目的と手段の考察vol.30〜効率と効果性〜

平成29年 9月30日 秋晴れ

 

秋真っ盛り。

今年の第三四半期も今日でおしまい。明日からはラストスパートの3ヶ月が始まります。季節はすっかり秋になり、田んぼには黄金色の稲穂がたわわに実り、畦道には暑さに終止符を打つ彼岸花、曼珠沙華が燃えるような赤で色を添えています。私が住まう神戸市西区は一応、日本で6番目の人口を誇る政令指定都市ではありますが、西の果てになると実は周りを田畑で囲まれたまーまーの田舎で、毎週のランニングコースを走るだけで田んぼや畑の中を通ることになり、季節の移り変わりを意識せずとも感じることができますし、少し意識すると一人で黙々と走るだけのランニングも季節とともに移ろうたっぷりの自然が目を楽しませてくれます。田舎暮らし、最高っす。

 

 

ヨガ&座禅&ラン

今日は毎週のランニングコースであるオラが街の国宝、太山寺にある龍象院という庫裡にてヨガと座禅のイベントが催されており、日曜日のランニングを前倒しして午前中はお休みをもらってラン&ヨガ&座禅という豪華な?一石三鳥的な状態管理のトレーニングの日とさせてもらいました。心身ともにスッキリ!出来る非常にいい時間を過ごさせて貰いましたが、一つだけ残念なのはランニングの途中でヨガを一生懸命にやると足が攣ってしまうこと。これまで太山寺でのヨガには自転車で通っていたのですが、今回はランニングと組み合わせることで週に一度の習慣と一体化させることで効率化を図ったつもりですしたが、はっきり言って失敗でした。次回からはやっぱり、ランニングとヨガは切り離したいと思います。(苦笑)

 

 

効率化のリスク

やってみて初めてわかることというのは何かにつけありますが、「良いことを考えた!」と喜び勇んでやってみて全くうまくいかない事って往々にしてあります。それが経験則となって積み重なっていくと言う前向きな考え方も無きにしもあらずではありますが、冷静に振り返ってみると考えが浅かったと反省する事の方が圧倒的に多い気がします。今日のラン+ヨガもそうですが、失敗したと感じるときのことをパターン化して捉えると、時間の効率を上げようとした時が失敗に繋がることが多いように感じます。「7つの習慣」のスティーブンコヴィー博士は「効率を求めてはならない、求めるべきは効果性だ」とその書籍の中で書かれておりましたが、確かに時間短縮と言う目先の効率化に焦点を合わせると思わぬリスクに足を救われるように思います。

 

 

プロセスと結果

効果性が上がると結果的に時間の短縮にも結びつくのは簡単に理解できることですが、逆に効率化の最終的な目的は効果性を高めることな訳で、効果ではなく効率に目が向いてしまうのは目的と手段を履き違える、思考が浅はかと言うことになるかもしれません。ここ最近では働き方改革という名の下に効率化を求める声が高まっているように思いますし、私も社内の会議でつい効率を上げるための方策を口にしたりしてしまっております。時間がお金と同じ価値になり、時間の流れが圧倒的に早くなっている現代においては効率を上げることは正しいことで、それに対してネガティブなイメージを持つ風潮はなく、むしろどんな業種でも重要かつ不可欠なことのように語られることが多いのではないでしょうか。一応、以下に言葉の定義をおさらいしておきますと、

こう‐りつ〔カウ‐〕【効率】

機械などの、仕事量と消費されたエネルギーとの比率。「効率のよい機械」「熱効率」
使った労力に対する、得られた成果の割合。「効率のよい投資」

出典|小学館デジタル大辞泉について | 

こう‐か〔カウクワ〕【効果】

ある働きかけによって現れる、望ましい結果。ききめ。しるし。「薬の効果が現れる」「宣伝効果」「効果覿面(てきめん)」
演劇・映画などで、その場面に情趣を加える技術および方法。雨音・風音・煙・雪など。エフェクト。「音響効果」

出典|小学館デジタル大辞泉について | 

目的と手段の切り分け方

このように定義を再度確認してみると効率というのはエネルギーをできるだけ使わずに同じ結果を得ること、効果とは働きかけを少なくして同じ成果を手にするのではなく、同じエネルギーを費やしてより大きな結果を手にすることを指しています。ニュアンスとしてはプロセスに焦点を当ててその労力を省くことと、結果にコミットして同じ労力で最大限の成果を上げることの違いであり、同じ様に思える言葉ですが実はその本質は随分違う様に感じます。
AI等の技術革新で2030年には現在、人が行っている仕事の40%が無くなるという説もありますが、これがいいことなのか、悪いことなのかは人類が目指す方向性によって決まってくると思っていて、その方向性が効率に囚われ過ぎると街に失業者が溢れ出す様になり、効果性に焦点を合わせれば同じ労力で世界中がもっと豊かになればいいという考え方になるのではないでしょうか。労力を惜しみ、省くのではなく、手間を惜しまない中で最大限の成果を手にするマインドを持つ事、プロセスに対する在り方を本質に根ざすこと、本当の目的を見失わないことが重要だという事かも知れません。事業に例えて考えると利益を上げるには人を減らして効率を上げるのではなく、人を育てて同じ人数で利益の最大化を図るってところでしょうか。意識をしていてもすぐに履き違えてしまう目的と手段ですが、求めるのは効率なのか交換なのかを意識することによってある程度は分別をつけられるような気がします。自戒をこめて。

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職人が理念とミッションを語る10分間プレゼンテーション。

平成29年9月29日 晴れ

朝活参観。

今日も朝活。夜朝型ハイブリット生活が続きます、というか加速しています。(苦笑)
今朝は社員大工の佐藤君が所属している朝の異業種ビジネス交流会BNIのアルバトロスチャプターにビジターとして参加してきました。この朝活の代表とも言われるビジネスミーティングではメンバー間の持ち回りで10分間のプレゼンテーションを行う機会を与えられ、メンバーからの紹介を貰えやすくなるように自社のアピールをしっかりと時間をとってもらえる仕組みになっています。今回佐藤君が初めてその順番に当たったと言うことで社を代表してプレゼンテーションを行っている勇姿をひとめ見るべく参観に行った次第です。

 

大工のプレゼンテーション

普段は大工職として現場で作業を行ったり、工事全体の管理を行ったり、お客様の窓口を務めたりしている彼が人前でプレゼンテーションをするのが得意なわけはなく、「ちゃんと話せるのかしら?」と若干心配しながら見守っておりましたが、チャプターメンバーの温かい雰囲気に守られていたからか、三役の方に手厚いサポートをしてもらっていたからか、思いのほか堂々としっかりすみれ建築工房とは、と会社の紹介をしてくれていました。ま、10分間プレゼンテーションが15分ぐらいになったのはご愛嬌。(笑)
とにかく、本人もホッと胸をなで下ろしておりましたが、初めてのプレゼンテーションはなんとか恙無くこなしておりました、そもそも朝活に通うこと自体にも自信がないと言っていた彼が仲間に温かい目で見守られ、サポートしてもらいながら大役?をこなせていたのを見て私も一安心です。

 

 

社員が語る理念とミッション

社員が自社のことを人前で紹介する姿を見ることなどめったにありませんが、創業以来掲げてきた会社のミッション「職人の社会的地位の向上を図る」「ものづくりの本質、作り手を守り育て、地域社会に貢献する」と定めている経営理念を一生懸命に説明してくれている姿は経営者の立場からするとなかなか嬉しいもので、決して上手なプレゼンテーションとは言えませんでしたが、一生懸命に自社の特徴や強み、そして事業の目的を伝えてくれている姿は密かにじんわりとと感動してしまっておりました。言葉を語れると言う事はそれなりに理解をしてくれている事だと思い、長年理念やミッションを社員に対して繰り返し唱え続けてきたのが無駄ではなかったと感慨深いものがありました。

