びっくりドンはいらんねん。#あらゆる問題解決の鍵

令和2年10月10日晴れ時々曇り

ブーメランかよ。

場合によっては関東に上陸し大雨を降らす、近畿圏にも大きな影響を及ぼすとテレビのニュース番組で天気予報士に散々脅かされた今回の台風14号は結局北海道付近に張り出した強い高気圧に押し返され南の海へと去っていきました。ブーメランのような起動を描いた台風など、あまり見たことがなく、珍しいことがあるものだと思いながらも、とにかく朝からいい天気になってよかったです。(笑)

あらゆる問題を解決する鍵

今日は早朝から大工社員とのワンオーワンミーティング、続いて午前中は第3四半期を終えての個人面談の続きを行い、昼には三宮のインド料理店でカレーを食べながらBNIのメンバーとランチミーティングと、人と話すのが仕事だとばかりに、がっつりと聞いては話しを繰り返しました。「人が抱える問題は全て人間関係に起因する。」と言ったのは心理学の大家であるアドラー博士ですが、確かにミーティングをして話を聞いたりアドバイスをしたりを行うと少しすっきりした気分になります。ひょっとしたらアドラー博士が言うようにすべての問題解決の鍵はコミニケーションにあるのかもしれません。

NO,びっくりドン。

今日の個人面談しかり、ランチミーティングもそうでしたが、私は最近、よく「びっくりドンはいらんねん」と言う言葉を口にします。ミーティングをして課題を出し合い、その解決方法を話し合うといつもそれなりに行うべきことや、進むべき道が見えたりします。次のステップとして、それを実行に移す時、また誰かに内容を伝える作業(コミュニケーション)が伴うものですが、その際に例えば、会議で改まって発表します!とやるよりも、事前に考え方や方向性を伝え、周りの人の意見を集めたり、内容をもう少しこなれるたようにしてから、その後追いのように形だけの発表するほうがずっと良いと言う意味です。

腹のなかを割って全て吐き出せ

人が抱える問題は、本当にすべてコミュニケーションで解決することができるかどうかは定かではありませんが、少なくとも物事を進める時には関係者館でコミュニケーションを取った方が物事がスムーズに運ぶのは明らかで、それが真であるならば、コミュニケーションの量は多い方がより良くなるのも理にかなうことになります。下準備をして、情報を共有したり、想いに共感してもらったりする機会を増やすことで、より円滑に物事が進むと言うことになります。単純接触回数と言う言い方をしたりしますが、組織の中で物事を動かすには、とにかく当事者たちと接点を多く持って思っていることを全て言える状態を作っておくのが、非常に大事だと思っています。

コミュニケーションは違反じゃない。

このような話は社内でもよく話していて、お客様に提案をもっていくとか、見積書を提出するような場面では、約束の期日通りにきっちりと準備して、びっくりドン、と見てもらうより、事前に数多くやりとりをして、大まか理解を得た上で詳細の説明をするために訪問するくらいまでコミュニケーションをとった方が良いに決まってます。特に見積書を作るような場面では、曖昧なことが少ないほど、精密で信頼性の高い見積もりを作ることができるわけで、見積もり作成の作業をする中で少しでも疑問点があれば、お客様がどのようなイメージを持っているかを逐一聞けば良いと思うのです。

天下取りの思考。

この、「びっくりドンをやめる」と言う考え方は、実は前の前の大河ドラマを見ている際に、なるほど、と思いついたことでして、太閤秀吉が天下統一を成し遂げる際に、家康を大阪城に呼び付けて、傘下に入るように申し渡す場面です。家康が秀吉の家臣になることを拒めば、また戦が起こり、戦国の世に逆戻りする、絶対に失敗が許されない非常に大事な場面で、秀吉がとった行動は、なんと、前夜に変装して家康の寝処を訪れ、「頼むから明日、ワシの言うことを素直に聞いてくれ。」と頭を下げに行ったのでした。太閤秀吉に家康が謁見する間で、家康が「太閤様、豊臣家に逆らうものは私が全て平らげまする。ご安心あれ」と言って徳川が豊臣の家臣になった瞬間は、周りで見ていた者達はさぞかしびっくりドン、だったかもしれませんが、彼ら2人、特に秀吉にとっては何のサプライズでもなく、予定調和そのものだったと言うエピソードがありました。そのシーンを見てなるほど、これは何にでも当てはまると思ったのです。

