効率の危険性と効果性の本質。

平成30年2月16日曇り

鹿児島→大阪へ

昨日の鹿児島での第九期職人起業の開講後の懇親会は相変わらず大いに盛り上がり、その余韻をを若干引きずりながら霧島温泉のホテルで朝を迎えました。2日間連続のスピーカーは結構神経を消耗するもので、エネルギー切れを感じてしまいましたが、朝から展望風呂とサウナを満喫、すっきりさっぱりとリフレッシュして神戸に帰ってきました。
帰神後はそのまま大阪へ、高断熱高気密の住宅施工のマニアックな勉強会の団体である新住協の研修会に参加です。今回はいつもの施工、デザイン、収まりの話ではなくコストマネジメントについての勉強会。いつまでたっても勉強し続けなければならないことがたくさんあるものです。

WIN-WINではなく三方良し

今日の研修会でも、これからの住宅需要の減少についての話が随所にあり、危機感を皆さんと共有することになりましたが、縮小し続ける市場の中でいかに生き残っていくか?という大命題に向き合うにあたり、自社が提供する価値と顧客が負担する費用のバランスについて改めて考えさせられる機会になりました。お客様にとって最高の体験を最低のコストで実現するという私たちに課せられた重要なタスクに根気よく取り組んでいきたいと思います。とはいえ、私達が目指すのは三方良しの世界であり、外部環境に振り回されない持続可能なビジネスモデルの構築です。顧客と自社のWIN-WINの関係を築くだけではなく、ものづくりに関わってくれるステークホルダー、そして地域の企業とともに最善の道を探っていきたいと思います。

効率ではなく効果性

(いつものことですが、)研修会後の懇親会でも熱い議論が展開されました。若手経営者が自分の信じる理念や信条を元に熱く語るのを聴くのは嫌いではありませんし、楽しく聞いておりましたが、今日の勉強会のテーマがコストマネジメントということもあり、いかに効率を上げるか?ということについて熱心に話されているのを聞いていて若干の違和感を覚えました。気になることは口にせずにはおられないタイプの私としては、そこはちょっと待て、と口火を切ってしまいました。(笑)
それは、自分自身でも常日頃心に留めていることで、私達が求めるべきは効率ではなく効果性でありべきというスティーブン・R・コヴィー博士の言葉です。効率化だけを求めると、(無駄だと思う)コストを全てカットして、余分な脂肪を削ぎ落とした筋肉質の経営体質を目指してしまいます。極端な言い方をすると、今だけ良ければいい思考に陥ってしまうと思うのです。

無用の用

無用の用という格言がありますが、目先なんの利益も生まないことも将来を俯瞰した時には必要な事が少なからずあります。例えば、坊主と言われる若手職人の育成、学校を卒業してきた若者を雇用しても売り上げ、利益には一切寄与することはありません。単年の収支でみると無駄以外の何物でもなく、できることなら自社の損益と関係ないところで誰かが若い職人を躾け、技術を教え込んで使える様にしてもらって一人前に成長してから、雇い入れるのが効率的です。しかし、世の中がそんな志向になってしまうと、誰も若い職人を育てることなどしなくなるわけで、実際、そんな考え方が蔓延した事が原因で現在の建築業界の大きな問題となっている職人不足を引き起こしたと思っています。

職人の正規雇用は人材の在庫でありリスク

ずいぶん昔の話になりますが、取引のあった銀行に運転資金の融資を申し込みにいきました。当時、持参した決算書はギリギリ赤字にはなっていないにしても、決していい業績とはいえませんでした。その時の銀行の担当者に言われたのは「社長、売り上げに対して従業員の数が多いのは職人を社員として正規雇用しているからですよね、これって人材の在庫ですよね。今時の工務店でこんな効率の悪い経営をしている会社はありませんよ、皆さん工事があった時だけ外注の職人に発注する様にしてますよ、この部分の改善をされたら決算書は一気に良くなるでしょ」との言葉でした。
私は「ものづくりの会社がものづくりの担い手を守り、育てんとどうやって未来を作るんや!目先の利益だけ取りに行んじゃ、俺らの未来はないわ!」と啖呵を切り、席を蹴って帰ったのでした。
効率重視の考え方に寄りすぎると、この銀行担当者の様な志向になりますし、悲しいかな当時の工務店の大半がそんな考え方に陥っていたと思います。(今もですが、、)

地域工務店の目指すべき姿。

我々が目指すべきは、目先の小金を稼ぐことではなく、住宅という住まい手の命がかかっていると言っても過言ではないインフラを守り、サポート出来る循環型で持続性のあるビジネスモデルを作り上げる事であり、足元の収支も大事ですが、それと同時にやっぱり未来を俯瞰するべきで、決して効率だけに捉われるべきではなく、もっと大きな視点で将来にもつながる効果性を考えるべきだと思うのです。コストカットを繰り返すだけではなく人間関係や理念の共有、経営者から末端の実務者までが同じ目的意識を持って目の前の顧客に最大の価値、素晴らしい経験を提供できる様にすべきだと思うのです。
ま、えー歳して青っちょろい理想論を振り回していると思われるかも知れませんが、在り方を正そうという理想を持たずしては事業自体の意味がなくなると思います。「道徳の無い経済は罪であり、経済のない道徳は単なる寝言」という二宮尊徳翁の言葉を胸に、在り方を正しながらビジネスモデルの完成形を地道にコツコツ目指したいと思います。

今日のアタリマエ

  • 効率を求めすぎると本質を見失う
  • 削ぎ落とす効率と価値を最大化する効果は真逆
  • 目指すべきは目先の利益ではなく、持続性のあるビジネスモデル
  • 道徳のない経済は罪、経済のない道徳は寝言
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鹿児島での真実の瞬間。

平成30年2月15日 雨

昨日に引き続き鹿児島にて。

第九期、そして鹿児島では2回目となる職人起業塾の半年コースの研修が本日よりスタート。朝は名称の由来が日本書紀に書かれている神話が元になっているという由緒正しくも、昭和風情が懐かしい温泉旅館「祝橋」にて贅沢な掛け流しの温泉に浸かってさっぱりしてから研修会場へと向かいました。それにしても、、炬燵とシンクとガス台のある無断熱の客室に、まるで親戚の家に泊まりにきたかの様なフレンドリーな朝食は古き良き昭和時代を思い出させてくれて、ノスタルジックな気分に浸らせて頂きました。ご手配頂きましたら大庭社長、いつもありがとうございます。

ただいま!鹿児島。

昨年に続いて鹿児島で2回目の職人起業塾の開講ができた事は本当に嬉しく、前回に引き続き社員さんを派遣頂いたマイライフオオニワ社と株式会社創建社には本当に感謝申し上げると共に、新たにメンバーとした参加いただく事になった事業所の皆様もオープンセミナーや説明会で私が熱く語った、「建築現場でのマーケティング理論の実践こそが企業の未来を作り、職人をはじめとする現場実務者が生き生きと、未来に希望を持って働ける業界への変革させる」という考え方に共感、賛同頂いた方ばかり。本当に多くの方に支えられながら、一般社団法人職人起業塾は地道に、しかし確実に理念の実現に向けて歩みを進める事が出来ているのだと改めて感じた次第です。皆様心から感謝いたします。

ブラッシュアップ

研修を終えた後は霧島温泉のホテルに移動しての懇親会でした。ここもまた、歴史ある立派な建物で、キッチリした「お席」で質、量、コスト共に大満足の料理とお酒で、塾生さん達に一人ずつ研修を受けるにあたっての意気込みを発表頂いたりと随分と盛りあがりました。そんな中で、現地事務局を買って出て頂いている大庭社長が、口にされたのは「今日の講座は昨年の時とは少し違いましたね、」とスルドイところに気がつかれました。流石です。(笑)
塾生は同じ講義を2度聞くことはまずありませんので、これまで誰にも気づけれる事はなかったのですが、実は毎回、回を重ねるたびにマーケティング基礎理論の講義はブラッシュアップしており、前回の鹿児島での第四期とこの度の第九期とをくらべると第一講の総論は実際、かなり内容は変わっています。

