UX KANSAI #3 ビジネスインタビュー 目指すのは新しい顧客体験

8月8日 曇り時々晴れ

 

 

限界突破の体験談

今日は火曜日、朝活の日。昨夜、すっかり毎年恒例となった夏の富士山登山から帰ってきていきなりの朝起きで大丈夫か?と若干の心配をしておりましたが、なんとか寝坊することなく6時半から姿勢を正して倫理法人会のモーニングセミナーに参加しました。奇しくも、今日のスピーカーは会社経営者でありながら世界最高峰のエベレストに登頂した経験を持つという木村正均氏で、富士山とは比べるべくもない壮絶な生と死の境を乗り越えて無事に登頂、そして下山された体験談を拝聴することができました。地球上で天国に一番近い場所にてお母さんへの感謝を言いたくてエベレストへの登頂を決意されたという話は本当に素晴らしく、心を大きく揺さぶられました。著書も購入したのでまたの機会に木村社長の限界突破の人生についてはご紹介させてもらえればと思っています。

 

 

某大手ハウスメーカーのビジネスモデルキャンバス

さて、先週末は富士山の前に大阪にてUX KANSAIの研修に参加してきました。昨年に引き続き、通年での研修参加を決めてからの、今回で3回目のワークショップは実在のサンプル企業を招聘してビジネスインタビューを行い、BMC(ビジネスモデルキャンバス)でAs-Is(現状)を明らかにした後、UX的見地からTo-Be(これからのビジネスモデル)を考えて提案するという非常に実務に置き換えやすい実践的な内容の研修でした。これからの研修では今回のBMCをベースにサービスデザインを考案、ブラッシュアップを繰り返しその実在の企業様へプレゼンテーションを行うという流れになっており、(たまたまですが、)そのサンプルとして来られた企業様がなんと!建築関係(某大手ハウスメーカー)でして、UXデザインの建築への転用に頭を悩ませていた私としては願っても無い展開であり非常に嬉しい益々楽しみな研修になってきました。どー考えてもツイテます(笑)

 

 

前提条件と目指すべき方向性

今回も実際のワークに入る前に講師の浅野先生による留意すべき点のレクチャーがありました。冒頭の30分でサラサラ〜と話をされるのですが、実はここが肝で、前提条件や目指すべき方向性を明確に示されます。当然といえば当然ですが、この全体像の理解がなければ、UX的見地に立ったビジネスモデルの考案などできるわけがないわけで、毎回聴き漏らすまいと注意をする様にしていますが、いざ実際にワークショップに入るとその大事な部分をすっ飛ばしてしまったりします。また、軸足はずれていないはずなのに、5人のグループで様々な意見を集約するうちにコンセプトがぼやけてしまったり、サービスのコアな部分が不鮮明になったりとワークショップの落とし穴にはまってしまうこともしばしば、今回も若干そのきらいもあったこともあり、浅野先生が冒頭に語られた重要な部分について改めて自戒を込めてまとめておきたいと思います。

 

 

 

マーケティングのパラダイムシフト

UXデザインで学ぶべきはユーザー体験の情報収集を元にサービスデザインを考案することであり、それは企業の経済活動で収益を得られる様に使えるものでなければなりません。当然、マーケティング的な要素もふんだんにあるのですが、劇的な変化を続けている今の時代を泳ぎきるにはその精度を更に上げるだけではなく、根本的な視点移動を含めてこれからの時代に即した商品、サービスを考える必要があります。今回の冒頭、以前から何度も聞かされ、その度にドキっとさせられるマーケティング活動にパラダイムシフトが起きており、これまでの様に高性能なモノ、美しいモノを作れば売れる時代からサービスドミナントロジックと言われる体験に価値がある商品やサービスしか売れない傾向が加速している。コトラーが「モノからコトへの転換」を提唱された時とはそのレベルが格段に変わっているというお話がありました。

 

 

イノベーションのジレンマ

これまでP・F・ドラッカーやスティーブン・R・コヴィー博士が基礎的な概念をまとめ、コトラーやジェイ・エイブラハムが体系化してきた原理原則に基づいたマーケティング理論の深化もしくは本質化というべき流れですが、単にモノからコトへと焦点を移すだけではなく、多様性と細分化が激しくなり、個別対応が出来ないレベルに達したユーザーニーズを炙り出し、未だ顕在化していない顧客が求める体験を提案、提供する。というのはこれまでの経験則の積み重ねからの発案では絶対に出来ません。イノベーションのジレンマという説明を以前にお聞きしましたが、自社のサービスや商品を気に入ってくれている既存の顧客にいくらインタビューを繰り返し、ニーズを掘り起こしても新たな顧客を獲得するイノベーションは起こらないと考えると、私たちはニーズを調査する対象のユーザーのペルソナから根本的に見直す必要があり、ここにUX(ユーザーエクスペリエンス=顧客体験)デザインを学ぶ必要性と意義があると思っています。

 

 

