富士登山考 ~確認という目的~

 JUGEMテーマ:日記・一般

昨日に引き続き、富士登山の2日目。
夜中の12時過ぎに起きだして、ゴソゴソと準備を始めていつも通りの深夜1時にお世話になった8合目の池田館を出立しました。
空気の薄さに若干の違和感を感じながらも元気に歩みを進めて、
予定通り、夜明けの1時間程前に山頂に到着。
体感温度は氷点下にの山頂で先ずはホットミルクやカップヌードルで身体を温めて、もう一つ上の日本最高峰の剣が峰へ、万全の体制で日の出を待ちました。
やがてゆっくりと東の空が明るくなって行き、
きたきた、
バンザーイ!
今年も最高のコンディションでご来光を頂く事が出来ました。
地球上の全ての恵みは天からの恵みである、という事を改めて思い出す瞬間です。
晴れ男のキヨちゃん、面目躍如、大活躍といったところでしょうか。(笑)
日本の一番高いところで、真冬の寒さの中、暖かな朝日を受けながら皆で記念撮影。
みんないい顔になってました。
ご来光を拝んだ後は、お鉢巡りと言われる山頂の火口をぐるりと廻るハイキング?
この頃から若干名は高山病に苦しみ始めています。
陽が昇る東側の真反対まで行ってみると、くっきりときれいな富士山の影が雲海に映っています、
影富士ですね。
その後も岩場を上ったりくだったりが続き、
ロッククライミング的な岩場を登ってみたりと、元気なすみれ登山チームははしゃいでました。
意外にも現役バリバリの高校生は高山病に悩まされており、元気なオッサン達に付き合わされてしまいかわいそうな感じも否めませんでしたが、、(笑)
毎年恒例のお参りを済まして下山。
何とか今年も全員無事に全行程を終える事が出来ました。
今回の富士登山について、参加したメンバーに山に登る目的を聞いてみました。
「一番高いところに立って見る朝日がどんな感じなのかしりたい。」
「人生観が変わるって聞いたけど、自分で確かめてみたい。」
「日本の一番高いところに登る事自体、してみたい。」
「親子で思い出を作りたい」もしくは「親子の絆を確かめたい」(←これは憶測というか敢えて聞いてません、笑)
あまり深く掘り下げる事はしていませんが、共通する事は『体験して確認したい』という事なのかな、と思いました。
目的とは行動の指針であり、方向性を決定づける根幹です。
それが、『達成』では無くてその先にある『感情の確認』である、というのは非常に面白いと思いました。
日本一高い山に登る事。
行動としてはそれが目的ですが、本当はそれを達成した時の自分自身の感情の確認がしたいと言うことは、何を成すべきか?ということよりも、最終的には目的を達せしたときの自己の満足に焦点が移ると言う事になります。
「感情に流されては何一つ物事を達成出来ない、」という人もいれば、『人間は感情の生き物である』という事を真理のように言われる人もいます。
人生の目的を考える時、今回の富士登山での気付きは非常に思考に厚みを持たせてくれる様な気がします。
『確認が目的』
なるほど、です。
今回の富士山レポートの最後は、絆を確認されたこちらのショットで締めたいと思います。
キヨちゃん、タイガーくん、そしてすみれのメンバーも、お疲れさまでしたー。(笑)
いくつになっても親子っていいねー。笑

********************

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創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献すること。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。


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今年もやっぱり富士登山。

4年連続となる富士登山。

すっかり夏の恒例行事になりました。

今年のメンバーはキヨちゃん親子と工務の大ちゃん、中国からの実習生の王くんと張くん。

毎年少しずつメンバーが変わりながらも夏の風物詩としてすっかり定着してきました。

今年は世界文化遺産に登録されることもあり登山人口は爆発的に増えたとのことですが日本で1番高い山はやっぱりそれなりに厳しかったりもするのです。

決して楽な行程ではない山登りに毎年来るにはそれなりの理由があります。

それは私だけではなくてメンバーそれぞれにそれぞれの目的があり山に登ると思うのです。

私は山に登る目的は、自分が得た感動を人に体験してもらいたいから。

自分がそうしてもらったように人にできたらいいなと思って毎年富士登山の企画をしています。

日本で1番高い登りきること。

そこで見るご来光の美しい様に感動する事。

親子での貴重な時間を共有すること。

山に登る動機は人それぞれではありますが、きっかけがないと行動に移すことが結構むつかしかったりします。

登ってみたいけど、、

と言われるけど登られない方も身の回りには多く、そんな人達の少しのきっかけをお渡しできれば幸いです。

来年こそは思われている方はまたご連絡くださいね。(^^)

難しい理屈は抜きにして、夏の富士山登山、結構いいもんですよ。

明日もいい天気になりますように!

