令和2年10月14日快晴
スポーツの秋
抜けるような青空。と言う表現がふさわしい本当に気持ちの良い天気の1日でした。今日はつむぎ事務所は定休日、私はTOTOリモデルクラブからのお誘いで、滋賀県の瀬田まで久しぶりのゴルフコンペに参加してきました。関西一円、遠くは九州からも参加されて来られた20名ほどのリモデルクラブに加入している同業の方々とのグリーンコミニケーションは最高の天気に恵まれ(スコアは相変わらずでしたが)スポーツの秋にふさわしい非常に良い時間を過ごさせていただきました。ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。
朝夜ハイブリット生活
今朝はゴルフコンペの前にいつもの水曜日の朝活があり、夜明け前に起き出して、いつものルーティンをこなしつつ、あれこれと用意する慌ただしい朝を過ごしました。昨夜は昨夜で、TOTOリモデルクラブの定例会があり、経営革新会議なる勉強会を終えた後は例のごとく懇親会で夜遅くまで盛り上がりました。メーカーの冠がついた同業者の集まる会としては、異例とも言える仲の良さで、発足から15年近く一緒に活動してきた時間がそうさせているのか、忌憚のない意見交換と情報共有をする場自体に価値があるのか分かりませんが、とにかくリモデルクラブ活動にどっぷりつかった二日間となりました。(笑)
陳腐化からの脱出
毎月定例会で顔を合わす関係を長年続けていると、普通はマンネリ化して、組織自体が陳腐化してしまうものですが、今期は初代会長だった中尾さんが会長に復帰して、単なる惰性の集まりになりかけていたこの活動をもう一度、価値のあるものにブラッシュアップしたいと言い出して、今季から、経営者が本質的な経営課題について向き合い、共に学ぶ場を作ろうと「経営革新会議」と言う大げさな名称で「やり方」ではなく「あり方」を考える勉強会を発足しています。先月は「人の器の大きさ」について、熱い議論を戦わせ、その流れで今月は「俺の人生哲学」と題して、メンバーそれぞれの仕事や人生に対する哲学を発表する会となりました。
哲学なき経営
いくら仲が良いといっても、普段なかなか改まって俺の哲学について熱く語ることなどありませんし、そもそも自分の哲学は何かについて考えたこともないと言う若手のメンバーも少なからずおられました。メンバー全員が1人ずつ前に立って自分の人生哲学について語り、全員でそれを聞く会はなかなか面白く、なるほど、この経営者はこんな哲学を持っているからそんな事業になるのだな、などと気づかされることも多くありました。あえて明文化していなくても、曲がりなりにも経営者は自社の事業を牽引して長年継続させているわけで、哲学と言う定義に当てはまらなくても、心情や信念、思考の方向性といったものは必ず持っています。そして、事業は経営者の思考が色濃く反映されていると言うのもよくわかりました。
薄っぺらい哲学
今回のテーマの発案者でもあるので当然ですが、このたび、私も改めて自分の哲学について考える時間を持ちました。思い出したのは10年ほど前に急逝されたメンターとして私が慕っていた先輩経営者に「高橋くん、40歳になったら哲学を持つべきやで。」と十数年前に言われた言葉です。その当時から私は自分の哲学を何かしら固めなければならないと思い、様々な書籍を読んだり、理念型の勉強会や研修に足しげく通いました。新たな学びを得られる場に行くと、人生において非常に重要な概念や思想をたくさん教えてもらいます。その時はその考え方、概念に共感し、自分も取り組んでみようと思うのですが、そんなことをいくら積み重ねても薄っぺらな言葉遊びの延長線上で、哲学と呼べる代物にはなりませんでした。偉人や英雄に対するリスペクトは憧れや目標であり、自分自身の哲学にならないのです。
海賊の導き。
いつになったら俺の哲学は固まるのだろうか?と暗たんたる気持ちになったことも少なからずありますが、そんな時に出会ったにが海賊と呼ばれた男、出光佐三氏の言語録「反骨の言霊」でした。誰に勧められたのかは忘れましたが、ひょんなきっかけでこの本を手にする機会に恵まれてそこに書かれてあった言葉に雷に打たれたように衝撃を受けて、なるほど!と腹に落ちたのを今もよく覚えています。その言葉とは、「概念を学び、実践で裏打ちをすれば哲学が生まれ、知恵が身に付く」と、実践と継続と言う行動の時間軸と哲学は密接には関係があり、薄っぺらい言葉遊びのように思えた概念も、長年実践で裏打ちすることで哲学になり得るのだと言うことに気がついたのです。
成果は状態に由来する。
実践と継続が哲学を生み出す元であることに気づいた時、すでにこのブログは6年ほど続けており、その他にも書道や茶道の習い事、筋トレやランニングの健康管理、毎日の読書、そして事業では大工の正規雇用と技術以外の研修を継続して行っておりました。それら全てを続けながら統合して、概念化したときに自分の哲学が見えてくるのだと思ったのでした。それから時が経ち、上述した習慣は現在も継続しており、すべて10年を超えました。10年間の実践で裏打ちして見えてきたものは、それら全ての習慣の目的が「当たり前のことを当たり前に出来るようにする状態にするため」だと言うことです。結局、成果はすべからず状態に由来する。の原理原則に従って、欲しい結果を得るためにとにかく整える事が私の哲学だと今ならはっきりと言うことができます。そして、状態を整えるには習慣の力が絶大な効果を発揮します。10年、20年と習慣に取り組んだからこそ、拠り所だと言える様になりましたし、当然、事業にも色濃く反映しています。私に連れられて様々な習慣に取り組んでいるスタッフや塾生にも人生の拠り所として心の強さとして習慣の力を活用してもらいたいと思います。
古典的マーケティングを学ぶ無料ワークショップ
第86回【元祖】職人起業塾改め「継塾」#無料オンライン開放
日時:2020年10月21日水曜日 19:00〜21:30
内容:【オンライン、オフライン併用無料勉強会】
◆今回もリアルとオンライン併用での開催とします。今月のテーマは“Start with why
“今一度、目的について深く考え直してみる機会としています。先行き不透明、価値観が真逆に逆転してしまったこれからの時代に事業を継続し続けるマーケティング戦略の基礎について皆様と改めて考えてみます。
◆今回もリアル開催と併せてZOOMを使ってのオンラインで無料開放致します。非公開グループページで事前にルームのURLをお伝えしますので、オンライン参加希望の方はご連絡ください。非公開グループページにURLをアップします。
お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/3597747676926172/
四方良しの世界を目指す「株式会社四方継」オフィシャルサイト
職人の地位向上をミッションに掲げた「一般社団法人職人起業塾」のオフィシャルサイト
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