 

現場こそ顧客接点

佐藤くんのプレゼンテーションの冒頭、自社の特徴のところで「佐川急便方式」という言葉が飛び出しておりましたが、現場作業を行う大工が朝の異業種交流会に毎朝通い続けるというのは工務店業界の同業他社ではあまり聞いたことがないのではないかと思います。随分変わった工務店だと思われるかもしれませんが、マーケティング理論に基づいて売り込みを一切せずに受注を積み重ねるビジネスモデルを目指してきたすみれには、営業マンがおらずそのかわり大工や設計といった技術者がその役割を担っています。佐川急便が配達員を営業ドライバーと言う肩書きに変えて大きく売り上げを伸ばした成功事例を模倣して大工が単なる技術職ではなく顧客の窓口や営業担当を兼任することで、全ての結果が現れる現場で顧客からの信頼を得て繰り返しの注文や紹介の工事をいただけるようにしています。

 

単なる作業員からの脱却

とは言え、佐藤君も然りですがそもそも人前で話すのが得意だったら職人になっていないと言うこともあり、職人に作業以外の役割を色々と担ってもらうと言うのは口で説明するほど簡単にできるものではありません。彼も入社当初は「なんで大工がそんなことしなければあかんのですか」と作業だけに没頭したいと随分と言ってました。(笑)しかし、経営理念に対する理解が深まった頃から変わってくれたように思います。

すみれの大工は設計図書に書かれている通りのものづくりをするだけではなく、顧客接点として顧客の要望を汲み取り、現場でコミニケーションをとりながらお客様が持つ完成イメージを詳細まで確認し、100%の満足を得てもらえる工事をする事こそが本当に重要な職人の仕事であるという事を認識してもらうところから、職人の意識を変えてもらう取り組みを進めてきました。すみれでは10年以上前から大工の正規雇用とともに意識を変えてもらう社内研修を続けており、長い年月をかけて今のように朝の異業種交流会に社員大工が率先して参加するような社風を熟成してきました。今日の佐藤くんのプレゼンを見てこれまでの取り組みが少しずつ結果になって現れてきていると改めて感じました。

 

 

自助の精神が職人を変える

「職人の社会的地位の向上を図る」と言うすみれのミッションは私自身が大工として不安定な生活を送り続けて、若者に大工になることを心から勧めることができなかった実際の体験を元に何とか安心して職人が働ける環境を作りたいと思い創業時に掲げました。職人に安定した職場環境を提供するには、安定した受注が必要であり、そのためには安定した集客と同業他社に対する競争優位性が必要で、マーケティング理論を学び、実践に移し長年試行錯誤を繰り返しながら自社大工を強みとして紹介とリピート受注で売り上げを作るビジネスモデルを標榜してきました。この取り組みの中で明らかになったのは、職人の社会的地位向上は職人自身が学び、変わり、自助の精神を発揮して職人自身が付加価値を身に付けなければ実現しないということです。

 

 

未来に続く道

そんな私が工務店経営の中で実践を繰り返して生まれてきた理論を実際に意識を変えて現場で実践してくれるスタッフがいることは本当にありがたく、感謝するばかりで、彼らが作業以外の不得手な面倒な仕事に取り組んでくれるおかげで今のすみれがあると思っています。今朝の佐藤くんの拙いながらも想いのこもったプレゼンテーションを聞いてこれまで随分苦しい思いも辛い思いもしながら歩んできた道があながち間違いではなく、確実に未来へとつながっていると思えました。佐藤くん、今日は慣れない仕事ご苦労様でした。そしてアルバトロスチャプターの皆様、いつもお世話になりありがとうございます。そして片山プレジ、半年間のお務めお疲れ様でした。堂々としたプレジぶりを最後に拝見することができて良かったです。今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

深謝。

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問題解決力と目標達成能力。

平成29年 9月28日 雨のち曇り

主宰の講座でのオブザベーション

今日は大阪。第五期職人起業塾@大阪の第11講、小田全宏先生による問題解決プログラム(セルフ・リーダーシップ・プログラム)のオブザベーションに来ています。塾長としての立場で始めと終わりの挨拶はしましたが、あとは後ろの席で尊敬する小田先生の講義を一日中聴き込み、勉強させて頂きました。所謂、役得です。(笑)

この度の研修は塾生さんたちが抱える問題を明らかにして解決に対して取り組んでみる、取り組んだ結果、問題が解決する。もしくは、解決せずにモヤモヤしている事象についてはグループ討議、小田先生による個人セッションを通して解決の道筋を立てるというグループコーチング形式に近い形の研修で、講義→グループワーク→個人セッションの流れの中で塾生さんたちが上っ面の問題ではなく本質的な解決するべき課題を見つけられるプロセスは大変勉強になりました。以下に今日の講座をオブザベーションして問題解決という非常に重要なスキルに対して感じたことを書き記しておきます。

 

問題解決力とは成果を生み出す目標達成能力

職業人として社会に出て働いていると、問題は次々に発生します。誰しもができることなら、何の問題もない気持ちのいい状態で仕事をしたいものですが、世の中はそんなに単純明快、簡単チンに出来ている訳ではなく、ヒューマンエラーも人智の及ばない自然の力による問題も毎日際限なく湧き上がってくるものです。そんな様々な問題に対処して人は生きていく訳ですが、問題解決する力を持っているのと、全く問題を解決できないで解決できる人に依存するのとでは人生そのものが大きく違うのは当たり前。私自身も出来ることなら強い問題解決能力=実現力=目標達成能力を身につけたいと思いますし、塾生の皆さんにも汎用性の高い問題解決能力を是非とも身につけてもらいたいという趣旨でのこの研修です。

 

 

その1:問題検知

問題(課題)解決力=実現力(目標達成能力)と考えれば業種業態に拘らず、職業人としてその能力は非常に重要なスキルですが、その前に重要なのは大前提として、問題(課題)に気づくこと、問題だと認識する問題発見能力を持つことで、これが絶対に必要です。そもそも問題や課題は現実と理想とのギャップから生まれるもので、大志や理想を掲げない者に問題は発生しないのです。「問題ありません」と気軽に言ってしまうのは、志が低い、理想を持っていない、あるべき姿のイメージを思う浮かべれないと言ってしまうのと同じで、仕事に対しても人生に対しても目標達成も問題解決も関係なく、流されるがまま主体性のかけらもなく生きることになってしまいかねません。たった一度の人生、やっぱりそれでは勿体ないと思うのです。

 

その2:問題の本質

問題解決力とは問題が起こってからの対処に強いというのと、そうではなく根本的な問題解決方法を見出せるのとの2通りに分かれており、塾生さんには(自分自身を含めて)できることなら問題発生→対処を延々と繰り返すのではなく問題を根っこから叩き潰して二度と同じ問題が起こらないような力を身につけてもらいたいと思うのです。問題解決に必要な(というか重要なファクターの)一つに、問題を整理して、解決するべき問題の本質を探り当てる、探索能力が必要だと思っていて、表面的な問題を繕うのではなく、その問題はなぜ起こったのかを探索する姿勢が必要です。最低でもなぜなぜを3回繰り返すことで本当の理由が見えてくる。というトヨタの生産方式を参考にした分析法がありますが、根本的な問題を探し当てる能力がなければ上っ面を滑りまくって同じ過ちを何度も繰り返してしまうことになりかねません。ぼんやりした課題に目標達成なし。と今日の講義の中でも小田先生が示唆されましたが、問題を部位ごとに分解してその一つひとつについて丁寧に叩く意識を持たなければザルで水をすくうが如く、いつまでたってもリスクを内包したままになってしまいます。

