ライフスタイルリフォーム。

 JUGEMテーマ:日記・一般

今朝は晴天の宇都宮から始動。
ホテルのベッドの上でいつものルーティンである筋トレをしてそのままの勢いで朝早くのやまびこに乗り込みました。

午前中は国分寺でクライアントと一緒にリフォームのご相談を受けたり、現場の調査をしたりしてみっちりとお仕事。
昼一番の新幹線で帰神して、夕方からは先日完工したマンションリフォームの引き渡しにお客様のお宅に伺いました。
ご紹介頂いた設計事務所の先生と完工のチェックをしたあと、時間に余裕もあったのでお客様がご自身で付ける事になっていた棚やフックの取り付けを設計事務所の先生と一緒に行って来ました。
久しぶりに造作材を触って、ドリルで穴をあけたり、ビスをねじ込んだりするのは思いの外楽しいモノで、汗をかきながら熱中してしまいました。
そして、少しでも自分の手をかけて作ったモノってやっぱり愛情が湧くと言うか、愛着が出るというか、、
棚とフックですっかり自分で作った様な気になってしまいました。(笑)
で、完成したのはこちら、
モアビという堅木を使って仕上がった内装に上に格子を組んで楽器の収納や観葉植物を吊るせるように、ということで、実用性を求めながら意匠にも拘った設計となっています。
シタールなど、インドの弦楽器吊るしたところ、
他の楽器や観葉植物がすべてセット出来たらまた写真を撮らせて頂きたいと思います、きっとかなり素敵な事になると思われますので、
今回のこのマンション内装のリフォームはお施主様が人生の節目を迎えられた事がきっかけで計画されました。
それまでの子育てや仕事に追われた毎日を少し転換されて、ご自宅をインド楽器の教室として奇麗に改装したい、というご希望です。
一概にリフォームという言葉で括ってしまうとその意味はとっても範囲が広くなります。
しかし、一言でリフォームと片付けれない程、その内容は多岐に渡っておりまして、同じ工事の様でもその意味合いは大きく違います。
経年劣化した建物を直す原状回復リフォーム、
使っていて傷む者を直すメンテナンスリフォーム、
外回りを中心に行う外装リフォーム、
キッチンやお風呂などを入れ替える水回りリフォーム、
建物の強度を見直す耐震改修リフォーム、
住まう方の動線をスムースにするバリアフリーリフォーム、
温熱環境を改善する断熱リフォーム、
電磁波をカットする為のオールアースリフォーム、
等々、その内容は多岐に渡り、リフォームに対する目的も千差万別です。
そして私たち工事人はその本質を良く見て施工したり計画を立てる事がとても重要だと思うのです。
そんな風に考えると、今回の案件はさしずめ、住まい方と共に時間の使い方、大げさに言うと生き方の転換に伴うライフスタイルリフォームと言ったところではないか、という風に思いました。
住まう人の年齢と共に、建物の目的は変わって来ます、リフォームという仕事は実はそこに最も重点を置いて、ライフスタイルの変化に沿った再適な工事を行うものだと思うのです。
顧客のライフスタイル、視点に立った計画と工事の実施を通して顧客の想いを実際のカタチに仕上げる事。
それが我々の大きな、そして永遠のテーマだと思います。
本質に目を向けて、モノ作り人として歩みを進めたいと改めて思った次第です。
な、ヒメー君。(笑)
そんな、リフォームな一日でした。

私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。
21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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業界の常識は世間の非常識。