(当たり前の)逆転の発想

象徴的なのはビジネス調査において、「顧客>提案価値>強み」の順でなければならないという考え方です。私たちがこれまで行ってきたマーケティング理論は自社のUSP(ユニーク・セリング・プロポジション=自社独自の強み)ありきで、それを明らかにしてそこからどのような価値を提供できるか、それをどのようにして顧客に見つけてもらうかという順番でビジネスモデルを考案していました。しかし、全くその逆のロジックこそがIT革命、情報革命が起こって劇的な変化を遂げようとしている今の時代には必要だと釘を刺されたことです。理屈から言えば、ユーザーニーズを知ってからその要求を満たす方がビジネスの構築としてスムースなのは当たり前ですが、前述のイノベーションのジレンマの中ではあらゆるサービス、商品が一瞬にして陳腐化してしまう訳で、そんな中、調査のやり方もわからないままでは手のつけようがないということです。ただ、浅野先生が繰り返し口にされるのは「何をもって社会に貢献し、尊敬される企業になるのか」という言わば事業に対する理念の重要さであり、ここだけは私たちが長年取り組んできた「在り方から始める」というマーケティング理論と根幹を同じくする部分です。

 

 

新しい顧客体験を提供すべし

少し前に「技術革新で仕事の5割が消滅」20年後の社会 – ハフィントンポストという記事が話題に登りましたが2030年までに、現在、人間が行なっている仕事の8割を自動化することが可能と言われる学者もいるくらい私たちは劇的な変化に晒されています。これまでの顧客がスマフォ世代に変わり、生活スタイルも価値観も大きく変化する(既にした!?)これまでの延長線上にないこれからの時代に向けて、UXデザインの考え方と手法を学ぶことで、サービスデザインと呼ばれるこれまでのマーケティングからもう一歩踏み込んだ、顧客の行動、文脈、そして期待価値を把握した上でビジネスとして成り立つべく競合優位性や自社が持つ提供価値をリフレーミングし、顧客体験を提供(要するにここが肝!)できる企業になるべきで、私たちは顧客がぼんやりとしかイメージできていない「素晴らしい体験」を具体的に提供できる工務店となって、建物という箱(モノ)ではなく、暮らしというコトをデザインするスキルを身につけなければならないということになります。

 

  

体験を提供している事例(後付けですが、、)

今回は実際のワークの内容などはさておき、UXデザインの概念的な部分をおさらいしてみました。「抽象的でさっぱりわからんわい」と思われたかも知れませんが、例えば昨日の富士登山には私の(研修事業の)クライアント企業からも多く参加されておられます。研修では目標達成や計画の実践の為のマインドセット、具体的な行動の共有などを行いますが、その象徴としてのイベントで日本最高峰の頂に立って、目標達成と自分自身の限界突破の体験を提供していると考えればわかりやすいかも知れません。山登りなど実務と関係のないレクリエーションのように見えるかも知れませんが、実際にその体験をきっかけに大きく人生を転換させた方が(私を始め)数名おられることを考えれば、(後付け理論にはなりますが、)研修事業を行なっている事業所が企画しているツアーとしては建築事業を行なっている自社をペルソナとして期待価値を把握した上で自社が持つ提供価値をリフレーミングした結果、対外的なサービスとして継続している事業とも言えると思うのです。
イマイチ、、な感も否めませんのでこれからもう少し浅野先生にご教授頂いてUX的思考回路を身につけて建築実務に反映できるように精進したいと思います。
浅野先生はじめ、UX KANSAI運営メンバー、そして共に学びの場に来られている皆様、宜しくお願い致します。


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パラダイムが人生を作る@2017富士登山。

8月7日 晴れのち雨

夏の恒例、富士登山。

昨日からすっかり毎年の恒例行事となった富士登山に来ています。昨日、始発の新幹線に乗り込んで昼には富士山5号目に到着、1時間ほどの高度順応の時間を持ってから登山スタート。夕方18時には8号目の常宿、池田館に到着してカレーライスと缶ビールの夕食を摂って仮眠。今日の夜中1時過ぎからご来光拝観を目指して山頂にアタックと、毎年(昨年は違うルートでしたが、)同じパターンの夏の富士山登山を楽しみました。以下は今回の富士登山のポートレートと共にお送りします。(笑)

 

台風が迫る中、最高のコンディション!

山登りは天候次第。とよく言われますが、まさにその通りだと思います。日本最高峰にして強力なパワースポット、霊場でもあり世界遺産に認定されるほど世界的にも有名な富士山に一生に一度は登ってみたい!と登頂を試みて、荒天のために途中下山を余儀なくされた方をたくさん知っておりますし、私自身は今年で8年連続の登頂となりましたが、何度かは雨に見舞われ、(中止したら良かった、と後悔するほど)厳しいコンディションでの登頂もありました。そんな観点から見ると今回の富士登山は最高!の天気に恵まれて本当にいい経験になりました。

 

最多人数での全員登頂!

もう一つ最高だったのは、過去最大の人数での登頂を試みたにも関わらず、誰一人として落伍者を出さずに、全員無事に最高の笑顔での登頂と下山が叶ったことです。その数なんと26人!
毎年夏の富士山登山はすみれの恒例行事になっているということで、スタッフ、元祖職人起業塾で共に学ぶメンバー、職人起業塾の研修にご参画頂いている企業の新人研修としての参加は例年通りではありますが、私が生徒として学びに通っているUXデザインのコミュニティー、UX KANSAIで知り合ったメンバーの方が同僚を誘って参加してくださったり、たまたま出張で静岡に滞在していたエンジニアの小田さんが飛び込み的に参加くださったりと、例年とは少し(女子率が高かったり!笑)雰囲気の違う華やかな登山行となりました。

 

