「セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!」に学ぶこと。

7月19日晴れ

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私は電話番を兼ねて事務所でしっぽりとデスクワークの1日の予定でしたが、午前中の顧問会計士との月次決算報告MTGを皮切りに、次から次からへといろんな方が来社され、結局夕方の社員との個人面談までドタバタと忙しない1日となりました。色々とやることはあるものです。(笑)

 

 

異業種に学ぶ重要性。

先日、fbの知り合いの投稿を見てとても興味をそそられました。それは建築とは全く関係がありませんが、漫画の書き方入門のサイトで、なるほどなーと妙に納得させられて、印象に残っているというよりも頭にこびりついています。漫画の書き方なんか建築会社を経営している私には全く関係がないといえばそうなのですが、私は常日頃から、自分の専門である建築の仕事の精度を高めたり、ブラッシュアップしたりするのは同業者に学ぶことも大事ですが、全くの異業種に学び、それを自社の業務に落とすことの方がはるかに重要だと思っており、実践を心がけてきました。
代表的なのはマーケティング理論の学びで、十数年前にマーケティングの勉強会に通い始めた頃、建築関係の人が一人もいないのを見て、不思議に思いつつも大きなチャンスを見つけたように感じて熱心に通いましたし、近年もUXデザイン理論の研修会に通い続けたり、倫理法人会に入って人間力の基礎を鍛える原理原則論の復習を毎週行っています。

 

 

セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!

非常に興味をそそられた、そのウェブサイトの記事のタイトルは、「セックスシーンは脱いだパンツから始めるな!!」というキャッチーなもので、この見出しを見ただけで一気に惹きつけられました。(笑)なんのことかと言いますと、中川いさみさんという漫画家(シュールなギャグ漫?画のクマのプーさんが代表作)が改めてストーリー漫画にチャレンジするにあたり、そのメイキングの過程を漫画にしており、その中で漫画の書き方を鋭い視点でわかりやすくまとめておられます。

とりあえず描いて見た漫画を高名な先生に読んでもらい、アドバイスを頂こうと(圧倒的な世界観で日本を代表する漫画作品の一つと言っても過言でない)アキラで有名な大友克洋先生宅に持っていき感想とアドバイスをもらい作品の完成度を高めようとします。そこで出たのが上記の名言?です。(笑)

 

 

演出と説明

(漫画の書き方入門なので、)大友先生の指摘は、構図やコマ割りで読者をぐいぐいと作品の中に引き込んでいく専門的手法なこともありましたが、ストーリーを展開して上で「演出と説明」という視点での持論を結構なスペースを割いてレクチャーされておりました。数年前に『ストーリーとしての競争戦略』という楠木建氏の書籍が話題になりましたが、その著書に書かれていたのはストーリー性を持つもの、物語を語る者が人の興味を引き、心を動かさせ、共感を得られるという理論であり、そもそも本好きの私としては大いに共感して参考にさせて頂きました。確かにストーリーを語る、もしくは書く際に説明が多くなりますと味気ないものになってしまいますし、事象の展開ばかりを書き綴る(もしくは語り続ける)と、伝えたい核の部分がぼやけてしまうことが往々にあり、そのバランスは漫画に限らずとても重要な視点だと改めて気づかされました。

http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1
http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1

 

読者目線が基本。

セックスの描写をするのに脱いだパンツから行ってはならない理由として、大友先生は単純に「そんな絵を見せられてもしょうがないから」と一刀両断にされておられましたが、要は説明的すぎるとのことで、別に脱いだパンツから展開しなくても、女の子の顔のアップとか、手を繋いだ描写とか、一般的に読者が見たいと思う絵を描く方が読者はのめり込むに決まっているわけで、特にセックスシーンなどの刺激的な場面には読者が見たいだろうと思う絵を描くべきとのこと。(読者の一人として)大いに納得です。(笑)

説明するのではなく演出することでより面白く、興味を持ってもらえるというのは分かっているけどつい(くどくど説明を)やっちゃう訳ですが、それを避けるためにはストーリーを俯瞰して眺めるのではなく、自らがストーリーの中に入り込む視点が重要だとのことで、そうすれば「面白い」が説明の前に来るようになる。読者目線で物語を共に楽しむような感覚が必要とのこと。説明と物語の違いを考えた時に面白さ、興味深さがその違いであるならば、非常に重要なことだと思いました。

http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1
http://www.moae.jp/comic/mangakarestart/42/1

 

売り込みではなくインバウンド。

この漫画の書き方入門を読んでいて、ふと思ったのは、私たちの日常の業務にでもこの説明と演出の概念が当てはまるのではないか、ということ。説明は面白くなく、演出は楽しんでもらえる。マーケティングでいうと、売り込むための説明は迷惑がられるのに対して、これ、欲しい!と買ってもらえるように演出することこそ、マーケティングであり、そこにはあくまで消費者の目線が重要で、売り手目線から離れて消費者が得る体験の価値に焦点を合わせるべきです。

演出というとあざとい印象になってしまいますが、売り込み(自社のサービスの説明)を熱心にするよりも、見つけてもらい、興味を持ってもらって価値を感じて購入に踏み切ってもらえるように自社の商品やサービスを磨き、情報発信を繰り返すインバウンドマーケティングの要諦が大友克洋先生の漫画理論にぎゅっと詰め込まれているように感じた次第。ちなみに、この中川いさみさんの漫画は7月13日発売のモーニングに掲載されているとのことです、読んでみよう。
いやー、勉強になりました。(笑)

 

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しくじり先生に学ぶ事例と概念化、行ったり来たりの重要性。

7月18日 晴れのち曇り


 

火曜日は朝起きの日

3連休明けの火曜日。伊川の河川敷では朝からセミが大合唱しておりすっかり真夏の風情の朝となりました。火曜日は朝起きしてモーニングセミナーに参加する日なのですが、今日は広島への出張(と墓参り)がありお休みとさせて頂きましたが、早く起きるのが習慣になりつつあるのか今朝も5時前から起き出して一仕事のあと、筋トレと散歩、ゴルフの練習といい汗をかいて爽快な一週間のスタートを切りました。朝起きは本当にいいものです。(笑)

 

 

しくじり先生。俺みたいになるな!

さて、話は変わって、この3連休は相変わらず世間様の楽しそうな様子とは全く関係なくふつーに仕事をする毎日でしたが少し早めに帰宅したりもできました。ご近所の(全国でご活躍されている)有名設計事務所の松尾さんのfbの投稿で同級生のお笑い芸人(レイザーラモンHG)が夫婦でTV番組の「しくじり先生」に出演している旨を知り、レイザーラモンファン(主にRGですが、笑)の私としてはこれはチェックしておかねばと、珍しく放映時間を狙ってテレビの前に陣取りました。放送の内容はHGキャラで大ブレイクの後、一発屋となって、またプロレスで大怪我をするなどどん底の辛酸を舐めたHGの復活までの劇場での地道な努力の話と、HGが落ちぶれて全く仕事がない間、事業を起こし年収1億円の大成功を収めるも飲食店の出店に失敗し預金を全て失ってしまったという波乱万丈のカリスマ主婦でHGの妻である住谷杏奈さんご夫婦の成功と失敗、そしてそれらの出来事を通して学んだ教訓を「おれみたいになるな」と示唆を与えてくれる授業形式の番組です。

 

 

