回職人起業塾、懇親会
第22回職人起業塾、懇親会

 

 

在り方と結果の法則。

6月17日晴れ時々曇り

今日は水曜日、すみれ事務所は定休日です。

私はと言えば、ガス機器メーカーのリンナイ社と取引商社の大松社が主催するコンペにお招きに預かり、行ってきました。

六甲国際ゴルフ倶楽部
六甲国際ゴルフ倶楽部

 結果を出せずに反省するが。。

ゴルフ場は、神戸では名門と言われる六甲国際ゴルフ倶楽部。

3日前までサントリーレディースオープンのトーナメントが行われていたゴルフ場で、今日もまだ、プロ仕様とまでは言わないでしょうがグリーンはカチコチのツルツル、随分と難しいコンディションとなっておりました。

ま、そんな事が関係あるかどうかわかりませんが、いい天気に恵まれたにも拘らず、いつもにもまして、スコアは土砂降りでしたが。。。(涙)

六甲国際ゴルフ倶楽部
六甲国際ゴルフ倶楽部

実は私、あまり熱心に練習をしない怠け者の素人ゴルファーでして、たまに練習に行って少し感触をつかんだな、と思ったらまたすぐに練習をサボってしまいます。

いわゆる+1-1 +1-1を繰り返して何時まで経ってもたっても0のまま。というアレです。(苦笑)
毎日5分の肉体改造メソッドを提唱している私としては、積み重ねこそが成長、変化の源泉だ!といつも声を大にして言ってるにも拘らず、全くのダメパターンに陥ってしまっています。。

これではいつまでたっても結果は出ませんね。(涙、)

 

練習熱心で結果を出すO社長
練習熱心で結果を出すO社長

まぁ、ゴルフは取引先や、同業の経営者、時にはお客様など、仕事での付き合いが有る方とばかり行くので、すっかり仕事のような顔をして行ってますが、所詮遊びと言ってしまえばそれまで。

優先順位は低いとして、だめだねー、と笑って済ましておりますが、しかし仕事やその他にも優先順位の高い事はそんな悠長な事を言ってるわけにはいきません。

結果を出さなければならない事が(ゴルフ以外では)山ほど有ります。

 

 結果にコミットするということ、

最近(いろんな意味で)とても話題になっているライザップの宣伝で最近耳によくする言葉、「結果にコミットする」について少し整理して考えてみました。

得意の三段論法を使うと、

 

結果は行動により、導かれる。
行動は考え方により、生み出される。
考え方はあり方により、作り上げられる。

となります。

このように考えると、あり方を見つめ直さなければ『結果』は一切何も変わらないということ。

ではあり方とは何なのか、これが問題です。

『人のあり方とは?』

と、大きな枠で考えると禅問答か哲学の世界の設問の様で、非常にわかりにくいですが、自分の持つ役割を細分化してその1つずつについて見ていくとおのずとあるべき姿、理想が見えてくると思います。

人は生きていく中でたくさんの役割を持っています。

その役割1つずつにこうあるべきというあり方があるはずです。

配偶者としてとか、

父親としてとか、

子供としてとか、

職業人としてとか、

日本人としてとか、

そして人としてどう有るべきか。

それらひとつひとつに丁寧に向き合うことが自分のあり方を見つける唯一の方法だと思うのです。

あり方を正していけば、おのずと正しい考え方になったり、行動が伴ってきます。

良い『結果』と言うのは偶然やまぐれでやってくるものではなく、良いプロセスによってこそ生まれると考えています。

 

優先順位と日々の努力

ゴルフが上手くなりたければ、ゴルファーとしてのあり方を見直すべし。

他のたくさんの自分の持つ立場やその優先順位を鑑みて、そのうち考えてみたいと思います。(苦笑)

そんな風に考えると、私のゴルフはなかなか上手になれそうにありません、残念ですが。(笑)

結果を出すべきだ!とコミットする優先順位の高いモノから、コツコツと一つずつ在り方を正しながら、日々生きていきたいと思います。

きっと結果がついて来るはずですから☆

自殺志願亀とぽっちゃりノラ子猫、2つの問題。

6月16日 雲のち一時雨

今日も朝から着工予定の現場へと打ち合せに走りました。

明後日からの台湾へ出張を控えて、済ましておかなければならない事がてんこ盛り。

ドタバタしています。

梅雨空
梅雨空

 

自殺志願の亀

現場での打ち合せから戻る途中、池沿いの道を車で走っていると、車道の真ん中に大きな石がごろり、と転がっておりました。

おいおい、といいながら除けて走り過ぎたのですが、それはよく見ると石ではなく亀でした。

次のアポイントの時間まで、もうギリギリで、急いではいたのですが、10mくらい行き過ぎたあと、「あーもう、」と車を止めてバック、車道の真ん中で丸まっている亀を池に戻してやりました。

命の恩人だと、喜んでくれてたらいいのですが。(笑)

 

その後、打ち合せや現場確認をサクサクと済ませ、(久しぶりに、)昼下がりに事務所に帰社、溜まっているデスクワークや、台湾出張の為の準備を現地の会計士さんとやり取りしたり、、

どうも、台湾の税務、会計、登記関係の法律というか、慣習になじめず、苦労しています。。。(出張、伸ばそうかしら、、)

自殺志願の亀
自殺志願の亀

腹ぺこじゃないノラ子猫

事務所でデスクに向き合っていると、すぐドアのそとで、ニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえてきました。

3階でおとなしくしているはずの(愛猫)にゃろがまた一人で散歩に出て来たのかと思って、迎えに行ったら、にゃろではなく、なんと彼女の姪っ子でした。

「どうやら、にゃろのお母さんは事務所の近所に住む野良猫で、にゃろの兄弟も近くに住んでいるらしい」と、風の噂で聞いていたのですが、それがまた子供を作った、という事の様です。

 

真っ黒に薄汚れて、かわいそうに、と思って抱き上げてみると、意外におなかはたっぷりと肥えていて、どうやらひもじい思いはしていない様子。

それにしても、何となく不憫かな、と思い、家に連れて帰ろうと思いかけましたが、すみれママ☆情報によると、何でも近くにミルクをくれる人がいるらしく、食事には困っていないとのこと。(確かに良く肥えていた、苦笑)