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朝早く神戸から新幹線に乗って宇都宮に来ています。
栃木県自体、多分今まで降り立った事の無い場所で、知っているのは宇都宮は餃子が有名ってことくらい。
まあ、餃子好きの私としては一度は来てみたかった所ですので念願叶って、といったところではありますが、別にその為だけにはるばる来た訳ではありません。(笑)
建築業界の新築住宅についての研究会の活動で近年業績を著しく伸ばされているお会社の会社訪問と言うことでリアンコーポレーションというお会社にお邪魔して、外からはなかなか見る事の出来ないコアな部分の取り組みを見せて頂く事ができました。
リフォーム業界でも伸長著しい有名なお会社と言う事で北は宮城、南は九州まで全国津々浦々から数十社の方が参加されて大変な盛会となりました。
ショールームを見学させて頂いたあとは会議室で販売戦略などの今までの歩を細かな資料と丁寧な説明でご披露頂き、その後は参加者それぞれの近況やトピックスを発表しての情報共有。
お金で買おうと思ってもなかなか買う事さえ難しいような貴重な時間を過ごす事が出来ました。
G社長、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
そして研究会の皆様、お疲れさまでございました。
今回の宇都宮行で学んだことは、伸びている会社はそれなりにしっかりとした理由がある。ということ。
時流や流行などでたまたま業績が伸びるという様な事は全くなく、しっかりと顧客へ渡すバリューに焦点を当て、真摯に顧客の立場に立った価値を磨いている、ということです。
そして、印象的だったのは業界では非常識と思われるくらいのきめ細やかな顧客への対応とアプローチをおもてなしの心だと言い切られていた事でした。
そしてその心は顧客だけではなく、我々のような同業者に対しても遺憾無く発揮してくださいました。
今まで数多くの同業者に訪問して来ましたが、ここまで私たちを歓迎してくれて、細かな配慮を頂いた事はかつて無く、(細かな内容は控えますが、)まさに非常識なくらいの徹底ぶり。
まさに圧巻の一言でした。
業界の常識なんかに何の価値もない、そう改めて気付きを頂いた次第です。
神戸に帰ってから今回のこの学びを実践に落とし、すみれの顧客にもより一層高い価値をお渡し出来るようにしたいと思います。
結局、今回の宇都宮行は餃子なんかどうでもいい様な大変貴重な学びの時間となりました。
でも、お約束なのですこしだけ、
数ある有名店を抑えて最もうまい餃子として紹介された黒嵐さんの焼き餃子、なるほど美味しかったです。(笑)

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微差力とかけ算理論。

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今日も最高の青空が広がりました。
このところイレギュラーが重なって、日曜日の午前中に、という習慣の括りから逸脱しながらもなんとか繋いで来た1週間に一度、刃を研ぐ習慣として行っているランニング・ウオーキングに久しぶりにしっかりと取り組む事が出来ました。
少し人影も疎らになり始めた海岸は海から吹く浜風も涼しく、終わり行く夏を感じさせる雰囲気が早くも感じられました。
ま、照りつける太陽はまだまだ真夏の強さを保っていましたが、、
午前中の運動を終えてシャワーを浴びたあと、昼からはガッチリとお仕事でした。
建築屋らしく店舗の改装工事の社内コンペに参加してプランを書いてみたりなんかして、忙しく過ごしました。
階下の倉庫では現在進行中の店舗改装の現場の家具の仕上にを塗装店の職人さんが汗をかきながら励んでくれておりました。
盆も日曜日も無く忙しくさせて頂ける事に、クライアント様達に対する感謝もモチロンですが、この酷暑の中でもそれを進めてくれるスタッフや協力業者の職人さん達には本当に頭が下がります。
(あまり口に出して言いませんが、)本当に感謝しています、ありがとうございます。
さて、お題目は午前中のランニングの間何度も繰り返し思い出しては考えていた事で、先日あるクライアントとの打ち合わせのあとに、その業界の専門家であり、コンサルティングなどもされているお友達を(むりやり)誘って食事に付き合わせ、その後、(無理矢理誘った飲み屋さんで)飲みながら話していた話題です。(笑)
微差力とは、あの有名な斎藤一人さんが書籍にも著されて提唱された少しの差を付ける事を繰り返す事に寄って人生が圧倒的に素晴らしい者になる、という考え方ですね、
『微差力』という本から引用させて頂くと。
商売でもなんでも、人生、微差の積み重ねです。しあわせになるのも、笑顔だったり、天国言葉だったり、ね。しあわせに見えるような服装だったり、それの微差の連続なんです。その微差一個でグン、微差一個でグンって、あがるのです。ここが、おもしろいところで、やり得なんです。普通の人は、うんと努力して、ごほうびはちょっとです。だけど、本物は違います。本物は、微差の努力で、大差もらえるんです
こんな風に言われています。
本物は、という条件については意見が分かれる所と思いますが要は少しの努力の連続が重要であると言われています。
かけ算理論というのは日々積み重ねて行く事は絶対にプラスになるが、毎日、一年365日休まずに繰り返すというのは足し算ではなくかけ算になる、という考え方で、多くの方が書籍などに書かれていますが、お盆の間に読んだ吉本隆明氏と糸井重里氏が対談した本の中にも書いてあり、今一度再確認した所でした。
そういえば、私自身ももうすぐ丸5年が過ぎ、6年目を迎えるこのブログを書き続けて来た事によって、多くの学びや成果を享受して来たという実感があります。
微差、少しの努力とそれを毎日欠かさず取り組む事、簡単な様でとても難しいこの課題にこれからも真摯に取り組んでいこうと改めて思った次第です。
K谷さん、ありがとうございました、これからも引き続きよろしくお願いいたします!