言うは易し、行うは難し、夏の現場では尚の事。

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今日も夏野菜祭り。(笑)
自家製野菜、というにはあまりにも立派で大量の夏野菜達を頂きました。
はち切れんばかりに育った無農薬栽培のトマトは午前中に補修工事に伺ったU様宅で、
その他のシシトウ、オクラ、ピーマン、なすび、キュウリは昼から職人として残工事を片付けに行ったS様宅にて、
皆様、いつもありがとうございます。
(スタッフと一緒に)ヘルシーに美味しく頂きます。(^^)
それにしても、このところ、お客様宅で野菜をもらって来る事の多い事、、
地域性もあるのでしょうが、本当に助かってます。
先日K様に(たんまりと)頂いたタマネギを完食するかしないか、のタイミングでのこの補充、本当にありがたい事です。
さて、今日は(珍しく)一日中職人として過ごしました。
午前中は7年前にお世話になったお客様宅の補修工事。
保障期間という意味ではずっと前に期限は過ぎておりますが、その時の経緯にご納得頂けていないという事で、今回やり直しの工事をさせて頂く事になりました。
『工事店として『知って良かった』と言って頂くまで、諦めないサービスに努めます。』
と、ミッションステートメントにも謳っておりますが、工事後何年経とうがご納得頂けてない事については真摯に対処するという姿勢を保って来た事が、今まで私たちが存続して来れた大きな要因だと思っています。
昼からは2tトラックに乗り込んで、お引き渡しを兼ねて残工事の施工に淡路島へ、
気持ちいい浜風を受けながら鼻歌まじりに海岸線を走って行きましたが、現場でいざ作業を始めてみるとそこはまだまだ真夏です。
バケツで水をかぶったような汗をかきながら、作業に集中。
熱中症ってこんな日になるんやろか、なんて思っていたら、お施主様から嬉しい差し入れを頂いてなんとか復活して最後まで完走できました。
かき氷ってサイコー!
S様、お心遣い嬉しかったです、ありがとうございました。
っていうか、生き返りました。(笑)
(ひさしぶりに)現場で実際に作業をしてみると、私の中で知らないうちに薄くなっている、
『現場感覚』が甦り、昔現場で働きながら、事業全体の事を考えていた頃(ほんの7~8年前ではありますが)の事を思い出しました。
現場でモノを作る、ということは机上で計画していない様々な事が起こります。
特にリフォーム現場では思いもよらないハプニングが起こります。
そんな大小様々なハプニングを飲み込みながらも計画通りの工期で進めなければならないし、請け負った金額内で納めなければなりません。
しかも、品質は絶対に落とす事は許されないのです。
そして、それら全てが出来てアタリマエ。
現場を任されている者はそれはそれでなかなかのプレッシャーを背負い、常に時間と戦いながら毎日の作業を積み重ねています。
自分で現場で作業をしてみないと絶対に分からない感覚ですが、結構、毎日綱渡りだったりするんですよね、
そう言えば、私も工期が遅れて頭の中が工事の段取りの事で一杯になり他の事は何も考える気にもならない事が良くありました。
暑さで体力を消耗し疲労が溜まり、予定外の作業が発生し、そして日は暮れて行く。
気持ちは焦るが、手を抜く事など出来ないのはモチロンの事、ついでに気になった事は一緒に直しておいてあげたいし、そもそも完璧な仕上がりにして帰りたい。
しかし、時間は刻々と過ぎて行き、全て終わらせて帰るべきか、無理せずに作業が終えれない分については日を改めて出直すか、
そうすると、また経費がかかってしまうし、、
そんなプレッシャーの中で最善の選択を積み上げて、お施主様の立場に立った施工を行ない続けることは実は並大抵の事ではありません。
久しぶりにそんな事を思い返し、この酷暑の中、毎日現場を進めてくれている工務のスタッフは頑張っているよなー、と改めて。
(照れくさすぎて)面と向かって言うことは出来ませんが、もう少し感謝の気持ちを持って彼らに接しよう、と思いました。(笑)
やっぱり、現場には答えがいろいろと落ちてます。
みんなありがとう、心謝。
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熱の基礎知識と断熱。

