属人的ビジネスへの回帰論。@HARS

11月8日雨

 

 

第6回HARSゴルフコンペ

神戸は久しぶりの雨。今日は水曜日と言うことですみれ事務所は定休日、私はNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会のチャリティーコンペに運営側としての参加でした。地域に密着したリフォーム会社が切磋琢磨して最新の知識と正しい技術を学び安心してリフォームできる環境を消費者に提供する事で地域の活性化を図るという理念を掲げて地道に活動を続けている貧乏NPO団体の運営資金を助けていただくチャリティーコンペを春と秋の年2回開催しており、正会員をはじめ、賛助会員としていつもご協力いただいている住宅設備、建材メーカーさんや商社さん、その他関連の業者さん達と毎回親睦を深めながらグリーンコミュニケーションをとるべくゴルフコンペを開催しております。

 https://instagram.com/p/BbO3APTBgmP/

 

ご縁に感謝。

今日はあいにくの天気で朝から小雨が降ったりやんだり、気温も下がって絶好のゴルフ日和とはいきませんでしたし、私のスコアのほうもやっぱり土砂降り状態で全く振るいませんでしたが、それでも同じパーティーのメンバーさんのお陰で楽しくラウンドする事が出来ました。このNPO法人は建築系の団体だけに、いつもは参加者のほとんどがおっさんばっかりなのですが、今回は皆さんに熱心にお声掛け頂けた様で、いつになく女性の参加も多く、事務局のくじはしさんとそのお友達でコーディネーターとして不動産会社と工務店とエンドユーザーをつなぐ新しいビジネスモデルを構築されている女性起業家の池川さん、いつも何かとお付き合いいただいている姫路のリフォーム会社の福田店長と私との4人で和気あいあいと楽しくラウンドさせていただきました。新しい多くのご縁に感謝いたします。

 

第三者的住宅取得サポート市場

昨日のひょうご木づかい王国学校の緊急会議でも、(私達も目指している)これからの住宅市場における第三者的な立場でのエンドユーザー向けの窓口の設置、ユーザーに寄り添った住宅取得にかかる全体的なアドバイスを行えるサービスの重要性とそこに大きな潜在需要がある事、全国で次々と成功モデルが生まれており、新たな市場が生まれつつある。という話が何度も繰り返し話題に上りましたが、この池川社長の行っておられる事業も女性目線に立った同じようなサービスで、しかも土地探し、資金計画、建築会社になかなか伝わらない顧客の要望を伝えるところまでを包括したサービスとなっており、注文住宅だけに限らず、分譲住宅の販売でも人気を博しているとの事でした。身近にそのような新しいビジネスを展開されておられる女性社長がおられた事に少し驚いてしまいましたが、この度、とても良いご縁をいただけたと思いますし、今後何かとご協力しあえる体制を持てればと考えています。

 

 

時代の大きな変化

新たな人との出逢いは新しい学びや気付き、発見をもたらしてくれるもので、ゴルフのラウンドをしながらあれこれと話しながら「なるほどー、」と改めて大きく時代が変わりつつある事に気づかされました。珍しく女性と一緒のラウンドということでいつにも増して話も弾み、そんな中で私の自己紹介で「職人を育成する建築会社と研修事業をしています」と聞いて、女性2人共が「息子を大工にしたいです」と言ってくれました。(息子さんの意思はわかりませんが、笑)その理由は「職人の手仕事は絶対に無くならないし、AI(人工知能)に取って代わられる事がないから」との事で、最近何でもオートメーション化されるのを見ていて「これからは職人になるべきだ」と思われたとのことでした。私にはあまり縁が無く知りませんでしたが、最近はネイリストの仕事でさえ自動化されているとの事、確かに3Dプリンターに比べればこれくらい簡単なことですね、、ネイリストの仕事もネイリストの学校もなくなるようです。

 

 

3つの顔を持つ女。

もう一つは池川さんのビジネスの集客がInstagramに特化されていると言われた事。女性目線での家づくりを切り口にされているということでネット集客、特にInstagramとは非常に相性が良いそうですが、女性社長、女性コーディネーターとの家づくり、住宅サービス会社と複数のアカウントを利用してそれぞれを巧みに連動させながらフォロワーを増やしてエンドユーザーからの集客促しているとの事でした。今時、Instagramでの集客活動は珍しくははありませんが、緻密な計算をして戦略的に複数のアカウントを使いこなし、セルフブランディングで売り上げを上げておられる方はそんなにいないと思いますし、しっかりと実績を挙げられているとの事でした。ただ、この様な手法は誰にでも出来る、もしくは成果を見込める訳では無く、池川社長というパーソナリティーがあってこそ成り立っているのだとも感じました。

 

 

今こそ属人的ビジネスへの回帰。

これらの話題で感じたのはIotやAIを駆使した技術革新、実用化が急激に進み始めた今、私たちスモールビジネスに携わるものが向かうべき先は前時代的、かつ汎用性が低く、効率的ではありませんが属人的なビジネスモデルではないかということです。大工が良くてネイリストはダメ、Instagramは効果的だが使う人による、住宅取得、資金計画、土地探しまで全てを一人の女性に託してもらう、これらの共通項はスペシャリストとして力量を兼ね備えた専門家による属人的なビジネスであり、この非効率で急ごしらえ出来ない人の価値こそが生き残れるビジネスになるのではないかと思うのです。物が溢れかえる時代に起こった情報革命は人のニーズを多様化、細分化させ、マニュアル通りのサービスや誰にでも受け入れられそうな商品の陳腐化を進めました。パーソナルなサービスは卓越したパーソナリティーによってもたらされるべきなのは自然な流れなのかも知れません。

 

修行と稽古が人生を切り開く。

今日のゴルフコンペを終えた後、夜はすみれ本社にて隔週開催している「すみれ書道教室」のお稽古日でした。私が遅れて参加すると若衆達が熱心に臨書の稽古に励んでおりました。よしよし、という感じで見ておりましたが、上述したこれから勝ち残ると思われる属人的ビジネスで最も重要なのはいうまでも無く、人間性と人間力であり、これらを学ぶには今も昔も変わることなく、修行と稽古、学ぶ姿勢がまず始めにありきだと思うのです。字を美しくかけるだけでも人に与える印象は大きく変わりますし、隔週の2時間程度のお稽古でも、長年継続し、習慣化の力を活用することができる様になれば、字が綺麗に書けること以上の価値を身につけることができると思います。
当たり前ですが、自分の人生は自分で切り開くしかなく、そして習慣の力を身につけて自らを鍛錬することで人の仕事の80%がAIとロボットにとって変わると言われているこれからの激動の時代にやりがいを持って生き生きと働ける状態を作れるのではないかと思った次第です。
結局は目先にとらわれない地道な努力ってことですよね。私も気張って参ります。(笑)

 

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ひょうご木づかい王国学校、里山に。

11月7日 曇り

 

緊急会議を開催

昨日の鹿児島でのありがたいご縁への感謝となんとか最低限の目標を達成した祝杯の余韻に浸りながら鹿児島を飛び立ち1時間余のフライトで帰神。神戸についた途端、すっかりと頭を切り替え神戸空港からそのまま三ノ宮にてクライアントと待ち合わせて打ち合わせ。そのまま神戸ハーバーランドに移動してミーティングを2本こなした後、夕方からは兵庫県林務課と県木連からの依頼で運営しているひょうご木づかい王国学校にて緊急会議を開催しました。先日、このブログにてやるせない気持ちを吐露した記事をアップしましたが、ひょうご木づかい王国学校が入居している複合施設、ハーバーランドモザイク側から寝耳に水の退去勧告を受けて、急遽年末にてハーバーランドの施設を閉鎖することを余儀なくされたのに伴い、移転、継続の道筋を探るというか今後の方向性を決めてしまわなければならず、忙しい中多くのメンバーさんにお集まり頂きました。
このブログはこちら→青天の霹靂!約束するしか無い約束は強制やろ。

