でもね、と、ですよね。

年末まであと6週間。
忘年会の誘いも激しくなって来て、いよいよ今年も年末が近づいて来た感じがしてきました。
この時期になるとやっぱりなにかと気忙しく、年内に済ましておかなければならないタスクの多さに焦りがにじみ始めます。
しかし、時間は絶え間なく流れる川のように途切れる事が無く、悠久の時を刻んでいきます。
「年末を越して新しい年を迎えるからと言って世界が終わるわけでなし。」
と、いつも思うようにしてはいますが、(苦笑)やっぱりけじめはつけたいもの。
やり残している仕事の多さに焦りまくっているこの頃です。(汗、)
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今日も昨日に引き続き、事務所にてガッツリ引き蘢り、図面や見積りなどの実務に明け暮れました。
現場に行きたかったのをグッと堪えて、今やるべき事に集中。
それでもなかなか進まないのは相変わらずタイムマネジメントが上手でないからなのかも知れません、、日々反省しきりです。。
さて、お題目は、先日開催した職人起業塾での振り返りです。
第三回目を迎えたこの塾では、一番初めのオリエンテーションで出たテーマに沿って深堀をしています。
今回は、起業するにあたり、非常に大事な、『仕事を取れる人になる』というテーマでした。
どんな人に仕事を頼みたいか?という質問をメンバーにしたところ、
 

知識がある+論理的根拠を示せる人
 

という人物像が浮かびました。
そうなる為には?という問いに対しては、
 

→現場での経験を積む

→セミナーに参加、ネットで情報を調べる、人から情報を収集

→不確定要素を調べる、分からないことは最後まで調べる

→行動力がある。

→初見が好印象

→仕事の内容が良い

と言った答えが返って来ましたが、要するに納得してもらえる様な根拠を示す事が重要だという結論に達しました。
で、誰にでも『ですよね、』と言ってもらえる様になればおのずと仕事に結びつくのではないか?ということに。
それは、なにかというと、
一つは『法律』である。
正しいか、正しくないかでは無く、法治国家である以上、それに従うことはアタリマエではないか、ということ。
もう一つは、『自然の摂理』ではないかと。
なんのことかというと、
 

太陽が東から上り西に沈む、
カタチあるものは全て壊れる、
人は死ぬ、
重力の法則、

夏は暑くて冬は寒い、
太陽と空気と水が無いと生物は生きれない、

種を撒かなくては芽は出ない。
等々、誰もが、『ですよね、』と言わずにおられないコトって、山ほどあるのです。
これを実際の仕事に置き換えてみると随分難しい様に思いますが、日々の業務をしているうちに、結構実践していたりもする訳でして、
例えば、と、顧客先での実際のやり取りを聞いてみると、

 

うまく行くパターンは、相手の立場を理解して、相手の土俵で、相手のメリット(決して金銭的だけででない)を示す。
 

うまく行かないパターンは、自分の作ったプランの内容の説明をしても、相手の理解度を確かめなかった。依頼の本当の理由を聞けていない。
これって、ひょっとして、水を撒かないと芽が出ないレベルのアタリマエの話じゃないの?って事になりました。

結局、自然の摂理を身につける為に必要な事とは、
 

観察力。
だったり、

 

相手の気持ちに共感する。
だったり、

 

相手の立場に立つこと。
だったり、

 

自分の状態を整える。慣れと驕りを無くすこと。
だったり、

 

相手を想いやり、理解するように務め、理解してから最後に理解してもらう。
ってことでは無いのか。
要するに、自分自身の在り方を見つめ直すことが、信頼を得る事に繋がり、『自然の摂理』に従って判断出来るようになるのではないのか、という結論を導きだしました。
信頼無くして受注無し、です。
書いてみると簡単なんですが、実際にやるとこれがなかなか・・・、(苦笑、)
そう言えば、「いい提案が有ります!」と言って来社される営業マンに限って、自社の良いところをしゃべりまくって、反論というか、デメリットを指摘すると、
『でもね、社長、』
と、切り出します。(笑)
今日来られた営業の方は、『でもね、社長、』を10回は言って帰られました。
そんな対立した立場で、受注はないと思うのですが、、、
自分に、または自分の商品に自信を持てば持つ程、陥りやすい説得営業、気をつけたいと思います。
一つずつの『ですよね、』を積み重ねて、言葉だけではなく行動でも信頼を勝ち取って、WIN-WINの関係性の中で仕事をする事をいつも頭の中心に、いや心の中心に置いてお仕事に向き合いたいと思います。
そんな事を、考えさせてくれる、『でもね』営業マンさんにも感謝。(笑)

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久しぶりにトイレの神様の写真。
明日に上棟を控えた垂水のオールアース住宅の向かいで、いつも良くして下さるお店のトイレに飾ってありました。
舟磯さん、いつも親切にして頂きありがとうございます。
 

すみれ建築工房の目指すサイクル

 

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。



お客様に安心と安全そして心地よい環境を提供して、また次の仕事へと繋げていく。
それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を果たして社会に貢献することを事業の目的としているから。


