マネジメントが機能しない理由。#マーケティングマネジメント一体論

令和2年9月19日晴れ

シルバーウイークはWS三昧

秋の大型連休、シルバーウィークのスタートの日。世間様では4連休の初日との事ですが、相変わらず私にはあまり関係なくて今日も朝から夜までぎっしりと予定が詰まっており、おかげさまで忙しくさせてもらいました。事務所ではさとーくんがエントランスのサイン工事に奮闘しており、新しくなったロゴの施工写真と共にお送りします。(笑)
午前中は新築をお考えのお客様にお越しいただき、スタッフと一緒にカスタマージャーニーマップのワークショップを行いました。ヒアリングシートでいただいていたご要望には、コンパクトで快適な住宅を書かれていましたが、日々の暮らしの中で感じておられる些細なストレスや、新しい住宅での過ごし方を強烈にイメージされている部分が明らかになり、これからプランを立てるにあたり、非常に有意義な時間になったと思います。

マネジメント改革WS

昼からは、一般社団法人職人起業塾で今年から新たにスタートしたものづくり企業への支援事業、インナーブランディングの3つ目のステップであるマネジメント改革の進化したマインドマップを使ってのワークショップの補講を行いました。ブランディングの基礎であるインナーブランディングでまず初めに取り組むべきは、人事制度の整備であり、役割と責任と報酬の関係をつまびらかにする等級制度を導入して、マネジメント層と呼ばれるリーダー、もしくはリーダー候補にやるべきこと、進むべき道を明確にしてもらうことです。このステップでは人事制度改革をスタートしてもらった企業に運用のステップとして、マーケティングとマネジメントの両面から事業の全体像をを把握してもらうことで事業計画の刷新を図り、経営者とリーダー層が一体となって取り組む体制を整えてもらって事業計画の実施スピードを早めてもらうまでを目的にしています。

リーダーシップとは他者の課題を引き受ける器量

今日の補講の冒頭の説明で、「人の器の大きさ」についてを研修を受講する上でのマインドセットの1つとして話しました。事業を行っていく上で、時にキリがないとさえ思える、ビジネスモデル構築の為のタスク、数々の課題はその殆どが経営者の課題になってしまっています。リーダーシップを発揮するとは、一見、他者の課題として割り切ってしまいそうなことを、自分自身の課題として取り込む器の大きさをさしており、経営者の課題だけではなく、同僚や後輩の課題を解決すべくモチベーションを燃やすようなリーダーになってもらいたいとお願いしました。事業の根幹と言われる人事制度、その改革の目的は役割と責任と報酬を明確に示し、従業員さんに自分の努力、取り組み次第で役割を広げて、未来を切り開くことが出来る事に気付いてもらう事にあります。そして、役割を引き受けると自ら手を上げるリーダーを生み出し、経営者と力を合わせてビジネスモデル構築のためのタスクを片付けてもらいたいと思っています。

マーケティングマネジメント一体論

事業を存続させる売り上げ、利益を生み出すマーケティング、そしてそれを支える組織を運営するマネジメントは常に表裏一体で、密接な関係を持っています。私たち職人起業塾のコミュニティーではマーケティングとは「市場の創造」と定義しており、新規顧客創造と既存顧客との信頼関係構築によるLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)を引き受ける仕組みづくりを指しています。そして、VUCA化と言われる外部環境の激しい変化にさらされる今の時代には、競争が激しい新規顧客の獲得よりも、一度購入してもらった事のある既存顧客からのリピート、紹介を重視するべきであり、中長期の視点を持ってLTVを引き受ける事で安定的な経営の基盤を築くべきなのはごく当たり前の選択だと思います。

マーケティング実行のの主体は顧客接点

新規顧客の創造は本来、同業他社が行えていない問題解決を提案する事で成り立つもので、社会を良くするイノベーションがその根底にあるべきで、これはおいそれと誰にでも出来る訳ではありません。中小零細企業にあっては経営者がその役割を担うことが多いというか、殆どだと思います。翻って、既存顧客との信頼関係の構築は全ての顧客接点に鍵があり、それは逆に経営者にはカバーしきれず、従業員に任せるしかないのが実情だと思います。このように考えると、マーケティングは従業員が担い手の中心であり、実践者となります。従業員の考え方やスキル、人間性がそのままマーケティングを支える資源であり、その成長こそが企業の成長に直結することになります。やっぱりマーケティングとマネジメントは表裏一体なのです。

マネジメントが機能しない理由。

マネジメントの実務を細分化すると、人事制度(賃金制度、等級制度、評価制度)の構築から始まり、人材採用、人材育成とそれを支える教育制度、そして同じ目的を共有し、目標達成を繰り返すことができる組織作りとその運用となります。特に、チームで戦うにはゆるぎない目的意識を全員が持つ事が不可欠で、事業の目的=経営理念を全てのメンバーがあらゆる業務で体現する事、その実務のチェック(Ex,顧客アンケートなど)と検証、改善がマネジメントの最も重要な部分になると思っています。このように並べると、一言にマネジメントと言ってもそのタスクは多岐に渡り、大企業のようにそれぞれに専門の担当が配置されていればまだしも、そうでない中小零細企業では経営者一人がマネジメント担当として奮闘されていることが殆どですが、一人では到底手に負える代物ではないのは誰の目から見ても明らかだと思います。これが、私達が、経営者と同じ志を持って、マネジメント層に入ります、と言ってくれるリーダーを育てるマネジメント改革を行なっている理由です。

進むべき道が拓けた。

今日のマネジメント改革のWSを終えて、焼肉懇親会への移動する道すがら、職人起業塾の卒塾生で中堅の大工であるOさんに感想を聞いてみたところ、「社長のやっている事の全体像が見れて、それがなぜ必要かを話してもらう機会が出来て良かったです。」と言っておられました。そして、「大工として現場で働くだけでは先が見えていたし、後輩を引っ張る立場になって来たのに、自分がどん詰まりでは下の者に希望を与える事が出来ないので悩んでました」と言われていました。そして、「今回のWSに参加して、社長がなぜいつも一生懸命に学びに出かけるのかも分かったし、自分も役割を買って出て、新しい道を進もうと思う」とのことで、私が伝えたかった事が、ダイレクトに伝わり、それが一歩進んだのを実感する事が出来ました。これから年末まで、忙しい中、厳しい宿題がてんこ盛りで大変だと思いますが、来年からの建築業界淘汰の時代に備え、事業の根幹をしっかりと固めてもらいたいと思いますし、私も一緒に取り組んで行きたいと思います。本日は連休の初日から、お疲れ様でした!(笑)


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