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そこに山があるから登るのでは無く、遠くに山がある事を知るから登る。

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お盆が明けて、慌ただしい日常が始まったと思いきや、いきなり週末なのですね。
とはいえ、お盆の間も平常営業続けていたすみれでは、いまさらもう週末もなにもありません、今日は、ほぼ全員出勤に近い体制で終日バタバタとしておりました。
私はと言うと、昼休みに近所の散髪屋さんに出掛けた他は一切外出する事無く事務所で貝殻に閉じこもったヤドカリのように黙々とデスクワークに励みました。
パソコン相手にウンウンいいながら数字とにらめっこしてみたり、夕方からのミーティングに備えて会社のこれからの取り組みをマインドマップで整理してみたり、と地味ーな一日を過ごしました。
そんな夕方、ずいぶん飽きて来た煮詰まって来た時分にお客様から一通のメールがやってきました。
そのメールに添付して下さっていたのがこんな写真。
photo by H様
リフォームで何度もお世話になっているH様は趣味の登山に行かれる度に山頂付近で撮った絶景の写真を送ってくださいます。
今回は北アルプスの最難度の山で雪と岩の殿堂と言われる劔岳を制覇。
ということで、山頂の景色を何枚も写真に撮って送ってくださいました。
剱岳、山登りに興味がある者なら一度は登頂を目指す有名な山ですね、いいなー、なんてうらやましく思いながら遠く北アルプスの山々へ思いを馳せたりなんかして、、
スカッと胸がすく写真をしばし眺めてすっかりリフレッシュさせて頂きました。
H様、いつも本当にありがとうございます。
それにしても厳しそうな岩場と急な斜面ですね、命綱を頼りに登って来たということですので、大変だったというのも創造に難くないのですが、この美しい光景を見せて頂いて残雪残る北アルプスにどうしても登ってみたくなりました。
一応、9月には槍ヶ岳にトライする計画もありますので、是非とも実現させたいと思います。
O社長、河原さん、よろしくお願いしますよー、(笑)
それにしても、この高く厳しい山の頂きに一歩ずつ歩みを重ねて登り切るというのは大変な事ですよね、大山程度の山でヒーヒー言ってる同年代の友達もたくさんいますので、(笑)こうして写真を見ているだけでもおいそれとは登れる様な気がしません。
でも、不思議な事にチャレンジする事を心に決めた時点で夢にも思わなかったような高い山に登り来る事が出来るコトが決まってしまうのですよね、、
お客様が送ってくれた一枚の写真を見たことがきっかけになって日常では思いもつかない様な凄い事を成し遂げてしまうようになる訳です、ほんとに不思議ですが。
思考は現実化する。
と、ナポレオン・ヒルは成功の秘訣を説かれましたが、その『思考』というものが、自分の殻の中に閉じこもっていて次々に新しい発想が生まれてくる人は大変稀なのではないかと思うのです。
この写真を送ってくださったH様のように、高い頂きに登った人にしか見る事が出来ない景色を伝えてくださる方とのご縁を頂いて、疑似体験を通して強い刺激を受けることによってはじめて自分も頂点を目指してみようという意志を持つのだと思うのです。
そして、これは山登りだけに限った事ではなく、事業やもっと言えば人生そのものも先達とのご縁を頂きながら、目指すべき高い志を思考として頭に浮かべるのではないでしょうか?
(そんな訳で、)来週からまた立て続けに業界の研究会などの出張や勉強会、会合などが目白押しとなり、ろくに事務所に居ない日が続きます。
そんな中で刺激をたくさん受けたことを生かして自社の事業も高い山に登る決意を固めて行く事が出来ると思っています。
刺激や示唆を頂いたり、高い山の頂の景色を見せてくださるたくさんの方々とのご縁に感謝しつつ、我々すみれは地道に、そして確実に自社の歩みを進めて行きたいと思います。
理念の実現という高い山の頂点を目指して、ね。

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神戸ラーメン紀行VOL.64

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世間様もそろそろお盆休みもおしまい。
今日アタリから日常のリズムに戻るという事でドタバタと走り回る一日となりました。
今朝は少し早めに事務所を飛び出し、解体工事を終えて基礎着工を控えた建て替え工事の現場の地盤調査の立ち会いに向かいました。
その後は間髪入れずに大阪心斎橋に移動、地域型ブランド化住宅に採択された『木づなの家』というグループの会議に出席。
国交省からの助成金をうまくお客様の家作りに生かしてもらえるように、という話し合いを持ちました。


 