 

 

家づくり相談所として再スタートした矢先。

そもそもこのひょうご木づかい王国学校は兵庫県と県木連が創設した施設で兵庫県で産出される地元産の木材の利用を目指して地域の人に木の良さを知ってもらい、新築やリノベーション時に活用してもらえるようにという啓蒙活動の場として作られました。昨年、国からの補助金が打ち切られた後は私たち工務店団体がその運営を委託され、建築業者25社、関連業社25社の50社ものメンバーが集まり運営費を出し合って、また不足分はクラウドファンディングを活用して支援を募ったりしてなんとかこれまで事業を継続してきました。先月10月からは専任のインテリアコーディネーターを迎えて運営を転換、完全に第三者的な立ち位置で、家づくりセミナーの開催や住まいの相談窓口として本格的な活動を開始し、国土交通省からは地域型グリーン化住宅グループの採択を受け、新築住宅を建てる人には兵庫県と金融機関がタイアップした日本で一番低金利の固定型住宅ローン「兵庫県産木材特別ローン」の利用と共に100万円〜150万円の補助金の活用が出来る安心でお得な住まいの相談窓口として本格的な活動を始めた矢先の今回の勧告は本当に衝撃的な出来事でした。

 

 

ちょっとした詐欺?!

全50社もの運営に賛同頂いたメンバーさんはモチロンのこと、クラウドファンディングで全国からご支援を頂いた多くの方にも、私は整備されずに荒れ果てていく森と人で溢れる賑やかな街を繋ぐこの施設を存続させ、年間2万人を越す来場者に地元の木を使う意味と意義を訴えることで地域活性化、地域での自立循環型社会の実現に微細ながらも寄与できるはず!と訴えてご支援、ご協力をお願いして回りました。それははじめに多くの人が訪れる施設ありきの計画であり、(私をはじめ)皆さんはそれだけ多くの人に親しまれている施設ならば潰してしまうのは忍びないとご参画頂いたのが正直なところだと思います。それが、一年もしないうちに施設を退去して解体工事まで行わなければならないとなると、ちょっとした詐欺を働いたようなもので、私としては本当に心苦しいとしか言いようがありません。

 

 

移転先候補地募集

とはいえ、前回のブログに書いたように、飲むしかない条件を提示されていたとしても契約は契約。法治国家に暮らす一員としては賃貸借契約書に書き込んである条件を履行しないわけにはいかず、退去するしかないのが決定事項です。今行うべきは善後策で如何に最善の選択を行うかであり、限られた時間の中で移転、存続とその後の事業の実効性をいかに高めるかの一点に集中しなければなりませんでした。その為に半月前の定例会から移転先の候補地を募り、県、県木連の職員、そしてメンバーさんへと広く意見を求めました。その結果、素晴らしい意見を出して頂き、超短期間にも関わらず、移転先と来年度の運営資金の目処がつき、実績が上がりはじめた第三者機関としての住宅相談窓口の事業を継続することができる目処が立ちました。思いを同じくするメンバーさんの深いご理解とご協力体制には心から感謝するばかりです。

 

 

里山へ

その新店舗への移転案とは今年大きな話題となり、全国から見学者が訪れた「里山住宅博」のモデルルームでこれまでのハーバーランドに比べると交通の便は良くはありませんが、車なら気軽に乗り付けれる場所でもあり、また兵庫県産木材を活用した実際のモデルルームもたくさんあり、住宅に興味を持っておられる方にはもってこいのいい立地になると思っています。移転は来年1月からで年明け早々にグランドオープンの催しを行う予定まで、今日の緊急会議で仮決定することができました。あとは、これから家づくりを考える方に第三者的立場で気軽に相談できる窓口が神戸にあることを知ってもらえるように、正確で価値ある情報発信をスタッフの方々に行って頂きたいと思います。私たちは陰ながら応援する立場でしかありませんが、適正な価格で真っ当な材料を使い、安心できる住宅を取得されて幸せな暮らしを手に入れられる人が増えることを願いながら、できるだけの支援を続けて行きたいと思っています。関係者の皆様、引き続き宜しくお願い致します。

 里山住宅角のサイトはこちら→https://kobe-sumai.jp/

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ご縁を紡ぎ、ご縁を生かす。@鹿児島職人起業塾

11月6日 快晴

 

再び鹿児島へ。

3連休明けの月曜日は朝一番で鹿児島へフライト。今年に引き続き来年の開催のご要望を受けて第九期職人起業塾@鹿児島の入塾説明会の第2弾、あと数名の申し込みがあれば最少催行人数に達するということで、現場から建築業界を変えようとしている私たちの取り組みの価値を伝えに神戸空港を飛び立ちました。いいご縁はいいご縁を呼ぶ、というのが私の提唱する原理原則に則った職人的マーケティング理論の根幹を支えている概念ですが、今回もご紹介いただいた経営者様は非常に意識の高い、そして志を持った方で、お会いして私が概要を話し出すとすぐに意気投合、というか、お越しになった時点で既にご理解頂けていた印象さえ受けました。ご紹介頂いた大庭社長、前田社長には本当に感謝するばかりです。

 

 

売り上げの方程式

いいご縁は(新たな)いいご縁を呼ぶ。という考え方は多分に抽象論というか、ぼんやりした願望のように聞こえるかもわかりませんが、私はこの概念を大真面目でマーケティングを支える根幹だと思っています。当たり前に過ぎますが、ビジネスを成り立たせるのは売り上げであり、長年に渡る事業の継続には様々な条件がありますが、とにかく商売は売り上げが上がらなければ話になりません。そして、あらゆる商売に共通する売り上げの方程式は「顧客数×単価×購買頻度」であり、これはお好み焼き屋さんだろうが、製造業だろうが、デザイナーだろうが同じように当てはまります。”売り上げをあげる”とは即ち、顧客数を増やすか、単価を上げるか、リピート購入の回転を早くするかのいずれかを改善することに他なりません。

創業から60年続く大黒屋
創業から60年続く大黒屋

 

集客は量ではなく質。

売り上げを構成する3つのファクターの中で最も重要かつ、一番初めに必要なのは顧客数です。顧客がいなければ単価アップも回転率もあったものではなく、とにかく初めに集客ありき、というのは考えるまでもなく誰でも分かる理屈だと思います。しかし、闇雲に見込み客を集めればいいというものではないのも自明の理で、特に私たちのように数少ない限られた人数、経営資源で運営している小規模事業者にとっては、その質が非常に重要視されるというか、情報化革命の影響で商品の単価は全て消費者に公開され、競合他社との比較検討が非常に容易になった現在、集客から受注までの歩留まり、もしくは受注単価はひょっとしたら集客力と同じくらい重要ではないかと思います。

 

 

