「知見の収納庫」とそれを支える聖地巡礼@伊丹

平成30年10月8日体育の日晴れ

建設業に旗日なし

1週間ほど前までは台風25号の直撃でまたもや3連休が台無しになると天気予報で伝えられ、心を重くしておりましたが、蓋を分けてみると土曜日に少し雨がぱらついた位で神戸ではほとんど影響がなく、絶好の行楽日和の3連休、体育の日となりました。と言いつつも、「建設業に旗日なし」と教えられた(今、口にするとブラック企業と切り捨てられる、笑)私には休日はあまり関係なく三日間ともがっつり仕事で、今日も朝からリフォームの相談を受けて現場調査に伺い、昼からは損保会社の南迫さんから依頼された屋根の点検や、不動産会社の松前さんから問い合わせを受けた雨漏りの調査と朝から晩まで走りまわる1日となりました。ま、そもそもすみれ事務所は完全に平常営業です。(笑)

走る副産物。

そんな建築実務に追われる忙しい1日を過ごしながらも、限りある時間をなんとか有効活用して、心と身体の状態管理に対する時間は確保するようにしており、朝は6時前に起きだして出勤前にいつもの太山寺までの12キロランニングで汗をかき、基礎代謝を1週間分あげておきました。1週間に1度、10キロメートル程度走るのは基本的に身体の状態を整えて体調と体重を管理するのが目的の中心ですが、私の場合は走りながら1週間にあった出来事を振り返り、ぼんやりと問題点を洗い出して深掘りしてみたり、解決策を考えたりする時間でもあり、思いもしなかった解決のヒントや新たなアイデアが降ってきたりして意外に精神的なケアにもなっています。

概念の体感。

世の中、外部環境が急激な変化を遂げている今の時代、私たちのような中小企業はじっと立ち止まって考えるほどの時間的な余裕は無く、常に走りながら社内外の状態を整えなければなりません。それはゆっくりと座り込んで考えるのではなく動き回りながら策を練るということであり、もう少し粒度を荒くすると「走りながら考える」という概念になります。それを単なる概念としてとらえるのでは無く、体感として感じる事が出来るのが、1週間に1度、トレーニングのために頭を空っぽにしてひとりっきりで走る時間であり、私のような常に時間に追われている経営者には非常に貴重でかつ重要な時間でないかと思うのです。原理原則の理解のために畑に行って種を蒔き、手入れをして育てたものを収穫するすみれで行なっている農業研修と同じ理屈ですね。

聖地巡礼。

昼から伊丹にて屋根の調査を終えた後、以前から一度行かねばなるまい。と思っていた伊丹駅前の有名書店、ブックランドフレンズさんに立ち寄りました。この書店は人気小説家の喜多川泰さんが「福に憑かれた男」という小説の題材にされたお店であり、少人数グループで不定期に開催している「喜多川泰ファンの集い」のリーダーである杉哲さんとのご縁で私が書籍「職人起業塾」を上梓した際も本棚に並べてくださっておりました。(先日重版されたのに売り切れたままでしたが、、)以前このブログでも「福に憑かれた男」を紹介しておりますが、非常に素晴らしい小説で原理原則系マーケティング理論の入門書として私が主催しているマーケティングの勉強会「職人起業塾」でも塾生さん達に強くお勧めしています。私のオススメブログはこちら→福に憑かれた男

本が人生を変える。

実は私、朝、経営者の息子として生まれ、幼い時から本に親しんで育ち、子供の頃からずっと父親の経営する本屋でアルバイトをしてお小遣いを稼いでおりました。三つ子の魂なんとやら、といますがいまだに子供の頃から本漬けだった影響は私の中に色濃く残っており、50歳にもなっても何か事あるごとに本屋に行っては問題解決や新しいアイデアのヒントになるような本を探し、主に先人の教えに学ぼうとしてしまいます。実際、ろくに学校にも行っていない私が何とか経営者としてやってこれてるのは、「7つの習慣」や「ハイパワーマーケティング」といった原理原則系のマーケティング理論をひもといた書籍に出会って、それを愚直に実践したからといっても過言ではありません。

書店の存在意義。

上にも「中小企業は走りながら考えなければならない」と書きましたが、考えるとは、即ち「策を立てる」と言うことであり、無策のまま突き進むほど危なっかしくて無駄が多いものはないと思っていて、考えるのは成功するイメージであり具体的に何をいつどうするかと言う「策」に他なりません。そして、策を立てるために絶対的に必要なのは「知識と経験」であるにも拘らず、人間1人が生きていく中で身に付ける知識も実際の経験も大して多くはありません。ヒントは異業種にあり、と言われますが、今の自分と全く接点を持たない考え方や事例に触れることは稀な分貴重です。それを補完し、増幅させて「知識、知見の収納箱」の引き出しを充実させ、人としての力を蓄えさせてくれるのが書籍だと思うのです。イマドキは本を購入するのにネットを利用するのが多くというか、主流になっておりますが、書店の本棚で見てその題名にインスピレーションを受けて触れて、感じて、受けるご縁はインターネットの世界には絶対にないと思っていて、(脱Amazon運動を行なっている理由の一つですが、)その意味で本屋さんの存在意義は非常に大きいと思っています。