昼過ぎからはさくら夙川近くで工事中の建前を行っている現場に立ち寄って、まだまだ続く酷暑の中での作業を労ったりして、
それにしても建前日和というにも天気がよすぎる位の最高の天気でしたねー。
へろへろになりながらもキツい作業を進めてくれたスタッフに感謝です。
夕方は住吉に移動、店舗改装工事の打ち合わせをガッツリとこなしました。
打ち合わせ後は(無料で)コンサルティング的な意見を頂いている梅酒ソムリエも(無理矢理)巻き込んで現場近くのお店にてクライアントと一緒に食事を頂いたりして、、
とても楽しい(お仕事の)時間を過ごす事が出来ました。
Hさん、K谷さん、お付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
これを糧に最高のご提案を出来るように鋭意努力致しますので楽しみにしていてくださいね。
さて、このところ重たい目の記事が続いたのでたまには軽めの投稿をということで、70回目指し快調に積みかさねているラーメン紀行、64回目、行ってみたいと思います!
まずは、道頓堀発祥の大人気ラーメン店、最近心斎橋のお店をリニューアルしてラーメン店の新しいカタチを指し示すような新境地に突き進む感がある、こちら、
あっさりとやさいと豚を炒めた具はやっぱりおいしいですね。
お次ぎは名古屋の栄で食べた横浜スタイルの油そば。
ラーメンの面の硬さでうどんの太さは単純に食べにくい、と思うんですが、、



3番手は神戸のサンチカにあるラーメンストリートで4店舗によるガチンコバトルに敗北して退店が決まったというこちら、
消えてしまう前に、と行っておきました。笑

醤油トンコツラーメン650円 ― 場所: しんか写真: 神戸麺ロードガチンコバトルで敗北、退店決定のお店。
醤油トンコツラーメン650円
4杯目はラーメン激戦区に西宮地区の入口のおみせ、店名のイメージに忠実な一杯でした。笑
力一杯ラーメン、650円 ― 場所: 力一杯

今回の〆は大阪あびこの駅前にある大阪を代表する(らしい)らーめん。
どちらかと言うと韓国料理でした。(笑)
でも辛くてボリュームたっぷりの大満足な一杯でしたー。

鶴橋ラーメンしょうゆ大辛860円 ― 場所: 鶴橋らーめん食堂鶴心あびこ店
写真: 鶴橋ラーメンしょうゆ大辛860円

悪人正機。

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京都では大文字の送り火に火がかけられ、夏の終わりを告げられました。
空もすっかり秋模様。
鰯雲でしたっけ、
羊雲でしたっけ?
とにかく夏の雲ではなくなりました。
今日も(一応)お仕事、午前中デスクワークをした後は現場チェックに出掛けました。
おかげさまで今年のお盆は本当に忙しくさせて頂いて、現場のスタッフも盆休み返上で頑張ってくれました。
私はあまり現場の助けにはなっていませんが、一応、遠出は控えて近場でゴソゴソなお盆を過ごしました。
そんな私のこのお盆のテーマは読書。
硬軟取り混ぜて積み上げた未読本をこの機会に少しでも片付ける事に注力してみようと一念発起してみました。(笑)
そんなこんなで合間を見ては面白い本や面白くない本を片っ端から読みあさってます。(笑)
今日も夕方におっされーなカフェに行って読んでたのは面白くなさそうな題名の面白い本。
この手の本は目新しい事が書いてなくても結構楽しく読めますね、、
読了して、良かったらまたご紹介をしたいと思います。
さて、お題目は親鸞上人が提唱された教えの一つであり、すみれのトイレにも貼っているという私の根本的な思考と非常に重なる部分が多い考え方です。
Wikiから引用すると、

善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世の人つねにいはく、「悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや」。

この条、一旦そのいはれあるに似たれども、本願他力の意趣にそむけり。

そのゆゑは、自力作善の人(善人)は、ひとへに他力をたのむこころ欠けたるあひだ、弥陀の本願にあらず。しかれども、自力のこころをひるがへして、他力をたのみたてまつれば、真実報土の往生をとぐるなり。煩悩具足のわれら(悪人)は、いづれの行にても生死をはなるることあるべからざるを、あはれみたまひて願をおこしたまふ本意、悪人成仏のためなれば、他力をたのみたてまつる悪人、もつとも往生の正因なり。よつて善人だにこそ往生すれ、まして悪人はと、仰せ候ひき。

