故青木前会長の遺志を継ぐ@JBN代議員総会

平成30年6月29日 快晴

東京弾丸出張。

今日は東京。有明ワシントンホテルにてJBN(一般社団法人全国工務店協会)の第11期代議員総会に出席の為またもや弾丸日帰り出張、新幹線に飛び乗りました。昼前には東京駅に着いていつもの東京ラーメンストリートのチェックを済ませてから、早めに会場入りして現在絶賛募集中の福岡での第十二期職人起業塾の現地事務局をお手伝い頂いている人にやさしい家を考える会の事務局、高藤さんと大橋会長との意見交換の時間を持ちました。特に大橋会長には従業員の若手大工さんを第八期職人起業塾@福岡に派遣頂いていたこともあり、卒塾生のその後の動向や研修を受講した成果についてお伺いする時間が持てて、リアルなフィードバックを頂けることが出来てとても良かったです。

新体制のJBN発足。

工務店の全国組織の立ち上げ、その取りまとめに長年尽力された青木前会長がお亡くなりになり、十一期にして初めて会長が変わって新体制になったJBN。大野新会長の元に青木会長の遺志を継いで更なる発展を期した総会となりました。人口減、消費税増税による市場の縮小と深刻な職人不足、若者の入職者の低迷と問題は山積ですが、工務店による工務店の為の組織として活路を見出し、全国の地域工務店に生き残りの道を示していけるような組織へと進化、変容を遂げてもらいたいと思いますし、新理事を迎えて刷新した執行部に期待したいと思います。

国土交通省が示すこれからの住宅市場。

総会後の基調講演は国交相住宅局 長谷川氏による「今後の住宅政策について」という題で最新のトピックスなどを交えたご講演でしたが、話の中心は「リフォーム市場の活性化について」の項目に重点を置かれておりました。これまでの住宅ストックの課題(数、規模、取得の困難さ)は概ね克服出来たが、これからの課題は「性能の不足」であり、断熱性能、省エネ性能が全く担保できていない住宅が数多くあり、これからの住宅施策の肝であり、リフォーム市場を8兆円規模に伸ばすと言いながらも簡単ではない現状を示されました。

ストック住宅の殆どは解体するしかない。

空き家が増大し、既存住宅流通活性化が新築需要が減少する中、住宅事業では大きな市場を形成していかねばならない、今後のマーケットを占うと若年世代の年収は右肩下がりの減少傾向にあり、なおかつ住宅を少輔したいというニーズもあからさまに減っており、今後の新築需要は非常に見通しが暗いのが明らかになっておることを考えても、比較的安価で住宅の取得ができる既存住宅をリフォーム、リノベーションするのが市場を活性化の唯一の道ではないか?と言いつつも、全体で820万戸の住宅ストックのなかで耐震性能が担保されていて、老朽化対策がなされていて、駅近の物件は48万戸しかないのが現状で、殆どの物件はいくら空き家がたくさんあっても使えないのが実際である。とのこと。新築が減るのでリフォームにシフトと言いつつも簡単では無い現状を明らかにされました。

リフォーム市場の課題と対策。

今後の課題を整理すると、国交相の調査によると、リフォームして中古住宅を取得しなかった理由を「中古物件への不安」「不動産事業者への不安」「リフォーム事業者と工事への不安」の3つが浮かび上がったというのことで、その対策としてまずは宅建業法の改正から一気に普及が進み出すと目されているインスペクションによる建物の品質を明らかにする取り組み、2つ目は中古住宅に国のお墨付きをつけて購入を促す制度の安心R住宅で、実際は国がお墨付きをつけるのは事業者団体であり、団体の運営が問題になる可能性もあるのですが、耐震性や老朽化の程度とリフォーム後の写真などを公開する、もしくはリフォーム提案を付加しての物件の提示を進める。最後はリフォーム事業者の見える化、これも国の認定団体を指定することで安心して工事を依頼できる事業者が消費者から分かるようにしようという取り組みで、JBNもこの指定団体になっておりますが、現状では全く消費者が業者選定に際して活用されておらず、もう一歩踏み込んで各団体ごとにリフォームの技術基準を設けるとか、厳しい加入条件を付加するとか、工事の完成保証を団体内で担保する等の新たな特色を付加する必要があるのでは無いかと提言されておられました。

工務店の半数が消えるカウントダウン。

上述のリフォーム市場の課題解決の為に国交相としてもスマイルダイヤルによる電話相談、見積もりチェックサービス、弁護士、建築士などの専門家に対面相談ができるサービスを開始しており、また、リフォーム瑕疵保険もここにきて増えてきており、既存住宅売買瑕疵保険も全体の1割程度まで普及が進んでおるとの事で、国が示してきた策も徐々に浸透して来ているとまとめられておられました。最後に建築基準法の改正についても言及があり、建物の用途変更の緩和、耐火構造の木材利用についての緩和などと共に、近年建てられた住宅のエネルギー消費性能の改善についての調査を進めており、法改正後の基準を示しているにも拘らず、実際はなかなか進んでいない高断熱高気密住宅の普及を確認しながら、2020年の義務化に向けて着々と準備を進めているとのこと。工務店の半分、国策に興味を持たない小さな大工工務店が性能の数値化が義務化になった後、新築を建てることができなくなり、リフォームでは認定団体から外れて、消費者から信頼を寄せられずに消えてしまうカウントダウンが進んでいるのだと改めて実感した次第です。

故青木前会長の遺志

私としては故青木前会長に生前、「大工の育成は正規雇用と意識改革、そして若者が将来のキャリアプランを見て、希望を持てる取り組みを同時に進めなければならず、JBNとしても推進していくので手伝って欲しい」と言われたことを受けて代議員になった流れで、引き続き職人起業塾での職人、施工管理者等の実務者向け研修を続けながら、工務店経営者が目を伏せ続けている、職人は道具じゃない、年齢を重ねた体力的に生産能力が落ちて来てからも稼げるキャリアプランを示すべきで、その為には技術だけ習得させるのではなく、現場全体の管理、顧客とのコミュニケーション等を習得して経営者と同じ思考が持てるような育成をしなければならないと、未来に向けた社内整備、社内教育への取り組みを喚起して行きたいと思います。これから半分しか生き残れないと言われる工務店の生き残りに少しでも寄与できればと思います。気張ろ。

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「職人の働き方改革」は志を固めることから。

平成30年6月23日 曇りのち晴れ

朝起き習慣良し!

昨夜はまた、娘の長風呂を待ちながらリビングで本を読んでいるうちに眠ってしまい、目覚めたのはやっぱり朝の4時半、期せずして朝起きの習慣が身について来ている様です。(苦笑)
せっかく早起きしたので、いつもの筋トレを済まして出勤前にランニングに出かけ、一汗かいてシャワーを浴びて気持ちよく出社、今日も張り切ったいい1日になりそうな予感を抱きながらグランフロント大阪で開催されるXデザイン学校大阪分校に研究生として参加すべく、事務所を飛び出しました。

職人の奥さんからのご相談。

さて、私はエンドユーザー向けの新築、リノベーション、リフォーム、店舗改装などの建築事業を生業としておりますが、同時に社内外の職人育成、職人の社会的地位の向上を目指した職人支援事業をボランティアで長年行っておりまして、全国から様々な相談を受けることが少なからずあります。昨日からもある相談を受けており、これから同じ様な悩みを持つ職人やその家族が増えるだろうな、と感じて今までよりももっと、情報発信の頻度を増やしていかなければと思った次第です。

職人の苦しい見通し。

今回相談の連絡があったのは、ハウスメーカー専属の断熱施工の職人をしている方の奥様で、「最近になって主人の仕事の量がめっきり減り、収入も激減して将来が不安でしょうがないんです。どうしたらいいでしょうか?」との事でした。詳しく聞いてみると、断熱職人をされているご主人の意見は、「ちゃんと仕事していたらそのうちまた忙しくなるから大丈夫」とあまり危機感を表に出されていない様ですが、その言葉を聞いて私が思ったのは、きっとその彼は奥さんや子供に心配をかけない様にそんな言い方をしたのだろうという事です。