じゃあ、なんとかたくましく生きて行け、とそのまま倉庫の前に離しました。

にゃろの姪っ子
にゃろの姪っ子

自由と束縛の親密な関係

彼、(彼女?)にとって人に飼われるのと、自由気ままに野生に生きるのとどっちが幸せなんだろうか、なんて考えながら、この問いって、自分の身にも同じ事があてはまるよな、なんて考えてしまいました。

人の世もまた、安定は不安定であり、自由は責任に縛られる事であり、何かに属する事は選択の自由の機会を持つ事になる。会社員は自由を求めて起業家になりたいというし、多くの起業家は安定を求めてガムシャラに働き詰めたりして、自分が自由に使える時間を失っていまいがち。(私の事ですが、、)

どちらが良いとか悪いとかではなく、やっぱり世の中は表裏一体ってことなのかも知れませんが、この子猫と、我が家で暮らすにゃろとの違いは一体何で、本当はどっちが幸せなのか?サッパリわからなくなりました。

自分自身のことを含めて。(苦笑)

 

自己欺瞞への向かい方

もう一つ問題なのは、亀や子猫と出会う度に、自分の中に芽生える厄介な感情です。

亀が勝手に池から上がって来て、飛び込み自殺をしたからって、私にはなんの関係もないし、どーでも良い事であります。

子猫も、もう生後2ヶ月くらいは経っていそうだし、ちゃんと食事にありつけているようなので、自由気侭な人生(猫生か、)を送ったらいいとおもいます。

何故、私がなんの関係もない彼らの事を気に病んで、お客様との約束が遅れそうなのに車を止めたり、にゃろだけでも十分手を焼いているのに真っ黒に汚れた猫の面倒を見なくていいのか、と悩んだりしなくてはならないのか。

心の中の葛藤、そっちの方が問題です。

気にしなければいいのに、その方がずっと楽やのに、とは思いますが、実はわざわざ自分から厄介ごとを拾いに行ってる気がします。(苦笑)

 

『影響の輪』と『選択と集中』

それは、天命を知る50歳を目前に控えて、やっと人生って魂を磨くために有るのではないかと、ナチュラルに思えるようになって来たからではないか、と。

亀井勝一郎氏が残された、私が大好きな、というか常に喉の奥に突き刺さっている小骨のように引っ掛かっている『割り切りは魂を弱くする』と言う言葉は自分の実力では出来もしない、所謂『影響の輪の外』にあるモノについても関心を持つ事を暗に示唆していると思うから。

仕事柄、マーケティング論をいろんな角度から見直したり、定義の見直しをよくするのですが、その中の一つに、『マーケティングとは、影響の輪を広げるシクミである。』というものがあります。(私のオリジナルです。笑)

影響の輪を広げる為に、今出来る事に集中して精度を高めるべしで、その結果、自然な流れで徐々にその輪が広がって行く、と、主宰している塾でもよく話すのですが、似て非なる言葉に、一時よくもてはやされた『選択と集中』という言葉が有ります。

選択と集中という言葉の持つニュアンスは、影響の輪の論理と違い、影響の輪の外にある関心事に心を残しながら、今出来る事に集中するべし、そして輪を広げて関心事を影響出来るように取り込んで行く。という考えではなく、大きな輪の中で必要な部分だけに特化してその他をを切り捨てるべき、と言う風に感じてなりません。(私見です。)

割り切りの推奨といいましょうか。。

 

天命とは魂の使い方

とにかく、『魂を磨く』という人生の目的がその方法論(割り切らない生き方)と共にぼんやりと見える年齢になって来たことで、普段の暮らしの中にある些細な選択に対しても、割り切らないことが自分の中にすこしずつ定着し始めたように思います。面倒この上ないですが、、(苦笑)

至って厄介な問題ではありますが、考え方によってはその厄介事が増えれば増える程、己の魂は成長する機会をもらえるという事ですし、ここはやっぱり前向きに捉えて行くしか無いと改めて。(笑)

 

結局、人生修行やってことやで、大ちゃん。

デザインで家族は幸せになるか?性能で家族は幸せになるか?

6月15日曇りのち晴れ

まずまずの良い天気での1週間のスタートとなりました。

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今日も月曜日らしく、複数の現場の着工前のプランの変更調整や、リフォームをお考えのお客様宅に見積ををお持ちしたり、新築現場のコンクリート打設後の現場確認など、忙しく走りまわりました。

ほんと忙しいことはありがたいことです。
感謝します。

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夕方は、先週末開催した.神戸市の運営する住まいの窓口、スマイルネットさんとの提携のDIYセミナーが非常に好評ですっかり勢いづいている「ひょうご安心リフォーム推進委員会」の運営委員会に出席。

大好評のセミナーのニュースはこちら→http://www.yomiuri.co.jp/adv/job/release/detail/00018989.html

地域に安心してリフォームできる環境を整えようという理念を掲げて地道な活動を続けている地味なボランティア活動ではありますが、セミナー事業の本格的な始動で確かな手応えを得て理事の皆さんも俄然やる気になっております。

来月はすみれの地元、西神中央でも同じセミナーを開催することになっておりまして、忙しい最中ではありますが、なんとかがんばって準備をしたいと思います。

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さて、昨日の日曜日、完工間近の新築現場に検査に行きました。

私の担当は、電磁波測定士として、オールアース工法による電磁波カットが計画通りにできているかという測定です。

一般的な住宅では、宅内に配線されている電線からはすべて微弱な低周波の電磁波が出ており、すみれの新築では長時間過ごす場所などでその負荷が体に影響を及ぼすないように対策を講じています。

検査結果は非常に良好、後は実際に生活する前に家電製品を入れた後再度チェックをして安心して暮らせるお住まいに仕上げたいと思います。

お施主様にも立ち会っていただいて測定の数値を見ていただき、目に見えない不安が解消されて目に見えて安心ということを実感していただきました。

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その他の仕上げの部分についてのお施主様による検査も同時に行っていただきましたが、プラン担当のみまっちと現場担当のコムさんと細やかに打ち合わせを繰り返しながら進めてきただけあり、これといって気になるところはないと言っていただきました。

とは言え、まだ残工事もありますので、すべて終わった後に再度じっくりと見ていただいてすっかり納得できる住まいに完成させたいと思います。
完工間際のこの現場、実は仕上工程に入ってからあまり行けてなくて、現場に行くのは久しぶりでした。

出来上がってくると、奥様のインテリアに対する細かなこだわりが随所に見られ、ずいぶんといい感じになっておりました。

電磁波測定中
電磁波測定中

一般的に、住宅を立てるにあたり、ご主人は気密や断熱、構造強度など目に見えない性能に非常にこだわりをもたれる方が多く、今回も私たちが取り組んでいる電磁波に対する住宅性能にも高い評価をしていただきました。