恥ずかしい過去の選択。

しかし、私は21歳の時に書店を経営する父親から「会社の跡を継がへんか?」と聞かれ、一も二もなく即決で断り、結局、まったく畑違いの建築の道へと進みました。その時私が頑なに書店経営の事業継承を辞した理由は、本を読む人口が急激かつ、圧倒的に減っていることと、街のちっちゃな本屋では大手チェーン店との競争に勝ち残っていけないからと言う事でした。しかし、実際にその様な逆境を跳ね返し、小さいながらも強みを磨き、立派に生き残っておられるのが伊丹駅前にあるブックフレンドさんです。「福に憑かれた男」を読んだ時、喜多川泰さんの講演会に書籍販売でブックフレンドの店長さんがこられているのを見た時、逆境から逃げ出した自分の事を思い出し、今も恥かしい様な、ほろ苦い気持ちになってしまっておりました。

読書とはメタファーを知見の収納箱に取り込む事。

今日初めて聖地巡礼に行き、店長さんオススメの本を片っ端(←大げさ)から買いながら感じたのは、私が21歳で書店経営継承の道を閉ざしたのは、自分に知識と経験が無かったからであり、もう少し「策」を練る実力(知識と経験の収納庫)があれば潰れかけの書店の再生という困難にもチャレンジしたのかも、という事でした。要するに、読書量が足らなかった、若しくは素晴らしい本は数多く読んでいたにも拘らず、表面のストーリーだけを薄っぺらく楽しんで、著者が伝えたいと考えている概念、メタファーを考える事をしていなかったからだと一人で納得してしまいました。過ぎた事はしょうがない、今後、同じ過ちを繰り返さない様に未来に向けて先人、偉人の知見の間接体験を通して実力(知識と経験の収納庫)を身につける事ができる様にこれからも毎日の読書習慣に励もうと思います。そんなこんなで、伊丹駅にいかれた際は是非、ブックランドフレンズに立ち寄られることを超絶オススメします。(笑)

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必殺技を捨てろ!

平成30年10月6日雨のち曇り

行楽シーズンに台風直撃(の噂)

3連休の初日の週末、台風がまたもや近づいておりますが神戸はきれいな朝焼けの見られる清々しい朝になりました。朝のニュース番組では秋の行楽シーズンど真ん中の3連休に台風直撃と残念な感じのニュースが流れておりましたが。結局のところ神戸には大した雨も風もありませんでした。台風の影響で明日予定していたイベント出店は中止となり、おかげで私はどっぷりと仕事三昧の三日間になりそうで、今日は朝一番からRC造の戸建て住宅のリノベーションを計画中のお客様と、今年省エネ大賞を受賞して大きな話題になっている新世代の塗料の断熱材ガイナの神戸ショールームに出向き、詳しい話を一緒に聞かせてもらいました。昼からは大阪に移動してUXデザインを学ぶ研究生としてXデザイン学校の大阪セミナーに参加。仕事漬けというより勉強漬けの1日となりました。

常識をひっくり返す断熱理論。

新住協なる高断熱高気密の設計施工を住宅性能の数値化を根拠とした理論と実際の施工の検証を繰り返している一般社団法人に加盟して建材の熱貫流率計算を元に断熱の計画を立てている私たちにとっては、薄い塗膜で高い断熱効果を生むと言い切るガイナなる塗料はこれまでの私達の常識を180度覆される斬新な断熱理論であり、またセラミック素材が持つ遠赤外線の活用で断熱だけに留まらない、消臭、防汚、防音性能、そして人体の基礎代謝にも良い影響が現れると聞いて、これは真剣に勉強しなければならないと感じたこともあり、ちょうどこれから断熱計画を進めていこうとしていたお客様をお誘いした次第で、引っかかるところはその場で質問をしながら2時間たっぷりと話しを聴きこんでしまいました。

