主体性から始めよう。

2月16日 快晴

現場日和!

春を思わす様な暖かい1日になりました。
朝から(珍しく)作業服を着込んでレベルを車に積み込んで新築を計画中のお客様先へ敷地調査とヒアリングに伺いました。これから建てる建物の要望を聞いた後は敷地の調査、寸法や高さをを測ったりと、昨日に引き続き建築屋のオヤジらしい業務に励みました。いい天気の下の作業って本当に気持ちの良いもので、許されるならこんなことばかりしていたいなーなんて、思ってしまいました。

元大工の私としては、現場でモノを作ることが相変わらず今も楽しく、しかもそこでお客さんの顔が見えて、喜んでもらえるのはこれ以上ないヤリガイを感じますし、また、何にもない状態からこんな家に住んでみたい!というお客さんの夢を聞いて、カタチに出来たときは痺れるくらいの感動を味わったのを今も忘れておりません。いつかは大工として現場に戻りたいなー、なんて思っている内に年を取ってしまい、目が怪しくなったのを自覚して最近は諦めかけておりますが、、

 

経営者の仕事って一体なんや?

10数年前に大工の延長線上とはいえ、まがりなりにもスタッフを抱え、その家族に対する責任を背負う様になってから職人から脱皮して、経営者として働き方を変えなければならないことを自覚しました。しかし、(学校もロクに行ってない、職人上がりに)全く経営に対する知識などあるはずもなく、暗中模索どころか目隠しのまま闇夜を歩くが如く手探りのままもがき続けておりました。

創業から5、6年の間は私がやるべきは仕事をとってくること、と思ってがむしゃらに営業スキルを磨かなければと思っていました。しかし、忙しく仕事があったからといって未来の展望が開けるわけではなく、常に不安に付きまとわれながら必死で走り続けていたように思います。しかし、結局それは、 怪我や病気で現場に出られなくなった時点で生活ができなくなる職人時代のままだったのです。

 

 

主体性から始めよう。

そんなことじゃぁ経営者としての責任が全うできない。と気づいて、どうすればいいかと考え続けた結果、私が出した答えはスタッフの皆に主体性を持って仕事に向き合ってもらうコトでした。

それまで全ての顧客の窓口を私が担当し、全現場に行き、指示やダメ出しをし、判断は全て私が下してスタッフには私が言った通りに行動しろ。と完全なトップダウン式だったのをやめて、スタッフに目的意識を持ってもらい自分で判断をして、最善の行動を行い、最終的に顧客満足を勝ち取って未来の受注に結びつけてもらおうと考えたのです。

それまで、受注にしても現場管理にしても全責任を背負う私が行なうから上手く行っていた、と勝手に思い込んでいましたが、よく考えると私が大したスキルや知識を持っている訳でもなく、同じ想いを持つスタッフならば任せても結果は大して変わらないと気づいたのです。

 

10年後を作るワークショップ。

責任感と主体性を持って働いてもらうためには、私もスタッフに対して出来るだけのことをしなければならないと考えて、大工を正社員として雇用し直し、コーチングやコミュニケーションスキルの向上、マーケティングの基礎知識のレクチャーなど様々な社内研修に取り組みました。

それから10年、今でも紆余曲折はありますが、すみれのスタッフ達は何が顧客の為になるのか、何が自社の目的に沿うのかを自分で考え、自分で判断し、自分で行動してくれる様になって来ました。昨日の社内研修後のミーティングでは、協力業者さんと共に立ち上げた10年先の安定した受注のためのプロジェクトの目標達成にどの様な行動を起こすか?というワークショップを行い、スタッフ同士で活発な意見をたたかわせておりました。

まだまだ完璧には程遠いですが、その意欲と行動はきっと成果に結びつくと思います。
みんな、頼むよー。(笑)

ひょうご木づかい王国学校存続を賭けたクラウドファウンディングやってます!
山と街をつなぐ活動の拠点へご支援を何卒よろしくお願いします!サイトはこちら↓

神戸ハーバーランド木育施設「ひょうご木づかい王国学校」を存続させたい!https://camp-fire.jp/projects/view/21237

ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング

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ご支援の程、何卒よろしくお願いします!

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今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!

大阪開催は一旦締め切りましたが、最終1名のみ受講枠に空きがあります。現場マネジメントを見直し、ボトムから現場基軸のマーケティングの構築に興味がある方には個別で相談に応じております。お気軽にお問い合わせください!

第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切2月15日まで】
第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。現在続々と申し込み頂いております。
ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング立ち上げました!ご支援お願いいたします!

2月15日晴れ

久しぶりに建築実務の1日。

朝1番は神戸の中心地、元町にある百貨店に店舗の改装工事の現地確認とご要望のヒアリング。昼からは新築の計画準備のための官公庁回りと現地調査。最近は設計と社員大工にすっかり任している建築屋らしい業務ですが、一昔前は毎日こんなことやってたなぁなんて少し懐かしく思いました。いつもスタッフに偉そうに言っている以上、スベられへんよなぁーなんて思いつつ、東へ西へと走りまわりました。

怒涛の出張月間もそろそろひと段落、少しは会社に居られるのかと思いきや、予定を入れなかったら入れなかったで、結局あちこちうろうろと出歩かないければならないのだと思い出しました。(笑)ここ最近、特に社内にいなかったのは出張が多かったせいもありますが、空いた時間を全てひょうご木づかい王国学校の活動のために使っていたというのもあります。

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地材地消は実は安心でお得!