インバウンドマーケティングに必須のスキル。

内容のことはともかく、この番組を見ていて非常にわかりやすいなーと思ったのは、私が職人起業塾でいつも推奨している「事例と概念化の行ったり来たり」の手法について。
ブログを書くにしても、プレゼンをするにしても、またOne to Oneで話をするにしても、人に何かを伝えたいと思う時、聞き手に興味を持ってもらうべきであり、そして読んだり聞いたりした時間が無駄な時間だと思われないようにすることは誰にとっても非常に重要なことで、特に自分自身の持つ価値を磨き、発信することでビジネスに繋げるインバウンドマーケティングに取り組むにはそのスキルを磨くべきだと言い続けています。しかし、「事例と概念化」という言葉自体がわかりにくいみたいで、例をあげるとなるほど、と言ってくれますがいざ自分でやってみると難しいようで、なかなかうまく進まないのが実際です。そんな方にうってつけの教材?がしくじり先生だと思ったのです。この番組を繰り返し見ることでブログやプレゼンのスキルは一気に向上するのではないかと思うのです。

 

 

事例と概念化の行ったり来たり。

なんのことかと言いますと、おれのようになるな、という教訓を与えてくれるこの番組では、まず始めに起こった出来事(事例)を紹介、次にその出来事に対して感じた感情、そしてしくじったことを二度と繰り返さないように教訓にして残すという手順を繰り返して積み上げていき番組の最後にまとめの名言的な教訓を残されます。(今回はワンフォーオール、オールフォーワンというラグビーの名言でした。)まさに事例と概念化の繰り返しであり、行ったり来たりです。この完全にパターン化された番組の進行にはなるほど!と非常に勉強になりました。塾生さんたちにオススメするのはもちろんですが私自身もこれから何かと使わせて頂こうと思います。(笑)

 

 

概念化の必要性。

そもそも、なぜ事例と概念化の行ったり来たりが重要なのかというと、個別の事例というのは面白く、興味を引きやすいですが、聞いている方にしてみるとどこまでも他人事であり、結局、「ふーん、そうなんやー」で終わってしまいます。概念化は誰にでも当てはまる教訓のようなもので、学びや気づきに繋がりますが、面白くなく興味をそそられなければ聞くこと自体が億劫に感じられることになりかねません。「人はお互いを尊重しなければならない。」という誰もが聞いたことがあり、知っている教訓に再度深く共感してもらうにはHG&住谷杏奈夫妻の夫婦関係崩壊と再構築の物語を語る方が多くの人の心に届くというのは容易に想像がつくというよりも、誰しもが理解されると思います。そして、このスキルが身について概念化する思考が習慣になると、毎日起こる様々な出来事を俯瞰してみることができるようになり、パターン化して要点だけを抽出できる力を得ることができて、物事の本質を見極め、問題解決能力を圧倒的に高めることにも繋がると思うのです。
そんなこんなで、しくじり先生、定期的な視聴をオススメします!(笑)

 

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目指してきたのは自立循環型というコンセプト。

7月17日 海の日 曇り

 

海の日。

このところ、既に梅雨が明けた?かの様な好天が続いておりましたが、夏本番を前にしてイベント目白押しの本日、海の日は朝から曇天の上に神戸では雨の予報となりました。ま、別段遊びに行く予定もなく普段通りの仕事をこなす予定だった私には、自転車で現場に行くのをやめて電車に変えた程度であまり影響がありませんでしたが、海やプールに遊びに行こう!と張り切っておられた方には残念な天気でした。結局、あまり雨は降りませんで結果オーライな空模様の1日になりましたが、楽しい3連休の最終日となりましたでしょうか。(笑)

 

 

人生=仕事?!

毎年(というか毎回)のことですっかり慣れてしまいましたが、今年も3連休は全くもって普段通り。午前中は昨日の日曜日の振替で出社を少しゆっくりにして、太山寺まで12kmのランニングをしましたが、その後はスタッフとの面談や店舗改装工事の打ち合わせに三宮に出かけたりと忙しく走り回りました。朝の間、ランニングをしながらふと思ったのは、起業してから此の方、ゆっくりとした休みって殆どとってないよなー、ということで、実は趣味と思われがちなランニングやサイクリング、登山にゴルフ、茶の湯や書道、読書なども実は全て仕事のための状態管理をためであり、休みという感覚はありません。(元大工としては)刃を研ぐ時間が仕事のパフォーマンスを高めるのは自明の理で、心と体の状態を整えるために趣味の様な時間にスケジュールを空けているに過ぎません。
ちなみに、すみれ事務所は水曜日が定休日ですが工務部は工事を進めておりますので、緊急の連絡があった際の対応のため私が(神戸にいれば)電話番で出社しております。要するに私には定休日はなく、年中常時仕事、いや人生=仕事といったボーダーレス思考がすっかり染み付いてしまっています。(苦笑)

 

 

自分探しの旅の終わり。

今朝のランニングの途中、そんなワーカホリックな自分を振り返りつつ、なぜに仕事にそこまで執着するのかを思い返して見ました。もちろん、起業の当初はお金を稼いで家族を守ることに我武者羅になるところからスタートしていますし、とにかく受注が切れることの恐怖から逃れることに必死になっており休みどころではなかったのが正直なところです。しかし、だんだんと事業が軌道に乗り始めてからもその傾向は弱まるどころか益々強くなった様に思います。スタッフやその家族、お手伝い頂いている職人さんや協力業者さんと事業に関わる人が増えて責任が重くなったことも、もちろんありますが、実のところは若かりし頃、自分探しの旅を始めてから見出せずにいた答えを今の仕事に見出し始めたのではなかったかと思っています。

徒手空拳、ロクに学校にも行かず、なんの取り柄も強みもなかった私が世間様に必要とされ、仕事をすることで感謝される様になるなどとは夢にも思っていなかったですが、大工として建築の仕事を覚え、現場を知り、お客様に対して真摯な対応をすることでこの世にいてもいなくてもどーでもよかった自分の存在意義を見出せる様になったからではなかったか、と。

 

 

次のジレンマ。

そんな人生と仕事が同義語になり始めた頃から、(想いの部分に限ると)自分たちよりもまともな建築屋は世の中におらず、自分達が工事を請け負うこと、現場でその想いを発揮することが何よりもお客様のためになると信じてきました。しかし、すぐに次のジレンマに突き当たります。それは自分の身体は一つで、大工として現場で働くには同時にいくつもの現場を進める訳には行かないこと、そして建物が出来上がった後の責任を負うには事業を継続できる様にしなければならないことの2点です。その解消は自分の想いを現場で共有してくれるスタッフを育てること、その一点に尽きました。人を育て、私と同じ判断基準を持った大工を現場に常駐させることで、ある程度の事業規模を保ちつつ、また私に何かがあったとしても事業を継続してお客様に対する責任を全うできる体制を作らなければならないと考えたのです。社員大工の内製化、育成と私たちが目指したのはまるで農業の様に種を植え、育てて成果を得続ける持続循環型のビジネスモデルであり、自立循環型社会への貢献です。

 

 

自立循環型社会への建築としての貢献。

際限の無い規模の拡大ではなく、持続、継続しながら責任を全うできる事業規模を目指した結果、今のすみれの規模に落ち着いた訳ですが、根底に据えた価値観はビジネスモデルだけに止まらず、資金計画から設計やプランニング、そして地域との関わりにも共通して反映する様になりました。新築住宅をsumika+という規格にまとめ自然の力を最大限活用して環境負荷の少ない自立循環型住宅の設計概念を取り入れたのもその頃で、神戸ならではの海からの風を利用した通風計画や冬の間の日射取得による暖房負荷の軽減、そして断熱、気密性能を高めてエネルギー消費を抑えることと太陽光発電による発電でエネルギーバランスをとり、電気の供給を受けなくても自立できる住宅を目指す様になりました。この数年、毎年供給を続けているゼロエネルギー住宅sumika zeroはそれを誰にでも手に届く価格で提供したいと考えて規格化した商品です。