― 歎異抄』第3章


超、乱暴にまとめてしまうと、我々は全員、煩悩に振り回される悪人だと、
いくら善人ぶっても心の奥底には必ず煩悩の陰があり、真の善人などなり得る訳も無いのです。
そもそも、建築業界や飲食店など労働集約型の現場に従事する者は少なからず社会の枠組みから外れた者が殆どです。
そんな今の社会システムに適合出来なかった事自体、社会に出るまでの全体的な評価としては悪い訳です。
しかし、身体を使って、厳しい灼熱の夏を乗り越えてモノを作る作業をするには机にかじりついて学を積んだからといって到底出来ることではありません。
結局、人それぞれの役割みたいなものがあって、学歴社会的な善し悪しではなくって、その枠組みから外れる者も社会には必ず必要だと思うのです。
そして、そんな人間ばかりが集まった建築業界もまた、逆の意味でおかしな常識がはびこり、一般の方の当たり前の概念と遠く外れた世界で凝り固まっていたりもします。
それでも、(私を含めて)そんな人たちも社会的に必要な者だという意味で人並みの幸せを手にしないといけないと思うのです。
それが、私に取っての悪人正機です。
しかし、本当はどちらの立場に立ったとしても、自分たちが正しい、と思った時程、(相手側に取って)間違ったりするわけで、でも、本当はどちらも正しく、お互いに常に正義を持っている訳ですよね、
そんな善悪は表裏一体だという価値観を様々な角度から論じているのが、(左翼系)思想界の大家と言われた吉本隆明氏に糸井重里氏がインタビューしたこの本でした。
悪人正機という概念について分かりやすいかどうかと言われると、答えに困りますが、全てを断言しない本ってなかなか無いモノで、やんわりと方向性を示されるのが一番考えを深めるのかな、と思った次第です。
ま。悪人正機というテーマを持たずして読むと、何のこっちゃってことになるかも知れませんが、、
私の場合、表題に惹かれて手に取ったのが全てなので、買われる前に立ち読みをお薦めします。(笑)

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永遠の友情、永遠の報国。

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終戦記念日。
戦後67年という年月が経ち、戦争を経験された方もずいぶん少なくなって来ました。
私たちはモチロン戦争を体験として知っている訳ではありませんが、戦後20数年で生まれて来ているだけに、間接的な知識や、戦後の爪痕などを子供の時に見聞きしているような覚えがあります。
子供の頃、町中に出ると商店街に足や腕が無い傷痍軍人がゴザを敷き、軍服を来て包帯を巻いていつも寄付を募っていた姿は今も脳裏に焼き付いています。
そう考えると我々40代後半の世代って戦後生まれなのですね、、
いつも散歩の途中にお参りする近所の神社にも大東亜戦争の戦没者の慰霊碑が立ってあり、今朝はいつもと少し違う意味を込めてお参りに行き、手を合わせて来ました。
私はどのような理由があろうとも戦争に是非は無く、絶対悪だという風に思っています。
しかし、敗戦から67年という年月が過ぎ、戦敗国である日本、当事国としての凄惨な戦争の記憶が薄れ出していると感じる今、世の中の意識はすこし変わって来ている様な気がしています。
尖閣諸島、竹島、北方領土と今日の終戦記念日に照準を合わしたように国境を接する諸外国は日本の領土に対するプレッシャーを強めて来ました。
国土を守る、領土を侵させない事は国家としての最優先事項だと思いますし、その為に専守防衛の理念に基づいた自衛隊が存在している訳ですから毅然とした態度で臨んで然るべきだとも思います。
しかし、インターネットの中でそれらのニュースについてのコメントや書き込みは思いのほか好戦的というか、戦争を厭わずに相対せよ、と言った論調が多く見受けられ、戦争放棄という高い理念を持った今の日本国憲法を無いものにしようと言う風潮が強まっている様な印象を受けました。
戦争=絶対悪。
あと一巡世代が変わればそんな価値観を持つ人が日本には少なくなるのかな、と思うとともに、子供達に戦争の恐ろしさ、無意味さをもっと丁寧に教えていかなければならないと感じました。
そんな事を思いながら今日は家族でお墓参りに行きました。
1つ目は妻の母、娘からするとおばあさんのお墓。
この夏、家族で富士山に登って来た報告と、もっとお義母さんの期待に添う様な幸せを家庭で実現出来るように誓って来ました。
2つ目は若くして無くなった子供の頃の親友のお墓。
墓前に手を合わせ、心の中でつぶやいた事は、、
幸せになっていますが、いいですか?
という問いかけでした。
小学校5年生の春休みに転校して、誰一人知っている友達がいない新しい学校に通うことになったとき、偶然前の団地に同じように転校して来た子供がいました。
新学期が始まる前に友達が出来て、一緒に登校出来た事は本当に嬉しくて、不安から始まるはずだった転校後の学校生活が一転してとても楽しいものになった事をいまも憶えています。
その彼とは小学校、中学校とずっと共に過ごし、中学校では部活動も一緒、悪い事をするのも一緒で、喧嘩もしましたが本当に無二の親友という関係が続きました。
中学校を卒業後、彼は夜間高校に通いながら就職し、私は一応高校に通い始めました。
それからも親交は続き、幼いながらもそのうち一緒に仕事をしような、などと将来の夢を語る事もありました。
私も彼も学校では落ちこぼれの厄介者でしたので、どうあがいてもまともな会社に就職してサラリーマンとして一生を過ごせる訳は無く、なんとか自分たちの力で人生を切り開いて行かないとしょうがないってこともあり、ハンパモン同志、力を合わせてビッグになろうぜ、的なことをよく話していた様な気がします。
しかし、残念ながら、その彼は17歳の若さでこの世を去りました。
その時の悔しさ、悲しさは未だに記憶の中で薄れる事は無く、砂を噛む様な感覚となって今も私の身体の中に残っています。
私と一緒にしよう、と言っていたのは何だったか、
彼がしたかった事は何だったか、
事あるごとに彼の墓前に行き、繰り返しそんな事ばかりを考える日々が続き、それから間もなく私も学校を辞めて、自由に生きる事を模索しながら社会に出て働き始めました。
彼が生きたかった人生をオレが歩む。
そんな風に思っていたのがそれから私の生きて来た人生のモチベーションの全てだった気がします。
自分の人生を天からの彼の目を意識して客観視するようになった私は現状の不満を我慢する事無く模索を続け、職を転々としました。
一人で遠くに旅に出たり、山奥に住んでみたり、自由で楽しそうな職業を目指してみたり、普通の人では続かないと言われた厳しい職場で働いてみたり、独立起業出来るようにと職人に転職してみたり、、
振り返ってみれば長い間、私の行動の基準は全てそんな事でした。
そして自分の身の回りの環境が変わる度に彼の墓前に行き、
これでいいか?
これで間違えてないか?
これがやりたかったことか?
という問いを繰り返して来たのでした。
その結果が今。
家族と一緒に墓前に向き合い、今もやはりこれで良かったか?と問いかけます。
そして、今年はなんとか人並みの幸せを掴めているよ、という報告も一緒にしてみました。
幸せにな