実は国産材は外国から輸入される木材に比べるとコスト面で少し高くなります。なので、大手ハウスメーカーやパワービルダー等、大量に住宅を供給する事業者はコスト削減の為に国産材の木材は使いません。地元を守りたい、と思う地域密着の工務店しか地元産の木材の利用はされないのが現状です。しかし、本当は兵庫県には地元産の木を使った家を建てると日本で一番金利の低い長期固定の住宅ローンの利用ができますし、国産材利用には国交省の補助金が使えたりもします。見た目のイニシャルコストではなく、長い目で見ると地元の木を使うメリットは大いにあるのです。

住宅は土地に建てるもの、地域と共にあるはずです。ならば、地域が良くなるように地域の自然が守れるように地元産の木材を使うのは理にかなっている様に思いますが、一般の家を建てようと思う人はそこまで考えないのがフツーだと思うのです。私たち地域に根を張る建築のプロである工務店がそのメリットを伝え、顧客にも、地域にも良くなる建築を広めなければなりません。

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自治体から受け取ったバトン。

以前にもこのブログで書いておりますが、兵庫県が作った木育の施設、ひょうご木づかい王国学校は運営資金だった助成金が枯渇して運営が立ち行かなくなり、私たち地元の工務店の有志に資金面を含めて運営を委託されました。せっかく年間2万人ものたくさんの親子連れが集まる地元の木に親しむ非常に良い施設を潰すには忍びないと有志の工務店が集まって立ち上がり、なんとかこの施設を存続できるようにと昨年の11月からこれまで4カ月間にわたり活動をしてきました。毎月のこの2月には町と山をつなぐ森の伐採ツアーも企画して多くの方にご参加いただく予定です。

その結果、メンバーさんの活発かつ積極的な呼びかけにより、現在正会員が23社、賛助会員が25社と50社近くもの事業者が集まる運営団体になりました。しかし、神戸のど真ん中、ハーバーランドモザイクないと言う繁華街に位置して、それなりの人件費がかかるこの施設の運営にはそこそこ費用がかかり、残念ながら未だ来年度の運営費用が集まっていないのが現状です。収益が上がり始めるまでの1年間、なんとかして資金を集めなければなりません。

 

▽これまでの顛末を綴った以前のブログ達▽

ひょうご木づかい王国学校でやってること。
地産地消とひょうご木づかい王国学校。
時間くれ!は、金をくれ!(恥)
地域共生と構造化。
子供のなりたい職業、7位大工を守りきる方法論。
地元産の木を使う意味と意義。@木の家相談カウンター
(失礼ながら、)三人寄れば文殊の知恵。@木づかい王国学校
本末転倒の家づくりの撲滅!@木の家相談カウンター本格始動!
木の住まい相談カウンター始動!@ハーバーランド木づかい王国
持続可能な社会の種@木の住まい相談カウンター
木の家相談カウンター誕生

木の精お守りワークショップ
木の精お守りワークショップ

 

山と街をつなぐ施設存続へのご支援をお願いします!

そこで、なんとか資金が回り出すまでの期間の運営費を賄えるように広く支援募り、資金を集めるクラウドファウンディングを立ち上げることとなりました。
兵庫の地で先人が育ててきた豊かな資源である山とそこに育った木の利用を促進するこの施設の存続を幅広い方のご支援によって叶えたいと思います。
ご支援頂くリターンとしては、伝統技能者クラブの方々を始めメンバーのスタッフによる手作りの木工品等をお送りします。(私の身売りもしています。笑)

ぜひともご支援とこの情報の拡散をしていただいて、山を守る、森を守る、そして大和町をつないで地域の活性化を図る我々の活動の拠点を存続させてください。
心からお願いいたします。

クラウドファウンディング・サイトはこちら↓

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ひょうご木づかい王国学校クラウドファウンディング
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いよいよ今週末!『平成職人の挑戦』自主上映会やります!

2月14日 晴れ

焦りと刺激。

昨夜はすっかりお会いすることが少なくなってしまった関東の仲間と遅くまで痛飲。JACKのメンバーさん達は数年前からすると大きな成長を遂げられている方が非常に多く、単に売上規模だけではなく、ビジネスモデルの確立に着々と駒を進められている方々を見て、若干の焦りも感じつつも非常にいい刺激を頂くことが出来ました。私ももう少し、足元を固めながらも理想の工務店経営を目指して気張らないとならん。と自分に発破をかける夜になりました。

昼に新幹線で帰神してからは、木づかい王国学校に対するメディアからの電話取材に対応したり、顧問会計事務所による会計報告、マーケティング事業部のミーティング、第二期職人起業塾で卒塾した塾生さんの所属するお会社とのアフター面談、TOTOリモデルクラブ西神店会の定例会と今日も予定はぎっしり、精力的にこなしたいと思います。

 

 

毎年恒例!自主上映会開催!

このところ、ひょうご木づかい王国学校の存続をかけた活動で運転資金集めの期限が迫ってきたこともあり、スケジュールの空いている時間を全てそこにつぎ込んでしまって、毎日がギリギリとドタバタの繰り返しになってしまっておりますが、実は他にもまだ期限が迫っているイベントごとがありまして。。

こちらもまだ予定の参加人数に達しておらず、参加へのお声がけをしなくてはなりません。
それは、毎年恒例のTOTOリモデルクラブ西神店会主催の自主上映会。今回も神戸芸術センターにあるプロコフィエフホールでの上映と、立派なホールを借り切って開催します。

また、昨年のTEDxKyotoでご縁を頂いた(TEDxスピーカーとして登壇されていた)映画プロデューサーの益田さんをお迎えして、私が甚く感動したTEDトークも披露して頂く予定で、映画のタイトルは『平成職人の挑戦』という飛騨高山の神輿を作る職人達のドキュメンタリー映画です。

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職人が団結した力!

今回、この映画をセレクトした理由は、建築系の勉強会での自主上映会にもってこいのいいタイトルということもありますが、益田さんが京都の壇上で語られた言葉に感銘を受けたからです。

「職人のドキュメンタリーなどと言う地味な映画を上映して採算が取れるわけがない。」

企画を立ち上げたとき、そんな批判を受けながらも上映にこぎつけることができたのは撮影に協力してくれた職人さん達のネットワークがこの映画を上映して全国に展開してプロジェクトを成功に導くのだ!と熱く、固い結束でこの映画を広めてくれたから。というくだりです。そんな益田さんの話を聞いて胸が熱くなり、正直少し涙がこぼれました。

甚く感銘を受けた私は、TEDxKyotoのプレゼンテーションが終わった後、アフターパーティーで増田さんに「是非とも映画『平成職人の挑戦』の自主上映会をしてみたいんです。」とお願いしました。増田さんは二つ返事で「いいですよ」と引き受けてくださって、しかも厚かましくも講演も一緒にお願いしたいと言う私の願いも快く聞き届けてくださいました。
そんなこんなで、いよいよこの週末『平成職人の挑戦』の自主上映会が神戸プロコフィエフホールにて開催されます。入場料は格安の1,000円!まだ席はございますのでぜひともFacebookのイベントページにてお申し込みをお願いします。

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飛び込み参加も大歓迎!宜しくお願いします!