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立秋。
ですね、
空を仰げば夏真っ盛りの青空が広がっていましたが、暦の上では(一応、)季節は秋。
二十四節気を細かく分けた七十二候では、立秋の初候は、
涼風至 : 涼しいが立ち始める(日本・中国)
ということで、そう言えば朝の散歩に出掛けたら心無しか風が涼しかった様な気がします。
とはいえ、まだまだ残暑厳しいということで、現場で汗を流しているスタッフには熱中症に気をつけてあとひと月程頑張って、夏を乗り切ってもらいたいと思います。
今日は昼からNPO法人新住協関西支部の研修会に参加して来ました。
題して、「熱の基礎知識と断熱」ということで、分かっている様であやふやな部分をソフトに頼って計算してしまっている住宅性能の数値化についてもう一度、おさらいをして頂きました。
熱の伝わり方を大きく分けると、
◇対流・・・流体の循環による伝熱
◇伝導・・・個体中での伝熱
◇輻射・・・電磁波による伝熱
が有り、それぞれについて数値に置き換えて検証する事によって住宅の性能をコントロールすることが出来る、という基礎の基礎です。
熱伝導率の定義:(材料の両面に温度差が1℃ある場合に1mの厚さの当該材料を時間当たりに流れる熱量)が、測定する温度によってその数値が変わるという、分かっているようで分かっていなかった細かな部分を実際のグラフで解説を頂いたり、
熱抵抗値:(熱伝導率の逆数)や熱貫流率:(通過する熱量)の手計算による例題に取り組んだりと、数字の世界にどっぷりと入り込みました。(笑)
『数字の罠』
住宅の性能を数字で表す事によって、どれくらいのエネルギーを消費して室内温度を保つ事が出来るか、ということは確かにわかるようになりました。
このような数式を駆使する事によって、断熱材の選択や、施工方法の検討もいわゆる現場任せの勘ではなく、論理的に行なえるようになった事は非常に素晴らしい事だと思います。
しかし、数字は所詮数字であり、住み心地までを表現するものではありません。
大手住宅メーカーのように複雑な計算を駆使して大臣認定の型式をとっても現場での施工が計算通りに行かないのは建築現場を知っているものとしてはごくアタリマエのことです。
自立循環型の住宅を目指す以上、自然エネルギーの利用と並んで断熱性能は非常に重要です。
数値を検証して性能をコントロールする事で、出来上がる住宅の住み心地をある程度、お客様にも説明し易くなるのも事実です。
しかし、数字は所詮数字、という考え方を根底に持って、現場でのモノづくりに真摯に向き合う事がやっぱり一番大事なこと。
と、(苦手な)数式に脳みそをパンパンにしながら思った次第です。
決して負け惜しみではなくね、(苦笑)
講師の大槻さん、非常に分かりやすいいい研修会でした、ありがとうございました。
っていうか、すみれの社内勉強会でも宜しくお願いします!
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モノづくりと、作り手と、経営。

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夏真っ盛り!な気持ちいいくらいの暑い日が続きます。

今日は夕方から地域の同業者が集まって、切磋琢磨する集まり、TOTOリモデルクラブがメンバー向けに行なっている研修会、『リモデル大学』に参加しました。

前回に引き続き今回も、現場で働く職人向けの研修ということで、工務スタッフと一緒に受講、

と思いきや、盆前の慌ただしい時期とあって、夜間工事の現場や京都での店舗工事など、結局今回は7S活動委員長のイッペーくんと二人だけの受講となってしまいました。

参加出来なかった工務スタッフへの報告を兼ねて、内容を少しご紹介しておきたいと思います。

今回はビデオでの事例を見ての感想を述べあうカタチでした。

ストーリー1 家づくりの主役はやっぱり現場の職人

工事中の現場にお施主様のお父さんが現場にやって来て将来一緒に住みたいと話す。

その後娘さんが来て、音楽学校に入学したい、ピアノをおきたい、と話す。

それを聞いた(下請け大工工務店の)担当大工は帰って、社長にそれを話して、バリアフリーとピアノ補強を実は望まれているので、元請けに設計変更の提案をした方がいいのでは、と提案。