真贋

 

隣の会社の社長に種から育てたという苗を頂いたゴーヤは次々と美味しそうな実を付け始めました。
昨夜から未明にかけて激しい雨にさらされてた神戸では各地で電車の不通や停電などのトラブルもあって大変だった方も多かったみたいですが、たっぷりと自然の雨を吸い込んだテラスの植物達は心無しか瑞々しく元気そうに見えました。
あまりの激しい雷雨に夜中(か明け方)に何度か目を覚ましたりもしましたが、朝になって目を覚ました時は秋を思わせる涼しさで、爽やかに一日のスタートを切りました。
世間様はすっかりお盆休みということで、WEBからは楽しそうなバケーションを満喫されている記事をたくさん目にしますが、すみれはというと至って平常営業のまま、、
ローテェイションで休みを取っているものもおりますが、進行中の現場が多くあり、多くのスタッフが盆休み返上で工事を進めています。
事務所のメンバーも交代で出勤してくれており、お客様からの連絡にいつでも対応出来る体制で頑張ってくれています。
忙しくさせて頂いている事に感謝する事しきりです。
そんなこんなで私も今日はフツーに出勤、一日中事務所に缶詰で溜めまくっている書類仕事等の片付けに没頭。
普段ろくに事務所のデスクにジッと座っている事が無いので、丁度良い機会ということで、ずいぶんとサクサク仕事を進める事が出来ました、来社される人も無い、電話も全くかかって来ない環境って、本当にいいモノです。(笑)
ま、夕方は早めに切り上げてお盆らしく、母親や妹家族、叔父、叔母に従兄弟とその子供達と一緒に食事に行ったりもしましたので、それなりに非日常のイベントを楽しんだりもしましたが、
大勢で食べるご飯っていいもんですね、またチョイチョイ企画したいと思います。
みんなまたねー、(笑)
さてお題目はこのお盆の期間中に遠出をやめたこともあり、チャレンジしている積読本の山の切り崩し作戦で片付けた中の1冊。
最近とんと少なくなった本のご紹介です。

またえらい左寄りですなー、と言われてしまいそうですが、最近は(同業者さんとの政治談義のフォーラムでも)すっかり左派ということで通っているので悪しからず。(笑)

吉本バナナさんのお父さん、隆明氏については以前にも一度このブログで取り上げているのですが、私が繰り返し考えを巡らしている表裏一体論についての著書や語録が多いという事でイデオロギーや評論家としての姿勢に惹かれてという事ではなく興味を持って著書を読んでいます。