 

******主催のTOTOリモデルクラブ西神店会の案内文詳細を以下に転記します!******

TOTOリモデルクラブ西神店会では、毎月の勉強会に加え、毎年1回 「自主上映会」 を実施しています。今回の上映会は 『平成職人の挑戦』 飛騨高山の祭りで使う神輿の再生物語です。

プロデューサー 益田祐美子氏をゲストにお迎えし、映画作成の裏話も聞くことのできる大変貴重な機会もご用意しております。

映画の概要や今回の上映会を皆様にご案内させて頂く”想い”をご一読いただき、ご興味ございます方は、ぜひご参加いただけると幸いです。
経営者の方から新人の方まで、幅広い方々に観て頂きたい内容となっております。皆様のご参加、心よりお待ち申し上げております。

1.映画概要
日本三大祭の1つ「高山祭」。その美祭を彩る祭山車の新造に向け、12人の名工とその弟子たちが持てる力を結集
次世代の若者を育てる苦労を背負いながら、大仕事を成し遂げるまでの10年間に及ぶドキュメント映画。
「職人たちのこだわりと心意気から感じられる ”仕事に対するプライド” 」「おごらず、誇りを持ち、良い仕事を目指しひたすら精進する職人」  職人たちの仕事ぶりや情熱は必見です!

2.映画上映に至るまでの軌跡
「職人のドキュメンタリー映画なんて誰が観る!?」  大手映画会社に突きつけられた言葉。一般公開の難しさ。

映画上映に向けて、力を結集したのは、”映画に出演した職人たち”
モノづくり企業や技術系大学など、多くの出資を募り、この映画は上映に至りました。神輿再生だけでなく、映画上映に至るまでの”職人たちのパワー”今回は、映画プロデューサー 益田氏から直接語っていただけます!

3.今回の”上映会”開催の想い
「職人の育成」それは、建築業界における課題の1つです
この映画を通じて ”職人の熱い想い”や”仕事への情熱”を感じて頂き、経営者にとっての職人の育成、従業員にとっての仕事にかける想い、それらを見つめ直すきっかけにして頂きたい。

そんな想いから、今回の上映会をご案内させて頂きました
西神店会一同、みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

TOTOリモデルクラブ 西神店会 一同

******転載ここまで*****

お申し込みはこちら→https://www.facebook.com/events/1652480001712814/

たくさんのご来場、お待ちしております!

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現場マネジメント意識が未来を作る。@JACK東京

2月13日 晴れ

名匠家からのJACK関東ブロック研修会

今日も夜明け前に飛び出して、午前中は横浜にて名匠家なる工務店グループの方々へ第五期東京開催の職人起業塾の説明会、昼からは東京に移動して久しぶりの参加となるJACK関東ブロックの研修会に講師として呼んで頂き、職人の採用、人材育成と現場マネジメントから組み立てるマーケティングについて話させて頂きました。

今日の講師は私の他に一昔前、一世を風靡した後、衝撃の民事再生となった人材採用会社、ワイキューブの安田氏と元リクルートで誰もが知っているような有名どころのロゴデザイン、ネーミングを数多く手がける佐藤氏が登壇されて、それぞれ、ブランディング、ネーミングの観点からマーケティングについて話されました。それぞれ、非常に興味深い話で、多くの示唆に富んでおり大変勉強になりました。乱暴にまとめると、これからは大手だけではなく中小企業こそブランディングが必要であり、その構築によって縮小するマーケットの中でも勝ち残れる可能性がある。そしてネーミングはブランディング、マーケティングに欠かせないモノだということでした。なるほど納得です。

 

本当の事の積み重ね。

私の話はいつもと同じ、先に登壇されたお二人の話が随分と素晴らしかったので、はてどうしたものか、となりましたが、心易い仲間が多くいるJACKの集まりということで、(昨年の未来予想フォーラムの時とは違い、笑)定員50人の会場が満員の盛況ぶりでしたが硬くなることなくリラックスムード話すことができました。

建築の世界に特化したニッチな話であり、当たり前のことばかりの積み重ねの私の理論構築は、お聴きいただいた方にとって新たな視点や気づきを提供できたかは疑問ですが、それでも「本当のこと」に目を向けなければというリアルさは感じ取って頂けたのではないかと思っています。

以下に今日お話しした「本当のこと」の積み重ねを改めて簡単にまとめてみると、

  • 建築技能労働者、職人は現象に一途を辿っておりあと10年で最後の職人世代が引退、劇的な職人不足が始まる。
  • 若者はキャリアプランが見出せない、労働環境が整っていない建築業界を敬遠している。
  • 建築業はものづくりが生業であり、完工できなければ一切売上にはならない。
  • 情報革命の時代にあって職人不足による工事品質の低下はこれまで以上のリスクとなる。
  • 若者の入職者を増やし、職人を育成しなければ未来はない。
  • 新築の需要は減り続け、リフォームは競争が激化する、しかも消費税増税を控えて先の見通しが立たない時代に生産性の低い若者を雇用して育成するのは事業者にとって非常に厳しい。
  • 未来に可能性を見出すには自然に売上が上がる仕組み作り=マーケティングの構築が必要。
  • 自社独自ののマーケットを作るのは顧客に評価され、『生涯顧客』になってもらうこと。
  • 建築における顧客接点とは問い合わせから完工引き渡し、その後のアフターまでの全て。
  • 現場で結果を出すには、実際に現場で手を下す職人の意識を高く維持しなければならない。
  • 職人、現場監督などの実務者にマーケティング的思考、マネジメント理論を教えることで、経営者と同じ意識を持って現場で作業に向き合ってもらわなければ、時限爆弾を埋めながら工事をしているようなもの。
  • 職人の育成、現場マネジメントの見直しとマーケティングは一体。
  • 具体的な教育のステップを書籍にて販売しているし、研修も行なっています。(笑)

