若手職人へのフューチャーペーシング。

平成31年4月5日 快晴

日本一暑い街。

今日は朝から埼玉へ。生まれて初めて(電車の乗り換え程度ですが)訪れた日本一暑いとして有名な街、熊谷はやっぱり東京と比べて随分暖かくて昨夜の大阪でひんやりした夜風が吹いたいたのと比べると天と地ほどの違いでした。やっぱり、毎年夏のニュースで報道されるだけあって日本一の評判は伊達じゃないねー、なんて思いながら、秩父線の持田駅で電車を降りて10分ほど歩くと汗ばむ陽気どころか汗が噴き出す夏並みの暑さ。さすが!日本で最も暑い街だと驚いてしまいました。伺った先のJBN大野によると4月の初旬にもかかわらず夏日を記録したとのこと。恐るべし埼玉、でした。(^ ^)

職人内製化に取り組むトップランナー

今回の北関東への出張は職人の内製化と若手育成に取り組まれている建築業界のトップランナーであり、リーダー的存在の経営者にお話を伺い、今後の方向性をお聞きした上で一般社団法人職人起業塾でお手伝い出来る事があれば、研修に社員職人を派遣頂き私達のコミュニティに入って頂き一緒に現場マネジメント改革の活動を広めるお手伝いを頂きたいというお願いです。今日は全国の工務店を束ねる唯一無二の団体である一般社団法人JBN(日本工務店協会)の会長でもあり、創業100年をゆうに越す、地域密着の優良工務店として有名な株式会社大野建設の大野社長と常務にお時間を頂き、たっぷりと意見交換の時間を持ちました。

職人不足問題解決の切り札。

一括りに工務店と言ってもその業態は実は様々です。分譲住宅の販売を中心にした不動産系、注文建築のみしか行わないこだわりのモノづくり系、地域に溶け込んで新築から商業施設、リフォームまで幅広い業務を行う地域密着系と大まかに3つに分類されるのですが、その地域密着系の工務店の代表格が大野建設社で、何と、100年前のお客様と今もお付き合いを続けておられ、古くからのお客様の紹介と繰り返しの注文で売り上げを作り、事業を拡大してきたという、私達、工務店が目指すべきモデル、お手本のような企業です。そんな全国の工務店の頂点に立たれる大野社長に先日、京阪神木造住宅協議会の総会でご講演を頂いた際、その冒頭で深刻化する職人不足問題に言及されて「若手職人育成は社員化しか無い!」と断じられました。その言葉に多いに感銘を受けて今回の訪問となった次第です。

職人の正規雇用を増やしたい。

今では工務店と言うよりもゼネコンと呼ぶ方が相応しい、地域で圧倒的知名度を誇り、住宅以外にも病院、ホテル、工場と大規模な建築も手がけられる大野建設社も明治時代の創業時は宮大工からスタートされたらしく、現社長が入社された40数年前には20名以上の職人が自宅に住み込みで働いていたとの事でした。宮大工の創業者からの伝統を守り、今も社員大工を雇用、若手の育成に尽力されておられて、もちろん、完全に労働基準法に準拠した就業規則や賃金規定を整備されています。「今後は職人の高齢化が進み以前に比べて人員が減少した社員大工を増やして自社で新築する木造建築は全て自社大工での施工への切り替えを実現したい」と常務は熱く語られておられ、「それなら是非私達にもお手伝いさせてください!」と職人起業塾への参画を強くお勧めしました。

消去法からの脱出。

この20年間、職人の数は圧倒的に減少し続けました。その原因は長年のデフレによる単価の低下、分業化を進めて工数を明らかにしてコストカットが繰り返された等、様々ですが、とにかく建築業界は若者に不人気なのは間違いなく、この改善が無ければ職人不足に歯止めがかかる事はありません。その最低限の取り組みが正規雇用であり、社会保障を整える事ですが、それだけで若者が離職せずに一人前の職人になるまで下働きが出来るかと言うと甚だ疑問で、消去法で職人になるのでは無く、ポジティブに職人という仕事の素晴らしさを受け止め、立派な職人になりたい!と思える事が必要です。

素晴らしい未来の体験。

マーケティングコンセプトに「フューチャーペーシング」との概念があります。未来を詳細に、強烈にイメージさせる事でモチベーションを高め、行動に誘う手法ですが、若い職人に積極的な仕事への姿勢を保って貰いたいと思うならば、職人として生きる延長線上に明るく、希望に溢れたワクワクする暮らしをイメージしてもらうべきで、これは技術の習得だけでは絶対に見えません。将来、もし病気になっても怪我をしても、年老いても、安心して暮らせるには、単なる肉体労働者ではなく、知的労働も同時に行える様になるべきで、現場での経験、知識を生かして顧客に対する付加価値を生み出す意識を持つ習慣を持つだけで全く違う未来が見えてきます。現場技術者のみが生み出せる価値と共に顧客に対する本質的な価値を生み出す事、職人起業塾ではそんな学ぶ場を提供しており、技術+@の人間力を身につけて未来を切り開いて貰いたいと思い全国行脚を続けています。今回も素晴らしいど縁を頂けた事に心から感謝致します!