自然の摂理に逆らうのではなく、アタリマエの連続で自然な流れを作って行く。

だからこそ、業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。



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感謝と謙虚。

今朝は、1人朝活。
夜明け前の東京品川からスタートでした。

昨日の日曜日は、茶の湯の世界の年の始まりと言う事で、毎年恒例の比叡山の麓にある日吉大社での献茶祭に参加していました。

赤く染まり始めた紅葉を愛でながら野点席でお点前をいただくなど、心を落ち着ける時間を楽しんでおりました。

が、しかし、今は11月の繁忙期。
しかも先週は出張に次ぐ出張で日程が詰まっていたこともあり、夕方から無理矢理時間をこじ開け東京へと向かいました。

新たに店舗を出店される計画のクライアントと一緒に、近隣のお店のマーケット調査やそれを踏まえてのプランを相談しているうちにやっぱり神戸に帰るタイミングを逃してお泊まり。(^_^;)
まぁ、想定の範囲内ではありますが…
そんなこんなで朝一番の新幹線で帰ってきたわけですが、思いのほか移動時間での仕事が進まず、溜まり切ったタスクを片付けるべく今日は研修に行く予定をキャンセルして夕方まで事務所で缶詰、実務に励みました。
楽しみにしていた自立循環型住宅の研修に行けなかったのは非常に残念でしたが、1週間は7日しかなく、いちにちは24時間しかないのは誰しも一緒だと言うことを改めて実感しつつ、無理なスケジュールを立てた自分の不甲斐なさに反省しながら、黙々とPCに向かうこととなりました。(涙、)

さてお題目は、そんなドタバタしている最中も、緊急で重要な事は容赦なく色々とやってきます。
体が1つである以上全て自分でできるわけはなく、周りの人々にご協力いただきながら対処していかねばなりません。
今日は改めて周りの人たちに助けられながら何とか毎日を過ごしているのだと言うことを感じさせられることが次々とあり、
今日いちにち、助けてもらった出来事を列記してみると、
1 .朝の出社が少し遅れたのでチャックの散歩をすみれママ☆に行ってもらった。
2 .お客様先の排水のつまりを若手大工大ちゃんに直しに行ってもらった。
3 .駅前にほったらかしてあった車を取りに行くのにメンテナンス担当和田さんに連れて行ってもらった。
4 .現場で水漏れが起こり対処に困っていたら松沢さん兄弟が通りがかって助けてくれた。(松沢さんの背中に後光が見えました!ありがとうございました。)
5 .それでも直らなかった水漏れを電話1本で設備屋さんが飛んできて直してくれた。
ほかにもいろいろあるのですか、切りがないのでこのくらいに、(笑)
つくづく人間1人では何もできないものだと感じることが立て続けに起こり、自分の至らなさと共に周りにくれる人たちの偉大さが胸に染みた次第です。
謙虚にならねば。と改めて。

皆さん今日は本当にありがとうございました。(笑)
心から感謝申し上げます。
深謝。
 

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創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。

しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。
設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。
私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。



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言霊を使う法則。


放射冷却。
という言葉を久しぶりに思い出した朝でした。
二十四節気ではそろそろ、『大地が凍り始める』から『水仙の花が咲く』頃へと季節が移ります。
いつもの河川敷も最近は朝露でキラキラと光リ始めており、霜がおりだすのも、もうすぐの様です。
寒さもこれくらいで止まってくれたら良いのですが、、、


今週も厳しい出張週間となっており、相変わらずあまり神戸に居れてませんが、このところ神戸にいる日は必ずと言って良い程現場廻り。

垂水の駅前で工事中のオールアース住宅は来週の上棟を控え、基礎が完成。
第二の人生を楽しむ為に、と建てられる趣味と暮らすsumikaがいよいよその姿をカタチに現します。
その現場のすぐ近くでは無垢フローリングとEM珪藻土をふんだんに使ったマンションリノベーションの現場が大詰めを迎えています。

担当はヒメーくん。
彼が巡回メンテナンス訪問に伺った際に「リフォームしようかしら」と、お声がけ頂いたのがきっかけで今回の工事となりました。
すみれが目指す、営業の出来る大工です。(笑)
モチロン、大工仕事もバッチリできますよ。