社長は、工期が伸びると、集金が遅れるのでそんな話とんでもない、黙っとけ、と一蹴。

担当大工はどうしても黙っておけず、元請けの監督に相談する。

元請けの監督はすぐさま設計、営業に連絡を取りすぐに追加工事をお施主さんに提案。

お施主さんも、せっかくの事なので、とその提案を採用。

追加工事が決定して、設計変更が終わるまで一旦工事はストップ、工期は延長、下請け工務店の親方は苦々しい顔をしていたが、

お施主さんが喜んでいる様子を見た元請けの監督は出来高で支払いを早めにするのと、次の仕事を多めに回すから、と担当の大工に感謝していると言い、親方も胸を撫で下ろす。

現場での大工のお施主様の声に耳を傾けての最終判断がいい家をつくる。

やっぱり、現場で作業する者が主役である。

ストーリー2 立場が変われば見方が変わる。

大工の兄と建築条件付きの土地を買った妹

妹の不満、

大工さんが無愛想、若いひとが挨拶をしない、現場の雰囲気が暗い、現場でケータイでしゃべりまくっている、あまりにも夜遅くまで作業をしている、近所迷惑、床に図面が落ちていて汚れていた、

職人が現場でけんかしている、若い人が怒鳴られていじめられている、外に材料がシートかけておいたまま、長い角材を捨てている、玄関がドロで汚れている、

大工の兄、

現場なんてそんなもんや、

とは言ったものの、自らを振り返って、確かにこれではダメなのかも、と気付く。

積もり積もった小さな不満はやがて爆発してトラブルになるか、悪い噂としてひろまる。

お施主さんの声に耳を傾けなければ結局、自分の首を締める事になる事を現場の職人は良く理解するべき。

お施主様の立場に立った仕事これが理解出来ない建築会社に未来は無い。

何の為にこの現場の作業をしているか、

それを良く考えて毎日の作業に取り組みべきでは無いだろうか。

というような示唆がありました。

以上のビデオ研修を受けて、高橋的には、これは現場の大工の個人的なスキル、良心、資質に頼るものではなく、建築業界の構造自体を正す必要がある問題だと思いました。

お施主様の満足がストレートに作り手の評価に繋がるように、顧客満足と職人会社の利益が相反するような構造自体を正さないといけないと根本的な解決にはならないと、

元請け会社は、メインとなる大工職人を直接雇用して、現場の声に耳を傾け、それをしっかりと反映させる事が職人の利益になるようなシクミを構築するべきなのだと思います。

このような研修を通じて職人の意識を向上させる事は非常に有意義な事だと思います、

しかし、顧客の本当に求めているモノを現場で具現化するには職人の良心や資質に頼っていてはいつまでたっても堂々巡りの繰り返しでは無いでしょうか。

教育とは、社会保障の一環であり、その保障を放棄したまま、教育を押し付けるようなやり方は長続きすることはない、と思っています。

モノづくりが本分とするならば、その作り手を守り、育てる覚悟を持たねばならないのではないかと。

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それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献すること。

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潜在的な問題と潜在的な緊急性についての考察

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週末は少し早めの夏休みを頂いて、ゆっくり、でもないですが、しっかりと充電して来ました。

世間様が夏休みに入る前の1週間ということで、お盆という一区切りの前に片付けておかなければならない事はてんこ盛り、やる事一杯の幸せな状態で、月曜日らしいドタバタとした1日を過ごしました。