以前のブログはこちら、

自己表出と指示表出。

2007年に編集者が吉本氏にヒアリングをして著した書という事で、口語調の文章がとても読みやすく、切り口鋭い内容もやもすれば優しく説いている様な雰囲気になっておりサラサラと読み進める事が出来る軽めの一冊になっています。
しかし、題名に『真贋』という取っ付きにくく、重たいテーマを掲げてあるだけの事はあり、利と毒、善と悪という簡単に割り切る事の無い相反しながらもお互いが支え合う様な難しい関係性を読み解く鍵がちりばめてありました。
それは私の事業を行う上でのテーマの一つでもある『悪人正機』の考え方を現在の状況に合わせてより深く理解する上で大きな示唆となった気がします。
善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、
と、親鸞上人が説かれた逆説的な言葉が人の心の深みを覗けばまさに真理だということを、いろんな角度から切り取って分かりやすく解説している書といって良いのではないでしょうか。
その他にも政治の事、子育ての事、老いについて、コンプレックスについてや日本人論など幅広く様々なテーマについて真贋、表裏、陰陽を見極める観点から齢80歳を超えた円熟した視点で持論を展開されていました。
軽く読めるが深くも読める、というなかなかの一冊でした。
あ、(自称)右派のUさんもたまにはこんなのもいかがすか?(笑)

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目的と手段についての考察 vol.14 ~目的の手段化への落とし穴~

多くの感動と共に日本中を寝不足にしたロンドンオリンピックも終わり、スポーツの話題は夏の定番、高校野球へと戻って来た感じです。
それにしてもオリンピックの閉会式の初めにスパイスガールズの再結成とは驚きました、
懐かしかったけど。(笑)
世間様ではすっかりお盆休みに入られて、FB(Facebookね、)ではバケーションを楽しまれている投稿一色、皆さんが撮られた奇麗な写真をみて、墓参りと近場をウロウロするくらいしか予定を立てていない私もあちこちに遊びに行った気分になりました。
焼き肉の煙だけでご飯を食べてる気分です、皆さんありがとうございます。(笑)
昨日の日曜日は朝早くから仲良し同業者さん達とのゴルフという事で、毎週の週間であるランニング・ウオーキングに行けませんでしたので、今日は振替ということで朝から海まで走って来ました。
お盆と言うと海では夏の終わりです。
大蔵海岸はたいして賑わっているという程でもないような、人出は少し寂しい感じでしたが、それでも楽しそうに浜辺で遊んでいる家族連れや若者達はまだまだ夏を満喫されていました。

 

クラゲが発生してますので気をつけてください~
などとアナウンスも流れていて、浜からの風の涼しくなったのと相俟って終わり行く夏を感じることになりました。
先々週は膝の故障でほぼウオーキング、先週はランニングではなくて山登りだったということで、本格的に走ったのは少し久しぶりです。
ただ、血液検査の結果で悪かった肝臓の数値が平均値に戻った事を知ったからなのか、最近さらにひと絞りして体重が65kg台に定着したからなのか分かりませんが、身体はとても軽く、軽快にランを楽しむ事が出来ました。
あまり通らない傾斜のきつい坂道ルートを通ってみたりなんかして、、
高いモチベーションでご機嫌に走ることが出来ましたよ、
お題目は久しぶりに走りながら考えを巡らせた事について、
音楽を聴く訳でもなく黙々と一人で走っていると様々な事が頭の中でぐるぐると廻り出し、走りながらそれらについての答を探してみたりします。
走りながら、このところの自分の周りにおきた事をつなぎ、照らし合わせてみました。
昨日お客様宅で見せて頂いた、植木を何年もかけて好みのカタチ嵌めてに強制的に作りあげる、ということと、人に自分の(カタチを嵌めて)価値観を押し付ける事の是非。
このカタチに嵌めるということの意味を考えていました。
思った通りのカタチに作り上げることというのはある意味において目的です。
カタチという意味は幅広く抽象的ではありますが、大きな意味で自分が目指すカタチとは自分の価値観を体現することであり、その為に懸命に人生に取り組んでいるという一面がある事は確かです。
しかし、その為に人に自分の価値観を押し付ける事を是とする事はあってはならないことであるのももっと基本的な部分で重要、というよりも自明の理ですね。
自分自身、習慣というカタチに拘り、そのカタチを守る事で多くの問題を解決したり、目標達成を繰り返して来た経験則、成功体験を糧にしており、それにに基づいて全ての思考の基準を持って判断しているのを自覚しているだけに、その価値観をつい、人に押し付けてしまいがちです。
これが、目的の手段化を広げてしまう問題の根本ではないかと気付いたのです。
たとえば、茶の湯の作法のようにカタチを極め、細かな所作を身につける事によって茶の湯の本質を知る事が出来るといった、カタチから本質へのアプローチは、最終的な茶道を極めたいという目的意識があってこそ成り立つ手法であり、ただの強制であれば拷問と大きく変わりません。
根本となる考え方や、価値観の共有が出来ていない場合に、とにかくカタチを覚えろと、強制した時点で目的と手段が逆転してしまうということです。
そんな乱暴な手法でも、最終的にはうまく行くケースもあるのでしょうが、アプローチの方法論としては根本的に間違っているという部分で、大きなリスクを将来に持ち越してしまうことになると気付いたのです。
世の中はすべからく表裏一体、日が射せば陰ができ、善人だと自認するほど悪人になる。
間違いない!と、確信を持てば持つ程過ちに近づいている事を忘れる事無く、全ての人やモノの持つ多様性を認めることを大前提として、カタチに嵌めるスキームやシクミ、システムを提示したり運用したりする前に、しっかりと価値観の共有を行う時間を持つ事が(今更ながら)最も重要な事だと思った次第です。
花をつけたミントの葉は硬くなり苦みがでます。
それは終わりではなく、来年の楽しみの為のスタートを切るという喜びを持って受け入れなければならないということ。
久しぶりの一人きりのランニングはとてもいい気付きの場となりました。
この考察も久しぶりに更新できたしね、(笑)
ちなみに、今までの目的と手段に対する考察のバックナンバーはこちら、
https://shokuninshinkaron.com/?search=%CC%DC%C5%AA%A4%C8%BC%EA%C3%CA%A4%CE%B9%CD%BB%A1
私たちすみれ建築工房は