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建築実務者向け実践型現場マネジメント研修
□ 第14期生  【 東京会場   2019年6月24日~ 12月6日 】
□ 第15期生  【 大阪会場   2019年7月19日~ 1月16日 】

職人起業塾14期、15期募集

◆【元祖】職人起業塾は無料でご参加頂ける原理原則系マーケティングに特化した勉強会です。

次回の開催は4月17日(水) テーマは「タイムマネジメント」です。
時間(=人生)のマネジメントについて改めて考えを巡らす時間を持ちませんか?「今の時間の使い方で未来に手に入る成果は大きく変わるのは分かっている、でも、忙しいし、、」と私も長年悩み続けておりましたが、少しずつですがマネージ出来る様になって来ましたよ。(笑)

68回【元祖】職人起業塾&波動セラピー


◆一般社団法人職人起業塾オフィシャルサイトリニューアルしました。

原理原則系マーケティングに取り組んで見たいとお考えの方は一度のぞいて見てください。 実践型現場マネジメント理論、動画なども公開しています。 その他、研修のお申し込み、問い合わせ、補助金の活用などの情報も集約しています。 https://www.shokunin-kigyoujyuku.com

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令和の時代を生きる大前提。

平成31年4月4日 快晴

良くも悪しくも春爛漫。

今日も雲一つ無い良い天気になり、花冷えも一段落、安心して上着無しで出掛ける事が出来ました。が、良き事と悪しきことはワンセットなのがこの世の常、朝の起き抜けからクシャミが止まらないわ、喉はイガイガするわで花粉に悩まされる一日にもなりました。何とかならんもんかな、と思いつつ、SNSでボヤいて見たところ、音信不通?に近いくらい何年も会っていない親父が「鼻の穴にワセリンを塗ると花粉症は治るで」とコメントを書き込んでくれました。超久々の親子でのやりとり、SNSでどこにいても繋がる情報化社会、てか、花粉症も悪くないね。(^ ^)

 新住協関西支部の研修会

今日は昼から新住協の研修会に参加、テーマは「換気」について。北海道の室蘭工科大学で鎌田教授が立ち上げられた住宅の断熱、気密の設計と施工に特化したマニアックに過ぎる研修会は関西では毎回70人もの建築関係の人達が集まる大人気のコミュニティーとなっています。すみれがゼロエネルギー住宅に取り組み始めたかれこれ8年ぐらい前、建物の数値化と断熱、気密施工について本格的に勉強しなければと考えて、ご教授をお願いしたのが新住協の関西を代表する理事であられるダイシンビルド清水社長で、ちょうど新住協関西支部をこれから立ち上げるタイミングでした。もちろん、関西支部の立ち上げから私達も入会し、住宅の温熱性能=省エネ性能について勉強させて頂いて随分と助かりましたし、今日も素晴らしい学びを頂きました。

 情報のチカラ。

昭和の時代は経営資源を「ヒト、モノ、カネ」と言っていましたが、平成ではそこに「情報」が付け足されるようになりました。情報化社会への革命が起こっていると言われて久しいですが、時代の変化に敏感に対応する企業や経営者と、そうでもない人との格差がどんどん広がっていると最近とみに感じます。昨日のブログにも書きましたが、駐車場代がタダ同然に安くなるのも情報、住宅を取得した後の莫大な光熱費を払わなくても良くなるのも情報、低金利時代だからこそ危惧されると言われているローン破綻のリスクから逃れるのも情報。情報収拾とその理解が出来ていないとこれからの令和の時代は生き残ることが難しいと言わざるを得ません。