建築は衰退産業という不都合な事実。

来年、消費税が増税されると建築業界はガタガタになると思われますが、それ以前に、日本は人口、世帯数が激減していくステージに差し掛かっており、構造的な需要の低下を鑑みるとこれから10年後には建築会社は半分あればいいという意見もあります。少し長い視点、全体像をみると私たち建築事業は衰退産業であり、これから大きく需要が伸びて忙しくなることはありません。特に大きなパイを持っている大手ハウスメーカーは全体の市場の縮小の影響をモロに受けるのは想像に難くなく、専属の職人がちゃんと仕事をしていたらそのうち忙しくなるというのは幻想としか言いようがありません。

新しい職人時代の幕開け。

相談をくださった奥さんにその事実を伝えると、「そうですか、、」と暗澹たる空気感を醸されておりましたが、その後に私が伝えたのは市場の縮小よりも職人不足の方が激しくやってくるので、専門職の職人としての未来は決して暗いものではないという事で、「大手ハウスメーカー一社にぶら下がっていては先細りしかないが、断熱施工の専門家として知識と経験を積んで、その分野に関してのどの様なオーダーにも対応出来るくらいのスキルを身につければ、引く手数多の人気職人として起業して自営業として立派に稼げる様になるよ。」という事です。

既に理屈は伝えている。

実はこんな話は以前から私が主宰する勉強会では事あるごとにしていて、実際に断熱、気密施工のスペシャリストと言われる工務店経営者に参考書や書籍をどっさりと借り受け、勉強し始めておられる断熱施工の職人もおられます。仕事が少なく、時間があるときに死に物狂いで理論を学び、知識を身につけて今まで手掛けた事の無いありとあらゆる断熱施工の現場に赴き、実践で理論や知識を裏打ちする事が出来れば、自分と家族の未来を大きく開く、またと無いチャンスだと思うのです。努力を重ねた先の未来の自分自身、その時の家族の幸せな笑顔や、多くの工務店経営者から信頼され頼られる自分の姿を詳細にイメージする事が出来れば今の努力など軽いものだと思います。

職人は働き方を変えろ!

現在、世間では働き方改革が盛んに叫ばれておりますが、他のどの様な業種よりも人材不足になると言われている建築現場こそ、最も働き方を変えるべきであり、大手にぶら下がり、指示された現場にいき、決められた通りの作業をするだけの職人はその職をロボットに取って代わられます。機械には出来ない、臨機応変に細やかな気遣いで期待を超える施工を行えるプロフェッショナルとしての実力を体現できる職人となるべきで、その為には高い志を掲げ、学び、実践する不断の努力を重ねるしかありません。

行動には理由がいる。

私が「職人の社会的地位の向上を図る」との創業時からのミッションを遂行すべく、ライフワークとして取り組んでいる職人支援事業である職人起業塾では、上述の様な「何をやるか」と「どの様にやるか」を伝えるのももちろんですが、その手前の「やる気を起こす」「やる気を持続させる」部分を重点的に伝え、実践への喚起を行なっています。毎月すみれ本社で開催している無料の勉強会【元祖】職人起業塾では毎回の冒頭に、「P:成果(Performance)を得るためには、PC:目標達成能力(Performance Capability)を高めなければならない。」というスティーブン・R・コヴィー博士の言葉を引用し、成果を手にするには状態を管理する事、それは絶対的に習慣が担うと繰り返し言い続けています。

学ぶにはまず志。

もし、人生を良い方向に変容させたいと思うなら、まずは習慣を持つことを選択する。そして、状態を高めることを継続する意識を持ち続けるべきで、その根幹には自分自身を奮い立たせる理由を明確にすべきだと言い続けています。今回、「どうしたらいいですか?」とご相談を頂いた職人と結婚して家庭を築いた奥様には何としても旦那さんに気合いを入れて行動に踏み切って貰い、安心して暮らせる自信を持ってもらいたいし、「職人と一緒になって良かった。」と思って貰いたいと思います。私としてはこれからも、これまで以上に「職人よ、大志を抱け!」と吠え続けることにします。

志しを立てて以って万事の源と為す。
By吉田松陰

おまけ、

ちなみに、今月の無料の勉強会は来週の火曜日、6月26日です。テーマは「守るもの、変えるもの」今回も熱くお届けしますので、職人の働き方改革にご興味がある方は是非遊びに来てください。

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名著の理論を(確実に)実践する方法。

平成30年6月22日 晴れのち曇り

念願の仙台塾開講

仙台駅前のホテルで(今朝もやっぱり)朝早く目を覚まし、牛タンカレーの朝食をとってから快晴の仙台を後にして朝一番の飛行機で帰神。事務所に出社してから昨日の第10期職人起業塾@仙台の第1項の塾生さん達が書かれたワークシートに目を通しながら、念願だった東北での研修事業がいよいよ始まったのだと実感が湧いてきました。昨日の講座にご参加いただいた経営者の中には、以前から私のこのブログを読んでくださり、また「2年前に上梓した著書を手に取っていたが、まさか仙台で職人起業塾の研修が180とは夢にも思わなかった。」と言って下さった方もおられ、発起人の上野社長も「東北の地でこの研修が開催出来て本当に嬉しい」と言って下さりそんな嬉しい言葉を聞いて胸が熱くなりました。ご期待に添えるように精一杯の努力を重ねて塾生の皆さんに大きな成果を手にしてもらえる様にしたいと思います。

知る、やる、続ける。

開講時に若干緊張の面持ちで集まられた塾生の皆さんに私がいつも必ず語るのは「マーケティングやマネジメントの知識を得ることや、理解を深めることには全く価値がなく、行動と実践、そしてそれを継続して習慣や仕組みに落とし込むことこそが研修の意義であり、価値を生み出します。」ということで、半年間もの長きにわたっての研修を行っているのは、その行動と実践をサポートするためであり、理論を知るだけならマーケティング関連の書籍を3冊程度読めばことが足りるのが実際です。職人起業塾では職人や施工管理等の実務者にマーケティングの基礎理論を学んでもらうのですが、それは正直言って別段珍しい理論でも、真新しい仕組みでもありません。そもそもカリキュラムの内容は書籍にして発売しておりますので、1,500円(税別)の本を買っていただければ研修の大まかな内容は把握してもらえます。ただ、本を買ってその内容に沿って行動し、習慣に落とし込み仕組みにできるまで実践を継続できる人は世の中には、ほぼおらず、ましてや顧客接点として現場に立つ実務者がそれをやり切るのは至難の業だと思っております。要は、知る、分かっていること、出来ること、続けることのそれぞれには大きな隔たりがありそれは容易には越えられないのが実情です。以前のブログはこちら→「3つの隔たり」とその乗り越え方。

確実に隔たりを乗り越える方法

そんなわかっているけどなかなかできないと言う隔たりを乗り越えてもらうために私たちの研修はあるわけで、書籍に載っているカリキュラム通りにOff-JTとOJTの計画を立て、半年間かけていわば強制的に実践してもらうことで、わかっていることをわかっている通りに行う習慣を身に付けてもらうようにしています。これができるようになると多少の時間はかかっても確実に物事を進めていけるようになり、根本的な問題解決のアプローチができるようになってもらえると思っていますし、実際に成果をあげられた塾生さんもも少なからずおられます。そもそも、私が出版した「書籍職人起業塾」はスティーブン・R・コヴィー博士やジェイ・エイブラハム、P・F・ドラッカー博士等、世界最高峰のマーケティングやマネジメント論を引用して紹介しており(パクリ本かよw)その理論を実践出来れば卓越した業績を挙げれることは世界中で証明されています。とはいえ、殆どの人はこれらの優れた方々の知見を実際の事業に生かすことなく「本を読んだだけ〜、知っているだけ〜」で終わってしまいます。この度、仙台でスタートした塾生の皆様には半年間の研修を通して(半ば強制的に行うOJTを通してですがw)何とか、わかっていることをわかった通りに、当たり前のことを当たり前に実践できる力を身に付けてもらいたいと思いますし、私が熱くその様に推し進めます。第十期の塾生の皆様、共に学び、共に実践して参りましょう!(笑)

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リーダーの資質と上げ潮理論。

平成30年6月21日曇り

仙台職人起業塾開講!