 

 

想いをカタチに。

そんな想いから、長年、本当の自立循環型住宅を作りたいと考えてエネルギーだけではなく食までも自給自足ができる提案がしたいと思い、会社として農業に携わってきました。そして、昨日工事を終えてお引き渡しをしたお宅は脱サラして新たに就農された農家さんの住宅であり、借り入れをすることなく手持ち資金で建てられたBELS(建築物省エネ性能表示制度)で最高等級となるゼロエネルギー住宅でした。住宅で消費するエネルギーは太陽光発電で賄い、豊かな六甲山系の水脈の井戸が利用でき、もちろん食物は畑で収穫する完全な自立循環型住宅です。

デザインや素材など私たち建築会社が拘るべきことは多々ありますが、何よりも執着すべきはお客様の「その後の暮らし」です。そのコンセプトを掲げてこれまで建築に携わってきましたが、今回完成してお引き渡しをした物件は私たちが目指してきた一つの大きなマイルストーンとなりました。本当に素敵なご縁を頂けたことに心から感謝すると共に、想いをカタチにしてくれる設計・施工を担うスタッフにも感謝したいと思います。

ありがとうございました。心謝。

 

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先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。

10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分

会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号

参加費:3000円  定員30名

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Uberが建築会社に与える劇的な影響。

7月15日 晴れ

花寄せ。

昨夜は記念すべき東京開催の職人起業塾の第1講の後の懇親会で盛り上がりすぎて、まさかの最終の新幹線に乗り遅れるというハプニングに見舞われましたが、何とか始発の新幹線乗って月に1度の必須の習慣である茶の湯のお稽古には滞りなく参ることができました。今日は亭主と客が一緒になって多くの花入れに花を活ける花寄せのお稽古で、1年に1度か2度しかない貴重なご指導をいただくことがきました。何年も通い続けている割には上達が遅すぎる茶道ではありますが、私にとっては慌ただしい日常を離れ、暫し心を落ち着かせるとても貴重な時間となっています。今回は出張帰りのままドタバタと伺いましたがとても良い時間を過ごさせていただけて気持ちの切り替えもできた様に思います。一期一会の出会いに心から感謝することしきりです。

 

 

Uberは初回の利用無料!

話は変わって、今週は(期せずして、笑) 1週間も東京に滞在することになり地方都市とは違う様々なことに驚かされることがありました。1番便利だなぁと思ったのはタクシーでのICOCAの決済が可能なこと。東京在住の方はタクシーの利用頻度が他の都市に比べてかなり頻繁と言うデータを見たことがありますが、それに拍車をかける出来事と思って興味津々でタクシーに乗りまくりました。(笑)そして、最も驚いたのは、場所の確認や乗り換えを検索するのにGoogle マップを開けるとUberや全国タクシーの予約が一緒に立ち上げがということです。しかも、Uberの利用は初回無料!(1500円まで)とのことで、グローバルな巨大ポータルを持つ会社が日本の中心部で席巻してることをまざまざと目にすることになりました。結局、常にUberの方が全国タクシーよりも値段が高く、移動時間も変わらないということと、わざわざネットで呼ばなくてもすぐに流しのタクシーが捕まるので今回利用することはありませんでしたが、刻々とそして劇的に変わっていく時代の流れを肌で感じることとなりました。

 

全米NO1タクシー会社を倒産させた驚異のサービス。

今回、試してみようと思いつつ、結局利用する機会を逃してしまいましたが、このUberは確実に消費者の暮らしに中に浸透してきている様で、少し前から気になって仕方がないのが以前このブログでも紹介しましたこれ→Tokyo のフード配達サービス | UberEATS
なんと、配車サービスの会社がフードサービス(出前!)に進化しています。しかも六本木ヒルズの人気店からマクドナルドまで登録されてあるレストランやファストフード店のメニューが出掛けなくてもなんでも自宅に届けてもらえるという画期的なサービスです。

現在、東京でどの程度利用されているかは分かりませんが、初めての利用が無料のUberを試しに使って見る人は少なくないでしょうし、その際にメールアドレスやSNSアカウントを登録することで、様々なサービスの案内が利用者に継続的に届く様になることを考えればこのUber eatsも一気に普及する可能性も低くないと思います。サンフランシスコでは市内で認可されているタクシーの数は1800台なのに対してUber等の配車サービスの登録車数は4万5000台との衝撃的な数字も公開されています。こんなニュースも→激化するサンフランシスコ市内の渋滞、原因はUberやLyft?

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店舗デザイン・設計が変わる。

情報革命は18世紀の産業革命で第一次産業(農業)から第二次産業(工業)へ人類が大きな転換をしたよりも更に劇的な変化を世界にもたらすと言われてきました。ここ最近の講演やセミナーでよくこの手の話をするのですが、この大きな変化が私たちにもたらすのは何か、建築会社にどの様に関係するのかと考えて見てもあまりピンとこない方が多い様に思います。

このUber eatsのサービスが浸透したらどうなるかと考えれば、飲食店のビジネスモデルを大きく変える可能性があります。すみれでは店舗改装、新規出店の際の新装工事を頻繁に行っていますが、飲食店の設計、プランニングを行う際には厨房のスペースと客席のスペースの割合が業態によって基本的に決まっています。テイクアウトのお店は店舗の広さに関係なく売り上げを稼げるのは誰でもわかることですが、Uber eatsが圧倒的に普及すれば全てのお店がなんのコストもリスクも無くしてテイクアウトのお店として営業できる様になります。当然、店舗デザイン、客席のレイアウトに対する考え方は一変しますし、立地が9割と言われた飲食店ビジネスは駅前の目抜き通りでは無く、インターネットのポータル上で如何に目立つかの方が重要になってきます。私たち店舗設計・施工を行う建築業者にとってもこれまでの考え方を一変しなければこの大きな変化に対応できずに衰退、消滅してしまう分水領を迎えている様に感じています。
ポータル企業が世界を制覇する新しい時代、私たちも考え方を一新する必要がある様ですね。。

 

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広島にて今年最後のオープンセミナー開催します!

「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
~現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。

10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分

会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号

参加費:3000円  定員30名

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/960182647456803/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

 

 

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イベントのご案内。

毎年恒例!夏の富士山登山、今年も行きます!

詳細、お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1372228686164849/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/events/1690458584582360/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

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体験の経験への転化@職人起業塾【東京】

7月14日 晴れ

 

【第六期】職人起業塾@東京開講!

今日は記念すべき職人起業塾の東京開催の開講日。梅雨中の開講となり週間天気予報では雨の様でしたが、朝からいい天気!お天道様にも守られている様な気分で張り切って会場をお借りしている水道橋の株式会社Ship社へと向かいました。京阪神木造住宅協議会の会員向けの研修事業としてスタートした職人起業塾の研修はこれで六期目を迎えることになり、開催のご要望にお応えする形で、大阪、神戸、姫路から鹿児島、そして東京へと全国へと開催場所を広げることになりました。次の福岡、そして広島と私たちが提言する職人や現場管理者などの建築現場実務者の意識を変えて現場マネジメントを根本的に変えることで未来を創る取り組みへ賛同してくださる方が全国に数多くおられることに感謝すると共に、その意気にお応えできる様に精一杯の努力を積み重ねたいと想いを新たにする日となりました。東京開催にご参画頂きました事業所の経営者の皆様、そして私達の活動をバックアップして会場を提供くださっている株式会社shipの小松社長には心から御礼を申し上げると共に、引き続きのご支援とご協力をお願い致します。

 

 

関西弁は宇宙人的言語!?