全く知らない「知っている」

ガイナと言うのはJAXAと共同開発しているロケットの先端部分にも使われている断熱塗料で、以前から高い断熱性能があるとの話は聞いておりましたし、コップに熱湯を入れても熱くない!と言った簡単なデモストレーションは何度も目にしておりました。当然、仕入れのルートもありましたが、類似品の遮熱塗料との違いが私自身よくわかっておらず、これまであまり採用した覚えがありません。しかし、少し前にNPO法人ひょうご安心リフォーム推進委員会の研修会で、改めてその性能の凄さと遮熱材ではなく断熱材である、しかし熱伝導率や熱貫流率という概念では理解できないと、瞬間に熱エネルギーを同化させる根拠となる理論を聞いて、改めて興味を持ち、納得できるまで聞いてみたいと今日のショールーム訪問となりました。

大きな可能性と自分なりの検証。

ガイナショールームで改めてプレゼンと実験を見せて貰った私の感想は、言われる事は理解できたし、断熱材としての大きな可能性が有ると納得出来ましたが、木造新築住宅で従来の断熱材を全く使わず、ガイナの内外装だけで断熱を賄っている会社があるというガイナ万能説には、内部結露が絶対に起こると確信を持ちましたし、そんな馬鹿な事はできないと結論づけました。しかし、断熱はあくまで手段であり、快適に過ごせる空間づくりが目的である私達にとって、適温とされる室温を保つ方法論のみに拘るのではなく、以前からあれこれと取り沙汰されながらも住宅にあまり活用されていない遠赤外線の効果を活用して、室温を上げたり下げたりしなくても快適だと感じられるのであれば、それは大いに研究の余地があると思いますし、またこれまでの知識と経験を全て捨てて一から学び直さなければならないのでは無いかと感じました。

ヨーダの格言

昼から大阪でのX学校大阪分校のセミナーに参加して今日もUXデザインの教えを頂いた浅野先生は、新たな事を学ぶ者の姿勢として、スターウォーズのヨーダのセリフ“You must unclean what you have leaned.”を引用して「覚えたことを、全て忘れるのも大切」と言われます。また、イノベーションを起こしたければ「必殺技を捨てろ」と言われ、急激に変わっていく今の時代に対応するには、これまでの固定概念を一切捨て去ってゼロベースで学ぶ事が重要だと示唆されます。UXデザインを学び、現在建築業界に落とし込むビジネスモデルを研究生チームで考案中で、根っからの建築屋的思考の私はつい、住宅取得を考えられているユーザーに対して価値あるモノを作る事を考えてしまいがちで、只今リフレーミングをしてサービスデザイン思考に切り替えている真っ最中。午前中のガイアの件も併せて、今までの固定観念を捨て去る努力を当面続けるコトになりそうです。簡単じゃないけど、衰退産業である工務店業の根本的問題解決の鍵を探すべく学びを深めて参りたいと思います。本日も大いに勉強になりました、ありがとうございます!

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思慮浅くあれ、尻軽くあれ、軽率であれ。

平成30年10月5日秋晴れ

秋の深まり。

朝、目を覚ますと薄い雲の間から色の濃い青空が顔を出しており、明け方ブランケットをかけずに寝ていたら寒さで目を覚ましたのと合わせて急激に秋の深まりを感じました。相変わらずドタバタした毎日を過ごしており、気にも留めておりませんが考えてもみれば、今年もすでに残り3ヶ月を切っており、季節は確実に猛スピードで過ぎ去っています。気づくたびになんだか少し焦りますが、とかなんとか言いながらも、今日も朝から耐震補強の現場打ち合わせに行ったり、解体現場の現地調査や店舗改修のご依頼の相談などあちこち現場を走りまわりました。

新入社員の季節。

事務所を出たり入ったりしている合間に、とあるメーカーの営業マンが「ご挨拶に来ました」とやって来られました。あまり見たことない顔やな、と思っていると今年入社した新入社員さんが研修明けで配属されてこられたらしく、「これからいろいろと教えてください」と爽やかに前向きな挨拶をされていました。「そうかそうか、それじゃ勉強さしたるから朝活に来るか?」と早速質したところ、即、「いかせてもらっていいんですか!」と前向きな返事が帰ってきて、「勉強の機会は多い程ええんやで、」と、来週のBNIとその翌週の倫理法人会の朝活にダブルで参加してもらうことになりました。誘われたらすぐにスケジュールを確認して、返事はハイかイエスが喜んで、と、とても前向きな態度の若者に大いに好感を持った次第。当分、給湯器はノーリツ社に決まり、やる気いっぱいの新入社員いいですね。(^_^)