さて、お題目。
『思考は現実化する』
有名なナポレオンヒルの言葉です。
尊敬するスティーコヴィー博士は
『すべてのものは二度作られる』
と言われ現実に物事を作り上げるにはまず頭の中で考えてイメージを作る事が必要だと、同じようなことを言われています。
『求めよさらば叶えられん』
と言う言い方もよく耳にしますね。
しかし、思い描くだけで全てが思い通りに現実のものとなるか、と言うとそんなわけありません。
吉本風に言うと「そんな奴おらんやろ~、」
ですね。(笑)
しかし何人もの人が同じように、「考えたことしか現実にならない」という風に言われるという事はそこにも確かに真理はあるのではないかと思うのです。
そこにはただ漠然と考えるだけではなくあと1歩踏み込んだ何かが必要なのではではないか、というふうに以前から考えていました。
昨日はそれを実際に自分の体で体験することがありました。
それは『言霊』です。
言葉に魂が宿りそれが増幅されて知らず知らずのうちに自分自身を行動に駆り立てていく。
何の根拠もなく、何となく口にした言葉が思わぬ成果を生み出すこととなりわれながら非常に驚いた体験をしました。
そういえばアクティブ・ブレインセミナーで小田全宏先生に教えていただいた人生を成功に導く20の法則の第12番目は、
『思っていることを口に出す。』
でした。
強烈な願望ではなくても口に出すことで実際に現実として叶ってしまう事の凄さと恐ろしさを今一度、実感する事となりました。
今夜は第3回目の職人起業塾
職人の将来の独立を支援する勉強会です。
今日はこの成功法則を皆に伝え将来自分がどうなるべきかを口に出して言霊を宿してもらうようにしてみようと思います。
『求めよさらば叶えられん。』
そして、向かう先、手に入れるべき成果は言葉にして口に出してみる。
頑張っていきましょう!

 

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ハコではなく暮らし。

JUGEMテーマ:日記・一般

最近の天気予報バッチリあたりますね。
昨日はあんなに天気が良かったのに、今朝はキッチリと雨。
改めて科学のチカラを信用するべきだと思いました。。。
朝はトホホな感じでしたが、昼からは雲の切れ間から青空がのぞき、良い事が有りそうな天気となりました。
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昨日の広島で開催されたJBN総会に参加した流れで、今朝は雨の中福山へ。
新築のお引き渡し後、半年の訪問です。
いつものように建具の細かな調整などを行ないましたが、今回お施主様が一番気になっておられたのは電磁波です。
全量売電の産業用太陽光システムを設置して、本格稼働し始めてから、パワーコンディショナーからの電磁波の影響が心配なので見て欲しい、との事でした。
測定してみると、
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2階の納戸の中はやっぱり高い地場を発生しておりました。
基準値の5倍強の数値となっておりました。
で、どうするか?というと、
(現在の私の知識と技術では)どうする事もできません。(涙)
潔く、「納戸の中に長時間いる様な事はしないで下さい。」
と、お願いをしておきました。
※電磁波とは電場と磁場が組み合わさった造語で、電流によって発生する地場と電圧によって発生する電場の両方が有ります。
 電場はアースを取って地球に返せば無くなりますが、磁場は防ぎ様が無いので距離をとって頂く事にしています。

そもそも、納戸の中に何時間も籠ってなにかをする様な事は無いので、そこは全く問題ではなく、階下の寝室にその影響が無いかを心配されていたので、引き続いて寝室を測定。
太陽光システムのパワーコンディショナーの影響は全くなく、地場は正常な値を示していたのを見てご安心頂きました。
ついでに、と、電場の測定をしてみましたが、そこはさすがにオールアース住宅!
全く問題がない爽やかな空間となっておりましたよ。(3V/m)
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気持よく眠りについて頂けているのやろなー、と思いつつふとベッドに目をやると、ベッドライトとコンセントがベッドと一体になってありました。
試しにベッドから伸びているコンセントを差して計測してみると、
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なんと!220V/m!
というか、予測通りでは有りますが、くれぐれも、(ベッドライトは使いたいと思うでしょうが、)ベッドの電源は繋がずにご使用になって下さい。とアドバイスをさせて頂きました。
今の日本では、電磁波による身体への影響は完全に解明されておらず、現在学会で臨床データーを集めて検証している状態です。
問題として認識されているか?というと必ずともそうでは有りませんが、私たちは自分自身の体験や、すみれ事務所の電磁波対策をした事によるスタッフの体験を通して、無いに越した事は無い。という結論を持っています。
モチロン、オールアース住宅にお住まいのお施主様の意見も、です。
私たちが行なう建築の仕事は絶対に住まう為のハコを作る事ではなく、そこに住まう人たちの健康で楽しい暮らしを過ごせる『環境』を作らなければなりません。
美味しいコーヒーをご馳走になりながら、出来上がった後に、こうしてお付き合いを頂く事が結局本当の仕事なんだと、改めて実感。
F様、いつまでもお元気で、人生を楽しんで下さい。
すこしでもそのお手伝いが出来たなら、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。
美しいカップで飲む、ブルーマウンテン、最高でした。
ごちそうさまでした。
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地域工務店の存在意義。

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広島に来ています。
(この忙しい時期に)相変わらずドタバタとあちこち走り廻っておりますが、、、
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今日はJBNという団体の全国大会ということで、(いつの間にかなってしまっていた)近畿地区の下部団体の理事を務めている関係で招集されました。
全国2300社という工務店ネットワークとしては国内最大のこの組織は、元々まとまりが無かった工務店という業態をまとめて、業界として国に認めさせたという団体であり、中小零細工務店の立場から政策提案をする様な団体となりました。
基調講演は今の住宅政策の根幹となった住宅基本法と省エネ基準改正法案の元になる『福田ビジョン』をぶち上げた福田康夫元内閣総理大臣でした。
今の、そしてこれからの住宅業界の行く末を占う意味でその内容をざっくりとご紹介しておきたいと思います。
ここから(ざっくりですが、)講演のメモです。
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基調講演「200年住宅と地域工務店」