今日は仙台へ、記念すべき第10期職人起業塾@仙台の開講日。今朝も張り切っていて4時台に朝起きして朝一番のフライトで仙台空港へと飛び立ちました。神戸の方田舎の工務店でこつこつと社員教育の延長線上で行ってできた研修を遠く仙台の地でも開催できることにどこか不思議な気持ちになりながらも、このように全国の事業者さんからご要望をいただいて飛び回れる事に深く感謝をしています。東北の事業者さんの熱い気持ちに応えることができるように精一杯熱い研修を半年間続けて参りたいと思います。東北の皆様、よろしくお願いいたします。

半年に一度の個人面談週間。

話は変わって、現在すみれの社内では根本的問題解決に向き合う半年に1度の個人面談を絶賛開催中で、一昨日の設計部に引き続き、昨夜は遅くまで工務部のメンバーと話こみました。今年になって下から組織体制を変更し、現在、すみれでは大工社員のリーダーの合議による売り上げ目標に対する進捗チェックと工程の自主管理体制を行ってきており、その結果に対する検証と、問題点の明確化、そして改善案をそれぞれの意見を聞きながら見出していく非常に重要な時間です。

目標未達は改善の種

今回の面談で残念だった事は年頭に掲げた目標を達成できていなかったこと、反対に良かった事は目標未達に対する問題点の認識が昨日面談した3人とも共通した意見として面談カルテに書かれてあったことです。改善策についても私の発案ではなく、スタッフの1人の意見を取り上げて採用の方向に進めた事は紆余曲折ありながらも持続的な組織えと変容し、未来を標榜する足がかりになったのではないかと思います。

責はリーダーにあり

昨日の3名との面談での一貫したテーマの1つに「リーダーシップとは何か?」と言う私からの問いかけがありました。社員大工による自主管理体制がうまく機能せずに目標に達することができなかったのはひとえに取りまとめをするべき者達がリーダーシップを発揮できなかったことに起因しています。それは単に意識が低かったとか、努力が足りなかったと言うだけではなく、現場で作業をしながら工事全体の管理をしてなおかつ他のメンバーの現場の状況や動きを把握して売り上げ目標を達成できるようにお客様先に出向いて打ち合わせや契約をこなして着工、若しくは完工の予定を組むと言うのはそんなに簡単なことではなく、出来なかった原因は気合と根性だけで片付く問題ではありません。

リーダーの資質

職人と施工管理と営業と会社のマネジメントを同時にこなすにはやはりそれなりの経験とキャパシティーが必要で、リーダーとして任を受けた2人はその難しさを痛感していたようです。今後は改善策の手を打ち、会社の存続に不可欠な売り上げ目標を達成しながら、経験を積み重ねそのキャパシティーを広げてもらうようにと、期待を込めて話し合いました。そんな面談の中で出てきたキーワードに「リーダーの資質とはなんぞや?」と言う根本的な問いがあり、私から彼らに投げかけました。

信頼性と真摯さ

「リーダーの資質とは信頼」と尤もらしい答えも帰ってきておりましたが、考えるべくはいかにして信頼を得られる人間になるかということで、職人起業塾でレクチャーしている4つの核(誠実、意図、力量、結果)の4つのファクターをいかにして高めていくかについて考えて行動、実践するかにかかっています。私的には率先垂範の一言に集約されるのですが、要は在り方を実践し結果を示すしかないと思っています。そして実践する為には自分との約束を守る真摯さと誠実さが絶対的に必要でドラッカー博士が言われた「リーダーの資質で最重要は真摯さである」との言葉に強く共感しています。

誠実さを担うのはセルフイメージ

面談の中で自分に対する誠実さを維持して決めた事を続けるには先の自分がなるべき姿を強くイメージする事、セルフイメージを高める事が不可欠だと伝えました。すみれが目指す職人による合議制による自主運営組織の実現、全員が主体性を発揮してそれぞれのお客様先で安心と安全、快適な暮らしを提供する事で地域社会に貢献するという理念を実現する現場主義を完成させるまでにはまだまだ課題は多く、改善を重ねなければなりません。しかし、押したり引いたりしながら満ちていく上げ潮の如く、理念という月を高く掲げて強い引力で不断の努力を重ねて、職人会社としてのあるべき姿を実現したいと思います。引き続き、怒涛の個人面談週間が続きますが、スタッフの声に真摯に耳を傾け、最善の道を探っていきたいと思います。スタッフの皆さん、宜しくねー。^ ^

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仙台、東京は大臣認定人材開発助成金活用での受講は締め切りました。一般型、キャリアアップ型は継続して受け付けております。

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ちょぼいちの無料トッピングサービス!〜神戸ラーメン紀行号外〜

平成30年6月20日雨

梅雨空。

大阪北部地震から3日目、神戸は朝から土砂降りの雨が1日中降り続きました。そういえば、阪神淡路大震災の時にまず行ったのは屋根瓦がずれた家のブルーシート張りで、いつ終るとも分からない際限のない作業にいつ雨が降るのかとハラハラと怯えていたのを思い出しました。今回の地震も瓦がずれた画像が多く映し出されておりましたし、震源地近くでは避難勧告が出ているとの事。また、神戸ではあまり感じませんが、余震も続いているらしいですし、復旧作業が急がれるとは思いますがくれぐれも安全に留意して頂き二次被害がないようにと祈ります。

企業の活性化は教育にあり

今日は水曜日で朝活の日。雨の中朝起きして朝のビジネスミーティングに参加しました。発足してまだ間もないチャプター(グループ)ではありますが、週を重ねるごとにだんだんと形が整いビジネス交流会の場としての体裁が随分と整ってきました。本日のメインプレゼンテーションは神戸で有名な経営コンサルタントの水田耕運氏で、ご自身の豊富な経験から企業を活性化、もしくは再生する、経営者から末端の従業員まで一貫して実践に導く仕組みを構築されてきた類稀な、きらびやかな実績を披露されておられました。「企業の活性化は教育にあり」とは私も重々承知しておりますし、よく口にする言葉ですが、多くの工務店やホテル旅館などを再生させてきた水田氏の言葉はずっしりと重く心に響きました。

ご縁に感謝。

そんな厚い信頼をおけるメンバーが各専門分野に1名ずつ、30数名もの大人数が集まるこの朝会はBNIと言うアメリカ発祥の世界に広がる組織で、リファーラルマーケティングと言われる紹介システムを駆使したビジネスコミニティーです。ギバーズゲイン(与えるものこそ与えられる)と言う「先義後利」にも似た非常に日本的な理念を掲げ、まずはメンバーへの貢献にコミットすることでグループ内の全てのメンバーのビジネスを活性化させることを目的としています。上述の経営コンサルタントの水田氏を始め、弁護士、司法書士、会計士、ライフプランナー、不動産業、Berや居酒屋、割烹料理店、ボディーメイクにヘアサロン、引越サービス、結婚相談所、生命保険に損害保険、自動車販売、セキュリティーシステム、電磁波対策、フラワーショップ等々、ありとあらゆる業種のスペシャリストが一堂に集いメンバーへの貢献を行っています。そんなコミュニティーに所属しているおかげで、私も建築以外のありとあらゆるご相談に対してソリューションをご提案できるようになりました。ご縁に感謝ですね。(笑)

20年の歴史を誇るちょぼいち。

そんな頼もしい多くのメンバーの中から今日は特におススメの(大サービスを提供してくれる)お店をピックアップしてご紹介したいと思います。神戸三宮で地鶏のパイタンスープのラーメン店を2店舗経営されている間壁社長は実は私の子供の頃からの友人でもあり、かれこれ30年以上のお付き合いになります。もともとは割烹料理店からスタートし、焼き鳥、ラーメン店と業態変更をしながらも20年以上もずっと「ちょぼいち」と言う屋号で神戸三宮で人気を博し、営業を続けてこられています。ランチタイムはサンプラザB1にあるお店、夕方から明け方5時までは三宮東門通りの1本東の筋のお店が営業されており、ほぼいつでもラーメンが食べられると言う素晴らしい営業シフトを組まれています。(笑)

特別オファー!

その間壁社長が運営されている「チョボイチ」さんからこのたびBNIドリームチャプター発足記念として特別にトッピング無料サービスのオファーをいただきました。三宮本店、サンプラザ店の両方の店で「神戸ラーメン紀行を見た!」と言っていただくとなんと、こだわりのつくねやまろやかな煮卵などのトッピングがよりどりみどりで1品、無料サービスでつけていただけるとのこと(一部除く、チャーシューの事ですが、笑)とにかく、非常にお得なキャンペーンを開始して下さいました!