死ぬこと以外はかすり傷。

私は元来おっちょこちょいな方で、後先のことをあまりしっかり考えずにすぐに行動に移してしまうタチです。特に若い頃は誘われるままにどこにでもホイホイついて行ってしまう、思いついたらすぐやってしまう、いいと思ったらすぐ買ってしまうと言った浅はか、短慮な事がしょっちゅうあり、後から思慮の浅さに後悔したことが少なからずあったような気がします。(あまり覚えておりませんが、笑)しかし、今思い返せば、先輩や年長者の方に誘われるがままホイホイとついていくケツの軽さというか、フットワークが良かったことがこれまでの人生においては大いに利点となってきたように思います。無論、失敗を犯すのは良くないし、無駄なお金も時間も使いたくないし、できることなら面倒なことには巻き込まれたくないのは人間誰しもですが、取り返しのつかないような過ちというのはそんなに多く有るものでもなく、「死ぬこと以外はかすり傷」と言う至言が好きね経営者が多いように、慎重になりすぎる事の方が大きなリスクだと私のこれまでの人生における経験則では感じるのが正直なところです。

空回りと無用の用

奇しくも、今日解体工事のご依頼をくださり、打ち合わせをしていた先様、私がまだ大工としてバリバリと現場で働いていた創業当初からお付き合いいただいている不動産会社の社長と話していると、「高橋くんは夜遅くてもすぐトンカチ持ってすぐ走ってきよったもんな、この大工さんは大きなるなと思っとったんや」と嬉しいお言葉を下さいました。会社が大きくなったかどうかはさておき、創業から20年近くに渡り、何とか営業できているのは、私の技術力が優れていたわけでも、知識や経験が豊富にあったわけでも、思慮が深かったわけでもなく、フットワーク軽くお声掛けいただいたことに対してすぐに判断して、あまりあれこれ考えずにすぐに動いてきたからだと改めて気付かされました。当然、身になっていない無駄な動きもお金も多かったのでしょうが、少し長い目で見るとそれらは全て無用の用であり、無駄ではなかったのではないかと思うのです。

事なかれ主義の蔓延?

そんなことを考えながら、ふと気になったのは最近の若者を含めた社会一般的な判断がやたら思慮深くなっているのではないかと言うこと。台風が直撃すると言う予報だけでJRはさっさと翌日の運行中止を決めるし、それに付随する形で企業も自宅待機になったり、お店も休んだりが非常に頻繁になっていると感じます。確かに、昨今の天災の酷さは目を覆うばかりですが、先日の台風24号が上陸した際などは、まだ雨も降らず、風も強くなっていないのに海沿いの銭湯が朝から臨時休業していたのには本当に驚きました。明後日予定されていた兵庫木材フェアは今日の天気予報では雨も降らないとなっているにも関わらず早々に中止を決めました。思慮が深いと言うよりは、判断側が責任を取りたくないので早々にリスクを回避したとしか思えませんが、このところその風潮がやたら加速しているように感じます。

リーダーシップとは責任である。

昨今の事なかれ至上主義?が広がっているこの風潮の元は一体何かと考えたとき、ITデジタル革命によるSNSを中心とした情報の氾濫とその拡散にあるのではないかと思うのです。事実は1つ、解釈は無限にあると言われるように、物事を判断するとその良し悪しに対する評価や意見は数限りなく出てきます。そして、情報革命はこれまで表面化していなかった問題点もつまびらかに白日のもとに晒してきました、「これってどうなの?」的な批判めいた記事や投稿を見ていると自分自身が責任を負って何かしらの判断をするにあたり、慎重にならざるをえませんし、あらゆるリスクを考慮して最善の方法を探す様になるのもよくわかります。しかし、安易に中止を決定する、動かない、断る、店を閉めると言うネガティブな判断を行うのは間違いなく機会損失になりますし、決して最善の道とは言えないと思うのです。そもそも新しいチャレンジをするにはある程度のリスクを負わなければできないし、「リーダーシップとは責任である。」と、ドラッカー博士が言われた通り、責任を引き受ける事から逃げ続けると何の頼み事も頼まれ事もされないへなちょこの人間ばかりになってしまいます。時代の流れがわかってないなぁと言われるかもわかりませんが、自分が責任を取れる範疇においてはギリギリまで粘り続けて「やる」選択を続けたいと思うし、その粘りとは責任を取れる範囲に対しての悩みに他なりません。特に若者にはあまり賢く、思慮深くならずに(自分で責任を取れる範疇を見極めて)軽率な判断もしてもらいたいと思います。こんなことを書くと、50歳も過ぎても勢いだけの短慮な馬鹿、と批判を受けるかもしれませんが、敢えて(せめて若者には)苦言を呈したいと思います。(苦笑)