元内閣総理大臣 福田 康夫

200年住宅と銘打って福田ビジョンの時に打ち出した住宅政策はあれから5年が経ち、長期優良住宅として今に引き継がれ、これからの普及モデルの基準となる住宅として実際に普及の段階に入った。

地域工務店はその政策の実践者だと思っている。

今を賑わす大手ホテルチェーンや飲食店の偽装問題、建築業界でも少し前にあり、業界に大変な衝撃を与えた事件が有りました。

そして、その時の国土交通省の対応は敏速で半年あまりで国会での立法を叶えた。

その時の迅速さは今まであまり例のない事ではなかったのか、と思う程だった。

それが住宅基本法である。

そしてその一番始めが長期優良住宅への取り組みであり、それは時代の要請だった。

日本は世界第二位の経済大国の座から陥落したと言われるが、実際に大事なのはGDPで計る経済の規模だけではないし、

国民一人当たりのGDPを持ち出すまでもなく今でも日本は世界トップレベルの高い質があると思っている。

世界トップレベルに駆け上った戦後からの復旧の時代の住宅では必要に迫られて質を重視せずに量産化に走った。
それは時代の要請が有ったからで、決して間違った事ではなかったが、長持ちする住宅を造って来なかったのは事実である。

しかし、高度経済成長が終わり、人口増も止まった時点で住宅を耐久消費財として考えた場合、質を見直さなければならなかった。
 

寿命が30年しか持たない様な住宅を作り続けてきたが、振り返って考えると、今までの住宅は消耗品だった。

そして、その当時は考えられていなかったが、今では環境への負荷の問題が大きく取りざたされるようになってきている。

その反省を踏まえ、これから未来を作る為に発案されたのが耐震強度偽装問題をきっかけに制定された住宅基本法だったのです。

そして、この政策がうまくいくと叶う事は国民の住宅費が軽減するということ。

それは、

少子高齢化の日本では将来的に社会保障に大きな費用がかかってくる。

今回の消費税どころではなく、外国並みに税金を上げないとしょうがないので、結果的に個人が使えるお金が少なくなっていく。

現在の住宅費の負担の大きさを考えるとその理由の一つに住宅が短命で価値が低いことが上げられる。

スエーデンを代表する北欧のように優良な中古住宅が大量に建てられておれば、中古の住宅を安価で購入、もしくは借りられるように

なり、その為に長期優良住宅の普及が必須と考えている。
それは住宅が長期に渡って価値を持つようになることで、結果的に国民の資産の喪失を防ぐことになる。

 

そんな意味から考えると国民に幸せを与える産業が工務店業界だと思う。

工務店が良い仕事をすればする程、国民の資産を増やしていく事になると思っておるので、是非がんばってもらいたい。

人口減の局面に有って、これからの住宅産業のマーケットは厳しくなると思うが、伸び代もある。
 

長期優良住宅は23%これえからもっと増えて良いはず。

リフォーム産業はまだ10兆円、すぐに30兆円の産業になる。

住宅履歴はまだ普及が進んでいない。

中古住宅市場の活性化の為には非常に重要なので、これが進まなければならないし、それが進む事でリフォームのマーケットは拡大する。

大前提は、良い家をつくること、

高齢者に留意する事、町並みを考えて建てる事、緑との調和を考えた街作り。など良い環境を作る仕事をしていけば決して悲観する事はない。
国策もそれを応援して新築、リフォームをして認められた長期優良住宅については相続税の軽減などこれからも普及の後押しをしていかねばならない。

 

ここまで。
これまで国土交通省、林野庁、環境省がとって来た政策についての是非はあれども、批判ばかりをしていても何も始まらないのは事実であり、福田元首相が言われるように、私たち地域に根を張る工務店は日本の家づくりの中心をになっているという意識を持って前向きに取り組んでいく事しかない、というのが私の持った感想でした。
あと、重要なのは次世代を担う職人の育成。
全国から若手の大工が技を競う大会では、素晴らしい技能を競っておられ、職人を育てる工務店がまだたくさん有る事も実感することができ、勇気を頂けました。

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家づくりとは人づくり、「本当に良い家づくり」とはなにか。
をよく考えながら、前向きに進んでいくことを考える良い機会になりました。
ありがとうございました。

 