 無知は罪。

正直に言っちゃうと、新住協のマニアックな勉強会に私が参加したところで、実際の設計、施工に私が直接携わることは殆どありません。忙しい中、何の為に研修会に出席するかと言うと、完全に情報収集の為で、お客様が一生に一度しかないかも知れない大きな買い物である住宅を提供する事業者として、ありとあらゆる最新の情報を拾い集め、その情報がどのような効果や影響があるかを検証しておく必要があると思っているからです。「無知は罪」と言いますが、私たちは建築のプロフェッショナルとして知らなかった、では済まされない重い責任を負って事業を行わなければならないと自覚しているからで、今でも建築にまつわるすべてのことを理解しているわけではありませんし、知らないことによる罪を犯していたことも多々ありますが、少しでも責任を果たせるようになりたいと思い努力しています。

 1次情報の取得と発信。

そして、インプットした情報はアウトプットしてこそ初めて自分のモノになる。業界の最新の情報とはネット上に転がっている真偽の程も明らかでないあやふやなものではなく、自分の目で見て、耳で聴いて、咀嚼してから人に伝えることが重要だと思っています。これまでも散々、様々なセミナーや講演会、見学会に参加したり、今年もマスターコース入学に願書を提出して合格した UXデザインを学ぶ「Xデザイン学校」に3年も通い続けたりと勉強を続けておりますが、これで大丈夫。と思える兆しさえ感じた事がありません。情報過多と言われるくらい、情報が溢れかえる今の時代こそ、自分自身で直接体験した一次情報をいかに集めるかが重要だと思っていますし、このブログをはじめ、職人起業塾の研修や社内の勉強会で取得した情報を発信する事こそ、研修会に足を運ぶ意義だと思っています。そんなこんなで久々に神戸でオープンセミナーを開催しますので情報収集の重要さを感じておられる方は是非覗きに来てください!(^ ^)


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いくら払うかよりも誰に払うか。

平成31年4月3日晴れ

新年度スタート。

水曜日は朝活の日。今日はBNIドリームチャプターの年度始めの定例会で、新しく刷新されたリーダーシップチームのファシリテーションによるミーティングが行われ、これから半年間のチームが目指す方向性について早朝から熱いディスカッションが繰り広げられました。出張やゴルフコンペ(仕事の一環ね)と重なり欠席がちな私も今回は初めて役員の末席に名を連ねさせてもらうことになり、チームへの貢献を今一度、考え直さねばと気合を入れ直した次第です。

オープンセミナー@神戸やります!

毎週水曜日に朝活の定例会を行っているのは三宮コンベンションセンターの二階にあるウェイアウトというコワーキングスペースで、こだわり抜いたかっこいい内装と用途に合わせて使えるバリエーションに富んだレイアウトが特徴のとても居心地の良い空間です。先月、大阪で開催した一般社団法人職人起業塾のオープンセミナーが募集から早々に満席となり、お断りした方も多かったのを受けて追加の開催を企画しておりましたが、たまには地元神戸で開催したいと言う私の想いもあり、この度そのウェイアウトでオープンセミナーを開催することになりました。基本的には工務店経営者向けのセミナーですが、原理原則系マーケティング理論の実践がテーマですので、異業種の方もそれなりに楽しんで参考にしていただけると思います。希少な神戸開催ですので、地元神戸の方はぜひご参加ください。参加費は3000円ですがブログ見たよと言っていただけると、無料ご招待となります。(笑)

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グレーなパーキング料金問題。

そのウェイアウトがある三宮コンベンションセンターの周囲にはたくさんの駐車場があります。公共交通機関を使わずに、車で行っても駐車するところに苦労しないのも利点の1つですが、駐車料金はまちまちで、しかも最近のパーキングは非常に料金が分かりにくく、1日最大700円と大きく表記したその下に小さく平日のみと書いてあったり、駐車から24時間1000円と書いてあったものが、「24時まで」にこっそり書き変えられていたりとフェイントも多く気が抜けません。うっかりしていると、朝活の後にミーティングをして少し時間がかかると2000円も3000円も駐車料金に取られることがあり、何となくモヤモヤしながら帰ることが少なからずあります。

駐車料金は餃子代?!