あらゆる物は陳腐化する。

その、総論の講義の中でもいつも話しておりますが、既に日本が突入した人口減少局面からは逃れ様が無く、来年の消費税増税によるマーケットの急激な冷え込みも予想に難くありませんが、そんなことよりも毎年確実に世帯数が減少して行くというのは全体的に見ると建築業界が斜陽産業であることをまざまざと見せつけられます。減り続ける需要を賄うには2030年には工務店は今の半分でこと足りることを考えると現状維持は緩やかではありますが、完全に破滅への道です。この考え方は建築業に限られる訳ではなく、全ての事象に当てはまると思っていて、モチロン、研修のコンテンツなどは最先端の情報にブラッシュアップを繰り返さなければ一瞬にして陳腐化してしまいます。

真実の瞬間。

兎にも角にも、この度、鹿児島で再び職人起業塾を開講出来たことは本当に嬉しいことで、前回から引き続き参加頂いているリピート企業がいてくださるのは、卒塾生が意識を変えて、行動を変えて、仕事のやり方を変えて活躍してくれているからに他ならず、また、この度、初めて参加された企業からの従業員さんは「取引先の大工さんに職人起業塾はとてもいい研修なので、君は是非受講した方がいいよ」と言ってくれたとの事。恒吉大工、有難う。また、facebook上で、事務局の投稿に対して松久保大工からこんなコメントを頂きました。

1年前、この場所、懐かしいですね。ここで学んだ事は一生の宝物です。職人の在り方、コミニュケーションの大事さ、サコーの厚揚げ、生き方を教えてくれた高橋先生、皆さんに感謝です?

ミッションへの歩み。

一度は買ってもらえたとしても、提供する商品サービスに価値が無ければ2度と買ってもらえることはありません。売り込みを繰り返して一度きりのビジネスを延々と繰り返すのではない、(売り込まなくても)自然に売り上げが出来る方法論をマーケティングと定義付けて研修を行なっている私達が、卒塾生やその事業所の経営者さんに応援してもらえるというのは、ある意味、真実の瞬間であり、神戸から遠く離れた鹿児島の地で研修事業を行って本当に良かった!と心から思える瞬間でもありました。この度の鹿児島での研修に(遠方からも含めて!)ご参加下さった皆様、そして私達の活動を応援いただきました皆様、心から感謝致します。ご期待を超える価値を鹿児島の地で提供できる様に、更なるブラッシュアップを重ねて参る所存です。引き続きよろしくお願い致します!

 

今日のアタリマエ

  • 日本の人口減少は止まらない
  • 国内需要は減り続ける
  • 今のまま、現状維持を目指すのは緩やかな破滅への道
  • あらゆるものは、特に最新の情報は一瞬にして陳腐化する
  • ブラッシュアップを繰り返す事は提供価値のバージョンアップ
  • 顧客への提供価値の真実は再購入、紹介で測る事ができる。
  • 魂を込めた仕事は必ず応援してくれる人が現れる。

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未来ブログ

平成30年2月14日バレンタインデー晴れ

鹿児島再び。

水曜日も朝活の日。今日も張り切って夜明け前に起き出して朝のビジネスミーティングに参加しました。が、昼からは鹿児島で信用金庫さんを中心とした勉強会の講演を依頼されており、朝会には出席したものの、終わるか終わらの内にドタバタと会場を後にして神戸空港に向かいました。香園さん、送って頂きありがとうございました!

鹿児島では、いつもと少し勝手が違う建築業界ではない方々ばかりの前で講演をさせていただき、「ポスト平成の歩き方」と言うお題目で私が大事にしているマーケティングやマネジメントの基本を日本的価値観に置き換えて説明をさせていただきました。おまけに、鹿児島空港に到着してから研修会の開始までの時間を利用して、天孫降臨伝説のある高千穂のパワースポット、霧島東神社にお参りに行く機会を頂けました。大庭社長、ありがとうございました。写真は備忘録がてら、そのパワースポットのモノです。

持続可能なビジネスモデル

マーケティングと言う言葉の定義は広範に渡りますが、重要な指標の一つとして持続可能なビジネスモデルの構築があると思っていて、その源流は世界で最も企業の寿命が長い日本にこそあると言うのが私の持論です。「不易流行」「一期一会」といった俳句や茶の湯の世界で語られてきた日本人が大事にしてきた世界観こそが最も原理原則に基づいており、混迷を深めるこれからの時代を生き抜いていく指標になるのではないかと思っています。研修会の主催が地方信用金庫さんで、建築業と関係のない方が大勢見えられると言うことで、50歳を過ぎたとは言えまだまだ若輩者の私の話にご満足いただけるかと、若干心配をしましたが、大先輩達も熱心にノートをとってくださったりと、講演後の懇親会でお話を聞いてみると、何とかお役目は果たせたようです。

ブログは日記じゃないけど備忘録

話は変わって、、私はこのブログを10年以上も毎日更新をし続けており、すっかり日々の習慣に定着しておりますが、それでも毎日、1日を振り返りながら夜にブログを書く時間を確保をすることは非常に難しく、移動時間や入浴時間等々、隙間の時間をフル活用して書くようにしています。しかも音声入力で。(笑)

当然ながら、夜が会合などで遅くなる時は午前中や昼の移動時間にブログを書くことも珍しくありません。基本的にはブログは建築やマーケティングについてのコンテンツの情報発信との位置づけにしておりますが、自分自身に対する備忘録も兼ねているためその日起こった出来事も書き連ねるようにしており、朝にその日一日起こるであろう出来事をイメージして描くことも実は少なくありません。もっと言うと、前日に変えてしまうこともしばしば。(笑)

未来ブログ

人呼んで「未来ブログ」と言いますが、これから起こるであろう出来事をイメージして先に日記を書いてしまうということで、ドラえもんに出てくる未来日記のようなもの。実はこれが不思議なことに事前に書いた通りの1日を過ごすことができるのです。昨日から開催している第8期職人起業塾のアクティブブレインセミナーの研修で、冒頭にイメージをする力を鍛えれば業務効率が圧倒的に変わる。と、前日に仕事のシュミレーションをする重要性を塾生の皆さんに説きましたが、その手法を突き詰めて行くと未来日記、未来ブログになるということです。

やっちまった、と思いきや。。

職人起業塾の塾生さん達には未来ブログを書くことを推奨していますし、私自身よく書いているのですが、昨日は久しぶりに想定が大きく外れた出来事がありました。その出来事が起こった後、既に描いていた未来ブログを慌てて修正して、久々に思惑が外れて、やっちまったと反省をしておりました。がしかし、その少し後に電話がかかってきて先ほど外れた思惑がそうでもないようになると言う連絡を受け取りました。もちろん、ブログを書いていたから事実が変わったわけではありませんが、このようにあるべきと言う未来を強くイメージしていたことが、私の言動に少なからず影響したのは間違いなく、もしかしたらその効果が少しはあったのかもしれません。

思考無くして現実化なし。

とにもかくにも、目標設定をしなければ目標達成もありません。毎日翌日の行動を細部までイメージして、予告する事は目標設定に他ならず、達成しようとする意識が芽生えるのは間違いがないと思います。思い描いたことが全てイメージ通りにことが運ぶなんて事はありませんが、思い描いた通りにしたいと言う意欲と意識は非常に重要で、こと建築実務に関してはこれが非常に奏功するというのが私自身が実際に未来ブログを書き続けてみての実感です、ブログを書くこともすっかり一般化しましたし、更新頻度はさておき、これを読まれた方でブログを書かれる方ははだまされたと思って一度チャレンジしてみられてはいかがでしょうか。きっと良い未来を引き寄せることができると思います。(笑)