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神戸ラーメン紀行Vol.92

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昨日の研修会、工場見学のながれで今日は吉野に来ています。
取引先であるD松社と、神戸が誇る給湯器メーカーノーリツ社の方々との懇親を深めるゴルフコンペに参加です。
今週から気温が急に冷え込んだからか、そもそも11月の中旬ともなればアタリマエなのかは分かりませんが、真っ赤に燃える様な紅葉を愛でながらの気持ちの良いラウンドとなりました。
相変わらず、スコアも冷え込んでおりましたが、、(涙、)
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建築と言う仕事はたくさんの人や会社の協力の上に成り立っています。
設計や職人だけではなく、商社、メーカー、研究機関なども当然その中に入っており、全ての人たちとの信頼関係を構築しながら日々の業務を進めています。
なので、年に一度のこのような会はお互いを知り合う機会としてとても重要だと、最近になってつくづく思ってまして、ゴルフが仕事だとは思いませんが、少なからずプラスになる事はあると思ったり。
D松さんとノーリツさんには毎年骨を折って頂き、懇親を深める場を積極的に持って下さることに感謝したいと思います。
さて、ワタクシ、生まれが納豆の日ということで、生来粘りが身上です。
しつこい、とも言われますが、一度目標として定めると、おいそれと諦める事をしません。
そんなこんなで、年内に100回目まで更新する、と言ってたアレ、(若干頻繁にはなりますが、)いってみたいと思います。(笑)
今回は特別篇ということで、本場九州のトンコツ特集!
まずは博多駅南の行列店、12時になったとたんにあれよあれよと行列が出来ていました。
臭みのないサッパリとしたトンコツが人気の秘密の様です。
つい、替え玉してしまいそうになります。

ラーメン 600円 — 場所: 博多一双
写真: お・や・く・そ・く・
ラーメン 600円

 

お次は中州で働くおにいさんの一押しのお店。
地元の人は屋台には行かず、こうゆうところにいくとのこと。
魚介スープとの塩梅、最高でした。
魚介豚骨ラーメン700円
 — 青山 哲久さん、他2人ラーメン海鳴 中州店にいます。
写真: ええいっ(^_^;)
魚介豚骨ラーメン700円

 

最後を締めくくるのは知るひとぞ知る、超人気店でしかも取材拒否のお店。
営業している時は青いバケツがクーラーの室外機の上においてあり、スープが売り切れ、もしくは調子が悪い時は赤いバケツを置いて休業を知らせるという表からみたら全くラーメン店には見えない店構え。
看板さえも有りません。(驚)
一度だけテレビが入ったことが有ったと思うのですが、店内では写真撮影禁止ということで、初めてラーメンの画像無しでのアップです。
どんなんやろ、と思われる方はご自身で行ってみて下さい。
博多駅から地下鉄で1駅(か2駅)の呉服町にひっそりと有りますので。
                 ↓店名クリックしたら場所は分かりますよ。
ラーメン 650円、替え玉150円
 — 元気一杯
写真: やっときた!取材拒否のみせ。
ラーメン 650円、替え玉150円

味のほうはというと、スタンダードなトンコツでした、モチロン美味しかったです。
今までずいぶんラーメン店を見て来ましたが、世の中はまだまだ広い!
いろんなお店があるものです。
こりゃ、このシリーズ、100回でやめる訳にもいかないようです。。。(苦笑)
 

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心で考える時代。

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小さな会社の経営者の仕事ってなにか?
ときかれたら。
営業、資金繰り、教育、シクミ作り、ビジョン作り、経営理念の策定、、、
答えは様々だと思いますが、私個人的には情報収集が非常に優先順位の高い重要なことではないかと思っています。
大きな転換期にある建築業界では商品技術、工法は日進月歩であり、情報量不足は直接顧客に伝えるべき、お渡しするべきメリットを損なう事に繋がります。
そして、新しい情報は全て良いものか?正しいものか?と言うと決してそうでもなく、現場でのモノづくりをする感覚と照らして取捨選択をする為には大まかすべての情報は(浅くても)知っている、というくらいまで出来るだけ多くの情報量を持つべきだと思っています。
そんなこんなで、今日も情報収集へ、昼からはクリナップの情報交換会へ。
そしてその後は神戸が誇る給湯器のトップメーカーノーリツの関連会社であるハーマンの工場視察。
情報収集もちと度が過ぎますね、、(汗、)
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クリナップさんの情報交換会の基調講演は『価格から価値へ、』というテーマでした。
これまで耳にタコができる位、聞き続けたよな、なんて思いつつ聞いておりましたが、なんのなんの、切り口を変えて付加価値戦略について分かりやすくご説明頂きました。
切り口とは、思考のパターンについて。
仕事だけにかかわらず、人の思考パターンの考えたとき3つに分ける事ができる、
頭で考える。
マニュアルで考える。
そして心で考える。
そして、価格競争から抜け出して価値を高める事で勝ち残っていくには『心で考える』という思考が出来なければならないとの事。
非常に勉強になりました。
その中で印象に残った具体的なお話をご紹介しておきます。
****ここから転載****
 