 

その3:問題の優先順位

上述のステップで理想を掲げ、現実とのギャップを埋めるべく問題を洗い出し、なぜなぜを繰り返して問題の本質を見極める。そこで抽出された根本的な問題を解決すべく具体的なアプローチに踏み込むわけですが、ここでの新たな問題は洗い出して抽出した問題や課題は決して一つだけに止まらないということです。ここで優先順位を間違えて瑣末なことに囚われすぎると本来全うすべき役割を見失い、的外れなことに時間を費やしているうちに大きな問題に全体が徐々に蝕まれてしまうことになったりします。一つひとつの問題解決のアプローチは間違っていないとしても優先順位を間違うと取り返しがつかないくらい根幹の問題が大きくなってしまうこともあると思うのです。
そして優先順位を考えるにあたり、重んずるべきことは、自分自身が置かれているポジションであり、役割です。技術革新が進み、あらゆることのスピードが急激に早くなっている現在において時間はお金と同じ価値を持つ資源です。優先順位の選定と共に役割にあった行動、問題解決へのアプローチをすることで無駄な時間をかけることなく、効果性高く問題解決への取り組みができると思います。

 

その4;方法とは情報

最後は、小田先生が塾生さん達に繰り返し問い掛けられていた問題解決を効果的に進める方法について。目標を掲げそれを達成して成果につなげるには目標達成能力が必要だと言うスティーブン・R・コヴィー博士の有名な至言がありますが、情報革命が進む現代では目標達成の方法論は随分と変化を遂げています。小田先生がシンプルに言われたのは方法とは情報であり、まずは問題に対して悩んだり、考えたりする前に情報収集をするべきと言うことです。常にiPhoneを手に持ちインターネットにつながって、誰もがいつでもどこでも何でも検索できるこの時代、以前に比べて情報収集にかかる時間は圧倒的に短くなっています。そういう意味では問題解決へのハードルはずいぶんと低くなったと考えることもできます。塾生の皆さんには今日の学びを生かして様々な問題に対する思考を深く巡らすことと共に最新のテクノロジーをうまく活用しながら次々に発生する問題に振り回されない環境を整えて貰いたいとおもいますし 、自分自身も今よりももっと問題解決スキルを高めて気持ち良く生きて行ける状態管理に励みたいと思った次第です。

小田先生、素晴らしいご講義をありがとうございました。
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不易流行と成功体験の焼き直し。

9月27日 晴のち曇り一時雨

 

約束を守る結果。

水曜日にてすみれ事務所は定休日。私はといえば最近すっかり染まりきっている朝活に今朝もまだ暗いうちにベッドから飛び起きて参加してきました。ビジネスミーティングというに相応しい、とてもいい朝会でした。1時間半のミーティングを終えた後はプランナーカナちゃんが乗ってきた車に拾ってもらい、リフォームの打ち合わせに同行。別にこれといって私の出番はありませんでしたが、10年前からのお付き合いの流れで私宛にご連絡を頂いたお客様ということで同行させてもらい一生懸命に見積もり内容を説明するカナちゃんの横に座って、フンフンと相槌を打っておりました。(笑)

それにしても、星の数ほどある工務店や建築業者の中から私たちすみれを指名してくださり、信用して見積もりを提出すると同時に工事のご依頼を頂けるというのは本当にありがたいものです。2軒目に伺ったお客様宅では「毎年一度か二度程度、すみれの社員大工が巡回メンテナンスに立ち寄ってくれる」と、大そう喜んでくれており、社内の決まり=お客様との約束を真面目に、真摯に守って行動を積み重ねてくれるスタッフに感謝することしきりです。

 

 

10年間の接点。

このところ、リフォームシーズン突入ということなのか、たまたまのタイミングなのか分かりませんが10年前くらいに工事をさせて頂いたお客様から次々にご連絡を頂いており、私もご指名を受けた以上、できるだけお客様宅に足を運ぶようにしています。そこでは「ご無沙汰しております、お久しぶりです。」の挨拶から始まって、工事の依頼内容をヒアリングさせてもらうのですが、どのお客様もすみれ便りなる各月で発行しているニュースレターの私のコラムを読んで下さっていたり、工務部スタッフが巡回メンテナンスに立ち寄ってきたことに感謝して下さったりと、長いおつきあいを続けてきた中でのすみれとの接点について話してくださいます。自分自身を振り返って考えても、人は忘れっぽくて、新しい物好きなのに、私たちのことを覚えていて下さり、事あるごとにご連絡を頂ける関係が出来ているのは本当に宝ものだと改めて思いました。

 

 

 有難い状態。

20年近く前の創業間もない頃は(当たり前ですが、)そんなお客様は一人も居なかったことを考えると現在はなんて恵まれた環境で商売をさせていただいているのかと思いますし、その当時では想像だにできなかった状態に今現在、辿り着いていると感じました。そしてこれは毎年確実に我々に信頼を寄せてくれるお客様を増やしていくことでまた10年先にはもっと有難い状況になっているのだと思った次第です。

まさにこの10年間我々が取り組んできたマーケティング理論がそのまま結果となって目の前に現れている瞬間であり、このときのために長年あれこれと試行錯誤繰り返しながらお客様との信頼関係を構築してきたのが成果となって現れたように思いました。私が考えた理論をアクションプランとして実践してきてくれたスタッフには本当に感謝するばかりです。

 

 

未知の世界に生き残る術。

昨日の元祖職人起業塾や一昨日のオープンセミナーでも冒頭に話させていただきましたが、世界はこの1年で圧倒的な変化を遂げて、これまで私たちが経験してきたそれとは全くレベルが違う、全てを根底からひっくり返すようなまさに革命が起きていると感じています。先行き不透明と言うよりも未知の世界に足を踏み込んでいる感さえある我々は、煩雑な日々の業務に追われながらも未来を標榜した取り組みを進めなければ激しい時代の荒波に飲み込まれて消えてしまうだけだと思っています。

これまで経験したことがない世界にどのようにして生き残っていく力を身に付けるかと考えたとき、私のように学も経営資源も脆弱な中小企業の経営者は最先端のイノベーションを自ら起こすような実力も知識も持ち合わせておらず、途方に暮れるような思いに駆られそうになります。しかし、私たち工務店はこれまで施工して建物を引き渡しできたお客様の家を守り続けると言う使命を負っており、おいそれと会社を畳んでしまうわけにはいきません。ではどうする?と言う自問自答を繰り返して、挙句出てきた答えは原理原則に立ち戻ると言うありきたりの考え方しか思い浮かびませんでした。しかし、ここにきてそれもあながち大きな間違いでは無いように感じたりもしています。

 

 

不易流行。

原理原則に立ち戻るといっても、何も昭和の工務店スタイルに全く戻るのではなく、本来のものづくり企業の本質としての価値を抽出することと、今日訪問したの案件で次々ご契約をいただけたように、自分たちが持つ小さな成功体験のパターンを読み取り、そこから抽出した強みに磨きをかけて最新のテクノロジーや概念と掛け合わせることで新しい時代への対応策を考えなければならないと思っています。