今日のアタリマエ

  • 企業は存続し続ける事のみが目的ではないが、持続する力を持つべき
  • マーケティングの目的は持続可能なビジネスモデルの構築
  • 目標無くして達成なし
  • 思考無くして現実化なし
  • まぐれのホームランよりも予告ホームランの方が成功体験になる
  • 成功体験を積み重ねてセルフイメージを書き換える事で成長へのモチベーションが上がる
  • 未来ブログは人生をコントロールする有効なツール

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かわいい部下にはハシを持たせよ。

平成30年2月13日 晴れ

火曜日は朝活の日。

今朝も氷点下の冷え込みの中、朝と言うよりはまだ糸の様な細い月が浮かぶ夜明け前から起き出して背筋を伸ばし、1日に向き合う朝活に張り切って出発。朝からいいお話を聞いて、良いご縁をいただき自分自身に気合を入れました。モーニングセミナーの会場を後にしてからは、そのまま神戸教育会館で開催する第9期職人起業塾の研修会場へと向かいました。今日、明日は私の講義ではなく、塾生さん達に自分の可能性に気づき、可能思考と呼ばれる「やればできる!」と言う考え方を脳にインストールしてもらうアクティブブレインセミナーの1日目、冒頭の私の挨拶ではイメージをする力とシュミレーションが圧倒的に業務品質を変え、人生を変えると自分自身の体験を元に熱く語らせてもらいました。塾生さん達の人生を素晴らしいものに変えるきっかけになればと思います。

昼からは建築実務。昨年の台風の余波で建物が被害を受け保険申請をしているお客様宅に鑑定士の来訪に合わせて訪問したり、以前施行させていただいた店舗の現状回復工事の計画の現場立ち会いや、TOTOリモデルクラブの定例会に出席と朝から夕方まで神戸市内を走りまわることになる忙しい1日でした。

同世代経営者のオススメ本。

話は変わって、少し前にFacebook上で同世代の建築業界の経営者の方々が、非常に感動したと言う感想述べられていた本があり、興味を持って近くの書店に注文していたのが先日手元に届いたので早速読んでみました。本のタイトルは「可愛い子には旅をさせよ」ならぬ、「かわいい部下にはハシをを持たせよ」というもので、住宅業界の厳しさや暗部を暴露するような内容を織り交ぜながらも、本当に価値のある家づくりをするにはどうすればいいかという根本的な部分に目を向けた素晴らしい冊でした。以下にご紹介したいと思います。

かわいい部下にはハシを持たせよ。

・紹介文

お客様に積極的に関わり、要望を引き出していくというしくみ「一飯教育」を全社的にとりいれることを推奨しております。個人の仕事を検証できたり、顧客満足につながったりと、メリットの多い「一飯教育」導入方法を教えます。

・目次

「かわいい部下にはハシを持たせよ」もくじ

はじめに序 章  住宅営業という仕事
1 年間個人受注56
2 売れた単純な理由
3 素面のお客様ばかり
4 みんなそんなに働かない
5 2年で10年分の経験を積む
6 天狗になった私
7 人生を変えた強烈な一言
8 思考のどこにも、お客様の存在がない
9 初心忘れるべからず
10棟数を売ったから、何だ
11
無関心な周囲
12
消えゆく仲間、そして自分

第一章  無関心との戦い
1 この経験、買いませんか?
2 無関心と忙しいは関係ない
3 何にもない
4 ヤル気も帰属意識もない
5 嘘を付いた元部下
6 経営陣も社員も、どっちも間違ってる!
7 環境は自分で作るしかない
8 不毛なバケツリレー
9 全部やる、全部変えてやる
10
ジーンときた一言
11
人数は一緒、業績は倍増

第二章  無関心のメカニズム
1 取れないフライ。渡らないバトン。
2 クレームのメカニズム
3 クレームに大小はない
4 最初はアナキン・スカイウォーカーだった
5 クレームが減らない理由、それは「無関心」
6 無関心が人の命を奪う
7 無関心というウイルス
8 上司の無関心
9 ネグレクト・フェロー
10
悪気のない無関心
11
会社とは共同住宅のようなもの

第三章  無関心の処方箋
1 クレームは対応であり、処理ではない
2 徹底的な原因究明スピードが大事
3 共有スピードが大事
4 正しくなければ意味がない
5 正しいことは、厳しいこと
6 厳しさは率先垂範とセットで
7 余裕がないという言い訳
8 余裕は自分の意思次第
9 モスキート音と共感性
10
相手の気持ちがわからない理由
11
自分に対しても無関心
12
現実逃避という無関心
13
本当の優しさとは厳しいこと
14
人としての魅力
15
物事の原点から考える
16
握手をしよう!

第四章  無関心を変えるマネージメント
1 プライベートとプライバシー
2 職場で取れないコミュニケーションの謎
3 情熱を持つ部下を育てる
4 レンガ積み職人の話
「その後」を知ることが成長のきっかけになる
6 成長の為の正しいゴール設定
7 ヤリガイは仕事の中に
8 ヤリガイから生き甲斐へ
9 ホスピタリティ
10
ホスピタリティと無関心

第五章  一飯教育という活動
1 人様の家でご飯をご馳走になると身内になる
2 一飯教育を考えた理由㈰
3 一飯教育を考えた理由㈪
4 自分の失敗に関心を持つ
5 一飯教育活動宣言
6 訪問時の手土産禁止
7 一飯教育というネーミング由来
8 一飯教育活動の目的・ルール・禁止事項
9 あるべきコミュニケーションと礼儀を学ぶ

第六章  一飯教育 実践編
1 一飯教育で気付いたお客様との温度差
2 初回接客の恐ろしさを実感
3 契約しても安心するなかれ
4 恐ろしくも為になる、「今だから言える話」
5 顧客満足と自己満足
6 生の声に自信を深める
7 遠慮せずに提案して欲しかった
8 ライフスタイルを確認する大切さを学ぶ
9 感涙するコーディネーター
10
ご紹介がじわじわと増加
11
2度目3度目の一飯教育訪問
12
それぞれにある「幸せ」を共有する
13
「チームビルディング」と「ゴール設定の修正」
14
あるお客様からの有難い一言
15
家族を連れて一飯教育
16
社内でもできる一飯教育
17
頂戴するという姿勢

出典:明日香出版社ホームページ

同じ出自、同じ帰着。

著者は私より1つ年下で私と同じように中卒で大工上がりと言う私と非常によく似た経歴の方で、どうしようもない人生を建築業界で立て直してもらい人生を立て直されたと言うそれだけで非常に共感してしまう経験の持ち主でした。それだけに考え方に共感する部分が非常に多く、「そうそう、」と独り言の様に相槌を打ちながら読んでしまいました。(笑)
「一飯教育」と言う引き渡し後のお客様宅に食事に行かせてもらうことによって、なかなか聞く事が出来ない工事を終えた後のお客様の本音を聞くことで、根本的な業務改善を図ってきたと言う素晴らしい内容でした。昨日のブログで弊社のOB顧客への巡回メンテナンスサービスがお客様が持つ潜在的な不満や不安を吸い上げて取り除くための活動であることを書きましたが、建築会社の評価は出来上がった建物にしかなく、それは建物が出来上がりお引き渡しをした時点だけではなく、そこでの暮らしの中で綿々と続いていかねばなりません。その部分を担保して初めて建築会社としての評価を頂けるわけで、リピートの注文や、ご紹介を頂ける関係性を築ける様になります。
私たちすみれの取り組みとは少しレベルも方法も違いますが同じ考え方が根底にあるのだと、少し嬉しくなりました。とにかく、「一飯教育」が非常に素晴らしい取り組みだとすっかり得心しましたので、すみれでも早速スタッフに諮って取り入れて見たいと思います。

工務店経営者はもとより、従業員さんにも、他業種の方にも非常にわかりやすく読みやすい上に非常に多くの示唆をもらえる内容になっております。強くオススメします!