それに対し、奥様はやっぱり見た目の雰囲気やデザインに強いこだわりを持たれることが多いです。

今日も完工検査のなごやかな雰囲気の中でそんな話題になり、

ご夫婦の間で、「デザインで家族が幸せになるか」というご主人と、「住宅性能にこだわってほんとに幸せになるの」という奥様との軽い?意見の対立がありながら新築と言う人生の大事業を進めてきたとのお話がありました。

デザインと性能、どちらも気持ちの良い環境を作るのには欠かせないものであり、どちらかに偏りすぎると家づくり終えた後、長い時間をここで過ごすうちにその歪みが現れてくると思います。

デザインと性能は間逆のようで実は同じ目的を目指している相反しながらも一体のものだと思っています。

家づくりと言う、時間もコストも限られた中でお互いの価値観を認め合いそれを融合させながら1つの形に作り上げていく作業と言うのは、単に住まう場所を作るということではなく、改めて家族が大事にするべき事を共有し分かり合える希少な体験ができる場なのかもしれません。

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とにかく、海が一望できる素晴らしいロケーションに立つゼロエネルギーの超省エネ住宅でありながら、電磁波の対策をして自然素材の内装の健康的なスペックで、奥様のセンスがきらりと光る素敵なテクスチャーを盛り込んだ住宅は、やっぱりご夫婦の愛の結晶だと思うのです。

お施主様が話されていた、お互いの主張を認めながら進めていくのが大変だったーという言葉はなんだかとてもまぶしくて、羨ましく思いながら聞いていました。

そんな家づくりのお手伝いができたことを本当に嬉しく思います。

そして、私たちすみれとお施主様とのお付き合いは今始まったばかり、これから長いお付き合いをさせていただきながら、ご家族が幸せに暮らされるのに、これからも引き続き微力ながらもお手伝いができれば幸いです。

H様、ご縁をいただきまして本当にありがとうございます。末永くよろしくお願いいたします。

職人の人手不足を解消する方法。

6月13日 快晴のち曇り

神戸は真夏のような青空が広がりました。

 

梅雨の谷間の伊川河川敷
梅雨の谷間の伊川河川敷

海へ山へ、遊びに行ったら最高やろなぁ、と思いつつ、残念ながら今日は朝から晩まで予定がぎっしり。

朝礼とラジオ体操をすました後は経トラックに梯子を積み込んで10年前に新築で建てたお客様宅に屋根のメンテナンスへ。良い汗をかかせていただきました。

梅雨の谷間の屋根メンテナンス
梅雨の谷間の屋根メンテナンス

応急処置を施して、様子を見ておいてくださいねーと言い残して、軽トラに飛び乗り、次はマンション改装の現場の完工チェック。

担当大工のひめー君がよく気を遣ってくれました。とオーナー様に褒めていただき、一安心。

ひめーくんご苦労さん、ありがとう。

 

昼からは、「すみれ暮らしの学校」でもタイアップさせていただいている、理事の末席を務めるNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会と神戸市の提携で行われるセミナー会場へ。

準備の集合時間にも間に合わず、しかも最後までおれずに中座するという失礼なこととなってしまいましたが、非常に実のあるいいセミナーだったと思います。次回は西区で開催なので張り切りいたいと思います。

すみれ住まいの学校提携セミナー
すみれ住まいの学校提携セミナー

夕方からは着工予定が間近に迫った神戸牛鉄板焼きレストランの改装工事打ち合わせ、シェフの想いを出来る限り反映させたお店にリニューアル出来るようにと、細部に渡るヒアリングをみっちりとさせて頂きました。

THE 鉄板焼レストランの伝統を守りつつ、いい雰囲気を醸し出す空間づくりのお手伝いをさせて頂きたいと思っておりますので、宜しくお願いします!

 

夜はオープンしたてのクライアントの店に顔出したり、他にも打ち合わせでごそごそ。

ほんと、忙しくさせていただくことに感謝感謝です。

本日お付き合い頂きました皆様、有り難うございました。

 

建設業も飲食業も人手不足は深刻

さて、お題目はfb友達の越智さんの投稿見て思わずつっこんでしまった(関西弁バージョンでいう、コメントの事です、笑)今日のやりとりから。

****越智さん、転載させてもらいます!*****

先日、大学で、障がいのある学生と企業を結ぶ雇用をしている方のお話を聴講した。

障がいに関係なく一般雇用で、
飲食業の希望がないという話がでた。

Fbの投稿で、飲食業のオーナーさんが求人してもこないという話をみたところだっただけに、興味深い。

単純に学生側に「大学まで出て、なんで飲食業で働かないといけないのか」という考えがあるようだ。
ということは、
ほとんどの人が大卒の今の日本では期待できないってことなのかな。

福祉関係は、やはり給与が少ない。男性ではとても家族を養えないなどの現実。
それでは給与を上げたらいいのでは?と思うだろうけど
雇用する側でいうと、定員が決まっており、
それに対しての資格者や雇用数が決まってる以上、
一般企業並みとはいかない。
ようは、儲けれるものではなく、
まぁ福祉だから儲けるものではなく、
奉仕的な仕事といえるのかなぁ。
内容の割にあわないのが現状といえる。

*****ここまで転載(一部抜粋)*******

と言った感じで、非常に難しいこの国の構造的な問題を切り取っておられました。

深刻な人材不足に悩むのは、建築業界だけではなくて、飲食業、介護の仕事など労働集約型の事業はどこもとても困っているようです。

ま、飲食業もそもそも職人みたいなものですもんね。

 

ゆとりの功罪

越智さんも、なんでかなぁ、的なコメントをされていましたが、その理由を考えてみたとき、思い当たるのはやっぱり『ゆとり教育』の存在だと思います。

高度成長期に立身出世を夢見て闇雲に働いて、一億総中流と言われる程、豊かな暮らしを築いた日本人は、忙しくも楽しい暮らしを謳歌しながら、ちょっとゆっくりしたほうが良いと、子供たちにもゆとりを持たすようにと国は教育方針を変えました。

私たちが子供の頃は、「ゆっくりした時間を過ごす」なんておじいさんが引退してからすることで、自分たちには関係がないと思っていましたが、ゆとり教育を受けた子供たちは(良いか悪いかは別の問題として、)そんな我々の世代とは全く違う価値観を育んできたのだと思います。