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神戸ラーメン紀行Vol.161

平成30年10月4日 曇りのち雨

職人がえり。

昨夜は新住協の全国大会(梅田スカイビル)からの懇親会(新阪急ホテル)2次会(とん平)、3次会(北サンボア)と建築と素晴らしい方々との交流と大阪をこれでもか!というくらい堪能して命辛々神戸に帰宅。なんだかジェットコースターに乗っているような気分の2日間でした。今日も本当は研修会の2日目がありましたが、後ろ髪を引かれながら諦めて、溜まりに溜まった実務と、新卒3年生の若衆に担当させている工場の雨漏り補修の現場が少し心配だったので珍しく朝から現場に同行。「そうじゃない!」とダメ出しをしては、「貸してみろ!」とつい仕事を取り上げてやって見せているうちになんと昼の雨が降り始めるまで結局現場作業に勤しんでしまいました。。
ま、今週末もまた天気は大きく崩れるみたいですし、漏水原因の一番怪しいところは処置を済ますことが出来たので良かったですが、丸半日若衆と2人っきりで現場作業に勤しんでみると改めて若衆への指示の難しさ、育成の大変さを感じる事にもなりました。

習慣は取り返すことができる。

丁度帰社するタイミングで昼時になって、帰り道のラーメン屋に一緒に立ち寄ってラーメンをすすっていてふと気づいたのは、10月に入っているのにまたもや長い間ラーメンのまとめブログをアップしていないのではないか?という事です。このブログは日曜日以外、毎日更新をしているので月に一度のラーメンブログくらい滞りなく更新しても良さそうですが、夜になって1日を振り返ると、毎日書き残しておきたいことがあり、ラーメンはまた今度でいいか、となってしまいます。別段、習慣というほどのものでもありませ^;んが、あまり滞ると年末のラーメンアワード選定の際に困った事になるので、徐々にペースを戻す事にします。そんなこんなで、(遅くなりましたが、)8月度のラーメンまとめ、行ってみます!(笑)

神戸ラーメン紀行Vol.161

今月もその時々のシーンを思い出しながら、シンプルにお店情報をシェアしますので、気になるお店には是非とも足を運んでみてください!(意外と遠方のお店が混ざっていたりもしますが、笑)

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勝っちゃんラーメン
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以上、2018年度8月のまとめでした、ごちそうさまでした!^ ^

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住宅性能の値段。

平成30年10月3日 晴

新住協第4回通常総会及び全国研修会

昨日に引き続き大阪に滞在中。新住協の地元関西での総会にスタッフとして参加中、今朝も8時集合で大阪スカイビルのステラホールに集合して今日は受付嬢ならぬ受付オヤジとして全国から集まられれくる会員さんたちを迎えました。新住協以外でも色々と繋がりのある工務店経営者さんや建材メーカーの方々が次々とやって来られ、「お久しぶりです!」「ご無沙汰しております!」とご挨拶出来たりと期せずして良いコミュニケーションの機会を頂くことが出来て喜びました。中には、わざわざいつも「facebook見てます!」「相変わらず毎日ラーメン食べてますねー」と声を掛けてくれたり、「毎日(この)ブログ見てます!」との嬉しい声ももらえたり。ボランティア活動はして見るものです。(笑)

業界最先端の高断熱高気密設計・施工

そんな、ボランティアスタッフとして運営側としての参加ではありましたが、とはいえ、私もれっきとした新住協メンバーであり高断熱高気密住宅の設計施工を学び、実践する工務店の経営者であり技術者です。総会の間は受付のデスクに座っておりましたが、流石に研修会が始まり、鎌田先生の基調講演が始まると会場に入らないわけにはいかず、気を利かして事務員さんを応援に呼んで下さっていた表社長のご厚意に甘えて、結局、研修会が始まるとは持ち場をほったらかして、がっつりとお勉強の時間とさせてもらい、今年も業界最先端の高断熱高気密設計・施工について情報収集と学びの時間を持ちました。高い住宅性能を実現するには、温熱、湿度の理論の理解、その理論をもとにした設計が必要ですが、同時にそれは施工とセットであり、また、施工性を無視していては住宅のコストは高くなるばかりです。そして、住宅、建築はデザインを切り離して考えることはできません。それらを全て包括してあらゆる問題を解決しようと取り組まれる工務店というのは随分と意識が高い、各地方でのトップランナー工務店が集まられます。私は様々な勉強会や研修会に参加しておりますが、この会ほどマニアックで、真面目で、すごい技術系の組織は他に類を見ません。

住宅性能評価のシンプルなモノサシ

鎌田先生の基調講演では相変わらず新たな断熱施工に対する提案を意欲的になされ、ディーティールに拘り、コストに拘り、そして施工、工具にまでその思索を広げられてのマニアックなお話はいつもながら圧倒されました。住宅の省エネ性能を暖冷房エネルギーそのもので評価と表示を行うという至ってシンプルで分かりやすい考え方は、建築のプロではないユーザーにもはっきりと理解されて、同じモノサシを持って住宅の計画、仕様を共に考え、作り上げることが可能となります。某有名建築家が設計された見た目は格好がいい、しかし実際に住んでみると寒くてたまらん、暖冷房コストがやたらとかかる住宅を「話にならない」とこき下ろし、断熱、気密の設計・施工によって見た目の意匠の良さと、快適な住み心地の両立が出来てこその住宅であるべきだとの厳しい言葉には迫力さえ感じました。Q1住宅と呼ばれるQ値1台の住宅の一万棟の早期実現を掲げた新住協は時代の要請とともに益々の会員数の拡大とその会員による高性能住宅の供給が加速するのだろうと肌感覚で感じる全国研修会となりました。