この度の東京での研修は開催まで紆余曲折もあり、結果的に少し人数が少なめのこじんまりした開催となりました。もちろん、運営側としては様々な反省点もあるのですが、とにかく開催の運びとなったことに感謝しつつ、ご賛同頂いた方々へのご恩をお返しすべく全力で取り組みたいと思います。初回の研修ではいつも通り総論を皮切りにスタートしましたが今回も参加いただいている塾生の皆さんは非常に意欲的な方が多く、またグループコーチング形式の研修としては少人数での開催の方が内容は確実に濃くなるわけで、自然と初回からいつにも増して本質に掘り下げるやり取りも多く飛び出し、塾生さんも事業所にもしっかりと成果を手にしてもらえる予感に溢れたセッションになった様に思います。オブザーバーとして聴講してくださっていたship社の小松社長によると、私の関西弁まみれのツッコミは宇宙人的な異文化を感じさせるとのことで、その分新鮮な雰囲気で素直に聞けると、フォロー?を頂き、私としてはできるだけ(というか少しくらい)関西弁を抑えて話そうと思って喋っていたのも効果が無かったことも含めて、いつも通りのありのままのスタイル(ベタベタの関西弁)で講座を進めていくことに腹が座りました。(笑)

 

 

思考は現実化する?

開講時の第1講では総論の後にはじめのワークで行動することに対してのコミットを塾生の皆さんにしてもらう様にしています。ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」という言葉を引用して、「考えたことが実際にその通りになるか?」という問いから、自分自身の現実化する実力(影響力の大きさ)に目を向けてもらい、変えるべきことでコントロール出来ることでそのままになっていることはすぐさま行動に移して現実化する。コントロールできない自分の影響力の外のことについてはどの様に影響力を広げるかについて考えてもらいます。知識やスキル、資格取得やコミュニケーション能力、人望や信頼性といった一朝一夕では大きな変化をもたらすことがない、しかし地道に努力を積み重ねれば着実に身につけることが出来る能力=影響力に目を向けてもらうことで現状では手が届かないと思っている課題克服や問題解決への道筋をつけることができ、人としての成長が自信をつけることに繋がり、仕事も、そして人生そのものをコントロールする力を身につけてもらえると考えています。

 

 

体験をいくら重ねても経験にならない。

建築業の中で最も重要なスキルとも言える現場管理能力は座学で学ぶだけではなかなか習得することがままならず、どうしても現場に出て経験を積むことが必要になります。同じ規格に基づいた新築住宅は比較的件数を重ねればそれなりに全体的な理解が進みますが、リフォーム事業に携わっていると、既存の住宅がベースになる分、現場の状況は千差万別で極端にいうと全ての現場で工事内容が違うことになります。当然、現場ごとの対応も必要になり経験としての蓄積が難しい面があり、特に職人出身ではない現場管理者では自信を持てる様になるまでかなりの時間がかかるのが現実問題としてあります。今日のセッションの中でもそんな話題が出て、塾生の一人から「影響力を広げるために現場経験を重ねる。」という回答がありました。

私がその方に申し上げたのは、体験では何年積み重ねたとしても自信がついたり、現場管理能力が高まったりすることはなく、いつまで経っても自信は身につかないということ。100件の現場を体験した大工と30件の経験をもつ大工のどちらに仕事を依頼するか?と質問をされると誰もが間違いなく後者を選択する様に、経験則として知見の蓄積をしなければ、いくら現場に身を置いて他人の経験を見ていてもスキルの向上は見込めません。逆に体験を確実に経験として蓄積することができれば思うよりも早く現場管理に必要な能力を身につけることが出来るかも知れません。

 

 

体験の経験への転化が実現力を培う。

すみれの社内でもよく話すことですが、体験を経験に変えるのに必要なことは、問題点や改善点、その他留意すべき点の抽出でありそのアウトプットです。現場管理者としてのスキルを身につけるには、ただ無為に現場で職人さんの作業を見るだけではなく、自分自身の視点を持って、品質や効率の向上に対して問いを持ち、本質をあぶり出すことで次の現場への糧とすることができますし、その蓄積こそが経験として実務者としての実力を確実に身につけることに繋がります。そしてこれも意識を変えることから始まり、行動することで現場マネジメントの改善という成果を手にして顧客にも協力業者や職人、そして事業所への貢献となり、そこで頼りにされ必要な人材になるきっかけになると思うのです。職人起業塾での研修はあくまで現場実務、現場マネジメントの改革で成果を出し、表面的だけではない真の顧客満足を得て持続可能な事業モデルを構築することを目的としておりますが、そこにはまず意識を変え、行動を起こすモチベーションが欠かすことができません。本日の記念すべき東京での第1講で塾生の皆さんにはその部分が多少なりとも伝わったと思いますし、これから半年の研修を通して、影響力を広げ、実現力のある人材に成長して頂きたいと心から願っていますし、私に出来る限りのお手伝いをしたいと思っています。塾生の皆様、半年間、気張って参りましょう!(ベタベタの関西弁で恐縮ですが、)よろしくお願いします!

 

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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中

福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

福岡開催の厚生労働大臣認定の申請は締め切りました。キャリアアップ助成金を利用される方、助成金無しでの受講のみ受付とさせて頂いています。現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしております。多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期7月20日まで】

第8期生【広島地区:広島会場 10月13日~4月12日 申込〆期7月30日まで】

第9期生【鹿児島地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】

第10期【大阪地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ
fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

 

広島にて今年最後のオープンセミナー開催します!

「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
~現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。

10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分

会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号

参加費:3000円  定員30名

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/960182647456803/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

 

 

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イベントのご案内。

毎年恒例!夏の富士山登山、今年も行きます!

詳細、お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1372228686164849/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7D

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

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世界報道写真展2017

7月13日 晴れ


引き続き東京にて。

東京は今日も快晴。完全に梅雨は明けたやろ。と思ってしまういい天気が続きます。
昨日までのリフォーム産業フェアを終えて、明日から【第6期】職人起業塾@東京がスタートということで、谷間の今日も引き続き東京に滞在中。あれこれと予定もありましたが、研修の開始を明日に控えているにも拘らず、まだ厚生労働大臣の認定通知書が出ていない事業所があり、その対応に振り回される1日になりました。これまで事務局から何度も問い合わせをしていたところ、のらりくらりとした回答に終始した挙句、瀬戸際になって原因を明らかになったのは、単なる東京労働局の凡ミスで本省(厚生労働省)に書類が渡っていないことが今更発覚!日本の首都、大都会東京は地方に比べてあらゆることが進んでいて、ちゃんとしていると思いきや、意外にそうでもないという衝撃の事実にうち震えながら責任の所在と、今後の対応について詰め寄ることになりました。結局、何とか事なきを得る事にはなりましたが、この国はいったいどうなっているんでしょうか。

  

 

東京ならでは、、

そんなドタバタした1日を過ごしながらも、せっかく東京にきたのだから、と合間の時間を利用して東京ならでは、地方に居ては中々触れることが出来ない「コト」に触れる時間を持ちました。世界有数の大都市東京と地方都市との格差は色々ありますが、(私が考える)最も大きな違いは、文化的な情報の東京一局への圧倒的な集中です。大阪や名古屋も大都会ではありますが、東京のソレとは格段の違いがあると思っています。そんなわけで、東京に滞在する際はできるだけ美術展などの展覧会に行く時間を持つようにしています。