コラボの力。

しかし、この程度では例年通りの10名強の人数だったのですが、それが一気に倍増したのは、 会社ぐるみであれこれとお付き合いをしているN-style社の企画とコラボ(というか丸乗り、笑)させてもらったからで、いつもは私が行っている山小屋の手配などもN社のスタッフさんに丸投げしてお願いしました。(笑)
お陰様で、非常に楽しい充実感と達成感の得られた2日間となりました。那須社長、菅くんはじめN-styleの皆様、本当にありがとうございました。人数が多いだけ、(大変な面もあるにしても)笑顔も多く、価値も大きくなることを実感させて頂きました。来年からも引き続き、合同での開催、宜しくお願いします!(笑)

 

過去の富士山のおもひで。

今年で8年連続9回目となる富士登山、これまでも様々なドラマがありましたし、主催者として運営して来た私としても、学ばせてもらうことが非常に多く有った様に思います。この機会に、と思い立ち過去のブログを見返して見ると、胸が熱くなる様な(良いも悪いも含めて)出来事、ドラマが色々とありました。過去のブログはこんな感じです。

7年連続8回目富士登山。八合目までのポートレート。
今年2回目の富士登山。
富士登山振り返り2015
富士登山考 ~確認という目的~
今年もやっぱり富士登山。
日本一の峰で思う、やっぱり何処に登るかよりも誰と登るか。
夏といえば富士登山。
2011 富士登山道@理念と経営 経営者の会 無事帰還しました、
2011 富士登山
憧れの富士登山行。
富士山登山2日目

日本の頂上で人生観が変わる。

毎年、日本の一番高い場所、日本最高峰の霊場にお参りを続けることはただ楽しい夏のイベントというだけではなかった様に思います。これまで何十人という人たちと一緒に山頂へのアタックを繰り返して来ましたが、富士登山をきっかけに単なる山登りの域を遥かに超えて大きく人生を変えられた方が確実におられます。

ちなみに、その一人が私であり、2010年の初登頂をきっかけに劇的に人生も経営する事業も変わりました。自分自身のそんな経験から、自分を誘って下さり、人生の転機を与えてもらえたご恩をなんとか少しでも返したい、という想いがずっと心の中にあります。しかし、残念ながら恩返しすべき相手である私がメンターとして尊敬して慕っていた先輩経営者は2011年に急逝され、3回目の富士登山にはご一緒することが出来ませんでした。その代わりにという訳ではありませんが、その年は家族を誘い、親しい友人と一緒にメンターを偲びながら富士登山にチャレンジしたのが現在の毎年恒例のイベントのそもそもの成り立ちです。メンターに対する恩返しはもう出来ませんが、ご恩送りの意味合いを込めて私が頂いた人生観の転換のきっかけを提供できればと思いスタッフを中心に毎年富士山に登って見たい人を募っています。

(大げさにいうと)死からの生還。

私は、2010年に初めて富士山に登頂した時、高山病と体力の無さから「二度とこんなところに来たくない」と思いましたし、そのつもりでした。その当時の私といえば、内臓疾患を抱えていたことと、運動など全くせずにぶくぶくと太っており、先行き長くない、と予感を持ちながら毎日を過ごしており、50歳までに死ぬと医師に言われた通りの人生を送るつもりでした。

しかし、初めて見た日本最高峰の景色はあまりに素晴らしく、いつまでも脳裏に鮮明に焼き付いており、富士山から帰って来て辛かった記憶が薄れる頃にはもう一度登って見たいと思う様になっていました。(それだけではなく他にも体力の衰えを実感する事件があったのですが、)翌年の富士登山に備えてウオーキングを始めたのが今のフルマラソンやロードバイク、山登りなどのアクティブティーに積極的に取り組む様になったきっかけであり、壊れていた肝臓を自力で直し、健康な身体を取り戻した始まりでもあります。まさに、状態管理を思考から現実に転換する方法論を体得した人生を変える経験となった訳です。

パラダイムが人生を形作る。

今回、26名もの大人数での登頂は非常に楽しかったですし、私としては得るものが多かったですが、ふと思ったのは参加される方の向き合い方、意味付け、考え方によって、富士山に登るという誰もが同じ体験をするにも関わらずその価値は様々だということ。ある若者は「今回素晴らしいご来光を見れたのでもう登ることはない。」と言いますし、違う若者は「自分の限界を突破できた、人生観が変わった」と言いました。同じ体験をして、その体験に対して振り返り、自省し、意味付けをして経験に昇華して違う場面で人生経験として生かすのか、いい思い出(体験)を持っています、というだけに終わるのかではこれからの彼らの人生に大きな差が開くのは火を見るよりも明らかだと思うのです。今回も多くの若者が参加されておりました。楽しむことは素晴らしいことではありますが、ただ山に登り、綺麗な景色を見て感動するだけではなく、自分の限界を突破して、行動できる領域を増やして周りの人を気遣い、思いやり、そして助けることができる精神と肉体を整える状態管理に目を向けてもらいたいと思った次第です。
おっさんの説教みたいな物言いになってしまいましたが、皆様の成長を心から祈念しています!

2017富士登山隊の皆様、本当にお疲れ様でした!最高の2日間でした!