夏の高断熱住宅。

鎌田先生の基調講演の後は関西での全国大会という流れもあり、また、今年の夏が殺人的に暑かったのも影響してか、これまで散々研究された冬の間の暖房ではなく夏の間の全室冷房についてのパネルディスカッションが行われ、Q1住宅におけるエアコンの冷房は1台の稼働で全館の空調が可能であるという以上に、以下に快適に気温と湿度をコントロールするかについて熱い議論が展開されました。パネラーの皆さんの執念?とも思えるような綿密な実験と検証には舌を巻いたと同時に、高断熱高気密住宅は数値ではなく使い方が重要で、ユーザーとの出来上がった住宅の使い方、設計意図の共有の大事さを改めて感じました。とにかく、北海道や東北の極寒の地で研究され、発展してきた高断熱高気密住宅は温暖な関西、中四国、南国の九州においても夏場に大いに活躍することが改めて明確に理解できました。

性能の値段。

その後は設計事務所さんによる設計プロセス、パッシブデザインの事例発表と、関西にも研修会の講師として良く来阪され、すっかりおなじみになった北海道の新進気鋭の工務店、棟朗株式会社の齊藤社長による、新住協本部と進めて来られたQ1住宅のプロトタイプの紹介、なんと販売価格2100万円のQ1住宅の設計と仕様を全国のメンバーと共有して、誰にでも手が届く高性能住宅のリリースと、そこにも大きく影響するコストダウン、工期短縮についての概論と、具体的な手法を紹介がありました。プロトタイプ住宅の話は北海道を襲った地震の影響で完工が遅れてのもあり、図面のシェアと簡単な説明に終わりましたが、これは実は結構衝撃的な内容で、時代の流れは完全にパッシブデザイン、省エネ住宅になっており、2020年の改正建築基準法施行のタイミングもあり、これから高性能住宅に取り組みたい、でもどこから手をつけたらいいかわからないという事業者にとっては非常にハードルが低い究極の指南書になる、もしくはユーザーにとっても全国共通の性能住宅の値段のモノサシが出来る可能性があります。早速、すみれでも積極的に取り組んで見たいと思います。

3日泊まればこの家の良さがわかる。

そんなこんなで、今回も素晴らしい学びが盛りだくさんの新住協の全国研修会となりました。毎年、着実に進化を遂げ続ける高断熱高気密の高性能住宅の設計施工の研究は完全に北海道や東北の北国特有のものではなく日本全国に建てられるスタンダードなものであるとの認知が広がる段階となり、普及期に入ったのを実感することが出来ました。本日最後の登壇者だった一級建築士事務所MUK 村上あさひさんが大阪の堺市で施行されたQ1住宅で引き渡し後にインタビューに行ったところ、「この住宅の良さはどのようなところですか?」との質問に「1日泊まってもらったくらいでは分からない、3日間泊まってくれたらわかると思う」と答えられたとのことで、「本当にこの家を建ててよかった」と心から満足されているとの話が出ました。もちろん、このユーザーは建物の性能だけではなく、デザインやあさひさんの丁寧な仕事ぶりや細やかな提案、コミュニケーションによる意思疎通がうまく行ったこと等、様々な要素が重なり合っての大満足だと思います。しかし、その中には温熱環境の快適さが占める割合が少なからずあると感じましたし、私たちもお客様からあさひさんのような評価を頂ける家づくりをしなければと褌を締め直した次第です。あさひさん、素晴らしい事例発表でした、勉強させて頂きました。そして、全国からご来阪頂きました皆様、ありがとうございました。

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エクストリーム地域に学ぶ。

平成30年10月2日 快晴

staff(として)集合

昨日に引き続き秋らしい爽やかな青空が広がった神戸。今日も朝から精力的に走りまわり台風被害の後処理に追われつつ、昼過ぎからは大阪に。明日、明後日と開催される新住協の総会・全国大会が今年度は大阪で開催される事になり、関西支部の地元メンバーはスタッフとして運営の手伝いをするようにと、すみれが住宅性能の数値化、高断熱高気密施工に取り組み始めた際に、研修に来てもらい御指南頂いたりと、非常にお世話になっている同い年の関西の断熱のカリスマ、ダイシンビルドの清水社長に号令をかけられてホイホイと出かけました。夕方から明日の会場設営や配布物の準備、運営のオペレーションの説明を聞いたりと、あまり得意でないスタッフ仕事に勤しみました。ま、メインは前夜祭の飲み会ですが。笑