アドラーに学ぶべき理由。

結局、びっくりドンをやめると言うのもコニュニケーションの方法論の一つです。これが完全に体得できれば、営業マンとしては100戦100勝になれると職人起業塾の第1期生に教えたことがありますが、数ヶ月後には受注率100%を達成するようになりました、とびっくりドンな報告を受けた事があります。コミュニケーションの回数を増やす、相手をよく理解する姿勢を示し、共感する。そして、最後に自分のことを理解してもらうと言う、量と質の両方を高めると、意外に難しいと頭を抱えてしまうような多くの問題も解決できるようになるかも知れません。ちなみに、一般社団法人職人起業塾の研修では、横山桂子先生と言う接遇のカリスマを講師としてお招きしてコミュニケーションの本質を伝授してもらっています。卒塾生に卒塾後の様子を聞くと、殆どの塾生が横山先生の講座を受けたお陰で、お客様をはじめとした人間関係が良くなりました。と答えます。やっぱり、コミュニケーション力こそ、現代社会で最も必要なスキルなのかも知れません。アドラー博士の言う通り、ですね。(笑)


【職人育成コミュニティーへ参加しませんか?】建築現場人材育成×インナーブランディング×マネジメント改革 総論説明会

日時:2020年10月29日木曜日 15:00〜18:00

場所:WeWork Sannomiya Plaza East (Isogamidori 7 chome 1-5, Chuo-ku, HyogoKobe-shi)

内容:【オンライン、オフライン併用無料イベント】

新型コロナの影響でセミナーを中止している間に一般社団法人職人起業塾では職人育成のサポート内容をより深く、より実践的に変容させてきました。

これまでの実務者向け実践研修以外に、若手職人を採用、育成するための人事制度(賃金、等級、評価)のフォーマットの提供やその運用サポート。また、新設したリーダー向けのマネジメント研修では経営者の役割を細分化してリーダーを筆頭に従業員に再配分することで中期事業計画のスピードを圧倒的に高めるグループワークショップを行っています。

今回はそれらの関係性、全体像の説明と計画的に助成金を活用することで、確実に事業所の組織改革を進める方法論についてご説明します。オンライン、オフライン併用の開催ですので、全国どこからでもご参加頂けます。参加表明頂くとオンラインの方にはzoomのURLを、リアル参加の方にはwe workへの招待メールをお送りします。今回は以前から職人起業塾にご参加頂いている方へのリリースも兼ねて無料開催としています。職人育成に取り組まれている方、これから取り組もうとされている方には大いに参考になると思います。是非ご参加下さい。

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/3452793428110911/


古典的マーケティングを学ぶ無料ワークショップ
第86回【元祖】職人起業塾改め「継塾」#無料オンライン開放

日時:2020年10月21日水曜日 19:00〜21:30

場所:すみれ建築工房改め、つむぎ建築舎

内容:【オンライン、オフライン併用無料勉強会】

◆今回もリアルとオンライン併用での開催とします。今月のテーマは“Start with why
“今一度、目的について深く考え直してみる機会としています。先行き不透明、価値観が真逆に逆転してしまったこれからの時代に事業を継続し続けるマーケティング戦略の基礎について皆様と改めて考えてみます。
◆今回もリアル開催と併せてZOOMを使ってのオンラインで無料開放致します。非公開グループページで事前にルームのURLをお伝えしますので、オンライン参加希望の方はご連絡ください。非公開グループページにURLをアップします。

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/3597747676926172/


四方良しの世界を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト

https://sihoutugi.com

職人の地位向上をミッションに掲げた「一般社団法人職人起業塾」のオフィシャルサイト

職人育成、現場マネジメント改革に関する研修、イベント等の情報が集約されています。

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