 

 

世界報道写真展2017

今回は東京都写真美術館で開催されている世界報道写真展に行ってみました。実は、私、若かりし頃、報道カメラマン(戦場カメラマン?)に憧れていた時期があり、報道写真には非常に興味を持っているのと、最近流行りの写真系SNSのInstagramを見ていて、写真の撮り方一つで同じ事象の伝わり方が全く違うのを強く感じていたからです。

毎年、世界中の約100会場で開催される世界最大規模の写真展「世界報道写真展」は60回目を迎えます。 今年は125の国と地域から5,034人のフォトグラファーが参加し、80,408点の応募がありました。大賞などを含め、 受賞作品を紹介する「世界報道写真展2017」を6月10日より東京都写真美術館で開催します。
今年は、8つの部門25カ国から45人が受賞しました。大賞は、トルコのブルハン・オズビリジ氏の作品です。 トルコの首都・アンカラで開かれた写真展で、現地の警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺した事件を捉えています。
マグナス・ウェンマンはイスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去り、避難民キャンプで過ごさざる を得ないこどもの姿を撮影しています。こどもが夢や希望をなくす姿を静かに伝え、人々の部で単写真1位を受賞して います。このほか、リオデジャネイロ・オリンピックの決定的瞬間をとらえた作品や漁具により生命が脅かされるウミガメ の姿など、世界の現状を伝える写真が並びます。紛争、環境問題、スポーツの決定的瞬間から日常的な場面に至るまで、 普段目にすることがない、世界の「いま」を見ることができる貴重な機会です。

 
写真の力

現在、世界が 抱える問題や失われ行く文化、スポーツでの決定的な瞬間などをテーマごとに分かれて受賞作品を中心に展示されている報道写真を観て感じたのは、この世の中はまだまだ苦しみと哀しみに溢れ、成熟とは程遠い未熟な争いが絶えない世界だという事。如何に日本が平和で安穏な暮らしを享受出来ているかの再認識です。同時に、言葉ではなく画像で一瞬を切り取る写真の持つリアリティとその奥に広がる世界を伝える素晴らしい力というか、「その場」に居合せたカメラマンの行動力と勇気に対する憧憬とも言える何とも言えない感情です。

  

  

父親の言葉。

写真展を見ながらそう言えば!と思い出したのは子供の頃父親に言われた言葉でした。「人は誰しも社会と関わって生きねばならない。一度きりの人生は社会を良くする役に立てるべきだ。」はっきりは覚えていませんが、中学生になった頃そんな事を言われて、そんなものかなあ、などと思った覚えがあります。その言葉を意識して生きてきたわけではありませんが、報道カメラマンになって見たいなどと思ったのには潜在的な父親の影響があったのかも知れません。

 

 

人生の意味と意義。

天命を知ると言われる50歳になった今、社会を良くするために生きているかと問われると、胸を張って「そうです。」と答えられる訳ではありませんが、少なくとも自分の為だけに生きている訳ではなく、大した事は何一つ出来ていないにしても、生業としている建築の仕事を通して業界が良くなる様にと走り回っているのは社会との関わりを求めているからなのかも知れません。せっかく天より授かったこの命、何とか意味や意義のあるものにしたいもの。そんな事を思い出させられました。とにかく、先ずはあと10年、気張ってみようと思います。

 
 

未来を標榜する工務店@リフォーム産業フェア

7月12日 晴れ

 

リフォーム産業フェア2日目。

昨日に引き続き東京ビッグサイトにて、リフォーム産業フェアのブースに詰めてます。
いつもhasセミナー(ハウジング・アクティブ・ソリューションズ@大阪)などでご一緒させて頂いているダンドリワーク、イオグランツ、イエプロさんや、東京開催の職人起業塾で会議室を提供して下さるシップ社などは随分と立派なブースを作り込んで、ド派手?にそしてきっちりとプロモーションを行われているのに比べて、シンプルというか地味にすぎる簡単ちんなカウンターとテーブル、椅子だけのブースで地味な説明を繰り返しています。(笑)


わざわざ東京まで出張って来たので多くの人に認知を広げたい気持ちもありますが、提供しているサービスがニッチすぎる職人や現場管理者向けの研修事業ということで、闇雲にパンフレットを配っても単にビッグサイトのゴミ箱にゴミを増やすだけになるので、慎ましく、興味を持ってブースに足を止めてくださった方だけに熱く説明を繰り返しました。


ありがたい事に、以前私の講演を聴いたり、書籍や雑誌の連載を読んでくれた方がわざわざ(分かりにくい小さな)ブースを探して立ち寄ってくださり、「なんとなく興味はあるけど、イマイチ、なんのことかよくわからない」と思われていた方と話し込み説明を差し上げる機会ができたのは非常に良かったと思います。

 

脱!井の中の蛙。

全国から多くの方が建築業界の最新情報の収集に集まられているこのフェアは地域ナンバーワン店と言われるような先進の事業者の方も多く、私も工務店の経営者として、全国のトップランナーの工務店やリフォーム会社の経営者さんと交流を持つことができて逆に超工期短縮や断熱リフォーム、従業員教育などのヒントや気づきを頂くこともあり、神戸の片田舎に引き籠らずに外の世界に出て行くことの重要性を改めて感じる機会になりました。職人起業塾ブースにお立ち寄り頂いた皆様、2日間、本当にありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。


職人起業塾のブースに足を止められたすべての方の共通点として皆様口を揃えて言われていたのは若手職人の入職者の圧倒的な少なさとこれから加速する職人不足への危機感です。私たち職人起業塾で提言しているその課題に対する解決策について話を聞いて頂くと全員が「既にわかっているよ!」という風情で大きく頷かれておられました。そんな姿を見て、ある一定数の事業者が私と同じ感覚を持っておられるのを実感して嬉しく感じましたが、逆にパンフレットを手にしても何の興味も示されない工務店経営者やリフォーム業者さんが圧倒的多数という事実に残念な気分も同時に味わう事になりました。

 

職人不足に陥った原因の共通認識。

いつも、講演やセミナーで語り続けている事ですが、私たち建築会社は現場で工事をして生業としています。いくら集客が出来ても、契約をもらえても着工できない、工事を終えることが出来なければ売り上げは一切上がりません。また、私たちの評価は現場で作った住宅や店舗にすべて委ねられます。どこまでもモノづくり企業としての本質を守らなければ事業を継続して行くことはできません。にもかかわらず、若者の入職が殆どなくなって久しい今の現状を見ると、若手職人の育成は喫緊の課題であり、若者から、そしてその親からも完全に見放された建築職人という業種をもう一度魅力を発信して飛び込んでみようと思ってもらえる環境に整えなければなりません。

若者が集まらない業界は確実に衰退、それがそのまま加速すれば消滅します。何とかするにはこれまでの手法と反対、逆張りの方法論が必要になるのは明らかです。現在の職人不足に陥った原因を振り返って見ると、以前から言われ続けている「きつい、汚い、危険」の3Kはもちろんですが、それにも増して所得が低い(大工の全国平均所得は14000円程度!)、他業種に比べて保証がない、将来に対するキャリアプランを見出せない、怪我や病気をしたら失業する不安定感、住宅ローンが通らないから自分の家を建てることも出来ない等、労働環境、待遇面での問題もありますが、それにも増して立ちはだかるもう一つ大きな原因は、受け入れ側の問題です。

 

 