私たち、建築の仕事に携わっている者はなんといっても今の現場、そしてこれから始まる次の現場、そして計画中の現場の順番で優先順位が決まってしまいます。

1件ずつの現場で答えを出して、お客様に満足をお渡しする事が、何よりも緊急度の高い重要な事なのです。

そこは待ったなし、ですね。

今日は超久しぶりに現場作業に汗を流しました。


工事をスムースに進める為には念入りな準備が必要であり、その為には日頃の業務を如何に計画的に行なっているか、という事が要となります。

要するに、目の前の緊急かつ、重要な事をしっかりと行なう為には、緊急性の低い重要な事に計画性を持って取り組んでいるか?が肝になる、という事です。

そんな訳で、今日は夕方からお客様宅へと現場作業に出ておりましたのは、差し迫った工期に対応する最終手段、と言ったところです。

何とかかんとか、ギリギリのラインで工事の目処を立てる事が出来ましたが、反省する事しきりです。


そんな訳で、緊急度は低くて重要度が高いタスクについての考察を備忘録として書いておきたいと思います。


一番、重要なことは、根本的な改善、もしくは予防だと思っています。

潜在的な問題に対して、如何に表面化する前に解消しておくか、では無いかと思うのです。

問題解決とは当たり前ですが問題があることを認識してそれを解消するための行動です。
それについてのアクションとして二通りあると思っていまして、
1つはまず『論理的な思考を組み立てる問題解決。』
もう一つは『状態を見直すことでの問題解決。』
1つ目の、論理的な思考を組み立てての問題解決はまずその問題をしっかりと認識して、どのようなプロセスを組んで解決していくかということを理論的に組み立てていくということです。
もう一つの状態を見直す問題解決というのは問題がある前提の状態をまず1つずつ整えてしまうということです。
方向性くらいは見えていなければいけませんが、将来へのビジョンを考える前に、今の状態を改善してしまう事に先ずは集中する、ということ。
一見、場当たり的な対処法のように聞こえますが、問題とは、現状と理想とのギャップだと考えると、現在の状態を整えることによって問題としてあったことが問題ではなくなることというのは、そもそもあるような気がしています。
先のことを考えて、それに対してロードマップを組み立てることは決して悪いことではありません、全員でコンセンサスを取り、考え方をまとめていくことで付帯する問題やもしくはチームはとしての効率化が図れることもあるでしょう。

意義は非常に大き

そこにいてくれるだけで100店満点。

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高知、土佐市の宇佐の海岸で迎えた朝。
日曜日、ということでいつもの習慣に引っ張られて夜明けと共に目を覚ましました。
ホテルの床とベッドでいつもの筋トレを済まし、歯磨きをして目を覚ました後は(わざわざ持って来た)スニーカーに履き替えて海岸にGO!
朝靄に包まれた海岸線でのランニングは実も心も清々しく、さっぱりとさせてくれてくれました。
たっぷり汗をかいた後、ホテルに帰ってみるとといい子で身繕いを整えている娘。
(普段の生活もこうならんかなーなどと思いつつ、、)スムースな流れで朝食を摂り、ホテルを後にしました。
目指すは今回のロケ地ツアーのメイン会場?高知県庁とその周辺市街。
日本3大がっかり名所と言われるはりまや橋を通って、
風情溢れる路面電車とすれ違いながら、徐々にテンションを上げて、
いざ県庁へ。
(私は見ていませんが、)映画のセットがそのまま残されている、原作で読んだイメージが実際に現実化しているというのは、そのストーリーの中に自分が入った気分になり不思議な気分です。
おまけ、
その後は高知名物日曜市、
ひろめ市場、と、高知市内のお約束コースを廻り、
突然のスコールのような雨に降られて凹んだりもしながらも、
すぐに機嫌を直してくれた雨上がりの青空の下、藁工倉庫街のミュージアムや
バル、
などをウロウロ。
なぜか〆は生まれて初めてだというこんなところになりましたが、、(笑)
楽しかった旅行は幕を閉じました。
旅の定義というと、非常に広く、人によっていろいろな解釈があると思います。
私にとっての旅の定義とは、『日常と違う視点に気付くきっかけ』という風に思っていて、仕事でもプライベートでも神戸を離れて違う土地で、違う考え方、違う風土にふれる度になにかしら発想の転換のきっかけをもらっているような気がします。
今回の旅で気付いた事、それは、
『そこにいてくれるだけで、100点満点。』
ということ。
日常では学校の成績、家庭内での役割分担、生活態度、色々と気になる事もあり、ついつい家族間で責め合ったり、反発しあったりする事があります。
私は父親の責任なるものを感じて、こうするべきだ、こうあるべきだ、というような事を自分の価値観だけで娘に強いてねじ伏せて来た事もあります。
でも、結局は彼女には彼女の人生があり、私がそのすべてをコントロールすること、いや、見届ける事さえ出来ないと言う現実を考えると、そろそろ、そんなところから離れて、ひとりの人間として本当の意味で認め、出来る限りのサポートを買って出るくらいにしなければならないと思った次第。
振り返ってみれば、中学生の時の私も親の価値観とは真逆の行動をとりまくっていた訳で、、
自分と同じ苦労はさせたくない、などと驕った考えはいい加減捨てなければ、親子関係自体が成り立たなくなってしまうということなのでしょう。
二人旅の機会を(さりげなく)くれた妻に感謝しつつ、幸せな時間はそれ自体を目的として、普段から培って積み上げてこそ、という事を改めて感じる2日間となりました。
ありがとう。
感謝します。