不易流行という言葉がありますが、まさに守るべきものと取り入れるべきものを掛け合わせることで時代に即したビジネスモデルの構築がなせるのではないかと考えています。そのために建築業界では馴染みの薄いUXデザインの研修に通ってみたり、AIやIotの技術革新に対するアンテナを張り巡らせたりして自分の持つマーケティング理論を最新のものに書き換える努力をしています。

 

 

パターン抽出によるセルフイメージの最適化

その中でもこのところ非常に重要だと感じているのはパターン化という概念です。建築業界で非常に大きな問題になっている職人不足問題の根本にあるのは案件の積み重ねで売り上げを積み重ねる建築業界において5年先10年先の売り上げに対する根拠が見えにくいこと、外部環境に左右されやすいビジネスモデルに対する漠然とした不安が根底にあると思っています。そのような側面から見ると2年先3年先の売り上げさえ確定していないのに5年先10年先を見越して若手の人材を育成しようと誰も思わないのは当たり前です。この非常に難解な問題をスッキリと解決することが出来れば、職人育成に時間と費用を投資する企業が一気に増えると思っています。

しかし、受注が安定しないと言っている工務店さんでも20年30年と続く社歴の長い事業者が少なくなく、実際は毎年それなりに売り上げも利益も上げておられる会社が多くあります。要は本来、事業を持続させる実力があるにも拘らず、それに気付かずに自分自身に対しての自信を持てないでいる経営者があまりにも多いように感じるのです。根拠の薄い自信過剰は非常に問題ですが、統計やデーターを分析することなく自身に対する評価やセルフイメージが低すぎるのも大きな問題だと思うのです。

 

 

成功体験の抽出と概念化。

私から見ると自分自身、もしくは自社の成功パターンを分析することなく、マーケティング理論の確立はできることはないと思うのですが、将来に対して自信が持てないのは未来の売り上げに対するエビデンス(=マーケティング理論の構築)が明確にならないからではないかと思うのです。ここで重要なのはこれまで何十年も事業を積み重ねてきたこと自体がある意味マーケティングとして機能していたはずだということです。その部分の成功パターンを抜き出してこれからの時代に適応できるように加工しながら再現性をもつ概念として理論構築をすることができれば将来に対する不安は払拭されるのではないかと思うのです。実際私の場合も職人時代の営業理論をそのまま社員大工に落とし込んで現在のマーケティングを組み立てていますし、その元はと言うと佐川急便時代の経験、成功体験を生かした模倣です。

 

 

実践型現場マーケティングマネジメント論公開中。

先行きが不安だ、これからどうしていったらいいかわからない、と言われる経営者ほど実はきらりと光るすごい強みを持っておられたりするのは珍しいことでも何でもありません。「何をするかよりも誰とするか」「何を買うかよりも誰から買うか」と言う人間の価値観を言い表す至言がありますが、私たち地域に根を張ってスモールビジネスを組み立てる事業者はやっぱり「人こそが強み」であり、狭くセグメントされたマーケットの中では大したことがないように思える人となりでさえお客様に対する真摯な思いだけあれば絶対的な強みになったりするものだと思っています。

そんな地域密着の工務店のマーケティングと実践型現場マネジメントについて昨年から新建ハウジングプラスワンで1年間の連載を続けておりました。現在、期間限定ではありますが一般社団法人職人起業塾のオフィシャルページで経営者向けのマネジメント論を新建ハウジング社のご好意で掲載させていただいています。全てが原理原則に帰納する理論だけに当たり前の事が多すぎてあまり面白くはありませんが、それだけにやろうと思えば誰にでもできる、しかし実際に会社のシステムに落とし込むところまで実践されている会社はほとんどないのが現状です。参考までにご一読いただき、これからの混迷の時代を乗り切るヒントに少しでもなれば幸いです。

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マーケティングと自己欺瞞との深い関係。

9月27日 晴

 

秋到来。

すこぶる良い天気が続く神戸では今日も気持ちの良い青空が続きました。昼間は汗ばむ陽気でしたが朝夕はすっかり涼しくなり、秋の風情を感じるようになり、伊川の河川敷では鈴虫が鳴いてます。天高く、馬肥ゆる秋の空。食欲にスポーツに読書と気持ちの良い季節を楽しみたいと思います。

なんて思っていたら、事務所に宅急便が届きました。開けてみると箱の中には漫画がぎっしり。(笑)職人起業塾@東京の塾生さんから強くオススメされた漫画(の名作)全45巻がやってきておりました。まずはコレで秋の夜長を満喫したいと思います。

 

テーマは状態管理。

昨日の大阪でのオープンセミナーに引き続き、今日はすみれ本社での月に一度の無料の勉強会、【元祖】職人起業塾の開催日でした。原理原則に則ったインバウンド・マーケティングの勉強会となっているこの勉強会では重要なテーマの一つに状態管理なる概念を掲げておりまして、最近はその一環として勉強会が始まる19時までの時間に丹波の三心五観の藤本さんに来てもらい波動セラピーを行っています。塾生さんたちに向けて勉強会で思考を整えるのと同時に波動セラピーで肉体も整えてもらえるように、ということですが、私も今日はしっかりと波動を整えてもらいました。

ちなみに、波動セラピーとはヘッドフォンを装着して耳から骨伝導で波動(超音波)を送り、身体を構成するあらゆる部位の周波数を調べて狂いを調べたり、周波数を整えたりするセラピーで、ロシアやヨーロッパの国々では保険治療の対象にもなっている治療法です。私は数年前からこれで身体の潜在的な問題や改善点を発見し、対処ではなく予防、状態管理的観点から身体の異変が顕在化する前に直すようにしています。

 

 

 

5年目に突入の勉強会。

夕方からの勉強会は相変わらずの満員御礼の大盛況で、神戸の片田舎のアクセスの悪い場所での19時からという遅い時間の開催にも関わらず今月も遠方から大勢の方が集まって来られました。今回で49回目、5年目に突入したということもあり、今回はこれまでのグループコーチング式の勉強会のスタイルを一新。長年、1人対20〜30人のグループコーチング形式だったのを変更してグループディスカッション形式で集約した意見に対してコーチング的深掘りを行うスタイルにしてみました。

参加者からの感想は概ね好評で、グループに小割りにしたことで一人一人が口を開きアウトプットする機会が増えたこと、またディスカッションというフランクな相互コミュニケーションが出来るようになったことで和やかな場になったのが良かったようです。既存の形式に拘らないマメなブラッシュアップ、大事ですね。(笑)

 

嘘はあかん。

今回の勉強会のテーマは「嘘を見抜く」と言うマーケティングの勉強会とは思えないような人の内面に切り込む、なかなか難しい問いを設定しておりまして、マーケティングの構築やビジネスモデルの確立といった取り組みの前にまずは人としてのあり方を正す姿勢を持つと言う原理原則論に立ち返りました。

職人起業塾でのマーケティングとは自社独自のマーケットを作る、売り込むことなく自然に売り上げ、利益が上がる仕組み作りを目指しています。その根本にあるのは信頼関係の構築であり、信頼される人になるところから金儲けはスタートする、人としての在り方を正すことこそマーケティング構築の入り口である。として自分自身の内面に向き合い、磨くことを重要視しています。

 

 

人は嘘をつく。

嘘つきは泥棒の始まり、と昔からよく言われますが、その人の信頼性を考えた時、嘘をつくなんてことはもってのほか、これは今更口にするまでもない自明の理ではありますが、残念ながら人はつい嘘をついたり、裏切ったりしてしまいます。というのは、人からの信頼を得るには人との約束を守るのは当然ながら、その前にまずは自分との約束を守るべきです。しかし、人は往々にして自分に対して自己欺瞞と言われる、自分への嘘をついてしまったり、裏切ったりしています。それは心の中で、良いと思うこと、行えば人に喜ばれること、正しいと思うことをそのまま行動に移さず、言い訳や自己正当化をして「やらない理由」をこじつけることで自分の心を偽る行為を、意識する、意識しないに関わらず選択するということです。

例えば、歩いていて道端に落ちているゴミが目に入ったら、拾ってゴミ箱に捨てる方がいいに決まっているのに、急いでいる、自分の責任でない、近くにゴミ箱がない、等々他人事だと切り捨てたり、責任がないことを根拠に自己正当化をしてその場をやりすごしてしまいます。そんな嘘に向き合い、自己欺瞞をしないようにすることが、自分自身に対する信頼、他人との関係の中での信頼性の強化に繋がるというのが今日の勉強会の趣旨となっておりました。

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マーケティングとは自己欺瞞との戦いだ!