受け入れ側の意識が未来を左右する。

少し前まで、私たちの時代までは職人育成はそもそも、徒弟制度が支えて来ました。それが、コストの見直しの名の下に分業化が進み、職人は施工費のみの金額で工事を請け負うようになりました。それでは、自分の日当を稼ぐのがやっとで弟子をとって育てる経費など生み出せる訳がありません。職人が弟子を育成すること自体が崩壊しました。そして、大工や左官などの職人を雇用して来たはずの職人の親方的立場だった工務店は受注量が減った時に対する人件費リスクを軽減するために、職人を独立させるとの名目の下、外注扱いの業者にしてしまいました。要するに、職人を育てる機関がなくなってしまったのです。この事実は別に珍しくも何ともない話で、建築業界の人なら誰しもがわかっていることで、本当に若い職人を育成しようと思えば、工務店やリフォーム会社が組織として取り組まなければならないのは明白です。

それはこれまでの逆を行く、正規雇用による他業種並みの社会保障や労働環境を整え、将来のキャリアプラン、現場を離れたとしてもしっかりと稼げるスキルを身につける教育を行い、安心してやりがいを持って働ける状態を作り上げなければならない訳で、この2日間で職人起業塾のブースに足を止めて、私の説明を熱心に聞いてくださった方はその理論を理解されており、未来に向けて果敢に取り組もうとしている方ばかりの様に感じました。

 

 

教育×マーケティングが現場を変えて未来を変える。

上述した様に、建築業の評価は現場でなされる。現場には職人、現場管理者の思考が反映される、生涯顧客になってもらえる程の顧客満足こそがストックビジネスとなり、持続循環型のサイクルで企業の存続を支えることを考えた時、企業は人なりの大原則は、顧客接点強化=現場実務者の教育こそが利益をあげる仕組みの根底にあることを如実に示します。

消費税増税の嵐が吹き荒れるのを目前にして、今後厳しさを増すばかりの建築業界において私たちの現場実務者の意識を変えて、顧客満足と顧客と繋がり続ける仕組みづくりを実践してもらう取り組みが少しでも寄与することが出来れば幸いです。

この二日間、ご協力頂いた皆様、お立ち寄り頂いた工務店、リフォーム会社の皆様、本当にありがとうございます。「職人の社会的地位の向上」という創業時のミッションを掲げこれからも地道な活動を続けて参りますので、引き続き宜しくお願い致します!


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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

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キャリアアップ助成金を利用される方、助成金無しでの受講のみ受付とさせて頂いています。
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「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
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企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分
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参加費:3000円  定員30名

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

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確証バイアスが未来をうばう。

7月11日 晴れ

リフォーム産業フェア

東京にて。今日明日と東京ビックサイトにて開催されているリフォーム産業フェアに一般社団法人職人起業塾としてブースを出展しています。全国から集まられた新しい情報に敏感で意識の高いリフォーム会社や工務店に向けて、現場実務者の意識改革から現場マネジメントを根本的に見直し、現場を起点としたマーケティングを組み立てる研修の紹介を紹介をしています。

通さなジミーなブースということで、そんなに多くの人の注目を集められる訳ではありませんが、リフォーム産業新聞や新建ハウジングなど、またはこのブログを見てくださって「名前は聞いたことがあるけど、一体なんやろ?」と思ってくれた方々が多く訪れてくださいました。このような展示会への出店は初めてのことでしたが、手応え十分、は言い過ぎにしても悪くないチャレンジだったように思います。明日ももう1日、興味を持ってくださった方に熱く語り続けたいと思います。(笑)

 

 

話は変わって、、

実は、このところやきもきと心配していたことがありまして、今ひとつ落ち着かない日々を送っておりました。というのは、職人起業塾の半年間15回コースの研修では多くの塾生が厚生労働省の助成金を活用して受講頂いており、その中でも厚生労働大臣認定を取得してのキャリア形成助成金は受講費の負担が殆ど賄える制度になっていますが、今期から厚生労働省の助成金制度が抜本改革を打ち出しており、大臣認定の要件が変わったのです。

 

 

職人は道具じゃねーよ!

変更された内容は色々とありますがざっくりと要点だけ抜き出すと、建築実務者向けの研修は意識改革などの啓蒙系の研修は対象外となり、実務に直結する内容に絞られたことが挙げられます。意識改革無くして技術のみを磨くのは職人や現場監督を道具としてしか見ていない考え方とも言えますし、私としては物申したいことが山ほどありますが、そんなことばかり言っていてもしょうがないので、この度の変更に合わせて、職人起業塾のカリキュラムも意識改革一辺倒から、現場品質管理やクレーム撲滅等、実際の現場マネジメントの実務に直結する内容に変更しました。(意識改革は実務を進めるためなので結局は同じことですが、、)4月以降に申請していたその大臣認定がなかなかおりて来ず、やきもきしておりましが、東京での開講1週間前になってやっとつい先日、大臣認定が交付されてきました。

 

 

中央省庁と地方役人のギャップ。

国の補助金頼みの事業はどうかと思いますし、私自身、あまり好きではありませんが、職人や現場管理者などの現場実務者の育成が喫緊の課題である建築業界において、教育に多額のコストをかけることができる事業者はそんなに多くはなく、私としても軽い費用負担で受講してもらいたいという想いから助成金の活用を案内しております。それが今期も継続されることが確定して、ホッと胸を撫で下ろしましたが、先日、7期福岡開催の申請をした際に新たな問題が発生しました。それは、本省(厚生労働省)で認定が降りているにもかかわらず、地方の助成金センターの窓口で、私たちの研修が意識改革研修だから、受付ができないと断られたのです。あくまでも国の予算を使っての助成金なので、最終的な判断は本省で行われますが、地方の窓口にも裁量を渡されているというのがその担当官の言い分ですが、とにかく、提出したカリキュラム内容ではなく、職人起業塾のHPや私のブログなどを見て回り、この研修は意識改革、自己啓発系だと思い込んでいたようです。

 

 

下には強く、上には弱い役人体質。

先日のUX KANSAIでの研修でユーザーに対する観察法:オブザベーションを学びましたがその中で最も気をつけるべきは、「(先入観にとらわれて、)仮説を持って観察をしないこと。」と浅野先生が繰り返し口にされておりましたが、ワークショップを通してバイアスがかかった時点で事象の本質を見抜くことはできなくなり、間違った判断、間違った対応をしてしまうことを再確認したところですが、地方自治体が国の施策の窓口を行うのに確証バイアスを持って審査を行ったり、裁量権を振り回して受付を拒否するなんて絶対にあってはならないことです。その助成金カウンターの職員は職人起業塾の事務局が九州まで持参した書類を突き返し、説明の連絡をしても取りつく島なしの態度とのことで随分私も憤りを感じて、直接掛け合いに行こうかと思いましたが、ここは冷静に、と、厚生労働省に連絡を取って事情を説明したところ、昨日、助成金センターの担当者の上司から受付する旨の連絡があったとのことです。

 

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確証バイアスが奪う未来。

これで、まあ、一安心というか当たり前の状態になったわけですが、この地方の役人の偏見に満ちたゴリ押しにそのまま私たちが泣き寝入りしていたとしたら、研修を受けて意識改革の機会を得て、現場や社内で活躍されることになり大きく人生を変えるチャンスを若者に提供する場を逸することになったわけで、世の中に如何に確証バイアスを持って間違った判断や行動を起こす人が多いか、その影響が大きく、円滑な業務の遂行、真っ当に生きていこうとする人をを邪魔しているかを改めて認識した次第です。

人は鏡、気をつけませう。(笑)

 

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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

福岡開催の厚生労働大臣認定の申請は締め切りました。
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現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしております。
多くの方のお申し込みおまちしております!