『建築業を通して地域社会に貢献する』
を理念にモノづくりの本質を守り、

>『設計、施工の内製化、作り手の地位向上』
をミッションとして日々社業に励んでいます。
EM珪藻土山崎の無垢杉材を使った自然素材の新築住宅。

21日完工システムでこだわりの繁盛店を作る店舗デザイン施工。
を神戸の西の果てで誠心誠意の自社設計・施工で行っています。
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お盆だけに盆の話。

JUGEMテーマ:日記・一般
世間様はすっかりお盆休みですね、すみれスタッフはローテーションでおやすみを頂いてますが、会社自体はずっと通常営業を行っております。
お盆休みの間に工事を済ましていまわないといけない現場も複数動いており、会社にいるとお盆である事を全く感じる事はありません。
動いている現場が多いという事もあり今年は私も遠出の予定はなく、近場をウロウロとお墓参りに行ったり、積み上げた本を読んで過ごそうと思っています。
というわけで、今日は少しだけお休み気分を味わおうと仲良し同業者の皆さんと山に芝刈りに、
天気予報の雨の予報を覆しての好天に適度に陽も陰って、夏のラウンドとしては最高のコンディションでした。

 

ご一緒頂いた皆様、楽しかったっすね、ありがとうございました。
暑さ対策として朝早くから廻ったゴルフはラウンドを終えて帰ってもまだ時間は早く、夕方は溜まっていた用事をすこし片付けることができるなど、有意義な時間を持つ事が出来ました。やっぱり早起きは得だねー、と、再確認。(笑)
帰りの道では夏の終わりの風物詩、百日紅が満開になろうとしてました。
お題目は夕方少しだけ伺ったお客様で教えて頂いたこと、と気付きです。
もうかれこれ8年来のお付き合いを頂いているK様は植木の手入れで本職を凌ぐ程の腕前を持たれています。
K様曰く、
ただ生えて来て伸びて来た枝を切り落とし整えるだけでは美しさなんて生まれてこない。
自分の感性で植木に負荷をかけて、強制してカタチを作っていく事で木々がそれを受け入れて完成されたときはまるで自然にその美しいカタチになったかのように見えるのだ。
ということで、今は切り戻しといって(植木の枝葉で作った)盆の古くなった葉や枝を切り落として新しい芽がふくようにしてるんやー、と以前は奇麗な丸い盆になっていた枝を破壊的に切り落としておられました、
時間が経ったら、前よりもっといい枝ぶりになって再生するんやで、
とのこと。
再生中の盆はこんなかんじ、
自然に育つものは美しく、それだけでも十分な価値があると思います。
しかし、人間の文化とは自然のものに意思を反映させて自然と共生することなのだと改めて。
そして、美しいものを持続させるには絶えず古い枝葉を切り落とし新しい芽を出させ育てることが重要であり、それは行う事は植林の間伐と同じように人の驕りでもなんでもなく、植木にとっても重要な事で、幹がダメになったら違う枝を育てて幹に変える事さえできるのは、人間とのまさに相互依存の関係性だと思うのです。
(伺う度にいつも聞かせて頂ける)K様の植木に対するレクチャーは今日もとても考えさせられるお話でした。
ありのままの自然を美しいと思う心、
ありのままの自然のように見える造形を美しいと思う心、
これもまた、世の中すべからく表裏一体ということの一つかも知れません。
盆だけに、お盆の話という事で、、(笑)

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