 

 

現場マネジメント意識が未来を作る。

全くもっていつもと同じ話ですし、最後はやっぱり売り込みになってしまいましたが、今回も多くの方にご賛同を頂き、職人起業塾、東京開催への参加の表明と研修、講演のご依頼もいただく事が出来ました。

私としては10年前からこの同じ理論を組み立てて実践してきましたし、ここ5年程は人前で話す機会も多く、上記の考え方、そして取り組むべきことを多くの人に伝え続けてきましたが、ここ最近になってご理解頂ける方が飛躍的に増えてきたのを肌感覚で感じます。時代が追いついてきた、とは言い過ぎかもしれませんが、遠い先にあると思われていた職人不足のリスクがいよいよ眼前に迫ってきたという事かも知れません。

とにかく、現場で答えを出さなければならない私たちものづくり企業は、現場のマネジメントを根底=意識を改革するところから取り組まなければならないし、それが出来れば自ずと未来の売上、利益も付いてくるはず。当たり前のことを当たり前にするだけではありますが、やりきる事ができれば道は開けると思っています。

本日、ご賛同を頂き、職人起業塾への参加を表明頂いた皆さま、気張って参りましょう!
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そのビジネスは尊敬されるのか?UX KANSAI#10 サービスサファリ

2月11日 晴れ

木育施設でリトミック

昨日に引き続き大阪から、朝一番に宝塚に移動、fbからの繋がりで何かと親切に下さる建築家の菊池先生のご紹介で(またまた)兵庫県の山を守る活動、地元産の木材利用を切り口に地域の活性化を図る「ひょうご木づかい王国学校」の運営にご参画を検討頂く企業をご紹介いただき、私の話を聞いてもらいに伺いました。

この度御紹介頂いた先様は建築ではなく、教育の分野で事業展開をされており、木育の施設でもあるひょうご木づかい王国学校に非常に興味を持って頂いておりました。リトミックなる教育理論を使って幼児向けの情操教育を中心として、塾の運営などをされており、ひょうご木づかい王国学校で(実費程度の費用で!)リトミックの教室の開催をご検討いただけるとのこと。学校と言う名に恥じない施設へと進化し、新たな価値が生まれる予感がヒシヒシと伝わってくる、非常に素晴らしい提案を頂き、もちろん、運営へのご賛同もいただける、非常に嬉しい打ち合わせとなりました。

M社長、そして菊池先生、本日は本当にありがとうございました。

ちなみに、リトミックとは、https://www.eurhythmics.or.jp/whats/

 

UX KANSAI#10 サービスサファリ

昼からは大阪に戻り、UXDの研修に参加、総論のセミナー参加から計11回、一年弱もの間、毎月通い続けた研修も今回で一旦終了となり、これまでの学びを元に(瀬戸内海の豊かな自然の中で事業を行っておられる)サンプル企業に向けての事業計画のプレゼンテーションを各チームごとに行いました。

これが、先行きに売上を大幅に失うリスクを抱えている会社に対して、そのリスクをヘッジできる新規事業の提案と言う非常に難しい課題で、企業に対するビジネスインタビュー、そしてユーザー調査、ペルソナの作成等々、ユーザーのインサイトを明らかにしつつ、この企業が行うべき、取り組む価値のあるビジネスモデルを考案しなかればならず、発表の度に講師の浅野先生に辛辣な批判を浴びるチームが続出、研修会場が凍りつきました。(笑)

ダメ出し?の中で浅野先生が繰り返し述べられたのは、「アイデア勝負はない、インタビュー、インサイトに注目しなきゃダメだよ」と言う厳しい言葉。非常に印象に残りました。私自身の経験を振り返っても、新しいサービスや商品を考える際に自分の出した(と言うより思いついた)アイデアに酔って、思い込みで突き進み、てんで顧客にウケなかったことが何度もあります。顧客もしくは潜在顧客の声にもっと真摯に耳を傾けて、慎重に考えるべきだった、、と反省することしきりだったのですが、UXDの世界はそれをもっとシビアに突き詰めることをベースにサービスデザインを組み立てるのだと言う認識を新たにした次第です。

 

 

尊敬されないビジネスモデルはダメだ。

私の所属するBチームでは過疎化が進む地方の空き家を利用して、リノベーションをかけ、ゲストハウスとして生まれ変わらせることによって、売上の補填と雇用の創出が出来るようなビジネスモデルを考案、年中通して稼働率が高くなるように行列が出来るラーメン屋理論を駆使してメインユーザーであるサイクリストだけではなく、その家族、ビジネスユース、教育機関にも利用してもらうプランを立てました。

ビジネスモデル考案の際に私が最も留意したのは、浅野先生が繰り返し口にされていた「そのビジネス、その企業は尊敬されるのか?」と言うことです。企業が事業を行う目的である理念の実現は事業を通してなされるべきであり、新たな事業を立ち上げるにあたってはその理念にコミットした事業計画であるべきだ。と教えられた概念を織り込みました。

サンプル企業のHPを確認して見ると、「しまなみを、つくる しまなみを、伝える しまなみを、守る」との地元の価値創造とその拡散、次世代に引き継ぐと言う3つの視点を守りながら事業に取り組むとのことで、我々の古民家の再生とその利用を通して地域を活性化させるという提案はその観点に沿ったビジネスモデルだったと思います。

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学びはまだまだ続く。。

今回の研修を終えて、一年近く学んだUXDの研修は一区切りではありますが、理解出来たかというと非常に頼りなく、実践に活かせるかというともっと曖昧な感じです。。
ま、サービスデザインという建築の世界には馴染みの薄い概念だけに、そんなに簡単に理解できることはないのかも知れませんが、よーく分かったのは、これからの建築には絶対に必要だということ。そんなわけで、今日は一旦、修了証をいただきましたが、来期も引き続き、(出来ればスタッフも巻き込んで)UX KANSAIさんにお世話になることにしました。浅野先生はじめ、皆様、宜しくお願い致します。

そして、半年間さっぱり訳の分かっていない私を導いてくださったBチームの皆様、本当に優秀なチームメイトに恵まれて幸せでした、本当にありがとうございました!またお会いできるのを楽しみにしております!