それは、成功したい、豊かになりたい、社会に貢献したい、誰かのためになりたいと言った、『志』を立てて、目一杯必死になって頑張ると言う姿勢とは全く逆の思考でもあり、自分の出来る範囲で、もしくは自分のやりたい範囲に行動を限定する、まるで悟りを開いた仙人のようです。

そういえば、さとり世代と言う言い方もありましたね。

 

職業選択は手段なのか、目的なのか、

先日、1人の若者が面接にきました。

なんでも、知り合いの知り合いの工務店の経営者が、私が主宰する職人起業塾に来られた事があるとのことで、私のことを「人間味溢れる社長やからきっと君のためになると思うよ」的なことを言ってくれたらしく、「すみれで働いてみたい」とやって来られました。

立派に4年制の大学を卒業して、建築の仕事がしてみたいと働きながら専門学校に通い建築士の免許を取得。

なかなか見所アルヤンと思いましたが、とにかく建築関係の実務経験は全くゼロ。

大工でも建築士の免許を持っている者がごまんといるイマドキでは、建築士の免状を持っているだけでメシが食える程甘くない建築業界の現状を踏まえて、彼に「これからこの業界で生きていくのなら将来のキャリアを考えて現場に出て建築の仕事の根本を覚えてみたらどうか」と言う提言をしてみました。

要するに、職人からやってみればと。

私としては、精一杯彼のことを考えて提言したつもりでしたが彼としては現場で働くなんて夢にも思っていなかった様子。ビックリしてました。(笑)

 

冒頭の越智さんの投稿でいうと、「せっかく大学まで行かせた子供をなにが悲して職人(や飲食店従業員などのブルーカラーと呼ばれる職種)になんかならなアカンねん、」と、親が思っているというコメントもありましたが、そんな空気は社会全体に蔓延しているように思います。

その彼からは、数日間考えた末に、やっぱり職人や現場管理として働くのはイメージ出来ないとのことで、断りの連絡がありました。

彼を責める気持は全くありませんし、せっかく建築の仕事をしてみたい。と思ってくれているのなら何とか頑張ってモノになってもらいたいと思います。

建築の仕事って机の上だけで済む事は絶対になく、結局は現場で建物を造る事が仕事なので、現場を知らずして、建築の世界で行きて行くのはとても厳しいと思います。世界で一番有名な建築家、アントニオ・ガウディでさえ職人についてものづくりを教わったと云いますし。。

彼にはなんとか違うアプローチで自分に合った道を探してもらいたいと思います。

もちろん、彼の思考がゆとり世代の代表だと言うつもりはありません。

しかし、我々世代と根本的な思考が違うのは今回のことでリアルに肌で感じたというのも正直な感想です。

彼のこれからの人生を考えて、建築の仕事の本質と共に熱く語った私の提言は残念ながら彼の心に届かなかったですが、それは裏を返せば、彼自身が自分のセルフイメージをしっかり持っているという事でもあります。

あとは、自分には出来ないと言うセルフイメージにフォーカスするのではなく、出来る自分に焦点を合わせて人生に取り組んでもらいたいと思います。

それは、自分がやろうとしているのは本質に目が向いているか?という問いを自問自答する事で見えて来るはずなので、めんどくさいとは思いますが、そんな事を考えてこれからの人生を歩んでもらえたらと思います。

Aくん、頑張ってね。

 

まとめ

とにかく、我々ブルーカラーの人手不足問題、深刻です。

我々世代が踏ん張って、誇りの持てる職業に業界を引っ張り上げるしかないと思いますし、志を持つ若者が全くいない訳ではないと祈りつつ襟を正して事業に取り組まないといかんな、と改めて。

若者にカッコいいと思ってもらえるようなレベルの高い仕事、そしてそれに見合った報酬、安心して働けるまともな社会保障、将来に希望が持てるキャリアプラン、それらを一つずつ片付けて行かないと、これからの若者は建設業や飲食業に入職してくれないことはどうやら明らかなようです。

要するに、大事なのは職人の矜持ってこと、頑張りましょ。

選択が人格を作り、人生を作る。

6月12日 晴れ

(いろんな意味で、)忙しい日が続きます。(苦笑)

 

自分に出来ない事は出来る人に頼め。

今日の午前中は、顧問会計士のH先生に来社頂き、月次の決算報告と、目標に対する進捗、解消するべき課題の確認。

数字が苦手な私としては公認会計士という数字のスペシャリストに手伝ってもらいながら、足元の確認をしつつ日々の業務を組み立てて行けるのは本当にありがたい事で、経営者の端くれらしいいい習慣がついたと非常に喜んでいます。

以前は、自分で月次の決算をまとめて、指標と照らし合わせて、とやりかけてはいたのですが、少し忙しくなるとつい、疎かになり、そのまま立ち消え。を繰り返していました。

経理のプロに手伝ってもらった方が良いに決まっている。なんてことは冷静に考えれば簡単、且つアタリマエの事ですが、人はつい、自分の持つ資質や時間などに囚われて、「できない、どうしよう、」と悩んでしまいがち。

最近、数年前に受けた小田全宏先生の問題解決プログラムで学んだ事がじわじわと脳の中に浸透して来て、様々な事に対してずいぶんシンプルに向き合えるようになってきました。

学び続ける事は本当に大事だな、としみじみと思います。

 

大好きなメルマガに自分が登場!

昨日の事ですが、ふとメールチェックしてみると、お気に入りのメルマガになんと私の事が書かれてありました!