メタボも大丈夫!

なおこのチョボイチさんではロカボ麺なる糖質カットのヘルシー麺も用意されており、カロリー摂取が気になる方も気兼ねなくコラーゲンたっぷりの白湯ラーメンを味わっていただくことができます。ラインナップもシンプルな白湯、ラー油たっぷりの赤湯、マー油が入った黒湯、カレーテーストの黄湯とバリエーションに富んでおり、何度行っても、もしくは毎日行っても飽きることがありません。ちなみに、カレー風味の黄湯は昨年2017年度の神戸ラーメン紀行アワードの準優勝に輝いた逸品です。キャンペン期間の期限は特に指定されてはおりませんが、都合により終了する可能性もございますのでラーメンファンのあなた、早めにチェックしに行ってみてください。(笑)

以上、リファーラルでした。

_____________以下は告知です!_______________

大阪開催! 職人的マーケティング概論2018オープンセミナー参加者募集中!
〜ポスト平成への3つのキーワード〜

日時:平成30年7月3日(火) 14時30分~17時 (受付14時〜)
受講料:3,000円 懇親会費:5,000円
場所:総合生涯学習センター 大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪第2ビル5F 第3研修室
イベントページ:https://www.facebook.com/events/219149128883362/?notif_t=plan_user_associated&notif_id=1529489280822606
お問い合わせ先:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お申し込み/お問い合わせ/

IT、情報革命による本物しか生き残れない時代に圧倒的な職人不足の到来、消費税増税後のマーケットの縮小と建築業界は非常に先行き不透明な状況です。混迷の時代を乗り越えるのは品質とコミュニケーション力を掛け合わせた現場力だと考えています。現場マネジメントの見直しでの根本的問題解決のアプローチこそ未来を開く扉です。

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地震と習慣と最後の富士登山。

平成30年6月19日 曇り

地震と人災と地場工務店

大阪北部地震から一夜明けて、史上初となった大阪での直下型地震の被害が明らかになって来ました、なんと倒壊したブロック塀の下敷きになって幼い子供が犠牲になったとの事で、なんともやるせない気持ちになりました。被害に遭われた方へ心からお見舞いを申し上げると共に、尊い生命を喪われた方に心からご冥福をお祈りいたします。神戸の震災の際にはごまんとあり、私自身、随分と憤りを感じましたが、地震で大きな被害を受けられた方は天災で致し方ない被害に遭ったというよりも、半分人災ではないのか?と思ってしまう事が少なからずありました。ガレージを作るために狭小地に建つ住宅の間口の耐力壁を取っ払う分かりやすい違法建築への改装工事などはその際たるものですが、そんなに悪質では無くとも、今回の女の子が被害に遭ったブロック塀の高さ規制、6段より高く積む場合の控え壁の設置義務を無視している構造物を放置してきたのは、やはり人災としか言いようが無いと思います。責任の所在は建築主ではあるでしょうが、必ずいるはずの出入りしている地域に根ざした建築会社の意識と地域に顧客との関係性を深める事が今回の様な悲劇を未然に防ぐ唯一の方策のように感じました。私たちの様な地場工務店の責務は本当に大きいのだと改めて。

禍福は糾える縄の如し

今日は火曜日、例によって早朝から倫理法人会のモーニングセミナーに参加して、これまでご縁が無かった、直ぐご近所の同世代の経営者さんによる「禍福は糾える縄の如し」と題された講話を拝聴しました。先代から突然事業を引き継ぎ、第二創業を果たして大きく業績を伸ばされた経営者さんの「成長し続ければなんとかなる」という言葉に、ゲストで参加していた(これから事業継承に向けて経営の勉強をしなければならない)浮村くんもひどく喜んで、「朝起きして来て良かったです!」との喜びの声をもらいました。朝起きは繁栄の第一歩、いつもは寝ている時間を有効活用して、学びや気付きを得られる機会にご興味がある方はお気軽に私(高橋)までお声掛けください。無料でモーニングセミナーにご招待します!(笑)
朝活の後は事務所に戻って半期に一度のスタッフとの個人面談3時間、夕方からは昨年、兵庫県議会で「ひょうごの木の家建築促進条例」が議員立法され追い風を受けてこれからますます活発な活動を期待されている「ひょうご木づかい王国学校」の定例会の開催と分刻みのスケジュールをこなしつつ、そんな中、隔月で発行しているニュースレターのコラムを書き上げました。これからの夏に向けて旬の話題なので以下に転載しておきます。「一生に一度は富士山に登ってみたい!」と思っていてまだ実現できていない方は必読です。(笑)

10回目の富士登山

「平成時代の最後の年」と言われる今年も早くも半分が過ぎ下半期に差し掛かりました。「歳を重ねる毎に時間の流れが速く感じる様になる。」と諸先輩方から良く聞かされておりましたが、50歳を過ぎてその言葉を甚く実感しておりまして、確かに、二十歳の人の一年と50歳の人の365日では、これまで生きてきた総量に対する一年あたりの比重が全然違いますし、経験則が増えた分、体験する事柄も新鮮に感じることは少なく、新しく知る出来事にも「こんなものね」と気にも留めずに流してしまっては、あっという間に時間が過ぎるのかも知れません。能の世界を大成させた世阿弥は風姿花伝の中で「初心忘れるべからず」と、年齢を重ねる毎に、それぞれのステージで初心を持つことを大事と説かれましたが、私も時間の経過のあまりの速さにもう少し1日を丁寧に過ごさねばならないのではと考えてしまう今日この頃です。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

まさに光陰矢の如く毎日、毎週、毎月が過ぎ去って行くのですが、個人的には、毎年新たな習慣が増えて、その習慣をこなすのに精一杯になって時間が過ぎるのが速く感じるのではないかと思っております。10年以上も毎日書き続けているブログをはじめ、毎朝の筋トレ、毎週のランニング、毎日の読書、隔週の書道、毎月の茶の湯のお稽古、そのほかにも未だに年間通してデザインの学校に通っていたり、定期的な研修会に複数参加していたり、主宰している団体の会合に、毎週火曜日と水曜日は朝活と称した交流会、それらに足して全国5箇所で半年間にも及ぶ職人、現場実務者向けの研修を行う様になったりと、毎年少しずつ増えてきた習慣や取り組みが気づけば年間の半分を占める程になっており、そのスケジュールを守るだけであっという間に一年間が過ぎてしまいそうです。その全ては良かれと思い習慣に取り入れたものではありますが、人間誰しも使える時間は一日24時間、一年365日と決まっています。「高橋さんの欠点は(習慣を)やめれないこと」と知り合いの経営者に言われたことがありますが、ここらで少し、増え過ぎた習慣を見直さねばならないかと考えています。

その見直そうと考えている習慣の一つに、毎年夏に行なっている富士山登山があります。今年の8月にも登頂の予定をしておりますが、今回でちょうど10回目となり毎年、社員を伴って、友人や仕事関係の仲間、お客様と共に登り続けてきましたが、流石に10回にもなれば一つの区切りとして今年を最後にしようかと思っていて、この区切りを逃すと、また後10年間登り続けかねないなんて思っています。初めは尊敬する経営者に誘われたのをきっかけに、家族で登ったり、友人の親子と登ったり、新入社員と苦しい思いを共有したりと、富士山には毎年様々なドラマがありました。
美しく晴れ渡った空に雲海から昇ってくるご来光に感動したり、土砂降りの雨の中、山頂に上がるも動けなくなった子供を背負って下山したこともありました。その全ては素晴らしい想い出で、毎年、非日常を楽しむ機会として楽しんできましたが、習慣として定着してしまうと、日本一の霊場として崇めていた富士登山も苦もなく、感動も薄くなってきている様にも感じ始めました。今年を区切りとして富士登山は一旦終えることにして、来年からは違うチャレンジ、若しくは今持っている数多くの習慣の精度を高められる様に精進しようかと思っています。とにかく、すっかり毎年恒例となった富士登山、今年で(多分)最後になると思いますので、一緒に登ってみたいと思われる方はお気軽に私(高橋)もしくはすみれスタッフまでお声掛けください。ちなみに、5号目まではバスで上がりますので、そんなにキツくはありませんので念のため。

今年の富士登山メンバー、募集開始しています!