今日のアタリマエ

  • 無関心は愛の反対
  • 建築の評価も価値も「その後」にある
  • お客様は本音を語らない
  • 本音を聞きたければ聴かせてもらえる状態を作るべき
  • 反省なくして成長なし
  • あるべきコミュニケーションが全ての問題解決の糸口

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(10年前の)時限爆弾クレーム発覚。

2月12日 晴れ時々雪

雪の大阪。

3連休の最終日、ですが、建築屋に祭日なしの古くも悪しき慣習に則って?完全平常営業で朝からダンプにハシゴを積み込んで工務部の姫井君と連れ立って大阪へ。1日かけて4件の現場調査や打ち合わせを文字通りはしごして回りました。(笑)

波動に興味を持ってインターネットで検索してお声がけをいただいた方、古くからの友人に信頼できる建築屋さんだとご紹介いただいた方、知り合いの知り合いで何かといつも相談いただく方、ずっと古くから繰り返し何度も工事の依頼をいただいている事業所と、目に見えない絆で多くの方と繋がって、お仕事をさせていただけることに心から感謝しながら小雪舞う中、電磁波の測定をしたり、屋根に登ったり、小屋裏に潜りこんだりと職人としてアグレッシブに走り回りました。綿密な計画と、正確な施工でご期待に応えたいと思います。皆様、本日はありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

10年前の施工ミス

話は変わって、大阪での現場調査や打ち合わせを終えて夕方事務所に帰ってくると、巡回メンテナンスを回っていた工務部大工の佐藤君が「相談があるんです」と言って神妙な顔で私の元にやってきました。なんかいな、と思って、話を聞いてみると巡回メンテナンスで伺った先のお客様で10年位前に増築をした際、塗装下地のサイディングを貼って塗装仕上げをしている部分に、当時わからなかったパテ補修の後が浮かび上がってきて非常に醜くなっているとクレームを聞かされたとのこと。塗装で仕上げた部分が10年の月日で劣化するのは当然あるのですが、そんなことよりも当時サイディングのキズを補修したことさえお客様は知らないままで、色が変わりだして初めてサイディング欠けがあり、補修していたことに気づかれたとのこと。ずいぶんがっかりされて憤りを感じられているとの事でした。

明らかにならないクレーム、不満

そのお客様は当時の工事完了後、お引き渡しの際に随分と喜んでいただき、その後もすみれのイベントに遊びに来ていただいたりと良い関係が続いていただけに、私としても、申し訳ない気持ちでいっぱいで、当然再度サイディングの補修を(ノンブリードの補修剤で)行なってその面の壁を一面塗装し直すようにと指示をしました。それでお客様が納得してくださるかどうかはわかりませんが、とにかく誠意のある対応をしてもらうように伝えました。

それにしても、と恐ろしくなったのは今回佐藤くんが巡回メンテナンスでそのお客様宅に訪問してきたから10年前の施工ミスに対するクレームが明らかになり、対処させていただくことになったのですが、これはお客様自身にとっては昨日今日に発覚したクレームではなくずっと以前からモヤモヤと怒りを抱きながら、暮らしておられたのだろうと言うことです。それは(もうすでに地に堕ちているかもしれませんが)私たちすみれの評価を下げ続けるものであり、現地の周りの方や友人などに「あんなえー加減な仕事をする工務店に工事を頼んだらアカンでと」言われ続けていると言うことです。

不満は待っていても聞こえない。

すみれでは、社員大工がすべてのお客様先(遠方のエリアは除く)に年1回以上の無料巡回メンテナンスサービスを実施しており、30分程度の作業であればその場で無料で修繕などを行うようにしています。表向きは工事をご依頼いただいたお客様に対するサービスの充実と言うことになっていますが、そもそも私がこの仕組みを発案し取り組みだしたのは実はもっと違う趣旨で、それは表に現れていない潜在的なお客様の不満、わざわざ電話するほどでは無い小さなクレームをお聞かせ頂き、きっちりと対処することにありました。

自分自身が大工として現場で働いていた頃は顧客様とのコミニケーションも取れて工事が終わった後も何かあればすぐに私の携帯電話に電話がかかってきていました。今も10数年前のお客様は事あるごとに、直接私に電話をしてきてくれます。だんだんと会社の規模が大きくなり、スタッフに現場を任せるようになってから、信頼出来る真面目なスタッフばっかりとは言いながらも実は、私にとっては非常に不安で、工事完了後に表立った出クレームは無いにしても、実際住み始めてから不具合が発覚したり、不満が出てくることもあるわけで、今回のように10年の歳月が立って初めて明らかになる施工ミスがあったりします。それらを全て吸い上げ、叩き潰してお客様に安心して満足して暮らしてもらいたいと思い、全顧客への巡回メンテナンスサービスを始めた次第です。

謝罪と感謝。

今回、10年程前の施工ミスが発覚、クレームとなった件に関しては、お客様にご納得頂けるまで、誠意ある対応をするのはもちろんのこと、補修工事の際には(なんとか時間を合わせて)私も出向いて謝罪に伺いたいと思います。そして、これまでも何度もあったブリージング(可塑剤が分離して変色する現象)が起こる材料の徹底的な禁止と、そもそも傷や欠けを補修しなければならない様な材料の扱いをしない様に、現場品質の向上のための現場担当者への更なる意識の向上を図りたいと思います。ご迷惑をお掛けしたN様には信頼を裏切る様な結果になったことをお詫びするしかありませんが、今後2度と同じ様な事が起こらない様にするきっかけを頂けたと思い、感謝の気持ちを持って誠意ある対応に努める所存です。

N様、この度は本当に申し訳ございませんでした。ご納得頂ける様に出来る限りのことをさせて頂きますので、よろしくお願い致します。

今日のアタリマエ

  • お客様は潜在的な不満を持っている
  • 不満があるからと言って、連絡をされるわけではない
  • 不満は時間が経てば経つほど怒りが大きくなる
  • 工事完了後、長い時間が経ってから発覚する不具合もある
  • 顧客との良い関係を望むなら、定期的に接点を持ち、顧客の声に耳を傾けるしかない
  • 同じ過ちを繰り返さない様にするには情報の共有と仕組みの見直しが必要
  • クレーム完全撲滅への道は険しく長い。

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叩き上げ経営者のリーダーシップ論

平成30年2月10日 雨

仕事は人とするもの。

朝から夜までよく雨が降り続いた1日でした。ようやく神戸に帰ってきて今日は1日事務所にてデスクワークと思いきや、午前中から来客が続々と連なり、夕方からはマーケティング事業部と、工務部リーダーとのミーティングのダブルヘッダー、結局今日もペチャクチャとよくしゃべった1日になりました。(笑)

ま、所詮一人では何にも出来ない、出来てもたかが知れてると考えれば、仕事の大半は社内外問わず人とコミュニケーションをとる事に尽きるのかも知れません。

10年やればプロ中のプロ

すみれでは昨年からスタッフ主体での自主運営の会社へのシフトにトライしています。創業以来、20年近く創業者であり代表者の私が中心になり戦略を立てて戦術を固めて持続的に売り上げを獲得出来る仕組み作りを行なって来ましたし、あらゆる意思決定は私の元にありました。しかし、勤続10年を越すスタッフが半数近くも在籍しており、マーケティングの構築も10年かけて形になりつつあり、何をすべきか?という基本的な部分については理解してもらえていると思い、これからは「どの様にやるか?」という実務レベルのブラッシュアップをスタッフに委ねる事にした次第です。