自社独自のマーケットを作る

激しく移り変わる外部環境に振り回されず、安定した売上利益を上げ続けるには、まずは安定した集客が必要で、失注という経費だけかかって一切何ももたらさない無駄を省き、同業他社との血みどろの価格競争から抜け出して適正価格で仕事を得ることを目指すのは誰しもですが、これがそんなに簡単ではありません。これまでの主流だったマス媒体(チラシや雑誌、インターネット)での宣伝広告による反響は、結果同じ手法を採用する同業者との競合を余儀なくされ、物量作戦で優位に立つ大手の寡占化が進んできました。少し冷静に考えれば中小零細企業が住宅メーカーや家電量販店と同じ土俵、同じ手法で戦うのは愚の骨頂と言わざるをえません。そんな血みどろの戦場ではない独自のマーケットの構築を目指すべきだと思うのです。

鹿児島名物とんこつ
鹿児島名物とんこつ

 

ご縁を大切に紡ぐ

では、どうするべきか?の答えこそ、「良いご縁を紡ぎ、また良いご縁を頂く」という冒頭の考え方になると思うのです。私たち経営資源に乏しい事業者が目指すべきはスモールビジネス、ローカリゼーション、インバウンドの3つに集約されると思っていて、この3つのの鉄則を一つずつきっちり守ることで外部環境に振り回されない集客、あなたにお願いしたいという特命、適正価格を受け入れてもらえる関係性での受注が叶うと思うのです。スモールビジネスとは人と人の対面で一つずつの信頼を積み重ねることであり、ローカリゼーションとは地域に密着して住人から必要とされることであり、インバウンドとは自分たちの内なる価値を磨き、発信して見つけてもらうこと。それらができれば、良いご縁を繋げてもらえ、また信頼関係を結んだ人に信頼関係を結んで人を紹介してもらうことができるはず。

つく根のレタス巻き

 

ご縁に心から感謝します。

ちなみに、今回の鹿児島での2回目の入塾説明会にご参加頂いた新規企業様は、前回の開催でご参画頂き、私が社員さんを預かった企業の経営者さんやその方々の声を聞いて賛同してくれた地元新聞、鹿児島建設新聞の記者さんが、強く推薦してくれて集まってくださいました。結果、たった3時間ほどの説明で合計5名の入塾の内諾を頂いて最低催行人数に達して、来年2月からの鹿児島での開講を決定することができました。良いご縁が良いご縁を読んで頂いて、売り込むのではなく、賛同を頂いて事業をまた一歩前進させることができました。なんの利益もないにも拘らずご尽力頂いた大庭社長、前田社長、林川さん、本当にありがとうございました。皆様のお志にお応えできる様に精一杯の力を振り絞って、研修に向き合い、受講生の皆さんに成果を手にしてもらえるように努力いたします。本当にありがとうございました。

心謝!

 

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UX KANSAI #7ストーリーテリング

2017年11月4日 晴れ

 

引き続きインプットの日

三連休の中日は昨日の東京での聴講に続き、新しく事業所を移されたYahoo!大阪本社のピカピカのセミナー室にてUXDの研修に参加。インプットの日が続きます。今日もまた朝の10時から夕方まで一日中脳みそを絞って考える学びの時間を持ちました。UX KANSAI主催のこの1年間通しての実践的な連続セミナーには昨年に引き続き2年連続の受講となり、(全くわかってなかった)昨年に比べると随分と雰囲気に馴染んできたとは思いますが、それでもまだまだ、UX的思考が身についてきた、もしくはUXの哲学が理解出来てきたと言うには程遠く、今日の研修でのグループごとの発表では講師の浅野先生に随分と手厳しい指摘をされた事もあり、なんとかもう少し早く理解を進め実務に取り入れたいと若干焦る気持ちも抱きながらの研修への参加となりました。

 

 

仮想カタログの作成

この研修では連続セミナーを受講しながら、サンプルとして協力頂く実際の企業が抱える問題を解決すべくサービスデザインを考案し、最終回でその企業向けにプレゼンする、そして本当にいい案が生まれたら実際の事業として採用される(可能性がある)という非常に実務的な研修となっており、今日の研修の冒頭ではこれまで作り込んできたサービスデザインの進捗発表を兼ねて仮想カタログを作成してグループごとに発表する時間が持たれました。大まか、殆んどのグループの発表に対して浅野先生から厳しい指摘というか、ダメ出しを頂き、研修と雖も実務と変わらない、もしくはそれ以上の真剣味を持って取り組まなければならない事を再確認させられ、ハッと目を覚まされる気がしました。

 

 

研修にCSなし

浅野先生は「研修にCS(顧客満足)なし」とよく口にされますが、厳しい口調で真剣な指摘を頂けば頂くほど、セミナーに対する真剣味が増し、その結果学びが深まったり、レベルが上がったりと研修を受けることの価値が上がる事を実感、「これはアホすぎるだろ」「全く考えてない」「根本的に分かっていない」という厳しいダメ出しの連続に会場は随分長い間凍りつきましたが、やっぱりこれでなければ、なんて私一人喜んでおりました。研修講師を務めることも多い私としてはUXデザイン以外にも非常に多くのことを浅野先生から学ばせてもらっており、私がセミナーで話す内容に対して、「最先端の情報と考え方ですね」と言って頂けることがあるのは全て浅野先生からの受け売りで、本当にお世話になってます。(笑)

 

 

ストーリーテリング

仮想カタログで痛烈に指摘を受けたのを受けて、昼から夕方まではストーリーテリングなるサービスデザインによってもたらされる価値をシナリオにして利用シーンをイメージしてまとめる作業で、再度ビジネスモデルキャンバスや、インタビューを集めて分析したユーザーの本質的なニーズ(欲求)を見直し、ペルソナの指向性との整合を再度慎重に確認しながらバリューシナリオシートにまとめる作業でした。この研修ではクライアント、エンドユーザー、サブユーザーがそれぞれ幸せになり、そしてクライアントがマーケットから尊敬を集めることができる社会的にも意義のある新しいアイデアが求められているのですが、それもマネタイズが成り立っているビジネスにならなければ話にならない訳で、先行投資をなるべく軽くしつつも、ビジネスが回り出すと大きな広がりを見出せるような可能性を両立させなければならない訳で、このあたりのバランスまでしっかり見ておかないと浅野先生には話にならんと一刀両断にされてしまいます。

 

 

目指すべきは中学生にでもわかるようなサービスデザイン

スタートした時には長いと感じた全10回の研修も今回を終えると残すはあと2回、最終講では考案したサービスをサービスサファリという実際に利用シーンで検証することと、サンプル企業へのプレゼンとなっていることを考えれば、実質残り一回でサービスデザインをまとめなければなりません。チームメンバーにも(他のチームでも)焦りの色が滲んできておりましたが、今回浅野先生にご指摘頂いた部分を修正すると、随分とスッキリとしましたし、考案した案を少しでもよく見せようとあれこれと付け足してしまっていた部分を削ぎ取って、「中学生にでもわかるような」本質的なサービスに焦点を絞ることでなんとなくではありますが、光が見えてきたように思います。ちなみに、昨年の研修では私も所属していたチームのプレゼンが(サンプル企業ではありませんでしたが)実際に採用され、リアルなビジネスとして進んでおりまして、今回も採用してみようと思ってもらえるようなプレゼンに、なんとかしたいものだと思っています。私としてはUXデザインはこれからの建築に欠かせない思考だと思っており、なんとかそろそろモノにしたいもの、優秀なチームメンバーに恵まれていることもあり、あと二回の研修で自分なりの結果を見れるように気張る所存で、そろそろとすみれでの設計業務にUX的思考を落とし込みたいと思っています。浅野先生をはじめUX KANSAIのコミュニティーの皆様、引き続き宜しくお願い致します。