ビジネス名刺プランナー&言霊マーケッターの中野貴史さんのメルマガです。
http://kotodama-m.com

先日、情報交換を兼ねて食事をご一緒させて頂いた際に、出た話題を覚えていてくれた様で、私のエピソードをご自身のメルマガで紹介してくれました。

この中野さんは東日本大震災の後、すぐさま東京から大阪に拠点を移された方で、その当時お会いした時にその決断力、行動力の凄さには正直驚かされました。

先日の会食の際にもその話題になり、

「(放射能の影響が取り沙汰されて)自分自身は別にどうでも良かったが、子供の事を考えると仕事のことなんか手放して関西に来るしか選択肢は無かった」

と、云われていました。激しく共感です。

というのも、震災後私も同じような選択をした経験があり、その事を話したらメルマガに取り上げてくださった、と言う訳です。

大好きなメルマガに取り上げて頂いたという事で、記念に一部転載させて頂きたいと思います。

 

*****ここから転載(一部抜粋)*****

おはようございます。
ビジネス名刺プランナー&言霊マーケッターの中野貴史です。
僕が顧問先でコンサルや研修をやる場合、
●営業力強化
●社員間のコミュニケーション向上
この2点がテーマになるパターンが多いです。
そもそも、営業力を上げるための戦術をいくらお伝えしても、
それを実行する人(社員さん)に、やる気がなければ、何も起こりません。
でも、スタッフの強みを活かす形で、全員が同じ方向を目指して
個々の個性を発揮し、力を合わせれば、掛け算のように結果が出始めます。
そういう職場の空気を作るために
会議のファシリテーションやコーチングするのが僕の仕事です。
その際、いつも目指しているのが
アカの他人である、経営者と社員、社員と社員の関係性を
実の家族のような関係性まで底上げできるか・・・という点です。
具体的には、本音を引き出し、それを共有し、融合させるイメージです。
会社全体を家族化するということは、
社長は親父、社員は子供や兄弟・姉妹ということになります。
社員は子供や兄弟・姉妹ということは、
理屈では、社長は命を張って社員を守る必要があります。
必要があるというよりも、子供や兄弟・姉妹ならば、本来当たり前です。
でも現実はどうでしょう?
そんな会社、なかなか無いでしょうね・・・・・
でも今回、それを地で実践している社長の話を聞いてしましました。
先週お伝えした神戸のすみれ建築工房の高橋社長です。
http://sumireco.co.jp
話は4年前の3.11まで遡ります。
当時、高橋さんの会社は、関東の物件を手がけていました。
現場には社員の職人さんが出向いていました。
そこへあの地震です。
神戸にいた社長は心配してネットで情報を漁りました。
「関東から外国人が消えている」
「原発がどうもやばい」
ネガティブな情報がどんどん入ってきます。
結果、高橋社長は決断しました。
「この状況下に、社員を置いておくことは出来ない・・・」
施主さんに、状況が好転するまで社員を引き戻すことを直談判。
しかし・・・1ヶ月経っても原発問題は終息の見込み無し・・・
これ以上、施主さんに迷惑を掛けられない・・・
そこで高橋社長は決断します。
「俺が行く!」
社長自ら道具を担いで、神戸から関東の現場に通い
何年かぶりに職人に戻って、家を建ててしまいました。
当時、僕も子供を守るために、急遽大阪に移住し
しばらくは、車で大阪と東京を何往復もし、
仕事をこなしながら、荷物を移動させてましたが、
僕の場合は、子供のためだから当然です。
仕事は僕だけががんばれば何とかなります。
でも高橋社長は、社員とはいえ、他人のために体を張りました。
その結果、おそらく
社員が高橋社長を見る目、
お客さんが社長を見る目、
協力会社が高橋社長を見る目が変わった筈です。
この会社が口コミだけで仕事が途切れなかったり
職人さんの定着率が高いのは、こうした社長の本気を
周りが認めてるからだと、推測します。
あなたには、体や命を張れる他人が、何人いますか?
何てことに、たまには想いを馳せるのも
いいかもしれませんね。

 

*****転載ここまで*****

ま、若干、デフォルメがかかっている感も否めず、、よく書かれ過ぎて恥ずかしいのが実際なんですが、記念という事で。(笑)

中野さんのメルマガ登録はこちらから、http://kotodama-m.com/magazine/index.html

無料で配信してもらえる上に、非常に勉強になりますので、登録を強くおススメします。(笑)

 

人生は選択の連続で、選択が人格を作る

私がここで紹介されているような、そんなによく出来た素晴らしい経営者でない事はスタッフを始め、このブログを覗いてくださっている皆さんはよくご存知だとは思いますが、一応、ここで紹介いただいたエピソードは事実であります。

メルトダウンしないでくれ!と祈りながら出発した時は、「ひょっとしたらほんまにヤバいかも、」と思っていましたし、(実は既にメルトダウンしていた)その時のブログでは、こんな事を書いてました。

関東にいく事を決断した日
復興への決断。

メルトダウンしないで!って願いつつ出発
関東行。

原点に立ち返って現場日誌

昔に書いたブログって結構恥ずかしいものですね、、(苦笑)

結局、あらかた現場を仕上げた頃には関東も余震も納まり、停電も無くなって、ずいぶん落ち着きを取り戻してきたので、さすがにもう大丈夫かと最後はサムライ大工ヨーヘーにバトンタッチして帰神したので、メルマガでご紹介頂いた内容と少し違うのですが、

「死ぬんやったらオレが死の。」

と思っていたのはまぎれも無い本心でした。

人生は選択の積み重ね。後で振り返って後悔したり、恥ずかしくなるような選択はしたらあかんな、と、改めて。

 

とにかく、中野さんありがとうございました。良い記念になりました。(笑)

今後とも宜しくお願いします!

 

 

おまけ、

食品工場のお仕事でキャップを頂いたのですが、フィットし過ぎて帰りの車に乗り込むまでかぶってて、ガラスに映った自分の姿を見て吹出しました。(笑)

image

我ながら、模範的なかぶり方だと思います。

右脳と左脳を繋ぐもの。

6月11日曇り時々雨

鉄人28号
鉄人28号

今日は朝から鉄人の街へ。神戸市が運営する医療機関のメンテナンス工事の着工前確認と最終打ち合わせ。

現場での声を聞いて使い方や不在の変更等、若干の調整をしてから注文をいただいてきました。答えはやっぱり現場にあり。足を運んで確認することが何より重要ですね。

 

打ち合わせを終えて、行政と戦う姿をテレビよく見かけする、大正筋商店街のお客様のところに久しぶりに顔を出したり、もうすぐサロマ湖鉄人レースに出場する知り合いの方のお店でランチをいただいたりと、鉄人の街を堪能してから帰途につきました。(笑)

大正筋
大正筋

 

昼からは、大手住宅設備機器メーカーのTOTO社がリフォーム業界のビジネスモデルを作り上げるべく、テストマーケティングを行っているTOTOリモデルサービス社のI社長に遠方よりわざわざ来社いただきました。

I社長とは、今まで何度かお会いしたことがあり、その度にさまざまなことを教えていただいております。緻密なデータ収集と数字に基づいた綿密な計画を立て、実行検証を繰り返している素晴らしい方であり、私が非常に尊敬している経営者の一人です。