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ミッション×ポジション×アクション@くらしの庭 Huhn Fub

8月5日 晴れのち曇り

 

夕立。

昨日の夕方は絵に描いたような夕立が降り、日中のキツイ日差しにカンカンに焼けた屋根やアスファルトを一気に冷やしてくれました。おかげで夜も少し眠りやすかった様に思います。一雨を恵んでくれた雨雲が切れて夕焼けが現れる夏らしい夕方でなんだか懐かしい感じがしたのは子供の頃は夕立が多かったからなのか、それとも毎日外を走り回っていたから夕立に見舞われることが多かったからなのか、はっきりとはしませんが涼しくなったのと併せてなんとなく心が緩んでリラックスできた気がします。

 

ミッションとポジショニング

今日は朝から大阪へ。このブログが発端で2年前に大阪で開催した職人起業塾の開講前のセミナーにご参加くださったご縁で、すみれ本社で行なっている勉強会に社長が継続的にご参加される様になり、そして半年コースの研修講座の第1期に社員さん2名が参加してくださった箕面の工務店、ホクト住建さんの新しい事務所と地域に解放されるコミュニティースペースの新規オープンのお披露目会に駆けつけました。藤原社長がスタッフの2名と共に職人起業塾で共にマーケティングを学ぶ中で明らかにされたのは、「地域に安心な暮らしを提供する工務店となり、地域と共に歩み続ける」というミッションとポジショニングでした。具体的には「暮らし安心クラブ」なる、おつきあい頂いたお客様に建築だけに限らず、普段の暮らしの困りごとをなんでも相談してもらい、電球一個の交換から、不用品の処分、地域で採れる野菜の販売まで便利屋さんの様な幅広いサービスを定額制で行われておられます。今回はその想いをさらに具現化し、地域と生きることを鮮明にする第一歩として古民家を再利用したオープンスペースを持つ事務所に移転され、今日のお披露目会となりました。

 

コンセプトの具現化

地域と共に生きる。というのは私たちスモールビジネスの代表格の様な工務店にとっては非常に重要なコンセプトです。マーケティング理論を学ぶとその特性が一層明確に理解できる様になりますが、実際にそのコンセプトを行動に移し、見える様に打ち出して、地域の住民に理解と認知を広げるのは決して簡単なことではありません。私たちすみれも毎年1200件以上のお宅に大工による無料メンテナンス訪問を5年前から行っており、「暮らしの学校」と称して工事を終えたお客様の暮らしが楽しくなる様に様々なイベントを毎月行なっておりますが、それでもなかなか、というより未だに全く地域で唯一無二の存在と認知されている訳ではありません。この度のホクト住建社の取り組みはそのコンセプトを更にわかりやすく、親しみやすいものにすべく、地域の古民家を借りて修復し地域に解放することで完全に地域に溶け込もうとする試みであり、コンセプトの具現化という意味において、張り切ったピカピカの社屋を建てるのとは全く違う素晴らしい取り組みだと感じました。

 

ドラッカー博士曰く、、

マーケティングという言葉はこの10年ほどで非常に広範に使われる様になり、世の中には様々な定義や解釈があります。日本マーケティング協会の定義を見ると、ビジネス全般の全てがマーケティングだと言っても過言でないくらいで非常にわかりにくくなっています。そんな中、ドラッカー博士が言った「マーケティングの究極の目的はセリングを不要にすること」をその定義として考えれば、同じドラッカー博士が「事業の目的は顧客の創造である」と言った様に、一生のお付き合いをしてくれる生涯顧客を創造し、LTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を享受することがマーケティングの中心となる主たる活動になります。しかし、生涯顧客とは単なる取引先から一歩踏み込んだ深い信頼関係で結ばれた顧客であり、よっぽど印象に残るくらい喜んでもらわないと、少々まともな工事や誠実な対応をしたから、一度や二度の接触をしたからと言ってそんなに固い関係構築が出来たりはしません。

 

未来へのアプローチ

職人起業塾のコミュニケーション研修で横山桂子先生がいつも口にされるのは、「コミュニケーションの基本はストロークの数」ということです。接触回数が顧客との良好な関係構築の大きなファクターであると考えるとホクト住建さんのこの度のチャレンジはマーケティング理論にしっかりと根ざしたマーケティングアクションだと言えると思いますし、マーケティングとは自社独自のマーケットを作ることと考えれば、それはほぼ同じ意味合いで、地域のコミュニティを作ることでもあり、地域の住民に安心してもらえるサービスを提供し、気軽に立ち寄れる場を作られたのは非常に有効な未来へのアプローチだと感じました。ミッションとポジショニングを明確にして、未来に向けて一歩を踏み出されたホクト住建さんのこれからの事業のご発展を心から祈念したします。

頑張ってください!


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「謙のみ福を受く」先輩経営者からの贈り物。

8月4日 晴れ

 

整える日。

八月に入って初めての明日からの週末はUXデザインの研修会からの富士登山。ハードなスケジュールを前に今日はなんとか一日事務所でデスクワークに勤しむ時間が取れて、ついでに高山病対策の酸素カプセルに潜るのと久しぶりの整体を受けて体調を整えておきました。たっぷりの酸素を吸い込んでストレッチとともに骨格を整えてもらった後は随分と気分が良くて、怒涛の出張とイベントごとの連続の毎日ですが、少しは落ち着いて整える時間が必要だと改めて実感。
状態管理は意識して時間を取らねばなりませんね。。

 

 

先輩経営者からの贈り物。

来る日も来る日もあちこちと出歩き続けるノマド生活を送っていると、たまに事務所に腰を落ち着けた際には郵便物がごっそりと溜まっていたりします。今日もまとめてチェックをしてみたら、知り合いの先輩経営者から郵送で手紙とともに小冊子が届いておりました。早速封を開けて中身を拝見すると、先日私がのこのブログに書いた内容を読んで頂いて、そこで取り上げていた稲盛和夫氏の引用文から参考にと盛和塾の塾長講演を書き起こした小冊子を送ってくださいました。以前、大阪で盛和塾の特別塾長例会の市民フォーラムに参加した際、同じような内容の講演を聞いたことがあり、大変感銘を受けたのは今でもよく記憶しておりますが、改めて書き起こした文章を読み返してみると、現代の日本で生ける伝説とも言われるカリスマ経営者、稲盛和夫氏が人生で得た知見を垣間見せて頂けたようなありがたい気持ちになりました。岩田社長、この度はお気遣い頂きまして本当にありがとうございます。魂を少しでも磨けるように、今後とも精進致します。