ちなみに、今年で最後となる(予定の)富士登山は8月5、6日となっており、始発の新幹線で新神戸を出発、五号目まではバスで登り夕方に山小屋にて夕食と仮眠、夜中から山頂アタックして翌日のご来光を拝んで下山、温泉に浸かって帰ってくる比較的ゆっくり目の工程です。費用は実費のみでペース配分から呼吸法まで懇切丁寧にサポートしまうので、普段あんまり運動していないという方でも大丈夫だった実績は数多くあります。(これまで女性でリタイヤの人無し)
ご興味がおありの方はお気軽にご連絡ください。以下に雰囲気を覗いて頂けるように過去の富士登山関連ブログ抜粋掲載しておきます!

パラダイムが人生を作る@2017富士登山。

7年連続8回目富士登山。八合目までのポートレート。

今年2回目の富士登山。

富士登山振り返り2015

富士登山考 ~確認という目的~

今年もやっぱり富士登山。

夏といえば富士登山。

2011富士登山道@理念と経営 経営者の会 無事帰還しました、

2011富士登山

憧れの富士登山行。

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態度。

平成30年6月18日 晴れのち曇り

地震アラーム

朝8時、突然iPhoneがけたたましく鳴り「地震です!地震です!」と連呼、何が起こったのかと思ったのと同時くらいに大きな横揺れが襲って来ました。震源地は大阪北部との事で神戸の西の果てに住まう私には被害らしいものも無く、久しぶりの大きな地震に驚いた程度でしたが、JRや新幹線は全線ストップ、出勤途中だったスタッフは停まった電車にカンズメになった挙句、線路を歩いて最寄駅に逃れたとの事、北摂では火災発生等の二次災害も発生したという報道もありました。被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。

天災は忘れた頃にやって来る

昔、私が子供の頃にTVコマーシャルで「天災は忘れた頃にやって来る」というフレーズが頻繁に流れておりました。幼かった私は天災という単語がピンと来ずに、勝手に「天才」の事だと取り違えており、イメージは天才バカボンが忘れてしまうくらい大きな遅刻をするコメディタッチの映像を思い浮かべており、その印象が強烈だった為に今もなお、地震が起こる度にそのフレーズを思い出してしまいます。今朝も東日本大震災直後に一人で北関東の工事現場に出張に出かけていた時以来の地震アラームに、やっぱり天才バカボンの映像が頭に浮かんでしまい、一人で苦笑した次第です。(笑)

忘却は人間の才能

私達、神戸に住まう人達がある日突然、いつもの日常がひっくり返り、人生を大きく転回させる事になった阪神淡路大震災から22年が過ぎ去り、当時の記憶も確かに少しずつ薄れ掛けて来ています。震災の後、僅かな揺れでも飛び起きてしまうと神戸の人は良く言われますが、私も例外ではなく、数年前までは夜中に強風で家が揺れるだけでも目を覚ましていたのが、最近では小さな地震の少しくらいの揺れでは気付かなくなったりしています。東日本大震災の際は消えかけたトラウマが一時的に蘇った気もしましたが、それも今では感覚的には消えつつあり、忘却は人が生きていく上で欠かせない才能だと言われる様に、どんなにキツく悲しい想い出でも時間と共に徐々に薄れていく人間の記憶の残酷さを改めて実感しています。そんな事を思い出させられる朝の地震騒ぎでした。

努めて日常を過ごす。

そんなドタバタした1週間の立ち上がりとなりましたが、大阪の被害を受けた地域の方の無事に想いを馳せつつも、午前中は会計事務所さんとの月次の会計報告、昼からは朝活BNIのトレーニングの受講、夜はとある団体さんと職人起業塾とのコラボレーションの取り組みについての会合と当初の予定通りの1日を過ごしました。選択肢としては予定を全てキャンセルして事業所にいるという道もありましたが、公共の交通機関が麻痺するなど、近畿圏では大きな被害があったからといって、大した被害が無い私たちが萎縮して経済活動を縮める訳にはいかんやろ、と、若干ザワザワした胸の内を抱えながらも努めてあえて普段通りの生活を送ろうと思いました。

わかっちゃいるけど、やめられない。。

そんな中、BNIのトレーニングの会場に着いてテキストを開けて目に飛び込んできた言葉はなかなかぐっとくる一文で、何の気なしに生きている様でも私たちは常に選択を迫られており、その選択の積み重ねが人生を形作っていく事を改めて思い返させられました。大体、心の中がザワザワしている時は、ロクなことをしないもので、実は今日も移動の最中にスタッフに電話口でキツく叱責したり、怒鳴ったりして、密かに反省していたところだったのでその言葉がズシンと胸に突き刺さりました。分かっちゃいるけど、やめられない、いつまで経っても職人上がりのオラオラガテン系経営者から抜け出せない自分の不甲斐なさを突きつけられる厳しいものでしたが、あまりに素晴らしい文章だったので、以下に紹介させて頂きます。(涙、、)

態度

「長く生きれば生きるほど、“態度”というものが持つ、人生にとっての影響の大きさを益々思い知らされる。私にとって、”態度”は事実よりも重要である。過去や学歴、お金、環境、失敗、成功、他人が何かを思ったり、言ったり、したりするよりも大切なのだ。外見、才能、技術よりも大事である。会社や組織、家庭を作ったり、壊したりもする。

忘れてはならないのは、毎日我々はその日にとる態度を選べるということ。我々は過去を変えることは出来ない。必然も変えられない。変えられるものが一つだけある。それは我々自分自身の態度である・・・。

人生とは10%が自分の身に起こる事で、90%がそれに対して自分がどう反応するかで決まる。あなたにとっても同じ・・・。
我々は自分の態度を自分で決めることができるのである。

チャールズ・スウィンドル

人生、なかなか思う様に行かないもの。日々反省です。。

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「3つの隔たり」とその乗り越え方。

平成30年6月15日 曇り時々雨

策を練る時間の大切さ。

神戸は相変わらずの梅雨空が広がっています。午前中は事務所に籠って先送りしているタスクに向き合って、取りまとめを仰せつかっている団体のメンバーさんにメールを送ったり、関係各所に電話をかけて調整したりと結局昼過ぎまでドタバタしてました。手を掛ければ直ぐに3時間くらいの時間を費やす事が分かっているだけに、つい後回しにしてしまっておりましたが、その分じっくりと考える時間が取れたとも言えて、何事もある程度機が熟してから取り組む方がスムースに物事が運ぶ、もしくは、反射的な反応を繰り返すよりも(期限の範囲内で)留め置いて、じっくりと策を練ってから行動に移す方が良いのかと、まーまー皆さんに得心してもらえそうな結果というか着地点を見出した事に自分ながら納得してしまいました。これも蝦夷を舞台にした小説を熱心に読み耽っている効果かもしれません。(笑)

恵縁会〜ほろ酔いセミナー〜

夕方からは毎週水曜日の朝活のメンバーさんでもある、神戸では有名な建築業、ホテル、旅館業の事業再生コンサルタントの水田耕運氏主宰の「第96回 恵縁会〜ほろ酔いセミナー〜」にスピーカーとして登壇させて頂きました。年齢も職種も様々な、というよりてんでバラバラの人たちが定員25名一杯に詰めかけられた会場(高級居酒屋さん?)はなかなかの熱気に包まれる盛り上がり方で、飲みながらのセミナーと言う慣れない、(と言うよりも初めての試みでしたが)ずいぶん面白く、甚く企画の趣旨に賛同した次第です。水田さんのバイタリティーあふれる企画力にあやかって私も一度、ガチンコ飲みのセミナーを開催してみたいと思います。(笑)

どん底スタート。

幅広い参加者の中には先輩経営者も数多くおられ、神戸の片田舎で小さな工務店を経営している私ごときが先輩方を前にして偉そうに喋る事など何もないのですが、あえて申し上げるとすれば、私が誰よりも学校の勉強をしてこなかった事、無一文のどん底からのスタートを切った事くらいではないかと思っています。正直、50歳を過ぎてもいまだに赤面するくらいとても恥ずかしいですが、中卒の低学歴で事業を行なっている経営者は(建築業界以外では)あまり出会うことも稀で、そんなどうしようもない私がそれでもなんとか起業から20年間、事業を続けて来れたのは、人とのご縁に恵まれたのが最も大きな理由ですが、それ以外にも少しだけ心掛け、取り組んで来たことがあります。今日のほろ酔いセミナーではその部分について話させて頂き、これがマスター出来れば誰でも起業してそこそこ事業を継続出来るのではないでしょうか?と申し上げて、参加された方に早速取り組む習慣を考えてもらいました。立派な先輩方も多くおられる中で僭越ではありましたが、皆様快く新たな習慣にコミットされておられて素晴らしい方々ばかりの集いに感謝することしきりです。水田さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