誰しも人生の経営者。

とはいえ、経営に直接携わった事がない者がすぐに目標を立ててそれを達成して成果に結びつける事が出来るかというと、そんなに甘いものではありません。まずは計画を実践出来る様に組織のマネジメントを行い、そして売り上げや数字に対する意識を持ち、実行可能な目標設定を行い、高い精度で実践する、部下に行動を促せる状態を作り出せなければ経営は出来ません。学ぶべき事は山の様にありますが、一つずつ片付けて行ければいつでも経営者として活躍出来る人物に成長する事ができると思っています。それは、単に仕事だけの事ではなく、人は誰しも自分の人生を選択を繰り返してコントロールする訳ですから、自分の人生の経営者でもあるわけで、その実力を養ってもらいたいと思うのです。職人起業塾の根本の考え方です。

リーダーシップ論

そんなこんなで、今年からは組織の編成を組み直して新たに工務部でリーダーを2名任命してこれからリーダーシップを発揮して貰おうと目論んでおり、今日はそのリーダーとの会議を行いました。そこでの私の話は「リーダーとはなんぞや」と言った観念的な話は一切なく、実務レベルのKPIに対するチェック一辺倒です。上記にリーダーシップとは、をアイウエオ作文にした画像をアップしましたが、こうあるべき論など念仏の様にいくら唱えても全く意味をなさないと思っています。それは、一介の大工から右も左もわからないまま、闇雲に経営者として走り続けてきた20年間で私が得た教訓であり、リーダーシップ論で、リーダーは成果を出さなければならない。の一点に集約されると思っていますし、成果を上げるには率先垂範するしかないからです。

目的を見定めるのみ。

そして、成果を叩き出すことの大前提として絶対に忘れてはならない、胸に刻み込んでおくべきは「何のために事業を行なっているか」という目的です。「今だけ、金だけ、自分だけ」思考の様にその目的がブレて、仲間にも、顧客にも、世間様にも価値の無いものになった時点で事業そのものを維持する意味がなくなり、市場からの退場を余儀なくされます。誰にも応援されないなくなれば良い会社へと転落します。逆に言うと、揺るぐ事ない目的意識を持ち、その延長線上の行動で成果を上げれる様に実践に励めば考えれば考えただけ、動けば動いただけ、自ずと道は開けてくると思うのです。10年間にわたってすみれの社内では「我々は経営理念を体現し、壮大なミッションを達成する為に事業に取り組んでいる。目先の金を稼いでいるのではなく、信頼という財産を積み上げているんや!」と叱咤し続けてきましたが、その役目をソロソロ譲りたいと思います。工務部リーダーの二人には気張って貰わなければなりませんが、きっとやり切ってくれると思います。

今日のアタリマエ

  • 人が一人で出来ることは高が知れている
  • 仕事の大半は人とのコミュニケーション
  • 同じ仕事を10年続ければ立派なプロであるべき
  • プロフェッショナルの集団は指図されて働くのでばなく、自主管理、主体性を持って仕事に向かうべし
  • そもそも人は誰しも人生の経営者
  • リーダーの在り方は成果にコミット、責任を果たす事で自ずと作られる
  • 仕事に向き合う大前提、絶対に忘れてはならないのは事業の目的
  • 目的を見定め、成果にコミットして行動して責任を果たせば、それこそがリーダーになる

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妖怪

暖かいはありがたい

朝の天気予報では神戸の今日の気温は10度まで上昇するとのことでした。一昨日まで滞在していた雪に覆われた極寒の地、新潟とは大違いの暖かな1日になるとの予想になんとなく気持ちも軽やか。ただ、今朝も朝一番から飛び出して大阪にて店舗の原状回復工事の現地打ち合わせに出向き、そのまま滋賀にて設計のみまっちと待ち合わせして新築工事の打ち合わせと今日もやっぱり神戸にいる時間はほとんどありませんでした。とはいえ、大阪も大津も予想を違わず暖かく、随分と過ごしやすい一日となりました。とにかく、あちらこちらからお声がけを頂けるのは本当にありがたい事で、毎日、感謝感謝の連続です。

 

3つの習慣

話は変わって、、相変わらず全国を飛び回る暮らしが続いており、自宅でゆっくりとする時間は皆目ないのですが、それでも毎日の習慣はキッチリ守る様にしています。私が毎日欠かさない習慣は3つあり、思考と健康と情熱の状態管理です。
そのひとつはこのブログ、もう10年以上続けていますが、毎日、日々刻々に考えた事、感じた事、体験した事を発信する事で経験として蓄積し人生の糧となる引き出しを増やすことに心を留めています。2つ目は朝の5分間筋トレ、これも7年目くらいにはなると思いますが毎朝腹筋100回、腕立て伏せ50回を必ず行なっています。毎日の様に人と会い、会食や懇親会で食べ放題飲み放題の暴飲暴食を繰り返しつつもなんとか体重を含め、健康を維持できている源になっています。
最後の習慣は読書。最近、老眼が進んできてベッドに潜り込んでの読書は直ぐに根が疲れて眠ってしまいますが、それでも入浴時間と合わせて30分くらいは本を読む様にしています。ここ数年は出来る限りビジネス本はやめて小説を読む様にしておりまして、毎夜、日常とかけ離れた世界に(意識の中で)身を投じ、ドラマティックな間接体験、夢現の世界に遊ぶ時間を持つことで熱い気持ちを滾らせて、少年の様な冒険心を呼び覚ましています。(笑)

 

他人の人生に学ぶ

その読書習慣ですが、1時間ほどで読めてしまう、しかもどれも帰着するところはほぼ同じ様なことを書いてあるビジネス本を読むよりも、幅広いジャンルの小説を読むほうが随分と為になると思っていて、知人友人からオススメされた小説はアグレッシブに読んでみる様にしています。ただ、自分で選んで購入しようと手に取る小説はつい、自分の好みが如実に出てしまい、どうしても手に汗握り、血湧き肉躍る戦国時代や幕末あたりを舞台にしたものが大勢を締めてしまっているのが現状で、どうも中学生時代ぐらいの子供の頃の趣味嗜好から抜け出すことが出来ておりません。(苦笑)
「50歳も過ぎたことやし、そろそろ一皮剥けたいなー」なんて思っておりまして、、
どなたか、良いきっかけになる様な小説をお勧めしてくださいませ。。

 

脱アマゾンの成果

最近は、脱アマゾンキャンペーンに取り組んでいることもあり、長らく行くのをやめていた書店に足を運ぶことが増えました。広い書店で書棚を眺めながら歩き回り、気になるタイトルの本を手にとって目次を読み、面白そうなら購入するという手続きは未だにAmazonを利用されている方には非効率極まりない、時間が勿体無い所業だと眼に映るかもしれませんが、直感に呼ばれる偶然の出会いと言うのでしょうか、これまで踏み込まない世界や、手に取ることがないであろう書籍に入って行くキッカケになったりしてそれは贅沢で優雅な、刺激的な時間です。そんな予期せぬ出会いから巡り合った本で、非常に面白かったものがあったので以下にご紹介したいと思います。

 

妖怪

妖怪』(ようかい)は、司馬遼太郎の長編小説。1967年7月から翌年4月まで「読売新聞」に連載された。1969年5月講談社刊(ISBN 978-4061304314)、のち講談社文庫。

応仁の乱前後の時代を背景とし、妖怪というものが実際に存在すると信じられた、荒れた室町時代後期の人々の混乱を描く。司馬にとって最後の幻術を扱った小説にあたる。

あらすじ

室町幕府6代将軍・足利義教の落胤と自称し、熊野に住む源四郎は、将軍になろうと決意して京に向かう。都では8代将軍義政の正室日野富子と側室今参局(お今)が熾烈な勢力争いをしていた。お今は義政を幼いころから知っており、寵愛を受けていたが、歳がかさみ現在は富子が優勢である。源四郎は二人の争いに巻き込まれていく。富子は指阿弥陀仏、お今は唐天子という幻術師を従わせていた。源四郎は唐天子の幻術に惑わされ、印地の大将になったり、剣術修行をしたりする。
富子は義政の子を流産すると、これを逆に利用し、お今が呪い殺したという噂を流して濡れ衣を着せ、殺させてしまう。しかし、皮肉なことにその後富子は子を産み(後の義尚)、後継者に指名した義視と対立する。そして、応仁の乱という何とも不思議な争いが始まる。