 

 

謙のみ福を受く

岩田社長からお送り頂いた盛和塾の小冊子に書き起こされていた稲盛塾長が講演で話された言葉をを読んでみると、胸に突き刺さる文章がそこ此処に散りばめられてありまして、ページをめくる度になるほど!やっぱり!その通り!と得心することの連続でした。その中でも最も心に響いたのは、「謙のみ福を受く」という中国の諺を引用して謙虚さの重要性を説かれている部分でした。京セラ、KDDIと日本を代表する大企業を創業し、JALの再生を担うなど現存の経済人としては押しも押されぬ日本のトップに座に君臨するような私にとってはまさに神様のような存在の経営者が76歳(2009年当時)になってまだ、謙虚の大事さを熱く説かれることは驚きを通り越して衝撃的でさえあります。「自省無くして成長なし」というのは今は亡きメンターが私に遺してくださった言葉ですが、言い換えれば、謙虚な姿勢を持ち続けることこそが、事業を継続させる最も重要なファクターだと教えて下さっていたのかも知れません。そんなことを思い返しながら塾長講話を噛みしめるように読ませて頂きました。

 

 

叱咤激励に感謝。

昨日も大阪で私自身が主宰する研修会で講師を務めておりました。50歳にもなって、いつまでも小僧ぶっていてもダメだと、自分が学び、実践し、結果を得たことで、後進に伝えることが出来ることがあるならばと建築業界ではまだまだ珍しいマーケティング理論に基づいた現場マネジメントを実際に建築現場でモノづくりを行う実務者に向けて慣れない講師として教えております。しかし、実のところ、自分が「先生」と言ってもらえる程大した存在ではないことも重々承知していますし、研修事業を行なっていると言いながらもまだまだ自分自身も学び続けなければならない立場だとも理解しています。先だってお客様からお誘い頂いたご縁で毎週通っている倫理法人会のモーニングセミナーしかり、今回の岩田社長のお心遣いしかり、多くの諸先輩から知らないこと、分っていないこと、頭では分かっていても出来ていないことだらけの自分自身を今一度見つめ直し、謙虚な心で学び直せと叱咤激励を頂いている様に感じている次第です。応援してくれる諸先輩に恵まれていることに心から感謝しつつ、改めてこれからももっと魂を磨き、少しでもより良い世界にしてからこの世を去れる様にしたいと思った次第です。

 

 

我以外皆我師。

それにしても、、こんなご縁を頂けるのも10年に渡りブログを書き続け、fbで情報発信をしているからに間違いはありません。ブログを書くきっかけを頂いたことも含めて全てはご縁の賜物であり、貪欲に学び続ける気持ちを持続させてきたからなんとか今があると心から素直に思えます。
我以外皆我師。ご縁に感謝しつつ、謙虚に学び続ける姿勢を保とうと、決意を新たにさせてもらえた出来事でした。岩田社長、本当にありがとうございます。

 

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アドラーと上杉鷹山公と顧客が抱えるリスク。

8月3日 晴

 

第五期職人起業塾の第6講

今日は大阪。第五期職人起業塾の第6講の講師として一日中塾生さん達に熱く語り、また問いかけました。半年間、15回の研修も中盤戦に差し掛かり、私の担当するマーケティングの基礎理論も今回を終えると残すは残り一回のみとなり、あとは塾生さんがそれぞれ考えたアクションプランの実践、検証、ブラッシュアップを繰り返すことを中心にコミュニケーションスキルの向上や、問題解決力の醸成など、職業人としての基礎的な体力とも言うべきスキルを身につけながら学びを実務へと落とし込んで最終的にそれぞれの事業所内での仕組みへと定着させてもらいます。

 

 

主体性とコミュニケーション。

職人起業塾の研修で学び取り、身につけてもらうのは大まかにまとめると意識を行動に移す主体性と、それを顧客接点である現場で実践してもらい、成果につなげるコミュニケーション能力です。モチロン、マーケティング理論のレクチャーも行いますが、基礎的な理論構築で学んでもらうのはやり方ではなく在り方であり、自らを内省して信頼される人になることから始まる、当たり前の正しい選択と行動を積み重ねる意識の高揚と転換、それを実務に落とし込むべく、静かで持続性のあるモチベーションの種を蒔き、自らそれを育てることで生涯顧客を創り続け、未来の売り上げ、利益を蓄積する意気込みです。その為に絶対に必要なことを突き詰めていくと結局、現場品質であり、ものづくりの企業としての本質を守ることにつながります。

 

 

顧客が抱えるリスク

今日のグループコーチングのテーマはリスクマネジメントと日本式マーケティング論となっており、顧客が建築会社に工事を依頼するにあたって感じるリスクについて皆さんに意見を述べてもらいました。塾生さんたちの意見は、営業担当、現場管理者、職人等々、人への不安、近隣トラブル、費用的な不安、工事の品質、アフターフォロー、工事保証への不安、工期や工程への不安、事業所への不安等々、潜在的な数多くの不安を抱えながら工務店やリフォーム会社へのオファーを行なっていることの認識を持ってもらいました。問い合わせから、契約、完工、そしてアフターフォローを通して長い付き合いとなる生涯顧客へとなってもらうには全てのリスクを消し去る必要があるわけで、どのようにすれば、顧客が抱える不安やリスクを消し去ることができるかを考えてもらいました。