世界一の理論を駆使する。

私が代表を勤めている法人格の事業所は現在3つありまして、それらの運営は全て(私が考えたのではない)マーケティング理論に基づいて運営をしています。ロジックは世界トップクラスの博士やマーケターが考えた理論ですから、その通りに事業を行えば、そこそこ上手く行って当たり前な訳です。そしてその理論は結構誰でも知っているものばかりで、決して珍しいものではありません。成功法則で有名どころと言うと、ナポレオンヒルの「思考は現実化する」が特に有名ですし、「成功には法則があった!」と言うキャッチーな帯をつけて本屋さんの店に平積みされていたスティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」は世界中で最も読まれた書籍としてつとに有名で、経営者、経営幹部の人はいちどは手にとられたことがあるのではないかと思います。要はそんな誰でも知っている理論通りに事業を行っているということです。誰でもできますね。(笑)

3つの隔たり

「誰もが知っている理論通りに商売をやれば誰もが成功するなら、誰でもうまいこと行くわい、倒産するヤツおらん様になるやないか!」となりますが、その通りだと思っています。(笑)
ただ知っている事とできること、また、実際にやり続けられている事のそれぞれの間には大きな隔たりがあり、それを乗り越えられるかどうかに、理論を実践に移しているかが、理論通りの成果を手に出来るか否かがかかっています。その知っている→出来る→やった→続けているという、誰でも知っている理論を実践に移行するにあたり出現する3つの隔たりを乗り越えるためにはちょとしたコツが必要で、そのコツさえ掴めたら2000円ほどで購入できる書籍に書いてある世界トップクラスの学者、経営者、マーケターの理論が自分のものに出来るのです。

一つ目の隔たりはセルフイメージの書き換え

まず一つ目の知っている→出来るの隔たりを乗り越えるには、やってみるしかありません。(笑)
これは「やる気になる」で片付きそうですが、実はそんなに簡単でもなく、名著と言われる本を読んだからといって翌日早速やってみる人はまずいません。書籍に書いてある素晴らしい事は自分の世界とは別の次元にあると思った時点で「出来る」とは思わないわけで、出来ると思わなければ人は絶対に行動に移す事はありません。ここは出来ると思う前にやってみたいと欲求を掻き立てなければならず、それは実は全てセルフイメージによって左右されます。「今の現状は本当のオレじゃない、これはこんなもんじゃないぜ、」とセルフイメージを高めるには、素晴らしい人生を送り、大きな功績を残された偉人の伝記を感情移入して自分が主人公になったつもりで読み耽ることを強くお勧めします。さすれば自然にオレはもっとビッグになりたいと欲求が湧いてくるはずです。(笑)

自分と約束をする。

私の経験則から申し上げると、本を読んで、これだ!と思った事を実行に移すにはいつやるか?を片付けておくべきです。本を読んで感銘を受けたらすぐさまメモをとり、できればスケジュール帳に書き込む事でいつやってみるかが明らかになり、実行に進みやすくなります。殆どの人は夜中に本を読んで感銘を受けた、でも次の日の朝からやっぱり忙しくていつも通りの繰り返しを続けているうちに忘れてしまった。となりがちです。私も含め、人と言うもの非常に忘れっぽいものなので、感銘を受けた→やる気になった→スケジュール帳に書き込んで時間の確保をしたと言うステップを踏まない限りなかなか新しいことに取り組む事が出来ません。ただ、いつやるかを明確にして、自分の時間を押さえる事で緊急性は無いけど、やってみれば新たな世界に踏み込めるかも知れないのです。

習慣とは連続性のある行動

ここまでの説明で2つの隔たりを乗り越えれば大きな前進ですが、残念ながら最後の続ける事が最も難しく、多くの人は3日で一旦お休みをしてしまいます。所謂3日坊主では何をやっても成果は無いと言われるところですが、続けるのは決意と覚悟、気合と根性!も非常に大事ですが、それだけではちと難しいのは誰もが知るところだと思います。続ける=習慣化は気合ではなく技術の範疇といった方が適切で、続くべくして続く、続かない原因があるので続かないと言うのが私がこれまで20年事業を続けてきて、また私塾の主宰や研修事業を行ってきて大いに感じているところです。
では、どの様にやるのか?その答えは既に前述の二つのステップの中で説明を終えており、習慣を分解して考えると、「連続性のある行動」なわけで、行動を起こすにはセルフイメージを掻き立てること、時間を確保する事が重要であるならば、上述の二つの隔たりを乗り越えるのを繰り返すしかありません。要するに、血湧き肉躍る本を読み続け(←これは面白いから出来ると思う)習慣にすべき行動をスケジュール帳に埋め続ける、そして未来を標榜して何より大事な自分との約束を守る努力を続けるしかありません。ここまで読み進めてくださった皆様の健闘を心から祈ります!
気張って参りましょう!(笑)

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「大工の数が2030年に21万人に!」の根本的解決策。

平成30年6月14日 晴れのち曇り

梅雨の合間の好天

今朝の神戸は真っ青な青空が広がり、真夏の様な太陽が顔を覗かせました。しかし、昼からはやっぱり曇りがちで、やはり当分は鬱陶しい天気が続く様です。。
とはいえ、朝一番はいい天気に気分をアゲながら、インスペクション担当の姫井くんと「家づくり学校神戸校」からご紹介を頂いたお客様宅にリフォームのご相談と、インスペクション(建物診断ですね、)を行なってのご提案をすべくダンプに梯子を積み込んで張り切って出かけました。現地に到着後、お客様に今後のお住まいをどの様に使いたいか、暮らしたいかのアウトラインを聴かせて頂いた後、姫井くんが屋根、外壁、天井裏、内部造作、建具、床下とインスペクションのチェックシートに従って調査、私も一緒に屋根に登ったり、天井や床下に頭を突っ込んだりと問題箇所の改善提案に参加すべく確認作業に勤しみました。

リフォーム提案の難しさ。

お客様にお話を伺っていて感じたのは、やはり「安心して、快適に暮らしたい」というニーズで、詳しく建物調査を行なった結果をもってリフォームで今抱えている不安や問題を解決する提案を行います。とお約束をしました。築年数が50年近くなる住宅に住まわれる方に伺うと、皆さん多少の違いはありますが、大体は共通の心配事や改善したい事を抱えておられます。今回も外壁、屋根等外部からの雨水の侵入、耐震性能、断熱性能、内装の老朽化、水廻り機器の交換、使い勝手の改善と私が気にしておられるのではないかと思い、質問したことに対して全て興味を示されておられました。しかし、それぞれの問題点には程度の問題があり、我慢できないものと出来るもの、また優先順位とコストの配分も絡んでくる事なので、悪いところは治しましょう、と、簡単にまとめられるものではありません。

快適便利のその先。

それがリフォームの難しいところで、例えば、気密、断熱性能が皆無で冬になると隙間風が入ってきて寒いと言われていた単板ガラスの木製掃き出し窓は「断熱リフォームはまず窓から、アルミサッシやインナーサッシを取り付けて外気を遮断しましょう」と提案するのは簡単ですが、年数を経て、いい感じのアメ色に変色したピーラー無垢材の框組の窓は座敷の中から雪見障子越しによく手入れされたお庭の植栽を見るには最高の取り合わせで、温暖な瀬戸内の神戸にあって短い冬の為に何の風情もないアルミサッシに交換してしまうのは残念でしょうがありません。ちなみにお客様は「真冬の寒い間は住まい方で何か違う対策を考えて、この木製窓はそのまま活かしたいですよね」と申し上げた私の言葉に大きく頷かれておられました。便利、快適は大事ですが、私たちは表面的に見えるモノではなく、暮らしをどの様に気持ちよく感じて頂けるかと言うコトに焦点を合わさなければならず、それはそこに暮らす住まい手さんの価値観を理解してこそ出来るし、また、精一杯、理解する努力をしなければならないと改めて感じた次第です。いい提案が出来る様に心を尽くしたいと思います。