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金儲けと信頼構築の方法論。

2月10日金曜日曇り

 

 

今日は大阪。

【第三期】職人起業塾@大阪の第13講の講義に朝1番から大阪に向かいました。いつも通りのバスに乗っていつも通りに到着する予定が、なぜか電車に乗り遅れると言うハプニングもありつつも、何とか開始時間に間に合いました。相変わらず、ギリギリ滑り込みセーフで、講師の面目は丸つぶれでしたが、苦笑いでごまかしつつ気を取り直して講義をスタートしました。(笑)
半年にもわたる長い研修講座も残すは今回は含めてあと2回のみ、なんだか少し寂しい気もしますが、塾生のみなさんには学んだことを実践に織り込み、社内の仕組みにまで定着させて結果を叩き出してもらうことを強くお願いしつつ、発破をかけました。

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マーケティングの定義

今日はこの半年間の学びの振り返りと、その中でそれぞれの受講生さん達が考えた自分なりのアクションプランの発表と検証を行いました。 職人起業塾は様々な要素を盛り込んでいますが基本的に、マーケティングの研修会です。そこで学んでいただくのは端的に言い表すと金儲けの方法論であり、実践に結びつけるアクションプランの作成、実践、定着を研修の着地点としています。このように言ってしまうと、下世話な感じが否めませんが、ここでの金儲けというのは目先だけ儲かればいいと言うものではなく、今だけではなく未来に続くものでなければなりません。

ピーター・F・ドラッカー博士が定義したマーケティングとは「一切の売り込みをなくすることが究極の目的である」との事でした。そのように考えるとビジネス=金儲けは顧客からの絶対的な信頼を得る事にコミットせざるをえません。また、ドラッカー博士は、「事業の目的は顧客の創造である」とビジネスの方向性をシンプルに明言されておられます。有名すぎる言葉ではありますが、その意味は、顧客とは単なる一見さんの客ではなく、信頼関係で結ばれた生涯顧客を創造することで未来の売り上げ、利益を作ることができ、一切の売り込みをなくして安定的な事業を営めるようになるという意味であり、マーケティングを構築することだと受け取っています。

 

寝言を言わない。

「理念なき経済は罪であり、経済なき理念は寝言である」という二宮尊徳翁の有名な言葉をひもとくと、金儲けと事業を通して実現すべき志とはワンセットであり、絶対に切り離せないものとなります。金儲けの方法論を考えるとは、そのまま人から信頼を得る方法論に他ならず、それはまず、自分自身の在り方を正すことからとなります。

今日の職人起業塾の講座では(私の持論である、)在り方9:やり方1の割合で顧客接点の全てにおいて、事業の目的を明確に持ち、在り方を行動で示して顧客に伝えることで、「一生あんたにお願いするね」と言われる信頼を勝ち取ることが未来を作るマーケティング構築の実践そのものであり、それをたくさんの人が関与する工事現場で職人や協力業者全員と目的意識を共有するマネジメントを目指してもらいたいと繰り返し訴えました。

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ご活躍を祈ります!

現場の掃除、養生、何一つ取っても、顧客満足とそれに伴う自社の未来、自分の将来の安定という目的を持っていれば自ずとそのレベルは高くなるはずで、当たり前のことを完璧に遂行できるモチベーションが生まれるはず。塾生の皆様には、自らが作ったアクションプランでその当たり前の行動を粛々と行い、生涯顧客の創造に邁進して頂きたいものです。

今日の研修での皆さんのアクションプランの発表を見る限り、すっかり理解されておられるようでしたし、既に結果を出されていると言われる方もおられました。彼ら、彼女らのこれからのご活躍を心から祈っています。

第三期塾生の皆さん、気張って結果を出してくださいね!

若手大工の活躍に涙ぐむ。@second moment

2月9日曇り時々雨

 

今日は朝から姫路へ。

昨年末に卒塾された【第二期】職人起業塾の参画企業に、アフターフォローの訪問とその後の経過のヒアリングでした。忙しい中、半年にも及ぶ(ほとんどの方は助成金を利用して受講されておりますが)決して安くは無い研修に通われたその成果は如何程か?というのは私としても非常に気になるところであり、研修に社員を出して頂いた経営者の方に直接お会いして伺ってきました。

第一期の終了時は、事務局の担当者にアフター訪問、ヒアリングをお任せしており、その報告を聞くだけだったのですが、やはり生の声を聞きたいと思い立ち今回は意を決して全社、自分自身で訪問することにしてみました。今日はその1回目で、第五期にご参加頂く企業への訪問を合わせると4社訪問の旅?にでました。正直なところを申し上げると、お預かりした塾生さん全員を完全にカバーして意識改革できたとは私自身思っておりませんで、経営者にお会いして苦言を呈されることもあるかもしれないと内心少し緊張しながら車を走らせました。

 

 

意識が変わると、、

第一回目となる今日の結果では、手前味噌ではありますが、本日訪問した企業では皆さん喜んでくれており、「確実に社員の意識が変わった」との嬉しい言葉を多数いただきました。意識が変わったのが実際にどのように表れているかと伺うと、お客様先や社内での人間関係に対する向き合い方が変わったとのことで、我々が提唱しているマーケティング理論の入り口、「あり方」を見直すことこそが周囲の人の信頼を得て、売上、利益を生み出す力の原点になるという考え方を実践してくれているように思います。また、OB顧客に対するアプローチや社内の工事品質管理への仕組みを整えられていたりと塾生さんたちが未来の売上を作る為に考えたアクションプランを実践しておられる様子も伺えました。後はいかにモチベーションを持続させ、仕組みとして定着するところまでマーケティングの実践、現場のマネジメントをできるかどうかですが、今日のフォローアップの訪問が少しでもその一助になればと思っています。

 

 