 

 

アドラーの至言。

講座の中でいつも紹介するのはアルフレッド・アドラーの「人間が抱える全ての問題、悩みは人間関係にある」という言葉です。この至言が真実であるなら、あらゆる問題はコミュニケーションと自分が得る目先の利益よりも他者貢献を優先する日本古来の先義後利の在り方で解決できることになります。塾生の皆さんには今受講している研修の内容を理解して行動に移せば建築現場で起こるあらゆるリスクを解消することができるし、顧客が抱える不安やリスクを消し去ることができると伝えて、自分自身の在り方を見直し、正しい選択と行動でコミュニケーションを図れば現場マネジメントは根底から変わり、生涯顧客の創造など訳なくできる筈だと熱く語りかけました。

 

 

日本式マーケティング論。

破綻しかけていた米沢藩の財政を奇跡的に再建した上杉鷹山公が「伝国の辞」で明らかにした、「君主は民のためにあり、民は君主のものではなく国に属しており、国は子孫に残すためにある」という当時の封建社会では考えられない真逆のパラダイム=正しい在り方こそが財政を再建させ、国を富ます根源であるという考え方や、世界で最も長寿命の企業が多い日本が長年培い、守ってきた近江商人の商売観である「三方よし」などを紹介しつつ、世界中で採用され、大きな成果を上げている原理原則に則ったマーケティング理論の源泉は日本人の在り方を正して持続的な商いを続けてきた「人の道」とも言える当たり前の価値観、倫理観にあることを説明して塾生の皆さんはそもそもの資質を持っている、自信を持ってマーケティングの構築にあたってもらうようにと発破をかけました。(笑)

 

 

自省こそが人を成長させる。

「当たり前のことをあたりまえに行うことこそが最も難しい。」と口にされる経営者は数多くおられますし、私も全くその通りだと思っています。日々の煩雑さに埋もれてしまい、次々発生する問題に対して対処を繰り返す毎日を過ごしてしまうと、自分の在り方を振り返ることさえなくなってつい、本質から目を逸らして安易な判断、安直な選択をしてしまいがち。職人起業塾の塾生の皆さんには、半年もの長きに渡り腰を落ち着けてじっくりと自分自身の内面に向き合い、いかに信頼を得られる人になるかを考え、行動を起こして確かめる稀有な機会に恵まれたことを最大限に生かして自分で人生をコントロールできるくらいの力を身につけて、事業に大きく貢献してもらいたいと思います。学び自体に一切の価値はなく、行動に起こして、そして仕組みに定着させてこその研修です。第6期の塾生の皆さん、暑い中大変ですが、+@の取り組み、頑張って参りましょう!

 

 

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慢心と屈辱と負けず嫌いの才能。

8月2日 快晴

 

負けられない戦い。

今日は徳島。スタッフが参加してお世話になっている異業種交流会BNIのメンバーによるゴルフコンペに(すっかり常連として)参加させて頂いておりまして、今回は鳴門海峡を望みながら灼熱の太陽の下、ラウンドを楽しみました。今回で第6回目となるこのゴルフコンペ、実は非常に厳しい特別ルールがあります。それは、ダブルペリア方式(隠しホールでのハンデ戦)での順位とは別に、グロス(ハンデなしのスコア)で最下位になった者が次回のコンペを取り仕切って主催をしなければならないという、屈辱と面倒臭さをいっぺんに引き受けなければならないというなんとも非情な取り決めで、ゴルフ自体は心易い仲間と楽しくプレイしつつも、絶対に負けられない(というか負けたくない)熱い戦いが毎回繰り広げられています。(笑)

 

 

屈辱と面倒、押し寄せる。

この度は一年に一回の神戸を離れての遠征ゴルフということで、昨夜から前のりして前夜祭つき、夜中遅くまでお酒を飲みながら話し込み、寝不足気味の上、朝から太陽がギラギラと照りつけるなかなかタフなコンディションでのラウンドとなりましたが、メンバーに恵まれてそれなりに楽しい1日を過ごすことができました。ただ、残念なのは私が前述の負けられない戦いに敗れて、屈辱と面倒を引き受けて帰ってきてしまったこと。
ま、そもそも下手くそゴルファーなのでいつかこんなことになるとは思っていましたが、前回のラウンドはあわや悲願の80台となるか!(結局、最終ホール大叩きして90台になった、涙)と思ったくらいにスコアをまとめることが出来ていただけに期待と結果の落差が大きく、ショック倍増の悲しすぎる結果となってしまいました。

 

 

慢心と準備不足。

ラウンドを終えて、表彰式で屈辱の最下位トロフィーを受け取って失意の中帰途につきながら、今回の不甲斐ない結果に終わった自分に対して憤りを感じつつ、(一回くらいは良いけど、笑)こんなことを何度も繰り返すわけにはいかないと深く反省、原因と対策を考えてみました。

冷静に考えてみなくても、分かりきっている原因は単なる準備不足です。春のゴルフシーズンが終わって最後のラウンドから2ヶ月近く経ち、すっかりシーズンオフモードになっている私は殆ど練習をすることもなく、最後のラウンドが自己ベストに近いスコアだったことにすっかり慢心して全く根拠などないのに今日もそこそこの成績でラウンドできるような気になっておりました。で、実際スタートしてみるとクラブにボールがまともに当たらず、ガタガタ。。。ゴルフコンペが続くシーズン中ならともかく、大して上手くもないのに練習もせずに1ヶ月以上もクラブを触らなければ、こうなるのは当然の結果です。