話題騒然の未来予想。

話は変わって、、本日の建築業界専門誌メジャーの新建ハウジング誌のネット配信のニュースがSNS上でちょっとした話題に上りました。それは大手シンクタンク野村総研が発表した今後の大工の就業者数の推移のグラフで、これまでもこのブログで繰り返し注意喚起を行ってきましたが、本格的に始まった圧倒的な職人不足の到来を改めて示した記事でした。私もオープンセミナーなどで毎回の様に言い続けておりますが、今後の消費税の増税、少子化の影響での世帯数減と建築業界は先行き不安定なだけではなく、構造的に衰退産業としか言いようがなく、新築に限ると2030年には昨年の着工棟数の半分になると言う予想もあります。確かにこれも衝撃的なニュースだったのですが、それよりも職人不足の方が更に酷い状況になると言うのが今日のニュースでした。以下に国交相が発表している新築着工棟数の推移予想のグラフと並べて新建ハウジングオンラインの記事を転載しておきます。

実績値は国土交通省「住宅着工統計」より。予測値はNRI。
出所)実績値は国土交通省「住宅着工統計」より。予測値はNRI。

大工の人数は2030年21万人に 野村総研が予測

大工の人数の実績と予測結果

野村総研の予測。実績は総務省「国勢調査」より

野村総合研究所(東京都千代田区)は、大工の人数が2030年に21万になるとの予測を発表した。大工の高齢化、産業間の人材獲得競争の激化などの影響により減少が進むとの見方を示した。

同社は2030年の新設住宅着工を約60万戸と推測しており、大工1人あたり年2.9戸。今後は新設住宅着工戸数の減少幅を、大工の人数の減少幅が上回ることになり、生産性の向上が求められるとしている。

大工1人あたりの住宅着工戸数の実績と予測結果

野村総研の予測。実績は総務省「国勢調査」、国土交通省「住宅着工統計」より

大工の生産性1.4倍に!

この記事では大工の生産性の向上を求めて記事を締めくくっておりまして、現在の1.4倍の生産性が求められるとありますが、職人の仕事を1.4倍早くさせよう!と言う現実味の薄い論調には正直驚きました。多分、プレカットや天井張りロボットなどの機械化、ITやAIを駆使しての段取りや省力化を進めるべきだと言う事を言いたいのだと思いますが、例えそれが一気に進んだとしても冒頭のリフォーム工事の現地調査の様に、決められた図面通りにまっさらな家を組み立てる新築よりも今後需要が増え、市場規模も大きくなると言われるリフォーム、リノベーション工事では今あるものを生かし、住まい手の趣味嗜好にあったオーダーメードの工事を行う必要があります。同じ年代に建てられたよく似た建物であっても全ての現場で住まい手に必要とされる工事は違います。となると、やはり、そんな簡単に生産性を上げることなど出来ません。

悲観的に予想する。

おまけに、私としてはこの野村総研の予想グラフが今年度以降も同じか、もしくはこれまでより少し緩やか目な減少率になっているのは少し楽観的すぎないかと思っていて、もっと圧倒的な職人不足の到来が迫っているのではないかと危機感を募らせています。その根拠は国土交通省が出されている資料の中の建設技能労働者人口の推移グラフでこれは大工だけではありませんが、毎年の減少率の推移自体で既に右肩下がりの上に若年層の入職者が皆無に等しいのを表しています。これまでの就業者数の推移は年を重ねる毎に全ての年齢層が減少しているのですが、25歳以下の若年層は減少するパイも無いくらい、そもそも存在していないのです。これは私達くらいのまだ、職人になって手に職をつければそこそこ稼げると思って建築業界に入ってきた年代が引退に近くに従って加速度的に人材不足が進むことを如実に表しています。

建設技能労働者 推移
建設技能労働者 推移

複雑怪奇な解決困難な問題にぶち当たった時、解決への大きなヒントとなるのはやはり原理原則に立ち返る姿勢、思考だとよく言われますし、私もその様に思っています。いくら新築の着工棟数が減ったところで、家はずっとメンテナンスが必要であり、維持するだけでも絶対に職人が必要です。また台風や地震などの天災がある度にインフラの復旧、街の復興は実際に現場で汗を流す人がいてこそ進みます。その人が居なくなると言う予想になっているのですから、どう考えても若者の入職者を増やす事を考えるべきで、そこをすっ飛ばしての生産性の議論はちゃんちゃら可笑しいとまでは言いませんが、(言ってるか、笑)やはり本質から目を逸らしているのではと思わざるを得ません。今一度、何故この様な惨憺たる有様になってしまったのか?と言う原因に目を向け、その原因を取り除く取り組みをした上で、効率を上げる、効果性を高める取り組みを行うべきだと思うのです。

大工を育てられなかった理由

リアルに職人を育て、自社社員大工での施工にこだわった工務店を経営している業界の中にいる私から、大工をはじめとする職人が激減した理由を乱暴かつ簡略にまとめると、若者に不人気な職種になったからの一点ですが、それは、職人が稼げなくなった。キツイ、汚い、危険な仕事は今のIT全盛期の時代に育った若者の趣向にそぐわない。収入が不安定、社会保障も無い様な職場に就職するのを親は泣いて止める、と言う事だと考えます。しかし、よく考えるとそれは私たち建築業界が自ら選択して作り出した環境であり、ここに来て大きな問題になってきた職人不足問題はいわば自業自得の結果だと思っていて、業界全体、と言うよりも工務店、建築会社の経営者が今こそ覚悟と根性で上記のマイナス要因の解決に足を踏み込むべきだと思います。以下に以前の私のセミナーで挙げていた工務店が職人育成を放棄した理由を列記しておきます。

  • 人員の在庫は健全経営へ足かせ。
  • 社会保険、年金加入の重い負担。
  • 人材育成費用の利益転嫁への困難。
  • 職人を教育する事が難しい。
  • 仕事を覚えた頃にはやめていく。
  • 若いモンはすぐにやめてしまう。
  • そもそも、ろくなヤツが来ない。
  • 未来の売上げが読めないので未来を担う人材への投資が出来ない。

決意と覚悟、気合と根性だけではダメ。

以上の大工を正規雇用して育成するのが出来ない理由を根本的に変革して職人育成を継続的に行うには決意と覚悟だけではやっぱりダメで、今後厳しくなると言われ先行き不透明に過ぎる市場の中で余分なコストがかかる職人育成を行うのは、随分と勇気がいる事ですが勇気だけではなく、ロジックが組み立てられなくては話になりません。そして、その解決策の根本にあるのは結局、コストの問題であり、シンプルに整理すると持続継続的な未来の売り上げが見えていれば大まか問題は片付く訳です。こんな流れ、

  • 年間通して途切れない受注。
  • 適正な利益を確保
  • 職人の人材として育成への投資。
  • 独立に勝る魅力的な職場環境作り。
  • 若年者キャリア形成プランの策定。
  • 新卒採用への取り組み。

マーケティングと人材育成はワンセット

そんなこんなで、職人不足問題を根本的に解決するには建築会社が若者を受け入れるために他の業種に引けを取らない労働環境を整える事、その為には継続的な売り上げ、利益を上げ続ける仕組みを構築する事がまず必要になる訳で、ドラッカー博士が「マーケティングの究極の目標は、セリング(売り込み)を不要にすることだ」と言われた様に時流や販売促進活動の反響に頼るのではなく、地道に自社の顧客を集めたマーケットを作り上げ、LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)を引き受ける事で、まるで300年続く京都の老舗漬物屋の様に顧客のニーズに応え続けるだけで自然に持続出来る売上利益を確保できるエコシステムを作り上げる事が必要だと思っています。企業は人なり、建築は現場なり、建築業のマーケティングとは現場人材育成とワンセットだと思っていますし、この十年間その様にやって来ました。全国で展開している職人起業塾の研修事業はその実践方法をお伝えしている次第です。職人不足問題、本気で取り組まんとまずい、と思われている方は以下の連絡先までお気軽にお問い合わせください!(笑)

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リスクにタックル!と「風の陣」

平成30年6月13日 晴れ

朝活!