若手大工の活躍に涙ぐむ。

今日の中で、私がちょっと涙ぐんでしまいそうになるぐらい嬉しかったのは、社員職人の育成に昨年から踏み切られた姫路のY社のM社長のコメントです。(有名な会社なのでイニシャルで、笑)

ここ最近は新築工事引き渡し後のお客様アンケートに、私がお預かりしていた若手大工さんへのお褒めの言葉が書かれるようになった。とのことで、お引き渡し式で直接お説様から「この若い大工さん達が朝早くから来て準備して、気持ちよく挨拶をして、一生懸命働いているのは本当に素晴らしい」とのコメントをもらうこともあるとのこと。そこにたまたま居合わせた会長がそれを直接聞いて、会社に帰ってから涙ながらに喜んだと言う話。自分のことのように嬉しく思いました。

 

 

役割を知り、やるべきことを行う。

すみれの社内でも口を酸っぱくして言っておりますが、職人起業塾の研修でもまだ見習い中の若手大工の塾生さんには、「君らは売り上げ、利益には全く寄与しておらず、単なるコストだ。しかし、仕事が出来ないなりに、今自分のできる役割を精一杯やることでお客さんに認められ、好印象を持ってもらい、ひいては会社の価値を高めることができるのだ。」と言い続けています。

この意識こそが、現場マネジメントから成り立つマーケティングの基本であり、若い大工が一生懸命働く姿を見たお施主さんがあの会社は素晴らしい!と思ってもらうことで、単なるコストと思われがちな若者の見習い職人も未来の売り上げに大きく貢献することができるのです。

 

 

超長い、真実の瞬間。

少し前にスカンジナビア航空がリピートされるか否かは顧客接点の最初の15秒で決まるというデーターを取り、顧客接点を見直し、強化したことで存続の危機から出して優良企業に再生した過程を記した「真実の瞬間」と言う本が話題になりました。建築業における真実の瞬間とは、問い合わせ(ファーストモーメント)の後、営業、契約、施工、引き渡しと言うプロセスを経て出来上がった建物に住み続けた後の顧客体験(セカンドモーメント)であり、業務の全ての目的と言っても過言では無いほど、重きを置くべきだと思っていますが、本来あるべき姿を考えると、出来上がった建物に問題が無いなんて事は当たり前で、その当たり前の状態から振り返ったとき、次にはプロセスが重要となります。その時、若手大工が一生懸命働いている姿が印象に残っているならば、その顧客に生涯顧客化になってもらう大きなアドバンテージになるのは間違いないと思います。

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成果がなければ学ぶ意味なし。

そして、私が行っている研修事業の価値は、研修を行っている最中にはなく、講座が終了した後の塾生さん達の活躍であり、それぞれの企業における顧客満足と共にある売り上げや利益、仕組みやマネジメントの定着があってこそ。それらに一切の効果がなければ研修等やめるべきだと思っています。今日のところは、私が伺った限り研修事業におけるセカンドモーメントにあらかた問題はなく、それなりの成果が上がっているとの事でした。ほっと胸を撫で下ろした次第です。(笑)

夕方からはその勢いを買って、赤穂まで足を伸ばして現在締め切り間際の【第五期】大阪開催にご参加頂くことになったS建築社にて聞きたてホヤホヤの(研修を受講した会社の)顧客体験を披露して「がんばりますので任せてください。」と大見得を切ってしまいました。

実践型現場マネジメントに取り組んで、原理原則に則ったマーケティングを構築して頂く取り組み、ますます加速させて参りたいと思います。そして、ご理解を頂いた企業様同士を繋ぎ、職人の正規雇用のハードルを下げ、職人不足問題を相互補完するコミュニティーの形成にそろそろと取り組みたいと考えております。

職人起業塾の活動にご理解を示して頂いた皆様には、本当に心より感謝いたします。
ご恩は10倍返しで考えておりますので、引き続き宜しくお願い致します!


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今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!

大阪開催は一旦締め切りましたが、まだほんの若干数受講枠に空きがあります。
現場マネジメントを見直し、ボトムから現場基軸のマーケティングの構築に興味がある方には個別で相談に応じております。お気軽にお問い合わせください!

■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】絶賛受付中!

第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切2月15日まで】
第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。現在続々と申し込み頂いております。
ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

fbページ:https://www.facebook.com/shokuninkigyoujyuku/
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問い合わせ:https://www.shokunin-kigyoujyuku.com/お問い合わせ

絶対エース論と実践型現場マネジメント。

2月8日 曇り

 

今日も朝一番から大阪へ。

【第三期】職人起業塾の補講というか、追加プログラムでの特別講義として(独立系リフォーム会社では)関西ナンバーワンリフォーム会社の誉れも高き株式会社コニージャパン社にて同社の社員職人さんを中心に補講の塾生さんを交えて現場実務に沿った現場調査及び現場管理の講座を行いました。
そもそも、職人起業塾で私が伝えているマーケティング理論とは、現場での実践型マネジメントを根本的に見直す事で顧客からの圧倒的な信頼を勝ち取り、「一生あなたにお願いするね。」と言われる『生涯顧客創造』を目指しております。

建築業における顧客からの最終的な評価は現場での成果物であり、その後の暮らしである事を鑑みれば、現場調査、現場管理はマーケティングにおける重要なタッチポイントであり、そこでの顧客接点、行動が全ての結果に直結すると言っても過言でありません。今日は1日かけてじっくりとその重要性と、具体的に何が必要で何に気を配るべきかという事までみっちりと考えて頂きました。少人数だった事で、通常の講座よりもコーチングの色合いが強く、皆さん繰り返し(しつこく)訊かれる質問に脳みその中を絞り出すハードな研修を喜んで下さっていた様です。(笑)

 

 

絶対エースを模す。

顧客とのファーストコンタクトとなる現場調査の際に必要な事を考えてもらうにあたり、いつも私が紹介するのは、『絶対エース論』です。以前のブログに詳しく書いておりますが、中小零細企業においては経営者が仕事を取ってくる絶対エースである事が多く見られます。それは職人あがりの社長で決してしゃべくりが上手なわけでも、営業スキルに長けているわけでも無いにも拘らず契約が取れちゃうのが絶対エースたる所以ですが、その理由を小割りにして明らかにし、1つずつを身につける事で誰もが絶対エースに近づいて行きます。塾生さんそれぞれには自社の絶対エースをイメージに浮かべながら考えて頂きました。