今回、情報交換がてら会いませんか?とお申し出をいただき、二つ返事でお受けした、と言うよりぜひお願いしますとお越しいただくのを心待ちにしていました。(^ ^)

image

以前から、リフォーム事業はストック産業であり、顧客を大事にすることでリピートでビジネスモデルが構築できるとの持論を展開、実際にリフォーム会社の経営を通してそれを検証されており、マス媒体を使った販促を全く行わない私としては非常に共感する所も多かったのですが、今回お会いしてみるとさらにパワーアップされており、ランチェスター戦略を駆使して新規の顧客獲得にも、積極的に取り組まれているとの事。既に実践と検証を繰り返して一定の結論を導き出しておられました。

ビジネスは、問題解決の繰り返しであり、そのために仮説を立てて検証を繰り返すことが必須なわけですが、私を始めとして、建築業界の経営者はとかく直感で経営を行ってしまいがち、(汗)

データ収集と綿密な数値の検証が必要な事は十二分に分かっていても実際はと言うとなかなかできていないのが実情です。

I社長の話を聞いて凄いなぁと感心するとともに、自分の至らない点が目につきまくってひどく反省することにもなりました。

I社長、本日は大変勉強になりました。わざわざ神戸の片田舎までお越しいただいて本当にありがとうございました。

 

夕方の食事までご一緒させていただいて、合計7時間もの間いろんな話をした中で感じたのは、数字に対して非常に強みを持った左脳派と思われるI社長と、直感だけに頼って生きてきた右脳派の私の間に、結構多くの共通点がみだせたことです。

特に、「結局一番重要なのは志ですよね、」とのI社長の言葉には(密かに)感動してしまいました。

数字と直感、経営者にとってはどちらも重要な事は明らかですが、大きな観点から俯瞰してみると本質は同じなのかもしれないな、なんて、(半分慰めではありますが)思ったりしました。

この世はすべからず表裏一体、強みと弱みをしっかり認識して意識して取り組むことが重要なのだと改めて感じることになりました。

いやー、それにしても勉強になりました。

ご縁に心から深く感謝します。

深謝。

理解≠行動≠定着の解消法。

6月10日  晴れ

明石城址
明石城址

今日の昼は久々に神戸最大のランチ会、神戸パワーランチに参加してきました。

なんと参加者120人超、規模が大きくなりすぎて会場が千石代官から東急ホテルに変わってから初めての参加と言う事は、半年ぶり位になるかもしれません。

別段知り合いがたくさんいるわけでもありませんが、それでも数名の方には「ひさしぶり〜」と声をかけてもらいました。

なんか、このランチ会って歓迎されてる感じがするんですよね。。

主催者の衣笠さんのお人柄、人徳の為せる技だと思うのですが、空気感がどうもそんな感じになってます。

 

知り合いの方に紹介された同じテーブルの人と、挨拶を交わして雑談をする程度で、これといって仕事に結びつくわけでもありませんが、それでも確実に何人かの知り合いが増えていくのは面白いもの。

今日も良いご縁をいただくことができました。

有り難うございました。

パワーランチイン神戸
パワーランチイン神戸

私は、仕事はご縁を大切にしてしっかりと紡いで、在り方を正して行けばおのずと広がって行くものだと思っているので、ほんの数名の方と知り合いになるだけでも十分に価値があると思っています。そして、このランチ会はミニセミナーみたいなコーナーもあり、実はこれが結構勉強になります。

神戸セミナーの喜多先生の帯コーナーで今日聞いた話は、学生の勉強に対するモチベーションを上げるのに、『認知行動療法』なるものを用いているという話。

苦手意識→勉強する気にならない→テストで失敗→さらに苦手意識

というスパイラルから抜け出すために、この理論を使うらしいのですが、やらないといけないと分かっていながらできないことって大人になってからでもいくらでもあります。

この負のスパイラルから抜け出してもらうのに、私も苦労したことがたくさんあるのですが、闇雲に叱っても、無理矢理励ましてもそのスパイラルから抜け出すのは非常に難しいものです。

そんなとき、行なうべき行動の『量を限定』するすることで、とっかかりをし易くすること、そして進捗を確認する『行動管理』で負荷がかかり過ぎないようにして、ゆっくりと、しかし確実に成果を上げて行く事で負のスパイラルから抜け出す事が出来る。とのこと。

アタリマエというか、解っていると言えば解っている事ではありますが、こうして理論にして整理をしなければ出来なかったりするものですね、、

あ、ここで自分に対して『認知行動療法』を使うべきなのか!(笑)

理解している事と出来る事は違う。

出来る事と定着する事は違う。

アタリマエの事を当たり前に行なう事が最も難しい、と、昔、楽天の三木谷社長が会見で話していて、大いに共感した覚えがありますが、この方法論はその難しい部分の解消に対する唯一の対策なのかも知れません。

これが自由自在に自分で使えるようになれば、凄いことになるかも。(笑)

セルフ認知行動療法、意識して取り組んでみようと思います。

 

おまけ、若手のエース大ちゃんが精を出してた『にわ・とりのすけ生田新道店』完工しました。

夜はスタッフと、工事に関係した業者さん達と一緒にレセプションにておよばれ、ごちそうさまでした!

image新店舗完成により、益々のご繁盛、心から祈念致します!

ありがとうございました。

心謝。

 

志。

6月9日  曇り

曇天の伊川河川敷
曇天の伊川河川敷

チョットしたトラブル、というかうっかりでスケジュール帳を失ってしまっておりまして、この2日間、先の予定が立てれない、と言う難儀な状態に陥っておりましたが、その手帳、今朝無事に帰還してくれました。

帰って来た手帳
帰って来た手帳

先週末に滋賀から帰って来る電車の中で集中して仕事をしすぎたせいで、手帳を置き忘れてしまった訳ですが、忘れ物がサクッと見つかって帰って来る日本って国の素晴らさを改めて再確認。

JR宝殿駅(なぜ?)の駅員さんにはお手間を取らせてしまいました、ありがとうございました。

この機会にクラウドスケジュールへの書き込みは1ヶ月ごとではなく、随時、決まっているものは全て書き込む、という方針に転換したいと思います。

失敗は成功の元、ヒヤヒヤすることがあればそれを学びに変えないと、です。(苦笑)

 

 

【志のドラマ】

昨夜は溜めに溜めたNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』を一気に片付けました。

西欧の植民地支配の魔の手が伸びるアジアにあって、それを何とか防ぎ、日本を守ろうとした幕末の志士たちが苦渋の選択を重ね、試行錯誤しながら大義を成すと奔走する姿、特に、攘夷の火ぶたを切ったにも拘らず、孤軍奮闘、一瞬にして米英艦船に壊滅された長州藩の失意の様子は映画やドラマでもあまり描かれている記憶が無いこともあり非常に胸をうたれました。また、吉田松陰の遺志を継いで無謀とも思える行動の末命を落として行く若者の姿には思わず胸が熱くなりました。

志に死ねるか?