『県庁おもてなし課』ロケ地ツアー@高知

JUGEMテーマ:オススメの本

 久しぶりに小説を読みました。

もともと本好きということもあり、面白い本を見つけるとついつい寝食を忘れてでも読みふけってしまうタチです。

と言うこともあり、このところまた小説を自分で禁止していました。

読んでいいのは建築の専門書と、マーケティングの実務書、後は論語のような経営についての学びにつながる古典ばかりとしていました。

にもかかわらず久しぶりに解禁したのは、必要に迫られたから。

実は今回の娘と2人の高知旅行は映画『おもてなし課』という高知県を舞台にした映画のロケ地巡りなのです。

本来はその映画を見ておくべしなのですが、ロードショー公開は随分前に終わっておりレイトショーはやってるようですが時間の都合つかず見れていないまま。

これではロケ地巡りをしたところで全く持って面白くも何ともありません。

じゃあ、と、娘が提案してくれたのが、

「原作を読んだらいいじゃん」

とのことでした。

なるほど、と言って娘に本を借りて読み出したはいいのですが、その文庫本、結構なページ数があり、安いビジネス本のように23時間で読めるような代物ではありませんでした。

そんなこんなで旅行に出発するまでに結局原作は読み切れず、中途半端な知識のまま旅行に出かけることとなりました。

が、なんとかここは親父のメンツと根性で1日目の昼過ぎには時間を見つけ読了することができました。笑

そんなこんなで今回の(きっと初めで最後となる)娘との旅行の顛末を写真でダイジェスト版で残しておきたいと思います。

あえて留守番役を買って出てくれたすみれママ☆に報告を兼ねてアップしておきたいと思います。

夜明け前に起き出して朝一番の飛行機便で高知龍馬空港へ、

空港でレンタカーを借りてまずは映画の舞台となった民宿へと向かい、一気にテンションを上げました。(笑)

続いて高知の定番、桂浜。

続いて、高知のシンボルの銅像を仰いで、

お次は奇跡の清流と呼ばれ、四万十川を凌駕すると言われている仁淀川の源流へ、

ラフティングは満員でだめ、

パラグライダーは風向きがダメ、

と言うことでアクティブなアクティビティーは諦めて、きれいな川でゆっくりと時間を過ごしました。

1つとなりの谷にわたって写真撮影のスポットとして有名な沈下橋。

なんのことないところばかりではありますが、大きな自然に囲まれてたわいもないことにきゃっきゃと喜ぶ楽しい時間を過ごしました。

大自然の中でコミュニケーションを取った後は日が沈む前にはホテルにチェックイン

中学生の娘と2人にしては少し張り切りすぎた感も否めませんが、まあ、二度とないことかもしれないということで大目に見ていただければと思います。(苦笑)