つい先日、今季から新たにBNIメンバーにはいられた中村さんとそんな話をしていたら、「少し離れたところにある餃子の王将が入っているビルの駐車場に止めると、王将を利用したら24時間駐車料金を無料にしてくれる、いつも駐車料金の代わりに餃子の持ち帰りを買って帰るんです。」との面白い情報を話されており、早速、本日利用してみました。ちょうど今日は朝活の後にフットケアに行く予定があり、早朝から昼過ぎまで車を止めて、帰りに王将に立ち寄って持ち帰り餃子2人前476円を買い求め、パーキングチケットの処理をしてもらいました。中村さんが言ってた通り、駐車料金はこれでオッケー!、これが、想像したよりも随分と嬉しい体験で、こんな些細なことに自分が喜ぶことに少し驚いてしまいました。(笑)

(お金を)いくら使うかよりも誰に使うか。

冷静に考えてみると、6時過ぎから1時までの5時間駐車すると、いつも止めている駐車場の料金は4000円になります。それが歩いて3分ほど離れた場所に停めただけで、500円も払わずに、おまけに大好きな生餃子がお土産でついてくると言うのは上下を考えると天と地ほどの開きがあります。餃子の王将のオープンは午前11時なので、朝活の後、ミーティングなどで時間がかかりそうな方は絶対的にオススメします。(笑)

ブログにわざわざ書くほどでもない、ローカルに過ぎるお得情報かつ、ちまちましたネタで恐縮ですが、どうせお金を使うなら有意義な使い方をしたいと思うのは誰しもが思うこと。(お金を)いくら使うかも大事ですが、誰に使うかも非常に重要だと思うのです。特に私が気をつけているのは、本を近所の書店で買うこと。一時はアマゾンで調子よく本を取り寄せておりましたが、地域の本屋さんがバタバタと潰れていくのを見るにつけ、これじゃあかんと、iPhoneのアプリでアマゾンのカートに入れた本を近くの本屋さんに見せて取り寄せてもらうようにしています。脱、アマゾン活動ですね。

あなたに払いたい。と言われたい。え

他にも、最近よく話題に上るのは、住宅の取得をされる方に、新築時に断熱性能を上げて、太陽光発電を搭載して2,000,000円のイニシャルコストをかけると、ZEH(0エネルギーハウス)仕様になり、時エネルギー換算で光熱費を0円とするのと、昭和平成初期の時代に建てた住宅と同じままで、毎月20,000円の電気代を長年払い続けるのとどちらがいいですか?と言う質問です。年間240,000円が30年で7,200,000円、 それだけの多額の費用を電力会社に払うのと、自分の家に設備投資としてかけておくのと少し考えればどちらがいいか簡単に答えが出ると思います。このような提案をしつつ、私たち地域に根ざす事業者は、前述の餃子の王将のように、どうせだったらあなたのところに払いたいと言ってもらえるような関係性やポジションを確立するべきだと思います。いい勉強になりました、中村さんありがとう。(笑)


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怒号コーチングと全員経営。

平成31年4月2日 快晴

花冷え。

雲一つ無い晴天に恵まれた新年度2日目は最高に爽やかな天気でありました。しかし、世の中はすべからず表裏一体、やっぱり花粉かPM2.5か分かりませんがアレルギー物質の飛散が多かった様で、そんなに表を出歩いていた訳でも無いのに夕方の工務部メンバーとのMTGを始める頃には首の後ろや耳の中が痒くて仕方なくなる状態になってしまい、機嫌が悪い感じのまま始めたMTGではネガティヴ発言を繰り返すスタッフにいつになく、声を荒げて怒鳴るという失態を晒してしまいました。。大いに反省です。(-_-)

ガテン系コーチング。

MTGを終えた後、私に怒鳴られた本人が「決して否定的意見ばかりを言っているのでは無いので誤解しないで欲しい。やるべき仕事が多すぎて現場の品質を保つのが大変なのでもう少し何とかしたいと思っただけです。」と釈明と言うか補足をしに帰ってきてくれて少し救われましたが、長年、好き勝手言う大工達を集めた職人集団の仕切りに使ってきた頭ごなし手法はなかなか抜けきれません。とは言いながらも、最終的には私の主張をごり押しするのでは無くスタッフの意見を取り入れて主体性に任せる決定を下すので、ガテン系コーチングだと思っています。(笑)

効率とサービスの両立

工務部スタッフとのMTGで怒鳴るくらい熱く向き合っている理由はモチロン、スタッフの働き方、暮らしをより良く改善したいからです。すみれでは社員大工、女性設計社員の生涯所得を地方公務員と同程度まで引き上げる事を目指しており、その為の仕組み作りを試行錯誤を繰り返しながら模索し続けています。先ず行うべきは何と言っても安定した業績を生み出し続けること。それを叶えるには出来るだけコストを抑えた競争力の維持を含めて、工事品質を保ちながら顧客へのサービスを充実させて絶対の信頼を寄せてもらう事が不可欠で、適正価格で最高の顧客体験を提供できなければなりません。

