日別アーカイブ: 2020年6月5日

社長になったギター少年。#職人にこそ夢がある。

令和2年6月5日 晴れ

オフラインでこそ見えるもの。

今日は久しぶりに東京にて職人起業塾の研修講座を開催しました。緊急事態宣言も解除されて、東京都の自粛要請もステップ2に移行したことを受けて、ズームを使ったオンライン講座から、対面式のグループコーチング戻してみましたが、いざ蓋を開けてみると、会場をお借りしている水道橋のシップ社のセミナー室に集まったのは埼玉からの1社2名のみで、静岡や茨城の熟成は皆オンラインによる参加を希望されると言う、少し拍子抜けした感じになってしまいました。私の意気込みが空回りした感が否めませんでしたが、コミニケーションは時間ではなく濃度が重要で、対面しているからこそ汲み取れることや、伝わる部分が必ずあると思っています。少人数の肩の力が抜けた雰囲気にはなりましたが、コーチング形式の研修はやっぱり対面がいいなと感じた次第です。

神戸の後輩と東京で再会。

夕方、研修を終えた後、たまたま東京に来ているとFacebookの私の投稿へのコメントで連絡があった、高校時代に一緒にラーメン屋さんでアルバイトしていた後輩と新幹線の最終電車までの時間、ほんの少しだけですが会う時間を設けました。その彼とは、数年前にSNSを介して私を見つけたと連絡があり、30数年の時間が経過した今も、お互い神戸を拠点に活動していると言うことで、久しぶりに会って酒でも飲もうとやり取りを交わしておりましたが、なかなかタイミングが見つけられず、ずるずると数年間が過ぎてしまっておりました。結局、再会を果たしたのは神戸を遠く離れた東京で、しかも最終電車までの慌ただしい時間になったのは、若干、不思議な感じではありましたが、固く握手を交わし再会を喜びました。

失っていた時間。

私は高校を中途で退学している上に、在学中は一応柔道部に在籍しておりましたが、ほとんどアルバイト生活に明け暮れており、学生時代の想い出がほとんどないと言っても過言ではありません。しかし、不思議なもので数十年ぶりでも後輩と会って昔話に花を咲かせるとすっかり消えていた記憶があれこれと思い出され、なんだか甘酸っぱいような、懐かしい思いが頭の中を駆け巡りました。その彼は、決して多くは無いであろう私とのやりとりを結構細かな事まで覚えてくれており、昔話を披露してくれる度に、そう言えば!とその当時の出来事と共に脳裏に一人暮らしをしていたマンションやアルバイト先のラーメン店、学生時代に入り浸っていた板宿の街並みの映像が浮かび上がり、失っていた過去、は大袈裟ですが、改めて自分が過ごした時間を取り戻した様な気分になりました。

隔絶の記憶。

ほんの少しの時間の彼とのやりとりの中で、高校生だった当時、私のマンションに彼が遊びにきたことがあるとのエピソードが出てきました。なんでも、(高校生だったにも関わらず)彼を家に招いて、私はビールを冷凍庫で冷やしていたらしく、彼は冷凍庫の中で爆発したビール瓶の事を鮮明に覚えておられました。私は全く記憶になかったのですが、一歳年下の彼の事を兄貴ヅラして可愛がっていたんだと思い出したと共に、どちらかと言うとヤンキー系だった私と全く毛色が違う、アーティスト系で髪の毛を伸ばしていた彼が、ギターを買うお金を貯めると言ってアルバイト先にやって来て、目標額を貯めたらさっさと辞めていったのを思い出しました。その時は、俺には関係ねー、と別段、なんのリアクションもしなかったと思いますが、髪をなびかせ飄々と去って行く若かりし彼の姿と共に、一抹の寂しさと、生活の為ではなく、趣味のためにアルバイトをしていた彼に対する羨ましい気持ち、そして、価値観というか、志向の違いをはっきりと認識したのを思い出しました。

職人社会の恩恵。

35年ぶりに再会した彼は、20代の頃から建設業界で独立起業し、小さい所帯ながらも今も立派に職人兼経営者を務められている様で、若い時の音楽少年の面影はすっかりなくなって、経験に裏付けられた自信に溢れた骨太の男になっていました。握手した瞬間に、私と同じ業界に長年おり続け、今も現役で活躍しておられるのは言葉を介せずとも十分に伝わり、住む世界が違うと思っていたのに、結局、私と似た人生を歩んで来られているのを嬉しく感じました。改めて感じたのは、建設業界には夢があるという事です。私自身、学歴社会からドロップアウトしてクズの様な青年時代を送っておりましたが、職人の世界に飛び込んだお陰でなんとか真っ当な道で生きてこれたのですが、(絶対にサラリーマンになれるとは思わなかった、笑)本気でアーティストになるのかと思っていた彼が、彼の本意かは分かりませんが、今では立派に施工会社の社長として活躍しているのも、低いハードルで自営業として起業できるこの業界ならではだったのではないかと思います。そしてタフな状況を乗り越え、人が嫌がる仕事を引き受ける事で、自信と影響力を身に付けられるのがこの建設業界で、文字通り、やる気次第で未来を切り開ける職業だと思うのです。

職人にこそ夢がある。

この度のコロナ禍で全く先行きが見えなくなった現在の日本経済は、そもそも圧倒的な少子高齢化が顕在化してくる事もあり、内需が激減し、構造的な不景気の嵐が吹き荒れる事になると思われます。私たちが生業とする建設業界でも住宅は余りまくり、土地はダブつき、企業の設備投資も減少するのが既定路線です。業界全体を俯瞰してみると、衰退産業なのは間違い無いのですが、常に市場は需給のバランスの上に成り立ちます。市場の縮小より急速に進む職人不足は他の産業に比べてオートメーション化が最も困難な分野でもあり、建設業者ではなく、職人会社だけは現在、既に、需要に供給が追いつかない状況になりつつあります。最近の若者に最も人気がある職業はYouTuberらしいですが、夢があるという点に関して言えば、今後、職人も負けず劣らずのいい職業になるのではないかと思っています。とにかく、現場でのものづくりは最高に楽しいし、建物が出来上がった後の達成感はハンパなく気分を高揚させてくれます。世の全ての学校、学歴社会に馴染めない若者に職人としての生き方の素晴らしさを伝えたいものです。(笑)


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