てか高知市内の旅館と値段はあまり変わりませんので、念のため。


他愛もない話をしながらめったにないふたりきりでの夕食をとり、

食後はプールでひと泳ぎ。

その後は自由行動ということで私はテラスのジャグジーでいっぱい、

娘はテレビとスマホにいつものように夢中、、

まぁしかし、諦めていた足摺岬の花火大会を(かなり遠目ではありますが)一緒に見れたのはいい思い出になったのかもしれません。

そんなこんなで1日目の夜は更けていきました。

すみません。

家族内での報告ブログにお付き合いいただきましてありがとうございます。

何のために働くのか、

何のために生きるのか、

そんなことを考え直す旅になりそうです。

喜怒哀楽之未発、謂之中。発而皆中節、謂之和。

 JUGEMテーマ:日記・一般

今朝も期せずして早起き。
(またもや)娘が朝早くから遊びに行くので駅まで送って~、とせがまれちゃって。。
少し前(の揉めていた時)までなら考えられない現象でありますが、なんと最近娘と仲がいいのです。
そして!
なんと!明日から少し早めのお休みを頂いて(たぶん初めで最後となる)娘と2人での旅行に行ってきます。
それもこれも思春期の子供を持つ苦しい心境を(あちこちで)吐露して、皆様に様々なアドバイスを頂いたお陰と思い、大変感謝している次第です。
なんとかかんとか関係修復しております、皆様本当にありがとうございました。
ま、この蜜月がいつまで続くかは分かりませんが、、(苦笑)
※画像は本文と全く関係は有りません、(笑)
一切、話どころか挨拶もろくにしない関係になっていたのはそう遠くない少し前のことですが、この大きな変化にはいろいろな原因があると思っていて、全て私が変わったからなんてこれっぽちも思っていません。
しかし、私の態度がその時のままだったとしたら絶対に今の状態は無いというのも事実だと思います。
変わった事は、いろいろありますが、その為に考えた事というのは、理詰めをやめる事。
理論ではなく、感情に焦点を合わすように心がけるようにしています。

自然と共に生きる、もしくは生かされていると言い切る価値観。

お朔日。

いつもより少し早く目が覚めていつも通り、やっぱりお参りに近所の総社に行きました。

せっかくの早起きと言うことで先日のカリスマブロガーに受けたレッスンの復習に、ゴルフの朝練もついでに行っておきました。

闇雲に練習しても全くうまくいかなかったことが少しのアドバイスを受けるだけでこんなにも変わるのかと、驚く位の調子良さ、ただただびっくりするばかりです。

一番奥のネットにビシバシ!

さすがG氏のオレ流理論です、、

敬愛するスティービン・コヴィー博士は、

「羅針盤のない人生では生きる目的自体を見失う」
と言われましたが、確かに一生懸命やるだけでは進まないことも多いもの、、

朝早くからめいっぱいの汗をかきながらそんな原理原則に触れた気がします。

さてお題目は先日、2度目の講演を聞かせて頂いて、衝撃が確信に変わったナチュラルハーモニーの河名社長の京都大学での講演をネット(というかfb)で見つけたので、是が非でも聞いて頂きたくてご紹介。

電磁波測定士協会の総会の時にゲストとして登壇された川名社長にお会いしたのは1年前。

その時の衝撃がずっと頭から離れず、私自身ずいぶん影響を受けて現在があるような気がします。

河名社長が主催するナチュラルハーモニー社は無農薬無肥料による自然農法で栽培した作物を卸売り、もしくは小売販売するとともに、自社の店舗で調理して提供するというビジネスモデルを確立されておられます。

そして、驚異的なのはご本人もそのご家族もまたナチュラルハーモニーで働かれる従業員さんも全員が無医療、無薬品で暮らされているとのことです。

自然との調和が人間本来の生き方である。

人間の都合で自然をコントロールすること自体に無理がある。

対処法ではなく根源的な問題を解決すすることこそ経済的にも環境的にも未来を構築する唯一の方法論である。

そんな概念をご自身の身体で臨床し結果を出し続けビジネスモデルとして作り上げられたその歩みは衝撃的と言うしかありません。

それは事実循環型社会と言うような生易しいものではなく、大いなる自然の力に身を委ね、許される範囲の幸せを噛み締める生き方とでも言うのでしょうか、

そのお話を聞くと、効果効率を求める現代社会の人間都合の価値観を大きくパラダイムシフトさせる必要を感じずには居られません。

そんな河名社長の京都大学での講演がYouTubeで公開されています。

少し長いですが、是非一度みてみてください。

この話は農業の話などでは決してなく、地球に生かされている1人の人間として、また子供を育てる親としての在り方を強烈に示唆しています。

それではどうぞ、

全ての人にパラダイムシフトが待っています。
やっぱり、ご縁に感謝するばかりです。
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すみれ建築工房 ミッションステートメント

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献すること。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。


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