梅雨真っ最中の神戸ではありますが、今朝は眩しい朝日が昇ってきて爽やかな青空が広がりました。火曜日に引き続き水曜日も朝活の日、ゴルフシーズンも漸く落ち着き今朝も張り切って朝のビジネスMTGへと出掛けました。朝活の後はそのままメンバーの電気工事会社の林さんと1to1セッション、その後はこれもまた朝活メンバーのコンサルタント水田氏と京都亀岡市に赴き新築工事現場の現地視察とドップリBNIの1日となりました。皆様ありがとうございました、ご縁に感謝致します。

未来のリスクにタックル!

今日のBNIビジネスミーティングのメインプレゼンテーションはAIG損保の南迫さんで、自動車保険だけではない損害保険でカヴァーできる様々な保険サービスについて教えてもらいました。店舗の休業補償や労災付加保険など多種多様なリスクに対して予防が出来るとうっすらとは存じておりましたが、腰を据えて損害保険の事を学ぶ機会などそうあるのもではなく、そんなリスクにも対応してるんや!と少し驚きながら学ばせてもらいました。特に、最近よく話題に上るメンタルヘルスリスク、従業員が鬱になるとか、パワハラ、セクハラで訴訟になるとか、顧客情報の流失など、幅広い企業リスクに対応される斗のことで、鬱病で従業員が自殺して1億数千万円の賠償金を保険で支出してもらった例もあるとか、時代の変化と共に損害保険も見直した方がいいと思った次第。そんな南迫さんが紹介されたAIG損保のプロモーションビデオが非常に秀逸です。こちら、

 

話は変わって、、

さて、今日も京都(しかも亀岡!)へと、出張とまでは言わないにしても長時間の電車での移動となりましたが、私の移動時間の友は文庫本で、やもすると電車の降りる駅さえ乗り過ごしてしまいそうになるくらい熱中して読書に耽ってしまうこともあります。もっと言うと電車を降りて徒歩での移動の際も本を読みながら歩いている事も少なくありません。一冊の本を鞄に忍ばせているだけで長時間の移動も、待ち合わせ時間に早く着き過ぎようと、人に待たされようと全くストレスに感じないのは、読書好きのの副産物といったところでしょうか。(^_^)

奈良時代が面白い。

そんな私が現在ハマっているのは高橋克彦さんの陸奥4部作(陸奥3部作が増えた)の最終章で最新刊の「風の陣」で、全5巻の長編小説なのですが、読み進めて読了してしまうのが勿体ない、でも先の展開が気になって読んじゃう、なんてちょっとしたジレンマと闘いながら結局、寸暇を惜しんで読み進めています。夜、仕事を終えて帰宅する際も室町時代の蝦夷の武士が、怪僧道鏡が、恵美押勝が、これから一体どうなるんやろ?とワクワクしながら家路を急ぐくらいですからよっぽどです。(笑)
私はそもそも、歴史物が大好きですが、大体は戦国時代か幕末、明治維新界隈の物語を読むことが多くて、貴族が台頭?していた奈良時代、平安時代の小説はあまり読んだ覚えがありません。しかし、この「風の陣」で後々の日本が武家社会に変容して行った理由を垣間見て、改めて歴史とは古代から脈々と繋がり、互いに影響しあって形成されて作り上げられたのだと改めて感じて、室町時代にも大いに興味を持つことになりました。この時代の小説を何かしら続けて読みたいと思います。

風の陣

現在、第3巻を読み進めており、長い物語も中盤戦に差し掛かり大いに盛り上がってきているのですが、高橋克彦さんの長編歴史小説の特徴というか魅力として、一巻ごとに一つの時代の転機が描かれており、それぞれの巻が一つの独立したストーリーとして楽しめる事があります。このブログの読者の方で高橋克彦さんの世界に魅せられて、これから「風の陣」に取り掛かろうという方にはいささか申し訳無いですが、ここいらで一度、書評というか、読書感想とゆうか、本のご紹介をしておきたいと思います。

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3巻までのあらすじ

時代は8世紀半ば、物語の冒頭は陸奥で黄金が発見され、蝦夷の豪族丸子氏が朝廷に金を献上して官位を授かり、その息子の嶋足が都に出て活躍し始めるところから始まります。折しも奈良の大仏建立の時期と重なり、朝廷も大量の金を必要とし始めた頃で徐々に陸奥に支配の手を伸ばそうとします。武芸に秀で、剣術で手柄を上げることで奈良の都で出世を遂げた蝦夷・丸子嶋足は、都を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱から恵美押勝の悪政の終焉、押勝に代わって朝廷を牛耳る怪僧・弓削道鏡ら、そう言えば歴史の授業で薄く習った記憶がある事件や事変が連続する権力抗争を繰り広げる最中に大活躍します。そんな中、陸奥では官人から人としてのの扱いをされない蝦夷たちの怒りが沸々と湧き始めます。これが後々の阿弖流為、安倍貞任、藤原経清、九戸政実と奈良時代から戦国時代の最後まで累々と長年に渡り続いた日本の中央集権国家と陸奥国に暮らす蝦夷の闘いの始まりとなっている様です。

タイムマシーンに乗っているが如く。

私の場合、高橋克彦さんの小説はゴルフの師匠でもある?読書家のO社長のおススメで初代征夷大将軍の坂上田村麻呂(嶋足が仕えていた苅田麻呂の息子です!)に首を取られる阿弖流為の時代の「火怨」から読み始めました。それで完全にハマって次に手に取ったのが豊臣秀吉に喧嘩を売った男として有名な九戸政実が主人公の「天を衝く」、その次がその両者の間の時代の奥州藤原氏が栄華を極め、源義経が頼朝に追われて奥州に落ち延びてその藤原氏もついに鎌倉幕府に飲み込まれるまでの平安時代の半ばから終焉までの安倍貞任、藤原経清から藤原泰衡が活躍した時代へと続き、最後の4部作目が奈良時代と時系列でいうとあちらこちらの時代に飛びながら、まるでタイムマシーンに乗っているが如く、時空を飛び回っております。これはこれで悪くないのですが、もし、これから高橋克彦氏の陸奥4部作に取り組まれる方は奈良時代から順番に読んでみられたらもっとドラマが繋がって面白いかもしれません、騙されたと思って全15巻にチャレンジしてみて下さい!

おまけ

最後に、書籍の画像を拝借するのにPHP文庫のHPを覗いてみたら作者の高橋克彦氏のメッセージが掲載されていました。17年もの年月をかけて書き上げられたという事への驚きと私がハマる視点の転換、パラダイムシフトの源泉が書かれていたので、ついでに?以下に転載、ご紹介しておきたいと思います。(笑)
私もまだ途中ですが、強くご一読をお勧めします!

著者からのメッセージ

25年ほど前、あるテレビ番組で、伊治呰麻呂(これはるのあざまろ)の存在を知った。呰麻呂が、陸奥を支配する朝廷の役人のトップである按察使を殺した蝦夷であることを知り、衝撃を受けた。

ほとんどの日本人は呰麻呂が朝廷に叛旗を翻した逆賊だと思っているだろう。しかし東北出身の私は、その見方に憤りを感じ、呰麻呂に、火を熾す風のようなイメージを抱いた。東北の歴史が呰麻呂からスタートしているような気がして小説にしたいと思った。

「呰麻呂」ではイメージが悪いので、「鮮麻呂」という字をあてた。物語の前半をリードする人物を、官人として都で出世した蝦夷・丸子嶋足にしたのは、鮮麻呂をあえて脇に置いて都を書くことで、逆に鮮麻呂がいる陸奥を浮かび上がらせようとしたのである。

執筆開始は1993年なので、脱稿するまで17年間、嶋足や鮮麻呂と向き合っていたことになる。「完」と記したときは感無量で、涙が出た。終わったという安堵感と同時に、鮮麻呂の台詞をもう書けない寂しさを味わった。

「風の陣」シリーズは、私が取り組んだ蝦夷四部作のうちの第一作。この後に阿弖流為が主人公の『火怨』が続く。鮮麻呂同様、古代東北に旋風を巻き起こした男の話である。

このシリーズには、時間をかけた分だけ思い入れが強い。嶋足と鮮麻呂は、私の小説家人生の大半を共に歩いてきた、かけがえのない友のような気がするのである。

高橋克彦
出典:PHP文庫HP

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