出典:ウィキペディア

 

司馬の失敗作

相も変わらず大好きな司馬遼太郎氏の作品ですが、私も含め、歴史好きの多くの人を魅了してやまない、司馬史観と言われるほど綿密な取材、調査とまるで筆者がその場にいたかの様な臨場感あふれる作風のいつもの司馬遼太郎の世界とは一風違う幻術、幻想の世界を思いつくまま?に書き連ねた様な作品で、これまで多くの司馬作品を読んできた私が初めて出会う娯楽時代劇?の作品でした。Wikipediaによると、「司馬との付き合いのあった梅原猛は「司馬遼太郎と国民文学の再生」の中で、本作を失敗作と批判している」とのことで、私も読み進めている途中では、なんじゃこりゃ?とあまりの勝手の違いに失敗作かと懐疑的になりました。しかし、読み進めているうちに人々に妖怪が信じられていた時代の目眩し、幻術使いによって演出され、実際に歴史が変化する様な大きな出来事になったり、人生を翻弄されたりする出来事は現代においても形を変えてあるのではないかと考えなおしました。

 

現代の妖怪

司馬遼太郎氏が幻術や目眩しを現代における様々な事象、例えば仮想通貨、先物取引、FX等々で簡単に莫大な資産を作ることができるといったことに対する警鐘を鳴らしたかったかは定かではありませんが、この小説に登場して行く幻術師と同じ様な立ち位置で現代においても人に幻想を抱かせ、目眩しをかけて人生を狂わせたり自分の利益に誘導したりする輩は実際に多く存在する訳で、そんな風に考えると、この駄作と言われた「妖怪」は大きな示唆に富んだ、深いメタファーを感じさせてくれながらも楽しく読める小説だと言えると思います。洪水の様に情報が溢れる現代、目眩しに惑わされることなく、本物を見出せる目利きを持つことが非常に重要だと言われていますが、その必要性を改めて感じさせられる面白い小説でした。オススメします!(笑)

 

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螺旋的成長モデルとセルフリーダーシップ@職人起業塾福岡

平成30年2月8日 曇り


暖かいのはありがたい。


昨日の夕方の新潟から博多への移動に引き続き今朝は博多の天然温泉付きホテルからスタート。昨日まで滞在していた豪雪地域と化した新潟に比べるとやっぱり九州は随分と暖かく、外を歩いていても全然違う国に来たようです。暖かいことってありがたいことやなぁとしみじみ。

 

博多でも建築実務


昨日の夕方新潟から博多に入って、ホテルにチェックインだけ済ました後は、博多の原宿と言われる?天神のすぐ隣、大名と言う少し小洒落た飲み屋街に位置するクライアント先のお店にてメンテナンス工事の打ち合わせと飲み。

 

長いお付き合いこそが価値。


タイミングよく?店長が休暇中で、17年ぶりに赤松オーナーに焼いてもらった焼き鳥をほおばりながら、いつも九州界隈での工事を手伝ってもらっている博多の協力業者さんと和気あいあいと仕事の話、それ以外にも大いに盛り上がりました。全国に親切に付き合ってくれる業者さんがいてくれること、本当にありがたいことです。馬込さん、大橋さん遅くまでありがとうございました。

 

終盤を迎えた職人起業塾@福岡


今日は朝からLIXIL博多ショールームのセミナールームをお借りして第七期職人起業塾の第14講の講師として朝から夕方まで1日みっちりと熱く語り、また塾生さん達の考えや想いを聴いてグループコーチングを行いました。半年にもわたって行ってきた職人起業塾@福岡も今回を除けば再来週の最終講で卒業検定の検証を行いばおしまいです。毎回言っている気がしますが、半年の研修なんて終わってみれば一瞬、あっという間です。

共に学ぶ同志

半年間、前月のように顔を合わせ、普段あまり考えることがない自分自身の内面に向き合ってもらい、そこから仕事に対する目的を明確にし、意欲やモチベーションを燃やして圧倒的な顧客満足を得るためのアクションプランを立案、実践そして検証を繰り返してきた塾生さん達とは、同じ志を持ち、共に学ぶ同士のような感覚になっており、研修が終わりに近づくと少し寂しい気持ちが生まれることは否めません。

 

研修の終わりこそがスタート。

とは言え、研修のための研修などあり得ず、実務に移行して成果を上げてもらってこその研修です。次回の最終稿で一旦研修の終了となりますが、そこをスタートにしてしっかりと目的を見据えて問題解決と目標達成を繰り返して顧客にとって卓越した存在になると言うマーケティングプランを実現し、卓越した成果を叩き出してもらいたいと思っています。

 


刃を研ぐ習慣。


今日はカリキュラムに則ったマーケティング基礎理論の最終日と言うことでこれまで学んでもらった概念や哲学、考え方を実践に反映させるための重要な考え方の根本をたっぷりと時間をとってレクチャーしました。それはこのブログでもこれまで繰り返し考察を重ねてきている「目的と手段の再考」であり、スティーブンコヴィー博士の7つの習慣に置き換えるところの、第7つ目の習慣「刃を研ぐ」習慣です。

対処ではなく予防。

「これまでの延長線上にない」と言われるほど激しい変化にさらされている現代、最新の情報をキャッチして時代の流れを取り込みつつも普遍的な価値の創造、提供ができなければ時代の荒波に飲み込まれて海の藻屑と消えてしまうと思っています。目の前に発生した問題をモグラたたきゲームのように対処を繰り返したところでいつまでたっても明るい未来は見えてきません。モグラたたきゲームのコンセントを抜き去るような根本的な問題解決へのアプローチが必要だと思うのです。

 

弁証法的螺旋型成長モデル。


それは、理想を掲げ事業の魅力的を明確にしてその方向性をしっかりと見つめながら手段である問題解決を1つずつ重ねていくことであり、大海原で北極星を頼りに進むが如く、明確な目的意識を持った問題解決や改善は同じことを繰り返しているように見えたとしてもヘーゲルの弁証法のように螺旋状に目的に向かって近づいていきます。

 


3人め目の煉瓦職人となれ。

有名な
3人の煉瓦職人の例え話のように、稼ぐためにただレンガを積んでいるのではなく、立派な建物を作ってそこで人々が幸せな暮らしを営む、暮らしを作り提供する気概を持つ、そんな本質に根ざした目的意識をものづくりに携わるすべての人が共有しておれば、顧客との信頼関係が構築され、地域から必要とされる企業となっていくのは間違いないと思うのです。

 

何のために?と問い続ける。


そのために、日々の業務、毎日の対応が目的に根ざしているか、手段と目的を履き違えていないかを自問自答して、どんなに気をつけていてもつい陥ってしまう目的と手段の履き違え、自己欺瞞による自己正当化や他責の悪循環にはまり込まないようにチェックを繰り返す習慣を持つべきだと思っており、今日もそのことについてくどい位にしつこく塾生のみなさんに説きました。

 

セルフリーダーシップ。

塾生のみなさんにおいては、自分や周りの人が目的と手段を履き違え、自己欺瞞に陥ってろくでもない結果を目にした事例を共有し、それを踏まえて自分の人生の目的と事業者の目的をすり合わせ、人生のビジョンを描いていただきました。(きっと当分の間は)セルフリーダーシップ、主体性をを発揮されて、おかしな選択を排除される、大丈夫だと思います。(笑)

がまだせ!


とにもかくにも再来週はいよいよ卒業検定の最終講。半年間の学びの総決算をしていただいて力強く社内の仕組みづくり会のスタートを切ってもらう日になる予定です。第8期生の塾生のみなさんには胸を張って絶対の自信を持ってスタートが切れるようにこの2週間、学びを行動に、行動を習慣につなぎ定着させる試みを気張って行なってもらいたいと思います。2週間後の最終の発表、楽しみにしております。8期生のみんな、がまだせ!