 

 

同じ様な失敗例。

考えても見れば、この同じような経験を昨年の冬にもしています。夏の間のあまりの暑さに、毎週のランニングの習慣を涼しくなるまで自転車に変えて同じ時間ぐらいのトレーニングにしたところ、マラソンシーズンになっていざフルマラソンに参戦する段になると、全くもって走れなくなっており、苦しさから逃れたので当然といえば当然ですが、自転車とランニングでは使う筋肉も、体力も大きく違うことを思い知りました。結果、昨年の神戸マラソンは準備が間に合わず、目標にしていた4時間30分切りどころか、何とか完走するのが精一杯の情けない結果になってしまいました。付け焼き刃ではどうにもならないことを身に沁みて体験して良いこと考えた!と安易に楽な方に流されるとろくな結果にならないことを思い知った次第でした。。

 

 

屈辱は人を成長させる。

もう一つ気がついたとても重大なことは、このゴルフコンペが会を重ねる度にレベルが高くなっているということ。開催当初は120点台がワーストスコアだったのに、これまでのワーストホルダーたちがせっせと練習を重ね、上達していった結果、今では100点を切れないと最下位の可能性が高くなるハイレベルのコンペになってしまっております。うすうす感じては降りましたが、一向に練習をしたい私はまるで湯が沸いているのに気がつかない茹で蛙のようなものです。敗者にしかわからない悔しさがワーストホルダーだった皆さんを短期間で大きく成長させたのだと今頃になってやっと気がつきました。(苦笑)

  

 

「悔しい」の力。

そういえば、昨日のブログでもご紹介した林成之氏の著書「脳に悪い7つの習慣」にも脳のパフォーマンス全体に深く関わっている海馬回のすぐ近くにあって、海馬回をリードする役目を持っている扁桃核は悔しさや危機感を感じる機能を持っている部位であるとのことで、悔しさが海馬回を本気で働かせ、人間の脳のポテンシャルを最大限に引き上げるトリガーになると書いてありました。「窮鼠猫を噛む」や「火事場の馬鹿力」は危機感から普段以上の実力を発揮する例えですが、日常生活においては悔しさを感じることが脳の力を引き出す強力なファクターになるとのこと。

たかがゴルフ、たかが遊びではありますが、50歳を過ぎたおっさんになって、普段そんなに頻繁に感じることが無くなった「悔しい気持ち」を味わえたことは悪くない希な体験になったやも知れません。若干、前向きに過ぎる思考の様な気もしますが、この機会に元々子供の頃から負けず嫌いだった自分自身にもう一度立ち返り、ゴルフに限らず、脳力のパフォーマンスを上げて様々な物事に当たるきっかけにしたいと思います。「負けず嫌いは立派な才能」だと同著にも書いてありましたし。(笑)

本日ご一緒いただきました皆様、暑い中お疲れ様でございました、ありがとうございました。第7回のゴルフコンペの日程は早々に調整いたしますので楽しみにしておいてください。

「くそー、次は絶対に勝ってみせるぞー!」

 

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イベントのご案内。

いよいよ今週末!毎年恒例!夏の富士山登山本日を持って締め切ります。

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ダイナミック・センターコア理論 脳に悪い7つの習慣。

8月1日 晴れ

 

お朔日の倫理法人会

お朔日の火曜日。今朝も日の出と共に飛び起きて、(少し寝過ごした!笑)ポートピアホテルで開催される朝活、倫理法人会のモーニングセミナーに出席、原理原則に沿って生きてこられた方の経験談を聴かせて頂いて、また一週間姿勢を正し、背筋を伸ばして日々を過ごすべく自分自身にリマインダーをかけました。心を整えると身の回りの事象が変わる、宗教チックな言い回しになってしまいますが、長年、在り方を正すことが商いを続ける唯一の方法論だと信じてきた私にとっては、何の違和感も感じることなく先達たちの言葉に素直に耳を傾けることができます。今日も本当にいいお話を聴かせて頂けました。ご縁に感謝いたします。

 

 

すみれ本社にて筋膜リリース施術始めます!

朝起きは本当に良いもので、1日が充実します。モーニンング・セミナー受講のあとは毎月の習慣、お朔日参りをしてから開店と同時に散髪屋さんに飛び込んでさっぱり、愛犬チャックと散歩に行ってから10時前に来社されたお客様をお迎えしました。十数年前からお付き合い頂いているお客様のご紹介で、理学療法士もされている治療家の先生に、この度すみれ本社3階のセミナールームを使って整体の治療を継続的に行なっていただくことになり、そのうちあわせ。延々とPCに向かって仕事をし続けているスタッフの体のケアもして頂ける(私も!)こともあり、とても良いご縁を頂けたと喜んでおります。筋膜リリースという痛くないのに体のハリや不調を整える治療法とのことで非常に楽しみにしています。一般の予約も受けて頂けるようなので(基本的に土曜日の施術となります)ご興味がある方は高橋までお問い合わせください。(笑)

 

 

