オレたちのDXとオウンドメディア #つない堂チャンネル

令和2年10月6日 晴れ

コロナ禍でのチャレンジ。

今日は東京へ。コロナ禍による大打撃を受けているのは飲食、観光業界がよく取り沙汰されますが、実はアパレル業界も未曾有の売り上げ減少に喘いでおり、有名ブランドの相次ぐ破綻もニュースに取り上げられていたように、百貨店を始め既存店舗の縮小、撤退がこのところ加速しています。神戸でも先日、西神そごうが閉鎖される寂しい出来事がありました。そんな中、新たなマーケットを切り開くべく、果敢にチャレンジされるアパレル企業もあるもので、この度、神戸本社のメーカーが展開されている東京青山のショールームの改装工事のご依頼を頂き、本日から着工の運びとなりました。企画段階の相談を私が担当した事もあり、担当者への引き継ぎに向かいました。クライアントが時代の荒波を乗り越え、新たなビジネスモデルを切り開くお手伝いを微力ながらさせて貰いたいと思っています。

アウトプットで分かる事。

話は変わって、、私は普段、口癖のように「アウトプットこそ最大の学び」と言い続けており、実践を意識しています。先日、改めてその通りだと腹に落とし直す出来事がありました。私はどちらかというと直感型のタイプというか、理論構築の前に直感を信じて物事を判断したいと思う傾向がありまして、失敗することも多くありますが、これまで20年間の事業はその直感の繰り返しで何とか継続してきました。閃きから派生して、そこから思考を広げて取り組むことの中で、長きに渡り継続できるものは、実は直感の奥に理論とまでは言わない「兆し」を多く感じており、それが一定量蓄積した時にアイデアが降りて来るように思います。そして、あとからその取り組みをアウトプットすることで、過去の感情が呼び覚まされて、一つに繋がった時にロジックが出来上がります。自分では後付け理論が多い自分にどうだろうか?と疑問を持つこともありましたが、実は始めから整理ができていないだけで意外と後付けではないことに気づき、少し安心すると共に、直感の使い方が少し分かった気がしました。

無意識下の認識。

そんな気づきを得たきっかけは、先週末、とある友人の紹介で、クラウドファンディングに取り組んでみたいと言われるドッグトレーナーの方とご縁を頂いて、以前、私がサクセスしたクラファンの事例と、取り組むにあたっての注意点、計画をサクセスさせるために必要なことをお伝えする機会があり、4年ほど前に作ったセミナー資料を見返しながら説明した時の事でした。私の決して多くない経験則を色々とお伝えしましたが、その中で自分が口にした言葉に対して、はっ!と気づかされる瞬間がありました。それは、「クラウド(インターネット)の世界は思うほど広くない。(甘くない)」という認識で、そんなことをセミナーのスライドに書いていたことさえ忘れていましたが、現在の事業を進めている中で、その概念が無意識下でずっと根底にこびりついて影響していたのだと、はたと気づいた次第です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が必須

情報革命と呼ばれる圧倒的な時代の変化はコロナ蔓延によって生活者への浸透の最終仕上げがなされたように思います。オンライン会議が日常茶飯事になり、ウーバーイーツが街中を走り回り、通販事業、ECサイトの運営をされている事業者は圧倒的に売り上げを伸ばし続けています。アマゾンは宅配事業を「中抜きなし」と大きく見出しをつけたSNS上の広告でUberと同じ手法で物流インフラの構築を始めましたし、住宅業界でも新築を考える人は住宅展示場に出かけるのではなく、ライブ映像や動画を見てイメージを膨らますようになりました。最近、新築の相談に来られる方は全員と言っても過言でないくらい、住宅系YouTubeを見てマニアックな勉強をされて来られます。そんな中、私たちのような中小事業者もDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組まなければならないのは時代の要請になりつつありますが、元々建築が本分である私たちがインターネット上で存在感を高めるほどのスキルを身につける、もしくは、外注業者にお願いしてコンテンツを作るのはかなり高いハードルがあります。最終的にはamazonやGoogleに絶対に勝てっこないのです。

セミクローズドな情報配信

しかし、だからと言ってデジタル化の波を無視して旧態依然のまま事業を進めていては、時代の荒波に飲み込まれ、淘汰されてしまうのは自明の理、大げさに言うと行くも地獄、留まるも地獄の様相を呈しています。そんな中、自分たちでできる範囲で効果的な発信をなんとかして行うべきというのが私の基本的な考え方で、背伸びをするわけでも格好をつけるわけでもなく、我々の生の姿を感じてもらえるようにすることで、リアルな信頼関係を構築する助けになるように、webに対する戦略を組み立てています。上述したように、中途半端な配信をしたところで、クラウドの世界はそんなに簡単に思い通りの反響を得られるものではないというのがその根底にどっかり横たわっていたからこそ、そんな選択になったのでしょうが、セミクローズなオウンドメディアの構築をゆっくりと、じっくりと行なってその蓄積が未来の事業展開の糧になればと思っています。

アウトプットは行いと表裏一体

アメリカの歴史上で最高の偉業を成したと言われるベンジャミン・フランクリンは「読まれるべきことを書くか、書くべきことを行いなさい」との言葉を残されています。書くと言うのは今の時代に置き換えれば、SNSや動画配信も当てはまります。アウトプットは行いと表裏一体であり、そして読み手にとって「意味のあること」で無ければならないとの至言はシンプルにアウトプットの本質を捉えていると思っています。インターネットは世界と繋がっているのですから、出来ることなら世界中の人にとって価値のある配信をしたいと思いますが、私たちのような小さな会社ではそんな訳にもいきません。ならば、まずは最も身近な人にとって意味のある、価値のある配信を行い、それを蓄積して徐々に喜んでもらえる人を増やせたらと思うのです。今年度のリブランディングを機に立ち上げた地域コミュニティーのオウンドメディアでもある「つない堂」で毎月、続々と配信されている専門家紹介の動画コンテンツは直感的にスタートしましたが、実は4年前の体験から学び、理論構築をしてきたのをやっと今更ながら認識できました。良かったら「つない堂チャンネル」覗いて(登録も)下さい!こちら→https://www.youtube.com/channel/UCC1moxn5i3gTBlRuDGEfOWg


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