 

今日のアタリマエ

  • 研修のための研修などない。
  • 
学びを実践に移し、成果を上げなければ単なる時間の無駄。
  • あらゆるものは確実に陳腐化する。
  • 再新再生の習慣なくして成長なし
  • 
問題に対して対処を繰り返しても未来は開けない
予防とは根本的問題解決のこと。
  • 根本的問題解決には揺るがない目的意識が必要。
  • 自分の働く目的と事業の目的が重ならなければ軸が定まらない。
  • 何のために?という自問自答を繰り返すことでぶれない目的意識を維持することができる。
  • 自己欺瞞、自己正当化、胆石から脱出する気概がなければ目的に向かうことすら難しい。
  • 自分自身の人生を自分がコントロールするリーダーシップを発揮する事が全ての問題解決、目標達成、成長の根本にある。
  • 心(意識)を変えれば人生が変わる。

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豪雪を融かす熱い会議。@新潟

平成30年2月7日 雪のち一時晴れ

条件付きフライトの顛末

新潟空港にいます。昨日の伊丹空港から新潟行きの航空便は「条件付きフライト」という今まであまり経験がない珍しいフライトとなりました。新潟上空まで飛んで、あまりに天候が悪ければ伊丹空港に舞い戻ってきます。という条件で「大丈夫なん?」と何度訊いても「どうなるかは飛んでみないとわかりません。」とのことでした。私としてはもちろん、スキー場で遊ぶ為に新潟に向かっていたわけではなく、10年来の友人である新潟の株式会社大建建設社の記念すべき初めての安全大会の基調講演の講師としてお招き頂いての新潟行、引き返してのキャンセルも遅刻さえも許されない状況に無く、はてどうしたものか、とずいぶん悩んでしまいました。チケットを手配してくれた旅行会社からフライトの調整が入っている旨の連絡が入ったので伊丹空港には早目に到着していたのですが、「飛んでみないとわからない」と答えられたらどうしようもありません。。

選択肢は2つ。

このまま条件付きフライトの飛行機に定刻通りに搭乗して運を天に任せるか、もうひとつの選択肢は新潟行きのフライトを羽田行きに変更して東京から新幹線で新潟入りするか。のどちらかで、かなり面倒ですが羽田経由でもなんとか間に合う事が分かり、私が迷った挙句、下した決断は羽田行きのフライトに変更してもらう事でした。意を決して搭乗カウンターの女性に「チケットの振替をお願いします。」と言ったのですが、その途端、さっきまで「新潟へは無事に到着するかはなんとも言えません。」と言い続けていた彼女は、「午前中から全部着陸しているので多分大丈夫だと思いますよ、」と言い出しました。新潟の高橋 秀彰社長に電話して天気の状況を聞いたところ、「いい天気になってます。大丈夫でしょう。」とのこと。一度はビジネスマンらしく絶対に間に合う堅い方法を選択したにも拘らず、再度「じゃあ、無事に新潟空港に着陸することを信じて予定通りの便に乗ります」と、変更の変更をすることになりました。

割切りは魂を弱くする。

結局、何事もなかったかのようにちいさなジェット機はは新潟空港に無事着陸、ことなきを得ましたが、新潟空港の滑走路はあたり一面真っ白の大雪原となっており、よくぞ無事に着陸したものだと肝を冷やしました。今回、随分とハラハラした経験をすることになりましたが、今回の大雪に見舞われた中での航空便選択の教訓は、闇雲に堅い方を選択するのではなく冷静に可能性を分析して判断をすべきということです。割切りは魂を弱くするといいますが、迷い、悩むことから逃げ出して簡単な選択に身を委ねてしまうことばかりが良い訳ではなく、あらゆる情報を収集し、慎重かつ大胆な選択をする事が大事ではないかな、いう事です。そんなこんなで、今日は新潟から福岡に飛びますが、ずいぶん早くに空港に来て情報収集に努めた次第。またもや吹雪となりドカ雪が降っておりますがなんとか予定通り、福岡に飛ぶことが出来そうです。(笑)

大建建設スクラム会 第一回安全大会

さて、本題。昨日の夜は、株式会社大建建設の記念すべき初めての安全大会の基調講演の講師として壇上に立って2時間弱、職人の代表という立場で大建建設の社員さん、協力業者会の皆さんに熱く語らせて頂きました。高橋 秀彰社長が会の冒頭、「安全大会というと、現場での工具の使い方や安全衛生活動についての講演や勉強会をするのが一般的ですが、私はそんなことよりも皆さんに意識を高く持ってもらいたいと思い、今回は神戸から職人起業塾の高橋塾長をお招きしました。良い家を作りたい、お客様に満足してもらいたいと思う意識があれば自ずと現場での災害なんかなくなるはずです。」と力強くも熱い語りから安全大会はスタート、私に熱いバトンを手渡されました。私の話といえばいつもと同じ、建築の評価は現場にしかなく、それもお客様が住み続ける限りずっと安心、安全を担保し続けて初めて本当の評価をもらえる事が出来る。それは現場でものづくりに携わる全ての者が一致団結して初めて叶う!そして、「一生あんたに頼む」とお客様から絶対的な信頼を得ることこそが未来の売上、利益を作りあげるのだ。という職人的マーケティング論です。大雪の足元が悪いどころではない中、100名近くにも上る大勢の方が熱心に、真剣に聴いてくださいました。本当にありがたいことです。

ご縁が繋がり世界を作る

実は新潟には飲食店のクライアントがおり、そのお店の新装工事の際に大建建設さんや協力業者会の千代田リフォームさんに工事をお手伝い頂いたりお世話になった経緯があり、グランドオープン後もメンテナンスで動いて頂いたりと今もお世話になっています。その担当者の五島さんも昨日の安全大会に参加されており、また、協力業者会の役員をされているとのことで安全大会終了後の懇親会で話す時間を持つ事が出来ました。私の方からは「いつもお世話になりありがとうございます」と御礼を申し上げたのですが、五島さんの方からは私たちすみれから隔月でお送りしている「すみれ便り」というニューズレターの私が書いているコラムを「いつも楽しく読ませてもらっています」と非常に嬉しいお言葉を頂戴しました。全国の協力業者会や安全大会で講演をさせ頂くのですが、その中でも今回はとりわけウエルカムな雰囲気というか、皆さん熱心に聴いていただけたと感じたのはこのようなご縁がつながっていることにもその一因があったのかもと、これまでの人生すべてが繋がって今の世界が形成されているのだと改めて感じました。真摯に生きなあかんてことですね。

カリスマの承認。

もう一つ、非常に嬉しかったのは大建建設の高橋会長が講演を終えたあと、私が引用したスティーブン・R・コヴィー博士の思想、哲学について大いに共感を持って喜んでくださったこと。なんと、10年前に読んだ「7つの習慣」を今読み返している途中ということで、70歳を過ぎた今も新たな良い習慣を身に付けてまだまだ人生を良くするのだという意気込みを語られました。主体性を発揮する、インサイドアウト、P/PCバランス、影響の輪といういつも私の講演の中に織り交ぜているコヴィー博士が示された在り方、そしてやり方についてもこれまで思索を繰り返して来たとのことでそれらを建築現場の実務に落とし込んだ私の話を手放しで喜び、褒めてくださいました。以前、このブログにも書きましたが、一冊の本、「7つの習慣」との出会いは私の人生を変容させた3つの出来事の中の一つに数えており、これまで20年近くに渡ってそこに書いてある原理原則に則って事業を進めて来ました。私たちのひと世代前に創業からゼネコンを立ち上げられたカリスマの会長に大きな承認を頂けたことは職人起業塾活動の今後にとっても大きな励みとなりました。

 