そんな自己欺瞞を排除することで正しい心の通りに正しい行いを選択できるようになる、自分自身に対する甘えを断ち切る、まるで修行のようですが、個人としての信頼性を高めるにはこれ以上有効な概念はないと思っていて、私などは10年以上、(まだまだ払拭はできていませんが)自己欺瞞との戦いを繰り返しています。過去のこのブログでも10回以上自己欺瞞についての考察を繰り返しています→過去の自己欺瞞についてのブログ

信頼ベースのマーケットを作るマーケティング理論の入り口が人としての在り方を正すところからという論理からすると自己欺瞞を認識し、正しいと思うことを正しいと思う通りの選択を行い行動に移すことこそ、在り方を正すという概念を実践へ落とし込む入り口に他なりません。とはいえ、正しいと思うことを全て行うには大きな実力や影響力が必要になる訳で、なかなかそんなにうまいこと自己欺瞞が解消できることはありません。しかし、思う通りにならないことの根本的な原因を解決するべく日々の努力を積み重ねることで少しずつ理想に近づいていけるのではないかと思っています。その為にはまず、自分自身が行ってしまっている自己欺瞞に気づくこと、自分自身に対する嘘を見抜く力を身につけることからだと思います。ひょっとしたら出口のない道かも知れませんが、たった一度の人生、良かれと思うことを素直に行える様になってみたいものです。(汗、)
塾生の皆さまも是非この機会にマーケティングの基礎を作る自己欺瞞との戦いに挑戦してみてください。あなたならできる!

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学びは実践出来なければ単なる暇つぶし。

9月25日快晴

 

9月も最終週。

連休明けの月曜日、気づけばあっという間に9月の最終週になってました。来週から10月が始まるとあっという間に冬の足音が近づいてきて、今年もすぐに終わってしまいます。最後の四半期で今年も悔いが残らないように結果を出して気持ちよく来年に迎えるようにしなければと朝から気持ちを引き締めました。

と思っていたら、朝から先日お声をかけてもらった外装リフォームのお客様から受注のお電話を頂いたり、工場の改修工事のご契約を結んで頂いたりとドタバタ忙しいながらも幸先の良い1週間のスタートになりました。

 

 

大入り満員。

昼からは大阪移動して、来年に向けての事業である一月に大阪にて開講する職人起業塾15回コース研修の説明会を兼ねたオープンセミナーを開催、お忙しい中大勢の方々にお越しいただきお陰様で大入り満員の大盛況となりました。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。

またまた時間配分を間違えた、というより調子に乗って喋り過ぎてしまい、事務局からの助成金活用の実務の説明の時間がオシてしまいまして、反省しきりですが、それでも助成金を活用しての人材育成の要点はしっかりと聴いて頂けたかと思います。中小零細企業ではなかなか取り組めない人材育成への取り組みのハードルを下げるヒントを得て頂けていれば幸いです。

 

 

技術だけでは生き残れない。

今回のオープンセミナーでは、職人起業塾が提唱するマーケティングの総論とそれを実践に移す方法論を私たちが置かれている時代背景と共に熱く語らせて頂きました。企業は人なりの原則に立ち返り、建築業の評価は現場で出した結果次第と考えると、現場実務者を育成する事が事業所の地力をつける事であり、文字通り金の卵を生むガチョウを育てることに他なりません。そして、これまでは現場実務者の育成と言うと技術面だけが取り沙汰され、それ以外のもっと基本的な重要なこと、自ら主体性を持って行動を起こすマインドの部分や、社会人基礎力といった職業人としての基礎的な知識、今やどのような職業に就くにしても不可欠なコミニケーションスキルについて学ぶ場がなかったのが現状です。技術力とともに人間力を高めることがこれからの厳しい時代を生き残るための建築現場のマネジメント改革には必要だと考えており、その部分に焦点を当てた実践的な研修を行なっています。

中村社長のFacebookから無断で拝借すいません(^_^;)。

 

人材育成の三原則

職人起業塾では現場マネジメント改革に対する人材育成の三原則を定めており、技術力+この3つの力を現場に落としこむことで現場のマネジメントを改革し、顧客接点強化を図り、生涯顧客を作り出して自社独自のマーケットを作る=マーケティングの構築を叶える取り組みを推し進めています。その三原則とは、

  1. マーケティングの基礎知識習得
  2. コミニケーションスキルの体得
  3. 可能思考、主体性促進による人間力強化

この3つの研修をもとに現場での実務を顧客に絶対的な満足を得てもらえるレベルに引き上げる取り組みであり、決して意識改革、自己啓発のみを行なってモチベーションを上げるだけではなく、あくまで現場で実践し、結果を検証しながら現場マネジメントの仕組みとして定着してもらう研修となっています。

 

 

実践しなければ単なる暇つぶし。

自分自身の経験則から、知識を得ることは重要ですが、様々な知見を習得した時間を価値あるものにするには、絶対に実践に踏み込まねばなりません。行動に移さなければ学びの時間は単なる無駄、暇つぶしと変わらない時間となり、いっそそんな時間を持たない方がマシとなります。今まで様々なセミナーや勉強会に参加したり書籍を読みまくったりしましたが、実践に落とし込んだものについては学びに投資した時間とお金が何倍にもなって返ってきたと実感していますし、逆にどんなに素晴らしい理論を学んだとしても知識として頭の片隅に残しておいたところで、後からそれを引っ張り出して役に立ったということはほぼありません。そんな経験から、研修は学ぶことと実践することがセットになっているべきで、ある程度の期間をかけて学ぶ、実践する、検証する、修正する、また行動するというサイクルを最低でも数回は廻してみるところまでサポートできなければ価値の無い研修になってしまうのでは無いかと思っています。職人起業塾の研修は上述の3原則を元に半年もの期間をかけて現場実務者自身に現場におけるマネジメントを変革するプランを立ててもらい、その検証を繰り返すカリキュラムとなっています。来年一月開講 大阪講座は九月末の締め切りです。本日の説明会を終えた時点で若干名の空きがありますので、少しでも気になっている方はお気軽にお問い合わせください。
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自己欺瞞に向き合うややこしい勉強会。

9月23日 秋分の日 曇り

 

蝙蝠退治!