 

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Spirit of JAPAN

11月3日晴れ文化の日

文化の日に相応しいイベント

今日も夜明け前、まだ日が昇る前の真っ暗なうちに起き出して始発の電車に飛び乗って一路東京へ。慶應義塾大学の隣にある映画「おくりびと」のモデルとなったとされる若き会長が運営される霊廟 龍生院にて開催された、職人起業塾の研修でご協力をお願いしていつも大変お世話になっており私が尊敬してやまない小田全宏先生の講演会「Spirit of Japan」と小田先生のお誕生日パーティーに参加しました。朝の10時から夕方の6時まで丸一日かけて、今まで知っているようでしっかりと目を向けていなかった日本の歴史についてお話を聞かせていただくことができ、なるほど、とか、そうだったのかとか、笑いあり涙ありの講演はずいぶんと勉強になりました。

 Spirit of JAPAN

キリスト教、イスラム教、仏教等の世界中の宗教の関係性や成り立ちから要点だけをかいつまみながら有史以来人類が宗教と共に歩んできたの全体的な流れを示された後、日本古来から伝わる神話の世界、そして明治維新から昭和、敗戦して主権を失いながらも奇跡的な復興を遂げて世界3位の経済大国へと復活を遂げた現代へと続く激動の歴史を振り返りながら日本人が大切にしてきた心、Spirit of JAPAN についてのレクチャーをいただきました。

 

 

 無宗教の国を律する心

信仰のない国、日本と言われますが、確かに何らかの宗教団体に入信されて熱心に信仰を深められている方は私の身の回りにもごくごくわずかで、私自身もこれといって特定の宗教に入信したりもしていません。日本国憲法には政教分離がはっきりと明示されておりますし、世界中を見渡してもこれだけ信仰心が薄い国が珍しいとも言われます。しかし、日本の国民性は非常に道徳心が高く、世界から尊敬を集めることも少なくありません。その理由を小田先生は新渡戸稲造が日本文化を外国に紹介するべく著された「武士道」をひもとき、日本古来の神道と仏教、そして江戸時代に盛んに学ばれた儒教が一体となって明確な宗教、信仰ではないけれども日本人のDNAに善なる思考、良心が深く刻まれていると述べられておりました。私が自分自身でこれまで学んできたことと同じ言説が多く非常に得心した次第です。

 

 

八百万の神はどこにでもいる

今回は長時間の講演会で非常に盛たくさんのことを学ばせてもらいましたが、その中でも最も印象に残ったのは、日本古来から受け継がれてきた神道のご神体が鏡だと言う話。私は神社にお参りする際にはいつも感謝をするようにしておりますが、参拝する向こう側にあるのはが鏡だと言う事はそこに映し出されるのは自分自身であり、神社では神様にお願いをするのではなく、自分自身に対する決意表明をするべきだ。と言うことでした。なるほど、といたく納得した次第で、自分自身の内なる善の心に八百万の神を見出し、決意を持ってそれに恥じない行いを積み重ねることが重要だと言うことに改めて気づかされました。

 

 

歴史の裏表

また、丸一日かけて日本の歴史を改めて学び直す時間を持ってみて、つくづく思ったのは歴史は原因と結果の法則に従ってあらゆることが関係しあい、まるで偶然か奇跡の積み重ねの様に連綿と続いていたということと、その中で起こる出来事、事実は一つでも、見方や立場によって全く真逆の解釈になるのだということ。そして思い出したのは先日、台湾を訪問した際に特別に閲覧させて頂いた台湾大学の研究室に残されていた日本統治時代、第二次世界大戦中に日本軍が研究開発していた核分裂の研究施設です。海賊と呼ばれた男として有名な出光佐三氏は敗戦後の再出発に際して店員に飛ばした檄の中で「日本は負けたのではなく、失っただけである。真に負けたのはアメリカで、原爆をと投下したことで、正義と人道主義を放棄したからだ」と激しくアメリカを批判したとのことですが、もし、台湾での研究がもう少し早く進み、日本軍が先に核爆弾の実装をしていたら一体歴史はどうなっていただろう、本土決戦に追い込まれていた日本は核爆弾を投下して一発逆転を図ることはなかったのか?と考えてしまいました。

 

 

歴史に学び、より良い世界を残す

歴史にもし、たら、れば、は全く意味を成しませんし、こうなっていたら、と考えるだけ無駄なのかも知れませんが、変えることの出来ない過去をうじうじ考えるということではなく、過去の出来事に学び、失敗は二度と繰り返さない。そして素晴らしい伝統や文化は引き継ぎ、次世代に残し、今よりも少しでも良い世の中にして子供達に引き継がねばならないと思います。それが私たち大人が背負う役割とするならば、様々な角度から正しい歴史を自分なりに学ばねばならないと思いました。小田先生も「私の話を鵜呑みにするのではなく、自分自身で歴史について学んでください」と繰り返し仰っておられましたが、戦後のアメリカの統治時代に作られた憲法をいつまでも盲目的に受け入れ続けるだけではなく、国民がもっと過去の歴史に学び、それぞれが正しい歴史史観を持つ様にならねばと感じた次第です。小田全宏先生、いつも素晴らしい学びの機会を頂けることに心から感謝いたします。この度もありがとうございました。

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一貫性の罠と起業したい理由

11月1日快晴

 

秋晴れ

気持ちの良い真っ青な秋空が続きます。この週末は先週再び襲ってきた台風の影響で延期を余儀なくされた「すみれ暮らしの学校」と銘打った、すみれとお付き合いのあるお客様の暮らしを楽しく快適にするためのお手伝いの一環として、スタッフが順番に畑に通って作っている無農薬野菜を収穫したりその場で調理してランチを楽しむイベント「すみれ秋の収穫祭」の開催日となっており、このままいい天気が続けばいいなぁ〜と思いつつ、なんとか秋晴れの空を日曜日まで持たせてください。とお天道様にお願いしました。半年に一度のお楽しみイベントのページはこちら→https://www.facebook.com/events/120067632014864/?acontext=%7B%22action_history%22%3A%22[%7B%5C%22surface%5C%22%3A%5C%22page%5C%22%2C%5C%22mechanism%5C%22%3A%5C%22page_upcoming_events_card%5C%22%2C%5C%22extra_data%5C%22%3A[]%7D]%22%2C%22has_source%22%3Atrue%7D

 

 

コーチングの日

暑くも寒くもない絶好の現場日和の今日は作業服に安全靴のいでたちで店舗改装工事に着手する前の解体工事現場に足を運びました。現場の確認をしたり、設計図面作成用の採寸をしたり、若い職人さんに足元をきれいに片付けてから作業するようにと厳しく指導したりと工務店のおっさんらしい1日となりました。(笑)
朝から夜まで本業の建築実務にどっぷりとつかっておりましたが、その合間を縫って珍しくワントゥーワンのコーチングを2件も行いました。私は基本的にグループコーチング専門で1対1のコーチングはほとんど行わないのですが、たま〜にコーチングを依頼されることがあり、そんな時はできる範囲で受けて不慣れながらも単発ではありますが、問題解決のきっかけをむう出してもらえるようなセッションを行うようにしています。

 

 