第7期生【九州地区:福岡会場  9月1日~2月22日 申込〆期7月20日まで】
第8期生【広島地区:広島会場 10月13日〜4月12日 申込〆期7月30日まで】
第9期生【鹿児島地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】
第10期【大阪地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

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「現場のマネジメント意識が業界を変える!」
現場実務者の戦力化で利益を生み、工務店の未来を切り開く~ 

先日の福岡でも大好評頂きました実践型マーケティングマネジメントの総論のセミナーです。
10月からの【第8期】広島での職人起業塾初開講を前に経営者、経営幹部向けに総論を紐解くセミナーを開催します。また、現場実務者戦力化のための研修費全額を賄う補助金活用の申請資格等の実務も合わせてご説明します。
企業は人なり、理念の実践こそが未来を切り開くとお考えの経営者様は是非ご参加ください。

日時:平成29年7月18日(火) 14時~17時30分
会場:まちづくり市民交流プラザ北棟4F 研修室B 広島市中区袋町6番36号
参加費:3000円  定員30名

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イベントのご案内。

毎年恒例!夏の富士山登山、今年も行きます!

詳細、お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1372228686164849/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7D

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多可町産ヒノキの伐採体験キャンプ 腐りにくい家を建てる木を見に行く旅

 私が代表を務めているひょうご木づかい王国共催、加美林業研究クラブ主催で山と街と人を繋ぐイベント、山を知り、感じ、楽しむイベント開催します!

詳しくはこちら→https://www.facebook.com/events/1690458584582360/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

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天命を知る日と、UX KANSAI #2 オブザベーション

7月10日曇り

天命を知る歳。

今日は私の50歳になる誕生日。朝から(というか既に昨日から)多くの方々からお祝いのメッセージやプレゼントいただき、今更そんなにめでたいわけでもない初老に差し掛かっていくおっさんの誕生日ということで自分ではあまり意識しておらずJBN京都、共緑会での講演と懇親会に出席と、朝から晩までギッシリと仕事を詰め込み普段通り走り回る1日でしたが、その合間に絶え間なくiPhoneに流れてくるお祝いメッセージにずいぶんと幸せな気分を味わせてもらいました。皆様本当にありがとうございました。心から感謝いたします。

その中でも昔からリフォームや新築工事を通してお付き合いいただいているお客様がわざわざ事務所まで花を届けて下さったのには正直驚いたと共に感動しました。電話で失礼します、と言いながらお礼の連絡をしたところ、「いつもお世話になっている高橋さんの50歳の節目のお誕生日なので、これからの半生に幸多かれと願いを込めてお届けしました。」と、お世話になっているのはどう考えても私の方なのに、有難い言葉を頂戴してしました。I様、本当に有難うございました。心から御礼を申し上げると共に、引き続き末永いお付き合いをよろしくお願い致します。

 

 話は変わって、、

先週末はいよいよ今期も始まったUX KANSAIの研修の第2回目、#02 オブザベーションに参加して一人の生徒としてインプットに励んで来ました。 UX(ユーザー体験)からサービスデザインを生み出す手法と思考、そして哲学を学ぶこの研修は、日本を代表する大企業の若いデザイナーやエンジニア、最先端を走るITベンチャーの企業のプロデューサーやディレクターが多く参加されており、私が住む建築業界とは全く違う世界です。昨年に引き続き今年も通年で受講の申し込みをしたのですが、今年もやっぱり!最年長で畑違いのおっさんが紛れ込んでいる感じが否めませんでした。(苦笑)他の受講生には「変なおっさんが紛れ込んでるなぁ」と思われ ているのは間違いありませんが、私としては最も高額な購入物であり毎日の暮らしに密接な関係がある建築の世界にこそUXがもっとも反映されるべきであり、他の業界に遅れを取らずに学ぶべきだと思っています。

 

#2オブザバーション

今回の研修はオブザベーションと言う内容で、ユーザ体験の調査の手法について学びました。このUX KANSAIで学ぶ研修の全体像を簡単にご紹介しておくと、

ユーザー調査(利用状況の把握と明示)
ユーザー情報の視覚化(ユーザーの要求事項の明示)
情報のモデル化(ユーザーの要求を満たす解決策の作成)
ユーザー評価(要求事項に対する設計の評価)

以上のステップを踏んだ後、適切な箇所への繰り返しを行いながらサービスデザインをブラッシュアップしてシステムがユーザーの要求事項を満たすことができる設計を作り上げていくことを目的としています。今回はユーザー調査の中の3つの手法(フィールドワーク、オブザベーション、インタビュー)の中の質的調査に当たるオブザベーション(対象社会の生活の直接観察)についての講義とミドルサード(基礎の基礎からではなく中途から、完成度はともかく興味を持ちやすい)なワークショップが行われました。この観察手法の有効性とは、出来事に対する感想や意味づけに対するインタビュー(回顧法)ではユーザーは本当のことを口にすることは少なく、体験を通した感情や事象がインタビューに正確に反映されないことが多いからとのことで、確かに人の脳は嫌なことは忘れる様にできていることを考えると体験時にリアルタイムに観察することををしなければ質的な調査にならないという浅野先生の言葉には納得させられました。

 

イノベーションの機会を発見するためのアプローチとメソッド。

今回の学びとしてはミドルスタートなワークショップということでワークショップを通して導き出した答え(発表については精度を期待しないで良いとのことでしたが、)探索的情報収集を実際に行って(フルーツたっぷりゼリーを食べる姿を観察)上位下位関係分析法により概念の模索を行った上で仮説の生成を行い、課題である「ユーザーに新しい経験を与える様な斬新なコンビニに置くゼリーの新パッケージを提案」を考える中で、イノベーションの機会を発見するためのアプローチ、メソッドの大枠を理解するということでした。

要するに、(簡単かつ乱暴にまとめてしまうと)被験者がゼリーを食べながら、感じたことや感想を発話して観察者がその行動や発話を細かく記述した後、作業ステップごとにまとめ、一連の流れの中でのエラーや不具合、症状、改善点を発見して問題解決を考える(→斬新なパッケージを発案する。)ということでしたが、これが思いの外深い学びを得ることができました。

 

本質を見極める。

私たちが建築の仕事を通して目指すべきは顧客の潜在的な問題解決や新しい価値を見出してもらえるソリューションを提供することであり、その為に必要な思考のプロセスをロジカルにレクチャー頂いた後で、実際にワークショップを通して思索を巡らす作業は、トリアージ(優先順位を考える)や調査と設計の間の深い溝(キャズム)を浅くする方法論、何よりインサイト(洞察)による本質を見出し、多くのユーザーの最大公約数としての生活価値ニーズの発見をしなければ意味がないという哲学と言っても過言ではない厳しい視点を持つことの重要性を学ばせて頂きました。やはり、「本質はこれだ!」という解を得なければ研修を受けて学ぶ意味はない訳で、ユーザーに対するソリューションの提供は上っ面の観察ではなく、洞察(個別の差異ではなく共通する生活価値やニーズを炙り出し、ルールの発見(概念化)する)までを一連の作業として慎重に、そして確実にこなせるスキルが必要だということを改めて突きつけられた様に感じました。

 