建築業界の一大ムーブメント。

室蘭工科大学で長年、環境学、建築学の教鞭をとられていた鎌田名誉教授が高断熱高気密住宅を合言葉に日本の住宅の性能を高めて資産価値を高め、またそれを持続させつつ、コストを抑えた設計施工で誰にでも快適な暮らしを手に入れられる様にと立ち上げられた新住協なる団体は、マニアックな断熱・気密施工の研究を理論だけではなく実際の建築現場で検証を繰り返す組織であり、北海道から東北、関東、関西、そして四国へと支部が立ち上がり、現在、全国的なブームというより、そろそろスタンダードになりつつある高断熱高気密住宅の火付け役になったと言っても過言ではない一大ムーブメントを起こされました。私たちすみれも、関西支部の立ち上げの時から住宅性能の数値化とその理論を現場に落とし込むのに随分と勉強させて頂いています。

話題の中心は自然災害。

総会前日の会場設営、資料の準備を終えた後は60名を超える全国から前乗りされたメンバーさんとの前夜祭、お初天神通りに新しく移転・リニューアルしたニューミュンヘンにてビールをがぶ飲みして大いに盛り上がりました。建築業界のレジェンド・鎌田先生とも話す機会を持てましたし、全国の有名工務店の経営者さんのお話を聞く事も出来て、貴重な情報収集の場として勉強になる事も多くあり、やっぱり、「懇親会に学びあり」の格言は真理をついてるなと改めて。そんな中、繰り返し話題に上ったのは昨今の度重なる天災です。関西も地震と台風で大きなダメージを受けていますが、北海道は全域でブラックアウトするという前代未聞の大災害になりましたし、関東でも先日、日本列島を縦断した台風24号の被害はかなり大きかったようで、建築に携わるものとして、この度の度重なる自然災害を教訓にして今後に備える糧にしようと様々な地方の工務店経営者さんにお話を聞かせてもらいました。

鎌田研究室から全国に普及。

南北の縦に長く、海に囲まれ、山が多い日本列島は各地方によって大きく建築の様式が異なりますし、それぞれに特色や特徴があり、その各地方の取り組みを聞くのは非常に面白く、勉強になります。そもそも新住協も北海道の極寒の地で如何に暖房のランニングコストを抑えて、暖かな暮らしを実現するか?を考えるところからスタートした団体ですし、そこに集まる知見は私達、神戸のような温暖な地域に住むものにとっても大いに参考になります。ちなみに、現在、国が定めた基本仕様として長期優良住宅にも必須になった外壁に通気層を設ける通気工法は鎌田先生の室蘭工科大学の研究室で考案され、検証の結果、その必要性が認められたのが全国に広がった例の一つです。

エクストリーム地域に学ぶ。

今日の懇親会で住宅建築における台風対策の話になり、聞かせられたのは、室戸台風で有名な高知県では基礎から柱を緊結するホールダウンアンカーボルトを2階の梁まで伸ばして建築基準法の想定を超えた台風の風圧力に対して対策を講じているとのこと。大きなコストを掛ける事なく、建物の強度を高めるアイデアになるほど!と、大いに納得しました。UXデザインの世界ではエクストリーム・ユーザーという時代を引っ張るような特異なユーザーを調査する事でイノベーションのキッカケを探すといいますが、私達建築会社はエクストリームな地域の事例、そこに集まる知見に学び、今よりももっと、快適で安全で省エネでコストを抑えた住宅づくりへの学びを深めなければならないと思っています。明日も引き続き、全国のエクストリームユーザーとの交流、楽しみです。(笑)

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コミュニケーション レジリアンス。

平成30年10月1日快晴

台風明けのお朔日。

台風一過。快晴のお朔日、昨夜またもや近畿圏を直撃した台風24号は空気中の塵や埃を全て吹き飛ばしたかのように、空気が澄み渡った爽やかな朝をもたらしてくれました。が、しかし、想定の範囲内ではありますが、以前の台風の際に施した応急復旧のブルーシートがめくれたり、前回に続き雨漏りが再度起こったりとやっぱり朝から事務所の電話は鳴り続けました。度重なる台風の来襲に私もそんな状況にもずいぶん慣れてきて、今日は朝から作業着を着込んでお朔日参りに行った後、屋根に登る気満々で出社して、ダンプにはしごを積んであちらこちらと現場を駆けずり回りました。気付けばもう今年もあと3ヶ月で終わり、台風関連のご依頼ぐらいは何とか年内に工事を終わらしたいものですが、工事の段取りは進まず、お問い合わせは増えるばかり、全く目処が付いておらず、気持ちばかりが焦ります。。