脳に悪い7つの習慣

話は変わって、、ずいぶん久しぶりになりましたが、本のご紹介です。最近、読んだ本はマニアック過ぎて書評を書くまでもない(失礼)のが続いておりましたが、久しぶりに超良書!に巡り会いました。読み終わったところですが、すぐさまもう一度読み直したいと思えるくらい良い本です。実は8月の末に一泊二日のアクティブ・ブレイン・セミナーの認定講師の講座を受講することになっておりまして、講座を受けるにあたって事前課題に3冊の書籍を読んで読書感想文を送らねばなりません。その課題図書の一冊が「脳に悪い7つの習慣 林成之著」となっており、この度手に取った次第です。大体、尊敬する人が進める本は全て読む派の私ですので、小田全宏先生が推薦する課題図書というだけでワクワクして取り寄せましたが、この書籍は期待をはるかに上回る素晴らしさでした。以下に私が心を震わせた部分をかいつまんでご紹介したいと思います。

 

 

7つの人間力

ちなみに、脳に悪い7つの習慣とは、

  1. 「興味がない」と物事を避けることが多い
  2. 「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
  3. 言われたことをコツコツやる
  4. 常に効率を考えている
  5. やりたくないのに、我慢して勉強をする
  6. スポーツや絵などの趣味がない
  7. めったに人を褒めない

となっており、もちろんこの逆張りをすることが脳のパフォーマンスを上げて仕事ばかりか人生も良い方向に押し進めるとなる訳です。この1〜7の悪い習慣はそれぞれ、

  1. 脳の本能を磨く
  2. 感性を磨き、理解力を高める
  3. 達成率を上げる
  4. 独創的な思考力を発揮する
  5. 記憶力を高める
  6. 空間認知能力を高める
  7. 人間性を磨き、コミュニケーション能力を高める

といった大雑把にいってしまうと総合的な人間力を高めることに直結しており、これらのスキルを高めることができれば当然のように仕事でも私生活でも大きな成果を上げることができるのは誰でも容易く想像できるのではないでしょうか。

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観念ではなく科学。

この林成之氏の著書の素晴らしいところは、氏が脳科学者であり、理路整然とした科学的な脳の分析、研究を元に理論構築をされている点で、決して観念的な見地から、(例えば「グチを言う」ことは人として良くない。など、)解説されているわけではないところです。そもそも私たちは、科学的なアプローチでなくても、グチを言うと自分自身(だけではなく周りの人も巻き込んで)のモチベーションを下げ、やる気を低下させ、主体的な行動を妨げることを知っており、「グチグチいっても何にも始めらない!愚痴を言うな!」と良く言います。しかし、それが真理か否かは人によって受け止め方は様々で、グチを言うことでストレス発散になり、仕事のパフォーマンスが上がると言う人もいるでしょう。そんな風に言われると、私なんかは(全然理解出来ないけど、)そんな考えの人もいるのかな、じゃあしょうがないか、なんて思ってしまいますが、脳のしくみから紐解いて「嫌だ」「疲れた」とグチを言うのは脳のパフォーマンスを下げる悪い習慣だと解説されると「なるほど!ぼんやりと分かっていたことって科学的にはこうゆうことなんや!」と目から鱗がごっそり落ちるかのごとく得心してしまいます。

 

 

貢献心こそがベース。

その他にも、これまで様々な研修やセミナーで教えてもらったり、書籍を読んだりして学び、自分なりに真理だと思えたことを実践する中で、私にとっての真理が他人にとっても同じように価値があるのかと、悩んでいたことの大まか全てがこの本によって科学的に証明された気になりました。あまり書きすぎるとネタバレも酷すぎるのでこれくらいにしておきますが、最も心を震わされたのは、脳が最初に情報を受け取る脳神経細胞は生まれながらにして、そのひとつ一つが本能を持っていると言うくだりで、その3つの本能とは、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」とわかりやすくまとめられている冒頭の文章です。

「生きたい」は家庭と言うシステム、「知りたい」は教育(学校)システム、「仲間になりたい」は会社(社会)というシステムを作り維持してきたわけで、それらが良くなるように本能を磨くことで脳の機能を最大限に生かすことができる。となります。
そして本能に基づいて悪い習慣を考えるとまず、「自分さえよければいい」という利己的なスタンスで物事に臨むことがあげられるとのこと。「仲間になりたい」という本能は他人に喜ばれたいということでもあり、貢献心を磨き高めることが脳の力を発揮するベースだと第1の習慣の章で言い切られています。

 

 

虚構ではなく本能!

このブログの冒頭に毎週火曜日の早朝に通い続けている倫理法人会に参加する意味を少しだけ書きましたが、在り方を正すこと、原理原則に沿った生き方を選択することは人間力を高め、仕事のパフォーマンスを上げて成果に繋げることができる唯一の方法論だと信じてきた私にとって、これ以上力強く背中を押してもらえた書籍はこれまでに類を見ません。

理念の実現こそが事業の目的であり、その共有がスタッフや協力業者さん、職人さんとの結束を固め、世の中に貢献できる仕事をできるようになると信じ切っていた私は、以前、超話題作になった「サピエンス全史」を読んで、「真理だと思っていること、信念、理念も全て虚構の世界である。」という強い言説に(若干の違和感も感じながらも、)確かにそんな考え方もあるね、と、少なからずショックを受けておりました。今回、この本を読んでもう一度違う切り口で信念、理念を追い求めての他者貢献が人間の本能に基づいた行動だと科学的に肯定頂けたのは本当に励みになりました。これで、まだまだがんばれる。そんな気分にさせてもらえる素晴らしい一冊、強くオススメします!是非読んで見てください!

 

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職人起業塾6ヶ月コース@広島絶賛募集中

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