本当のニーズ。

今日のワークでの事例でいうと、被験者がゼリーを食べる間観察されて、感じていた中で目立ったのは(蓋がめくりにくい、机を汚す、手が汚れる、最後がたべにくいのでかきこむ等の)恥ずかしさでしたが、感情曲線を元にもう少し本質な部分に焦点を合わせると、ゼリーを食するのに恥ずかしい感情を覚えるのはワークの被験者となっているからであり、普段、職場や家でゼリーを食べるシーンではそこの問題は無いに等しいということことが見えてきて、そこで、もっと視野を広げてポジティブなニーズに目を向けると、ゼリーとフルーツを一緒に口に運びたい。とか、一回で食べる量をコントロールして食べかけのゼリーを冷蔵庫に戻したいなど、私の様なおっさんには全く理解ができないニーズが浮き彫りになりました。結局、私が所属するチームでは平べったくて、底に区分けの凹凸があるパッケージを考案、発表しました。

 

本質への視点の移行とUXマインド。

浅野先生には販売の主戦場であるコンビニに置くのにその形は適しているのか?という厳しいツッコミもいただきましたが、短い時間で発案した平べったいパッケージという解の実効性、ビジネス的な観点で見た実用性の可否はさておき、観察から洞察、本質を探し出す思考への視点の移行という意味ではなるほど!と大きな学びと気づきを得ることができた様に思います。

この様な学びのプロセスを積み重ねることによって、UXデザイン的な思考やマインドをじわじわ身体に染み込ませていき、そのうち違和感なくフツーの感覚として日常の業務に活かせる出来る様にしたいと思います。一度聞いたからと言って理解できる訳ではなく、よしんば理解したつもりになったとしても普段使える様になる訳ではないのは残念ながら容易に想像できます。数年かかるかもしれませんが、UX的思考、UXマインドを持てる様に今期も1年間、学ばせて頂こうと背筋を伸ばした次第です。浅野先生、UX KANSAIの運営スタッフの皆様、宜しくお願い致します!

 

おまけ、

懇親会は相変わらずの盛り上がりと学びを深める素晴らしい場でした。今期も楽しませていただきます!(笑)

 

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職人起業塾6ヶ月コース@福岡絶賛募集中
※福岡開催締め切り間近です!【残席5名】

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フェイクニュースとAISASとベンジャミンフランクリンの言葉。

7月8日晴れ

夏本番近し。

ここ最近、鹿児島を始めとする弾丸日帰り出張が多く、朝早くから自宅を飛び出すのと、毎週火曜日の朝活に出席するようになり、夜の踏ん張りが効かずに寝てしまう→朝早く目が覚めるのスパイラルにすっかりハマってしまい、念願だった朝起きが徐々に習慣として定着しつつあり喜んでいます。今朝も5時台から起き出して、体が目覚めるまで一仕事した後、いつもの筋トレに軽いジョギング、愛犬チャックの散歩を兼ねたゴルフの練習と朝からたっぷりと気持ちの良い汗をかきました。ただ、シャワーを浴びても汗が引かず半ズボンのラフな格好のままの出社となってしまいましたが…(苦笑)

今朝は朝から暑く、神戸もそろそろ梅雨明け間近との事ですが毎年すっかり夏になったなぁと思うのはすみれ事務所前に植わっているシンボルツリーのシマトネリコの甘い香りと花粉被害が出だした頃から。本社ビル竣工の際に私の背丈ほどの苗木を植えて10数年、立派に大きくなったのは良いのですが毎年この時期になると花粉の飛散がハンパなく駐車場の車はまっ黄色になってしまいます。杉やヒノキは植林されてから50年から 60年たたないと花粉の飛散をしないらしいですが、こいつはかなり早熟な様で、知っていたら違う木を植えていたのですが…(苦笑)

 

 

AIDMAからAISASへ。

話は変わって、少し前にネットニュースでこんなのを見つけました。
その記事 ウソ? ホント? 「中央公論」7月号 偽ニュースめぐる寄稿
アメリカの大統領選の際にトランプ氏をめぐって「ローマ法王がトランプ氏を支持した」などの虚偽情報が大統領選でネット上を流れた等の偽のニュースが拡散されて投票結果に影響があったとの報道があり、facebookなどのSNSで一瞬にして拡散される真偽の程が分からないニュースが巷に溢れかえっていると話題になりました。マスコミの報道も政治家の発言の一部だけを切り取って、前後の文脈を無視して報道して意図的に事実誤認をさせると以前から問題になっていたことを考えると、そもそもこの世の中は怪しげな情報が溢れかえっていると言っても過言ではありませんが、近年、マスコミの報道が怪しい、なので知り合いの口コミなどもっとリアルな情報を収集すべきだとの意識が高まっていくとインターネット普及の初期段階から言われてきました。
AIDMA(アイドマ)の法則(消費者の心理がAttention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)の段階を踏む法則)から検索の時代に移り、 AISAS(アイサス)の法則(Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(行動、購入)→Share(共有、商品評価をネット上で共有しあう)へと変化すると言われてきましたし、実際にその通りに推移してきた様に思います。

 

 

鵜呑みにはできないけど、薄く信じちゃう

しかし、食べログの広告宣伝化した口コミ評価が問題視されたり、あからさま意図的なネガティブキャンペーンをネット上で見かける様になり、そもそも、Googleに広告料を支払うと商品やサービスが悪かろうが検索上位に表示されるのは公然の事実として誰もが違和感なく受け入れる様になりました。インターネット検索で得られる情報を鵜呑みには出来ない状況がじわじわと広がっていく中で、ネット上の情報を鵜呑みにはできない、でも、一応、情報として参考にするし、いちいち真偽のほどを確かめるほど暇じゃない。なので、薄く信じちゃうというインターネット上の情報への付き合い方が一般に浸透してきた様に思います。しかし、ネット上の詐欺や詐欺に引っかかったとまでは言わないけどネット経由で商品を購買して失敗した経験を持つ人は身の回りにも決して少なくありません。確実にネット上の情報の信頼性は揺らいでいると思うのです。

 

 

今を懸命に生きるしかない。

この問題はIot(インターネット・オブ・シングズ)の時代と言われあらゆるものがインターネットとつながる今の時代、そしてこれからさらなる情報革命が進むにあたり非常に根が深く広範囲にわたって影響を及ぼすと思われます。インターネット上に巨大ポータルを持つ会社が1人勝ちする今の時代からもっと信頼できる個別の情報を探されるようになるか、それとも大企業への寡占化がより一層進むかによって私たちのようなスモールビジネスの命運は大きく左右されるわけで、マーケットの動向をしっかりと見ておく必要があります。

とは言え、先の見えない事にばかり気をとられ立ちすくんでいてもどうにもなりません。私たちは、今できる事を精一杯やるしかないわけで、フェイクニュースに代表される玉石混在の情報過多の時代にこそ、本物だと思ってもらえる、これなら信用できると見つけてもらえるような情報発信を心がけねばならないと思うのです。

 

 

 ベンジャミン・フランクリンの言葉。

情報革命はスモールビジネスの事業者にインバウンドによる集客や信頼構築の機会を与えてくれました。インバウンドとは外国人観光客の招致の事ととられがちですが、本来は自分、自社の内なる価値を磨き発信することでマーケットにその価値を見つけてもらうことであり、私たちもこの10年様々なやり方で実践を積み重ねてきました。これからの混迷の時代、あらゆる事柄が検索され検証される上に、何が本当かもよくわからない時代に私たちはにどのようにあるべきかを考えたとき、思い出すのはベンジャミン・フランクリンの「読まれるべきものを書くか、書くべきことを行いなさい。」という言葉です。うそ偽りが蔓延する世の中になったとしても、本物の気構えを持ってこれからも地道にコツコツ内なる価値を磨き、情報発信に努めていきたいと思った次第。ややこしい事態になった分ですが、気張っていきたいと思います。(苦笑)

 

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