昨日までの仙台〜東京の出張から昨夜遅くに最終の新幹線で帰ってきて、若干の疲れを引きずりながら今日は今日とて朝活。早朝6時から社内版職人起業塾なる社内勉強会を開催しました。名古屋で行なっている店舗改装工事への出張組や祭日につき休み、寝坊に体調を崩した者もおり、欠席者続出の随分少ないメンバーでのこじんまりとした勉強会になりましたが、大事なことはやり続けること、と煩雑な日常であまり考えることのない緊急性の低い、重要なことを考えてもらう時間を持ちました。

日中は事務所にてデスクワークと、(このところ頻繁にいただく)ご指名でのご依頼を頂いたお客様宅へ外装リフォームの調査にダンプにハシゴを積んで屋根と外壁の調査へと向かったり、夕方からは鉄骨造の店舗の新築工事の契約にクライアントにお越しいただいたりとガッチリ実務に勤しみました。特に、外装リフォームの調査では屋根に登ったついでにコウモリ退治をして大活躍、随分喜んで頂きました。(笑)

 

 

本当の理由を考える

話は変わって、、前述のように今朝は早くから社内勉強会を開催しました。私が行う勉強会は一風変わっており、考えてもすぐに答えが出ない難解な質問に対して考えてもらうようにしています。今回はある事例を取り上げて、工務店が大工育成に踏み込まない「本当の理由」について考えてもらったり、人はなぜ自分自身に対して嘘をつくのか?といった禅問答のような問いかけをして、自己欺瞞から抜け出す方法について思いを巡らせてもらいました。二つの質問には共通点があり、それは、「自分が良いと思うことを人はしない」ことに対するアンチテーゼです。

私自身を振り返っても、全く自己欺瞞をしないで生きているかというと決してそんなことはなく、日々良心の呵責や自分自身に対する憤りや不甲斐なさを感じながら過ごしておりますが、少なくとも自分自身を振り返り、自省する習慣を持っており、常に反省とリセットを繰り返しながら少しでも自分が良いと思うこと、行うべきことを実践できるように努力をする姿勢だけは保っています。

 

 

割り切りは魂を弱くする

文芸評論家の亀井勝一郎氏の遺された言葉に「割り切りは魂を弱くする。」という名言があります。なんの機会に聞いたのかは定かではありませんが、私の中でずっと引っかかっている言葉で、ことあるごとに思い出してしまいます。それは簡単に解決できない問題に直面した時であり、したい、けどできない。やるべき、でも後回し。といった自分の心に嘘をつき、そしてできない、やらない理由を正当化する自己欺瞞を発動する時に往々にして脳裏に浮かび上がってきます。

その度に、割り切ってさっぱりしてしまうのではなく、苦しみながらでももっと考えを深く、「できない→諦める」ではなく、違う解決方法や第3の選択に思いを巡らせ、リフレーミングを試みるように努力するように自分自身に発破をかけるようにしています。ちなみに、「割り切りは魂を弱くする」という概念に関連して繰り返し考察を重ねた過去のブログはこちら、→https://shokuninshinkaron.com/?s=割り切りは魂を弱くする

 

 

分かってる、けどやらない。

とはいえ、私自身いつも素晴らしい解決方法を見つけ、自己欺瞞を解消しているかというと決してそんなうまくは行きませんが、少なくとも割り切って諦めてしまうよりはましな着地点を常に見つけてきたとは思っています。社内勉強会をはじめ、様々な研修やセミナーで講師を務めるようになった今、常々思うのは、私が伝える原理原則論は誰にでも簡単に理解されるのに、実践して成果に結びつける人の少なさです。先日の仙台でのhasセミナーでも、「完工なくして売り上げなし、かき集めた職人での工事で顧客満足なし」と建築業では誰でも分かっている当たり前のことを今更ながら申し上げて、若者が職人を目指して働ける労働環境を整えること、職人を守り、育てることが工務店のマーケティング構築には欠かさないことを訴えました。ご参加頂いた皆さんは全員「言われなくても分かってる」と思われたと思いますが、実際に職人の育成に一歩を踏み出す工務店は全国的に見ても極めて希なのが現実で、10年後を考えると職人不足は解決すべき喫緊の問題であるにも拘らず、優先順位は低いまま先送りにされているのを肌で感じておりまして、そこにはある種の割り切りがあるのではないかと思ってしまうのです。

 

 

執着を持つことの是非

私たちが少年時代を過ごした根性論全盛の昭和に比べて今の平成の世の中は執着を持つのがあまりよく思われないというか、ダサいというか、悪いことのような印象が持たれているように感じてしまいます。今時のコンサルタントやビジネス書には「今出来ることに集中しろ」とか、「強みを磨くことに専念しろ」とか出来ないことに対して囚われ、執着することを無駄なことのように切り捨てる傾向があると思っていて、無一文から起業して出来ないことだらけの中でなんとか問題解決を積み重ねてきた私には(昭和思考だからかも知れませんが、)そんな風潮に違和感を持たずにはいられません。

正直、出来ないことをウジウジ考えてもしょうがないというのは分かりますが、切り捨て、割り切ってしまうことが人間的な成長を止めてしまうのではないかという危惧を抱いてしまいます。気合と根性論とはまた別に悩み、考え、苦しむことには成長の糸口があるのではないかと思うのです。

 

 

第8の習慣

私が敬愛してやまないスティーブン・R・コヴィー博士は世界的なベストセラー「7つの習慣」で人格主義とインサイドアウトという自分の内面の良心に向き合い、自身の在り方を律することが人生を成功に導く法則だと提唱されましたが、晩年になって「第8の法則」で再度、「ボイス」という概念を提唱され自分自身の内なる声に真摯に耳を傾けることで新たな境地を切り開くことができると言い残されました。もう10年以上前になりますが、コヴィー博士が来日された際の六本木ヒルズでのセミナーに参加してその概念に触れた時の衝撃というか感動は今も胸の奥のどこかに残っていて、自分が正しいと思うことと実際の行動との齟齬に対して整合できるまで向き合わなければと思ってしまうのかも知れません。世の中は矛盾に満ちていて複雑怪奇ではありますが、もっとシンプルにやるべきことを行うように出来れば、自分自身を含めて、周りの人をもっと幸せにすることができるのではないかと思うのです。

私が主宰する勉強会や研修ではスタッフや塾生さん達にややこしい質問を投げかけて随分と悩ますことが多いですが、悩むことを通して魂を強くしてもらえる一助になればこれ以上嬉しいことはありません。皆さん、上っ面を滑る簡単な答えに満足することなく、本質を見出す気概を持って気張って悩んでみてください。(笑)

 

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オープンセミナー大阪第8期

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アドラーと上杉鷹山@職人起業塾 東京

9月20日晴れのち曇りのち雨

 

職人起業塾@東京

今日は仙台駅前のホテルからスタート。朝一番の新幹線で東京に移動、【第六期】職人起業塾の研修講師として水道橋のセミナー会場を提供してくださっているシップ社へと向かいました。朝の10時から夕方の6時半まで丸一日みっちりと塾生の皆さんとディスカッションをして、普段あまり考えることない自分の内面のと向き合うワークに取り組んでいただきました。

全15回、半年間にも渡り長い期間をかけて行う職人起業塾の講座は建築実務者にマーケティング理論を理解してもらい塾生自らが立案したアクションプランを実践に落とし込み成果を手にしてもらうところまでにコミットした研修です。そのためには理論だけではなく実際の行動に必要なスキルを習得してもらうことがセットで必要で、そのための実力をつけてもらう綿密なカリキュラムが組まれています。

 