一貫性の罠

1件目はずっと以前からパートナーシップを組んで仲良くさせてもらっている経営者さんで、今後の先行きを考えると今の事業を盲目的に進めていくのに疑問を感じているとのことで、「マーケティングを学び続けているとどんどん疑問が大きくなってきて、違う切り口での事業にシフトしたほうがいいのじゃないかと思い悩んでいる」と言うご相談でした。とは言え、新しいビジネスをこれで作ろう!と思えるほどのビジネスアイディアがあるわけではなく、これまで培ってきた実績と集めてきた信頼を考えればあまり大きなシフトチェンジをするのは既存のクライアントを裏切るようで心苦しいということもあり、要は今の事業から半歩引こうかどうしようかと悩んでいるとのことでした。大きな変化は過去を否定することに繋がると思うのは非常によく分かりますし、今までの事業に共感してくれた方々に対して申し訳ないと考えるのは誠実な姿勢ではありますが、客観的に見てみると変化を呪縛する罠にはまっているという風にも見えました。

 

 

事業の本当の目的

そんな悩みを聞いて私が改めて問いかけたのは「事業の目的」についてです。もちろん今の事業も目的に即したサービスではあるのでしょうが、もう一つ大きな目的を考えたときに今の事業は手段の一つになることは往々としてあり、引くというとスタンスではなく、違うサービスや商品を付加することでワンステップ上に上がるイメージで、同じ事業を継続しながらも他のチャレンジを行うことで自分自身の中の占有率を低くして事業ドメイン全体をを見直してはどうかと提案してみました。ギアを上げるイメージと言うのでしょうか、これまで培ってきたサービスをブラッシュアップすることで悩みを解消するのではないかと考えたのです。「なるほど!」と得心いただけた様でもあったのでついでに事業の枠を広げるのに適したコラボ先をご紹介もしておきました。少し私も関わって新しいビジネスモデル構築のお手伝いをできればと思います。(笑)

 

 

起業したい理由

もう一件の方は、ホームページの問い合わせ窓口からメールを下さった方でこれから起業したいと思っているが何から始めたらいいのかわからないと言われる建築士の女性の方。この手の問い合わせというか、ご相談はHPから毎月の様に定期的に受け取っていまして、しかも遠方の方が多いので勉強会への参加も難しいということでメールと電話で対応する様にしています。その方とのメールのやり取りの中でいくつかの質問に答えてもらい今日初めて電話で話しました。ゼロからのスタートと言うことで、実績もスキルも応援者も資金も脆弱な状態とのことでしたが自分なりに色々とビジネスモデルを考えておられました。スタートアップに際して(私が考える)最も重要な問いは「なんのために起業したいか?」という事業の目的であり、その質問に対してその方は「起業したかったから」というシンプルな答えを返してこられてました。「よく分かります。(笑)」と返事をしたものの、顧客目線を意識せず、自己中心的な事業は社会に市場に受け入れられ、人気を博すことはないことを考えると、もう少しよく考えた方がいいのではないかとアドバイスをさせてもらいました。

 

 

顧客目線を忘れてはならぬ

「あなたが家を建てるお客様だとして、依頼先が、起業したいから起業しただけの人で、実績もスキルも経験も資金も事業拠点もない人だったら仕事を頼みたいですか?」という私の質問に対して、その方も「確かに・・・。」と言葉を詰まらせておられました。私もそうでしたが起業してゼロからのスタートを切る際に無い無い尽くしなのはしょうがないことで、その事実は受け入れ、正直に顧客に伝えなければならないと思います。しかし、既に世の中には星の数ほど立派な建築会社が存在する訳で、その上で何も持っていないない吹けば飛ぶような事業者に何千万もの借り入れをして人生で最も大きな買い物の一つである家を注文してもらうというのはよっぽどの理由がなければあり得ません。そもそも、建築業は許認可業種であり、最低限国が定めた基準を満たさなければ(小規模工事以外は)請負契約を結ぶことができない業種です。しかし、街の大工さんへの救済処置として定められた1500万円までの小規模工事なら許認可がなくても受注できることから、比較的簡単に建築業として起業する人が少なからずいるのが現状で、そんなスタートアップをした事業者はまずは実績を積み重ねて許認可を取得することを目指さすべきだと思います。住宅は環境であり、インフラであり、健康をそして命を守る重要な役割を果たします。私たちはそれなりの覚悟と決意を持って事業に取り組む義務があり、その部分をおざなりにした事業者は淘汰されて然るべき。電話でそんな話をしながら、自分たちも改めて襟を正さねばならないと感じた次第。顧客の立場に立った選択。忘れることなく、常に胸に刻み込んでおきたいものです。

 

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ノリと勢いと環境で第二領域を切り開く。

10月1日 秋晴れ

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お朔日の水曜日。

神戸は秋らしい爽やかな青空が広がりました。水曜日はすみれ事務所は定休日、私は朝活の日ということで、今朝も夜明け前に起き出して元気に飛び出ていくはずが、いつになく寝坊をしてしまい元気に、ではなく慌てて自宅を飛び出しました。(苦笑)
しかも、ビジターとしてゲストをお招きしていたにもかかわらず、です。「やっちまった〜」と久しぶりに随分とうろたえましたが、ゲストでお越し頂いたKさんは私のアテンドがなくても無事にミーティングにご参加頂けておりほっと一安心。にしても、こんなことじゃアカン。。といたく反省した次第です。

 

 

第50回元祖職人起業塾

昨日は記念すべき第50回目となる「元祖職人起業塾」の開催日でした。すみれ本社で毎月開催しているこの勉強会は当初すみれの社員向け社内研修の一環での勉強会としてスタートしましたが、取引先やパートナーシップを組む方々から参加してみたいと言う要望を受けて外部に公開しており、毎月遠方からも多くの方にご参加いただいています。開始から早4年と2月、毎月の積み重ねってやつは当たり前ですが、4年の歳月を経て着実に実績として積み重なって行き、参加者の数も勉強会の内容も回数を追うに従って充実してきたように思います。

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それぞれの卓越の戦略

この勉強会ではジェイ・エイブラハムが提唱した卓越の戦略を参加者がそれぞれの仕事や役割に応じて見出してもらい、実践することを主たる目的としています。なので「職人起業塾」と言う名称にはなっておりますが、職人とか建設業とか全く関係なく様々な業種業態の方が参加されており、今回も(嬉しいことに)全くの異業種から初めて参加される方が2名来られておられました。
リサイクル業のSさんとアロマセラピストのKさんでお二人ともFacebookのイベントページを見て興味を持っていただいたのとのことで神戸の西の果てまで遠路遥々お越しくださいました。

 

 

卓越の戦略の作り方と使い方

ちなみに、過去に書いた卓越の戦略に関するブログ達を以下に列記してみます。ざっと読んで頂ければ卓越の戦略の作り方と使い方がご理解いただけるのではないかと思います。(笑)

卓越の戦略@街の自転車屋さん

卓越の戦略を作り、実践するワークショップ。@元祖職人起業塾

卓越の戦略のフレームワーク。

明石家さんまに学ぶ卓越の戦略。

Appleかそれ以外か、に思ふ卓越の戦略。

致良知と卓越の戦略。

SNSこそがリアル世界

Sさんは工務スタッフの佐藤君が参加している朝会のメンバーさんで、先日のすみれゴルフコンペにもご参加くださったり、仕事のご紹介を頂いたりと最近とても親しくさせていただいております。もう一人のKさんは実は5年前に一度だけイベントに講師として来ていただいた際にお会いしたきりで、その後はFacebookで繋がっていただけでなんと5年ぶりの再会でした。にも関わらず、お互い(といっても圧倒的に私の方が多いですが、笑)日々の活動をSNS上に公開しており、長い間SNS上で見かけるだけの間柄でしたが、久しぶりにお会いするとは思えない親近感で全く4年の歳月を感じさせる事はありませんでした。facebook恐るべし、そしてこのブログを始め、情報発信をすることの大切さを改めてひしひしと感じ次第です。