飛行機が離陸のため滑走路に向かうと、ほとんどのライン整備士は
事務所に引き上げていました。
ところが、たった一人のベテラン整備士が飛び立つ飛行機に向かって、
手を振っていたそうです。
ある時、そこに配属されてきた新人整備士が疑問に思って、
このベテラン整備士に尋ねました。
「先輩は、どうしていつも手を振っているんですか」
それに、こう答えたといいます。
「オレは元々、沖縄出身なんだよ。
お客さんが真っ黒に日焼けして帰っていく姿を見ると、
よかったですね、来た甲斐がありましたね、と嬉しくなるんだ。
台風が続いて真っ白な肌のお客さんを見ると、申し訳なくて、
もう一度素晴らしい沖縄を見に来てください、
と心の中でお願いするんだ。
そういう気持ちで手を振っているんだよ」
さらに、
「機内のお客さんが手を振り返してくれると、すごく嬉しい。
オレたちが整備した飛行機に乗っているお客さんに
手を振ってもらえるなんて、幸せなことじゃないか」
これを聞いた新人整備士さんも、手を振るようになりました。
やがて、その輪は広がり沖縄空港支店だけでなく、
全国すべてのANAに広がりました。
それを見ていた他の航空会社の整備士さんたちも
手を振るようになり、今では、日本のみならず、
海外ステーションでも実施されているそうです。
これは、マニュアルではなく、
お客様を思う一整備士の気持ちから生まれたことで、
先輩から後輩に引き継がれています。
*     *     *     *
(参考図書)
お客様と共に最高の歓びを創るANAが目指すCS
社会経済生産性本部著・生産性出版
ここまで。
現在ではJALの整備士に波及しただけではなく、全世界の空港で整備士はこのグッバイウェーブを行なうようになっているとの事です、そう言えばあちこちの空港で整備士さん達が手を振っている姿を目にした様な気がします。
あまり気には留めておりせんでしたが、悪い気はしなかったと思います。
マニュアルで考えて行動するのではなく、頭で考えて行動する訳ではなく、心で考える。
心で考えるとは即ち、相手の気持ちを思いやり、考える事。
心で考える。
カルロスゴーン氏が日産に来て初めに行なったことは社員研修を見にいく事。

その当時の日産は営業マンの成績を上げるべく、売る為の研修、プレゼンテーションのロープレばかりしていたとの事です。
カルロスゴーン氏はそれを一変させて、
「売り込む事ばかりをなぜ行なうのだ?まずやるべきは聞く事だろう」
と言い放ち、聞く事、そして共感することに集中して社内研修を行なったと言います。

そのカルロスゴーン氏が鍛えろと言ったのは、共感力(empathy)だったとの事。
最近の私の気付きである、論理脳から共感脳への切り替えとも重なるとても良いお話でした。
クリナップさん、とても良い情報をありがとうございました。

 

心謝。
 

すみれ建築工房 ミッションステートメント

 

 

創業時から変わらない私達の“想い”

それは作り手側から見た業界の悪習を断ち切りたいと言うその1点に尽きます。
しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

 

 

 

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

業界の流れに逆流しながらも大工職人の内製化を守り、社員大工による自社施工に拘っています。

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正しいことをするなんて簡単だ?

漸く神戸も冬らしく冷え込んできました。

寒いのは好きでは有りませんが、朝の凛とした空気は嫌いでは有りません。

今朝は月曜日らしく気が引き締まるいい朝でした。

今日も朝から現場廻り、新築工事中の現場の近隣の方になにかとご迷惑をおかけしており、その対応に向かいました。

クレームを頂いた時こそ、企業の本質が問われるとき。

真摯な対応でご納得頂いて、あまり宜しくないご縁を良きものに出来るようにと願いつつお話をさせて頂きました。

ご理解を頂けた事に感謝申し上げます。

気がつけば月も半ば近く。

先月に終わった現場の精算を各現場担当者が報告する期限です。

ある現場の精算書を見ると予定していた予算を大幅に割り込んで大赤字な現場があり、担当者に理由を聞くと収まりよくしようと大幅に工事内容を変更したとの事。

美しい仕上がりができたと胸を張って答えてました。

しかし着工後のよかれと思って行った変更で大きく予算を飛び出したからと言って、費用をお客さんに負担してもらうにはいきません。

でも、誰かが負担しなければなりません。

君が負担するかと聞かれると、まっぴらごめん、とまでは言いませんが、彼は沈黙しておりました。

しかし、自分自身の取った行動は、職人として正しかったと思っているのが言外に感じられ、予算を割り込んだ事はさておき、深く反省はしていない様子です。

確かに予算さえ収まっておれば両手を上げて褒め称えることですが。。。

もし仮に初めからこの大掛かりな工事内容でやりましょうと客様に提案したとしてもオッケーを頂けたかもしれないし、逆にそのような費用は出したくないと言われていたかもしれません。
そう考えると本当のニーズをキッチリよ汲み取って工事内容を提案したのか?
と問われれば果たして、どうだったか、

そこが、はっきりしなければ、彼を責めるのはお門違いも甚だしい。

ただ、現場で物を作る側としてはさっぱりとすべて作り直してしまう方が気持ちよく納得できる仕事になるのは自明の理であり、出来れば、気持よく仕事ができるプランで工事を組み立ててもらいたい、というのが本音です。