コミュニケーションが全ての問題を解決する。

私たちが提唱する原理原則に基づいたマーケティング理論は信頼をベースにしたファン作り、コミュニティー作りとも言われる自社独自のマーケットを作る事にその重きを置いています。それはものづくり企業の本質である現場で評価を得ること、最も濃厚な顧客接点である現場でのマネジメントを強化することにより「あなたに頼んでよかった」と言ってもらえる生涯顧客の創造をその基本に置いています。

ここで非常に重要となるのはコミニケーションスキルに他なりません。心理学そのアドラーは人間社会の全ての問題は人間関係に起因するとシンプルに断じられましたが、建築業界においてもあらゆる問題はコミニケーション不全による所に起因するといっても過言ではないと思っています。職人起業塾では講師の1人に元JALアカデミーの接遇マナー講師である横山桂子先生を招き、3回にわたって接遇の基本からコミニケーションの真髄までを徹底的にレクチャーしていただいています。

 

コミュニケーションは愛と思いやり。

横山先生はその講義の中でコミニケーションの真髄とは「相手の立場に立って物事を考えること」だと言われます。今日の私のマーケティングの講義では日本式マーケティング論と称して上杉鷹山公が破綻しかけていた米沢藩の財政を再建した事例を元に「伝国の辞」を著して領主は国と領民のためにあるとパラダイムシフトと呼べるほどのあり方を正したこと、そして「富民」の考え方で愛と思いやりを基本理念に定め三方良しの経済を標榜したことを紹介しました。

アドラーが断じた人間関係のすべての問題を解消する根本はコミニケーションにあり、上杉鷹山公の経済学もまた相手を思いやる気持ちを持つ事こそが改革の道筋をつけると自らのあり方を正したことを鑑みるとマーケティングとはコミニケーションとセットであり、顧客接点もしくはステークホルダーとの関係性において本質的なコミニケーション図ることが持続的なビジネスモデル構築の基本になると考えています。

 

 

あとはやるだけ!

職人起業塾@東京の塾生さん達はその部分について深く理解してくれたと思いますし、その後それぞれが発表されたアクションプランにはしっかりと横山先生からレクチャーを受けたコミニケーションの真髄が落とし込まれていたように思います。後は実践、各々が日々の現場で本当に顧客の幸せを願い行動を選択することで「あなたに来てもらってよかった」「一生あなたにお願いしたい」と言われる絶対的な顧客満足を通して生涯顧客獲得を積み重ねてもらいたいと思います。1ヵ月後の実証研修は非常に楽しみになった今回の東京講座となりました。
第6期塾生の皆さん、いっちょ気張ってみてください。(笑)

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オープンセミナー大阪第8期

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杜の都で職人育成を語る。

9月21日 曇り

杜の都 仙台にて。

今日も夜明け前から起き出して、始発の電車に乗り込んで神戸空港へ、7時20分フライトの仙台直行便に乗り込むと、なんと9時には仙台駅に着いてしまいました。昨夜はゴルフコンペの懇親会で夜遅くまで姫路で飲んでいたことを考えると、朝には仙台に降り立っている自分を見てどこでもドアを使っているような気分になりました。ほんに日本は狭くなったものです、てか、便利すぎてこの状態に慣れ親しむのが怖いくらい。。HASセミナー仙台

 

初の東北でのセミナー。

仙台ではhas(ハウジング・アクティブ・ソリューション)なる建築業界における最先端のツールやサービスをまとめて提案するセミナーにお呼びいただき、職人起業塾の取り組みと現場から未来を作り、自立循環型の工務店モデルを構築する方法論について熱く語らせてもらいました。初めての東北での講演となりましたが、早速、社内勉強会での採用をご検討するとのお声や、書籍『職人起業塾』をご購入頂いたりと、参加頂いた方々にはそれなりにご理解を頂けた様に思います。特に、この地は東日本大震災からの職人不足が深刻だった地域だけに、職人や現場実務者の育成には関心を高く持っておられたのではないかと感じました。これを機にご縁があれば仙台でも職人起業塾の研修講座を開催したいものです。

 

職人向け(だけ)じゃない職人起業塾。

職人起業塾の研修は名称が社内の独立支援の勉強会からの名残が残っており、冠に『職人』とついているだけに、職人向け専門の研修だと勘違いされやすいのですが、実はそうではなく、現在は実際に受講されている塾生の半数以上が職人ではなく、現場監督やリフォーム営業や設計担当をしながら現場管理も行い顧客窓口を務める実務者の方になっています。職人的マーケティング論では職種を限定することなく、現場での顧客接点に焦点を当てているので、決して職人さん向けの研修ということではありません。研修をスタートさせた時の私の思い入れが強く、名称は随分と誤解を招きやすくなってしまっておりますが、、

 

現場に答えがある。

ただ、職人出身の経営者である私としては、建築業の実務、現場監理は無論のこと、設計も営業もまずは現場を知るべきだと思っています。現場の流れや段取り、収まりを知らずして顧客の要望に応えた満足を得られるものづくりをすることなど、(建築業界のみに拘らず)出来るわけがないと思っています。やっぱり、答えは現場にありなのです。新たに建築業界に飛び込む若者にはまず現場を知ることから始めて貰いたいと思っていて、設計や営業、現場監理など職人以外のキャリアを積むにしても現場で得た経験は後々絶対的に有利になるし、顧客に安心してもらい、信頼してもらいやすくなると思っています。

 

 

職人入り口のキャリアプラン。

すみれでは、大工の社員に50歳を目処に現場での作業をメインにするのではなく、現場管理や営業、設計に活躍の場を移せるようにスキルを磨くように言っており、大工職人として現場を担当しながら、工事全体の現場監理、お客様の窓口としての営業マン的役割や、また初期の設計段階からプランニングに携わることを推奨しています。現場での経験を積み重ねながらいくつもの役割をこなすことで体力的に生産性が落ちてくる時には活躍の場を現場作業以外に移せるスキルを身につけてもらい、加齢による所得の減少を防ぎ、安心して働いてもらいたいという想いで職人のキャリアプランを構築しています。

 

 

職人を育成する文化の復刻

東北では相変わらず職人不足は深刻な問題のようでした。とはいえ解決の糸口は皆無。そんな観点から見ても職人育成、若年層の職人見習いを採用、正規雇用する内製化は建築業界に於ける喫緊の重要課題だというのは周知の通りです。しかし、工務店やリフォーム会社では外注の職人での施工がすっかり一般化してしまっている現在、職人育成、内製化に必要な知見、経験則を企業文化として持っておられる会社が殆どないのが現実です。また、私のような大工上がりが大工の指導をするのとは違い、営業系の経営者や経営幹部が職人の教育を行うのは大きなハードルがあることもよく存じております。今すぐに職人を雇用すべきだとは言いませんが、「まずはその下準備として現場マネジメントの原則論を見直し、現場重視の社内文化を育まれては如何でしょうか?」と今日のセミナーの最後を締めくくりました。東北の地で少しでも私の想いが届けば幸いです。
hasセミナーにご参加頂きました皆さまありがとうございました。

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【現場マネジメント革新×マーケティング構築】職人起業塾総論セミナー&受講説明会

大阪にて久しぶりにオープンセミナー開催します。

時代に対する認識を新たにする最新の事例と共に職人的マーケティング総論、そして4月に抜本改革を行った厚生労働省の助成金活用についての留意点、活用事例についても詳しい説明を致します。

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オープンセミナー大阪第8期

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職人起業塾6ヶ月コース絶賛募集中

現在、来年開催の鹿児島、大阪の先行予約開催受講者を絶賛募集中です!

現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしつつ、多くの方のお申し込みお待ちしております!