 

 

躊躇する理由はたくさんある

そのKさんと話してみると、4年前にお会いしたときに毎日ブログを書いて情報発信をすることの大切さを私が一生懸命に訴えていたとのことで、それからはこのブログもちょこちょこと覗いて頂いていたようです。アロマセラピストと言う個人ブランディングが非常に重要な職業をされていることもあり、彼女自身を情報発信の重要さには気づいておられましたし、自分に必要な事だと認識もされておられ、(確か、)「私もブログで情報発信をします!」と、言っておられたような気がします。しかし、それから4年間もの時間が経ちましたが、なかなかブログを定期的に更新することが難しかったと言われておられました。その理由は、インターネット上に情報を流すことへの不安や、日々の暮らしのリズムがある中で新たな習慣を持つことの難しさなど、数え出したらキリがないくらいたくさんあるのだと思いますが、必要だと思うならやっぱり一歩を踏み出すべきでは?とまた無責任に背中を押しておきました。(笑)

 

 

ノリと勢いで言っちゃうべし

昨日の勉強会のワークの中で、自分自身の信頼度を自己評価して数字で表してみると言うテストを行いました。昨日のブログに書いた信頼の4つの核についての設問に対して自己採点し、それぞれ自己評価を行ってみると言うワークですが、彼女の自己評価では、決めたこと最後までやり通さない、という設問に対する自分の評価が低く改善すべき点だと認められたことから、改めて「ブログを毎日更新する!」と決意をされておられました。

これまで過ごしてきた日常に新たな習慣を加えると言うのはなかなか難しいもので、継続しようと思えば思うほど用意周到に準備をしなければならないと考えてしまったりして一歩を踏み出せずに無為に時間ばかり経ってしまうことが少なからずあると思います。慣れ親しんだ環境から1歩足を踏み出すのはそれなりのモチベーションが必要ですが、一方踏み出してみるとそれが小さな成功体験になり、次の一歩を踏み出すモチベーションにつながったりする事は珍しくなく、あまり考えすぎずにまずは一歩を踏み出してチャレンジしてみるという姿勢こそが習慣を継続するうんぬんよりも大切な事は明らかで、ノリと勢いで言ってしまうことって本当に大事だと思っています。

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虎穴に入らずんば虎子を得ず(笑)

4年間もの長い期間、ブログで情報発信をしなければならない、行うべきだと思い悩みながらなかなか踏み切れなかったのを、(決してその為だけでは無いでしょうが、)思い切って自分から門戸を叩き、職人起業塾に初めて参加する事によって今まで躊躇っていた一歩をまずは踏み出す決意をされたその行動力と決断力(とノリと勢い)は本当に素晴らしいと思いましたし、私にとっても非常に嬉しい出来事でした。私塾として勉強会を開催している主催者、塾長冥利に尽きる瞬間でした。(笑)
早速アップされたKさんのブログ→https://ameblo.jp/ashiya-aromatique/entry-12324770816.html
そしてこの神戸の西の果ての辺鄙な場所で夜の19時から21時と遅い時間に開催される勉強会に無料とは言え、熱心に参加される方々はその一歩を踏み出すモチベーションを持っている人に他なりません。そんな人ばかりが集まった勉強会に継続して参加し続けると日常の業務や生活でも第二領域と言われる緊急性の低い重要な事に着実に向き合う意識が高まります。月に一度の勉強会に継続して参加する事で周りに刺激をもらい困難だと思いがちな習慣を持続されている方は多くおられますし人は環境の生き物というのを大いに納得するところです。(笑)

 

 

ここに在る価値はここには無い

勉強会の備忘録を書き留める書記長を務めてくださっている電磁波測定士の青山さん(昨日のブログはこちら)は2年前に行った今回と同じ信頼性を数値化するワークと比べて今回は点数が圧倒的に良くなり、「自分の信頼度が大いに高まっていて嬉しかった。」と言う感想を口にされておられましたが、それは偶然でも何でもなく、4年間殆ど皆勤で参加されている以上、然るべくしてそうなったと私は思っています。あり方を正し、事業の目的を明確にし、伝え方を思索し、それらを日常の業務やサービスに落とし込む方法論を何年にも渡って考え、そしてブラッシュアップし続ける事は結果的にその人の信頼性を高めることに繋がると思うのです。未熟な私が主催する拙い私塾ではありますが、ここに在る価値は私が提供しているのではなく、参加者の皆さんがそれぞれ自分で考え、行動し、作り出しておられる訳で、それは私にとって本当に嬉しいことであるし私もアウトプットすることで共に学ばせて頂いていることを考えると熱心に通ってくださる皆さんには心から感謝するばかりです。
塾生の皆様、信頼をベースに未来を作る取り組み気張って進めてまいりましょう!

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価値と善ある意図はあるか?伝わるか?

10月31日晴れ

 

 災害が来れば職人に戻る

10月も今日でおしまい、今年もあと2ヶ月を残すのみとなりました。10月の締めの午前中はガッツリと建築実務、昨夜夜中までかかってまとめた見積書を持って行畳の改修工事の打ち合わせに朝1番から飛び出し、そのまま台風の余波で調子が悪くなったらシャッターの修理に職人として現場に赴きました。現場に行ってみるとビル用の大スパン電動シャッターがリミッターが効かずにボックスの中に巻き込んでしまっており、大きなボールでこじ開けて下ろすのに一苦労、時間はかかりましたが何とか解決しお客様に喜んでもらうことができました。現場で働くっていうのはホント良いものです。

 

 

信頼の内訳

夕方からはすみれ本社で毎月開催している無料の勉強会、第50回職人起業塾を開催しました。台風明けで忙しい中、今回も多くの方に熱心にご参加いただきました。今回のテーマは「信頼の核」となっており、マーケティングを構築するにあたり唯一無二の絶対条件である信頼性について改めて考える時間を持ちました。職人起業塾ではマーケティングをセールスを不要にするものと定義しており、そこに必要なのは絶対的な信頼を得ることです。シンプルすぎるほどシンプルな理屈ではありますが、実はこれほど難しい命題はなく、顧客から信頼されるには何が必要か?という自分自身への問いは繰り返して何度考えても考えすぎる事はないと思っています。

 

 

4つの核

「7つの習慣」の著者スティーヴン・R・コヴィー博士は信頼を支えるのは決してぼんやりしたものではなく、明確な「4つの核」があると提唱されており、それは、誠実、意図、力量、結果の4つの核です。この4つのファクターをバランスよく備える事ができたとき、人は多くの人からの信頼を得ることができ、逆に1つが大きく欠けるだけでも信頼は失われると言うもので、どれ1つとっても簡単に身に備わるものではないと思っていて、それぞれについて繰り返し深く思索し、身を正して努力を積み重ねなければならないと思っています。

 

 