責は我にあり。

そんな台風明けのドタバタの中、着工中の現場の工程打ち合わせに呼ばれて設計の方々とのランチミーティングに行きました。本来、現場が始まると基本的には私の出番は無く、現場担当に任せるのですが、敢えて私に声が掛かったのは要するに現場担当者とのコミュニケーションがうまく行っていないからだと思いつつ行ってみると、やっぱりその通り。誰が悪い、責任の所在は何処だと犯人探しをしても意味は無く、せっかく工事のご依頼を頂いたにもかかわらず、スムーズに工事が進んでいないのは結局、工事を請け負った施工のプロである我々の責任であり、引いては私にその責があります。謝罪すると共に二期工事の窓口を私自身が引き受ける事で最終的に全ての問題を解決して工事を終えれるようにします。と責任の取り方を示してご了承頂きました。

モノづくりはコミュニケーション

建築の仕事は図面に絵を描くだけでは無く、実際に図面を形として作り上げねばならず、そこには沢山の職人や協力業者さんが関わります。設計者、施工管理を行う現場代理人、各職方が集い、全体で一つのチームとして機能してはじめて進んで行くもので、理論では簡単な事も実際には人には感情もあれば、それぞれの都合もあります。セオリー通り、着工前に全ての計画が決められてあり、なんの変更もイレギュラーも無ければ別ですが、そもそも現場でなんの変更も調整も無いような工事では良いものは作れないと思っています。念には念を入れて計画は現場で見直し、確認し、調整してこそ、良いものになるのでは無いかと思うのです。そして、そこには大勢の人とのコミュニケーションが生まれるし、また必要です。建築ほど、多種多彩なコミュニケーションが必要なモノづくりはありません。

コミニケーションで問題は解決できる。が、、

職人起業塾のコミュニケーション研修を担当して下さっている元JALアカデミーの講師であり、関西接遇界のレジェンドである横山桂子先生は「コミュニケーションの真髄は相手のことを思いやる、相手の立場に立って物事を考えること」と言われます。相手に不快な気分を味あわせたく無ければ自ずと身なりも、挨拶も、姿勢も立ち居振る舞いも気をつけるようになるし、そのような態度だけではなく、言葉も、その内容も深く考えるようになるはずで、その一点だけが出来ればコミュニケーションは潤滑になるとシンプルに語られます。心理学の大家アドラーが「人間の持つあらゆる悩みは人間関係にある」と断じられたことを鑑みるとコミュニケーションスキルは私たちが持つあらゆる問題を解決する力を持っているかもしれません。しかし、コミュニケーションとは双方向の意思疎通の手段であり、どちらか一方の努力によって改善されるかというとそんなことはなく、双方が同じ方向性、同じ目的、同じ意識を共有すること無くして改善されることはありません。残念ではありますが、一人だけの努力では問題の解決には進まないのが厳しい現実だと思います。

折れない心で立ち向かうしかない。

そんな観点から建築現場でのものづくりを考えてみると、そもそも建築と言う分野、特に職人の世界にはコミニケーションが不得意な人、(と言うよりもコミニケーション下手だと自認する人)が集まっており、円滑なコミニケーションを行ってのスムースかつ高い品質の工事を叶える、能動的な取り組みをしようと言う意欲のある人があまり多くありません。そんな中でも熱心に学び、何とか自分自身を変えて相手の立場に立って物事を考えるようにしようとしても、まるでそんな気がない相手とやり取りをするうちにそんな気持ちも萎えてしまいがち、私もこれまで散々そのような経験をして、怒るのをやめて、にこやかなコミュニケーションに取り組んでは、堪忍袋の緒を切ってしまい元の木阿弥となり自分の殻に閉じこもったことが数限りなくあります。建築現場で働くというのは肉体的にも厳しく工期に追われて時間的にも切羽詰まる事も少なからずあり、また建物は超高額商品であり、人の命を守る重大な責任を負っています。そんな現場を取りまとめるにはレジリアンスと言われる折れない心が必要ですが、その中でも最もタフなのが人間関係なのかも知れません。そんな環境の中で、打ちのめされても、倒れても、失望しても、腐っても、再度気を取り直してコミュニケーションを取り続ける、人間関係におけるレジリアンス性が大勢でのモノづくり、工事現場には必要なのだと思うのです。本当に強いのは勝ち続ける者ではなく、負けても、倒れても何度でも立ち上がる者。とはプロレスのゼロワンを主宰される大谷晋二郎選手の言葉です。(私を含め)工事現場に携わる全ての人と共に挫けず、腐らず、諦めず、少しずつでもコミュニケーションによる根本的な問題解決に進んでいきたいと思います。

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