第8期生【大阪地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】

第9期【鹿児島地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ

fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/

ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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「ハウジング・アクティブ・ソリューションズ(HAS)セミナー」に登壇します。

建築業界の最先端のソリューションを提供する企業に混じって職人起業塾の研修の総論を短くまとめてご紹介します。参加費は何と!無料です!

12/15 (金)TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前【定員50名】(初開催)

お問い合わせはこちらまで→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ/

HASセミナー仙台

HASセミナー仙台

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職人的マーケティング論、メールマガジン配信中

毎月の【元祖】職人起業塾での開催内容や最新のマーケティング関連の(個人的な)考察などを低頻度ながら配信しています。無料ですのでよかったら登録してみてください。^ ^

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これからはこれまでの延長線上にない。

9月20日曇り

 

ゴルフシーズン突入。

水曜日、すみれ事務所は定休日。私は今日も朝活の日でしたが、ゴルフシーズン突入と言うことで、お休みさせてもらい姫路の工務店エヌスタイルさんのゴルフコンペに招かれて参加。職人起業塾に参加してくれている塾生さんやN社の協力業社の達とグリーンコミニケーションを楽しみました。普段は塾長と塾生と言う関係でややこしい?質問をしたりされたりする関係ですが、コースに出るとその関係性もフラットになってなかなか新鮮かつ良いものです。スコアは相変わらずの土砂降りでしたが、涼しい秋空の下のラウンドを楽しみました。(笑)

 

 

大まか同じ人生を歩む同業経営者。

エヌスタイルの那須社長は実は前職の後輩でして、佐川急便を退社後、1から大工の修行に入りその後独立して工務店を開業されたと言う大まか私とと同じような人生を歩まれています。奥さんは佐川急便時代のお客さんとの事でこれも私と同じ。(笑)

上記の流れからすると当然ですが非常に近しい価値観を持っておられ、熱心に社員大工の育成に注力されています。職人起業塾にも多くの社員さんや協力会社の若手経営者さんに通ってもらっており、私としては志が同じ(しかも出自が同じ)経営者が近くにいて頻繁にやり取りがあると言うのは非常に嬉しいというかありがたいことで、ひょうご木づかい王国学校などの業界団体の取り組みにも理念に共感いただいて随分とご協力を頂いたりしています。

 

 

ご縁も、外化ありき。

毎月のように顔を合わすようになって3年近くなる那須社長とその社員さん達ですが、もともとは神戸と姫路でお互い地域に根ざして商売をしており、そんなに接点があるものではなく、これといったやりとりのない期間も長くありました。そして、今こうして仲良くさせてもらえているのは実はFacebookとこのブログのおかげに他なりません。

神戸の片田舎でひっそりと営業している小さな工務店である私たちの取り組みを10年間にわたり日々文字にして外化(情報発信)する習慣を続けてきたからこそ、それに反応、共感、そして行動を起こしてもらえて連絡を頂けてから、今のような協力しあえる関係性を築けています。古くからのご縁と雖も今はSNSと情報発信がその橋渡しをしてくれている訳ですね。

 

 

なくなる仕事。

今日一緒にゴルフコンペに参加していたもう1人の前職の後輩は現在、大手新聞の販売代理店を経営されており、ゴルフ場への道すがら、いかに新聞業界が厳しい状態にあるか延々と説明をしてくれました。聞くところによるとその代理店では毎月50にも上る世帯で新聞購読の解約の申し出があるらしく、何とかその減少を食い止めようと日々新規契約を取ることに必死の努力を続けているとの事でした。新聞広告やチラシの広告反響は日を追う毎に薄くなる現状もあり、このままいくとあと3年間事業がもつかどうも危ないと嘆いておられましたが、確かにネット社会への変革が最も顕著になり一番直接の影響が大きいのは新聞やTVといったメディア業界になるかもしれません。しかし、産業革命を凌駕すると言われている情報革命は農業主体で働いていた人類があっという間に工業やサービス業にシフトしたようにすべての業態、あらゆる人の生活にその大きな影響を及ぼすでしょうし、私たちも関係ないとうかうかはしておりません。

 

 

 

ポータルVSインバウンド

インターネットとスマートフォンの普及は我々の暮らしを大きく変えました、おもちゃ販売大手のトイザラスがアメリカで倒産の手続きを始めたと言うニュースがありましたが、インターネットはポータルサイトを持つ大手の寡占化を間違いなく進めます。その一方で、インバウンドと言われる世界の片隅に埋もれてこれまで誰の目にも止まらなかった価値を見つけてもらえるようになり、スモールビジネスに取り組む事業者にも大きなチャンスが到来したのも間違いありません。その変化への対策としてオウンドメディアを持つことが非常に重要だとされていますし、個人が情報発信のメディアを手にすることができるようになったのはまさに革命といっても過言ではないと思っています。自分自身を振り返っても10年前にブログを始めていなかったら今頃どうなっていたかと恐ろしくなります。

 

 

新たな時代を生きるには新たな知恵と武器がいる。

そして、時代の変遷するスピードはこれまでと比べ物にならないくらいが速くなっており、あらゆるものがあっという間に陳腐化します。舛添知事をはじめとする政治家や、森友学園問題など情報の拡散により一瞬にして世間から抹殺されてしまうニュースを見るにつけ、現状に甘んじた時点でそのポジションは足元から一瞬にして崩れ去ってしまう危機感が常に付き纏います。これまでも「現状維持は緩やかな破滅への道」と言われてきましたが、一年前まで業績好調、最高益を叩き出していた大手企業が経営者の判断ミスで一瞬にして顧客の信頼を失い存亡の危機に陥る、もしくは破綻してしまった例は近年、枚挙に遑がありません。これからはこれまでの延長にないコトを今一度認識を改め、新たな時代に即したモノやコトを敏感に取り入れつつ、進化をし続ける事が出来る様にアンテナを高く立てて新たな取り組みを続けて行かねばと、25年、35年と続く旧友とのご縁に感謝しつつ、考えてしまう秋の一日となりました。

 

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【現場マネジメント革新×マーケティング構築】職人起業塾総論セミナー&受講説明会

大阪にて久しぶりにオープンセミナー開催します。

時代に対する認識を新たにする最新の事例と共に職人的マーケティング総論、そして4月に抜本改革を行った厚生労働省の助成金活用についての留意点、活用事例についても詳しい説明を致します。

お申し込みはこちら

https://www.facebook.com/events/477955185902601/?acontext=%7B%22ref%22%3A%223%22%2C%22ref_newsfeed_story_type%22%3A%22regular%22%2C%22feed_story_type%22%3A%22117%22%2C%22action_history%22%3A%22null%22%7D

オープンセミナー大阪第8期

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職人起業塾6ヶ月コース絶賛募集中

現在、来年開催の鹿児島、大阪の先行予約開催受講者を絶賛募集中です!

現場の改革から業界を変える取り組み、ご一緒出来ることを心から楽しみにしつつ、多くの方のお申し込みお待ちしております!

第8期生【大阪地区 2018年 1月開講予定 事前予約受付中】

第9期【鹿児島地区 2018年 2月開講予定 事前予約受付中】

問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ

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ホームページ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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「ハウジング・アクティブ・ソリューションズ(HAS)セミナー」に登壇します。

建築業界の最先端のソリューションを提供する企業に混じって職人起業塾の研修の総論を短くまとめてご紹介します。参加費は何と!無料です!

9/21 (木)TKP仙台カンファレンスセンター【定員50名】(初開催)

12/15 (金)TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前【定員50名】(初開催)

お問い合わせはこちらまで→https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ/

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