不良少年のカミングアウト

昨日の講演では(いつもオーバーしてしまうのに、笑)いつになく少し時間に余裕がありました。質疑応答の時間がゆっくりあったこともあり、最後に皆さんに話しておきたい事があります。と付け足しで時間を頂き話したのは、情けない私のカミングアウトでした。それは、「このような大きな会場で年上の先輩諸氏もおられる中、偉そうに壇上で話ましたが、実は私、そんな大した人間じゃないんです。ここにおられる誰よりもダラシなく、ダメな人間でしたし、若い頃は人前では口にするのを憚るくらい世間様に何度もご迷惑をかけて来ました、どーしようもない人間です。そんな私の話を聴いてもらっても響くモノがあるかどうかは分かりませんが、曲がりなりにも真人間になり、20年近く事業を続けて来れて、全国で私の拙い話を聞きたいと研修に参加して貰えるようになっているのはたった一つ、習慣を身につけようと踏ん張って来たからだけです。10年間毎日書くブログで、理解者を増やし、毎日の筋トレで壊れた肝臓を直し、毎月の書道や茶道で心を整え、所作を身につけ、毎年メンテナンスに伺う事でお客様と繋がり続けて来ました。学も金もコネも、何にもない私でも習慣の力を使うだけで人生を切り開く事が出来ました。」と、この機会に何かしらの習慣を取り入れるてもらえればと思いキッカケを提供したのでした。

 

謝辞

大建建設の皆様、スクラム会の皆様、この度は本当に素晴らしい機会を頂き誠に有難うございました。高橋社長にはぽんしゅ館から古町まで、お忙しい中終日、懇切丁寧かつ美味しいアテンドを頂きまして本当に感謝しております。皆様が今回私にくださったご縁がちいさなキッカケとなり、意識を変え、習慣を身につけ、大きなチャンスに変えられることを心から願っております。皆々様のこれからのご発展とご健勝を心から祈念いたします!深謝。

今日のアタリマエ

  • 悩む事、考える事を止めると楽な方に逃げる癖がつく
  • 建築業の評価は現場でしか得られない
  • 評価は完成時だけではなく、住み続け、使い続ける中で生まれる
  • 顧客から絶大な評価を得れば必ず未来の仕事につながる
  • 多くの人が携わる建築現場では一人の意識の低さが全てを叩き潰す。
  • ものづくりを行う全員が現場で成果を出すことにコミットすれば必ず高い評価を得られる
  • 成果を手にするには目標達成能力が必要(P/PCバランス)
  • 状況を変えたいのなら自分自身が変わらなければならない(インサイドアウト)
  • 信頼という影響力を広げていけば、ビジネスは必ず良い方向に回り出す(影響の輪)
  • 経営者と実務者の理念の共有こそが未来を作る
  • 大事なのは何をやるかではなく、どうやるか。

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高断熱高気密工法が建築を自由にする。

2月6日 晴れ

運を天に任す。

今日は新潟へ。土木中心のゼネコンから第二創業でリフォーム事業、そして新築事業と住宅産業への華麗なる転身を見事に成功させた新潟の高橋社長率いる大建建設さんの協力業者会「スクラム会」にて講演の依頼を頂いて伊丹空港から飛び立とうとしています。が、折しも新潟は寒冷前線が降りてきて随分と厳しい雪が降り続いている様で、伊丹空港に向かう途中でエア便の手配をしてもらっている旅行会社から「条件付きのフライトになるかもしれない」との連絡が入りました。搭乗カウンターで確認しても「飛んでみないとわからない」と言うなんとも頼りない返事が返ってきて、どうしたものかと悩んでいますが、実際問題悩んでもしょうがない、、文字通り運を天に任せて飛んでみたいと思います。(笑)

新住協の研修会

昨日は終日大阪にて高断熱、高気密の住宅施工に特化したマニアックな勉強会、新住協の研修会に参加、2社の工務店発表の後は建築家堀部安嗣さんによる2時間にも及ぶ講演を拝聴する機会に恵まれました。常日頃から懇意にして頂いている知り合いの工務店が多数出展されて2年前に神戸で華々しく開幕した里山住宅博in神戸のヴァンガードハウスを堀部氏が設計されたことで(勝手に)非常に身近な存在のように感じておりましたが、実はお会いするのは今回が初めて、勿論、講演を聴くのも初めてのことで、非常に楽しみにしておりました。そして、期待通りというよりも期待を大きく越える素晴らしい内容だったので、私の印象に残った内容から抜粋して以下にご紹介しておきたいと思います。

住まいは幸せをつくる環境

建築とは英訳するとArchitecture、建築する事はbuildingとなります。私達、建築会社はbuilder、建築家はarchitectとなる訳で、建築に対する独自の思想や哲学、世界観を色濃く反映させて建築物を作品として生み出し、残すという意味において私たちbuilderと堀部氏のようなarchitectとは全く違う次元で同じ建築と言う仕事に向き合っていると思っていました。しかし、堀部氏の口から飛び出して来たのは「高断熱、高気密施工と出会って施主の満足度が全く違う」ということであり、建築家はデザイン、意匠を何よりも優先されているのかと思っていた私のイメージは大きく崩れ去りました。そして、断熱、気密施工の細かな納まりを丁寧に設計された上で「立ち去りがたい」と言われるなんとも心地よい空間構成をされて堀部氏独特の世界を醸し出されているのには流石!と舌を巻くことしきりでした。

温熱施工が建築を自由にした。

「あるものを活かす」と言うコンセプトに代表された堀部氏が口にされる言葉は建築好きの私たちにはいちいち胸に刺さり、考えさせられるものばかりでしたがその中でも特に印象に残ったのは、「高断熱、高気密の施工を知って建築の自由度が大きく増した」という一言。屋根や壁の断熱材が分厚くなったり、内と外を明確に分ける断熱ラインを設けたりと、これまで設計に対する条件を増やして自由度を制限すると思われていたのを、日本を代表する高名な建築家の方が「そうではない、建物内の温熱環境を一定にすることで暑いと思われていた二階にキッチンを配置したり、寒いと思われて嫌われていた北側をリビングにしてみたりと間取りの自由度が格段に上がった」と言われたのには本当に驚きました。ほんの数年前まで特別な技術、こだわりだと思われていた北海道で生まれた住宅の温熱環境に留意した高断熱高気密工法が完全に一般化したのだと改めて感じた次第です。ま、2020年には建築基準法の改正により住宅の温熱環境の向上と明示が義務化されることになっている事を考えればあたりまえではあるのですが、、

大工としての夢

最後に堀部氏の作品を紹介するムービーの中で「建築を音楽に例えると設計図は譜面であり、大工は演奏家、設計者は作曲家、そして住まい手もその音楽を自分自身でアレンジして奏でるのだ」とありました。その言葉を聴いてなるほど、と感嘆しつつ、建築って本当に面白いし、やりがいもある素晴らしい仕事だと改めて思い返し、初めて自分で設計した建物を建てた時のシビれるような達成感と高揚感を思い出しました。このところ設計は設計スタッフに、現場は工務スタッフにすっかり任せてしまって建築実務における私の出番は殆ど無くなってしまっておりますが、この面白い建築の仕事を多くの仲間や若衆と共に楽しみながらまだまだやって行きたいと建築実務に携わり、出来ればもう一度大工に戻りたいと心底思った瞬間でした。一度、堀部安嗣先生に設計を依頼して、大工として先生と一緒にモノづくりをしてみたいものだと真剣に考えてしまいました。なかなか高いハードルの目標設定になりましたが、なんとかチャレンジしてみようと思います。堀部先生、その際はよろしくお願い致します!

今日のアタリマエ

  • 住宅は最も身近な環境
  • 暖かい、涼しい住宅に住まうと健康になる
  • 建築の仕事は依頼主の幸せをつくることができる
  • 温熱環境に留意した家づくりは特別なことじゃない
  • 健康な住まいは最低限、その上で居心地のいい空間構成をつくるべし
  • 建築って面白い。

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