効率ではなく効果性。

すみれでは、自社職人の数しか現場をこなさないため、限られた人数で顧客サービスを充実しながら売り上げを作らなければなりません。スタッフに満足してもらえる分配をするには効率を上げるだけではなく、一人ひとりの効果性を高めなければ実現は不可能です。当然、1人で行う業務範囲は広がり、多くの役割を担ってもらうことになります。しかも、すみれには体育と女性の設計しかおらず、アフターサービスや営業部門は全員で賄う仕組みとなっており、いわば全員営業で目標数字を持って業務に当たっています。ありがたいことに毎日引っ切り無しにお客様やそのご紹介でリフォームや店舗リノベーションの現場調査やメンテナンスのご依頼を頂き、現場で大工兼、施工管理として担当している工務部スタッフがその対応にあたっています。

 どっちつかずが最悪?!

ありがちな話ですが、現場が佳境に入ってくると担当大工は現場から離れられなくなり、そんな時に限って新規の問い合わせも増えたりします。現場とお客様対応の両方に追われて煮詰まったスタッフはキャパオーバーだと言い出して、どっちもやっているとどっちもダメになる。どちらかを選ぶべきだと思いがちです。耳障りの良い言い方をすると選択と集中とでも言うのでしょうか。今日のMTGでもそんな話が出て、何か体制を整えないとダメです。と泣き言に近い?提言というよりも相談がありました。私の答えはシンプルで、「どっちもやれ」の一言です。(笑)

職人正規雇用に1億5千万円の投資

建築業という業態はそもそも繁閑の差が激しい業態で年間通しての業務の平準化は非常に難しい仕事です。そのギャップを緩和する最も簡単な方法は外注を増やして内部で人材を抱えるのを減らすことです。忙しい時だけ人を雇う形態ですね。現在の工務店のほとんどがこの方式をとっており、忙しくなったら大工をかき集め、工事を行うやり方になっています。われわれは、敢えてその簡単で安易な方法を捨てて面倒で大変な自社大工による工事内製化とその育成を選択をしているわけで、大変なのは元から織込み済みです。ちなみに、15年以上前に大工を正規雇用せずに外注扱いにしていた時と、今の完全正規雇用とでは会社がかける経費は圧倒的に違い、15年間で一億5千万円を超える福利厚生費を負担しています。国民保険と社会保険の保証が格段に違うはずですね。(^ ^;)

ミッションインポッシブル

何故、私が自ら進んで大変で面倒な上に莫大な費用がかかる職人の正規雇用を行なっているか?その答えは明確で、創業時のmissionに「職人の社会的地位の向上」を掲げているからに他なりません。私の事業の目的はまず自社の職人、スタッフとその家族に人並みの安心と未来への希望を渡す事を通して、安定した環境で働く職人が安定した結果、成果をあげる安定したビジネスモデルを構築し、そこで培った手法や育成のプログラムを広く日本中に公開することで、職人として働く素晴らしさを体感してもらえる様にしたいのです。若者が職人に憧れる世の中にしたいと思っています。

全員起業家、全員経営。

すみれの大工は兎に角仕事が多く、私が言うのも何ですが大変です。(笑)現場作業は元より、施工管理とそれを行う為の資格取得、売上目標を達成すべく数字も持たされていますし、現場が終わったら終始精算も行なわなければなりません。現場では顧客や近隣の住人の窓口も努めなければなりませんし、1500件近い顧客のメンテナンスも担当してもらう上に、新規案件の現場調査には女性の設計担当と同行してもらいます。普通の大工にはちょっと無理な感じも否めない業務内容と役割ですが、経営者の私にとってはこれくらい出来て当たり前です。要は全員の大工が経営者と同じ感覚を持って業務に当たればその効果性は図りきれず、全てが出来れば経営者と同じ所得になればいいと思っています。私が目指しているのは全員が起業できる位のスキルを持ったスタッフとの全員経営で、今日の様な泣き言や紛糾もありながらも、自立循環型モデルを作りあげたいと思っています。これが全国に広まれば良いのですが、、


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新しい時代の「令」と「和」の実践。

平成31年4月1日 晴れ

新元号は「令和」

今日は新年度のスタートのお朔日。と言うよりは新たな元号が発表される日ということで、菅官房長官が記者会見を開き新たな元号を発表するまで日本中がソワソワする朝になりました。日本中の国民が興味津々で見守った新しい元号は「令和」と決まり、私としては少しピリッとした印象の漢字になったのだなと思いました。令という字を漢字ぺディアで調べて見ると①いいつける。命じる。いいつけ。との定義がはじめに書かれています。決まり事、ルールを守りつつ、和を以て貴しとなす、聖徳太子が定めたとされる世界最古の憲法、17条憲法への原点回帰という意味が込められているのかな、なんて感じました。