しかし、予算なり競争なりというしがらみがそれを許してくれないのも事実です。

そして責任を負う事なく正しいことをするが一番簡単なのかもしれません。

そう考えるとここ最近に大きく広がっている偽装問題も元は同じ様な事が有ったのではないかと思いました。

料理人は誰しも、最高の食材を使ってお客様に美味しい料理を提供したいはずです。

しかし、利益を上げなければ店の存続は叶わない。

出来るだけ、理想のカタチに似せたもので、採算が取れる道を探ったのだと思います。

偽装と言えば絶対悪のように聞こえますが、初めは気持ちは食材の質を落としても調理でカバーして最高の品質に限りなく近いものを提供していたのかもしれません。

それでも、本当の事ではなく、聞こえが良くなる様なネーミングをつけた最初の時は苦渋の決断で正しくないことをしたのではないかと思うのです。

良心を痛めながらでもしたことは悪い事です。

しかし、カンタンに正しい事を行なうよりももっと厳しいハードルを越えて行動に至ったと私は思います。

残念なのは、人間環境の生き物と言われるように、すぐに感覚を麻痺させる事が出来る動物でその正しくない環境に慣れてすぐ当たり前のように偽装を繰り返してしまうようになった事です。

日本全国偽装まみれといってもいいようなこの問題の広がりは、当初消費者も暗黙の了解的にそれを許容してきたということがあるかもしれません。

安易に正しいことをするよりも難しい正しくない事。

正しくないことをするにも本来勇気はいるはずなのです。

しかし、(改めて言葉にするような事でも無い、アタリマエの事ですが、)私たちはもう一つの高いハードルをよじ上ってでも、やっぱりお天道様に向かって胸を張れる、正しい事をするべきでは無いでしょうか。

しっかりと、その責任を負いつつ、人生は魂を磨く修練の場である事を忘れずにいたいと強く思いました。

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しっかりと社会保障をされた職人が早く出来た事が儲かることではなく、完璧なものを作ることで評価されるシステムを作り上げ業界のスタンダードにしたい。

それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。” class=”size-full wp-image-59 aligncenter” height=”486″ src=”http://sumire-eco.sakura.ne.jp/cms/wp/sumika-plus/wp-content/uploads/2011/06/mission1.gif” style=”margin: 0px auto; padding: 0px; border: 0px; font-family: inherit; font-size: 12px; font-style: inherit; line-height: 19px; color: rgb(153, 153, 153); vertical-align: baseline; display: block; clear: both;” title=”mission” width=”490″ /></p>
<p style=私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

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神戸ラーメン紀行Vol.91

JUGEMテーマ:日記・一般


だいたいの週末はお客様との打ち合わせにあててます。
お客様のお休みの日にじっくりとお話を、ということで今日もガッツリと打ち合わせの一日となりました。
午前中は新築をお考えのお客様と、事務所でみっちり。
昼からは耐震改修や構造の補強工事を含めたリフォームのご相談に神戸から北へ1時間、滝野まで向かいました。
いちにちじゅう、よくしゃべったしゃべった。(笑)
長時間に渡るお打ち合わせにお付き合いいただいた皆様、本日はありがとうございました。
今日の私のテーマは【誠実】ということでしたので、皆様の声にしっかりと耳を傾けて、真摯に対応するべく心がけておったのですが、その辺り、伝わりましたでしょうか。。。
ま、きっと少しくらいは伝わったと思います。(笑)
打ち合わせの中で着工は来年ですねという声がちらほら出てくるぐらいですから、まだあまり実感はありませんがこの調子で行くと、あっという間に年末が押し迫ってくるのかもしれません。
年内に片付けること、また来年に向けて準備をしておくこと考えたらたくさんありすぎるぐらいですが、落ち着いて目の前のことをひとつずつ、しっかりとやっていきたいと思います。

さて、年内もだんだん残り少なくなって来たと言うことで目標に掲げた年内に100回目の更新まで頑張ろうとしているアレ、行ってみたいと思います。
早速、先日の九州出張の時のこってり豚骨特集にしようかと思いましたが、トンコツは当分見たくないので、それは次回に置いといて今回は地元神戸のあっさり系中心でお送りします。(笑)
神戸の夜の〆の王道といえばこれ、長年その地位を守り続けてん十年、若い頃程お世話になる事は無くなりましたが、それでもたまに遅くまで三宮で飲む事があると調子に乗っていっちゃいます。(笑)

汁なし麺630円 — 場所: 金山園
写真: 締めはやっぱりこれ、
汁なし麺630円

 

お次は以前から気になっていた(神戸にある)笠岡ラーメンの麺のバリエーションを制覇。

中華そば 並 全粒粉 600円 — 場所: 中華そば いまい
写真: 中華そば 並 全粒粉 600円
こっちやな、(^^)

ちなみに、メニューは麺が二種類、大盛りと並しかありません、(笑)