今の時代にはナンセンスな質問なのかもしれませんが、自分の人生を何のために使うかを考えることは古い新しいに拘らず問題でなく、永遠のテーマだと思います。

 

 

【志は周りの助けを得ればこそ】

今日は月に1度のコーチングの日。いつものようにここ最近、足元の振り返りと共に、長年取り組んで来た私の志を元にした仕組みづくりが漸く形になってきたことや、それが時代のニーズと合致して来ていると感じるようになった事を報告したり、今の問題点の解決の方法論を探ってみたりと非常に充実した時間を過ごしました。

すみれでこの10年取り組んで来た大工の内製化と育成は自分自身が職人をしていた時に抱えていた将来への不安や畏れにつきまとわれた経験から、職人が人並みの安定を得ながら安心して働ける環境を作りたい、と想い取り組んで来た事です。

その当時、(というか今でも、)ビジネスモデルとして成り立つ訳が無い、「ばかじゃねーの」と云われながら必死になってやって来た事の結果、成果が出始めていることを、その当時からコーチングをしてもらっていた四辻コーチにも自分の事のように喜んでもらいました。

今振り返ってみると、何度も挫折しそうになったのをなんとか耐えて来れたのは、コーチのサポートがあってこそ、継続出来たのかも知れないな、なんて思い、今更ですが、と感謝の言葉を伝えました。

 

【志とは】

昼からは姫路の工務店の雄であり、山を守り、アグレッシブに街の工務店としての存在の確立を突き進められている山弘の三渡社長が来社されました。

自社ブランドへの取り組みも素晴らしく、地域に根ざす工務店にして大手住宅メーカーがひしめき合う『総展』(住宅総合展示場)への出店を果たす等県下でも注目を集める工務店さんで、その志は高く、活動は自社の取り組みだけに留まらず、『地球の会』という全国の工務店ネットワークの大工育成部会の部長をされておられ、喫緊に迫る大工不足問題に対しての取り組みを始められており、これからの大工育成についての情報交換や、私が考えるその為に必要な事などを長時間に渡り話し込みました。

大工と言う職業に魅力が無くなった原因、市場の変遷、時代の移り変わりによって工務店として対応しなければならない事、そして守るべき大工は守られるべき大工へと変わらなければ、成り立たない事など、熱く語り合う時間は、同じ志を持つ工務店経営者が近くにいてくれる事の心強さを感じると共に、自分達の志をもっと世に広め、問うて行かねばならない、と感じる事になりました。

幕末の志士のように志の為に死ねるか?と聞かれると、なかなか即答するのは難しいですが、せめて、志を持って仕事をしているか?と云う問いに対しては、胸を張って「している。」と答えれるようにありたいと思うし、少なくともこの10年はそう思って事業に取り組んできました。

そして、志を持っているか?という問いは、それが世の為、人の為になるのか?と云う問いとセットです。

昨夜に『花燃ゆ』を深夜まで観続けた影響なのか、『志』を強く意識する、志を貫くことで、世の中に価値を生み出す仕事をすみれのスタッフと共にこれからも目指して行きたいと強く感じる一日となりました。(←だいたい影響されやすい、笑)

どうも不人気、低視聴率との評判を耳にする『花燃ゆ』ですが、(私からすると)全然悪くないし、今の時代だからこそ、幕末の志士の志や熱情を改めて見返してみるべきだと思います。

これからいよいよ明治維新に突入、目が離せませんよ。(笑)

 

おまけ、夕方からはTOTOリモデルクラブの勉強会、『リモデル大学』でした。

先月に引き続き、新入社員の若い大工見習いに、とコミュニケーションスキルを磨く研修を行い、私も参加。

TOTOリモデル大学コミュニケーション研修
TOTOリモデル大学コミュニケーション研修

これからの大工に求められるのはコミュニケーション力!
玉利先生、ありがとうございました。^ ^

人生っていうのはね、きっと矛盾と戦うものなんだ。

6月8日  曇りのち雨

 

梅雨空の経の池
梅雨空の経の池

昨日の晴天とはガラッと変わって梅雨らしい天気になりました。

週末は梅雨入りしたことを忘れてしまういい天気で、いつものジョギングに海岸線を走ってみるとちびっ子相撲のイベントや、ビーチボールに興じる若者が沢山いたり、と大蔵海岸もやっと夏の賑わいを取り戻しつつありました。

楽しい夏はすぐそこですね。

梅雨の合間の舞子海岸
梅雨の合間の舞子海岸

 

今日は昼から予想どおり雨が降り出しましたが、現場の方は新築工事現場のコンクリート打設も先週終えてひと段落。

当分の間は、雨に降られても現場の段取りで振り回されることがなくなりました。

一安心とゆうか、コンクリートは温潤な状態の方が強度が出るので打設後の雨はむしろ好都合。

人間ってほんと勝手なものです。(笑)

 

 

さて、お題目はTVやネットの上でずいぶん話題になったAKB48の総選挙のこと。

実際にTV放映を見た訳でも、推しメンを持ってるファンと云う訳でもありませんが、指原さんがナンバーワンに返り咲いた、九州勢の団結力はやっぱり強い!と言うような書き込みや、昨年よりもTVの視聴率が上がったといったニュースがあちらこちらで散見されたこともあり、少し興味を持ちました。で、そんな情報をチラ見した中で、「おっ」と目についたのは高橋さんのスピーチが素晴らしかったと言う件。

(オッサン達から)賞賛の嵐を浴びていた彼女のスピーチを以下に転載させていただきます。

 

*******以下転載*******

【AKB総選挙】高橋みなみ、涙のラストスピーチ全文

ザテレビジョン 2015年6月6日 23時27分 配信

最後の総選挙でスピーチを行ったAKB48・高橋みなみ
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最後の総選挙でスピーチを行ったAKB48・高橋みなみ