 誠実とは自己欺瞞の克服

前回は、自己欺瞞をテーマにしましたが、それは誠実と言うファクターを身に付けるために人を裏切らないのはおろか、まず自分を裏切らない、自分の良心に従っていた選択の上で行動を積み重ねるべきである。という原則論に則って自分自身を裏切る行為について考えてもらいました。自分のことを誠実な人間だと誰しもが思いたいし、実際、自分のことを不誠実だと思いながら行動する人は多くないと思います。しかし、自分の良心に従って良いと思うことをすべてできる人はそんなにいるわけではなく、やったほうがいいと思いながら動けずにいる人の方がほとんどだと思っています。言葉を変えるとそれは自分自身の良心に対して不誠実と言うことになります。まずそれに気づき、意識を向けて注意することで少しずつ本当の意味で誠実な人間になっていくのだと思うのです。

 

 

 意図は言葉では伝わらない

今回は4つの核の2番目、意図に焦点を合わせて塾生のみなさんに質問を投げかけました。意図とは、文字通り「何かをしようと考えている事柄。」のことであり、顧客にとって価値のある、善なる意図を持ち顧客に向き合うこと、それが伝わることで顧客からの信頼を勝ち得ることが出来るのは容易に想像出来ますが、実際にはこれほど難しい事はありません。詐欺師でも騙す相手に対して精一杯の善意を振りまく訳で、口先でいくら「あなたのことを思っている」と言っても容易に信頼を得ることなど出来ないし、言い過ぎると逆に訝しがられるのがオチ、言葉では伝わらないと考えておいた方が賢明です。

 

 

ミッションステートメントからスタート

では、どの様にすれば良いか?との問いにコヴィー博士は先ずコミットするべきだと述べられています。それがミッションステートメントであり、在り方を表明し見えるようにする事だと言われており、そして、そのミッションステートメントを日々の習慣に落とし込み、積み重ねることで善なる意図を持つ事、持ち続けることが出来るようになり、信頼を増やしていく事が出来るとのことです。文章や言葉にすると簡単ですが、実践は非常に難しくしかもそれは一時のものではなくて延々と続けなければならない訳で、信頼を構築するのは10年かかるが、崩すのは1秒で足りると言われる所以です。意図を伝える事と習慣とは非常に密接な関係があると言うことになります。

すみれミッションステートメント
すみれミッションステートメント

当たり前を当たり前に。

因みに、すみれのミッションステートメントは、私が創業時、悩みに悩んで考案したものを今も掲げており、それは職人、現場管理者、設計士、企業、地域に住まう者、そして人としてそれぞれの立場でそれぞれが正しいと思うあり方を当たり前に全うすることを謳っています。当たり前のことを当たり前に行うことこそが難しいとよく言われますが、17期もあと2ヶ月で終えて、もうすぐ18期を迎えようとする今なお全く以て道半ば、全く以て当たり前のことができるようになったとは思いません。これまで懸命に努力してきたつもりではありますが、まだまだ精進が足らないと言うことでしょうし、これは私だけの事に限らず、スタッフ全員がまずは同じ気持ちを持ち、その意図を伝えるために習慣を積み重ねる仕組みと社風が熟成されねばならないわけで、根気よく粘り強く進めていきたいと思います。とは言え、10年前に比べるとお客様からいただいている信頼の数は比べようもない位増えており、決して出口が見えないわけではありません。スタッフの前とともに気張って信頼を勝ち得る集団を目指して参りたいと思います。(笑)

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火怨 北の燿星アテルイ

10月30日晴れ

秋本番

台風一過の神戸は空気中の塵や埃を風が全て吹き飛ばしたかのような爽やかな青空が広がりました。朝は少し肌寒く秋の風情が漂っています。今日は朝から台湾出張中にご連絡をいただいていた店舗改装の現地確認に出動、その後は事務所に籠りきりたまっている建築実務とそれ以外も盛りだくさんの事務作業を粛々と行い、お待たせしているクライアントに謝りながら次々に連絡を入れました。ちょっとした非日常だった昨日までの海外出張から帰ってきて一夜開ければまた全く普段通りの忙しい日々のスタートです。

 

 

 日常と非日常

海外に出かけるのは非常にわかりやすい日常から非日常に切り替えてリフレッシュするチャンスですが、私は普段から日常の中にできるだけ煩雑な普段の暮らしから離れた非日常を組み込んで気持ちをリフレッシュするように心がけています。その最たるものは読書で、毎日夜な夜な読む書籍はできるだけ現実的なビジネス書ではなく胸躍る空想の世界に没頭できるような小説やドラマティックな人生を送られた偉人の伝記を読むようにしています。

 

 

 違う世界にならう

ただそれも、あまり同じ類の本ばかりを好き好んで読むと日常の習慣と化してしまいます。なので、できるだけ自分が読みたいと思う本や作家とは別に友人や知人が読まれて勧められる本を手に取るように心がけています。少し前に、仲良し同業者で読書家のO社長が「これまでで1番泣いた本、涙が止まらへん」と書評を述べられているのをFacebookで拝見し、早速購入してみました。「火怨」と言う歴史小説で、非常に素晴らしい小説だったのでここでも紹介しておきたいと思います。

https://www.amazon.co.jp/火怨-北の燿星アテルイ-講談社文庫-高橋-克彦/dp/4062735288
https://www.amazon.co.jp/火怨-北の燿星アテルイ-講談社文庫-高橋-克彦/dp/4062735288

内容紹介

受賞歴:第34回(2000年) 吉川英治文学賞受賞

辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。8世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く、吉川英治文学賞受賞の傑作。(講談社文庫)
出典:https://www.amazon.co.jp

 

 火怨

この小説は平安時代の朝廷が宮地から遠く離れた北方に住まう蝦夷を征伐して統治下に収めた頃の東北地方を舞台としており、 これまで歴史小説はずいぶん読みましたがこの時代、この切り口は今まで読んだことがなく、時代背景や設定自体が非常に新鮮でした。同じ日本民族でありながら人として扱われていなかった蝦夷を強大な力を誇る朝廷が征伐したと言う話は征夷大将軍に任じられた田村麻呂が行ったと子供の頃、学校の歴史の時間に軽く習ったような覚えがありますが、ほとんど知らないことばかりで改めてこの時代の歴史を学んでみたいと意欲をかき立てられました。

 

 

 号泣系

読んでみて、O社長の推薦の言の通り、私も人目をはばからずに涙をポロポロ流しながら読んでしまいました。大の大人が小説を読んで人前にもかかわらず涙止まらないと言うのは尋常ではありません。(笑)
強大な力を誇る朝廷に勝ち目のない戦を挑み、決死の覚悟で知恵を絞り、策を経て、何度も勝利しつつも、最終的には勝てないジレンマというかやるせなさの中で、最後に若くして蝦夷をまとめるリーダーとなった主人公のアテルイが選んだのは仲間と離反し自分1人が朝廷の敵となって戦いを続け、降伏することで蝦夷全体を守ると言う自己犠牲の話は涙なくしては読み進められませんでした。絶対に勝てない敵に立ち向かい、自己犠牲の上に全体の幸福、未来を持てるように責任を全うする姿におっさんは弱いのかもしれません。

 

 

日本的リーダー像

平和を満喫する今の日本においてこのようなタフな状況はあり得ませんが、程度の差はさておきリーダーたるもの自分の保身ではなく周り全体を見渡して周りが良くなるための最適な選択、判断をしなければならないし、そのようにしたいと改めて感じる機会になりました。はるか昔からリーダーたる者の守るべき矜持は変わらないと言うことなのだと思います。私も一応リーダーの端くれとして部下や仲間のために自分が取れる責任を引き受ける事で全体を良い方向に導けるようなそんな存在になりたいものだと心から思った次第です。とにかく非常に素晴らしい歴史小説でした、おっさんには特にオススメします。(笑)