新元号は令和
新元号は令和

新しい時代に合ったネーミング。

新しい時代、元号が改まると共に世界は急激な変化を遂げており、狩猟生活を送っていた人類が農業革命、工業革命、サービス革命と、これまでその生業の中心を変化させてきた進化をこれまでにない位に加速させ、IT、情報革命はこれまでとは全く違う世界に私たちを誘っています。そんな現代において人間として令を尊び、和を以て社会を形成するのは非常に重要だと思うし、その意味ではとても良い元号になったのではないかと思っています。

適法でもダメな時代。

あらゆる情報が白日のもとにさらされる今の時代、法治国家にいる以上、法令遵守は基本中の基本ですが、今のネット社会で炎上している事例を見ると、単に法律を破っているだけではなく、人としての「あり方」を問われていることが数多くあると感じます。有名なのは、舛添元東京都知事が退任するときに口にされた言葉で「適法だけど、不適切」に今の時代に生きる大変さが代表されるのではないでしょうか。そんな令和の時代を生き抜くために必要なのは、法に縛られなくても正しい道を進みたいと思う原理原則に基づいた人として適切な判断を積み重ねることでは無いでしょうか。

建設業界の深い闇。

特に建築の世界では、建築基準法で定められているように国民の命を守ると言う重大な責任を負った仕事であるにもかかわらず、倫理観の不足、欠落がこれまでも何度も繰り返して問題になってきました。今もレオパレスによる施工不良が大きな問題になっていますが、長年この業界でリアルな現場を見続けた私からすると件の様な案件は山の様にあり、今問題になっているのは氷山の一角だと思っています。少し前にも免震装置の性能偽装がありましたし、一般消費者からブランドだと認められる大手ハウスメーカーやゼネコン、不動産会社が定期的に社会問題を起こすのは建設業界に全体的、かつ根源的な問題があると思わざるを得ません。

レオパレス施工不良 レオパレス施工不良

イマカネジブンは目的意識の欠落から。

その根幹の問題として、我々が生業としている建築業界は知識や技術、そして販売スキルの習得に重点を置くあまり、腰を据えて倫理を学ぶことから目を逸らして来たからではないかと思うのです。少なくとも経営者は事業計画、経営指針の策定の際に経営理念を考える機会くらいはあると思いますが、現場で建築実務に従事する技術者や職人が「何のために仕事をしているのか?」という設問を自分自身に投げかける機会は皆無と言っても過言ではありません。目的意識の欠落は「今だけ、金だけ、自分だけ」という最低な価値観、人として失格とのレッテルを貼られる様な考え方へ人を誘い込みます。そして、そんな判断基準を持つ(人がいる)と必ずと言っても良いくらい企業は破綻して来ました。

在り方を伝える。

逆に考えれば、そんな深い闇を抱える業界だからこそ、倫理観を持ち、何のために事業を行うのか?何のために働くのか?との問いを持ち、在り方を見つめ直して顧客に、現場に向き合う人や会社はユーザーからの支持を集めて然るべき。そして、それは単に善い行いができる善い人、善い会社になるだけではなく、地域や社会に必要とされて、息の長い商売、永続的なビジネスモデルの構築に直結すると思っています。私は社内でももちろんですが、一般社団法人職人起業塾で行なっている研修事業でも、「三方良し」に代表される日本的な倫理観、商売感を塾生に伝え、その考えの上に立って実務で「在り方」を伝える具体的な行動を自ら考え、顧客接点や現場で実践してもらっています。

「令」と「和」の実践。

建築業界では現場実務者に技術以外の教育を施すことに対して非常に消極的です。しかし、今までとは全く違う新たな時代には、これまでと違った取り組みをしなければ生き残ることさえ難しくなると思っています。「令」と「和」の文字の示す通り、守るべきを守り、和を作る取り組みとは、実際に現場で働く末端の職人などの実務者に、心を込めた仕事をすることで顧客からの信頼を勝ち取り、積み重ねることが未来の売り上げにつながる。お客さんの暮らしとともに自分たちの豊かな暮らしも支えるのだという当たり前過ぎる理論を今一度叩き込み、実践できる様にトレーニングを実施すべきだと思い、職人起業塾の研修で共に学ぶ場を提供しています。


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