 

 

絶対エースの資質。

私は常々、「マーケティングは在り方から」と、口癖の様に言っておりますが、残念ですが在り方だけを正せば勝手に仕事が舞い込んでくるものではありません。
顧客に渡せる価値を高めることの重要さはもちろんですが、それを伝える事が出来なければいくら良いものを持っていても、一切売り上げにはつながりません。そこで、自分の強み、自社の良いところを伝えなければならないのですが、ここで考えるべきはあり方とやり方のバランスです。

あり方とは顧客に伝えるべき自分たちが持つ本質であり、やり方はその伝え方。このバランスによっては圧倒的な信頼を得たり、全く信用されなかったりと大きな差が出るわけです。これを意識して、もしくは無意識でもできるのが絶対エースの資質ということになります。今日はわかりやすい例として、昼食に皆で行った地域ナンバーワンの繁盛店のラーメン屋さんと、全く行列ができてないラーメン屋さんの比較をすることによってそのやり方について考えてもらいました。(笑)

 

 

現場こそが最重要タッチポイント!

グループコーチングの研修ではあり方、やり方のどちらともが自分たちが出した意見の集積になります。それを見ながら分類し概念化し具体化するというプロセスを踏むことで塾生さんには自分ごととしてずいぶん納得していただいたように思います。

現場調査、現場管理の研修と言うと一見、マーケティングとは関係がないように思うかもわかりませんが、私たちが行っている実践型現場マネジメントシステムの見地から見るとこの部分こそがマーケティングアクションを起こす最重要のタッチポイントとなります。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
ちなみに!ただ今第5期大阪(若干名)、第六期広島、第七期東京とそれぞれ受講生絶賛募集中です。(笑)
お問い合わせお待ちしております!

 

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大阪開催は一旦締め切りましたが、まだ若干数受講枠に空きがあります。現場マネジメントを見直し、ボトムから現場基軸のマーケティングの構築に興味がある方には個別で相談に応じております。お気軽にお問い合わせください!

■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】絶賛受付中!

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思考の現実化と影響力の輪。

2月7日 快晴

 

憧れの皇居ランから。

今朝は東京のホテルからスタート。少し風が冷たかったですが、雲1つない快晴の気持ちの良い朝でした。すっかり出張の友となっているランニングシューズに履き替えて、少しの時間の合間を見つけて、ここぞとばかりに先日の日曜日に(1週間に1回の習慣であるランニングを)走れなかった分のツケを支払うため、地方の田舎ランナーの憧れ?のアクティブ・アーバンライフの象徴である皇居ランに汗を流しました。(笑)

帰神してからは約束の時間ギリギリになってしまいながら、そのまままっすぐ神戸ハーバーランドの木づかい王国学校に直行、先日相談させていただいたお客様を(このたびメンバーに加入してくれることになった)ライフプランナーのTさんにつないだり、メンバーさんとの新たなコラボセミナー事業の打ち合わせをこなした後、第二回ひょうご木づかい王国学校存続のためのクラウドファウンディング立ち上げののミーティングを行いました。

 

 

クラウドファウンディングMTG

支援者から資金を集めるには、大義や熱い思いが必要ですが、やはりそれなりのメリットをお渡しできなければなりません。工務店、リフォーム会社、宮大工、左官、製材所、林業家、材木店、製材所、ライフプランナー、設計士、 IT企業、断熱施工会社、仏師そして電磁波対策士と住宅や木に関する集団である私たちが持てる力を最大限発揮して、なんとかご支援いただく方々に喜んでいただけるような商品やサービスを提供できないかと熱い議論をたたかわせました。

3人よれば文殊の知恵と言われますが、大勢でミーティングすることによって素晴らしいアイディアがたくさん出てきて、これならいける!的な明るい展望を見出せたように思います。引き続き皆様よろしくお願いいたします。

 

 

職人起業塾in東京

昨日は東京にて新春オープンセミナー3連発の締めくくり、シップ社とのコラボセミナーでした。リリースから数日で定員に足して「満員御礼にて受付終了!」となった大人気のこのセミナー、午後2時から5時半までという長時間のセミナーだったにも拘らず、皆様終始非常に熱心に聴いて下さいました。多くの知り合いもおりますが、決して地元とは言えない関東での開催に、アウェー感がないかと若干心配しておりましたが、アウェーどころか非常に皆さんフレンドリーで、地元と変わらない和やかな雰囲気の中、無事セミナーを終えることができました。

セミナー開始のの直前に会場をお貸しいただいた株式会社シップ社の小松社長との打ち合わせで大きな勘違いをしてしまい、時間配分をずいぶん間違えてしまいましたが、それもご愛嬌(苦笑)
本編の内容を駆け足で進めたおかげで実際に職人起業塾の研修で行っている1番初めのカリキュラム、「意識を変える」の内容を紹介して皆さんに体感していただくことができました。

 

 

ホントに思考は現実化する?