 

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雙連朝市とLGBTパレード@台北

2017年10月28日 曇り時々時々晴または雨

 

引き続き台北にて。

台風の進み具合を睨みつつ、帰国のフライト便を何時に変更するか頭を悩ましています。前回日本列島を直撃と言うか縦断して各地に多くの被害をもたらした「ラン」と命名された台風の来襲の際は名古屋からの帰神中、新幹線の停電に巻き込まれ車内に8時間も缶詰状態になって随分と辛い思いをしました。二度とそんなことにならない様に「大自然の力を舐めとったらあかん」と大反省し、今後に生かそうと思っておりましたが、残念ながら台風が来る度に仕事の予定を全て変更できる程余裕のあるスケジュールを組んでいる訳ではなく、今回も台風が接近することは重々分かった上で台湾出張に来ています。ただ、関空に着陸出来なくなるタイミングだけ避ければ大丈夫なはずで、台風の進み具合のニュースを確認しつつ、フライトの変更をしてみました。今回は多分、何事もなく帰神できると思います。(笑)

 

エスノグラフィーの真似事。

今日はあまり多くの予定もなく、珍しく少しゆっくりと過ごす時間を持ちました。いつも台湾に来た時はずっと人と会いっぱなしで、仕事だけ片付けてさっさと帰国するのが常なのでせっかく海外に来ているのにフィールドワークをする時間も持てずにいます。今回は少し街中を歩き、台湾で暮らす現地の人々の暮らしを見て、その中に入ってみて何かしらの知見を得られればと思い、UXデザインで学んだエスノグラフィー的な体験を意識してみました。普段、日本に暮らし、日本でビジネスをしているのに海外に住む人々の暮らしを知ったり、学んだりしてもしょうがないと思いがちですが、大ヒットした書籍「模倣の経済学」にも書かれてあった様に新しいビジネスのヒント=イノベーションは遠くからの模倣によるものが多いと言う考え方は近年になって主流になって来ている様に思いますし、もしその通りだとしたら、遠く離れた国のことを知ることも、ビジネスを前進、加速させる必要条件になるのではないかと思います。

 

 

遠いところからの模倣

遠いところ、とは随分抽象的な言い方ですし、一般的には単純に距離が離れていると言うことではなく異業種、異業態、異分野の関連性が薄そうなところからビジネスのヒントを得ると言う解釈が正しいと思いますが、もっとシンプルに考えると今までにない発想を生み出すヒントや気づきを得るには異文化からの模倣こそが最も適している様に思います。世界は広く、全く違う価値観、文化で圧倒的な数の人がそれぞれの国や地域で暮らしていますが、インターネットによる革命は世界をカップリングさせ、人や物の移動はさておき、情報は国内にいるのと変わらないぐらいの速さで一瞬にして伝達される様になりました。世界は決して全く関係のない異国ではなくなったと言うことであり、それは私たちの様な神戸の片田舎で地域密着のビジネスを行なっている者にとっても同じことだと思うのです。

 

 

アジア的朝の風景

そんなんこんなで、これまではあまり行ったことがありませんでしたが、今朝は雙連の朝市に出かけて台北の人たちに混じって朝粥を食べに出向いてみました。朝市は日本にもありますし、私にとっては珍しくもなんともないものですが、国が変わると様子が変わるもので、朝から声を張り上げるエネルギッシュな魚の叩き売りの?おっさんが魚を買わない人に怒っている光景や、魚と同じ様に並んでサンダルが売られていたり、その横でブラジャーが陳列されていたり、誰が買うのか?と不思議に思える程山盛りの衣料品等、雑多な感じがアジアの力強さと共に、いいか悪いかは別として洗練されていない、成熟されていない部分がまだ台湾に多く残っているのだと感じました。しかし、昼から台北市の中心部で目にして感じたのは全く反対の印象で、それは町中を埋め尽くす若者を中心とした多くの人のパレードでした。デモとは少し違うな、と感じたのは若者たちが殆どのその人々の塊はどの人も表情が明るく、お祭り気分に見えたからかも知れません。調べてみるとこんな記事が見つかりました。

 

蔡総統もエール 台北でアジア最大規模のLGBTパレード/台湾

(台北 29日 中央社)台北市内で29日、性的少数者(LGBT)らによるパレードが行われ、小雨の降る中、参加者らが差別の撤廃や権利の向上、同性婚への支持などを訴えた。

パレードは2003年から毎年10月の最終土曜日に開催。当初は500人程度のイベントだったが、現在ではアジア最大規模となっている。主催者発表によると、昨年の参加者数は約7万8000人で過去最高を記録。今年は8万人以上に上るとみている。今年のテーマは「嘘のやさしさを打ち破る」。パレードを主催する台湾同志遊行聯盟は、台湾には「同性愛に反対しない。自分の子供がそうでなければ」といった、隠れた形での差別が存在すると指摘している。

民進党の蔡英文総統は29日午後、フェイスブック上で、「全ての愛は平等」などとコメントし、昨年に続いて同性婚に対する支持を表明。24日には同党の立法委員(国会議員)が同性婚の合法化につながる法案を提出していた。また、性転換手術を受けて女性となったインターネット起業家の唐鳳氏が1日、入閣を果たしている。このほか、台北市政府では今回、初めてLGBTの象徴である「レインボーフラッグ」が掲げられ、注目を浴びた。28日には桃園市政府庁舎が虹色にライトアップされている。

出典:エキサイトニュース

 

二極化ではなく、混在

Googleなどの世界を席巻するグローバル企業で働く優秀な人にも多くいるとされていることから企業も積極的に受け入れたり認めたりする流れが世界中で起こっている性的少数者(LGBT)への差別や偏見を無くそう、と言う流れが台湾でも非常に盛り上がって来ている様で、アジアでは最先端と言って良い盛り上がりとのこと。この部分については日本よりも随分先進的な国になっているし、カミングアウトした女性(となった人)が閣僚になるなど、この問題に対する意識レベルは日本人よりもずっと高いと言うことです。発展途中のエネルギーと成熟した社会が二極化ではなく、混在、若しくは両立しているのだと感じた次第で日本が人口減による閉塞感に苛まされている事を鑑みるとこのバランスが羨ましく感じました。

 

象を説明するのに象という言葉は使えない。

最新の台湾事情に興味を持ち、中に入り込んで様々な体験をしてみる、そんなことが一体何の役に立つのか、という疑問は正直、自分でも拭きれませんが、今回の台湾での出張中に見たり聞いたり感じたりしたことを振り返って考えた時、大小様々な驚きと共に新たな経験を積めたことは間違いないと思っていて、それは整理してパターンを見つけるなり概念化するなりしてログを書き残しておくことで、何に使えるかはわかりませんが、自分自身の持つ引き出しが増えることは間違い無いと思います。人と分かり合えることは全てのビジネスに通じており、そこに介在するのはコミュニケーションです。そのコミュニケーションで非常に重要なスキルに比喩を使えるか、という命題があると思っており、象を知らない人に象を説明するときには象以外のもので象を説明出来なければなりません。引き出しが多ければスムースにたとえ話を繰り広げて上手に象の理解を得られるのでは無いかと思うのです。これがいわゆる知見が広いということで、それはできるだけ遠くのことを出来るだけ細部に渡って知ることを意識しなければならないのでは無いかと思うのです。
今後さらに「台湾ではね、」と言う例え話、よく使うと思うので楽しみにしておいてください。(笑)

 

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