爽やかなあっさりラーメン特集の〆は元町の老舗、モトコータウンの入口にある、存在だけは誰もが知っているあのお店。
ラーメン 600円 — 場所: 淡水軒
写真: 30年ぶりか、
懐かしく、落ち着く一杯。
ラーメン 600円

名物、味噌ダレの餃子も絶品です。
実は、子供の頃、父親がこの近くで商売をしておりまして、そこにアルバイトに連れて来られる度に餃子ラーメンライスを食べさせてもらってました。
子供心に労働の後のラーメンはとてもおいしくて、四興楼の豚まんと共に連れて行ってもらうのがとても嬉しかったのを灰色の元町高架通のイメージと共に覚えています。
そう考えたら、子供の頃からよく働いてたな。(笑)
懐かしいようなちょっとしょっぱい感じの昔と変わらぬ味でした。
それにしても、シャッター通りとなりかけていた元町高架通はなんだか少しがんばっていました。

iPhoneImage.png
神戸ビエンナーレに参加しているブースまであったりとか、
iPhoneImage.png
昔ながらの名物店はいまもしっかり営業を続けていたりとか、、
iPhoneImage.png
新しいお店もできていた様ですし、これからもがんばってもらいたいものです。
神戸を代表するストリートですからね。

 

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大工殺し。

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(このクソ忙しいのに、)今日は朝から国土交通省肝いりの省エネ住宅施工技術者講習に参加して来ました。
分かっている事ばかりで、今更、と思ってしまうのは否めませんが、自社の建築物の標準仕様を決める際、取捨選択の中で切り捨てて来た工法の詳細を改めて聞いてみれるなど、ま、良い復習となったと思うようにします。
iPhoneImage.png
今回の講習は希望して参加した訳ではなく、いわば義務です。
地域型ブランド化事業という新築を建てたら国が100万円助成してくれる採択事業に参加しているので、これを受けていないとそこから外されるので、仕方なく。といったところ。
何がなんでも工務店に気密断熱工法の基本と施工方法を確認させたい。という国土交通省の意図が見え隠れですが、全国各地で繰り返し行なわれているということで、莫大な費用をかけて展開されています。
なぜこんな事をしているか、というと、10月から始まった新省エネ基準が7年後には義務化となるからです。
義務化ということは、これが出来ない建築会社は家を建てる事が出来なくなるということです。
私たちは高断熱高気密の重要性を以前から認識していたので既に取り組んでいる、というより常識のようになって来ておりませんが、建築業界全体を見ると、長期優良住宅の新築を建てていない会社や、少人数で営業している大工さんなどはこれから取り組みを始める方も数多くおられると思います。
かなりの棟数をこなされているビルダーさんでも、「この地域は寒くないので気密と断熱はあんまり一生懸命にはしてません、」
と、言われるところは結構あります。
それでも、会社組織であれば法改正に合わせて設計者や現場管理者にがんばって覚えなさい、と言えば何とかなるかも知れません。
問題なのは、一人で現場で作業をしながら棟梁、もしくは社長として元請けの仕事をされている大工さんです。
熱抵抗率や熱貫流率などの計算をして断熱性能を数値で表して申請しなさい。と言われても現場で叩きながらおいそれと勉強してサクサク出来るようになるのは至難の業ではないでしょうか。
自分自身の経験則として振り返ると、大工職人として働く先にあるものは、そんなにたくさんの選択肢があるわけでは有りません。
だんだんと年を取り、身体がいうことをきかなくなってくると職人として第一線で活躍する事が難しくなってくるのは自明の理であり、それまでに身体だけで稼ぐ事から次のステップへと進んでいく事が必要となります。
親方として、工務店としての体を成していくか、もしくは技術者として企業に入って経験を生かすか、というのが選択の中心となるのですが、今回の省エネ基準の改正と、その義務化は一人親方の元請け工務店に進む道のハードルをドンっと上げる事となりました。
厳しい、しかし、我が国全体を見ると、エネルギー問題は深刻であり、化石エネルギーの輸入に頼る現状から抜け出す事は絶対に叶えなければならない必須の方向性だと言うのも事実。
これから独立を夢見る大工さんには、(大変だと思いますが、)この大きな国策の転換になんとかついて来て頂きたいと思います。
どちらにしても、必要な事なので。
がんばって下さい!
 

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それがすみれが社員大工での施工に拘る理由です。

設計する者として真剣・誠実にお客様のご要望に耳を傾け、最善のプランを作成します。 工事する者として日々切磋琢磨し、技術・サービス・管理能力の向上に努め、その結果としての低価格への挑戦をし続けます。 工事店として>全ての方に「知って良かった」と言っていただくまで、諦めないサービスに努めます。 建築のプロとして建物の長寿命化を果たします。 日本の伝統工法の継承者として次世代の育成に努めます。 人として常に良心に従った行動をとります。

私達が誓うこの憲法に従いお客様に安心と安全そして心地よい環境を提供致します、それは工事を通してひとりずつのお客様の幸せの実現を通して社会に貢献することを目的としているから。

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