昨日のブログでも想いを叶えるために必要な事を書きましたが、実際に行動に移すにはタスクを明確にして向かう方向性を固めなければなりません。そして、やる!できる!と考える強いモチベーションを持つことが欠かせません。

思考は現実化するというナポレオンヒルの有名な書籍がありますが、実際は何でも思って口にしたら現実になるわけではありません。思考をそのまま現実にできるのはごく1部でありそれは自分の影響力の範囲内にそのタスクがあるからに他なりません。逆から考えると、何か叶えたい目標があればそれが現実にできる影響力をどのように広げるかを考えれば達成への道筋はついてきます。

影響力とは例えば、

人望 人脈 スキル 経験 知識 資本力 発想力 直感力 企画力

行動力 責任感 印象 理解力 説明力 判断力 解決力 情熱

等々、どのタスクに取り組むかによって目標達成への道程が明らかになってくると思うのです。

 

習慣の輪の意識から。

自分に今必要な影響力とは何か?そのことをしっかりと見つめ、影響力の拡大に注力し必要なスキルや知識、資産や人脈を得ることができれば必ず思いは達成できるようになります。

要は意識の持ちようであり、明確に何をするのかを整理することができれば、影響力の拡大とともに思考は現実に変わっていくということ。まずは自らの影響の輪の大きさを知り、理想とのギャップを埋める具体的な行動、そして行動を継続し、積み重ねる習慣への取り組みを明らかにすることから始まります。昨日のセミナーを受講頂いた皆様には塾生さん達のそんな自問自答から始まる職人起業塾での講座の一端を感じていただけたのではないかと思っています。

そんなこんなで、7月から開講予定の職人起業塾@東京、ただいま絶賛募集を開始いたしております。ご興味がある方は私(高橋)までお気軽にお問い合わせください。(笑)

 

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今期の研修事業もすでに受付始まっています!助成金を利用される方は急いでください!

大阪開催は一旦締め切りましたが、まだ若干数のみ受講枠に空きがあります。現場マネジメントを見直し、ボトムから現場基軸のマーケティングの構築に興味がある方には個別で相談に応じております。お気軽にお問い合わせください!

■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】先行予約受付中!

第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切1月末まで】
第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。続々と申し込み頂いております。ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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言霊を助ける5つのタスク。

2月6日 快晴

 

今日は東京にてオープンセミナー

朝からいい天気。いつものようにアイドル犬チャックといつもの河川敷にお散歩に出てみると、放射冷却による霜も降りておらず、少し春の足音を感じました。今日の東京は気温が14度まで上がるらしく、文字どおり小春日和になるようです。

今日は東京にて開催される職人起業塾のオープンセミナーの講師として朝から新幹線に飛び乗りました。只今、新幹線の中でこのブログを書いています。
今回の東京でのセミナーは株式会社シップ社のご協力もあり、募集からあっという間に満員御礼で申し込みを締め切ったとのことで、いつにもまして気合が入ります。ま、関東の職人不足がそれだけ顕著になっているということなのかもしれませんが、、

 

 

北陸なめんなよ。(笑)

昨日は福井県、敦賀市に出張。私たちもグループの一員である飲食店フランチャイズのとりのすけグループに新規に加盟されたお店の改装工事の打ち合わせに行ってきました。神戸を発つときは小雨がふり、あったかかったのに気を許し、薄着で出かけたら、北陸はやっぱり雪国なんですね、、残雪が積み上がった町の日本海からの冷たい風に震えあがりました。(苦笑)

先週末の福岡では終始上着を脱いだままだったことを思い返し、やっぱ日本は広いなー、なんてその地域によっての表情の多彩さに今更ながら気づかされました。北陸、侮れません。

 

 

クライアントに(ご子息の)リクルート。

帰りの電車はフランチャイズ本部のIさんと二人っきり。横に並んで(おっさん二人で)3時間みっちりと話し込みました。クライアントとこんな時間を持つことはそうそうあることではなく、本部指定業者としての我々に対しての要望や加盟店からの意見を述べてもらったりと、非常に為になるいい時間となりました。

モチロン、仕事の話ばかりではなく、プライベートの話なども飛び出して、息子さんが(なんと!)大工になりたいと言っているので高校を卒業する際は面接してくれないか、と、ご依頼を頂いたり。私たちの取り組みを知って、深くご理解頂けている証でもある訳で、嬉しいというか、ホント有難いことです。

 

 

言霊使い。

そんな多岐に渡る会話の中で、出てきたのは、「未来の願望を口にしたら実現する」という話で、Iさんもフランチャイズ本部の仕事をしながらご自身でも飲食店を営んで二足のわらじを履いておられます。多店舗展開の夢も持っておられるとのことで、期限を切って目標を常に口にするように心がけているとのことでした。

「いわゆる、言霊ってやつですねー」と私が反応すると、「そういえば、10年ほど前から高橋社長って講演や研修で全国を廻るって言ってましたよね、それを現実にしたんだなーっていつも思って見てます」と私の言霊使いの実績も評価していただきました。(笑)

職人起業塾のカリキュラムの中にも組み込んでいるアクティブ・ブレイン・セミナーのアドバンスコースで教わる人生を成功に導く20の法則の中にあるのは、#12「叶えたいことは口に出して人に話す。」です。他人が覚えていようがいまいが、口に出したことで自分自身の中にコミットできるというのは確かに法則性を持っていると思っています。

 

 

口にするだけじゃダメ。

そして、その20の法則にはまだまだ続きがあります。
#11「成功イメージを強く持つ」#14「先人の教えに耳を傾ける」#16「最後までやり通す硬い意志を持つ。」#19「ご縁を大切にする」#20「目標には期限を切る」と当たり前のような、しかし完璧に行うのは非常に難しい想いを叶えるために必要なタスクが並びます。

思ったら叶う、言葉に出したら現実になる。というのはあながち間違いではありませんが、単純にそれだけで思い通りになるなんてことはやっぱりあり得ず、世の中そんなに甘くはありません。。
叶えたい!と思い続け、口に出して語り続けることで、具体的なイメージが徐々に湧くようになり、これならできそうだ!と期限の設定もできるようになるのだと思います。

とにかく、根っこの部分で重要なのは思い続けること、語り続けることなのかもしれません。
そんなこんなで、今日も東京で私たち建築業界のあるべき姿、それを実際にどのようにマネジメントするかについて熱く語ってきます!職人が安心して働ける業界への変革を目指して!

関東方面の皆様、本日は一日、宜しくお願い致します!

 

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■職人起業塾【全15回 厚生労働大臣認定コース】先行予約受付中!

第5期生【関西地区:大阪会場 5月18日~11月16日 申込〆切1月末まで】
第6期生【中国地区:広島会場 6月 7日~12月 6日 申込〆切2月末まで】
第7期生【関東地区:東京会場 7月14日~ 1月12日 申込〆期3月末まで】

3開催とも定員20名です。続々と申し込み頂いております。ご興味がある方はお気軽にお問い合せ下さい!

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