終わりから考える。

令和2年9月16日曇り

黙祷

水曜日は朝活の日。今朝も夜明け前に起き出して、BNIドリームチャプターの定例会にオンライン出席から1日がスタート。いつもはメンバーの皆さんが早朝から非常に元気よくモチベーションを高めてくれるのですが、今朝はいつもと少し様子が違い、しんみりした会になってしまいました。それは、現役メンバーではありませんが、前期まで一緒に活動していた北村さんが急逝したとの連絡が入って来て、本日がその葬儀当日だったから。自他共に認める憎めないネガティブで、あまり表に立たないながらも影でメンバーのためにコツコツと貢献してくれていた故人を偲んで黙祷からのスタートとなりました。北村さんが担当を外れて止まってしまっているドリームチャプターのfbページを今見ると、私の投稿のシェアを熱心に行ってくれており、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。https://www.facebook.com/dreamBNI/

自己嫌悪

彼がメンバーから離れたのは、前期、私がプレジデントを進めていた時で、勤めていた会社を退職、BNIからも離脱する際も他のメンバーを通して心身ともに心配だと言うような話を私は耳にしていました。何かしてあげたい、私にできることないか?と繰り返し自問自答しておりましたが、結局、日々の忙しさにかまけて何もできなかったのが実情で、こんなことになって初めて自分自身の意気地のなさというか、無力さというか、思いやりに欠けるというか、行動力のなさというか、冷徹だというか、責任感のなさというか、人の課題を自分の課題して捉えられない器の小ささというか、とにかく自己嫌悪に陥ってしまいます。

手遅れの自己満足

昨夜遅くに北村さんの通夜が昨日で、葬儀が今日の午前中に行われると連絡があり、昨夜は遅くまで予定が入っており、さすがに参列は無理だと諦めました。ただ、今日は比較的予定の調整がしやすかったこともあり、向かおうと思っていたお客様宅のメンテナンスはスタッフに任せて、朝の定例会後、喪服に着替えて最後のお別れにだけは行く事が出来ました。しかし、いつも葬儀に参列する度に感じる、これは故人の為では無く、結局、自分自身の不甲斐無さを誤魔化すための自己満足なのではないかとの想いが去来して、葬式に出るくらいならもっと前の段階で、何か行動出来た事があったのではないかと、余計に自分自身に対して情けない気持ちが強くなった次第です。とにかく、北村さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

終わりから考える。

湿っぽい感じの今朝のBNIドリームチャプターの定例会の最後は、故人が兄貴の様にしたっていた香園さんが担当されました。ルールではポジティブな言葉で締めくくる事になっており、どんな言葉を口にされるのかと心配していたら、香園さんは「7つの習慣」の中から、終わりから考える。の原則を紐解いて、私の著書の中でも取り上げており、職人起業塾の研修のワークにも取り入れている、「自分の人生が終わる際に、誰に、どの様な言葉をかけられたいですか?」との問いをメンバー全員に投げかけられました。経営者として、一家の長として、伴侶として、コミュニティーのメンバーとして、人は生きていく上で様々な立場や役割を持っています。その、それぞれの立場で最終的にどの様に在りたいか、他者とどの様な関係性を持っていたいかを明確にイメージする事で、「本当に重要な事」に気づき、その為に貴重な人生の時間を使って貰いたい。との香園さんのメッセージは深く胸に染み渡りました。

合掌。

北村さんの死因は私がそれで逝くはずだった肝硬変との事でした。肝臓は運動で治るから、と彼に数回アドバイスをしたのに、(自分は毎週ランニングをしているにもかかわらず、)一緒に運動をするところまで誘えなかった事が今になっては悔やまれます。そして、彼の人生が満足いくものだったか、無念だったかは私には分かりません。ただ、彼の死は、直接、間接的な原因がどうあれ、ご縁を持っていた以上、いくばくかは私にも責任があることを胸に刻み、今後、願わくば二度と後悔する事がない様に、自分の心に素直に正直に、行うべきと思った事を優先して行える素直さを持って、ご縁を頂いた方に感謝される行動を選択したいと思います。それがせめてもの、私が出来る彼への供養ではないかと思います。合掌。


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