(C)AKS

「第7回 AKB48選抜総選挙」の開票イベントが、6月6日に福岡 ヤフオク!ドームで開催され、年内で卒業を発表しているAKB48・高橋みなみは第4位に輝いた。

高橋はAKB48として最後となる総選挙で初めて「1位を目指す!」と宣言し、並々ならぬ決意を持って出馬。これまでAKB48グループを支えてきた立役者に票が集まることが予想されており、結果に注目が集まっていた。

第4位で名前を呼ばれた高橋は、ステージ中央のマイクの前に立ち、涙ながらにファンへの感謝を述べた後、後輩たちへエールを送った。

【高橋みなみスピーチ全文】

「まず、皆さん本当にありがとうございました。私がAKBに入ってからことしで10年がたちます。7回目の総選挙、最後の総選挙でした。

一期生としてメンバーとして入ってきて、たくさんのメンバーの卒業を見送ってきました。いろんな葛藤やいろんな思いがありました。そして私は、入って1年ぐらいの時に、あることに気付きました。私はこのグループでは一番になれない、ということです。同期には前田敦子がいました。次の期には大島優子がいました。みんなすごくて、カリスマ性があって、絶対的人気があって…。

私は歌手になりたくて芸能界を目指しました。たくさんオーディションに落ちました。そして受かったのがAKB48でした。歌手になりたいけどアイドルになりました。かわいいとか、アイドルとか、全然分からなくて…。どうすれば人気が出るのか、とかも分からなくて…。でも、このグループがすごく好きになったから、すごく頑張りたいなって思って。気付いたらキャプテンになって、総監督になっていました。

そして総選挙があって。私なんかが1位になりたいなんて言っちゃいけないなって思いました。グループが好きだからこそグループの先を見ました。『この人がセンターになった方がいいな』『この人が次、1位になったらいいんじゃないか』。自分のことなんてどうでもよかったんですけど、でも、きっとここにいるメンバーみんなが思っていることを私も一緒に思っています。

1位になりたいって言ってみたいな、ってことです。

私は最後の総選挙で初めて1位になりたいと言いました。確かに目標としていた順位に届かなかったし、ここまで呼ばれなかったから1位になろうって思ったけど…でもね、今は本当にすがすがしいです。1位になりたいって言って、ファンの皆さんと一緒に一つの目標に向かって頑張ってこれたことがとてもうれしいです。とっても幸せです。

ここに立ったら何を言おう、とすごく考えていました。何を言うのが正解なのか、最後の総選挙で私はみんなに何を残せるのだろう、と。なので、ここからはぜひメンバーに聞いてもらいたいと思います。

私はメンバーに残したい言葉があります。多分、みんないろんな活動をしていて、悔しいなとか、頑張っても、100頑張っても1ぐらいしか評価されないなって、たくさん矛盾を感じていると思います。でもね、人生っていうのはね、きっと矛盾と戦うものなんだと思います。いろいろ思うことがあると思う。でも、頑張らなきゃいけないときっていうのがあるし、頑張らなきゃいけないときっていうのは一瞬ではないということをみんなに覚えておいてほしいなって思います。

272人、今回立候補しました。呼ばれたのは80人でした。呼ばれなかったメンバーは、では、頑張っていなかったのか。違います。みんな頑張ってます。劇場公演に立ち続け、学業を両立して頑張って、自分のやらなきゃいけないことと一緒に頑張っているんです。でも、ここに立てるのは80人なんです。だからきっと、AKBグループにいればいるほど頑張り方が分からなくなると思います。どう頑張ったら選抜に入れるのか、どう頑張ったらテレビに出れるのか、どう頑張ったら人気が出るのか、みんな悩むと思うんです。

でもね、未来は今なんです。今を頑張らないと未来はないということ。頑張り続けることが難しいことだってすごく分かっています。でも、頑張らないと始まらないんだってことをみんなには忘れないでいてほしいんです。

私は毎年、努力は必ず報われると私 高橋みなみは人生をもって証明します、と言ってきました。努力は必ず報われるとは限らない…そんなの分かってます。でもね、私は思います。頑張ってる人が報われてほしい。だから、みんな目標があると思うし、夢があると思うんだけど、そのね頑張りがいつ報われるかとか、いつ評価されるとか分からないんだよ。分からない道を歩き続けなきゃいけないの。キツいけどさぁ。

でもね、誰も見てないとか思わないでほしいんです。絶対ね、ファンの人は見ててくれる。これだけは私はAKB人生で本当に一番言いきれることです。だから、あきらめないでね。

松村(香織)がまさか私の名言を言ってくれるとは思わなかったんですけど…そうねぇ、ネタにされるよね(笑)。きれいごとだもんね。でもね、ことしも卒業してからも言わせてもらいます! 最後なので、まぁよくアコースティックバージョンとかさ、(篠田)麻里子さまにイジられたりしたんだけど、これが“高橋みなみ総選挙ラストバージョン”です。

皆さん一緒に言ってくれますか?(笑) いきます、せーのっ、努力は必ず報われると、私、高橋みなみはこれからも人生をもって証明します。ありがとうございました!」

********転載ここまで********

高橋みなみさん曰く、

「人生は矛盾と戦うこと」

「頑張らなきゃいけないときっていうのは一瞬ではない」

「今を頑張らないと未来はないということ。」

「努力は必ず報われる」

いやあ、素晴らしい!

若干24歳とは言えグループをまとめ上げるリーダーという立場を十分に認識して高い意識を持って行動を積み重ねているとこんなにも素晴らしいスピーチが、(うら若い女の子にも)出来るようになるんだと少し驚いてしまいました。

この若さにして、ある意味人生の真理をつかんでおられるように思います。

 

この春高校生になった我が家のアイドルオタクの娘も、中学校を卒業する一年程前に「AKB48は卒業した」なんて言っておりましたが、今でもたまにそのグループのイベントに出向いているようです。

私としては、AKBやジャニーズやと、アイドルに夢中になって、あちこち出かけていく姿をあまり歓迎してみているわけではありませんが、そのアイドルの中にもすばらしい人間性を持っている、また人生の真理を伝えてくれるような人がいるのもまた事実のようですし、彼ら、彼女らが出演するドラマや映画の中で私が娘に伝えたいと思うようなことを描いていることも少なくありません。

学ぶか学ばないかは本人次第ということですが、あまりアイドルに夢中になっている姿を闇雲に批判をするのは控えようと思いました。

きっと私のじじ臭いお説教なんかより良い学びや気づきを与えてくれるのでしょうしね。(苦笑)

あんまり興味があるわけではありませんが、アイドルのスピーチはこれからもチェックしてみたいと思いました。